JP2004054105A - レーザポインタ - Google Patents
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Abstract
【課題】幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用を防止する。
【解決手段】制御部13は、周囲照度センサ12からの検出信号に基づいて周囲照度を測定し、周囲照度が500ルックスより暗い場合には、レーザポインタ本体がOHP等を用いた講演会や講義等が行い得る環境に在ると判断する。その場合は、レーザ照射部11にレーザ照射信号を出力してレーザ照射を行う。通常、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用は、500ルックス以上の明るい場所で行われる。したがって、上記レーザ照射処理動作を実行することによって、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザービームの誤照射を未然に防止することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】制御部13は、周囲照度センサ12からの検出信号に基づいて周囲照度を測定し、周囲照度が500ルックスより暗い場合には、レーザポインタ本体がOHP等を用いた講演会や講義等が行い得る環境に在ると判断する。その場合は、レーザ照射部11にレーザ照射信号を出力してレーザ照射を行う。通常、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用は、500ルックス以上の明るい場所で行われる。したがって、上記レーザ照射処理動作を実行することによって、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザービームの誤照射を未然に防止することができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーザビームによって所定の位置を照射して指示するレーザポインタに関する。
【0002】
【従来の技術】
OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)等を用いた講演会や講義等において、OHPによって投影された内容を指示するための機器としてレーザポインタが用いられている。このようなレーザポインタから照射されるレーザビームは、人間の目に入ると一次的・永続的に視覚障害を引き起こす原因となるため大変危険である。そのために、レーザポインタを利用する場合には、聴衆に対してレーザビームを向けないように注意が必要である。また、幼児等によって誤って使用されたり、悪戯目的に使用されたりすることは充分想定される。
【0003】
聴衆に対してレーザビームを向けないための安全装置として特開平2‐91680号公報に開示されているようなレーザポインタシステムがある。このレーザポインタシステムでは、照射方向に赤外線発光装置を設け、本体の受光装置と赤外線発光装置との間で通信が成立した場合のみレーザビームの照射を可能にするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の特開平2‐91680号公報に開示されたレーザポインタシステムにおいては、以下のような問題がある。すなわち、上記レーザポインタシステムによれば、上記赤外線発光装置が無い方向への照射を禁止することができるため、聴衆に対しての安全は確保することはできる。ところが、本体と赤外線発光装置とは別々に動作するようになっているため、夫々別の電源が必要である。
【0005】
このように、本体と赤外線発光装置とが別々の電源によって動作すると言うことは、赤外線発光装置への電源供給が停止した場合には、安全装置が動作しない状態でレーザビームが照射されることになる。そのために、レーザビームを人間の目に直接照射する場合が起こり得るのである。また、赤外線発光装置は常時発信させておく必要があり、そのための消費電力量は大きなものとなる。
【0006】
そこで、この発明の目的は、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用を防止できるレーザポインタを提供することにある。また、レーザビームを人間の目に直接照射することの無いレーザポインタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明のレーザポインタは、周囲照度センサによる検出結果に基づいて、制御部によって、現在位置の周囲の照度が所定照度よりも暗い場合にのみレーザビームの照射が可能であると判断されるようになっている。したがって、上記所定照度を500ルックス程度に設定すれば、本レーザポインタがOHP等を用いた講演会や講義等が行い得る環境に在ることを上記周囲照度によって的確に判断することが可能になる。その結果、講演会や講義等が行い得る環境に在る場合にのみレーザ照射部からレーザビームが照射され、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザビームの誤照射が未然に防止される。
【0008】
また、1実施例のレーザポインタでは、上記制御部を、上記周囲照度が所定照度よりも暗い場合であり、且つ、照射方向の対象物の照度が上記周囲照度よりも明るい場合にのみ、上記レーザビームの照射が可能であると判断するようにしている。したがって、上記所定照度を500ルックス程度に設定すれば、本レーザポインタがOHP等を用いた講演会や講義が行い得る環境に在る場合であって、尚且つ、上記照射方向照度が上記周囲照度よりも明るい場合(つまり、レーザ照射方向がOHP等の投影面の方向である場合)にのみ上記レーザビームの照射が可能になる。
【0009】
また、この発明のレーザポインタは、温度センサによる検出結果に基づいて、制御部によって、照射方向の対象物の温度が所定温度範囲外にある場合にのみレーザビームの照射が可能であると判断されるようになっている。したがって、上記所定温度範囲を人間の体温の範囲に設定すれば、本レーザポインタが人間のいない方向に向いていることを照射方向の上記温度によって的確に判断することが可能になる。その結果、本レーザポインタが人間のいない方向に向いている場合にのみレーザ照射部からレーザビームが照射され、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザビームの誤照射が未然に防止される。
【0010】
また、1実施例のレーザポインタでは、上記所定温度範囲を人間の体温の範囲としている。したがって、本レーザポインタが人間のいる方向に向いているか否かが上記照射方向温度によって的確に判断される。
【0011】
また、この発明のレーザポインタは、カメラ部からの照射方向の対象物の画像の画像信号に基づいて、画像認識部によって入力画像が認識される。そして、上記画像認識部による認識結果に基づいて、制御部によって、上記画像認識部による認識画像が予め登録されている画像に一致した場合にのみ上記レーザビームの照射が可能になる。したがって、OHP等の投影面に上記登録画像と同じ画像を投影すれば、上記カメラ部からの入力画像に基づいて、本レーザポインタがOHP等の投影面の方向に正しく向いていることを入力画像によって的確に判断することが可能になる。その結果、本レーザポインタがOHP等の投影面の方向に正しく向いている場合にのみレーザ照射部からレーザビームが照射され、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザビームの誤照射が未然に防止される。
