JP2004044463A - Compressor - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクルを構成する圧縮機に関し、更には、冷媒とともに循環する潤滑油の回収を改良する圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、冷凍サイクル内を循環する冷媒は、圧縮機の摺動部を保護するための潤滑油を含んで循環されている。潤滑油が圧縮機に流入する際には、潤滑油は圧縮機内で次第に溜まってしまう。つまり、従来の圧縮機51は、図6に示すように、ハウジング52に容量制御室53と複数のシリンダ室54を設け、容量制御室53には駆動軸56に回転可能に配置されてピストン58に連結する斜板57が配置され、各シリンダ室54には往復移動するピストン58が配置されている。また、ハウジング52に隣接するリヤハウジング60内は、外部からの冷媒を取り入れる吸入室61と、圧縮された冷媒を受け入れる吐出室62とを有して構成されている。
【0003】
外部配管から流入された冷媒は、ピストン58の往復移動により吸入室61からピストン58を摺動可能に囲むように形成されたシリンダ室54内に吸入され、ピストン58の往復移動によってシリンダ室54内の冷媒が圧縮されて、高圧となって吐出室62に流入する。
【0004】
この際、冷媒とともにシリンダ室54に吸入された潤滑油は、ピストン58とシリンダ室54内のわずかな隙間を通って容量制御室53に達し容量制御室53内の下部に貯留される。潤滑油がピストン58とシリンダ室54内を通ることによって、ピストン58は、シリンダ室54内で高速で摺動することになっても、潤滑油で保護されることからピストン58とシリンダ室54との摩損を防止して寿命を延ばすことができる。
【0005】
この潤滑油は、容量制御室53内の下部に溜り、斜板57の回転により跳ね上げられることによって、他の摺動部を潤滑して保護することとなる。しかし、容量制御室53の下部に貯留された潤滑油が、サイクル内に流れて循環しないと、長期間稼動する冷凍サイクル内の各摺動機器を潤滑油で保護することができなくなってしまう虞れがあった。
【0006】
従来の圧縮機51においては、貯留された潤滑油を回収するために、駆動軸56に形成した油戻し孔56aによって、貯留された潤滑油を吸入室61に戻すように構成していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の圧縮機51に形成された油戻し孔56aは、圧縮機51の回転する軸心部に配置されていて、貯留されている潤滑油の上面は、駆動軸56の位置まで達することができないことから、潤滑油は跳ね上げられない限り容易に油戻し孔56aに入れることができなかった。また、斜板57によって跳ね上げられた潤滑油を駆動軸56に形成された小径の油戻し孔56aに入れることは、駆動軸56が高速で回転していることと、油戻し孔56aが小径であることから、極めて困難であり、吸入室61に回収することができなかった。
【0008】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、廉価に構成できるとともに、冷媒とともに流れ込んできた潤滑油を、容量制御室から速やかに吸入室に戻すことができる圧縮機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る圧縮機は、上記の課題を解決するために、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1記載の発明では、圧縮機は、ハウジング内に複数のシリンダ室が構成され、前記各シリンダ室内を往復移動するピストンと、容量制御室内に配置されるピストン駆動体と、前記ハウジングにバルブプレート及びガスケットを介して隣接するリヤハウジングに内蔵された吸入室及び吐出室とを有して構成されている。
【0010】
一方、ハウジングとリヤハウジングとの間には、冷媒が流通するためにシール部材としてのガスケットと、バルブを配置したバルブプレートで仕切られていて、前記ガスケットに切り欠き溝を形成するか、又はバルブプレートに切欠き溝を形成するか、あるいはリヤプレートにおける前記ガスケット側に切り欠き溝を形成している。
