JP2004047092A - ホログラムレーザユニット及びそれを使用した光ピックアップ装置 - Google Patents

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JP2004047092A JP2003281374A JP2003281374A JP2004047092A JP 2004047092 A JP2004047092 A JP 2004047092A JP 2003281374 A JP2003281374 A JP 2003281374A JP 2003281374 A JP2003281374 A JP 2003281374A JP 2004047092 A JP2004047092 A JP 2004047092A
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Abstract

【課題】 2種類のホログラムを設けることによって、異なる基板厚さを有する複数種類の光ディスクに対して同一の対物レンズで情報の記録再生を行うことができる量産性及び信頼性に優れたホログラムレーザユニット、及びそのようなホログラムレーザユニットを含む光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 光源50と光検出器9とホログラム素子10とが一体的に形成されている、光ディスクに対する情報の記録再生動作のために使用されるホログラムレーザユニット1において、該ホログラム素子10が、該光ディスクからの情報信号の検出用に、該光ディスクに応じた開口数に対応する有効径を有する領域に設けられている第1のホログラムと、該第1のホログラムの外側の領域に連続して形成されている、該光源から該光ディスクへ向かう往路の光に対する透過光量のみを補償する第2のホログラムとを備える。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、光ディスク等の情報記録媒体に光学的に情報を記録或いは再生する光ディスク装置にて使用される光ピックアップ装置、或いはそこに含まれるホログラムレーザユニットに関し、より具体的には、異なる記録密度を有する複数種類の光ディスクの各々に対して正確な記録再生動作を可能にする構成を有する光ピックアップ装置、或いはそこに含まれるホログラムレーザユニットに関する。
 近年、大量の情報信号を高密度で記録することができる光ディスクの利用が、オーディオ、ビデオ、コンピュータ等の多くの分野において進められている。現在広く市販されているコンパクトディスク(CD)、ビデオディスク、ミニディスク(MD)、或いはコンピュータ用の光磁気ディスクなどは、何れも厚さ1.2mmの基板を用いている。これに伴って、これらの光ディスクに対する情報の記録再生時に使用される光ピックアップ装置は、そこに含まれる対物レンズにより、厚さ1.2mmの基板によって発生する収差を補正するように設計されている。
 一方、光ディスクの記録容量の増大を図るために、様々な検討がなされている。その中には、対物レンズの開口数(NA)を大きくして光学的な分解能を向上させる方法、或いは、より短い波長の光(レーザ光)を使用して情報の記録再生を行う方法などがある。
 ここで、光ディスク上における集光ビーム径φを、対物レンズの開口数NAと使用されるレーザ光の波長λとで表わすと、
   φ=K×λ/NA  (K:定数)
となる。これより、対物レンズの開口数NAを大きくすると、それに反比例して集光ビーム径φは小さくなる。
 しかし、その一方で、光ディスクの傾きに対する許容誤差は、対物レンズの開口数NAの3乗に比例して小さくなる。このため、対物レンズの開口数NAを大きくする一方で光ディスクの傾きの許容誤差を同程度に収めるためには、光ディスクの基板厚さを薄くする必要がある。具体的には、例えば対物レンズの開口数NAを0.5から0.6に大きくする場合、基板の厚さが1.2mmである光ディスクと同程度のディスク傾き許容誤差を維持するためには、光ディスクの基板の厚さを約0.6mmに小さくする必要がある。
 これより、光ディスクの高密度化を図るには、光ディスクの基板厚さ及び光ピックアップ装置の対物レンズの開口数NAの双方を適切に調整する必要がある。
 しかし、このように光ディスクの基板厚さを薄くすると、従来の厚さの基板を有する光ディスクとの互換性が保てなくなる。従って、光ディスクの基板厚さに対応して、光ピックアップ装置の対物レンズの開口数NAを変化させる必要が生じる。
