JP2004052747A - 運動量変換バンド - Google Patents
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Abstract
【課題】体の体局部(特に手首と足首)の運動によって、体局部がなす運動エネルギーを電気エネルギーに無駄なく効率良く最大限に変換して蓄電池に蓄え、検出した運動量や運動回数に応じて報知手段を作動させることができる運動量変換バンドを提供すること。
【解決手段】体の体局部の手首や足首に装着するバンドに、体局部の運動に追従して適当な振り幅で回動する振り子を設け、その体局部がなす弧状の運動によって発電機を回転させる回転運動に変換し、その体局部の弧状の運動によって振り子へ働く力を慣性力や遠心力や重力の作用も応用して、無駄なく効率良く最大限に発電機を回転させて電気エネルギーに変換し、その発電した電気エネルギーを蓄電池に蓄電する構成。
【選択図】 図8
【解決手段】体の体局部の手首や足首に装着するバンドに、体局部の運動に追従して適当な振り幅で回動する振り子を設け、その体局部がなす弧状の運動によって発電機を回転させる回転運動に変換し、その体局部の弧状の運動によって振り子へ働く力を慣性力や遠心力や重力の作用も応用して、無駄なく効率良く最大限に発電機を回転させて電気エネルギーに変換し、その発電した電気エネルギーを蓄電池に蓄電する構成。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、体局部に装着し運動量を変換するバンドに関する。
【従来の技術】
従来、体局部の運動によって発電する装置が幾つか提案されており、例えば手でハンドルを廻して発電する装置や、身体の運動によって発電する装置がある。それで手で廻して発電する装置においては、発電効率が良いが体全体の運動としては運動量に乏しい。また身体の運動によって発電する装置として、例えば特開2000−84137号公報が提案されており、その中の構成で、リストバンドに装着した手首の運動で回転する振り子によって発電器を廻し発電するものがある。然しその構成にあっては、ジョギングやランニングのように手首が肩を中心に弧状の運動をする時は、図13に示すように、手を振り上げて振り下ろす時に、又は手を振り下ろして振り上げる時に、その振り子の重心が回転軸(の方向)に力が働くため、その力は回転軸で殆ど吸収されてしまい、振り子の回動が回転する力として回転軸の回転する方向に働かず、大きな力のロスがあった。そのため手首の弧状の運動でなされる運動エネルギーを無駄なく効率良く発電機に働かせて発電できる装置ではなかった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述の問題に鑑みて試行研究の上なされたもので、体の体局部(特に手首と足首)の運動によって、体局部がなす運動エネルギーを電気エネルギーに無駄なく効率良く最大限に変換して蓄電池に蓄え、検出した運動量や運動回数に応じて報知手段を作動させることができる運動量変換バンドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
本発明は、体の体局部の手首や足首に装着するバンドに、体局部の運動に追従して適当な振り幅で回動する振り子を設け、その体局部がなす弧状の運動により発電機を回転させる回転運動に変換するもので、その体局部の弧状の運動によって振り子に働く力を慣性力や遠心力や重力の作用も応用して、無駄なく効率良く最大限に発電機を回転させて電気エネルギーに変換し、その発電した電気エネルギーを蓄電池に蓄電(充電)する構成である。
【発明の実施の形態】
本発明の実施する形態を列挙し、詳細は実施例で説明する。
*バンドの形状は、輪形状でもバンドの両端が互いに係止する構造でもよい。
*蓄電池は、ニッケル・カドミウム蓄電池(ニッカド蓄電池)やリチウムイオン蓄電池やニッケル水素蓄電池等で実施できる。蓄電池は予め本発明の構成に含めて実施してもよいし、本発明を構成する蓄電池ホルダーに後から市販の蓄電池を挿脱して収納するように実施してもよい。
*蓄電池の充電完了の検知方法は、蓄電池の電圧を検出する方法や、電流を検出する方法や、その他の方法でもよい。
*センサは、回動する振り子が光センサの光軸を遮る透過型光センサや光軸を反射する反射型光センサでもよいし、また振り子が接点(コンタクト)をON/OFFする構造等で実施してよい。
*バンドの係止手段は、止めバンドや面ファスナー(登録商標マジックテープ)等で実施できる。
*報知手段は、LED、ブザー、電子音、液晶表示やその他で実施してよい。また報知する蓄電池の充電状態は、フル充電の完了に対して何分の1まで充電したかの経過状態を表示することや、また蓄電池の蓄電残量で携帯電話機の可能な連続通話時間を表示するように構成してもよい。
*収納部は、バンド体の一部に構成しても、バンド体と別体にしてバンド体に着脱できるように構成してもよい。また収納部を透明に形成してもよい。
*本発明の構成に、時計表示機能を具備して構成してもよく、また音楽再生機能や電話機能や他の機能を具備して構成してもよい。
【実施例】
本発明を、図面を基に説明する。
図1は、本発明の構成の1実施例を示したものである。図1(a)(b)は本発明の全体を一部透視した斜視図を示し、図1(c)はその展開した状態を示し、図1(b)は本発明を手に装着した横向きの状態を示している。図示するようにバンド1に収納部1Aを設け、その裏側に図示しない開閉部を形成する。収納部1A内には蓄電池8を収納する蓄電池ホルダー12を設け、発電機3として交流発電機3Aを図示のように設け、その交流発電機3Aの回転軸2bを中心に回動する振り子2を設ける。振り子2は適当に厚みがあるくさび状のアルミ材で形成し、その重心2a(図示のx)は回転軸2bよりかなり離れた位置にあり、振り子2は外力や重力が加わると、重心2aがその力の働く方向へと運動しょうとして、振り子2は回転軸2bを中心に回転運動を始める。交流発電機3A上には、弾性のあるゴム材でなるストッパー7が2箇所に設けられており、回動する振り子2はこのストッパー7でその回動方向への動きが止められる。振り子2がB地点にきてストッパー7により止められると、反射型センサ14でその振り子2の側面が検出され、センサ14よりパルス信号が形成され、図3に示すパルス計数部5でそのパルス数がカウントされる。パルス計数部5はセンサ14で振り子2の動きによる手の振り下ろし状態を検出し、1パルスを1回の手の振り下ろし動作として検出しカウントする。そして図示のように、パルス計数部5では計数した適当なカウント数に応じて報知手段10を作動させる構成である。本実施例ではLED10a1〜10a4や液晶表示10bを点灯表示させるように構成しており、この構成で例えばカウント数を逐次液晶表示10bに表示したり、またカウント数が300増えるごとにLED10a1〜10a4を順に点灯させるように構成できる。