JP2004047459A - 車両に用いられるヘッドライト - Google Patents
車両に用いられるヘッドライト Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004047459A JP2004047459A JP2003149366A JP2003149366A JP2004047459A JP 2004047459 A JP2004047459 A JP 2004047459A JP 2003149366 A JP2003149366 A JP 2003149366A JP 2003149366 A JP2003149366 A JP 2003149366A JP 2004047459 A JP2004047459 A JP 2004047459A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp assembly
- spring
- headlight
- lamp
- reflector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/10—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
- F21S41/14—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
- F21S41/17—Discharge light sources
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/10—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
- F21S41/19—Attachment of light sources or lamp holders
- F21S41/192—Details of lamp holders, terminals or connectors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
Abstract
【課題】単純でかつ廉価に形成されたヘッドライトを提供する。
【解決手段】リフレクタ部分3が後側にガス放電ランプのための開口を有しており、該ガス放電ランプを作動させるためのバラストがガス放電ランプと共にランプアッセンブリ2として形成されており、該ランプアッセンブリ2をリフレクタ開口に保持するために、ブラケット状の保持ばね4が設けられており、該保持ばね4の自由端範囲5が、開放位置からロック位置へ旋回可能にリフレクタ部分3に結合されており、保持ばね4がロック位置ではランプアッセンブリ2をリフレクタ部分3に圧着させるために、保持ばね4の自由端範囲5から間隔を置いてランプアッセンブリ2にばね弾性的に支持されていて、開放位置ではランプアッセンブリ2を解放するようになっている。
【選択図】 図1
【解決手段】リフレクタ部分3が後側にガス放電ランプのための開口を有しており、該ガス放電ランプを作動させるためのバラストがガス放電ランプと共にランプアッセンブリ2として形成されており、該ランプアッセンブリ2をリフレクタ開口に保持するために、ブラケット状の保持ばね4が設けられており、該保持ばね4の自由端範囲5が、開放位置からロック位置へ旋回可能にリフレクタ部分3に結合されており、保持ばね4がロック位置ではランプアッセンブリ2をリフレクタ部分3に圧着させるために、保持ばね4の自由端範囲5から間隔を置いてランプアッセンブリ2にばね弾性的に支持されていて、開放位置ではランプアッセンブリ2を解放するようになっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に用いられるヘッドライト(前照灯)であって、光源であるガス放電ランプと、該ガス放電ランプから放出された光線を収束させるためのリフレクタ部分とが設けられており、該リフレクタ部分が後側にガス放電ランプのための開口を有しており、該ガス放電ランプを作動させるために前置接続装置であるバラスト(安定器)が設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような形式のヘッドライトは、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4315394号明細書に基づき公知である。この公知のヘッドライトはヘッドライトハウジングを有しており、このヘッドライトハウジングに設けられた内腔内にはリフレクタ部分が配置されている。このリフレクタ部分は後側に開口を有しており、この開口内には、ランプキャリヤを介して光源であるガス放電ランプが挿入されている。ガス放電ランプはベースを有しており、このベースは弾性的な保持エレメントによってランプキャリヤに保持されている。ガス放電ランプを作動させるためには、前置接続装置であるバラスト(安定器)が設けられている。このバラストは点灯部分と制御部分とから成っており、両部分はそれぞれ1つのハウジングによって取り囲まれている。点灯部分はヘッドライトハウジングの内部に配置されていて、このヘッドライトハウジングとねじ締結されている。点灯部分に電気的な線路を介して接続された制御部分はヘッドライトハウジングの外部に設けられていて、このヘッドライトハウジングに、ガイドレール内に係合したU字形の保持クランプによって固定されている。この公知のヘッドライトはさらに比較的複雑な構造を有している。