 上記に関して、対物レンズの開口数NAを適切に変化させる方法は、例えば特開平8−45105号公報に開示されている。
 具体的には、上記公報に開示される内容によれば、対物レンズ可動部と一体的に配置された、選択的に開口を変化させる手段(選択的開口変化手段)を設ける。この選択的開口変化手段は、例えば、開口制限板を光路中に出し入れすることによって実質的に開口を変化させるように構成されたり、或いは、液晶板の透過率を部分的に変化させることによって実質的に開口を変化させるように構成され得る。このような選択的開口変化手段を使用することによって、記録再生対象である光ディスクの基板厚さの違いに応じて、光ピックアップの対物レンズの開口数NAが適切に変化され得る。
 また、特開平6−124477号公報には、液晶フィルタと偏光フィルタとを用いて、開口数NAを変化させる方法が提案されている。
 具体的には、上記公報に開示される内容によれば、液晶フィルタに所定パターンの電極を取り付け(例えば、同心円上の内周部と外周部とに分割されたパターンの電極を設けて)、このパターニングされた電極の各部分に適切なタイミングで電圧を印加することによって、液晶フィルタの中に偏光方向が90度回転した部分と回転していない部分とを形成する。これによって、この液晶フィルタを通過した光の中に、偏光状態の異なる部分が選択的に形成される。このように選択的に偏光状態が変化した光が偏光ビームスプリッタを通過すると、偏光状態に応じて反射光成分と透過光成分とに分けられるので、透過光成分の光のみを対物レンズに入射させるように光学系を形成することによって、対物レンズに入射する光ビームのビーム径を変化させることができる。この結果、対物レンズの開口数NAを実質的に変化させることが可能になる。
 しかし、上記のような開口数NAを変化させる従来の様々な方法は、それぞれ以下のような課題を有している。
 開口制限板を光路中に出し入れする方法では、その出し入れ動作を高精度に実施する機構が必要となるので、装置が大型になるとともにコストアップを招き、量産性にも問題がある。更には、上記の出し入れ機構を光ピックアップの可動部と一体的に駆動する必要があることから、可動部の重量が増加し、駆動させるためのアクチュエータのサーボ性能が低下する。
 液晶板を用いる方法では、可動機構は必要とされない。しかし、光ピックアップ装置の可動部と一体的に液晶板を設けようとすると、可動部の全体サイズが大きくなる。更に、液晶板が可動部と共に移動しても必要な電圧を液晶板に取り付けられた電極に確実に供給できるような、可動給電機構が必要になる。或いは、液晶板を光ピックアップ装置の可動部と分離して設置する場合には、対物レンズを駆動する際にレンズ光軸と液晶板のパターン中心との間に位置ずれが発生する。さらに、可動部との一体化の有無に関わらず、液晶板に含まれる液晶材料は温度によって屈折率等の材料特性が変化し易いので、環境条件の変化により、所望の性能を満足できなくなる可能性がある。
 以上に加えて、上記の何れの手法においても、新たな機構を光ピックアップ装置に付加する必要があり、構成の複雑化やコストアップなどの不利益が生じる恐れがある。
 本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、開口数の可変化を、光学的な性能を低下させることなく且つ機構の複雑化やコストアップを招くことなく実現することによって、異なる基板厚さを有する複数種類の光ディスクに対して同一の対物レンズで情報の記録再生を行うことができる、量産性及び信頼性に優れたホログラムレーザユニット、及びそのようなホログラムレーザユニットを含む光ピックアップ装置を提供すること、である。
 本発明のホログラムレーザユニットは、光源と光検出器とホログラム素子とが一体的に形成されている、光ディスクに対する情報の記録再生動作のために使用されるホログラムレーザユニットである。該ホログラム素子は、該光ディスクからの情報信号の検出用に、該光ディスクに照射する光の有効径より小さい光に開口制限を行う領域に設けられている第1のホログラムと、該第1のホログラムの外側の領域に連続して形成されている、該光源から該光ディスクへ向かう往路の光に対する透過光量のみを補償する第2のホログラムとを備え、該光源から該光ディスクへ向かう該往路の光に対して、該第1のホログラムおよび該第2のホログラムを透過した0次光を該光ディスクに照射するように構成され、該光ディスクから反射した復路の光に対して、第1のホログラムの±1次回折光を該光検出器に入射するように構成されており、そのことによって、上記の目的が達成される。
 ある実施形態では、前記第1及び第2のホログラムの回折方向は、お互いに略直交している。
