JP2004056863A - リレーボックス - Google Patents
リレーボックス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004056863A JP2004056863A JP2002207863A JP2002207863A JP2004056863A JP 2004056863 A JP2004056863 A JP 2004056863A JP 2002207863 A JP2002207863 A JP 2002207863A JP 2002207863 A JP2002207863 A JP 2002207863A JP 2004056863 A JP2004056863 A JP 2004056863A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- relay
- case
- relay connector
- connector holder
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/023—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
- B60R16/0239—Electronic boxes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
【課題】リレーコネクタの収容効率を向上させて省スペース化を図ると共に、リレーブロック(リレーコネクタホルダー)の汎用性を高める。
【解決手段】アッパーケース11とロアケース13とで形成されたケース内部にリレーコネクタ15を取り付けたリレーコネクタホルダー12を収容係止するものであって、リレーコネクタホルダー12は、対向する両端面にケース係止部12aを設けていると共に、ケース係止部12aと直交する連結部12eの両面側にリレーコネクタ15を係止するためのコネクタ係止部12cを設けている一方、ケース内面の対向面13aにリレーコネクタホルダー12のケース係止部12aを係止するための被係止部13cを複数対設けている。
【選択図】 図1
【解決手段】アッパーケース11とロアケース13とで形成されたケース内部にリレーコネクタ15を取り付けたリレーコネクタホルダー12を収容係止するものであって、リレーコネクタホルダー12は、対向する両端面にケース係止部12aを設けていると共に、ケース係止部12aと直交する連結部12eの両面側にリレーコネクタ15を係止するためのコネクタ係止部12cを設けている一方、ケース内面の対向面13aにリレーコネクタホルダー12のケース係止部12aを係止するための被係止部13cを複数対設けている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リレーボックスに関し、詳しくは、リレーコネクタを係止するリレーコネクタホルダーを収容した自動車用のリレーボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、リレーコネクタを内部に収容する自動車用のリレーボックスとして、図3に示すリレーボックス1が提供されている。
リレーボックス1は、リレーコネクタ(図示せず)を収容空間3aに収容する枠状のリレーブロック3をロアカバー4の内部に収容し、アッパーカバー2で閉鎖している。
上記リレーボックス1のリレーブロック3は収容空間3aを5つ設けており、6つ以上のリレーコネクタを収容したい場合には、図4に示すようなリレーボックス5を用いている。
【0003】
リレーボックス5は、収容空間3aを5つ設けたリレーブロック3を2つ並べ、互いに対向する側面の凹凸状の連結部3bを嵌合した状態で、ロアカバー7の内部に収容し、アッパーカバー6で閉鎖している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、自動車の部品設置箇所の高密化に伴って、車両へのリレーボックスの設置スペースは狭く、かつ、いびつな形状となっている。
しかしながら、枠形状のリレーブロック3では、リレーコネクタの収容空間3aが5つと決まっているため、例えば、図3に示すリレーボックス1では、搭載されるリレーコネクタが4つ以下の場合にはリレーボックス1が無駄に大きく、図4に示すリレーボックス5では、搭載されるリレーコネクタが9つ以下の場合に無駄に大きいこととなり、スペース効率が悪くなる問題がある。
【0005】
また、リレーブロック3が枠形状に成形されているため、車両側の設置スペースがいびつな形状(例えば、屈曲形状)である場合には、上記長四角枠形状であるリレーブロック3を用いることができず、アッパーカバー2、6とロアカバー4、7と共にリレーブロック3も新規起工し直さねばならず、リレーブロック3の汎用性が低い問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、リレーボックス内部へのリレーコネクタの収容効率を向上させて省スペース化を図ると共に、リレーブロックの汎用性を高めることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、アッパーケースとロアケースとで形成されたケース内部にリレーコネクタを取り付けたリレーコネクタホルダーを収容係止するものであって、
