JP2004053991A

JP2004053991A - Spectrum setting device and setting method therefor

Info

Publication number: JP2004053991A
Application number: JP2002212221A
Authority: JP
Inventors: Toshio Kashio; 樫尾　俊雄; Kazuaki Kinumura; 絹村　一昭
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 2002-07-22
Filing date: 2002-07-22
Publication date: 2004-02-19
Anticipated expiration: 2022-07-22
Also published as: JP3951842B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To realize a spectrum setting device and a method therefor for setting the same spectrum data to a plurality of sound generation channels in batch. <P>SOLUTION: By allotting to a channel list CLT a SPECName selected from a spectrum list SLT of a spectrum copy screen, specifying by clicking a copy button CB to which sound generation channel a spectrum data SPECData specified by the SPECName (CHSPECName) is copied, and thereafter clicking a waveform creation icon WGI, a waveform data is synthesized to an overtone based on the spectrum data SPECData(n) allotted to the copy channel to be copied in each copy channel operated by clicking the copy button. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、倍音合成方式で楽音を発生する楽音発生装置に用いて好適なスペクトル設定装置およびスペクトル設定方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
正弦波形などの基本波とその倍音成分（整数次倍音）とを重ね合わせて任意の倍音構造の楽音を発生する倍音合成方式の楽音発生装置が知られている。この種の装置では、予め各種倍音構造のスペクトルデータを記憶しておき、これらスペクトルデータの内から楽音発生装置側の発音チャンネルにアサインするスペクトルデータを選択すると、その選択されたスペクトルデータ、すなわち基本波およびその倍音成分毎のスペクトルレベル（振幅値）を、指定された発音チャンネルにコピーするスペクトル設定装置を備えている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のスペクトル設定装置では、基本波およびその倍音成分毎のスペクトルレベルから構成されるスペクトルデータを、楽音発生装置側の各発音チャンネル毎に一つ一つ個別にコピーしてスペクトル設定するように構成されている。この為、同じスペクトルデータを複数の発音チャンネルに設定する場合には、同じコピー動作を繰り返すことになり、一括して設定することができないという問題がある。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複数の発音チャンネルに同じスペクトルデータを一括して設定することができるスペクトル設定装置およびスペクトル設定方法を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１に記載の発明では、予め記憶された各種倍音構造のスペクトルデータの内から楽音発生装置側で使用するスペクトルデータを選択する選択手段と、前記楽音発生装置側が備える複数の発音チャンネルの内から、前記選択手段によって選択されたスペクトルデータをコピーするコピーチャンネルを指定する指定手段と、この指定手段により指定されたコピーチャンネル毎に、前記選択手段により選択されたスペクトルデータに基づき波形を倍音合成して割り当てる波形発生手段とを具備することを特徴とする。
【０００５】
請求項２に記載の発明では、予め記憶された各種倍音構造のスペクトルデータの内から楽音発生装置側で使用するスペクトルデータを選択する選択過程と、前記楽音発生装置側が備える複数の発音チャンネルの内から、前記選択過程にて選択されたスペクトルデータをコピーするコピーチャンネルを指定する指定過程と、この指定過程にて指定されたコピーチャンネル毎に、前記選択過程にて選択されたスペクトルデータに基づき波形を倍音合成して割り当てる波形発生過程とを具備することを特徴とする。
【０００６】
請求項３に記載の発明では、予め記憶された各種倍音構造のスペクトルデータの内から楽音発生装置側で使用するスペクトルデータを選択する選択手段と、この選択手段によって選択されたスペクトルデータに基づき倍音合成される波形を発生する波形発生手段と、前記楽音発生装置側が備える複数の発音チャンネルの内から、前記選択手段によって選択されたスペクトルデータをコピーするコピーチャンネルを指定する指定手段と、この指定手段により指定されたコピーチャンネルに、前記波形発生手段が発生する波形を割り当てる割り当て手段とを具備することを特徴とする。
【０００７】
請求項４に記載の発明では、予め記憶された各種倍音構造のスペクトルデータの内から楽音発生装置側で使用するスペクトルデータを選択する選択過程と、この選択過程にて選択されたスペクトルデータに基づき倍音合成される波形を発生する波形発生過程と、前記楽音発生装置側が備える複数の発音チャンネルの内から、前記選択過程にて選択されたスペクトルデータをコピーするコピーチャンネルを指定する指定過程と、この指定過程にて指定されたコピーチャンネルに、前記波形発生過程で発生した波形を割り当てる割り当て過程とを具備することを特徴とする。
【０００８】
請求項５に記載の発明では、予め記憶された各種倍音構造のスペクトルデータの内から楽音発生装置側で使用するスペクトルデータを選択する選択手段と、この選択手段によって選択されたスペクトルデータに基づき倍音合成される波形を発生する波形発生手段と、この波形発生手段が発生する波形を記憶する波形記憶手段と、前記楽音発生装置側が備える複数の発音チャンネルの内から、前記選択手段によって選択されたスペクトルデータをコピーするコピーチャンネルを指定する指定手段と、この指定手段により指定されたコピーチャンネルに、前記波形記憶手段に記憶される波形の読み出しアドレスを付与する付与手段とを具備することを特徴とする。
【０００９】
請求項６に記載の発明では、予め記憶された各種倍音構造のスペクトルデータの内から楽音発生装置側で使用するスペクトルデータを選択する選択過程と、この選択過程にて選択されたスペクトルデータに基づき倍音合成される波形を発生する波形発生過程と、この波形発生過程で発生した波形を記憶する波形記憶過程と、前記楽音発生装置側が備える複数の発音チャンネルの内から、前記選択過程にて選択されたスペクトルデータをコピーするコピーチャンネルを指定する指定過程と、この指定過程にて指定されたコピーチャンネルに、前記波形記憶過程で記憶される波形の読み出しアドレスを付与する付与過程とを具備することを特徴とする。
【００１０】
本発明では、各種倍音構造のスペクトルデータの内から楽音発生装置側で使用するスペクトルデータを選択する一方、楽音発生装置側が備える複数の発音チャンネルの内から、前記選択されたスペクトルデータをコピーするコピーチャンネルを指定すると、指定されたコピーチャンネル毎に、選択されたスペクトルデータに基づき波形を倍音合成して割り当てるので、結果的に複数の発音チャンネルに同じスペクトルデータを一括して設定することが可能になる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明によるスペクトル設定装置は、倍音合成方式の楽音発生装置や電子楽器、あるいはパーソナルコンピュータを用いたＤＴＭ装置などに適用され得る。以下では、本発明の実施の形態によるスペクトル設定装置を搭載した楽音発生装置を実施例とし、これについて図面を参照して説明する。
【００１２】
Ａ．構成
（１）全体構成
図１は実施例の構成を示すブロック図である。この図において、１はパネルスイッチ操作に応じて装置各部の動作状態を設定したり、アイコン操作（後述する）に応じて基本波およびその倍音成分毎の各スペクトル値を設定するＣＰＵである。また、ＣＰＵ１では設定した基本波およびその倍音成分毎の各スペクトル値に基づき倍音合成した波形データを、後述する鍵盤４から供給される演奏情報に応じて再生する。２は上記ＣＰＵ１にロードされる各種制御プログラムの他、各種スペクトルデータを記憶するＲＯＭである。このＲＯＭ２に記憶される各種スペクトルデータは、イニシャライズ時にＲＡＭ３のデータエリアに転送される。
【００１３】
ＲＡＭ３は各種レジスタ・フラグデータを一時記憶するワークエリアと、ＲＯＭ２から転送される各種スペクトルデータを格納するデータエリアとを備える。ＲＡＭ３のデータエリアの構成については追って述べる。４は押離鍵操作（演奏操作）に応じたキーオン／キーオフイベントや鍵番号等の演奏情報を発生する鍵盤である。５は表示画面上に配置されるアイコン上にマウスカーソルをポインティングさせた状態でマウスボタンを押下する周知のクリック操作や、マウスボタンを押下した状態でマウスカーソルを表示画面上で移動させるドラッグ操作がなされるマウスである。
【００１４】
６は装置パネルに配設されるパネルスイッチ群であり、各スイッチ操作に応じたスイッチイベントを発生する。図示していないが、パネルスイッチ群６には、例えば電源をオンオフする電源スイッチの他、動作モードを切換えるモードスイッチ等が設けられている。７はＬＣＤパネル等から構成される表示部であり、ＣＰＵ１から供給される表示制御信号に応じて装置各部の動作状態や設定状態等を画面表示する。８はＣＰＵ１が倍音合成方式にて発生した波形データをアナログ波形信号に変換して不要ノイズを除去する等のフィルタリングを施した後、これを増幅してスピーカＳＰから発音させるサウンドシステムである。
【００１５】
（２）ＲＡＭ３のデータエリアの構成
次に、図２〜図３を参照してＲＡＭ３が備えるデータエリアの構成について説明する。ＲＡＭ３のデータエリアには、スペクトルデータエリアＳＤＥ、チャンネルデータエリアＣＤＥ、スペクトルコピーフラグＳＣＦおよびレジスタＳＣＮａｍｅが設けられる。
スペクトルデータエリアＳＤＥには、図２に図示する通り、各種倍音構造に対応したスペクトルデータファイルＳＰＥＣ（１）〜ＳＰＥＣ（Ｎ）が格納される。これらスペクトルデータファイルＳＰＥＣ（１）〜ＳＰＥＣ（Ｎ）は、それぞれファイル名を表すＳＰＥＣＮａｍｅおよびスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａから構成される。スペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａは、倍音次数毎のスペクトルレベル、すなわち基本波スペクトルのレベル（１）からＮ次倍音スペクトルのレベル（Ｎ）を有する。
【００１６】
チャンネルデータエリアＣＤＥは、本実施例の場合、８個の発音チャンネルに対応しており、各発音チャンネル毎に倍音合成される波形データおよびその属性を表すチャンネルデータＣＨ（１）〜ＣＨ（８）を記憶する。チャンネルデータＣＨは、チャンネル名を表すＣＨＮａｍｅ、上記スペクトルデータファイルＳＰＥＣ中のどのファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅが割り当てられているかを表すＣＨＳＰＥＣＮａｍｅ、このＣＨＳＰＥＣＮａｍｅにて指定されるファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅのスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａに基づき倍音合成される波形データＣＨＷａｖｅおよびコピーの有無を識別するフラグＣＦから構成される。スペクトルコピーフラグＳＣＦは、後述するコピーモード下でスペクトルコピーするか否かを識別するフラグであり、スペクトルコピーを行う場合に「１」が、スペクトルコピーしない場合に「０」がセットされる。レジスタＳＣＮａｍｅは、コピー元に指定された発音チャンネルのＣＨＳＰＥＣＮａｍｅを保持する。
【００１７】
（３）表示画面の構成
次に、図４〜図７を参照して表示部７に画面表示される主要な表示画面の構成について説明する。後述するように、ＣＰＵ１の動作モードは「再生モード」および「生成モード」に大別され、さらに「生成モード」は「コピーモード」および「スペクトル作成モード」から構成される。以下、各モード別に分けて説明を進める。
【００１８】
▲１▼再生モードの表示画面
再生モードでは、図４に図示するように、コピーモードアイコンＣＭＩおよびスペクトル作成アイコンＳＭＩを備える再生モード画面ＲＭＧが表示部７に画面表示される。
コピーモードアイコンＣＭＩがマウス５によりクリック操作された場合には生成モード下のコピーモードに遷移して後述のスペクトルコピー画面ＳＣＧ（図５参照）が画面表示される。
一方、スペクトル作成アイコンＳＭＩがクリック操作された場合には生成モード下のスペクトル作成モードに遷移して後述のスペクトル作成画面ＳＳＧ（図７参照）が画面表示される。
【００１９】
▲２▼コピーモードの表示画面
ＣＰＵ１の動作モードが生成モード下のコピーモードに遷移すると、表示部７には図５に示すスペクトルコピー画面ＳＣＧが画面表示される。スペクトルコピー画面ＳＣＧは、スペクトルリストＳＬＴ、チャンネルリストＣＬＴ、コピーボタンＣＢ、スペクトル生成アイコンＳＭＩ、波形作成アイコンＷＧＩおよび再生アイコンＲＰＩを備える。
スペクトルリストＳＬＴには、ＲＡＭ３のスペクトルデータエリアＳＤＥ（図２参照）に格納されるスペクトルデータファイルＳＰＥＣ（１）〜ＳＰＥＣ（Ｎ）の各ファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅが一覧表示される。このスペクトルリストＳＬＴ中の各欄（表示フィールド）は、アイコンボタンとして機能し、クリック操作された欄に表示されるファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅが選択されるようになっている。
