JP2004045230A - Facility for storing radioactive substance - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射性物質貯蔵施設に係わり、特に、使用済燃料集合体、及び高レベル放射性廃棄物の固化体を貯蔵するのに好適な放射性物質貯蔵施設に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子力発電所では、原子炉に装荷された燃料集合体を、使用年数に応じて順次新しい燃料集合体と交換する。このとき、原子炉から取り出された使用済燃料集合体は、核分裂物質の崩壊に起因した放射線と熱を放出し続けているため、一般には、原子力発電所内に設けた貯蔵プールの水中に保管し冷却している。
【0003】
原子力発電所内に保管される使用済燃料集合体の体数が増大しているため、乾式の放射性物質貯蔵施設を建設し、原子力発電所内の貯蔵プールに保管されている使用済燃料集合体を放射性物質貯蔵施設に移送することが考えられている。その放射性物質貯蔵施設の一例が、例えば、特開2000−193786号公報に開示されている。
【0004】
特開2000−193786号公報に記載された放射性物質貯蔵施設は、貯蔵建屋内に、区画されて使用済燃料集合体を収納する多数の燃料収納管を配置した複数の燃料貯蔵室を設け、燃料貯蔵室毎にその内部に冷却空気を供給する冷却空気供給通路を設け、燃料貯蔵室毎にその内部から冷却空気を排出する冷却空気排出通路を設けている。貯蔵建屋内では一対の燃料貯蔵室がお互いの冷却空気排出通路を挟んで向き合うように配置されており、両方の冷却空気排出通路が共有する1つの排気塔に接続される。排気塔は貯蔵建屋の屋上に設けられる。その一対の燃料貯蔵室にそれぞれ接続された冷却空気供給通路に外気を取り込む各々の外気取り入れ口が、排気塔とは反対側で貯蔵建屋の両側壁にそれぞれ設けられる。このような一対の燃料貯蔵室が、放射性物質貯蔵施設の貯蔵建屋内に、並列に複数列配置される。各々の一対の燃料貯蔵室につながる冷却空気排出通路によって導かれる冷却空気を外部に排出するそれぞれの排気塔が、貯蔵建屋の屋上に設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の放射性物質貯蔵施設における貯蔵建屋の高さは、概ね、燃料貯蔵室の必要高さ、燃料貯蔵室の上方に燃料装荷機が移動する燃料装荷室の高さ、及び貯蔵建屋のマットの厚み等を考慮して決定される。燃料装荷機は、使用済燃料集合体を収納したキャニスタを上記の各燃料収納管内に装荷する移動装置である。貯蔵建屋の高さは、燃料貯蔵室の上に燃料装荷室を配置するため、高くなる。
【0006】
また、使用済燃料集合体を燃料貯蔵室内の燃料収納管内に装荷するためには、貯蔵エリアに貯蔵するためには、下記の(1)〜(3)の手順を踏む必要があった。
(1)原子力発電所の燃料貯蔵プールから取り出された使用済燃料集合体をキャニスタ内に装荷し、このキャニスタを輸送用の燃料キャスク内に収納する。
(2)燃料キャスクを原子力発電所から放射性物質貯蔵施設の貯蔵建屋内に受け入れる。
(3)受け入れ後、輸送用の燃料キャスクからキャニスタを取り出し、使用済燃料集合体が装荷されているキャニスタを、燃料装荷機を用いて燃料収納管内に装荷する。
【0007】
このため、貯蔵建屋は、燃料キャスクが搭載されたトレーラを受け入れるトレーラエリアと、使用済燃料集合体が収納されたキャニスタを燃料キャスクから取り出すための燃料キャスクピットと、トレーラエリアに進入したトレーラに搭載されている燃料キャスクを吊り降ろし、その燃料キャスクを燃料キャスクピットへ運搬する天井クレーンと、燃料貯蔵室,燃料キャスクピットで取り出されたキャニスタを燃料貯蔵室の燃料収納管内に装荷する自走式のレール上を移動する燃料装荷機が設置された燃料装荷室とを備えている。
【0008】
本発明の目的は、コンパクト化できる放射性物質貯蔵施設を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成する本発明の特徴は、それぞれの放射性物質貯蔵室に対応して設けられた空気供給通路を相互に連通して形成された空気供給側キャスク搬送通路、及びそれぞれの放射性物質貯蔵室に対応して設けられた空気排出通路を相互に連通して形成された空気排出側キャスク搬送通路の少なくとも一方を備えたことにある。
【0010】
それぞれの放射性物質貯蔵室毎に設けられて冷却用空気を供給する各空気供給通路を相互に連絡して空気供給側キャスク搬送通路、及びそれぞれの放射性物質貯蔵室毎に設けられて冷却用空気を排出する各空気排出通路を相互に連絡して空気排出側キャスク搬送通路の少なくとも一方を形成するため、空気供給通路と空気供給側キャスク搬送通路とを、または空気排出通路と空気排出側キャスク搬送通路とを共用化できる。したがって、空気供給側キャスク搬送通路または空気排出側キャスク搬送通路を形成するスペースが不要となり、放射性物質貯蔵施設をコンパクト化できる。
【0011】
特に、各空気供給通路を相互に連絡した空気供給側キャスク搬送通路及び各空気排出通路を相互に連絡した空気排出側キャスク搬送通路の両方を形成することによって、各放射性物質貯蔵室にアクセスできるキャスク搬送通路が2ルート形成できるので、放射性物質を収納したキャスクの各放射性物質貯蔵室への搬出入が容易に行うことができ、その搬入または搬出に要する時間を短縮できる。両方のキャスク搬送通路を形成することによっても、放射性物質貯蔵施設をコンパクト化できる。
【0012】