【0003】
【特許文献1】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4315394号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ゆえに、本発明の課題は、冒頭で述べた形式のヘッドライトを改良して、単純でかつ廉価に形成されたヘッドライトを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、バラストがガス放電ランプと共にランプアッセンブリとして形成されており、該ランプアッセンブリをリフレクタ開口に保持するために、ブラケット状の保持ばねが設けられており、該保持ばねの自由端範囲が、開放位置からロック位置へ旋回可能にリフレクタ部分に結合されており、前記保持ばねがロック位置ではランプアッセンブリをリフレクタ部分に圧着させるために、前記保持ばねの自由端範囲から間隔を置いてランプアッセンブリにばね弾性的に支持されていて、開放位置ではランプアッセンブリを解放するようにした。
【0006】
【発明の効果】
本発明によれば、リフレクタ部分におけるガス放電ランプの簡単でかつ確実な取付けも、バラストの簡単でかつ確実な取付けも可能となるので有利である。
【0007】
本発明の有利な構成では、ランプアッセンブリとリフレクタ部分との間に、有利には該リフレクタ部分とねじ締結されたEMC(電磁両立性)シールド薄板が配置されており、該EMCシールド薄板が使用位置で、前側ではリフレクタ部分に、後側ではランプアッセンブリにそれぞれ接触している。EMCシールド薄板は、ランプアッセンブリとリフレクタ部分との間の結合部のほぼ完全な電磁シールドを可能にする。EMCシールド薄板はその形状付与に関してランプアッセンブリおよび/またはリフレクタ部分に適合されていてよいので、ヘッドライトの製造時に場合によっては既存のランプアッセンブリおよび/またはリフレクタ部分を使用することもできる。これにより、ヘッドライトのためにかかる開発コストを相応して低減させることができる。
【0008】
本発明の別の有利な構成では、保持ばねが前記EMCシールド薄板に旋回可能に支承されており、このために該EMCシールド薄板が有利には複数の支承開口を有しており、該支承開口内に保持ばねの自由端範囲が係合している。これにより、保持ばねのための単純に構成された旋回支承部が得られる。さらに、このような手段により、ヘッドライトの製造時に既存のリフレクタ部分をほとんど変えることなく取り付けることが可能となる。
【0009】
本発明のさらに別の有利な構成では、保持ばねが、ロック位置で、ランプアッセンブリを有利にはフレーム状に取り囲むアダプタ部分を介して間接的にランプアッセンブリに支持されており、該アダプタ部分が後側に有利には緊定着脱路(Spannaufnahmebahnen)として形成された保持範囲を有しており、該保持範囲に保持ばねがロック位置において作用している。これにより、既存のランプアッセンブリにおいても、リフレクタ部分におけるランプアッセンブリの簡単でかつ確実な取付けを達成することができる。
【0010】
本発明のさらに別の有利な構成は、請求項5および請求項6に記載されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。
【0012】
全体を符号1で示したヘッドライト(前照灯)はガス放電ランプと、このガス放電ランプのための前置接続装置であるバラスト(安定器)とを有しており、ガス放電ランプとバラストは、シールドハウジングを有するランプアッセンブリ2に組み込まれている。ガス放電ランプから放出された光線を収束させるためには、リフレクタ部分3が設けられており、このリフレクタ部分3は後側にガス放電ランプのための開口を有している。リフレクタ開口の後側にランプアッセンブリ2を位置決めするためには、保持ばね4が設けられている。この保持ばね4の自由端範囲5はリフレクタ部分3に結合された金属薄板製のEMCシールド薄板6に、開放位置からロック位置へ旋回可能に支承されている。図1および図3から特に良く判るように、保持ばね4はロック位置においてランプアッセンブリ2をリフレクタ部分3に圧着させるために保持ばね4の自由端範囲5から間隔を置いてランプアッセンブリ2にばね弾性的に支持されている。図2および図4に示した開放位置では、保持ばね4がランプアッセンブリ2から間隔を置いて配置されている。
【0013】
ヘッドライト1の製造時では、リフレクタ部分3のネック7にEMCシールド薄板6が被せられて、2つの自己ねじ立て式のねじ(タッピンねじ)8を用いて固定される。ねじ8によって、導電性のリフレクタ部分3とEMCシールド薄板6との間には良好な電気的コンタクティングが達成される(容量式のリフレクタ結合)。リフレクタ部分3は、たとえば「リトロニック(Litronic)」の名称で市販されている、アルミニウムダイカストから成る既存の多楕円体リフレクタ部分であってよい。
【0014】
環状フランジとして形成されたEMCシールド薄板6の内側には、2つのばねラグ9が形成されている。両ばねラグ9はランプアッセンブリ2を位置決めするために設けられている。EMCシールド薄板6の、組付け位置で見てランプアッセンブリ2のシールドハウジングに面した縁範囲は、波形成形されかつスリット付けされて構成されているので、複数のばね舌片17が形成されている。これらのばね舌片17は組付け位置においてシールドハウジングにばね弾性的に接触する。これにより、公差が補償されると共に、確実なコンタクティングと、ランプアッセンブリ2のシールドハウジングに対する完全シールドとが達成される。
