JP2004048164A - 不法侵入通知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】出先にいながら、居住宅内の不法侵入者を探知することができる不法侵入通知システムを提供することを目的とする。
【解決手段】不法侵入通知システムにおいて、住居の出入り口であるドア、住居内の階段の床板、カーペットなどに配置されている各感知センサは、不法侵入者を感知すると、住居内のサーバ(固定電話機)へ感知した旨を通知する電波を発信する。サーバは、電波を受信すると、所定の宛先へ通信回線を介して不法侵入者がいる旨の通知を行う。これにより、ユーザは、出先に居ても不法侵入者がいることを認識でき、当該不法侵入者に対する迅速な対応をすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】不法侵入通知システムにおいて、住居の出入り口であるドア、住居内の階段の床板、カーペットなどに配置されている各感知センサは、不法侵入者を感知すると、住居内のサーバ(固定電話機)へ感知した旨を通知する電波を発信する。サーバは、電波を受信すると、所定の宛先へ通信回線を介して不法侵入者がいる旨の通知を行う。これにより、ユーザは、出先に居ても不法侵入者がいることを認識でき、当該不法侵入者に対する迅速な対応をすることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不法侵入通知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、集合住宅、一戸建て、オフィスビルなどの建物や、庭、駐車場、駐輪場などの敷地内における防犯、不法侵入対策として、様々なセキュリティシステムが利用されている。例えば、所定敷地内に監視カメラを設置し、出入りする人の監視をする、セキュリティカードを有する者以外は建物に入ることができないようにするなどの方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの防犯、不法侵入対策を行うには、大げさな装置を必要とし、手軽に一般家庭に導入することは難しいものとなっている。また、信頼性を完全に保証するものは多大なコストがかかり、さらには所定の警備会社と契約する必要が生じることもある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、出先にいながら、居住宅内の不法侵入者を探知することができる不法侵入通知システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、所定の区域内への不法侵入者を感知し、通知する不法侵入通知システムであって、前記所定の区域内の不法侵入者を感知する感知手段と、前記感知手段が不法侵入者を感知した場合、電波を発信する発信手段と、前記発信手段によって発信された電波を受信する受信手段と、前記受信手段が電波を受信した場合、所定の宛先に通信回線を介して不法侵入者を感知した旨の通知を行う通知手段と、を備えたことを特徴とする。
このように、不法侵入者の感知に応じて、所定の宛先へ通信回線を介して通知が行われるので、ユーザは、出先に居ても不法侵入者がいることを認識でき、当該不法侵入者に対する迅速な対応をすることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記感知手段は、前記発信手段と一体となって感知センサを構成し、前記受信手段は、前記通知手段と一体となって電話発信装置を構成することを特徴とする。
このようにすると、ユーザは、発信手段を備えた感知センサを従来のセンサと同様に、所定の場所に設置することができる。また、例えば、従来使用している固定電話機、パーソナルコンピュータなどを電話発信装置として応用することができるので、安価かつ簡便に不法侵入者通知システムを構築することができる。
【0005】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記感知手段は、前記区域となる敷地内の地面または住宅内の床板、階段に設置されており、重みにより不法侵入者を感知することを特徴とする。
このように、重みにより不法侵入者を感知する感知手段を様々なところに設置するので、不法侵入者感知の確実性を増すことができ、セキュリティの向上を図ることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3のうちいずれか1に記載の発明において、前記感知手段は、前記区域となる敷地内または住宅内への出入り口に設置されており、当該出入り口のドアの開閉により不法侵入者を感知することを特徴とする。
このように、ドアの開閉を感知する感知手段を出入り口に設置するので、不法侵入者探索の確実性を増すことができ、セキュリティの向上を図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の不法侵入通知システムの好適な実施形態について図1ないし図5を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る不法侵入通知システムの概念図である。本実施の形態では、不法侵入通知システムが機能する所定の区域の一例として、住居内について説明する。区域とは、例えば、住居、住居内の所定の部屋、所定の敷地などをいうものとする。
