JP2004054382A - 配信制御装置、受信装置、それらの方法およびそれらのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の配信装置が受信装置にコンテンツデータを配信する場合に、複数の配信装置の間でコンテンツデータの配信負荷を適切に分散することを可能にする配信制御装置を提供する。
【解決手段】コンテンツマスタサーバ装置2がコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ装置3に配信する。端末装置4は、負荷分散サーバ装置5からの指示に応じて指定されたコンテンツ配信サーバ装置3に配信要求を出してコンテンツ受信する。そして、端末装置4は、その受信状態を示すログデータを解析サーバ装置6に送信する。解析サーバ装置6は、当該ログデータを基に複数のコンテンツ配信サーバ装置3の間での負荷分散を負荷分散サーバ装置5に指示する。
【選択図】 図1
【解決手段】コンテンツマスタサーバ装置2がコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ装置3に配信する。端末装置4は、負荷分散サーバ装置5からの指示に応じて指定されたコンテンツ配信サーバ装置3に配信要求を出してコンテンツ受信する。そして、端末装置4は、その受信状態を示すログデータを解析サーバ装置6に送信する。解析サーバ装置6は、当該ログデータを基に複数のコンテンツ配信サーバ装置3の間での負荷分散を負荷分散サーバ装置5に指示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介したコンテンツデータの配信に用いられる配信制御装置、受信装置、それらの方法およびそれらのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コンテンツマスタサーバ装置が複数のコンテンツ配信サーバ装置にコンテンツデータを配信し、各コンテンツ配信サーバ装置が、エンドユーザの端末装置からの要求に応じて当該端末装置にダウンロード型や逐次再生型のコンテンツ配信サービスを提供するコンテンツ配信システムが知られている。
このようなコンテンツ配信システムでは、各コンテンツ配信サーバ装置が、端末装置へのコンテンツデータの配信処理の履歴を示すログ(履歴)データを保持し、後のサービスに利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のコンテンツ配信システムでは、通常、コンテンツマスタサーバ装置と各コンテンツ配信サーバ装置とは異なる事業者によって運用されている。従って、コンテンツマスタサーバ装置の事業者などが、各コンテンツ配信サーバ装置の配信負荷がどの程度であるかを知ることが困難である。
そのため、複数の受信装置から特定のコンテンツ配信サーバ装置へのアクセスが集中し、コンテンツ配信サーバ装置から受信装置にコンテンツデータを円滑に配信できなくなる場合があるという問題がある。
また、コンテンツマスタサーバ装置の事業者が、コンテンツ配信サーバ装置から端末装置にどのようなコンテンツデータが配信されたかを知ることは困難であり、コンテンツマスタサーバ装置から各コンテンツ配信サーバ装置に配信する適切なコンテンツデータを選択できない場合があるという問題がある。
【0004】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされ、複数の配信装置が受信装置にコンテンツデータを配信する場合に、複数の配信装置の間でコンテンツデータの配信負荷を適切に分散することを可能にする配信制御装置、受信装置、それらの方法およびそれらのプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、受信装置にコンテンツデータを配信する第1の配信装置に対して、第2の配信装置がコンテンツデータを適切に選択して配信することを可能にする配信制御装置、受信装置、それらの方法およびそれらのプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の発明の配信制御装置は、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置から受信装置がコンテンツデータを受信する場合に、前記受信装置による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する受信手段と、前記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記受信装置における前記コンテンツデータの配信元となる前記配信装置を指定する配信装置指定手段とを有する。
【0006】
第1の発明の配信制御装置の作用は以下のようになる。
受信手段が、受信装置によるコンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する。
そして、配信装置指定手段が、記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記コンテンツデータの配信元の前記配信装置を前記受信装置に指定する。
【0007】
第2の発明の配信制御装置は、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置から前記コンテンツデータを受信する場合に、前記受信装置が前記第1の配信装置から受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する受信手段と、前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する配信制御手段とを有する。
【0008】
第2の発明の配信制御装置の作用は以下のようになる。
受信手段が、受信装置が第1の配信装置から受信したコンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する。
そして、配信制御手段が、前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する。
【0009】
第3の発明の受信装置は、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する受信手段と、前記受信手段による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する生成手段と、複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する送信手段とを有する。
【0010】
第3の発明の受信装置の作用は以下のようになる。
受信手段が、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する。
そして、生成手段が、前記受信手段による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する。
そして、送信手段が、複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する。
【0011】
第4の発明の受信装置は、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する場合に、前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する生成手段と、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する送信手段とを有する。
【0012】
第4の発明の受信装置の作用は以下のようになる。
受信手段が、第1の配信装置からコンテンツデータを受信する。
そして、生成手段が、前記受信手段が受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する。
そして、送信手段が、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する。
【0013】
第5の発明の配信制御方法は、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置から受信装置がコンテンツデータを受信する場合に、前記受信装置による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する第1の工程と、前記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記受信装置における前記コンテンツデータの配信元となる前記配信装置を指定する第2の工程とを有する。
【0014】
第6の発明の配信制御方法は、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置から前記コンテンツデータを受信する場合に、前記受信装置が前記第1の配信装置から受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する第1の工程と、前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する第2の工程とを有する。
【0015】
第7の発明の受信方法は、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する第1の工程と、前記第1の工程における前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する第2の工程と、複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する第3の工程とを有する。
【0016】
第8の発明の受信方法は、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する場合に、前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する第1の工程と、前記第2の工程で受信された前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する第2の工程と、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する第3の工程とを有する。
【0017】
第9の発明のプログラムは、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置から受信装置がコンテンツデータを受信する場合に、配信制御装置によって実行されるプログラムであって、前記受信装置による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する手順と、前記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記コンテンツデータの配信元の前記配信装置を前記受信装置に指定する手順と有する。
【0018】
第10の発明のプログラムは、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置から前記コンテンツデータを受信する場合に、配信制御装置によって実行されるプログラムであって、前記受信装置が前記第1の配信装置から受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する手順と、前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する手順とを有する。
