JP2004054846A - ライセンス管理システムおよびライセンス管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダウンロードしたプログラムの不正な使用を防止することのできるライセンス管理システムを提供する。
【解決手段】Javaアプレット30がWebサーバ20からクライアント端末10にダウンロードされるシステムであって、Webサーバ20のホスト名を暗号化用のキーに使用して、Javaアプレット30に関する所定の製品情報を暗号化したライセンスファイル23を生成するライセンス生成装置24を有する。クライアント端末10は、ダウンロードされたJavaアプレット30に従って、ライセンスファイル23および上記ホスト名をWebサーバ20から取得し、該取得したホスト名を復号化用のキーとして使用してライセンスファイル23の内容を復号化し、該復号化により得られた製品情報がJavaアプレット30自身の製品情報と合致した場合にのみ所定の処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Webページ(ホームページ)からダウンロードされて実行されるプログラムのライセンスを管理するシステムおよび方法に関する。さらには、本発明は、そのようなライセンス管理を実行するプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
Webページからダウンロードされて実行されるプログラムの1つに「Java」(サンマイクロシステムズ社の登録商標)がある。「Java」のプログラムは、オペレーティングシステムなどのプラットフォームとは独立した仮想マシン上で動作することから、インターネットのような様々なプラットフォームが混在する環境下において広く利用されている。最近では、Javaアプレットと呼ばれるプログラムをWebサーバ(または、WWW(World Wide Web)サーバと呼ぶ場合もある。)上で提供されているWebページに埋め込み、クライアント端末に搭載されたWebブラウザ上でその埋め込まれたプログラムを読み込んで動作させるようにしたシステムも提供されている。
【0003】
図5に、Javaアプレットの読み込みが可能なシステムの一例を示す。このシステムは、クライアント端末100とWebサーバ200とがネットワーク、例えばインターネットを介して相互通信可能接続されるものであって、クライアント端末100にはJavaアプレット300を実行可能なWebブラウザ101が搭載されている。クライアント端末100およびWebサーバ200は通信機能を備えたコンピュータシステムであり、プログラムなどを蓄積する記憶装置、キーボードやマウスなどの入力装置、CRTやLCDなどの表示装置、外部との通信を行うモデムなどの通信装置、プリンタなどの出力装置および入力装置からの入力を受け付けて通信装置、出力装置、表示装置の動作を制御する制御装置から構成されている。
【0004】
Javaアプレット300は、Webサーバ200上で提供されているWebページに組み込まれたHTML(HyperText Markup Language)ファイルにタグとして関連付けられ、クリックによりインターネット経由でダウンロードされるプログラムである。アプレットファイル201は、Javaアプレット300の実体ファイルであって、通常、拡張子として「.cab」又は「.jar」が付与される。アプレット入力ファイル202には、アプレットの入力データが格納されている。これらアプレットファイル201およびアプレット入力ファイル202は、Webサーバ200に格納されている。
【0005】
上記のシステムでは、Webサーバ200上で、該Webサーバ200を管理する管理者によって作成されたJavaアプレット300のソースプログラムをコンパイルすることでアプレットファイル201が作成される。この作成されたアプレットファイル201は、アプレット入力ファイル202とともに、例えば予め作成したWebページの、表示画像上の特定の位置(座標)に設定されたHTMLファイルにタグとして関連付けられて登録される。
【0006】
ユーザは、クライアント端末100上でWebブラウザ101を起動することで、Webサーバ200上に提供されているWebページにアクセスする。Webページ上で、上記の特定の位置がクリックされると、まず、Javaアプレット300の実体ファイルであるアプレットファイル201が、Webサーバ200からインターネット経由でクライアント端末100にダウンロードされる。
【0007】