【0012】
また、1実施例のレーザポインタでは、上記制御部を、上記画像認識部による認識画像のパターンと登録画像のパターンとを照合するパターン照合手段と、この両画像パターンが一致した場合に許可信号を出力する照合判定手段と、上記許可信号を受けて上記レーザ照射部からのレーザビームの照射および停止を制御するレーザ制御手段で構成している。したがって、本レーザポインタがOHP等の投影面の方向に正しく向いていることを入力画像によって容易に判断することが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、以下に述べる各実施の形態のレーザポインタ1における外観を示す平面図である。図1において、2はレーザ照射ボタンであり、3はレーザ射出口である。使用者は、レーザ射出口3を指示したい方向へ向けてレーザ照射ボタン2を押下すことによって、OHP等によって投影された画面上における任意の箇所をレーザ光によって指示するのである。
【0014】
また、4は残り時間を数値で表示する液晶表示装置であり、その裏面側からバックライト(図示せず)によって照明される。5は残り時間概略表示部であり、4個のLEDで構成されている。6は残り時間表示ボタンである。この残り時間表示ボタン6を押下することによって、液晶表示装置4のバックライトが点灯して残り時間を確認することができる。それ以外の場合は、上記バックライトが消灯しているために液晶表示装置4で残り時間を確認することはできない。したがって、使用者は、残り時間概略表示部5によって残り時間の大まかな把握を行うのである。
【0015】
7は、タイマー設定ボタンであり、タイマーの設定やタイマーの開始・終了操作のために使用される。タイマーをスタートさせた場合には、残り時間概略表示部5の4個のLEDの総てを点灯する。そして、上記タイマーによる設定時間の4分の1が経過する毎に、4個のLEDが左から順に1つずつ消灯して行く。こうして、使用者は、点灯しているLEDの数によって残り時間を大まかに把握することができるのである。
【0016】
以上の構成において、使用者は、タイマー設定ボタン7を操作してタイマーの設定時間を入力し、講演開始と同時にタイマーを始動させる。そして、講演の途中にレーザ光によってOHPの投影画面上の特定箇所を指示したい場合には、レーザポインタ1を上記投影画面の方向に向けてレーザ照射ボタン2を押下するのである。
【0017】
その際に、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用によるレーザビームの誤照射を防止するために、本実施の形態においては、以下に述べるようなレーザ誤照射を防止するための種々の構成を備えている。以下、順次説明する。
【0018】
<第1実施の形態>
図2は、本実施の形態のレーザポインタによるレーザビームの誤照射を防止するための構成を示すブロック図である。
【0019】
レーザ照射部11は、制御部13からの制御信号に従って、レーザポインタ本体外へのレーザビームの照射および停止を行う。周囲照度センサ12は、レーザポインタ本体周囲の光を取り込んで周囲照度を検出する。制御部13は、周囲照度センサ12からの検出結果に基づいてレーザビーム照射の可否を判断し、上記レーザ照射部11に対してレーザ照射信号を上記制御信号として出力する。電源部14は、二重線の矢印で示すように各部11〜13に電源を供給する。
【0020】
以下、上記制御部13によって実行されるレーザ照射処理について詳細に説明する。図3は、制御部13によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。レーザポインタ本体に設けてあるレーザ照射ボタン(図1参照)が押下されるとレーザ照射処理動作がスタートする。
【0021】
ステップS1で、上記周囲照度センサ12からの検出信号に基づいて、レーザポインタ本体周囲の照度が測定される。ステップS2で、測定された周囲照度が500ルックスより暗いか否かが判別される。その結果、暗い場合にはステップS3に進み、そうでなければステップS4に進む。ステップS3で、レーザ照射部11に対してレーザ照射信号が出力され、レーザ照射部11からレーザビームが照射される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。ステップS4で、レーザ照射部11に対してレーザ照射信号の出力が停止され、レーザビームの照射が停止される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。
【0022】
上述のように、本レーザ照射処理動作においては、上記制御部13によって、周囲照度センサ12からの検出信号に基づいて周囲照度を測定し、この周囲照度が500ルックスより暗い場合には、レーザポインタ本体がOHP等を用いた講演会や講義等が行い得る環境に在ると判断する。そして、その場合は、レーザ照射部11にレーザ照射信号を出力してレーザ照射を行うようにしている。通常、幼児等がレーザポインタに悪戯を行う場合には、500ルックス以上の明るい場所で行う。したがって、上記レーザ照射処理動作を実行することによって、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザビームの誤照射を未然に防止することができるのである。
【0023】
<第2実施の形態>
図4は、本実施の形態のレーザポインタによるレーザビームの誤照射を防止するための他の構成を示すブロック図である。
【0024】
レーザ照射部21は、制御部24からの制御信号にしたがって、レーザポインタ本体外へのレーザビームの照射および停止を行う。周囲照度センサ22は、レーザポインタ本体周囲の光を取り込んで周囲照度を検出する。照射方向照度センサ23は、照射方向からの光を取り込んで照射方向の対象物の照度を検出する。制御部24は、周囲照度センサ22からの検出結果と照射方向照度センサ23からの検出結果とに基づいてレーザビーム照射の可否を判断し、レーザ照射部21に対してレーザ照射信号を上記制御信号として出力する。電源部25は、二重線の矢印で示すように各部21〜24に電源を供給する。
【0025】
上記構成のレーザポインタは、上記照射方向照度センサ23からの検出結果によってレーザ照射方向の照度を検知すると共に、周囲照度センサ22からの検出結果からの検出結果によって周囲照度を検知するようにしている。通常、レーザポインタを使用する環境はOHP等を使用する場所であり、周囲は暗くOHP等の投影面は明るく、聴衆が文字や図形を認知し易くなっている。したがって、レーザ照射方向は常に明るく照らされており、それ以外の方向は常に暗い状態が保たれている。そこで、本実施の形態においては、上記第1実施の形態の場合と同様に、周囲照度が所定照度よりも明るい場合にはレーザ照射を禁止するのに加えて、レーザ照射方向の照度が所定照度よりも暗い場合にはレーザ照射を禁止するのである。
【0026】
