【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はキーボードを用いた文書入力システムと、そのシステムを備えた電子機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
携帯電話機などにおいて、少ないキー（たとえば１０個の数字キー）を使って、５０個の平仮名を入力するために、同一キーに最大５個の平仮名が割り当てられている。
【０００３】
図９は携帯電話機のキーボードのキー配置の一例である。
【０００４】
キーボード９００は、制御キー部分９１０とデータキー部分９３０とから構成され、数字キーはデータキー部分９３０のキー９３１からキー９３９およびキー９４１であり、これらのキーに平仮名が最大５個ずつ重複して割り当てられている。
【０００５】
従来の携帯電話機においては、重複して割り当てられている平仮名は、同一キーの連続打鍵回数によって区別して入力される。
【０００６】
例えば、「か」の入力は「か」のキー９３２の１回の打鍵で済むが「こ」の打鍵は「か」のキー９３２の５回の連続打鍵が必要である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方法では１文字を入力するために平均的に必要とする打鍵回数が多いので入力効率が低い。この打鍵回数を節減する方法として、同一のキーに割り当てられているすべての平仮名入力を１回の打鍵で入力して（たとえば「か」行の文字の「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」の入力はすべてキー９３２を１回打鍵する）複数回の連続した打鍵でこれらの入力文字の組合せによる複数の文字列を作り、別途用意した文字列の辞書で入力文字列の候補を絞り、さらにそのときどきの入力状況によって、的中率の高い文字列を第１の入力候補とする方法が考案され、Ｔ９方式として製品化されている。
【０００８】
例えば、最近の製品の例としては、ＮＴＴドコモ社のＮ−５０４ｉ携帯電話機にＴ９入力方式がサポートされている。
【０００９】
この方法の第１の問題点は、第１の入力候補が的中しなかった場合に第２以下の入力候補を選択し、所望の文字列として入力する方法が煩雑であり、入力効率を低下させることである。
【００１０】
第２の問題点は、所望の入力文字列があらかじめ用意されている辞書に記録されていない場合があることである。たとえば、特殊な商品名や略号的な呼び名などがこれに該当することがある。
【００１１】
第３の問題点は、辞書の内容は、それぞれの使われる環境に応じて、自動的に整備、充実せしめることを前提としているので、使い込みが不足している段階では、辞書による入力候補の的中率が不足していることである。
【００１２】
第４の問題点は、キー入力に応答して表示される仮入力の文字列が所望の文字列とは違って表示されていくので、操作者にとまどいを生じるなど操作に習熟するためにはある程度の時間を要することである。
【００１３】
本発明の目的は、これらの問題を解決するために、１文字あたりに必要とする平均的な打鍵数を節減できるというＴ９方式の長所を生かしながら、上記の場合でいえば、５個の追加機能キーとの組み合わせ打鍵によって、さらに効率的で簡単な文字入力が実現できる文字入力方法を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
本発明のキーボードを用いた文書入力システムは、
文字を入力するデータキーと制御情報を入力する制御キーとを有するキーボード、画面表示装置、および制御手段を備えた電子機器におけるキーボードを用いた文書入力システムであって、データキーの同一のキーには複数の文字が割り当てられており、そのキーの打鍵によってそのキーに割り当てられた平仮名のすべてが入力候補として認識され、連続して打鍵されたキーのそれぞれに割り当てられた平仮名のすべての組合せによる文字列と、制御手段に格納された平仮名文字列辞書とを照合して、使用される可能性のある文字列を入力文字列の候補として選択し、所定の優先順序で画面表示装置に表示して所望の文字列を選択決定する文書入力システムにおいて、複数の制御キーに追加機能を付加し、表示された文字列の中の文字を選択して、所定の追加機能が付加された制御キーを打鍵することによって、選択された文字と同一のキーに割り当てられている所望の文字を選択決定することを特徴とする。
【００１５】
データキーの同一のキーには平仮名の５０音図の同一の行の文字が割り当てられ、追加機能が付加された５つの制御キーのいずれかの打鍵によって、平仮名の５０音図の５つの段の文字のどれであるかが決定されてもよく、さらに制御キーのいずれかに修正モード設定機能が追加付加され、修正モードが設定されると、追加機能が付加された５つの制御キーのいずれかの打鍵によって、仮入力された文字列の中でカーソル位置によって指定された文字を所望の文字として決定し、続いてカーソル位置を左に１字分移動させてもよく、カーソルキーでカーソル位置を移動させ、追加機能が付加された５つの制御キーのいずれかを打鍵することによって、カーソル位置に表示された文字が所望の文字として決定されてもよい。
【００１６】
キーボードの特定のキーに複数の記号文字が割り当てられており、そのキーを打鍵した後で、追加機能が付加された５つの制御キーのいずれかを打鍵することによって、複数の記号文字のいずれかが選択されて決定されてもよく、キーボードの特定のキーに複数の記号文字が割り当てられており、そのキーを打鍵した後で打鍵されるカーソルキーと追加機能が付加された５つの制御キーとの組合せによって、複数の記号文字のいずれかが選択されて決定されてもよい。
【００１７】
同一のキーに複数のアルファベットと一つの数字がそれぞれＡＢＣ順および昇順に重複して割り当てられており、そのキーの打鍵の後の所定のカーソルキーの打鍵により、同一のキーに割り当てられた複数のアルファベットと一つの数字が選択され、追加機能が付加された５つの制御キーのいずれかを打鍵することによって、複数のアルファベットと一つの数字から所望の文字が選択されて決定されてもよい。
【００１８】
本発明のキーボードを用いた文書入力システムを備えた電子機器は、
文字入力キーボードと、表示部と、キー入力制御部を含む制御部とを備えた電子機器であって、上述のキーボードを用いた文書入力システムを備えることを特徴とする。その電子機器が携帯電話機であってもよい。
【００１９】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。先ず本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器の構成と機能について説明する。図１は本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器の構成を示すブロック構成図である。
【００２０】
電子機器１は、制御装置１０と、制御キーとデータキーとを有して処理の対象となる情報を出力するキーボード２０と、制御装置１０で処理された出力情報を表示する表示部３０とから構成され、制御装置１０は入力部１１と、制御部１２と、記憶部１５と、出力部１８とを有し、入力部１１はキーボード２０からの入力情報を入力し、制御部１２のキー入力制御部１３は、キー入力情報を処理し、必要に応じて入力文字組み合わせ処理部１４ａで、連続して打鍵されたそれぞれのキーに割り当てられた複数の平仮名を用いた文字列の組み合わせを作成し、照合選択部１４ｂで記憶部１５に格納されている平仮名文字列辞書１６と照合して一致する文字列を選択し、また必要に応じ記憶部１５の仮名漢字変換辞書１７に基づいて入力情報を漢字変換し、出力部１６はキー入力制御部１３で処理された出力情報を外部に出力する。キー入力制御部１３で処理された情報は必要に応じて制御部１２内で加工され、また記憶部１４に記憶される。
【００２１】
図２は本発明の実施の形態の文書入力システムを備えた電子機器の文字入力キーボードのキー配置図である。文字入力キーボードのキーの打鍵により入力された文字が確定され、電子機器１の制御部１２により所定の目的に従って利用される。
【００２２】
図２を参照すると本発明の実施の形態のキーボード２００は携帯電話のキー入力のためのキーボードであり、制御キー部分２１０とデータキー部分２３０とからなる２４個のキー２１１〜キー２２２およびキー２３１〜キー２４２を有している。本発明の実施の形態では制御キー２１７から制御キー２２１に付加された追加選択機能「Ｉ」、「ＩＩ」、「ＩＩＩ」、「ＩＶ」、「Ｖ」に特徴がある。制御キー２１７から制御キー２２１は電話操作において使用されるキーであるが、文字入力モードにおいて打鍵されると、仮入力されている仮名の５０音列の段を選択することができる。
【００２３】
まず、キーボード２００の各キーの機能について説明する。決定キー２１１は動作の実行や確定を指示する。「↑」矢印キー２１２、「←」矢印キー２１４、「↓」矢印キー２１５、「→」矢印キー２１６はカーソルキーであり、上下左右方向のカーソル移動をキーで入力できる。クリアキー２１３は所定の条件で、入力された内容を消去する。モードキー２１７は携帯電話を電話モードからデータ処理モードに切り替えるキーであり、データ処理モードでは、キーボード２００から文字入力をすることができる。また、追加選択機能「ＩＩＩ」としては５０音図の３段目を選択する。アドレスキー１１８は電話あるいはメールモードにおいて記憶されているアドレスを選択する。また、追加選択機能「ＩＩ」としては５０音図の２段目を選択する。メニューキー２１９を打鍵することにより、表示部３０にメニュー画面を表示させることができ、画面に従ったキー操作を行うことにより、文字入力に関する各種の状態、例えば、大文字・小文字の指定、全角文字・半角文字の指定等をすることができる。また、追加選択機能「Ｉ」としては５０音図の１段目を選択する。電話キー２２０とメールキー２２１とは電話機能の通話とメールの送受信に使用されるキーであり、また、追加選択機能「Ｖ」、「ＩＶ」としてはそれぞれ５０音図の５段目と４段目とを選択する。電源キー１２２は携帯電話の電源のオン・オフを制御する。また「Ｅｎｄ」機能としてはすべての動作の中断または終了に使用される。
【００２４】
データキー部分２３０の数字キー２３１から数字キー２３９および数字キー２４１は電話機能ではダイヤル番号を入力するための数字１から０の１０個の数字キーである。これらのキーは、また、文字入力モードにおいて、平仮名、片仮名、英字、数字の文字を入力できる。キー数を節減するために、一つのキーに複数の文字が重複して割り当てられている。なお、＊キー２４０はデータキー部分２３０にあるが制御キーであり、文字入力中に打鍵すると仮入力モードが修正モードに変換し、仮入力中の文字を所定の制御キーによって修正できる。
【００２５】
制御キーのうち、キー２１１からキー２１６およびキー２４０は、それぞれを打鍵することにより、所定の文字を入力するために必要な制御機能を入力することができる。
【００２６】
