JP2004040355A - 番組インデックス収集付与方法、番組インデックス収集付与装置、番組インデックス収集付与プログラム - Google Patents

番組インデックス収集付与方法、番組インデックス収集付与装置、番組インデックス収集付与プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】大量の番組に対し、包括的なインデキシングを行うことができる番組インデックス収集付与方法、番組インデックス収集付与装置、番組インデックス収集付与プログラムを提供する。
【解決手段】番組を視聴する視聴者、番組を提供する番組提供者が通信回線網を利用することで連携して、番組の内容を識別するインデックスを収集して付与する番組インデックス収集付与装置3であって、基礎データ付与手段7aと、データ収集手段7bと、編集評価手段7cと、を備えた。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線網を介して、番組の内容を識別する情報である番組インデックスを収集する番組インデックス収集付与方法、番組インデックス収集付与装置、番組インデックス収集付与プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、放送用の番組を提供する番組提供者(放送局)や当該番組を蓄積している番組配給業者は、過去に制作されたドラマやバラエティー等の番組や、スポーツ、報道といった実時間で生成される番組等、膨大な数の番組を保有している。これらの膨大な数の番組を活用するために、以前より、番組の内容を識別する情報である番組インデックスを番組に付与するインデキシング作業が、番組を提供する番組提供者(放送局)側で行われている。
【0003】
このインデキシング作業の従来技術として、例えば、番組のデータの物理的特徴によりインデキシングを行うもので、番組内の画像の色や、動きベクトルの特徴量、画面構成、音声の大きさや、スペクトルの特徴量を用いてインデキシングを行うものがある。ちなみに、このインデキシング作業では、番組の内容が加味されず、仮に、番組内の音声データを、音声認識技術で認識し、この認識精度が将来的に100%になった場合であれば、番組内の音声データから台詞をテキストデータ化して、これに基づいて、番組の内容が加味されたインデキシング作業を行うことは可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、音声認識技術を用いたインデキシング作業であっても、番組内のシーン(場所)や内容の表記、例えば、ドラマ等において、登場人物が手を握る等をテキストデータ化することが出来ない。
【0005】
また、インデキシング作業は、番組提供者(放送局)側において多数の人手を要し、しかも、デジタル放送の進展に伴い飛躍的に増大する番組数に対応して、番組提供者のみでインデキシング作業を行うことは非常に多くのコストがかかるという問題がある。
つまり、大量の番組に対する包括的なインデキシング技術が開発されていないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は前記した従来の技術が有する課題を解消し、大量の番組に対し、包括的なインデキシングを行うことができる番組インデックス収集付与方法、番組インデックス収集付与装置、番組インデックス収集付与プログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記した目的を達成するため、以下に示す構成とした。
請求項1記載の番組インデックス収集付与方法は、番組を視聴する視聴者、番組を提供する番組提供者が通信回線網を利用することで連携して、番組の内容を識別するインデックスを収集して付与する番組インデックス収集付与方法であって、前記インデックスを入力するためのインデックス入力画面を前記番組それぞれに付加して、前記視聴者が所持し、入力手段を備える受信機に送信し、当該番組を前記視聴者に視聴させるインデックス入力画面付加番組送信ステップと、前記インデックス入力画面が付加されている番組を視聴する視聴者が任意に前記入力手段で当該インデックス入力画面にインデックスを入力し、入力されたインデックスおよび当該視聴者を識別する視聴者情報を、前記通信回線網を介して前記番組提供者が収集するインデックス収集ステップと、このインデックス収集ステップにおいて収集されたインデックスを、予め設定した番組基準に基づいて評価して、評価した評価結果に基づいて、前記番組それぞれにインデックスを付与するインデックス付与ステップと、前記視聴者情報に基づいて、インデックスを入力した視聴者以外の視聴者にインデックスを付与した番組を視聴させて、当該インデックスが番組の内容を識別するための指標として有用か否かのインデックスの有効性を判別するインデックス有効判別ステップと、このインデックス有効判別ステップにおいて判別されたインデックスの有効性に基づいて前記番組それぞれに付与されているインデックスを修正するインデックス修正ステップと、を含むことを特徴とする。
【0008】
この方法によれば、まず、インデックス入力画面付加番組送信ステップにおいて、インデックス入力画面が付加された番組が視聴者側に送信される。視聴者側では、送信された番組を視聴して、視聴した結果、番組の内容を識別するインデックスをインデックス入力画面に入力する。そして、インデックス収集ステップにおいて、視聴者側でインデックス入力画面を利用して入力されたインデックスと視聴者を識別する視聴者情報とが収集される。続いて、インデックス付与ステップにおいて、収集されたインデックスが評価され、評価結果に基づいて、番組にインデックスが付与される。通常この状態で番組インデックスの収集は完了するが、インデックスの信憑性を評価するために、インデックス有効判別ステップにおいて、当該インデックスを付与した番組を、インデックス入力画面を介して入力してきた視聴者以外の視聴者に視聴させて、インデックスの有効性(普遍性)を判別し、インデックス修正ステップにおいて、判別結果に基づいてインデックスが修正される。
【0009】
なお、インデックス入力画面は、番組の映像がカラーヒストグラムを用いた映像分節化手法によって、物理的な特徴量(映像特徴量)に従い自動的にカット分割されたものに、入力手段でコメントが入力できる入力欄を備えたものである。また、インデックス入力画面が生放送の番組に付加される場合、次の番組が視聴できるように、視聴者側の受信機の画面表示が分割され、インデックス入力画面と、現在放送している番組表示がなされる。
