【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、海中の魚類を集魚し、大径のポンプで一気に吸揚げるという漁法を現実のものとして実現することができる吸揚漁船及びこの吸揚漁船に付随して構成された魚群の探索及び集魚を行う探索集魚船に関する。
【０００２】
【従来の技術】
魚を捕獲する漁法としては、１本釣りを始め、定置網や、流し網、引き網、その他のものがある。１本釣りは、餌で滞びき寄せたカツオ等の魚を竿で１つづつ釣り上げるというものである。他のものは、いずれの場合も網を必要とし、大漁を得るためには相応の大がかりな網と人手を必要とする。例えば、一定の距離を介して配置された６０トンクラスの２隻の漁船（真網船及び逆網船）の間に網を張り、これら２隻の船で魚群を追って巡回操行させる２船旋網漁法では、網は比較的小型で良いが各船に２５人の乗組員を必要とし、合計５０人を必要とし、相当大がかりな操業となる。また、捕獲できる魚も海表面を遊泳するアジやサバ等に限定される。また、１又は２隻の６０トンクラスの漁船により、長さ１８００ｍ、深さ１８０ｍの網をリング状に打廻し、これを順次統括して前記リング内部に位置する魚群を一網打尽とする巻旋漁法では、網が相当大がかりで高価なものであり、操業は１船団６０人位の多数の乗組員を必要とする。
【０００３】
従来、本発明者等はこれら網による漁法に加えて、少ない乗組員にてより効率的な漁を行なうべく、吸揚漁法なる漁法を夢の漁法として構想してきた。本発明者の構想に近い漁法としては、例えば、実公昭３５−３２５７１号公報（魚類捕獲装置の構造）に示されるものの例がある。この公報には、先端を海中深部に開口した揚水管の先端近くに圧縮空気の吹出管を開口し、該揚水管の先端部をラッパ状に拡大しその内周面を光の反射面に形成し、これに沿わせて環状に集魚灯を固設して成る魚類捕獲装置が提案されている。
【０００４】
実公昭３５−３２５７１号公報には、「本装置を備えた船を魚類の多い個所に位置させて集魚灯５，６を点灯すれば魚類はその習性によってその照明部分に集るからこのとき圧縮空気を噴出管３より供給すれば揚水管２を通してその前面の水は吸引せられ管内を上昇して甲板上に揚げられ、これに伴って魚類が揚げられるから水と分離すれば魚類が容易に捕獲する事が出来る。」とある。確かに、集魚灯に集った魚は、逃げる元気の無いものについては吸揚げられよう。また、誤って揚水管に入って浮上してしまうものも有るであろう。
【０００５】
しかしながら、実公昭３５−３２５７１号公報に示される漁法は、あくまで集魚灯と揚水管によって魚を吸揚げ可能であることを示唆するのみで、これを業務上の捕獲漁法として確立できるよう具体的に構成されたものでは無い。揚水能力に問題がある。また、揚水作業に合わせて魚が逃げてしまう。しかも深海魚に適用できず、業としての利用は不可能である。
【０００６】
本発明者は、実際魚湧と浚渫作業におけるサンドポンプ利用経緯を生かし、吸揚漁法に必要な揚水能力等を研究し、汎用漁法である１本釣りや流し網漁や引き網漁等と同様に活用でき、単独で又はこれら旧来の漁法と併合して業務上利用できるかつて夢の漁法であった吸揚漁法を実現可能なものとして提案するものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術に鑑みて、本発明は、吸揚管と集魚用の照明装置とを備えた吸揚漁法の基本的構想を改善し、業務上実用可能な吸揚漁法を確立し、これに用いることができる吸揚漁船を提供することを目的とする。
【０００８】
また、吸揚漁船に付随して、魚類を効率良く探知集魚する探索集魚船を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することができる本発明の吸揚漁船は、漁船本体と、排水口を船体内に位置すると共に、その深度を適宜調整自在として吸水口を海中に向けて配置した大径の吸揚管と、餌投入口を船体内に位置すると共に餌排出口を海中に向けて配置し、水流中に魚の餌を混入せしめて海中に放流する給餌管とを有し、前記吸揚管は、その吸水口をラッパ状に開口したラッパ管を有すると共に、その途中に逆流防止弁を有し、少なくともそのラッパ管の開口部分に魚類を集魚するための照明装置と、かつ前記吸水口から流入する水流を前記魚の遊泳速度に近い速度で餌と共に吸入する大型ポンプを備えたことを特徴とする。
【００１０】
漁船本体は、基本的には、６０トンクラス〜数１００トン以上の大型船とすることが必要である。直径３０〜８０ｃｍの大径の吸揚管を深度調節自在として所持し、先端ラッパ管から魚の遊泳速度に近い速度で大量の水を吸引し、吸引した水から魚を分離する設備、さらには前記大量の水を吸引するための大型ポンプを必要とし、これらの力に抗して円滑操業する必要が有る。
【００１１】
吸揚管は、目的とする魚を大量に吸引するため、その直径は少なくとも３０ｃｍ必要で、可能な限りでは、８０ｃｍ程度必要である。吸揚管の下端吸水口には、ラッパ管を備える。ラッパ管の開度、大きさに限定は無いが、開口角度３０〜６０度程度で、長さ１．５〜３ｍ程度で有る。小型の簡易構成のものでは固定的にすることもある。ラッパ管は、ラッパ管と称するも、トランペットのホーン部分のような朝顔形状のものの他、一端開口した後、再度絞り、そして再度開口するような形のものも含む。中間膨脹部分を含めれば、その部分に魚を集め、集めた魚を効率よく吸揚げることができる。これらのように、ラッパ管の形状は種々、効率等を考慮して設計されなければならない。吸揚管は、一般には、大型専用船では、その先端を魚群の居る位置、又は集魚できる位置へ自在に調節して位置決めする必要が有る。固定すると、そこに魚群を集められる場合に限定され、利用度が大幅に限定される。ただし、アジやサバ等浅部を遊泳する魚のみを対象とする数十トンクラスの小型船舶を対象とする場合には、例えばラッパ管部のみを姿勢変更可能とする等により、吸揚管を敢えて固定的にすることもある。
【００１２】
吸揚管の途中には、一時吸込み停止制御を行うときに、水流の遮断を行うための逆流防止弁が設けられる。逆流防止等を設ければ、例えば、ポンプを作動させてラッパ管内に集魚した魚を数秒間吸込み、ポンプ停止し、次のラッパ管内への集魚を待つ場合、吸込み済みの魚類を再度ラッパ管内へ吐き出すようなことが無い。加えて、ポンプの作動は、必ずしも一気に吸揚動作すべきでない。一般には、通常は緩やかな吸引を行いつつ、魚を吸揚操作するときのみ負荷を上昇させ、魚を安定した状態とし、魚を逃がし、或いは散らすことが無いよう円滑に作動させるべきである。とは言え、餌及び照明により集魚した魚は、そう簡単には離散しないことが確認されている。従って、ポンプ動作は魚の性質や集魚状況に応じ適格に制御される。
【００１３】
前記吸揚管に付属して設置する大型ポンプは、水流速度を魚の遊泳速度近くの速度で一気に吸上げるだけの能力を有するものとする。具体的には、現在浚渫作業で稼働しているサンドポンプを利用することができる。揚水方式は、ジェット方式の他、ピストン方式も利用できる。即ち、ジェット方式は、実公昭３５−３２５７１号広報にも示されるような水流吹込みによるものであるが、逆流防止弁を備えたピストンを往復動作させ、水を断続的に吸引するようなものも利用できる。羽根の回転によるスクリュー式のものは吸揚魚を傷付け又は破砕するので、好ましく無い。
【００１４】
前記吸揚管の先端に備えるラッパ管は、その開口方向を変更自在とする姿勢変更装置を付属させる。姿勢変更装置の例としては、吸揚管に対し向きをずらせたラッパ管を軸の回りに回転させる例や、吸揚管の先端に揺動自在に設けたラッパ管をクレーンで吊り、高さ変更する方式等が有る。