制御キーのうち、キー２１７からキー２２２は、それぞれのキーを打鍵することにより、携帯電話機の電話機能や文字入力を行うための制御機能を入力することができる。これらには、複数の制御機能が割り当てられているので、機器の状態により、入力される制御機能が異なる。
【００２７】
キー２４２は、濁点や半濁点やその他の記号を入力するためのキーである。
【００２８】
本発明の実施の形態の文字入力方法では、上述のように文字列の入力方法に特徴があるが、先ず例によって説明する。いま、平仮名の文字列「こうかく」を入力しようとする。従来の通常の文字入力方法では、上述のように、平仮名入力モードあるいは片仮名入力モードにおいては、仮名の５０音図の各行の仮名文字を各キーの打鍵回数で区別して入力していた。例えば、キー２３２を打鍵するごとに［か］→［き］→［く］と変化し、キー２３２を５回連続して打鍵することにより、［こ］が入力される。引き続いての他のキーの打鍵により同一キーの連続打鍵は終了したとみなされていた。本発明の実施の形態では例えば、キー２３２を打鍵すると上述のＴ９方式に従って、［か］、［き］、［く］、［け］、［こ］がその文字の入力候補として記憶される。
【００２９】
図３は平仮名の５０音図と入力キーとを対応させた表であり、図４は文字入力状態における表示画面の模式図であり、（ａ）は１文字入力の状態、（ｂ）は４文字が連続入力された状態、（ｃ）は修正モードで４文字目を決定させた状態、（ｄ）は修正モードで３文字目を決定させた状態、（ｅ）は修正モードで２文字目を決定させた状態である。
【００３０】
まず、「こ」を入力するために、「こ」の属する「か行」を入力するためのキー２３２を打鍵する。キー２３２を打鍵すると図４（ａ）に示す第１の領域４０１と第２の領域４０２が携帯電話機の表示画面４００に表示される。
【００３１】
第１の領域４０１は、仮入力領域と呼ばれ、キー入力に応じて、仮の表示がなされる。ここでは第１の領域４０１に、［こ］の属する「か行」の先頭文字である［か］が仮入力されている。［か］の表示の下には下線［＿］が表示され、カーソル位置を示している。同時に、表示画面４００の最下部には、第２の領域４０２が図４（ａ）に示すような内容で表示されている。この内容については後述するが、一字が仮入力された状態で上側あるいは左側に表示された制御キーを打鍵するとその交点に記載された文字が選択されることを示している。
【００３２】
引き続いて、「う」を入力するために「う」の属する「あ行」を入力するためのキー２３１を打鍵し、「か」を入力するためにキー２３２を打鍵し、「く」を入力するために同じく「こ」の属する「か行」を入力するためのキー２３２を打鍵する。
【００３３】
この時点で、図４（ｂ）に示すように、表示画面４１０の第１の領域４１１には文字列［けいかく］が表示される。このとき、最後の文字の［く］の下には［＿］が表示され、カーソル位置を示している。同時に、第２の領域４１２には、他の入力候補である４文字の平仮名文字列の組が３３個表示される。ただし、３３個を同時には表示できないのでスクロールして見なければならない。
【００３４】
次に、［けいかく］がどのようなプロセスで仮入力として、第１の領域４１１に表示されるかについて説明する。
【００３５】
上述のように、電子機器１の内部には日本語として通常使用される平仮名の文字列を収録した平仮名文字列辞書１６が格納されている。また電子機器１の内部には順次キー入力された文字の入力候補の全ての文字列の組み合わせを作成する入力文字組合せ処理部１４ａと、入力文字組合せ処理部１４ａで作成された文字列群と平仮名文字列辞書１６とを照合して一致する文字列を抽出する照合選択部１４ｂとが設けられている。
【００３６】
今回のキー１３２、キー１３１、キー１３２、キー１３２の４打鍵に対応する文字列の全ての組合せは６２５通りであるが、平仮名文字列辞書１６との照合の結果選択されたのは図５に示す３４個の平仮名の文字列であり、この中から所定の基準で最も可能性の高い文字列として、［けいかく］が仮入力として第１の領域４１１に表示され、残りの３３個が第２の領域４１２に表示される。もし、［けいかく］が所望の文字列であるならば、図２の決定キー２１１を打鍵すれば、「けいかく」が決定入力文字列として入力できる。しかしこの場合は、「こうかく」が入力すべき文字列であるので、第２の領域４１２の３３個の候補の中から、カーソルキー２１２、２１４、２１５、２１６を使って、所望の［こうかく］を見いだして、決定キー２１１を打鍵することによって、決定入力とすることができる。
【００３７】
「こうかく」が決定入力されたあとで、再び「こうかく」を入力するために新たに仮入力として、「こ」を入力するためのキー２３２を打鍵し、「う」を入力するためのキー２３１を打鍵し、「か」を入力するためのキー２３２を打鍵し、「く」を入力するためのキー２３２を打鍵すると、第１の領域４１１の仮入力は［こうかく］と表示され、残りの３３の候補が第２の領域４１２に表示される。このように前回決定入力された［こうかく］が最も可能性の高い文字列として選択されて第１の領域４１１に表示される。また、第２の領域４１２に表示される入力候補の表示順序も、決定履歴によって所定の基準で変化する。
【００３８】
いま、図４（ｂ）の第１の領域４１１のように［けいかく］が表示された時点で、「＊」キー２４０を打鍵すると入力モードは修正モードにセットされる。修正モードでは、第１の領域４１１に表示されている仮入力を修正して決定入力とすることができ、そのカーソルの対応する入力候補の表示を変更することができる。第１の領域４１１のカーソル位置は［く］のところにある。仮入力［く］は所望の文字であるので「←」カーソルキー２１４を打鍵すると、カーソルは左に１文字分移動し、［く］は決定入力となり、図４（ｃ）の第１の領域４２１のように、画面では色表示がされる（図では○表示で表している）。もし［く］のところが「か」行の２段目である［き］であった場合は、「ＩＩＩ」キー２１７を打鍵すると［き］は［く］に変換し、カーソルは左に１文字分移動し、［く］は決定入力となり、図４（ｃ）の第１の領域４２１のように、画面では色表示がされる（図では○表示で表している）。
【００３９】
４文字目の［く］が確定したので候補数は減り、第２の領域４２２には図４（ｃ）に示すように６個の入力候補が表示される。すなわち、図５で選択された候補のうち、最後が「く」の文字列は、第１の領域４２１に表示された［かいかく］と第２の領域４２２に表示された６個の候補である。候補はだいぶ絞られたので第２の領域４２２の入力候補からカーソルキーで選択してもよいが、まだ不十分と考える場合、３文字目の［か］は所望の文字なので、上記と同じように［←］カーソルキー２１４または１段目指定用の「Ｉ」キー２１９を打鍵する。この時点で、第１の領域４２１の表示は、図４（ｄ）の第１の領域４３１の表示に変化する。同時に図４（ｄ）の第２の領域４３２には、３個の候補が表示される。図５で選択された候補のうち、３文字目と４文字目が「か」、「く」の文字列は、第１の領域４３１に表示された［かいかく］と第２の領域４３２に表示された３個の候補である。
【００４０】
カーソルの移動した２字目の［い］の所望の文字は［う］なので、続いて、３段目指定用の「ＩＩＩ」キー２１７を打鍵する。この時点で、第１の領域４３１の表示は、図４（ｅ）の第１の領域４４１の表示に変化し、所望の［こうかく］が表示され、同時に図４（ｅ）の第２の領域４４２には、候補は表示されない。所望の［こうかく］が第１の領域４４１に表示されたので、決定キー２１１を打鍵すると、所望の文字列「こうかく」が決定入力される。図４（ｅ）の第１の領域４４１の表示はブランクとなり、つぎの仮入力を待ち受ける。修正モードは、修正モード中に「＊」キー２４０が打鍵されるか、決定キー２１１が打鍵されるかによってリセットされる。
【００４１】
以上の説明において、最後に仮入力された文字から左に順々に決定入力をしたが、修正モードにおいては、「←」カーソルキー２１４、「→」カーソルキー２１６を使用して、第１の領域４１１に入力された文字列のカーソル位置を移動させることにより、任意の位置の特定文字を再度修正して決定入力とすることもできる。
【００４２】
次に、修正モードのようにすでに仮入力された文字列を修正して決定入力するのではなく、１字１字の仮入力と同時に決定入力をする場合について、説明する。
【００４３】
「こうかく」を所望の文字として、キー２３２を打鍵して、図４（ａ）に示す最初の仮入力文字［か］の表示がなされたとする。このとき、５段目指定用の「Ｖ」キー２２０が打鍵されると、図４（ａ）の第１の領域４０１の仮入力表示は決定入力の［こ］に変化して、「こ」が最初の文字として、決定入力される。次に「あ」行を指定するキー２３１を打鍵し、続いて「か」行を指定するキー２３２を打鍵し、さらに「か」行を指定するキー２３２を打鍵キー１１４を打鍵すると、候補は図５の１字目を「こ」とする１０個に絞られるが、次に３段目指定用の「ＩＩＩ」キー２１７を打鍵すると、図６に示すように第１の領域６０１には、最初の文字と最後の文字が決定入力となって［こうかく］が表示されて入力される。このとき、図６の第２の領域６０２には、入力候補として［こうこく］１個のみが表示されている。即ち、図６に示すように最初の文字が「こ」最後の文字が「く」である候補入力は２つに絞られる。ここで、決定キー２１１を打鍵すると文字列「こうかく」が決定入力される。同時に、第１の領域６０１、第２の領域６０２の表示は消滅し、次の仮入力を待ち受ける。この場合には、このようにして、４文字をすべて仮入力をしてから、あとで修正操作をするよりは、より効率的な操作ができる。なお、上記の操作において、所望の文字列のすべての文字を決定入力として入力することもできる。
【００４４】
次に、平仮名文字列辞書１６に未登録の、やや不自然な日本語である文字列「きのこく」を入力することを考える。これを入力するためには、４文字をすべて、その都度決定入力として入力するか、仮入力を修正して、決定入力とするかによって行うことができる。「きのこく」が決定入力文字列とされたあとで、平仮名文字列辞書１６に文字列「きのこく」が追加される。このようにして、辞書の内容は変化していき、それぞれの入力環境に対してより適したように構成され、入力時の選択の精度が向上する。しかし辞書がまだ、それぞれの入力環境に十分適していないときに、これまで説明した、付加された追加選択機能「Ｉ」、「ＩＩ」、「ＩＩＩ」、「ＩＶ」、「Ｖ」を有する各段目指定用のキー２１７からキー２２１のキーを使用しての修正入力や決定入力によって、決定までのプロセスが簡略化される。
【００４５】
なお、以上の説明において、付加された追加選択機能「Ｉ」、「ＩＩ」、「ＩＩＩ」、「ＩＶ」、「Ｖ」を有する各段目指定用のキー２１７からキー２２１のキーを使用して仮入力を決定入力にする方法について説明したが、さらにカーソルキー１１２、１１４から１１６を使用して、仮入力を決定入力とする方法について説明する。この方法は、従来のＴ９方式においてもサポートされていた方法である。
【００４６】