例えば300回手を振るとカウント数が300になってLED10a1が点灯し、もう300回(トータル600回)手を振るとLED10a2が点灯し、もう300回(トータル900回)手を振るとLED10a3が点灯し、もう300回(トータル1200回)手を振るとLED10a4が点灯するように構成できる。ここでのカウント数は300に限らず、200、400、500と適宜設定できるように構成してもよい。またLED10a1〜10a4の点灯の仕方も、常に1個づつ順に点灯するようにしてもよいし、1個づつ増えながら順に点灯していくように構成してもよい。パルス計数部5は例えば10進BCDカウンタSN74LS90やカウンタIC74HC160等で実施できる。この構成で収納している電池15が消耗して交換時期に達した時は、バンド1の裏側に形成する開閉部を開いて抜き差しでき、電池15の交換が可能である。本実施例の構成を図10及び図11、図12で実際に手首に装着した状態で説明すると、ゴム材で伸縮するバンド1を手首に挿入して嵌めると図10(b)の状態になり、バンド1は手首にしっかりとフィットする。この状態で図12に示すように手首を上下に振ると、図12(a)の手を振り上げた状態になる迄に、振り子2は図1(b)のA地点まで回動し、B地点からA地点まで回動する間、交流発電機3Aの回転軸が回転して発電がなされる。同様に図12(d)(e)の手を振り下ろした状態になる迄に、振り子2は図1(b)のB地点まで回動し、A地点からB地点まで回動する間、交流発電機3Aの回転軸が回転して発電がなされる。そしてこの手首(腕)を振り上げる動作と振り下ろす動作を連続して行うと、図3に示すように交流起電流iが流れ、この交流起電流iが整流部9内の整流ブリッジダイオード回路に流れると、一方向に流れる電流iとなり、その電流iを平滑回路で平滑すると、直流電流に近い電流iとなって蓄電池8へと逐次蓄電(充電)される。蓄電池8は蓄電(充電)されていくと、その電極間の充電電圧は次第に高くなっていき、充電完了電圧をVsとすると、その充電完了電圧Vsと電極間の充電時の充電電圧Voとを電圧/電流検出判定回路13で比較し、Vo>Vsになった場合は、例として蓄電池8への蓄電(充電)を停止し、充電完了を知らせる青色LEDを発光させるように構成できる。または他の実施例として図示のLED10a1を青色と赤色の2色LEDで構成し、充電完了時は青色点灯させるようにも構成できる。そしてパルス計数部5でパルス数をカウントし、例えばそのLED10a1が300回カウントして赤色点灯時から300回パルスをカウントした時点でLED10a2を点灯し、更に300回パルスをカウントした時点でLED10a3を点灯し、更に300回パルスをカウントした時点でLED10a4を点灯させるように構成できる。この実施例の構成で、最初から蓄電池8が十分に蓄電(充電)されてる状態であれば、LED10a1は最初から青色点灯状態になり、蓄電池8への蓄電(充電)を停止し、蓄電池8への過剰な蓄電(充電)を抑えるように構成できる。また内蔵している電池15の無駄な消費を抑えるためスイッチを設けてON/OFFできる構成してもよい。図3の整流部9内の平滑回路には、電解コンデンサを並列に接続することで、波形を直流に近い波形に平滑することができる。
図2は、本発明の構成の1実施例を示したものである。本構成では皮材でなるバンド1の両端に具備する止めバンド1aで手首に装着でき、振り子2の回動運動を発電機3に伝動する伝動部4を介在して、交流発電機3Aの回転数を増大させるよう構成したものである。この構成において基台4d上に振り子2の回転軸2bを軸支し、基台4dの裏側に設けた交流発電機3Aの回転子軸と前記回転軸2bにそれぞれ歯車4a、4aを嵌設し、そのギヤ比に応じた回転数を交流発電機3Aに伝動させるように構成している。この構成で例えばギヤ比を10:1にすれば、振り子2が半回転するごとに、交流発電機3Aの回転子軸は5回転することになる。ここで振り子2は回転モーメントを大きくするように、重量のある鉄材等で実施できる。尚、振り子2の両方向への回転運動をギヤ等で発電機3の回転子軸が1方向のみに回転するように伝動する構成にしてもよい。
図4は、本発明の構成の1実施例で、樹脂材でなるバンド1の両端部に互いに接面して係合する面ファスナー1b、1b(登録商標:マジックテープ)を設けており、バンド1を手首に巻きつけて面ファスナー1b、1bを互いに接面させることで、バンド1を手首に装着させてしっかり固定できる。この実施例の構成では、発電機3として直流発電機3Bを基台4dの裏側に設けて、振り子2が両方向に回動する運動を、伝動部4を介在させて1方向のみに直流発電機3Bが回転する構成にしている。図4(b)に示すように、基台4d上に軸支した振り子2と歯車4aとの間に軸継手4b、4bを設けており、この軸継手4b、4bの働きで振り子2の両方向への回動を、歯車4aの1方向のみの回転にして伝動する構成である。図4(c)はその伝動部4の拡大図を示すもので、振り子2と一体で回転する回転軸2b上に遊嵌する図上右側の軸継手4bと歯車4aは、一体形成してスプリング4cにより適当な力で常に押圧されており、回転軸2bの軸上を両体は左右に遊動することができる。この状態で図4(d)に示すように、互いに接面する軸継手4b、4bが、図の振り子2側のB方向の回転には両突起部分が互いに噛み合って、B方向の回転は歯車4aに伝動し、A方向の回転では接面する軸継手4b、4bが互いに滑りあって、A方向の回転は歯車4aには伝動しない。この実施例の構成では、図12に図示する腕を振り上げ振り下ろす運動をすると、その運動に追従して振り子2に回動する力が加わり、図12(a)まで腕を振り上げる迄には、振り子2の重心2aに加わる力は慣性力+遠心力を加えた上方への加速度が増した力が加わり、図12(e)まで腕を振り下ろす迄には、振り子2の重心2aに加わる力は慣性力+遠心力+重力を加えた下方への加速度が増した合計する力が加わる。このためいずれも腕の振りに追従する力が振り子2に加わるが、腕を振り下ろす方向には腕と振り子2の重量の重力が余分に加わるため、その分直流発電機3Bの回転軸を速く長く回転できる。そのため直流発電機3Bに発生する発電量も大きくなる。その構成において振り子2が図1(b)のB地点に到達しても、歯車4aに加速度がついていると、その慣性力で歯車4aは回転し続ける。図1、図2の実施構成においては、振り子2が図1(b)のB地点に到達した時点で、発電機3の回転は止まってしまうが、本実施例で構成した前述の軸継手4b、4bの働きによって、B地点に到達後も発電機3の回転はすぐには止まらずに回転し続ける。そしてB地点に到達後に再び腕を振り上げる動作をして振り子2がA方向に回動しても、前述の軸継手4b、4bは1方向のみに伝動する構成になっているため、そのA方向への回動によって歯車4aに逆の回転力が及ぶことはない。