上記リレーコネクタホルダーは、対向する両端面にケース係止部を設けていると共に、該ケース係止部と直交する連結部の一面あるいは両面側に上記リレーコネクタを係止するためのコネクタ係止部を設けている一方、
上記ケース内面の対向面に上記リレーコネクタホルダーのケース係止部を係止するための被係止部を複数対設けており、
上記リレーコネクタの外面に設けられた被係止部を上記リレーコネクタホルダーの上記コネクタ係止部に係止固定し、該リレーコネクタホルダーのケース係止部を上記ロアケースの任意の被係止部に係止可能としていることを特徴とするリレーボックスを提供している。
【0008】
上記構成とすると、リレーボックスに収容するリレーコネクタの個数が増減しても、上記リレーコネクタホルダーをリレーコネクタの個数に合わせて増減させてケースに取り付けるだけでよく、フレキシブルな対応が可能となる。
よって、リレーコネクタが少ない時などにも、リレーコネクタホルダーが無駄なスペースを占有することがなく、収容効率が向上し省スペース化を図ることができる。
また、本発明のリレーコネクタホルダーは枠状とせずリレーコネクタを包囲しないので、リレーコネクタホルダーの材料使用量が低減でき、コストダウンにも貢献する。
【0009】
さらに、上記連結部の両端にケース係止部を設けて、上記ロアケースの内面の対向する被係止部に係止することで、リレーコネクタホルダーの取付安定性が向上すると共に、ロアケースの対向する内面間をリレーコネクタホルダーで架け渡すので、ケース強度の向上にも繋がる。また、1つのリレーコネクタホルダーの連結部の両面を利用することで、2つのリレーコネクタを1つのリレーコネクタホルダーで取り付けることができる。
【0010】
上記ロアケースおよびアッパーケースは屈曲形状としており、該ケースの屈曲部を挟んだ両側にリレーコネクタホルダーのケース係止部を係止するための被係止部を夫々設けている。
【0011】
上記構成とすると、従来のリレーブロックの代わりに平板状で着脱自在なカセットタイプのリレーコネクタホルダーを用いているので、車両内におけるリレーボックスの配置レイアウトがいびつな形状であるためにリレーボックスが屈曲形状となっても、上記屈曲部を挟んだ両側に上記被係止部さえあれば、リレーコネクタホルダーをケース内部の任意の位置にリレーコネクタホルダーを取付係止することができる。
よって、上記ケース側のみをレイアウトに合わせて変更するだけで、リレーコネクタホルダーを新規に作り直さずに済み、リレーコネクタホルダーの汎用性を向上させることができると共に、ユーザニーズに合致した最適な形状・大きさのリレーボックスを提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、リレーボックス10は、リレーコネクタ15を取り付けたリレーコネクタホルダー12をロアケース13に収容係止して、アッパーケース11とカバー14で閉鎖するものである。
【0013】
リレーコネクタホルダー12は、上面視で略I字形状としており、その連結部12eの両面には上端にコネクタ係止爪12c−1を突出したコネクタ係止片12cを備えていると共に、連結部12eの両側にコネクタスライド枠12dを設けている。
また、連結部12eの両端には、上端にケース係止爪12a−1を突出したケース係止片12aを備えていると共に、該ケース係止片12aの両側にスライド片12bを突設している。
【0014】
ロアケース13は、車両内における配置レイアウトに合わせた屈曲形状としており、その対向する内面13aに被係止爪13cとスライド枠13bとを屈曲部13iを挟んだ両側に2対設けている。また、ケース13の一側には電線導出部13dを延在させており、ケース13外面の所要位置には、カバー14固定のための被ロック枠13e、13fと、アッパケース11固定のためのロック爪13g、13hを突設している。
【0015】
アッパーケース11は、ロアケース13に合わせた屈曲形状であり、ケース外面の所要位置にロアケース13への固定用の被ロック枠11a、11bを突設している。
カバー14は、ロアケース13の電線導出部13dを閉鎖するためのロック爪14b、14cを突設しており、電線導出部14aを備えている。
【0016】
リレーコネクタ15は、リレー16の底面にリレー接点と電気接続された雄ターミナル(図示せず)を覆うようにフード部17を設けている一方、電線wの端末に接続されたハウジング18には、電線wと電気接続された雌ターミナル(図示せず)が設けられている。ハウジング18をフード部17に嵌合挿入することにより、雌ターミナルが雄ターミナルと嵌合接続される。
フード部17には、リレーコネクタホルダー12のコネクタスライド枠12dにスライド嵌合するスライド枠17aを両側に突設していると共に、該各スライド枠17a間にコネクタ係止爪12c−1と係止する被係止部(図示せず)を設けている。
【0017】
次に、リレーボックス10の組付手順を説明する。
