JP2004040998A - 携帯型エネルギー貯蔵装置を用いたバッテリー充電 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リチャーシ゛ャフ゛ルハ゛ッテリ102のリモート又は無接続での充電を行なうハ゛ッテリー充電器100,100’。本ハ゛ッテリー充電器は、ハ゛ッテリー駆動式装置104内に「入れたまま」の無接続充電、または、該装置外部での無接続充電を提供する。本ハ゛ッテリー充電器は、電力変換器110と該電力変換器に接続されたエネルキ゛ー貯蔵装置120とを含む。ハ゛ッテリー充電システム200,300,400,500は、ハ゛ッテリー充電器と、独立した電気接続装置220,322,420,522とを含む。1つの接続装置220,420は、ハ゛ッテリー充電器を外部エネルキ゛ー源106に接続してエネルキ゛ーを得て、それを貯蔵装置に貯蔵する。もう1つの接続装置322,522は、充電のためハ゛ッテリー102をハ゛ッテリー充電器に接続する。これらの接続装置が独立しているので、ハ゛ッテリー充電中にハ゛ッテリー充電器を外部電源に接続しておく必要はなく、ハ゛ッテリー充電が無接続になる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リチャージャブルバッテリーの充電に関する。特に、本発明は、携帯型エネルギー貯蔵装置を用いてリチャージャブルバッテリーを充電することに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デジタルカメラ等の携帯型バッテリー駆動式装置は、その動作電力をバッテリーベース電源に頼っている。特に、そのような携帯機器では、リチャージャブルバッテリーを用いたバッテリーベースの電源が使用されることが多い。リチャージャブルバッテリーはACコンセント等の固定電源に接続したままにすることなく機器に動作電力を供給することができるので、機器の携帯動作が可能になる。機器は、リチャージャブルバッテリーが枯渇するまで、バッテリーから得た電力で動作することができる。バッテリーが枯渇すると、リチャージャブルバッテリは、「入れたまま再充電」されるか、あるいは、再充電のため機器から取り外されて、完全に充電された交換用バッテリーと交換される。
【0003】
従来から、入れたままバッテリー再充電を行うため、AC(交流)アダプタとそれに関連する電源コード(1つまたは複数)とが用いられている。一般に、ACアダプタが空きのAC電源コンセントにプラグ挿入され、関連する電源ケーブルが機器の電源入力ポートにプラグ挿入される。ACアダプタはコンセントから利用可能なACエネルギーを直流(DC)エネルギーに変換し、その後そのDCエネルギーが機器に供給され、機器内部のバッテリーが充電される。再充電中、機器はAC電源コンセントに固定され、拘束される。再充電が終わると、電源ケーブルを切り離すことができ、機器は充電されたバッテリーから動作電力を取り出しつつ再び携帯することが可能になる。
【0004】
不都合なことに、従来のバッテリーベースの電源を用いて入れたまま再充電を行なう機器は、バッテリーの再充電が比較的低速であることに悩まされることが多い。特に、大抵の従来のリチャージャブルバッテリーは、一般に、充電のために約1時間〜数時間を必要とする。最近のいわゆる「高速充電」バッテリーであっても、「通常」動作期間中に必要となる十分なレベルの電力を得て機器に貯蔵するためには、数分〜1時間近く要する場合がある。このように、入れたまま再充電している間は固定エネルギー源(たとえば、ACコンセント)への電気接続によって機器が拘束されるので、バッテリー充電中は、携帯機器が真に携帯可能とはならない。
【0005】
また、実際状況において、その場で充電することは不可能ではないにしても困難であることが多い。例えば、携帯型バッテリ駆動式機器のユーザは、非常に限られた時間しかAC電源コンセントを利用可能できない場合がある(例えば、旅行中など)。そのため、AC電源コンセントを一時的に利用できたとしても、空になったバッテリを充電するのに十分なだけの時間が無い場合もある。
【0006】
従来は、ACアダプタやケーブルとともに、完全充電された予備のバッテリーを持ち歩くことがしばしばあった。その場で充電が不可能な場合や、不都合な場合は、その予備のバッテリーを機器に挿入して、空になったバッテリを交換する場合がある。しかしながら、予備のバッテリーは、携帯機器の全重量を増大させるので、機器の「携帯性」が低下してしまう。また、予備のバッテリーは、バッテリー充電を行なうのに十分な時間を要する固定エネルギー源に対する不可避の接続を引き伸ばしているに過ぎない。
【0007】
したがって、バッテリー充電を行うのに十分な時間だけ固定エネルギー源に接続しておく必要なく、容易にバッテリーを充電する方法があると有利である。そのようなバッテリー充電の方法は、携帯型のバッテリー駆動式装置の分野における長年の要望を解決するであろう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、携帯型バッテリーで駆動される装置と共に用いられるリチャージャブルバッテリーの、入れたまま充電または無接続充電を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、機器内部のバッテリーを入れたまま充電する際、あるいは、機器から取り外したバッテリや機器外部にあるバッテリを充電する際、無接続充電を行なう。また、本発明は、バッテリー充電中、従来の固定外部エネルギー源に接続することなく、バッテリーを充電する。このように本発明は、独立した、「無接続の」、「プラグ挿入不要な」バッテリ充電手段、すなわち事実上「コードレスな」バッテリ充電手段を提供する。
【0010】
本発明の一態様では、エネルギーを得て貯蔵するバッテリー充電器が提供される。貯蔵されたエネルギーは、携帯型バッテリー駆動式装置のバッテリーの充電に使用される。このバッテリー充電器は、外部エネルギー源から得たエネルギーを変換する電力変換手段と、前記電力変換手段の出力に接続されたエネルギー貯蔵手段とを備える。電力変換手段は、得られたエネルギーを、エネルギー貯蔵手段に貯蔵するのに適した形態に変換する。このエネルギー貯蔵型バッテリー充電器は、エネルギーの貯蔵が終わると、外部エネルギー源から切断することができる。エネルギーは、リチャージャブルバッテリーを充電するために使用される時まで、エネルギー貯蔵型バッテリー充電器に貯蔵される。
【0011】
外部エネルギー源からのエネルギーの貯蔵は、事実上、本発明によるバッテリー充電とは無関係である。また、エネルギー貯蔵型バッテリー充電器は、リチャージャブルバッテリーを無接続充電するための手段も提供する。無接続充電の際には、エネルギー貯蔵型バッテリー充電器をリチャージャブルバッテリーに接続し、エネルギー貯蔵型バッテリー充電器に貯蔵されたエネルギーを用いてバッテリーを充電する。