【0015】
保持ばね4のための旋回支承部はEMCシールド薄板6に組み込まれている。図6から特に良く判るように、EMCシールド薄板6はこのために複数の支承開口10を有しており、これらの支承開口10は保持ばね4の自由端範囲5によって貫通される。EMCシールド薄板6に設けられたこれらの支承開口10内に掛け込まれた保持ばね4を用いて、ランプアッセンブリ2は保持ばね4のロック位置でアダプタ部分12を介して緊定されるので、ランプアッセンブリ2はリフレクタ部分3のランプ収容部内にしっかりと押し込まれる。
【0016】
ランプ交換のためには、保持ばね4を開放位置でEMCシールド薄板6に位置固定するために係止エレメント11が設けられている。この係止エレメント11はEMCシールド薄板6の、支承開口10の周囲を取り囲む縁部に対して折り曲げられた部分範囲によって形成されている。
【0017】
ランプアッセンブリ2には後側で、プラスチックから成るフレーム形のアダプタ部分12がクリップ式に装着される。このアダプタ部分12は係止フック13を有しており、これらの係止フック13は、使用位置において、ランプアッセンブリ2のシールドハウジングに設けられた、前記係止フック13に嵌合する押込み成形部内に係合する。これにより、アダプタ部分12はランプアッセンブリ2のシールドハウジングまたは点灯ハウジングと係止されるので、アダプタ部分12は紛失防止されている。
【0018】
アダプタ部分12は保持ばね4のための緊定着脱路14を有している。この緊定着脱路14には、保持ばね4がロック位置でこのばねの材料自体の戻し力に抗してばね弾性的に接触する。緊定着脱路14は、ランプアッセンブリ2を保持するために保持ばね4の1つの係止点で十分となるように形成されている。保持ばね4のための過剰曲げ防止手段としてアダプタ部分12には、ストッパ隆起部15が設けられている。
【0019】
図3から判るように、アダプタ部分12はランプアッセンブリ2に配置された電気的な差込み連結部材16のための切欠きを有している。これにより、アダプタ部分12の誤取付けが回避される。
【0020】
図2から特に良く判るように、保持ばね4はそれぞれほぼL字形に折り曲げられた2つの脚部分を有している。両脚部分の、支承開口10から遠い方の端部は横方向ウェブによってほぼU字形に互いに結合されている。この横方向ウェブは電気的な差込み連結部材16を円弧状に迂回して案内されており、これによって、ランプアッセンブリ2の交換を可能にするためには、差込み連結部材16に差し被せ可能である対応差込み連結部材が予め取り外されなければならなくなる。したがって、ランプ交換はランプアッセンブリ2の無電流状態においてしか可能にならない(安全観点)。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘッドライトのリフレクタ部分に保持ばねによってランプアッセンブリが固定されている状態を示すヘッドライトの斜視図である。
【図2】図1に示したヘッドライトを、保持ばねが開放位置に位置している状態で示す斜視図である。
【図3】ヘッドライトを、保持ばねの円弧状に湾曲された横方向ウェブの側で見た部分側面図である。
【図4】図3に示したヘッドライトを、保持ばねが開放位置へ旋回させられている状態で示す部分側面図である。
【図5】フレーム形のアダプタ部分と、このアダプタ部分に作用する保持ばねとを示す背面図である。
【図6】使用位置においてランプアッセンブリとリフレクタ部分との間に配置されたEMCシールド薄板を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘッドライト、 2 ランプアッセンブリ、 3 リフレクタ部分、 4保持ばね、 5 自由端範囲、 6 EMVシールド薄板、 7 ネック、 8 ねじ、 9 ばねラグ、 10 支承開口、 11 係止エレメント、 12 アダプタ部分、 13 係止フック、 14 緊定着脱路、 15 ストッパ隆起部、 16 差込み連結部材、 17 ばね舌片
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に用いられるヘッドライト(前照灯)であって、光源であるガス放電ランプと、該ガス放電ランプから放出された光線を収束させるためのリフレクタ部分とが設けられており、該リフレクタ部分が後側にガス放電ランプのための開口を有しており、該ガス放電ランプを作動させるために前置接続装置であるバラスト(安定器)が設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような形式のヘッドライトは、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4315394号明細書に基づき公知である。この公知のヘッドライトはヘッドライトハウジングを有しており、このヘッドライトハウジングに設けられた内腔内にはリフレクタ部分が配置されている。このリフレクタ部分は後側に開口を有しており、この開口内には、ランプキャリヤを介して光源であるガス放電ランプが挿入されている。ガス放電ランプはベースを有しており、このベースは弾性的な保持エレメントによってランプキャリヤに保持されている。ガス放電ランプを作動させるためには、前置接続装置であるバラスト(安定器)が設けられている。このバラストは点灯部分と制御部分とから成っており、両部分はそれぞれ1つのハウジングによって取り囲まれている。点灯部分はヘッドライトハウジングの内部に配置されていて、このヘッドライトハウジングとねじ締結されている。点灯部分に電気的な線路を介して接続された制御部分はヘッドライトハウジングの外部に設けられていて、このヘッドライトハウジングに、ガイドレール内に係合したU字形の保持クランプによって固定されている。この公知のヘッドライトはさらに比較的複雑な構造を有している。
