【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身障者あるいは足部に疾患のある人が、例えば凹足、偏平足、関節性リウマチ、たこ、うおの目などの疾患を足部にある人が、リハビリテーションの際に履くサンダルに関し、特にプールを利用したリハビリテーションの際にプール内あるいはプールサイドで履くサンダルに関するもにである。
【０００２】
【従来の技術】
身障者あるいは足部に疾患のある人、例えば凹足、偏平足、関節性リウマチ、たこ、うおの目などの疾患を足部にある人は全身の運動、特に身体の筋力を向上させるために水の抵抗あるいは水の浮力を利用してプール内で運動している。
【０００３】
このようなプール内を利用した運動を行う際に、身障者あるいは足部に疾患のある人達は、通常素足でプールサイドを歩行したりプール内に入って運動をしてリハビリテーションを行っている。ところで、このよう人達のうち、特に足腰に疾患のある人はプールサイドやプール内を素足で歩行するだけで、足裏すなわち足底部に痛みや違和感を覚え、適正なリハビリテーションが行えない問題がある。
【０００４】
このような素足における足裏の痛みを回避し違和感を無くすために、海水浴場において砂浜で履くゴム製やプラスチック製のぞうりやサンダルなどを履くこともあるが、これらのぞうりやサンダルは通常の健常者が着用するものであり、通常のこれらのぞうりやサンダルは履いていても脱げやすく足と一体感がなく、ときには足先を締めつけたり重量があって足先に負担を掛けることがあり、特に身障者あるいは足部に疾患のある人達がこのような足先や足裏に負担を覚えることなく、かつ、プールサイドで水により滑ることなくリハビリテーション用に使用できるようなものではなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の従来の問題点を解決するもので、身障者あるいは足部に疾患のある人達がプールを利用したリハビリテーション運動の際に着用して、足と一体感があり、かつ、軽量であって足先や足裏に負担を掛けることなく、そして、水で滑り易いプールサイドでも容易に滑ることなく安全であるリハビリテーション用のサンダルを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項１の発明では、底部と甲皮部と甲側部とかかと部からなり、足指を露出して履くサンダルにおいて、甲皮部と甲側部とかかと部と底部の内側部から本体を形成し、本体の甲皮部は底部の内側部の前端と連続する折返し部で上部後方へ折り返されて足甲を覆う甲皮部に形成され、その折返し部は指間に通す鼻緒に形成され、折り返した甲皮部の先端は中央部に凹みを有し、その両端が側方に延びて甲側部に重なり係止する係止片に形成され、かつ、本体の甲側部とかかと部は底部の内側部の両側部および後部から連続して立ち上がって甲側部とかかと部に形成され、底部の内側部は二重底のポケット部を有し、かつ、底部の裏側面はグリップ性能に優れた弾性小突起部を全面に形成したシート材からなることを特徴とするリハビリテーション用サンダルである。
【０００７】
請求項２の発明では、本体は表側をジャージと内側をゴムとするウェットスーツ用の合わせ素材から形成していることを特徴とする請求項１の手段のリハビリテーション用サンダルである。
【０００８】
請求項３の発明では、本体は表側をポリエステル繊維やウレタン繊維などからなるストレッチ生地とし内部をウレタンスポンジ等のスポンジ素材からなる合わせ素材あるいはタンニン鞣皮などから形成していることを特徴とする請求項１の手段のリハビリテーション用サンダルである。
【０００９】
請求項４の発明では、折返し部の鼻緒は折返し部の中央に第２指、第３指、第４指を通す指穴を開口しこの指穴の両側により形成し、折返し部を折り返した際に甲側部前端と折返し部の両側間に形成される左右の指穴の一方の指穴を第１指を通す指穴に他方の指穴を第５指を通す指穴としていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項の手段のリハビリテーション用サンダルである。
【００１０】
請求項５の発明では、折返し部の鼻緒は折返し部の左右の一方を大きく凹め他方を小さく凹め、折返し部を折り返した際に甲側部前端と折返し部の両側間に形成される左右の穴の一方の小穴を第１指を通す穴に他方の大穴を第２指、第３指、第４指および第５指を通す穴としていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項の手段のリハビリテーション用サンダルである。
【００１１】
請求項６の発明では、かかと部はその中央にかかとを露出するかかと穴を形成していることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項の手段のリハビリテーション用サンダルである。
【００１２】
