JP2004057750A - 粘着フィルター式マスク - Google Patents
粘着フィルター式マスク Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004057750A JP2004057750A JP2002249743A JP2002249743A JP2004057750A JP 2004057750 A JP2004057750 A JP 2004057750A JP 2002249743 A JP2002249743 A JP 2002249743A JP 2002249743 A JP2002249743 A JP 2002249743A JP 2004057750 A JP2004057750 A JP 2004057750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- dust
- mask
- air
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
Abstract
【解決手段】濾過用フィルターは、無数の繋いでいるトラップ室により形成した折曲がる空気の通路で、その中の各トラップ室に粘着剤が塗布されており、空気中の花粉や粉塵などは空気の流れによりトラップ室の壁にぶつかり、壁上の粘着剤に取られる。花粉やより大きい粉塵などは全部トラップ室の壁にくっ付いているので空気の通路を邪魔することはない。目詰まりが生じない。
オイルダストを濾過する場合、トラップ室の壁に粘着剤を塗らなくても、トラップ室中に空気の流れ方またオイルダストの粘着性によって濾過できる。しかも目詰まりが生じない。
マスクの各部分を一つのカバーによって連結、固定する。外観の全体性が強調され、ファッション性を向上する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は花粉、粉塵、オイルダストなどの濾過マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の各種のマスクには繊維製また活性炭素フィルターがよく使用される。異物がこれらのフィルター上に溜まると目詰まりが生じる。網目が大きければ小さな埃は通過してしまい、網目が小さければ濾過効果が高まるが、逆に目詰まりやすくなる。目詰まりが生じると、フィルターは空気の濾過機能が落ち、通気性も悪くなり、空気抵抗が高まる。また平面的な繊維エアフィルターでは通気機能と濾過機能が同じ平面にあるので、通気機能と濾過機能の両立ができないことがエアフィルターの機能を向上する面においても、大きな問題点になる。
【0003】
一般の市販されているガーゼや不織布の花粉マスクは、これらのマスクを用いることにより、花粉の透過を軽減することが可能である。しかし、このような花粉マスクは花粉を濾過するために、目が非常に小さくなっており、通気性が悪く、目詰まりが生じやすく、息苦しくなる。マスクの周辺から花粉、粉塵などが吸い込まれる。密閉性も問題がある。
構造のより複雑な防塵マスクは初期の段階では濾過効果がよい、呼吸も楽にできるが、時間が経つと目詰まりも生じ、通気性が悪くなり、しだいに効果も失っていく。濾過率の高い防塵マスクは花粉の濾過にも効果があるが、体積が大きく、ファッション性のないことで、一般の生活環境に使いにくい面に問題がある。
また、一般の花粉マスクと防塵マスクは粘着性のオイルダストに弱い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は細かい花粉から一般的な粉塵、オイルダストまで幅広い範囲で利用できる。目詰まりのない、濾過率が高く、外観も考慮した新型マスクを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために新しい構造、また、空気を濾過するフィルターは自社が開発した粘着エアフィルターを採用する。
自社が開発した粘着エアフィルター(自社が開発した粘着エアフィルターの特許申請番号:2000−249000)は2つ以上の断面の形は鋸歯状部材と固定用部材により構成された空気の入口と出口のある四周を密閉する空間の内側には、無数の三角形の空間(以下トラップ室という)が形成され、各トラップ室が反対側のトラップ室と繋がっている。入口側にある第一トラップ室と出口側にある最後のトラップ室以外の各トラップ室が反対側の2つのトラップ室と繋がっている。各トラップ室には粘着剤が塗布されている。無数のトラップ室により折曲がる空気の通路を形成する。
【0006】
粘着フィルターの入口から入った空気は真直ぐに進まず、最初のトラップ室に入り、大きな粘着性面積を持つトラップ室の壁にぶつかりながら、複雑な流れになって、次と次のトラップ室に入っていく。このような過程は何回も或は何十回も繰返され、出口から出た空気は、綺麗に濾過される。吸い気弁を通って、人間に吸い込まれる。空気中の花粉や粉塵などは空気の流れによりトラップ室の壁にぶつかり、壁上の粘着剤に取られる。空気の流れは各トラップ室で少なくとも2回以上壁とぶつかる。花粉や粉塵などの異物は何百回か粘着材と接触したあと粘着フィルターを通過することが極めて困難である。花粉やより大きい粉塵などはトラップ室の壁の粘着剤に付着しているので空気の通路を邪魔することはなく、目詰まりが生じない。
【0007】
大きな面積をもつトラップ室の粘着性壁と(実験に使用した日石の無毒、無害エバータック粘着材は浸透性があり、少し時間が経つと、粘着材表面に付着した花粉、粉塵など異物の表面が新しい粘着層を覆うようになる。)粘着性の強い、浸透性がある粘着剤により、高い濾過効果と濾過機能がより長時間持続することができる。
オイルダストを濾過する場合、トラップ室の壁に粘着剤を塗らなくでも、トラップ室中の空気の流れ方またオイルダストの粘着性によって濾過できる。
【0008】
または、粘着フィルターなどマスクの各部分が一つのカバーにより連結、固定される。外観の全体性が強調され、ファッション性を向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜4に基づき、本発明の望ましい実施形態を説明する。
図1、図2はこの発明が使用する粘着フィルターの基本構造を示したものである。鋸歯状部材1aと形、長さが同じ部材1bは図1のように逆向きをし、上下に少しずれの位置に配置される。側面と上下固定用部材1c、1dと1e、1fは鋸歯状部材1a、1bの位置を固定し、また周囲から空気が入らないように密閉する。
【0010】