【００１５】
深度調節方式は、垂直方向のみの高さ調節では、ウォームギヤ等を利用してポスト部分を上下動させることでも対応可能であるが、一般には上端をヒンジ固定した長尺の吸揚管の中間及び先端部をクレーンで吊下げ、クレーン長さの変化で下端高さを調整する方式とすることができる。
【００１６】
前記吸揚管の先端ラッパ管の内側、又はラッパ管の内側から吸揚管の内部にかけては照明装置を設け、集魚した魚をラッパ管の内部、又は吸揚管の内部へ誘導する。この照明装置は、魚群のラッパ管内部への集魚をも行うが、あくまで、ラッパ管及び吸揚管への誘導が主目的である。集魚には、照明以外の餌が必要である。照明は、例えば集魚灯５灯で３〜５０００カンデラ程度とする。
【００１７】
給餌管は、餌投入口を船体内に位置すると共に餌排出口を海中に向けて配置し、給餌管内に流れる水流中に魚の餌を混入せしめて海中に放流し、集魚する。餌はオキアミや魚のミンチ等を用いる。イワシの生餌を用いることもある。
【００１８】
給餌管は、前記吸揚管に一体的に固定される場合と、別体に配置される場合とがある。給餌管を、吸揚管に一体的に固定する場合には、その餌排出口を前記ラッパ管内部に向けて開口する。これにより、海中でラッパ管の内外へ向けて餌を放出することができる。給餌管を吸揚管と別体に設置する場合には、その高さを調節自在として、給餌管そのものに、又はこれと並列配置して、餌排出口に集魚用の照明装置を設けるものとする。給餌管の先端には、下方に吐出する餌を上方に反射させるための餌反射板を設ける。餌が海中に一方的又は直線上に放出されて無駄を生じ集魚効率が低下するのを防ぐためである。
【００１９】
前記吸揚管又は前記給餌管の先端部には、夫々に集魚状態を監視するための監視カメラを設けることができる。また、前記吸揚管の上端には、前記給餌管より排出した吸揚管で吸上げてしまった余剰の餌を濾し取り、前記餌投入口に再度返還する餌回収装置を設け、吸揚管に吸入される多量の餌の有効利用を図ることができる。
【００２０】
以上の構成の吸揚漁船において、漁場に到着した吸揚漁船は、単独又は吸揚管と共に給餌管を下げ、照明装置をつけ、餌を放流して密度高く集魚することができる。給餌管は、剛管で製作しても良く、消防ホースのように布製とすることもできる。
【００２１】
吸揚管を、餌及び照明で集魚した魚群の群れの中に位置させ、ラッパ管内の照明装置を付け、ラッパ管内に魚群を誘導することができる。また、吸揚管内の照明を付けることにより、ラッパ管から吸揚管へかけて魚をさらに誘導することができる。次いで、大型ポンプを急激に又はゆっくりと負荷を増大させて作動させ、ラッパ管内の水及び魚を強引に吸揚管内に引込むことにより、ラッパ管に近接する魚を円滑に吸い込むことができる。適用可能な魚種としては、イワシ、アジ、サバ、サンマ、イサキ、サケ、マス等照明と餌により集魚できるもの全てを対象とすることができる。イワシの生餌を用いてカツオにも適用可能である。
【００２２】
ポンプの作動方式には注意を要する。急激に負荷をかけ、一気の吸込みを行う場合には、魚に衝撃を加え、群れを分散させてしまう恐れがある。数秒をかけ次方に負荷を上げると魚は気が付かず、自然に吸揚管内に吸込まれる。また、作動は、数分〜数十分連続させる場合と、数秒ないし数十秒毎の間欠動作させる方式とが有る。いずれの方式を取るかは、魚の種類と、群れの状況による。吸揚管の途中に逆流防止弁を設けているので、間欠作動によって魚が逆流することが無い。
【００２３】
アジやサバ等水深数ｍ〜十数ｍの浅部を遊泳する魚に対しては、吸揚管及び給餌管一体型のものを使用できる。即ち、給餌管を一体化した吸揚管を下げ、ラッパ管部から餌を放出すると共に照明を付け、集魚した魚を吸揚げることができる。
【００２４】
また、水深１００ｍ以上の深部を遊泳する魚や瀬付き魚に対しては、給餌管を下げて集魚した後先端に魚を集魚したまま、ゆっくりと給餌管を上昇させ、これで魚を吸揚管のラッパ管まで誘導して吊上げ、餌及び照明の切換え制御と行って集魚した魚をラッパ管の方へ移動させ、吸揚管で揚げることができる。
【００２５】
吸揚漁船を用いた吸揚漁法の一例を示すと、集魚専用の１又は複数の探索集魚船と、１隻の吸揚漁船で船団を組み、探索集魚船で集魚した魚を吸揚漁船で吸揚げることができる。操業は、１船団２５人程度で行うことができる。
【００２６】
探索集魚船は、吸揚漁船から吸揚管を取除いた形で構成することができる。即ち、探索集魚船は海中の魚を探索集魚する探索集魚船であって、船本体と魚群探知器と、餌投入口を船体内に位置すると共に餌排出口を海中に向けて配置し、深度調節自在とされ、水流中に魚の餌を混入せしめて海中に放流する給餌管と、集魚のため給餌管の先端部分を照明する照明装置とを有し、前記照明装置及び前記餌で集魚した魚群を海面近くまで引上げ、又は集魚魚群を他の漁船近くまで移動させることを特徴とする。
【００２７】
従って、１又は複数の探索集魚船で船団を組み、例えば半径８００ｍの円周上に位置する探索集魚船で魚群探知し、かつ餌及び照明によって集魚した魚を中央付近に位置する吸揚漁船に持ち来たし、包囲を縮めて、集魚した魚を吸揚漁船で吸揚げることができる。操業人員は２５人程度で済む。１０ｍ程度の風があっても十分操業できる。集魚状態及び吸揚状況は、魚群探知器であらましを観察できる。吸揚管及び給餌管の先端に監視カメラを設けておけば、照明中の魚の群を目視でき、確実な操業が行なえる。
【００２８】
本発明の吸揚漁船は、カツオ漁にも利用できる。即ち、カツオは、生きた餌しか食べず、照明のみによって集魚させることは不可能である。しかし、１本釣りを行うときの撒き餌に群れる魚に対し吸揚管のラッパ管を位置させれば、１本釣りに併せて吸揚作業を実行可能である。また、給餌管から生きた魚を放出し、カツオの群に対して吸揚作業することも可能である。
【００２９】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図１は、本発明の一実施形態に係る吸揚漁船１の全体構成を示す側面図である。図２は、吸揚管の先端部の部分拡大説明図である。
【００３０】
図１において、海２（潮流２Ｆ）の海面３上に浮かぶ船体４には、機関室５、冷凍室６（６ａ，６ｂ．６ｃ）、餌収納室７が配置され、機関室５には、船体４の推進用の大型ディーゼルエンジンの他に２０００〜３０００馬力の吸揚ポンプ８が配置されている。吸揚ポンプ８は、例えば、浚渫作業に用いられているサンドポンプを用いることができる。サンドポンプは、油圧駆動により、大旋回流を作り、これを吸揚管の一方向に吹込み、ジェット水流として吸揚管内の水を吸揚する構成である。吸揚ポンプ８は、１台に限定されず、２台に分けて吸揚することもできる。
【００３１】
船体４には、管径６０ｃｍ、長さ３０〜５０ｍの吸揚管９の上端を上下揺動自在にヒンジ支持するヒンジ機構１０が配置され、該ヒンジ機構１０と吸揚ポンプ８、吸揚ポンプ８と水揚げ処理装置１１は、夫々吸揚管９の延長線上の管９と接続されている。処理装置１１は、吸揚げた海水の中から魚及び餌を分離するものである。分離された魚は冷凍室６へ、餌は給餌管１２の餌投入口１３へ移される。
【００３２】
本例の吸揚漁船１では、吸揚管９の側面に給餌管１２が配置される。給餌管１２は、船体４側にあっては、前記ヒンジ機構１０の位置で吸揚管９から離れて餌投入口１３と接続されている。餌投入口１３の近傍には、図示しないポンプ等による海水供給装置が配置され、海水中にオキアミや魚ミンチ等の餌を混ぜて給餌管１３に送られる。
