JP2004040244A - 論理素子及びこれを用いた暗号演算回路 - Google Patents

論理素子及びこれを用いた暗号演算回路 Download PDF

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Abstract

【課題】入力信号線の電位によらず消費電力が一定の論理素子を提供する。
【解決手段】入力信号線23,24の電位に応じた論理演算を行い、論理演算の結果を出力信号線25へ出力してキャパシタ14により保持する論理演算部15を含む論理素子において、トランジスタ11〜13と充電制御信号線21及び放電制御信号線22によって構成される充放電回路を出力信号線25に接続し、この充放電回路によってキャパシタ14を入力信号線23,24の電位遷移に伴う充放電によらず一定周期で充放電させて消費電力を一定に保持する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、定消費電力化した論理素子及び該論理素子を用いて電力解析攻撃に対して耐性を持たせた暗号演算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
暗号演算回路に納められている秘密情報を取り出す攻撃の一つとして、電力解析攻撃(DPA: Differential Power Analysis)が知られている。DPAとは、暗号演算回路の演算処理中における消費電力の変動を観測し、その消費電力パターンから演算処理の内容を推測することにより、暗号演算回路に納められている秘密情報を取り出すことをいう。より具体的には、DPAでは複数の入力データを暗号演算回路に入力して、それぞれの場合の消費電力の変動を示すグラフ(消費電力グラフ)を作成する。入力データに対する消費電力グラフの特徴から、暗号演算回路内部にある秘密情報の推測を行う。推測した秘密情報と消費電力グラフには相関があり、推定した値が正しい場合には大きな相関値が表れ、推定が間違っている場合には相関値は小さなものとなる。この原理より、DPAを用いて暗号演算回路内部の秘密情報を取り出すことができる。
【0003】
消費電力グラフと秘密情報とが相関を持つ理由の一つは、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)の特徴に依存するところが大きい。CMOSデバイスによる論理素子を用いて演算回路を製作した場合、CMOSデバイスの特性から、信号線の電位が遷移するときに演算回路は大きな電力を消費する。このようなCMOSデバイスの特性のため、演算回路の内部において電位が遷移する信号線の数が入力データに依存して変動することにより、演算回路の消費電力が変動する。
【0004】
図8に示すようなCMOSデバイスを用いてAND演算を行う論理素子を例として、暗号演算回路の消費電力が変動する理由を説明する。図8に示す論理素子において、二つのnMOSトランジスタM1,M2の直列回路と二つのpMOSトランジスタM3,M4の並列回路が電源線Vddとグランド間に直列に挿入される。初期状態では、二つの入力信号線の電位I1,I2及び出力信号線の電位Voが”L”レベルとする。
【0005】
入力信号線の電位I1,I2が“H”レベルに遷移すると、nMOSトランジスタM1,M2が導通状態になり、電源線VddからトランジスタM1,M2を介して出力信号線に電流が流れる。この結果、出力信号線に接続されているキャパシタCo(または出力信号線の寄生容量)に電荷が溜まり、出力信号線の電位Vo”H”レベルとなる。
【0006】
入力信号線の電位I1,I2が“H”レベルのまま遷移しなければ、nMOSトランジスタM1,M2は導通状態、pMOSトランジスタM3,M4を非導通状態をそれぞれ維持し、出力信号線の電位は“H”レベルを維持する。このようにCMOSデバイスを用いた論理素子では、出力信号線の電位Voが“H”レベルのままで、“L”レベルに遷移しない場合、電荷は流れないため電力は消費されない。出力信号線の電位Voが“L”レベルのときも同様に、入力信号線の電位I1,I2の組み合わせが変化した場合でも、いずれか一方が“L”レベルであるならば、出力信号線の電位Voは“L”レベルのままとなり、電荷の流れが起こらないないために電力は消費されない。
【0007】
一方、出力信号線の電位Voが“H”レベルの状態で、入力信号線の電位I1,I2のいずれか一方が”L”レベルとなった場合には、電荷の流れが起こる。例えば、第1の入力信号線の電位I2が“H”レベルを維持したまま、第2の入力信号線の電位I1が“H”レベルから“L”レベルに遷移した場合、nMOSトランジスタM1が非導通状態となり、pMOSトランジスタM3が導通状態となる。この結果、キャパシタCoの電荷がpMOSトランジスタM3を通じてグランドに流れ、出力信号線の電位Voは“L”レベルとなる。このような電荷の流れが起こると、電力が消費されることとなる。