【0010】
請求項2記載の番組インデックス収集付与装置は、番組を視聴する視聴者、番組を提供する番組提供者が通信回線網を利用することで連携して、番組の内容を識別するインデックスを収集して付与する番組インデックス収集付与装置であって、前記インデックスを入力するためのインデックス入力画面を前記番組それぞれに付加して、前記視聴者が所持し、入力手段を備える受信機に送信し、当該番組を前記視聴者に視聴させるインデックス入力画面付加番組送信手段と、前記インデックス入力画面が付加されている番組を視聴する視聴者が任意に前記入力手段で当該インデックス入力画面にインデックスを入力し、入力されたインデックスおよび当該視聴者を識別する視聴者情報を、前記通信回線網を介して前記番組提供者が収集するインデックス収集手段と、このインデックス収集手段で収集されたインデックスを、予め設定した番組基準に基づいて評価して、評価した評価結果に基づいて、前記番組それぞれにインデックスを付与するインデックス付与手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
かかる構成によれば、インデックス入力画面付加番組送信手段で、インデックス入力画面が付加された番組が視聴者側に送信される。視聴者側では、送信された番組を視聴して、視聴した結果、番組の内容を識別するインデックスをインデックス入力画面に入力する。そして、インデックス収集手段で、視聴者側でインデックス入力画面を利用して入力されたインデックスと視聴者を識別する視聴者情報とが収集される。続いて、インデックス付与手段で、収集されたインデックスが評価され、評価結果に基づいて、番組にインデックスが付与される。
【0012】
請求項3記載の番組インデックス収集付与装置は、請求項2に記載の番組インデックス収集付与装置において、前記視聴者情報に基づいて、インデックスを入力した視聴者以外の視聴者にインデックスを付与した番組を視聴させて、当該インデックスが番組の内容を識別するための指標として有用か否かのインデックスの有効性を判別するインデックス有効判別手段と、このインデックス有効判別手段で判別されたインデックスの有効性に基づいて前記番組それぞれに付与されているインデックスを修正するインデックス修正手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
かかる構成によれば、インデックスの信憑性を評価するために、インデックス有効判別手段で、当該インデックスを付与した番組を、インデックス入力画面を介して入力してきた視聴者以外の視聴者に視聴させて、インデックスの有効性(普遍性)が判別され、インデックス修正手段で、判別結果に基づいてインデックスが修正される。
【0014】
請求項4記載の番組インデックス収集付与装置は、請求項2または請求項3に記載の番組インデックス収集付与装置において、提供した番組を蓄積する番組蓄積手段を備え、前記視聴者が視聴した番組に関して、インデックスを付与した場合および当該番組に付与されているインデックスを評価した場合に、前記視聴者情報に従って、当該視聴者が所望する番組を、前記番組蓄積手段に蓄積されている番組から検索して当該視聴者に提供する視聴者所望番組提供手段を備えることを特徴とする。
【0015】
かかる構成によれば、番組蓄積手段で提供した番組が蓄積されており、視聴者所望番組提供手段で、インデックス収集に協力してくれた視聴者に対し、視聴者が所望する(視聴したい)番組を蓄積されている番組の中から検索し、視聴者に提供される。なお、提供される番組を無料で視聴者に視聴させることも、各番組に料金を設定して当該料金を視聴者より徴収することも任意に設定することができる。
【0016】
請求項5記載の番組インデックス収集付与プログラムは、番組を視聴する視聴者、番組を提供する番組提供者が通信回線網を利用することで連携して、番組の内容を識別するインデックスを収集して付与する装置を、以下に示す手段として機能させることを特徴とする。当該装置を機能させる手段は、前記インデックスを入力するためのインデックス入力画面を前記番組それぞれに付加して、前記視聴者が所持し、入力手段を備える受信機に送信し、当該番組を前記視聴者に視聴させるインデックス入力画面付加番組送信手段、前記インデックス入力画面が付加されている番組を視聴する視聴者が任意に前記入力手段で当該インデックス入力画面にインデックスを入力し、入力されたインデックスおよび当該視聴者を識別する視聴者情報を、前記通信回線網を介して前記番組提供者が収集するインデックス収集手段、このインデックス収集手段で収集されたインデックスを、予め設定した番組基準に基づいて評価して、評価した評価結果に基づいて、前記番組それぞれにインデックスを付与するインデックス付与手段、前記視聴者情報に基づいて、インデックスを入力した視聴者以外の視聴者にインデックスを付与した番組を視聴させて、当該インデックスが番組の内容を識別するための指標として有用か否かのインデックスの有効性を判別するインデックス有効判別手段、このインデックス有効判別手段で判別されたインデックスの有効性に基づいて前記番組それぞれに付与されているインデックスを修正するインデックス修正手段、である。
【0017】
かかる構成によれば、インデックス入力画面付加番組送信手段で、インデックス入力画面が付加された番組が視聴者側に送信される。視聴者側では、送信された番組を視聴して、視聴した結果、番組の内容を識別するインデックスをインデックス入力画面に入力する。そして、インデックス収集手段で、視聴者側でインデックス入力画面を利用して入力されたインデックスと視聴者を識別する視聴者情報とが収集される。続いて、インデックス付与手段で、収集されたインデックスが評価され、評価結果に基づいて、番組にインデックスが付与される。さらに、インデックスの信憑性を評価するために、インデックス有効判別手段で、当該インデックスを付与した番組を、インデックス入力画面を介して入力してきた視聴者以外の視聴者に視聴させて、インデックスの有効性(普遍性)が判別され、インデックス修正手段で、判別結果に基づいてインデックスが修正される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