【0019】
第11の発明のプログラムは、受信装置によって実行されるプログラムであって、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する第1の手順と、前記第1の手順による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する第2の手順と、複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する第3の手順とを有する。
【0020】
第12の発明のプログラムは、受信装置によって実行されるプログラムであって、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する場合に、前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する第1の手順と、前記第1の手順で受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する第2の手順と、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する第3の順とを有する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わるコンテンツ配信システムについて説明する。図1は、本実施形態のコンテンツ配信システム1の全体構成図である。
図1に示すように、コンテンツ配信システム1は、例えば、コンテンツマスタサーバ装置2、複数のコンテンツ配信サーバ装置3、複数の端末装置4、負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6を有し、これらがインターネットなどの公衆ネットワークを介して接続されている。
ここで、コンテンツマスタサーバ装置2が第2、第4、第6および第8の発明の第2の配信装置に対応している。
コンテンツ配信サーバ装置3が、第1、第3、第5および第7の発明の配信装置、並びに第2、第4、第6および第8の発明の第1の配信装置に対応している。
端末装置4が第1の〜第8の発明の受信装置に対応している。
また、負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6が、本発明の配信制御装置に対応している。
【0022】
コンテンツマスタサーバ装置2、負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6は、第1の事業者によって運用および管理されている。
また、複数のコンテンツ配信サーバ装置3は、第1の事業者とは異なる単数または複数の第2の事業者によって運用および管理されている。
また、複数の端末装置4は、エンドユーザによって使用される。
【0023】
なお、コンテンツマスタサーバ装置2、コンテンツ配信サーバ装置3および端末装置4の間は、例えば、LAN(Local Area Network)や専用回線を介して接続されていてもよい。また、コンテンツマスタサーバ装置2、コンテンツ配信サーバ装置3および端末装置4のうち少なくと一部が、例えば、単体の装置内に構築されていてもよい。
【0024】
コンテンツ配信システム1では、端末装置4がコンテンツ配信サーバ装置3からのコンテンツデータの受信状態を示すログデータを解析サーバ装置6に送信する。
そして、コンテンツマスタサーバ装置2が、解析サーバ装置6から受けた情報に基づいて、複数のコンテンツ配信サーバ装置3による端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷が適切に分散されるように、ネットワークを介してコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ装置3に送信(配信)する。
また、負荷分散サーバ装置5が、解析サーバ装置6からの情報に基づいて、複数のコンテンツ配信サーバ装置3の間で端末装置4からのアクセス負荷が適切に分散されるように、端末装置4がアクセスすべきコンテンツ配信サーバ装置3を端末装置4に対して指定する。
【0025】
図2は図1に示すコンテンツマスタサーバ装置2、コンテンツ配信サーバ装置3および端末装置4の機能ブロック図である。
図4は、図1に示す負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6の機能ブロック図である。
【0026】
〔コンテンツマスタサーバ装置2〕
図2に示すように、コンテンツマスタサーバ装置2は、例えば、コンテンツリストD/B(データベース)12、サーバリストD/B13、マスタコンテンツD/B14、コンテンツ配信部15およびコンテンツ分散データ受信部16を有する。
コンテンツリストD/B12は、マスタコンテンツD/B14に記憶されたマスタコンテンツデータを特定するための識別データ、当該コンテンツデータの分類を示す分類データ、当該コンテンツデータのデータサイズを示すサイズデータなどを記憶する。
【0027】
サーバリストD/B13は、例えば、コンテンツデータを配信するコンテンツ配信サーバ装置3のネットワークアドレス、並びに記憶容量などを示すデータを記憶する。
マスタコンテンツD/B14は、コンテンツ配信サーバ装置3に配信するコンテンツデータのマスタコンテンツデータを記憶する。
コンテンツ配信部15は、コンテンツ分散データ受信部16で受信されたコンテンツ分散データを基に、複数のコンテンツ配信サーバ装置3による端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷が適切に分散されるように、マスタコンテンツD/B14から読み出したマスタコンテンツデータをコンテンツデータとしてネットワークを介してコンテンツ配信サーバ装置3に送信(配信)する。
具体的には、コンテンツ配信部15は、コンテンツ分散データに示される識別データに対応するコンテンツデータをマスタコンテンツD/B14から読み出してコンテンツ配信サーバ装置3に送信(配信)する。
【0028】
コンテンツ分散データ受信部16は、ネットワークを介して解析サーバ装置6からコンテンツデータ分散データを受信する。
【0029】
〔コンテンツ配信サーバ装置3〕
図2に示すように、コンテンツ配信サーバ装置3は、例えば、コンテンツ受信部21、コンテンツD/B22およびコンテンツ配信部23を有する。
コンテンツ受信部21は、ネットワークを介してコンテンツマスタサーバ装置2からコンテンツデータを受信する。
コンテンツD/B22は、コンテンツ受信部21で受信されたコンテンツデータを記憶する。
コンテンツ配信部23は、端末装置4からの要求に応じて、当該要求によって指定されたコンテンツデータをコンテンツD/B22から読み出し、ダウンロード型あるいは逐次再生型で当該コンテンツデータを端末装置4に送信(配信)する。
【0030】
〔端末装置4〕
図2に示すように、端末装置4は、例えば、配信サーバ検索部31、コンテンツ受信部32、コンテンツ再生部33、イベント収集部34、ログ生成部35およびログ通知部36を有する。
ここで、コンテンツ受信部32が第3および第4の発明の受信手段に対応し、イベント収集部34およびログ生成部35が第3および第4の発明の生成手段に対応し、ログ通知部36が第3および第4の発明の送信手段に対応している。
なお、端末装置4の上記構成のうち、全部または一部は、例えば、その機能を記述したプログラムをデータ処理回路が実行することで実現される。
【0031】
配信サーバ検索部31は、希望するコンテンツデータの配信元のコンテンツ配信サーバ装置3を、負荷分散サーバ装置5に問い合わせる。
そして、配信サーバ検索部31は、上記問い合わせに応じて、負荷分散サーバ装置5から、コンテンツデータの配信元のコンテンツ配信サーバ装置3を指定した配信サーバ通知を受信すると、そのコンテンツ配信サーバ装置3に、コンテンツデータを特定した配信要求を送信する。
コンテンツ受信部32は、上記配信要求に応じてコンテンツ配信サーバ装置3が送信したコンテンツデータを受信する。
コンテンツ再生部33は、コンテンツ受信部32が受信したコンテンツデータを再生する。
イベント収集部34は、配信サーバ検索部31による配信要求、コンテンツ受信部32によるコンテンツデータの受信の開始および受信などのイベントが発生したタイミングで、それぞれ識別データrequest,receiveStart,receiveEndを含むのイベントデータを生成および収集する。
【0032】
ログ生成部35は、イベント収集部34で収集されたイベントデータを用いてログデータを生成する。
ログ生成部35は、例えば、コンテンツ受信部32がダウンロードによってコンテンツデータを受信する場合には、ダウンロードが終了した後に、図3(A)に示すログデータを生成する。
図3(A)に示すログデータは、当該コンテンツデータの配信元のコンテンツ配信サーバ装置3の識別データ(IPアドレス)を示すデータ「From:192.168.0.1」と、当該端末装置4の識別データ(IPアドレス)を示すデータ「To:172.16.0.1」と、ダウンロードしたコンテンツデータのファイル識別データ「sample.mpg」と、当該コンテンツデータのサイズ(データ量)データ「Size:32768」と、ダウンロード要求(配信要求)を発生した時刻を示すデータ「20020512190334」と、コンテンツデータのダウンロードを開始した時刻を示すデータ「20020512190336」と、コンテンツデータのダウンロードを終了した時刻を示すデータ「20020512191245」とを含んでいる。
端末装置4は、ダウンロードによってコンテンツデータを受信する場合には、ダウンロード終了後に、当該コンテンツデータの再生や実行を行う。
【0033】
ログ生成部35は、例えば、ストリーミング再生などのコンテンツ受信部32が受信したコンテンツデータが逐次再生される場合には、所定時間間隔で、図3(B)に示すログデータを生成する。
図3(B)に示すログデータは、当該コンテンツデータの配信元のコンテンツ配信サーバ装置3の識別データ(IPアドレス)を示すデータ「From:192.168.0.1」と、当該端末装置4の識別データ(IPアドレス)を示すデータ「To:172.16.0.1」と、ダウンロードしたコンテンツデータのファイル識別データ「sample.mpg」と、当該コンテンツデータのサイズデータ「Size:74383」と、当該逐次再生の開始時刻を示すデータ「20020512190336」と、開始時刻からの時間を示すデータ「Time:600とを含んでいる。
【0034】
ログ通知部36は、ログ生成部35が生成したログデータを解析サーバ装置6に送信する。
【0035】
〔負荷分散サーバ装置5〕
負荷分散サーバ装置5は、例えば、分散データ受信部41、コンテンツリストD/B42、サーバリストD/B43、配信サーバ検索部44および配信サーバ通知部45を有する。
なお、負荷分散サーバ装置5の上記構成のうち、全部または一部は、例えば、その機能を記述したプログラムをデータ処理回路が実行することで実現される。分散データ受信部41は、解析サーバ装置6からサーバ負荷分散データおよびコンテンツ分散データを受信する。これらサーバ負荷分散データおよびコンテンツ分散データは、例えば、配信サーバ検索部44に保持される。