これらの部材により周りが密閉的で空気が通過できる特殊な通路が構成され、この特殊な通路の両側には向きの違うトラップ室(三角形の空間)がたくさん設けてある。各トラップ室には無毒、無臭、乾燥に強い粘着剤が塗布されている。この通路は入口から入った空気を屈折させ,特殊な空気の流れを作り,粘着材により空気中の異物を濾過する。
1gは空気の入口、1hは空気の出口、1iはトラップ室、1jは粘着材である。
【0011】
本発明に使用する粘着フィルターは使用環境と目的に合わせて、部材1aと1bの面積,角度などを調節して,通気量と濾過率を、通気量の拡大、縮小の調節ができる。
また使用目的、環境によって、粘着トラップ室を増やしていくと、もっと高い濾過機能を持ち長時間使用できる大型粘着エアフィルターになる。
【0012】
一般的に図1のように入口を上にして、フィルターの全体を縦にして、使用するほうが望ましい。
【0013】
本発明の粘着フィルター式マスクの全般構造について
図3、図4において、1は粘着フィルターで、導気管15により左右2つのフィルターがつながる。導気管15の上に吸気弁16を設けてある。吸気弁16は2を通して、使用者の口周りの密閉された空間と連結している。2は口周りの空間を密閉するための弾性材パッキンである。5は鼻の周りを密閉する弾性材パッキンである。2と5の上に溝3と6を設けてある。7はマスクカバーで、マスクカバーの裏には突起部の8と9がある。マスクカバー7の両端部に粘着フィルターを固定するためのベルトを通す穴14、正面には口と鼻が共に利用できる排気弁10が設けてある。
【0014】
マスクカーバ7裏の突起部の8と9をパッキン部の溝3、6の中に差し込み、マスクカーバとパッキン部により口と鼻を分けて二つの外気を遮断する空間を形成する。この二つの外気を遮断する空間はマスクカバー突起部の8に設けられた通気穴11とパッキン2に設けられた凹み4によって、つながることになる。
【0015】
固定用ベルト17をマスクカーバの固定穴14を通して留め具で留める。粘着フィルターは固定用ベルト17、マスクカバーフィルター固定辺13、フィルター固定角12などにより固定される。
【0016】
フィルターは交換できる。用途に合わせてサイズの違うフィルターも交換できる。
【0017】
【発明の効果】
内部の構造で粘着フィルターに入った空気はフィルター内壁に繰り返し接触しながら、前進する。最後にフィルターを通過する。フィルター内壁に粘着性の強い粘着材を厚めに塗ってあり、肉眼に見えない小さな埃、花粉などの異物は一回粘着材に触れると再び離れない。しかも粘着材の染み込む性質により一度取れた異物の表面にまた新しい粘着層ができるので、粘着面積が大きく、濾過率が高く、効果が長持ちである。長い間粘着効果がある。空気の流れに乗ってフィルター内部に入った花粉、粉塵など異物は粘着性の強い粘着材を塗った壁に何百回も衝突することになるので、極めて高い濾過効果がある。
【0018】
濾過した異物はトラップ室の壁に付着しているので、空気の通り道を妨げることがない。目詰まりが生じなく、特に粘着性を持つオイルダストに対して、効果的である。
【0019】
濾過機能と通気機能が同じ平面に存在していないので、使用環境、目的に応じて、通気量と粘着面積の比例が調整できる。通気量と濾過率が両方ともアップできる。
口と鼻を分けて密閉するのは密閉しやすい、死積もすくない、
コンパクトで全体性が向上し、視野の邪魔がなく、防塵マスクだけでなく、一般の生活環境中の花粉マスクとしても気楽に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粘着式フィルターの構造を示す立体図
【図2】粘着式フィルターの断面図
【図3】粘着フィルター式マスクの構造を示す立体図
【図4】粘着フィルター式マスクの構造を示す側面図
【符号の説明】
1a、1b 鋸歯状辺部材
1c、1d 側面固定用辺部材
1e 上部用密閉部品
1f 下部部用密閉部品
1g 空気の入口
1h 空気の出口
1i 粘着面
1j トラップ室(三角形空間)
1 粘着式フィルター
2 口周りの空間を密閉するための弾性材パッキン
3 口周りの空間を密閉するための弾性材パッキン上の溝
4 口周りの空間を密閉するための弾性材パッキンの上に設けられた通気口
5 鼻の周りを密閉する弾性材パッキン
6 鼻の周りを密閉する弾性材パッキン上の溝
7 マスクカバー
8,9 マスクカバーの裏に設けた突起部
10 排気弁
11 マスクカーバ突起部の8に設けられた通気穴
12 粘着フィルターを固定する角
13 粘着フィルターを固定するための辺
14 粘着フィルターを固定するためのベルトを通す穴
15 導気管
16 吸気弁
17 粘着フィルターを固定するベルト
18 マスクを固定するベルト
Claims (8)
- 空気の入口と出口があり、周りが密閉された空気の通路の内部には三角形の空間が多数あり、それぞれの三角形の空間が反対側の三角形の空間と繋がり、各三角形の空間の中には粘着剤を塗布したフィルターを使用することを特徴とするマスク。
- 上記フィルターの各三角形空間に粘着剤を塗布しないフィルターを使用することを特徴とするマスク。
- 外側にマスクの各部分を連結、固定する一つ大きなカバーを設
けた上記 - 、
- に記載したマスク。
- 外気を遮断するための接顔面パッキンを鼻部と口部両方に設けた上記マスク。
- 上記フィルターをマスクの両側に配置した上記マスク。
- 吸気、排気単方向弁を設けた上記マスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002249743A JP2004057750A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 粘着フィルター式マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002249743A JP2004057750A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 粘着フィルター式マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004057750A true JP2004057750A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31944272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002249743A Pending JP2004057750A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 粘着フィルター式マスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004057750A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007190255A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Joshoku Rin | 濾過材ボックス付きマスク |