請求項７の発明では、甲皮部の係止片とその折返し時に重なり係止される甲側部の部分に平面ファスナーの係合用突起部と係合用受け部をそれぞれ形成していることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項の手段のリハビリテーション用サンダルである。
【００１３】
本発明のリハビリテーション用サンダルの作用を列挙すると、１）足に負担を掛けることが減少されているので、プール内に限らず、プールサイドやその周囲の硬いグラウンドや床面を歩行する際にも着用することができる。
【００１４】
２）リハビリテーション用サンダルの底部の内側部にポケットを配設しているので、このポケットにウレタンスポンジなどの衝撃吸収材や通常の靴に挿着されているシリコンゴム製の足を支える足底挿板を自在にその着用者の足裏の状況に挿入量を適合させて挿入することができるため、足への負担が一層に緩和され、痛みや、違和感を覚えることなく装着して歩行やリハビリテーション運動ができる。
【００１５】
３）本発明の第１の形態のリハビリテーション用サンダルは、第２の形態の第１指と第２指の指間に鼻緒を設けたリハビリテーション用サンダルと異なり、足の第１指と第２指の指間および、第４指と第５指の指間にサンダルの靴底と甲皮部を連繋部であるいわゆる鼻緒を挿通して足の甲をその上部を覆うサンダルの甲皮部でサポートして足の甲を固定することにより、足先を締めつけることなく、かつ、各足指の反射運動を損ねることなく自在とし、足を緊締してくるむようにサポートしているので安定した歩行やリハビリテーションをすることができる。
【００１６】
４）かかと部に足のかかとの後端が露出する穴を設けているものは、この穴に足のかかとの後端が係合してサンダルがより緊密に吸いつくように足とより一体化して装着できるので、より一層に違和感が無く装着してリハビリテーションできる。
【００１７】
５）本発明の第２の形態のリハビリテーション用サンダルは第１指と第２指の指間に鼻緒を設けており、第２指から第５指までが一括して保持されているものであり、第２指から第５指までを一括保持しても足指に負担を覚えることのない人達が着用するものであるが、この場合も各足指の反射運動を損ねることなく自在とし、第１の形態のリハビリテーション用サンダルと同様に足を緊締してくるむようにサポートしているので安定した歩行やリハビリテーションをすることができる。
【００１８】
６）甲皮部が展開自在で折り返して足甲を包み込むようにして係止でき、かつ、平面ファスナーで甲皮部と甲側部を係合するので足部に疾患のある人でも極めて容易に履いたり脱いだり装着できる。
【００１９】
７）リハビリテーション用サンダルの靴底にスポーツ用スパイク靴などに用いられる弾性小突起部を全面に有するハイグリップソールを採用することによりプールの水中内あるいは濡れたプールサイドでのグリップ力を高めているので、水の抵抗や浮力などを無駄なく身体に伝えることができる。
【００２０】
本発明のリハビリテーション用サンダルは、以上に説明したような作用を有するので、リハビリテーションを必要とする身障者あるいは足部に疾患のある人が足に着用することにより、リハビリテーション用のプール内での水中運動の利点を無駄なく身体に取り入れることができるものである。
【００２１】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図１は本発明の１実施の形態のリハビリテーション用サンダルの斜視図である。図２は図１に示すリハビリテーション用サンダルの甲皮部を展開して示す斜視図である。図３は図２に示す甲皮部を展開したリハビリテーション用サンダルの底部裏面側から見た平面図である。図４は本発明の他の実施の形態のリハビリテーション用サンダルの斜視図である。図５は図４に示すリハビリテーション用サンダルの甲皮部を展開して示す斜視図である。図６は図５に示す甲皮部を展開したリハビリテーション用サンダルの底部裏面側から見た平面図である。図７は図２の矢視Ａ−Ａの切断端面を示すリハビリテーション用サンダルの構造図である。
【００２２】
図面の図１〜３と図４〜６に示すように、本発明のリハビリテーション用サンダル１は底部２と甲皮部３と甲側部４とかかと部５からなり、足指とこれらの実施の形態ではかかとを露出して履くリハビリテーション用サンダル１である。これらのリハビリテーション用サンダル１において、甲皮部３と甲側部４とかかと部５と底部２の内側部からリハビリテーション用サンダル１の本体が形成されている。この本体の甲皮部３は底部２の内側部の前端６と連続している折返し部７でこのリハビリテーション用サンダル１を装着する際に装着する人の足甲の上部後方へ折り返され、足甲を覆う甲皮部３に形成されている。
【００２３】