この実施の形態の説明では、まず、番組インデックス収集付与システム(番組インデックス収集付与装置と視聴者が所持する視聴者端末を包含)の構成を説明し、次に、番組インデックス収集付与システムの動作を説明し、続いて、インデックス入力画面の例、汎用のメタデータの例を説明し、最後に番組インデックス収集付与システムの実際の活用例について説明する。
【0019】
(番組インデックス収集付与システムの構成)
図1は、番組インデックス収集付与システムのブロック図である。この図1に示すように、番組インデックス収集付与システム1は、番組インデックス収集付与装置3と、複数の視聴者端末5とを備え、これらがネットワークを介して接続されている。図1では、図示されている視聴者端末5は、1台だけであるが、実際には、視聴者端末5は多数存在している。
【0020】
番組インデックス収集付与システム1は、番組の提供サービスを享受する不特定多数の視聴者の協力の下、当該視聴者によって、番組を視聴してもらい、視聴した後、番組の内容を識別するための情報であるインデックスを入力してもらって、このインデックスを収集して番組に付与するものである。また、この番組インデックス収集付与システム1は、インデックスを付与した番組を別の視聴者に視聴させることで、インデックスの有効性を判別して修正していく機能を有するものである。
【0021】
(番組インデックス収集付与装置)
番組インデックス収集付与装置3は、インデックスを入力するためのインデックス入力画面と番組とを視聴者端末5に送信して、視聴者端末5で入力されたインデックスを収集するもので、主制御部7と、記憶部9と、表示部11と、送受信部13とを備えている。
【0022】
主制御部7は、番組インデックス収集付与装置3の制御を司るもので、基礎データ付与手段7aと、データ収集手段7bと、編集評価手段7cと、データ照合手段7dと、番組送出手段7eと、データベース作成手段7fと、データ表示手段7gと、視聴者評価付与手段7hとを備えている。なお、これら7a〜7hは、主制御部7に展開するプログラムである。
【0023】
基礎データ付与手段7aは、送出する番組にインデックス入力画面を付与するものである。この基礎データ付与手段7aは、送出される番組が生放送であるか、記憶部9に記憶されている番組であるかを問わずに、インデックス入力画面を付与する。この基礎データ付与手段7aによって付与されるインデックス入力画面は、番組の映像がカラーヒストグラムを用いた映像分節化手法によって、物理的な特徴量(映像特徴量)に従い自動的にカット分割されたものに、視聴者端末5の入力手段(後記する)でコメントが入力できる入力欄を備えたものである。また、インデックス入力画面が生放送の番組に付加される場合、次の番組が視聴できるように、視聴者側の受信機の画面表示が分割され、インデックス入力画面と、現在放送している番組表示がなされる。また、この基礎データ付与手段7aが請求項に記載したインデックス入力画面付加番組送信手段に相当するものである。
【0024】
なお、生放送されている番組の場合には、番組提供側(放送局側)の制作意図に沿ったインデックスが得られるように、生放送されている番組に応じた、例えば、番組のジャンルに応じた「インデックス入力画面雛形」がテンプレート化されており、このテンプレートに基づいて、インデックス入力画面が生成され、当該生放送されている番組に付与される。この場合、視聴者は、生放送されている番組を視聴した結果、番組中のシーン毎の場所、登場人物、台詞等の情報をインデックスとし、インデックス入力画面にテキストデータとして入力する。また、インデックス入力画面は、デジタル放送のデータ放送部分が利用されて送信されるかインターネット等の通信回線網を介して送信される。
【0025】
なお、番組のジャンルに応じた「インデックス入力画面雛形」がテンプレート化されている例として、例えば、スポーツ中継等の生番組の場合には、番組内容の性質上(正確な時刻情報が必要)、タイムコードが付加されているインデックス入力欄が設定されている。ただし、この基礎データ付与手段7aは、映像分節化手法に基づいて自動的にカット分割した(分節化した)インデックス入力画面を生成するものであり、生番組、特にスポーツ中継の場合に、文章入力をし始めた時間情報(タイムコード)が視聴者に提示されるように、インデックス入力画面を生成するものである。
【0026】
また、蓄積されている番組の場合には、予め視聴者の所望する番組を、インターネット等の通信回線網を介して受信しておき、当該所望する番組が送信されると共に、番組提供側(放送局側)では、基礎データ付与手段7aで、この所望する番組に対応するインデックス入力画面が当該番組に付与される。インデックスの入力は、生放送されている番組の場合と同様に行われる。なお、この場合、視聴者は、蓄積されている番組にインデックスを付与した見返りとして、例えば、他のペイ・パー・ビューの番組を無料で視聴できる等の特典が当該視聴者に与えられる(実際の情報の流れについては後記する)。
【0027】
データ収集手段7bは、視聴者端末5で入力されたインデックス(メタデータ)および付加された視聴者情報(視聴者を識別する視聴者IDを含む)を収集し、番組毎に付されている基本情報(番組メタデータ)に基づいて、収集されたインデックスを仕分けするものである。このデータ収集手段7bには、視聴者端末5でインデックスと視聴者情報とが暗号化されている場合に、復号する復号機能(後記するデータ照合手段7dの説明を参照)が含まれている。なお、このデータ収集手段7bが請求項に記載したインデックス収集手段に相当するものである。
【0028】
編集評価手段7cは、収集されたインデックスが、予め設定されている既定量に達した番組について、当該インデックスを、設定されている番組提供側の編集方針基準や放送基準等を反映したテンプレートマッチング、言語解析等により自動編集する、つまり、自動編集した編集結果を番組に適切なインデックスとして、番組に付与するものである。なお、この実施の形態では、編集評価手段7cは、まず、得られたインデックスに対し、形態素解析を行って、この解析で得られた時の出力単語に対して、番組提供側(放送局側)の定めた、ある一定基準を記したデータベース(図示せず、例えば、記憶部9に記憶されている番組基準ハンドブックデータベース)とマッチングを行うものであり、さらに、言い換えのできる単語について置換を行っており、できない単語に関しては削除するものである。