コンテンツリストD/B42は、図2に示すコンテンツマスタサーバ装置2のマスタコンテンツD/B14に記憶されたマスタコンテンツデータを特定するための識別データ、当該コンテンツデータの分類を示す分類データ、当該コンテンツデータのデータサイズを示すサイズデータなどを記憶する。
サーバリストD/B43は、例えば、コンテンツ配信サーバ装置3のネットワークアドレスおよび記憶容量など、コンテンツ配信サーバ装置3のデータ配信および蓄積の性能を判断する指標となるデータを記憶する。
【0036】
配信サーバ検索部44は、コンテンツ配信サーバ装置3から問い合わせを受けると、当該問い合わせによって指定されたコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ装置3に記憶されている場合には、サーバ負荷分散データに基づいて、例えば、負荷分散値が最も高いコンテンツ配信サーバ装置3を配信元として指定した配信サーバ通知を生成し、これを配信サーバ通知部45に出力する。
サーバ負荷分散データは、例えば、図5に示すように、コンテンツ配信サーバ装置3の識別データ(IPアドレス)と負荷分散値とを対応付けて示す表データである。
また、配信サーバ検索部44は、上記問い合わせによって指定されたコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ装置3に記憶されていない場合には、コンテンツマスタサーバ装置2を配信元として指定した配信サーバ通知を生成し、これを配信サーバ通知部45に出力する。
配信サーバ通知部45は、配信サーバ検索部44から入力した配信サーバ通知を端末装置4に送信する。
【0037】
〔解析サーバ装置6〕
解析サーバ装置6は、例えば、コンテンツリストD/B51、サーバリストD/B52、ログ受信部53、ログ収集部54、サーバ配信性能計測部55、サーバ負荷分散データ生成部56、サーバ負荷分散データ通知部57、コンテンツ利用頻度計測部58、コンテンツ分散データ生成部59およびコンテンツ分散データ通知部60を有する。
ここで、ログ受信部53が第1および第2の発明の受信手段に対応している。また、サーバ負荷分散データ生成部56が第1の発明の配信装置指定手段に対応している。
また、コンテンツ分散データ生成部59が、第2の発明の配信制御手段に対応している。
なお、解析サーバ装置6の上記構成のうち、全部または一部は、例えば、その機能を記述したプログラムをデータ処理回路が実行することで実現される。
【0038】
コンテンツリストD/B51は、図2に示すコンテンツマスタサーバ装置2のマスタコンテンツD/B14に記憶されたマスタコンテンツデータを特定するための識別データ、当該コンテンツデータの分類を示す分類データ、当該コンテンツデータのデータサイズを示すサイズデータなどを記憶する。
サーバリストD/B52は、例えば、コンテンツ配信サーバ装置3のネットワークアドレス、並びに記憶容量などを示すデータを記憶する。
ログ受信部53は、端末装置4から受信したログデータを記憶する。
ログ収集部54は、ログ受信部53が受信したログデータを収集(記憶)する。
【0039】
サーバ配信性能計測部55は、ログ収集部54で収集されたログデータと、コンテンツリストD/B51に記憶されたコンテンツリストと、サーバリストD/B52に記憶されたサーバリストとを基に、複数のコンテンツ配信サーバ装置3による端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷(配信性能)を計測し、その計測結果を示す計測データをサーバ負荷分散データ生成部56に出力する。
サーバ負荷分散データ生成部56は、サーバ配信性能計測部55から入力した計測データを基に、複数のコンテンツ配信サーバ装置3間で端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷を分散するように、図5に示すサーバ負荷分散データを生成し、これをサーバ負荷分散データ通知部57に出力する。
具体的には、サーバ負荷分散データ生成部56は、上記計測データに基づいて、コンテンツ配信サーバ装置3の配信負荷が大きくなるに従って、そのコンテンツ配信サーバ装置3の負荷分散値を小さくするように上記サーバ負荷分散データを生成する。
サーバ負荷分散データ通知部57は、サーバ負荷分散データ生成部56から入力したサーバ負荷分散データを負荷分散サーバ装置5に送信する。
【0040】
コンテンツ利用頻度計測部58は、ログ収集部54で収集されたログデータと、コンテンツリストD/B51に記憶されたコンテンツリストと、サーバリストD/B52に記憶されたサーバリストとを基に、各コンテンツデータ毎に、当該コンテンツデータがコンテンツ配信サーバ装置3から端末装置4に配信された回数、あるいは頻度(利用頻度)を計測し、その計測結果を示すコンテンツ分散データ生成部59に出力する。
コンテンツ分散データ生成部59は、コンテンツ利用頻度計測部58から入力した計測データを基に、コンテンツマスタサーバ装置2からコンテンツ配信サーバ装置3に配信するコンテンツデータを決定し、当該コンテンツデータの識別データを示す図6に示すコンテンツ分散データを生成し、これをコンテンツ分散データ通知部60に出力する。
具体的には、コンテンツ分散データ生成部59は、コンテンツマスタサーバ装置2に記憶されたコンテンツデータのうち、コンテンツ配信サーバ装置3から端末装置4に所定の頻度で送信されたコンテンツデータの識別データを含むコンテンツ分散データを生成する。
コンテンツ分散データ通知部60は、コンテンツ分散データ生成部59から入力したコンテンツ分散データをコンテンツマスタサーバ装置2に送信する。
【0041】
以下、コンテンツ配信システム1の動作例を説明する。
〔第1の動作例〕
当該動作例では、負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6によって、複数のコンテンツ配信サーバ装置3のコンテンツデータの配信負荷を分散する場合を説明する。
本動作例では、例えば、コンテンツマスタサーバ装置2のマスタコンテンツD/B14に記憶された全てのコンテンツデータが、コンテンツ配信サーバ装置3のコンテンツD/B22に記憶されている場合を考える。
図7は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップSP1:
エンドユーザが端末装置4の図示しない操作手段を操作して、配信を希望するコンテンツデータを指定した配信指示を入力する。
これにより、図2に示す端末装置4の配信サーバ検索部31が、配信サーバの問い合わせINQを負荷分散サーバ装置5に送信する。
【0042】
ステップSP2:
図4に示す負荷分散サーバ装置5の配信サーバ検索部44が、コンテンツ配信サーバ装置3からの問い合わせINQに応じて、サーバ負荷分散データに基づいて、例えば、負荷分散値が最も高いコンテンツ配信サーバ装置3を配信元として指定した配信サーバ通知RESを生成する。
当該配信サーバ通知RESは、配信サーバ通知部45を介して、端末装置4に送信される。
ステップSP3:
図2に示す端末装置4の配信サーバ検索部31が、ステップSP2で受信した配信サーバ通知RESで指定されたコンテンツ配信サーバ装置3に、コンテンツデータの識別データを含む配信要求REQを送信する。
【0043】
ステップSP4:
コンテンツ配信サーバ装置3のコンテンツ配信部23は、ステップSP3で受信した配信要求REQに含まれる識別データに対応するコンテンツデータをコンテンツD/B22から読み出し、これをダウンロード型あるいは逐次再生型で端末装置4に配信する。
ステップSP5:
図2に示す端末装置4のログ生成部35が、ステップSP4におけるコンテンツデータの受信に関する図3(A),(B)に示すログデータLOGを生成する。
当該ログデータLOGは、ログ通知部36を介して、解析サーバ装置6に送信される。
ステップSP6:
図4に示す解析サーバ装置6のサーバ負荷分散データ生成部56が、ステップSP5で受信されたログデータLOGを用いて得られた計測データを基にサーバ負荷分散データを生成する。
当該サーバ負荷分散データは、サーバ負荷分散データ通知部57を介して負荷分散サーバ装置5に送信される。
負荷分散サーバ装置5は、以後、当該サーバ負荷分散データを基に、コンテンツ配信サーバ装置3の割り当てを行う。
【0044】
なお、上述した動作例では、コンテンツマスタサーバ装置2が保持する全てのコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ装置3に配信されて記憶されている場合を例示した。但し、本発明は、コンテンツマスタサーバ装置2が保持するコンテンツデータのうち一部のコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ装置3が保持してもよい。この場合には、端末装置4の配信サーバ検索部31は、配信を希望するコンテンツデータの識別データを含む問い合わせを負荷分散サーバ装置5に送信する。
そして、負荷分散サーバ装置5の配信サーバ検索部44は、当該問い合わせに含まれる識別データのコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ装置3に保持されているか否かを判断し、保持されていると判断した場合には当該コンテンツ配信サーバ装置3を配信元として指定した配信サーバ通知を生成し、保持されていないと判断した場合にはコンテンツマスタサーバ装置2を配信元として指定した配信サーバ通知を生成する。
【0045】
〔第2の動作例〕
当該動作例では、負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6によって、コンテンツマスタサーバ装置2からコンテンツ配信サーバ装置3に配信するコンテンツデータを制御する場合を説明する。
図8は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ここでは、第1の動作例で説明したコンテンツ配信サーバ装置3間での負荷分散を行わない場合を説明する。
【0046】
ステップSP11:
図2に示す端末装置4の配信サーバ検索部31が、ユーザによって指定されたコンテンツ配信サーバ装置3に、コンテンツデータの識別データを含む配信要求REQを送信する。
ステップSP12:
コンテンツ配信サーバ装置3のコンテンツ配信部23は、ステップSP3で受信した配信要求REQに含まれる識別データに対応するコンテンツデータをコンテンツD/B22から読み出し、これをダウンロード型あるいは逐次再生型で端末装置4に配信する。
ステップSP13:
図2に示す端末装置4のログ生成部35が、ステップSP4におけるコンテンツデータの受信に関する図3(A),(B)に示すログデータLOGを生成する。
当該ログデータLOGは、ログ通知部36を介して、解析サーバ装置6に送信される。
【0047】
ステップSP14:
図4に示す解析サーバ装置6のコンテンツ分散データ生成部59が、ステップSP5で受信されたログデータLOGを用いて得られた計測データを基にコンテンツ分散データを生成する。
当該コンテンツ分散データは、コンテンツ分散データ通知部60を介してコンテンツマスタサーバ装置2に送信される。
ステップSP15:
図2に示すコンテンツマスタサーバ装置2のコンテンツ配信部15が、ステップSP14で受信されたコンテンツ分散データを基に、複数のコンテンツ配信サーバ装置3による端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷が適切に分散されるように、マスタコンテンツD/B14から読み出したマスタコンテンツデータをコンテンツデータとしてネットワークを介してコンテンツ配信サーバ装置3に配信する。