図４（ａ）のように、最初の仮入力が第１の領域４０１に表示された時点で「↓」カーソルキー２１５が打鍵されると、第２の領域４０２の「か」が選択表示され（色表示が付けられる）、「→」カーソルキー２１６あるいは「←」カーソルキー２１４の打鍵によって、カーソルを左右に移動して、「か」行の各文字を選択することができる。続いて、決定キー２１１を打鍵することにより、選択された「か」行の文字が決定入力される。
【００４７】
あるいはまた、図４（ｂ）の第１の領域４１１、図４（ｃ）の第１の領域４２１、図４（ｄ）の第１の領域４３１が表示された時点において、「↓」カーソルキー２１５を打鍵すると、図４（ｂ）の第２の領域４１２、図４（ｃ）の第２の領域４２２、図４（ｄ）の第２の領域４３２の入力候補の先頭に表示された文字列が選択表示され、引き続いて「↓」カーソルキー２１５を打鍵すると次々に表示された入力候補が選択表示される。所望の入力候補が選択表示されたところで決定キー２１１を打鍵することにより、選択された入力候補の文字列を決定入力とすることができる。これらのカーソルキーを使っての決定入力文字列を選択する方法と、追加選択機能「Ｉ」、「ＩＩ」、「ＩＩＩ」、「ＩＶ」、「Ｖ」を有する各段目指定用のキー２１７からキー２２１のキーを使用して仮入力を決定入力にする方法のうち、そのときどきの状況により、使いやすい方法を選択することによって効率的な入力が可能となる。
【００４８】
次に、「＃」キー２４２の役割について説明する。文字キー２３２、文字キー２３３、文字キー２３４が仮入力をするために打鍵されたとき、引き続いて「＃」キー２４２が打鍵されると、仮入力された平仮名文字は、濁点を持った対応する平仮名文字に変化する。例えば、仮入力として「か」が入力されており、「＃」キー２４２が打鍵されると「か」が「が」に変化し、仮入力は「が」として扱われる。文字キー２３６が仮入力をするために打鍵されたとき、引き続いて「＃」キー２４２が打鍵されると、仮入力は「は」が「ば」に変化し、さらに引き続いて「＃」キー２４２が打鍵されると、仮入力は「ば」が「ぱ」に変化し、仮入力は「ぱ」として、扱われる。
【００４９】
平仮名文字が仮入力された後、追加選択機能「Ｉ」、「ＩＩ」、「ＩＩＩ」、「ＩＶ」、「Ｖ」を有する各段目指定用のキー２１７からキー２２１のキーが打鍵されて、仮入力された平仮名文字が所望の平仮名文字に変換されて決定入力された後、引き続いて「＃」キー２４２が打鍵されると、直前に決定入力された文字が小文字になる。例えばキー２３４を打鍵して、次に「ＩＩＩ」キー１１７を打鍵すると「つ」が決定入力される。引き続いて「＃」キー２４２が打鍵されると、「つ」は小文字の「っ」に変換される。おなじく「あ」が決定入力されていると小文字の「ぁ」に変換され、英字入力で「Ａ」が決定入力されていると「ａ」に変換される。
【００５０】
仮入力がされていない状態で、「＃」キー２４２が打鍵されると、図７に示すように表示画面７００の第１の領域７０１には、長音記号［ー］が仮入力され、第２の領域７０２には、図７に示すような各種の符号が［Ｉ］、［ＩＩ］、［ＩＩＩ］、［ＩＶ］、［Ｖ］と［↓］、［↑］、［←］との交点に表示される。このとき、決定キー２１１が打鍵されると長音記号「ー」が決定入力される。「ー」が仮入力された時点で、「↓」カーソルキー２１５が打鍵され、「Ｉ」キー２１９、あるいは「ＩＩ」キー２１８、あるいは「ＩＩＩ」キー２１７、あるいは「ＩＶ」キー２２１、あるいは「Ｖ」キー２２０が打鍵されると、仮入力［ー］はそれぞれ記号［、］、あるいは［。］、あるいは［・］、あるいは［！］、あるいは［？］に変更される。「↑」カーソルキー２１２、「←」カーソルキー２１４が打鍵された場合も、図７の第２の領域７０２の対応する記号が同様に仮入力され、決定キー２１１の打鍵で決定入力される。
【００５１】
次に、カタカナ、英字、数字の入力について説明する。キー２３１からキー２３９およびキー２４１には、平仮名ばかりでなく、片仮名、英字、数字が重複して割り当てられている。上述したように、キー２３２を打鍵して最初の１文字の「か」が仮入力され、図４（ａ）の第１の領域４０１に［か］が表示された時点で、図４（ａ）の第２の領域４０２には図示のような画面表示が行われている。このとき、「↑」カーソルキー２１２を打鍵すると第１の領域４０１の仮入力は［カ］に変更され、続いて「Ｉ」キー２１９、あるいは「ＩＩ」キー２１８、あるいは「ＩＩＩ」キー２１７、あるいは「ＩＶ」キー２２１、あるいは「Ｖ」キー２２０が打鍵されると、仮入力［カ］はそれぞれカタカナ［カ］、［キ］、［ク］、［ケ］、［コ］に確定入力され、第１の領域４０１のカーソルは１字右に送られる。この状態で次の文字入力を行うとカタカナの文字列として仮入力できる。仮入力された文字列は決定キー２１１の打鍵により、決定入力し、次の仮入力を待ち受ける。同様に、図４（ａ）の第１の領域４０１に［か］が表示された時点で、「←」カーソルキー２１４を打鍵すると仮入力は「Ａ」に変更され、続いて「Ｉ」キー２１９、あるいは「ＩＩ」キー２１８、あるいは「ＩＩＩ」キー２１７、あるいは「ＩＶ」キー２２１、あるいは「Ｖ」キー２２０が打鍵されると、仮入力［Ａ］はそれぞれ英字［Ａ］、［Ｂ］、［Ｃ］、ブランク［ ］、数字［２］に確定入力され、第１の領域４０１のカーソルは１字右に送られる。この状態で次の文字入力を行うと英字文字列として仮入力できる。仮入力された文字列は決定キー２１１の打鍵により、決定入力し、次の仮入力を待ち受ける。小文字への変換は上述のように「＃」キー２４２の打鍵によって行われる。図８はキー２３１〜キー２３９、キー２４１と、「Ｉ」キー２１９、「ＩＩ」キー２１８、「ＩＩＩ」キー２１７、「ＩＶ」キー２２１、「Ｖ」キー２２０との組合せによる英字と数字の選択表である。
【００５２】
最後に、電源キー２２２について説明する。このキーにも複数の機能が割り当てられている。このキーを２秒以上押下すると電源のオンオフが行われる。２秒以下の押下では、Ｅｎｄ機能としてすべての動作が中断、または終了される。また、モードキー２１７も、このキーを２秒以上押下すると携帯電話が電話モードからデータ処理モードに切り替えられ、２秒以下の押下では仮入力平仮名の３段目選択として機能する。
【００５３】
以上で本発明の実施形態での携帯電話機の文字入力について説明したが、さらに効果的な使用法について説明する。
【００５４】
上述のＴ９方式は、携帯電話機の数字キー１０個の文字キーで、平仮名を効率よく入力する有力な方法であるが、同一キーに複数の平仮名文字が割り当てられているために、適切な辞書が用意されていたとしても、仮入力文字列が所望の文字列でなく入力候補も多くて絞れ込まれていないことが、ある程度の頻度で起きることが避けられない。このようなときに、本発明の実施形態では仮入力列を所望の文字列に修正することが比較的簡単にできる。
【００５５】
あるいは、所望の入力文字列を仮入力では簡単に表示されないことが予想されるとき、例えば、所望の文字列が日本語として通常使われる頻度が少ないかあるいはない場合（例えば一般的でない商品名など）、５つの追加キーを使用して、仮入力文字列に決定入力を交えて入力し、辞書を参照して作成される入力候補の数を少なくすることができきる。
【００５６】
さらには、仮入力文字列をすべて、５つの追加キーを使用して、決定入力として、辞書に実質的に頼らないで入力することもできる。これは、次のような場合に有効である。本発明の実施の形態でのすべての操作法に熟達するためには時間を要する。熟達していない最初では、文字列のすべての文字を決定入力として入力し、熟達の程度に応じて、仮入力での方法を増やしていけばよい。
【００５７】
あるいはまた、辞書は、個人のそれぞれの使われ方に応じて充実していくので、使い込みが行われていないと的中率が低下する。このような意味でも最初は決定入力を多用し、徐々に仮入力を増やしていくのが効率的である。なお、文字列の仮入力の代わりにすべて決定入力で文字入力が行われた場合も、図１の平仮名文字列辞書１６には新規の文字列が登録され、辞書の充実が図られる。
【００５８】
文字列を決定入力として、入力する方法には、上述したように、追加キーを使って入力する方法と、表示された文字列をカーソルキーで選択して入力する方法とがあるが、そのときどきで都合のよい方法を選んで使用すればよい。例えば、追加キーを使用して修正すべき文字数が少ない場合は、追加キーの使用が効率がよく、表示された所望の入力候補の文字列が比較的長く、図４（ｂ）の第２の領域４１２の先頭付近に表示されている場合は、比較的簡単なカーソルキーの選択操作で、長い文字列を決定入力できるので、一文字当りの操作効率がよい。
【００５９】
なお、本発明の実施の形態の図２のキーボードのキー配置では、「モード」キー、「アドレス」キー、「メニュー」キー、「電話」キー、「メール」キーは追加機能を用いた文字入力に便利なように、近傍に集めて配置されているが、この配置はこれに限られず、図９のような従来の配置に基づくものであってもよい。これらの５つのキーは、従来のＴ９方式を採用した携帯電話機では文字入力のためには使われていなかった。本発明の実施の形態では、これらのキーは追加機能キーとして使われている。これらの追加機能キーは、物理的には、携帯電話機の電話機能などに使われているものを利用するので、新たに実装する必要はない。
【００６０】
以上の本発明の実施の形態において、携帯電話機に適用した場合を説明したが、これに限られることはなく、例えばＰＤＡ（携帯型情報端末）のように、主として携帯に便利なように小型化を図る目的からキーボードの同一キーに複数の文字が割り当てられるキーボードからの文字入力に広く適用できる。また、キーボードとしては、物理的なキーボードに限られることはなく、画面表示を使用した仮想的なキーボードであってもよい。
【００６１】
また、入力方法の切替によって、従来型の同一キーの連続打鍵による文字選択が行われるようにしてもよい。それによって従来型の入力に慣れた人にとっての選択範囲が広がる。
【００６２】
【発明の効果】
以上説明したように本発明には次のような効果がある。即ち、
本発明の第１の効果は、同一のキーに重複して割り当てられている文字を区別するために、文字列としての辞書を参照して、入力候補を作成し、第１の入力候補に仮入力された文字列を部分的にあるいは全面的に効率よく修正して決定入力とすることができることである。
【００６３】
本発明の第２の効果は、仮入力をするときに、文字列の一部のキー入力を効率よく簡単なキー操作で、決定入力とすることにより、文字列の入力候補の数を少なくすることができることである。
【００６４】
本発明の第３の効果は、上述の辞書には存在しない文字列を比較的に簡単な操作で、効率よく入力することができ、この文字列を新たに辞書に加えることにより、より適切な辞書を作成することができることである。
【００６５】
本発明の第４の効果は、通常の文字列を入力するとともに、同様の操作で、多くの記号を効率よく入力できることである。
【００６６】
本発明の第５の効果は、平仮名と同一キーに割り当てられた片仮名、英数字が平仮名の文字列に混在する場合に、平仮名と同様の入力方法で統一的に効率よく入力できることである。
【００６７】
本発明の第６の効果は、仮入力をして、所望の入力に修正する操作法に熟達しない間は、文字列を決定入力として行う操作法で文字入力を行い、慣れてくる程度に応じて、仮入力方法での文字入力を行うことができることである。