【0029】
そして、編集評価手段7cは、インデックスとして、土地、場所、登場人物等の固有名詞に対して補完を行う機能を有している。例えば、インデックスの各所に(山田) (山田一郎) (一郎)といった“表記ゆれ”が見られた場合に、(山田一郎)に補完して表記を統一することが挙げられ、さらに、文章に対しては、視聴者の評価によって優先順位を定める機能(評価が高いインデックスを優先する)を有している。その他、インデックスは、インデックス入力画面で分割されているカット毎に出現単語によるクラスタリングを行って、評価の高いインデックスとの距離が近いものにおいて、評価の高いインデックスに出現していない単語を含む文章があった場合に、それを補足して挿入する(編集する)機能を有する。
【0030】
また、編集評価手段7cは、一つの番組に対して複数のインデキシングが行われた場合、自動的に付加されたインデックスをマージする(間引く)機能を有するものである。視聴者が行ったインデックス付けは、マージされたインデックスの文書校正を含むものである。なお、この編集評価手段7cが請求項に記載したインデックス付与手段に相当するものである。
【0031】
また、この番組インデックス収集付与装置3では、よりインデックスの品質を高めたい場合には、この編集評価手段7cを利用することなく、手動で(図示を省略した入力手段を用いて)、収集されたインデックスを推敲することができる。
【0032】
データ照合手段7dは、編集評価手段7cで自動編集された編集結果と、各視聴者から送信されてくるインデックスの適合率を計算し、インデックスの評価付けを行う(インデックスの評価結果を出力する)ものである。また、データ照合手段7dは、評価結果に基づいて新たに視聴者ID(新視聴者ID)を付与する。ちなみに、このインデックスの評価結果が用いられて、新視聴者IDに基づき各視聴者にフィードバックされるサービスの内容が主制御部7によって決定される。
なお、サービスの内容は、例えば、視聴者からリクエストされた番組を送信することや、その際の料金を無料にする、或いは一定の料金より減額する等が想定される。
【0033】
番組送出手段7eは、視聴者端末5から記憶部9に記憶している番組についてリクエスト(番組リクエスト、以下、リクエストされた番組をリクエスト番組という)があった場合に、視聴者ID(新視聴者ID)に基づいて、当該リクエスト番組を送出するか否かを判断し、送出すると判断した場合に送受信部13を介して視聴者端末5に当該リクエスト番組を送出させるものである。なお、この番組送出手段7eが請求項に記載した視聴者所望番組提供手段に相当するものである。
【0034】
データベース作成手段7fは、記憶部9に記憶されている番組について、リクエストされた番組の番組名と、この番組に付与されているインデックスと、このインデックスを主に入力した視聴者IDとからなるデータベースを作成するものである。
【0035】
データ表示手段7gは、データベース作成手段7fによって作成されたデータベースを参照して、インデックス評価入力画面を生成し、送受信部13を介して視聴者端末5に送出するものである。この実施の形態では、インデックス評価入力画面は、番組に付与されている各インデックス(代表的なインデックス数カ所)について、5点満点で点数(インデックス評価点)を入力するように構成されたものである。
【0036】
視聴者評価付与手段7hは、視聴者端末5でインデックス評価入力画面にて入力されたインデックスの評価に基づいて、インデックスの有効性を判別して、当該インデックスが付与されている番組にインデックス評価情報として付与するものである。また、この視聴者評価付与手段7hは、入力されたインデックス評価に基づいて、インデックスを修正する(削除する)機能を有するものである。
【0037】
この実施の形態では、インデックスの有効性は、視聴者によってインデックス評価入力画面で入力されたインデックス評価点の平均値が、予め設定された閾値以上であれば、有効であると判別され、閾値未満であれば、有効でないと判別されるものである。なお、この視聴者評価付与手段7hが請求項に記載したインデックス有効判別手段、インデックス修正手段に相当するものである。
【0038】
記憶部9は、大容量のハードディスク、磁気テープ、連装のDVD−ROM等から構成されるもので、現在放送している番組(生放送の番組)および従前放送した番組を記憶すると共に、収集されたインデックス、インデックス評価情報を記憶するものである。この記憶部9が請求項に記載した番組蓄積手段に相当するものである。
【0039】
表示部11は、一般的なCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等で構成されるもので、基礎データ付与手段7aで生成されるインデックス入力画面、データ表示手段7gで生成されるインデックス評価入力画面を表示するものである。
送受信部13は、放送伝送路、インターネット等の通信回線網(通信伝送路)にインデックス入力画面またはインデックス評価入力画面が付加されている番組を送信(送出)すると共に、視聴者端末5から送信されるインデックス、インデックス評価情報を受信するものである。
【0040】
この番組インデックス収集付与装置3によれば、基礎データ付与手段7aでインデックス入力画面が付加された番組が視聴者側に送信される。視聴者側では、送信された番組を視聴して、視聴した結果、番組の内容を識別するインデックスをインデックス入力画面に入力する。そして、データ収集手段7bで、視聴者側でインデックス入力画面を利用して入力されたインデックスと視聴者を識別する視聴者情報とが収集される。続いて、編集評価手段7cで、収集されたインデックスが評価され、評価結果に基づいて、番組にインデックスが付与される。このため、番組のインデックスを視聴者の協力によって得ることができ、以前に放送された番組が記憶部9に大量に記憶されている場合であっても、容易にインデキシングを行うことができる。
【0041】
また、視聴者評価付与手段7hで、インデックスの信憑性を評価するために、当該インデックスを付与した番組を、インデックス入力画面を介して入力してきた視聴者以外の視聴者に視聴させて、インデックスの有効性(普遍性)が判別され、判別結果に基づいてインデックスが修正される。このため、視聴者の協力によって、大量の番組に対し、包括的にインデキシングを行うことができる。