【0003】
【特許文献1】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4315394号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ゆえに、本発明の課題は、冒頭で述べた形式のヘッドライトを改良して、単純でかつ廉価に形成されたヘッドライトを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、バラストがガス放電ランプと共にランプアッセンブリとして形成されており、該ランプアッセンブリをリフレクタ開口に保持するために、ブラケット状の保持ばねが設けられており、該保持ばねの自由端範囲が、開放位置からロック位置へ旋回可能にリフレクタ部分に結合されており、前記保持ばねがロック位置ではランプアッセンブリをリフレクタ部分に圧着させるために、前記保持ばねの自由端範囲から間隔を置いてランプアッセンブリにばね弾性的に支持されていて、開放位置ではランプアッセンブリを解放するようにした。
【0006】
【発明の効果】
本発明によれば、リフレクタ部分におけるガス放電ランプの簡単でかつ確実な取付けも、バラストの簡単でかつ確実な取付けも可能となるので有利である。
【0007】
本発明の有利な構成では、ランプアッセンブリとリフレクタ部分との間に、有利には該リフレクタ部分とねじ締結されたEMC(電磁両立性)シールド薄板が配置されており、該EMCシールド薄板が使用位置で、前側ではリフレクタ部分に、後側ではランプアッセンブリにそれぞれ接触している。EMCシールド薄板は、ランプアッセンブリとリフレクタ部分との間の結合部のほぼ完全な電磁シールドを可能にする。EMCシールド薄板はその形状付与に関してランプアッセンブリおよび/またはリフレクタ部分に適合されていてよいので、ヘッドライトの製造時に場合によっては既存のランプアッセンブリおよび/またはリフレクタ部分を使用することもできる。これにより、ヘッドライトのためにかかる開発コストを相応して低減させることができる。
【0008】
本発明の別の有利な構成では、保持ばねが前記EMCシールド薄板に旋回可能に支承されており、このために該EMCシールド薄板が有利には複数の支承開口を有しており、該支承開口内に保持ばねの自由端範囲が係合している。これにより、保持ばねのための単純に構成された旋回支承部が得られる。さらに、このような手段により、ヘッドライトの製造時に既存のリフレクタ部分をほとんど変えることなく取り付けることが可能となる。
【0009】
本発明のさらに別の有利な構成では、保持ばねが、ロック位置で、ランプアッセンブリを有利にはフレーム状に取り囲むアダプタ部分を介して間接的にランプアッセンブリに支持されており、該アダプタ部分が後側に有利には緊定着脱路(Spannaufnahmebahnen)として形成された保持範囲を有しており、該保持範囲に保持ばねがロック位置において作用している。これにより、既存のランプアッセンブリにおいても、リフレクタ部分におけるランプアッセンブリの簡単でかつ確実な取付けを達成することができる。
【0010】
本発明のさらに別の有利な構成は、請求項5および請求項6に記載されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。
【0012】
全体を符号1で示したヘッドライト(前照灯)はガス放電ランプと、このガス放電ランプのための前置接続装置であるバラスト(安定器)とを有しており、ガス放電ランプとバラストは、シールドハウジングを有するランプアッセンブリ2に組み込まれている。ガス放電ランプから放出された光線を収束させるためには、リフレクタ部分3が設けられており、このリフレクタ部分3は後側にガス放電ランプのための開口を有している。リフレクタ開口の後側にランプアッセンブリ2を位置決めするためには、保持ばね4が設けられている。この保持ばね4の自由端範囲5はリフレクタ部分3に結合された金属薄板製のEMCシールド薄板6に、開放位置からロック位置へ旋回可能に支承されている。図1および図3から特に良く判るように、保持ばね4はロック位置においてランプアッセンブリ2をリフレクタ部分3に圧着させるために保持ばね4の自由端範囲5から間隔を置いてランプアッセンブリ2にばね弾性的に支持されている。図2および図4に示した開放位置では、保持ばね4がランプアッセンブリ2から間隔を置いて配置されている。
【0013】
ヘッドライト1の製造時では、リフレクタ部分3のネック7にEMCシールド薄板6が被せられて、2つの自己ねじ立て式のねじ(タッピンねじ)8を用いて固定される。ねじ8によって、導電性のリフレクタ部分3とEMCシールド薄板6との間には良好な電気的コンタクティングが達成される(容量式のリフレクタ結合)。リフレクタ部分3は、たとえば「リトロニック(Litronic)」の名称で市販されている、アルミニウムダイカストから成る既存の多楕円体リフレクタ部分であってよい。