【0008】
このようにCMOSデバイスを用いた論理素子では、入力信号線の電位の遷移により出力信号線の電位が遷移するときに電力が消費され、出力信号線の電位が遷移しない場合には電力は消費されない。このような特徴を持つCMOSデバイスによる論理素子の組み合わせ回路を用いて暗号演算回路を実現すると、入力データによって消費電力が異なる場合が発生する。
【0009】
例えば、暗号演算回路内部においてある入力データm1を処理するときに電位が遷移する信号線の数と、他の入力データm2を処理するときに電位が遷移する信号線の数が異なる場合、入力データm1及び入力データm2をそれぞれ処理しているときの消費電力グラフPG1及びPG2に差が出る。この消費電力グラフPG1,PG2の差が暗号演算回路内部に格納されている秘密情報と関係しているような場合、この暗号演算回路に対してDPAを行うことにより、内部にある秘密情報を特定できてしまう。
【0010】
特開2001−268071には、DPAに対する耐性(耐タンパー性)を持たせるため、暗号演算回路に再コンフィグレーション可能な演算回路を用い、この演算回路を機能的に同一で内部動作が異なる回路に構成させるための複数のコンフィグレーションデータを保持し、これらのコンフィグレーションデータを選択的に演算回路に書き込んで回路構成の更新を行うことにより、消費電力パターンから内部の秘密情報を特定しにくくする技術が開示されている。
【0011】
しかし、再コンフィグレーションが可能なFPGA/PLDのような演算回路は、ハードウェア規模が非常に大きく、暗号演算回路のコストが高くなってしまう。また、コンフィグレーションデータによって暗号演算回路の回路構成を更新しても、演算回路内部の秘密情報に依存して消費電力パターンが変化することに変わりはない。従って、この暗号演算回路は、消費電力パターンの詳細な解析を重ねることで内部の秘密情報を特定することは不可能ではなく、耐タンパー性という面で必ずしも十分でない。
【0012】
特開平8−316823及び特開平8−305682には、2相の交流電源あるいは2相のクロック信号を用いてCMOSデバイスを用いた半導体集積回路を動作させることにより、消費電力を低減させる技術が開示されている。しかし、これらの技術では消費電力を低減させることはできても、消費電力を一定にすることはできず、暗号演算回路に適用した場合に耐DPAの特性を実現することはできない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、CMOSデバイスによる論理素子では、入力信号線の電位と出力信号線の電位の関係により消費電力が変化するため、このような論理素子を用いて暗号演算回路を製作した場合、暗号演算回路の入力データによって演算回路内部の論理素子における信号線の電位の遷移状態が異なり、消費電力が変動するという現象が起こる。このような入力データによる消費電力の変動が暗号演算回路内部の秘密情報及び入力データに相関があると、消費電力グラフを用いたDPAによって暗号演算回路内部の秘密情報を取り出すことができてしまう。
【0014】
外部から物理的に破壊するなどの攻撃方法の場合、攻撃された痕跡が残るために攻撃を受けたということがすぐに分かるが、DPAのように消費電力から内部の秘密情報を特定されるような攻撃方法の場合、外見から攻撃を受けたかどうか判断は難しいため、セキュリティ面で大いに問題となる。
【0015】
本発明は、入力信号線の電位によらず消費電力が一定の論理素子及び該論理素子を用いて電力解析攻撃に対する耐性の高い暗号演算回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明に係る論理素子は、少なくとも一つの入力信号線と、少なくとも一つの出力信号線と、入力信号線の電位に応じた論理演算を行い、該論理演算の結果を出力信号線へ出力する論理演算部と、出力信号線に接続され、論理演算結果を電荷として保持するキャパシタと、出力信号線に接続され、キャパシタを入力信号線の電位遷移に伴う充放電によらず一定周期で充放電させる充放電回路とを具備する。
【0017】