【0048】
〔第3の動作例〕
コンテンツ配信システム1は、上述した第1の動作例および第2の動作例の処理を組み合わせて行ってもよい。
【0049】
以上説明したように、コンテンツ配信システム1によれば、解析サーバ装置6が端末装置4からログデータを受信することで、コンテンツマスタサーバ装置2などを管理する第1の事業者がコンテンツ配信サーバ装置3によるコンテンツデータの配信状態を適切に把握できる。これにより、第1の事業者は、コンテンツデータの配信傾向やネットワーク拡張の必要性を判断したり、ユーザのプロファイリングを行うのに有効な状態を取得できる。
また、コンテンツ配信システム1によれば、解析サーバ装置6が端末装置4からログデータを受信することで、複数のコンテンツ配信サーバ装置3の間で端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷を適切に分散することができる。
また、コンテンツ配信システム1によれば、解析サーバ装置6が端末装置4からログデータを受信することで、コンテンツマスタサーバ装置2からコンテンツ配信サーバ装置3に配信すべきコンテンツデータを適切に選択できる。すなわち、端末装置4からのアクセス数の多いコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ装置3に効果的に配信できる。
【0050】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
上述した実施形態では、端末装置4においてイベント収集部34で収集したイベントを基にログ生成部35でログデータを生成する場合を例示したが、本発明は、例えば、図9に示すように、解析サーバ装置6でログデータを生成する構成を有していてもよい。
この場合には、コンテンツ配信サーバ装置3は、図9に示すように、図2に示すログ生成部35およびログ通知部36の代わりに、イベント通知部135を有する。
また、解析サーバ装置6は、図9に示すように、図4に示すログ受信部53の代わりに、イベント受信部60およびログ生成部61を有する。
図9に示す構成では、端末装置4が、イベント収集部34で収集したイベントデータをイベント通知部135を介して解析サーバ装置6に送信する。
解析サーバ装置6は、当該イベントデータをイベント受信部で受信して、当該イベントデータを基にログ生成部61でログデータを生成し、ログ収集部54が収集する。
ログ生成部61の処理は、例えば、前述したログ生成部35と同様である。
図9に示す構成によれば、イベントデータを用いた時刻および時間の計測を解析サーバ装置6が行うため、端末装置4のタイマに誤差がある場合でも、解析サーバ装置6において信頼性の高いログデータを生成できる。
なお、ログデータにおいてはコンテンツデータの転送速度がわかれば良く、転送速度を特定するデータとして、例えば、コンテンツデータのデータ量はマスターサーバからあらかじめ取得しておき、ダウンロード時間またはダウンロードの開始終了時間のみを受信するようにしても良いし、転送データ量を時間で割った平均の転送速度のみを受信しても良い。この場合、ログデータのデータ量が減り解析サーバが減る。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、第1、第3、第5、第7、第9および第11の発明によれば、複数の配信装置が受信装置にコンテンツデータを配信する場合に、複数の配信装置の間でコンテンツデータの配信負荷を適切に分散することが可能になる。
また、第2、第4、第6、第8、第10および第12の発明によれば、受信装置にコンテンツデータを配信する第1の配信装置に対して、第2の配信装置がコンテンツデータを適切に選択して配信することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態のコンテンツ配信システムの全体構成図である。
【図2】図2は、図1に示すコンテンツマスタサーバ装置、コンテンツ配信サーバ装置および端末装置の機能ブロック図である。
【図3】図3は、端末装置が生成するログデータの一例を説明するための図である。
【図4】図4は、図1に示す負荷分散サーバ装置および解析サーバ装置の機能ブロック図である。
【図5】図5は、図4に示すサーバ負荷分散データ生成部が生成するサーバ負荷分散データを説明するための図である。
【図6】図6は、図4に示すコンテンツ分散データ生成部が生成するコンテンツ分散データを説明するための図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態の負荷分散サーバ装置および解析サーバ装置によって、複数のコンテンツ配信サーバ装置のコンテンツデータの配信負荷を分散する場合の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8は、本発明の実施形態の負荷分散サーバ装置および解析サーバ装置によって、コンテンツマスタサーバ装置からコンテンツ配信サーバ装置に配信するコンテンツデータを制御する場合の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図9】図9は、本発明の実施形態の変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…コンテンツ配信システム、2…コンテンツマスタサーバ装置、3…コンテンツ配信サーバ装置、4…端末装置、5…負荷分散サーバ装置、6…解析サーバ装置、12…コンテンツリストD/B、13…サーバリストD/B、14…マスタコンテンツD/B、15…コンテンツ配信部、16…コンテンツ分散データ受信部、21…コンテンツ受信部、22…コンテンツD/B、23…コンテンツ配信部、31…配信サーバ検索部、32…コンテンツ受信部、33…コンテンツ再生部、34…イベント収集部、35…ログ生成部、36…ログ通知部、41…分散データ受信部、42…コンテンツリストD/B、43…サーバリストD/B、44…配信サーバ検索部、45…配信サーバ通知部、51…コンテンツリストD/B、52…サーバリストD/B、53…ログ受信部、54…ログ収集部、55…サーバ配信性能計測部、56…サーバ負荷分散データ生成部、57…サーバ負荷分散データ通知部、58…コンテンツ利用頻度計測部、59…コンテンツ分散データ生成部、60…コンテンツ分散データ通知部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介したコンテンツデータの配信に用いられる配信制御装置、受信装置、それらの方法およびそれらのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コンテンツマスタサーバ装置が複数のコンテンツ配信サーバ装置にコンテンツデータを配信し、各コンテンツ配信サーバ装置が、エンドユーザの端末装置からの要求に応じて当該端末装置にダウンロード型や逐次再生型のコンテンツ配信サービスを提供するコンテンツ配信システムが知られている。
このようなコンテンツ配信システムでは、各コンテンツ配信サーバ装置が、端末装置へのコンテンツデータの配信処理の履歴を示すログ(履歴)データを保持し、後のサービスに利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のコンテンツ配信システムでは、通常、コンテンツマスタサーバ装置と各コンテンツ配信サーバ装置とは異なる事業者によって運用されている。従って、コンテンツマスタサーバ装置の事業者などが、各コンテンツ配信サーバ装置の配信負荷がどの程度であるかを知ることが困難である。
そのため、複数の受信装置から特定のコンテンツ配信サーバ装置へのアクセスが集中し、コンテンツ配信サーバ装置から受信装置にコンテンツデータを円滑に配信できなくなる場合があるという問題がある。
また、コンテンツマスタサーバ装置の事業者が、コンテンツ配信サーバ装置から端末装置にどのようなコンテンツデータが配信されたかを知ることは困難であり、コンテンツマスタサーバ装置から各コンテンツ配信サーバ装置に配信する適切なコンテンツデータを選択できない場合があるという問題がある。
【0004】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされ、複数の配信装置が受信装置にコンテンツデータを配信する場合に、複数の配信装置の間でコンテンツデータの配信負荷を適切に分散することを可能にする配信制御装置、受信装置、それらの方法およびそれらのプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、受信装置にコンテンツデータを配信する第1の配信装置に対して、第2の配信装置がコンテンツデータを適切に選択して配信することを可能にする配信制御装置、受信装置、それらの方法およびそれらのプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の発明の配信制御装置は、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置から受信装置がコンテンツデータを受信する場合に、前記受信装置による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する受信手段と、前記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記受信装置における前記コンテンツデータの配信元となる前記配信装置を指定する配信装置指定手段とを有する。
【0006】
第1の発明の配信制御装置の作用は以下のようになる。
受信手段が、受信装置によるコンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する。
そして、配信装置指定手段が、記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記コンテンツデータの配信元の前記配信装置を前記受信装置に指定する。
【0007】
第2の発明の配信制御装置は、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置から前記コンテンツデータを受信する場合に、前記受信装置が前記第1の配信装置から受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する受信手段と、前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する配信制御手段とを有する。
【0008】
第2の発明の配信制御装置の作用は以下のようになる。
受信手段が、受信装置が第1の配信装置から受信したコンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する。
そして、配信制御手段が、前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する。
【0009】
第3の発明の受信装置は、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する受信手段と、前記受信手段による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する生成手段と、複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する送信手段とを有する。