【００３３】
図２に詳細に示すように、吸揚管９の先端には、ラッパ管１４が設けられる。先端より１〜３ｍ手前には、逆流防止弁１５が設けられている。必要に応じては、この逆流防止弁１５の位置付近に第２の吸揚ポンプが配置されることもある。
【００３４】
前記ラッパ管１４のラッパ部分には、給餌管１２と接続される餌タンク１６が配置され、前記ラッパ管１４の先端円周に沿ってリング状の餌放出管１７が配置されている。餌放出管１７の下方には複数の餌排出穴が明けられ、これから餌混じりの海水を海中に向けて放出できる。餌排出穴に抗して、餌反射板１８が設けられ、放出餌をラッパ管１４の内側方向に向けて散布反射させ海中に放流するようになっている。
【００３５】
前記ラッパ管１４の内部には集魚用の照明装置１９が設けられている。照明装置１９は、複数、例えば５灯の集魚灯で構成され、全体照度は、例えば５灯で５０００カンデラ程度とされる。電線ケーブル２０は、適宜吸揚管９に沿って配線される。照明装置は、例えば１灯１０００カンデラの５個の集魚灯で構成し、内１灯は、赤色灯とする。また、電圧により、燭光制御可能とすることもできる。
【００３６】
前記給餌管１２等を１体的に備えた前記吸揚管９は、その中間を３対のクレーン２１（２１ａ，２１ｂ，２１ｃ）で吊り、クレーン２１のロープ長さを変更することにより、吸揚管９をヒンジ機構１０に対して回動させ、吸揚管９の先端高さを上下で自由に調節できるようになっている。
【００３７】
図３に示すように、ラッパ管１４の吸揚管９への取付け点を例えばゴム管２２で構成し、クレーン２１ｃを他のクレーン２１ａ，２１ｂより余計に引くことにより、ラッパ管１４の向きを変更することもできる。この種ラッパ管１４の姿勢変更装置は、ヒンジや、ギヤ等を用いて各種設計することができる。これにより、ラッパ管の向きは、上向き、横向き、下向き、いずれの方向でも自在に向けることができる。
【００３８】
図４に示すように、吸揚管９の先端部には、吸揚管９内部を照明し、魚をできるだけ内側へ誘導するための照明装置２３を設けることもできる。また、魚の集魚状況を目視で監視するための監視カメラ２４を設けることもできる。さらに、ラッパ管１４の形状は、一般的なラッパ形状に加えて、魚ができるだけラッパ管内に位置できるよう、ドラム形状、長ぐつ形状、あるいはボックス形状等、各種形状に設計できる。さらに、吸揚管９等の途中に例えばゴム製継手を介在させ、船体４の音を遮蔽する構造とすることもできる。逆に、吸揚管９を介して、魚の好む群れの音等を放射することも考えられる。
【００３９】
図５は、吸揚漁船１の夏期水温上昇時における操業状況を示す側面説明図である。夏期水温上昇のときは、魚群は浮上し、海面近くを遊泳している。吸揚漁船１は、図１に示すものに比べ、吸揚管９Ａの先端及びラッパ管１４の形状が少し異なるが、その他の部材を含めて機能的には図１のものと同様である。
【００４０】
海面３に浮かぶ船体４は、鎖２５を介して図示しない錨と接続されている。魚群２６に対して吸揚管９Ａのラッパ管１４を位置させ、サンドポンプ８を作動することにより魚を吸揚げ、処理装置１１で水切り処理して漁することができる。
【００４１】
密度の濃い魚群を得るためには、集魚作業を実行しなければならない。このためには、まず魚群探知器２７を作動して破線で示す如く超音波を発信し、群れを集合可能な位置に錨を降し、吸揚管９Ａのラッパ管１４から餌を放出し、かつ照明を行う。しかる後、監視カメラ２４を用いて十分な集魚が行い得た頃を見図らって、前記サンドポンプ８を駆動する。魚群の密度をより一層増大さすためには、集魚灯を４０００カンデラから徐々に２０００〜１５００カンデラに下げ、最後に１０００カンデラの赤色灯に切り替える。こうすると、魚群は最高の密度となるので、その時吸揚げ開始となる。ただし、この場合赤色灯に切り替えるか否かは魚種による。最近の魚群探知器２つの性能向上は著るしく、深海魚の魚種まで判る程である。従って、魚の集魚状態のあらましは、魚群探知器２７であらまし知ることができる。ここに、本例では、監視カメラ２４までを設けているので、集魚状態のみならず、吸揚制御の状況まで細かく知ることができ、適格な吸揚作業が可能になる。
【００４２】
サンドポンプ８の作動は、必ずしも連続的には行なわない。寧ろ間欠動作させる方が好ましい。サンドポンプ８を作動させると、ラッパ管１４の内部又は近傍に居る魚を一気に吸揚げることができる。しかし、１回の吸揚げ量は、魚群２６の全体の１％にも満たないような量である。
【００４３】
また、サンドポンプ８を作動させると、魚と共にオキアミ等の餌も吸引してしまう。従って、このままサンドポンプを作動し続けても、魚は散り、海水のみ吸引してしまうこととなる。そこで、サンドポンプ８は、吸引、停止を繰り返し行うよう作動させる。これにより、ラッパ管１４内に再度魚を誘導し、十分集魚できた時点でサンドポンプ８を作動させることを繰り返すことで大漁を得ることができる。
【００４４】
サンドポンプの作動時間は、例えば十秒ないし数十秒、停止時間は３０秒〜数分程度である。従って吸揚途中の魚は、吸揚管９Ａ内に位置することになる。逆流防止弁１５を設けているので、処理装置１１へ順送りすることができる。吸揚水流の速度は、必ずしも魚の遊泳速度以上とする必要はない。好ましくは遊泳速度の近傍であるが、その１／２以下の速度でも吸揚できる。即ち、魚は、給餌の間はほとんど停止状態であり、これを急に吸揚する場合には、魚は遊泳開始するも吸揚水流速度の方が優るからである。吸揚管９Ａ内に吸込まれた余剰の餌は、処理装置１１で分離し、餌投入口へ返還できるので、無駄が無い。
【００４５】
図６は、本発明の他の実施形態に係る吸揚漁船２８を示す側面図である。本例の吸揚漁船２８は、クレーン２１で吊られる長尺、例えば５０ｍの吸揚管９Ｂに油圧配管２９を添え、先端に第２のサンドポンプ３０を備えて深海用として形成されている。逆流防止弁はサンドポンプ３０の中に１体的に形成されている。また、給餌管３１は、吸揚管９Ｂとは別体に構成され、その長さは、例えば１５０ｍとされ、より深海まで延長できるようになっている。給餌管３１の先端には、給餌管３１の反射板３２の近くには照明装置３３が別体に配置されている。照明装置３３は、電線ケーブル３４を介して船体４から吊下げられている。餌反射板３２は、照明装置３３に紐類等を用いて固定されて良い。又は一体的に構成されても良い。また、給餌管３１は布製ホース等で構成することができる。照明装置３３に反射板３２を固定した状態において、これらを強固な電線ケーブル３４で吊り、共に上下動作させることができる。
【００４６】
水温の低い冬期（１〜３月）には、アジ、サバ、イサキ等の魚は水深１００〜１５０ｍの海底に降下している。そこで、図６において、電線ケーブル３４を下げて、餌反射板３２及び照明装置３３を岩礁３５近くに居る瀬付き魚の所まで下げ、反射板３２から餌３６を撒き、照明装置３３をつけて魚群２６を集魚することができる。集魚後、電線ケーブル３４を巻き上げ、魚群２６を、前記吸揚管９Ｂの先端ラッパ管１４近くまで引き上げ、餌及び照明の切替え制御を行って、ラッパ管１４に魚群を提供することができる。
【００４７】
図７は、本発明の探索集魚船の一実施の形態を示す側面図である。本例の探索集魚船は、図６に示した吸揚漁船２８から吸揚管９Ｂを取り除いた形である。船体４は、海面３を照らす照明装置３８を有し、１．５ｋｇのおもり３９を付けたブイ４０とロープ４１で接続されている。
【００４８】