【0042】
さらに、記憶部9に記憶されている番組が、番組送出手段7eで、視聴者ID(新視聴者ID)に基づいて、インデックス収集に協力してくれた視聴者に対し、視聴者が所望する(視聴したい)番組が記憶されている番組の中から検索され、視聴者に提供される。このため、視聴者が、率先してインデックス収集に協力してくれることが想定され、この視聴者の協力によって大量の番組に対し容易にインデキシングを行うことができる。
【0043】
(視聴者端末)
視聴者端末5は、視聴者が所有し、番組を表示出力する受信機に相当するもので、主制御部15と、記憶部17と、表示部19と、送受信部21と、入力部23とを備えている。
主制御部15は、この視聴者端末5の制御を司るもので、データ変換手段15aと、視聴者情報付与手段15bと、暗号鍵生成付与手段15cとを備えている。
【0044】
データ変換手段15aは、表示部19に表示された番組を視聴した結果、送信側の番組インデックス収集付与装置3で付加されたインデックス入力画面に、入力部23を用いて入力したデータ(テキストデータ)をメタデータに変換するものである。この実施の形態では、メタデータは、全ての番組に対して共通な汎用メタデータであって、XML形式で記述されたものである。また、変換されたXML形式のデータはXSLを用いてMPEG7のデータ等に容易に変換することができる。
【0045】
視聴者情報付与手段15bは、入力部23を利用し、インデックス入力画面を通じて入力したインデックス(変換後のメタデータ)に、記憶部17に記憶している視聴者情報(視聴者IDを含む)を付与するものである。
暗号鍵生成付与手段15cは、データ変換手段15aで変換されたメタデータと視聴者情報とに基づいて、暗号化用の鍵を生成し、この暗号化用の鍵で視聴者情報が付加されたメタデータを暗号化し、当該暗号化用の鍵を付与するものである。さらに、このメタデータは、視聴者毎に一意であり、番組提供側(放送局側)からのサービス提供・享受管理の基本として活用されるものである。
【0046】
この実施の形態では、暗号化用の鍵として秘密鍵と公開鍵とが生成される。秘密鍵と公開鍵とは1対のものであり、公開鍵で暗号化されたデータは、唯一対となる秘密鍵でしか暗号解読(復号)することは出来ず、この秘密鍵と公開鍵のうち、秘密鍵は、記憶部9に保持され、外部に送出されることはない。この暗号鍵生成付与手段15cによって、入力部23を利用して入力したインデックスに対して一意に番組提供側(放送局側)からサービスが提供されるため、悪意ある第三者が不正手段によって番組提供側(放送局側)からサービスを享受することを防ぐことができる。このようにして生成されたインデックス(メタデータ)、視聴者情報、公開鍵が送受信部21を介して、送信側の番組インデックス収集付与装置3に送信される。
【0047】
記憶部17は、大容量のハードディスク、磁気テープ、連装のDVD−ROM等から構成されるもので、視聴者端末5を使用する視聴者の個人情報である視聴者情報と、視聴者を識別するための視聴者ID(新視聴者ID)と、暗号鍵生成付与手段15cで生成された暗号化用の鍵(この実施の形態では、秘密鍵)とを記憶するものである。
【0048】
表示部19は、一般的なCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等で構成されるもので、送信側から送信された番組、インデックス入力画面、インデックス評価入力画面(図1中、相互評価表示)等を表示するものである。
【0049】
送受信部21は、放送伝送路、インターネット等の通信回線網(通信伝送路)に、送信側の番組インデックス収集付与装置3から送信されるインデックス入力画面またはインデックス評価入力画面が付加されている番組を受信すると共に、インデックス、インデックス評価情報を送信(送出)するものである。
【0050】
入力部23は、キーボード、マウス、リモコン等を含んでなるもので、視聴者がインデックスとして、インデックス入力画面にテキストデータを入力する際や、インデックス評価入力画面にインデックス評価点を入力する際に供されるものである。
【0051】
(番組インデックス収集付与システムの動作)
次に、図2、図3に示すシーケンスチャートを参照して、番組インデックス収集付与システム1の動作を説明する。なお、この図2、図3に示したシーケンスチャートは、1台の番組インデックス収集付与装置3と、2台の視聴者端末5とが動作した場合を説明したものである。
【0052】
まず、番組インデックス収集付与装置3の基礎データ付与手段7aで、送出する番組にインデックス入力画面が付加される(A1)。インデックス入力画面が付加された番組は、送受信部13を介して、視聴者端末5に送信される(A2)。
すると、視聴者端末5では、送受信部21でインデックス入力画面が付加された番組が受信される(B1)。インデックス入力画面が付加された番組は、表示部19に表示される(B2)。番組を視聴した視聴者は、インデックスとして入力部23を利用してテキストデータを入力する(B3)。入力されたテキストデータは、データ変換手段15aでメタデータに変換される(B4)。メタデータに変換されたインデックスに記憶部17に記憶されている視聴者情報が視聴者付与手段15bで付与される(B5)。
【0053】
続いて、暗号鍵生成付与手段15cで暗号化用の鍵(図中、暗号鍵)がメタデータと、視聴者情報とに基づいて生成され、この暗号化用の鍵でメタデータと視聴者情報とが暗号化され、この暗号化用の鍵が付与される(B6)。そして、暗号化されたメタデータおよび視聴者情報と、暗号化用の鍵とが送受信部21から送信側の番組インデックス収集付与装置3に送信される(B7)。
【0054】
番組インデックス収集付与装置3では、送受信部13によって、視聴者端末5側で暗号化されたメタデータおよび視聴者情報と、暗号化用の鍵とが受信される(A3)。主制御部7のデータ収集手段7bで複数の視聴者端末5から送信されたインデックス(メタデータ)と、視聴者情報とが収集される(A4)。収集されたインデックス(メタデータ)は、編集評価手段7cで評価され、評価された評価結果に基づいて、番組に付与され、記憶部9にインデックス付与番組として記憶される(A5)。
