JP2004053049A - ドレン水蒸発装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体を菱形に変形させるような力や、押しつぶすような方向の力に対して強い耐性を有するドレン水蒸発装置を提供する。
【解決手段】吸水性の蒸発板2を垂直方向に複数枚、所定間隔を隔てて立設するとともに蒸発板2の下部をドレン水受け部材20内の水に浸漬し、そのドレン水を蒸発板2から蒸発させるドレン水蒸発装置において、並立した蒸発板2の横壁の少なくとも上下2カ所に水平方向に差込溝を形成し、その上側差込溝7、下側差込溝8に差し込む補強枠体4を設け、その補強枠体4は、前記上側差込溝7に差し込まれる上側差込辺部と、前記下側差込溝8に差し込まれる下側差込辺部と、上側差込辺部と下側差込辺部の前端部を繋ぐ前側接続辺部と、上側差込辺部と下側差込辺部の後端部を繋ぐ後側接続辺部とを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドレン水蒸発装置に関し、さらに詳しくは、冷凍ショーケースなどの冷凍機、自動販売機及び各種大型冷蔵庫から発生する凝縮水、除霜水などのドレン水を蒸発させる装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、上記ドレン水蒸発装置として、複数の蒸発板を所定間隔で垂直に立設させたものが知られている。
上記蒸発板は合成繊維や紙材などで構成されており、変形に対する強度を向上させるために、図15に示すように、帯状の補強部材100を蒸発板102の横側面に貼り付ける方法(以下、従来例1と称する)や、図16に示すように、複数の蒸発板102の横側面に上側差込溝107、下側差込溝108を設け、それらの差込溝107・108に補強差込板103を水平になるように差し込む方法(以下、従来例2と称する)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術であれば下記のような課題がある。
[従来例1の課題]
図15に示すように、帯状の補強部材100を蒸発板102の横側面に貼付する構成であると、通風に対して直交するように貼り付けられる帯状の補強部材100が邪魔になり、蒸発板102間の通気性が低下するとともに、帯状の補強部材100を蒸発板102の横側面に貼付する作業に手間がかかり、製造コストの上昇を招く課題がある。また、帯状の補強部材100と接着剤を多量に使用するので、ドレン水蒸発装置全体の重量が増加する課題もある。
さらに、帯状の補強部材100を蒸発板102の横側面に貼付する構成では、ドレン水蒸発装置全体を菱形にするような変形や上下に押し潰すような変形に対して弱いという課題は十分に解決されていない。
【0004】
[従来例2の課題]
図16に示すように、複数の蒸発板102の横側面に上側差込溝107、下側差込溝108を設け、それらの差込溝107・108に補強差込板103を水平に差し込む方法では、通風に対して補強差込板103は平行になり、通気性を低下させることは少ないが、ドレン水蒸発装置全体を菱形にするような変形や上下に押し潰すような変形に対して弱いという課題は十分に解決されていない。
さらに、この種のドレン水蒸発装置は、ドレン水蒸発装置が搭載される冷凍機、大型冷蔵庫の仕様、使用形態に応じて、必要とされるドレン水蒸発装置の強度が異なる場合が多い。例えば、使用される冷凍機、大型冷蔵庫に応じて通風量やドレン水量もそれぞれ異なり、必要な変形耐性強度も異なるものである。このような場合、従来例2の装置では、蒸発板102の横側面に形成される差込溝107・108の数を増加したり、補強差込板103の厚さや材質を変えることが行われていたが、多品種の蒸発板102および補強差込板103を用意することは、製造コストが高くなる原因となっていた。
なお、図15、図16において符号120はドレン水受け部材を示す。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、上記課題を解決できる、ドレン水蒸発装置を提供することにある。
具体的な目的の一例を示すと、以下の通りである。
(a)ドレン水蒸発装置全体を菱形に変形させるような力や、押しつぶすような方向の力に対して強い耐性を有するドレン水蒸発装置を提供する。
