JP2004055291A - 面光源装置 - Google Patents

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Takeshi Sugiyama
杉山 健
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Abstract

【課題】輝度むらを改善できるフロントライトおよびバックライトを提供する。
【解決手段】発光ダイオードからの点状の光Bを、ライトガイドパイプ18のプリズム19で反射して拡散させて線状の光Bに変換する。線状の光Bを導光板で面状の光に変換する。プリズム19へ入射する光Bの入射角度θあるいは反射角度θと、プリズム19で屈折する光の屈折角度θとの和を80°より小さいか100°より大きくする。プリズム19による入射角度θあるいは反射角度θと屈折角度θとの和が90°とならない。プリズム19で反射して拡散した光Bによる導光板への暗線の発生を軽減できる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源からの点状の光を面状光源にする面光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の面光源装置としては、例えば図7ないし図10に示す構成が知られている。
【0003】
この図7ないし図10に示す面光源装置は、図示しない反射型および透過型の液晶表示装置に用いられるフロントライトあるいはバックライトとしての光源装置1である。そして、この光源装置1は、点状の光Lを照射する光源としての対をなす発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)2を備えている。これら発光ダイオード2は、それぞれに電気エネルギを供給させるフレキシブルなプリント配線基板としてのフレキシブル回路基板であるFPC(Flexible Print Circuit)3にそれぞれが取り付けられている。
【0004】
さらに、これら発光ダイオード2それぞれは点状の光Lを照射する点光源であるため、これら対をなす発光ダイオード2の間には、これら発光ダイオード2からの点状の光Lを線状光源に変換する線状光源変換体としての導光体である断面矩形柱状の樹脂成形品にて成形されたライトガイドパイプ(Light Guide Pipe:LGP)4が配設されている。
【0005】
また、ライトガイドパイプ4の長手方向における一側面には、図8に示すように、各発光ダイオード2からの点状の光Lを反射させて拡散させることにより線状に変換する光変換部としてのプリズム5が設けられている。そして、このライトガイドパイプ4におけるプリズム5に反した側の側面に対向して、このプリズム5にて線状に変換した光Lを面状光源に変換する平板状の面状光源変換体としての導光板6の面方向における一側面が対向して配設されている。この導光板6の上面側には、図9に示すように、特殊なプリズム7が加工されており、この導光板6の下面側には、図示しない反射防止材が蒸着または塗布されている。
【0006】
さらに、ライトガイドパイプ4におけるプリズム5が設けられていない長手方向における各側面は、図7に示すように、高反射率の金属板であるリフレクタ8にて覆われている。このリフレクタ8は、発光ダイオード2からの光Lが反射して導光板6側以外の方向に向けて拡散した光Lを高反射率にてライトガイドパイプ4の内部へと反射する。
【0007】
そして、各発光ダイオード2からライトガイドパイプ4へと入射した光Lは、図8に示すように、このライトガイドパイプ4のプリズム5によって導光板6側に向けて線状に変換される。この原理は、導光板6に接する面の反対側の側面に楔形状のプリズム5が形成されていることに起因する。
【0008】
さらに、ライトガイドパイプ4から導光板6の内面へと入射した光Lは、図9に示すように、この導光板6の上面側に施されたプリズム7により、この導光板6の下面側に配設された図示しない反射型あるいは透過型の液晶パネルへと面状に照射される。
【0009】
また、反射型液晶パネルへと照射した光Lは、この液晶パネルの内部に形成されている図示しない反射電極にて反射されて、導光板6の内部を通過して使用者の目に入り視認される。一方、透過型液晶パネルへと照射した光Lは、プリズム7が施されていない面から透過光として利用される。このとき、発光ダイオード2からの光Lが、点状、線状および面状へと順次変換されて使用者によって明るさとして視認されるとともに、液晶パネルの画面全体における輝度の均一性として認識される。
【0010】
さらに、点光源として発光ダイオード2を用いた場合には、点光源を線状光源に変換するライトガイドパイプ4、線状光源を面状光源に変換する導光板6、および液晶パネルなどによる光Lの吸収や散乱を経た後、発光ダイオード2にて発光された光Lが使用者に認識されることとなる。