【0055】
さらに、データ照合手段7dで、編集評価手段7cで自動編集された編集結果(インデックス付与番組)と、各視聴者から送信されてくるインデックスの適合率が計算され、インデックスの評価付けがなされる(A6)。また、図示を省略したが、視聴者端末5から番組リクエストがあった場合に、このデータ照合手段7dで、番組リクエストと共に視聴者端末5から送信された視聴者ID(新視聴者ID)と、記憶部9に記憶されている視聴者ID(新視聴者ID)とが照合され、照合された結果に基づいて、番組送出手段7eでリクエストをしてきた視聴者端末5に当該リクエスト番組が送出される(A7)。
【0056】
さらに、この番組インデックス収集付与装置3では、視聴者によって入力されたインデックスを別の視聴者に評価させることで、インデックスの評価がなされ、修正される場合には、データベース作成手段7fでインデックスを評価させる番組に関して、番組名と、インデックスと、視聴者情報とを少なくとも含むデータベースが作成される(A8)。そして、データ表示手段7gでインデックスを評価させる番組にインデックス評価入力画面が付加される(A9)。このインデックス評価入力画面が付加された番組が送受信部13から別の視聴者端末5に送信される(A10)。
【0057】
ここから、図3を参照して説明を続ける。視聴者端末5では、送受信部21でインデックス入力画面が付加された番組が受信される(B8)。インデックス評価入力画面が付加された番組は、表示部19に表示される(B9)。番組を視聴した視聴者は、テキストデータ(視聴者のインデキシングに関するコメント等)およびインデックス評価点を、入力部23を利用して入力する(B10)。入力されたテキストデータは、データ変換手段15aでメタデータに変換される(B11)。メタデータに変換されたインデックスと、インデックス評価点とに記憶部17に記憶されている視聴者情報が視聴者付与手段15bで付与される(B12)。
【0058】
続いて、暗号鍵生成付与手段15cで暗号化用の鍵(図中、暗号鍵)がメタデータと、視聴者情報とに基づいて生成され、この暗号化用の鍵でメタデータと視聴者情報とが暗号化され、この暗号化用の鍵が付与される(B13)。そして、暗号化されたメタデータおよび視聴者情報と、暗号化用の鍵とが送受信部21から送信側の番組インデックス収集付与装置3に送信される(B14)。
【0059】
そして、番組インデックス収集付与装置3の視聴者評価付与手段7hでインデックス評価点に基づいて、インデックスの有効性が判別され、さらに、メタデータ(視聴者のインデキシングに関するコメント等)が番組に付与されて、記憶部9に記憶される(A11)。
【0060】
この番組インデックス収集付与装置3と視聴者端末5との動作によって番組に付与されたインデックスは、主に、番組内の映像検索に利用することができる。例えば、番組単位の映像検索ではなく、特定の登場人物の検索(例として、著名な野球選手のインタービューシーンの検索)や、内容による検索をすることができる。また、収集したインデックスに基づいて、番組要約技術に応用することができる。例えば、1時間番組を10分のダイジェスト番組に短縮することが挙げられる。さらに、インデックスの内容に基づいて、番組の映像をキャプチャした静止画と共に、番組の内容を漫画表現することや、インデックスの内容に基づいて新たな番組を制作することなどが挙げられる。
【0061】
(インデックス入力画面の例)
次に、図4を参照して、インデックス入力画面について説明する。
図4に示したように、インデックス入力画面は、図4中、上方からタイトル(番組名またはサブタイトル)を入力する「タイトル入力欄」と、番組の要旨を入力する「要旨入力欄」と、番組に出演している出演者の名前を入力する「出演者名入力欄」と、番組を制作した制作者の名前を入力する「制作者名入力欄」と、各シーンのシーン番号、各シーンの代表的な画像およびコメントを一覧にした「シーンコメント入力欄A」とを備えている。
【0062】
「シーンコメント入力欄A」にコメント、例えば、音声の書き起こしや、キャプション(映像の説明)等が視聴者によって入力される。また、この「シーンコメント入力欄A」の代表的な画像をクリックすると、それぞれのシーンを視聴することができるように構成されている。さらに、このインデックス入力画面では、どこからどこまでが一つのまとまった意味を持つ映像であるかを示すシーンに関する記述も視聴者が入力部23を利用して手入力で入力することができる。また、図4中のB部分を入力部23のマウス等によって示されるポインタでドラッグすることで、どこからどこまでがひとつのまとまったシーンであるか指定することができる。
【0063】
このインデックス入力画面が付加されている番組を視聴した視聴者によって、各シーンに当該視聴者が適切と感じたインデックス(番組の内容を識別する情報)が入力されるので、番組の数量が増加しても、視聴者の協力によって、容易にインデックスを収集することができる。
【0064】
(汎用のメタデータの例)
次に、図5を参照して、視聴者端末5のデータ変換手段15aでテキストデータが変換される汎用メタデータについて説明する。
図5に示すように、汎用メタデータは、XML形式で記述されており、任意設定できるタグに囲まれた文字列が汎用メタデータの内容に相当している。この汎用メタデータでは、例えば、<番組名></番組名>のタグに囲まれた文字列「とっさのひとこと」が番組名である。また<サブタイトル></サブタイトル>のタグで囲まれ、さらに<JA></JA2>のタグで囲まれた文字列「本気で言っているのよ」がサブタイトルである。
【0065】
また、その他の汎用メタデータには、<番組付属情報>、<番組付属情報_拡張>、<番組概要>、<ジャンル>、<シーングループ>、<シーン>、<カットグループ>等がある。
このような汎用メタデータによって、インデックスが変換されるので、変換されたインデックスを、全ての番組対し共通に使用できる。
【0066】
(番組インデックス収集付与システムの実際の活用例)
次に、図6〜図9を参照して、番組インデックス収集付与システム1の実際の活用例について説明する(適宜図1参照)。
