JP2004039572A - 照明装置及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の色度で照射する照明装置を用いた表示装置を提供すること。
【解決手段】表示装置1は、液晶パネル2と照明装置3とを有している。照明装置3は、色度調整部材としてのフィルタ14と、有機EL層15とを有している。照明装置3から照射する光は、有機EL層15等を通過することで特定の波長の光が吸収され、その色度が変化する。フィルタ14は、特定の波長の光を吸収し、照明装置3から照射する光が所望の色度になるように調整している。
【選択図】 図1
【解決手段】表示装置1は、液晶パネル2と照明装置3とを有している。照明装置3は、色度調整部材としてのフィルタ14と、有機EL層15とを有している。照明装置3から照射する光は、有機EL層15等を通過することで特定の波長の光が吸収され、その色度が変化する。フィルタ14は、特定の波長の光を吸収し、照明装置3から照射する光が所望の色度になるように調整している。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は照明装置及びそれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子を用いた照明装置が提案されている。また、その照明装置を液晶パネルのバックライトとして配置された表示装置も提案されている。このような表示装置は、液晶パネルと有機EL素子を備え、液晶パネルの背面から有機EL素子の光を照射して表示をする。携帯機器においては、低消費電力化のニーズが高いため、液晶を用いた表示装置についても低消費電力化が必要である。このため、携帯機器等には反射膜を備えた所謂透過反射型表示装置が用いられる。即ち、周囲が明るい時には照明をオフにして、外部からの入射光を液晶パネルの背面に設けた反射膜にて反射させ反射光とし、その反射光を用いて液晶上の表示を視認できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような照明装置は、従来、非発光時における光(反射光や透過光)の色を調整することはできなかった。
【0004】
従って、上記したような照明装置は、一般に、有機EL素子発光時と非発光時の色度が異なるという問題もあった。これは、有機EL素子及び照明装置が1又は複数の層により構成されるため、各層によりそれぞれ特定の波長の光が吸収されるからである。これにより、有機EL素子から発光された光の色度と、非発光時に照明装置を透過した光の色度とは異なったものになってしまっていた。
【0005】
又、有機EL素子の発光時の色度とを略同一にするだけでなく、この色度を所定の値にするというニーズもある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、有機EL素子の非発光時に外部へ照射する光の色度を任意の値にすることを第1の目的とする。有機EL素子の発光時に外部に照射する光の色度と略同一となる照明装置を提供することを第2の目的とする。この照明装置を液晶パネルのバックライトとした表示装置を提供することを第3の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、有機エレクトロルミネッセンス素子の非発光時に外部へ照射される光の色度が調整されている。従って、有機EL素子の非発光時に外部から入射され照明装置を通って外部に発せられる光の色度を任意の値にすることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、一部分又は全ての部分が、有機エレクトロルミネッセンス非発光時に外部へ照射される光の色度を調整する。従って、照明装置の一部分又は全ての部分を改質することで、有機EL素子非発光時に外部から入射され照明装置を通って外部に発せられる光の色度を任意の値にすることができる。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記照明装置のうち、有機エレクトロルミネッセンス素子の非発光時に外部へ照射される光の色度を調整する部分には、特定の波長の光を吸収する材料が含有されている。従って、従来の照明装置において、その一部又は全部に上記したような材料を含有させるだけで、有機EL素子非発光時に外部から入射され照明装置を通って外部に発せられる光の色度を任意の値にすることができる。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記有機エレクトロルミネッセンス素子の少なくとも一部と外部の少なくとも一方に、有機エレクトロルミネッセンス素子の非発光時に外部に照射される光の色度を任意の値に設定する色度調整部材が設けられている。従って、有機EL素子発光時に外部に照射される光の色度を任意の値にすることができる。
【0010】