クライアント端末100では、Javaアプレット300としてダウンロードされたアプレットファイル201がWebブラウザ101により実行される。Javaアプレット300が実行されると、Javaアプレット300は、Webサーバ200に登録されているアプレット入力ファイル202から必要なデータを取得し、所定の処理を実行する。このJavaアプレット300の処理により、例えばグラフや画像をリアルタイムに表示させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなJavaアプレットの読み込みが可能な従来のシステムにおいては、Javaアプレット300の実体ファイルであるアプレットファイル201は、Webサーバ200上の、Webブラウザ101から参照可能な場所に配置する必要がある。これは、言い換えれば、アプレットファイル201は、Webブラウザ経由であれば第三者が極めて容易に入手可能であることを意味する。また、アプレット入力ファイル202がテキストファイルである場合には、このアプレット入力ファイル202自身も容易に作成することができる。このようなことから、従来のシステムでは、第三者がJavaアプレット300を不正に入手し、本来のWebページとは別のWebページ上でそれを不正に使用する、といった問題点が生じていた。
【0009】
Javaアプレットに限らず、Webページからダウンロードされて実行される他のプログラムにおいても上記と同様な不正使用の問題が生じており、この問題の解決が重要な課題とされていた。
【0010】
なお、不正使用を防止する手法として、特開平7−110767号公報に記載されたようなソフトウェア使用ライセンス管理制御方法がある。この方法は、一定期間の使用を前提に有償で提供されるソフトウェア(有償ソフトウェア)のライセンス管理を行うものであって、契約期間・計算機固有ID等の起動条件を暗号化したライセンスファイルを生成し、これを有償ソフトウェアに付加して配信する、というものである。しかしながら、この手法は、ライセンスファイルと製品(有償ソフトウェア)とがペアで出荷されるようになっているため、これを上記のJavaアプレットのようなダウンロード可能な製品に適用した場合には、ライセンスファイルもWebブラウザからダウンロード可能な場所に配置されることになり、第三者がライセンスファイルと製品を共に入手して、それを別のWebページ上で不正に使用する、といった問題が生じる。
【0011】
本発明の目的は、上記問題を解決し、ダウンロードしたプログラムの不正な使用を防止することのできる、ライセンス管理システムおよびライセンス管理方法ならびにプログラムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のライセンス管理システムは、Webサーバとクライアント端末とが相互通信可能に接続され、所定のプログラムが前記Webサーバから前記クライアント端末にダウンロードされるシステムであって、
前記Webサーバは、該Webサーバを特定するための特定情報を暗号化用のキーに使用して、前記所定のプログラムに関する所定の製品情報を暗号化したライセンスファイルを生成するライセンス生成手段を有し、
前記クライアント端末は、前記ダウンロードされた所定のプログラムに従って、前記ライセンス生成手段により生成されたライセンスファイルおよび前記特定情報を前記Webサーバから取得し、該取得した特定情報を復号化用のキーとして使用して前記ライセンスファイルの内容を復号化し、該復号化により得られた製品情報が前記所定のプログラム自身の製品情報と合致した場合にのみ所定の処理を実行する実行手段を有することを特徴とする。
【0013】
本発明のライセンス管理方法は、Webサーバとクライアント端末とが相互通信可能に接続され、所定のプログラムが前記Webサーバから前記クライアント端末にダウンロードされるシステムにおいて行われるライセンス管理方法であって、
前記Webサーバが、該Webサーバを特定するための特定情報を暗号化用のキーに使用して、前記所定のプログラムに関する所定の製品情報を暗号化したライセンスファイルを生成する第1のステップと、
前記クライアント端末が、前記ダウンロードされた所定のプログラムに従って、前記Webサーバから前記ライセンスファイルおよび前記特定情報を取得し、該取得した特定情報を復号化用のキーとして使用して前記ライセンスファイルの内容を復号化し、該復号化により得られた製品情報が前記所定のプログラム自身の製品情報と合致した場合にのみ所定の処理を実行する第2のステップとを有することを特徴とする。
【0014】
本発明のプログラムは、所定のプログラムを含み、該所定のプログラムがWebサーバからクライアント端末にダウンロードされるプログラムであって、
前記Webサーバを特定するための特定情報を暗号化用のキーに使用して、前記所定のプログラムに関する所定の製品情報を暗号化したライセンスファイルを生成する第1の処理を、前記Webサーバのコンピュータに実行させ、
ダウンロードされた前記所定のプログラムに従って、前記Webサーバから前記ライセンスファイルおよび前記特定情報を取得し、該取得した特定情報を復号化用のキーとして使用して前記ライセンスファイルの内容を復号化し、該復号化により得られた製品情報が前記所定のプログラム自身の製品情報と合致した場合にのみ所定の処理を実行する第2の処理を、前記クライアント端末のコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0015】