 前記第1のホログラムのピッチと前記第2のホログラムのピッチとが略等しくてもよい。
 ある実施形態では、前記第2のホログラムに対応した第2の光検出器を更に備えている。前記第2の光検出器は、前記光ディスクの略半径方向に沿って複数に分割され得る。
 本発明の光ピックアップ装置は、各々が異なる波長の光源を有する2個のホログラムレーザユニットと、1個の対物レンズと、を備え、第1の基板厚さを有する第1の光ディスク及び第1の基板厚さよりも薄い第2の基板厚さを有する第2の光ディスクの各々に対する記録再生動作を行う光ピックアップ装置である。該対物レンズの開口は、該第2の光ディスクに対する開口数に応じて形成されており、該2個のホログラムレーザユニットのうちで該第1の光ディスクに対する記録再生動作に使用される第1のホログラムレーザユニットが、上述のような特徴を有するホログラムレーザユニットであって、そのことによって、前述の目的が達成される。
 ある実施形態では、本発明の光ピックアップ装置は、さらにコリメータレンズを備えており、前記第1の光ディスクの記録再生動作に使用される前記第1のホログラムレーザユニットは、該コリメータレンズの焦点位置よりも該コリメータレンズに近い位置に設置されている。
 以下に、本発明の作用を説明する。
 本発明によれば、ホログラムレーザユニットのホログラム素子として、2種類のホログラム(すなわち、信号検出用の第1のホログラム及び透過光量補償用の第2のホログラム)を形成することによって、光ディスクからの必要開口数以上の情報は、復路において、すなわち光ディスクからホログラムレーザユニットへ向かう反射光がホログラム素子によって回折される際に、透過光量補償用の第2のホログラムによってカットされる。これによって、開口を別途設けなくても、実質的に開口を設けたものと同様の効果が発揮される。
 更に、透過光量補償用の第2のホログラムを信号検出用の第1のホログラムの外側に連続して設けることによって、対物レンズの位置がトラッキング時にシフトしても、光ディスク上の集光スポットの光量変動を抑えることができる。
 また、2種類のホログラムを、それらの回折方向が略直交するように形成することによって、復路において透過光量補償用の第2のホログラムで回折された光が、ホログラムレーザユニットの光検出器へ迷光として入射することが抑制される。
 2種類のホログラムのピッチが大きな差を有しないようにすれば、2種類のホログラムを同時に加工した場合においても、往路の(すなわち、ホログラムレーザユニットから光ディスクへ向かう光の)透過光量に、大きな差が発生しない。これによって、光ディスク上での集光特性を悪化させることがない。
 また、透過光量補償用ホログラムに対応した光検出器をホログラムレーザユニットに別途設ければ、設定よりも大きな開口数に対応する光ディスクを再生する場合においても、情報信号量が不足することを抑圧できる。
 更に、透過光量補償用ホログラムに対応した光検出器を、光ディスクの略半径方向に複数に分割して設けることによって、対物レンズのシフト量を検出することができる。
 また、各々が異なる波長の光源を有する2個のホログラムレーザユニットと、1個の対物レンズとを備え、第1の基板厚さを有する第1の光ディスク及び第1の基板厚さよりも薄い第2の基板厚さを有する第2の光ディスクの各々に対する記録再生動作を行う光ピックアップ装置において、該2個のホログラムレーザユニットのうちで該第1の光ディスクに対する記録再生動作に使用される第1のホログラムレーザユニットとして、上述のような特徴を有するホログラムレーザユニットを使用することによって、異なる厚さの基板を有する光ディスクを記録再生する際に、基板厚さに応じて対物レンズ開口数を可変する必要が無くなる。
 特に、2個のホログラムレーザユニットのうちで厚い基板に対応したホログラムレーザユニットを、コリメータレンズの焦点位置よりも前に(すなわち、コリメータレンズに近く)設置すれば、基板の厚さの差に応じた球面収差を補正することが可能になる。
 本発明によれば、ホログラムレーザユニットにおいて、2種類のホログラム(信号検出用の第1のホログラム及び透過光量補償用の第2のホログラム)を形成する。特にその際に、情報信号検出用の第1のホログラムの形成される領域を、所定の光ディスクを記録再生するのに必要な開口数NAに相当する径に制限し、且つその外側に、往路(ホログラムレーザユニットから光ディスクへ向かう光)の0次透過光量のみを調整する透過光量補償用の第2のホログラムを形成する。本発明のホログラムレーザユニットでは、2種類のホログラム(信号検出用ホログラム及び透過光量補償用ホログラム)をこのように形成することによって、必要開口数以上の情報は、復路において、光ディスクからホログラムレーザユニットへ向かう反射光が透過光量補償用ホログラムホログラムで回折される際に、カットされる。この結果、開口(数)制限用の開口を別途設けなくても、実質的にそのような制限用開口を設けたものと同様の効果を有する。