請求項5に記載の発明は、前記光の色度は、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光時に外部に照射される光の色度と略同一の値となる。従って、有機EL素子発光時に照明装置から発せられる光の色度と、有機EL素子非発光時に外部から入射され照明装置を通って外部に発せられる光の色度とを略同一の任意な値にすることができる。
【0011】
請求項6に記載の発明は、前記有機エレクトロルミネッセンス素子の内部と外部の少なくとも一方に、装置外部から入射された光を装置外部へ反射する反射部材が設けられている。従って、いわゆる透過反射型の照明装置においても、有機EL素子の発光時に照明装置から発せられる光の色度と、有機EL素子の非発光時における反射光の色度とを略同一の任意な値にできる。
【0012】
なお、以上の技術的思想の中には、反射部材が有機EL素子非発光時に外部へ照射される光の色度を調整する構成も当然に含まれる。例えば、特定の波長の光を吸収する材料が含有された反射部材を有する照明装置も当然に以上の技術的思想に含まれる。
【0013】
前記反射部材は、請求項7に記載の発明のように、有機エレクトロルミネッセンス素子から光の取り出し方向への光を遮らない位置に設けることが好ましい。従って、照明装置は十分な明るさで照射できる。
【0014】
前記有機エレクトロルミネッセンス素子は、請求項8に記載の発明のように、有機エレクトロルミネッセンス層を二つの電極が挟む構造をとり、前記反射部材は、前記有機エレクトロルミネッセンス層から光の取り出し方向とは反対側に設けられた電極であることが好ましい。従って、例えば有機EL素子の発光時に、照明装置から照射する光を明るくすることができる。
【0015】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明装置が液晶パネルのバックライトとして用いた表示装置を構成している。従って、所望の色度の照明用光で表示される表示装置を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を図1〜3に従って説明する。
図1に示すように、表示装置1は、パッシブ・マトリックス方式の液晶パネル2と、照明装置3とを備えている。照明装置3は、液晶パネル2の背後に重ね合わせられており、液晶パネル2における表示は、液晶パネル2側(図1における上側)から視認される。
【0017】
液晶パネル2は、一対の透明な基板4,5と、両基板4,5の間に挟まれた液晶6とを備えている。基板4,5は、平板状のガラスで形成されている。照明装置3側に配置された基板4の一面(液晶6側の面)には複数の透明な電極7が平行なストライプ状に配設されている。基板4の他面(照明装置3側の面)には偏光板8が配設されている。
【0018】
基板5の一面(液晶6側の面)にはカラーフィルタ9と複数の透明な電極10とが電極7と直交するように平行なストライプ状に順次積層して配設されている。基板5の他面(液晶6とは反対側の面)には偏光板11が配設されている。
【0019】
電極7,10は、例えばITO(インジウム錫酸化物)の透明導電膜である。電極7,10の間に直流電界を印加すると、電極7と電極10との交差部に対応する液晶6の部分が偏光板8,11と協働して光を通さない遮光領域となる。電極7,10の間に直流電界が印加されていない場合には、電極7と電極10との交差部に対応する液晶6の部分が偏光板8,11と協働して光を通過させる透明領域となる。
【0020】
照明装置3は、透明な基板13上に、反射部材としての反射電極17と、有機エレクトロルミネッセンス(EL)層15と、電極16と、色度調整部材としてのフィルタ14と、基板12とが順次積層された構成をとっている。基板13は、ガラスで形成されている。
【0021】
基板13の一面(有機EL層15側の面)には、反射電極17が形成されている。反射電極17としては金属電極(例えば銀−マグネシウム合金やリチウム−アルミニウム合金)が使用されている。反射電極17は、液晶パネル2側(図1において上側)から入射された光の反射手段としても機能する。
【0022】
反射電極17の一面(基板13と反対側)には、有機EL層15が形成されている。有機EL層15は、公知の製法により作成された白色発光層である。有機EL層15は、例えば図示しない赤色発光の有機EL層、青色発光の有機EL層及び緑色発光の有機EL層を積層して形成される。
【0023】
有機EL層15を挟んで反射電極17の反対側には、電極16が形成されている。
電極16は、例えばITO(インジウム錫酸化物)を主成分とする透明又は半透明の導電膜である。
【0024】
電極16の一面(有機EL層15と反対側)には、フィルタ14と、基板12とが順次積層されている。フィルタ14は所定の波長の光を吸収する。基板12は、例えばガラスのような透明又は半透明の、好ましくは透明の材料を用いて形成される。尚、図示しないが、有機EL層15が外気にふれないようにパッシベーション膜(封止膜)を形成すると良い。