図1に示すように、不法侵入通知システムにおいて、住居の出入り口であるドア近傍の壁、住居内の階段の床板、カーペットなどに配置されている各感知センサは、不法侵入者を感知すると、住居内のサーバ(図1では固定電話機となっている)へ感知した旨を通知する電波を発信する。サーバは、電波を受信すると、所定の宛先へ通信回線を介して不法侵入者がいる旨の通知を行う。これにより、ユーザは、出先に居ても不法侵入者がいることを認識でき、当該不法侵入者に対する迅速な対応をすることができる。
また、不法侵入通知システムは、電波を使用するので、配線が不要であり、各感知センサの設置が容易となる。なお、電波とは、無線通信用のほか、赤外線などでもよいとする。
【0007】
図2は、不法侵入通知システムの構成を示したブロック図である。図3は、感知センサの一例を示した図である。
図3に示すように、床板またはカーペット(裏面)に取り付けられている重み感知センサ12は、圧力感知マット121と、発信機101とから構成される。圧力感知マット121が不法侵入者の重みを感知すると、発信機101は、無線通信により電波を発信する。
また、住居や部屋の出入り口のドア近傍の壁に取り付けられている開閉感知センサ13は、ドアの開閉を感知するセンサ130と、発信機103とから構成される。センサ130がドアの開閉を感知すると、発信機103は、電波を発信する。
【0008】
また、図示は省略するが、階段の床板に取り付けられている重み感知センサ11は、重み感知センサ12や開閉感知センサ13と同様に、重みを感知するセンサと、発信機とから構成される。センサが不法侵入者の重みを感知すると、発信機は、無線通信により電波を発信するようになっている。
各感知センサ11〜13が有する重みにより感知を行うセンサや、圧力感知マット121、ドアの開閉を感知するセンサ130などは感知手段として機能する。
これらの各感知センサ11〜13に内蔵されている発信機101、103は、発信手段として機能し、センサが重みやドアの開閉を感知すると、固定電話機10に電波を発信するようになっている。
また、各感知センサ11〜13の圧力感知マット121、ドアの開閉を感知するセンサ130、重みを感知するセンサは感知手段として機能する。
【0009】
固定電話機10は、図示は省略するが、公衆回線網に接続されている電波受信部、電話発信部、制御部、メモリなどを備えている。
電波受信部は、受信手段として機能し、各感知センサ11〜13からの不法侵入者を感知した旨の通知である電波を受信する。電話発信部は、発信手段として機能し、電波受信部が各感知センサ11〜13からの電波を受信すると、あらかじめ登録されている電話番号に自動的に発信(発呼)を行う。
固定電話機10からの発呼は、基地局30を介して、出先にいるユーザの携帯電話または固定電話に着信する。ユーザは、携帯電話または固定電話において、固定電話機10からのメッセージを受け取ることができるようになっている。
なお、各感知センサ11〜13の感知モードの制御は、室内の固定電話機10によって行えるようになっている。
【0010】
図4は、発信機103の概略構成を示した図である。
発信機103は、中央演算処理装置(以下、CPUという)131、メモリ132、感知センサインターフェース133、外部受信インターフェース134、外部発信インターフェース135および発信回路部136を備えている。
CPU131は、メモリ132に格納されている種々のプログラムに従って、各インタフェース133〜135を制御する。例えば、CPU131は、感知センサインターフェース133がドアの開閉を感知するセンサからドア開閉を感知した旨を受信すると、外部送信インターフェース135が電波を発信するように制御する。
【0011】
メモリ132は、開閉感知センサ13が感知モード時に実行されるプログラムなどを記録しているROM(リード・オンリー・メモリ)、CPU131が各種制御を行うためのプログラムやデータを格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)などを備えている。
感知センサインターフェース133は、センサ130によって感知されたドアの開閉情報を受信する。外部受信インターフェース134は、固定電話機10からの発信を受信する。外部送信インターフェース135は、発信回路部136と接続されている。
外部送信インターフェース135は、感知センサインターフェース133が不法侵入者の感知情報を受信すると、CPU131によって、固定電話機10へ電波の発信を行うように制御される。
なお、各感知センサ11〜13と固定電話機10との通信は、ブルートゥース、近距離無線通信などの無線通信により行われるようになっている。また、ここでは、開閉感知センサ13の発信機103について説明したが、重み感知センサ11、12に内蔵されている発信機も同様の構成となっている。
【0012】