【００６８】
本発明の第７の効果は、辞書の使い込みが不十分な最初の間は、文字列を決定入力で行い、辞書を充実せしめ、辞書の充実が図られた後に、徐々に仮入力を主とする使い方に切り換えることができることである。
【００６９】
本発明の第８の効果は、文字列を決定入力に変更する方法として、追加機能キーを使用する方法とカーソルキーを使用する方法をそのときどきの状況に応じてより都合のよい方法を選択することができることである。
【００７０】
本発明の第９の効果は、追加機能キーとしては、文字入力のとき以外で使用される制御入力キーなどと兼用できるように設定できるので、物理的に新たなキーを実装する必要がないことである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態のキーボードを備えた電子機器の構成を示すブロック構成図である。
【図２】本発明の実施の形態の文書入力システムを備えた電子機器の文字入力キーボードのキー配置図である。
【図３】平仮名の５０音図と入力キーとを対応させた表である。
【図４】文字入力状態における表示画面の模式図である。
（ａ）は１文字入力の状態である。
（ｂ）は４文字が連続入力された状態である。
（ｃ）は修正モードで４文字目を決定させた状態である。
（ｄ）は修正モードで３文字目を決定させた状態である。
（ｅ）は修正モードで２文字目を決定させた状態である。
【図５】照合選択部で選択された３４個の平仮名の文字列である。
【図６】文字入力状態において最初の１文字と最後の１文字を決定したときにおける表示画面の模式図である。
【図７】仮入力がされていない状態で、「＃」キーが打鍵されたときにおける表示画面の模式図である。
【図８】文字入力キーと追加機能キーとの組合せによる英字と数字の選択表である。
【図９】従来例の携帯電話機のキーボードのキー配置の一例である。
【符号の説明】
１ 電子機器
１０ 制御装置
１１ 入力部
１２ 制御部
１３ キー入力制御部
１４ａ 入力文字組合せ処理部
１４ｂ 照合選択部
１５ 記憶部
１６ 平仮名文字列辞書
１７ 仮名漢字変換辞書
１８ 出力部
２０ キーボード
３０ 表示部
２００、９００ キーボード
２１０、９１０ 制御キー部分
２１１〜２４２、９１１〜９４２ キー
２３０、９３０ データキー部分
４００、４１０、４２０、４３０、４４０、６００、７００ 表示画面
４０１、４１１、４２１、４３１、４４１、６０１、７０１ 第１の領域
４０２、４１２、４２２、４３２、４４２、６０２、７０２ 第２の領域[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a document input system using a keyboard, and an electronic device including the system.
[0002]
[Prior art]
In a mobile phone or the like, a maximum of five hiragana characters are assigned to the same key in order to input fifty hiragana characters using a small number of keys (for example, ten numeric keys).
[0003]
FIG. 9 is an example of a key arrangement of a keyboard of a mobile phone.
[0004]
The keyboard 900 includes a control key portion 910 and a data key portion 930. Numeric keys are keys 931 to 939 and a key 941 of the data key portion 930, and a maximum of five hiragana characters are overlapped with these keys. Have been assigned.
[0005]
In the conventional mobile phone, the hiragana which is repeatedly assigned is input while being distinguished according to the number of consecutive key presses of the same key.
[0006]
For example, the input of "?" Requires only one key press of the "?" Key 932, but the key of "?" Requires five consecutive key presses of the "?" Key 932.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this method, the input efficiency is low because the average number of times of keying required to input one character is large. As a method of reducing the number of times of keying, all hiragana inputs assigned to the same key are input by one keying (for example, the characters “ka”, “ki”, “ku” in the “ka” line). , "Ke" and "ko" are all entered once by pressing the key 932) A plurality of consecutive keystrokes are used to create a plurality of character strings by combining these input characters, and input using a separately prepared character string dictionary A method of narrowing down character string candidates and using a character string with a high hit rate as a first input candidate depending on the input situation at that time has been devised and commercialized as the T9 method.
[0008]
For example, as an example of a recent product, a T9 input method is supported by an N-504i mobile phone manufactured by NTT DoCoMo.
[0009]
The first problem of this method is that, when the first input candidate does not hit the target, the method of selecting the second or less input candidate and inputting it as a desired character string is complicated, and the input efficiency is reduced. It is to let.
[0010]
A second problem is that a desired input character string may not be recorded in a dictionary prepared in advance. For example, a special product name or a symbolic name may correspond to this.
[0011]
The third problem is that the contents of the dictionary are assumed to be automatically prepared and enhanced in accordance with the environment in which each dictionary is used. It is a lack of a hit ratio.
[0012]
The fourth problem is that a character string of a provisional input displayed in response to a key input is displayed differently from a desired character string. It takes some time.
[0013]
An object of the present invention is to solve the above-described problems, while taking advantage of the T9 system that the average number of keystrokes required per character can be reduced, and in the above case, five additional keys are required. It is an object of the present invention to provide a character input method that can realize more efficient and simple character input by keying in combination with a function key.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The document input system using the keyboard according to the present invention includes:
A keyboard having a data key for inputting characters and a control key for inputting control information, a screen display device, and a document input system using a keyboard in an electronic device including a control unit, wherein the same data key Is assigned a plurality of characters, all of the hiragana assigned to that key are recognized as input candidates by keying of that key, and all combinations of hiragana assigned to each of the keys that have been successively hit are The character string is compared with the hiragana character string dictionary stored in the control means, and a character string that may be used is selected as an input character string candidate, and is displayed on the screen display device in a predetermined priority order. In a document input system that selects and decides a desired character string, an additional function is added to a plurality of control keys to select characters in the displayed character string. Te, by keying the control key predetermined additional function is added, and selects determining a desired character assigned to the same key as the selected character.
[0015]
The same key of the data key is assigned the character on the same line of the Hiragana Japanese syllabary figure, and by pressing any of the five control keys to which additional functions are added, the five rows of the Hiragana syllabary figure are displayed. Which of the characters may be determined, and a correction mode setting function is additionally added to one of the control keys, and when the correction mode is set, one of the five control keys having the additional function is added. By pressing the key, the character designated by the cursor position in the temporarily input character string is determined as a desired character, and then the cursor position may be moved one character to the left. The character displayed at the cursor position may be determined as a desired character by moving the key and pressing one of the five control keys to which the additional function is added.
[0016]
A plurality of symbol characters are assigned to a specific key on the keyboard, and after hitting that key, any one of the five symbol keys is pressed by tapping any of the five control keys to which additional functions are added. May be selected and determined. A plurality of symbol characters are assigned to a specific key of the keyboard, a cursor key to be pressed after the key is pressed, and five control keys to which additional functions are added. May be selected and determined from any of the plurality of symbol characters.
[0017]
A plurality of alphabets and one number are assigned to the same key in an overlapping manner in ABC order and ascending order, respectively, and a plurality of keys assigned to the same key are pressed by pressing a predetermined cursor key after the key is pressed. A desired character may be selected and determined from a plurality of alphabets and one number by pressing any one of the five control keys to which the alphabet and one number are selected and additional functions are added.
[0018]
Electronic equipment equipped with a document input system using the keyboard of the present invention,
An electronic apparatus including a character input keyboard, a display unit, and a control unit including a key input control unit, including a document input system using the above-described keyboard. The electronic device may be a mobile phone.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. First, the configuration and functions of an electronic device including a keyboard according to an embodiment of the present invention will be described. FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an electronic apparatus having a keyboard according to an embodiment of the present invention.
[0020]
The electronic device 1 includes a control device 10, a keyboard 20 having control keys and data keys, and outputting information to be processed, and a display unit 30 displaying output information processed by the control device 10. The control device 10 includes an input unit 11, a control unit 12, a storage unit 15, and an output unit 18. The input unit 11 inputs input information from a keyboard 20 and performs a key input of the control unit 12. The control unit 13 processes the key input information and, if necessary, creates a combination of character strings using a plurality of hiragana assigned to each of the consecutively pressed keys in the input character combination processing unit 14a. The collation selection unit 14b collates with the hiragana character string dictionary 16 stored in the storage unit 15 to select a matching character string, and if necessary, based on the kana-kanji conversion dictionary 17 in the storage unit 15, converts the input information. Han Conversion, the output unit 16 outputs the output information processed in the key input control section 13 to the outside. The information processed by the key input control unit 13 is processed in the control unit 12 as necessary, and is stored in the storage unit 14.