上記のとおりの本発明によれば、ダウンロードされた所定のプログラムを実行するには、ライセンスファイルと復号化用のキーとして用いられる特定情報(暗号化用のキーに同じ)の両方をダウンロード元のWebサーバから必ず取得する必要がある。ライセンスファイルは通常、Webサーバの、クライアント端末から参照可能な場所に格納されるため、第三者はこれを自由に取得することができる。一方、復号化用のキーである特定情報は、所定のプログラムに従って接続先のWebサーバから取得するものであり、第三者がクライアント端末を用いて自由に取得することはできない。このため、第三者がライセンスファイルを不正に取得してダウンロードした所定のプログラムとともに、ダウンロード元のWebサーバとは別のWebサーバ上で使用したとしても、復号化用のキーである特定情報を取得することができないため、所定のプログラムによる所定の処理が実行されることはない。このように、本発明では、ダウンロードされた所定のプログラムは、そのダウンロード元のWebサーバ上でしか使用することができない。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態であるライセンス管理システムの概略構成を示すブロック図である。このシステムは、Javaアプレットの不正使用を防止するためのライセンス管理を提供するシステムであって、その構成は、クライアント端末10とWebサーバ20とからなる。クライアント端末10およびWebサーバ20は通信機能を備えたコンピュータシステムであり、プログラムなどを蓄積する記憶装置、キーボードやマウスなどの入力装置、CRTやLCDなどの表示装置、外部との通信を行うモデムなどの通信装置、プリンタなどの出力装置および入力装置からの入力を受け付けて通信装置、出力装置、表示装置の動作を制御する制御装置などを有しており、例えばインターネットを介して相互通信可能接続される。
【0018】
クライアント端末10には、Javaアプレット30を実行可能なWebブラウザ11が搭載されている。Webサーバ20には、Javaアプレット30の実体ファイルであるアプレットファイル21、アプレットの入力データが格納されているアプレット入力ファイル22、Javaアプレット30のライセンス管理を行うためのライセンスファイル23およびライセンス生成装置24が格納されている。
【0019】
ライセンス生成装置24は、Webサーバ20を特定するための情報、例えばWebページ公開時に付けられるホスト名を暗号キーに使用して、予め付与されているJavaアプレット30の製品情報(製品名、バージョン情報、機能範囲など)を暗号化したライセンスファイル23を作成するものである。アプレットファイル21、アプレット入力ファイル22およびライセンスファイル23は、いずれもWebブラウザ11により参照が可能な場所に格納されているが、ライセンス生成装置24は、Webブラウザ11からは入手できない場所に格納されている。
【0020】
上述した本実施形態のライセンス管理システムでは、Web公開にあたり、ライセンス生成装置24によって、Webブラウザ10上で実行されるJavaアプレット30(アプレットのファイル自体はWebサーバ20上のアプレットファイル21)に対応したライセンスファイル23が作成される。図2は、このライセンス生成装置24によるライセンスファイル23の一作成手順を示すフローチャート図である。
【0021】
図2を参照すると、ライセンス生成装置24は、まず、Webとして公開する時のWebサーバ20のホスト名の入力を要求し、この入力要求に応じて、管理者がWebサーバ20のホスト名を入力する(ステップS10)。続いて、ライセンス生成装置24は、Javaアプレット30に関する製品情報を取得する(ステップS11)。この製品情報は、ライセンス生成装置24に付随の情報である。製品情報取得後、ライセンス生成装置24は、ステップS10で入力されたホスト名を暗号キーに使用し、ステップS11で取得した製品情報を暗号化する(ステップS12)。最後に、ステップS12で暗号化された製品情報をライセンスファイル23として生成する(ステップS13)。これらステップS10〜S13の手順は、予め用意されているプログラムによって実現される。
【0022】
上記ライセンスファイル23の作成後にWeb公開される。公開されたWebページは、Webブラウザ11により閲覧することができる。ユーザが、クライアント端末10上で、表示されたWebページの特定の位置をクリックすると、Webサーバ20からJavaアプレット30の実体ファイルであるアプレットファイル21がダウンロードされてWebブラウザ11上で実行される。このようにしてJavaアプレット30がダウンロードされて実行されると、Javaアプレット30は、プログラム不正使用を防止するための検証を行う。図3は、このJavaアプレット30による検証手順の一例を示すフローチャート図である。
【0023】