好ましくは、放射性物質貯蔵室を画定する側壁に形成されて、空気供給通路から放射性物質貯蔵室にキャスクを出し入れする第1開口部と、その側壁に形成されて、空気排出通路から放射性物質貯蔵室にキャスクを出し入れする第2開口部とが、向かい合って配置されていないため、両方の開口部から、放射性物質貯蔵室内の異なる位置に容易にキャスクを搬入できる。更に、好ましくは、第1開口部が形成される側壁部分と第2開口部が形成される側壁部分とが対向しており、それらの側壁部分の相対する位置とはずれてそれらの開口部が配置されている。
【0013】
好ましくは、それぞれの放射性物質貯蔵室に対応して設けられた空気供給通路を相互に連通して形成された空気供給側キャスク搬送通路、及びそれぞれの放射性物質貯蔵室に対応して設けられた空気排出通路を相互に連通して形成された空気排出側キャスク搬送通路の少なくとも一方を備え、対となる放射性物質貯蔵室を直列に配置してそれらの放射性物質貯蔵室を該当する空気排出通路を挟んで配置し、対となるそれらの放射性物質貯蔵室につながるそれぞれの排気通路を、共用の排気塔に接続したことにある。
【0014】
これにより、空気供給通路と空気供給側キャスク搬送通路とを、または空気排出通路と空気排出側キャスク搬送通路とを共用化でき、また、排気塔を共用化できるため、放射性物質貯蔵施設を更にコンパクト化できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の使用済燃料貯蔵施設1は、貯蔵建屋30内に、燃料キャスク2を搭載したトレーラが進入する複数のトレーラエリア3,使用済燃料集合体の収納の有無に拘わらず燃料キャスク2を一時的に保管する燃料キャスク保管エリア4,使用済燃料集合体を内部に装荷したキャニスタを収納した燃料キャスク2を、貯蔵する燃料貯蔵エリア5の3つのエリアを有する。
【0016】
燃料貯蔵エリア5は、建屋中心壁13の両側に建屋中心壁13に沿って配置される複数の燃料貯蔵室11を有する。各燃料貯蔵室11は、建屋中心壁13に直角に配置された隔壁21によって仕切られている。隔壁21は、図3に示すように、床スラブ9及び天井スラブ10に取り付けられる。それぞれの燃料貯蔵室
11の建屋中心壁13側に、排気側壁24が、隔壁21につながって建屋中心壁13と並行に設けられる。排気通路12が、排気側壁24と建屋中心壁13との間にそれぞれ形成される。燃料貯蔵室11と排気通路12は、排気側壁24に形成された開口19によって連通している。建屋中心壁13の一方に形成された各排気通路12は、各隔壁21に形成された開口23aによって連通している。建屋中心壁13の他方に形成された各排気通路12は、各隔壁21に形成された開口23bによって連通している。開口19,23a,23bは床面から上方に向かって延びている。各排気通路12は、貯蔵建屋30の中心側に設置された排気塔8に連絡され、外部に開口する排出口32に連通している。排気塔8内で、遮蔽用構造物14が、建屋中心壁13の上端から上方に向かって延びている。
【0017】
燃料貯蔵室11を挟んで建屋中心壁13とは反対側に位置する建屋外壁17側で、給気側壁25が、隔壁21につながって建屋外壁17と並行に設けられる。給気通路31が、給気側壁25と建屋外壁17との間にそれぞれ形成される。燃料貯蔵室11と給気通路31は、給気側壁25に形成された開口20によって連通している。一方の建屋外壁17側に形成された各給気通路31は、各隔壁21に形成された開口22aによって連通している。他方の建屋外壁17側に形成された各給気通路31は、各隔壁21に形成された開口22bによって連通している。開口20,22a,22bは床面(床スラブ9の上面)から上方に向かって延びている。両方の建屋外壁17には、外部に開口する複数の外気取入口7が設けられる。各々の外気取入口7は、該当する給気通路31に接続される。キャスク搬出入通路18は、開口22a(または開口22b)によってつながった複数の給気通路31によって形成される。また、他のキャスク搬出入通路15は、開口23a(または開口23b)によってつながった複数の排気通路12によって形成される。
【0018】
各燃料貯蔵室11は、図3に示すように隔壁21,床スラブ9及び天井スラブ10によって画定され、更に、図1に示すように給気側壁25と排気側壁24との間に位置する。
【0019】
燃料キャスク保管エリア4は、建屋中心壁13の一端側に配置される。トレーラエリア3が、三箇所に設けられ、燃料キャスク保管エリア4につながっている。貯蔵建屋30の運用や管理等に必要な付帯設備室6等が設けられる。
【0020】
原子力発電所内の貯蔵プールに保管されている使用済燃料集合体はキャニスタ内に装荷され、キャニスタは燃料キャスク内に収納される。燃料キャスクはトレーラに搭載されて原子力発電所から使用済燃料貯蔵施設1まで搬送される。トラックはトレーラエリア3内に進入する。ここで、トレーラ上の燃料キャスク2は、天井クレーン33によって搬送されて燃料キャスク保管エリア4内に一時保管される。燃料キャスク保管エリア4内の燃料キャスク2は、天井クレーン33によって、搬送手段であるエアパレット(図示せず)に搭載される。燃料キャスク2は、エアパレットによって、キャスク搬出入通路18(またはキャスク搬出入通路15)を通り、該当する燃料貯蔵室11のそばまで搬送される。更に、エアパレットは、開口20を通って該当する燃料貯蔵室11内に入り、そこで搭載された燃料キャスク2がエアパレットから下ろされて燃料貯蔵室11内に保管される。燃料貯蔵室11内の燃料キャスク2を貯蔵建屋30外に搬出する場合にも、エアパレット(図示せず)に搭載してキャスク搬出入通路18(またはキャスク搬出入通路15)を通ってトレーラエリア3まで搬出される。
【0021】