【0014】
環状フランジとして形成されたEMCシールド薄板6の内側には、2つのばねラグ9が形成されている。両ばねラグ9はランプアッセンブリ2を位置決めするために設けられている。EMCシールド薄板6の、組付け位置で見てランプアッセンブリ2のシールドハウジングに面した縁範囲は、波形成形されかつスリット付けされて構成されているので、複数のばね舌片17が形成されている。これらのばね舌片17は組付け位置においてシールドハウジングにばね弾性的に接触する。これにより、公差が補償されると共に、確実なコンタクティングと、ランプアッセンブリ2のシールドハウジングに対する完全シールドとが達成される。
【0015】
保持ばね4のための旋回支承部はEMCシールド薄板6に組み込まれている。図6から特に良く判るように、EMCシールド薄板6はこのために複数の支承開口10を有しており、これらの支承開口10は保持ばね4の自由端範囲5によって貫通される。EMCシールド薄板6に設けられたこれらの支承開口10内に掛け込まれた保持ばね4を用いて、ランプアッセンブリ2は保持ばね4のロック位置でアダプタ部分12を介して緊定されるので、ランプアッセンブリ2はリフレクタ部分3のランプ収容部内にしっかりと押し込まれる。
【0016】
ランプ交換のためには、保持ばね4を開放位置でEMCシールド薄板6に位置固定するために係止エレメント11が設けられている。この係止エレメント11はEMCシールド薄板6の、支承開口10の周囲を取り囲む縁部に対して折り曲げられた部分範囲によって形成されている。
【0017】
ランプアッセンブリ2には後側で、プラスチックから成るフレーム形のアダプタ部分12がクリップ式に装着される。このアダプタ部分12は係止フック13を有しており、これらの係止フック13は、使用位置において、ランプアッセンブリ2のシールドハウジングに設けられた、前記係止フック13に嵌合する押込み成形部内に係合する。これにより、アダプタ部分12はランプアッセンブリ2のシールドハウジングまたは点灯ハウジングと係止されるので、アダプタ部分12は紛失防止されている。
【0018】
アダプタ部分12は保持ばね4のための緊定着脱路14を有している。この緊定着脱路14には、保持ばね4がロック位置でこのばねの材料自体の戻し力に抗してばね弾性的に接触する。緊定着脱路14は、ランプアッセンブリ2を保持するために保持ばね4の1つの係止点で十分となるように形成されている。保持ばね4のための過剰曲げ防止手段としてアダプタ部分12には、ストッパ隆起部15が設けられている。
【0019】
図3から判るように、アダプタ部分12はランプアッセンブリ2に配置された電気的な差込み連結部材16のための切欠きを有している。これにより、アダプタ部分12の誤取付けが回避される。
【0020】
図2から特に良く判るように、保持ばね4はそれぞれほぼL字形に折り曲げられた2つの脚部分を有している。両脚部分の、支承開口10から遠い方の端部は横方向ウェブによってほぼU字形に互いに結合されている。この横方向ウェブは電気的な差込み連結部材16を円弧状に迂回して案内されており、これによって、ランプアッセンブリ2の交換を可能にするためには、差込み連結部材16に差し被せ可能である対応差込み連結部材が予め取り外されなければならなくなる。したがって、ランプ交換はランプアッセンブリ2の無電流状態においてしか可能にならない(安全観点)。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘッドライトのリフレクタ部分に保持ばねによってランプアッセンブリが固定されている状態を示すヘッドライトの斜視図である。
【図2】図1に示したヘッドライトを、保持ばねが開放位置に位置している状態で示す斜視図である。
【図3】ヘッドライトを、保持ばねの円弧状に湾曲された横方向ウェブの側で見た部分側面図である。
【図4】図3に示したヘッドライトを、保持ばねが開放位置へ旋回させられている状態で示す部分側面図である。
【図5】フレーム形のアダプタ部分と、このアダプタ部分に作用する保持ばねとを示す背面図である。
【図6】使用位置においてランプアッセンブリとリフレクタ部分との間に配置されたEMCシールド薄板を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘッドライト、 2 ランプアッセンブリ、 3 リフレクタ部分、 4保持ばね、 5 自由端範囲、 6 EMVシールド薄板、 7 ネック、 8 ねじ、 9 ばねラグ、 10 支承開口、 11 係止エレメント、 12 アダプタ部分、 13 係止フック、 14 緊定着脱路、 15 ストッパ隆起部、 16 差込み連結部材、 17 ばね舌片
Claims (6)
- 車両に用いられるヘッドライト(1)であって、光源であるガス放電ランプと、該ガス放電ランプから放出された光線を収束させるためのリフレクタ部分(3)とが設けられており、該リフレクタ部分(3)が後側にガス放電ランプのための開口を有しており、該ガス放電ランプを作動させるために前置接続装置であるバラストが設けられている形式のものにおいて、バラストがガス放電ランプと共にランプアッセンブリ(2)として形成されており、該ランプアッセンブリ(2)をリフレクタ開口に保持するために、ブラケット状の保持ばね(4)が設けられており、該保持ばね(4)の自由端範囲(5)が、開放位置からロック位置へ旋回可能にリフレクタ部分(3)に結合されており、前記保持ばね(4)がロック位置ではランプアッセンブリ(2)をリフレクタ部分(3)に圧着させるために、前記保持ばね(4)の自由端範囲(5)から間隔を置いてランプアッセンブリ(2)にばね弾性的に支持されていて、開放位置ではランプアッセンブリ(2)を解放するようになっていることを特徴とする、車両に用いられるヘッドライト。