図3を参照すると、Webブラウザ11による実行直後に、接続先のWebサーバ20のホスト名を取得する(ステップS21)。続いて、Webサーバ20上のアプレットファイル21と同じ場所に存在するライセンスファイル23を取得し(ステップS22)、該ライセンスファイル23の取得が正常に行われたかどうかを検証する(ステップS23)。
【0024】
上記ステップS23における検証で、ライセンスファイル23の取得が正常に行われたと判断された場合は、ステップS22で取得したライセンスファイルの内容(暗号化されている製品情報)をステップS21で取得したホスト名をキーに使用して復号化し(ステップS24)、その復号化した製品情報がJavaアプレット30自身の製品情報と一致するかを検証する(ステップS25)。そして、自身の製品情報と一致した場合は、アプレット入力ファイル7からデータを読み込んで通常処理を行う(ステップS26)。
【0025】
上記ステップS23における検証で、例えば、ライセンスファイル23の一部の情報が欠落しために、ライセンスファイル23の取得が正常に行われなかったと判断された場合、および上記ステップS25における検証で、自身の製品情報と一致しなかったと判断された場合は、その旨を示すエラーメッセージを表示するエラー処理を実行し(ステップS27)、Javaアプレット30による処理自体を終了する。
【0026】
上述のJavaアプレット30による検証動作によれば、例えば、ダウンロードされたJavaアプレット30をダウンロード元のWebサーバ20とは異なるWebサーバ(以下、不正なWebサーバと記す)上で使用しようとした場合は、Javaアプレット30は、その不正なWebサーバのホスト名をキーに使用して、ライセンスファイル23の内容(暗号化されている製品情報)を復号化することになる。この場合は、復号化された製品情報がJavaアプレット30自身の製品情報と異なるため、Javaアプレット30による本来の処理(図3に示した通常処理)は実行されない。
【0027】
また、ライセンスファイル23は、Webサーバ20の、Webブラウザ11から参照可能な場所に格納されるため、第三者はこれを自由に取得することができるが、復号化用のキーは、Javaアプレット30によって接続先のWebサーバから取得されるものであり、第三者がクライアント端末10を用いて自由に取得することはできない。このため、第三者がライセンスファイル23を不正に取得してJavaアプレット30とともに、ダウンロード元のWebサーバ20とは別のWebサーバ上で使用したとしても、復号化用のキーを取得することができないため、Javaアプレット30による通常の処理が実行されることはない。なお、ダウンロード元のWebサーバ20のホスト名は、ライセンス生成装置24に付随の情報として与えられているが、ライセンス生成装置24自体は、Webブラウザ11からは入手できない場所に格納されているので、第三者がライセンス生成装置24の付随の情報(ホスト名)を不正に入手することはできない。
【0028】
以上のように、本実施形態のライセンス管理システムでは、Javaアプレット30は、ダウンロード元のWebサーバ20上でしか使用することができないので、第三者によるJavaアプレット30の不正な使用を防止することができる。
【0029】
(他の実施形態)
上述した実施形態では、Webサーバを1つのホスト名でWeb公開する場合を想定しおり、暗号化のためのキーとしてそのホスト名を用いるようになっているが、同一のWebサーバを複数のホスト名でWeb公開する場合にも上述したJavaアプレット30による検証動作を適用することができる。ここでは、同一のWebサーバを複数のホスト名でWeb公開する場合のライセンス管理について説明する。
【0030】
本実施形態のライセンス管理システムも、基本的な構成は図1に示したシステムと同じであるので、ここでは、図1を参照して特徴となる部分の動作のみを説明する。
【0031】
ライセンス生成装置24は、各ホスト名をそれぞれ暗号化用のキーに使用してJavaアプレット30の製品情報を暗号化したライセンスファイル23を生成する。例えば、同一のWebサーバをホスト名A、B、Cで公開する場合は、ライセンス生成装置24は、図4に示すような、ホスト名Aをキーに使用してJavaアプレット30の製品情報を暗号化したレコード23a、ホスト名Bをキーに使用してJavaアプレット30の製品情報を暗号化したレコード23b、ホスト名Cをキーに使用してJavaアプレット30の製品情報を暗号化したレコード23cからなるライセンスファイル23を生成する。各レコード23a〜23cは、それぞれ図2に示した手順に従って生成される。すなわち、図2のステップS10〜S12を公開するホスト名A、B、Cの分だけ繰り返し、製品情報をホスト名で暗号化したレコード23a〜23cを作成する。
【0032】