上述のようにすることによって、本実施の形態においては、OHP等の使用状況下にある周囲の暗い状態の中での、OHP等の投影面以外の暗い方向に対するレーザ照射が禁止される。したがって、聴衆の目にレーザビームが照射されることを防止することができるのである。
【0027】
以下、上記制御部24によって実行されるレーザ照射処理について詳細に説明する。図5は、制御部24によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。レーザポインタ本体に設けてあるレーザ照射ボタン(図1参照)が押下されるとレーザ照射処理動作がスタートする。
【0028】
ステップS11で、上記周囲照度センサ22からの検出信号に基づいて、レーザポインタ本体周囲の照度が測定される。ステップS12で、上記照射方向照度センサ23からの検出信号に基づいて、レーザ照射方向の照度が測定される。ステップS13で、上記ステップS11において測定された周囲照度が500ルックスより暗いか否かが判別される。その結果、暗い場合にはステップS14に進み、そうでなければステップS16に進む。ステップS14で、周囲照度が上記ステップS12において測定されたレーザ照射方向の照度よりも暗いか否かが判別される。その結果、暗い場合にはステップS15に進み、そうでなければステップS16に進む。ステップS15で、レーザ照射部21に対してレーザ照射信号が出力されて、レーザ照射部21からレーザビームが照射される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。ステップS16で、レーザ照射部21に対してレーザ照射信号の出力が停止され、レーザビームの照射が停止される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。
【0029】
上述のように、本レーザ照射処理動作においては、上記制御部24によって、周囲照度センサ22からの検出信号に基づいて周囲照度を測定する一方、照射方向照度センサ23からの検出信号に基づいてレーザ照射方向の照度を測定する。そして、この周囲照度が500ルックスより暗く且つ上記周囲照度がレーザの照射方向照度よりも暗い場合には、レーザポインタ本体がOHP等を用いた講演会や講義等が行われる環境に在り且つレーザポインタ本体が正しくOHP等の投影面の方向に向いていると判断する。そして、その場合にのみ、レーザ照射部21にレーザ照射信号を出力してレーザ照射を行うようにしている。
【0030】
通常、レーザポインタを使用する環境はOHP等を使用する場所であり、周囲は暗くOHP等の投影面は明るくなっている。つまり、レーザ照射方向は常に明るく、それ以外の方向は常に暗い状態が保たれている。したがって、周囲照度が所定照度よりも明るい場合にはレーザ照射を禁止するのに加えて、レーザ照射方向の照度が所定照度よりも暗い(つまり、レーザ照射方向がOHP等の投影面の方向ではない)場合にはレーザ照射を禁止するのである。
【0031】
こうして、本実施の形態においては、OHP等の使用状況下にはない周囲が明るい状態の中でのレーザ照射や、OHP等の投影面以外の暗い方向に対するレーザ照射が禁止される。したがって、上記レーザ照射処理動作を実行することによって、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザビームの誤照射を未然に防止することができるのである。
【0032】
<第3実施の形態>
図6は、本実施の形態のレーザポインタによるレーザビームの誤照射を防止するための他の構成を示すブロック図である。
【0033】
レーザ照射部31は、制御部33からの制御信号にしたがって、レーザポインタ本体外へのレーザビームの照射および停止を行う。温度センサ32は、レーザ照射方向からの熱を感知してレーザ照射方向の対象物の温度を検出する。上記制御部33は、温度センサ32からの検出結果に基づいてレーザビーム照射の可否を判断し、レーザ照射部31に対してレーザ照射信号を上記制御信号として出力する。電源部34は、二重線の矢印で示すように各部31〜33に電源を供給する。
【0034】
以下、上記制御部33によって実行されるレーザ照射処理について詳細に説明する。図7は、制御部33によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。レーザポインタ本体に設けてあるレーザ照射ボタン(図1参照)が押下されるとレーザ照射処理動作がスタートする。
【0035】
ステップS21で、上記温度センサ32からの検出信号に基づいて、レーザ照射方向の温度が測定される。ステップS22で、測定された照射方向温度が35℃より高く且つ40℃よりも低い(つまり、人間の体温に近い温度)であるか否かが判別される。その結果、35℃より高く且つ40℃よりも低い場合には、上記レーザ照射方向に人間がいると判断してステップS24に進む。一方、そうでない場合には、レーザ照射方向に人間はいないと判断してステップS23に進む。ステップS23で、レーザ照射部31に対してレーザ照射信号が出力されて、レーザ照射部31からレーザビームが照射される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。ステップS24で、レーザ照射部31に対してレーザ照射信号の出力が停止され、レーザビームの照射が停止される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。
【0036】
上述のように、本レーザ照射処理動作においては、上記制御部33によって、温度センサ32からの検出信号に基づいて照射方向温度を測定し、この照射方向温度が人間の体温に近い温度である35℃より高く且つ40℃よりも低い場合には、レーザ照射方向に人間がいると判断する。そして、その場合には、レーザ照射部31へのレーザ照射信号の出力停止して、レーザ照射を行わないようにしている。したがって、人間の目へのレーザの誤照射を未然に防止することができるのである。
【0037】
<第4実施の形態>
図8は、本実施の形態のレーザポインタによるレーザビームの誤照射を防止するための他の構成を示すブロック図である。
【0038】
レーザ照射部41は、レーザ制御部47からの制御信号にしたがって、レーザポインタ本体外へのレーザビームの照射および停止を行う。カメラ部42は、CCDカメラ等で構成され、レーザ照射方向のキー画像となる文字(または図形)43の画像情報を取り込んで画像信号に変換し、変換した画像信号を画像認識部44に出力する。画像認識部44は、カメラ部42からの画像データに対して画像処理を行い、文字認識や図形認識の処理を行う。パターン照合部45は、画像認識部44によって認識された文字や図形と予め登録されている文字や図形とのパターン照合処理を行う。照合判定部46は、パターン照合部45によるパターン照合結果に基づいてレーザビーム照射の可否を判断する。レーザ制御部47は、照合判定部46の判断結果に応じてレーザ照射部41に対してレーザ照射信号を上記制御信号として出力する。電源部48は、二重線の矢印で示すように各部41,42,44〜47に電源を供給する。尚、文字(または図形)43は、OHPによる表示と同時に投影され、カメラ部42に取り込まれる。
【0039】