 このようなホログラムレーザユニットを使用すれば、異なる基板厚さを有する光ディスクに対して同一の対物レンズで情報の記録再生を行うことができる光ピックアップ装置が、実現される。
 更に、透過光量補償用ホログラムを信号検出用ホログラムの外側に連続して設けることによって、対物レンズの位置がトラッキング時にシフトしても、ディスク集光スポットの光量変動を抑えることができる。
 以下に、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
 図1は、本発明の第1の実施形態に従ったホログラムレーザユニットを含む、光ディスク用光ピックアップ装置の光学系の概略構成を示す図である。
 ホログラムレーザユニット1に含まれる光源50から出射された光は、コリメータレンズ2を通り、立ち上げミラー3で光路を変換された後に、対物レンズ4に入射する。対物レンズ4によって、光は光ディスク5の上に集光される。光ディスク5で反射される際に情報を読み取った光は、対物レンズ4、立ち上げミラー3、及びコリメータレンズ2を再び通過してホログラムレーザユニット1へ戻るが、ホログラムレーザユニット1への入射時に、そこに搭載されているホログラム素子10で回折されて、ユニット1の中の光検出器9へ入射する。光検出器9は、このようにして入射された光線から、光ディスク5から読み取られた情報信号を検出する。
 対物レンズ4から光ディスク5への光線のうちで、光線6は、光ディスク5を記録再生するために必要な開口数(以下、「開口数A」とする)を有する光線6である。一方、光線7は、対物レンズ4の下部に設置された開口8によって決定される開口数(以下、「開口数B」とする)で規制される、最外周の光線7である。また、線X−Xは、この光ピックアップ装置の光学系における光軸を示している。
 なお、図1には、コリメータレンズ2を含む無限光学系の例が示されているが、コリメータレンズ2を省略した有限光学系に対しても、本発明は適用可能である。
 図2Aは、ホログラムレーザユニット1に搭載され得るホログラム素子10の構成を模式的に示す平面図である。
 このホログラム素子11では、分割された2つのホログラム11及び12、すなわち、信号検出用ホログラム11及び透過光量補償用ホログラム12が設けられている。但し、ホログラムの分割数は、図2Aに示されるような基本的な2分割に限られず、サーボ信号検出方法に応じて2つ以上に分割されていても良い。
 図2Aにおいて、ホログラム素子10の中心側に設けられている信号検出用ホログラム11は、図1の光線6の径に相当する外径を有している。ホログラム11の外側には、往路における(すなわち、ホログラムレーザユニット1から光ディスク5に向かう光のうちの)0次透過光の光量のみを補償するための透過光量補償用ホログラム12が形成されており、その外径は、図1の光線7よりも大きく設定されている。信号検出用ホログラム11は、光ディスク5からの反射光を光検出器9に向けて回折させるように形成されており、一方、透過光量補償用ホログラム12は、その回折方向が光検出器9に向かないように形成されている。
 開口8の大きさは、対物レンズ4がトラッキングによりシフトしても、光線6がケラれない程度の大きさとする。同様に、ホログラム12の外径も、対物レンズ4がトラッキングによりシフトしても、開口8の光線7がケラレない程度の大きさとする。
 図1の光学系において、光ディスク5には、開口数Bに相当する外径を有する光7が入射する。このような入射光によって得られる光ディスク5からの反射光は、ホログラム素子10に、光ディスク5への入射時と同様に、開口数Bに対応するビーム径を有して戻ってくる。しかし、信号検出用ホログラム11は開口数Aに相当する領域にしか形成されていないため、戻ってきた光のうちで開口数Aに相当する光のみが、光検出器9に入射する。これにより、対物レンズ4に設置されている開口8が、光ディスクの記録再生のために必要な開口数Aよりも大きな開口数Bを有していても、光ディスク5からは、必要な開口数Aに相当する大きさのビームによる情報のみが検出されることになる。