魚群探知器２７を用いて漁場を定め、ブイ４０を頼りに潮流２Ｆに合わせて魚群２６を集魚する。具体的には、海中の照明装置３３をつけ、餌３６を撒き、魚群２６を密度高く集魚することができる。集魚した魚は、他の漁船に提供するか、又は１本釣り等に利用させることができる。集魚した魚を逃さぬよう位置を変更するには、船体４の速度を微速として移動せねばならない。
【００４９】
図８は、冬期において、図７で示した探索集魚船３７を図６で示したと同様のアジ、サバ、イワシ等の瀬付き魚に適用し、ゆっくりと電線ケーブル３４をたぐり、魚群２６を海面３近くまで上昇させようというものである。上昇させた魚群２６は、他の漁船に与え、又は釣りに提供することができる。
【００５０】
図９は、２隻の探索集魚船３７Ａ，３７Ｂと１隻の大型吸揚漁船１を用いた船団を組み、探索集魚船３７Ａ，３７Ｂで集魚し、吸揚漁船１で吸揚げ漁をしようというものである。例えば、直径１．６ｋｍの漁場において、散在する魚群２６を集め、順次吸揚漁船１で吸揚げ、大漁を得ることができる。吸揚漁船１の錨４３上部に浮かべているブイ４２は、錨４３が岩場にはまり、取り上げにくくなったとき、船との間に設けた第２のロープ４４を引いて錨３２を岩場から外すためのものである。探索集魚船の船上照明装置３８は、集魚した魚群２６を吸揚漁船に引き渡すとき、消灯し、火力を移すことが必要である。
【００５１】
風速１０ｍ程度の風に対しては、風上に船首１０向け、船尾に２ｎ２ｎ帆を立てれば安定して操業できる。潮流２Ｆが多少速くとも操業できる。大漁すぎて網が破れるような問題も無い。
図１０は、比較的浅い岩礁３５の瀬付き魚を図１に示した吸揚漁船１のみで吸揚漁することができることを示す説明図である。即ち、吸揚管９の長さを５０ｍ程度に長尺物としておけば、ラッパ管１４を岩礁３５に近づけることができ、アジ、サバ、イサキ、タイ等の瀬付き魚を餌３６と照明で集魚することができ、吸揚管９で吸揚げることができる。
【００５２】
図１１は、本発明の吸揚漁船１をカツオ漁にも利用可能であることを示す説明図である。船体４の上部から、例えば人手を介してイワシの生餌４５を撒き、カツオの群れ４６を集魚することができる。集魚したカツオを吸揚管９で一気に吸揚げることができる。併せて１本釣りすることもできる。生餌４５は、手で撒くのではなく、給餌管１２を用いて行うことができる。この場合、給餌管１２の直径は、イワシの生餌を通過させるに十分な大きさとする。
【００５３】
以上示した吸揚漁船１，２６において、吸揚ポンプ８はサンドポンプに限定されない。また、１台とするか複数台とするかは、設計上の自由である。吸揚ポンプの他の例としては、長尺大径の弁付きピストンを吸揚管９に対して往復動作させ、１回の往復動作 ピストンストローク分の海水及び魚を吸揚げるようにするもの等の例が有る。吸揚げ途中において魚に傷を付けることがなければどのような構成であっても良い。
【００５４】
また、船体は、大型船を利用するものとして、通常の船舶形状の例を示したが、この形状は他の形状、例えば箱形、あるいはイカダ形等とすることができる。
【００５５】
吸揚管９の重量は大であり、かつ吸揚げ時９に加わる力は大きく、船体４を転伏させたり、その推力によって大きく移動させる可能性が高いからである。
【００５６】
通常の船舶形状とする場合でも、吸揚管９を船尾に位置させることにより、又は吸揚管９の取出口を舷ではなく寧ろ底から突出させた形の方が安定する。いずれの場合も、吸揚管９の作動内容を勘案して、力学的に細心の注意を払って安全設計されなければならない。
【００５７】
さらに、以上示した実施例では、大型船を用いての吸揚漁船を示したが、本発明は数トンないし十数トンの比較的小型の吸揚漁船とすることができる。吸揚管９の直径を２５〜３０ｃｍ程度に小型化し、ラッパ管１４の位置を固定化することもできる。この場合でも、ラッパ管１４の向きを変更自在とするのが好ましい。
【００５８】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計的変更を行うことができ、各種態様で実施できる。
【００５９】
【発明の効果】
以上の通り、本発明は、特許請求の範囲に記載の通りの吸揚漁船であるので、餌と照明とで魚を集魚し、大型ポンプの作動によって、ラッパ管の内側又は近傍の魚を吸揚管内部へ吸引することができる。吸揚管には、逆流防止弁が設けられており、大型ポンプを小刻みに間欠動作させても魚を逆流させることが無く、効率的に吸揚漁することができる。小型のものにあっては数人ないし十数人、大型のものにあっても２０数人程度と、少ない人数で大漁を得ることができる。大形網を必要とせず、多少の風があっても操業できる。
【００６０】
また、本発明の探索集魚船によれば、高さ調節自在の照明装置及び給餌管を備え、餌及び照明により集魚できるので、集魚高さ及び位置を微速で調節しながら他の漁船や１本釣りに提供できる。特に、１又は複数の探索集魚船に１隻の吸揚漁船で船団を組み、探索集魚船で集魚した魚を吸揚漁船で吸揚げれば、効率良く大漁を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る吸揚管及び給餌管一体型の吸揚漁船を示す側面図である。
【図２】図１に示す吸揚管の先端部の部分拡大説明図である。
【図３】図１に示す吸揚漁船のラッパ管の向きを変更自在とする姿勢変更装置の構成例を示す側面図である。
【図４】図１に示す吸揚管の照明装置の変形例を示す説明図である。
【図５】吸揚漁船の操業状況を示す説明図である。
【図６】本発明の他の実施形態に係る吸揚管及び給餌管別体型の吸揚漁船を示す側面図である。
【図７】本発明の一実施形態に係る探索集魚船の構成を示す説明図である。
【図８】探索集魚船の操業方式の一例を示す説明図である。
【図９】本発明の吸揚漁船及び探索集魚船を用いて３隻の船団を結成して行う吸揚漁法の操業方式を示す説明図である。
【図１０】本発明の吸揚漁船を用いて行う瀬付き魚漁の説明図である。
【図１１】本発明の吸揚漁船をカツオ漁に利用した操業状態の説明図である。
【符号の説明】
１，１Ａ，２８…吸揚漁船
２…海
２Ｆ…潮流
３…海面
４…船体
５…機関室
６（６ａ，６ｂ，６ｃ）…冷凍室
７…餌収納室
８，３０…吸揚ポンプ（サンドポンプ）
９，９Ａ，９Ｂ…吸揚管
１０…ヒンジ機構
１１…処理装置
１２，３１…給餌管
１３…餌投入口
１４…ラッパ管
１５…逆流防止弁
１６…餌タンク
１７…餌放出管
１８…餌反射板
１９，２３，３３，３８…照明装置（集魚灯）
２０，３４…電線ケーブル
２１（２１ａ，２１ｂ，２１ｃ）…クレーン
２２…ゴム管
２４…監視カメラ
２５…鎖
２６…魚群
２７…魚群探知器
２９…油圧配管
３５…岩礁
３６…餌
３７，３７Ａ，３７Ｂ…探索集魚船
３９…おもり
４０，４２…ブイ
４１，４４…ロープ
４３…錨
４５…生餌
４６…カツオの群れ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a fishing boat capable of realizing a fishing method of collecting fish in the sea and sucking it with a large-diameter pump at a stretch, and searching for a school of fish configured to accompany the fishing boat. It relates to an exploration fishing boat that collects fish.