- ランプアッセンブリ(2)とリフレクタ部分(3)との間に、有利には該リフレクタ部分(3)とねじ締結されたEMCシールド薄板(6)が配置されており、該EMCシールド薄板(6)が使用位置で、前側ではリフレクタ部分(3)に、後側ではランプアッセンブリ(2)にそれぞれ接触している、請求項1記載のヘッドライト。
- 保持ばね(4)が前記EMCシールド薄板(6)に旋回可能に支承されており、このために該EMCシールド薄板(6)が有利には複数の支承開口(10)を有しており、該支承開口(10)内に保持ばね(4)の自由端範囲(5)が係合している、請求項1または2記載のヘッドライト。
- 保持ばね(4)が、ロック位置で、ランプアッセンブリ(2)を有利にはフレーム状に取り囲むアダプタ部分(12)を介して間接的にランプアッセンブリ(2)に支持されており、該アダプタ部分(12)が後側に有利には緊定着脱路(14)として形成された保持範囲を有しており、該保持範囲に保持ばね(4)がロック位置において作用している、請求項1から3までのいずれか1項記載のヘッドライト。
- 保持ばね(4)が、それぞれほぼL字形に折り曲げられた2つの脚部分を有しており、該脚部分がその自由端部ではそれぞれリフレクタ部分(3)に対して相対的に旋回可能に支承されており、前記自由端部から遠ざけられた反対の側の端部では、有利にはグリップエンドとして形成された横方向ウェブによってほぼU字形に互いに結合されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のヘッドライト。
- ランプアッセンブリ(2)が、特に電流供給のために働く電気的な差込み連結部材(16)を有しており、該差込み連結部材(16)が、該差込み連結部材(16)に嵌合する電気的な対応差込み連結部材と解離可能に結合されるようになっており、開放位置への保持ばね(4)の旋回を可能にするためには前記対応差込み連結部材が前記差込み連結部材(16)から分離されていなければならないように保持ばね(4)がロック位置で前記対応差込み連結部材に位置決めされている、請求項1から5までのいずれか1項記載のヘッドライト。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE20208295U DE20208295U1 (de) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | Scheinwerfer für Fahrzeuge |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004047459A true JP2004047459A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=7971575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003149366A Pending JP2004047459A (ja) | 2002-05-28 | 2003-05-27 | 車両に用いられるヘッドライト |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004047459A (ja) |
DE (1) | DE20208295U1 (ja) |
FR (1) | FR2840390A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008529234A (ja) * | 2005-02-02 | 2008-07-31 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 光源モジュール及び前記光源モジュールのためのホルダ |
CN102253580A (zh) * | 2010-05-17 | 2011-11-23 | 精工爱普生株式会社 | 投影机 |
CN107664289A (zh) * | 2016-07-28 | 2018-02-06 | 黑拉许克联合股份有限公司 | 用于车辆的照明设备的光模块 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10322627A1 (de) | 2003-05-20 | 2004-12-09 | Hella Kgaa Hueck & Co. | Scheinwerfer für Fahrzeuge |
AT500854B8 (de) * | 2004-11-26 | 2007-02-15 | Zizala Lichtsysteme Gmbh | Haltevorrichtung für eine lichtquelle in einer fassung |