[0021]
FIG. 2 is a key arrangement diagram of a character input keyboard of an electronic device including the document input system according to the embodiment of the present invention. The character input by keystroke of the character input keyboard is determined, and is used by the control unit 12 of the electronic device 1 for a predetermined purpose.
[0022]
Referring to FIG. 2, a keyboard 200 according to the embodiment of the present invention is a keyboard for key input of a mobile phone, and includes 24 keys 211 to 222 and a key 231 including a control key portion 210 and a data key portion 230. Key 242. The embodiment of the present invention is characterized by additional selection functions "I", "II", "III", "IV", and "V" added to the control keys 217 to 221. The control keys 217 to 221 are keys used in telephone operations. When the keys are pressed in the character input mode, the syllabary of the Japanese syllabary of the kana that is provisionally input can be selected.
[0023]
First, the function of each key of the keyboard 200 will be described. An enter key 211 instructs execution or confirmation of an operation. The “↑” arrow key 212, the “←” arrow key 214, the “↓” arrow key 215, and the “→” arrow key 216 are cursor keys. The clear key 213 deletes the input contents under predetermined conditions. The mode key 217 is a key for switching the mobile phone from the telephone mode to the data processing mode. In the data processing mode, characters can be input from the keyboard 200. In addition, as the additional selection function “III”, the third stage of the Japanese syllabary is selected. The address key 118 selects an address stored in the telephone or mail mode. In addition, as the additional selection function “II”, the second stage of the Japanese syllabary is selected. By pressing the menu key 219, a menu screen can be displayed on the display unit 30. By performing key operations according to the screen, various states relating to character input, for example, designation of uppercase / lowercase, full-width characters・ Half-width characters can be specified. In addition, as the additional selection function "I", the first stage of the Japanese syllabary is selected. The telephone key 220 and the mail key 221 are keys used for telephone calls and transmission / reception of mails. The additional selection functions “V” and “IV” are the fifth and fourth steps of the Japanese syllabary, respectively. Choose an eye and. The power key 122 controls turning on / off the power of the mobile phone. The “End” function is used to interrupt or end all operations.
[0024]
Numeric keys 231 to 239 and numeric keys 241 of data key portion 230 are ten numeric keys of numerals 1 to 0 for inputting a dial number in the telephone function. These keys can also input hiragana, katakana, alphabetic and numeric characters in the character input mode. To reduce the number of keys, one key is assigned multiple characters. The * key 240 is a control key in the data key portion 230. When the key is pressed during character input, the provisional input mode is changed to the correction mode, and the character being provisionally input can be corrected by a predetermined control key.
[0025]
Of the control keys, keys 211 to 216 and key 240 can be used to input a control function necessary for inputting a predetermined character by tapping each key.
[0026]
By pressing the keys 217 to 222 among the control keys, the telephone function of the mobile phone and the control function for performing character input can be input. Since a plurality of control functions are assigned to these, input control functions differ depending on the state of the device.
[0027]
The key 242 is a key for inputting a cloud point, a semi-voice point, and other symbols.
[0028]
The character input method according to the embodiment of the present invention is characterized by the character string input method as described above. First, an example will be described. Now, an attempt is made to input a character string of "Hiragana". In the conventional normal character input method, as described above, in the hiragana input mode or the katakana input mode, the kana characters of each line of the kana syllabary are input while being distinguished by the number of times of tapping of each key. For example, every time the key 232 is pressed, the key changes from [ka] to [ki] to [ku], and [ko] is input by hitting the key 232 five times in succession. Subsequently, the successive keystrokes of the same key are regarded as completed by the keystrokes of the other keys. In the embodiment of the present invention, for example, when the key 232 is depressed, [ka], [ki], [ku], [ke], [ko] are stored as input candidates of the character according to the above-described T9 method.
[0029]
FIG. 3 is a table in which Japanese syllabary diagrams of Hiragana are associated with input keys. FIG. 4 is a schematic diagram of a display screen in a character input state. A state where characters are continuously input, (c) a state where the fourth character is determined in the correction mode, (d) a state where the third character is determined in the correction mode, and (e) a second character in the correction mode. Is determined.
[0030]
First, in order to input "ko", a key 232 for inputting "ka line" to which "ko" belongs is pressed. When the key 232 is depressed, a first area 401 and a second area 402 shown in FIG. 4A are displayed on the display screen 400 of the mobile phone.
[0031]
The first area 401 is called a temporary input area, and a temporary display is made according to a key input. Here, in the first area 401, [?], Which is the first character of "ka line" to which [ko] belongs, is provisionally input. An underline [_] is displayed below the display of [?] To indicate the cursor position. At the same time, a second area 402 is displayed at the bottom of the display screen 400 with contents as shown in FIG. Although the contents will be described later, it is shown that if a control key displayed on the upper side or the left side is pressed in a state where one character is temporarily input, the character described at the intersection is selected.
[0032]
Subsequently, a key 231 for inputting "A line" to which "U" belongs is input in order to input "U", a key 232 is input in order to input "KA", and "KU" is input. Key 232 for inputting "ka line" to which "ko" belongs.
[0033]
At this point, as shown in FIG. 4B, a character string [Kiriku] is displayed in the first area 411 of the display screen 410. At this time, [_] is displayed below [ku] of the last character to indicate the cursor position. At the same time, in the second area 412, 33 sets of four-character hiragana character strings, which are other input candidates, are displayed. However, since 33 cannot be displayed simultaneously, it is necessary to scroll and see.
[0034]
Next, a description will be given of a process in which [KEIKAKU] is displayed in the first area 411 as a temporary input.
[0035]
As described above, the electronic device 1 stores the hiragana character string dictionary 16 that stores hiragana character strings normally used in Japanese. Further, inside the electronic device 1, an input character combination processing unit 14a for creating a combination of all character strings of input candidates of characters sequentially input by keys, a character string group created by the input character combination processing unit 14a, and hiragana And a collation selecting unit 14b for collating with the character string dictionary 16 and extracting a matching character string.
[0036]
All the combinations of the character strings corresponding to the four keystrokes of the key 132, the key 131, the key 132, and the key 132 this time are 625, but the result of the comparison with the hiragana character string dictionary 16 is selected in FIG. Are the character strings of the 34 hiragana characters shown, and among these, as the most likely character string based on a predetermined criterion, [Kikuku] is displayed as a temporary input in the first area 411, and the remaining 33 are the hiragana characters. 2 is displayed in the area 412. If [KEIKUKU] is a desired character string, by pressing the enter key 211 of FIG. 2, "KEIKUKU" can be input as a determination input character string. However, in this case, since “KOKUKU” is a character string to be input, a desired [KOKUKU] is selected from the 33 candidates in the second area 412 by using the cursor keys 212, 214, 215 and 216. By touching the enter key 211 after finding “K”, the input can be made as an enter.
[0037]
After "Kokokaku" is determined and input, the user again presses a key 232 for inputting "Koko" as a temporary input for inputting "Kokokaku" again, and inputs "U". When the key 231 is pressed, the key 232 for inputting “KA” is pressed, and the key 232 for inputting “KU” is pressed, the temporary input in the first area 411 is displayed as “KOKAI”. , The remaining 33 candidates are displayed in the second area 412. In this way, the previously determined and input [Kokokaku] is selected as the most likely character string and displayed in the first area 411. Further, the display order of the input candidates displayed in the second area 412 also changes according to a predetermined reference depending on the determination history.
[0038]
At this point, when the “*” key 240 is depressed at the time when “OK” is displayed as in the first area 411 in FIG. 4B, the input mode is set to the correction mode. In the correction mode, the temporary input displayed in the first area 411 can be corrected to be a decision input, and the display of the input candidate corresponding to the cursor can be changed. The cursor position in the first area 411 is at []. Since the provisional input [KU] is a desired character, when the "←" cursor key 214 is pressed, the cursor moves one character to the left, and [KU] becomes a decision input, and the first area of FIG. As indicated by reference numeral 421, color display is performed on the screen (indicated by a circle in the figure). If [K] is [K], which is the second row of the “K” line, pressing the “III” key 217 will convert [K] to [K], and the cursor will move one character to the left. After moving by minutes, [] is a decision input, and is displayed in color on the screen as shown in the first area 421 in FIG.