【0010】
第3の発明の受信装置の作用は以下のようになる。
受信手段が、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する。
そして、生成手段が、前記受信手段による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する。
そして、送信手段が、複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する。
【0011】
第4の発明の受信装置は、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する場合に、前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する生成手段と、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する送信手段とを有する。
【0012】
第4の発明の受信装置の作用は以下のようになる。
受信手段が、第1の配信装置からコンテンツデータを受信する。
そして、生成手段が、前記受信手段が受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する。
そして、送信手段が、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する。
【0013】
第5の発明の配信制御方法は、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置から受信装置がコンテンツデータを受信する場合に、前記受信装置による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する第1の工程と、前記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記受信装置における前記コンテンツデータの配信元となる前記配信装置を指定する第2の工程とを有する。
【0014】
第6の発明の配信制御方法は、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置から前記コンテンツデータを受信する場合に、前記受信装置が前記第1の配信装置から受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する第1の工程と、前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する第2の工程とを有する。
【0015】
第7の発明の受信方法は、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する第1の工程と、前記第1の工程における前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する第2の工程と、複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する第3の工程とを有する。
【0016】
第8の発明の受信方法は、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する場合に、前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する第1の工程と、前記第2の工程で受信された前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する第2の工程と、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する第3の工程とを有する。
【0017】
第9の発明のプログラムは、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置から受信装置がコンテンツデータを受信する場合に、配信制御装置によって実行されるプログラムであって、前記受信装置による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する手順と、前記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記コンテンツデータの配信元の前記配信装置を前記受信装置に指定する手順と有する。
【0018】
第10の発明のプログラムは、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置から前記コンテンツデータを受信する場合に、配信制御装置によって実行されるプログラムであって、前記受信装置が前記第1の配信装置から受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する手順と、前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する手順とを有する。
【0019】
第11の発明のプログラムは、受信装置によって実行されるプログラムであって、複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する第1の手順と、前記第1の手順による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する第2の手順と、複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する第3の手順とを有する。
【0020】
第12の発明のプログラムは、受信装置によって実行されるプログラムであって、第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する場合に、前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する第1の手順と、前記第1の手順で受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する第2の手順と、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する第3の順とを有する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わるコンテンツ配信システムについて説明する。図1は、本実施形態のコンテンツ配信システム1の全体構成図である。
図1に示すように、コンテンツ配信システム1は、例えば、コンテンツマスタサーバ装置2、複数のコンテンツ配信サーバ装置3、複数の端末装置4、負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6を有し、これらがインターネットなどの公衆ネットワークを介して接続されている。
ここで、コンテンツマスタサーバ装置2が第2、第4、第6および第8の発明の第2の配信装置に対応している。
コンテンツ配信サーバ装置3が、第1、第3、第5および第7の発明の配信装置、並びに第2、第4、第6および第8の発明の第1の配信装置に対応している。
端末装置4が第1の〜第8の発明の受信装置に対応している。
また、負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6が、本発明の配信制御装置に対応している。
【0022】
コンテンツマスタサーバ装置2、負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6は、第1の事業者によって運用および管理されている。
また、複数のコンテンツ配信サーバ装置3は、第1の事業者とは異なる単数または複数の第2の事業者によって運用および管理されている。
また、複数の端末装置4は、エンドユーザによって使用される。
【0023】
なお、コンテンツマスタサーバ装置2、コンテンツ配信サーバ装置3および端末装置4の間は、例えば、LAN(Local Area Network)や専用回線を介して接続されていてもよい。また、コンテンツマスタサーバ装置2、コンテンツ配信サーバ装置3および端末装置4のうち少なくと一部が、例えば、単体の装置内に構築されていてもよい。
【0024】
コンテンツ配信システム1では、端末装置4がコンテンツ配信サーバ装置3からのコンテンツデータの受信状態を示すログデータを解析サーバ装置6に送信する。
そして、コンテンツマスタサーバ装置2が、解析サーバ装置6から受けた情報に基づいて、複数のコンテンツ配信サーバ装置3による端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷が適切に分散されるように、ネットワークを介してコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ装置3に送信(配信)する。
また、負荷分散サーバ装置5が、解析サーバ装置6からの情報に基づいて、複数のコンテンツ配信サーバ装置3の間で端末装置4からのアクセス負荷が適切に分散されるように、端末装置4がアクセスすべきコンテンツ配信サーバ装置3を端末装置4に対して指定する。
【0025】
図2は図1に示すコンテンツマスタサーバ装置2、コンテンツ配信サーバ装置3および端末装置4の機能ブロック図である。
図4は、図1に示す負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6の機能ブロック図である。
【0026】
〔コンテンツマスタサーバ装置2〕
図2に示すように、コンテンツマスタサーバ装置2は、例えば、コンテンツリストD/B(データベース)12、サーバリストD/B13、マスタコンテンツD/B14、コンテンツ配信部15およびコンテンツ分散データ受信部16を有する。
コンテンツリストD/B12は、マスタコンテンツD/B14に記憶されたマスタコンテンツデータを特定するための識別データ、当該コンテンツデータの分類を示す分類データ、当該コンテンツデータのデータサイズを示すサイズデータなどを記憶する。
【0027】
サーバリストD/B13は、例えば、コンテンツデータを配信するコンテンツ配信サーバ装置3のネットワークアドレス、並びに記憶容量などを示すデータを記憶する。
マスタコンテンツD/B14は、コンテンツ配信サーバ装置3に配信するコンテンツデータのマスタコンテンツデータを記憶する。
コンテンツ配信部15は、コンテンツ分散データ受信部16で受信されたコンテンツ分散データを基に、複数のコンテンツ配信サーバ装置3による端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷が適切に分散されるように、マスタコンテンツD/B14から読み出したマスタコンテンツデータをコンテンツデータとしてネットワークを介してコンテンツ配信サーバ装置3に送信(配信)する。
具体的には、コンテンツ配信部15は、コンテンツ分散データに示される識別データに対応するコンテンツデータをマスタコンテンツD/B14から読み出してコンテンツ配信サーバ装置3に送信(配信)する。
【0028】
コンテンツ分散データ受信部16は、ネットワークを介して解析サーバ装置6からコンテンツデータ分散データを受信する。
【0029】
〔コンテンツ配信サーバ装置3〕
図2に示すように、コンテンツ配信サーバ装置3は、例えば、コンテンツ受信部21、コンテンツD/B22およびコンテンツ配信部23を有する。