尚、振り子2の回転軸2bに例えばゼンマイばねを設けて、自力で図1(b)のA地点に回動して戻るように構成することもできる。またA地点のストッパー7に、振り子2と互いに斥力が働くマグネットを設けて構成してもよい。本実施構成では、携帯用の電子機器で電源を充電する携帯電話機や音楽再生器やデジタルカメラ用の蓄電池8を収納する蓄電池ホルダー12を設けており、蓄電池8を蓄電池ホルダー12に抜き差して収納することができる。収納した状態で蓄電池8は充電可能状態になるが、この構成で特に携帯電話機用の蓄電池8を収納する場合においては、本特許願の出願時に通信会社としては、J−PHONE、TU−KA、NTTDoCoMo、au等あり、また携帯電話機メーカーにあっては、NEC、京セラ、サンヨー電機、ソニーエリクソン、東芝、ノキア、パナソニック、富士通、カシオ計算機、ケンウッド、シャープ、デンソー、日本無線、パイオニア、日立製作所、三菱電機等があり、携帯電話機内に収納する蓄電池8の形状も多種多様である。また蓄電池8単体で収納するもの、蓄電池8が携帯電話機の裏蓋と一体になって収納するもの(電池パックと称される)等あり、蓄電池8を蓄電(充電)する+、−の充電端子の配置位置も様々である。そのため本発明の1実施構成として、ひとつの蓄電池ホルダー12で複数社の蓄電池8を収納して充電できるように、最大公約数的に並べて配置した複数の充電端子12a、12a・・・12aを各蓄電池8の電極端子に対応する位置に配置した構成にしている。この構成で例えば充電端子12aを付勢材で押圧するようにも構成でき、各蓄電池8を蓄電池ホルダー12に収納した際、必要な充電端子12aのみが蓄電池8の電極端子に接面して通電と充電ができる。また本発明の他の実施構成として、蓄電池ホルダー12とは別体のアダプター12bを用意し、アダプター12bを蓄電池8と蓄電池ホルダー12との間に介在させて通電し充電する構成にもできる。アダプター12bは予め各蓄電池8の電極端子の配置に対応する接面端子を設けており、その接面端子がアダプター12bを蓄電池ホルダー12内に収納した際、蓄電池8の電極端子と蓄電池ホルダー12の充電端子12aとが導通するように設けて構成しており、この構成によっていかなる蓄電池8もアダプター12bを介在して構成することで充電が可能である。尚、本実施構成を前実施構成と組合せて設ける構成にしてもよい。
図5は、蓄電池8を抜き差して収納する蓄電池ホルダー12に、外部に電気を給電するコネクタ11を設けたものである。この構成により、例えば携帯電話機の電源が切れた時にはコネクタ11に携帯電話機を直接接続することで、一時的に携帯電話機の電源として使用が可能である。蓄電池8の大きさは電池状であれば、汎用性のある単4の大きさが適当である。蓄電池8への蓄電(充電)が完了したかどうかは、図3の同様の構成により、例えばLED10a1の点灯状態で確認することができる。コネクタ11は例えば接続線によって接続して延長できる構成にして実施してもよい。
図6は本発明の構成で、振り子2を遊嵌した回転軸2bにはずみ車6を設けて構成したものである。重量があって慣性モーメントが大きいはずみ車6は、一旦回転しだすと回転し続ける性質があり、図12に示す図(a)から図(d)(e)まで、腕を振り下ろす運動を加速度をつけて勢いよくすると、運動法則F=m・a(m:重量、a:加速度)に従う力Fが振り子2を回動させる方向に働き、図6(b)に示すように、その力は軸継手4b、4bを介在して回転軸2bに設けたはずみ車6の回転力として伝動される。はずみ車6に回転力が与えられて回転し始めると、はずみ車6は慣性モーメントが大きいため回転し続けようとし、その回転によって直流発電機3Bを1方向に回転させ続けようとする。そして腕の振り上げ振り下ろしの運動を連続で続けると、腕を振り下ろすごとに、腕を下方に振る運動エネルギーが振り子2に働く回転力としてはずみ車6を回転させる回転エネルギーにと変換でき、そのはずみ車6の回転エネルギーによって、最も無駄なく効率良く直流発電機3Bを回転させる回転エネルギーへと変換できる。はずみ車6は回転し続けようとする性質と、一定の速度で回転しょうとする性質があり、そのはずみ車6の回転で直流発電機3Bを回転させる回転エネルギーに変換し、最も効率良く最大限に安定した発電ができ、その発電した電気エネルギーを蓄電池8に連続して逐次蓄電(充電)できる構成となる。この構成では図6(c)に示すように、片方の軸継手4bと一体形成した歯車4aは、回転軸2bと互いの凸部と凹部が係合するように遊嵌されており、一体形成した軸継手4bと歯車4aは、はずみ車6を設けた回転軸2bと同方向に回転する構成になっている。
図7は本発明の1実施構成で、振り子2の回転運動を直流発電機3Bに伝動させる歯車4aをはずみ車6の役目と兼用する構成にしたものである。適当な厚みと径があって重量のある歯車4aを前実施例と同様回転軸2bに遊嵌して同方向に回転するように設け、前述の軸継手4b、4bの働きで振り子2の1方向への回転力が歯車4aに加わると、歯車4aは慣性モーメントが大きいため回転し続けようとし、図6に示した実施例と同様に直流発電機3Bを1方向に回転し続けようとして、効率の良い安定した発電がなされる。
図8は本発明の構成において、最も部品点数を少なくして最も効率の良い発電と蓄電(充電)ができる構成にしたものである。直流発電機3Bの回転子(ローター)軸の回転軸2bに振り子2を回動自在に設け、その振り子2の回動運動を軸継手4b、4bによって直流発電機3Bの回転子(ローター)を1方向へ回転させて発電させる構成である。直流発電機3Bは1実施構成として、直径45mm厚さ10mm程度の大きさにして、低回転でも発電能力が高い直流発電機3Bを設けて構成すると、回転する回転子(ローター)は必然的に自重が重い回転子となり、その重い自重が慣性モーメントを大きくして、結果的にはずみ車の役目を果たすため、その回転子(ローター)が一旦回転しだすと安定した回転で回転し続けようとする。このため非常に効率の良い発電と充電がなされる。前述の図6、図7の構成でもはずみ車6の性質が活かさて発電されるが、発電機3に力を伝動する過程で歯車4aを介在しているため、そこにどうしても力のロスが生じてしまうが、本構成では発電機3Bの回転子(ローター)が自在に回転できるため、非常に効率が良く発電ができる。図(b)(c)(d)で本実施例の詳細の構成を説明すると、直流発電機3Bを基台4d上にねじ16で直に留めて固定し、直流発電機3Bの回転子(ローター)の軸である回転軸2bを、図示のように軸に垂直に一部欠けた形状に形成し、その回転軸2bに適当な弾性をもつスプリング4cを遊嵌し、図(d)に示すように、軸継手4bを前記回転軸2bと同一断面形状で若干大きい開口部を中心に形成して回転軸2bに遊嵌させる。この状態でその軸継手4bは回転軸2b上を左右には自由に動けるが、その軸継手4bが回転すると回転軸2bを同一方向に回転させる構造になっている。一方の振り子2側の軸継手4bは、その中心に真円の開口部を形成し、振り子2と合体させて図(c)に示すように回転軸2b上に遊嵌させ、合体した振り子2と軸継手4bとは回転軸2b上を両回転方向に回動できる構造になっている。そして直流発電機3Bは前述の図4で詳述した軸継手4b、4bの原理によって、振り子2の1方向のみの回転力が伝動されてその方向に回転し続けようとする。この構成では振り子2の構造を図示のように形成しており、振り子2の重心2aは直流発電機3Bの径より長いため、トルクが大きくとれ大きな回転力を直流発電機3Bに伝動することができる。また直流発電機3Bの回転子の重心と振り子2の重心が同一面上に近いため、力のロスが少ない。さらに前実施例の振り子2の構造に比べて、前方のスペースが少しで済む。