【0011】
このため、使用者が目にする光Lは、FPC3から発光ダイオード2へと供給される電気エネルギの大部分を損失した状態であるため、輝度の低下や、輝線および暗線Dが発生してしまい、画面品位不良品として製品価値を失っている。
【0012】
そこで、輝線および暗線を改善する方法として様々な手法が知られている。そして、この種の改善方法としては、例えば導光板6の光Lが入射する側の側面に拡散性処理をしたり、この導光板6とライトガイドパイプ4との間に図示しない拡散シートを設置したり、このライトガイドパイプ4に光拡散性の材料を用いるなどの方法がある。
【0013】
ところが、このような手法を用いた場合には、輝線および暗線Dの発生を抑制することが可能である反面、導光板6に入射する光Lが吸収あるいは散乱などされる過程を経るため、液晶パネルに供給される光Lの強度が低下してしまい、この液晶パネルにおける表示画面エリアの輝度の低下をもたらしてしまう。
【0014】
ここで、そもそも液晶パネルの画面の輝度むらの原因は、小型の発光ダイオード2により近い部分での光Lの供給量が多く、この発光ダイオード2から離れるほど光Lの供給量が少なくなることに起因する。特に、発光ダイオード2側と液晶パネルの画面の中心部との輝度差は大きく異なり、この液晶パネルの画面品位を悪くしてしまう。
【0015】
このため、ライトガイドパイプ4のプリズム5の深さを中心部が最も深くなるような形状として、これらプリズム5を等間隔に設置することにより、発光ダイオード2から離れた地点での光Lの供給エネルギが均一とされて、液晶パネルの表示画面エリアでの輝度むらが軽減される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように、ライトガイドパイプ4のプリズム5の深さを中心部が最も深くなるような形状として、これらプリズム5を等間隔に設置して、液晶パネルの表示画面エリアでの輝度むらを軽減させた場合には、図10に示すように、ライトガイドパイプ4における光Lの伝播方向に沿って対をなす発光ダイオード2から所定距離離れた位置に暗線Dが認識される場合がある。
【0017】
この現象は、各発光ダイオード2からの光Lがライトガイドパイプ4のプリズム5に入射するときに、これらプリズム5に入射する光Lの入射角度φあるいはこれらプリズム5にて反射される光Lの反射角度φと、これらプリズム5にて屈折される光Lの屈折角度φとの和が90°である場合に、偏光角の原理により反射光強度が0となってしまう。
【0018】
すなわち、ライトガイドパイプ4のプリズム5の入射角度φあるいは反射角度φと、これらプリズム5の屈折角度φとの和が90°となるような位置や媒質によって導光板に暗線Dとなって認識されるから、液晶表示装置としての製品性を損なってしまう。
【0019】
このため、ライトガイドパイプ4のプリズム5の入射角度φあるいは反射角度φと、これらプリズム5の屈折角度φとの和が90°とならないようにライトガイドパイプ4の媒質を最適化すればよいが、発光ダイオード2とライトガイドパイプ4との構造上、必ずある位置のプリズム5により発光ダイオード2からの光Lの入射角度φと屈折角度φとの和が90°となってしまう。
【0020】
よって、発光ダイオード2からの距離、すなわち液晶パネルの画面サイズに関係なく、暗線Dが発生してしまう。このため、液晶パネルの表示画面エリアの画面品位が悪くなるから、輝度が低下して輝度むらが生じ、暗線Dが発生してしまうという問題を有している。
【0021】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、輝度むらを改善する面光源装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、点状の光を照射する光源と、この光源に対向して配設されこの光源からの光を界面にて変換して線状光源にする光変換部が一側面に設けられた線状光源変換体と、この線状光源変換体における前記光変換部に反した側に配設され、この線状光源変換体にて線状光源に変換された光を面状光源に変換する板状の面状光源変換体とを備え、前記光変換部は、変換する光の入射角度と、前記界面にて反射されずに屈折される光の屈折角度との和が、80°より小さいか、100°より大きいものである。
【0023】
そして、光源からの点状の光は、この光源に対向して配設され線状光源変換体の一側面に設けられた光変換部により線状光源に変換される。さらに、この線状光源に変換された光は、線状光源変換体の光変換部に反した側に配設された板状の面状光源変換体により面状光源に変換される。ここで、線状光源変換体の光変換部は、変換する光の入射角度と、この光変換部の界面にて反射されずに屈折される光の屈折角度との和を80°より小さいか100°より大きくする。すると、光変換部による入射角度と屈折角度との和が90°とならなくなるので、この光変換部にて変換された光によって面状光源変換体に暗線となって認識される部分が無くなる。よって、この面状光源変換体の輝度を低下させずに輝度むらを改善でき、この面状光源変換体に発生する暗線が軽減される。