【0025】
有機EL層15、電極16及び反射電極17は、面発光体としての有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子18を構成している。
次に、フィルタ14について詳述する。
【0026】
フィルタ14は、有機EL層15の発光時と非発光時に、光の取り出し方向(図1における上側)から出射された光の色度が同じになるようにフィルタリングする。つまり、発光時に光が通過する各層の光学特性と、非発光時に光が通過する各層(外部から入射され、反射電極17にて反射されて外部に至る経路に存在する各層)の光学特性を考慮し、発光時の光の色度と非発光時の光の色度とが略同一となるように、特定の波長の光を吸収するように形成されている。
【0027】
尚、有機EL素子18の発光時における光とは、有機EL素子18が液晶パネル2側に発した光と、反射電極17側に発せられ反射電極17にて反射した光とがある。つまり、前者の光は、電極16、フィルタ14、基板12と順次通過し外部に射出された光である。後者の光は、反射電極17で反射され、有機EL層15、電極16、基板12と順次通過し外部に射出された光である。
【0028】
有機EL層15の非発光時における光とは、液晶パネル2側から入射し、各層を順次通過し反射し再び各層を順次通過して照明装置3の外部に射出された光である。の経路における基板12,有機EL層15,電極16の光学特性に基づいて、外光(入射光)を反射電極17で反射させた反射光の色度と有機EL素子18を発光させた時の照明用光の色度とがほぼ同じとなるように形成されている。例えば、有機EL層15が、該有機EL層15を通過する光の波長のうち光学特性に応じた波長成分の光を吸収すると、フィルタ14は、有機EL層15を通過する波長成分の光を吸収する。従って、フィルタ14は、反射電極17で反射した反射光と有機EL素子18が発光する照明用光とがほぼ同じ色度となるように調整している。
【0029】
図2は、照明用光の波長−強度スペクトルを示す。照明装置3を構成する各部材12〜17の光学特性が入射光に対して影響を与えない場合、それの出射光の色度は入射光のそれと一致している。従って、各部材12〜17が通過光に対する影響を説明するため、ここでは、入射光の色度と、有機EL素子の非発光時における透過光及び反射光の色度とを略同一の値にする場合を例にとる。スペクトルAは、膜(本実施形態では有機EL層15等の光を吸収するもの)を通過しない場合、例えば入射光のスペクトルを示す。スペクトルBは、膜を通過した光のスペクトルを示す。スペクトルBは、スペクトルAと比べて所定波長(波長範囲)の強度が低くなっている。スペクトルCは、スペクトルBを持つ光をフィルタ14に照射した場合の該フィルタ14の出射光のスペクトルを示す。スペクトルCは、各波長における強度の比率がスペクトルAとほぼ同じ比率になっている。即ち、スペクトルCを持つ光は、スペクトルAを持つ光と同様の色度を得ている。このように、フィルタ14は、該フィルタ14を通過する照明用光が所望の色度となるように調整している。
【0030】
次に、上記のように構成された表示装置1の動作について説明する。
液晶パネル2は図示しない駆動制御装置により電極7,10に電圧を印加して、所望の画素(又は画素の一部)を透過可能とする。
【0031】
一方、照明装置3は、周囲が暗い時に、有機EL素子18をその照明用光として照明する透過モード、又は周囲が明るい時に外部からの光(外光)を反射電極17にて反射させた反射光を照明用光として照明する反射モードに制御される。
【0032】
透過モードの場合、照明装置3は電源投入されると、電極16と反射電極17の間に印加される電荷に応答して有機EL素子18が白色に発光する。その発光光は、照明用光として直接、及び反射電極17に反射して、電極16、フィルタ14、基板12を通過して液晶パネル2へ達する。この時、有機EL素子18から照射された光(反射電極17にて反射した光を含む)は、フィルタ14を通過して所望の色度を持つ出射光となる。
【0033】
反射モードの場合、図3に示すように、液晶パネル2側より入射する入射光20が基板12、フィルタ14、電極16、そして有機EL層15を通過し、反射電極17に達する。そして、反射電極17に達した入射光20は、反射電極17で反射し、反射光21として再び有機EL層15、電極16、フィルタ14、基板12を通過し、照明装置3の照明用光として液晶パネル2へ達する。入射光20及び反射光21は、有機EL層15等を通過する際に特定の波長の光が吸収され、その色度が変化する(図2、スペクトルB参照)。この時、入射光20及び反射光21はフィルタ14を通過するため、所望の色度となるように調整される(図2、スペクトルC参照)。
【0034】
このように構成された表示装置1は、透過、反射の両モードにおいて所望の照明用光の色度を得ることができる。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