このように図6、図7、図8に示す構成にあっては、はずみ車6の原理作用で直流発電機3Bを1方向に常に一定した回転を続けようとさせるため、その発電した電気は効率良く蓄電池8に蓄電(充電)ができる。尚、図6、図7、図8に示した構成を交流発電機3Aで構成してもよく、その構成においても同様に最も効率良い発電と蓄電がなされて蓄電池8に蓄電ができる。
図9は、本発明の構成をウォーキングに適する構成にして実施したものである。ジョギングやランニングでは、図12に示した手(腕)の運動になるが、ウオーキングでは図11に示した手の運動になる。そのためその手の運動に振り子2が効率良く追従して回動するように構成したものが図9に示す構成である。図9において、図9(a)は図11(c)に示す状態で、手首に装着した状態を示している。この構成で振り子2の回動範囲は図11(a)〜(e)の手の運動に追従する範囲に対応して構成しており、本構成の図9(b)の横置きにした状態と、前実施例の図1(b)に示した横置きの状態と比べて、振り子2の回動範囲を時計回りに若干ずらした構成になっている。この実際の手の振りの運動に合わせて、振り子2の回動範囲を可変することで、手の振りの運動に追従した発電機3の回転運動へと効率良く変換して発電できる。尚、この振り子2の回動範囲を例えばストッパー7,7を設けた基台4dを回動できる構成にして、可変設定できる構成にしてもよい。また振り子2の回動幅や振り子2の長さも、運動の種類に応じて適当に可変して構成してよい。また蓄電池8への蓄電(充電)も電圧/電流検出判定回路13で効率良く制御して、適当に蓄電(充電)するように構成できる。蓄電池8への蓄電(充電)は、急速に行うよりも時間をかけて行う方がよく、例えば電圧/電流検出判定回路13で蓄電池8への蓄電(充電)を定電流に制御して、蓄電(充電)するようにも構成できる。その1実施例としては定電流ダイオードを回路内に設けて実施することができる。また蓄電池8の用途、種類によっては充電完了電圧Vsが異なるため、充電完了電圧Vsを適当に可変設定できる構成にしてもよい。また内蔵した電池15の代わりに蓄電池8を電源にして本発明を実施してもよい。また本発明の構成に、時計表示機能やその他の音楽再生機能や電話機能を具備して構成してもよい。
本発明の各実施例では手首に装着する例を示したが、足首に装着しても勿論よく、いずれの構成も同様に実施可能である。
【発明の効果】
本発明は前述した構成により、体の体局部(特に手首と足首)の運動によって、体局部がなす運動エネルギーを電気エネルギーに無駄なく効率良く最大限に変換して蓄電池に蓄えられ、検出した運動量や運動回数に応じて報知手段を作動させることができると共に、モチベーションを高めて運動やトレーニングができる。またウォーキング、ジョギング、ランニング等の各運動やトレーニングによって体局部がなす運動エネルギーを電気エネルギーに無駄なく効率良く最大限に変換して蓄電池に蓄えられるため、運動しながら脂肪を燃やすダイエットと蓄電池への充電が同時にできる一挙両得の効果がある。本発明は手首に装着してれば、普段の生活でも充電は可能であり、その適当な重みはダンベルの役目を果たす効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(c)本発明の1実施例を展開した一部透視の斜視図
【図2】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例を展開した一部透視の斜視図
【図3】本発明の1実施例の回路ブロック図
【図4】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例の一部拡大した断面の側面図
X,Y方向から見た正面図
(c)(d)本発明の1実施例の一部拡大した断面の側面図
(e)本発明の1実施例を展開した一部透視の斜視図
【図5】本発明の1実施例の一部透視の斜視図
【図6】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例の一部拡大した断面の側面図
X,Y方向から見た正面図
(c)本発明の1実施例の一部拡大した断面の正面図
【図7】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例の一部拡大した断面の側面図
X,Y方向から見た正面図
【図8】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例の一部拡大した断面の側面図
X,Y方向から見た正面図
(c)(d)本発明の1実施例の一部拡大した断面の正面図
【図9】(a)(b)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
【図10】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例を手首に装着した一部透視の斜視図
【図11】(a)(b)(c)(d)(e)本発明を手首に装着した一部透視の斜視図
【図12】(a)(b)(c)(d)(e)本発明を手首に装着した一部透視の斜視図
【図13】従来例の正面図
【符号の説明】
1 : バンド
1A : 収納部
1a : 止めバンド
1b : 面ファスナー
2 : 振り子
2a: 重心
2b; 回転軸
3 : 発電機
3A: 交流発電機
3B: 直流発電機
4 : 伝動部
4a : 歯車
4b : 軸継手
4c : スプリング
4d : 基台
5 : パルス計数部
6 : はずみ車
7 : ストッパー
8 : 蓄電池
9 : 整流部
10 : 報知手段
10a : LED
10b : 液晶表示
11 : コネクタ
12 : 蓄電池ホルダー
12a : 充電端子
12b : アダプター
13 : 電圧/電流検出判定回路
14 : センサ
15 : 電池
16 : ねじ
本発明は、体局部に装着し運動量を変換するバンドに関する。
【従来の技術】
