JP2004057463A - 自動串焼き機 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動串焼き機に関するもので、食材から滴下する焼き汁やタレが加熱源に付着するのを防止して該加熱源の汚れや煙の発生を防止を図ると共に、熱的不快感を伴うことなく串焼き材料の着脱作業が行え然も、該着脱作業が容易に行えるようにすること。
【解決手段】串ホルダ(15)で鉛直下向きに垂下した姿勢で保持された串焼き材料(4)を前記加熱ステーション(A)にて搬送方向の側方から加熱する加熱源と、前記加熱ステーション(A)から水平方向にずれた材料着脱ステーション(B)で前記串ホルダ(15)を水平姿勢に変更させるカム部材(71)とを具備すること。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、焼鳥等の串焼きを自動的に加熱調理する自動串焼き機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の自動串焼き機の一部切り欠きの側面図である。
本体ケース(10)の天板(11)に形成された開口(12)の下方には、加熱源たるヒータ(13)(13)が配設されている。
【0003】
一方、天板(11)の上面後部には加熱中の串焼き材料(4)を自転させる為の機構部を収納するカバー(14)が立設されている。前記カバー(14)の前面板(140)を貫通する円柱状の串ホルダ(15)にはその先端に開放する串挿入孔(16)が形成されており、該串挿入孔(16)に串焼き材料(4)の焼き串(40)の基端部を圧入保持させ得るようになっている。
【0004】
このものでは、運転スイッチ(17)を投入すると、ヒータ(13)(13)が発熱すると共に串ホルダ(15)が中心軸の回りに自転し、これにより、串焼き材料(4)の表裏が均等に加熱され、焼きむらの少ない串焼きが焼き上げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、串焼き材料(4)の食材(41)(41)からヒータ(13)(13)上に焼き汁やタレが滴下して煙が発生すると共に、前記焼き汁等の焦げた炭化物がヒータ(13)(13)にこびり付いてその加熱性能を低下させることから、ヒータ(13)(13)の頻繁な清掃が必要になるという問題があった。
【0006】
又、上記従来のものでは、串ホルダ(15)に対して串焼き材料(4)を保持させるときや、焼き上がった串焼きを串ホルダ(15)から取り外すときに、調理者の手がヒータ(13)(13)の上方に差し出されることから熱さによる不快感を回避できず、大量調理を行うときにはヒータ(13)(13)からの熱で火傷する心配がある。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みて成されたもので、食材(41)から滴下する焼き汁やタレが加熱源に付着するのを防止して該加熱源の汚れ防止を図ると共に、煙の発生を少なくできるようにすることを課題とする。
又、熱的不快感を伴うことなく串焼き材料(4)の着脱作業が行え然も、該着脱作業が容易に行えるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『焼き串(40)に食材(41)が突き刺された串焼き材料(4)を加熱する加熱ステーション(A)の上方域と該ステーションの出口部及び入口部から水平方向外側へずれ且つ前記串焼き材料(4)の着脱作業を行う材料着脱ステーション(B)とを循環するようにモータで駆動される閉ループ部材と、前記閉ループ部材で搬送される串ホルダ(15)(15)に垂下姿勢で保持された串焼き材料(4)を前記加熱ステーション(A)にて搬送方向の側方から加熱する加熱源を具備する自動串焼き機であって、前記串ホルダ(15)は、前記閉ループ部材の走行軌跡に対する垂直面内で回動し得るように前記閉ループ部材に取り付けられ且つ前記加熱ステーション(A)では垂下姿勢になる回動腕(21)と、前記回動腕(21)の自由端に配設され且つバネの付勢力で前記焼き串(40)を前記回動腕(21)と平行姿勢に挟持するクリップ(26)を具備しており、
