JP2004052720A - 風力発電装置 - Google Patents

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    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

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Abstract

【課題】発電効率が高く、そして出力の変動の小さい風力発電装置を提供すること。
【解決手段】内側に膨出した内周面を有するダクト、該ダクトの内周面に立設された支柱に固定された、ダクトの中心軸に沿って延びる、回転軸と発電機とを収容する筒状容器、そして回転軸に接続された羽根車を備えた風力発電装置であって、該ダクトの後端部もしくはその近傍に、ダクトの外周面から立ち上げることが可能な可動片が付設されていることを特徴とする風力発電装置。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、風力発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
風力発電装置は、風により羽根車を回転させ、この回転運動のエネルギーを発電機により電気的エネルギーに変換することにより発電する装置である。風力発電装置は、風をエネルギー源とするために、発電のために特別なエネルギー源(石油燃料や核燃料など)を確保する必要がなく、さらに発電により環境汚染物などを生じないなどの利点を有している。他方、風力発電装置は、風の持つエネルギーが低いために高出力を得にくく、そして発電に用いる風の速度にばらつきが大きいために出力の変動が大きいなどの欠点を有している。
【0003】
上記の欠点を解決して、風力発電装置の出力を大きくするために、装置の発電効率を高くする検討がされている。発電効率を高くする方法の一つとして、羽根車を円筒状のダクトで囲む方法が知られている。円筒状のダクトを有する風力発電装置については、英国公開特許公報第1508752号に記載されている。この公報に記載の円筒状ダクトでは、ダクトの内周面を内側に膨出させることにより、ダクトの入口から流入する風を増速させている。このような円筒状ダクトを備えた風力発電装置においては、ダクトにより増速された風によって羽根車を回転させて、高い発電効率を得ている。
【0004】
前記のように、羽根車を円筒状ダクトで囲むことによって、風力発電装置の発電効率をある程度は高くすることができるが、発電コストを考慮すれば、さらに発電効率を高くすることが好ましい。また、このような円筒状ダクトを備えた風力発電装置は、出力の変動が大きいという欠点を残したままである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、発電効率が高く且つ出力の変動の小さい風力発電装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、ダクトの後端部もしくはその近傍に、ダクトの外周面から立ち上げることが可能な可動片を付設しておいて、風速が小さい時に可動片を立ち上げることによって、ダクト内を流れる風が増速し、風力発電装置の発電効率を高くすることができることを見出した。また、可動片の立ち上げ量を調節することにより、ダクト内の風を増速させる割合を調節することができ、風力発電装置の出力の変動を小さくできることも判明した。
【0007】
本発明は、内側に膨出した内周面を有するダクト、ダクトの内周面に立設された支柱に固定された、ダクトの中心軸に沿って延びる、回転軸と発電機とを収容する筒状容器、そして回転軸に接続された羽根車を備えた風力発電装置であって、前記ダクトの後端部もしくはその近傍に、ダクトの外周面から立ち上げることが可能な可動片が付設されていることを特徴とする風力発電装置にある。本発明の風力発電装置において、ダクト前端部での開口径は、ダクト後端部での開口径よりも大きいことが好ましい。
【0008】
本発明はまた、地表、地表に設置された基台、もしくは地表に係留された基台に立設された支柱、支柱の頂部に軸受を介して設置された支持台、そして支持台に固定された風力発電装置からなり、この風力発電装置が、上記の本発明の風力発電装置である風力発電装置組体にもある。
【0009】
本発明はまた、地表、地表に設置された基台、もしくは地表に係留された基台に軸受を介して回転可能に設置された支柱そして支柱の両側に互いに対称的に配置された風力発電装置からなり、これらの風力発電装置のそれぞれが、上記の本発明の風力発電装置である風力発電装置集合体にもある。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の風力発電装置を添付の図面を用いて説明する。図1は、本発明に従う風力発電装置の一例の構成を示す正面図であり、図2は、図1の風力発電装置の右側面図であり、そして図3は、図1の風力発電装置の背面図である。図4は、図1に記入した切断線I−I線に沿って切断した風力発電装置の断面図である。
【0011】