図2に示すように、リレーコネクタ15のスライド枠17aをリレーコネクタホルダー12のコネクタスライド枠12dに下方よりスライド挿入し、リレーコネクタ15の被係止部(図示せず)をリレーコネクタホルダー12のコネクタ係止片12cを撓ませてコネクタ係止爪12c−1に係止することにより、リレーコネクタ15を連結部12eの一面側に取り付ける。
同様にして、連結部12dの他面側にも別のリレーコネクタ15を取り付ける。
【0018】
上記のようにリレーコネクタ15が取り付けられたリレーコネクタホルダー12のスライド片12bを、ロアケース13のスライド枠13bにスライド挿入し、ロアケース13の被係止爪13cをリレーコネクタホルダー12のケース係止片12aを撓ませてケース係止爪12a−1に係止することにより、リレーコネクタホルダー12をロアケース13の内部空間Sに収容係止する。
【0019】
そして、リレーコネクタ15の下方に接続された電線wは、電線導出部13dに沿って外部に導出すると共に、カバー14の電線導出部14aをロアケース13の電線導出部13dに合致させて、ロック爪14b、14cをロアケース13の被ロック枠13e、13fにロック固定する。
最後に、アッパーケース11の被ロック枠11a、11bをロアケースのロック爪13g、13hにロック固定し、ロアケース13の上面を閉鎖する。
【0020】
上記構成とすると、リレーボックス10が屈曲形状となっても、ロアケース13にリレーコネクタホルダー12のケース係止爪12a−1を係止する被係止爪13c、および、スライド片12bをスライド嵌合するスライド枠13bさえあれば、ロアケース13の内部空間Sの任意の位置にリレーコネクタホルダー12を取付係止することができる。
よって、ケース11、13側のみを車両内における配置レイアウトに合わせて変更するだけで、リレーコネクタホルダー12を新規に作り直さずに済み、リレーコネクタホルダー12の汎用性が向上すると共に、ユーザニーズに合致した最適な形状・大きさのリレーボックスを提供することができる。
【0021】
また、リレーボックス10に収容するリレーコネクタ15の個数が増減しても、リレーコネクタホルダー12をリレーコネクタ15の個数に合わせて増減させてロアケース13に取り付けるだけでよく、フレキシブルな対応が可能となる。
よって、リレーコネクタ15が少ない時などには、それに合わせてケース側を小さくして収容効率を向上させ省スペース化を図ることができる。
【0022】
さらに、本発明のリレーコネクタホルダー12は、平板状としてリレーコネクタ15を包囲していないので、リレーコネクタホルダー12の材料使用量が低減され、材料コストが低減される。
また、連結部12eの両端をロアケース13に係止することで、リレーコネクタホルダー12の取付安定性が向上すると共に、ロアケース13の対向する内面間13aをリレーコネクタホルダー12で架け渡しているので、ロアケース13強度の向上にも繋がる。
【0023】
なお、リレーコネクタ15はリレーコネクタホルダー12の一面側にのみ取り付ける構成としてもよい。また、リレーコネクタホルダー12のロアケース13への取付部となるケース係止片12aおよびスライド片12bは連結部12eの一側にのみ設けてもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、リレーボックスに収容するリレーコネクタの個数が増減しても、ケースに取り付けるリレーコネクタホルダーを合わせて増減させて、フレキシブル対応できるので、リレーコネクタが少ない時などでも、リレーコネクタホルダーが無駄なスペースを占有せず収容効率が向上し、省スペース化が図られる。
また、リレーコネクタホルダーはリレーコネクタを包囲しない平板状としているので、リレーコネクタホルダーの材料使用量が低減できコストダウンを図ることもできる。
【0025】
さらに、車両内におけるリレーボックスの配置レイアウトがいびつな形状であっても、ケース側に上記リレーコネクタホルダーのケース係止部を係止するための被係止部さえあれば、ケース内部の任意の位置にリレーコネクタホルダーをカセット状に取付係止できるので、リレーコネクタホルダーは新規に作り直す必要がなく汎用性を高めることができると共に、ユーザニーズに合致した最適な形状・大きさのリレーボックスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のリレーボックスの分解斜視図である。
【図2】要部拡大図である。
【図3】従来のリレーボックスの分解斜視図である。
【図4】別の従来のリレーボックスの分解斜視図である。
【符号の説明】
10 リレーボックス
11 アッパーケース
12 リレーコネクタホルダー
12a ケース係止片
12a−1 ケース係止爪
12b スライド片
12c コネクタ係止片
12c−1 コネクタ係止爪
12d スライド枠
13 ロアケース
13b スライド枠
13c 被係止爪
14 カバー
15 リレーコネクタ
16 リレー
17 フード部
17a スライド片
18 ハウジング
w 電線
【発明の属する技術分野】