以下、上記画像認識部44とパターン照合部45,照合判定部46およびレーザ制御部47でなる制御部とによって実行されるレーザ照射処理について詳細に説明する。図9は、画像認識部44および上記制御部によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。文字(または図形)43のキー画像がOHPのスクリーンに投影され、レーザポインタが上記スクリーンの方向に向けられる。この状態において、レーザポインタ本体に設けてあるレーザ照射ボタン(図1参照)が押下されるとレーザ照射処理動作がスタートする。
【0040】
ステップS31で、上記カメラ部42によって、キー画像となる文字(または図形)43の画像情報が取り込まれて画像信号に変換される。ステップS32で、画像認識部44によって、カメラ部42からのからの画像データに対して画像処理が行われ、カメラ部42から取り込まれた文字や図形の画像が認識される。ステップS33で、パターン照合部45によって、上記ステップS32において認識された文字や図形と予め登録されている文字や図形とのパターン照合が行われる。ステップS34で、照合判定部46によって、上記ステップS33におけるパターン照合の結果、カメラ部42から入力された文字や図形の画像と予め登録されている文字や図形の画像とが一致するか否かが判別される。その結果、一致する場合にはステップS35に進み、そうでなければステップS36に進む。ステップS35で、レーザ制御部47によって、レーザ照射部41に対してレーザ照射信号が出力されて、レーザ照射部41からレーザビームが照射される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。ステップS36で、レーザ制御部47によって、レーザ照射部41に対してレーザ照射信号の出力が停止され、レーザビームの照射が停止される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。
【0041】
上述のように、本実施の形態においては、上記カメラ部42によって、OHPのスクリーンに投影された文字(または図形)43のキー画像を撮像し、得られた画像データに基づいて画像認識部44でキー画像を認識する。そして、パターン照合部45によって、上記認識したキー画像のパターンと登録画像のパターンとを照合し、上記両パターンが一致する場合にはレーザ制御部47にレーザ照射部41に対してレーザ照射信号を出力させるようにしている。したがって、本レーザポインタが正しくOHP等の投影面の方向に向いている場合にのみレーザ照射を行うことができるのである。すなわち、本実施の形態によれば、聴衆の目にレーザビームが照射されることを防止できるのである。
【0042】
尚、この発明においては、上記各実施の形態におけるレーザ照射処理動作を組み合せて用いても一向に構わない。例えば、上記第4実施の形態のレーザポインタに照射方向照度センサを設けて、この照射方向照度センサからの検出結果に基づく照射方向の照度がOHPの投影面の照度以上であり、照射方向からのカメラ部43への入射画像の画像認識部44による認識結果が文字または図形である場合には、レーザ照射部41にレーザ照射信号を出力するようにすることも可能である。この場合には、パターン照合部45によるパターン照合と照合判定部46による判定とが不用になる。
【0043】
【発明の効果】
以上より明らかなように、この発明のレーザポインタは、制御部によって、周囲照度センサで検出された現在位置の周囲照度が所定照度よりも暗い場合にのみレーザビームの照射が可能であると判断するので、上記所定照度を500ルックス程度に設定すれば、本レーザポインタがOHP等を用いた講演会や講義等を行い得る環境に在ることを的確に判断することができる。したがって、本レーザポインタが講演会や講義等を行い得る環境に在る場合にのみ、レーザ照射部からレーザビームを照射することができ、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用によるレーザビームの誤照射を未然に防ぐことができるのである。
【0044】
また、この発明のレーザポインタは、制御部によって、温度センサで検出された照射方向の対象物の温度が所定温度範囲外にある場合にのみ、レーザビームの照射が可能であると判断するので、上記所定温度範囲を人間の体温の範囲に設定すれば、本レーザポインタが人間のいない方向に向いていることを的確に判断することができる。したがって、本レーザポインタが人間のいない方向に向いている場合にのみレーザ照射部からレーザビームを照射することができ、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用によるレーザビームの誤照射を未然に防ぐことができるのである。
【0045】
また、この発明のレーザポインタは、制御部によって、画像認識部で認識された照射方向からカメラ部への入力画像と登録されている画像とが一致した場合にのみ、レーザビームの照射が可能であると判断するので、OHP等の投影面に上記登録画像と同じ画像を投影すれば、本レーザポインタがOHP等の投影面の方向に正しく向いていることを的確に判断することができる。したがって、本レーザポインタがOHP等の投影面の方向に正しく向いている場合にのみレーザ照射部からレーザビームを照射することができ、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用によるレーザビームの誤照射を未然に防ぐことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のレーザポインタにおける外観図である。
【図2】図1に示すレーザポインタの機能を示すブロック図である。
【図3】図1における制御部によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。
【図4】図2とは異なるレーザポインタのブロック図である。
【図5】図4における制御部によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。
【図6】図2および図4とは異なるレーザポインタのブロック図である。
【図7】図6における制御部によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。
【図8】図2,図4および図6とは異なるレーザポインタのブロック図である。
【図9】図8における画像認識部,パターン照合部,照合判定部およびレーザ制御部によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1…レーザポインタ、
2…レーザ照射ボタン、
4…液晶表示装置、
5…残り時間概略表示部、
6…残り時間表示ボタン、
7…タイマー設定ボタン、
11,21,31,41…レーザ照射部、
12,22…周囲照度センサ、
13,24,33…制御部、
14,25,34,48…電源部、
23…照射方向照度センサ、
32…温度センサ、
42…カメラ部、
43…文字(または図形)、
44…画像認識部、
45…パターン照合部、
46…照合判定部、
47…レーザ制御部。
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーザビームによって所定の位置を照射して指示するレーザポインタに関する。
【0002】
【従来の技術】
OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)等を用いた講演会や講義等において、OHPによって投影された内容を指示するための機器としてレーザポインタが用いられている。このようなレーザポインタから照射されるレーザビームは、人間の目に入ると一次的・永続的に視覚障害を引き起こす原因となるため大変危険である。そのために、レーザポインタを利用する場合には、聴衆に対してレーザビームを向けないように注意が必要である。また、幼児等によって誤って使用されたり、悪戯目的に使用されたりすることは充分想定される。
【0003】
聴衆に対してレーザビームを向けないための安全装置として特開平2‐91680号公報に開示されているようなレーザポインタシステムがある。このレーザポインタシステムでは、照射方向に赤外線発光装置を設け、本体の受光装置と赤外線発光装置との間で通信が成立した場合のみレーザビームの照射を可能にするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の特開平2‐91680号公報に開示されたレーザポインタシステムにおいては、以下のような問題がある。すなわち、上記レーザポインタシステムによれば、上記赤外線発光装置が無い方向への照射を禁止することができるため、聴衆に対しての安全は確保することはできる。ところが、本体と赤外線発光装置とは別々に動作するようになっているため、夫々別の電源が必要である。
【0005】
このように、本体と赤外線発光装置とが別々の電源によって動作すると言うことは、赤外線発光装置への電源供給が停止した場合には、安全装置が動作しない状態でレーザビームが照射されることになる。そのために、レーザビームを人間の目に直接照射する場合が起こり得るのである。また、赤外線発光装置は常時発信させておく必要があり、そのための消費電力量は大きなものとなる。
【0006】
そこで、この発明の目的は、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用を防止できるレーザポインタを提供することにある。また、レーザビームを人間の目に直接照射することの無いレーザポインタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明のレーザポインタは、周囲照度センサによる検出結果に基づいて、制御部によって、現在位置の周囲の照度が所定照度よりも暗い場合にのみレーザビームの照射が可能であると判断されるようになっている。したがって、上記所定照度を500ルックス程度に設定すれば、本レーザポインタがOHP等を用いた講演会や講義等が行い得る環境に在ることを上記周囲照度によって的確に判断することが可能になる。その結果、講演会や講義等が行い得る環境に在る場合にのみレーザ照射部からレーザビームが照射され、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザビームの誤照射が未然に防止される。
【0008】
また、1実施例のレーザポインタでは、上記制御部を、上記周囲照度が所定照度よりも暗い場合であり、且つ、照射方向の対象物の照度が上記周囲照度よりも明るい場合にのみ、上記レーザビームの照射が可能であると判断するようにしている。したがって、上記所定照度を500ルックス程度に設定すれば、本レーザポインタがOHP等を用いた講演会や講義が行い得る環境に在る場合であって、尚且つ、上記照射方向照度が上記周囲照度よりも明るい場合(つまり、レーザ照射方向がOHP等の投影面の方向である場合)にのみ上記レーザビームの照射が可能になる。
【0009】
また、この発明のレーザポインタは、温度センサによる検出結果に基づいて、制御部によって、照射方向の対象物の温度が所定温度範囲外にある場合にのみレーザビームの照射が可能であると判断されるようになっている。したがって、上記所定温度範囲を人間の体温の範囲に設定すれば、本レーザポインタが人間のいない方向に向いていることを照射方向の上記温度によって的確に判断することが可能になる。その結果、本レーザポインタが人間のいない方向に向いている場合にのみレーザ照射部からレーザビームが照射され、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザビームの誤照射が未然に防止される。
【0010】
また、1実施例のレーザポインタでは、上記所定温度範囲を人間の体温の範囲としている。したがって、本レーザポインタが人間のいる方向に向いているか否かが上記照射方向温度によって的確に判断される。
【0011】
また、この発明のレーザポインタは、カメラ部からの照射方向の対象物の画像の画像信号に基づいて、画像認識部によって入力画像が認識される。そして、上記画像認識部による認識結果に基づいて、制御部によって、上記画像認識部による認識画像が予め登録されている画像に一致した場合にのみ上記レーザビームの照射が可能になる。したがって、OHP等の投影面に上記登録画像と同じ画像を投影すれば、上記カメラ部からの入力画像に基づいて、本レーザポインタがOHP等の投影面の方向に正しく向いていることを入力画像によって的確に判断することが可能になる。その結果、本レーザポインタがOHP等の投影面の方向に正しく向いている場合にのみレーザ照射部からレーザビームが照射され、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザビームの誤照射が未然に防止される。
【0012】
また、1実施例のレーザポインタでは、上記制御部を、上記画像認識部による認識画像のパターンと登録画像のパターンとを照合するパターン照合手段と、この両画像パターンが一致した場合に許可信号を出力する照合判定手段と、上記許可信号を受けて上記レーザ照射部からのレーザビームの照射および停止を制御するレーザ制御手段で構成している。したがって、本レーザポインタがOHP等の投影面の方向に正しく向いていることを入力画像によって容易に判断することが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、以下に述べる各実施の形態のレーザポインタ1における外観を示す平面図である。図1において、2はレーザ照射ボタンであり、3はレーザ射出口である。使用者は、レーザ射出口3を指示したい方向へ向けてレーザ照射ボタン2を押下すことによって、OHP等によって投影された画面上における任意の箇所をレーザ光によって指示するのである。
【0014】
また、4は残り時間を数値で表示する液晶表示装置であり、その裏面側からバックライト(図示せず)によって照明される。5は残り時間概略表示部であり、4個のLEDで構成されている。6は残り時間表示ボタンである。この残り時間表示ボタン6を押下することによって、液晶表示装置4のバックライトが点灯して残り時間を確認することができる。それ以外の場合は、上記バックライトが消灯しているために液晶表示装置4で残り時間を確認することはできない。したがって、使用者は、残り時間概略表示部5によって残り時間の大まかな把握を行うのである。
【0015】
7は、タイマー設定ボタンであり、タイマーの設定やタイマーの開始・終了操作のために使用される。タイマーをスタートさせた場合には、残り時間概略表示部5の4個のLEDの総てを点灯する。そして、上記タイマーによる設定時間の4分の1が経過する毎に、4個のLEDが左から順に1つずつ消灯して行く。こうして、使用者は、点灯しているLEDの数によって残り時間を大まかに把握することができるのである。