さらに具体的には、本発明に係る論理素子は、異なる電源電位を有する第1及び第2の電源線と、少なくとも一つの入力信号線と、少なくとも一つの出力信号線と、第1の電源線と第2の電源線との間に挿入され、入力信号線の電位に応じた論理演算を行う少なくとも一つのMOSトランジスタを含む論理演算部と、出力信号線と第2の電源線との間に挿入され、論理演算部の論理演算結果を電荷として保持するキャパシタと、第1レベル及び第2レベルのいずれかの電位が選択的に与えられる第1及び第2の制御信号線と、第1の電源線と出力信号線との間に接続され、第1の制御信号線の第1レベルの電位により導通状態、第1の制御信号線の第2レベルの電位により非導通状態とされる第1のMOSスイッチと、出力信号線と論理演算部との間に接続され、第1の制御信号線の第1レベルの電位により非導通状態、第1の制御信号線の第2レベルの電位により導通状態とされる第2のMOSスイッチと、キャパシタに対して並列に接続され、第2の制御信号線の第1レベルの電位により導通状態、第2の制御信号線の第2レベルの電位により非導通状態とされる第3のMOSスイッチと、キャパシタを入力信号線の電位遷移に伴う充放電によらず一定周期で充放電させるために、第1及び第2の制御信号線のそれぞれの電位の第1レベルの期間が互いに重複しないように第1及び第2の制御信号線の電位を周期的に第1レベルと第2レベルとの間で遷移させる制御回路とを具備する。
【0018】
このように構成される本発明の論理素子は、入力信号線の電位遷移によらず一定の時間内で常に一定の電力を消費する。従って、この論理素子による組み合わせ回路を用いて暗号演算回路を実現すれば、入力信号線の電位すなわち入力データによらず常に一定の電力を消費するため、入力データによる消費電力の差を持たなくなる。従って、DPAにより秘密情報を取り出されるおそれのない暗号演算回路を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る演算素子として、XOR(排他的論理和)演算を行う論理素子を示す。高電位側の第1の電源線10と、低電位側の第2の電源線であるグランド20との間に、第1のMOSスイッチであるnMOSトランジスタ11と第2のMOSスイッチであるpMOSトランジスタ12を直列に介して論理演算部15が接続される。
【0020】
論理演算部15は、2つのnMOSトランジスタ16,18の直列回路と2つのpMOSトランジスタ17,19の直列回路との並列回路により構成される。トランジスタ16,17のドレイン端子は、トランジスタ12のソース端子に共通に接続される。トランジスタ16,17のソース端子は、トランジスタ18,19のドレイン端子にそれぞれ接続される。トランジスタ18,19のソース端子は、グランド20に接続される。トランジスタ16,17のゲート端子は第1の入力信号線23に共通に接続され、トランジスタ18,19のゲート端子は第2の入力信号線24に共通に接続される。
【0021】
論理演算部15の論理演算結果は出力信号線25に出力され、出力信号線25とグランド20との間に接続されたキャパシタ14に論理演算結果が電荷として保持される。キャパシタ14は、素子として形成されるか、出力信号線25の寄生容量によって実現されるか、あるいは素子としてのキャパシタと寄生容量の合成容量が用いられる。
【0022】
一方、トランジスタ11及び12のゲート端子は、第1の制御信号線である充電制御信号線21に接続される。出力信号線25は、トランジスタ11とトランジスタ12との接続点に接続される。出力信号線25とグランド20との間に、すなわちキャパシタ14に対して並列に第3のMOSスイッチであるnMOSトランジスタ13が接続される。トランジスタ13のゲート端子は、第2の制御信号線である放電制御信号線22に接続される。トランジスタ11,12,13、充電制御信号線21及び放電制御信号線22は充放電回路を形成し、この充放電回路によってキャパシタ14の充放電を行う。
【0023】
タイミング制御回路26は、暗号演算回路全体を同期させるための同期信号であるクロック信号CLKに従って、以下に説明するような条件を満たすように充電制御信号線11及び放電制御信号線12の電位を制御する。
【0024】
充電制御信号線11は、キャパシタ14を充電するのに必要な時間“H”レベルであり、かつ論理素子の出力信号線25を入力とする図示していないフリップフロップなどの記憶素子のセットアップ時間と、入力信号線23,24の演算結果により出力信号線25の電位が安定する期間を考慮し、クロック信号CLKの立ち上がり時刻よりも前に“L”レベルに遷移するように、タイミング制御回路26により制御される。
【0025】
放電制御信号線12は、キャパシタ14の電荷を放電するのに必要な期間“H”レベルであり、かつ論理素子の出力信号25を入力とする図示していないフリップフロップなどの記憶素子のホールド時間を満たした後、“H”レベルに遷移するように、タイミング制御回路26により制御される。
【0026】