上記した本体を形成する素材は、例えば、図７に示すように、表側をジャージ１８と内側をゴム１９とするウェットスーツ用の合わせ素材１７から形成している。さらに、他の例では、表側をポリエステル繊維やウレタン繊維などからなるストレッチ生地とし内部をウレタンスポンジ等のスポンジ素材とする合わせ素材（この素材は図示していない。）から形成している。さらに他の例では、タンニン鞣皮などの例えばコルセットなどに使用するメッシュの柔軟性に富み、かつ、プールの水に浸かってもプールの水を汚染することはない素材とする。特に鞣皮の場合は環境汚染が問題となるクロム鞣皮は使用することなく、汚染の問題のないタンニン鞣皮とする。
【００２４】
底部２の前端６と甲皮部３を連続する折返し部７は細い帯状に形成している。
この折返し部７はこのリハビリテーション用サンダル１を装着するとき装着者の指の間に通すための鼻緒とされる部分である。折り返した甲皮部３の後部の先端８はその中央部９を凹み１０に形成している。甲皮部３の先端８の両端は側方に延ばして甲側部４、４に重なる長さとし、甲側部４、４に係止するための係止片１１に形成している。これらの係止部分には平面ファスナー２７を設け、これらにより係止するものとする。
【００２５】
さらに、このリハビリテーション用サンダル１の甲側部４とかかと部５は底部２の内側部の両側部および後部から連続して立ち上げて甲側部４とかかと部５に形成されている。底部２の内側部にはその前方にポケット入口１３を有し、底皮３０と底部２の内側部すなわち中底との間で二重底のポケット部１２が形成されている。このポケット部１２にウレタンスポンジなどの衝撃吸収材やシリコンゴム製の足底挿板を挿入して、足裏からの衝撃を和らげ、かつ足裏の痛みを緩和して違和感無く歩行運動が出来るものとする。これらの衝撃吸収材や足底挿板の挿入量は装着する人の体感に合わせて適宜挿入するものとする。
【００２６】
さらに、本体の底部２の裏側面１４にはグリップ性能に優れた弾性小突起部１６を全面に形成したシート材１５を貼っている。このシート材１５は、Ｄ．Ｓ．Ｐシートとして市販されているもので、布や人工皮革の基布状に繊細な模様のゴム状の弾性小突起部１６を形成したシートで、比較的肉厚なゴム状弾性小突起部１６が形成されたシートの総称としてＤ．Ｓ．Ｐシートといわれているものである。なお図７では、これらの弾性小突起部１６は省略して図示していない。
【００２７】
このＤ．Ｓ．Ｐシートは、例えばウレタン樹脂と基布との複合シートから形成されているため、従来の靴底とされるラバーシートに比較して軽量である。さらに弾性小突起部１６はやはりウレタン樹脂からなり、衝突混合スプレー法により金型に充填して形成されているために微細な気泡を全面に有している。そのため優れたグリップ性（トラクション効果：良好な滑り係数）を有する。さらに、このＤ．Ｓ．Ｐシートは耐摩耗性が従来のシューズ用アウトソールラバーとほぼ同等の値を示し、一般物性に優れており、トラクション効果の滑り係数においても、静止滑り係数がラバー製品と比べてやや小さいがスポーツシューズに適した範囲の０．７〜０．９内の０．８１４にあり、さらに動滑り係数は小さいほど滑りはじめると簡単に滑るものであり、このため動滑り係数は大きいほうが好ましいが、本発明に使用するＤ．Ｓ．Ｐシートはラバー製品の０．４６６に比べてこの値が０．６０９と大きく優れており、しかもその値は静止滑り係数とほぼ同様の値を示す点が特徴である。
【００２８】
請求項２に係る発明の実施の形態としては、上記し、かつ、図７に示すように、本体は表側をジャージ１８と内側をゴム１９とするウェットスーツ用の合わせ素材１７から形成されている。
【００２９】
請求項３に係る発明の実施の形態としては、折返し部７の鼻緒はリハビリテーション用サンダル１の前端の左右に２本が形成されているものであり、図１〜３に示すものである。これら２本の折返し部７、７の中央にはリハビリテーション用サンダル１を履いたときに第２指、第３指、第４指を挿通する指穴２０を開口している。つまりこの指穴２０の両側に２本の鼻緒となる折返し部７、７が形成されている。折返し部７、７を折り返した際に、両側の甲側部前端２１、２１と折返し部７、７の両側間に第１指を通す指穴２２と他方に第５指を通す指穴２３に形成される。このように２本の鼻緒の部分を形成していることで、指先部が通常のサンダルなどを着用したときに締めつけられることはなく、指間が十分に保たれ足指の反射運動が損なわれることなく安定して歩行をすることができる。
【００３０】
請求項４に係る発明の実施の形態では、図４〜図６に見られるように、折返し部７の鼻緒は請求項３に係る発明と異なり１本から形成されているものである。
つまり、折返し部７の左右の側部の一方側を大きく凹めて凹部２４に形成して、折り返した際に第２指から第５指の４本の指が余裕をもって挿入することのできる大穴２６を甲側部の前端１１との間で形成し、他方を小さく凹めた凹部２５に形成して第１指の１本の指を挿入する小穴２５を甲側部の前端１１との間で形成するものとしている。
【００３１】