【0016】
以上の構成において、使用者は、タイマー設定ボタン7を操作してタイマーの設定時間を入力し、講演開始と同時にタイマーを始動させる。そして、講演の途中にレーザ光によってOHPの投影画面上の特定箇所を指示したい場合には、レーザポインタ1を上記投影画面の方向に向けてレーザ照射ボタン2を押下するのである。
【0017】
その際に、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用によるレーザビームの誤照射を防止するために、本実施の形態においては、以下に述べるようなレーザ誤照射を防止するための種々の構成を備えている。以下、順次説明する。
【0018】
<第1実施の形態>
図2は、本実施の形態のレーザポインタによるレーザビームの誤照射を防止するための構成を示すブロック図である。
【0019】
レーザ照射部11は、制御部13からの制御信号に従って、レーザポインタ本体外へのレーザビームの照射および停止を行う。周囲照度センサ12は、レーザポインタ本体周囲の光を取り込んで周囲照度を検出する。制御部13は、周囲照度センサ12からの検出結果に基づいてレーザビーム照射の可否を判断し、上記レーザ照射部11に対してレーザ照射信号を上記制御信号として出力する。電源部14は、二重線の矢印で示すように各部11〜13に電源を供給する。
【0020】
以下、上記制御部13によって実行されるレーザ照射処理について詳細に説明する。図3は、制御部13によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。レーザポインタ本体に設けてあるレーザ照射ボタン(図1参照)が押下されるとレーザ照射処理動作がスタートする。
【0021】
ステップS1で、上記周囲照度センサ12からの検出信号に基づいて、レーザポインタ本体周囲の照度が測定される。ステップS2で、測定された周囲照度が500ルックスより暗いか否かが判別される。その結果、暗い場合にはステップS3に進み、そうでなければステップS4に進む。ステップS3で、レーザ照射部11に対してレーザ照射信号が出力され、レーザ照射部11からレーザビームが照射される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。ステップS4で、レーザ照射部11に対してレーザ照射信号の出力が停止され、レーザビームの照射が停止される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。
【0022】
上述のように、本レーザ照射処理動作においては、上記制御部13によって、周囲照度センサ12からの検出信号に基づいて周囲照度を測定し、この周囲照度が500ルックスより暗い場合には、レーザポインタ本体がOHP等を用いた講演会や講義等が行い得る環境に在ると判断する。そして、その場合は、レーザ照射部11にレーザ照射信号を出力してレーザ照射を行うようにしている。通常、幼児等がレーザポインタに悪戯を行う場合には、500ルックス以上の明るい場所で行う。したがって、上記レーザ照射処理動作を実行することによって、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザビームの誤照射を未然に防止することができるのである。
【0023】
<第2実施の形態>
図4は、本実施の形態のレーザポインタによるレーザビームの誤照射を防止するための他の構成を示すブロック図である。
【0024】
レーザ照射部21は、制御部24からの制御信号にしたがって、レーザポインタ本体外へのレーザビームの照射および停止を行う。周囲照度センサ22は、レーザポインタ本体周囲の光を取り込んで周囲照度を検出する。照射方向照度センサ23は、照射方向からの光を取り込んで照射方向の対象物の照度を検出する。制御部24は、周囲照度センサ22からの検出結果と照射方向照度センサ23からの検出結果とに基づいてレーザビーム照射の可否を判断し、レーザ照射部21に対してレーザ照射信号を上記制御信号として出力する。電源部25は、二重線の矢印で示すように各部21〜24に電源を供給する。
【0025】
上記構成のレーザポインタは、上記照射方向照度センサ23からの検出結果によってレーザ照射方向の照度を検知すると共に、周囲照度センサ22からの検出結果からの検出結果によって周囲照度を検知するようにしている。通常、レーザポインタを使用する環境はOHP等を使用する場所であり、周囲は暗くOHP等の投影面は明るく、聴衆が文字や図形を認知し易くなっている。したがって、レーザ照射方向は常に明るく照らされており、それ以外の方向は常に暗い状態が保たれている。そこで、本実施の形態においては、上記第1実施の形態の場合と同様に、周囲照度が所定照度よりも明るい場合にはレーザ照射を禁止するのに加えて、レーザ照射方向の照度が所定照度よりも暗い場合にはレーザ照射を禁止するのである。
【0026】
上述のようにすることによって、本実施の形態においては、OHP等の使用状況下にある周囲の暗い状態の中での、OHP等の投影面以外の暗い方向に対するレーザ照射が禁止される。したがって、聴衆の目にレーザビームが照射されることを防止することができるのである。
【0027】
以下、上記制御部24によって実行されるレーザ照射処理について詳細に説明する。図5は、制御部24によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。レーザポインタ本体に設けてあるレーザ照射ボタン(図1参照)が押下されるとレーザ照射処理動作がスタートする。
【0028】
ステップS11で、上記周囲照度センサ22からの検出信号に基づいて、レーザポインタ本体周囲の照度が測定される。ステップS12で、上記照射方向照度センサ23からの検出信号に基づいて、レーザ照射方向の照度が測定される。ステップS13で、上記ステップS11において測定された周囲照度が500ルックスより暗いか否かが判別される。その結果、暗い場合にはステップS14に進み、そうでなければステップS16に進む。ステップS14で、周囲照度が上記ステップS12において測定されたレーザ照射方向の照度よりも暗いか否かが判別される。その結果、暗い場合にはステップS15に進み、そうでなければステップS16に進む。ステップS15で、レーザ照射部21に対してレーザ照射信号が出力されて、レーザ照射部21からレーザビームが照射される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。ステップS16で、レーザ照射部21に対してレーザ照射信号の出力が停止され、レーザビームの照射が停止される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。
【0029】
上述のように、本レーザ照射処理動作においては、上記制御部24によって、周囲照度センサ22からの検出信号に基づいて周囲照度を測定する一方、照射方向照度センサ23からの検出信号に基づいてレーザ照射方向の照度を測定する。そして、この周囲照度が500ルックスより暗く且つ上記周囲照度がレーザの照射方向照度よりも暗い場合には、レーザポインタ本体がOHP等を用いた講演会や講義等が行われる環境に在り且つレーザポインタ本体が正しくOHP等の投影面の方向に向いていると判断する。そして、その場合にのみ、レーザ照射部21にレーザ照射信号を出力してレーザ照射を行うようにしている。