【0024】
また、点状の光を照射する光源と、この光源に対向して配設されこの光源からの光を界面にて変換して線状光源にする光変換部が一側面に設けられた線状光源変換体と、この線状光源変換体における前記光変換部に反した側に配設され、この線状光源変換体にて線状光源に変換された光を面状光源に変換する板状の面状光源変換体とを備え、前記光変換部は、光源から遠ざかるに従い、この光源からの光を小さな反射角度で反射させるものである。
【0025】
そして、線状光源変換体の光変換部が、光源から遠ざかるに従いこの光源からの光を小さな反射角度で反射させるので、この光変換部による入射角度と屈折角度との和が90°となる位置をなくすことが可能となり、この光変換部にて変換された光によって面状光源変換体に暗線となって認識される部分が無くなる。よって、この面状光源変換体の輝度を低下させずに輝度むらを改善でき、この面状光源変換体に発生する暗線が軽減される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の面光源装置を備えた液晶表示装置の第1の実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0027】
図1ないし図5において、11は反射型の液晶表示装置で、この液晶表示装置11は、携帯電話などに用いられる、例えば2型などの反射型の液晶パネル12を備えている。この液晶パネル12は、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)型であり、表面に偏光板13が一体的に取り付けられている。
【0028】
また、この液晶パネル12には、フレキシブルなプリント配線基板としてのフレキシブル回路基板である液晶用FPC(Flexible Print Circuit)14が接続されており、この液晶用FPC14は、液晶パネル12に対してこの液晶パネル12を駆動させる電気信号や電気エネルギを供給する。さらに、液晶パネル12は、液晶用FPC14から供給される電気信号または電気エネルギによって所望の画像を表面部に表示する。
【0029】
一方、液晶パネル12の表面側には、この液晶パネル12に表示される画像へと光Bを照射させる補助光源としての面光源装置であるフロントライト15が対向して配設されている。このフロントライト15は、点状の光Bを発する点光源としての対をなす白色発光の発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)16を備えている。これら発光ダイオード16は、それぞれに電気エネルギを供給させて発光させるフレキシブルなプリント配線基板としての発光用FPC(Flexible Print Circuit)17にそれぞれが取り付けられている。
【0030】
そして、これら対をなす発光ダイオード16の間には、これら発光ダイオード16からの点状の光Bを線状光源に変換する線状光源変換体としての導光体であるライトガイドパイプ18が配設されている。このライトガイドパイプ18は、長手方向における両端部間が、対をなす発光ダイオード16にて挟まれている。また、このライトガイドパイプ18は、樹脂を断面矩形柱状の直方体に成形した樹脂成形品であり、屈折率が1.5である。ここで、各発光ダイオード16は、線光源となるライトガイドパイプ18の長手方向における両端部に対向する位置にそれぞれ配設されており、このライトガイドパイプ18の内部に放射状の光Bを入射させる。
【0031】
また、このライトガイドパイプ18は、長手寸法が、例えば35mmであり、アクリル材にて成形されている。さらに、このライトガイドパイプ18の長手方向における一側面には、図1、図2および図4に示すように、各発光ダイオード16からの点状の光Bを界面20にて反射させつつ拡散させて線状光源に変換する光反射部としての光変換部である複数のプリズム19が設けられている。なお、このプリズム19の界面20は、各発光ダイオード16からの点状の光Bが入射されることにより、この光Bを反射させるとともに、屈折させて透過させる。
【0032】