【0035】
(1)基板12の一面(有機EL層15側)には、特定の波長の光を吸収するフィルタ14が形成されている。従って、照明用光(外光の反射光、有機EL素子18の発光光)がフィルタ14を通過することにより、所望の色度で照明することができる。
【0036】
(2)フィルタ14は、基板12の一面(有機EL層15側)を覆うように形成されている。従って、照明装置3が反射モードの場合に、入射光20及び反射光21全てがフィルタ14を通過するので、照明用光を所望の色度に調整することができる。
【0037】
(3)反射電極17は、基板13の一面(有機EL層15側)を覆うように形成されている。従って、反射電極17へ向かって入射する光は、全て反射電極17に反射されので、液晶パネル2へ射出する光量を多くできる。
【0038】
(4)照明装置3は、特定の波長の光を吸収するフィルタ14を有している。従って、フィルタ14が吸収する光の波長を変えれば、照明用光を他の色度となるように調整することができる。
【0039】
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○フィルタ14は、基板12の一面(有機EL層15側)に形成されていたが、照明用光が所望の色度となるようにすれば、他の部分に形成しても良い。また、色度調整部材として複数のフィルタを備えてもよい。
【0040】
○反射電極17は、有機EL素子の電極及び入射光20の反射手段として機能していたが、それぞれの機能を分割して形成しても良い。詳しくは、反射電極17をITO等の透明導電膜よりなり有機EL素子18を構成する電極と、入射光20を反射する反射手段としての反射膜とに分割して構成しても良い。反射電極17や反射膜等の反射部材は、有機EL層が発する光を遮らない位置、例えば図1における有機EL層15よりも下側に設けると、有機EL層15が発する光の減衰を小さくできるため好ましい。
【0041】
○フィルタ14は、基板12の一面(有機EL層15側)全てを覆うように形成していたが、基板12の一面の一部(例えば画素を覆う領域)に形成しても良い。また、表示画素の一部を覆うように形成してもよく、その場合には1つの画面にて異なる色度の表示を同時に行うことが可能となる。
【0042】
○照明用光が所望の色度になるように、照明装置にはフィルタ14が形成されたが、基板12,有機EL層15,電極16,反射電極17などの照明装置3又は有機EL素子18を構成する部材や部分の1つ又は複数(全てを含む)に色度調整部材としての機能を持たせても良い。このようにすれば、フィルタ14を設ける必要がないので、照明装置3の製造コストを低減することができる。
【0043】
○液晶パネル2はパッシブ・マトリックス方式でなくても、アクティブ・マトリックス方式の液晶パネルを用いても良い。
○照明装置3は、表示装置1のバックライトに限らない。例えば、自動車のルームランプ等、通常の照明装置として具体化しても良い。
【0044】
○照明装置3は、有機EL素子18の非発光時に外部へ照射される光の色度を調整できれば良い。つまり、有機EL素子18の発光時に外部へ照射される光の色度と略同一にしなくても良い。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜8に記載の発明によれば、有機EL素子の非発光時に外部へ照射する光の色度を任意の値にした照明装置を提供することができる。
【0046】
また、請求項5〜8に記載の発明によれば、有機EL素子の発光時に外部に照射する光の色度と略同一の任意な値にした照明装置を提供することができる。
また、請求項9に記載の発明によれば、有機EL素子の非発光時に外部へ照射する光の色度を任意の値にした照明装置を液晶パネルのバックライトとした表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置の要部概略分解斜視図。
【図2】出射光のスペクトル図。
【図3】光の通過を説明する照明装置の概略図。
【符号の説明】
1…表示装置、2…液晶パネル、3…照明装置、14…色度調整部材としてのフィルタ、15…有機エレクトロルミネッセンス(EL)層、16…電極、17…反射電極、18…有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子、20…入射光、21…反射光、A,B,C…スペクトル。
【発明の属する技術分野】
本発明は照明装置及びそれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子を用いた照明装置が提案されている。また、その照明装置を液晶パネルのバックライトとして配置された表示装置も提案されている。このような表示装置は、液晶パネルと有機EL素子を備え、液晶パネルの背面から有機EL素子の光を照射して表示をする。携帯機器においては、低消費電力化のニーズが高いため、液晶を用いた表示装置についても低消費電力化が必要である。このため、携帯機器等には反射膜を備えた所謂透過反射型表示装置が用いられる。即ち、周囲が明るい時には照明をオフにして、外部からの入射光を液晶パネルの背面に設けた反射膜にて反射させ反射光とし、その反射光を用いて液晶上の表示を視認できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような照明装置は、従来、非発光時における光(反射光や透過光)の色を調整することはできなかった。