請求項５に係る発明の実施の形態では、図１、図２あるいは図４、図５に見られるように、かかと部５はその中央にかかとを露出するかかと穴２６を形成している。このかかと穴２６から挿着した足のかかとが露出してかかと部５と係合するのでリハビリテーション用サンダル１と足とがさらに一体感が増すこととなり、運動性能が一層に向上する。
【００３２】
請求項６に係る発明の実施の形態では、甲皮部３の係止片１１とその折返し時に重なり係止される甲側部４の部分に平面ファスナー２７の係合用突起部と係合用受け部をそれぞれ形成しているリハビリテーション用サンダル１である。さらに、このリハビリテーション用サンダル１を装着する人の甲によりフィットして留めるために、甲皮部３の係止片１１が折返し時に重なり係止される甲側部４の係止部２９の一方から他の側の甲側部４に延びる帯状の内部甲皮２８を形成している。上記の実施の形態に示す図ではいずれも内部甲皮２８を設けた例を示している。この内部甲皮２８にも平面ファスナー２７を設けて装着を容易とするものとする。
【００３３】
ところで、甲皮部３の係止部１１あるいは内部甲皮２８と、甲側部４の係止部２９の平面ファスナー２７による係止は、甲側部４の係止部２９の素材が本来ループ状などの引っ掛かり部分を有する素材、例えばジャージ、で形成されているある場合は、このものは平面ファスナー２７の係合受けループ材の働きをするので、特に平面ファスナー２７の係合受けループ材を設ける必要はない。
【００３４】
図７は、図２に示す図の矢視Ａ−Ａで切断したリハビリテーション用サンダル１の端面を示す図で、底部２は本体の底部の裏側面１４にシート材１５を貼着して形成しており、さらに本体の底部２の内側とその上に空間のポケット部１２を設けて底皮３０で二重底に形成されている。さらに底部２から立ち上がる本体のジャージ１８とゴム１９の合わせ素材１７からなる甲側部４、４が形成されており、それらの一方の甲側部４には内部甲皮２８が連設されている。なお、この図７ではシート材１５の弾性小突起部１６および甲側部４、４並びに内部甲皮２８には平面ファスナーが設けられているが記載を省略している。
【００３５】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明は身体障害者、特に足部に疾患のある人が、リハビリテーションのためにプールで歩行などの運動をする際に着用するリハビリテーション用サンダルであり、素材を軽量でかつ水に濡れた床面で滑りにくく、かつ、水を汚染することのない素材から形成し、さらに、足指を締めつけることなく装着できる構造としていることで、装着する人の足に掛かる負担を緩和して痛みを和らげ、しかも、装着時に足との一体感のあるものとすることで、装着した人の運動機能を高めるなど優れた効果を奏することのできるリハビリテーション用サンダルである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の１実施の形態のリハビリテーション用サンダルの斜視図である。
【図２】図１に示すリハビリテーション用サンダルの甲皮部を展開して示す斜視図である。
【図３】図２に示す甲皮部を展開したリハビリテーション用サンダルの底部裏面側から見た平面図である。
【図４】本発明の他の実施の形態のリハビリテーション用サンダルの斜視図である。
【図５】図４に示すリハビリテーション用サンダルの甲皮部を展開して示す斜視図である。
【図６】図５に示す甲皮部を展開したリハビリテーション用サンダルの底部裏面側から見た平面図である。
【図７】図２の矢視Ａ−Ａの切断端面を示すリハビリテーション用サンダルの構造図である。
【符号の説明】
１ リハビリテーション用サンダル
２ 底部
３ 甲皮部
４ 甲側部
５ かかと部
６ 前端
７ 折返し部
８ 先端
９ 中央部
１０ 凹み
１１ 係止部
１２ ポケット部
１３ ポケット入口
１４ 裏側面
１５ シート材
１６ 弾性小突起部
１７ 合わせ素材
１８ ジャージ
１９ ゴム
２０ 指穴
２１ 前端
２２ 指穴
２３ 指穴
２４ 凹部
２５ 小穴
２６ かかと穴
２７ 平面ファスナー
２８ 内部甲皮
２９ 係止部
３０ 底皮[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to sandals worn by persons with disabilities or persons having a disease in their feet, for example, those who have a disease in their feet, such as concave feet, flat feet, rheumatoid arthritis, octopus, and sea urchins. This is related to sandals worn in the pool or by the pool during rehabilitation.
