JP2004038710A - Adjustment method, recording medium having adjustment software, adjustment device, rewrite card processing method, recording medium having rewrite card processing software, and rewrite card processor - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、商品等の購入、金銭の貸借等の金銭の授受に際して発生する釣銭処理、ポイント処理、入金処理を行う技術に関する。またこの発明はリライト式カードにおける使用限度に達した際の回収する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、種々あるＰＯＳレジスタの機能の一つとして、顧客が購入した購入金額に対応し、後日利用可能な割引金或は所定のサービスを受けられるポイントを還元するという機能があった。このポイントの還元は、顧客の来店頻度、及び、購入金額に関われず一律にポイント付与されていた。
そして、付与するポイントの還元率のみによって各店の差別化が行われていた。その為、他店との差別化を明確にするには還元率を大きくするしかなく、経済的負担が大きかった。
【０００３】
そこで発明者は、特願２００２−４９０９０において、『釣銭情報を記録するか否かを判別し、釣銭情報を記録しないと判別した場合に第１のポイントを記録し、釣銭情報を記録すると判別した場合には第２のプレミアポイントを生成し、第２のプレミアポイント及び釣銭情報を記録することを特徴とするポイント及び釣銭情報記録方法。』他を発明した。
【０００４】
即ち、顧客は、商品購入時に発生する釣銭の内の所定金種以上の釣銭は現金で返却してもらい所定金種未満の釣銭をカードに記録して次回以降の商品購入時に使用可能とする釣銭カードを発行してもらうか、或は、精算の都度釣銭を全額現金で返却してもらうポイントカードを発行してもらうかするかを予め選択して顧客カードの発行を受ける。そして、顧客カードを使用して商品を購入する際には、ポイントカードを用いて釣銭を全額返却する場合には、商品購入額に対応して第１のポイントを付与する。この第１のポイントは、例えば商品を購入した合計額の３％相当のポイントを付与し、ポイントカード自体に或はポイントカード毎に対応させて他の記録手段に記録しておく。
【０００５】
一方、釣銭カードを使用して商品を購入した際には、所定金種、例えば１０００円未満の釣銭は釣銭カード自体に或は釣銭カード毎に対応させて他の記録手段に記録しておく。更には、釣銭カードを使用したことに対して第２のプレミアポイントを付与する。即ち、ポイントカード使用時のポイント還元率３％より還元率の高い例えば購入金額の７％相当のポイントを付与し、釣銭同様釣銭カード自体に或は釣銭カード毎に対応させて他の記録手段に記録しておく。
【０００６】
このように、釣銭カード使用時と、ポイントカード使用時とで、購入金額に対するポイント還元率を異ならせることにより、顧客による釣銭カードの使用率を上昇させることができるようにした。
【０００７】
その結果、顧客にとっては、釣銭カードに記録された釣銭が次回以降に同店舗或は系列店舗で使用可能なので、他店で使用できないこと以外は特に不利はなく、それに引換え第２のプレミアポイントを付与されるので、第１のポイントと第２のプレミアポイントとの差分だけポイント還元が良く有利なので、釣銭カードを使用して買物をするという意欲をもつ。これは店舗にとっては、競合他店より良いという差別化を促進できることとなる。
【０００８】
又、店舗自身は、釣銭カードシステムを導入することで、釣銭として返却するはずであった現金が店舗の手元に預かり金として残ることになり、資金運用面ではこの預かり金を有効に利用できることとなり有利であった。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例では、顧客カードを利用して会計を済ませる際、一旦顧客カードをカードリーダライタに挿入して顧客カードの種別が釣銭カードかポイントカードかを判別されてしまうと、釣銭カードであれば必ず所定金種未満の釣銭を釣銭カードに記録して預かり金としてしまうと共に第２のプレミアポイントが付与され、又、ポイントカードであれば釣銭を記録することなく第１のポイントが付与されてしまった。従って、釣銭カードを使用しているが、釣銭を現金で受取りたい場合が生じても、対処できないという問題点を有した。
【００１０】
更に、ポイントカード利用の顧客が、ポイントカードによる決済を選択して商品購入の決済を終了した後に、思い直して釣銭カードとして決済を受けるべく決済種別を選択することができないという問題点を有した。
【００１１】