さらにタイミング制御回路26は、上記の充電制御信号線11の“H”レベルの期間や“L”レベルへ遷移のタイミングと放電制御信号線12の“H”レベルの期間や“H”レベルへの遷移のタイミングに加えて、充電制御信号線11と放電制御信号線12の“H”レベルの期間が重ならないように充電制御信号線11と放電制御信号線12の制御を行う。
【0027】
図2に示すタイムチャートを用いて本実施形態による論理素子の動作を説明する。図2は、クロック信号CLK、充電制御信号線21及び放電制御信号線22の電位φ1,φ2、入力信号線23,24の電位I1,I2及び出力信号線25の電位Voの遷移を表している。入力信号線21,22の電位I1,I2は、クロック信号CLKと同期して遷移するものとする。図2において、T1,T2,T3,T4,…はクロック信号CLKに従って論理素子が周期的に充放電動作を行う単位動作期間を示している。
【0028】
[期間T1]まず、図2の期間T1に示されるように、最初に出力信号線25に接続されているキャパシタ14に充電するために、クロック信号CLKの立ち上がり時刻t0において充電制御信号線21の電位φ1を“H”レベルとする。これによりトランジスタ11は導通状態となり、電源線10からトランジスタ11を介してキャパシタ14に電流が流れ、キャパシタ14の充電が行われるため、出力信号線25の電位Voは一旦“H”レベルとなる。
【0029】
このキャパシタ14への充電中に、もし充放電回路がキャパシタ14から論理演算部15へ電荷が通過させることが可能な状態になっているとすると、入力信号線23,24の電位によっては電源線10とグランド20との間が短絡する可能性がある。このような電源線10とグランド20間の短絡を防ぐため、本実施形態では充放電回路部においてトランジスタ12を論理演算部15側に挿入し、キャパシタ14の充電中には、このトランジスタ12を非導通状態とすることより、論理演算部15へキャパシタ14の電荷が流れないようにしている。
【0030】
次に、時刻t1においてキャパシタ14に電荷が充電された後、充電制御信号線21の電位φ1を“L”レベルとする。これによってトランジスタ11は非導通状態となり、電源線10から電流が流れ込まなくなる。一方、充電制御信号線21の電位φ1が“L”レベルとなることによって、トランジスタ12は導通状態となるから、このトランジスタ12を介してキャパシタ14の電荷を論理演算部15に流すことができる。
【0031】
論理演算部15においては、入力信号線23の電位I1に応じてnMOSトランジスタ16及びpMOSトランジスタ17のうち一方が導通状態、他方が非導通状態となる。同様に、入力信号線24の電位I2に応じてnMOSトランジスタ18及びpMOSトランジスタ19のうち一方が導通状態、他方が非導通状態となる。二つのnMOSトランジスタ16,18の両方が導通状態、あるいは二つのpMOSトランジスタ17,19の両方が導通状態のとき、キャパシタ14の電荷は論理演算部15を通過してグランド20に流れることが可能である。それ以外のとき、つまり二つのnMOSトランジスタ16,18のうちの一方が導通状態、他方が非導通状態で、かつ二つのpMOSトランジスタ17,19のうちの一方が導通状態、他方が非導通状態のときは、キャパシタ14の電荷はグランド20に流れ込むことはできない。
【0032】
論理演算部15が入力信号線23,24の電位I1,I2に従ってキャパシタ14の電荷をグランド20へ流すことが不可能な状態では、キャパシタ14の電荷は保持されるために、出力信号線25の電位Voが“H”レベルとなる。一方、論理演算部15がキャパシタ14の電荷をグランド20へ流すことが可能な状態では、キャパシタ14の電荷が論理演算部15を通過してグランド20に流れ込むことにより、出力信号線25の電位Voは“L”レベルとなる。この後、クロック信号CLKが立ち上がった時刻t2における出力信号線25の電位Voは論理素子の出力値となる。
【0033】
具体的に、図2の例では時刻t1における入力信号線23の電位I1は“H”レベル、入力信号線24の電位I2は“L”レベルである。このとき、論理演算部15においてはnMOSトランジスタ16とpMOSトランジスタ19が導通状態となり、nMOSトランジスタ18とpMOSトランジスタ17は非導通状態である。従って、キャパシタ14の電荷は論理演算部15を通過することができないため、キャパシタ14の電荷は保持され、時刻t2でクロック信号CLKが立ち上がったときの出力信号線25の電位Voは“H”レベルとなる。すなわち、I1=“H”,I2=“L”のときの論理演算結果はVo=“H”ということになり、XOR演算素子の動作を満たす。
【0034】
次に、上述のように時刻t2でクロック信号CLKが立ち上がった後、時刻t3において放電制御信号線22の電位φ2が“H”レベルとされる。これによりnMOSトランジスタ13が導通状態となり、キャパシタ14の電荷はnMOSトランジスタ13を通ってグランド20に放電され、出力信号線25の電位Voは“L”レベルとなる。