【００２０】
チャンネルリストＣＬＴには、ＲＡＭ３のチャンネルデータエリアＣＤＥ（図３参照）に格納されるチャンネルデータＣＨ（１）〜ＣＨ（８）の各ＣＨＳＰＥＣＮａｍｅが一覧表示される。このチャンネルリストＣＬＴ中の各欄（表示フィールド）は、アイコンボタンとして機能し、クリック操作された欄に表示されるＣＨＳＰＥＣＮａｍｅが選択されるようになっている。
コピーボタンＣＢは、上記チャンネルリストＣＬＴの各欄に対応して設けられ、コピー元に指定された発音チャンネルのＣＨＳＰＥＣＮａｍｅをコピーする場合にクリック操作される。
スペクトル生成アイコンＳＭＩがクリック操作された場合には生成モード下のスペクトル作成モードに遷移して後述のスペクトル作成画面ＳＳＧ（図７参照）が画面表示される。再生アイコンＲＰＩがクリック操作された場合には再生モードに遷移して図４に図示する再生モード画面ＲＭＧが画面表示される。波形作成アイコンＷＧＩがクリック操作された場合には波形生成処理（後述する）が実行される。
【００２１】
▲３▼スペクトル作成モードの表示画面
ＣＰＵ１の動作モードが生成モード下のスペクトル作成モードに遷移した当初には、表示部７に図６に示すスペクトルリスト画面ＳＬＧが画面表示される。スペクトルリスト画面ＳＬＧは、リスト表示欄ＬＩＳＴ、コピーモードアイコンＣＭＩおよび再生アイコンＲＰＩを備える。
リスト表示欄ＬＩＳＴには、ＲＡＭ３のスペクトルデータエリアＳＤＥ（図２参照）に格納されるスペクトルデータファイルＳＰＥＣ（１）〜ＳＰＥＣ（Ｎ）の各ファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅが一覧表示される。このリスト表示欄ＬＩＳＴ中の各欄（表示フィールド）は、アイコンボタンとして機能し、クリック操作された欄が新規に登録するスペクトルデータのファイル名入力欄に指定されるようになっている。
コピーモードアイコンＣＭＩがクリック操作された場合には生成モード下のコピーモードに遷移して図５に図示したスペクトルコピー画面ＳＣＧが画面表示される。一方、再生アイコンＲＰＩがクリック操作された場合には再生モードに遷移して図４に図示した再生モード画面ＲＭＧが画面表示される。
【００２２】
スペクトルリスト画面ＳＬＧのリスト表示欄ＬＩＳＴ中において、新たに作成するスペクトルデータのファイル名を登録する欄をクリック操作してファイル名入力欄を指定すると、表示部７には図７に示すスペクトル作成画面ＳＳＧが画面表示される。
スペクトル作成画面ＳＳＧは、描画エリアＤＥ、直線アイコンＳＬＩ、正弦波アイコンＳＷＩ、上下アイコンＵＤＩ、クリアアイコンＣＬＩ、スペクトルアイコンＳＰＩ、再生アイコンＲＰＩおよびコピーモードアイコンＣＭＩを備える。描画エリアＤＥは、エリア内でのクリック操作にて指定される始点および終点の間を直線もしくは曲線（正弦波状）で描くスペクトルエンベロープを描画するエリアである。直線アイコンＳＬＩは、描画エリアＤＥ内で指定された始点および終点間を直線で結ぶスペクトルエンベロープを描画する際にクリック操作される。
【００２３】
正弦波アイコンＳＷＩは、描画エリアＤＥ内で指定された始点および終点間を、正弦波半周期分の曲線で結ぶスペクトルエンベロープを描画する際にクリック操作される。この正弦波アイコンＳＷＩにて曲線的なスペクトルエンベロープを描画する場合には、上下アイコンＵＤＩを併用する。上下アイコンＵＤＩは、クリック操作される毎に交互に「上向き」あるいは「下向き」を指定するアイコンであり、「上向き」が指定された場合には上向きに凸の曲線（正弦波）となり、一方、「下向き」が指定された場合には下向きに凸の曲線（正弦波）となる。
【００２４】
クリアアイコンＣＬＩは、描画エリアＤＥに描画されたスペクトルエンベロープを消去する際にクリック操作される。スペクトルアイコンＳＰＩは、描画エリアＤＥに描画されたスペクトルエンベロープから基本波およびその倍音成分毎のスペクトルレベルを抽出する際にクリック操作される。コピーモードアイコンＣＭＩがクリック操作された場合には前述のスペクトルコピー画面ＳＣＧ（図６参照）に遷移する。再生アイコンＲＰＩがクリック操作された場合には前述の再生モード画面ＲＭＧ（図４参照）に遷移する。
【００２５】
Ｂ．動作
次に、上記構成による実施例の動作について説明する。
（１）メインルーチンの動作
最初に図８を参照してメインルーチンの動作について説明する。まず実施例に電源が投入されると、ＣＰＵ１はＲＯＭ２から所定の制御プログラムを読み出して自身にロードした後、図８に示すメインルーチンを実行してステップＳＡ１に処理を進める。ステップＳＡ１では、ＲＡＭ３のワークエリアに格納される各種レジスタ・フラグデータを初期化したり、ＲＯＭ２に記憶される各種スペクトルデータをＲＡＭ３のデータエリアに転送するイニシャライズを実行する。次いで、ステップＳＡ２では、モードスイッチの操作により再生モードに設定されているかどうかを判断する。
【００２６】
再生モードに設定されていると、判断結果は「ＹＥＳ」となり、ステップＳＡ３に処理を進め、各発音チャンネル毎に設定されたスペクトルデータに基づき倍音合成された波形データを、鍵盤４の押離鍵操作に応じて発音／消音させる再生モード処理を実行する。
一方、生成モードに設定されていれば、上記ステップＳＡ２の判断結果は「ＮＯ」となり、ステップＳＡ４に処理を進め、ＲＡＭ３のスペトルデータエリアＳＤＥに格納されるスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａをコピーし、それに基づき倍音合成される波形データを生成したり、形成したスペクトルエンベロープから基本波およびその倍音成分毎の各スペクトルレベルを抽出してスペクトル作成する生成モード処理を実行する。以後、モードスイッチで設定されるモードや、アイコンクリックに応じたモード遷移に従い、再生モード処理あるい生成モード処理が実行される。
【００２７】
（２）再生モード処理の動作
次に、図９を参照して再生モード処理の動作について説明する。再生モード処理は、上述したメインルーチン（図８参照）のステップＳＡ３を介して実行される他、前述した画面ＳＣＧ，ＳＬＧ，ＳＳＧ（図５〜図７参照）に配設される再生アイコンＲＰＩのクリック操作によるモード遷移に従って実行される。
再生モード処理が実行されると、ＣＰＵ１は図９のステップＳＢ１に進み、先ず図４に図示した再生モード画面ＲＭＧを表示部７に画面表示させると共に、鍵盤４の押離鍵操作の有無を検出すべく鍵走査する。次いで、ステップＳＢ２では、その鍵走査結果に基づき鍵変化を判定する。
【００２８】
押離鍵操作が行われず、鍵走査によってイベント検出されなかった場合には、何も処理せずに後述のステップＳＢ９に処理を進めるが、押鍵操作に応じたキーオンイベントを検出した場合には、ステップＳＢ３に処理を進める。ステップＳＢ３では、押鍵された鍵の鍵番号をレジスタＫＥＹにストアし、続くステップＳＢ４では押鍵に応じて新たに発音を割当てる発音チャンネルを検出し、検出した発音チャンネル番号をレジスタｎにセットする。そして、ステップＳＢ５では、そのレジスタｎに対応した発音チャンネルＣＨ（ｎ）にて倍音合成された波形データＣＨＷａｖｅ（ｎ）を、レジスタＫＥＹに対応する周波数で読み出して発音させる。
【００２９】
一方、離鍵操作に応じたキーオフイベントを検出した場合には、ステップＳＢ６に進む。ステップＳＢ６では、離鍵された鍵の鍵番号をレジスタＫＥＹにストアし、続くステップＳＢ７では離鍵された鍵と同じ音高で発音中の発音チャンネルを検出し、検出した発音チャンネル番号をレジスタｎにセットする。そして、ステップＳＢ６では、そのレジスタｎに対応した発音チャンネルＣＨ（ｎ）に波形データＣＨＷａｖｅ（ｎ）の読み出しを停止させて消音させる。
【００３０】
押離鍵操作に応じた発音／消音指示が完了すると、ＣＰＵ１はステップＳＢ９以降に処理を進め、再生モード画面ＲＭＧに配設されるコピーモードアイコンＣＭＩあるいはスペクトル作成アイコンＳＭＩのクリック操作に応じてモード遷移させる。
すなわち、コピーモードアイコンＣＭＩがマウス５によりクリック操作されると、ステップＳＢ９の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＢ１０に進み、スペクトルコピー画面ＳＣＧ（図６参照）が画面表示されるコピーモードに遷移する。
一方、スペクトル作成アイコンＳＭＩがクリック操作されると、ステップＳＢ１１の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＢ１２に進み、スペクトル作成画面ＳＳＧ（図７参照）が画面表示されるスペクトル作成モードに遷移する。
【００３１】
（３）生成モード処理の動作
次に、図１０〜図１７を参照して生成モード処理の動作について説明する。生成モード処理は、前述のメインルーチン（図８参照）のステップＳＡ４を介して実行される他、前述した画面ＲＭＧ，ＳＣＧ，ＳＬＧ，ＳＳＧ（図４〜図７参照）に配設されるコピーモードアイコンＣＭＩあるいはスペクトル作成アイコンＳＭＩのクリック操作によるモード遷移に従って実行される。以下、コピーモード下の動作と、スペクトル作成モード下の動作とに分けて説明を進める。
【００３２】
▲１▼コピーモード下の動作
コピーモードアイコンＣＭＩがクリック操作されてコピーモードに遷移すると、ステップＳＣ１の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ２に進み、表示部７にスペクトルコピー画面ＳＣＧ（図５参照）を表示する。次いで、ステップＳＣ３では、ＲＡＭ３のスペクトルデータエリアＳＤＥ（図２参照）に格納されるスペクトルデータファイルＳＰＥＣ（１）〜ＳＰＥＣ（Ｎ）から各ファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅを読み出してスペクトルリストＳＬＴに一覧表示する。続いて、ステップＳＣ４では、ＲＡＭ３のチャンネルデータエリアＣＤＥ（図３参照）から各チャンネルデータＣＨ（１）〜ＣＨ（８）のＣＨＳＰＥＣＮａｍｅを読み出してチャンネルリストＣＬＴに一覧表示する。
【００３３】
以後、スペクトルコピー画面ＳＣＧに配設されるアイコン群のクリック操作に応じた処理を実行する。例えば、スペクトルリストＳＬＴに一覧表示されたファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅの内、チャンネルリストＣＬＴに割当てるファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅを選択すべく、ユーザがスペクトルリストＳＬＴ中の該当欄をクリック操作したとする。そうすると、ステップＳＣ５の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ６に進み、クリック操作された欄のリスト番号をレジスタｍにストアする。以下、レジスタｍの値をリスト番号ｍと記す。
【００３４】
次に、スペクトルリストＳＬＴ中から選択したファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅを割当てる発音チャンネルを指定すべく、ユーザがチャンネルリストＣＬＴ中から所望の発音チャンネルに対応する欄をクリック操作したとする。そうすると、ステップＳＣ７の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ８に進み、クリック操作された欄のチャンネル番号をレジスタｎにストアする。以下、レジスタｎの値をチャンネル番号ｎと記す。
【００３５】
次いで、ステップＳＣ９では、スペクトルリストＳＬＴ中から選択されたリスト番号ｍのファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅ（ｍ）を、チャンネルリストＣＬＴ中から選択されたチャンネル番号ｎのＣＨＳＰＥＣＮａｍｅ（ｎ）にストアし、続くステップＳＣ１０では、そのＣＨＳＰＥＣＮａｍｅ（ｎ）の内容をチャンネルリストＣＬＴ中の該当する欄に表示する。
したがって、例えばスペクトルリストＳＬＴの第１番目の欄をクリック操作した後、チャンネルリストＣＬＴの第１番目の欄をクリック操作すると、スペクトルリストＳＬＴの第１番目の欄に表示されていたファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅ（２）が、チャンネルリストＣＬＴの第１番目の欄に表示される。
【００３６】
さて、スペクトルリストＳＬＴ中から選択したファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅをチャンネルリストＣＬＴに割り当てた後は、その割り当てられたファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅ（ＣＨＳＰＥＣＮａｍｅ）で指定されるスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａを、どの発音チャンネルにコピーするかをコピーボタンＣＢのクリック操作により指定する。
例えばユーザが図５に図示するように、発音チャンネルＣＨ１，３，５，７にコピーすべく、それらチャンネルに対応したコピーボタンＣＢが順番にクリック操作されたとする。そうすると、クリック操作される毎に、図１１に示すステップＳＣ１１の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ１２〜ＳＣ１３を実行し、クリック操作されたチャンネル番号ｎに対応したコピーフラグＣＦ（ｎ）に「１」をセットする。
【００３７】
こうして、スペルトルデータＳＰＥＣＤａｔａをコピーする発音チャンネルが指定されると、ユーザは波形作成アイコンＷＧＩをクリック操作する。すると、図１１に示すステップＳＣ１４の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ１５を介してコピーフラグ設定処理を実行した後、ステップＳＣ１６を介して波形生成処理を実行する。以下、コピーフラグ設定処理および波形生成処理の詳細について述べる。
【００３８】
（イ）コピーフラグ設定処理の動作
上記ステップＳＣ１５を介してコピーフラグ設定処理が実行されると、ＣＰＵ１は図１２に示すステップＳＤ１に処理を進め、ＲＡＭ３のデータエリアに設けられているスペクトルコピーフラグＳＣＦをゼロリセットすると共に、レジスタＳＣＮａｍｅに無効データＮＵＬＬ（例えばブランク）をストアする。