【0012】
実施形態によっては、入れたまま、すなわち、バッテリー駆動式装置内にバッテリを入れたまま、バッテリを充電する場合がある。他の実施形態では、本発明のエネルギー貯蔵型バッテリー充電器を用いてバッテリーを充電する前に、機器からバッテリを取り外す場合もある。本明細書に記載するいずれの実施形態においても、本バッテリ充電器は、バッテリーの再充電中に固定の外部エネルギー源に接続したりプラグ挿入したりする必要がなく、固定の外部エネルギー源によって拘束・束縛されないという利点がある。したがって、本発明のバッテリー充電器は、「コードレスの」すなわち「無接続の」バッテリー充電手段であると考えられる。本発明の他の態様では、リチャージャブルバッテリを充電するためのバッテリー充電装置およびバッテリー充電方法が提供される。
【0013】
有利なことに、本発明のバッテリー充電手段は、本発明前にユーザが有していたバッテリー駆動式装置よりもバッテリー再充電の柔軟性が高いバッテリー駆動式装置をユーザに提供する。本発明は、充電器をAC電源コンセントやDC電源コンセントまたはポート等の外部エネルギー源に接続したままバッテリーを充電するのではなく、エネルギー貯蔵型充電器に貯蔵されたエネルギーを用いてバッテリーを充電するので、実質的に、充電中にバッテリー駆動式装置及び/又はバッテリーを固定の外部エネルギー源に接続しておく必要がない。また、本発明のバッテリー充電器によると、携帯機器のユーザは、数秒または数分で十分なエネルギーを得て貯蔵することができる。エネルギー貯蔵型バッテリー充電器がバッテリーを充電するのに十分なだけのエネルギーをいったん貯蔵してしまえば、ユーザは、そのバッテリ充電器を用いて都合の良い時にバッテリを再充電することができる。本発明の実施形態の中には、上記利点の加えて、あるいは、上記利点に代えて、他の利点を有するものもある。本発明のそれらの特徴・利点およびその他の特徴・利点については、添付の図面を参照して以下で詳しく説明する。
【0014】
本発明の様々な特徴および利点は、添付の図面とともに以下の詳細な説明を参照すると、より容易に理解することができるであろう。図面中、類似の符号は類似の構成要素を指している。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明によるバッテリー充電器100を示すブロック図である。バッテリー充電器100は、バッテリー駆動式装置のリチャージャブルバッテリーを充電する。バッテリー充電器100は、エネルギー貯蔵手段120に接続された電力変換手段110を備える。電力変換器手段110は、貯蔵のため電力の変換に使用される任意の装置または回路である。電力変換手段110は、バッテリー充電器100が外部エネルギー源に電気接続されている間、その外部エネルギー源から電力/エネルギーを受け取って変換する。外部エネルギー源は、本明細書で一般に「固定」外部エネルギー源と呼ぶ任意の従来の外部エネルギー源であり、これについては以下で詳しく説明する。電力変換手段110によって変換されたエネルギーは、エネルギー貯蔵手段120に貯蔵される。
【0016】
エネルギー貯蔵手段120は、本発明によって再充電される典型的なリチャージャブルバッテリーの再充電に要する時間に比べて、比較的短時間でエネルギーを貯蔵することができる任意の貯蔵装置または回路である。エネルギー貯蔵手段120は、エネルギーを1時間以上ではなく数秒または数分で貯蔵できるものが好ましい。本発明によると、エネルギー貯蔵手段120によるエネルギーの取得および貯蔵が高速であるため、エネルギーを取得して貯蔵するのに要する時間は、事実上、貯蔵されたエネルギーを用いてバッテリーを充電するのに要する時間から分離される。したがって、バッテリーの充電は、本発明のバッテリー充電器を用いたエネルギーの取得および貯蔵から独立している。
【0017】
一実施形態によれば、エネルギー貯蔵手段120は、キャパシタであり、好ましくはウルトラキャパシタであって、それについては後述する。エネルギー貯蔵手段120が、たとえば高速充電バッテリーであることも、本発明の範囲内である。エネルギー貯蔵手段120に貯蔵されたエネルギーは、無接続で携帯機器のバッテリーを充電するために使用される。さらに、エネルギー貯蔵手段120は、バッテリー駆動式装置で使用されるリチャージャブルバッテリーを再充電するのに十分なだけの量のエネルギーを迅速に貯蔵することができる。リチャージャブルバッテリーを「再充電または充電するために十分なだけの量のエネルギー」とは、貯蔵されたエネルギー量がリチャージャブルバッテリを充電するのに十分なだけ存在し、再充電されたバッテリによってバッテリー駆動式装置が再び普通に動作すなわち通常動作することを意味する。
【0018】
バッテリーは、限定はしないがニッケルカドミウム(NiCad)、ニッケル水素(NiMH)およびリチウムイオンを含む任意成分のリチャージャブルバッテリーで構成することができ、限定はしないがAA、AAA、DおよびCを含む任意の形状にすることができる。バッテリー駆動式装置は、限定はしないが、いくつか挙げると、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ラップトップまたはノートブックコンピュータ、個人情報端末(PDA)、コンパクトディスク(CD)プレイヤおよび携帯電話を含む任意の機器である。また、自動車その他の電動式乗り物または装備品から懐中電灯などの単純なバッテリ駆動式装置まで、バッテリーを使用する実質的に任意のその他のバッテリー駆動型装置あるいはそのバッテリーを充電することも、本発明の範囲内にある。そのため、装置を通常動作させるのに「十分な量のエネルギー」は様々であり、本発明を限定する意図はない。
【0019】
本発明の好ましい実施形態では、エネルギー貯蔵手段120としてウルトラキャパシタが用いられる。ウルトラキャパシタ120に貯蔵されるエネルギーは、コンデンサによって貯蔵される。したがって、ウルトラキャパシタ120は、バッテリーが充電される速度よりも遥かに高速にエネルギーを獲得して貯蔵することができる。以下、便宜上、限定することなく、本発明を好ましいウルトラキャパシタエネルギー貯蔵手段120に関して説明する。当業者であれば、ウルトラキャパシタベースの好ましい実施形態に代えて、上記以外のエネルギー貯蔵手段および上記のいずれかを含むエネルギー貯蔵手段を容易に創作することができ、そうした手段すべてが本発明の範囲内にある。
【0020】