 以上より、本発明の第1の実施形態によれば、光ピックアップ装置に、必要以上の光ビームを制限するための開口を別途設けなくても、ホログラムレーザユニット1に搭載された2種類のホログラム11及び12を有するホログラム素子10によって、必要な開口を設定することができる。ここで、ホログラムレーザユニット1に搭載されるホログラム素子10に含まれる2種類のホログラム11及び12は、何れも偏光ホログラムの様な特殊なホログラムではなく、一般的なホログラム形成方法によって作成することができる。また、新規に部品を付加する必要はなく、ホログラム11及び12の間で形成されるべきホログラムのマスクパターンを変更するだけで、所定の機能を発揮するように対応可能である。これより、量産性、信頼性、或いはコストは、従来型のホログラムレーザユニットと同等である。
 図3Aには、対物レンズ4がトラッキングの際にシフトした場合の光線の様子を、模式的に示す。
 この場合、ホログラム素子10(図1参照)を通過した光線6は対物レンズ4の中心よりズレるので、光軸X−Xの近傍を、光線6の外側の光が通過することになる。ここで、光線6の外側の光はホログラム12を透過した光であるので、ホログラム11及び12の各々のピッチの間に大きな差が存在しないように設定し、両者の0次回折効率を実質的に同等に設定しておけば、以上のような光線の位置ズレが発生しても、対物レンズ2に入射する光量に変動は無い。
 ホログラム11及び12のピッチは、ホログラム素子の加工に使用する加工装置の加工性能や加工精度に左右されるが、望ましくは、ホログラム11及び12の各々のピッチが略等しいことが好ましい。但し、これに関しては、以下のような点に関する考慮が必要である。
 理論的には、ホログラム11及び12の回折効率は、ホログラム断面の溝の深さで決定され、そのピッチには左右されない。しかし、使用する光の波長に対してホログラム11及び12のピッチがかなり小さくなると、偏光特性が生じて、回折効率に対して大きな影響が生じるようになる。一方、使用する光の波長に対してホログラム11及び12のピッチが大きい場合であっても、ホログラム11及び12のピッチの間に大きな差が存在していると、両ホログラム11及び12を同時に加工する際に、各々に対する溝の深さや溝壁面の形状(デューティー比或いはテーパ角度、など)に差が生じることがある。更に、実際のユニット設計にあたっては、ホログラム11及び12のピッチを大きく異ならせて各々の回折角度を大きく変えることは、ユニットサイズを考慮すると現実的ではない。
 従って、上記のような点を考慮すれば、ホログラム11及び12の各々のピッチの間に大きな差が存在しないように設定すれば、十分な効果が発揮される。
 ここで、図3B及び図3Cには、本発明の透過光量補償ホログラム12が設けられていない場合(図3B)と設けられている場合(図3C)の各々に関して、ホログラム素子10を通過後の光線のビーム径方向に沿ったビーム強度分布を模式的に示す。
 これより、透過光量補償ホログラム12が設けられていない場合には、図3Bに示されるように、ビーム強度が半径方向で不連続になっており、ビーム中の光線6に相当する部分と光線7に相当する部分との間で、数倍に及ぶビーム強度差が存在している。このため、仮にトラッキング時の対物レンズ4のシフトが発生していなくても、このビーム強度差に起因して、集光特性が悪化する。更に、対物レンス4のシフトが生じると、光線のセンター位置に対してビーム強度の不均衡が発生して、集光特性は更に悪化する。
 しかし、図3Cより、本発明に従って透過光量補償ホログラム12が設けられれば、上記のようなビーム強度差の不連続に起因する問題点が、解消される。
 このように、本発明に従って透過光量補償ホログラム12を設けることで、光ビームの半径方向におけるビーム強度の不連続性やトラッキング時の対物レンズ4のシフトに伴う光ピックアップ装置の動作への悪影響が、抑制される。
 図2Bは、改変された構成を有するホログラム素子10Bを模式的に示す平面図である。具体的には、透過光量補償用ホログラム12が、その回折方向が信号検出用ホログラム11の回折方向に対して略垂直方向になるように形成されている。このような構成では、透過光量補償用ホログラム12によって発生する復路(光ディスク5からホログラムレーザユニット1へ向かう反射光)における±1次回折光は、情報信号検出用の光検出器9とは全く異なる位置に向かって回折され、光検出器9に迷光として入射することが抑制される。
(第2の実施形態)
 図4は、本発明の第2の実施形態による光ピックアップ装置において、ホログラムレーザユニットに搭載され得るホログラム素子10Cの構成を模式的に示す図である。また、図5は、本実施形態の光ピックアップ装置に含まれるホログラムレーザユニットの構成における、図4のホログラム素子10Cと光検出器9Bとの関係を模式的に示す図である。