[0039]
Since the fourth character [] is determined, the number of candidates is reduced, and six input candidates are displayed in the second area 422 as shown in FIG. That is, among the candidates selected in FIG. 5, the character string ending with “ku” is “Kaikaru” displayed in the first area 421 and the six candidates displayed in the second area 422. is there. Since the candidates have been narrowed down, they may be selected with the cursor keys from the input candidates in the second area 422. However, if it is still insufficient, the third character [?] Is a desired character, so the same as above Key is pressed with the [←] cursor key 214 or the “I” key 219 for designating the first row. At this point, the display of the first area 421 changes to the display of the first area 431 in FIG. At the same time, three candidates are displayed in the second area 432 of FIG. Of the candidates selected in FIG. 5, the character strings of “ka” and “ku” in the third and fourth characters are “Kaikaru” displayed in the first area 431 and in the second area 432. These are the three candidates displayed.
[0040]
Since the desired character of [i] of the second character to which the cursor has moved is [U], subsequently, the "III" key 217 for specifying the third row is depressed. At this point, the display of the first area 431 is changed to the display of the first area 441 in FIG. 4E, and the desired [Koko] is displayed, and at the same time, the second area 431 in FIG. No candidate is displayed in the area 442. Since the desired [Kokokaku] is displayed in the first area 441, when the enter key 211 is pressed, the desired character string “Kokokaku” is determined and input. The display of the first area 441 in FIG. 4E becomes blank, and waits for the next provisional input. The correction mode is reset depending on whether the “*” key 240 is pressed or the enter key 211 is pressed during the correction mode.
[0041]
In the above description, the decision input is performed sequentially to the left from the last provisionally input character. However, in the correction mode, the first and second cursor keys 214 and 216 By moving the cursor position of the character string input to the area 411, a specific character at an arbitrary position can be corrected again and used as a determination input.
[0042]
Next, a case will be described in which a character string which has already been provisionally input is corrected and determined and input as in the correction mode, and a determination input is performed simultaneously with provisional input of each character.
[0043]
It is assumed that the key 232 is depressed with "Kokokaku" as a desired character, and the first provisional input character [?] Shown in FIG. 4A is displayed. At this time, when the “V” key 220 for specifying the fifth row is pressed, the temporary input display in the first area 401 in FIG. Is determined and input as the first character. Next, when the key 231 for designating the “A” line is pressed, the key 232 for specifying the “KA” line is pressed, and then the key 232 for the “KA” line is pressed with the key 114, the candidate is Although the first character in FIG. 5 is narrowed down to ten with “ko”, when the “III” key 217 for designating the third row is next pressed, as shown in FIG. The first character and the last character are determined and input, and [Kokokaku] is displayed and input. At this time, in the second area 602 of FIG. 6, only one input is displayed as an input candidate. That is, as shown in FIG. 6, the number of candidate inputs in which the first character is “ko” and the last character is “ku” is reduced to two. Here, when the enter key 211 is depressed, the character string “Kokokaku” is decided and input. At the same time, the display of the first area 601 and the second area 602 disappears, and wait for the next provisional input. In this case, a more efficient operation can be performed than in the case where all four characters are provisionally input and a correction operation is performed later. In the above operation, all the characters in the desired character string can be input as the determination input.
[0044]
Next, consider inputting a character string “Kinokoku” which is unregistered in the Hiragana character string dictionary 16 and is a somewhat unnatural Japanese. This can be done by inputting all four characters each time as a decision input, or by correcting the temporary input and making it a decision input. After “mushroom” is determined as the input character string, the character string “mushroom” is added to the hiragana character string dictionary 16. In this way, the contents of the dictionary change, and are configured to be more suitable for each input environment, and the accuracy of selection at the time of input is improved. However, when the dictionary is not yet well suited for the respective input environment, each of the above described additional selection functions "I", "II", "III", "IV", "V" The process up to the determination is simplified by the correction input and the determination input using the keys 217 to 221 for the stage designation.
[0045]
Note that, in the above description, the keys 217 to 221 for specifying each stage having the additional selection functions “I”, “II”, “III”, “IV”, and “V” are used. The method of making the temporary input into the decision input has been described above. Further, the method of making the temporary input into the decision input by using the cursor keys 112, 114 to 116 will be described. This method is also supported in the conventional T9 system.
[0046]
As shown in FIG. 4A, when the “↓” cursor key 215 is pressed at the time when the first temporary input is displayed in the first area 401, “KA” in the second area 402 is selectively displayed. By pressing the “→” cursor key 216 or the “←” cursor key 214, the cursor can be moved right and left to select each character in the “ka” line. Subsequently, by pressing the enter key 211, the character of the selected "?" Line is determined and input.
[0047]
Alternatively, when the first area 411 of FIG. 4B, the first area 421 of FIG. 4C, and the first area 431 of FIG. When key 215 is pressed, the characters displayed at the beginning of the input candidates in the second area 412 in FIG. 4B, the second area 422 in FIG. 4C, and the second area 432 in FIG. A column is selected and displayed, and when the “↓” cursor key 215 is subsequently pressed, input candidates displayed one after another are selectively displayed. By pressing the enter key 211 when a desired input candidate is selected and displayed, the character string of the selected input candidate can be used as a decision input. A method for selecting a decision input character string using these cursor keys, and a key 217 for specifying each stage having additional selection functions "I", "II", "III", "IV", and "V" From among the methods of using the key 221 to make the temporary input into the decision input, efficient input can be achieved by selecting an easy-to-use method depending on the situation at that time.
[0048]
Next, the role of the “#” key 242 will be described. When the character key 232, the character key 233, and the character key 234 are pressed for provisional input, and subsequently the "#" key 242 is pressed, the provisionally input hiragana character corresponds to a character having a voice mark. Changes to Hiragana characters. For example, "?" Has been input as a provisional input, and when the "#" key 242 is pressed, "?" Changes to "", and the provisional input is treated as "". When the character key 236 is pressed for provisional input and the “#” key 242 is subsequently pressed, the provisional input changes from “ha” to “ba”, and then the “#” key 242 Is pressed, the temporary input is changed from "ba" to "@", and the temporary input is treated as "@".
[0049]
After the hiragana characters are provisionally input, the keys 217 to 221 having the additional selection functions "I", "II", "III", "IV", and "V" are pressed. After the temporarily input hiragana characters are converted into the desired hiragana characters and determined and input, if the "#" key 242 is subsequently pressed, the immediately previously determined and input character will be lowercase. For example, when the key 234 is depressed and then the “III” key 117 is depressed, “tsu” is determined and input. When the “#” key 242 is subsequently pressed, “tsu” is converted to lowercase “tsu”. Similarly, if "A" is determined and input, it is converted to lowercase "@", and if "A" is determined and input by alphabetical input, it is converted to "a".
[0050]
When the "#" key 242 is depressed in a state where no provisional input has been made, a long sound sign [-] is provisionally inputted in the first area 701 of the display screen 700 as shown in FIG. In the area 702 of FIG. 7, various symbols as shown in FIG. 7 indicate intersections of [I], [II], [III], [IV], [V] and [↓], [↑], [←]. Will be displayed. At this time, when the enter key 211 is depressed, a long sound symbol "-" is entered. When "-" is temporarily input, the "↓" cursor key 215 is depressed, and the "I" key 219, "II" key 218, "III" key 217, "IV" key 221 or " When the "V" key 220 is depressed, the provisional input [-] becomes the symbol [,] or [. ] Or [•] or [! ] Or [? ]. Also when the “↑” cursor key 212 and the “←” cursor key 214 are depressed, the corresponding symbols in the second area 702 of FIG.