【0035】
[期間T2]一方、図2の期間T2に示すように、クロック信号CLKの立ち下がり時刻でキャパシタ14に充電が行われた後における入力信号線23,24の電位I1,I2がI1=“H”,I2=“H”のときは、nMOSトランジスタ16,18が共に導通状態(pMOSトランジスタ17,19は共に非導通状態)であるため、キャパシタ14の電荷はnMOSトランジスタ16,18を通じてグランド20に放電され、次にクロック信号CLKが立ち上がったときの出力信号線25の電位Voは“L”レベルとなる。すなわち、I1=“H”,I2=“H”のときの論理演算結果はVo=“L”であり、XOR演算素子の動作を満たす。
【0036】
[期間T3]同様に、図2の期間T3に示すようにクロック信号CLKの立ち下がり時刻でキャパシタ14に充電が行われた後における入力信号線23,24の電位I1,I2がI1=“L”,I2=“L”のときは、pMOSトランジスタ17,19が共に導通状態(nMOSトランジスタ16,18は共に非導通状態)であるため、キャパシタ14の電荷はpMOSトランジスタ17,19を通じてグランド20に放電され、次にクロック信号CLKが立ち上がったときの出力信号線25の電位Voは、“L”レベルとなる。すなわち、I1=“H”,I2=“H”のときと同様に、I1=“L”,I2=“L”のときの論理演算結果はVo=“L”となり、XOR演算素子の動作を満たす。
【0037】
これらの場合も、次に放電制御信号線22の電位φ2が“H”レベルとされ、nMOSトランジスタ13が導通状態となるが、キャパシタ14の電荷は既に放電されているため、nMOSトランジスタ13が導通状態となっても、グランド20に新たに放電されることはない。
【0038】
[期間T4]次に、図2の期間T4に示すように、クロック信号CLKの立ち下がり時刻でキャパシタ14に充電が行われた後における入力信号線23,24の電位I1,I2がI1=“L”,I2=“H”のときは、期間T1の場合とは逆に、nMOSトランジスタ16とpMOSトランジスタ19が非導通状態、nMOSトランジスタ18とpMOSトランジスタ17が導通状態となるが、この場合もキャパシタ14の電荷は論理演算部15を通過できず、キャパシタ14の電荷は保持される。従って、次にクロック信号CLKが立ち上がったときの出力信号線25の電位Voは“H”レベルとなる。すなわち、I1=“L”,I2=“H”のときの論理演算結果はVo=“H”となり、XOR演算素子の動作を満たす。
【0039】
次に、放電制御信号線22の電位φ2が“H”レベルとされることによって、nMOSトランジスタ13が導通状態となり、キャパシタ14の電荷はnMOSトランジスタ13を通ってグランド20に放電されるため、出力信号線25の電位Voは“L”レベルとなる。
【0040】
このようにI1=“H”,I2=“L”のとき(期間T1)及びI1=“L”,I2=“H”のとき(期間T4)の論理演算結果は、いずれもVo=“H”であり、I1=“H”、I2=“H”のとき(期間T2)及びI1=“L”、I2=“L”のとき(期間T3)の論理演算結果はいずれもVo=“L”となって、XOR演算が可能となる。
【0041】
以上述べたように、充電制御信号線21及び放電制御信号線22によるキャパシタ14の充放電動作は、クロック信号CLKに同期して繰り返し行われる。すなわち、本実施形態の論理素子では、充電制御信号線21の電位φ1の立ち上がり時刻から放電制御信号線22の電位φ2の立ち上がり時刻までの各期間(T1,T2,T3,T4,…)において、入力信号線23,24の電位I1,I2の遷移状態によらず、すなわちI1,I2によるキャパシタ14の充放電を含めてキャパシタ14が常に1回の充電と1回の放電を行うため、常に一定の電力を消費する。
従って、本実施形態の論理素子を用いた組み合わせ回路により暗号演算回路を実現した場合、暗号演算回路の消費電力が常に一定であることから、その消費電力を監視しても暗号演算回路の内部の秘密情報を特定することはできないので、DPAに対する耐性が大きく向上する。
【0042】
本実施形態では、論理演算部15において二つのnMOSトランジスタの直列回路と二つのpMOSトランジスタの直列回路を並列に接続したが、直列に接続されるnMOSトランジスタ及びpMOSトランジスタの数をさらに増やすことにより、三入力以上のXOR演算を行う論理素子を実現することも可能である。