[0002]
[Prior art]
Persons with disabilities or those with foot disorders, such as those with depression, flat feet, rheumatoid arthritis, octopus, sea urchin, etc., may have physical or physical resistance to water resistance to improve physical strength or physical strength. Exercise in the pool using the buoyancy of water.
[0003]
When performing exercise using such a pool, persons with a physical disability or those with a diseased foot usually walk by the poolside with bare feet or enter the pool to exercise and perform rehabilitation. By the way, among these people, particularly those who have a disease in the legs and lower limbs have a problem in that they can only walk on the poolside or in the pool with bare feet, and feel pain or discomfort in the soles, that is, the soles, and cannot perform proper rehabilitation. .
[0004]
In order to avoid such pain in the soles of bare feet and to eliminate discomfort, rubber and plastic peepers and sandals worn on the beach at the beach may be worn, but these peepers and sandals are normal healthy It is worn by those who wear it, and these normal peepers and sandals are easy to come off even if they are worn, and there is no sense of unity with the feet, sometimes the feet are tightened or they are heavy and may put a burden on the feet, especially It is not something that can be used for rehabilitation without a disabled person or a person with a diseased foot without burden on the toes and soles and without slipping by the water at the poolside.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above-mentioned conventional problems, and is worn by persons with disabilities or persons with a diseased foot in a rehabilitation exercise using a pool, and has a sense of unity with the foot, and is lightweight. An object of the present invention is to provide a rehabilitation sandal that is safe without putting a burden on a toe or a sole, and without slipping easily even on a poolside that is slippery with water.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Means of the present invention for solving the above-mentioned problems, in the invention of claim 1, in a sandal that consists of a bottom part, a top part, a back part, and a heel part and is exposed with toes, The main body is formed from the instep side, heel, and the inside of the bottom, and the top of the main body is folded back to the upper rear at the folded part that is continuous with the front end of the inside of the bottom, forming the top covering the instep The folded portion is formed in a thong passing between the fingers, and the tip of the folded upper has a recess in the center, and both ends extend sideways and overlap with the side of the instep to engage and lock. The upper part and the heel part of the main body rise continuously from both sides and the rear part of the inner part of the bottom part, and are formed on the upper part and the heel part, and the inner part of the bottom part is a double bottom pocket. The back side of the bottom has a small elastic projection with excellent grip performance. Is a rehabilitation for sandals, characterized in that it consists of wood.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the rehabilitation sandal according to the first aspect, wherein the main body is formed of a mating material for a wet suit having a jersey on the front side and rubber on the inside.
[0008]
In the invention according to claim 3, the main body is made of a stretch fabric made of polyester fiber or urethane fiber and the like, and the inside is made of a combined material made of a sponge material such as urethane sponge or a tannin tanned leather. It is a rehabilitation sandal of the means of claim 1.
[0009]
According to the invention of claim 4, the thong of the folded portion is formed by opening both sides of the finger holes for passing the second, third and fourth fingers in the center of the folded portion, and the folded portion is folded. The finger hole of one of the left and right finger holes formed between the front end of the instep side and the both sides of the folded portion is a finger hole for passing the first finger and the other finger hole is a finger hole for passing the fifth finger. A rehabilitation sandal according to any one of claims 1 to 3.
[0010]
According to the fifth aspect of the present invention, the thong of the folded portion is largely recessed on one of the left and right sides of the folded portion and the other is slightly recessed, so that when the folded portion is folded, the left and right sides formed between the front end of the instep side and both sides of the folded portion are formed. 4. The method according to claim 1, wherein one of the small holes is a hole through which the first finger passes, and the other large hole is a hole through which the second, third, fourth and fifth fingers pass. A rehabilitation sandal according to the first aspect.
[0011]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided the rehabilitation sandal according to any one of the first to fifth aspects, wherein the heel portion has a heel hole exposing the heel at the center thereof.