ここで、本実施の形態に係る不法侵入通知システムの動作について図5を参照しながら説明する。図5は、不法侵入通知システムによる不法侵入通知処理手順を示したフローチャートである。
まず、ユーザは、固定電話機10から各感知センサ11〜13の感知モード設定を行う。感知モードの設定が行われると、各感知センサ11〜13は、スタンバイ状態となる。ここで、不法侵入通知処理手順の一例として、ドアの開閉を感知する開閉感知センサ13による動作について説明する。
【0013】
開閉感知センサ13の感知モードが設定されると(ステップ51;Y)、開閉感知センサ13がスタンバイ状態になる(ステップ52)。
ここで、開閉感知センサ13のセンサ130がドアの開閉を感知すると(ステップ53)、感知センサインターフェース133は、感知されたドアの開閉情報を受信する。CPU131は、感知センサインターフェース133がドアの開閉情報を受信すると、発信回路部136から外部送信インターフェース135による電波の発信を行うように制御する。
外部送信インターフェース135は、CPU131による制御に従って、室内のサーバである固定電話機10に電波を発信する(ステップ54)。
固定電話機10の電話発信部は、電波受信部がこの電波を受信すると(ステップ55)、通信回線を介して、あらかじめ登録されている宛先(設定されたダイヤル)への発信を行う(ステップ56)。
【0014】
登録済みの宛先である携帯電話または出先の固定電話は、固定電話機10からのメッセージを受け取る(ステップ57)。ユーザは、携帯電話または出先の固定電話において、固定電話機10からのメッセージを受け取った後、住居内の各感知センサ11〜13の感知モード設定を解除するか、再びスタンバイ状態にしておくかどうかを選択する(ステップ58)。
この感知モード設定の選択は、携帯電話またはまたは出先の固定電話から固定電話機10に電話をかけることにより設定することができるようになっている。
【0015】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
住居内のサーバは、固定電話機10として説明してきたが、例えば、パーソナルコンピュータを電話発信装置として機能させてもよい。この場合、パーソナルコンピュータは、電波を受信した際に、あらかじめ登録してある電話番号に電話するようになっている。これは、パーソナルコンピュータのダイヤラという機能を利用することによって行うことができる。ダイヤラを使用すると、コンピュータに接続された電話機から、モデムとLANに接続された電話交換機を介して、またはインターネットアドレスによってネットワーク経由で通話を行うことができる。
また、電話ではなく、電子メールで通知を行うようにしてもよい。この場合、住居内のサーバにあらかじめ登録しておく宛先は、電子メールアドレスとなる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の不法侵入通知システムは、所定の区域内の不法侵入者を感知し、電波を発信すると、通知手段が所定の宛先に通信回線を介して不法侵入者を感知した旨の通知を行うので、ユーザは、出先に居ても不法侵入者がいることを認識でき、当該不法侵入者に対する迅速な対応をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る不法侵入通知システムの概念図である。
【図2】不法侵入通知システムの構成を示したブロック図である。
【図3】感知センサの一例を示した図である。
【図4】発信機の概略構成を示した図である。
【図5】不法侵入通知システムによる不法侵入通知処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・固定電話機,11、12・・・重み感知センサ,13・・・開閉感知センサ,20・・・携帯電話,30・・・基地局,121・・・圧力感知マット,101、103・・・発信機,131・・・中央演算処理装置,132・・・メモり,133・・・感知センサインターフェース,134・・・外部受信インターフェース,135・・・外部送信インターフェース,136・・・発信回路部
【発明の属する技術分野】
本発明は、不法侵入通知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、集合住宅、一戸建て、オフィスビルなどの建物や、庭、駐車場、駐輪場などの敷地内における防犯、不法侵入対策として、様々なセキュリティシステムが利用されている。例えば、所定敷地内に監視カメラを設置し、出入りする人の監視をする、セキュリティカードを有する者以外は建物に入ることができないようにするなどの方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの防犯、不法侵入対策を行うには、大げさな装置を必要とし、手軽に一般家庭に導入することは難しいものとなっている。また、信頼性を完全に保証するものは多大なコストがかかり、さらには所定の警備会社と契約する必要が生じることもある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、出先にいながら、居住宅内の不法侵入者を探知することができる不法侵入通知システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、所定の区域内への不法侵入者を感知し、通知する不法侵入通知システムであって、前記所定の区域内の不法侵入者を感知する感知手段と、前記感知手段が不法侵入者を感知した場合、電波を発信する発信手段と、前記発信手段によって発信された電波を受信する受信手段と、前記受信手段が電波を受信した場合、所定の宛先に通信回線を介して不法侵入者を感知した旨の通知を行う通知手段と、を備えたことを特徴とする。