【0011】
従って、油戻り通路は、前記容量制御室に形成された潤滑油の油溜り部から、前記ハウジング内に配置される圧縮機組付けボルト孔と、前記組付けボルト孔に連通するガスケットの切り欠き溝か、又はバルブプレートの切り欠き溝か、あるいはリヤプレートにおける前記ガスケット側に形成する切り欠き溝のいずれかで構成することとなる。
【0012】
つまり、この発明では、容量制御室の下部に貯留された潤滑油は、圧縮機組付けボルト孔を利用して、潤滑油の回収を行うこととなり、圧縮機組付けボルト孔を通った潤滑油は、ガスケットに形成された切り欠き溝を通って吸入室内に回収されるか、又は、バルブプレートに形成された切り欠き溝か、あるいはリヤハウジングに形成された切り欠き溝を通って吸入室内に回収される。吸入室は、容量制御室に比べて内圧が低いことから、潤滑油の流れは、内圧の高いほうから内圧の低いほうに容易に移動することができて、潤滑油の回収をスムーズに行うことができる。
【0013】
吸入室に戻された潤滑油は、再び、シリンダ室内に吸入されて一部は容量制御室に入り、一部は冷媒とともにシリンダ室から吐出室に流れることになる。そして、吐出室から冷凍サイクルを循環し圧縮機に戻ってくる。
【0014】
このように、本発明では、容量制御室に貯留された潤滑油を、圧縮機組付けボルト孔を利用することにより、新たな回収孔を開けることなく回収することができ、さらにガスケット又はバルブプレートあるいはリヤハウジングのガスケット側における切り欠き溝を形成するだけであるから、複雑な加工をしなくても極めて容易に切り欠き溝を形成することができ、廉価な費用で、潤滑油を回収することができる。
【0015】
又、請求項2記載の発明では、圧縮機は、ハウジング内に複数のシリンダ室が構成され、前記各シリンダ室内を往復移動するピストンと、容量制御室内に配置されるピストン駆動体と、前記ハウジングにガスケットを介して隣接するリヤハウジングに内蔵された吸入室及び吐出室とを有して構成されている。
【0016】
前記容量制御室には、冷媒とともに移動する潤滑油が貯留する油溜り部が形成され、前記油戻り通路の一端が前記油溜り部に面し、前記油戻り通路の他端が前記吸入室に面して油戻し通路が形成されている。
【0017】
つまり、この発明では、容量制御室の下部に貯留された潤滑油は、シリンダ室と干渉しない部位において、容量制御室の油溜り部とリヤハウジング内の吸入室とを結ぶように形成した油戻り通路を通って潤滑油の回収を行っている。
【0018】
従って、潤滑油の流れは、内圧の高い容量制御室から内圧の低い吸入室に容易に移動することができて、潤滑油の回収をスムーズに行うことができる。
【0019】
吸入室に戻された潤滑油は、再び、シリンダ室内に吸入されて一部は容量制御室に入り、一部は冷媒とともにシリンダ室から吐出室に流れることになる。そして、吐出室から冷凍サイクルを循環する。
【0020】
このように、本発明では、シリンダ間の隔壁に1箇所の油戻り通路を形成することになるから、廉価な費用で加工を行うことができて潤滑油を容易に回収することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
実施形態の圧縮機は、車両の空調装置あるいは家庭用の空調装置における冷凍サイクルを構成する圧縮機について説明するものとする。図1〜2に示すように、第1の形態による圧縮機1は、ハウジング2に囲まれた容量制御室3及び複数のシリンダ室4と、ハウジング2に後方に隣接するリヤハウジング10に囲まれた吸入室11及び吐出室12とを備えて構成されている。ハウジング2内には、図示しない駆動装置により連結された駆動軸6が、ハウジング2の中央部を横切るように回転可能に配置され、容量制御室3内には駆動軸6とともに回転する斜板7が、各シリンダ室4内を往復移動するピストン8の軸受部8aに係合して連結されている。
【0023】