【0004】
従って、上記したような照明装置は、一般に、有機EL素子発光時と非発光時の色度が異なるという問題もあった。これは、有機EL素子及び照明装置が1又は複数の層により構成されるため、各層によりそれぞれ特定の波長の光が吸収されるからである。これにより、有機EL素子から発光された光の色度と、非発光時に照明装置を透過した光の色度とは異なったものになってしまっていた。
【0005】
又、有機EL素子の発光時の色度とを略同一にするだけでなく、この色度を所定の値にするというニーズもある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、有機EL素子の非発光時に外部へ照射する光の色度を任意の値にすることを第1の目的とする。有機EL素子の発光時に外部に照射する光の色度と略同一となる照明装置を提供することを第2の目的とする。この照明装置を液晶パネルのバックライトとした表示装置を提供することを第3の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、有機エレクトロルミネッセンス素子の非発光時に外部へ照射される光の色度が調整されている。従って、有機EL素子の非発光時に外部から入射され照明装置を通って外部に発せられる光の色度を任意の値にすることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、一部分又は全ての部分が、有機エレクトロルミネッセンス非発光時に外部へ照射される光の色度を調整する。従って、照明装置の一部分又は全ての部分を改質することで、有機EL素子非発光時に外部から入射され照明装置を通って外部に発せられる光の色度を任意の値にすることができる。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記照明装置のうち、有機エレクトロルミネッセンス素子の非発光時に外部へ照射される光の色度を調整する部分には、特定の波長の光を吸収する材料が含有されている。従って、従来の照明装置において、その一部又は全部に上記したような材料を含有させるだけで、有機EL素子非発光時に外部から入射され照明装置を通って外部に発せられる光の色度を任意の値にすることができる。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記有機エレクトロルミネッセンス素子の少なくとも一部と外部の少なくとも一方に、有機エレクトロルミネッセンス素子の非発光時に外部に照射される光の色度を任意の値に設定する色度調整部材が設けられている。従って、有機EL素子発光時に外部に照射される光の色度を任意の値にすることができる。
【0010】
請求項5に記載の発明は、前記光の色度は、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光時に外部に照射される光の色度と略同一の値となる。従って、有機EL素子発光時に照明装置から発せられる光の色度と、有機EL素子非発光時に外部から入射され照明装置を通って外部に発せられる光の色度とを略同一の任意な値にすることができる。
【0011】
請求項6に記載の発明は、前記有機エレクトロルミネッセンス素子の内部と外部の少なくとも一方に、装置外部から入射された光を装置外部へ反射する反射部材が設けられている。従って、いわゆる透過反射型の照明装置においても、有機EL素子の発光時に照明装置から発せられる光の色度と、有機EL素子の非発光時における反射光の色度とを略同一の任意な値にできる。
【0012】
なお、以上の技術的思想の中には、反射部材が有機EL素子非発光時に外部へ照射される光の色度を調整する構成も当然に含まれる。例えば、特定の波長の光を吸収する材料が含有された反射部材を有する照明装置も当然に以上の技術的思想に含まれる。
【0013】
前記反射部材は、請求項7に記載の発明のように、有機エレクトロルミネッセンス素子から光の取り出し方向への光を遮らない位置に設けることが好ましい。従って、照明装置は十分な明るさで照射できる。
【0014】
前記有機エレクトロルミネッセンス素子は、請求項8に記載の発明のように、有機エレクトロルミネッセンス層を二つの電極が挟む構造をとり、前記反射部材は、前記有機エレクトロルミネッセンス層から光の取り出し方向とは反対側に設けられた電極であることが好ましい。従って、例えば有機EL素子の発光時に、照明装置から照射する光を明るくすることができる。