[0002]
[Prior art]
Fishing methods for catching fish include single-line fishing, fixed nets, drift nets, dragnets, and others. Single fishing involves catching fish, such as skipjack, which have been stuck with bait one by one using a rod. Others require a net in each case, and require a correspondingly large net and manpower to get a big catch. For example, a two-boat trawl net is set up between two 60-ton class fishing boats (a true net boat and a reverse net boat) arranged at a certain distance from each other, and the two boats follow the school of fish and patroll and operate. In fishing methods, the nets are relatively small, but each vessel requires 25 crew members, requiring a total of 50 people, which is a fairly large operation. In addition, fish that can be caught are limited to horse mackerel, mackerel, and the like that swim on the sea surface. In addition, one or two 60-ton class fishing boats wind a net having a length of 1800 m and a depth of 180 m in a ring shape, and sequentially integrate the nets to exhaust the school of fish located inside the ring to make a net. The network is rather large and expensive, and the operation requires a large number of crew members, about 60 per fleet.
[0003]
Heretofore, the present inventors have envisioned a fishing method called a suction fishing method as a dream fishing method in order to perform more efficient fishing with a small number of crews, in addition to the fishing method using the net. As a fishing method close to the inventor's idea, there is an example of a fishing method disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 35-32571 (structure of a fish catching device). In this publication, a compressed air blowing pipe is opened near the tip of a pumping pipe whose tip opens deep in the sea, and the tip of the pumping pipe is enlarged in a trumpet shape, and its inner peripheral surface is formed as a light reflecting surface. In addition, a fish catching device has been proposed in which fish catching lights are fixedly provided in a ring along with the fish catching light.
[0004]
Japanese Utility Model Publication No. 35-32571 states that, "If a ship equipped with this apparatus is located in a place where there are many fishes and the fish collecting lights 5 and 6 are turned on, the fishes gather at the lighting part due to their habits. When air is supplied from the jet pipe 3, the water in front of the pipe is sucked through the pumping pipe 2 and rises in the pipe to be lifted on the deck. As a result, fish are lifted. You can capture them. " Certainly, the fish that have gathered in the fishing light will be able to be sucked off if they do not escape. Others may accidentally enter the pumping tube and float.
[0005]
However, the fishing method disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 35-32571 only suggests that fish can be sucked up by a fish-collecting light and a pumping pipe. It is not composed. There is a problem with pumping capacity. In addition, fish run away during the pumping operation. Moreover, it cannot be applied to deep-sea fish and cannot be used as a business.
[0006]
The present inventor has studied the pumping capacity and the like necessary for the suction fishing method, making use of the history of using the sand pump in the actual fish spring and dredging work, and in the same manner as the general-purpose fishing method such as single fishing, drift net fishing, dragnet fishing, etc. It proposes as a feasible fishing technique that was once a dream fishing method that can be utilized and used on its own or in combination with these traditional fishing methods.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above prior art, the present invention improves the basic concept of a fishing technique with a suction tube and a lighting device for collecting fish, establishes a practically practicable fishing technique, and uses it for this purpose. An object of the present invention is to provide a fishing boat capable of lifting fish.
[0008]
It is another object of the present invention to provide a search and fishing boat that efficiently detects and collects fish in conjunction with a fishing boat.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The fishing boat according to the present invention capable of solving the above-mentioned problems has a large-diameter suction boat in which a fishing boat main body and a drainage port are located in the hull, and the depth of the fishing boat is adjustable to a depth so that the water intake port faces the sea. A lifting pipe and a feeding pipe in which a food input port is located in the hull and a food discharge port is arranged facing the sea, and a feed pipe that mixes fish food into a water flow and discharges the fish into the sea, is provided. A lighting device for collecting fish at least at the opening of the wrapper pipe, and a wrapper pipe having a water-absorbing port opened in a trumpet shape and having a check valve in the middle thereof, and flowing from the water-absorbing port. A large-sized pump for sucking the flowing water together with the bait at a speed close to the swimming speed of the fish.
[0010]
Basically, the fishing boat body needs to be a large boat of 60 tons class to several hundred tons or more. A large-diameter suction tube having a diameter of 30 to 80 cm, which can be adjusted in depth, sucks a large amount of water at a speed close to the swimming speed of the fish from the tip trumpet tube, and separates the fish from the sucked water. A large pump for sucking a large amount of water is required, and it is necessary to operate smoothly against these forces.
[0011]
The suction tube needs to have a diameter of at least 30 cm, and as much as possible, about 80 cm, in order to suck a large amount of the target fish. The lower end suction port of the suction tube is provided with a trumpet tube. There is no limitation on the opening degree and size of the trumpet tube, but the opening angle is about 30 to 60 degrees and the length is about 1.5 to 3 m. In the case of a small-sized simple configuration, it may be fixed. The trumpet tube, which is also called a trumpet tube, includes a boshed shape such as a horn portion of a trumpet, as well as a trumpet-shaped tube that is once opened, then squeezed and then opened again. If the middle inflated portion is included, fish can be collected in that portion and the collected fish can be efficiently sucked. As described above, the shape of the wrapper tube must be designed in consideration of various factors such as efficiency. Generally, in the case of a large dedicated ship, it is necessary to adjust the tip of the suction tube to a position where a school of fish is present or a position where fish can be collected. When fixed, it is limited to the case where fish schools can be collected there, and the utilization is greatly limited. However, when targeting small vessels of several tens of tons that target only fish that swim in shallow parts such as horse mackerel and mackerel, the suction pipe must be Sometimes it is fixed.
[0012]
In the middle of the suction pipe, a check valve for shutting off the water flow when performing the temporary suction stop control is provided. If backflow prevention or the like is provided, for example, when the pump is operated, the fish collected in the trumpet tube is sucked in for a few seconds, the pump is stopped, and when waiting for the next fish collection in the trumpet tube, the sucked fish is returned to the trumpet tube again. No spitting. In addition, the operation of the pump should not necessarily be a suction operation at once. In general, the load should be increased only when the fish is sucked, while the gently sucking operation is being performed, and the fish should be operated in a stable state so that the fish does not escape or disperse. Nevertheless, it has been found that fish collected by bait and lighting do not so easily separate. Therefore, the pump operation is appropriately controlled in accordance with the nature of the fish and the state of collecting fish.
[0013]
The large-sized pump attached to the suction pipe has a capability of sucking water at a stretch at a speed close to the swimming speed of fish. Specifically, a sand pump currently operating in dredging work can be used. As the pumping method, a piston method can be used in addition to the jet method. In other words, the jet method is based on water flow blowing as shown in the public information of Japanese Utility Model Publication No. 35-32571, but it reciprocates a piston equipped with a check valve to suck water intermittently. Also available. A screw type by rotating the blades is not preferable because it damages or breaks the sucked fish.