[0012]
The invention according to claim 7 is characterized in that the engaging piece of the upper fastener and the engaging projection and the engaging receiving part of the flat fastener are respectively formed on the part of the upper part which is overlapped and locked when folded back. A rehabilitation sandal according to any one of claims 1 to 6.
[0013]
The effects of the rehabilitation sandals of the present invention are listed as follows: 1) Since the burden on the feet is reduced, not only in the pool, but also when walking on a hard ground or floor around the poolside or its surroundings. Can be worn.
[0014]
2) A pocket is provided on the inside of the bottom of the rehabilitation sandal, so that a foot pad that supports shock-absorbing materials such as urethane sponges or silicone rubber feet that are inserted into ordinary shoes is used in these pockets. The board can be inserted with the amount of insertion adapted to the condition of the sole of the wearer, further reducing the burden on the foot, and walking and rehabilitation by wearing without pain or discomfort. I can exercise.
[0015]
3) The rehabilitation sandals of the first embodiment of the present invention are different from the rehabilitation sandals in which a thong is provided between the first and second fingers of the second embodiment, and the first and second toes of the foot. Insert the so-called thong which is the link between the sole and upper of the sandal between the fingers and between the fingers of the fourth and fifth fingers, and support the instep with the upper of the sandal covering the upper part By fixing the instep of the foot, the toes can be freely adjusted without tightening the toes and without impairing the reflex movement of each toe, and it supports the feet as they tighten, so stable walking and rehabilitation Can be.
[0016]
4) If the heel has a hole that exposes the rear end of the heel of the foot, the hole integrates with the foot so that the rear end of the heel engages and the sandals can be more tightly sucked. It can be worn without any discomfort and can be rehabilitated.
[0017]
5) The rehabilitation sandal according to the second embodiment of the present invention is provided with a thong between the first and second fingers, and the second to fifth fingers are collectively held. It is worn by those who do not recognize the burden on the toes even when the second to fifth fingers are held together, but in this case also, the toes can be freely moved without impairing the reflex movement of each toe. Like the rehabilitation sandals of the first embodiment, the feet are supported so that the feet are tightened, so that stable walking and rehabilitation can be performed.
[0018]
6) The upper can be freely deployed and folded back to wrap around the instep and can be locked. Also, since the upper and lower sides are engaged with the flat fastener, it is extremely easy even for a person with a disease in the foot. It can be worn, taken off and worn.
[0019]
7) The grip of the pool underwater or on the wet poolside is enhanced by adopting a high-grip sole on the sole of the sandals for rehabilitation, which has elastic small protrusions used for sports spike shoes on the entire surface. Therefore, water resistance and buoyancy can be transmitted to the body without waste.
[0020]
Since the rehabilitation sandals of the present invention have the above-described effects, they can be worn on the feet by persons with disabilities who need rehabilitation or those who have illness in their feet, so that they can perform underwater exercise in a rehabilitation pool. The benefits of can be incorporated into the body without waste.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of a rehabilitation sandal according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is an exploded perspective view showing the upper part of the rehabilitation sandal shown in FIG. FIG. 3 is a plan view of a rehabilitation sandal in which the upper part shown in FIG. FIG. 4 is a perspective view of a rehabilitation sandal according to another embodiment of the present invention. FIG. 5 is an exploded perspective view showing the upper part of the rehabilitation sandal shown in FIG. FIG. 6 is a plan view of the rehabilitation sandal in which the upper part shown in FIG. 5 is developed, as viewed from the bottom rear surface side. FIG. 7 is a structural diagram of a rehabilitation sandal showing a cut end surface taken along the line AA in FIG. 2.
[0022]
As shown in FIGS. 1 to 3 and FIGS. 4 to 6 of the drawings, the rehabilitation sandal 1 of the present invention comprises a bottom part 2, an upper part 3, an upper part 4 and a heel part 5, and includes a toe and their implementation. In the form, the rehabilitation sandal 1 is worn with the heel exposed. In these rehabilitation sandals 1, the main body of the rehabilitation sandals 1 is formed from the upper part 3, the instep part 4, the heel part 5, and the inside of the bottom part 2. The upper part 3 of this body is folded back at the upper rear part of the upper part of the foot of the wearer when the rehabilitation sandals 1 are mounted at the folded part 7 which is continuous with the front end 6 of the inner part of the bottom part 2. The upper part 3 is formed to cover the upper part.