(b)通風性を低下させることなく、また、ドレン水蒸発装置の重量を極端に重くすることがなく、必要な強度を得ることができるドレン水蒸発装置を提供する。
(c)異なる品種又は同一品種におけるドレン水蒸発装置に対して、低コストで必要とされる強度を個々に得ることができるドレン水蒸発装置を提供する。
なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその解決手段は、後述する明細書内の記載において詳しく説明する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、例えば、次のように構成したものである。
第1発明は、吸水性の蒸発板を垂直方向に複数枚、所定間隔を隔てて立設するとともに蒸発板の下部をドレン水受け部材内の水に浸漬し、その水を蒸発板から蒸発させるドレン水蒸発装置において、
並立した蒸発板の横壁の少なくとも上下2カ所に水平方向に差込溝を形成し、その上側差込溝、下側差込溝に差し込む補強枠体を設け、
その補強枠体は、前記上側差込溝に差し込まれる上側差込辺部と、前記下側差込溝に差し込まれる下側差込辺部と、上側差込辺部と下側差込辺部の前端部を繋ぐ前側接続辺部と、上側差込辺部と下側差込辺部の後端部を繋ぐ後側接続辺部とを備えていることを特徴とする。
【0007】
第2発明は、第1発明において、並立した蒸発板の横側から見たときに、前記補強枠体が四辺形状となっていることを特徴とする。
第3発明は、第1発明ないし第2発明のいずれか一つに記載の発明において、前記補強枠体が鋼線を四角形に折り曲げた鋼線枠で構成してあることを特徴とする。
【0008】
第4発明は、第1発明ないし第2発明のいずれか一つに記載の発明において、前記補強枠体が可撓性を有する成形された四角形枠体で構成してあることを特徴とする。
第5発明は、第1発明ないし第4発明のいずれか一つに記載の発明において、前記上側差込溝、下側差込溝に補強枠体とは別の補強差込板を差し込んだことを特徴とする。
第6発明は、第5発明において、前記補強差込板を上側差込溝、下側差込溝に差し込んだ後に、前記上側差込溝、下側差込溝の溝入口側に前記補強枠体を差し込んだことを特徴とする。
【0009】
第7発明は、第6発明において、上側差込溝、下側差込溝が形成された各蒸発板の横側端部域と、差し込まれた補強差込板及び補強枠体を固定する接着部を設けたことを特徴とする。
第8発明は、第1発明ないし第7発明のいずれか一つに記載の発明において、補強枠体の前側接続辺部がドレン水蒸発装置の最前面蒸発板よりも前側に位置し、補強枠体の後側接続辺部が最後面蒸発板よりも後側に位置していることを特徴とする。
【0010】
上記第1発明〜第8発明について、さらに説明する。
第2発明において記載した「四辺形状」とは少なくとも4つの辺部で構成される形状を言い、四角形を含む概念である。各辺部は直線であっても、緩やかに曲がった曲線であっても形を保つ作用があればよい。
一実施形態としては、上記四辺形状に加えて対角線のような辺部を設けることも可能である。
上記形を保つ作用を持たせるために、補強枠体は可撓性を備えていることが好ましい。そのような材料として鋼線、熱硬化性樹脂などが例示できる。
第4発明において記載された、「成形された四角形枠体」の一例としては、一体成形などで製造される熱硬化性樹脂で構成された四角形枠体がある。
【0011】
【作用及び効果】
第1発明であれば、補強枠体は、少なくとも、前記上側差込溝に差し込まれる上側差込辺部と、前記下側差込溝に差し込まれる下側差込辺部と、上側差込辺部と下側差込辺部の前端部を繋ぐ前側接続辺部と、上側差込辺部と下側差込辺部の後端部を繋ぐ後側接続辺部とを備えているので、ドレン水蒸発装置を横側から補強することになる。このような構成であると、ドレン水蒸発装置を上下に押し潰すような力に対して前側接続辺部、後側接続辺部が抵抗となり、菱形に押し潰そうとする力に対しては上記繋がった形を保とうとする保形機能が抵抗となって、変形に強いドレン水蒸発装置を提供することができる。
【0012】
第2発明であれば、並立した蒸発板の横側から見たときに、前記補強枠体が四辺形状となっているので、見栄えが良いとともに、保形機能を高めることができる。
第3発明であれば、前記補強枠体が鋼線を四角形に折り曲げた鋼線枠で構成してあるので、軽量かつ安価に強度の高い補強枠体を作ることができる。