外気取入口7から取り入れられた空気(外気)は、給気通路31及び開口20を経て燃料貯蔵室11内に達する。この空気は、燃料貯蔵室11内で、各燃料キャスク2の相互間に形成される冷却空気通路34を通って開口19から排気通路12に流出する。排気通路12内の空気は、排気塔8の排出口32から外部に排気される。空気は、冷却空気通路34を通る間に、燃料キャスク2を冷却する。結果として、燃料キャスク2内の使用済燃料集合体が冷却されることになる。
【0022】
本実施例は、各燃料貯蔵室11に対する給気通路31を開口22a(または開口22b)によって連通させてキャスク搬出入通路18を形成し、更に、各燃料貯蔵エリア5に対する排気通路12を開口23a(または開口23b)によって連通させてキャスク搬出入通路15を形成しているため、各燃料貯蔵エリア5に対する給気通路31(または排気通路12)をキャスク搬出入通路と共用化できる。このため、貯蔵建屋30の床面積及び容積を大幅に減少することができ、貯蔵建屋30をコンパクト化できる。
【0023】
1つの燃料貯蔵室11に対しては、給気通路側と排気通路側の両方から燃料キャスク2の出し入れができるため、燃料キャスク2の搬出入を効率よく行える。特に、給気通路31側の開口20と排気通路12側の開口19が、対向してではなく位置がずれて設けられているため、開口19,20を利用して、燃料キャスク2を燃料貯蔵室11内における保管位置に容易に搬送できる。逆に、燃料貯蔵室11内の燃料キャスク2を搬出する場合も容易に行える。
【0024】
本実施例は、キャニスタを収納した燃料キャスク2を燃料貯蔵室11に貯蔵するため、従来のようにキャニスタを燃料キャスク2から取り出す必要がなく、燃料貯蔵室11までに使用済燃料集合体を搬送する手順を簡素化できる。また、本実施例は、キャニスタを燃料キャスク2から取り出す作業を行うために従来必要としていたキャスクピットが不要になる。更には、キャスクピットで取り出されたキャニスタをキャニスタ貯蔵エリアに搬送するために、レール上を移動する自走式の燃料装荷機が不要になるので、貯蔵建屋30の高さを低減できる。
【0025】
本実施例は、排気塔8を貯蔵建屋30の中心側に配置しているため、その排気塔8を、一対の燃料貯蔵室11からそれぞれの排気通路12に排出される空気を外部に排出するための排気塔として共用することができる。
【0026】
上記した実施例では、キャスク搬出入通路15,18の両方から燃料貯蔵室
11にアクセスできるようになっているが、キャスク搬出入通路15及び18の一方のみを設けた場合でも使用済燃料貯蔵施設の貯蔵建屋をコンパクト化できる。
【0027】
上記した実施例は、放射性物質として使用済燃料集合体を貯蔵する場合について述べたが、放射性廃棄物の固化体(例えば、再処理廃液である高レベル放射性廃棄物のガラス固化体)を収納したキャスクを、放射性物質貯蔵室(上記の実施例では燃料貯蔵室)に貯蔵する場合にも適用できる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、放射性物質貯蔵施設をコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例である放射性物質貯蔵施設の貯蔵建屋の水平断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【符号の説明】
1…使用済燃料貯蔵施設、2…燃料キャスク、3…トレーラエリア、4…燃料キャスク保管エリア、5…燃料貯蔵エリア、7…外気取入口、8…排気塔、11…燃料貯蔵室、12…排気通路、13…建屋中心壁、15,18…キャスク搬出入通路、17…建屋外壁、19,20,22a,22b,23a,23b…開口、21…隔壁、24…排気側壁、25…給気側壁、30…貯蔵建屋、31…給気通路。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a radioactive material storage facility, and more particularly to a radioactive material storage facility suitable for storing spent fuel assemblies and solidified high-level radioactive waste.
[0002]
[Prior art]
In a nuclear power plant, the fuel assemblies loaded in the nuclear reactor are sequentially replaced with new fuel assemblies according to the years of use. At this time, the spent fuel assemblies removed from the nuclear reactor continue to emit radiation and heat resulting from the destruction of fissile material, and are generally stored in water in a storage pool provided in a nuclear power plant. Cooling.
[0003]
Due to the increase in the number of spent fuel assemblies stored in nuclear power plants, a dry-type radioactive material storage facility will be constructed, and the spent fuel assemblies stored in the storage pool in nuclear power plants will be activated. Transfer to a substance storage facility is contemplated. An example of the radioactive substance storage facility is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-193786.