図6〜図8に示すように、番組インデックス収集付与装置3の構成が、放送局とアーカイブとに分割されており、放送局と、アーカイブと、視聴者とによって番組インデックス収集付与システム1が構成されている。アーカイブには、番組インデックス収集付与装置3の構成のうち、データ照合手段7dと、番組送出手段7eと、記憶部9とが備えられている。
【0067】
図6に示したように、放送局では、基礎データ付与手段7a、データ収集手段7b、編集評価手段7cでインデックス編集が主に行われ、アーカイブからの問い合わせに対し、インデックスを送信すると共に、視聴者(視聴者端末5)から視聴者情報とインデックスの収集が行われている。また、アーカイブでは、データ照合手段7d、番組送出手段7eで、記憶部9に記憶されている番組について、視聴者(視聴者端末5)から、番組のリクエストと視聴者IDを受信し、リクエストされた番組を視聴者IDに基づいて送信すると共に、放送局に対し、視聴者や番組に対して問い合わせが行われている。視聴者では、放送局から送信されるインデックス入力画面が付加された番組を視聴し、視聴者情報とインデックスを送信すると共に、アーカイブに対し、リクエストと視聴者IDの送信し、リクエスト番組の受信が行われている。また、視聴者同士(複数の視聴者端末5)で、インデックスの相互評価が行われている。
【0068】
また、図7は生放送視聴時におけるインデックス付与の情報の流れを示したものである。放送局では、生放送の番組とテンプレートとを視聴者に送信し、視聴者(視聴者端末5)から視聴者情報とインデックスとを受信し、視聴者情報とインデックスの収集が行われると共に、アーカイブに対し、生放送の番組と収集したインデックスとを送信している。
【0069】
さらに、図8は記憶部9に記憶した番組視聴時の情報の流れを示したものである(図8中、蓄積コンテンツ視聴時)。視聴者(視聴者端末5)がリクエスト番組をアーカイブに送信すると、アーカイブは放送局に問い合わせをし、アーカイブから記憶部9に記憶されている番組が当該視聴者に送信されると共に、放送局からテンプレートが当該視聴者に送信される。視聴者は、リクエスト番組を視聴後、このリクエスト番組に関して、視聴者情報とインデックスとを放送局に送信し、放送局は、収集したインデックスのみをアーカイブに送信する。
【0070】
またさらに、図9に示すように、番組インデックス収集付与システム1の番組インデックス収集付与装置3の構成を放送局と、アーカイブと、サーバとに分割して、複数の視聴者を対象とし、一方の視聴者が入力したインデックスを他方の視聴者が評価する相互評価をサーバに受け持たせるように構成してもよい。
【0071】
つまり、視聴者Aがした番組リクエストと視聴者AのIDとがアーカイブに送信され、アーカイブは、番組リクエストに一致する番組を当該視聴者Aに送信し、番組リクエストに一致する番組の番組名と視聴者AのIDを放送局に送信する。すると、放送局では、インデックスと、インデックスを付加した視聴者のIDであるインデックス付加視聴者IDと、視聴者AのIDとをサーバに送信し、サーバは、インデックス評価入力画面を視聴者Aに送信する。視聴者Aは、評価(インデックス評価点およびメタデータ)と、評価者ID(視聴者AのID)をサーバに送信し、この評価が番組に付与されているインデックスに反映され(評価結果反映)、放送局と他の視聴者に送信される。
【0072】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
番組インデックス収集付与装置3の各構成の処理を一つずつの過程ととらえ、番組インデックス収集付与方法とみなすことや、各構成の処理を汎用のコンピュータ言語で記述した番組インデックス収集付与プログラムとみなすことができる。この場合、番組インデックス収集付与装置3と同様の効果が得られる。
【0073】
【発明の効果】
請求項1、5記載の発明によれば、インデックス入力画面が付加された番組が視聴者側に送信され、視聴した結果、番組の内容を識別するインデックスをインデックス入力画面に入力する。視聴者側でインデックス入力画面を利用して入力されたインデックスと視聴者を識別する視聴者情報とが収集される。収集されたインデックスが評価され、評価結果に基づいて、番組にインデックスが付与される。インデックスの信憑性を評価するために、当該インデックスを付与した番組を、インデックス入力画面を介して入力してきた視聴者以外の視聴者に視聴させて、インデックスの有効性(普遍性)を判別し、判別結果に基づいてインデックスが修正される。このため、視聴者の協力の下、大量の番組に対し、インデックスの生成、付与、評価といった包括的なインデキシングを行うことができる。
【0074】
請求項2記載の発明によれば、インデックス入力画面が付加された番組が視聴者側に送信され、視聴した結果、番組の内容を識別するインデックスをインデックス入力画面に入力する。このインデックスと視聴者を識別する視聴者情報とが収集され、収集されたインデックスが評価され、評価結果に基づいて、番組にインデックスが付与される。このため、視聴者の協力の下、大量の番組に対し、インデックスの生成、付与を容易に行うことができる。
【0075】
請求項3記載の発明によれば、インデックスの信憑性を評価するために、インデックスを付与した番組を、インデックス入力画面を介して入力してきた視聴者以外の視聴者に視聴させて、インデックスの有効性(普遍性)が判別し、判別結果に基づいてインデックスが修正される。このため、視聴者の協力の下、視聴者相互でインデックスの評価を行ってもらうことで、大量の番組に対し、インデックスの修正を効率よく行うことができる。
【0076】
請求項4記載の発明によれば、提供した番組が蓄積されており、インデックス収集に協力してくれた視聴者に対し、視聴者が所望する(視聴したい)番組を蓄積されている番組の中から検索し、視聴者に提供される。このため、視聴者は視聴した番組に対し、率先してインデックスを入力する動機が得られ、視聴者の協力を容易に得ることができ、この視聴者の協力によって、インデックス収集がより効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態である番組インデックス収集付与システムのブロック図である。
【図2】図1に示した番組インデックス収集付与システムの動作を説明したシーケンスチャートである。
【図3】図1に示した番組インデックス収集付与システムの動作を説明したシーケンスチャートである(図2の続き)。
【図4】インデックス入力画面を説明した図である。