第4発明であれば、前記補強枠体が可撓性を有する成形された四角形枠体で構成してあるので、四角形の保形機能を強く作用させることができる。
【0013】
第5発明であれば、前記上側差込溝、下側差込溝に補強枠体とは別の補強差込板を差し込んであるので、補強枠体の保形機能に加えて、補強差込板の補強機能も加えることができ、ドレン水蒸発装置の変形に対する耐性を向上させることができる。
第6発明であれば、前記補強差込板を上側差込溝、下側差込溝に差し込んだ後に、上側差込溝、下側差込溝の溝入口側に前記補強枠体を差し込んでいるので、各蒸発板の横側端部域と補強枠体の位置を近接させることができ、変形しやすい各蒸発板の横側端部域の変形を抑制することができる。
【0014】
第7発明であれば、上側差込溝、下側差込溝が形成された各蒸発板の横側端部域と、差し込まれた補強差込板及び補強枠体とを固定する接着部を設けたので、各蒸発板の横側端部域、補強差込板及び補強枠体が互いに固定されるので、極めて変形に強いドレン水蒸発装置を提供することができる。
第8発明であれば、補強枠体の前側接続辺部がドレン水蒸発装置の最前面蒸発板よりも前側に位置し、補強枠体の後側接続辺部が最後面蒸発板よりも後側に位置しているので、前側接続辺部、後側接続辺部によって変形しやすい最前面蒸発板、最後面蒸発板の横側端部域を保護する機能を果たすことができる。
【0015】
【実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示すドレン水蒸発装置の斜視図、図2はそのドレン水蒸発装置をドレン水受け部材内に配置した状態の斜視図、図3はドレン水蒸発装置の正面図、図4はその左側面図、図5はその平面図、図6は図3のVI−VI線縦断面図、図7は図5のVII−VII線縦断面図、図8は図3のVIII−VIII線横断面図である。
図1に示すように、この第1実施形態に係るドレン水蒸発装置1は、所定の材質により構成された吸水性の蒸発板2と、補強差込板3と、補強枠体4としての鋼線枠5を含んで構成してある。
【0016】
この第1実施形態では、蒸発板2は吸水性の素材、例えば紙材で構成してある。蒸発板2は垂直方向に複数枚(図1に示す構成では27枚)、所定間隔を隔てて立設されるとともに、それら蒸発板2の上部に天井板6を載せた構成としてある。
天井板6も前記蒸発板2と同じ吸水性の紙材で構成してあり、ドレン水受け部材20内の水を蒸発させる機能を備えている。
蒸発板2は、最前面蒸発板2aと最後面蒸発板2bとの間に内部蒸発板2cを前後方向に立設した構成となっており、最前面蒸発板2a、最後面蒸発板2b、内部蒸発板2cの両横壁の上下2カ所に水平方向に上側差込溝7、下側差込溝8を形成してある。
【0017】
図9は補強差込板の部分平面図である。
蒸発板の上側差込溝、下側差込溝には、図9に示すような補強差込板3が差し込まれる。補強差込板3には27枚の蒸発板に対応した切込み9が形成されており、各蒸発板の上側差込溝、下側差込溝に補強差込板3の切込み9を直交するように組み合わせることにより、27枚の蒸発板を補強差込板3によって立設状態で固定するように構成してある。
補強差込板3は、補強部材として機能させるために耐水性のある材料で構成してあり、一般的な合成樹脂を使用することができる。例えば、そのような樹脂としては、ポリプロピレンなどが例示できる。
【0018】
この第1実施形態では、図3に示すように、前記補強差込板3を上側差込溝7、下側差込溝8に差し込んだ後に、上側差込溝7、下側差込溝8の溝入口側に図10に示すような鋼線枠5が嵌め込まれた構成になっている。
図10に示すように鋼線枠5は、四角形に折り曲げられた鋼線14で構成してある。鋼線枠5は、前記上側差込溝7に差し込まれる上側差込辺部10と、前記下側差込溝8に差し込まれる下側差込辺部11と、上側差込辺部10と下側差込辺部11の前端部を繋ぐ前側接続辺部12と、上側差込辺部10と下側差込辺部11の後端部を繋ぐ後側接続辺部13とを備えている。
【0019】
図10に示すように鋼線枠5は、一本の鋼線14を上記四角形になるように4カ所で折り曲げて、その一本の鋼線14の両端が前側接続辺部12の中央部に位置するように構成してあり、予め、図10(A)に示すように鋼線14の一方の端部域に嵌めておいた円筒形の接続具15を、図10(B)に示すように移動させて、変形力に対して保形機能を備えた四角形の鋼線枠5になるようにしてある。