 光検出器9Bにおいて、受光素子14及び15は、光ディスク上の情報信号(サーボ信号も含む)を検出するためのものである。光ディスクからの反射光の内で信号検出用ホログラム11によって回折された光ビーム6は、受光素子14及び15に入射する。これによって、例えば、受光素子14及び15の各々での検出信号の和信号から再生信号を、受光素子14の2分割された領域の各々での検出信号の差信号からフォーカスサーボ信号を、受光素子14及び15の各々での検出信号の差信号からトラックサーボ信号を、それぞれ検出することができる。
 一方、光検出器9Bにおいて新しく付加されている受光素子16は、透過光量補償用ホログラム12によって生成(回折)される復路の1次回折光を受光するものである。具体的には、光ディスクからの反射光の内で、先述の開口数Aよりも大きい開口数に相当する部分の光ビーム7(すなわち、信号検出用ホログラム11の大きさよりも大きい部分の光ビーム7)は、透過光量補償用ホログラム12によって回折されて光検出器16に入射する。これによって得られる光検出器16からの検出信号(情報)を利用することによって、開口数Aよりも大きい開口数に相当する部分の情報を得る場合に、再生信号量(サーボ信号は除く)の損失が抑制される。
 或いは、トラックサーボ信号を一般的な3ビーム方式で制御する場合には、受光素子15では再生信号のみを検出すれば良い。このような場合には、図6に示すように、光ディスクからの反射光の内で信号検出用ホログラム11の大きさに相当する光ビーム6が、信号検出用ホログラム11によって回折されて受光素子14及び15に入射するようにする一方で、ホログラム12の1次回折光(光ビーム7)も既存の受光素子14もしくは15に入射するように、ホログラム11及び12を設計する。これによって、光検出器9Cに先述のような受光素子16を設けなくても、上記と同様に再生信号量(サーボ信号は除く)の損失を抑制する効果が得られる。
 更に、図7に記載した光検出器9Dにおける様に、新たに設ける受光素子(図5の受光素子16に対応するものであり、図7では参照番号17を付している)を、光ディスクの略半径方向に沿って例えば2分割することによって、分割された各々の領域での検出信号の和信号から再生信号を検出し、差信号から対物レンズのシフト情報を検出することが可能になる。これにより、信号検出用ホログラム11に相当する開口数A以上の情報が必要無い場合でも、図7の受光素子17からは対物レンズのシフト情報を単独で検出できる。
(第3の実施形態)
 本発明の第3の実施形態として、図8を参照しながら、本発明の光ピックアップ装置の一構成例を説明する。
 図8の光ピックアップ装置は、それぞれ別の波長の光源50或いは70を有する2個のホログラムレーザユニット1及び21と、1個の対物レンズ4と、を備えることによって、異なる(具体的には2種類の)基板厚さを有する光ディスク5及び5’を記録再生することが可能な光ピックアップ装置である。例えば、ホログラムレーザユニット1は、波長780nmの光源50を含むように構成し、ホログラムレーザユニット21は、波長650nmの光源70を含むように構成する。また、検出対象の光ディスク5及び5’が、それぞれ基板厚さが0.6mm及び1.2mmであるとすれば、各光ディスク5及び5’に対応する開口数を、それぞれ0.6及び0.45とする。
 図8の構成を更に詳細に説明すれば、薄い光ディスク5を記録再生する際は、ホログラムレーザユニット21の光源70から出射された光が、ビームスプリッタ20で反射されてコリメータレンズ2を通過し、立ち上げミラー3で更に光路を変換された後に、対物レンズ4により光ディスク5の上に集光される。光ディスク5からの反射光は、対物レンズ4、立ち上げミラー3、コリメータレンズ2、及びビームスプリッタ20を再び通過して、ホログラムレーザユニット21へ戻り、そこに搭載されているホログラム素子30で回折されて、図示していない光検出器へ入射する。ここで、開口数は、対物レンズ4の下部に設けられた開口8で規定される。
 一方、厚い光ディスク5’を記録再生する際は、ホログラムレーザユニット1の光源50から出射された光が、ピームスプリッタ20を透過してコリメータレンズ2を通過し、立ち上げミラー3で光路を変換された後に、対物レンズ4によって光ディスク5’の上に集光する。光ディスク5’からの反射光は、対物レンズ4、立ち上げミラー3、コリメータレンズ2、及びビームスプリッタ20を再び通過して、ホログラムレーザユニット1へ戻り、そこに搭載されているホログラム素子10によって回折されて、図示していない光検出器へ入射する。