【0015】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明装置が液晶パネルのバックライトとして用いた表示装置を構成している。従って、所望の色度の照明用光で表示される表示装置を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を図1〜3に従って説明する。
図1に示すように、表示装置1は、パッシブ・マトリックス方式の液晶パネル2と、照明装置3とを備えている。照明装置3は、液晶パネル2の背後に重ね合わせられており、液晶パネル2における表示は、液晶パネル2側(図1における上側)から視認される。
【0017】
液晶パネル2は、一対の透明な基板4,5と、両基板4,5の間に挟まれた液晶6とを備えている。基板4,5は、平板状のガラスで形成されている。照明装置3側に配置された基板4の一面(液晶6側の面)には複数の透明な電極7が平行なストライプ状に配設されている。基板4の他面(照明装置3側の面)には偏光板8が配設されている。
【0018】
基板5の一面(液晶6側の面)にはカラーフィルタ9と複数の透明な電極10とが電極7と直交するように平行なストライプ状に順次積層して配設されている。基板5の他面(液晶6とは反対側の面)には偏光板11が配設されている。
【0019】
電極7,10は、例えばITO(インジウム錫酸化物)の透明導電膜である。電極7,10の間に直流電界を印加すると、電極7と電極10との交差部に対応する液晶6の部分が偏光板8,11と協働して光を通さない遮光領域となる。電極7,10の間に直流電界が印加されていない場合には、電極7と電極10との交差部に対応する液晶6の部分が偏光板8,11と協働して光を通過させる透明領域となる。
【0020】
照明装置3は、透明な基板13上に、反射部材としての反射電極17と、有機エレクトロルミネッセンス(EL)層15と、電極16と、色度調整部材としてのフィルタ14と、基板12とが順次積層された構成をとっている。基板13は、ガラスで形成されている。
【0021】
基板13の一面(有機EL層15側の面)には、反射電極17が形成されている。反射電極17としては金属電極(例えば銀−マグネシウム合金やリチウム−アルミニウム合金)が使用されている。反射電極17は、液晶パネル2側(図1において上側)から入射された光の反射手段としても機能する。
【0022】
反射電極17の一面(基板13と反対側)には、有機EL層15が形成されている。有機EL層15は、公知の製法により作成された白色発光層である。有機EL層15は、例えば図示しない赤色発光の有機EL層、青色発光の有機EL層及び緑色発光の有機EL層を積層して形成される。
【0023】
有機EL層15を挟んで反射電極17の反対側には、電極16が形成されている。
電極16は、例えばITO(インジウム錫酸化物)を主成分とする透明又は半透明の導電膜である。
【0024】
電極16の一面(有機EL層15と反対側)には、フィルタ14と、基板12とが順次積層されている。フィルタ14は所定の波長の光を吸収する。基板12は、例えばガラスのような透明又は半透明の、好ましくは透明の材料を用いて形成される。尚、図示しないが、有機EL層15が外気にふれないようにパッシベーション膜(封止膜)を形成すると良い。
【0025】
有機EL層15、電極16及び反射電極17は、面発光体としての有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子18を構成している。
次に、フィルタ14について詳述する。
【0026】
フィルタ14は、有機EL層15の発光時と非発光時に、光の取り出し方向(図1における上側)から出射された光の色度が同じになるようにフィルタリングする。つまり、発光時に光が通過する各層の光学特性と、非発光時に光が通過する各層(外部から入射され、反射電極17にて反射されて外部に至る経路に存在する各層)の光学特性を考慮し、発光時の光の色度と非発光時の光の色度とが略同一となるように、特定の波長の光を吸収するように形成されている。
【0027】
尚、有機EL素子18の発光時における光とは、有機EL素子18が液晶パネル2側に発した光と、反射電極17側に発せられ反射電極17にて反射した光とがある。つまり、前者の光は、電極16、フィルタ14、基板12と順次通過し外部に射出された光である。後者の光は、反射電極17で反射され、有機EL層15、電極16、基板12と順次通過し外部に射出された光である。
【0028】
有機EL層15の非発光時における光とは、液晶パネル2側から入射し、各層を順次通過し反射し再び各層を順次通過して照明装置3の外部に射出された光である。の経路における基板12,有機EL層15,電極16の光学特性に基づいて、外光(入射光)を反射電極17で反射させた反射光の色度と有機EL素子18を発光させた時の照明用光の色度とがほぼ同じとなるように形成されている。例えば、有機EL層15が、該有機EL層15を通過する光の波長のうち光学特性に応じた波長成分の光を吸収すると、フィルタ14は、有機EL層15を通過する波長成分の光を吸収する。従って、フィルタ14は、反射電極17で反射した反射光と有機EL素子18が発光する照明用光とがほぼ同じ色度となるように調整している。