JP2008206727A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Juntendo | 気管支喘息体感マスク |
JP2009066297A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Kao Corp | マスク |
JP2016506791A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-03-07 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 清浄空気吸入室を有する呼吸用マスク |
JP2020505529A (ja) * | 2017-01-18 | 2020-02-20 | タービニット テクノロジーズ リミテッド | 空気から微粒子を除去する装置 |
GB2609314A (en) * | 2021-07-21 | 2023-02-01 | Secr Defence | Filter |
-
2002
- 2002-07-26 JP JP2002249743A patent/JP2004057750A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007190255A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Joshoku Rin | 濾過材ボックス付きマスク |
JP4496173B2 (ja) * | 2006-01-20 | 2010-07-07 | 淨植 林 | 濾過材ボックス付きマスク |
JP2008206727A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Juntendo | 気管支喘息体感マスク |
JP2009066297A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Kao Corp | マスク |
JP2016506791A (ja) * | 2013-02-01 | 2016-03-07 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 清浄空気吸入室を有する呼吸用マスク |
JP2020505529A (ja) * | 2017-01-18 | 2020-02-20 | タービニット テクノロジーズ リミテッド | 空気から微粒子を除去する装置 |
GB2609314A (en) * | 2021-07-21 | 2023-02-01 | Secr Defence | Filter |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101959664B1 (ko) | 들숨 및 날숨 필터링이 가능한 공기청정 마스크 | |
CN108136237A (zh) | 过滤面罩保持器 | |
JP2009247735A (ja) | 防塵マスク | |
JP2013536037A (ja) | マスク及びその製造方法 | |
TW201618831A (zh) | 口罩、口罩用過濾包及通氣過濾方法 | |
US20200268071A1 (en) | Rapidly Deployable Face Mask | |
GB2564408A (en) | Anti-pollution mask | |
JP2004057750A (ja) | 粘着フィルター式マスク | |
CN208799692U (zh) | 一种防护型呼吸口罩 | |
RU2297259C2 (ru) | Респиратор | |
WO2018023889A1 (zh) | 一种口罩 | |
KR20090105277A (ko) | 화재용 공기 정화 호흡 장치 | |
KR102280478B1 (ko) | 미세먼지 방지 투챔버 마스크 | |
KR20040083183A (ko) | 복합필터가 내장된 휴대용 마스크 | |
KR200358411Y1 (ko) | 공기청정 마스크 | |
CN214854497U (zh) | 一种人体呼吸用气体高洁净低阻力过滤器 | |
KR200282997Y1 (ko) | 항균마스크 | |
JP2003181231A (ja) | 粘着式通路型エアフィルター | |
US20230117086A1 (en) | Face mask in a cup shape with sticky micro droplets sprayed between its synthetic mesh layers | |
CN212067493U (zh) | 一种安全性能高的防毒口罩 | |
CN216315726U (zh) | 气溶胶专用防护口罩 | |
CN212165021U (zh) | 一种单向多腔除湿面罩 | |
RU2733254C1 (ru) | Радиальная защитная респираторная маска | |
KR102114649B1 (ko) | 필터 교체형 코 마스크 | |
CN108175969B (zh) | 一种径流式化学实验防毒面罩 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050419 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20050419 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050602 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20050617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050712 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051220 |