[0014]
The wrapper tube provided at the tip of the suction tube is provided with a posture changing device that can change the opening direction thereof. Examples of the posture changing device include an example in which a trumpet tube that is displaced with respect to the suction tube is rotated around an axis, and a trumpet tube that is swingably provided at the tip of the suction tube is suspended by a crane, and the height is changed. There are methods to change.
[0015]
The depth adjustment method can be used to adjust the height only in the vertical direction by moving the post part up and down using a worm gear or the like.However, generally, the middle and long suction pipes whose upper ends are hinged are fixed. The tip can be suspended by a crane, and the height of the lower end can be adjusted by changing the length of the crane.
[0016]
An illuminating device is provided between the inside of the tipping trumpet tube of the suction tube or the inside of the trumpet tube and the inside of the suction tube to guide the collected fish to the inside of the trumpet tube or the inside of the suction tube. This illumination device also collects fish inside the trumpet tube of the school of fish, but the main purpose is to guide the trumpet tube and the suction tube to the last. Fish collection requires food other than lighting. Illumination is, for example, about 5 to 5000 candela with five fish-collecting lights.
[0017]
The feed pipe has a feed inlet located in the hull and a feed outlet facing the sea. The feed of the fish is mixed into the water flowing in the feed pipe and released into the sea to collect the fish. The feed is krill or minced fish. Raw sardine food may be used.
[0018]
The feed tube may be fixed integrally with the suction tube or may be arranged separately. When the feed pipe is integrally fixed to the suction pipe, the feed outlet is opened toward the inside of the trumpet pipe. As a result, the bait can be released into and out of the trumpet tube in the sea. If the feeding pipe is installed separately from the suction pipe, the height of the feeding pipe shall be adjustable, and it shall be provided on the feeding pipe itself or in parallel with the feeding pipe, and a lighting device for fish collection shall be provided at the feed outlet. I do. At the tip of the feed tube, a bait reflector is provided for reflecting bait discharged downwards upward. This is to prevent the bait being discharged unilaterally or in a straight line into the sea, causing waste and reducing the efficiency of fish collection.
[0019]
A surveillance camera for monitoring the state of fish collection can be provided at the tip of the suction tube or the feeding tube, respectively. Further, at the upper end of the suction pipe, there is provided a food collection device for filtering out excess food sucked up by the suction pipe discharged from the feed pipe and returning it to the food input port again. It is possible to effectively use a large amount of food that is inhaled in the food.
[0020]
In the suction fishing boat having the above configuration, the suction fishing boat arriving at the fishing ground can lower the feed pipe alone or together with the suction pipe, turn on the lighting device, discharge the food, and collect fish with high density. The feed pipe may be made of a rigid pipe, or may be made of cloth like a fire hose.
[0021]
The suction tube can be positioned in a school of fish schooled by bait and lighting, fitted with a lighting device in the trumpet tube, and guided into the trumpet tube. Further, by illuminating the inside of the suction tube, the fish can be further guided from the trumpet tube to the suction tube. Then, the large pump is operated by increasing the load rapidly or slowly, and the water and the fish in the trumpet tube are forcibly drawn into the suction tube, so that the fish close to the trumpet tube can be smoothly sucked. Applicable fish species include sardine, horse mackerel, mackerel, saury, salmon, salmon, trout, and any other fish that can be collected by lighting and bait. It can also be applied to skipjack using raw sardine food.
[0022]
Care must be taken in the operation of the pump. When a sudden load is applied and a quick suction is performed, the fish may be shocked and the school may be dispersed. When the load is increased to the next in a few seconds, the fish go unnoticed and naturally suck into the suction tube. In addition, there are a method of operating continuously for several minutes to several tens of minutes and a method of performing intermittent operation every several seconds to several tens of seconds. Which method to use depends on the type of fish and the status of the school. Since the check valve is provided in the suction pipe, the fish does not flow backward due to the intermittent operation.
[0023]
For fish swimming in shallow portions of several meters to several tens of meters deep, such as horse mackerel and mackerel, an integrated suction tube and feeding tube can be used. That is, it is possible to lower the suction tube integrated with the feeding tube, discharge the food from the trumpet tube, turn on the lighting, and suck the collected fish.
[0024]
In addition, for fish swimming in the deep part of the water depth of 100m or more, lower the feed pipe, collect the fish, and then slowly raise the feed pipe while collecting the fish at the tip. The fish caught can be guided to the trumpet tube and lifted, and the control of the switching of the bait and the lighting is performed to move the collected fish toward the trumpet tube and fry it with the suction tube.
[0025]
An example of a fishing method using a fishing boat using a fishing boat is as follows: One or more search fishing boats dedicated to collecting fish, a fleet of one fishing boat, and the fish collected by the search fishing boat are collected by the fishing boat. Can be sucked. The operation can be performed by about 25 people in one fleet.
[0026]
The search and fishing boat can be configured by removing a suction pipe from a fishing boat. In other words, the search and fishing boat is a search and fishing boat for searching and collecting fish in the sea, and has a ship body, a fish finder, a bait input port located in the hull, and a bait discharge port facing the sea, and a depth. It is adjustable and has a feed pipe for mixing fish feed into the water stream and releasing it into the sea, and a lighting device for illuminating the tip of the feed pipe for collecting fish, and a fish group collected by the lighting device and the feed. Or moving the school of fish to near other fishing boats.
[0027]
Therefore, a fleet is formed by one or more search fishing boats, and for example, a fish school is detected by a search fishing boat located on a circumference having a radius of 800 m, and fish collected by bait and lighting are collected by a suction fishing boat located near the center. You can bring it in, shrink the siege, and catch the fish you have collected on a fishing boat. The number of operating personnel is only about 25. Can operate sufficiently even with winds of about 10m. The fish collecting state and the sucking state can be observed with a fish finder. If a surveillance camera is provided at the tip of the suction pipe and feed pipe, the school of fish that is illuminated can be visually observed and reliable operation can be performed.
[0028]
The fishing boat of the present invention can also be used for skipjack fishing. That is, skipjack eats only live food, and it is impossible to collect fish only by lighting. However, if the trumpet tube of the suction tube is positioned with respect to the fish swarming the bait when performing single fishing, the suction operation can be performed together with the single fishing. It is also possible to release live fish from the feeding tube and to suck the bonito group.
[0029]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a side view showing an entire configuration of a fishing boat 1 according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a partially enlarged explanatory view of the distal end portion of the suction tube.
[0030]
In FIG. 1, an engine room 5, a freezing room 6 (6 a, 6 b, 6 c), and a feed storage room 7 are arranged on a hull 4 floating on the sea surface 3 of the sea 2 (tidal current 2 </ b> F). In addition to a large diesel engine for propulsion of the hull 4, a suction pump 8 of 2000 to 3000 horsepower is arranged. As the suction pump 8, for example, a sand pump used for dredging work can be used. The sand pump has a configuration in which a large swirling flow is created by hydraulic drive, is blown in one direction of the suction pipe, and sucks water in the suction pipe as a jet water flow. The number of suction pumps 8 is not limited to one, and two pumps can be used for suction.
[0031]
The hull 4 is provided with a hinge mechanism 10 for hinge-supporting the upper end of a suction pipe 9 having a pipe diameter of 60 cm and a length of 30 to 50 m so as to be vertically swingable. The hinge mechanism 10, the suction pump 8, and the suction pump The landing processing device 8 and the landing processing device 11 are respectively connected to the pipe 9 on the extension of the suction pipe 9. The processing device 11 separates fish and food from the seawater that has been sucked. The separated fish is transferred to the freezing room 6 and the food is transferred to the food inlet 13 of the feed pipe 12.