続いて、ステップＳＤ２では、チャンネル番号ｎに「１」をセットする。次いで、ステップＳＤ３〜ＳＤ５では、チャンネル番号ｎを歩進させながら、コピーフラグＣＦ（ｎ）が「１」となる発音チャンネル（以下、コピーチャンネルと称す）を検索する。コピーチャンネルが検索されると、ステップＳＤ３の判断結果が「ＮＯ」となり、ステップＳＤ６に処理を進め、スペクトルコピーフラグＳＣＦに「１」をセットする。
【００３９】
次に、ステップＳＤ７〜ＳＤ８では、検索されたコピーチャンネルがコピー元になるかどうかを判断する。検索されたコピーチャンネルがコピー元になる場合、ステップＳＤ８の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＤ９に進み、検索されたコピーチャンネルのＣＨＳＰＥＣＮａｍｅ（ｎ）をレジスタＳＣＮａｍｅにストアした後、ステップＳＤ４に処理を戻す。そして、上記ステップＳＤ３〜ＳＤ５によるコピーチャンネルの検索が終了すると、ステップＳＤ５の判断結果が「ＹＥＳ」となり、本処理を完了させる。
【００４０】
なお、前述したコピーボタンＣＢのクリック操作を誤り、これによりコピー元に成り得るコピーチャンネルが複数検索される状況になった場合、すなわちコピーチャンネルを検索する過程でステップＳＤ８の判断結果が「ＮＯ」となると、ステップＳＤ１０に進み、スペクトルコピーフラグＳＣＦをゼロリセットし、スペクトルコピーを中止させる。
【００４１】
（ロ）波形生成処理の動作
上述のステップＳＣ１６（図１１参照）を介して波形生成処理が実行されると、ＣＰＵ１は図１３に示すステップＳＥ１に処理を進め、チャンネル番号ｎに「１」をセットし、続くステップＳＥ２では、そのチャンネル番号ｎに対応したコピーフラグＣＦ（ｎ）が「０」であるか否か、つまりコピーチャンネルに設定されているかどうかを判断する。コピーチャンネルに設定されていない場合には、ここでの判断結果は「ＹＥＳ」となり、ステップＳＥ４に進む。ステップＳＥ４では、チャンネル番号ｎのチャンネル名ＣＨＮａｍｅ（ｎ）が無効データＮＵＬＬか否か、つまりチャンネルデータがセットされていない無効チャンネルであるかどうかを判断する。
【００４２】
無効チャンネルであると、判断結果は「ＹＥＳ」となり、この場合、波形データを生成することなくステップＳＥ８に進み、チャンネル番号ｎをインクリメントして歩進させる。次いで、ステップＳＥ９では全発音チャンネルについて処理し終えたかどうかを判断する。処理し終えていなければ、判断結果は「ＮＯ」となり、上述のステップＳＥ２に処理を戻す。
【００４３】
そして、ステップＳＥ２では、歩進されたチャンネル番号ｎに対応した発音チャンネルがコピーチャンネルであるかどうかを再び判断し、コピーチャンネルであれば、判断結果は「ＮＯ」となり、ステップＳＥ３に進む。ステップＳＥ３では、フラグＳＣＦが「０」、つまりスペクトルコピーしない状態であるかどうかを判断する。
スペクトルコピーしない状態であれば、判断結果は「ＹＥＳ」となり、ステップＳＥ４に進み、チャンネル番号ｎが無効チャンネルであるかどうかを判断する。無効チャンネルでなければ、判断結果は「ＮＯ」となり、ステップＳＥ５に進み、チャンネル番号ｎに対応したＣＨＳＰＥＣＮａｍｅ（ｎ）に対応したスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａ（ｎ）をＲＡＭ３のスペクトルデータエリアＳＤＥ（図２参照）から読み出した後、ステップＳＥ７に進む。
【００４４】
一方、スペクトルコピーする状態であると、上記ステップＳＥ３の判断結果が「ＮＯ」となり、ステップＳＥ６に進む。ステップＳＥ６では、レジスタＳＣＮａｍｅに格納され、コピー元となるコピーチャンネルのＣＨＳＰＥＣＮａｍｅ（ｎ）に対応したスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａ（ｎ）をＲＡＭ３のスペクトルデータエリアＳＤＥ（図２参照）から読み出した後、ステップＳＥ７に進む。そして、ステップＳＥ７では、ＲＡＭ３のスペクトルデータエリアＳＤＥから読み出したスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａ（ｎ）に基づき波形データを倍音合成する作成処理を実行する。
【００４５】
すなわち、ステップＳＥ７を介して作成処理が実行されると、ＣＰＵ１は図１４に示すステップＳＥ７−１に進み、倍音次数ｔに初期値「１」をセットする。続いて、ステップＳＥ７−２では、各倍音毎の波形データｗを累算するレジスタＷをゼロリセットする。
そして、ステップＳＥ７−３では、ＲＡＭ３のスペクトルデータエリアＳＤＥから読み出したスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａ（ｎ）の内から倍音次数ｔに対応するスペクトルレベルＬ（ｔ）を読み出す。次いで、ステップＳＥ７−４では、倍音次数ｔに基本周波数ｆを乗算して得た周波数ｆ・ｔと、スペクトルレベルＬ（ｔ）とに応じて波形データｗを生成する。
【００４６】
次に、ステップＳＥ７−５では、生成された波形データｗをレジスタＷに加算する。ステップＳＥ７−６では、倍音次数ｔを歩進させ、続くステップＳＥ７−７では、歩進された倍音次数ｔが最大数を超えたか、つまり倍音合成し終えたかどうかを判断し、その途中ならば、判断結果が「ＮＯ」となり、ステップＳＥ７−３に処理を戻す。
【００４７】
以後、第１次倍音（基本波）から第ｔ次倍音までの波形データｗを重ね合わせる倍音合成が完了する迄、ステップＳＥ７−３〜ＳＥ７−７を繰り返し、倍音合成が完了すると、ステップＳＥ７−７の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＥ７−８に進む。ステップＳＥ７−８では、第１次倍音（基本波）から第ｔ次倍音までの波形データｗを累算したレジスタＷの値、すなわち、倍音合成された波形データをＲＡＭ３のチャンネルデータエリアＣＤＥのＣＨＷａｖｅ（ｎ）にストアする。
【００４８】
以上のように、コピーモードでは、図５に図示したスペクトルコピー画面ＳＣＧにおいて、スペクトルリストＳＬＴ中から選択したファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅをチャンネルリストＣＬＴに割り当てた後、その割り当てられたファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅ（ＣＨＳＰＥＣＮａｍｅ）で指定されるスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａを、どの発音チャンネルにコピーするかをコピーボタンＣＢのクリック操作により指定してから波形作成アイコンＷＧＩをクリック操作すると、コピーボタンＣＢがクリック操作された各コピーチャンネルでは、コピー元となるコピーチャンネルに割り当てられたＣＨＳＰＥＣＮａｍｅ（ｎ）に対応したスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａ（ｎ）に基づき波形データを倍音合成するので、各発音チャンネル毎に個別にスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａをコピーする必要がなくなり、結果的に複数の発音チャンネルに同じスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａを一括して設定することが可能になっている。
【００４９】
▲２▼スペクトル作成モード下の動作
図４に図示した再生モード画面ＲＭＧにおいて、スペクトル作成アイコンＳＭＩがクリック操作されてスペクトル作成モードに遷移すると、図１０に図示するステップＳＣ１の判断結果が「ＮＯ」となり、ＣＰＵ１はステップＳＣ２１に処理を進め、表示部７にスペクトルリスト画面ＳＬＧ（図６参照）を表示する。次いで、ステップＳＣ２２では、ＲＡＭ３のスペクトルデータエリアＳＤＥ（図２参照）に格納されるスペクトルデータファイルＳＰＥＣ（１）〜ＳＰＥＣ（Ｎ）から各ファイル名ＳＰＥＣＮａｍｅを読み出してリスト表示欄ＬＩＳＴに一覧表示する。
【００５０】
新たに作成するスペクトルデータをリスト表示欄ＬＩＳＴに登録すべく、例えばこのリスト表示欄ＬＩＳＴ中の空欄をクリック操作したとする。そうすると、図１０に示すステップＳＣ２３の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ２４に進み、クリック操作された欄のリスト番号をレジスタｎ（以後、レジスタｎの値をリスト番号ｎと称す）にストアする。次いで、図１５に示すステップＳＣ２５に処理を進め、図７に図示したスペクトル作成画面ＳＳＧを表示部７に画面表示する。
【００５１】
さて、スペクトル作成画面ＳＳＧにおいて、スペクトルデータを作成するには、先ず描画エリアＤＥ内でスペクトルエンベロープを描画する範囲（始点および終点）をクリック操作によって指定し、次にその始点および終点の間を結ぶスペクトルエンベロープの形状を直線アイコンＳＬＩ、正弦波アイコンＳＷＩおよび上下アイコンＵＤＩのクリック操作にて指定して描画させる。
そして、スペクトルエンベロープを描画し終えた後、スペクトルアイコンＳＰＩのクリック操作すると、その描画されたスペクトルエンベロープから基本波およびその倍音成分毎の各スペクトルレベルを抽出することでスペクトルデータが生成される。以下では、こうした一連の操作に沿って動作説明を進める。
【００５２】
（イ）始点および終点の指定
スペクトルエンベロープを描画する範囲を指定する為、スペクトル作成画面ＳＳＧの描画エリアＤＥ内でクリック操作したとする。そうすると、図１５に示すステップＳＣ２６の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ２７に進む。ステップＳＣ２７では、始点入力済みであるか否かを判断する。
最初のクリック操作であると、判断結果は「ＮＯ」となり、ステップＳＣ２８に進み、クリック操作された時点でマウスカーソルがポインティングする座標（Ｘ，Ｙ）をレジスタＸｎ，Ｙｎにストアする。一方、２度目のクリック操作であると、判断結果が「ＮＯ」となり、ステップＳＣ２９に進み、そのクリック操作された座標（Ｘ，Ｙ）をレジスタＸｍ，Ｙｍにストアする。
【００５３】
（ロ）スペクトルエンベロープ描画
こうして、始点（Ｘｎ，Ｙｎ）および終点（Ｘｍ，Ｙｍ）が指定された後、それらの間を結ぶスペクトルエンベロープを直線で描く場合には、直線アイコンＳＬＩをクリック操作する。すると、ステップＳＣ３０の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ３１に進み、フラグＬＩＮＥをゼロリセットする。なお、このフラグＬＩＮＥとは、エンベロープ形状を表すフラグであり、「０」の場合に直線を、「１」の場合に上向きに凸の正弦波を、「２」の場合に下向きに凸の正弦波を表す。
そして、ステップＳＣ３２〜ＳＣ３６では、周知の直線補間演算式ｙ＝ｆ０（ｘ）に基づき始点（Ｘｎ，Ｙｎ）と終点（Ｘｍ，Ｙｍ）とを結ぶ表示座標（ｘ，ｙ）を算出し、これを描画エリアＤＥ内で表示して直線状のスペクトルエンベロープを描画する。
【００５４】
これに対し、始点（Ｘｎ，Ｙｎ）および終点（Ｘｍ，Ｙｍ）を結ぶスペクトルエンベロープを曲線（半周期分の正弦波）で描く場合には、正弦波アイコンＳＷＩをクリック操作する。すると、図１６に示すステップＳＣ３７の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ３８に進む。ステップＳＣ３８では、上下アイコンＵＤＩの向きを判断する。すなわち、始点（Ｘｎ，Ｙｎ）および終点（Ｘｍ，Ｙｍ）を半周期分の正弦波で結ぶ場合、下向きに凸の曲線形状か、あるいは上向きに凸の曲線形状のいずれであるかを指定する必要がある為、上下アイコンＵＤＩの向きを判断している。
【００５５】
なお、上下アイコンＵＤＩがクリック操作されると、ステップＳＣ５１の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ５２に進む。ステップＳＣ５２では、現在のフラグＬＩＮＥの値が「１」（上向き）の場合には後述するステップＳＣ４５に処理を進め、現在のフラグＬＩＮＥの値が「２」（下向き）の場合には後述するステップＳＣ３９に処理を進める。これにより、クリック操作される毎に交互に「上向き」あるいは「下向き」を指定するようになっている。
【００５６】
そして、上下アイコンＵＤＩが上向き状態にあると、ステップＳＣ３９に進み、上向きに凸の正弦波を描画する状態を表すべくフラグＬＩＮＥに「１」をセットする。続いて、ステップＳＣ４０〜ＳＣ４４では、上向きに凸の正弦波（半周期）で始点（Ｘｎ，Ｙｎ）と終点（Ｘｍ，Ｙｍ）との間を補間する演算式ｙ＝ｆ１（ｘ）に基づき表示座標（ｘ，ｙ）を算出し、これを描画エリアＤＥ内で表示して上向きに凸の正弦波状スペクトルエンベロープを描画する。
一方、上下アイコンＵＤＩが下向き状態にあると、ステップＳＣ４５に進み、上向きに凸の正弦波を描画する状態を表すべくフラグＬＩＮＥに「２」をセットする。そして、ステップＳＣ４６〜ＳＣ５０では、下向きに凸の正弦波（半周期）で始点（Ｘｎ，Ｙｎ）と終点（Ｘｍ，Ｙｍ）との間を補間する演算式ｙ＝ｆ２（ｘ）に基づき表示座標（ｘ，ｙ）を算出し、これを描画エリアＤＥ内で表示して下向きに凸の正弦波状スペクトルエンベロープを描画する。
【００５７】
（ハ）スペクトルデータ生成
スペクトルエンベロープを描画し終えた後、スペクトルアイコンＳＰＩをクリック操作すると、図１７に示すステップＳＣ５３の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ５４に進む。そして、ステップＳＣ５４〜ＳＣ５７では、ｘ座標値を始点から終点まで歩進させながら、倍音次数に対応するｘ座標値毎のスペクトルエンベロープ値（ｙ座標値）を抽出し、それをスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａ（ｎ）のスペクトルレベルＬとして格納する。なお、このスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａ（ｎ）は、スペクトルリスト画面ＳＬＧ（図６参照）のリスト表示欄ＬＩＳＴ中でクリック操作された欄のリスト番号ｎに対応する。
【００５８】
（ニ）その他のアイコン操作
スペクトルデータの作成を中止すべくクリアアイコンＣＬＩがクリック操作された場合には、図１７に示すステップＳＣ５８の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ５９に進み、入力データをクリアする。次いで、ステップＳＣ６０ではスペクトル作成画面ＳＳＧの描画エリアＤＥの表示をクリアする。
【００５９】