ハウジング2とリヤハウジング10とは、バルブプレート15及びガスケット16で仕切られるとともに、円周方向に沿って周縁部に等間隔で配置された複数の圧縮機組付けボルト(以下、組付けボルトという。)9で固着されている。組付けボルト9は、ハウジング2の前方壁からシリンダ室4のピストン8と干渉しない壁部4aのボルト通し孔4bを通り、リヤハウジング10の壁部10aに形成された雌ねじ部10bに螺合している。
【0024】
一方、図3に示すように、ガスケット16は、中央部の吸入室11に相当する部位に中空部161を有するリング状に形成され、吐出室12に相当する環状部162の一部には、ボルト通し孔163が複数個形成されるとともに、少なくとも1個のボルト通し孔163(下部に配置されるボルト通し孔)には、中空部161に連接するように切り欠き溝164が形成されている。
【0025】
圧縮機1の容量制御部3の下部は、潤滑油が貯留する貯留部3aとして設けられることとなり、貯留部3a内に、ハウジング周縁部に配置された複数の組付けボルト9のうち、圧縮機1を所定位置に配置した状態における最下部に位置する組付けボルト9の1本が配置されることとなる。
【0026】
従って、最下部の組付けボルト9を浸す潤滑油が、シリンダ室4の壁4aに形成したボルト通し孔4b、ガスケット16のボルト通し孔163及び切り欠き溝164で形成された油戻り通路20を通ることとなる。
【0027】
容量制御部3は、シリンダ室4からのブローバイガスにより、吸入室11に比べわずかに圧縮されて高圧となっているため、容量制御室3に貯留された潤滑油は、低圧の吸入室11に向かって自然状態で流れることとなる。
【0028】
次に、上記のように構成された圧縮機1の作用について説明する。
【0029】
冷凍サイクルを構成する圧縮機1は、蒸発機によって熱交換され蒸発された冷媒が低圧状態で流れ込み、リヤハウジング10内の吸入室に潤滑油とともに流入される。
【0030】
一方、ハウジング2内では、図示しない駆動装置によって、駆動軸6が回転され斜板7を回転する。斜板7は、複数のピストン8の軸受部8aに係合していることから、斜板7が回転することによりピストン8をシリンダ室4内で往復移動させる。このピストン8の往復移動により、吸入室11に流入されている冷媒はシリンダ室4内吸引され、ピストン8の往復移動により圧縮される。シリンダ室4内で圧縮された冷媒は、リヤハウジング10内に形成された吐出室12に流入され、その後外部に流出される。
【0031】
この際、シリンダ室4内に吸引された冷媒は、潤滑油を伴っていることから、潤滑油もシリンダ室4に流入される。潤滑油の一部は、圧縮された冷媒とともに吐出室12に流入されるが、他の一部は、シリンダ室4とピストン8との間のわずかな隙間を通って容量制御室3内に流れ込む。
【0032】
シリンダ室4内を摺動するピストン8の周りを潤滑油が通ることによって、シリンダ室4とピストン8との間の潤滑化を図り、それぞれの部品の摩損を防止できる。容量制御室3に流れ込んだ潤滑油は、容量制御室3の下部貯留部3aに貯留するとともに、斜板7の回転により、容量制御室内を跳ね上がり攪拌されることになる。攪拌された潤滑油は、駆動軸7の軸受部や他の摺動部を潤滑することになって、部品の摩損を防止する。
【0033】
一方、容量制御室3内の下部に貯留された潤滑油は、最下部にある組付けボルト9が貯留部3a内に配置されていることによって、シリンダ室4を挿通するボルト通し孔42、ガスケット16のボルト通し孔163及び切り欠き溝164で構成する油戻り通路20を経て吸入室11に回収される。前述の通り、潤滑油の吸入室11への回収は、圧力の高いほうから圧力の低いほうに流れることから、極めて自然状態で流れることとなる。
【0034】
上述のように、容量制御室3内で貯留されている潤滑油を、シリンダ室4の組付けボルト9のボルト通し孔4bを利用し、さらに、ガスケット16のボルト通し孔163に連通する切り欠き溝164を形成して油戻り通路20としていることから、極めて廉価な費用で構成して潤滑油を吸入室11に回収することができる。
【0035】
次に、第2の形態の圧縮機21は、油戻り通路を、シリンダ室4を挿通するボルト通し孔4bを利用するとともにガスケット16でなくバルブプレート15に形成することによって構成している。
【0036】