[0032]
In the fishing boat 1 according to the present embodiment, a feeding pipe 12 is disposed on the side of the suction pipe 9. On the hull 4 side, the feed pipe 12 is separated from the suction pipe 9 at the position of the hinge mechanism 10 and connected to the feed inlet 13. A seawater supply device such as a pump (not shown) is disposed in the vicinity of the feed inlet 13, and feeds such as krill and fish mince into the seawater and feeds the feedwater to the feed pipe 13.
[0033]
As shown in detail in FIG. 2, a trumpet tube 14 is provided at the tip of the suction tube 9. A check valve 15 is provided 1 to 3 m before the tip. If necessary, a second suction pump may be arranged near the position of the check valve 15.
[0034]
A bait tank 16 connected to the feed tube 12 is arranged at the trumpet portion of the trumpet tube 14, and a ring-shaped bait discharge tube 17 is arranged along the circumference of the tip of the trumpet tube 14. A plurality of bait discharge holes are formed below the bait discharge pipe 17, from which seawater mixed with bait can be discharged into the sea. A bait reflector 18 is provided in opposition to the bait discharge hole, and the bait is dispersed and reflected toward the inside of the trumpet tube 14 and discharged into the sea.
[0035]
An illumination device 19 for collecting fish is provided inside the trumpet tube 14. The illuminating device 19 is composed of a plurality of, for example, five fish-collecting lights, and the overall illuminance is, for example, about 5,000 candela with five lights. The electric wire cable 20 is appropriately wired along the suction pipe 9. The lighting device is composed of, for example, five fish-collecting lights of 1000 candela per light, one of which is a red light. Also, the candle light can be controlled by the voltage.
[0036]
The suction tube 9 provided with the feed tube 12 and the like is suspended by three pairs of cranes 21 (21a, 21b, 21c), and the length of the rope of the crane 21 is changed. The lifting pipe 9 is rotated with respect to the hinge mechanism 10 so that the height of the tip of the suction pipe 9 can be freely adjusted vertically.
[0037]
As shown in FIG. 3, the attachment point of the wrapper tube 14 to the suction tube 9 is constituted by, for example, a rubber tube 22, and the crane 21 c is pulled more than the other cranes 21 a and 21 b so that the orientation of the wrapper tube 14 is changed. It can be changed. This kind of device for changing the position of the wrapper tube 14 can be designed in various ways using hinges, gears and the like. Thereby, the direction of the trumpet tube can be freely oriented in any of upward, lateral, and downward directions.
[0038]
As shown in FIG. 4, an illumination device 23 for illuminating the inside of the suction tube 9 and guiding the fish as inward as possible can be provided at the tip of the suction tube 9. Further, a monitoring camera 24 for visually monitoring the state of collecting fish can be provided. Further, the shape of the trumpet tube 14 can be designed in various shapes such as a drum shape, a long boot shape, or a box shape so that the fish can be located in the trumpet tube as much as possible in addition to a general trumpet shape. Further, a structure in which a sound of the hull 4 is shielded by interposing, for example, a rubber joint in the middle of the suction pipe 9 or the like may be employed. Conversely, it is conceivable to emit the sound of a school of fish that the fish prefer through the suction tube 9.
[0039]
FIG. 5 is an explanatory side view showing an operation state of the fishing boat 1 when the water temperature rises in summer. When the water temperature rises in summer, the school of fish floats and swims near the sea surface. The suction fishing boat 1 is slightly different from the one shown in FIG. 1 in the shape of the tip of the suction tube 9A and the shape of the trumpet tube 14, but is functionally the same as that of FIG. 1 including other members.
[0040]
The hull 4 floating on the sea surface 3 is connected to an anchor (not shown) via a chain 25. By positioning the trumpet tube 14 of the suction tube 9A with respect to the fish school 26 and operating the sand pump 8, the fish can be sucked and drained by the processing device 11 to catch the fish.
[0041]
In order to obtain a dense school of fish, fish must be collected. For this purpose, first, the fish finder 27 is operated to transmit ultrasonic waves as shown by the broken line, the anchor is dropped to a position where the school can be gathered, and food is released from the trumpet tube 14 of the suction tube 9A. And lighting is performed. Thereafter, the sand pump 8 is driven while the surveillance camera 24 is used to watch the time when sufficient fish collection is performed. In order to further increase the density of the school of fish, the fishing light is gradually lowered from 4000 candela to 2000 to 1500 candela and finally switched to the 1000 candela red light. In this case, the school of fish will have the highest density, and then it will start pumping. However, in this case, whether to switch to the red light or not depends on the fish species. The performance improvement of the two recent fish finder is remarkable, and it can be understood even the fish species of the deep sea fish. Therefore, the outline of the fish collection state can be roughly understood by the fish finder 27. Here, in this example, since the surveillance camera 24 is provided, not only the fish collecting state but also the suction control status can be known in detail, and an appropriate suction operation can be performed.
[0042]
The operation of the sand pump 8 is not always performed continuously. Rather, it is preferable to operate intermittently. When the sand pump 8 is operated, fish inside or near the trumpet tube 14 can be sucked at a stretch. However, the amount of one suction is less than 1% of the entire fish school 26.
[0043]
When the sand pump 8 is operated, food such as krill is sucked together with fish. Therefore, even if the sand pump is continuously operated, the fish are scattered and only the seawater is sucked. Therefore, the sand pump 8 is operated to repeatedly perform suction and stop. Thereby, the fish can be guided again into the trumpet tube 14, and when the fish is sufficiently collected, the operation of the sand pump 8 is repeated to obtain a large catch.
[0044]
The operation time of the sand pump is, for example, ten seconds to several tens of seconds, and the stop time is about 30 seconds to several minutes. Therefore, the fish being sucked is located in the suction tube 9A. Since the check valve 15 is provided, it can be sent to the processing device 11 sequentially. The speed of the pumping water flow does not necessarily need to be higher than the swimming speed of the fish. Preferably, it is near the swimming speed, but it is possible to suck even at a speed of 1/2 or less. That is, the fish is almost in a stopped state during feeding, and when the fish is suddenly sucked, the fish starts swimming but the suction water flow velocity is superior. The surplus food sucked into the suction pipe 9A can be separated by the processing device 11 and returned to the food inlet, so that there is no waste.
[0045]
FIG. 6 is a side view showing a fishing boat 28 according to another embodiment of the present invention. The suction fishing boat 28 according to the present embodiment is formed for deep sea with a hydraulic pipe 29 attached to a long, for example, 50 m suction pipe 9B suspended by a crane 21, and a second sand pump 30 at the tip. The check valve is integrally formed in the sand pump 30. The feeding pipe 31 is formed separately from the suction pipe 9B, and has a length of, for example, 150 m, which can be extended to deeper seas. An illumination device 33 is separately provided at the end of the feeding pipe 31 near the reflector 32 of the feeding pipe 31. The lighting device 33 is suspended from the hull 4 via an electric cable 34. The bait reflector 32 may be fixed to the lighting device 33 using a string or the like. Alternatively, they may be integrally formed. Further, the feeding tube 31 can be constituted by a cloth hose or the like. In a state where the reflector 32 is fixed to the lighting device 33, these can be suspended by a strong electric wire cable 34 and both can be moved up and down.
[0046]
In the winter months (January to March) when the water temperature is low, fish such as horse mackerel, mackerel, and saki are descending to the sea floor at a depth of 100 to 150 m. In FIG. 6, the electric wire cable 34 is lowered, the bait reflector 32 and the lighting device 33 are lowered to the place of the set fish near the rocky reef 35, the bait 36 is scattered from the reflector 32, and the lighting device 33 is turned on and the school of fish is turned on. 26 can be collected. After collecting the fish, the electric wire cable 34 is wound up, the fish school 26 is pulled up near the front end trumpet tube 14 of the suction tube 9B, and the switching of the bait and the lighting is controlled, so that the fish school can be provided to the trumpet tube 14.