コピーモードアイコンＣＭＩがクリック操作された場合には、ステップＳＣ６１の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ６２に進み、コピーモードに遷移する。コピーモードに遷移すると、図１０のステップＳＣ１を介してステップＳＣ２に進み、表示部７にスペクトルコピー画面ＳＣＧ（図５参照）を表示する状態に復帰する。
【００６０】
再生モードアイコンＲＰＩがクリック操作された場合には、ステップＳＣ６３の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ６４に進み、再生モードに遷移する。再生モードに遷移すると、図９のステップＳＢ１を介して表示部７に再生モード画面ＲＭＧ（図５参照）を表示する状態に復帰する。
【００６１】
以上のように、スペクトル作成モードでは、描画エリアＤＥ内で指定した始点および終点の間を直線状あるいは曲線状のスペクトルエンベロープで描き、描いたスペクトルエンベロープから基本波およびその倍音成分毎の各スペクトルレベルを抽出してなるスペクトルデータを生成するようにしたので、任意の形状に設定されたスペクトルエンベロープから基本波およびその倍音成分毎のスペクトルレベルを表すスペクトルデータを設定することが可能になっている。また、スペクトルエンベロープを描画するだけで基本波およびその倍音成分毎の各スペクトルレベルを設定し得る為、基本波およびその倍音成分毎のスペクトルレベルを一つ一つ個別に設定するという従来の煩雑な操作を解消することも可能になる。
【００６２】
なお、上述した実施例では、描画エリアＤＥ内で指定した始点から終点までを直線あるいは曲線（正弦波）のいずれかのエンベロープ形状を描画するようにしたが、これに限らず、例えば描画エリアＤＥ内でマウス５をドラッグ操作して所望の形状のスペクトルエンベロープを描く態様も可能である。この場合、図１５に図示したステップＳＣ２５〜ＳＣ３６の処理に替えて、図１８に図示する変形例にすれば良い。
【００６３】
すなわち、ステップＳＣ７０にてスペクトル作成画面ＳＳＧを表示部７に画面表示させ、続くステップＳＣ７１では、描画エリアＤＥ内で画面ドラッグの有無を判断する。そして、所望の形状のスペクトルエンベロープを描くようにドラッグ操作されると、判断結果が「ＹＥＳ」となり、ステップＳＣ７３に進み、ドラッグ操作された軌跡座標（ｘ，ｙ）を画面表示してスペクトルエンベロープを描画する。そして、この後は前述の実施例と同様、図１７に示すステップＳＣ５３に処理を進める。
【００６４】
さらに、上述した実施例では、コピー元のコピーチャンネルに割り当てられたＣＨＳＰＥＣＮａｍｅ（ｎ）に対応したスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａ（ｎ）を参照して各コピーチャンネル毎に波形作成するようにしたが、これに替えて、例えばコピー元のコピーチャンネルに割り当てられたスペクトルデータＳＰＥＣＤａｔａ（ｎ）に基づき倍音合成される波形データＣＨＷａｖｅ（ｎ）を、コピーボタンＣＢがクリック操作された各コピーチャンネルにコピーする形態、あるいは波形データＣＨＷａｖｅ（ｎ）そのものをコピーする形態でなく、波形データＣＨＷａｖｅ（ｎ）の読み出しアドレスだけを各コピーチャンネルにコピーする形態にすることも可能である。
【００６５】
【発明の効果】
請求項１，２に記載の発明によれば、各種倍音構造のスペクトルデータの内から楽音発生装置側で使用するスペクトルデータを選択する一方、楽音発生装置側が備える複数の発音チャンネルの内から、前記選択されたスペクトルデータをコピーするコピーチャンネルを指定すると、指定されたコピーチャンネル毎に、選択されたスペクトルデータに基づき波形を倍音合成して割り当てるので、結果的に複数の発音チャンネルに同じスペクトルデータを一括して設定することができる。すなわち換言すれば、スペクトル設定する操作を簡略化できる。
請求項３，４に記載の発明によれば、各種倍音構造のスペクトルデータの内から楽音発生装置側で使用するスペクトルデータを選択すると、そのスペクトルデータに基づき波形が倍音合成される。そして、楽音発生装置側が備える複数の発音チャンネルの内から、前記選択されたスペクトルデータをコピーするコピーチャンネルを指定すると、指定されたコピーチャンネルに、倍音合成された波形を割り当てるので、結果的に複数の発音チャンネルに同じスペクトルデータを一括して設定することができる。
請求項５，６に記載の発明によれば、各種倍音構造のスペクトルデータの内から楽音発生装置側で使用するスペクトルデータを選択すると、そのスペクトルデータに基づき倍音合成される波形を発生して記憶しておき、楽音発生装置側が備える複数の発音チャンネルの内から、前記選択されたスペクトルデータをコピーするコピーチャンネルが指定されると、指定されたコピーチャンネルに、記憶しておいた波形の読み出しアドレスを付与するので、結果的に複数の発音チャンネルに同じスペクトルデータを一括して設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による一実施例の構成を示すブロック図である。
【図２】ＲＡＭ３のデータエリアの構成を示す図である。
【図３】ＲＡＭ３のデータエリアの構成を示す図である。
【図４】再生モード画面ＲＭＧの一例を示す図である。
【図５】スペクトルコピー画面ＳＣＧの一例を示す図である。
【図６】スペクトルリスト画面ＳＬＧの一例を示す図である。
【図７】スペクトル作成画面ＳＳＧの一例を示す図である。
【図８】メインルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図９】再生モード処理の動作を示すフローチャートである。
【図１０】生成モード処理の動作を示すフローチャートである。
【図１１】図１０に続く、生成モード処理の動作を示すフローチャートである。
【図１２】コピーフラグ設定処理の動作を示すフローチャートである。
【図１３】波形生成処理の動作を示すフローチャートである。
【図１４】作成処理の動作を示すフローチャートである。
【図１５】図１０に続く、生成モード処理の動作を示すフローチャートである。
【図１６】図１５に続く、生成モード処理の動作を示すフローチャートである。
【図１７】図１６に続く、生成モード処理の動作を示すフローチャートである。
【図１８】変形例による生成モード処理の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１　ＣＰＵ
２　ＲＯＭ
３　ＲＡＭ
４　鍵盤
５　マウス
６　パネルスイッチ群
７　表示部
８　サウンドシステム[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a spectrum setting device and a spectrum setting method suitable for use in a tone generation device that generates a tone using a harmonic synthesis method.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art There is known a musical tone generating apparatus of an overtone synthesis method which generates a musical tone having an arbitrary harmonic structure by superimposing a fundamental wave such as a sine waveform and its harmonic components (integer harmonics). In this type of apparatus, spectrum data of various harmonic structures are stored in advance, and when spectrum data to be assigned to a tone generation channel of the tone generator is selected from the spectrum data, the selected spectrum data, that is, A spectrum setting device is provided for copying the spectrum level (amplitude value) of each wave and its harmonic components to a designated sounding channel.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional spectrum setting device, spectrum data composed of a fundamental wave and a spectrum level of each harmonic component thereof is individually copied for each tone generation channel of the musical sound generation device, and the spectrum is set. Is configured. Therefore, when the same spectrum data is set for a plurality of tone generation channels, the same copying operation is repeated, and there is a problem that the setting cannot be performed collectively.
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a spectrum setting device and a spectrum setting method that can collectively set the same spectrum data for a plurality of sounding channels.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a selecting means for selecting spectrum data to be used on the musical sound generating device side from the spectral data of various harmonic structures stored in advance, and the musical sound generating device side Designating means for designating a copy channel for copying the spectrum data selected by the selecting means from among the plurality of sounding channels provided; and a spectrum selected by the selecting means for each copy channel designated by the designating means. And a waveform generating means for allocating a harmonic based on the waveform based on the data.
[0005]
According to the second aspect of the present invention, there is provided a selecting step of selecting spectrum data to be used on the musical sound generator side from spectral data of various harmonic structures stored in advance, and selecting a plurality of sound channels provided in the musical sound generator side. A designation step of designating a copy channel for copying the spectrum data selected in the selection step, and a waveform based on the spectrum data selected in the selection step for each copy channel designated in the designation step. And a waveform generating step of assigning harmonics by combining them.
[0006]
According to the third aspect of the present invention, there is provided a selecting means for selecting spectral data to be used on the musical sound generating device side from among the spectral data of various harmonic structures stored in advance, and harmonics based on the spectral data selected by the selecting means. Waveform generating means for generating a synthesized waveform; designating means for designating a copy channel for copying the spectrum data selected by the selecting means from among a plurality of tone generation channels provided in the musical tone generating device; Allocating means for allocating a waveform generated by the waveform generating means to a copy channel designated by.
[0007]