従来、体局部の運動によって発電する装置が幾つか提案されており、例えば手でハンドルを廻して発電する装置や、身体の運動によって発電する装置がある。それで手で廻して発電する装置においては、発電効率が良いが体全体の運動としては運動量に乏しい。また身体の運動によって発電する装置として、例えば特開2000−84137号公報が提案されており、その中の構成で、リストバンドに装着した手首の運動で回転する振り子によって発電器を廻し発電するものがある。然しその構成にあっては、ジョギングやランニングのように手首が肩を中心に弧状の運動をする時は、図13に示すように、手を振り上げて振り下ろす時に、又は手を振り下ろして振り上げる時に、その振り子の重心が回転軸(の方向)に力が働くため、その力は回転軸で殆ど吸収されてしまい、振り子の回動が回転する力として回転軸の回転する方向に働かず、大きな力のロスがあった。そのため手首の弧状の運動でなされる運動エネルギーを無駄なく効率良く発電機に働かせて発電できる装置ではなかった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述の問題に鑑みて試行研究の上なされたもので、体の体局部(特に手首と足首)の運動によって、体局部がなす運動エネルギーを電気エネルギーに無駄なく効率良く最大限に変換して蓄電池に蓄え、検出した運動量や運動回数に応じて報知手段を作動させることができる運動量変換バンドを提供することである。
【課題を解決するための手段】
本発明は、体の体局部の手首や足首に装着するバンドに、体局部の運動に追従して適当な振り幅で回動する振り子を設け、その体局部がなす弧状の運動により発電機を回転させる回転運動に変換するもので、その体局部の弧状の運動によって振り子に働く力を慣性力や遠心力や重力の作用も応用して、無駄なく効率良く最大限に発電機を回転させて電気エネルギーに変換し、その発電した電気エネルギーを蓄電池に蓄電(充電)する構成である。
【発明の実施の形態】
本発明の実施する形態を列挙し、詳細は実施例で説明する。
*バンドの形状は、輪形状でもバンドの両端が互いに係止する構造でもよい。
*蓄電池は、ニッケル・カドミウム蓄電池(ニッカド蓄電池)やリチウムイオン蓄電池やニッケル水素蓄電池等で実施できる。蓄電池は予め本発明の構成に含めて実施してもよいし、本発明を構成する蓄電池ホルダーに後から市販の蓄電池を挿脱して収納するように実施してもよい。
*蓄電池の充電完了の検知方法は、蓄電池の電圧を検出する方法や、電流を検出する方法や、その他の方法でもよい。
*センサは、回動する振り子が光センサの光軸を遮る透過型光センサや光軸を反射する反射型光センサでもよいし、また振り子が接点(コンタクト)をON/OFFする構造等で実施してよい。
*バンドの係止手段は、止めバンドや面ファスナー(登録商標マジックテープ)等で実施できる。
*報知手段は、LED、ブザー、電子音、液晶表示やその他で実施してよい。また報知する蓄電池の充電状態は、フル充電の完了に対して何分の1まで充電したかの経過状態を表示することや、また蓄電池の蓄電残量で携帯電話機の可能な連続通話時間を表示するように構成してもよい。
*収納部は、バンド体の一部に構成しても、バンド体と別体にしてバンド体に着脱できるように構成してもよい。また収納部を透明に形成してもよい。
*本発明の構成に、時計表示機能を具備して構成してもよく、また音楽再生機能や電話機能や他の機能を具備して構成してもよい。
【実施例】
本発明を、図面を基に説明する。
図1は、本発明の構成の1実施例を示したものである。図1(a)(b)は本発明の全体を一部透視した斜視図を示し、図1(c)はその展開した状態を示し、図1(b)は本発明を手に装着した横向きの状態を示している。図示するようにバンド1に収納部1Aを設け、その裏側に図示しない開閉部を形成する。収納部1A内には蓄電池8を収納する蓄電池ホルダー12を設け、発電機3として交流発電機3Aを図示のように設け、その交流発電機3Aの回転軸2bを中心に回動する振り子2を設ける。振り子2は適当に厚みがあるくさび状のアルミ材で形成し、その重心2a(図示のx)は回転軸2bよりかなり離れた位置にあり、振り子2は外力や重力が加わると、重心2aがその力の働く方向へと運動しょうとして、振り子2は回転軸2bを中心に回転運動を始める。交流発電機3A上には、弾性のあるゴム材でなるストッパー7が2箇所に設けられており、回動する振り子2はこのストッパー7でその回動方向への動きが止められる。振り子2がB地点にきてストッパー7により止められると、反射型センサ14でその振り子2の側面が検出され、センサ14よりパルス信号が形成され、図3に示すパルス計数部5でそのパルス数がカウントされる。パルス計数部5はセンサ14で振り子2の動きによる手の振り下ろし状態を検出し、1パルスを1回の手の振り下ろし動作として検出しカウントする。そして図示のように、パルス計数部5では計数した適当なカウント数に応じて報知手段10を作動させる構成である。本実施例ではLED10a1〜10a4や液晶表示10bを点灯表示させるように構成しており、この構成で例えばカウント数を逐次液晶表示10bに表示したり、またカウント数が300増えるごとにLED10a1〜10a4を順に点灯させるように構成できる。例えば300回手を振るとカウント数が300になってLED10a1が点灯し、もう300回(トータル600回)手を振るとLED10a2が点灯し、もう300回(トータル900回)手を振るとLED10a3が点灯し、もう300回(トータル1200回)手を振るとLED10a4が点灯するように構成できる。ここでのカウント数は300に限らず、200、400、500と適宜設定できるように構成してもよい。またLED10a1〜10a4の点灯の仕方も、常に1個づつ順に点灯するようにしてもよいし、1個づつ増えながら順に点灯していくように構成してもよい。パルス計数部5は例えば10進BCDカウンタSN74LS90やカウンタIC74HC160等で実施できる。この構成で収納している電池15が消耗して交換時期に達した時は、バンド1の裏側に形成する開閉部を開いて抜き差しでき、電池15の交換が可能である。本実施例の構成を図10及び図11、図12で実際に手首に装着した状態で説明すると、ゴム材で伸縮するバンド1を手首に挿入して嵌めると図10(b)の状態になり、バンド1は手首にしっかりとフィットする。この状態で図12に示すように手首を上下に振ると、図12(a)の手を振り上げた状態になる迄に、振り子2は図1(b)のA地点まで回動し、B地点からA地点まで回動する間、交流発電機3Aの回転軸が回転して発電がなされる。同様に図12(d)(e)の手を振り下ろした状態になる迄に、振り子2は図1(b)のB地点まで回動し、A地点からB地点まで回動する間、交流発電機3Aの回転軸が回転して発電がなされる。そしてこの手首(腕)を振り上げる動作と振り下ろす動作を連続して行うと、図3に示すように交流起電流iが流れ、この交流起電流iが整流部9内の整流ブリッジダイオード回路に流れると、一方向に流れる電流iとなり、その電流iを平滑回路で平滑すると、直流電流に近い電流iとなって蓄電池8へと逐次蓄電(充電)される。