また、図6に示すように、鋼線枠5の前側接続辺部12がドレン水蒸発装置1の最前面蒸発板2aよりも前側に位置し、鋼線枠5の後側接続辺部13が最後面蒸発板2bよりも後側に位置するように、蒸発板2の前後方向の奥行き距離L1よりも鋼線枠5の上側差込辺部10、下側差込辺部11の長さL2を長く形成してある。
【0020】
図11は第1実施形態に係るドレン水蒸発装置を組み立てる手順を模式的に示した図である。
上記構成のドレン水蒸発装置を組み立てるときは、図11に示すように、蒸発板2の上側差込溝7、下側差込溝8に補強差込板3を差し込んで組み付けた後、差込溝7・8のより外側に鋼線枠5を差し込んだ状態で、上側差込溝7、下側差込溝8が形成された各蒸発板2の横側端部域と、差し込まれた補強差込板3及び鋼線枠5とを接着剤16等で固定することにより、接着部17(図12参照)を作るようにする。
【0021】
図12は差込溝に差し込まれた補強差込板、鋼線枠の長さ関係を示す拡大図である。
図9に示す補強差込板3において、切込み9の残りの幅をUとした場合に、図12に示すように上側差込溝7、下側差込溝8の溝の深さWは前記残りの幅Uよりも長く(W>U)、形成してある。また、鋼線枠5の横幅をdとした場合、
W≧U+d
となるように設定することが好ましい。
【0022】
このように長さを設定することにより、補強枠5や接着部17がドレン水蒸発装置の横側から大きく突出することがないとともに、差込溝7・8の溝部に接着剤を挿入して接着することにより、形成された接着部17は、上側差込溝7、下側差込溝8が形成された各蒸発板2の横側端部域と、差し込まれた補強差込板3及び鋼線枠5をしっかりと固定することが可能になる。つまり、上記長さに設定することにより、蒸発板2、補強差込板3、鋼線枠5の3つの部材を簡単な接着処理でしっかりと固定することが可能になる。
【0023】
また、図1に示すように、接着部17はドレン水蒸発装置1の右横側において、上側差込溝7、下側差込溝8の前側の接着部17と後側の接着部17の合計4ヶ所、左横側においても合計4ヶ所、合わせてドレン水蒸発装置1全体で、少なくとも8ケ所設けることが好ましい。なお、この第1実施形態では、図1、図4に示すように、上側差込溝7、下側差込溝8の前後方向の中間域にも中間接着部17aを設けてドレン水蒸発装置1全体で合計12ヶ所、接着部17を設けた構成が示してある。
【0024】
このようなドレン水蒸発装置であれば、補強枠体4としての鋼線枠5が上下方向および菱形になるような変形の力に対して、軽量であるにも係わらず、十分な補強を行うことができるとともに、要求される強度に応じて、補強差込板3に加えて鋼線枠5を付け加えたり、鋼線枠5を省略したりすることができるので、既存のドレン水蒸発装置にも簡単に適用できる。
さらに、縦、横、高さの異なる複数種類のドレン粋蒸発装置にも、鋼線の折り曲げ方を変えるだけで所定の鋼線枠5を作ることができるので、低コストで多品種のドレン水蒸発装置の補強を簡単に行うことができる。
また、鋼線枠5は鋼線で構成されているので、水にも強いとともに、細い形状であるから、ドレン水蒸発装置の通気性を低下させることなく、その強度を向上させることができる。
【0025】
[第2実施形態]
図13はこの発明の第2実施形態に使用される補強枠体を説明するための斜視図、図14はその補強枠体のみを使用してドレン水蒸発装置を組み立てた斜視図である。
この第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、前記補強枠体を鋼線枠で構成せず、他の材質で構成された四角形枠体18で構成した点のみである。このような四角形枠体18を構成する材質として、例えば、熱可塑性樹脂で構成された一体成形枠が例示できる。図13に示す四角形枠体18は上側差込辺部10、下側差込辺部11に蒸発板と嵌合する切込み9を備えている。
【0026】
図13に示すような四角形枠体18も前側接続辺部12と後側接続辺部13を備えているので、ドレン水蒸発装置全体を菱形に変形させるような力や、押しつぶすような方向の力に対して強い耐性を有する。