According to the fourth aspect of the present invention, a selection step of selecting spectrum data to be used on the musical sound generating device side from the spectrum data of various overtone structures stored in advance, and based on the spectrum data selected in the selection step. A waveform generating step of generating a waveform to be overtone-synthesized, a specifying step of specifying a copy channel for copying the spectrum data selected in the selecting step from among a plurality of sounding channels provided in the musical sound generating device side, Allocating a waveform generated in the waveform generation process to a copy channel specified in the specification process.
[0008]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a selecting means for selecting spectral data to be used on the musical sound generating device side from among spectral data of various harmonic structures stored in advance, and harmonics based on the spectral data selected by the selecting means. A waveform generating means for generating a synthesized waveform; a waveform storing means for storing a waveform generated by the waveform generating means; and a spectrum selected by the selecting means from a plurality of tone generation channels provided in the musical tone generator. Designating means for designating a copy channel for copying data, and providing means for providing a read address of a waveform stored in the waveform storage means to the copy channel specified by the designating means. .
[0009]
According to the invention described in claim 6, a selection step of selecting spectrum data to be used on the musical sound generating device side from spectrum data of various overtone structures stored in advance, and based on the spectrum data selected in the selection step. A waveform generation step of generating a waveform to be overtone-synthesized, a waveform storage step of storing a waveform generated in the waveform generation step, and a plurality of tone generation channels provided in the musical tone generator side, which are selected in the selection step. A designating step of designating a copy channel for copying the spectrum data, and an assigning step of assigning a read address of a waveform stored in the waveform storing step to the copy channel designated in the designating step. Features.
[0010]
According to the present invention, the spectrum data to be used on the tone generator side is selected from the spectrum data of various overtone structures, and the copy of the selected spectral data is copied from a plurality of sound channels provided in the tone generator side. When a channel is specified, the waveform is oversynthesized based on the selected spectrum data and assigned to each specified copy channel. As a result, the same spectrum data can be set collectively for multiple sound channels. Become.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The spectrum setting device according to the present invention can be applied to an overtone synthesis type tone generator, an electronic musical instrument, or a DTM device using a personal computer. Hereinafter, an example of a musical tone generator equipped with the spectrum setting device according to the embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
A. Configuration (1) Overall Configuration FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of the embodiment. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a CPU that sets the operation state of each unit of the apparatus in accordance with an operation of a panel switch, and sets each fundamental value and each spectrum value of each harmonic component thereof in accordance with an icon operation (described later). Further, the CPU 1 reproduces waveform data obtained by performing overtone synthesis based on the set fundamental wave and each spectrum value of each overtone component in accordance with performance information supplied from the keyboard 4 described later. Reference numeral 2 denotes a ROM for storing various spectrum data in addition to the various control programs loaded on the CPU 1. The various spectrum data stored in the ROM 2 is transferred to the data area of the RAM 3 at the time of initialization.
[0013]
The RAM 3 has a work area for temporarily storing various register / flag data, and a data area for storing various spectrum data transferred from the ROM 2. The configuration of the data area of the RAM 3 will be described later. Reference numeral 4 denotes a keyboard which generates key-on / key-off events corresponding to key press / release operations (performance operations) and performance information such as key numbers. 5 is a well-known click operation in which a mouse button is pressed while the mouse cursor is pointed at an icon arranged on the display screen, and a drag operation in which the mouse cursor is moved on the display screen while the mouse button is pressed. Mouse made.
[0014]
Reference numeral 6 denotes a panel switch group provided on the device panel, and generates a switch event according to each switch operation. Although not shown, the panel switch group 6 is provided with, for example, a power switch for turning on and off the power, a mode switch for switching an operation mode, and the like. Reference numeral 7 denotes a display unit composed of an LCD panel or the like, which displays an operation state, a setting state, and the like of each unit of the apparatus on a screen according to a display control signal supplied from the CPU 1. Reference numeral 8 denotes a sound system in which the CPU 1 converts the waveform data generated by the overtone synthesis method into an analog waveform signal, performs filtering such as removing unnecessary noise, amplifies the signal, and causes the speaker SP to generate sound.
[0015]
(2) Configuration of Data Area of RAM 3 Next, the configuration of the data area of the RAM 3 will be described with reference to FIGS. The data area of the RAM 3 includes a spectrum data area SDE, a channel data area CDE, a spectrum copy flag SCF, and a register SCName.
As shown in FIG. 2, spectrum data files SPEC (1) to SPEC (N) corresponding to various overtone structures are stored in the spectrum data area SDE. Each of these spectrum data files SPEC (1) to SPEC (N) is composed of a SPECName representing a file name and spectrum data SPECData. The spectrum data SPECData has a spectrum level for each harmonic order, that is, a level (1) of the fundamental spectrum to a level (N) of the Nth harmonic spectrum.