図4に示すように、バルブプレート15には、周縁部に複数のボルト通し孔151が形成され、最下部のボルト通し孔151と吸入室11とを連通するように切り欠き溝152が1箇所形成されている。これによって、シリンダ室4を挿通するボルト通し孔4b、バルブプレート15のボルト通し孔151及び切り欠き溝152とで油戻り通路30を構成することになり、容量制御部3に貯留された潤滑油は、油戻り通路30を通ってガスケット16の中空部161を介して吸入室11に流れることができる。
【0037】
従って、第1の形態の圧縮機と同様、極めて廉価な費用で構成して潤滑油を吸入室11に回収することができる。
【0038】
なお、切り欠き溝をバルブプレート15ではなく、リヤハウジング10のガスケット16と対向する壁部に形成しても同様の効果を達成することができる。
【0039】
次に、第3の形態の圧縮機31について説明する。
【0040】
圧縮機31は、第1の形態の圧縮機1と同様に、ハウジング32に内蔵された容量制御室33及び複数のシリンダ室34と、リヤハウジング40に内蔵された吸入室41及び吐出室42とを備えて構成されている。ハウジング32内には駆動軸36が回転可能に配置され、容量制御室43内には駆動軸36とともに回転する斜板37が、ピストン38の軸受部38aに係合して連結されている。
【0041】
ハウジング32とリヤハウジング40とは、バルブプレート45及びガスケット46で仕切られるとともに、円周方向に沿って周縁部に等間隔で配置された複数の取り付けボルト39で固着されている。
【0042】
容量制御室33の下部は、潤滑油が貯留する貯留部33aとして配置され、シリンダ室34の端面における貯留部33aに面する1箇所から、ピストン38に干渉しないシリンダ室34の壁部34aを通ってリヤハウジング40内の吸入室41に向かう油戻り通路34bが斜め方向に形成されている。この油戻り通路34bは、バルブプレート45に、油戻り通路34bに対向する位置に挿通孔45aを形成することによって、容量制御部33の貯留部33aに貯留された潤滑油を、油戻り通路34b、バルブプレート45の挿通孔45a、ガスケット46の中空部46aを通って吸入室41に回収することができる。
【0043】
従って、この形態においても、ピストン38に干渉しないシリンダ室34に1箇所の油戻り通路34bを形成することになるから、貯留部33aに貯留された潤滑油は、内圧の高い容量制御室33から内圧の低い吸入室41に向かって、自然状態で流れることとなって、廉価な費用で加工を行うことができて潤滑油を容易に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態による圧縮機を示す正面断面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1におけるガスケットの一部を示す側面図である。
【図4】第2の形態による圧縮機を示す正面断面図である。
【図5】第3の形態による圧縮機を示す正面断面図である。
【図6】従来の圧縮機を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1、21、31 圧縮機
2、32 ハウジング
3、33 容量制御室
3a、33a 貯留部
4、34 シリンダ室
4b ボルト通し孔
8、38 ピストン
9、39 組付けボルト
10、40 リヤハウジング
11、41 吸入室
12、42 吐出室
15、45 バルブプレート
151 ボルト通し孔
152 切り欠き溝
16、46 ガスケット
161 中空部
163 ボルト通し孔
164 切り欠き溝
20 油戻り通路
30 油戻り通路
34a 油戻り通路[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a compressor constituting a refrigeration cycle, and further relates to a compressor which improves recovery of lubricating oil circulating with a refrigerant.