[0023]
As shown in FIG. 7, for example, the material forming the main body is made of a wet suit mating material 17 having a jersey 18 on the front side and rubber 19 on the inside. Further, in another example, the front side is made of a stretch material made of polyester fiber, urethane fiber, or the like, and the inside is made of a sponge material such as a urethane sponge. In still another example, a material used for a corset, such as a tannin tanned leather, has high flexibility and does not contaminate the pool water even when immersed in the pool water. In particular, in the case of tanning, chrome tanning which poses a problem of environmental pollution is not used, and tannin tanning having no problem of pollution is used.
[0024]
A folded portion 7 connecting the front end 6 of the bottom portion 2 and the upper 3 is formed in a thin band shape.
The folded portion 7 is a portion used as a thong for passing between the fingers of the wearer when the rehabilitation sandals 1 are worn. The front end 8 at the rear of the folded upper 3 has a central portion 9 formed in a recess 10. Both ends of the tip 8 of the upper 3 extend sideways to have a length that overlaps the upper sides 4, 4, and are formed as locking pieces 11 for locking to the upper sides 4, 4. A flat fastener 27 is provided at these locking portions, and is locked by these.
[0025]
Further, the upper part 4 and the heel part 5 of the rehabilitation sandal 1 are formed on the upper part 4 and the heel part 5 by continuously rising from both sides of the inner part of the bottom part 2 and the rear part. The inside of the bottom 2 has a pocket entrance 13 in front thereof, and the double bottom pocket 12 is formed between the bottom skin 30 and the inside of the bottom 2, that is, the midsole. A shock absorbing material such as a urethane sponge or a silicon rubber sole insert is inserted into the pocket portion 12 to relieve the impact from the sole and to ease the pain in the sole to enable walking without discomfort. And The amount of insertion of these shock absorbing materials and sole insertion plates is to be appropriately inserted according to the bodily sensation of the wearer.
[0026]
Further, a sheet material 15 having an elastic small protrusion 16 excellent in grip performance formed on the entire back surface 14 of the bottom 2 of the main body is adhered. This sheet material 15 has a S. It is a sheet which is commercially available as a P sheet and has a rubber-like elastic small protrusion 16 having a delicate pattern formed on a base cloth of cloth or artificial leather. A general term for the formed sheet is D. S. It is called a P sheet. In FIG. 7, these small elastic projections 16 are not shown.
[0027]
This D. S. Since the P sheet is formed from, for example, a composite sheet of a urethane resin and a base cloth, the P sheet is lighter in weight than a conventional rubber sheet as a shoe sole. Further, the elastic small projections 16 are also made of urethane resin, and are formed by filling a mold by a collision-mixing spray method, and thus have fine bubbles on the entire surface. Therefore, it has excellent grip properties (traction effect: good slip coefficient). Furthermore, this D. S. The P-sheet has almost the same abrasion resistance as the conventional outsole rubber for shoes, and is excellent in general physical properties. In terms of the traction effect slip coefficient, the static slip coefficient is slightly smaller than that of rubber products. It is 0.814 within the range of 0.7 to 0.9 suitable for shoes, and the smaller the coefficient of dynamic slip is, the easier it is to slide when it starts to slide. D. used in the invention S. The P sheet is significantly superior to the rubber product, 0.466, having a value of 0.609, which is characterized by a value substantially similar to the static slip coefficient.
[0028]
As an embodiment of the invention according to claim 2, as described above and as shown in FIG. 7, the main body is formed from a mating material 17 for a wet suit having a jersey 18 on the front side and rubber 19 on the inside. .
[0029]
As an embodiment of the invention according to claim 3, two flaps of the folded portion 7 are formed on the left and right of the front end of the rehabilitation sandal 1, as shown in FIGS. In the center of these two folded portions 7, 7, a finger hole 20 for inserting the second finger, the third finger, and the fourth finger when wearing the rehabilitation sandals 1 is opened. That is, on both sides of the finger hole 20, the folded portions 7 serving as two thongs are formed. When the folded portions 7, 7 are folded, the finger holes 22 for passing the first finger between the front ends 21, 21 on the insteps on both sides and both sides of the folded portions 7, 7 and the finger hole 23 for passing the fifth finger to the other are formed. It is formed. The formation of the two thongs in this manner prevents the fingertips from being tightened when wearing normal sandals or the like, the gap between the fingers is sufficiently maintained, and the reflex movement of the toes is impaired. It is possible to walk stably without any trouble.