【0043】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、XOR素子を例に説明したが、論理演算部の回路構成を変えることにより、他の論理素子を実現することが可能である。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る演算素子である二入力のNAND演算素子を示している。論理演算部30は、直列に接続された二つのnMOSトランジスタ31,32を有する。すなわち、トランジスタ31のドレイン端子は充放電回路における第3のMOSスイッチであるpMOSトランジスタ12のソース端子に接続され、トランジスタ31のソース端子はトランジスタ32のドレイン端子に接続され、トランジスタ32のソース端子はグランド20に接続される。トランジスタ31,32のゲート端子は、入力信号線I1,I2にそれぞれ接続される。
【0044】
論理演算部30において、入力信号線33,34の電位I1,I2が共にハイレベルのときは、トランジスタ31,32が共に導通状態となるため、キャパシタ14の電荷がトランジスタ31,32を介してグランド20に放電され、出力信号線25の電位は“L”レベルとなる。一方、入力信号線33,34の電位I1,I2の少なくとも一方が“L”レベルのときには、トランジスタ31,32の少なくとも一方が非導通状態となるため、キャパシタ14の電荷は保持され、出力信号線25は“H”レベルとなる。
【0045】
このように本実施形態によると、論理演算部30において二つのnMOSトランジスタ31,32を直列に接続することにより、二入力のNAND演算を行う論理素子を実現することが可能となる。論理演算部において直列に接続されるnMOSトランジスタの数をさらに増やすことにより、三入力以上のNAND演算を行う論理素子を実現することも可能である。
【0046】
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態に係る論理素子として、AND演算を行う論理素子を示している。論理演算部40は、並列に接続された二つのpMOSトランジスタ41,42を有する。トランジスタ41,42のドレイン端子は充放電回路における第3のMOSスイッチであるpMOSトランジスタ12のソース端子に共通に接続され、トランジスタ41,42のソース端子はグランド20に接続される。トランジスタ41,42のゲート端子は、入力信号線43,44にそれぞれ接続される。
【0047】
論理演算部40において、入力信号線43,44の電位I1,I2の少なくとも一方が“L”レベルのときは、トランジスタ41,42の少なくとも一方が導通状態となり、キャパシタ14の電荷がトランジスタ41,42のうち導通状態のトランジスタを介してグランド20に放電されるため、出力信号線25は“L”レベルとなる。一方、入力信号線43,44の電位I1,I2が共に“H”レベルのときには、トランジスタ41,42は共に非導通状態となるため、キャパシタ14の電荷は保持され、出力信号線25は“H”レベルとなる。
【0048】
このように本実施形態の論理素子によると、論理演算部40において二つのpMOSトランジスタ41,42を並列に接続することにより、二入力のAND演算を行うことが可能となる。論理演算部において並列に接続されるpMOSトランジスタの数をさらに増やすことにより、三入力以上のAND演算を行う論理素子を実現することも可能であることはいうまでもない。
【0049】
(第4の実施形態)
図5に、本発明の第4の実施形態に係る論理素子として、二入力のNOR演算を行う論理素子を示す。論理演算部50は、並列に接続された二つのnMOSトランジスタ51,52を有する。トランジスタ51,52のドレイン端子は充放電回路における第3のMOSスイッチであるpMOSトランジスタ12のソース端子に共通に接続され、トランジスタ51,52のソース端子はグランド20に接続される。トランジスタ51,52のゲート端子は、入力信号線53,54にそれぞれ接続される。
【0050】
論理演算部50において、入力信号線53,54の電位I1,I2の少なくとも一方が“H”レベルのときは、トランジスタ51,52の少なくとも一方が導通状態となり、キャパシタ14の電荷がトランジスタ51,52のうち導通状態にあるトランジスタを介してグランド20に放電されるため、出力信号線25は“L”レベルとなる。一方、入力信号線53,54の電位I1,I2が共に“L”レベルのときには、トランジスタ51,52は共に非導通状態となるため、キャパシタ14の電荷は保持され、出力信号線25は“H”レベルとなる。
【0051】
このように本実施形態の論理素子では、論理演算部50において二つのnMOSトランジスタ51,52を並列に接続することによって、二入力のNOR演算を行うことが可能となる。論理演算部において並列に接続されるnMOSトランジスタの数をさらに増やすことによって、三入力以上のNOR演算を行う論理素子を実現することも可能である。