ウルトラキャパシタエネルギー貯蔵手段120は、外部エネルギー源から取り出したエネルギーを用いて電力変換器110により供給されるエネルギーによって、電力供給を受ける。その後、ウルトラキャパシタ120に貯蔵されたエネルギーは、バッテリーの充電に用いられる。後述するように、具体的には、バッテリー充電器100は、バッテリーを充電するため入れたままバッテリーと電気接続されるか、あるいは、バッテリー駆動式装置から離れたところでバッテリーと電気接続される。バッテリー充電器100は、外部エネルギー源から独立してバッテリーを充電すると有利である。すなわち、バッテリーを再充電する時または再充電する間は、バッテリー充電器を外部エネルギー源に取り付けず、バッテリー充電器が外部エネルギー源からエネルギーを受けないようにすると有利である。このように、本発明のバッテリー充電器100は、携帯型エネルギー貯蔵装置であり、バッテリーを再充電する際に外部エネルギー源と接続されない関係にあるので、本明細書では「コードレス」または「事実上コードレス」であるとみなしている。
【0021】
実施形態の中には、外部エネルギー源を従来のAC電源コンセント等のACエネルギー源にしているものがあり、AC電源コンセントは固定されていて携帯することができない。そのような実施形態の場合、電力変換手段110は、AC入力電圧および電流をDC出力電圧およびDC出力電流に変換するAC−DC変換器にすることが好ましい。例えば、AC−DC変換器110は、変圧器および整流器を備える場合がある。変圧器は、第1の振幅を有する入力AC電圧を第2の振幅を有する第2のAC電圧に変換する。通常、第1の振幅は第2の振幅よりも大きい。次いで、その第2のAC電圧を、整流器によってDC出力電圧に変換または整流する。このDC出力電圧は、ウルトラキャパシタ120を通電するのに適した電圧にすることが好ましい。AC−DC変換器は、レギュレータ部すなわちレギュレータ回路をさらに備える場合がある。レギュレータ回路は、DC出力電圧またはDC出力電流あるいはその両方を調節する回路である。たとえば、AC−DC変換器は、120VACのAC入力電圧を5VDCに調節されたDC出力電圧に変換する場合がある。当業者であれば、AC−DC変換器110に熟知しているので、過度の実験を行うことなく所与の用途について適当な変換器110を容易に選択することができるであろう。そのような変換器もすべて本発明の範囲内である。
【0022】
バッテリー充電器の他の実施形態100’では、外部エネルギー源は、限定はしないが、自動車や航空機の補助装置ポート(AUXポート)を含むDCエネルギー源である。たとえば、多くの自動車は、12VDC電源/エネルギー源として機能する補助装置ポート(たとえば、タバコのライタ)を備えている。本明細書では、そのような補助装置ポートすべてを従来の固定外部エネルギー源とみなしており、また本発明の主旨としてもそのように考える。そのような実施形態の場合、電力変換手段110’は、DCエネルギー源のDC入力電圧および電流をDC出力電圧および電流に変換するDC−DC変換器である。この変換されたDC出力電圧/電流は、ウルトラキャパシタ120を通電するのに適した電圧にすることが好ましい。DC−DC変換器110’は、DC出力電圧またはDC出力電流あるいはその両方を調節するレギュレータをさらに備える場合がある。例えば、DC−DC変換器110’は、自動車の補助装置ポートの12VDCを5VDCに調節された出力電圧に変換する場合がある。当業者であれば、DC−DC変換器110’に熟知しているので、過度な実験を行うことなく所与の用途について適当な変換器110’を容易に選択することができるであろう。そのような変換器もすべて本発明の範囲内である。
【0023】
図2Aは、通電のため外部電源106に接続された好ましいウルトラキャパシタベースバッテリー充電器100、100’を示すブロック図である。図2Bは、本発明に従ってバッテリー駆動式装置104のバッテリー102を充電するためバッテリー102に接続された好ましいウルトラキャパシタベースバッテリー充電器100、100’を示すブロック図である。
【0024】
電力変換器110、110’のDC出力電圧およびDC出力電流をウルトラキャパシタ120に供給して、ウルトラキャパシタ120を通電する。すなわち、ウルトラキャパシタ120にエネルギーを貯蔵する。ウルトラキャパシタ120は、一般に従来のキャパシタよりも桁違いに高い静電容量を有するキャパシタであり、「スーパキャパシタ」120とも呼ばれることもある。化学反応によってエネルギーを貯蔵/放出するバッテリーと異なり、ウルトラキャパシタ120は、エネルギーを電荷として、すなわち1以上の電極に貯蔵する。したがって、ウルトラキャパシタ120は極めて高速に充電することができ、リチャージャブルバッテリー102を充電するのに通常1時間〜数時間が必要となるのに比較して、通常、数秒または数分程度で充電することができる。ウルトラキャパシタ120に貯蔵された電荷には、バッテリー102を充電するため後で使用されるエネルギー源としての役割がある。
【0025】
大抵のウルトラキャパシタは、電解液を分極することによりエネルギーを静電気的に貯蔵する電気化学キャパシタである。電解液中に吊るした電極に電圧を加えて電解液を分極させ、電極に向かって移動する電解質イオンを発生させる。電極はキャパシタの第1のプレートとして機能し、電解質イオンは第2のプレートとして機能する。そのように形成されたプレートは互いにオングストロームのオーダで隔離配置されるので、電極の単位面積当たりの静電容量を、一対の電極を備えた従来のキャパシタより桁違いに高くすることができる。実際には、ウルトラキャパシタは、電解質中に一対の電極を吊るすようにして構成される。電極対に電圧を加えると、電極対のうちの第1の電極に第1の極性の電解質イオンが誘引され、電極対のうちの第2の電極に第2の極性の電解質イオンが誘引される。逆極性に帯電した2枚の電極を電解液中に吊るしたこのような電気化学キャパシタは、電極対の各電極に相補極性の電解質イオンが形成されることから、「2重層」コンデンサと呼ばれることもある。
【0026】
電気化学ウルトラキャパシタは、一般に、極めて多孔性な電極材料を用いることにより、得られる静電容量をさらに増大させている。たとえば、米国カリフォルニア州San DiegoにあるMaxwell Technologies社から商品名PowerCache(登録商標)で販売されているウルトラキャパシタでは、ポーラスカーボンベースの電極材料が使用されている。また、ウルトラキャパシタの電極として、様々な高分子化合物も使用されている。たとえば、Rudge他による米国特許第5,527,640号「Electrochemical Supercapacitors」には、高分子化合物の電極を用いたウルトラキャパシタが開示されている。本発明を何らかの特定のウルトラキャパシタテクノロジに限定する意図はない。上記のウルトラキャパシタだけでなく、当業者にとって既知のウルトラキャパシタや当業者であれば創造可能な他のウルトラキャパシタも、本発明の範囲内である。