ここで、これら各プリズム19は、図1に示すように、ライトガイドパイプ18の一側面に沿って等間隔に離間した位置にそれぞれが設けられている。また、これら各プリズム19は、ライトガイドパイプ18の長手方向における両端部からの距離に応じて、深さと、これら各プリズム19それぞれの界面20におけるプリズム角度θとのそれぞれが徐々に変化している。すなわち、これら各プリズム19のプリズム角度θは、ライトガイドパイプ18の両端に位置する各発光ダイオード16から遠ざかるに従って、これら発光ダイオード16からの光Bを界面20により徐々に小さな反射角度で反射させるように、ライトガイドパイプ18の両端部から中心部に向かうに従ってこのライトガイドパイプ18の一側面に対して徐々に大きくされている。
【0033】
また、これら各プリズム19は、図2に示すように、各発光ダイオード16から各プリズム19へと入射して変換される光Bの入射角度θあるいはこれら各プリズム19の界面20にて反射される光Bの反射角度θと、これら各プリズム19の界面20にて反射されずに屈折される光Bの屈折角度θとの和が90°とならなように、これら各プリズム19それぞれのプリズム角度θが設定されている。
【0034】
すなわち、これら各プリズム19は、これら各プリズム19による光Bの入射角度θあるいは反射角度θと、これら各プリズム19による光Bの屈折角度θとの和が80°より小さいか100°より大きく、すなわち80°>θ+θ、あるいはθ+θ>100°となるように設定されている。
【0035】
なお、これら各プリズム19による光Bの入射角度θとは、これら各プリズム19における光Bが入射する側の一側面である界面20の法線nに対する角度である。また、これら各プリズム19による光Bの反射角度θとは、これら各プリズム19における光Bが入射する側の界面の法線nと、これら各プリズム19の界面20にて光Bが反射した方向との間の角度である。さらに、これら各プリズム19による光Bの屈折角度θとは、これら各プリズム19における光Bが入射する側の界面20の法線nと、これら各プリズム19の界面20にて屈折してこれら各プリズム19の界面を透過した光Bの方向との間の角度である。
【0036】
さらに、これら各プリズム19は、図1に示すように、ライトガイドパイプ18の一側面に対するプリズム角度θが、このライトガイドパイプ18の長手方向における両端部から中心部に向かうに連れて15°から35°へと徐々に変化した分布とされている。また、これら各プリズム19は、ライトガイドパイプ18の一側面に対するプリズム角度θが、このライトガイドパイプ18の両側域から中央域に向けて大きくなって深くなるに連れて、このライトガイドパイプ18を幅方向に亘って貫通しないように、徐々に幅狭とされている。
【0037】
よって、これら各プリズム19は、各発光ダイオード16からの光Bを均一な線状の光Bにして、この均一な線状の光Bを導光板23に入射させて、この導光板23での輝度を低下させずに、この導光板23に生じる輝度むらや、この導光板23での暗線の発生を軽減させる。
【0038】
そして、ライトガイドパイプ18におけるプリズム19の反対側の側面に対向して、このプリズム19にて線状光源に変換された光Bを面状光源に変換する矩形平板状の面状光源変換体としての導光板23の面方向における一側面が対向して配設されている。この導光板23の上面側には、図6に示すように、特殊なプリズム24が成型されており、このプリズム24は、ライトガイドパイプ18から遠ざかるに連れて徐々に可変されて階段状に形成されている。
【0039】
さらに、この導光板23の下面側には、図示しない反射防止膜が蒸着されている。また、この導光板23は、ポリカーボネイト、アクリル、あるいはシクロオレフィンポリマなどの耐熱透明樹脂にて成形された樹脂成形材である。
【0040】
そして、ライトガイドパイプ18におけるプリズム19が設けられていない長手方向における各側面は、図3に示すように、高反射率の金属板であるリフレクタ25にて覆われている。このリフレクタ25は、発光ダイオード16からの光Bが反射して導光板23側以外の方向に向けて拡散した光Bを高反射率にてライトガイドパイプ18の内部へと反射する。
【0041】
一方、液晶パネル12の偏光板13の周辺部には、1枚ないし4枚のフロント側の両面テープ27が配置され、これら両面テープ27はフロントライト15の導光板23を液晶パネル12の表面部に接着固定する。
【0042】
そして、このフロントライト15が一体的に取り付けられた液晶パネル12は、セルケース28に収納されて、このセルケース28内には、下側に1枚ないし4枚配置されたセル用の両面テープ29によって一体的に接着して固定されてモジュール化される。また、このセルケース28の下部には爪31が形成されており、携帯電話や携帯情報端末との固定に用いられる。
【0043】
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
【0044】
まず、発光用FPC17から各発光ダイオード16へと電気エネルギを供給して、これら各発光ダイオード16をそれぞれ発光させる。
【0045】