 ここで、厚い光ディスク5’に対して必要とされる開口数は、薄い光ディスク5に対して必要とされる開口数よりも小さいので、従来のホログラムレーザユニットを搭載する場合には、それに応じた開口を光学系の何れかの箇所に挿入して開口数を制限する必要がある。例えば、図8においてホログラムレーザユニット1からの光がビームスプリッタ20に入射する箇所に、開口22を設けることが考えられる。しかし、このような開口22を設けると、図8に描かれているように対物レンズ4が中立位置にある場合(すなわち光軸X−Xの上に正しく位置している場合)には問題無いが、対物レンズ4がトラッキングするためにシフトすると、以下の様な問題が発生する。
 すなわち、図9(a)は、従来型のホログラム素子23を用いて、上記の様に開口22を使用して開口の制限を行っている場合を模式的に示す。この場合、対物レンズが光軸上からシフトすると、光ディスクからの反射光25も、ホログラム24の中心すなわち光軸上の位置から、(図9(a)の場合では右方向に)シフトする。この結果、光ディスクからの反射光は、設けられている開口22によってシフト分に相当する光がケラレてから、ホログラム素子23に戻ってくる。このため、ホログラム24で回折する光量が、対物レンズのシフト量に応じて変化してしまう。
 これに対して、本発明のホログラム素子10によれば、対物レンズがシフトすると、図9(a)の場合と同様に図9(b)に示すように、光ディスクからの反射光13も信号検出用ホログラム11の中心(光軸上)からシフトする。しかし、従来の場合とは異なって開口制限をしていないので、シフトされた反射光13は、依然として信号検出用ホログラム11よりも大きく、透過光量補償用ホログラム12と同等のビーム径を有している。この結果、信号検出用ホログラム11の上でビームのケラレは発生せず、対物レンズのシフトが発生しても、常に回折光量は一定となる。
 従って、本発明によるホログラムレーザユニットを光ピックアップ装置に搭載することによって、波長板などの高価な光学部品を搭載することなく、且つ対物レンズの開口数を変化させる手段を設けることなく、光ディスクの厚さに応じた開口数を得ることができる。更に、対物レンズがトラッキングのためにシフトしても、光検出器へ入射する光量を一定にできるため、安価なピックアップ構成によって安定したサーボ特性を得ることが可能となる。
(第4の実施形態)
 本発明の第4の実施形態として、図10を参照しながら、本発明の光ピックアップ装置の他の構成例を説明する。なお、図8の構成と同じ構成要素には同じ参照暗号を付しており、それらの説明はここでは省略する。
 基板厚さの異なる2種類の光ディスク5及び5’に対して1個の対物レンズ4で光ビームを集光させる場合、基板厚さの差に応じた球面収差が発生する。例えば、基板厚さが0.6mmの光ディスク5に対応する対物レンズを使用して、基板厚さが1.2mmの光ディスク5’に光ビームを集光させると、基板厚さの差(0.6mm)に応じた球面収差が発生する。
 厚さ1.2mmの光ディスク基板5’の場合には、対応する対物レンズの最適開口数が0.45と小さいため、発生する収差量はあまり大きくなく、特に収差の補償を行わなくても、記録再生動作が可能である。しかし、ピックアップ特性の安定化のためには、収差を抑圧することが望まれる。
 そこで、このような球面収差を抑制するために、本実施形態では、図10に示す様に、厚さ1.2mmの光ディスク5’に対応するホログラムレーザユニット1を、コリメータレンズ2の焦点距離より前にシフトさせて、すなわちコリメータレンズ2の近くに配置する。これによって、対物レンズ4に意図的に拡散光を入射し、基板厚さの差に依存して発生する収差とは逆の収差を発生させて、球面収差を相殺する。
本発明の第1の実施形態に従ったホログラムレーザユニットを含む光ピックアップ装置の光学系の概略構成を示す図である。 図1の光学系におけるホログラムレーザユニットに搭載され得るホログラム素子のある構成を模式的に示す平面図である。 図1の光学系におけるホログラムレーザユニットに搭載され得るホログラム素子の他の構成を模式的に示す平面図である。 図1の光学系において対物レンズがシフトした場合の光線の様子を模式的に示す図である。 本発明の透過光量補償ホログラムが設けられていない場合における、ホログラム素子を通過後の光線の半径方向に沿ったビーム強度分布を、模式的に示す図である。 