【0027】
電力変換器110によって生成されるDC出力電圧およびDC出力電流は、ウルトラキャパシタ120を通電するのに適したものにすることが好ましい。電圧および電流の適合性は、本発明のバッテリー充電器100、100’で使用されるウルトラキャパシタ120を選択することで、概ね決定または確立される。具体的には、選択されたウルトラキャパシタ120で使用される電極の種類や実施形態を含むウルトラキャパシタ120の設計および実装すなわち製造法によって、ウルトラキャパシタ120の望ましい、実質的に最適な動作電圧および最大入力電流が決まる。例えば、Maxwell Technologies社で製造されているPowerCache(登録商標)ウルトラキャパシタを充電するのに適したDC電圧は、そのウルトラキャパシタに関するデータシートにより、約3.7VDCとして与えられる。当業者であれば、本発明で使用するウルトラキャパシタを選択すれば、選択したウルトラキャパシタ120の仕様から、適当な電圧および電流を容易に判定することができる。
【0028】
電力変換器110、110’で変換されたDC出力電圧およびDC出力電流は、ウルトラキャパシタ120に印加して、ウルトラキャパシタ120を通電するのに使用される。したがって、DC電圧および電流の形態で印加されたエネルギーが、ウルトラキャパシタ120の静電容量によって貯蔵される。エネルギーが貯蔵されると、貯蔵されたエネルギーがウルトラキャパシタ120に保持されるので、いわゆる「エネルギー貯蔵型」バッテリー充電器100、100’は外部電源106から切り離される。さらに、ウルトラキャパシタ120の容量的に貯蔵されたエネルギーは、バッテリー充電器100が外部エネルギー源106に接続されているか否かに関らず、バッテリー102の充電に利用することができる。
【0029】
本発明によると、エネルギー貯蔵型バッテリー充電器100、100’は、バッテリー充電器100、100’を外部エネルギー源106から切り離したままバッテリー102を充電する。しかしながら、バッテリー102の充電中にエネルギー貯蔵型バッテリー充電器100、100’を外部エネルギー源106に接続しておくことも、本発明の範囲内である。具体的には、エネルギー貯蔵型バッテリー充電器100、100’をバッテリー102に接続すると、バッテリー充電器100、100’に貯蔵されているエネルギーによってバッテリー102が充電される。実施形態によっては、バッテリー102を機器104内に置いたままバッテリー102を充電する場合がある。他の実施形態では、バッテリー102を充電する前に、バッテリー102を機器104から取り外す場合もある。
【0030】
バッテリー充電器100、100’は、オプションで、ウルトラキャパシタ120の出力部に電力調節手段130をさらに備える場合がある。電力調節手段130の入力は、ウルトラキャパシタ120の出力に接続される。このオプションの電力調節手段130の出力は、バッテリー102を充電するとき、最後にバッテリー102に接続される。電力調節手段130は、ウルトラキャパシタ120の電圧または電流あるいはその両方を調節して、それらの電圧および/または電流がバッテリー102を充電するのに適するようにするものであれば任意の装置または回路でよい。
【0031】
実施形態によっては、電力調節手段130は、ウルトラキャパシタ120の電圧をバッテリー102を充電するのに適した別の電圧に変換するDC−DC変換器である。DC−DC変換器130は、限定はしないが、リニアレギュレータ、スイッチングレギュレータおよび変換器、並びにチャージポンプ変換器を含む当業者にとって既知の様々なDC−DC変換器のうちのいずれであってよい。たとえば、DC−DC変換器130には、米国カリフォルニア州SunnyvaleにあるMaxim Integrated Productsから販売されてるMAX679 Step Up Regulated Charge Pump Converterを用いることができる。バッテリー充電器100、100’に関するDC−DC変換器130の選択は、特定の充電用途および充電されるバッテリー102によって決まる。当業者であれば、過度な実験を行うことなく、そうした選択を容易に行うことができる。
【0032】
他の実施形態では、電力調節手段130は、ウルトラキャパシタ120によって生成された電圧および電流を調節することにより、充電中のバッテリー102の損傷を防止する場合がある。さらに他の実施形態では、電力調節手段130は、リチャージャブルバッテリーの充電用に特別に設計された回路または装置である場合がある。例えば、そのような装置の1つは、米国カリフォルニア州SunnyvaleにあるMaxim Integrated Products社で製造されているMAX1645 Advanced−Chemistry−Independent, Level−2 Battery Chargers with Current Limitingである。この場合も、当業者は、多数の電力調節器と、バッテリーの充電に使用される電圧及び/又は電流に対してそれらの電力調節器を使用することに熟知している。そのような電力調節器もすべて本発明の範囲内である。
【0033】
バッテリー102がバッテリー充電器100、100’によって直接(すなわち、機器104の外部で)充電されている場合、電力調節手段130が有ると好ましい。従って、バッテリー充電器100、100’は、それが入れたまま充電に使用されているか外部充電に使用されているかに関らず、バッテリー102を充電しながら電力調節を行なうことが好ましい。他の実施形態の中には、機器104が充電電圧および充電電流の電力調節を行なうものもあり、入れたまま充電のための電力調節手段130の本発明のバッテリー充電器100、100’への組み込みが軽減される場合がある。しかしながら、本発明のバッテリー充電器100、100’は、機器104が電力調節を行なう場合であっても、電力調節手段130をオプションで備える。上記のように、かかる調節手段130は、充電用途および充電するバッテリーによって決まる。
【0034】
本発明によれば、バッテリー充電器100、100’は、様々な異なるシステム実施形態で実現することができる。図3は、従来のACアダプタユニットと同様の形態にパッケージ化されたバッテリー充電システム200を示している。図3では、カメラ形態のバッテリー駆動式装置104の一例の横の破線内に、バッテリー充電システム200を図示している。バッテリー充電システム200は、ハウジング手段210にハウジングされたバッテリー充電器100、100’と、充電のため前記バッテリー充電器100、100’をバッテリーに接続するための接続手段220と、前記バッテリー充電器100、100’を外部エネルギー源に接続するための接続手段212とを備える。