コンテンツ受信部21は、ネットワークを介してコンテンツマスタサーバ装置2からコンテンツデータを受信する。
コンテンツD/B22は、コンテンツ受信部21で受信されたコンテンツデータを記憶する。
コンテンツ配信部23は、端末装置4からの要求に応じて、当該要求によって指定されたコンテンツデータをコンテンツD/B22から読み出し、ダウンロード型あるいは逐次再生型で当該コンテンツデータを端末装置4に送信(配信)する。
【0030】
〔端末装置4〕
図2に示すように、端末装置4は、例えば、配信サーバ検索部31、コンテンツ受信部32、コンテンツ再生部33、イベント収集部34、ログ生成部35およびログ通知部36を有する。
ここで、コンテンツ受信部32が第3および第4の発明の受信手段に対応し、イベント収集部34およびログ生成部35が第3および第4の発明の生成手段に対応し、ログ通知部36が第3および第4の発明の送信手段に対応している。
なお、端末装置4の上記構成のうち、全部または一部は、例えば、その機能を記述したプログラムをデータ処理回路が実行することで実現される。
【0031】
配信サーバ検索部31は、希望するコンテンツデータの配信元のコンテンツ配信サーバ装置3を、負荷分散サーバ装置5に問い合わせる。
そして、配信サーバ検索部31は、上記問い合わせに応じて、負荷分散サーバ装置5から、コンテンツデータの配信元のコンテンツ配信サーバ装置3を指定した配信サーバ通知を受信すると、そのコンテンツ配信サーバ装置3に、コンテンツデータを特定した配信要求を送信する。
コンテンツ受信部32は、上記配信要求に応じてコンテンツ配信サーバ装置3が送信したコンテンツデータを受信する。
コンテンツ再生部33は、コンテンツ受信部32が受信したコンテンツデータを再生する。
イベント収集部34は、配信サーバ検索部31による配信要求、コンテンツ受信部32によるコンテンツデータの受信の開始および受信などのイベントが発生したタイミングで、それぞれ識別データrequest,receiveStart,receiveEndを含むのイベントデータを生成および収集する。
【0032】
ログ生成部35は、イベント収集部34で収集されたイベントデータを用いてログデータを生成する。
ログ生成部35は、例えば、コンテンツ受信部32がダウンロードによってコンテンツデータを受信する場合には、ダウンロードが終了した後に、図3(A)に示すログデータを生成する。
図3(A)に示すログデータは、当該コンテンツデータの配信元のコンテンツ配信サーバ装置3の識別データ(IPアドレス)を示すデータ「From:192.168.0.1」と、当該端末装置4の識別データ(IPアドレス)を示すデータ「To:172.16.0.1」と、ダウンロードしたコンテンツデータのファイル識別データ「sample.mpg」と、当該コンテンツデータのサイズ(データ量)データ「Size:32768」と、ダウンロード要求(配信要求)を発生した時刻を示すデータ「20020512190334」と、コンテンツデータのダウンロードを開始した時刻を示すデータ「20020512190336」と、コンテンツデータのダウンロードを終了した時刻を示すデータ「20020512191245」とを含んでいる。
端末装置4は、ダウンロードによってコンテンツデータを受信する場合には、ダウンロード終了後に、当該コンテンツデータの再生や実行を行う。
【0033】
ログ生成部35は、例えば、ストリーミング再生などのコンテンツ受信部32が受信したコンテンツデータが逐次再生される場合には、所定時間間隔で、図3(B)に示すログデータを生成する。
図3(B)に示すログデータは、当該コンテンツデータの配信元のコンテンツ配信サーバ装置3の識別データ(IPアドレス)を示すデータ「From:192.168.0.1」と、当該端末装置4の識別データ(IPアドレス)を示すデータ「To:172.16.0.1」と、ダウンロードしたコンテンツデータのファイル識別データ「sample.mpg」と、当該コンテンツデータのサイズデータ「Size:74383」と、当該逐次再生の開始時刻を示すデータ「20020512190336」と、開始時刻からの時間を示すデータ「Time:600とを含んでいる。
【0034】
ログ通知部36は、ログ生成部35が生成したログデータを解析サーバ装置6に送信する。
【0035】
〔負荷分散サーバ装置5〕
負荷分散サーバ装置5は、例えば、分散データ受信部41、コンテンツリストD/B42、サーバリストD/B43、配信サーバ検索部44および配信サーバ通知部45を有する。
なお、負荷分散サーバ装置5の上記構成のうち、全部または一部は、例えば、その機能を記述したプログラムをデータ処理回路が実行することで実現される。分散データ受信部41は、解析サーバ装置6からサーバ負荷分散データおよびコンテンツ分散データを受信する。これらサーバ負荷分散データおよびコンテンツ分散データは、例えば、配信サーバ検索部44に保持される。
コンテンツリストD/B42は、図2に示すコンテンツマスタサーバ装置2のマスタコンテンツD/B14に記憶されたマスタコンテンツデータを特定するための識別データ、当該コンテンツデータの分類を示す分類データ、当該コンテンツデータのデータサイズを示すサイズデータなどを記憶する。
サーバリストD/B43は、例えば、コンテンツ配信サーバ装置3のネットワークアドレスおよび記憶容量など、コンテンツ配信サーバ装置3のデータ配信および蓄積の性能を判断する指標となるデータを記憶する。
【0036】
配信サーバ検索部44は、コンテンツ配信サーバ装置3から問い合わせを受けると、当該問い合わせによって指定されたコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ装置3に記憶されている場合には、サーバ負荷分散データに基づいて、例えば、負荷分散値が最も高いコンテンツ配信サーバ装置3を配信元として指定した配信サーバ通知を生成し、これを配信サーバ通知部45に出力する。
サーバ負荷分散データは、例えば、図5に示すように、コンテンツ配信サーバ装置3の識別データ(IPアドレス)と負荷分散値とを対応付けて示す表データである。
また、配信サーバ検索部44は、上記問い合わせによって指定されたコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ装置3に記憶されていない場合には、コンテンツマスタサーバ装置2を配信元として指定した配信サーバ通知を生成し、これを配信サーバ通知部45に出力する。
配信サーバ通知部45は、配信サーバ検索部44から入力した配信サーバ通知を端末装置4に送信する。
【0037】
〔解析サーバ装置6〕
解析サーバ装置6は、例えば、コンテンツリストD/B51、サーバリストD/B52、ログ受信部53、ログ収集部54、サーバ配信性能計測部55、サーバ負荷分散データ生成部56、サーバ負荷分散データ通知部57、コンテンツ利用頻度計測部58、コンテンツ分散データ生成部59およびコンテンツ分散データ通知部60を有する。
ここで、ログ受信部53が第1および第2の発明の受信手段に対応している。また、サーバ負荷分散データ生成部56が第1の発明の配信装置指定手段に対応している。
また、コンテンツ分散データ生成部59が、第2の発明の配信制御手段に対応している。
なお、解析サーバ装置6の上記構成のうち、全部または一部は、例えば、その機能を記述したプログラムをデータ処理回路が実行することで実現される。
【0038】
コンテンツリストD/B51は、図2に示すコンテンツマスタサーバ装置2のマスタコンテンツD/B14に記憶されたマスタコンテンツデータを特定するための識別データ、当該コンテンツデータの分類を示す分類データ、当該コンテンツデータのデータサイズを示すサイズデータなどを記憶する。
サーバリストD/B52は、例えば、コンテンツ配信サーバ装置3のネットワークアドレス、並びに記憶容量などを示すデータを記憶する。
ログ受信部53は、端末装置4から受信したログデータを記憶する。
ログ収集部54は、ログ受信部53が受信したログデータを収集(記憶)する。
【0039】
サーバ配信性能計測部55は、ログ収集部54で収集されたログデータと、コンテンツリストD/B51に記憶されたコンテンツリストと、サーバリストD/B52に記憶されたサーバリストとを基に、複数のコンテンツ配信サーバ装置3による端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷(配信性能)を計測し、その計測結果を示す計測データをサーバ負荷分散データ生成部56に出力する。
サーバ負荷分散データ生成部56は、サーバ配信性能計測部55から入力した計測データを基に、複数のコンテンツ配信サーバ装置3間で端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷を分散するように、図5に示すサーバ負荷分散データを生成し、これをサーバ負荷分散データ通知部57に出力する。
具体的には、サーバ負荷分散データ生成部56は、上記計測データに基づいて、コンテンツ配信サーバ装置3の配信負荷が大きくなるに従って、そのコンテンツ配信サーバ装置3の負荷分散値を小さくするように上記サーバ負荷分散データを生成する。
サーバ負荷分散データ通知部57は、サーバ負荷分散データ生成部56から入力したサーバ負荷分散データを負荷分散サーバ装置5に送信する。
【0040】
コンテンツ利用頻度計測部58は、ログ収集部54で収集されたログデータと、コンテンツリストD/B51に記憶されたコンテンツリストと、サーバリストD/B52に記憶されたサーバリストとを基に、各コンテンツデータ毎に、当該コンテンツデータがコンテンツ配信サーバ装置3から端末装置4に配信された回数、あるいは頻度(利用頻度)を計測し、その計測結果を示すコンテンツ分散データ生成部59に出力する。
コンテンツ分散データ生成部59は、コンテンツ利用頻度計測部58から入力した計測データを基に、コンテンツマスタサーバ装置2からコンテンツ配信サーバ装置3に配信するコンテンツデータを決定し、当該コンテンツデータの識別データを示す図6に示すコンテンツ分散データを生成し、これをコンテンツ分散データ通知部60に出力する。
具体的には、コンテンツ分散データ生成部59は、コンテンツマスタサーバ装置2に記憶されたコンテンツデータのうち、コンテンツ配信サーバ装置3から端末装置4に所定の頻度で送信されたコンテンツデータの識別データを含むコンテンツ分散データを生成する。
コンテンツ分散データ通知部60は、コンテンツ分散データ生成部59から入力したコンテンツ分散データをコンテンツマスタサーバ装置2に送信する。
【0041】
以下、コンテンツ配信システム1の動作例を説明する。
〔第1の動作例〕
当該動作例では、負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6によって、複数のコンテンツ配信サーバ装置3のコンテンツデータの配信負荷を分散する場合を説明する。
本動作例では、例えば、コンテンツマスタサーバ装置2のマスタコンテンツD/B14に記憶された全てのコンテンツデータが、コンテンツ配信サーバ装置3のコンテンツD/B22に記憶されている場合を考える。
図7は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップSP1:
エンドユーザが端末装置4の図示しない操作手段を操作して、配信を希望するコンテンツデータを指定した配信指示を入力する。
これにより、図2に示す端末装置4の配信サーバ検索部31が、配信サーバの問い合わせINQを負荷分散サーバ装置5に送信する。
【0042】
ステップSP2:
図4に示す負荷分散サーバ装置5の配信サーバ検索部44が、コンテンツ配信サーバ装置3からの問い合わせINQに応じて、サーバ負荷分散データに基づいて、例えば、負荷分散値が最も高いコンテンツ配信サーバ装置3を配信元として指定した配信サーバ通知RESを生成する。
当該配信サーバ通知RESは、配信サーバ通知部45を介して、端末装置4に送信される。
ステップSP3:
図2に示す端末装置4の配信サーバ検索部31が、ステップSP2で受信した配信サーバ通知RESで指定されたコンテンツ配信サーバ装置3に、コンテンツデータの識別データを含む配信要求REQを送信する。
【0043】
ステップSP4:
コンテンツ配信サーバ装置3のコンテンツ配信部23は、ステップSP3で受信した配信要求REQに含まれる識別データに対応するコンテンツデータをコンテンツD/B22から読み出し、これをダウンロード型あるいは逐次再生型で端末装置4に配信する。
ステップSP5:
図2に示す端末装置4のログ生成部35が、ステップSP4におけるコンテンツデータの受信に関する図3(A),(B)に示すログデータLOGを生成する。
当該ログデータLOGは、ログ通知部36を介して、解析サーバ装置6に送信される。
ステップSP6:
図4に示す解析サーバ装置6のサーバ負荷分散データ生成部56が、ステップSP5で受信されたログデータLOGを用いて得られた計測データを基にサーバ負荷分散データを生成する。
当該サーバ負荷分散データは、サーバ負荷分散データ通知部57を介して負荷分散サーバ装置5に送信される。
負荷分散サーバ装置5は、以後、当該サーバ負荷分散データを基に、コンテンツ配信サーバ装置3の割り当てを行う。
【0044】
なお、上述した動作例では、コンテンツマスタサーバ装置2が保持する全てのコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ装置3に配信されて記憶されている場合を例示した。但し、本発明は、コンテンツマスタサーバ装置2が保持するコンテンツデータのうち一部のコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ装置3が保持してもよい。この場合には、端末装置4の配信サーバ検索部31は、配信を希望するコンテンツデータの識別データを含む問い合わせを負荷分散サーバ装置5に送信する。
そして、負荷分散サーバ装置5の配信サーバ検索部44は、当該問い合わせに含まれる識別データのコンテンツデータがコンテンツ配信サーバ装置3に保持されているか否かを判断し、保持されていると判断した場合には当該コンテンツ配信サーバ装置3を配信元として指定した配信サーバ通知を生成し、保持されていないと判断した場合にはコンテンツマスタサーバ装置2を配信元として指定した配信サーバ通知を生成する。
【0045】
〔第2の動作例〕
当該動作例では、負荷分散サーバ装置5および解析サーバ装置6によって、コンテンツマスタサーバ装置2からコンテンツ配信サーバ装置3に配信するコンテンツデータを制御する場合を説明する。
図8は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ここでは、第1の動作例で説明したコンテンツ配信サーバ装置3間での負荷分散を行わない場合を説明する。
【0046】
ステップSP11:
図2に示す端末装置4の配信サーバ検索部31が、ユーザによって指定されたコンテンツ配信サーバ装置3に、コンテンツデータの識別データを含む配信要求REQを送信する。
ステップSP12:
コンテンツ配信サーバ装置3のコンテンツ配信部23は、ステップSP3で受信した配信要求REQに含まれる識別データに対応するコンテンツデータをコンテンツD/B22から読み出し、これをダウンロード型あるいは逐次再生型で端末装置4に配信する。
ステップSP13:
図2に示す端末装置4のログ生成部35が、ステップSP4におけるコンテンツデータの受信に関する図3(A),(B)に示すログデータLOGを生成する。
当該ログデータLOGは、ログ通知部36を介して、解析サーバ装置6に送信される。
【0047】
ステップSP14:
図4に示す解析サーバ装置6のコンテンツ分散データ生成部59が、ステップSP5で受信されたログデータLOGを用いて得られた計測データを基にコンテンツ分散データを生成する。
当該コンテンツ分散データは、コンテンツ分散データ通知部60を介してコンテンツマスタサーバ装置2に送信される。
ステップSP15:
図2に示すコンテンツマスタサーバ装置2のコンテンツ配信部15が、ステップSP14で受信されたコンテンツ分散データを基に、複数のコンテンツ配信サーバ装置3による端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷が適切に分散されるように、マスタコンテンツD/B14から読み出したマスタコンテンツデータをコンテンツデータとしてネットワークを介してコンテンツ配信サーバ装置3に配信する。
【0048】
〔第3の動作例〕
コンテンツ配信システム1は、上述した第1の動作例および第2の動作例の処理を組み合わせて行ってもよい。
【0049】
以上説明したように、コンテンツ配信システム1によれば、解析サーバ装置6が端末装置4からログデータを受信することで、コンテンツマスタサーバ装置2などを管理する第1の事業者がコンテンツ配信サーバ装置3によるコンテンツデータの配信状態を適切に把握できる。これにより、第1の事業者は、コンテンツデータの配信傾向やネットワーク拡張の必要性を判断したり、ユーザのプロファイリングを行うのに有効な状態を取得できる。
また、コンテンツ配信システム1によれば、解析サーバ装置6が端末装置4からログデータを受信することで、複数のコンテンツ配信サーバ装置3の間で端末装置4へのコンテンツデータの配信負荷を適切に分散することができる。
また、コンテンツ配信システム1によれば、解析サーバ装置6が端末装置4からログデータを受信することで、コンテンツマスタサーバ装置2からコンテンツ配信サーバ装置3に配信すべきコンテンツデータを適切に選択できる。すなわち、端末装置4からのアクセス数の多いコンテンツデータをコンテンツ配信サーバ装置3に効果的に配信できる。
【0050】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
上述した実施形態では、端末装置4においてイベント収集部34で収集したイベントを基にログ生成部35でログデータを生成する場合を例示したが、本発明は、例えば、図9に示すように、解析サーバ装置6でログデータを生成する構成を有していてもよい。
この場合には、コンテンツ配信サーバ装置3は、図9に示すように、図2に示すログ生成部35およびログ通知部36の代わりに、イベント通知部135を有する。
また、解析サーバ装置6は、図9に示すように、図4に示すログ受信部53の代わりに、イベント受信部60およびログ生成部61を有する。
図9に示す構成では、端末装置4が、イベント収集部34で収集したイベントデータをイベント通知部135を介して解析サーバ装置6に送信する。
解析サーバ装置6は、当該イベントデータをイベント受信部で受信して、当該イベントデータを基にログ生成部61でログデータを生成し、ログ収集部54が収集する。
ログ生成部61の処理は、例えば、前述したログ生成部35と同様である。
図9に示す構成によれば、イベントデータを用いた時刻および時間の計測を解析サーバ装置6が行うため、端末装置4のタイマに誤差がある場合でも、解析サーバ装置6において信頼性の高いログデータを生成できる。
なお、ログデータにおいてはコンテンツデータの転送速度がわかれば良く、転送速度を特定するデータとして、例えば、コンテンツデータのデータ量はマスターサーバからあらかじめ取得しておき、ダウンロード時間またはダウンロードの開始終了時間のみを受信するようにしても良いし、転送データ量を時間で割った平均の転送速度のみを受信しても良い。この場合、ログデータのデータ量が減り解析サーバが減る。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、第1、第3、第5、第7、第9および第11の発明によれば、複数の配信装置が受信装置にコンテンツデータを配信する場合に、複数の配信装置の間でコンテンツデータの配信負荷を適切に分散することが可能になる。
また、第2、第4、第6、第8、第10および第12の発明によれば、受信装置にコンテンツデータを配信する第1の配信装置に対して、第2の配信装置がコンテンツデータを適切に選択して配信することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態のコンテンツ配信システムの全体構成図である。
【図2】図2は、図1に示すコンテンツマスタサーバ装置、コンテンツ配信サーバ装置および端末装置の機能ブロック図である。
【図3】図3は、端末装置が生成するログデータの一例を説明するための図である。
【図4】図4は、図1に示す負荷分散サーバ装置および解析サーバ装置の機能ブロック図である。
【図5】図5は、図4に示すサーバ負荷分散データ生成部が生成するサーバ負荷分散データを説明するための図である。
【図6】図6は、図4に示すコンテンツ分散データ生成部が生成するコンテンツ分散データを説明するための図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態の負荷分散サーバ装置および解析サーバ装置によって、複数のコンテンツ配信サーバ装置のコンテンツデータの配信負荷を分散する場合の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8は、本発明の実施形態の負荷分散サーバ装置および解析サーバ装置によって、コンテンツマスタサーバ装置からコンテンツ配信サーバ装置に配信するコンテンツデータを制御する場合の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図9】図9は、本発明の実施形態の変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…コンテンツ配信システム、2…コンテンツマスタサーバ装置、3…コンテンツ配信サーバ装置、4…端末装置、5…負荷分散サーバ装置、6…解析サーバ装置、12…コンテンツリストD/B、13…サーバリストD/B、14…マスタコンテンツD/B、15…コンテンツ配信部、16…コンテンツ分散データ受信部、21…コンテンツ受信部、22…コンテンツD/B、23…コンテンツ配信部、31…配信サーバ検索部、32…コンテンツ受信部、33…コンテンツ再生部、34…イベント収集部、35…ログ生成部、36…ログ通知部、41…分散データ受信部、42…コンテンツリストD/B、43…サーバリストD/B、44…配信サーバ検索部、45…配信サーバ通知部、51…コンテンツリストD/B、52…サーバリストD/B、53…ログ受信部、54…ログ収集部、55…サーバ配信性能計測部、56…サーバ負荷分散データ生成部、57…サーバ負荷分散データ通知部、58…コンテンツ利用頻度計測部、59…コンテンツ分散データ生成部、60…コンテンツ分散データ通知部
Claims (19)
- 複数の配信装置のうち指定された前記配信装置から受信装置がコンテンツデータを受信する場合に、前記受信装置による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する受信手段と、
前記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記受信装置における前記コンテンツデータの配信元となる前記配信装置を指定する配信装置指定手段と