本発明は、リレーボックスに関し、詳しくは、リレーコネクタを係止するリレーコネクタホルダーを収容した自動車用のリレーボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、リレーコネクタを内部に収容する自動車用のリレーボックスとして、図3に示すリレーボックス1が提供されている。
リレーボックス1は、リレーコネクタ(図示せず)を収容空間3aに収容する枠状のリレーブロック3をロアカバー4の内部に収容し、アッパーカバー2で閉鎖している。
上記リレーボックス1のリレーブロック3は収容空間3aを5つ設けており、6つ以上のリレーコネクタを収容したい場合には、図4に示すようなリレーボックス5を用いている。
【0003】
リレーボックス5は、収容空間3aを5つ設けたリレーブロック3を2つ並べ、互いに対向する側面の凹凸状の連結部3bを嵌合した状態で、ロアカバー7の内部に収容し、アッパーカバー6で閉鎖している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、自動車の部品設置箇所の高密化に伴って、車両へのリレーボックスの設置スペースは狭く、かつ、いびつな形状となっている。
しかしながら、枠形状のリレーブロック3では、リレーコネクタの収容空間3aが5つと決まっているため、例えば、図3に示すリレーボックス1では、搭載されるリレーコネクタが4つ以下の場合にはリレーボックス1が無駄に大きく、図4に示すリレーボックス5では、搭載されるリレーコネクタが9つ以下の場合に無駄に大きいこととなり、スペース効率が悪くなる問題がある。
【0005】
また、リレーブロック3が枠形状に成形されているため、車両側の設置スペースがいびつな形状(例えば、屈曲形状)である場合には、上記長四角枠形状であるリレーブロック3を用いることができず、アッパーカバー2、6とロアカバー4、7と共にリレーブロック3も新規起工し直さねばならず、リレーブロック3の汎用性が低い問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、リレーボックス内部へのリレーコネクタの収容効率を向上させて省スペース化を図ると共に、リレーブロックの汎用性を高めることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、アッパーケースとロアケースとで形成されたケース内部にリレーコネクタを取り付けたリレーコネクタホルダーを収容係止するものであって、
上記リレーコネクタホルダーは、対向する両端面にケース係止部を設けていると共に、該ケース係止部と直交する連結部の一面あるいは両面側に上記リレーコネクタを係止するためのコネクタ係止部を設けている一方、
上記ケース内面の対向面に上記リレーコネクタホルダーのケース係止部を係止するための被係止部を複数対設けており、
上記リレーコネクタの外面に設けられた被係止部を上記リレーコネクタホルダーの上記コネクタ係止部に係止固定し、該リレーコネクタホルダーのケース係止部を上記ロアケースの任意の被係止部に係止可能としていることを特徴とするリレーボックスを提供している。
【0008】
上記構成とすると、リレーボックスに収容するリレーコネクタの個数が増減しても、上記リレーコネクタホルダーをリレーコネクタの個数に合わせて増減させてケースに取り付けるだけでよく、フレキシブルな対応が可能となる。
よって、リレーコネクタが少ない時などにも、リレーコネクタホルダーが無駄なスペースを占有することがなく、収容効率が向上し省スペース化を図ることができる。
また、本発明のリレーコネクタホルダーは枠状とせずリレーコネクタを包囲しないので、リレーコネクタホルダーの材料使用量が低減でき、コストダウンにも貢献する。
【0009】
さらに、上記連結部の両端にケース係止部を設けて、上記ロアケースの内面の対向する被係止部に係止することで、リレーコネクタホルダーの取付安定性が向上すると共に、ロアケースの対向する内面間をリレーコネクタホルダーで架け渡すので、ケース強度の向上にも繋がる。また、1つのリレーコネクタホルダーの連結部の両面を利用することで、2つのリレーコネクタを1つのリレーコネクタホルダーで取り付けることができる。
【0010】
上記ロアケースおよびアッパーケースは屈曲形状としており、該ケースの屈曲部を挟んだ両側にリレーコネクタホルダーのケース係止部を係止するための被係止部を夫々設けている。
【0011】
上記構成とすると、従来のリレーブロックの代わりに平板状で着脱自在なカセットタイプのリレーコネクタホルダーを用いているので、車両内におけるリレーボックスの配置レイアウトがいびつな形状であるためにリレーボックスが屈曲形状となっても、上記屈曲部を挟んだ両側に上記被係止部さえあれば、リレーコネクタホルダーをケース内部の任意の位置にリレーコネクタホルダーを取付係止することができる。
よって、上記ケース側のみをレイアウトに合わせて変更するだけで、リレーコネクタホルダーを新規に作り直さずに済み、リレーコネクタホルダーの汎用性を向上させることができると共に、ユーザニーズに合致した最適な形状・大きさのリレーボックスを提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、リレーボックス10は、リレーコネクタ15を取り付けたリレーコネクタホルダー12をロアケース13に収容係止して、アッパーケース11とカバー14で閉鎖するものである。