[0016]
In this embodiment, the channel data area CDE corresponds to eight sounding channels, and the waveform data to be oversynthesized for each sounding channel and the channel data CH (1) to CH (8) representing the attribute thereof. Is stored. The channel data CH is overtone-synthesized based on the CHName indicating the channel name, the CHSPECName indicating which file name SPECName in the spectrum data file SPEC is allocated, and the spectrum data SPECData of the file name SPECName specified by the CHSPECName. Waveform data CHWave and a flag CF for identifying the presence or absence of copying. The spectrum copy flag SCF is a flag for identifying whether or not to perform spectrum copy in a copy mode to be described later, and is set to “1” when performing spectrum copy and “0” when not performing spectrum copy. The register SCName holds the CHSPECName of the sound channel specified as the copy source.
[0017]
(3) Configuration of Display Screen Next, a configuration of a main display screen displayed on the display unit 7 will be described with reference to FIGS. As will be described later, the operation mode of the CPU 1 is roughly divided into a "reproduction mode" and a "generation mode", and the "generation mode" is composed of a "copy mode" and a "spectrum creation mode". Hereinafter, the description will be made separately for each mode.
[0018]
(1) Display Screen of Reproduction Mode In the reproduction mode, a reproduction mode screen RMG including a copy mode icon CMI and a spectrum creation icon SMI is displayed on the display unit 7 as shown in FIG.
When the copy mode icon CMI is clicked with the mouse 5, the mode transits to the copy mode under the generation mode, and a spectrum copy screen SCG (see FIG. 5) described later is displayed on the screen.
On the other hand, when the spectrum creation icon SMI is clicked, a transition is made to the spectrum creation mode under the generation mode, and a spectrum creation screen SSG (see FIG. 7) described later is displayed on the screen.
[0019]
(2) Copy Mode Display Screen When the operation mode of the CPU 1 transits to the copy mode under the generation mode, a spectrum copy screen SCG shown in FIG. The spectrum copy screen SCG includes a spectrum list SLT, a channel list CLT, a copy button CB, a spectrum generation icon SMI, a waveform creation icon WGI, and a playback icon RPI.
In the spectrum list SLT, the file names SPECName of the spectrum data files SPEC (1) to SPEC (N) stored in the spectrum data area SDE (see FIG. 2) of the RAM 3 are displayed in a list. Each column (display field) in the spectrum list SLT functions as an icon button, and a file name SPECName displayed in the column where the click operation is performed is selected.
[0020]
In the channel list CLT, each CHSPECName of the channel data CH (1) to CH (8) stored in the channel data area CDE (see FIG. 3) of the RAM 3 is displayed in a list. Each column (display field) in the channel list CLT functions as an icon button, and a CHSPECName displayed in the column clicked is selected.
The copy button CB is provided corresponding to each column of the channel list CLT, and is clicked when copying the CHSPECName of the sound channel specified as the copy source.
When the spectrum generation icon SMI is clicked, a transition is made to the spectrum creation mode under the generation mode, and a spectrum creation screen SSG (see FIG. 7) described later is displayed on the screen. When the reproduction icon RPI is clicked, the mode transits to the reproduction mode, and the reproduction mode screen RMG shown in FIG. 4 is displayed on the screen. When the waveform creation icon WGI is clicked, a waveform generation process (described later) is executed.
[0021]
(3) Display screen of spectrum creation mode When the operation mode of the CPU 1 transitions to the spectrum creation mode under the generation mode, a spectrum list screen SLG shown in FIG. The spectrum list screen SLG includes a list display column LIST, a copy mode icon CMI, and a reproduction icon RPI.
The list display section LIST displays a list of the file names SPECName of the spectrum data files SPEC (1) to SPEC (N) stored in the spectrum data area SDE (see FIG. 2) of the RAM 3. Each field (display field) in the list display field LIST functions as an icon button, and the field clicked is designated as a file name input field for newly registered spectral data.
When the copy mode icon CMI is clicked, the mode transits to the copy mode under the generation mode, and the spectrum copy screen SCG shown in FIG. 5 is displayed on the screen. On the other hand, when the reproduction icon RPI is clicked, the mode transits to the reproduction mode and the reproduction mode screen RMG shown in FIG. 4 is displayed on the screen.
[0022]
In the list display field LIST of the spectrum list screen SLG, when a field for registering a file name of newly created spectrum data is clicked and a file name input field is designated, a spectrum creation screen shown in FIG. SSG is displayed on the screen.
The spectrum creation screen SSG includes a drawing area DE, a straight line icon SLI, a sine wave icon SWI, an up / down icon UDI, a clear icon CLI, a spectrum icon SPI, a reproduction icon RPI, and a copy mode icon CMI. The drawing area DE is an area for drawing a spectrum envelope that draws a straight line or a curve (sinusoidal shape) between a start point and an end point specified by a click operation in the area. The straight line icon SLI is clicked when drawing a spectrum envelope that connects the start point and the end point specified in the drawing area DE with a straight line.
[0023]
The sine wave icon SWI is clicked when drawing a spectrum envelope that connects a start point and an end point specified in the drawing area DE with a curve corresponding to a half cycle of a sine wave. When drawing a curved spectrum envelope with the sine wave icon SWI, the upper and lower icons UDI are used together. The up / down icon UDI is an icon for alternately designating “upward” or “downward” each time the click operation is performed. When “upward” is designated, the upward / downward icon UDI becomes an upwardly convex curve (sine wave). When "downward" is designated, the curve becomes a downwardly convex curve (sine wave).
[0024]
The clear icon CLI is clicked when deleting the spectrum envelope drawn in the drawing area DE. The spectrum icon SPI is clicked when extracting a fundamental wave and a spectrum level for each harmonic component thereof from the spectrum envelope drawn in the drawing area DE. When the copy mode icon CMI is clicked, the screen transits to the above-described spectrum copy screen SCG (see FIG. 6). When the reproduction icon RPI is clicked, the display transits to the above-described reproduction mode screen RMG (see FIG. 4).
[0025]
B. Operation Next, the operation of the embodiment having the above configuration will be described.
(1) Operation of Main Routine First, the operation of the main routine will be described with reference to FIG. First, when the power is turned on in the embodiment, the CPU 1 reads a predetermined control program from the ROM 2 and loads it into itself, and then executes a main routine shown in FIG. 8 to advance the processing to step SA1. In step SA1, various registers and flag data stored in the work area of the RAM 3 are initialized, and various spectrum data stored in the ROM 2 are initialized to be transferred to the data area of the RAM 3. Next, at step SA2, it is determined whether or not the reproduction mode is set by operating the mode switch.
[0026]
If the reproduction mode is set, the judgment result is "YES", the process proceeds to step SA3, and the waveform data synthesized by the overtone based on the spectrum data set for each tone generation channel is pressed and released from the keyboard 4. A reproduction mode process for sounding / muting according to the operation is executed.
On the other hand, if it is set to the generation mode, the result of the determination in step SA2 is "NO", the process proceeds to step SA4, and the spectrum data SPECData stored in the spectrum data area SDE of the RAM 3 is copied. A generation mode process is performed to generate waveform data to be overtone-synthesized, or to generate a spectrum by extracting a fundamental wave and each spectrum level of each harmonic component from the formed spectrum envelope. Thereafter, according to the mode set by the mode switch and the mode transition according to the icon click, the reproduction mode process or the generation mode process is executed.
[0027]
(2) Playback Mode Processing Operation Next, the playback mode processing operation will be described with reference to FIG. The reproduction mode process is executed via step SA3 of the above-described main routine (see FIG. 8), and also includes the reproduction icon RPI arranged on the above-described screens SCG, SLG, and SSG (see FIGS. 5 to 7). It is executed according to the mode transition by the click operation.
When the reproduction mode processing is executed, the CPU 1 proceeds to step SB1 in FIG. 9, first displays the reproduction mode screen RMG shown in FIG. 4 on the display unit 7, and detects whether or not a key press / release key operation of the keyboard 4 is performed. The key scan is performed to make the key scan. Next, in step SB2, a key change is determined based on the key scanning result.
[0028]
If no key press / release operation is performed and no event is detected by key scanning, the process proceeds to step SB9 described below without performing any processing. However, if a key-on event corresponding to the key press operation is detected, , And the process proceeds to Step SB3. In step SB3, the key number of the depressed key is stored in the register KEY. In the following step SB4, a tone generation channel to which a new tone is to be assigned according to the key depression is detected, and the detected tone generation channel number is set in the register n. . Then, in step SB5, the waveform data CHWave (n) synthesized by the overtones in the sound channel CH (n) corresponding to the register n is read out at the frequency corresponding to the register KEY and sounded.
[0029]
On the other hand, when a key-off event corresponding to the key release operation is detected, the process proceeds to step SB6. In step SB6, the key number of the released key is stored in the register KEY. In the following step SB7, a sounding channel which is sounding at the same pitch as the released key is detected, and the detected sounding channel number is stored in the register n. Set to. Then, in step SB6, reading of the waveform data CHWave (n) to the sound channel CH (n) corresponding to the register n is stopped to mute the sound.
[0030]
When the sounding / muting instruction according to the key press / release operation is completed, the CPU 1 advances the processing to step SB9 and thereafter, and sets the mode according to the click operation of the copy mode icon CMI or the spectrum creation icon SMI arranged on the reproduction mode screen RMG. Make a transition.
That is, when the copy mode icon CMI is clicked with the mouse 5, the result of the determination in step SB9 becomes "YES", and the flow advances to step SB10 to transit to the copy mode in which the spectrum copy screen SCG (see FIG. 6) is displayed. I do.
On the other hand, when the spectrum creation icon SMI is clicked, the result of the determination in step SB11 is "YES", the process proceeds to step SB12, and a transition is made to the spectrum creation mode in which the spectrum creation screen SSG (see FIG. 7) is displayed.
[0031]
(3) Operation of Generation Mode Processing Next, the operation of the generation mode processing will be described with reference to FIGS. The generation mode process is executed via step SA4 of the above-described main routine (see FIG. 8), and is executed in the copy mode provided on the above-described screens RMG, SCG, SLG, and SSG (see FIGS. 4 to 7). This is executed according to the mode transition by the click operation of the icon CMI or the spectrum creation icon SMI. Hereinafter, the description will be made separately for the operation in the copy mode and the operation in the spectrum creation mode.
[0032]
(1) Operation in the copy mode When the copy mode icon CMI is clicked and the mode transits to the copy mode, the result of the determination in step SC1 becomes "YES", the process proceeds to step SC2, and the spectrum copy screen SCG (FIG. See). Next, in step SC3, each file name SPECName is read from the spectrum data files SPEC (1) to SPEC (N) stored in the spectrum data area SDE (see FIG. 2) of the RAM 3 and displayed in the spectrum list SLT. Subsequently, in step SC4, the CHSPECName of each of the channel data CH (1) to CH (8) is read from the channel data area CDE (see FIG. 3) of the RAM 3 and displayed in the channel list CLT.
[0033]
Thereafter, a process corresponding to a click operation of an icon group arranged on the spectrum copy screen SCG is executed. For example, it is assumed that the user clicks a corresponding column in the spectrum list SLT to select a file name SPECName to be assigned to the channel list CLT from among the file names SPECName displayed in the list on the spectrum list SLT. Then, the result of the determination in step SC5 is "YES", the flow proceeds to step SC6, and the list number of the clicked column is stored in the register m. Hereinafter, the value of the register m is referred to as a list number m.