【0030】
通常、レーザポインタを使用する環境はOHP等を使用する場所であり、周囲は暗くOHP等の投影面は明るくなっている。つまり、レーザ照射方向は常に明るく、それ以外の方向は常に暗い状態が保たれている。したがって、周囲照度が所定照度よりも明るい場合にはレーザ照射を禁止するのに加えて、レーザ照射方向の照度が所定照度よりも暗い(つまり、レーザ照射方向がOHP等の投影面の方向ではない)場合にはレーザ照射を禁止するのである。
【0031】
こうして、本実施の形態においては、OHP等の使用状況下にはない周囲が明るい状態の中でのレーザ照射や、OHP等の投影面以外の暗い方向に対するレーザ照射が禁止される。したがって、上記レーザ照射処理動作を実行することによって、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用でのレーザビームの誤照射を未然に防止することができるのである。
【0032】
<第3実施の形態>
図6は、本実施の形態のレーザポインタによるレーザビームの誤照射を防止するための他の構成を示すブロック図である。
【0033】
レーザ照射部31は、制御部33からの制御信号にしたがって、レーザポインタ本体外へのレーザビームの照射および停止を行う。温度センサ32は、レーザ照射方向からの熱を感知してレーザ照射方向の対象物の温度を検出する。上記制御部33は、温度センサ32からの検出結果に基づいてレーザビーム照射の可否を判断し、レーザ照射部31に対してレーザ照射信号を上記制御信号として出力する。電源部34は、二重線の矢印で示すように各部31〜33に電源を供給する。
【0034】
以下、上記制御部33によって実行されるレーザ照射処理について詳細に説明する。図7は、制御部33によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。レーザポインタ本体に設けてあるレーザ照射ボタン(図1参照)が押下されるとレーザ照射処理動作がスタートする。
【0035】
ステップS21で、上記温度センサ32からの検出信号に基づいて、レーザ照射方向の温度が測定される。ステップS22で、測定された照射方向温度が35℃より高く且つ40℃よりも低い(つまり、人間の体温に近い温度)であるか否かが判別される。その結果、35℃より高く且つ40℃よりも低い場合には、上記レーザ照射方向に人間がいると判断してステップS24に進む。一方、そうでない場合には、レーザ照射方向に人間はいないと判断してステップS23に進む。ステップS23で、レーザ照射部31に対してレーザ照射信号が出力されて、レーザ照射部31からレーザビームが照射される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。ステップS24で、レーザ照射部31に対してレーザ照射信号の出力が停止され、レーザビームの照射が停止される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。
【0036】
上述のように、本レーザ照射処理動作においては、上記制御部33によって、温度センサ32からの検出信号に基づいて照射方向温度を測定し、この照射方向温度が人間の体温に近い温度である35℃より高く且つ40℃よりも低い場合には、レーザ照射方向に人間がいると判断する。そして、その場合には、レーザ照射部31へのレーザ照射信号の出力停止して、レーザ照射を行わないようにしている。したがって、人間の目へのレーザの誤照射を未然に防止することができるのである。
【0037】
<第4実施の形態>
図8は、本実施の形態のレーザポインタによるレーザビームの誤照射を防止するための他の構成を示すブロック図である。
【0038】
レーザ照射部41は、レーザ制御部47からの制御信号にしたがって、レーザポインタ本体外へのレーザビームの照射および停止を行う。カメラ部42は、CCDカメラ等で構成され、レーザ照射方向のキー画像となる文字(または図形)43の画像情報を取り込んで画像信号に変換し、変換した画像信号を画像認識部44に出力する。画像認識部44は、カメラ部42からの画像データに対して画像処理を行い、文字認識や図形認識の処理を行う。パターン照合部45は、画像認識部44によって認識された文字や図形と予め登録されている文字や図形とのパターン照合処理を行う。照合判定部46は、パターン照合部45によるパターン照合結果に基づいてレーザビーム照射の可否を判断する。レーザ制御部47は、照合判定部46の判断結果に応じてレーザ照射部41に対してレーザ照射信号を上記制御信号として出力する。電源部48は、二重線の矢印で示すように各部41,42,44〜47に電源を供給する。尚、文字(または図形)43は、OHPによる表示と同時に投影され、カメラ部42に取り込まれる。
【0039】
以下、上記画像認識部44とパターン照合部45,照合判定部46およびレーザ制御部47でなる制御部とによって実行されるレーザ照射処理について詳細に説明する。図9は、画像認識部44および上記制御部によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。文字(または図形)43のキー画像がOHPのスクリーンに投影され、レーザポインタが上記スクリーンの方向に向けられる。この状態において、レーザポインタ本体に設けてあるレーザ照射ボタン(図1参照)が押下されるとレーザ照射処理動作がスタートする。
【0040】
ステップS31で、上記カメラ部42によって、キー画像となる文字(または図形)43の画像情報が取り込まれて画像信号に変換される。ステップS32で、画像認識部44によって、カメラ部42からのからの画像データに対して画像処理が行われ、カメラ部42から取り込まれた文字や図形の画像が認識される。ステップS33で、パターン照合部45によって、上記ステップS32において認識された文字や図形と予め登録されている文字や図形とのパターン照合が行われる。ステップS34で、照合判定部46によって、上記ステップS33におけるパターン照合の結果、カメラ部42から入力された文字や図形の画像と予め登録されている文字や図形の画像とが一致するか否かが判別される。その結果、一致する場合にはステップS35に進み、そうでなければステップS36に進む。ステップS35で、レーザ制御部47によって、レーザ照射部41に対してレーザ照射信号が出力されて、レーザ照射部41からレーザビームが照射される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。ステップS36で、レーザ制御部47によって、レーザ照射部41に対してレーザ照射信号の出力が停止され、レーザビームの照射が停止される。そうした後、レーザ照射処理動作を終了する。
【0041】
上述のように、本実施の形態においては、上記カメラ部42によって、OHPのスクリーンに投影された文字(または図形)43のキー画像を撮像し、得られた画像データに基づいて画像認識部44でキー画像を認識する。そして、パターン照合部45によって、上記認識したキー画像のパターンと登録画像のパターンとを照合し、上記両パターンが一致する場合にはレーザ制御部47にレーザ照射部41に対してレーザ照射信号を出力させるようにしている。したがって、本レーザポインタが正しくOHP等の投影面の方向に向いている場合にのみレーザ照射を行うことができるのである。すなわち、本実施の形態によれば、聴衆の目にレーザビームが照射されることを防止できるのである。