更に、前記出口部から垂下姿勢で脱出した串焼き材料(4)を保持する前記串ホルダ(15)の回動腕(21)に対して側面から当接することにより前記回動腕(21)を前記閉ループ部材の外側に向けて略水平姿勢まで上向きに回動させる上りカム面から水平部を経由して更に前記入口側へ向かう下りカム面に繋がるカム斜面を有するガイド部材(71)が前記材料着脱ステーション(B)に設けられている』ことである。
【0009】
上記技術的手段は次のように作用する。
モータを駆動させると、加熱ステーション(A)の上方域と材料着脱ステーション(B)を循環するように閉ループ部材が循環走行する。
【0010】
一方、材料着脱ステーション(B)にある串ホルダ(15)の回動腕(21)は、ガイド部材(71)の水平部で支えられて略水平姿勢に維持される。そこで、この略水平姿勢にある回動腕(21)の自由端に設けられたクリップ(26)に対して、未調理の串焼き材料(4)の焼き串(40)の端部を挟持させる。即ち、バネの付勢力で前記焼き串(40)の端部を弾性的に挟持させると共に、この時には、焼き串(40)が回動腕(21)と平行姿勢になるように挟持させる。すると、モータで駆動される閉ループ部材によって前記串焼き材料(4)が串ホルダ(15)に保持された状態で加熱ステーション(A)の入口部に搬送されると共に、この搬送時には回動腕(21)の側面がガイド部材の下りカム面に案内されながら次第に起立してゆき、これにより、回動腕(21)は前記略水平姿勢から鉛直下向きの垂下姿勢になるまで回動する。そして、垂下姿勢になっている回動腕(21)の自由端のクリップ(26)に挟持された串焼き材料(4)は、該加熱ステーション(A)の入口部からその内部に搬送され、該加熱ステーション(A)に設けられた加熱源で搬送方向の側方から加熱調理される。そして、この加熱時に下方に滴下する焼き汁やタレは、串焼き材料(4)を側方から加熱する加熱源に付着することがない。
【0011】
一方、串焼き材料(4)が加熱ステーション(A)の出口部から材料着脱ステーション(B)側に脱出すると、該串焼き材料(4)を保持する串ホルダ(15)の回動腕(21)の側面にガイド部材(71)が当接し始める。そして、該ガイド部材(71)の上りカム面によって、前記回動腕(21)が略水平姿勢になるまで閉ループ部材の外側に向けて回動される。これにより、加熱ステーション(A)の出口部及び入口部から水平方向外側にずれた材料着脱ステーション(B)で串焼き材料(4)の着脱作業を行う。
【0012】
尚、『加熱ステーション(A)で加熱調理される串焼き材料(4)から滴下する焼き汁やタレを下方から受ける汁受け(81)』を配設しておけば、該汁受け(81)に焼き汁等を回収することができる。
【0013】
[2項]
前記1項に於いて、
『前記回動腕(21)には、前記自由端の反対側端部から突出するようにバネ(19)で付勢され且つ該付勢力に抗して押し込まれることにより前記クリップ(26)を開放するプランジャ(24)と、
前記プランジャ(24)の前記突出する端部を前記バネ(19)の付勢力に抗して押し込み且つ前記出口部から前記材料着脱ステーション(B)に繋がる領域に設けられたプランジャ押し込みカムを具備する』ものでは、加熱ステーション(A)の出口部から脱出した串焼き材料(4)を保持する串ホルダ(15)の回動腕(21)から突出するプランジャ(24)の突出端部が、プランジャ押し込みカムによってバネ(19)の付勢力に抗して押し込まれる。そして、該プランジャ(24)の押し込みによって、クリップ(26)が開放され、調理済みの串焼き材料(4)が、その下方に別途セットされた製品受けトレー等の上に落下する。その後、開放状態にあるクリップ(26)に対して新たな串焼き材料(4)の焼き串(40)を挿入し、この状態で、串ホルダ(15)がプランジャ押し込みカムの配設域を通過し終えると、該串ホルダ(15)を構成するクリップ(26)が閉状態に復帰し、これにより、該クリップ(26)で串焼き材料(4)が保持される。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