蓄電池8は蓄電(充電)されていくと、その電極間の充電電圧は次第に高くなっていき、充電完了電圧をVsとすると、その充電完了電圧Vsと電極間の充電時の充電電圧Voとを電圧/電流検出判定回路13で比較し、Vo>Vsになった場合は、例として蓄電池8への蓄電(充電)を停止し、充電完了を知らせる青色LEDを発光させるように構成できる。または他の実施例として図示のLED10a1を青色と赤色の2色LEDで構成し、充電完了時は青色点灯させるようにも構成できる。そしてパルス計数部5でパルス数をカウントし、例えばそのLED10a1が300回カウントして赤色点灯時から300回パルスをカウントした時点でLED10a2を点灯し、更に300回パルスをカウントした時点でLED10a3を点灯し、更に300回パルスをカウントした時点でLED10a4を点灯させるように構成できる。この実施例の構成で、最初から蓄電池8が十分に蓄電(充電)されてる状態であれば、LED10a1は最初から青色点灯状態になり、蓄電池8への蓄電(充電)を停止し、蓄電池8への過剰な蓄電(充電)を抑えるように構成できる。また内蔵している電池15の無駄な消費を抑えるためスイッチを設けてON/OFFできる構成してもよい。図3の整流部9内の平滑回路には、電解コンデンサを並列に接続することで、波形を直流に近い波形に平滑することができる。
図2は、本発明の構成の1実施例を示したものである。本構成では皮材でなるバンド1の両端に具備する止めバンド1aで手首に装着でき、振り子2の回動運動を発電機3に伝動する伝動部4を介在して、交流発電機3Aの回転数を増大させるよう構成したものである。この構成において基台4d上に振り子2の回転軸2bを軸支し、基台4dの裏側に設けた交流発電機3Aの回転子軸と前記回転軸2bにそれぞれ歯車4a、4aを嵌設し、そのギヤ比に応じた回転数を交流発電機3Aに伝動させるように構成している。この構成で例えばギヤ比を10:1にすれば、振り子2が半回転するごとに、交流発電機3Aの回転子軸は5回転することになる。ここで振り子2は回転モーメントを大きくするように、重量のある鉄材等で実施できる。尚、振り子2の両方向への回転運動をギヤ等で発電機3の回転子軸が1方向のみに回転するように伝動する構成にしてもよい。
図4は、本発明の構成の1実施例で、樹脂材でなるバンド1の両端部に互いに接面して係合する面ファスナー1b、1b(登録商標:マジックテープ)を設けており、バンド1を手首に巻きつけて面ファスナー1b、1bを互いに接面させることで、バンド1を手首に装着させてしっかり固定できる。この実施例の構成では、発電機3として直流発電機3Bを基台4dの裏側に設けて、振り子2が両方向に回動する運動を、伝動部4を介在させて1方向のみに直流発電機3Bが回転する構成にしている。図4(b)に示すように、基台4d上に軸支した振り子2と歯車4aとの間に軸継手4b、4bを設けており、この軸継手4b、4bの働きで振り子2の両方向への回動を、歯車4aの1方向のみの回転にして伝動する構成である。図4(c)はその伝動部4の拡大図を示すもので、振り子2と一体で回転する回転軸2b上に遊嵌する図上右側の軸継手4bと歯車4aは、一体形成してスプリング4cにより適当な力で常に押圧されており、回転軸2bの軸上を両体は左右に遊動することができる。この状態で図4(d)に示すように、互いに接面する軸継手4b、4bが、図の振り子2側のB方向の回転には両突起部分が互いに噛み合って、B方向の回転は歯車4aに伝動し、A方向の回転では接面する軸継手4b、4bが互いに滑りあって、A方向の回転は歯車4aには伝動しない。この実施例の構成では、図12に図示する腕を振り上げ振り下ろす運動をすると、その運動に追従して振り子2に回動する力が加わり、図12(a)まで腕を振り上げる迄には、振り子2の重心2aに加わる力は慣性力+遠心力を加えた上方への加速度が増した力が加わり、図12(e)まで腕を振り下ろす迄には、振り子2の重心2aに加わる力は慣性力+遠心力+重力を加えた下方への加速度が増した合計する力が加わる。このためいずれも腕の振りに追従する力が振り子2に加わるが、腕を振り下ろす方向には腕と振り子2の重量の重力が余分に加わるため、その分直流発電機3Bの回転軸を速く長く回転できる。そのため直流発電機3Bに発生する発電量も大きくなる。その構成において振り子2が図1(b)のB地点に到達しても、歯車4aに加速度がついていると、その慣性力で歯車4aは回転し続ける。図1、図2の実施構成においては、振り子2が図1(b)のB地点に到達した時点で、発電機3の回転は止まってしまうが、本実施例で構成した前述の軸継手4b、4bの働きによって、B地点に到達後も発電機3の回転はすぐには止まらずに回転し続ける。そしてB地点に到達後に再び腕を振り上げる動作をして振り子2がA方向に回動しても、前述の軸継手4b、4bは1方向のみに伝動する構成になっているため、そのA方向への回動によって歯車4aに逆の回転力が及ぶことはない。尚、振り子2の回転軸2bに例えばゼンマイばねを設けて、自力で図1(b)のA地点に回動して戻るように構成することもできる。またA地点のストッパー7に、振り子2と互いに斥力が働くマグネットを設けて構成してもよい。本実施構成では、携帯用の電子機器で電源を充電する携帯電話機や音楽再生器やデジタルカメラ用の蓄電池8を収納する蓄電池ホルダー12を設けており、蓄電池8を蓄電池ホルダー12に抜き差して収納することができる。収納した状態で蓄電池8は充電可能状態になるが、この構成で特に携帯電話機用の蓄電池8を収納する場合においては、本特許願の出願時に通信会社としては、J−PHONE、TU−KA、NTTDoCoMo、au等あり、また携帯電話機メーカーにあっては、NEC、京セラ、サンヨー電機、ソニーエリクソン、東芝、ノキア、パナソニック、富士通、カシオ計算機、ケンウッド、シャープ、デンソー、日本無線、パイオニア、日立製作所、三菱電機等があり、携帯電話機内に収納する蓄電池8の形状も多種多様である。また蓄電池8単体で収納するもの、蓄電池8が携帯電話機の裏蓋と一体になって収納するもの(電池パックと称される)等あり、蓄電池8を蓄電(充電)する+、−の充電端子の配置位置も様々である。そのため本発明の1実施構成として、ひとつの蓄電池ホルダー12で複数社の蓄電池8を収納して充電できるように、最大公約数的に並べて配置した複数の充電端子12a、12a・・・12aを各蓄電池8の電極端子に対応する位置に配置した構成にしている。この構成で例えば充電端子12aを付勢材で押圧するようにも構成でき、各蓄電池8を蓄電池ホルダー12に収納した際、必要な充電端子12aのみが蓄電池8の電極端子に接面して通電と充電ができる。また本発明の他の実施構成として、蓄電池ホルダー12とは別体のアダプター12bを用意し、アダプター12bを蓄電池8と蓄電池ホルダー12との間に介在させて通電し充電する構成にもできる。アダプター12bは予め各蓄電池8の電極端子の配置に対応する接面端子を設けており、その接面端子がアダプター12bを蓄電池ホルダー12内に収納した際、蓄電池8の電極端子と蓄電池ホルダー12の充電端子12aとが導通するように設けて構成しており、この構成によっていかなる蓄電池8もアダプター12bを介在して構成することで充電が可能である。尚、本実施構成を前実施構成と組合せて設ける構成にしてもよい。