すると、これら各発光ダイオード16から発光した、いわゆる点状の光Bは、ライトガイドパイプ18の長手方向における両端面へとそれぞれ入射される。
【0046】
さらに、このライトガイドパイプ18へと入射した光Bは、図4に示すように、このライトガイドパイプ18のいずれかのプリズム19に入射された際に、このプリズム19にて反射されて導光板23側に向けて拡散されて線状に変換される。
【0047】
このとき、このプリズム19にて反射されずに、このプリズム19にて屈折されて透過した光Bは、ライトガイドパイプ18を覆うリフレクタ25により導光板23側に向けて反射される。
【0048】
そして、この導光板23の内部へと入射した光Bは、図5に示すように、この導光板23のプリズム24にて面状に変換されて、液晶パネル12の表面側へと照射される。
【0049】
そして、この液晶パネル12へと照射した光Bは、この液晶パネル12内の反射電極にて反射されて、導光板23の内部を通過して使用者の目に入り、この液晶パネル12にて表示している画像が使用者に視認される。
【0050】
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、ライトガイドパイプ18の各プリズム19における光Bの入射角度θあるいは反射角度θと、これら各プリズム19による光Bの屈折角度θとの和が90°となる場合には、偏光角の原理により、これら各プリズム19による反射光強度が0となってしまい、導光板23の輝度が低下してしまうとともに、この導光板23に輝度むらや暗線が発生してしまう。
【0051】
そこで、これら各プリズム19をライトガイドパイプ18の一側面に対して両端部から中央部に向けて徐々に光Bの反射角度θが小さくなるように設定して、これら各プリズム19による光Bの入射角度θあるいは反射角度θと屈折角度θとの和が90°とならないように、これら入射角度θと屈折角度θとの和を80°より小さいか100°より大きくして、これら各プリズム19それぞれの深さおよびプリズム角度θを、ライトガイドパイプ18の両端部からの距離に応じて変化させる。
【0052】
すると、これら各プリズム19にて反射させた光Bを導光板23に入射させることにより、この導光板23での輝度を低下させることなく、この導光板23での輝度むらの発生を抑制できるとともに、この導光板23での暗線の発生を軽減できるから、この導光板23からの光Bが照射される液晶パネル12の表示画面エリア内部での画面品位の向上および輝度の均一化を容易にできる。
【0053】
また、各発光ダイオード16からの光Bが線光源であるライトガイドパイプ18に入射した後、このライトガイドパイプ18に入射した光Bを、このライトガイドパイプ18のいずれかのプリズム19にて反射させて拡散、すなわち散乱させるため、これら各プリズム19へと入射する光Bの入射角度θ、およびこれら各プリズム19による光Bの反射角度θは単一ではない。
【0054】
このため、これら各プリズム19による光Bの屈折角度θも単一でない。よって、これら各プリズム19にて反射された光Bによる導光板23での暗線の発生を軽減させるためには、これら入射角度θと屈折角度θとの和を80°より小さく、あるいは100°より大きくして、これら各プリズム19による入射角度θあるいは反射角度θと屈折角度θとの和が90°とならないようにする。
【0055】
よって、これら各プリズム19にて反射させて拡散させた光Bによって導光板23に暗線となって認識される部分を無くすことができる。このため、これら各プリズム19にて反射された光Bによる導光板23の輝度を低下させずに、この導光板23による輝度の均一性を向上できるとともに、この導光板23で生じる輝度むらを改善できるから、この導光板23での暗線の発生を容易に軽減できる。
【0056】
なお、上記第1の実施の形態では、液晶パネル12をフロントライト15にて照射する反射型の液晶表示装置について説明したが、図6に示す本発明の第2の実施の形態のように、導光板23の下面にプリズム24を設けて面光源装置としてのバックラット33とし、このバックライト33にて液晶パネル12の裏面側から光Bを透過させる透過型あるいは半透過型の液晶表示装置としても、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0057】
また、ライトガイドパイプ18の各プリズム19の表面に、このプリズム19の表面へと外部から入射される光Bを反射させる反射膜を設けてもよい。
【0058】
さらに、ライトガイドパイプ18の長手方向における両端部に発光ダイオード16を1つずつ配置したが、このライトガイドパイプ18の両端部に複数、例えば2個、4個あるいは6個ずつの発光ダイオード16を設置してもよく、さらには、ライトガイドパイプ18を複数設けてもよい。
【0059】