加熱源に焼き汁やタレ等が付着しないから、焼き汁等が加熱源に付着することによる煙の発生を防止することができる。
【0015】
又、加熱ステーション(A)から水平方向にずれた位置の材料着脱ステーション(B)で串焼き材料(4)の着脱を行えるから、加熱源からの熱で調理者が不快感を受ける不都合が解消される。
【0016】
材料着脱ステーション(B)では串ホルダ(15)の回動腕(21)がガイド部材(71)の水平部で支えられて略水平姿勢に維持されるから、この略水平姿勢にある回動腕(21)の自由端に設けられたクリップ(26)に対して、串焼き材料(4)を略水平に保持した状態で取付けることができる。従って、垂下姿勢のままの串ホルダ(15)に串焼き材料(4)を取付ける場合に比べて、該串焼き材料(4)のセット作業が簡単に行える。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
図1は本発明の実施の形態に係る自動串焼き機の縦断面図,図2はその要部の横断面図である。
【0018】
このものでは、串焼き材料(4)を加熱調理する加熱ステーション(A)の上方域と該加熱ステーション(A)の出入り口部(62)(63)から水平方向外側へずれ且つ前記串焼き材料(4)の着脱作業を行う材料着脱ステーション(B)とを循環するように走行する閉ループ部材たる環状チェーン(51)と、該環状チェーン(51)の駆動源たるモータ(35)と、前記環状チェーン(51)に所定ピッチで配設され且つ鉛直姿勢にある焼き串(40)の上端を保持する串ホルダ(15)(15)と、該串ホルダ(15)(15)に保持された焼き串(40)の食材(41)(41)を側方から加熱する加熱源たるヒータ(61)(61)と、加熱調理される串焼き材料(4)から滴下する焼き汁やタレを下方から受ける汁受け(81)(81)とを備えており、前記ヒータ(61)としては、本実施の形態では、炭素系発熱素材で形成されたカーボンランプヒータが採用されている。
【0019】
以下、各部の詳細を説明する。
[モータ(35)]
駆動源となるモータ(35)は、支持脚(30)(30)で下方から支持された下部ケース(31)内に配設されており、その回転軸(32)には軸継手(34)を介して駆動軸(33)が連結されている。この駆動軸(33)の上下端近傍は回転軸受(36)(36)で回転自在に支持されていると共に、該駆動軸(33)の上端部には、環状チェーン(51)を駆動する駆動側スプロケット(55)が回り止め状態に外嵌固定されている。そして、上記駆動軸(33)と間隔を置いて立設された従動軸(37)の上端には従動側スプロケット(56)が外嵌されていると共に、該従動側スプロケット(56)と上記駆動側スプロケット(55)には環状チェーン(51)が掛けられている。
【0020】
[環状チェーン(51)]
上記環状チェーン(51)は、図2,図3に示すように、所定間隔で並んだローラ(53)(53)の端面相互間に架設される継手リンク(52)(52)を具備しており、前記ローラ(53)の回転中心を貫通するパイプ(57)の両端に上記継手リンク(52)(52)が外嵌固定されている。
上記パイプ(57)には吊下げ軸(22)が回転自在に挿通されていると共に、該吊下げ軸(22)の上端外周に周設された環状溝には、割ピン(36)が外嵌装着されており、該割ピン(36)によって、吊下げ軸(22)がパイプ(57)から脱落するのが防止されている。
【0021】
[串ホルダ(15)]