図1〜図4に示す風力発電装置は、内側に膨出した内周面を有するダクト11、ダクト11の内周面に立設された支柱12に固定された、ダクトの中心軸13に沿って延びる、回転軸14と発電機15とを収容する筒状容器16、そして回転軸14に接続された羽根車17などから構成されている。そして風力発電装置のダクト11の後端部24の近傍には、ダクトの外周面から立ち上げることが可能な四個の可動片18が付設されている。ダクト11の外周面には、各々の可動片18をダクトの外周面から立ち上げるためのシリンダ19が付設されている。
【0012】
羽根車17には、二枚の羽根20が備えられている。ダクト11の入口(前端部23の側の開口)から流入した風を受けて、羽根車17、および羽根車17に接続された回転軸14が回転する。回転軸14の回転運動のエネルギーは、発電機15により電気的エネルギーに変換される。電気的エネルギーは、電気配線21を介して風力発電装置の外部に出力される。
【0013】
次に、本発明の風力発電装置において特徴的な可動片18の構成とその動作について説明する。四個の可動片18は、ダクト11の後端部24の近傍に付設されている。ダクト11の後端部は、四個の可動片18から構成されている。各々の可動片18には、シリンダ19が接続されている。シリンダ19によって、可動片18をシリンダ19の側に引き寄せることにより、可動片18をダクト11の外周面から立ち上げることができる。シリンダ19に代えて電磁モータを用いたり、あるいは可動片に索を固定して、この索を電磁モータなどで引き寄せることによっても、可動片を立ち上げることができる。可動片18を立ち上げるための駆動方法に特に制限はなく、例えば、航空機のフラップと同様の駆動手段を用いることができる。
【0014】
図5は、可動片18が、ダクト11の外周面に対して概ね90度に立ち上げられた状態における図1の風力発電装置の断面図である。そして図6は、この状態における図1の風力発電装置の背面図である。
【0015】
図5と図6に示すように、ダクト11の外周面に対して各々の可動片18を立ち上げることにより、風力発電装置の発電効率を高めることができる。可動片18を立ち上げることにより、ダクト11の外周面に沿って流れる風が、可動片18により急速にダクトから遠ざけられる。このため、ダクト11の後方の空間が低圧となる。ダクト後方の空間が低圧となると、ダクト内部を流れる風の速度が増加するため、風力発電装置の発電効率が高くなる。
【0016】
可動片18の長さは、ダクト11の前端部と後端部とを結ぶ直線(図4:25)の長さに対して、5乃至15%の範囲にあることが好ましい。また、可動片18を立ち上げた場合に、可動片と可動片との隙間、あるいは可動片とダクト外周面との隙間を流れる風を、ダクトの外周面から遠ざけるように、ダクト11の外周面に、これらの隙間を塞ぐ補助的な固定壁を付設することも好ましい。
【0017】
図1に示す風力発電装置は、可動片18を立ち上げることにより、ダクト11の内部を流れる風の速度を極めて高くすることができる。コンピュータシミュレーションにより、図1の風力発電装置において、ダクト前端部23での開口径を2012mm、ダクト11の中心軸に沿った長さを3172mm、羽根車17の直径を1106mm、そして可動片18の長さを222mmとした場合、可動片をダクトの外周面から概ね垂直に立ち上げると、ダクトの入口から流入する風は、羽根車17が配置された位置において、3.5倍程度に増速されることが確認できた。なお、従来の風力発電装置と同様の円筒状ダクトを備えた風力発電装置の場合には、ダクトの入口から流入する風は、羽根車が配置された位置において、1.7倍程度に増速されることが確認できた。
【0018】
風のエネルギーは、風速の三乗に比例するため、図1の風力発電装置は、同じ直径の羽根車のみを用いた風力発電装置の42.9倍程度の出力が得られると推測される。ダクトの入口から流入する風の速度が6m/s程度である場合、このような小型の風力発電装置一台によって、4130W程度の高出力が得られと推測される。
【0019】
また、可動片18の立ち上げ量(図5に示す可動片の場合には、立ち上げ前の可動片に対する、立ち上げ後の可動片の角度)を調節することにより、ダクト11の後方の空間の圧力を調節できる、即ち、風力発電装置の発電効率を調節することができる。ダクト11の入口から流入する風の速度が低い場合には、可動片18の立ち上げ量を大きくし、逆に風の速度が高い場合には、可動片18の立ち上げ量を小さくすることにより、発電効率が調節されて、風力発電装置の出力の変動を小さくすることができる。可動片18の立ち上げ量は、110度以下であることが好ましい。
【0020】
上記のように、風力発電装置のダクト11の後端部近傍に、可動片18を付設することによって、従来の風力発電装置に対して、発電効率が高く、そして出力の変動が小さい風力発電装置を提供することができる。
【0021】
本発明の風力発電装置において、ダクトの断面形状は、航空機の分野で詳細に検討されている翼の形状であることが好ましい。ダクトの断面形状として好ましい翼の例としては、NACA653 −618(a=0.5)、NACA643 −618、およびNACA633 −618が挙げられ、NACA653 −618(a=0.5)の翼の形状が特に好ましい。
【0022】