[0002]
[Prior art]
Generally, the refrigerant circulating in the refrigeration cycle is circulated including lubricating oil for protecting sliding parts of the compressor. When the lubricating oil flows into the compressor, the lubricating oil gradually accumulates in the compressor. That is, in the
[0003]
The refrigerant flowing from the external pipe is drawn into the
[0004]
At this time, the lubricating oil sucked into the
[0005]
The lubricating oil accumulates in the lower part in the
[0006]
In the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the
[0008]
An object of the present invention is to solve the above-described problems, and to provide a compressor that can be configured at a low cost and that can quickly return lubricating oil flowing along with refrigerant from a capacity control chamber to a suction chamber. And
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A compressor according to the present invention is configured as follows in order to solve the above problems. That is,
According to the invention described in
[0010]
On the other hand, between the housing and the rear housing, a gasket as a seal member and a valve plate on which a valve is arranged are partitioned by a coolant for circulation of a coolant, and a cutout groove is formed in the gasket, or a valve is provided. A notch groove is formed in the plate, or a notch groove is formed on the gasket side of the rear plate.
[0011]
Therefore, the oil return passage is formed by a lubricating oil reservoir formed in the displacement control chamber, a compressor mounting bolt hole disposed in the housing, and a gasket notch groove communicating with the mounting bolt hole. Or a notch groove of the valve plate, or a notch groove formed on the gasket side of the rear plate.
[0012]
That is, in the present invention, the lubricating oil stored in the lower part of the capacity control chamber uses the compressor assembling bolt holes to recover the lubricating oil, and the lubricating oil passing through the compressor assembling bolt holes is It is collected in the suction chamber through a notch groove formed in the gasket, or is collected in the suction chamber through a notch groove formed in the valve plate or a notch groove formed in the rear housing. You. Since the internal pressure of the suction chamber is lower than that of the capacity control chamber, the flow of the lubricating oil can easily move from the higher internal pressure to the lower internal pressure, and the lubricating oil can be collected smoothly. Can be.
[0013]
The lubricating oil returned to the suction chamber is again sucked into the cylinder chamber and partly enters the displacement control chamber, and partly flows from the cylinder chamber to the discharge chamber together with the refrigerant. Then, the refrigerant circulates through the refrigeration cycle from the discharge chamber and returns to the compressor.
[0014]
As described above, in the present invention, the lubricating oil stored in the capacity control chamber can be recovered without opening a new recovery hole by using the compressor assembling bolt hole, and further, the gasket or the valve plate or Since only the notch groove is formed on the gasket side of the rear housing, the notch groove can be formed very easily without complicated processing, and lubricating oil can be collected at low cost. it can.
[0015]
According to the second aspect of the present invention, in the compressor, a plurality of cylinder chambers are formed in the housing, a piston reciprocating in each of the cylinder chambers, a piston driver disposed in a capacity control chamber, and the housing. And a suction chamber and a discharge chamber built in the adjacent rear housing via a gasket.
[0016]
The capacity control chamber is formed with an oil sump in which lubricating oil that moves with the refrigerant is stored, one end of the oil return passage faces the oil sump, and the other end of the oil return passage faces the suction chamber. An oil return passage is formed facing the oil return passage.
[0017]
That is, in the present invention, the lubricating oil stored in the lower portion of the capacity control chamber is returned to the oil return formed so as to connect the oil reservoir of the capacity control chamber and the suction chamber in the rear housing at a portion not interfering with the cylinder chamber. Lubricating oil is collected through a passage.
[0018]
Therefore, the flow of the lubricating oil can easily move from the capacity control chamber having a high internal pressure to the suction chamber having a low internal pressure, and the lubricating oil can be smoothly collected.
[0019]
The lubricating oil returned to the suction chamber is again sucked into the cylinder chamber and partly enters the displacement control chamber, and partly flows from the cylinder chamber to the discharge chamber together with the refrigerant. Then, the refrigeration cycle is circulated from the discharge chamber.