上記環状チェーン(51)に所定ピッチで配設される串ホルダ(15)(15)は、上記吊下げ軸(22)に対して屈曲する方向に結合ピン(28)(28)で回動自在に結合された回動腕(21)を具備している。これにより、前記回動腕(21)は、前記閉ループ部材たる環状チェーン(51)の走行軌跡に対する垂直面内で回動し得るようになっている。
【0022】
吊下げ軸(22)と回動腕(21)を回動自在に結合する為に、上記吊下げ軸(22)の下端には下方に延長された平行脚(25)(25)が突設されており、該平行脚(25)(25)に穿設された軸孔(27)(27)には、回動腕(21)の上端から突出する平行腕(20)(20)の軸孔(23)(23)を介して結合ピン(28)(28)が挿入されるようになっている。これにより、上記平行脚(25)(25)と平行腕(20)(20)の重なり部が結合ピン(28)(28)で回動自在に結合される。
【0023】
又、回動腕(21)は全体形状が筒状に形成されていると共に、該回動腕(21)内には後述のクリップ(26)を開閉させるプランジャ(24)が挿通されており、該プランジャ(24)の外周に周設されたフランジ(29)と回動腕(21)の内周段部(18)との間には、バネ(19)が介装されている。これにより、プランジャ(24)がバネ(19)によって吊下げ軸(22)側に付勢されている。
【0024】
回動腕(21)の自由端部に配設されたクリップ(26)は、板バネを略ヘ字状に曲成した挟持板(43)(43)を具備している。図6に示すように、この挟持板(43)(43)の基端部(44)(44)は上記プランジャ(24)の出力端近傍の外周に周設された環状溝(42)に係合していると共に、前記基端部(44)(44)近傍の側辺から屈曲する取付片(45)(45)は、回動腕(21)の自由端側の端面に立設されたブラケット(47)(47)に対してピン(46)(46)で回動自在に結合されている。
【0025】
又、上記挟持板(43)(43)の先端挟持部(49)に位置する湾曲部(48)(48)には、表裏に貫通する透孔(69)(69)が開設されており、図8に示すように、焼き串(40)の外周に沿って上記湾曲部(48)(48)の周縁が当接するようにし、これにより、焼き串(40)を安定的に挟持できるようにしている。
【0026】
又、回動腕(21)の自由端にはピニオン(38)が設けられており、該ピニオン(38)は加熱ステーション(A)の出入り口に配設されたラック(39)(図2参照)に噛み合うようになっている。
尚、上記串ホルダ(15)(15)は、加熱ステーション(A)に配設された側方ガード(78)(79)間を走行するように構成されている。
【0027】
[材料着脱ステーション(B)]
次に、材料着脱ステーション(B)の構成について説明する。
図2,図7に示すように、加熱ステーション(A)の出入り口(62)(63)に対向する材料着脱ステーション(B)には、前記加熱ステーション(A)から脱出した前記鉛直下向きの垂下姿勢にある回動腕(21)の側面に当接し、且つ、前記回動腕(21)を略水平姿勢まで上向きに回動させる上りカム面(72)を経由して水平部(74)に至り更に下りカム面(73)を経由して前記加熱ステーション(A)の入口部(63)に至るカム斜面を備えたガイド部材(71)が設けられている。そして、上記水平部(74)は、環状チェーン(51)から垂下する吊下げ軸(22)と回動腕(21)の回動支点たる係合ピン(28)の配設高さとほぼ同じ高さに設定されている。
【0028】
又、上記水平部(74)の外側には、これと平行な串支持バー(75)が配設されており、該串支持バー(75)上に焼き串(40)を載置した状態でこれの基端部を串ホルダ(15)のクリップ(26)内に押し込むことにより、該焼き串(40)を水平姿勢に保った状態で円滑に装着できるようにしている。
【0029】
更に、ガイド部材(71)の外側を包囲する態様の串先端ガイド(76)が配設されており、該串先端ガイド(76)によって串焼き材料(4)の焼き串(40)の先端が下方から支持されるようになっている。