更に又、釣銭カードに対応して記録された預かり金としての釣銭情報の最高額を、釣銭カードを用いる顧客が自由に設定できるものは無かった。即ち、顧客によっては１０００円未満の釣銭の記録を希望したり、１００円未満の釣銭の記録を希望したりと種々の希望があるはずであるが、これら希望を叶えるものは無かった。これは、例えば商品の品揃えを変更したために顧客の年齢層が低年齢化した場合などに、１００円未満の最高額では預かり金として適当ではないので、預かり金の最高額を１００円未満に変更したい場合などに相当する。同様に、顧客によって希望された釣銭カードに対応して記録できる釣銭情報の最高額を変更出来ないという問題点を有した。勿論、これら釣銭情報の最大値の変更が、所定期日或は所定日数毎に行われるものもなかった。
【００１２】
又、全ての釣銭カードの釣銭情報を積算した総預かり金である総釣銭情報は、自家発行型に相当するので７００万円を超える場合には、財務省の管轄局へ届出の義務を生ずると共に発行総額の報告を毎年３月３１日及び９月３０日に行わなければならないが、これら届出及び報告は店舗側にすればできれば省きたい業務である。しかしながら、従来では、全ての釣銭カードの釣銭情報を積算した店舗側の総預かり金となる総釣銭情報額を監視し、予め定める通報を要する額となった場合に通報するものや、総預かり金額が７００万円以下となるように調整できるものは無かったので、場合によってはこれら届出及び報告が必要となってしまった。同様に、店を閉店する場合や決算日には、総釣銭情報の額を０にしたい場合が生ずるが、釣銭情報として釣銭カードに対応して記録できる金額を調整できなかったので、総釣銭情報額を０円とすることができなかった。
【００１３】
更に又、ロイコ式、或は、白濁式等のカードは使用限度回数が２００回程度であるが、これらカードの使用回数を管理し、耐用限度である所定回数で使用中のカードを回収することができなかっか。
更に又、従来の精算装置では、ＰＯＳレジスタにおいて複数の商品の代金を手入力、もしくはバーコードリーダによってカウンティングするに際し、合計代金が確定しないと入金を受け付けることができなかった。このため、カウンティングや金銭の授受に多大な時間を要し、次の顧客が待つ時間が多かった。
【００１４】
更に又、従来の代金自動精算システムでは、複数ある代金自動精算装置相互はＰＯＳシステムを構築しているネットワークによって接続され、代金自動精算装置相互間で、ＰＯＳシステムとは独立して情報の授受は行われていなかった。つまり、通常、ＰＯＳシステムのソフトウェアが開示されることがなく、商品代金情報等の一部の情報をＰＯＳ１台に対し精算機１台を接続するローカル接続で送信する程度の修正は可能であるが、大規模な修正ＰＯＳシステム側のソフトウェアの修正は高額な開発費を必要とし、またそのような修正をいつも請負うこともなかった。また精算機側の都合によるＰＯＳシステムのデータベース構造、記録容量増加を既に販売したＰＯＳシステムにあとから追加することもできなかった。ところが、精算機で釣銭情報をカードに記録して発行する場合、カードに偽造されるおそれが高く、精算機側でＩＤ情報に紐付いて預かった釣銭情報を管理する必要があった。また、複数の精算機を導入したお店においては、例えば、１時間前に買い物したお客がその預かった釣銭情報を他の精算機で使用可能とするにはどうしても預かった釣銭情報を共有する必要があった。また、釣銭情報に代えてポイント情報においても上記したような同様な課題を有する。
【００１５】
この発明では、上記問題点に鑑み、釣銭カード使用時にも、釣銭カードに釣銭を記録するか現金で返却するかを選択可能であり、ポイントカードを選択して決済した決済終了後でも決済種別を変更可能であり、更には、カードリーダライタから顧客カードを引抜くまでは、釣銭カードを選択した決済種別選択をポイントカードを選択する決済種別選択へ変更可能なカードによる決済方法及びカード決済装置、顧客カードに対応して記録される釣銭情報の最高額を顧客カード毎に設定可能であり且つ各顧客カード毎に対応して記録される釣銭情報の総額を管理可能な精算方法及び精算用ソフトウェアを記録した記録媒体並びに精算装置、更に顧客が所望金種による釣銭を受取ることが可能な精算方法及び精算用ソフトウェアを記録した記録媒体並びに精算装置、更にＰＯＳシステムのネットワークとは独立して複数ある精算装置間で顧客カードに関する利用履歴を共有可能な精算装置を提供することを課題とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明は、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能であると共に残りの釣銭を現金で返却する第１の方法か、或は、釣銭全額を現金で返却する第２の方法かを選択するステップを有することを特徴とする精算方法、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能であると共に残りの釣銭を現金で返却する第１の方法か、或は、釣銭全額を現金で返却する第２の方法かを選択することを特徴とする精算用ソフトウェアを記載した記録媒体、