【0013】
リレーコネクタホルダー12は、上面視で略I字形状としており、その連結部12eの両面には上端にコネクタ係止爪12c−1を突出したコネクタ係止片12cを備えていると共に、連結部12eの両側にコネクタスライド枠12dを設けている。
また、連結部12eの両端には、上端にケース係止爪12a−1を突出したケース係止片12aを備えていると共に、該ケース係止片12aの両側にスライド片12bを突設している。
【0014】
ロアケース13は、車両内における配置レイアウトに合わせた屈曲形状としており、その対向する内面13aに被係止爪13cとスライド枠13bとを屈曲部13iを挟んだ両側に2対設けている。また、ケース13の一側には電線導出部13dを延在させており、ケース13外面の所要位置には、カバー14固定のための被ロック枠13e、13fと、アッパケース11固定のためのロック爪13g、13hを突設している。
【0015】
アッパーケース11は、ロアケース13に合わせた屈曲形状であり、ケース外面の所要位置にロアケース13への固定用の被ロック枠11a、11bを突設している。
カバー14は、ロアケース13の電線導出部13dを閉鎖するためのロック爪14b、14cを突設しており、電線導出部14aを備えている。
【0016】
リレーコネクタ15は、リレー16の底面にリレー接点と電気接続された雄ターミナル(図示せず)を覆うようにフード部17を設けている一方、電線wの端末に接続されたハウジング18には、電線wと電気接続された雌ターミナル(図示せず)が設けられている。ハウジング18をフード部17に嵌合挿入することにより、雌ターミナルが雄ターミナルと嵌合接続される。
フード部17には、リレーコネクタホルダー12のコネクタスライド枠12dにスライド嵌合するスライド枠17aを両側に突設していると共に、該各スライド枠17a間にコネクタ係止爪12c−1と係止する被係止部(図示せず)を設けている。
【0017】
次に、リレーボックス10の組付手順を説明する。
図2に示すように、リレーコネクタ15のスライド枠17aをリレーコネクタホルダー12のコネクタスライド枠12dに下方よりスライド挿入し、リレーコネクタ15の被係止部(図示せず)をリレーコネクタホルダー12のコネクタ係止片12cを撓ませてコネクタ係止爪12c−1に係止することにより、リレーコネクタ15を連結部12eの一面側に取り付ける。
同様にして、連結部12dの他面側にも別のリレーコネクタ15を取り付ける。
【0018】
上記のようにリレーコネクタ15が取り付けられたリレーコネクタホルダー12のスライド片12bを、ロアケース13のスライド枠13bにスライド挿入し、ロアケース13の被係止爪13cをリレーコネクタホルダー12のケース係止片12aを撓ませてケース係止爪12a−1に係止することにより、リレーコネクタホルダー12をロアケース13の内部空間Sに収容係止する。
【0019】
そして、リレーコネクタ15の下方に接続された電線wは、電線導出部13dに沿って外部に導出すると共に、カバー14の電線導出部14aをロアケース13の電線導出部13dに合致させて、ロック爪14b、14cをロアケース13の被ロック枠13e、13fにロック固定する。
最後に、アッパーケース11の被ロック枠11a、11bをロアケースのロック爪13g、13hにロック固定し、ロアケース13の上面を閉鎖する。
【0020】
上記構成とすると、リレーボックス10が屈曲形状となっても、ロアケース13にリレーコネクタホルダー12のケース係止爪12a−1を係止する被係止爪13c、および、スライド片12bをスライド嵌合するスライド枠13bさえあれば、ロアケース13の内部空間Sの任意の位置にリレーコネクタホルダー12を取付係止することができる。
よって、ケース11、13側のみを車両内における配置レイアウトに合わせて変更するだけで、リレーコネクタホルダー12を新規に作り直さずに済み、リレーコネクタホルダー12の汎用性が向上すると共に、ユーザニーズに合致した最適な形状・大きさのリレーボックスを提供することができる。
【0021】
また、リレーボックス10に収容するリレーコネクタ15の個数が増減しても、リレーコネクタホルダー12をリレーコネクタ15の個数に合わせて増減させてロアケース13に取り付けるだけでよく、フレキシブルな対応が可能となる。
よって、リレーコネクタ15が少ない時などには、それに合わせてケース側を小さくして収容効率を向上させ省スペース化を図ることができる。
【0022】
さらに、本発明のリレーコネクタホルダー12は、平板状としてリレーコネクタ15を包囲していないので、リレーコネクタホルダー12の材料使用量が低減され、材料コストが低減される。
また、連結部12eの両端をロアケース13に係止することで、リレーコネクタホルダー12の取付安定性が向上すると共に、ロアケース13の対向する内面間13aをリレーコネクタホルダー12で架け渡しているので、ロアケース13強度の向上にも繋がる。