[0030]
In the embodiment of the invention according to claim 4, as shown in FIGS. 4 to 6, the thong of the folded portion 7 is formed from one piece unlike the invention according to claim 3.
In other words, one of the left and right side portions of the folded portion 7 is largely recessed and formed in the concave portion 24, and a large hole into which four fingers from the second finger to the fifth finger can be inserted with a margin when folded. 26 is formed between the front end 11 of the back side and the other is formed in a recess 25 having a small recess, and a small hole 25 for inserting one of the first fingers is formed between the front end 11 of the back side. It is assumed to be formed by.
[0031]
In the embodiment of the invention according to claim 5, as shown in FIGS. 1 and 2 or FIGS. 4 and 5, the heel portion 5 has a heel hole 26 at the center thereof to expose the heel. Since the heel of the foot inserted from the heel hole 26 is exposed and engages with the heel portion 5, the rehabilitation sandals 1 and the foot are further integrated, and the exercise performance is further improved.
[0032]
In the embodiment of the invention according to claim 6, the engaging piece 11 of the upper part 3 and the part of the upper part 4 which is overlapped and locked at the time of its folding are engaged with the engaging projection of the flat fastener 27 and the engaging receiving part. Are formed for each of the rehabilitation sandals 1. Further, in order to fit and retain the rehabilitation sandals 1 with the upper of the person wearing the same, the locking pieces 11 of the upper 3 overlap and are locked when folded back from one of the locking portions 29 of the upper side 4. A band-shaped inner shell 28 extending to the instep 4 on the other side is formed. The figures shown in the above embodiments show examples in which the inner shell 28 is provided. A flat fastener 27 is also provided on the inner shell 28 to facilitate mounting.
[0033]
By the way, the locking of the locking part 11 of the upper part 3 or the inner shell 28 and the locking part 29 of the upper part 4 by the flat fastener 27 is originally performed by the material of the locking part 29 of the upper part 4. In some cases, it is formed of a material having a catch portion such as a shape, for example, a jersey, which acts as an engagement receiving loop material of the planar fastener 27. No need to provide.
[0034]
FIG. 7 is a view showing an end face of the rehabilitation sandal 1 cut along the line AA in the view shown in FIG. 2, and the bottom 2 is formed by attaching a sheet material 15 to a back side surface 14 at the bottom of the main body. Further, a space pocket portion 12 is provided inside the bottom portion 2 of the main body and on the inside thereof, and is formed as a double bottom with a bottom skin 30. Further, upper sides 4 and 4 are formed of a jersey 18 of the main body rising from the bottom 2 and a mating material 17 of rubber 19, and an inner upper 28 is continuously provided on one of the upper sides 4. . In FIG. 7, a flat fastener is provided on the small elastic projection 16, the insteps 4, 4, and the inner shell 28 of the sheet material 15, but the description is omitted.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is a rehabilitation sandal worn by a physically handicapped person, particularly a person with a diseased foot, when performing exercise such as walking in a pool for rehabilitation. In addition, it is made of a material that does not slip on the floor that is wet with water and does not contaminate the water, and it has a structure that can be worn without tightening the toes, so that the burden on the wearer's foot is reduced. The rehabilitation sandal is a rehabilitation sandal that can relieve pain and provide a sense of unity with the foot when worn, thereby enhancing the motor function of the wearer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a rehabilitation sandal according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing an upper part of the rehabilitation sandal shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a plan view of the rehabilitation sandal in which the upper part shown in FIG. 2 is developed, as viewed from the bottom rear surface side.
FIG. 4 is a perspective view of a rehabilitation sandal according to another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an exploded perspective view showing the upper part of the rehabilitation sandal shown in FIG. 4;
6 is a plan view of the rehabilitation sandal in which the upper part shown in FIG. 5 is developed, as viewed from the bottom rear surface side.
FIG. 7 is a structural diagram of a rehabilitation sandal showing a cut end surface taken along line AA of FIG. 2;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Rehabilitation sandals 2 Bottom part 3 Upper part 4 Upper part 5 Heel part 6 Front end 7 Folding part 8 Tip 9 Central part 10 Depression 11 Locking part 12 Pocket part 13 Pocket entrance 14 Back side surface 15 Sheet material 16 Small elastic projection 17 Fitting material 18 Jersey 19 Rubber 20 Finger hole 21 Front end 22 Finger hole 23 Finger hole 24 Depression 25 Small hole 26 Heel hole 27 Flat fastener 28 Inner shell 29 Locking part 30 Bottom skin