[0051]
Next, input of katakana, alphabetic characters, and numerals will be described. The keys 231 to 239 and the key 241 are assigned not only hiragana characters but also katakana characters, alphabetic characters, and numbers. As described above, when the key 232 is depressed and the first character “KA” is provisionally input and “KA” is displayed in the first area 401 of FIG. A screen display as shown in the figure is performed in the second area 402 of ()). At this time, when the "@" cursor key 212 is depressed, the tentative input in the first area 401 is changed to [K], and then the "I" key 219, the "II" key 218, or the "III" key 217, Alternatively, when the "IV" key 221 or the "V" key 220 is depressed, the provisional input [f] is fixedly input to katakana [f], [g], [h], [g], and [h], respectively. , The cursor in the first area 401 is moved one character to the right. When the next character input is performed in this state, the character can be provisionally input as a katakana character string. The provisionally input character string is determined and input by hitting the enter key 211, and the next temporary input is awaited. Similarly, when "?" Is displayed in the first area 401 of FIG. 4A, when the "←" cursor key 214 is depressed, the tentative input is changed to "A" and then the "I" key When the key 219, the “II” key 218, the “III” key 217, the “IV” key 221, or the “V” key 220 is pressed, the provisional input [A] is alphabetical [A], [B], respectively. , [C], blank [], and numeral [2], and the cursor in the first area 401 is moved one character to the right. When the next character is input in this state, the character can be provisionally input as an alphabetic character string. The provisionally input character string is determined and input by hitting the enter key 211, and the next temporary input is awaited. Conversion to lowercase letters is performed by pressing the "#" key 242 as described above. FIG. 8 shows a combination of keys 231 to 239 and key 241, an "I" key 219, an "II" key 218, a "III" key 217, an "IV" key 221 and a "V" key 220 for alphabetic and numeric characters. It is a selection table.
[0052]
Finally, the power key 222 will be described. Several functions are also assigned to this key. Pressing this key for more than 2 seconds turns the power on and off. Pressing for 2 seconds or less interrupts or terminates all operations as an End function. When the mode key 217 is pressed for 2 seconds or longer, the mobile phone is switched from the telephone mode to the data processing mode. When the mode key 217 is pressed for 2 seconds or shorter, the mode key 217 functions as the third-stage selection of temporary input hiragana.
[0053]
The text input of the mobile phone according to the embodiment of the present invention has been described above, but a more effective usage will be described.
[0054]
The above-mentioned T9 method is a powerful method for efficiently inputting hiragana with ten character keys of a mobile phone. However, since a plurality of hiragana characters are assigned to the same key, an appropriate dictionary cannot be used. Even if it is prepared, it is unavoidable that the temporary input character string is not a desired character string and that there are many input candidates and are not narrowed down. In such a case, in the embodiment of the present invention, the provisional input string can be relatively easily corrected to a desired character string.
[0055]
Alternatively, when it is expected that the desired input character string is not easily displayed by provisional input, for example, when the desired character string is rarely used or not frequently used in Japanese (for example, an uncommon product name, etc.) 5) It is possible to reduce the number of input candidates created by referring to the dictionary by inputting a temporary input character string with a decision input using five additional keys.
[0056]
Furthermore, all the temporary input character strings can be input as decision inputs using five additional keys without substantially relying on the dictionary. This is effective in the following cases. It takes time to become proficient in all the operating methods in the embodiments of the present invention. At first, all the characters of the character string are input as the decision input, and the number of temporary input methods may be increased according to the level of the skill.
[0057]
Alternatively, the dictionary is enriched according to the individual usage of the individual, and the hit rate is reduced if the dictionary is not used. In this sense, it is efficient to use many decision inputs at first and gradually increase the number of temporary inputs. In addition, even when the character input is performed by the decision input instead of the provisional input of the character string, a new character string is registered in the hiragana character string dictionary 16 of FIG. 1 to enhance the dictionary.
[0058]
As described above, there are two methods of inputting a character string as a decision input: a method of inputting using an additional key, and a method of inputting by selecting a displayed character string with a cursor key, as described above. Then, a convenient method may be selected and used. For example, when the number of characters to be corrected using the additional key is small, the use of the additional key is efficient, the character string of the displayed desired input candidate is relatively long, and the second input character string shown in FIG. When displayed near the beginning of the area 412, a long character string can be determined and input by a relatively simple cursor key selection operation, so that the operation efficiency per character is high.
[0059]
In the key arrangement of the keyboard in FIG. 2 according to the embodiment of the present invention, the "mode" key, the "address" key, the "menu" key, the "telephone" key, and the "mail" key are used for character input using an additional function. However, the arrangement is not limited to this, and may be based on a conventional arrangement as shown in FIG. These five keys have not been used for character input in a mobile phone employing the conventional T9 system. In the embodiment of the present invention, these keys are used as additional function keys. Since these additional function keys are physically used for the telephone function of the mobile phone, there is no need to newly implement them.
[0060]
In the above-described embodiment of the present invention, a case where the present invention is applied to a mobile phone has been described. However, the present invention is not limited to this. For example, as in a PDA (portable information terminal), miniaturization is performed mainly for convenience in carrying. The present invention can be widely applied to character input from a keyboard in which a plurality of characters are assigned to the same key of the keyboard. Further, the keyboard is not limited to a physical keyboard, and may be a virtual keyboard using screen display.
[0061]
Alternatively, by switching the input method, a conventional character selection may be performed by successively pressing the same key. This broadens the range of choice for those accustomed to conventional input.
[0062]
【The invention's effect】
As described above, the present invention has the following effects. That is,
A first effect of the present invention is to create an input candidate by referring to a dictionary as a character string in order to distinguish characters assigned redundantly to the same key, and temporarily assign the input candidate to the first input candidate. The reason is that the input character string can be partially or wholly efficiently corrected and used as a decision input.
[0063]
A second effect of the present invention is to reduce the number of character string input candidates by making a partial key input of a character string into a decision input with a simple and efficient key operation at the time of provisional input. That is what you can do.
[0064]
A third effect of the present invention is that a character string that does not exist in the dictionary can be efficiently input by a relatively simple operation, and by adding this character string to the dictionary, a more appropriate The ability to create dictionaries.
[0065]
A fourth effect of the present invention is that, in addition to inputting a normal character string, many symbols can be efficiently input by the same operation.
[0066]
A fifth effect of the present invention is that when katakana and alphanumeric characters assigned to the same key as a hiragana are mixed in a character string of a hiragana, they can be input uniformly and efficiently by the same input method as the hiragana.
[0067]
The sixth effect of the present invention is that, while not proficient in an operation method of performing temporary input and correcting to a desired input, a character input is performed by an operation method of performing a character string as a decision input, Thus, the character input can be performed by the provisional input method.
[0068]
The seventh effect of the present invention is that, during the initial period when the use of the dictionary is insufficient, character strings are determined and input, the dictionary is enhanced, and after the dictionary is enhanced, temporary input is gradually performed. It can be switched to how to use.
[0069]
An eighth advantage of the present invention is that, as a method of changing a character string into a decision input, a method using an additional function key and a method using a cursor key are selected according to the situation at a time. That is what you can do.
[0070]
A ninth effect of the present invention is that the additional function key can be set so as to also be used as a control input key or the like used except for character input, so that it is not necessary to physically implement a new key. It is.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of an electronic apparatus including a keyboard according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a key arrangement diagram of a character input keyboard of an electronic device including the document input system according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a table in which Japanese syllabary diagrams of Hiragana are associated with input keys.
FIG. 4 is a schematic diagram of a display screen in a character input state.
(A) is a state of one character input.
(B) is a state where four characters are continuously input.
(C) is a state where the fourth character is determined in the correction mode.
(D) is a state where the third character is determined in the correction mode.
(E) is a state where the second character is determined in the correction mode.
FIG. 5 shows character strings of 34 hiragana characters selected by the collation selection unit.
FIG. 6 is a schematic diagram of a display screen when a first character and a last character are determined in a character input state.
FIG. 7 is a schematic diagram of a display screen when a “#” key is pressed in a state where provisional input is not performed.
FIG. 8 is a selection table of alphabetic and numeric characters by a combination of a character input key and an additional function key.
FIG. 9 is an example of a key arrangement of a keyboard of a conventional mobile phone.
[Explanation of symbols]
1 electronic equipment
10 Control device
11 Input section
12 control unit
13 Key input control unit
14a Input character combination processing unit
14b collation selection section
15 Memory
16 Hiragana string dictionary
17 Kana-Kanji conversion dictionary
18 Output section
20 keyboard
30 Display
200, 900 keyboard
210, 910 control key part
211-242, 911-942 key
230, 930 Data key part
400, 410, 420, 430, 440, 600, 700 display screen
401, 411, 421, 431, 441, 601, 701 First area
402, 412, 422, 432, 442, 602, 702 Second area