風力発電装置の羽根車の直径に対して、ダクトの体積を小さくすると、風力発電装置の占有する空間に対する出力が大きくなる。即ち、風力発電装置の小型化が可能となる。従って、図1から図6に示すように、羽根車17が、ダクト内部の前方に配置されている場合には、風力発電装置のダクト前端部での開口径は、ダクト後端部での開口径よりも大きいことが好ましい。この場合、ダクトの前端部と後端部とを結ぶ直線(図4:25)と、ダクトの中心軸(図4:13)とのなす角度が、2乃至10度の範囲にあることが好ましい。
【0023】
また、ダクト内部の羽根車17の後方において渦が発生すると、ダクト11の入口から風が流入し難くなり、風力発電装置の発電効率が低下する。このような渦は、羽根車17の後方のダクト内周面を螺旋運動しながらダクトの出口へとゆっくりと移動する場合が多い。このような渦の螺旋運動を抑制して、渦をダクトの出口から速やかに排出させるために、羽根車17の後方のダクト内周面に、支柱12と同様にダクトの長さ方向に延びる補助壁体を固定することが好ましい。
【0024】
補助壁体としては、例えば、細長い板状の部材を用いることができる。板状部材は、その長さ方向がダクトの長さ方向と一致するようにして、ダクトの内周面に立設される。補助壁体は、ダクトの内周面に、ダクトの中心に対して対称に配置されるようにして、2乃至6個立設することが好ましい。このような補助壁体の付設により、ダクト内周方向に沿った渦の移動が妨げられ、渦は補助壁体の長さ方向に沿って移動して、速やかにダクトの出口から排出される。従って、ダクトの入口から風が流入し易くなり、風力発電装置の発電効率を高くすることができる。なお、円筒状ダクトを備えた従来の風力発電装置に、このような補助壁体を付設することにより、同様の効果が得られる。
【0025】
図7は、本発明の風力発電装置の別の一例の構成を示す背面図である。図7の風力発電装置の構成は、可動片78の幅Lが狭いこと以外は、図1〜図6に示す風力発電装置と同様である。図1〜図6に示す風力発電装置には、ダクトの後端部が四分割された構成の可動片が付設されているため、可動片18をダクトの内側の方向には立ち上げることはできない。図7に示すように、各々の可動片78の幅Lを短くすることにより、可動片78を、ダクト11の外側の方向みでなく、内側の方向にも立ち上げることが可能となる。可動片78の立ち上げ量(立ち上げ前の可動片に対する、立ち上げ後の可動片の角度)は、可動片をダクトの外側の方向に立ち上げる場合には、110度以下であることが好ましく、可動片をダクトの内側の方向に立ち上げる場合には、30度以下であることが好ましい。
【0026】
従来の風力発電装置は、羽根車が暴風を受けると、出力が大きく変動する場合がある。また暴風を受けて羽根車が破損する場合もある。暴風時には、可動片78をダクトの内側の方向に立ち上げることにより、ダクト内部を流れる風の速度を低くすることができる。従って、暴風時の風力発電装置の出力の変動を小さくすることができ、そして羽根車の破損も防止することができる。
【0027】
図8は、可動片の別の一例について説明する断面図である。可動片をダクトの外側の方向にのみ立ち上げる場合には、図8に示すように、可動片88をダクトの外周面の側に付設することもできる。
【0028】
図9は、可動片のさらに別の一例について説明する断面図である。図10は、図9に示す可動片98を備えた風力発電装置において、可動片を立ち上げた状態における、装置の背面図である。図9と図10に示すように、可動片98を、ダクト11の外周面に概ね垂直な方向に立ち上がるように、ダクト11の後端部近傍に付設することもできる。可動片98は、ダクトの中心軸に対して垂直に立ち上がるように、ダクト11に付設することが好ましい。可動片98の立ち上げ量(図9に示す可動片の場合には、ダクト11の外周面に対する可動片98の高さ)を調節することにより、風力発電装置の出力の変動を小さくすることができる。
【0029】
図9に示す可動片98と同様にして、風力発電装置のダクトの後端部近傍に、ダクトの内周面から立ち上げることができる可動片をさらに付設して、暴風時には、この可動片を立ち上げることによって、ダクト内部を流れる風の速度を低くすることができる。従って、前記と同様に、暴風時の風力発電装置の出力の変動を小さくすることができ、そして羽根車の破損も防止することができる。
【0030】
図11は、本発明の風力発電装置組体の一例の構成を示す正面図であり、図12は、図11の風力発電装置組体の右側面図である。図11と図12に示す風力発電装置組体は、地表111に設置された支柱112、支柱112の頂部に軸受113を介して設置された支持台114、そして支持台114に固定された風力発電装置115から構成されている。風力発電装置115としては、図1の風力発電装置が用いられている。
【0031】
図11と図12に示す風力発電装置組体において、ダクト11の外周面が受けた風の力により生じる、軸受113を中心とするモーメントにより軸受113を滑らせ、風力発電装置115が設置された支持台114を、風力発電装置115が風に向うように回転させることができる。このためには、ダクト11の側面から風が当たった場合の風圧抵抗中心が、軸受113の回転中心と一致しないように、風力発電装置115を支持台114に設置すればよい。図11と図12に示す風力発電装置組体の場合、風力発電装置115は、風圧対向中心が、軸受113の回転中心よりやや後方に位置するように配置されている。