【0023】
なお、リレーコネクタ15はリレーコネクタホルダー12の一面側にのみ取り付ける構成としてもよい。また、リレーコネクタホルダー12のロアケース13への取付部となるケース係止片12aおよびスライド片12bは連結部12eの一側にのみ設けてもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、リレーボックスに収容するリレーコネクタの個数が増減しても、ケースに取り付けるリレーコネクタホルダーを合わせて増減させて、フレキシブル対応できるので、リレーコネクタが少ない時などでも、リレーコネクタホルダーが無駄なスペースを占有せず収容効率が向上し、省スペース化が図られる。
また、リレーコネクタホルダーはリレーコネクタを包囲しない平板状としているので、リレーコネクタホルダーの材料使用量が低減できコストダウンを図ることもできる。
【0025】
さらに、車両内におけるリレーボックスの配置レイアウトがいびつな形状であっても、ケース側に上記リレーコネクタホルダーのケース係止部を係止するための被係止部さえあれば、ケース内部の任意の位置にリレーコネクタホルダーをカセット状に取付係止できるので、リレーコネクタホルダーは新規に作り直す必要がなく汎用性を高めることができると共に、ユーザニーズに合致した最適な形状・大きさのリレーボックスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のリレーボックスの分解斜視図である。
【図2】要部拡大図である。
【図3】従来のリレーボックスの分解斜視図である。
【図4】別の従来のリレーボックスの分解斜視図である。
【符号の説明】
10 リレーボックス
11 アッパーケース
12 リレーコネクタホルダー
12a ケース係止片
12a−1 ケース係止爪
12b スライド片
12c コネクタ係止片
12c−1 コネクタ係止爪
12d スライド枠
13 ロアケース
13b スライド枠
13c 被係止爪
14 カバー
15 リレーコネクタ
16 リレー
17 フード部
17a スライド片
18 ハウジング
w 電線
Claims (2)
- アッパーケースとロアケースとで形成されたケース内部にリレーコネクタを取り付けたリレーコネクタホルダーを収容係止するものであって、
上記リレーコネクタホルダーは、対向する両端面にケース係止部を設けていると共に、該ケース係止部と直交する連結部の一面あるいは両面側に上記リレーコネクタを係止するためのコネクタ係止部を設けている一方、
上記ケース内面の対向面に上記リレーコネクタホルダーのケース係止部を係止するための被係止部を複数対設けており、
上記リレーコネクタの外面に設けられた被係止部を上記リレーコネクタホルダーの上記コネクタ係止部に係止固定し、該リレーコネクタホルダーのケース係止部を上記ロアケースの任意の被係止部に係止可能としていることを特徴とするリレーボックス。 - 上記ロアケースおよびアッパーケースは屈曲形状としており、該ケースの屈曲部を挟んだ両側にリレーコネクタホルダーのケース係止部を係止するための被係止部を夫々設けている請求項1に記載のリレーボックス。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207863A JP2004056863A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | リレーボックス |
EP20030291760 EP1382494B1 (en) | 2002-07-17 | 2003-07-16 | Relay box and method of housing at least one relay connector therein |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207863A JP2004056863A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | リレーボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004056863A true JP2004056863A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=29774626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002207863A Abandoned JP2004056863A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | リレーボックス |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1382494B1 (ja) |
JP (1) | JP2004056863A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3791090A1 (en) | 2018-05-10 | 2021-03-17 | ArvinMeritor Technology, LLC | Lubrication of an axle assembly having an electric motor module |