このように、不法侵入者の感知に応じて、所定の宛先へ通信回線を介して通知が行われるので、ユーザは、出先に居ても不法侵入者がいることを認識でき、当該不法侵入者に対する迅速な対応をすることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記感知手段は、前記発信手段と一体となって感知センサを構成し、前記受信手段は、前記通知手段と一体となって電話発信装置を構成することを特徴とする。
このようにすると、ユーザは、発信手段を備えた感知センサを従来のセンサと同様に、所定の場所に設置することができる。また、例えば、従来使用している固定電話機、パーソナルコンピュータなどを電話発信装置として応用することができるので、安価かつ簡便に不法侵入者通知システムを構築することができる。
【0005】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記感知手段は、前記区域となる敷地内の地面または住宅内の床板、階段に設置されており、重みにより不法侵入者を感知することを特徴とする。
このように、重みにより不法侵入者を感知する感知手段を様々なところに設置するので、不法侵入者感知の確実性を増すことができ、セキュリティの向上を図ることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3のうちいずれか1に記載の発明において、前記感知手段は、前記区域となる敷地内または住宅内への出入り口に設置されており、当該出入り口のドアの開閉により不法侵入者を感知することを特徴とする。
このように、ドアの開閉を感知する感知手段を出入り口に設置するので、不法侵入者探索の確実性を増すことができ、セキュリティの向上を図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の不法侵入通知システムの好適な実施形態について図1ないし図5を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る不法侵入通知システムの概念図である。本実施の形態では、不法侵入通知システムが機能する所定の区域の一例として、住居内について説明する。区域とは、例えば、住居、住居内の所定の部屋、所定の敷地などをいうものとする。
図1に示すように、不法侵入通知システムにおいて、住居の出入り口であるドア近傍の壁、住居内の階段の床板、カーペットなどに配置されている各感知センサは、不法侵入者を感知すると、住居内のサーバ(図1では固定電話機となっている)へ感知した旨を通知する電波を発信する。サーバは、電波を受信すると、所定の宛先へ通信回線を介して不法侵入者がいる旨の通知を行う。これにより、ユーザは、出先に居ても不法侵入者がいることを認識でき、当該不法侵入者に対する迅速な対応をすることができる。
また、不法侵入通知システムは、電波を使用するので、配線が不要であり、各感知センサの設置が容易となる。なお、電波とは、無線通信用のほか、赤外線などでもよいとする。
【0007】
図2は、不法侵入通知システムの構成を示したブロック図である。図3は、感知センサの一例を示した図である。
図3に示すように、床板またはカーペット(裏面)に取り付けられている重み感知センサ12は、圧力感知マット121と、発信機101とから構成される。圧力感知マット121が不法侵入者の重みを感知すると、発信機101は、無線通信により電波を発信する。
また、住居や部屋の出入り口のドア近傍の壁に取り付けられている開閉感知センサ13は、ドアの開閉を感知するセンサ130と、発信機103とから構成される。センサ130がドアの開閉を感知すると、発信機103は、電波を発信する。
【0008】
また、図示は省略するが、階段の床板に取り付けられている重み感知センサ11は、重み感知センサ12や開閉感知センサ13と同様に、重みを感知するセンサと、発信機とから構成される。センサが不法侵入者の重みを感知すると、発信機は、無線通信により電波を発信するようになっている。
各感知センサ11〜13が有する重みにより感知を行うセンサや、圧力感知マット121、ドアの開閉を感知するセンサ130などは感知手段として機能する。
これらの各感知センサ11〜13に内蔵されている発信機101、103は、発信手段として機能し、センサが重みやドアの開閉を感知すると、固定電話機10に電波を発信するようになっている。
また、各感知センサ11〜13の圧力感知マット121、ドアの開閉を感知するセンサ130、重みを感知するセンサは感知手段として機能する。