DE102012000195B3 (de) * | 2012-01-09 | 2013-05-08 | Weyermann GmbH & Co. KG | Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen eines Trägers für eine Gasentladungslampe |
FR2998944B1 (fr) * | 2012-11-30 | 2019-06-28 | Valeo Illuminacion | Dispositif d'eclairage et/ou de signalisation pour vehicule automobile |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4315394A1 (de) | 1993-05-08 | 1994-11-10 | Bosch Gmbh Robert | Scheinwerfer für Fahrzeuge |
-
2002
- 2002-05-28 DE DE20208295U patent/DE20208295U1/de not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-05-27 JP JP2003149366A patent/JP2004047459A/ja active Pending
- 2003-05-28 FR FR0350196A patent/FR2840390A1/fr not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008529234A (ja) * | 2005-02-02 | 2008-07-31 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 光源モジュール及び前記光源モジュールのためのホルダ |
CN102253580A (zh) * | 2010-05-17 | 2011-11-23 | 精工爱普生株式会社 | 投影机 |
CN102253580B (zh) * | 2010-05-17 | 2015-04-15 | 精工爱普生株式会社 | 投影机 |
CN107664289A (zh) * | 2016-07-28 | 2018-02-06 | 黑拉许克联合股份有限公司 | 用于车辆的照明设备的光模块 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE20208295U1 (de) | 2002-08-14 |
FR2840390A1 (fr) | 2003-12-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101481965B1 (ko) | 원터치 탈착형 엘이디 조명장치 | |
CN110388593B (zh) | 提高了组装便利性及防水性能的灯总成 | |
US8110973B2 (en) | Integrally ballasted lamp assembly including a spacer disk | |
JP2010541188A (ja) | シールドケーブルのための端部コネクタ | |
JP2004047459A (ja) | 車両に用いられるヘッドライト | |
JPH07245160A (ja) | 接続具の取付構成体 | |
US5957731A (en) | Socket and socket holder for capless incandescent lamp | |
JP3857523B2 (ja) | 電気ランプならびに該電気ランプ用の照明システム | |
JP3136469B2 (ja) | 車輌用灯具 | |
JP2010218769A (ja) | バルブ取付構造 | |
US5711597A (en) | Lamp bulb securing structure | |
US20030117811A1 (en) | Lamp socket as well as assembly consisting of a lamp socket and a reflector | |
JP2003263917A (ja) | 照明器具 | |
US5386348A (en) | Vehicle headlamp with snap fit bulb shield | |
US7513648B2 (en) | Headlamp for vehicles | |
JP2001357950A (ja) | ランプソケットおよび照明器具 | |
US5823805A (en) | Electrical connector for a light source | |
JP3567272B2 (ja) | 液晶素子用照光装置 | |
KR200430539Y1 (ko) | 차량용 벌브홀더 브라켓 | |
CN110792984A (zh) | 发光组件和车辆 | |
JP2012119319A (ja) | 自動車用の照明装置 | |
JP2008034144A (ja) | 照明器具用取付ばね及びそれを用いた照明器具 | |
KR200247726Y1 (ko) | 헤드 램프의 벌브 고정용 스프링 | |
JPH09161531A (ja) | 照明器具用反射板の取付構造 | |
US20050195610A1 (en) | Light shield mounting for automotive headlamp |