[0020]
As described above, in the present invention, since one oil return passage is formed in the partition wall between the cylinders, processing can be performed at low cost and lubricating oil can be easily collected.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0022]
The compressor according to the embodiment will be described as a compressor constituting a refrigeration cycle in an air conditioner of a vehicle or an air conditioner for home use. As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0023]
The
[0024]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the
[0025]
The lower part of the
[0026]
Therefore, the lubricating oil that immerses the
[0027]
Since the
[0028]
Next, the operation of the
[0029]
In the
[0030]
On the other hand, in the
[0031]
At this time, since the refrigerant sucked into the
[0032]
Since the lubricating oil passes around the
[0033]
On the other hand, the lubricating oil stored in the lower part of the
[0034]
As described above, the notch communicating the lubricating oil stored in the
[0035]
Next, the
[0036]
As shown in FIG. 4, the
[0037]
Therefore, similarly to the compressor of the first embodiment, the lubricating oil can be collected in the
[0038]
It should be noted that the same effect can be achieved by forming the notched groove not in the
[0039]
Next, a
[0040]
Like the
[0041]
The
[0042]
The lower part of the
[0043]
Therefore, also in this embodiment, since one
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front sectional view showing a compressor according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a side view showing a part of the gasket in FIG.
FIG. 4 is a front sectional view showing a compressor according to a second embodiment.
FIG. 5 is a front sectional view showing a compressor according to a third embodiment.
FIG. 6 is a front sectional view showing a conventional compressor.
[Explanation of symbols]
1, 21, 31
Claims (2)
前記容量制御室には、冷媒とともに移動する潤滑油が貯留する油溜り部が形成され、
前記油溜り部と前記吸入室とを連結する油戻り通路が形成され、
前記油戻り通路が、前記ハウジング内に配置される圧縮機組付けボルト孔と、前記組付けボルト孔に連通するとともに前記ガスケットに形成する切り欠き溝、又は前記バルブプレートに形成された切り欠き溝、あるいは前記リヤハウジングにおける前記ガスケット側に形成された切り欠き溝で構成されることを特徴とする圧縮機。A plurality of cylinder chambers are formed in the housing, a piston reciprocating in each of the cylinder chambers, a piston driver disposed in the capacity control chamber, and a built-in rear housing adjacent to the housing via a valve plate and a gasket. A compressor having a suction chamber and a discharge chamber,
The capacity control chamber is formed with an oil reservoir in which lubricating oil that moves together with the refrigerant is stored,
An oil return passage connecting the oil reservoir and the suction chamber is formed,
The oil return passage, a compressor mounting bolt hole disposed in the housing, a notch groove formed in the gasket while communicating with the mounting bolt hole, or a notch groove formed in the valve plate; Alternatively, the compressor comprises a cutout groove formed on the gasket side of the rear housing.
前記容量制御室には、冷媒とともに移動する潤滑油が貯留する油溜り部が形成され、
前記油溜り部と前記吸入室とを連結する油戻り通路が形成され、
前記油戻り通路が前記ハウジング内を挿通するとともに、前記油戻り通路の一端が前記油溜り部に面し、前記油戻り通路の他端が前記吸入室に面して形成されていることを特徴とする圧縮機。A plurality of cylinder chambers are formed in the housing, a piston reciprocating in each of the cylinder chambers, a piston driver disposed in the capacity control chamber, and a built-in rear housing adjacent to the housing via a valve plate and a gasket. A compressor having a suction chamber and a discharge chamber,
The capacity control chamber is formed with an oil reservoir in which lubricating oil that moves together with the refrigerant is stored,
An oil return passage connecting the oil reservoir and the suction chamber is formed,
The oil return passage extends through the housing, one end of the oil return passage faces the oil reservoir, and the other end of the oil return passage faces the suction chamber. And the compressor.
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