を有する配信制御装置。 - 前記受信手段は、前記受信装置を特定する第1のデータ、当該受信装置への前記コンテンツデータの配信元の前記配信装置を特定する第2のデータ、および前記受信装置が前記コンテンツデータを受信する速度を特定するための第3のデータを含む前記受信状態データを前記受信装置から受信する
請求項1に記載の配信制御装置。 - 前記受信手段は、前記受信装置が前記コンテンツデータを受信する速度を特定するための第3のデータとして、前記コンテンツデータを受信するのに要した時間を特定するための第4のデータ、並びに前記受信装置が受信した前記コンテンツデータのデータ量を特定するための第5のデータを前記受信装置から受信する
請求項2に記載の配信制御装置。 - 前記受信手段は、前記受信装置による前記コンテンツデータの受信の開始および終了をイベントとして特定した前記第4のデータを前記受信装置から受信し、
前記配信制御装置は、
前記受信状態データに含まれる前記第3のデータを基に、前記受信装置が前記コンテンツデータを受信するのに要した時間を示すデータを生成するデータ生成手段
をさらに有し、
前記配信装置指定手段は、前記受信状態データおよび前記データ生成手段が生成したデータに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記受信装置における前記コンテンツデータの配信元となる前記配信装置を指定する
請求項3に記載の配信制御装置。 - 第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置から前記コンテンツデータを受信する場合に、
前記受信装置が前記第1の配信装置から受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する受信手段と、
前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する配信制御手段と
を有する配信制御装置。 - 複数の前記第1の配信装置が前記第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、前記受信装置が複数の前記第1の配信装置から前記コンテンツデータを受信する場合に、
前記受信手段は、前記受信装置が複数の前記第1の配信装置から受信した前記コンテンツデータを特定する前記コンテンツ特定データを前記受信装置から受信する
請求項5に記載の配信制御装置。 - 前記配信制御手段は、前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置が保持する前記コンテンツデータのうち、前記第1の配信装置から前記受信装置に所定の頻度で送信されたコンテンツデータを、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置に配信するように制御する
請求項5に記載の配信制御装置。 - 複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する受信手段と、
前記受信手段による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する生成手段と、
複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する送信手段と
を有する受信装置。 - 第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する場合に、
前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する生成手段と、
前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する送信手段と
を有する受信装置。 - 複数の配信装置のうち指定された前記配信装置から受信装置がコンテンツデータを受信する場合に、前記受信装置による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する第1の工程と、
前記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記受信装置における前記コンテンツデータの配信元となる前記配信装置を指定する第2の工程と
を有する配信制御方法。 - 前記第1の工程は、前記受信装置を特定する第1のデータ、当該受信装置への前記コンテンツデータの配信元の前記配信装置を特定する第2のデータ、および前記受信装置が前記コンテンツデータを受信する速度を特定するための第3のデータ含む前記受信状態データを前記受信装置から受信する
請求項10に記載の配信制御方法。 - 第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置から前記コンテンツデータを受信する場合に、
前記受信装置が前記第1の配信装置から受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する第1の工程と、
前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する第2の工程と
を有する配信制御方法。 - 前記第2の工程は、前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置が保持する前記コンテンツデータのうち、前記第1の配信装置から前記受信装置に所定の頻度で送信されたコンテンツデータを、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置に配信するように制御する
請求項12に記載の配信制御方法。 - 複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する第1の工程と、
前記第1の工程における前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する第2の工程と、
複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する第3の工程と
を有する受信方法。 - 第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する場合に、
前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する第1の工程と、
前記第2の工程で受信された前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する第2の工程と、
前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する第3の工程と
を有する受信方法。 - 複数の配信装置のうち指定された前記配信装置から受信装置がコンテンツデータを受信する場合に、配信制御装置によって実行されるプログラムであって、
前記受信装置による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを前記受信装置から受信する手順と、
前記受信状態データに基づいて、複数の前記配信装置の間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するように、前記コンテンツデータの配信元の前記配信装置を前記受信装置に指定する手順と
有するプログラム。 - 第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置から前記コンテンツデータを受信する場合に、配信制御装置によって実行されるプログラムであって、
前記受信装置が前記第1の配信装置から受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを前記受信装置から受信する手順と、
前記コンテンツ特定データに基づいて、前記第2の配信装置から前記第1の配信装置への前記コンテンツデータの配信を制御する手順と
を有するプログラム。 - 受信装置によって実行されるプログラムであって、
複数の配信装置のうち指定された前記配信装置からコンテンツデータを受信する第1の手順と、
前記第1の手順による前記コンテンツデータの受信状態を示す受信状態データを生成する第2の手順と、
複数の前記配信装置間で前記コンテンツデータの配信負荷を分散するための制御を行う配信制御装置に、前記受信状態データを送信する第3の手順と
を有するプログラム。 - 受信装置によって実行されるプログラムであって、
第1の配信装置が第2の配信装置から受信したコンテンツデータを保持し、受信装置が前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する場合に、
前記第1の配信装置からコンテンツデータを受信する第1の手順と、
前記第1の手順で受信した前記コンテンツデータを特定するコンテンツ特定データを生成する第2の手順と、
前記第2の配信装置から前記第1の配信装置へのコンテンツデータの送信を制御する配信制御装置に、前記コンテンツ特定データを送信する第3の手順と
を有するプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002207960A JP2004054382A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 配信制御装置、受信装置、それらの方法およびそれらのプログラム |
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JP2002207960A JP2004054382A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 配信制御装置、受信装置、それらの方法およびそれらのプログラム |
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JP2004054382A true JP2004054382A (ja) | 2004-02-19 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004054382A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008140215A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Nippon Shintsushin:Kk | 自動販売端末による分散型サービスシステム |
JP2013257836A (ja) * | 2012-06-14 | 2013-12-26 | Sharp Corp | データ配信システム、データ配信方法及び配信制御サーバー |
JP2016144018A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 日本電信電話株式会社 | ストリーミングデータ配信システム、及び、ストリーミングデータ配信方法 |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002207960A patent/JP2004054382A/ja active Pending
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