【0052】
(第5の実施形態)
図6は、本発明の第5の実施形態に係る論理素子として、二入力のOR演算を行う論理素子を示している。論理演算部60は、直列に接続された二つのpMOSトランジスタ61,62を有する。トランジスタ61のドレイン端子は充放電回路における第3のMOSスイッチであるpMOSトランジスタ12のソース端子に接続され、トランジスタ61のソース端子はトランジスタ62のドレイン端子に接続され、トランジスタ62のソース端子はグランド20に接続される。トランジスタ61,62のゲート端子は、入力信号線63,64にそれぞれ接続される。
【0053】
論理演算部60において、入力信号線63,64の電位I1,I2が共に“L”レベルのときは、トランジスタ61,62が共に導通状態となり、キャパシタ14の電荷がトランジスタ61,62を通じてグランド20に放電されるため、出力信号線25は“L”レベルとなる。一方、入力信号線63,64の電位I1,I2の少なくとも一方が“H”レベルのときには、トランジスタ61,62の少なくとも一方が非導通状態となるため、キャパシタ14の電荷は保持され、出力信号線25は“H”レベルとなる。
【0054】
本実施形態の論理素子では、論理演算部60において二つのpMOSトランジスタ61,62を直列に接続することにより、二入力のOR演算を行うことが可能となる。論理演算部において直列に接続されるpMOSトランジスタの数をさらに増やすことにより、三入力以上のOR演算を行う論理素子を実現することも可能である。
【0055】
(第6の実施形態)
図7は、本発明の第6の実施形態としてNOT演算を行う論理素子を示している。論理演算部70は、一つのnMOSトランジスタ71のみで構成され、トランジスタ71のドレイン端子は充放電回路における第3のMOSスイッチであるpMOSトランジスタ12のソース端子に接続され、トランジスタ71のソース端子はグランド20に接続される。トランジスタ71のゲート端子は、入力信号線72に接続される。
【0056】
論理演算部70において、入力信号線72の電位がI1が“L”レベルのときは、MOSトランジスタ71が非導通状態であるため、キャパシタ14の電荷は保持され、出力信号線25は“H”レベルとなる。一方、入力信号線72の電位I1が“H”レベルのときは、トランジスタ71が共に導通状態となり、キャパシタ14の電荷がトランジスタ71を介してグランド20に放電されるため、出力信号線25は“L”レベルとなる。
このように論理演算部70を一つのnMOSトランジスタ71によって構成することにより、NOT演算を行う論理素子を実現することができる。
【0057】
以上の第2〜第6の実施形態において、充放電回路の動作は基本的に第1の実施形態と同様であり、論理演算部の動作に関係なくキャパシタ14の充放電を一定周期で繰り返す。すなわち、充電制御信号線21の電位φ1の立ち上がり時刻から放電制御信号線22の電位φ2の立ち上がり時刻までの期間において、論理演算部の入力信号線の電位の遷移状態によらず、キャパシタ14は常に1回の充電と1回の放電を行うことにより、論理素子は常に一定の電力を消費するように動作する。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による論理素子は、論理演算部の入力信号線の電位遷移によらず、出力信号線に接続されているキャパシタの充放電を一定周期で行うことにより、予め決められた期間において常に一定の電力を消費するように動作する。従って、本発明による論理素子を暗号演算回路の組み合わせ回路に適用することにより、暗号演算回路の消費電力を入力データに依存せずに常に一定に保ち、DPAに対して耐性を有する暗号演算回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るXOR演算を行う論理素子の構成を示す回路図
【図2】図1の論理素子の動作を説明するためのタイミングチャート
【図3】本発明の第2の実施形態に係るNAND演算を行う論理素子の構成を示す回路図
【図4】本発明の第3の実施形態に係るAND演算を行う論理素子の構成を示す回路図
【図5】本発明の第4の実施形態に係るNOR演算を行う論理素子の構成を示す回路図
【図6】本発明の第5の実施形態に係るOR演算を行う論理素子の構成を示す回路図
【図7】本発明の第6の実施形態に係るNOT演算を行う論理素子の構成を示す回路図
【図8】CMOSデバイスを用いた一般的なAND演算を行う論理素子の構成を示す回路図
【符号の説明】
10…電源線(第1の電源線)
11…nMOSトランジスタ(第1のMOSスイッチ)
12…pMOSトランジスタ(第2のMOSスイッチ)
13…nMOSトランジスタ(第3のMOSスイッチ)
14…キャパシタ