【図5】汎用のメタデータを説明した図である。
【図6】番組インデックス収集付与システムの実際の活用例を説明した図である。
【図7】番組インデックス収集付与システムの実際の活用例を説明した図である(生放送の番組の場合)。
【図8】番組インデックス収集付与システムの実際の活用例を説明した図である(記憶してある番組の場合)。
【図9】番組インデックス収集付与システムの実際の活用例を説明した図である(インデックスを評価する場合)。
【符号の説明】
1 番組インデックス収集付与システム
3 番組インデックス収集付与装置
5 視聴者端末
7、15 主制御部
7a 基礎データ付与手段
7b データ収集手段
7c 編集評価手段
7d データ照合手段
7e 番組送出手段
7f データベース作成手段
7g データ表示手段
7h 視聴者評価付与手段
9、17 記憶部
11、19 表示部
13、21 送受信部
23 入力部

Claims (5)

  1. 番組を視聴する視聴者、番組を提供する番組提供者が通信回線網を利用することで連携して、番組の内容を識別するインデックスを収集して付与する番組インデックス収集付与方法であって、
    前記インデックスを入力するためのインデックス入力画面を前記番組それぞれに付加して、前記視聴者が所持し、入力手段を備える受信機に送信し、当該番組を前記視聴者に視聴させるインデックス入力画面付加番組送信ステップと、
    前記インデックス入力画面が付加されている番組を視聴する視聴者が任意に前記入力手段で当該インデックス入力画面にインデックスを入力し、入力されたインデックスおよび当該視聴者を識別する視聴者情報を、前記通信回線網を介して前記番組提供者が収集するインデックス収集ステップと、
    このインデックス収集ステップにおいて収集されたインデックスを、予め設定した番組基準に基づいて評価して、評価した評価結果に基づいて、前記番組それぞれにインデックスを付与するインデックス付与ステップと、
    前記視聴者情報に基づいて、インデックスを入力した視聴者以外の視聴者にインデックスを付与した番組を視聴させて、当該インデックスが番組の内容を識別するための指標として有用か否かのインデックスの有効性を判別するインデックス有効判別ステップと、
    このインデックス有効判別ステップにおいて判別されたインデックスの有効性に基づいて前記番組それぞれに付与されているインデックスを修正するインデックス修正ステップと、
    を含むことを特徴とする番組インデックス収集付与方法。
  2. 番組を視聴する視聴者、番組を提供する番組提供者が通信回線網を利用することで連携して、番組の内容を識別するインデックスを収集して付与する番組インデックス収集付与装置であって、
    前記インデックスを入力するためのインデックス入力画面を前記番組それぞれに付加して、前記視聴者が所持し、入力手段を備える受信機に送信し、当該番組を前記視聴者に視聴させるインデックス入力画面付加番組送信手段と、
    前記インデックス入力画面が付加されている番組を視聴する視聴者が任意に前記入力手段で当該インデックス入力画面にインデックスを入力し、入力されたインデックスおよび当該視聴者を識別する視聴者情報を、前記通信回線網を介して前記番組提供者が収集するインデックス収集手段と、
    このインデックス収集手段で収集されたインデックスを、予め設定した番組基準に基づいて評価して、評価した評価結果に基づいて、前記番組それぞれにインデックスを付与するインデックス付与手段と、
    を備えることを特徴とする番組インデックス収集付与装置。
  3. 前記視聴者情報に基づいて、インデックスを入力した視聴者以外の視聴者にインデックスを付与した番組を視聴させて、当該インデックスが番組の内容を識別するための指標として有用か否かのインデックスの有効性を判別するインデックス有効判別手段と、
    このインデックス有効判別手段で判別されたインデックスの有効性に基づいて前記番組それぞれに付与されているインデックスを修正するインデックス修正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の番組インデックス収集付与装置。
  4. 提供した番組を蓄積する番組蓄積手段を備え、
    前記視聴者が視聴した番組に関して、インデックスを付与した場合および当該番組に付与されているインデックスを評価した場合に、前記視聴者情報に従って、当該視聴者が所望する番組を、前記番組蓄積手段に蓄積されている番組から検索して当該視聴者に提供する視聴者所望番組提供手段を備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の番組インデックス収集付与装置。
  5. 番組を視聴する視聴者、番組を提供する番組提供者が通信回線網を利用することで連携して、番組の内容を識別するインデックスを収集して付与する装置を、
    前記インデックスを入力するためのインデックス入力画面を前記番組それぞれに付加して、前記視聴者が所持し、入力手段を備える受信機に送信し、当該番組を前記視聴者に視聴させるインデックス入力画面付加番組送信手段、
    前記インデックス入力画面が付加されている番組を視聴する視聴者が任意に前記入力手段で当該インデックス入力画面にインデックスを入力し、入力されたインデックスおよび当該視聴者を識別する視聴者情報を、前記通信回線網を介して前記番組提供者が収集するインデックス収集手段、
    このインデックス収集手段で収集されたインデックスを、予め設定した番組基準に基づいて評価して、評価した評価結果に基づいて、前記番組それぞれにインデックスを付与するインデックス付与手段、
    前記視聴者情報に基づいて、インデックスを入力した視聴者以外の視聴者にインデックスを付与した番組を視聴させて、当該インデックスが番組の内容を識別するための指標として有用か否かのインデックスの有効性を判別するインデックス有効判別手段、
    このインデックス有効判別手段で判別されたインデックスの有効性に基づいて前記番組それぞれに付与されているインデックスを修正するインデックス修正手段、
    として機能させることを特徴とする番組インデックス収集付与プログラム。
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