並びに、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能であると共に残りの釣銭を現金で返却する第１の方法か、或は、釣銭全額を現金で返却する第２の方法かを選択する選択手段を有することを特徴とする精算装置、
【００１７】
を提供する。
従って、上記精算方法、及び、精算用ソフトウェア、並びに、精算機によれば、精算時に発生する釣銭を、全額を現金で返却することができることは勿論、精算時に発生する釣銭のうち所定金額以上の釣銭を現金で返却し、所定金額未満部分の釣銭をＩＤに対応して釣銭情報として記録しておくことで、次回以降精算時に精算代金の一部として利用可能させることができる。
そして、所定額未満部分の言う所定額とは、１００００円、５０００円、１０００円等の金種額でも良く、又、予め定める金額としても良い。金額とした場合は、例えば、所定金額を９００円とすれば、９００円未満が釣銭情報としての記録対象となる。
【００１８】
又、ＩＤは、カードやメダル等からなる顧客に貸与或は販売した媒体を特定するものや、顧客自身を特定可能な顧客ＩＤ等であり、他にカード自体がＩＤであってもよい。即ち、磁気テープやＲＦＩＤに記録されたＩＤをカードリーダやＲＦＩＤリーダで読取り、そのＩＤで特定されたコンピュータの記録エリアより預かり金やポイントをリードライトする方法とか、手入力する暗証番号とを含むＩＤによって特定されるコンピュータの記録エリアより預かり金やポイントをリードライトする方法とか、或いはコンピュータに記録エリアを持たず上記のようなＩＤコードや預り金を記録しない場合、挿入されたカード自体に預かり金を記録する場合、そのカード自体をＩＤとする方法などがある。売買に際し、個人毎やカード毎、取引毎の預かり金（ポイントを含めてもよい）が識別できれば本発明に含まれる。、預かり金が次回以降精算代金として充当可能に特定できるＩＤであればよい。
【００１９】
更にこの発明では、
前記精算方法においては、第１の方法又は第２の方法を精算の完了に関連する操作の前であれば、夫々他の方法に変更可能であることを特徴とする精算方法、
及び、
前記精算用ソフトウェアを記録した記録媒体においては、第１の方法又は第２の方法を精算の完了に関連する操作の前であれば、夫々他の方法に変更可能であることを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
前記精算装置においては、第１の方法又は第２の方法を精算の完了に関連する操作の前であれば、夫々他の方法に変更可能であることを特徴とする精算装置、
【００２０】
を夫々提供し、前記第１の方法又は第２の方法は、例えば、カードリーダライタに差込まれているカードを引き抜く操作や、ＰＯＳレジスタにおいて全ての商品のカウンティングが終了し合計キーを押す或は次の顧客の商品のカウンティングの開始動作や、精算機に備えたビルバリの合計キーが押され且つ顧客によるビルバリへの入金完了ボタンが押された操作等、精算の完了を知らせる精算の完了に関連した操作を行うまでは、他の方法に変更することができる。
このようにすると、商品の代金のカウンティング中に、今までと異なる他の方法に変更して決済可能となるので、ＰＯＳレジスタにおいて新たな方法への変更登録の受け付けを行う時間を別途には設ける必要がない。このため、次にカウンティングする顧客が待たされることがない。
【００２１】
更に又、
前記精算方法においては、第１の方法又は第２の方法を、次回以降精算の際に継続することを特徴とする精算方法、
及び、
前記精算用ソフトウェアを記録した記録媒体においては、第１の方法又は第２の方法を、次回以降精算の際に継続することを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
前記精算装置においては、第１の方法又は第２の方法を、次回以降精算の際に継続することを特徴とする精算装置、
【００２２】
を夫々提供するので、これにより前回の精算方法が、釣銭の内の所定額未満部分をＩＤに対応させて釣銭情報として記録した第１の方法である場合には、今回の精算の方法も第１の方法による精算とし、前回の精算の方法が、釣銭を全て現金で返却した第２の方法である場合には、今回の精算の方法も第２の方法による精算とするので、顧客或は店員が精算の都度精算方法を選択する必要が生じない。精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、及び、精算装置においても同様で去る。
【００２３】