【0035】
図3に示したエネルギー源接続手段212は、一例として、従来のACコンセントに接続するように構成された電気プラグ212の実施形態である。電気プラグ212は、2ピン電気プラグまたは3ピン電気プラグからなる。図3は、同様に一例として、2ピンプラグ212を示している。図示しない他の実施形態では、電源接続手段212’は、例えば自動車や航空機に設けられたDC電源コンセントやポートなどの従来のDC電源コンセントやポートに接続するように構成された電気プラグ212’である。
【0036】
いくつかの実施形態に従って、図3は、充電器接続手段220を充電コード220として図示している。充電コード220は、細長い電気コードと、該電気コードの一端に配置された最終的にバッテリと電気接続するためのコネクタ222とを含む。図3に示すように、コネクタ222は充電コード220の遠い方の端部に設けられ、充電コード220の近い方の端部がハウジング210に接続される。充電コード220は、該コードの近い方の端部で、ハウジング210と着脱可能に接続することもできるし、ハウジング210と実質的に永久接続することもできる。バッテリーを入れたまま充電する際、充電コード220は、図3に示すように、ハウジング210内に格納されたバッテリー充電器100、100’を機器104に接続する。あるいは、充電コード220は、バッテリー充電器100、100’を、機器104外部にあるリチャージャブルバッテリーを充電するためのバッテリートレイまたはキャリア(図示せず)に接続することもできる。コネクタ222は、充電コード220を機器104またはバッテリートレイに着脱可能に接続することが好ましい。
【0037】
バッテリー充電システム200は、外部から見ると、従来のACアダプタと物理的に似ているように見えるかもしれない。しかしながら、本バッテリー充電システム200はエネルギーを貯蔵するが、従来のACアダプタは貯蔵しない。したがって、本バッテリー充電システム200は、内部的には、従来のACアダプタと物理的かつ電気的に異なるものである。さらに、本バッテリー充電システム200はエネルギー貯蔵手段120を有しているが、従来のACアダプタにはそれが無い。したがって、本バッテリー充電システム200は、従来のACアダプタよりも幾分大型になる場合があり、通常は大型になる。
【0038】
図4は、バッテリー充電システム300のバッテリー充電器100、100’をドッキングポートすなわち受け台の形態で示している。バッテリー充電ドッキングポートシステム300は、ドッキングポートハウジング310に格納されたバッテリー充電器100、100’と、充電器接続手段322とを備える。ハウジング310は、機器104を受容するように構成された凹部、スロットまたは窪み320を備える。充電器接続手段322は、前記凹部内に配置され、入れたまま充電するため機器104を凹部に挿入するときに、機器104内のバッテリーに電気接続される。バッテリー充電システム300は、固定外部エネルギー源に接続してバッテリー充電器100、100’を通電するためのエネルギー源相互接続手段(図示せず)をさらに備える。
【0039】
バッテリー充電器100、100’を通電するためには、エネルギー源相互接続手段を用いて、ドッキングポートシステム300をAC壁コンセントまたはDCコンセントに電気接続する。実施形態によっては、エネルギー源相互接続手段は、バッテリー充電システム200について上述したプラグ実施形態212、212’と同様のものである場合もある。好ましい実施形態では、バッテリー充電システム200、300のエネルギー源相互接続手段は格納式である。例えば、バッテリー充電器100、100’を通電している間はハウジング210、310からプラグ212、212’が延び出て、通電が完了するとプラグ212、212’がハウジング210、310に格納されて、プラグ212、212’がハウジング表面と同一面になるように構成される。他の実施形態として、エネルギー源相互接続手段は、図5について後述するものと同様のものもある。
【0040】
バッテリー充電システム200、300は、エネルギー貯蔵手段120を通電するため、比較的短時間だけACコンセントまたはDCコンセントに電気接続される。この短期間の長さは、エネルギー貯蔵手段120の実施形態によって決まる。好ましいウルトラキャパシタ120の実施形態の場合、この短期間の長さは、ウルトラキャパシタの静電容量とバッテリー充電システム200、300に流し込むことができる最大電流とによって決まる。
【0041】
ドッキングポートシステム300に関して、例えば図4に示すようなカメラ104などの機器104内部のバッテリー102の入れたまま充電を実施するためには、機器104を凹部または窪み320に配置する。充電器接続手段322は、凹部320内に配置された電気接点322である。電気接点322は、機器104の表面にある接点(図示せず)とつがいを成し、該接点に電気接続されるように構成される。電気接点322は、実施形態に応じて圧力接点、摩擦接点、機械接点、または、限定はしないが対を成す雄/雌コネクタを含む他の接触手段のうちの1つ、あるいは、それらの組合せを含む。電気接点322に代えて、又は電気接点322に加えて、限定はしないが誘導結合を含む電気接点以外の充電器接続手段322を使用することもでき、それも本発明の範囲内である。さらに、固定手段を用いて、充電中に、前記接点または該固定手段によって機器104をバッテリー充電システム300に物理的に固定することもできる。固定手段の追加により、輸送中に機器104を凹部320に固定するのが容易になる。
【0042】
機器が凹部320に配置されると、ドッキングポートシステム300は、機器104のバッテリー102を入れたまま充電する。実施形態によっては、ハウジング310は、該ハウジング310の表面に、発光ダイオード(LED)その他のインジケータ等のインジケータ手段316をさらに備える場合がある。実施形態によっては、インジケータ316は、ドッキングポートシステム300がバッテリー102を充電するのに十分なだけのエネルギーを有していることを示すものである場合がある。他の実施形態では、インジケータは、ドッキングポートシステム300が十分なエネルギーを有しておらず再度通電しなければならないことを示すものである場合がある。さらに他の実施形態では、十分なエネルギー状態と不十分なエネルギー状態とが両方とも示される場合がある。さらに、実施形態によっては、挿入された機器104がバッテリー充電システム300と電気的に接触しているか否かをユーザに通知するインジケータ(図示せず)をオプションで備える場合もある。