US10687430B2 (en) * | 2018-11-09 | 2020-06-16 | Rockwell Collins, Inc. | Electrical component support bracket |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2924672B2 (ja) * | 1994-11-16 | 1999-07-26 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
JP3923111B2 (ja) * | 1996-10-31 | 2007-05-30 | 古河電気工業株式会社 | 電気接続箱 |
JP3533930B2 (ja) * | 1998-02-25 | 2004-06-07 | 住友電装株式会社 | 収容ブロック及び該収容ブロックを備えた電気接続箱 |
WO1999054973A1 (en) * | 1998-04-16 | 1999-10-28 | Siemens Electromechanical Components, Inc. | Quick connect relay module |
US20020098739A1 (en) * | 2000-12-27 | 2002-07-25 | Yazaki Corporation | Electric connection box |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002207863A patent/JP2004056863A/ja not_active Abandoned
-
2003
- 2003-07-16 EP EP20030291760 patent/EP1382494B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1382494A1 (en) | 2004-01-21 |
EP1382494B1 (en) | 2007-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4408826B2 (ja) | 電気回路基板収容箱 | |
US7666005B2 (en) | Housing for electrical components | |
JP4161831B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2000150080A (ja) | シ―ルドマルティプル電気コネクタ | |
US11165204B2 (en) | Plug and socket having a shield plate to ground plate connection | |
JP2010268601A (ja) | 電気接続箱のブラケット構造 | |
JP2019050200A (ja) | バッテリ接続モジュール | |
US10784594B2 (en) | Adapter connector | |
US5173062A (en) | Discharge lamp connector assembly | |
CN103563040A (zh) | 熔断体安装结构和电接线盒 | |
CN109037994A (zh) | 连接器 | |
JP2004095346A (ja) | コネクタ組立体及びそれに使用するコネクタ | |
JP3535375B2 (ja) | 電気機器用組立型筐体 | |
GB2279186A (en) | An electrical connector assembly | |
JP5149071B2 (ja) | 電気接続箱の電源分配構造 | |
JP2004056863A (ja) | リレーボックス | |
JP2002305828A (ja) | 電気接続箱とコネクタハウジングとの固定構造 | |
JP4250025B2 (ja) | 電気接続箱の補強構造 | |
US6176726B1 (en) | Electrical connection box including a connector housing and mating connector | |
JP2002101526A (ja) | 電気接続箱の電源接続構造 | |
US20220115810A1 (en) | Electrical junction box | |
JPH0554787A (ja) | 自動車用電気接続装置 | |
JP3015334B2 (ja) | コンセント | |
JP2815908B2 (ja) | コンセント | |
US5794765A (en) | Electric connector assembly |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20061124 |