更にこの発明では、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能にするステップと、前記所定額を所定値に変更可能なステップとを有することを特徴とする精算方法、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能にし、前記所定額を所定値に変更可能なことを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能にする釣銭記録手段と、前記所定額を所定値に変更する所定額変更手段とを有することを特徴とする精算装置、
【００２４】
を提供する。従ってこの発明によれば、ＩＤに対応させて記録する所定額未満部分の釣銭情報を決定する所定額を変更できるので、顧客或は店側の所望する金額未満部分を、次回以降精算時に精算代金の一部として充当可能な釣銭情報として記録可能であるので好ましい。
【００２５】
更に又、
前記精算方法において所定額の所定値への変更は所定期日に行うことを特徴とする精算方法、
及び、
前記精算用ソフトウェアを記録した記録媒体において所定額の所定値への変更は所定期日に行うことを特徴とする精算方法用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
前記精算装置において所定額の所定値への変更は所定期日に行うことを特徴とする精算装置、
【００２６】
を提供することで、所定額の所定値への変更を、例えば５月４日というように予め定める期日（複数の期日でも良い）、或は、毎月１日というように決定される又は何日後というように自動的に計算されて決定される期日である所定期日に、所定額を所定値に変更することができるので好ましい。
【００２７】
更に又、
前記精算方法において変更する所定値はＩＤ毎に設定可能であることを特徴とする精算方法、
及び、
前記精算用ソフトウェアを記録した記録媒体において変更する所定値はＩＤ毎に設定可能であることを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
前記精算装置において変更する所定値はＩＤ毎に設定可能であることを特徴とする精算装置、
【００２８】
を提供することで、所定値をＩＤ毎に設定可能となるので、釣銭情報として記録する釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に設定できるので好ましい。即ち例えば、低年齢の顧客はそのおこずかいの範囲の買い物であるから所定額１０円、あまり来店しない顧客は釣銭を預けることに抵抗を覚えるであろうから、１００円、釣銭の授受がわずらわしいと思う顧客は１０００円というように夫々の顧客毎の都合で所定額を設定できる。またこのＩＤ毎の設定は、いくつかのＩＤをグループに分けて各グループ毎に同じ所定値に設定してもよい。即ち例えば年齢層毎、性別毎等のグループが考えられる。
【００２９】
更に又、
前記精算方法において、所定額変更ステップは、ＩＤ毎の預かり金である釣銭情報を集計した総額が所定上限預かり金総額より大きいか所定上限預かり金総額以上の場合には、集計した総額が所定上限預かり金総額以内か所定上限預かり金より小さくなるよう所定額を所定値に変更することを特徴とする精算方法、
及び、
前記精算用ソフトウェアを記録した記録媒体において、所定額の所定値への変更は、ＩＤ毎の預かり金である釣銭情報を集計した総額が所定上限預かり金総額より大きいか所定上限預かり金総額以上の場合には、集計した総額が所定上限預かり金総額以内か所定上限預かり金より小さくなるよう行うことを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
前記精算装置において、所定額変更手段は、ＩＤ毎の預かり金である釣銭情報を集計した総額が所定上限預かり金総額より大きいか所定上限預かり金総額以上の場合には、集計した総額が所定上限預かり金総額以内か所定上限預かり金より小さくなるよう所定額を所定値に変更することを特徴とする精算装置、
【００３０】
を提供するので、全てのＩＤに対応して記録されている預かり金である釣銭情報を集計し、集計した総額を所定上限預かり金と比較可能なので、店側が預かる預かり金の金額を制限可能となるので好ましい。即ち例えば、預かり金の総額が７００万円を超えると、役所に届出する法律があるが、手続きが煩雑であり、店側が突然対応することが困難な場合、緊急避難的に用いると大変便利である。また、ＩＤに対応して記録されている預かり金の総額の監視は、優先度の高い割り込み処理ではないＢＧＪ（バックグランドジョブ）によって行ったり、或は、所定期間毎に監視を行うようにして、コンピュータの負荷を低くすることで、コンピュータの販価を下げることができるので好ましい。
【００３１】