【0029】
図2は、照明用光の波長−強度スペクトルを示す。照明装置3を構成する各部材12〜17の光学特性が入射光に対して影響を与えない場合、それの出射光の色度は入射光のそれと一致している。従って、各部材12〜17が通過光に対する影響を説明するため、ここでは、入射光の色度と、有機EL素子の非発光時における透過光及び反射光の色度とを略同一の値にする場合を例にとる。スペクトルAは、膜(本実施形態では有機EL層15等の光を吸収するもの)を通過しない場合、例えば入射光のスペクトルを示す。スペクトルBは、膜を通過した光のスペクトルを示す。スペクトルBは、スペクトルAと比べて所定波長(波長範囲)の強度が低くなっている。スペクトルCは、スペクトルBを持つ光をフィルタ14に照射した場合の該フィルタ14の出射光のスペクトルを示す。スペクトルCは、各波長における強度の比率がスペクトルAとほぼ同じ比率になっている。即ち、スペクトルCを持つ光は、スペクトルAを持つ光と同様の色度を得ている。このように、フィルタ14は、該フィルタ14を通過する照明用光が所望の色度となるように調整している。
【0030】
次に、上記のように構成された表示装置1の動作について説明する。
液晶パネル2は図示しない駆動制御装置により電極7,10に電圧を印加して、所望の画素(又は画素の一部)を透過可能とする。
【0031】
一方、照明装置3は、周囲が暗い時に、有機EL素子18をその照明用光として照明する透過モード、又は周囲が明るい時に外部からの光(外光)を反射電極17にて反射させた反射光を照明用光として照明する反射モードに制御される。
【0032】
透過モードの場合、照明装置3は電源投入されると、電極16と反射電極17の間に印加される電荷に応答して有機EL素子18が白色に発光する。その発光光は、照明用光として直接、及び反射電極17に反射して、電極16、フィルタ14、基板12を通過して液晶パネル2へ達する。この時、有機EL素子18から照射された光(反射電極17にて反射した光を含む)は、フィルタ14を通過して所望の色度を持つ出射光となる。
【0033】
反射モードの場合、図3に示すように、液晶パネル2側より入射する入射光20が基板12、フィルタ14、電極16、そして有機EL層15を通過し、反射電極17に達する。そして、反射電極17に達した入射光20は、反射電極17で反射し、反射光21として再び有機EL層15、電極16、フィルタ14、基板12を通過し、照明装置3の照明用光として液晶パネル2へ達する。入射光20及び反射光21は、有機EL層15等を通過する際に特定の波長の光が吸収され、その色度が変化する(図2、スペクトルB参照)。この時、入射光20及び反射光21はフィルタ14を通過するため、所望の色度となるように調整される(図2、スペクトルC参照)。
【0034】
このように構成された表示装置1は、透過、反射の両モードにおいて所望の照明用光の色度を得ることができる。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
【0035】
(1)基板12の一面(有機EL層15側)には、特定の波長の光を吸収するフィルタ14が形成されている。従って、照明用光(外光の反射光、有機EL素子18の発光光)がフィルタ14を通過することにより、所望の色度で照明することができる。
【0036】
(2)フィルタ14は、基板12の一面(有機EL層15側)を覆うように形成されている。従って、照明装置3が反射モードの場合に、入射光20及び反射光21全てがフィルタ14を通過するので、照明用光を所望の色度に調整することができる。
【0037】
(3)反射電極17は、基板13の一面(有機EL層15側)を覆うように形成されている。従って、反射電極17へ向かって入射する光は、全て反射電極17に反射されので、液晶パネル2へ射出する光量を多くできる。
【0038】
(4)照明装置3は、特定の波長の光を吸収するフィルタ14を有している。従って、フィルタ14が吸収する光の波長を変えれば、照明用光を他の色度となるように調整することができる。
【0039】
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○フィルタ14は、基板12の一面(有機EL層15側)に形成されていたが、照明用光が所望の色度となるようにすれば、他の部分に形成しても良い。また、色度調整部材として複数のフィルタを備えてもよい。
【0040】
○反射電極17は、有機EL素子の電極及び入射光20の反射手段として機能していたが、それぞれの機能を分割して形成しても良い。詳しくは、反射電極17をITO等の透明導電膜よりなり有機EL素子18を構成する電極と、入射光20を反射する反射手段としての反射膜とに分割して構成しても良い。反射電極17や反射膜等の反射部材は、有機EL層が発する光を遮らない位置、例えば図1における有機EL層15よりも下側に設けると、有機EL層15が発する光の減衰を小さくできるため好ましい。