[0034]
Next, it is assumed that the user clicks a column corresponding to a desired sound channel in the channel list CLT in order to designate a sound channel to which the file name SPECName selected from the spectrum list SLT is assigned. Then, the decision result in the step SC7 is "YES", the process proceeds to a step SC8, where the channel number of the clicked column is stored in the register n. Hereinafter, the value of the register n is referred to as a channel number n.
[0035]
Next, in step SC9, the file name SPECName (m) of the list number m selected from the spectrum list SLT is stored in CHSPECName (n) of the channel number n selected from the channel list CLT. , And the content of the CHSPECName (n) is displayed in a corresponding column of the channel list CLT.
Therefore, for example, after clicking on the first column of the spectrum list SLT and then clicking on the first column of the channel list CLT, the file name SPECName () displayed in the first column of the spectrum list SLT is displayed. 2) is displayed in the first column of the channel list CLT.
[0036]
Now, after the file name SPECName selected from the spectrum list SLT is assigned to the channel list CLT, it is copied to which sounding channel the spectrum data SPECData specified by the assigned file name SPECName (CHSPECName) is copied. It is specified by clicking the button CB.
For example, as shown in FIG. 5, it is assumed that the user clicks the copy buttons CB corresponding to the sound channels CH1, 3, 5, and 7 in order to copy the sound to the sound channels. Then, every time the click operation is performed, the determination result of step SC11 shown in FIG. 11 becomes “YES”, steps SC12 to SC13 are executed, and the copy flag CF (n) corresponding to the clicked channel number n is set to “ Set "1".
[0037]
When the sounding channel for copying the spelling data SPECData is designated in this way, the user clicks the waveform creation icon WGI. Then, the determination result of step SC14 shown in FIG. 11 becomes “YES”, and after executing the copy flag setting process via step SC15, the waveform generation process is executed via step SC16. Hereinafter, the copy flag setting process and the waveform generation process will be described in detail.
[0038]
(A) Operation of Copy Flag Setting Process When the copy flag setting process is executed through the above step SC15, the CPU 1 advances the process to step SD1 shown in FIG. The SCF is reset to zero, and invalid data NULL (for example, blank) is stored in the register SCName.
Subsequently, at step SD2, "1" is set to the channel number n. Next, in steps SD3 to SD5, while increasing the channel number n, a sound channel (hereinafter referred to as a copy channel) in which the copy flag CF (n) is "1" is searched. When the copy channel is searched, the determination result of step SD3 is "NO", the process proceeds to step SD6, and "1" is set to the spectrum copy flag SCF.
[0039]
Next, in steps SD7 to SD8, it is determined whether or not the searched copy channel becomes a copy source. If the searched copy channel is the copy source, the result of the determination in step SD8 is "YES", and the flow advances to step SD9 to store CHSPECName (n) of the searched copy channel in the register SCName, and then to step SD4. Back. When the search for the copy channel in steps SD3 to SD5 is completed, the result of the determination in step SD5 becomes "YES", and this processing is completed.
[0040]
If the user clicks the copy button CB incorrectly and a situation is reached in which a plurality of copy channels that can be a copy source are searched, that is, in the process of searching for copy channels, the determination result of step SD8 is “NO”. In step SD10, the spectrum copy flag SCF is reset to zero, and the spectrum copy is stopped.
[0041]
(B) Operation of Waveform Generation Processing When the waveform generation processing is executed through the above-described step SC16 (see FIG. 11), the CPU 1 advances the processing to step SE1 shown in FIG. 13 and sets “1” to the channel number n. In a subsequent step SE2, it is determined whether or not the copy flag CF (n) corresponding to the channel number n is "0", that is, whether or not the copy flag is set for the copy channel. If the copy channel has not been set, the determination result here is “YES”, and the flow proceeds to step SE4. In step SE4, it is determined whether or not the channel name CHName (n) of the channel number n is invalid data NULL, that is, whether or not the channel name is an invalid channel in which no channel data is set.
[0042]
If the channel is an invalid channel, the determination result is "YES". In this case, the process proceeds to step SE8 without generating waveform data, and the channel number n is incremented to advance. Next, in step SE9, it is determined whether or not the processing has been completed for all the sound channels. If the processing has not been completed, the determination result is “NO”, and the processing returns to step SE2 described above.
[0043]
Then, in step SE2, it is again determined whether or not the sound channel corresponding to the stepped channel number n is a copy channel. If it is a copy channel, the determination result is "NO" and the process proceeds to step SE3. In step SE3, it is determined whether or not the flag SCF is "0", that is, whether or not the spectrum is not copied.
If the spectrum is not copied, the determination result is “YES”, and the flow advances to step SE4 to determine whether the channel number n is an invalid channel. If the channel is not an invalid channel, the determination result is "NO", and the process proceeds to step SE5 where the spectrum data SPECData (n) corresponding to CHSPECName (n) corresponding to the channel number n is stored in the spectrum data area SDE of the RAM 3 (see FIG. 2). After that, the process proceeds to Step SE7.
[0044]
On the other hand, if the spectrum is to be copied, the result of the determination in step SE3 is "NO", and the flow advances to step SE6. At step SE6, the spectrum data SPECData (n) stored in the register SCName and corresponding to the CHSPECName (n) of the copy source to be copied is read out from the spectrum data area SDE (see FIG. 2) of the RAM 3, and then to step SE7. move on. Then, in step SE7, a creation process of oversynthesizing the waveform data based on the spectrum data SPECData (n) read from the spectrum data area SDE of the RAM 3 is executed.
[0045]
That is, when the creation processing is executed through step SE7, the CPU 1 proceeds to step SE7-1 shown in FIG. 14, and sets the initial value "1" to the harmonic order t. Subsequently, in step SE7-2, the register W for accumulating the waveform data w for each overtone is reset to zero.
Then, in step SE7-3, the spectrum level L (t) corresponding to the harmonic order t is read from the spectrum data SPECData (n) read from the spectrum data area SDE of the RAM3. Next, in step SE7-4, waveform data w is generated in accordance with the frequency f · t obtained by multiplying the harmonic order t by the fundamental frequency f and the spectrum level L (t).
[0046]
Next, in step SE7-5, the generated waveform data w is added to the register W. In step SE7-6, the harmonic order t is incremented. In the next step SE7-7, it is determined whether the incremented harmonic order t has exceeded the maximum number, that is, whether or not overtone synthesis has been completed. , The determination result is "NO", and the process returns to step SE7-3.
[0047]
Thereafter, steps SE7-3 to SE7-7 are repeated until the overtone synthesis in which the waveform data w from the first overtone (fundamental wave) to the tth overtone is overlaid is completed. When the overtone synthesis is completed, step SE7- is completed. 7 is "YES", and the flow proceeds to step SE7-8. In step SE7-8, the value of the register W obtained by accumulating the waveform data w from the first harmonic (fundamental wave) to the t-th harmonic, that is, the waveform data synthesized with the overtone is stored in the CHWave of the channel data area CDE of the RAM3. (N).
[0048]
As described above, in the copy mode, the file name SPECName selected from the spectrum list SLT is assigned to the channel list CLT on the spectrum copy screen SCG shown in FIG. 5, and the assigned file name SPECName (CHSPECName) is used. When the user clicks the copy button CB to specify the sound channel to which the specified spectrum data SPECData is to be copied, and then clicks the waveform creation icon WGI, the copy button CB is clicked and the copy channel is clicked. Since the waveform data is overtone-synthesized based on the spectrum data SPDECData (n) corresponding to the CHSPECName (n) assigned to the original copy channel, the individual It must be copied spectral data SPECData eliminated, and consequently it is possible to collectively set the same spectral data SPECData multiple sound channels.
[0049]
{Circle around (2)} Operation in the spectrum creation mode In the reproduction mode screen RMG shown in FIG. 4, when the spectrum creation icon SMI is clicked and the mode transits to the spectrum creation mode, the determination result in step SC1 shown in FIG. Then, the CPU 1 advances the process to step SC21, and displays the spectrum list screen SLG (see FIG. 6) on the display unit 7. Next, in step SC22, each file name SPECName is read from the spectrum data files SPEC (1) to SPEC (N) stored in the spectrum data area SDE (see FIG. 2) of the RAM 3 and displayed in the list display column LIST.
[0050]
It is assumed that, for example, a blank operation in the list display section LIST is clicked in order to register the newly created spectrum data in the list display section LIST. Then, the decision result in the step SC23 shown in FIG. 10 is "YES", the process proceeds to a step SC24, and the list number of the clicked column is stored in a register n (hereinafter, the value of the register n is referred to as a list number n). . Next, the process proceeds to step SC25 shown in FIG. 15, and displays the spectrum creation screen SSG shown in FIG.
[0051]
Now, in order to create spectrum data on the spectrum creation screen SSG, first, a range (a start point and an end point) in which a spectrum envelope is drawn in the drawing area DE is specified by a click operation, and then a connection between the start point and the end point is made. The shape of the spectrum envelope is designated and drawn by clicking the straight line icon SLI, the sine wave icon SWI, and the up / down icon UDI.
Then, when the spectrum icon SPI is clicked after drawing the spectrum envelope, spectrum data is generated by extracting the fundamental wave and each spectrum level of each harmonic component from the drawn spectrum envelope. Hereinafter, the operation will be described in accordance with such a series of operations.
[0052]
(A) It is assumed that a click operation is performed in the drawing area DE of the spectrum creation screen SSG in order to specify a range in which the designated spectrum envelope of the start point and the end point is to be drawn. Then, the result of the determination in step SC26 shown in FIG. 15 is “YES”, and the flow proceeds to step SC27. In step SC27, it is determined whether or not the start point has been input.
If it is the first click operation, the determination result is "NO", and the process proceeds to Step SC28 to store the coordinates (X, Y) pointed by the mouse cursor at the time of the click operation in the registers Xn, Yn. On the other hand, if it is the second click operation, the determination result is "NO", and the flow proceeds to Step SC29 to store the coordinates (X, Y) at which the click operation was performed in the registers Xm, Ym.
[0053]
(B) Drawing spectrum envelope After the start point (Xn, Yn) and the end point (Xm, Ym) are designated, when the spectrum envelope connecting them is drawn by a straight line, the straight line icon SLI is clicked. Then, the result of the determination in step SC30 becomes "YES", the flow proceeds to step SC31, and the flag LINE is reset to zero. The flag LINE is a flag indicating the envelope shape. A straight line is set when the flag is “0”, a sine wave that is upwardly convex when the flag is “1”, and a sine wave that is downwardly convex when the flag is “2”. Represents a wave.
In steps SC32 to SC36, display coordinates (x, y) connecting the start point (Xn, Yn) and the end point (Xm, Ym) are calculated based on the well-known linear interpolation operation expression y = f0 (x). Is displayed in the drawing area DE to draw a linear spectrum envelope.