15…論理演算部
16,18…nMOSトランジスタ
17,19…pMOSトランジスタ
20…グランド(第2の電源線)
21…充電制御信号線(第1の制御信号線)
22…放電制御信号線(第2の制御信号線)
23…第1の入力信号線
24…第2の入力信号線
25…出力信号線
26…タイミング制御回路
30…論理演算部
31,32…nMOSトランジスタ
33,34…第1及び第2の入力信号線
40…論理演算部
41,42…nMOSトランジスタ
43,44…第1及び第2の入力信号線
50…論理演算部
51,52…nMOSトランジスタ
53,54…第1及び第2の入力信号線
60…論理演算部
61…nMOSトランジスタ
63…入力信号線
70…論理演算部
71,72…nMOSトランジスタ
73,74…第1及び第2の入力信号線

Claims (9)

  1. 少なくとも一つの入力信号線と、
    少なくとも一つの出力信号線と、
    前記入力信号線の電位に応じた論理演算を行い、該論理演算の結果を前記出力信号線へ出力する論理演算部と、
    前記出力信号線に接続され、前記論理演算結果を電荷として保持するキャパシタと、
    前記出力信号線に接続され、前記キャパシタを前記入力信号線の電位遷移に伴う充放電によらず一定周期で充放電させる充放電回路とを具備する論理素子。
  2. 異なる電源電位を有する第1及び第2の電源線と、
    少なくとも一つの入力信号線と、
    少なくとも一つの出力信号線と、
    前記第1の電源線と前記第2の電源線との間に挿入され、前記入力信号線の電位に応じた論理演算を行う少なくとも一つのMOSトランジスタを含む論理演算部と、
    前記出力信号線と前記第2の電源線との間に挿入され、前記論理演算部の論理演算結果を電荷として保持するキャパシタと、
    第1レベル及び第2レベルのいずれかの電位が選択的に与えられる第1及び第2の制御信号線と、
    前記第1の電源線と前記出力信号線との間に接続され、前記第1の制御信号線の第1レベルの電位により導通状態、前記第1の制御信号線の第2レベルの電位により非導通状態とされる第1のMOSスイッチと、
    前記出力信号線と前記論理演算部との間に接続され、前記第1の制御信号線の第1レベルの電位により非導通状態、前記第1の制御信号線の第2レベルの電位により導通状態とされる第2のMOSスイッチと、
    前記キャパシタに対して並列に接続され、前記第2の制御信号線の第1レベルの電位により導通状態、前記第2の制御信号線の第2レベルの電位により非導通状態とされる第3のMOSスイッチと、
    前記キャパシタを前記入力信号線の電位遷移に伴う充放電によらず一定周期で充放電させるために、前記第1及び第2の制御信号線のそれぞれの電位の前記第1レベルの期間が互いに重複しないように前記第1及び第2の制御信号線の電位を周期的に前記第1レベルと第2レベルとの間で遷移させる制御回路と
    を具備する論理素子。
  3. 前記論理演算部は、直列に接続された複数のnMOSトランジスタと直列に接続された複数のpMOSトランジスタとの並列回路を有し、該複数のnMOSトランジスタのゲート端子及び該複数のpMOSトランジスタのゲート端子は、該nMOSトランジスタ及びpMOSトランジスタに共通の複数の前記入力信号線に接続される請求項1または2に記載の論理素子。
  4. 前記論理演算部は、直列に接続された複数のnMOSトランジスタを有し、該複数のnMOSトランジスタのゲート端子はそれぞれ異なる前記入力信号線に接続される請求項1または2に記載の論理素子。
  5. 前記論理演算部は、並列に接続された複数のpMOSトランジスタを有し、該複数のpMOSトランジスタのゲート端子はそれぞれ異なる前記入力信号線に接続される請求項1または2に記載の論理素子。
  6. 前記論理演算部は、並列に接続された複数のnMOSトランジスタを有し、該複数のnMOSトランジスタのゲート端子はそれぞれ異なる前記入力信号線に接続される請求項1または2に記載の論理素子。
  7. 前記論理演算部は、直列に接続された複数のpMOSトランジスタを有し、該複数のpMOSトランジスタのゲート端子はそれぞれ異なる前記入力信号線に接続される請求項1または2に記載の論理素子。
  8. 前記論理演算部は、一つのnMOSトランジスタを有し、該nMOSトランジスタのゲート端子は前記入力信号線に接続される請求項1または2に記載の論理素子。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項記載の論理素子を用いた組み合わせ回路を含む暗号演算回路。
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