【0041】
○フィルタ14は、基板12の一面(有機EL層15側)全てを覆うように形成していたが、基板12の一面の一部(例えば画素を覆う領域)に形成しても良い。また、表示画素の一部を覆うように形成してもよく、その場合には1つの画面にて異なる色度の表示を同時に行うことが可能となる。
【0042】
○照明用光が所望の色度になるように、照明装置にはフィルタ14が形成されたが、基板12,有機EL層15,電極16,反射電極17などの照明装置3又は有機EL素子18を構成する部材や部分の1つ又は複数(全てを含む)に色度調整部材としての機能を持たせても良い。このようにすれば、フィルタ14を設ける必要がないので、照明装置3の製造コストを低減することができる。
【0043】
○液晶パネル2はパッシブ・マトリックス方式でなくても、アクティブ・マトリックス方式の液晶パネルを用いても良い。
○照明装置3は、表示装置1のバックライトに限らない。例えば、自動車のルームランプ等、通常の照明装置として具体化しても良い。
【0044】
○照明装置3は、有機EL素子18の非発光時に外部へ照射される光の色度を調整できれば良い。つまり、有機EL素子18の発光時に外部へ照射される光の色度と略同一にしなくても良い。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜8に記載の発明によれば、有機EL素子の非発光時に外部へ照射する光の色度を任意の値にした照明装置を提供することができる。
【0046】
また、請求項5〜8に記載の発明によれば、有機EL素子の発光時に外部に照射する光の色度と略同一の任意な値にした照明装置を提供することができる。
また、請求項9に記載の発明によれば、有機EL素子の非発光時に外部へ照射する光の色度を任意の値にした照明装置を液晶パネルのバックライトとした表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置の要部概略分解斜視図。
【図2】出射光のスペクトル図。
【図3】光の通過を説明する照明装置の概略図。
【符号の説明】
1…表示装置、2…液晶パネル、3…照明装置、14…色度調整部材としてのフィルタ、15…有機エレクトロルミネッセンス(EL)層、16…電極、17…反射電極、18…有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子、20…入射光、21…反射光、A,B,C…スペクトル。
Claims (9)
- 有機エレクトロルミネッセンス素子の非発光時に外部へ照射される光の色度が調整された照明装置。
- 一部分又は全ての部分が、前記有機エレクトロルミネッセンス素子の非発光時に外部へ照射される光の色度を調整することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記有機エレクトロルミネッセンス素子の非発光時に外部へ照射される光の色度を調整する部分には、特定の波長の光を吸収する材料が含有されたことを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
- 前記有機エレクトロルミネッセンス素子の少なくとも一部と外部の少なくとも一方に、該有機エレクトロルミネッセンス素子の非発光時に外部に照射される光の色度を任意の値に設定する色度調整部材が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記光の色度は、前記有機エレクトロルミネッセンス素子の発光時に外部に照射される光の色度と略同一の値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記有機エレクトロルミネッセンス素子の内部と外部の少なくとも一方に、装置外部から入射された光を装置外部へ反射する反射部材が設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記反射部材は、前記有機エレクトロルミネッセンス素子から光の取り出し方向への光を遮らない位置に設けられたことを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
- 前記有機エレクトロルミネッセンス素子は、有機エレクトロルミネッセンス層を二つの電極が挟む構造をとり、前記反射部材は、前記有機エレクトロルミネッセンス層から光の取り出し方向とは反対側に設けられた電極であることを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明装置が液晶パネルのバックライトとして用いられた表示装置。
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