【0009】
固定電話機10は、図示は省略するが、公衆回線網に接続されている電波受信部、電話発信部、制御部、メモリなどを備えている。
電波受信部は、受信手段として機能し、各感知センサ11〜13からの不法侵入者を感知した旨の通知である電波を受信する。電話発信部は、発信手段として機能し、電波受信部が各感知センサ11〜13からの電波を受信すると、あらかじめ登録されている電話番号に自動的に発信(発呼)を行う。
固定電話機10からの発呼は、基地局30を介して、出先にいるユーザの携帯電話または固定電話に着信する。ユーザは、携帯電話または固定電話において、固定電話機10からのメッセージを受け取ることができるようになっている。
なお、各感知センサ11〜13の感知モードの制御は、室内の固定電話機10によって行えるようになっている。
【0010】
図4は、発信機103の概略構成を示した図である。
発信機103は、中央演算処理装置(以下、CPUという)131、メモリ132、感知センサインターフェース133、外部受信インターフェース134、外部発信インターフェース135および発信回路部136を備えている。
CPU131は、メモリ132に格納されている種々のプログラムに従って、各インタフェース133〜135を制御する。例えば、CPU131は、感知センサインターフェース133がドアの開閉を感知するセンサからドア開閉を感知した旨を受信すると、外部送信インターフェース135が電波を発信するように制御する。
【0011】
メモリ132は、開閉感知センサ13が感知モード時に実行されるプログラムなどを記録しているROM(リード・オンリー・メモリ)、CPU131が各種制御を行うためのプログラムやデータを格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)などを備えている。
感知センサインターフェース133は、センサ130によって感知されたドアの開閉情報を受信する。外部受信インターフェース134は、固定電話機10からの発信を受信する。外部送信インターフェース135は、発信回路部136と接続されている。
外部送信インターフェース135は、感知センサインターフェース133が不法侵入者の感知情報を受信すると、CPU131によって、固定電話機10へ電波の発信を行うように制御される。
なお、各感知センサ11〜13と固定電話機10との通信は、ブルートゥース、近距離無線通信などの無線通信により行われるようになっている。また、ここでは、開閉感知センサ13の発信機103について説明したが、重み感知センサ11、12に内蔵されている発信機も同様の構成となっている。
【0012】
ここで、本実施の形態に係る不法侵入通知システムの動作について図5を参照しながら説明する。図5は、不法侵入通知システムによる不法侵入通知処理手順を示したフローチャートである。
まず、ユーザは、固定電話機10から各感知センサ11〜13の感知モード設定を行う。感知モードの設定が行われると、各感知センサ11〜13は、スタンバイ状態となる。ここで、不法侵入通知処理手順の一例として、ドアの開閉を感知する開閉感知センサ13による動作について説明する。
【0013】
開閉感知センサ13の感知モードが設定されると(ステップ51;Y)、開閉感知センサ13がスタンバイ状態になる(ステップ52)。
ここで、開閉感知センサ13のセンサ130がドアの開閉を感知すると(ステップ53)、感知センサインターフェース133は、感知されたドアの開閉情報を受信する。CPU131は、感知センサインターフェース133がドアの開閉情報を受信すると、発信回路部136から外部送信インターフェース135による電波の発信を行うように制御する。
外部送信インターフェース135は、CPU131による制御に従って、室内のサーバである固定電話機10に電波を発信する(ステップ54)。
固定電話機10の電話発信部は、電波受信部がこの電波を受信すると(ステップ55)、通信回線を介して、あらかじめ登録されている宛先(設定されたダイヤル)への発信を行う(ステップ56)。
【0014】
登録済みの宛先である携帯電話または出先の固定電話は、固定電話機10からのメッセージを受け取る(ステップ57)。ユーザは、携帯電話または出先の固定電話において、固定電話機10からのメッセージを受け取った後、住居内の各感知センサ11〜13の感知モード設定を解除するか、再びスタンバイ状態にしておくかどうかを選択する(ステップ58)。
この感知モード設定の選択は、携帯電話またはまたは出先の固定電話から固定電話機10に電話をかけることにより設定することができるようになっている。
【0015】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
住居内のサーバは、固定電話機10として説明してきたが、例えば、パーソナルコンピュータを電話発信装置として機能させてもよい。この場合、パーソナルコンピュータは、電波を受信した際に、あらかじめ登録してある電話番号に電話するようになっている。これは、パーソナルコンピュータのダイヤラという機能を利用することによって行うことができる。ダイヤラを使用すると、コンピュータに接続された電話機から、モデムとLANに接続された電話交換機を介して、またはインターネットアドレスによってネットワーク経由で通話を行うことができる。