【0030】
図2に示すように、上記ガイド部材(71)の内周側には、クリップ(26)を開閉させる為のプランジャ(24)の後端(突出端部)が当接状態で摺動するクリップ開放ガイド(91)(既述発明特定事項の「プランジャ押し込みカム」に対応する。)が設けられている。そして、プランジャ(24)の前記後端がクリップ開放ガイド(91)に当接しながら移動すると、該クリップ開放ガイド(91)との当接によってプランジャ(24)がバネ(19)に抗して前方に押し出され(図6の想像線の状態)、これにより、ピン(46)(46)を回動支点として挟持板(43)(43)が開回動する。
【0031】
[ヒータ(61)]
図1,図2に示すように、カーボンランプヒータで構成されたヒータ(61)(61)は、搬送される串焼き材料(4)を側方(搬送方向に直角な方向)から間隔を置いて挟むような位置に設けられており、これにより、串焼き材料(4)が表裏から同時に加熱されるようになっている。このヒータ(61)(61)は、図2に示すように、串ホルダ(15)に保持された串焼き材料(4)の直線走行域をこれに直角な方向から挟む態様で設けられた直線域ヒータ(610)(610)と、前記串焼き材料(4)の円弧状走行域をこれに直角な方向から挟む態様で設けられた半円域ヒータ(611)(611)に分割されている。
【0032】
[汁受け(81)]
串焼き材料(4)の移動域の下方には汁受け(81)(81)が配設されている。具体的には、前述の直線域ヒータ(610)(610)の下方に対応する長方形の汁受け(81)(81)と、半円域ヒータ(611)(611)の下方に対応する半円形の汁受け(81)(81)が配設されており、これら、汁受け(81)(81)内には、水が貯留可能になっている。又、図1に示すように、上記汁受け(81)(81)は、載置台(82)に着脱自在に載置されていると共に、器具の本体ケース(80)の側壁には、前記汁受け(81)を出し入れする為の開閉扉(83)(83)が設けられており、該開閉扉(83)(83)には取っ手(84)(84)が配設されている。
【0033】
[動作の実際]
次に、上記実施の形態に係る自動串焼き機の動作を説明する。
図示しない運転スイッチが投入されると、ヒータ(61)(61)が発熱すると共に、モータ(35)が回転し始める。
モータ(35)の回転力は、駆動軸(33)から駆動側スプロケット(55)に伝達され、これにより、該駆動側スプロケット(55)と従動側スプロケット(56)に架設された環状チェーン(51)が回転走行する。
【0034】
環状チェーン(51)に所定ピッチで配設された串ホルダ(15)(15)は、ヒータ(61)(61)の配設領域たる加熱ステーション(A)と、その出入り口(62)(63)に対向する材料着脱ステーション(B)の間を循環移動する。
【0035】
上記串ホルダ(15)を構成する回動腕(21)が、材料着脱ステーション(B)に配設されたガイド部材(71)の水平部(74)上にあるときには、プランジャ(24)の後端がクリップ開放ガイド(91)で押されて突出位置(図6の想像線の位置)にあり、これにより、串ホルダ(15)を構成するクリップ(26)の先端挟持部(49)が開放状態に維持されている。そこで、串焼き材料(4)の焼き串(40)の基端部をクリップ(26)に差し込むと共に、該焼き串(40)の外周側面を串支持バー(75)上に載置状態に維持すると、串焼き材料(4)が水平姿勢を保った状態で下流側に移動する。そして、上記プランジャ(24)がクリップ開放ガイド(91)の配設域から外れると、図6に現れる串ホルダ(15)の回動腕(21)内に設けられたバネ(19)の付勢力でプランジャ(24)が後退し、これにより、該プランジャ(24)の先端の環状溝(42)に係合している挟持板(43)(43)がピン(46)(46)を支点として閉方向に回動する。これにより、焼き串(40)がクリップ(26)の挟持板(43)(43)で挟持される。即ち、挟持板(43)(43)の構成材料たるバネの付勢力で焼き串(40)が弾性的に挟持される。尚、串ホルダ(15)を構成するクリップ(26)に串焼き材料(4)を取付けるときは、例えば、ねぎ等の細長い食材(410)は、図2に現れるように鉛直姿勢にセットしておく。