また、発光ダイオード16をライトガイドパイプ18に埋め込んでもよく、この場合には、発光ダイオード16の配置スペースを従来に比べ節約できる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、線状光源変換体の光変換部で変換する光の入射角度と、この光変換部による光の屈折角度との和を80°より小さいか100°より大きくすれば、この光変換部での入射角度と屈折角度との和が90°とならないから、この光変換部にて変換された光によって面状光源変換体に暗線となって認識される部分が無くなり、この面状光源変換体の輝度を低下させずに輝度むらを改善でき、この面状光源変換体に発生する暗線を軽減できる。
【0061】
また、線状光源変換体の光変換部が、光源から遠ざかるに従いこの光源からの光を小さな反射角度で反射させるので、この光変換部による入射角度と屈折角度との和が90°となる位置が無くなり、この光変換部にて変換させた光によって面状光源変換体に暗線となって認識される部分が無くなるので、この面状光源変換体の輝度を低下させずに輝度むらを改善でき、この面状光源変換体に発生する暗線を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面光源装置の第1の実施の形態の一部を示す説明断面図である。
【図2】同上面光源装置の光変換部の一部を示す拡大説明断面図である。
【図3】同上面光源装置を備えた液晶表示装置を示す分解斜視図である。
【図4】同上面光源装置の光源から線状光源変換体への光路を示す説明上面図である。
【図5】同上面光源装置の線状光源変換体から面状光源変換体への光路を示す説明側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の面光源装置を備えた液晶表示装置を示す分解斜視図である。
【図7】従来の面光源装置を示す説明斜視図である。
【図8】同上面光源装置の光源から線状光源変換体への光路を示す説明図である。
【図9】同上面光源装置の線状光源変換体から面状光源変換体への光路を示す説明図である。
【図10】同上面光源装置に暗線が発生した状態を示す説明上面図である。
【符号の説明】
15  面光源装置としてのフロントライト
16  光源としての発光ダイオード
18  線状光源変換体としてのライトガイドパイプ
19  光変換部としてのプリズム
20  界面
23  面状光源変換体としての導光板
33  面光源装置としてのバックライト
B  光
θ  入射角度
θ  反射角度
θ  屈折角度

Claims (6)

  1. 点状の光を照射する光源と、
    この光源に対向して配設されこの光源からの光を界面にて変換して線状光源にする光変換部が一側面に設けられた線状光源変換体と、
    この線状光源変換体における前記光変換部に反した側に配設され、この線状光源変換体にて線状光源に変換された光を面状光源に変換する板状の面状光源変換体とを備え、
    前記光変換部は、変換する光の入射角度と、前記界面にて反射されずに屈折される光の屈折角度との和が、80°より小さいか、100°より大きい
    ことを特徴とした面光源装置。
  2. 線状光源変換体の光変換部は、光源からの光を反射および屈折させる界面を有する複数のプリズムである
    ことを特徴とした請求項1記載の面光源装置。
  3. 点状の光を照射する光源と、
    この光源に対向して配設されこの光源からの光を界面にて変換して線状光源にする光変換部が一側面に設けられた線状光源変換体と、
    この線状光源変換体における前記光変換部に反した側に配設され、この線状光源変換体にて線状光源に変換された光を面状光源に変換する板状の面状光源変換体とを備え、
    前記光変換部は、光源から遠ざかるに従い、この光源からの光を小さな反射角度で反射させる
    ことを特徴とした面光源装置。
  4. 光源は、線状光源変換体の両端部のそれぞれに配設され、
    この線状光源変換体の光変換部は、前記光源から前記線状光源変換体の中央部に向けて遠ざかるに従って前記光源からの光を小さな反射角度で反射させる
    ことを特徴とした請求項3記載の面光源装置。
  5. 光変換部は、変換する光の入射角度と、界面にて反射されずに屈折される光の屈折角度との和が、80°より小さいか、100°より大きい
    ことを特徴とした請求項3または4記載の面光源装置。
  6. 線状光源変換体の光変換部は、光源からの光を反射および屈折させる界面を有する複数のプリズムであり、
    これら複数のプリズムの角度は、光源から遠ざかるに従って大きい
    ことを特徴とした請求項3ないし5いずれか記載の面光源装置。
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