[0054]
On the other hand, when drawing a spectrum envelope connecting the start point (Xn, Yn) and the end point (Xm, Ym) with a curve (a sine wave for a half cycle), the sine wave icon SWI is clicked. Then, the determination result of step SC37 shown in FIG. 16 becomes “YES”, and the flow proceeds to step SC38. In step SC38, the direction of the up / down icon UDI is determined. That is, when connecting the start point (Xn, Yn) and the end point (Xm, Ym) with a sine wave for a half cycle, it is necessary to specify whether the shape is a downwardly convex curve or an upwardly convex curve. Therefore, the direction of the upper and lower icons UDI is determined.
[0055]
When the up / down icon UDI is clicked, the result of the determination in step SC51 is “YES”, and the flow proceeds to step SC52. In step SC52, if the current value of the flag LINE is “1” (upward), the process proceeds to step SC45 described below. If the value of the current flag LINE is “2” (downward), the process proceeds to step SC45. The process proceeds to SC39. Thus, each time the click operation is performed, “upward” or “downward” is designated alternately.
[0056]
Then, when the up / down icon UDI is in the upward state, the process proceeds to step SC39, and the flag LINE is set to “1” to indicate a state in which an upwardly convex sine wave is drawn. Subsequently, in steps SC40 to SC44, display is performed based on an arithmetic expression y = f1 (x) that interpolates between the start point (Xn, Yn) and the end point (Xm, Ym) with an upwardly convex sine wave (half cycle). The coordinates (x, y) are calculated and displayed in the drawing area DE to draw an upwardly convex sinusoidal spectrum envelope.
On the other hand, if the up / down icon UDI is in the downward state, the process proceeds to step SC45, and the flag LINE is set to “2” to indicate a state in which an upwardly convex sine wave is drawn. In steps SC46 to SC50, display coordinates are calculated based on an arithmetic expression y = f2 (x) for interpolating between the start point (Xn, Yn) and the end point (Xm, Ym) with a downwardly convex sine wave (half cycle). (X, y) is calculated and displayed in the drawing area DE to draw a downwardly convex sinusoidal spectrum envelope.
[0057]
(C) When the spectrum icon SPI is clicked after drawing the spectrum data generation spectrum envelope, the determination result of step SC53 shown in FIG. 17 becomes “YES”, and the process proceeds to step SC54. Then, in steps SC54 to SC57, while increasing the x-coordinate value from the start point to the end point, a spectrum envelope value (y-coordinate value) for each x-coordinate value corresponding to the harmonic order is extracted, and is extracted as spectrum data SPECData (n ) Is stored as the spectrum level L. Note that the spectrum data SPECData (n) corresponds to the list number n of the column clicked in the list display column LIST of the spectrum list screen SLG (see FIG. 6).
[0058]
(D) If the clear icon CLI is clicked to stop the creation of the other icon operation spectrum data, the determination result of step SC58 shown in FIG. clear. Next, in step SC60, the display of the drawing area DE on the spectrum creation screen SSG is cleared.
[0059]
If the copy mode icon CMI is clicked, the result of the determination in step SC61 is "YES", the flow proceeds to step SC62, and the mode shifts to the copy mode. When the mode transits to the copy mode, the process proceeds to step SC2 via step SC1 in FIG. 10, and returns to a state in which the display unit 7 displays the spectrum copy screen SCG (see FIG. 5).
[0060]
If the reproduction mode icon RPI is clicked, the result of the determination in step SC63 is "YES", the flow proceeds to step SC64, and the mode is transited to the reproduction mode. Upon transition to the playback mode, the state returns to the state where the playback mode screen RMG (see FIG. 5) is displayed on the display unit 7 via step SB1 in FIG.
[0061]
As described above, in the spectrum creation mode, a portion between the start point and the end point specified in the drawing area DE is drawn with a linear or curved spectrum envelope, and the drawn spectrum envelope is used to calculate each fundamental level and each spectral level of each harmonic component thereof. Is generated, spectral data representing a spectral level for each fundamental wave and its harmonic components can be set from a spectral envelope set in an arbitrary shape. In addition, since it is possible to set each spectral level for each fundamental wave and its harmonic components simply by drawing a spectrum envelope, the conventional complicated method of individually setting the spectral levels for each fundamental wave and its harmonic components individually. It is also possible to eliminate the operation.
[0062]
In the above-described embodiment, any one of a straight line and a curve (sine wave) envelope shape is drawn from the start point to the end point specified in the drawing area DE. However, the present invention is not limited to this. A mode is also possible in which the mouse 5 is dragged in the inside to draw a spectrum envelope having a desired shape. In this case, a modification shown in FIG. 18 may be used instead of the processing of steps SC25 to SC36 shown in FIG.
[0063]
That is, in step SC70, the spectrum creation screen SSG is displayed on the display unit 7 on the screen, and in subsequent step SC71, it is determined whether or not the screen is dragged in the drawing area DE. When a drag operation is performed to draw a spectrum envelope having a desired shape, the determination result is “YES”, and the flow advances to step SC73 to display the locus coordinates (x, y) of the drag operation on the screen and display the spectrum envelope. draw. Thereafter, as in the above-described embodiment, the process proceeds to step SC53 shown in FIG.
[0064]
Further, in the above-described embodiment, the waveform is created for each copy channel by referring to the spectrum data SPDECData (n) corresponding to the CHSPECName (n) assigned to the copy source copy channel. For example, a form in which the waveform data CHWave (n), which is harmonically synthesized based on the spectrum data SPECData (n) assigned to the copy source copy channel, is copied to each copy channel where the copy button CB is clicked, or a waveform. Instead of copying the data CHWave (n) itself, it is also possible to copy only the read address of the waveform data CHWave (n) to each copy channel.
[0065]
【The invention's effect】
According to the first and second aspects of the present invention, the spectrum data to be used on the musical tone generator side is selected from the spectral data of various overtone structures, and the spectral data used by the musical tone generator side is selected from the plurality of tone generation channels. When a copy channel for copying the selected spectrum data is designated, the waveform is overtone-synthesized and assigned to each of the designated copy channels based on the selected spectrum data. As a result, the same spectrum data is assigned to a plurality of sounding channels. Can be set collectively. In other words, in other words, the operation for setting the spectrum can be simplified.
According to the third and fourth aspects of the present invention, when the spectrum data to be used on the musical sound generator side is selected from the spectrum data of various harmonic structures, the waveform is overtone-synthesized based on the spectrum data. When a copy channel for copying the selected spectrum data is designated from among a plurality of tone generation channels provided in the tone generator, a harmonic-synthesized waveform is assigned to the designated copy channel. The same spectral data can be collectively set to the sounding channels of.
According to the fifth and sixth aspects of the present invention, when the spectrum data to be used on the musical tone generator side is selected from the spectrum data of various overtone structures, a waveform that is overtone-synthesized based on the spectrum data is generated and stored. If a copy channel for copying the selected spectrum data is designated from among a plurality of tone generation channels provided in the tone generator, the read address of the stored waveform is stored in the designated copy channel. As a result, the same spectral data can be collectively set for a plurality of tone generation channels.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an embodiment according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a data area of a RAM 3;
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of a data area of a RAM 3;
FIG. 4 is a diagram showing an example of a reproduction mode screen RMG.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a spectrum copy screen SCG.
FIG. 6 is a diagram showing an example of a spectrum list screen SLG.
FIG. 7 is a diagram showing an example of a spectrum creation screen SSG.
FIG. 8 is a flowchart showing an operation of a main routine.
FIG. 9 is a flowchart showing an operation of a reproduction mode process.
FIG. 10 is a flowchart illustrating an operation of a generation mode process.
FIG. 11 is a flowchart following FIG. 10 showing the operation of the generation mode process.
FIG. 12 is a flowchart illustrating an operation of a copy flag setting process.
FIG. 13 is a flowchart illustrating an operation of a waveform generation process.
FIG. 14 is a flowchart illustrating an operation of a creation process.
FIG. 15 is a flowchart showing the operation of a generation mode process following FIG. 10;
FIG. 16 is a flowchart illustrating the operation of the generation mode process, following FIG. 15;
FIG. 17 is a flowchart showing the operation of a generation mode process, following FIG. 16;
FIG. 18 is a flowchart illustrating an operation of a generation mode process according to a modification.
[Explanation of symbols]
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 keyboard 5 mouse 6 panel switch group 7 display section 8 sound system

Claims

Selecting means for selecting spectrum data to be used on the musical sound generating device side from among spectrum data of various overtone structures stored in advance,
Designating means for designating a copy channel for copying the spectrum data selected by the selecting means from among a plurality of sounding channels provided on the musical sound generating device side;
A spectrum setting device comprising: a waveform generating means for assigning a harmonic by synthesizing a waveform based on the spectrum data selected by the selecting means for each copy channel specified by the specifying means.

A selection step of selecting spectrum data to be used on the tone generator side from among spectrum data of various overtone structures stored in advance,
A designation step of designating a copy channel to copy the spectrum data selected in the selection step from among a plurality of tone generation channels provided in the musical tone generator side;
A spectrum generating step of, for each of the copy channels specified in the specifying step, allocating a harmonic by synthesizing a waveform based on the spectrum data selected in the selecting step.

Selecting means for selecting spectrum data to be used on the musical sound generating device side from among spectrum data of various overtone structures stored in advance,
Waveform generating means for generating a waveform to be overtone-synthesized based on the spectrum data selected by the selecting means;
Designating means for designating a copy channel for copying the spectrum data selected by the selecting means from among a plurality of sounding channels provided on the musical sound generating device side;
A spectrum setting apparatus, comprising: allocating means for allocating a waveform generated by the waveform generating means to a copy channel specified by the specifying means.

A selection step of selecting spectrum data to be used on the tone generator side from among spectrum data of various overtone structures stored in advance,
A waveform generating step of generating a waveform to be overtone-synthesized based on the spectrum data selected in the selecting step;
A designation step of designating a copy channel to copy the spectrum data selected in the selection step from among a plurality of tone generation channels provided in the musical tone generator side;
Allocating a waveform generated in the waveform generating step to a copy channel specified in the specifying step.

Selecting means for selecting spectrum data to be used on the musical sound generating device side from among spectrum data of various overtone structures stored in advance,
Waveform generating means for generating a waveform to be overtone-synthesized based on the spectrum data selected by the selecting means;
Waveform storage means for storing a waveform generated by the waveform generation means;
Designating means for designating a copy channel for copying the spectrum data selected by the selecting means from among a plurality of sounding channels provided on the musical sound generating device side;
A spectrum setting device comprising: a assigning unit that assigns a read address of a waveform stored in the waveform storage unit to the copy channel designated by the designation unit.

A selection step of selecting spectrum data to be used on the tone generator side from among spectrum data of various overtone structures stored in advance,
A waveform generating step of generating a waveform to be overtone-synthesized based on the spectrum data selected in the selecting step;
A waveform storage process for storing a waveform generated in the waveform generation process;
A designation step of designating a copy channel to copy the spectrum data selected in the selection step from among a plurality of tone generation channels provided in the musical tone generator side;
Applying a read address of a waveform stored in the waveform storing step to the copy channel specified in the specifying step.