【0043】
さらに他のバッテリー充電システム実施形態(図示せず)では、機器が三脚を使用するカメラ104その他の機器である場合、バッテリー充電器100、100’は、三脚に組み込んで、機器104とともに使用することもできる。例えば、バッテリー充電器100、100’は、三脚の取付具の一部に組み込むことができる。カメラ104が三脚に接続されると、バッテリー充電器100、100’とカメラ104との間が電気接続される。
【0044】
図5は、バッテリー充電システムの他の実施形態400をバッテリー充電トレイ400の形態で示している。バッテリー充電トレイシステム400は、機器104の外部でバッテリー102を充電するものである。バッテリー充電トレイ400は、機器104からバッテリー102を取り外した後、そのバッテリー102を収容して充電する。図5に示すように、バッテリー充電トレイシステム400は、ハウジング410に封入されたバッテリー充電器100、100’と、充電器接続手段(図示せず)と、エネルギー源接続手段420とを備える。図5に図示したエネルギー源接続手段420は、電源コード420の実施形態の例である。
【0045】
ハウジング410は、表面にバッテリー102を収容するように構成された凹部をさらに備える。充電器接続手段は、凹部内に配置された電気接点である。電気接点は、充電の際にバッテリー102上の接点と電気的に接触する。エネルギー源接続手段の電源コード420実施形態はその一端にプラグ手段422を備え、プラグ手段422は外部ACコンセントまたはDCコンセントに挿入される。電源コード420は、その反対側の端部でハウジング410と接続される。
【0046】
図5は、ACコンセントに着脱可能に接続するための3ピンプラグ422手段の例を示している。しかしながら、バッテリー充電トレイシステム400は、2ピンプラグや、DCコンセントに対して相補的なプラグ等、他の手段422を用いて実施することもできる。実施形態によっては、電源コード420は、その反対側の端部に、該電源コード420をハウジング410と着脱可能に接続するための電源コード接続手段424をさらに備える場合もある。電源コード接続手段424は、ハウジング410の差込口に着脱可能に接続するためのコネクタまたはプラグ424、あるいは該差込口とつがいを成すコネクタまたはプラグ424である。他の実施形態では、電源コード420は、その反対側の端部において、ハウジング410と実質的に永久接続される(すなわち、配線される)場合がある。これらの実施形態の中には、電源コード420をハウジング410内に格納することができるものもある。当業者であれば接続手段420、422、424のこれらの実施形態および他の実施形態を容易に創作することができ、それらもすべて本発明の範囲内である。エネルギー供給が終わると、外部エネルギー源(たとえば、コンセント)から電源コード420が切り離され、このエネルギー貯蔵型バッテリー充電トレイシステム400は、ハウジング410の凹部に挿入されたバッテリー102を「コードレスに」充電する用意ができる。
【0047】
図6は、バッテリー充電システムの他の実施形態をホルスタ500の形態で示している。このバッテリー充電ホルスタシステム500は、デジタルカメラ(図示せず)や携帯電話104(図示のような)などの機器104を収容するように構成されている。ホルスタシステム500は、ベルトやストラップなど、ユーザが自分の衣類やバッグに関連して身に付ける物に装着することができるという点で容易に携行することができるので、バッテリー充電器100、100’を持ち運ぶ手段と、持ち運びながら機器104のバッテリーを充電する手段との両方を提供することができる。
【0048】
ホルスタシステム500は、ハウジング510に組み込まれたバッテリー充電器100、100’を備えている。ハウジング510は、機器104を収納するように構成された凹部520を有する。ホルスタシステム500は、凹部520内に、最終的にバッテリー充電器100、100’を機器104内のバッテリーと電気接続する充電器接続手段522をさらに備える。実施形態によっては、充電器接続手段522は、機器104側にある相補型接点(図示せず)と電気接続するための、凹部520内に設けられた電気接点522である。ホルスタシステム500は、外部エネルギー源(図示せず)と電気接続してバッテリー充電器100、100’を通電するための接続手段をさらに備える。
【0049】
実施形態の中には、このエネルギー源接続手段が、バッテリー充電トレイシステム400について上述した電源コード420などの電源コード(図示せず)を含むものもある。外部電源が利用できる場合、この電源コードを用いてバッテリー充電器100、100’を通電することができる。例えば、DCエネルギー源を使用するホルスタシステム500の一実施形態では、電源コードのプラグを自動車の補助電源ポートに挿入することにより、バッテリー充電器100、100’を通電することもできる。ACエネルギー源の場合、図5に示した電源コード420と同様の電源コードが使用される。
【0050】
実施形態に応じて、電源コードは、着脱可能(すなわち、ホルスタハウジング510から取り外し可能)にしたり、ハウジング510内に格納可能にすることもできる。他の実施形態では、エネルギー源接続手段が、ハウジング510と一体化されたプラグ(同様に図示せず)を備える場合もある。一体化プラグにより、必要に応じて、電源コード無しでホルスタ500を空きのACコンセントやDCコンセントに直接挿入し、バッテリー充電器100、100’を通電することが可能になる。実施形態の中には、一体型プラグ手段が、ハウジング510の表面から延ばした後、折畳みまたは格納できるようなプラグになっているものもある。格納式プラグは、ハウジング510の表面と同一面の位置まで格納されるのが好ましい。
【0051】
上記の例示的システム実施形態200、300、400と同様に、ホルスタシステム500も、AC外部電源およびDC外部電源のうちの一方または両方を使用するように構成される。ホルスタシステム500の通電が終わると、機器104をホルスタ500の凹部520内に配置すれば(図6の両矢印に示すように)いつでも機器104(たとえば、携帯電話)のバッテリーを充電できるようになる。さらに他の実施形態では、ホルスタハウジング510は、ホルスタハウジング510をベルト、ストラップ、衣類または鞄に固定する手段をさらに備え、ユーザがホルスタシステム500を容易に所持または携帯できるようにする場合がある。図6は一体型スロット形態の固定手段524の一実施形態を示すものであり、ベルトやストラップをこの固定手段に通すことで、ホルスタハウジング510をベルトやストラップに着脱可能に装着することができるようになっている。当業者であれば、他の固定手段を容易に創作することができ、それらすべても本発明の範囲内である。