[0047]
FIG. 7 is a side view showing an embodiment of the search and fishing boat of the present invention. The search and fishing boat of this example has a shape in which the suction pipe 9B is removed from the fishing boat 28 shown in FIG. The hull 4 has an illumination device 38 for illuminating the sea surface 3, and is connected to a buoy 40 having a 1.5 kg weight 39 and a rope 41.
[0048]
A fishery is determined using the fish finder 27, and the fish school 26 is collected in accordance with the tide 2F with the help of the buoy 40. Specifically, the underwater lighting device 33 can be turned on, the bait 36 can be scattered, and the fish school 26 can be collected with high density. The collected fish can be provided to another fishing boat or used for single fishing. To change the position so that the collected fish does not escape, the hull 4 must be moved at a very low speed.
[0049]
FIG. 8 shows that in the winter season, the search and fishing boat 37 shown in FIG. 7 is applied to set fish such as horse mackerel, mackerel, and sardine as shown in FIG. It is going to rise to near 3. The raised school of fish 26 may be provided to another fishing boat or provided for fishing.
[0050]
FIG. 9 shows that a fleet using two exploring and fishing boats 37A and 37B and one large inhaling fishing boat 1 is assembled, and the fishes are collected by the exploring and fishing boats 37A and 37B, and the invading fishing boat 1 intends to do the dumping and fishing. Things. For example, in a fishing ground having a diameter of 1.6 km, scattered fish schools 26 can be collected and sequentially sucked up by the fishing boat 1 to obtain a great catch. The buoy 42 floating above the anchor 43 of the fishing boat 1 removes the anchor 32 from the rock by pulling the second rope 44 provided between the anchor 43 and the boat when the anchor 43 is stuck on the rock and it is difficult to pick up. It is for. It is necessary that the onboard lighting device 38 of the searching and collecting boat turn off the light and transfer the thermal power when transferring the collected fish school 26 to the fishing boat.
[0051]
For winds with a wind speed of about 10 m, stable operation can be achieved if a 2n2n sail is set upwind toward the bow 10 and stern at the stern. It can be operated even if the tide 2F is slightly faster. There is no problem that the net is broken due to heavy catch.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing that a set fish on a relatively shallow reef 35 can be caught and caught by only the crawling fishing boat 1 shown in FIG. That is, if the length of the suction pipe 9 is set to be about 50 m long, the trumpet pipe 14 can be brought close to the reef 35, and a set fish such as horse mackerel, mackerel, Isaki, and Thailand can be fed with the bait 36 and lighting. The fish can be collected and sucked by the suction tube 9.
[0052]
FIG. 11 is an explanatory diagram showing that the dumping fishing boat 1 of the present invention can be used for skipjack fishing. From the upper part of the hull 4, raw sardines 45 can be sown, for example, by hand, and a school of skipjack 46 can be collected. The collected skipjack can be sucked at a stretch by the suction tube 9. You can also fish one. The raw bait 45 can be provided by using the feeding tube 12 instead of being scattered by hand. In this case, the diameter of the feeding pipe 12 is set to be large enough to allow the raw sardine to pass through.
[0053]
In the fishing boats 1 and 26 described above, the suction pump 8 is not limited to the sand pump. In addition, whether to use one or a plurality of units is freely designed. Another example of a suction pump is a pump that reciprocates a long, large-diameter valved piston with respect to the suction pipe 9 so as to suck seawater and fish for one reciprocating piston stroke. There is an example. Any structure may be used as long as the fish is not damaged during the sucking.
[0054]
Further, the hull has been described as an example of a normal ship shape using a large ship, but this shape may be another shape such as a box shape or a raft shape.
[0055]
This is because the weight of the suction pipe 9 is large, and the force applied at the time of suction 9 is large, and there is a high possibility that the hull 4 will overturn or move largely by its thrust.
[0056]
Even in the case of a normal ship shape, it is more stable to position the suction pipe 9 at the stern or to make the outlet of the suction pipe 9 project from the bottom rather than from the side. In any case, it is necessary to pay careful attention mechanically and to design safety safely in consideration of the operation contents of the suction pipe 9.
[0057]
Further, in the above-described embodiment, the suction fishing boat using a large boat is shown. However, the present invention can be a relatively small suction fishing boat of several to several tens tons. The diameter of the suction tube 9 can be reduced to about 25 to 30 cm, and the position of the trumpet tube 14 can be fixed. Even in this case, it is preferable that the direction of the trumpet tube 14 can be freely changed.
[0058]
The present invention is not limited to the above embodiments, and can be designed and modified in various forms without departing from the spirit of the present invention.
[0059]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is a fishing boat according to the present invention as described in the claims. Therefore, the fish is collected by bait and lighting, and the inside of or near the trumpet tube is sucked by the operation of the large pump. It can be sucked into the riser. The suction pipe is provided with a backflow prevention valve, so that even if the large pump is intermittently operated in small increments, the fish does not flow backward, and can be efficiently sucked and caught. It is possible to obtain large catches with a small number of people, such as a few or a dozen or so in the case of a small one, and about twenty or more in the case of a large one. It does not require a large net and can operate even with a slight wind.
[0060]
In addition, according to the search and fishing boat of the present invention, a lighting device and a feeding pipe with adjustable height are provided, and fish can be collected by feeding and lighting. Can be provided for fishing. In particular, if one or a plurality of searching and collecting boats form a fleet with one fishing boat, and the fish collected by the searching and collecting boat are sucked by the fishing boat, large fishing can be efficiently obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a suction fishing boat integrated with a suction pipe and a feed pipe according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partially enlarged explanatory view of a distal end portion of the suction tube shown in FIG.
FIG. 3 is a side view showing a configuration example of a posture changing device that enables a direction of a trumpet tube of the fishing boat shown in FIG. 1 to be freely changed.
FIG. 4 is an explanatory view showing a modification of the lighting device of the suction tube shown in FIG. 1;
FIG. 5 is an explanatory diagram showing the operating status of a fishing boat for dumping.
FIG. 6 is a side view showing a suction fishing boat with a separate suction pipe and feeding pipe according to another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a configuration of a search and fishing boat according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing an example of an operation method of the search and fishing boat.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing an operating method of a fishing method of fishing by forming a fleet of three fleets using the fishing boat for search and the fishing boat for search of the present invention.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a set fishing using a suction fishing boat of the present invention.
FIG. 11 is an explanatory diagram of an operating state in which the suction fishing boat of the present invention is used for skipjack fishing.
[Explanation of symbols]
1,1A, 28… Capturing fishing boat
2 ... sea
2F… tide
3. Sea level
4 ... Hull
5. Engine room
6 (6a, 6b, 6c) ... freezer
7 ... Bait storage room
8, 30 ... suction pump (sand pump)
9, 9A, 9B ... suction tube
10. Hinge mechanism
11 Processing unit
12, 31 ... feeding pipe
13 ... Feeding port
14 ... Trumpet tube
15 ... check valve
16 ... Bait tank
17 ... Bait discharge tube
18 ... bait reflector
19, 23, 33, 38 ... Lighting device (fish light)
20, 34 ... electric cable
21 (21a, 21b, 21c) ... crane
22 ... Rubber tube
24 ... Monitoring camera
25 ... chain
26 ... school of fish
27 ... Fish detector
29… Hydraulic piping
35 ... Reef
36 ... Bait
37, 37A, 37B ... Searching fish collection boat
39 ... weight
40, 42 ... buoy
41,44… rope
43… anchor
45 ... live bait
46 ... Herd of skipjack