[0004]
The radioactive material storage facility described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-193786 is provided with a plurality of fuel storage chambers in a storage building, in which a number of fuel storage pipes for storing a spent fuel assembly are arranged. A cooling air supply passage for supplying cooling air to the inside of each storage chamber is provided, and a cooling air discharge passage for discharging cooling air from the inside of each fuel storage chamber is provided. In the storage building, a pair of fuel storage chambers are arranged so as to face each other with the cooling air discharge passage therebetween, and are connected to one exhaust tower shared by both cooling air discharge passages. The exhaust tower is installed on the roof of the storage building. Outside air intakes for taking outside air into the cooling air supply passages respectively connected to the pair of fuel storage chambers are provided on both side walls of the storage building on the opposite side to the exhaust tower. Such a pair of fuel storage rooms are arranged in a plurality of rows in parallel in a storage building of a radioactive material storage facility. A respective exhaust tower for discharging cooling air guided by a cooling air discharge passage leading to each pair of fuel storage chambers is provided on the roof of the storage building.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The height of the storage building in the conventional radioactive material storage facility described above is generally the required height of the fuel storage room, the height of the fuel loading room in which the fuel loading machine moves above the fuel storage room, and the mat of the storage building. Is determined in consideration of the thickness and the like. The fuel loading machine is a moving device that loads a canister storing a spent fuel assembly into each of the fuel storage pipes. The height of the storage building is increased due to the placement of the fuel loading compartment above the fuel storage compartment.
[0006]
Further, in order to load the spent fuel assembly into the fuel storage pipe in the fuel storage chamber, it is necessary to perform the following steps (1) to (3) in order to store the spent fuel assembly in the storage area.