本発明に従って透過光量補償ホログラムが設けられている場合における、ホログラム素子を通過後の光線の半径方向に沿ったビーム強度分布を、模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に従ったある光ピックアップ装置におけるホログラムレーザユニットに搭載され得るホログラム素子のある構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に従ったある光ピックアップ装置のホログラムレーザユニットにおける、光検出器と図4のホログラム素子との関係を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に従った他の光ピックアップ装置のホログラムレーザユニットにおける、光検出器とホログラム素子との関係を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に従ったさらに他の光ピックアップ装置のホログラムレーザユニットにおける、光検出器とホログラム素子との関係を模式的に示す図である。 本発明の第3の実施形態に従った光ピックアップ装置の光学系の概略構成を示す図である。 (a)は、従来の構成におけるホログラム素子と光ディスク反射光との相対関係を示す概略図であり、(b)は、本発明に従った構成におけるホログラム素子と光ディスク反射光との相対関係を示す概略図である。 本発明の第4の実施形態に従った光ピックアップ装置の光学系の概略構成を示す図である。
符号の説明
1、21 ホログラムレーザユニット
2 コリメータレンズ
3 立ち上げミラー
4 対物レンズ
5、5’ 光ディスク
6、7 光線
8 開口
9、9B、9C、9D 光検出器
10、10B、10C、30 ホログラム素子
11 信号検出用の(第1の)ホログラム
12 透過光量補償用の(第2の)ホログラム
13 光ディスク反射光
14、15、16、17 受光素子
20 ビームスプリッタ
22 制限用開口
23 従来のホログラム素子
24 ホログラム
25 光ディスク反射光
50、70 光源

Claims (7)

  1. 光源と光検出器とホログラム素子とが一体的に形成されている、光ディスクに対する情報の記録再生動作のために使用されるホログラムレーザユニットであって、
     該ホログラム素子は、
     該光ディスクからの情報信号の検出用に、該光ディスクに照射する光の有効径より小さい光に開口制限を行う領域に設けられている第1のホログラムと、
     該第1のホログラムの外側の領域に連続して形成されている、該光源から該光ディスクへ向かう往路の光に対する透過光量のみを補償する第2のホログラムとを備え、
     該光源から該光ディスクへ向かう該往路の光に対して、該第1のホログラムおよび該第2のホログラムを透過した0次光を該光ディスクに照射するように構成され、該光ディスクから反射した復路の光に対して、該第1のホログラムの±1次回折光を該光検出器に入射するように構成されていることを特徴とする、ホログラムレーザユニット。
  2. 前記第1及び第2のホログラムの回折方向は、お互いに略直交している、請求項1に記載のホログラムレーザユニット。
  3. 前記第1のホログラムのピッチと前記第2のホログラムのピッチとが略等しい、請求項1に記載のホログラムレーザユニット。
  4. 前記第2のホログラムに対応した第2の光検出器を更に備えている、請求項1に記載のホログラムレーザユニット。
  5. 前記第2の光検出器は、前記光ディスクの略半径方向に沿って複数に分割されている、請求項4に記載のホログラムレーザユニット。
  6. 各々が異なる波長の光源を有する2個のホログラムレーザユニットと、1個の対物レンズとを備え、第1の基板厚さを有する第1の光ディスク及び第1の基板厚さよりも薄い第2の基板厚さを有する第2の光ディスクの各々に対する記録再生動作を行う光ピックアップ装置であって、
     該対物レンズの開口は、該第2の光ディスクに対する開口数に応じて形成されており、
     該2個のホログラムレーザユニットのうちで該第1の光ディスクに対する記録再生動作に使用される第1のホログラムレーザユニットが請求項1に記載のホログラムレーザユニットである、光ピックアップ装置。
  7. さらにコリメータレンズを備えており、前記第1の光ディスクの記録再生動作に使用される前記第1のホログラムレーザユニットは、該コリメータレンズの焦点位置よりも該コリメータレンズに近い位置に設置されている、請求項6に記載の光ピックアップ装置。
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