【0036】
次に、焼き串(40)がクリップ(26)の挟持板(43)(43)で挟持された後に加熱ステーション(A)の入口部(63)側に更に移動すると、串ホルダ(15)を構成する回動腕(21)の先端部がガイド部材(71)の下りカム面(73)上を摺動して降下し、これにより、該回動腕(21)が入口部(63)部分に到達したときには鉛直下向きの垂下姿勢になる。
【0037】
そして、串ホルダ(15)が加熱ステーション(A)の入口部(63)に侵入するときには、串ホルダ(15)に設けられたピニオン(38)がラック(39)に噛み合い、これにより、垂下姿勢にある串ホルダ(15)が中心軸の回りに90度自転し、ねぎ等の細長い食材(410)の両側面がヒータ(61)(61)で加熱される。
【0038】
加熱ステーション(A)の入口部(63)に侵入した串焼き材料(4)は、該加熱ステーション(A)を通過する間に加熱調理されるが、この加熱調理時に生じる焼き汁やタレは、串ホルダ(15)(15)の移動域の下方に配設された汁受け(81)(81)(水が貯留されている)に滴下する。従って、焼き汁等がヒータ(61)(61)に付着せず、煙の発生を抑えることができると共に、ヒータ(61)(61)が前記焼き汁で汚染されにくくなり、清掃の必要性が少なくなる。
【0039】
一方、串ホルダ(15)(15)が加熱ステーション(A)の出口部(62)まで移動すると、ピニオン(38)とラック(39)の噛み合いによって串ホルダ(15)(15)が軸回りに90度自転し、その後、串ホルダ(15)を構成する回動腕(21)の外周がガイド部材(71)の上りカム面(72)に当接し、該回動腕(21)が次第に水平方向に回動し、これにより、図4の想像線で示すように、回動腕(21)が水平姿勢になる。又、図2,図6に示すように、串ホルダ(15)を構成するプランジャ(24)の後端がクリップ開放ガイド(91)で前方に押し出され、これにより、クリップ(26)が開放されて串焼き材料(4)が下方の製品受けトレー(図示せず)上に落下する。
【0040】
このものでは、ヒータ(61)(61)が設けられていない材料着脱ステーション(B)で串焼き材料(4)の着脱作業を行えるから、該着脱作業時のヒータ(61)(61)からの熱による不快感が緩和される。又、串焼き材料(4)の着脱時には、串ホルダ(15)(15)が水平姿勢を維持するから、これが鉛直下向き姿勢に維持される場合に比べて串焼き材料(4)の着脱作業を容易に行うことができる。
【0041】
一方、加熱調理時の焼き汁等で汚染された汁受け(81)(81)内の貯留水を交換するときは、本体ケース(80)の側部に設けられた開閉扉(83)を開放して汁受け(81)(81)を取り出し、その貯留水を交換した後に再度載置台(82)(82)上に汁受け(81)(81)をセットしなおす。
【0042】
[その他]
▲1▼上記実施の形態では、串ホルダ(15)がクリップ開放ガイド(91)の配設部を通過し終えたときにクリップ(26)が自動的に閉じる構成としたが、図9に示すように、回動腕(21)の側壁のボール装填孔(94)に、バネ(95)で押されたロックボール(96)を装填すると共に、プランジャ(24)の側壁にはこれの前進位置で上記ロックボール(96)が嵌入する窪部(97)が形成された構成としてもよい。この場合、クリップ開放ガイド(91)は、ガイド部材(71)の上りカム面(72)に対応する範囲だけに設ける。
【0043】