(1) A spent fuel assembly taken out of a fuel storage pool of a nuclear power plant is loaded in a canister, and this canister is stored in a fuel cask for transportation.
(2) Accept the fuel cask from the nuclear power plant into the storage building of the radioactive material storage facility.
(3) After receiving the canister, the canister is taken out of the fuel cask for transportation, and the canister loaded with the spent fuel assembly is loaded into the fuel storage pipe using a fuel loading machine.
[0007]
For this reason, the storage building is equipped with a trailer area for receiving a trailer equipped with a fuel cask, a fuel cask pit for removing canisters containing spent fuel assemblies from the fuel cask, and a trailer that has entered the trailer area An overhead crane that lifts and lowers the fuel cask and transports the fuel cask to the fuel cask pit, and a self-propelled type that loads the fuel storage room and the canister taken out of the fuel cask pit into the fuel storage tube of the fuel storage room. And a fuel loading chamber in which a fuel loading machine that moves on the rail is installed.
[0008]
An object of the present invention is to provide a radioactive substance storage facility that can be made compact.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A feature of the present invention that achieves the above object is that an air supply-side cask transport passage formed by connecting air supply passages provided corresponding to the respective radioactive substance storage chambers to each other, There is provided at least one of an air discharge side cask transfer passage formed so as to communicate with an air discharge passage provided corresponding to the chamber.
[0010]
The air supply passages that are provided for each radioactive material storage chamber and supply cooling air are connected to each other to interconnect the air supply side cask transport passage, and the cooling air that is provided for each radioactive material storage room. The air supply passages and the air supply side cask transfer passages, or the air discharge passages and the air discharge side cask transfer passages are formed in order to mutually connect the air discharge passages to be discharged to form at least one of the air discharge side cask transfer passages. And can be shared. Therefore, a space for forming the air supply side cask transfer passage or the air discharge side cask transfer passage becomes unnecessary, and the radioactive substance storage facility can be made compact.
[0011]
In particular, by forming both an air supply side cask transfer passage interconnecting each air supply passage and an air discharge side cask transfer passage interconnecting each air discharge passage, a cask that can access each radioactive substance storage chamber is formed. Since two routes can be formed in the transport passage, the cask storing the radioactive material can be easily carried in and out of each radioactive material storage room, and the time required for carrying in or out can be reduced. By forming both cask transport passages, the radioactive material storage facility can be made compact.
[0012]
Preferably, a first opening is formed in a side wall that defines the radioactive material storage chamber, and has a first opening through which a cask is inserted into and out of the radioactive material storage chamber from the air supply passage, and a radioactive material storage chamber formed in the side wall thereof from the air discharge passage. Since the second opening for taking in and out the cask is not arranged to face each other, the cask can be easily carried into different positions in the radioactive substance storage chamber from both openings. More preferably, the side wall portion where the first opening is formed and the side wall portion where the second opening is formed are opposed to each other, and the openings are displaced from the positions of the side wall portions. Have been.
[0013]
Preferably, an air supply-side cask transfer passage formed by connecting the air supply passages provided corresponding to the respective radioactive substance storage chambers to each other, and air provided corresponding to the respective radioactive substance storage chambers At least one of the air discharge side cask transfer passages formed by mutually communicating the discharge passages, the paired radioactive substance storage chambers are arranged in series, and the radioactive substance storage chambers are sandwiched by the corresponding air discharge passages. And the respective exhaust passages leading to the paired radioactive material storage rooms are connected to a common exhaust tower.
[0014]
As a result, the air supply passage and the air supply-side cask transfer passage, or the air discharge passage and the air discharge-side cask transfer passage, can be shared, and the exhaust tower can be shared. Can be
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The spent
[0016]
The fuel storage area 5 has a plurality of
[0017]
On the
[0018]
Each
[0019]
The fuel cask storage area 4 is arranged on one end side of the center wall 13 of the building. Trailer areas 3 are provided at three locations and are connected to a fuel cask storage area 4. An
[0020]
The spent fuel assemblies stored in the storage pool in the nuclear power plant are loaded in the canister, and the canister is stored in the fuel cask. The fuel cask is mounted on a trailer and transported from the nuclear power plant to the spent
[0021]
The air (outside air) taken in from the outside air inlet 7 reaches the
[0022]
In the present embodiment, an
[0023]
The
[0024]
In this embodiment, since the
[0025]
In the present embodiment, since the
[0026]
In the above-described embodiment, the
[0027]
In the above-described embodiment, the case where the spent fuel assembly is stored as the radioactive material is described. However, a solidified radioactive waste (for example, a vitrified high-level radioactive waste as a reprocessing waste liquid) is stored. The present invention is also applicable to the case where the cask is stored in a radioactive substance storage chamber (fuel storage chamber in the above embodiment).