クライアント端末10側では、Webブラウザ11によってWebサーバ20からダウンロードされたJavaアプレット30による検証が図3に示した手順に従って行われる。ステップ21〜S23までの処理は同じである。ステップS24の復号化では、ライセンスファイル23内に存在する全てのレコード23a〜23cに対して復号化が行われる。そして、ステップS25において、これら復号化された製品情報の一つでも自身の製品情報に一致するものがあれば、ステップS26で通常処理を行い、一つも一致するのもがなければ、ステップS27でエラー処理を行う。
【0033】
以上説明した各実施形態では、Webサーバは1つしか示されていないが、複数のWebサーバを備えるようなシステム構成とすることも可能である。この場合は、Webサーバ毎に、それぞれのホスト名で暗号化されたライセンスファイルが生成されることになる。この場合、各Webサーバで生成されたライセンスファイル内容は異なる。
【0034】
以上の説明では、Javaアプレットを例にシステムの構成および動作を説明しているが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、ユーザの要求に応じてプログラムがダウンロードされてブラウザ上で実行されるシステムであれば、どのようなシステムにも適用することができる。例えば、「ActiveX」(マイクロソフト社が提供するインターネット関連技術を示す総称)をダウンロードするようなシステムにおいても本発明を適用することができる。この場合は、図1に示したシステム構成において、Javaアプレット30、アプレットファイル22をそれぞれ「ActiveX」、「ActiveXファイル」に置き換えることにより、Javaアプレットのライセンス管理と同様な方法で、ActiveXのライセンス管理が可能となる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、Webページからダウンロードしたプログラム(JavaアプレットやActiveX)は、ダウンロード元のWebサーバ上でしか使用することができないので、第三者がダウンロードしたプログラムを不正に使用する、といったことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるライセンス管理システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すライセンス生成装置によるライセンスファイルの一作成手順を示すフローチャート図である。
【図3】図1に示すライセンス管理システムにおいて行われるJavaアプレットによる検証手順の一例を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の他の実施形態であるライセンス管理システムにおいて生成される、複数の異なるホスト名を暗号化用のキーとして使用したライセンスファイルの一例を示すブロック図である。
【図5】Javaアプレットの読み込みが可能な従来のシステムの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、100 クライアント端末
11、101 Webブラウザ
20、200 Webサーバ
21、201 アプレットファイル
22、202 アプレット入力ファイル
23 ライセンスファイル
23a〜23c レコード
24 ライセンス生成装置
30 Javaアプレット

Claims (13)

  1. Webサーバとクライアント端末とが相互通信可能に接続され、所定のプログラムが前記Webサーバから前記クライアント端末にダウンロードされるシステムであって、
    前記Webサーバは、該Webサーバを特定するための特定情報を暗号化用のキーに使用して、前記所定のプログラムに関する所定の製品情報を暗号化したライセンスファイルを生成するライセンス生成手段を有し、
    前記クライアント端末は、前記ダウンロードされた所定のプログラムに従って、前記ライセンス生成手段により生成されたライセンスファイルおよび前記特定情報を前記Webサーバから取得し、該取得した特定情報を復号化用のキーとして使用して前記ライセンスファイルの内容を復号化し、該復号化により得られた製品情報が前記所定のプログラム自身の製品情報と合致した場合にのみ所定の処理を実行する実行手段を有することを特徴とするライセンス管理システム。
  2. 前記ライセンス生成手段は、前記Webサーバ上の、前記クライアント端末からは参照できない場所に格納されていることを特徴とする請求項1に記載のライセンス管理システム。
  3. 前記特定情報は、前記Webサーバを特定するホスト名であることを特徴とする請求項1に記載のライセンス管理システム。
  4. 前記特定情報は、前記Webサーバを特定する複数の異なるホスト名からなり、
    前記ライセンス生成手段は、前記複数の異なるホスト名のそれぞれを暗号化用のキーに使用して、前記所定のプログラムに関する所定の製品情報を暗号化したライセンスファイルを生成し、