図5は、蓄電池8を抜き差して収納する蓄電池ホルダー12に、外部に電気を給電するコネクタ11を設けたものである。この構成により、例えば携帯電話機の電源が切れた時にはコネクタ11に携帯電話機を直接接続することで、一時的に携帯電話機の電源として使用が可能である。蓄電池8の大きさは電池状であれば、汎用性のある単4の大きさが適当である。蓄電池8への蓄電(充電)が完了したかどうかは、図3の同様の構成により、例えばLED10a1の点灯状態で確認することができる。コネクタ11は例えば接続線によって接続して延長できる構成にして実施してもよい。
図6は本発明の構成で、振り子2を遊嵌した回転軸2bにはずみ車6を設けて構成したものである。重量があって慣性モーメントが大きいはずみ車6は、一旦回転しだすと回転し続ける性質があり、図12に示す図(a)から図(d)(e)まで、腕を振り下ろす運動を加速度をつけて勢いよくすると、運動法則F=m・a(m:重量、a:加速度)に従う力Fが振り子2を回動させる方向に働き、図6(b)に示すように、その力は軸継手4b、4bを介在して回転軸2bに設けたはずみ車6の回転力として伝動される。はずみ車6に回転力が与えられて回転し始めると、はずみ車6は慣性モーメントが大きいため回転し続けようとし、その回転によって直流発電機3Bを1方向に回転させ続けようとする。そして腕の振り上げ振り下ろしの運動を連続で続けると、腕を振り下ろすごとに、腕を下方に振る運動エネルギーが振り子2に働く回転力としてはずみ車6を回転させる回転エネルギーにと変換でき、そのはずみ車6の回転エネルギーによって、最も無駄なく効率良く直流発電機3Bを回転させる回転エネルギーへと変換できる。はずみ車6は回転し続けようとする性質と、一定の速度で回転しょうとする性質があり、そのはずみ車6の回転で直流発電機3Bを回転させる回転エネルギーに変換し、最も効率良く最大限に安定した発電ができ、その発電した電気エネルギーを蓄電池8に連続して逐次蓄電(充電)できる構成となる。この構成では図6(c)に示すように、片方の軸継手4bと一体形成した歯車4aは、回転軸2bと互いの凸部と凹部が係合するように遊嵌されており、一体形成した軸継手4bと歯車4aは、はずみ車6を設けた回転軸2bと同方向に回転する構成になっている。
図7は本発明の1実施構成で、振り子2の回転運動を直流発電機3Bに伝動させる歯車4aをはずみ車6の役目と兼用する構成にしたものである。適当な厚みと径があって重量のある歯車4aを前実施例と同様回転軸2bに遊嵌して同方向に回転するように設け、前述の軸継手4b、4bの働きで振り子2の1方向への回転力が歯車4aに加わると、歯車4aは慣性モーメントが大きいため回転し続けようとし、図6に示した実施例と同様に直流発電機3Bを1方向に回転し続けようとして、効率の良い安定した発電がなされる。
図8は本発明の構成において、最も部品点数を少なくして最も効率の良い発電と蓄電(充電)ができる構成にしたものである。直流発電機3Bの回転子(ローター)軸の回転軸2bに振り子2を回動自在に設け、その振り子2の回動運動を軸継手4b、4bによって直流発電機3Bの回転子(ローター)を1方向へ回転させて発電させる構成である。直流発電機3Bは1実施構成として、直径45mm厚さ10mm程度の大きさにして、低回転でも発電能力が高い直流発電機3Bを設けて構成すると、回転する回転子(ローター)は必然的に自重が重い回転子となり、その重い自重が慣性モーメントを大きくして、結果的にはずみ車の役目を果たすため、その回転子(ローター)が一旦回転しだすと安定した回転で回転し続けようとする。このため非常に効率の良い発電と充電がなされる。前述の図6、図7の構成でもはずみ車6の性質が活かさて発電されるが、発電機3に力を伝動する過程で歯車4aを介在しているため、そこにどうしても力のロスが生じてしまうが、本構成では発電機3Bの回転子(ローター)が自在に回転できるため、非常に効率が良く発電ができる。図(b)(c)(d)で本実施例の詳細の構成を説明すると、直流発電機3Bを基台4d上にねじ16で直に留めて固定し、直流発電機3Bの回転子(ローター)の軸である回転軸2bを、図示のように軸に垂直に一部欠けた形状に形成し、その回転軸2bに適当な弾性をもつスプリング4cを遊嵌し、図(d)に示すように、軸継手4bを前記回転軸2bと同一断面形状で若干大きい開口部を中心に形成して回転軸2bに遊嵌させる。この状態でその軸継手4bは回転軸2b上を左右には自由に動けるが、その軸継手4bが回転すると回転軸2bを同一方向に回転させる構造になっている。一方の振り子2側の軸継手4bは、その中心に真円の開口部を形成し、振り子2と合体させて図(c)に示すように回転軸2b上に遊嵌させ、合体した振り子2と軸継手4bとは回転軸2b上を両回転方向に回動できる構造になっている。そして直流発電機3Bは前述の図4で詳述した軸継手4b、4bの原理によって、振り子2の1方向のみの回転力が伝動されてその方向に回転し続けようとする。この構成では振り子2の構造を図示のように形成しており、振り子2の重心2aは直流発電機3Bの径より長いため、トルクが大きくとれ大きな回転力を直流発電機3Bに伝動することができる。また直流発電機3Bの回転子の重心と振り子2の重心が同一面上に近いため、力のロスが少ない。さらに前実施例の振り子2の構造に比べて、前方のスペースが少しで済む。
このように図6、図7、図8に示す構成にあっては、はずみ車6の原理作用で直流発電機3Bを1方向に常に一定した回転を続けようとさせるため、その発電した電気は効率良く蓄電池8に蓄電(充電)ができる。尚、図6、図7、図8に示した構成を交流発電機3Aで構成してもよく、その構成においても同様に最も効率良い発電と蓄電がなされて蓄電池8に蓄電ができる。