【0032】
図12に示すように、支持台114に方向舵121を付設することも好ましい。方向舵は、風力発電装置115のダクト11の外周面に付設してもよい。なお、図11と図12に示す風力発電装置組体においては、可動片18を立ち上げた際に、可動片18と方向舵121とが接触しないように、風力発電装置115は、図1の正面図に記載した状態に対して、ダクトの中心軸を支点として45度回転された状態で支持台124の上に設置されている。
【0033】
図13は、本発明に従う風力発電装置集合体の一例の構成を示す正面図である。図13の風力発電装置集合体は、地表111に設置された基台131に軸受113を介して回転可能に設置された支柱132、そして支柱132の両側に互いに対称的に配置された風力発電装置115から構成されている。風力発電装置115としては、図1の風力発電装置が用いられている。
【0034】
図13に示すように、風力発電装置115を支柱132の両側に対称的に配置することにより、風力発電装置の自重により支柱のそれぞれの側で生ずる曲げモーメントを釣り合わせ、支柱132や軸受113に加わる曲げモーメントを小さくすることができる。曲げモーメントを小さくすることにより、支柱132や軸受113に必要とされる機械的強度が小さくなり、支柱の太さや軸受けの大きさを小さく設定できる。
【0035】
本発明の風力発電装置は、発電効率が高いために、低速の風でも発電が可能であり、発電装置の小型化も可能である。従って、従来は風力発電装置の運搬と設置が困難であった山間部などにも設置が可能である。そして本発明の風力発電装置を用いた風力発電装置組体及び風力発電装置集合体は、陸地よりも風速の高い沿岸部や海上に設置することも好ましい。沿岸部においては海底(地表)に設置され海上へと延びる支柱を用いて、あるいは陸地や海底に係留され、海面に浮かぶ基台に設置された支柱を用いて、風力発電装置組体もしくは風力発電装置集合体を構成することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明により、高い発電効率と小さな出力変動を示す風力発電装置を提供することができる。また、本発明の風力発電装置は、発電効率が高いために小型でも高出力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う風力発電装置の一例の構成を示す正面図である。
【図2】図1の風力発電装置の右側面図である。
【図3】図1の風力発電装置の背面図である。
【図4】図1に記入した切断線I−I線に沿って切断した風力発電装置の断面図である。
【図5】図1の風力発電装置の可動片の動作を説明する断面図である。
【図6】図1の風力発電装置の可動片の動作を説明する背面図である。
【図7】本発明の風力発電装置の別の一例の構成を示す背面図である。
【図8】可動片の別の一例について説明する断面図である。
【図9】可動片のさらに別の一例について説明する断面図である。
【図10】図9の可動片を備えた風力発電装置の構成を説明する背面図である。
【図11】本発明の風力発電装置組体の一例の構成を示す正面図である。
【図12】図1の風力発電装置組体の右側面図である。
【図13】本発明の風力発電装置集合体の一例の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
11 ダクト
12 支柱
13 ダクトの中心軸
14 回転軸
15 発電機
16 筒状容器
17 羽根車
18 可動片
19 シリンダ
20 羽根
21 電気配線
23 ダクト前端部
24 ダクト後端部
25 ダクトの前端部と後端部を結ぶ直線
78 可動片
88 可動片
98 可動片
111 地表
112 支柱
113 軸受
114 支持台
115 風力発電装置
121 方向舵
131 基台
132 支柱
133 避雷針

Claims (4)

  1. 内側に膨出した内周面を有するダクト、該ダクトの内周面に立設された支柱に固定された、ダクトの中心軸に沿って延びる、回転軸と発電機とを収容する筒状容器、そして回転軸に接続された羽根車を備えた風力発電装置であって、該ダクトの後端部もしくはその近傍に、ダクトの外周面から立ち上げることが可能な可動片が付設されていることを特徴とする風力発電装置。
  2. ダクト前端部での開口径が、ダクト後端部での開口径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  3. 地表、地表に設置された基台、もしくは地表に係留された基台に立設された支柱、該支柱の頂部に軸受を介して設置された支持台、そして該支持台に固定された風力発電装置からなり、該風力発電装置が、請求項1もしくは2に記載の風力発電装置である風力発電装置組体。
  4. 地表、地表に設置された基台、もしくは地表に係留された基台に軸受を介して回転可能に設置された支柱そして該支柱の両側に互いに対称的に配置された風力発電装置からなり、該風力発電装置のそれぞれが、請求項1もしくは2に記載の風力発電装置である風力発電装置集合体。
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