【0052】
有利なことに、本発明によれば、バッテリー充電器100、100’は、外部電源に接続すること無くバッテリー102を充電することができる。そのため、システム実施形態200、300、400、500のうちのいずれかによるバッテリー充電器100、100’は、空いている従来のAC電源コンセントまたはDC電源コンセントを用いて通電することができるようになっている。バッテリー充電器100、100’の通電が終わると、例えばバッテリー駆動式装置104を持って旅行にでる場合、そのバッテリー充電器100、100’を旅行鞄、スーツケース、ブリーフケースまたはハンドバッグ(以降、「鞄」)に入れて携行することができる。旅行者は、次々と場所を移動している間、機器104のバッテリー102を充電するために、エネルギー貯蔵型バッテリー充電器100、100’に貯蔵されたエネルギーを容易に利用またはアクセスすることができる。例えば、鞄の中で機器104をエネルギー貯蔵型ドッキングポートシステム300の窪み状スロット320に挿入しておくことにより、次々と場所を移動している間にバッテリー102が充電される。同様に、エネルギー貯蔵型バッテリー充電システム200も、バッグの中で持ち運ばれながらバッテリー102を充電することができる。さらに、エネルギー貯蔵型バッテリー充電器100、100’は、AC電源コンセントやDC電源コンセントが利用できない場合や、利用するのに都合が悪い時でも、いつでもバッテリー102を充電するのに便利に使用することができる。
【0053】
本発明のさらに他の態様では、バッテリー駆動式装置のリチャージャブルバッテリーを充電するための方法600を提供する。方法600は、エネルギーを貯蔵するための携帯手段または携帯エネルギー貯蔵装置に貯蔵されたエネルギーでリチャージャブルバッテリーを充電するステップ620を含む。実施形態によっては、リチャージャブルバッテリーを充電するステップ620は、バッテリーを機器に取り付けた状態で入れたまま実施される場合がある。他の実施形態では、充電するステップ620は、バッテリーを機器から取り外した状態で実施される場合もある。
【0054】
図7は方法600の好ましい実施形態のフロー図を示していて、この方法は、エネルギー貯蔵装置にエネルギーを貯蔵するステップ610をさらに含む。エネルギー貯蔵装置は、ウルトラキャパシタ、キャパシタまたは高速充電バッテリーが好ましい。また、エネルギーはエネルギー貯蔵装置に高速に貯蔵されることが好ましい。エネルギーはバッテリーを充電する前に貯蔵され、バッテリーの充電が都合よく独立し、事実上コードレス充電になるようにすることが好ましい。上記のように、エネルギー貯蔵装置にエネルギーを貯蔵するのに要する時間は、バッテリーを充電するのに要する時間と比較して短い。また、上述したように、エネルギー貯蔵装置に高速に貯蔵されるエネルギー量は、再充電されたリチャージャブルバッテリが機器の平常動作または通常動作中に電力を供給するのに十分なだけの量である。
【0055】
好ましい実施形態の方法600は、外部エネルギー源からエネルギーを得るステップと、エネルギーをエネルギー貯蔵装置で貯蔵される形態に変換するステップ630とをさらに含む。前記エネルギーを得るステップは、前記エネルギー貯蔵装置を、限定はしないがAC電源コンセントまたはDC補助装置ポート等の外部エネルギー源に電気接続するステップを含むことが好ましい。前記変換するステップ630は、外部エネルギー源からの電圧および電流を貯蔵装置による貯蔵に適した電圧および電流に変換することを含む。そのような変換ステップ630が任意選択で実施される場合、該ステップ630は貯蔵ステップ610よりも前に実施される。エネルギーを得るステップ、変換するステップ630および貯蔵するステップ610が完了すると、貯蔵装置は外部エネルギー源から切り離すことが好ましい。
【0056】
例えば、変換するステップ630は、ACエネルギー源のAC電圧およびAC電流を、好ましいウルトラキャパシタ等の貯蔵装置での使用に適したDC電圧およびDC電流に変換することを含む場合がある。他の例では、変換するステップ630は、DCエネルギー源のDC電圧およびDC電流を、好ましいウルトラキャパシタでの使用に適したDC電圧およびDC電流に変換することを含む場合がある。エネルギーの貯蔵610に好ましいウルトラキャパシタを使用する場合の電圧および電流の適合性については、既に上で詳しく説明した。また、電圧および電流の適合性に関する詳細な情報は、ウルトラキャパシタの製造業者および/または仕入れ先から入手可能である。当業者であれば、過度の実験を行うことなく電圧および電流の適合性を容易に判定することができる。
【0057】
方法600は、任意選択で、バッテリーを充電するステップ620の前に、貯蔵装置に貯蔵されたエネルギーを調節するステップ640をさらに含む場合がある。好ましくは、調節するステップ640は、好ましいウルトラキャパシタの電圧および電流を適合させることを含む場合があり、その場合、バッテリーはそのウルトラキャパシタ電圧及び電流を用いて充電される。例えば、好ましいウルトラキャパシタ電圧のDC−DC変換を実施することにより、そのウルトラキャパシタの電圧を調節640することができる。他の実施例では、バッテリーを充電620する前に好ましいウルトラキャパシタの電流を調節640することにより、好ましいウルトラキャパシタの電流を制限または調節することができる。
【0058】
ここまで、バッテリー充電器100、100’、並びに、バッテリー充電器100、100’を採用したバッテリー充電システム200、300、400、500の幾つかの実施形態について説明してきた。また、リチャージャブルバッテリーを充電するための方法600のいくつかの実施形態についても説明した。上記の実施形態は、本発明の原理を示す多数の特定の実施形態のうちのいくつかを示す単なる例に過ぎないと考えるべきである。明らかに、当業者であれば、特許請求の範囲に規定した本発明の範囲から外れることなく、多数の他の構成を容易に創作することができる。
【0059】
【発明の効果】
本発明のエネルギー貯蔵型充電器は、外部電源から切り離された状態でリチャージャブルバッテリーを充電することができるので、外部電源が利用できない場所で使用することができる。また、リチャージャブルバッテリの充電は、バッテリを機器に取り付けたまま行なうこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッテリー充電器の一実施形態を示すブロック図である。
【図2A】バッテリー充電器を通電するために外部電源に接続された本発明のバッテリー充電器の一実施形態を示すブロック図である。