このようにすると、クリップ(26)が開放状態にあるときは、プランジャ(24)の側面の窪部(97)にロックボール(96)が係合状態に維持される。従って、串ホルダ(15)がクリップ開放ガイド(91)の配設位置を通過し終えても、クリップ(26)がバネ(19)の付勢力で自動的に閉動作することがなく、焼き串(40)でプランジャ(24)を強制的に押し込んだ場合にのみ、クリップ(26)が閉動作する。よって、図6のものと相違し、クリップ(26)が自動的に閉じるまで調理者の手で串焼き材料(4)を把持しておく必要がない。
【0044】
▲2▼半円域ヒータ(611)(611)を除去すると共に、該除去した部分に上記材料着脱ステーション(B)とは別な他の材料着脱ステーション(B)を形成し、これら2箇所の材料着脱ステーション(B)材料着脱ステーション(B)で串焼き材料(4)の着脱作業を行うようにしてもよい。
【0045】
▲3▼加熱ステーション(A)の全域に沿って連続するラック(39)を配設し、これにより、串焼き材料(4)を回転させながら焼き上げるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動串焼き機の縦断面図
【図2】本発明の実施の形態に係る自動串焼き機の要部の横断面図
【図3】串ホルダ(15)の装着部の縦断面図
【図4】図3の状態から90度回転した状態の串ホルダ(15)の縦断面図
【図5】吊下げ軸(22)と回動腕(21)の結合部を説明する分解斜視図
【図6】串ホルダ(15)とクリップ開放ガイド(91)の関係を示す図
【図7】ガイド部材(71)の配設部の側面図
【図8】挟持板(43)(43)を先端方向から見た図
【図9】串ホルダ(15)の変形例の断面図
【図10】従来例の説明図
【符号の説明】
(4)・・・串焼き材料
(15)・・・串ホルダ
(19)・・・バネ
(21)・・・回動腕
(24)・・・プランジャ
(26)・・・クリップ
(40)・・・焼き串
(41)・・・食材
(A)・・・加熱ステーション
(B)・・・材料着脱ステーション

Claims (2)

  1. 焼き串(40)に食材(41)が突き刺された串焼き材料(4)を加熱する加熱ステーション(A)の上方域と該ステーションの出口部及び入口部から水平方向外側へずれ且つ前記串焼き材料(4)の着脱作業を行う材料着脱ステーション(B)とを循環するようにモータで駆動される閉ループ部材と、前記閉ループ部材で搬送される串ホルダ(15)(15)に垂下姿勢で保持された串焼き材料(4)を前記加熱ステーション(A)にて搬送方向の側方から加熱する加熱源を具備する自動串焼き機であって、
    前記串ホルダ(15)は、前記閉ループ部材の走行軌跡に対する垂直面内で回動し得るように前記閉ループ部材に取り付けられ且つ前記加熱ステーション(A)では垂下姿勢になる回動腕(21)と、前記回動腕(21)の自由端に配設され且つバネの付勢力で前記焼き串(40)を前記回動腕(21)と平行姿勢に挟持するクリップ(26)を具備しており、
    更に、前記出口部から垂下姿勢で脱出した串焼き材料(4)を保持する前記串ホルダ(15)の回動腕(21)に対して側面から当接することにより前記回動腕(21)を前記閉ループ部材の外側に向けて略水平姿勢まで上向きに回動させる上りカム面から水平部を経由して更に前記入口側へ向かう下りカム面に繋がるカム斜面を有するガイド部材(71)が前記材料着脱ステーション(B)に設けられている、自動串焼き機。
  2. 請求項1に記載の自動串焼き機に於いて、
    前記回動腕(21)には、前記自由端の反対側端部から突出するようにバネ(19)で付勢され且つ該付勢力に抗して押し込まれることにより前記クリップ(26)を開放するプランジャ(24)と、
    前記プランジャ(24)の前記突出する端部を前記バネ(19)の付勢力に抗して押し込み且つ前記出口部から前記材料着脱ステーション(B)に繋がる領域に設けられたプランジャ押し込みカムを具備する、自動串焼き機。
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