また、電話ではなく、電子メールで通知を行うようにしてもよい。この場合、住居内のサーバにあらかじめ登録しておく宛先は、電子メールアドレスとなる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の不法侵入通知システムは、所定の区域内の不法侵入者を感知し、電波を発信すると、通知手段が所定の宛先に通信回線を介して不法侵入者を感知した旨の通知を行うので、ユーザは、出先に居ても不法侵入者がいることを認識でき、当該不法侵入者に対する迅速な対応をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る不法侵入通知システムの概念図である。
【図2】不法侵入通知システムの構成を示したブロック図である。
【図3】感知センサの一例を示した図である。
【図4】発信機の概略構成を示した図である。
【図5】不法侵入通知システムによる不法侵入通知処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・固定電話機,11、12・・・重み感知センサ,13・・・開閉感知センサ,20・・・携帯電話,30・・・基地局,121・・・圧力感知マット,101、103・・・発信機,131・・・中央演算処理装置,132・・・メモり,133・・・感知センサインターフェース,134・・・外部受信インターフェース,135・・・外部送信インターフェース,136・・・発信回路部
Claims (4)
- 所定の区域内への不法侵入者を感知し、通知する不法侵入通知システムであって、
前記所定の区域内の不法侵入者を感知する感知手段と、
前記感知手段が不法侵入者を感知した場合、電波を発信する発信手段と、
前記発信手段によって発信された電波を受信する受信手段と、
前記受信手段が電波を受信した場合、所定の宛先に通信回線を介して不法侵入者を感知した旨の通知を行う通知手段と、
を備えたことを特徴とする不法侵入通知システム。 - 前記感知手段は、前記発信手段と一体となって感知センサを構成し、前記受信手段は、前記通知手段と一体となって電話発信装置を構成することを特徴とする請求項1記載の不法侵入通知システム。
- 前記感知手段は、前記区域となる敷地内の地面または住宅内の床板、階段に設置されており、重みにより不法侵入者を感知することを特徴とする請求項1または請求項2記載の不法侵入通知システム。
- 前記感知手段は、前記区域となる敷地内または住宅内への出入り口に設置されており、当該出入り口のドアの開閉により不法侵入者を感知することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のうちいずれか1に記載の不法侵入通知システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002199960A JP2004048164A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 不法侵入通知システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002199960A JP2004048164A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 不法侵入通知システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004048164A true JP2004048164A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31706955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002199960A Pending JP2004048164A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 不法侵入通知システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004048164A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7298256B2 (en) | 2004-06-01 | 2007-11-20 | Hitachi, Ltd. | Crisis monitoring system |
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2002
- 2002-07-09 JP JP2002199960A patent/JP2004048164A/ja active Pending
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