【図2B】本発明に従ってバッテリー駆動式装置のバッテリーを充電するため、該バッテリーに接続されたバッテリー充電器の一実施形態を示すブロック図である。
【図3】バッテリー駆動式装置の例に関連して本発明によるバッテリー充電器の一実施形態を示す斜視図である。
【図4】バッテリー駆動式装置の例に関連して本発明によるバッテリー充電器の他の実施形態を示す斜視図である。
【図5】複数のリチャージャブルバッテリーの例に関連して本発明によるバッテリー充電器の他の実施形態を示す斜視図である。
【図6】他のバッテリー駆動式装置の例に関連して本発明によるバッテリー充電器のさらに他の実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明に従ってリチャージャブルバッテリーを充電するための方法を示すフロー図である。
Claims (10)
- エネルギーを貯蔵するバッテリー充電器(100,100’)であって、
外部エネルギー源(106)から得られたエネルギーを変換するための電力変換手段(110)と、
前記電力変換手段(110)の出力に接続されたエネルギー貯蔵手段(120)と、
から構成され、
前記電力変換手段が前記得られたエネルギーをエネルギー貯蔵手段(120)に貯蔵(610)される形態に変換し、前記エネルギーがバッテリー(102)の充電に使用される時まで貯蔵(610)され、前記外部エネルギー源(106)からのエネルギーの貯蔵(610)が前記バッテリーの充電(620)と独立している、バッテリー充電器。 - 前記エネルギー貯蔵手段(120)がウルトラキャパシタおよびキャパシタのうちのいずれか一方または両方であり、前記エネルギー貯蔵手段(120)は前記バッテリー(102)の充電(620)に要する時間よりも短時間でエネルギーを貯蔵(610)する、請求項1のバッテリー充電器。
- 前記エネルギー貯蔵手段(120)は、前記バッテリー(102)を充電(620)するのに要する1時間以上ではなく数秒または数分でエネルギーを貯蔵(610)する高速充電バッテリーである、請求項1のバッテリー充電器。
- 前記外部エネルギー源(106)が交流(AC)エネルギー源または直流(DC)エネルギー源であり、前記バッテリー充電器(100,100’)が携帯性であるのに対して前記エネルギー源(106)の各々が固定されていて、前記電力変換手段(110)がAC−DC変換器およびDC−DC変換器のうちのいずれか一方または両方を含み、前記電力変換手段(110)が電力を前記エネルギー貯蔵手段(120)に貯蔵できる直流電流(DC)および直流電圧(VDC)に変換する、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のバッテリー充電器。
- 前記バッテリー充電(620)が前記エネルギーの貯蔵(610)と独立していて、前記エネルギー貯蔵型バッテリー充電器(100,100’)は外部エネルギー源(106)に無接続で前記バッテリー(102)を充電(620)する、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のバッテリー充電器。
- 前記エネルギー貯蔵手段に貯蔵されたエネルギーを調節するための電力調節手段(130)を更に含み、該電力調節手段(130)は貯蔵されたエネルギーを前記バッテリー(102)の充電に適合させる(640)ように構成される、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のバッテリー充電器。
- 請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載のバッテリー充電器(100,100’)を含み、
前記バッテリー充電器(100,100’)を囲うハウジング(210,310,410,510)と、前記バッテリー充電器(100,100’)を前記外部電源(106)に接続してエネルギーを得るためのエネルギー源接続手段(212,420)と、
前記バッテリー充電器(100,100’)を前記バッテリー(102)に接続して該バッテリー(102)を充電するためのバッテリー充電接続手段(220,322,522)と、
を更に含み、
前記電力変換手段(110)の入力が前記エネルギー源接続手段(212,420)に接続され、前記エネルギー貯蔵手段(120)の出力が前記バッテリー充電接続手段(220,322,522)に接続されている、バッテリー充電システム(200,300,400,500)。 - 前記エネルギー源接続手段(212,420)が交流電源(AC)コンセントおよび直流電源(DC)コンセントのうちのいずれか一方または両方に差し込まれるように構成されたプラグ(212,422)を含み、
前記プラグ(212)はハウジング(210,310,510)と一体型になっていて、コンセントに取り付けるときはハウジング(210,310,510)から伸び出し、使用しないときは該ハウジングの表面付近まで縮むように、任意選択で可動式になっているか、あるいは、前記プラグ(422)は電気コード(420)の第1の端部に接続され、該電気コード(420)の第2の端部が前記ハウジング(310,410,510)に接続可能になっていて、前記電気コードが前記ハウジング(310,410,510)に任意選択で格納式に接続されている、請求項7のバッテリー充電システム。 - 前記ハウジング(310,510)が凹部(320,520)をさらに備え、前記バッテリー充電接続手段(322,522)が前記凹部(320,520)に配置され、前記凹部がバッテリー駆動式装置(104)を収容するように構成され、前記バッテリー駆動式装置(104)が前記凹部に収容されると、前記バッテリー充電接続手段(322,522)が前記バッテリー駆動式装置上の装置接続手段に接続され、入れたままバッテリー(102)充電するためのバッテリー(102)への電気接続が最終的に達成されるようになっている、請求項7または請求項8に記載のバッテリー充電システム。
- 前記ハウジング(410)が凹部をさらに備え、前記バッテリー充電接続手段が前記凹部に配置され、前記凹部が1以上の前記バッテリー(102)を該凹部に収容して該バッテリー(102)を直接充電するように構成され、前記バッテリー(102)が前記凹部に収容されると、前記バッテリー充電接続手段が前記バッテリ(102)のバッテリー接点に接続され、前記バッテリー(102)を使用する電子装置(104)の外部にあるバッテリー(102)を充電するための該バッテリー(102)への電気接続が達成されるようになっている、請求項7〜8のうちのいずれか一項に記載のバッテリー充電システム。
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