    前記実行手段は、前記ライセンス生成手段により生成されたライセンスファイルおよび前記複数の異なるホスト名を前記Webサーバから取得し、該取得した複数の異なるホスト名をそれぞれ復号化用のキーとして使用して前記ライセンスファイルの内容を復号化し、該復号化により得られた製品情報の少なくとも1が前記所定のプログラム自身の製品情報と合致した場合にのみ所定の処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のライセンス管理システム。
  5. 前記所定のプログラムは、JavaアプレットまたはActiveXで作成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のライセンス管理システム。
  6. Webサーバとクライアント端末とが相互通信可能に接続され、所定のプログラムが前記Webサーバから前記クライアント端末にダウンロードされるシステムにおいて行われるライセンス管理方法であって、
    前記Webサーバが、該Webサーバを特定するための特定情報を暗号化用のキーに使用して、前記所定のプログラムに関する所定の製品情報を暗号化したライセンスファイルを生成する第1のステップと、
    前記クライアント端末が、前記ダウンロードされた所定のプログラムに従って、前記Webサーバから前記ライセンスファイルおよび前記特定情報を取得し、該取得した特定情報を復号化用のキーとして使用して前記ライセンスファイルの内容を復号化し、該復号化により得られた製品情報が前記所定のプログラム自身の製品情報と合致した場合にのみ所定の処理を実行する第2のステップとを有することを特徴とするライセンス管理方法。
  7. 前記特定情報は、前記Webサーバを特定するホスト名であることを特徴とする請求項6に記載のライセンス管理方法。
  8. 前記特定情報は、前記Webサーバを特定する複数の異なるホスト名からなり、
    前記第1のステップは、前記複数の異なるホスト名のそれぞれを暗号化用のキーに使用して、前記所定のプログラムに関する所定の製品情報を暗号化したライセンスファイルを生成するステップを含み、
    前記第2のステップは、前記ライセンスファイルおよび前記複数の異なるホスト名を前記Webサーバから取得し、該取得した複数の異なるホスト名をそれぞれ復号化用のキーとして使用して前記ライセンスファイルの内容を復号化し、該復号化により得られた製品情報の少なくとも1が前記所定のプログラム自身の製品情報と合致した場合にのみ所定の処理を実行するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載のライセンス管理方法。
  9. 前記所定のプログラムは、JavaアプレットまたはActiveXで作成されていることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載のライセンス管理方法。
  10. 所定のプログラムを含み、該所定のプログラムがWebサーバからクライアント端末にダウンロードされるプログラムであって、
    前記Webサーバを特定するための特定情報を暗号化用のキーに使用して、前記所定のプログラムに関する所定の製品情報を暗号化したライセンスファイルを生成する第1の処理を、前記Webサーバのコンピュータに実行させ、
    ダウンロードされた前記所定のプログラムに従って、前記Webサーバから前記ライセンスファイルおよび前記特定情報を取得し、該取得した特定情報を復号化用のキーとして使用して前記ライセンスファイルの内容を復号化し、該復号化により得られた製品情報が前記所定のプログラム自身の製品情報と合致した場合にのみ所定の処理を実行する第2の処理を、前記クライアント端末のコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 前記特定情報は、前記Webサーバを特定するホスト名であることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記特定情報は、前記Webサーバを特定する複数の異なるホスト名からなり、
    前記第1の処理は、前記複数の異なるホスト名のそれぞれを暗号化用のキーに使用して、前記所定のプログラムに関する所定の製品情報を暗号化したライセンスファイルを生成する処理を含み、
    前記第2の処理は、前記ライセンスファイルおよび前記複数の異なるホスト名を前記Webサーバから取得し、該取得した複数の異なるホスト名をそれぞれ復号化用のキーとして使用して前記ライセンスファイルの内容を復号化し、該復号化により得られた製品情報の少なくとも1が前記所定のプログラム自身の製品情報と合致した場合にのみ所定の処理を実行する処理を含むことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  13. 前記所定のプログラムは、JavaアプレットまたはActiveXで作成されていることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載のプログラム。
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