図9は、本発明の構成をウォーキングに適する構成にして実施したものである。ジョギングやランニングでは、図12に示した手(腕)の運動になるが、ウオーキングでは図11に示した手の運動になる。そのためその手の運動に振り子2が効率良く追従して回動するように構成したものが図9に示す構成である。図9において、図9(a)は図11(c)に示す状態で、手首に装着した状態を示している。この構成で振り子2の回動範囲は図11(a)〜(e)の手の運動に追従する範囲に対応して構成しており、本構成の図9(b)の横置きにした状態と、前実施例の図1(b)に示した横置きの状態と比べて、振り子2の回動範囲を時計回りに若干ずらした構成になっている。この実際の手の振りの運動に合わせて、振り子2の回動範囲を可変することで、手の振りの運動に追従した発電機3の回転運動へと効率良く変換して発電できる。尚、この振り子2の回動範囲を例えばストッパー7,7を設けた基台4dを回動できる構成にして、可変設定できる構成にしてもよい。また振り子2の回動幅や振り子2の長さも、運動の種類に応じて適当に可変して構成してよい。また蓄電池8への蓄電(充電)も電圧/電流検出判定回路13で効率良く制御して、適当に蓄電(充電)するように構成できる。蓄電池8への蓄電(充電)は、急速に行うよりも時間をかけて行う方がよく、例えば電圧/電流検出判定回路13で蓄電池8への蓄電(充電)を定電流に制御して、蓄電(充電)するようにも構成できる。その1実施例としては定電流ダイオードを回路内に設けて実施することができる。また蓄電池8の用途、種類によっては充電完了電圧Vsが異なるため、充電完了電圧Vsを適当に可変設定できる構成にしてもよい。また内蔵した電池15の代わりに蓄電池8を電源にして本発明を実施してもよい。また本発明の構成に、時計表示機能やその他の音楽再生機能や電話機能を具備して構成してもよい。
本発明の各実施例では手首に装着する例を示したが、足首に装着しても勿論よく、いずれの構成も同様に実施可能である。
【発明の効果】
本発明は前述した構成により、体の体局部(特に手首と足首)の運動によって、体局部がなす運動エネルギーを電気エネルギーに無駄なく効率良く最大限に変換して蓄電池に蓄えられ、検出した運動量や運動回数に応じて報知手段を作動させることができると共に、モチベーションを高めて運動やトレーニングができる。またウォーキング、ジョギング、ランニング等の各運動やトレーニングによって体局部がなす運動エネルギーを電気エネルギーに無駄なく効率良く最大限に変換して蓄電池に蓄えられるため、運動しながら脂肪を燃やすダイエットと蓄電池への充電が同時にできる一挙両得の効果がある。本発明は手首に装着してれば、普段の生活でも充電は可能であり、その適当な重みはダンベルの役目を果たす効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(c)本発明の1実施例を展開した一部透視の斜視図
【図2】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例を展開した一部透視の斜視図
【図3】本発明の1実施例の回路ブロック図
【図4】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例の一部拡大した断面の側面図
X,Y方向から見た正面図
(c)(d)本発明の1実施例の一部拡大した断面の側面図
(e)本発明の1実施例を展開した一部透視の斜視図
【図5】本発明の1実施例の一部透視の斜視図
【図6】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例の一部拡大した断面の側面図
X,Y方向から見た正面図
(c)本発明の1実施例の一部拡大した断面の正面図
【図7】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例の一部拡大した断面の側面図
X,Y方向から見た正面図
【図8】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例の一部拡大した断面の側面図
X,Y方向から見た正面図
(c)(d)本発明の1実施例の一部拡大した断面の正面図
【図9】(a)(b)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
【図10】(a)本発明の1実施例の一部透視の斜視図
(b)本発明の1実施例を手首に装着した一部透視の斜視図
【図11】(a)(b)(c)(d)(e)本発明を手首に装着した一部透視の斜視図
【図12】(a)(b)(c)(d)(e)本発明を手首に装着した一部透視の斜視図
【図13】従来例の正面図
【符号の説明】
1 : バンド
1A : 収納部
1a : 止めバンド
1b : 面ファスナー
2 : 振り子
2a: 重心
2b; 回転軸
3 : 発電機
3A: 交流発電機
3B: 直流発電機
4 : 伝動部
4a : 歯車
4b : 軸継手
4c : スプリング
4d : 基台
5 : パルス計数部
6 : はずみ車
7 : ストッパー
8 : 蓄電池
9 : 整流部
10 : 報知手段
10a : LED
10b : 液晶表示
11 : コネクタ
12 : 蓄電池ホルダー
12a : 充電端子
12b : アダプター
13 : 電圧/電流検出判定回路
14 : センサ
15 : 電池
16 : ねじ
Claims (9)
- 体局部に装着するバンドにおいて、バンド(1)に体局部の運動に追従して適当な振り幅で回動する振り子(2)を設け、該振り子(2)の回動に連動して回動又は回転し発電する発電機(3)と、該発電機(3)から発電した電気を蓄える蓄電池(8)を設けたことを特徴とする運動量変換バンド。
- 体局部に装着するバンドにおいて、バンド(1)に体局部の運動に追従して適当な振り幅で回動する振り子(2)を設け、該振り子(2)の回動に連動して回動又は回転し発電する発電機(3)と、該発電機(3)から発電した電気を蓄える別体の蓄電池(8)を挿脱して収納する蓄電池ホルダー(12)を設けたことを特徴とする運動量変換バンド。
- 前記バンドに、振り子(2)の回動に連動するはずみ車(6)を設け、該はずみ車(6)の回転に連動して回転する発電機(3)によって発電するようにした請求項1又は2記載の運動量変換バンド。
- 前記バンドに、蓄電池(8)の充電状態を報知する報知手段(10)を設けた請求項1、2又は3記載の運動量変換バンド。
- 前記バンドに、振り子(2)の振りを検出し、該検出した信号をパルス信号として計数するパルス計数部(5)を設け、該パルス計数部(5)で計数した適当なパルス数に応じて報知手段(10)を作動させるようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の運動量変換バンド。
- 前記バンドに、蓄えた蓄電池(8)の電力を外部に送るコネクタ(11)を設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の運動量変換バンド。
- 前記蓄電池ホルダー(12)に、少なくとも2種以上の蓄電池(8)を挿脱して収納し充電する充電端子(12a)を設けた請求項2記載の運動量変換バンド。
- 前記蓄電池ホルダー(12)に、少なくとも2種以上の蓄電池(8)を挿脱して収納し充電する別体のアダプター(12b)を設けた請求項2又は7記載の運動量変換バンド。
- 前記バンドに、時計表示機能を具備した請求項1〜8のいずれか1項に記載の運動量変換バンド。
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