なお、この第2実施形態において、第1実施形態で示した補強差込板3の材質を使用して四角形枠体18を構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態を示すドレン水蒸発装置の斜視図である。
【図2】図2はそのドレン水蒸発装置をドレン水受け部材内に配置した状態の斜視図である。
【図3】図3はドレン水蒸発装置の正面図である。
【図4】図4はドレン水蒸発装置の左側面図である。
【図5】図5はドレン水蒸発装置の平面図である。
【図6】図6は図3のVI−VI線縦断面図である。
【図7】図7は図5のVII−VII線縦断面図である。
【図8】図8は図3のVIII−VIII線横断面図である。
【図9】図9は補強差込板の部分平面図である。
【図10】図10は鋼線枠を示す斜視図であり、図10(A)は接続具で接続する前の状態を示す図、図10(B)は接続具で接続した後の状態を示す図である。
【図11】図11は第1実施形態に係るドレン水蒸発装置を組み立てる手順を模式的に示した図である。
【図12】図12は差込溝に差し込まれた補強差込板、鋼線枠の長さ関係を示す拡大図である。
【図13】図13はこの発明の第2実施形態に使用される補強枠体を説明するための斜視図である。
【図14】図14はその補強枠体のみを使用してドレン水蒸発装置を組み立てた斜視図である。
【図15】図15は帯状の補強部材を蒸発板の横側面に貼り付けて強度を向上させる、従来例1を説明するための斜視図である。
【図16】図16は複数の蒸発板の横側面に溝を設け、その溝に補強部材を水平に差し込む従来例2を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
2…蒸発板、2a…最前面蒸発板、2b…最後面蒸発板、3…補強差込板、4…補強枠体、5…鋼線枠、7…上側差込溝、8…下側差込溝、10…上側差込辺部、11…下側差込辺部、12…前側接続辺部、13…後側接続辺部、17…接着部、18…四角形枠体、20…ドレン水受け部材。

Claims (8)

  1. 吸水性の蒸発板を垂直方向に複数枚、所定間隔を隔てて立設するとともに蒸発板の下部をドレン水受け部材内の水に浸漬し、その水を蒸発板から蒸発させるドレン水蒸発装置において、
    並立した蒸発板の横壁の少なくとも上下2カ所に水平方向に差込溝を形成し、その上側差込溝、下側差込溝に差し込む補強枠体を設け、
    その補強枠体は、前記上側差込溝に差し込まれる上側差込辺部と、前記下側差込溝に差し込まれる下側差込辺部と、上側差込辺部と下側差込辺部の前端部を繋ぐ前側接続辺部と、上側差込辺部と下側差込辺部の後端部を繋ぐ後側接続辺部とを備えていることを特徴とする、ドレン水蒸発装置。
  2. 前記請求項1に記載のドレン水蒸発装置において、並立した蒸発板の横側から見たときに、前記補強枠体が四辺形状となっている、ドレン水蒸発装置。
  3. 請求項1ないし請求項2のいずれか一項に記載のドレン水蒸発装置において、前記補強枠体が鋼線を四角形に折り曲げた鋼線枠で構成してある、ドレン水蒸発装置。
  4. 請求項1ないし請求項2のいずれか一項に記載のドレン水蒸発装置において、前記補強枠体が可撓性を有する成形された四角形枠体で構成してある、ドレン水蒸発装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のドレン水蒸発装置において、前記上側差込溝、下側差込溝に補強枠体とは別の補強差込板を差し込んだ、ドレン水蒸発装置。
  6. 請求項5に記載のドレン水蒸発装置において、前記補強差込板を上側差込溝、下側差込溝に差し込んだ後に、前記上側差込溝、下側差込溝の溝入口側に前記補強枠体を差し込んだ、ドレン水蒸発装置。
  7. 請求項6に記載のドレン水蒸発装置において、上側差込溝、下側差込溝が形成された各蒸発板の横側端部域と、差し込まれた補強差込板及び補強枠体を固定する接着部を設けた、ドレン水蒸発装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のドレン水蒸発装置において、補強枠体の前側接続辺部がドレン水蒸発装置の最前面蒸発板よりも前側に位置し、補強枠体の後側接続辺部が最後面蒸発板よりも後側に位置している、ドレン水蒸発装置。
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