【0042】
尚、この発明においては、上記各実施の形態におけるレーザ照射処理動作を組み合せて用いても一向に構わない。例えば、上記第4実施の形態のレーザポインタに照射方向照度センサを設けて、この照射方向照度センサからの検出結果に基づく照射方向の照度がOHPの投影面の照度以上であり、照射方向からのカメラ部43への入射画像の画像認識部44による認識結果が文字または図形である場合には、レーザ照射部41にレーザ照射信号を出力するようにすることも可能である。この場合には、パターン照合部45によるパターン照合と照合判定部46による判定とが不用になる。
【0043】
【発明の効果】
以上より明らかなように、この発明のレーザポインタは、制御部によって、周囲照度センサで検出された現在位置の周囲照度が所定照度よりも暗い場合にのみレーザビームの照射が可能であると判断するので、上記所定照度を500ルックス程度に設定すれば、本レーザポインタがOHP等を用いた講演会や講義等を行い得る環境に在ることを的確に判断することができる。したがって、本レーザポインタが講演会や講義等を行い得る環境に在る場合にのみ、レーザ照射部からレーザビームを照射することができ、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用によるレーザビームの誤照射を未然に防ぐことができるのである。
【0044】
また、この発明のレーザポインタは、制御部によって、温度センサで検出された照射方向の対象物の温度が所定温度範囲外にある場合にのみ、レーザビームの照射が可能であると判断するので、上記所定温度範囲を人間の体温の範囲に設定すれば、本レーザポインタが人間のいない方向に向いていることを的確に判断することができる。したがって、本レーザポインタが人間のいない方向に向いている場合にのみレーザ照射部からレーザビームを照射することができ、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用によるレーザビームの誤照射を未然に防ぐことができるのである。
【0045】
また、この発明のレーザポインタは、制御部によって、画像認識部で認識された照射方向からカメラ部への入力画像と登録されている画像とが一致した場合にのみ、レーザビームの照射が可能であると判断するので、OHP等の投影面に上記登録画像と同じ画像を投影すれば、本レーザポインタがOHP等の投影面の方向に正しく向いていることを的確に判断することができる。したがって、本レーザポインタがOHP等の投影面の方向に正しく向いている場合にのみレーザ照射部からレーザビームを照射することができ、幼児等による誤った使用や悪戯目的での使用によるレーザビームの誤照射を未然に防ぐことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のレーザポインタにおける外観図である。
【図2】図1に示すレーザポインタの機能を示すブロック図である。
【図3】図1における制御部によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。
【図4】図2とは異なるレーザポインタのブロック図である。
【図5】図4における制御部によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。
【図6】図2および図4とは異なるレーザポインタのブロック図である。
【図7】図6における制御部によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。
【図8】図2,図4および図6とは異なるレーザポインタのブロック図である。
【図9】図8における画像認識部,パターン照合部,照合判定部およびレーザ制御部によって実行されるレーザ照射処理動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1…レーザポインタ、
2…レーザ照射ボタン、
4…液晶表示装置、
5…残り時間概略表示部、
6…残り時間表示ボタン、
7…タイマー設定ボタン、
11,21,31,41…レーザ照射部、
12,22…周囲照度センサ、
13,24,33…制御部、
14,25,34,48…電源部、
23…照射方向照度センサ、
32…温度センサ、
42…カメラ部、
43…文字(または図形)、
44…画像認識部、
45…パターン照合部、
46…照合判定部、
47…レーザ制御部。
Claims (6)
- レーザ照射部から照射されたレーザビームによって任意の位置を照射して指示するレーザポインタにおいて、
現在位置の周囲の照度を検出する周囲照度センサと、
上記周囲照度センサによる検出結果に基づいて、上記レーザ照射部によるレーザビームの照射の可否を判断する制御部
を備えて、
上記周囲照度が所定照度よりも暗い場合にのみ上記レーザビームの照射を可能にすることを特徴とするレーザポインタ。 - 請求項1に記載のレーザポインタにおいて、
レーザビームの照射方向の対象物の照度を検出する照射方向照度センサを備えて、
上記制御部は、上記周囲照度センサおよび照射方向照度センサによる検出結果に基づいて、上記レーザ照射部によるレーザビームの照射の可否を判断するようになっており、
上記周囲照度が所定照度よりも暗い場合であり、且つ、上記照射方向照度が上記周囲照度よりも明るい場合にのみ上記レーザビームの照射を可能にすることを特徴とするレーザポインタ。 - レーザ照射部から照射されたレーザビームによって任意の位置を照射して指示するレーザポインタにおいて、
照射方向の対象物の温度を検出する温度センサと、
上記温度センサによる検出結果に基づいて、上記レーザ照射部によるレーザビームの照射の可否を判断する制御部
を備えて、
上記照射方向温度が所定温度範囲外にある場合にのみ上記レーザビームの照射を可能にすることを特徴とするレーザポインタ。 - 請求項3に記載のレーザポインタにおいて、
上記所定温度範囲は、人間の体温の範囲であることを特徴とするレーザポインタ。 - レーザ照射部から照射されたレーザビームによって任意の位置を照射して指示するレーザポインタにおいて、
レーザビームの照射方向の対象物の画像情報を取り込んで画像信号に変換するカメラ部と、
上記カメラ部からの画像信号に基づいて、上記カメラ部に入力された画像を認識する画像認識部と、
上記画像認識部による認識結果に基づいて、上記レーザ照射部によるレーザビームの照射の可否を判断する制御部
を備えて、
上記画像認識部によって認識された画像が予め登録されている画像に一致した場合にのみ上記レーザビームの照射を可能にすることを特徴とするレーザポインタ。 - 請求項5に記載のレーザポインタにおいて、
上記制御部は、
上記画像認識部によって認識された画像のパターンと予め登録されている画像のパターンとを照合するパターン照合手段と、
上記パターン照合手段による照合結果に基づいて、上記両画像パターンが一致した場合に上記レーザビームの照射を許可する許可信号を出力する照合判定手段と、
上記照合判定手段からの許可信号を受けて、上記レーザ照射部からのレーザビームの照射および停止を制御するレーザ制御手段
を備えていることを特徴とするレーザポインタ。
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