[0028]
【The invention's effect】
According to the present invention, the radioactive substance storage facility can be made compact.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a horizontal sectional view of a storage building of a radioactive material storage facility according to a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 3 is a sectional view taken along line BB of FIG. 1;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
それぞれの前記放射性物質貯蔵室に対応して設けられた前記空気供給通路を相互に連通して形成された空気供給側キャスク搬送通路、及びそれぞれの前記放射性物質貯蔵室に対応して設けられた前記空気排出通路を相互に連通して形成された空気排出側キャスク搬送通路の少なくとも一方を備えたことを特徴とする放射性物質貯蔵施設。A plurality of radioactive substance storage chambers that are arranged in parallel and store a cask containing radioactive substances therein, and are provided for each of the radioactive substance storage chambers to take in external air and supply the air to the radioactive substance storage chambers An air supply passage and an air discharge passage provided for each of the radioactive substance storage chambers and discharging air discharged from the radioactive substance storage chamber to the outside,
An air supply-side cask transport passage formed in communication with the air supply passages provided for each of the radioactive substance storage chambers, and the air supply-side cask transfer path provided for each of the radioactive substance storage chambers; A radioactive substance storage facility comprising at least one of an air discharge side cask transfer passage formed by connecting air discharge passages to each other.
前記放射性物質貯蔵室を画定する側壁に形成されて、前記空気供給通路から前記放射性物質貯蔵室に前記キャスクを出し入れする第1開口部と、前記側壁に形成されて、前記空気排出通路から前記放射性物質貯蔵室に前記キャスクを出し入れする第2開口部とが、向かい合って配置されていないことを特徴とする放射性物質貯蔵施設。A plurality of radioactive substance storage chambers that are arranged in parallel and store a cask containing radioactive substances therein, and are provided for each of the radioactive substance storage chambers to take in external air and supply the air to the radioactive substance storage chambers An air supply passage, an air discharge passage that is provided for each of the radioactive substance storage chambers and discharges air discharged from the radioactive substance storage chamber to the outside, and is provided corresponding to each of the radioactive substance storage chambers. The air supply passages formed in communication with each other are formed so as to communicate with each other, and the air discharge passages provided corresponding to the respective radioactive substance storage chambers are formed in communication with each other. An air discharge side cask transfer passage,
A first opening formed in a side wall that defines the radioactive material storage chamber and for taking the cask in and out of the radioactive material storage chamber from the air supply passage; and a first opening formed in the side wall and receiving the radioactive material from the air discharge passage. A radioactive substance storage facility, wherein the second opening for taking the cask in and out of the substance storage chamber is not arranged to face each other.
それぞれの前記放射性物質貯蔵室に対応して設けられた前記空気供給通路を相互に連通して形成された空気供給側キャスク搬送通路、及びそれぞれの前記放射性物質貯蔵室に対応して設けられた前記空気排出通路を相互に連通して形成された空気排出側キャスク搬送通路の少なくとも一方を備え、
対となる前記放射性物質貯蔵室を直列に配置してそれらの前記放射性物質貯蔵室を該当する前記空気排出通路を挟んで配置し、対となるそれらの放射性物質貯蔵室につながるそれぞれの前記排気通路を、共用の排気塔に接続したことを特徴とする放射性物質貯蔵施設。A plurality of radioactive substance storage chambers that are arranged in parallel and store a cask containing radioactive substances therein, and are provided for each of the radioactive substance storage chambers to take in external air and supply the air to the radioactive substance storage chambers An air supply passage and an air discharge passage provided for each of the radioactive substance storage chambers and discharging air discharged from the radioactive substance storage chamber to the outside,
An air supply-side cask transport passage formed in communication with the air supply passages provided for each of the radioactive substance storage chambers, and the air supply-side cask transfer path provided for each of the radioactive substance storage chambers; At least one of an air discharge side cask transfer passage formed by communicating the air discharge passages with each other,
The paired radioactive substance storage chambers are arranged in series, the radioactive substance storage chambers are arranged with the corresponding air discharge passages interposed therebetween, and the respective exhaust passages connected to the paired radioactive substance storage chambers Is connected to a common exhaust tower.
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Cited By (6)
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