更にこの発明では、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能にするステップと、ＩＤ毎に記録した預かり金である釣銭情報の総額を集計する集計ステップと、集計ステップの集計した総額が所定上限預かり金総額より大きいか所定上限預かり金総額以上の場合に報知する報知ステップとを有することを特徴とする精算方法、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能にし、ＩＤ毎に記録した預かり金である釣銭情報の総額を集計し、ＩＤ毎に記録した釣銭情報を集計した総額が所定上限預かり金総額より大きいか所定上限預かり金総額以上の場合に報知することを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能にする釣銭記録手段と、ＩＤ毎に記録した預かり金の総額を集計する集計手段と、集計手段の集計した総額が所定上限預かり金総額より大きいか所定上限預かり金総額以上の場合に報知する報知手段とを有することを特徴とする精算装置、
【００３２】
を提供するので、例えば精算装置においては、精算装置電源ＯＮ時に従業員に対し、精算機に設ける液晶画面に、
【００３３】
『預かり金の総額が６５０万円となりました。法律第９２号、前払式証票の規制等に関する法律の第２章自家発行型前払式証票の発行の届出等、第４条自家発行型前払式証票の発行の届出に記載された通り、基準日３月３１日に預かり金総額が７００万円を超えた場合、翌日より２月を経過する日までに次の事項を財務蔵大臣への届出が必要となります。３月３１日の１週間前より預かり金を下げるよう制御しますか。「ＹＥＳ」ｏｒ「ＮＯ：届出」ボタンを押して選択してください。
１．氏名、商号または名称及び住所、法人にあっては、その代表者又は
管理人の氏名。
２．発行する自家発行型前払式証票の証票金額等の種類。
３．当該基準日における基準日未使用残高。』
【００３４】
等の文言を表示する、或は、これら文言を記載したマニュアルの警告コードを表示したり、同内容を音声で案内する、更には、単にブザーのような警告音を発信するので、釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報の全ＩＤの総額を認知可能となり、店側が所定額以上の預かり金を持たないように調整可能となるので好ましい。
【００３５】
更にこの発明は、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能にするステップと、ＩＤ毎に記録した預かり金である釣銭情報の総額を集計する集計ステップと、集計ステップの集計した総額を表示する表示ステップとを有することを特徴とする精算方法、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能にし、ＩＤ毎に記録した預かり金である釣銭情報の総額を集計し、ＩＤ毎に記録した釣銭情報を集計した総額を表示することを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に精算代金の一部として充当可能にする釣銭記録手段と、ＩＤ毎に記録した預かり金の総額を集計する集計手段と、集計手段の集計した総額を表示する表示手段とを有することを特徴とする精算装置、
【００３６】
を提供する。従って、集計された総額は表示されその金額を確認可能であるであるので好ましい。即ち例えば、上記したように預かり金の総額が７００万円を超えると、役所に届出する法律があるが、集計した総額を表示することによって、預かり金の総額が７００万円に近づいた場合、店側はこれら届出書類を研究して準備することができる。
【００３７】
更にこの発明では、
印字を消去して再び印字するリライトが可能なカード毎に使用回数をカウントするステップと、カウントされた使用回数と使用限度回数とを比較し、カウントされた使用回数が使用限度回数以内の場合には、カードを返却させ、使用限度回数を超えた場合には予め定める所定処理を行うステップとを有することを特徴とするリライトカード処理方法、
及び、
印字を消去して再び印字するリライトが可能なカード毎に使用回数をカウントし、カウントされた使用回数と使用限度回数とを比較し、カウントされた使用回数が使用限度回数以内の場合には、カードを返却させ、使用限度回数を超えた場合には予め定める所定処理を行うことを特徴とするリライトカード処理用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
印字を消去して再び印字するリライトが可能なカード毎に使用回数をカウントするカウント手段と、カウントされた使用回数と使用限度回数とを比較し、カウントされた使用回数が使用限度回数以内の場合には、カードを返却させ、使用限度回数を超えた場合には予め定める所定処理を行う所定処理実施手段とを有することを特徴とするリライトカード処理装置、
【００３８】
を提供する。そして、印字を消去して再び印字するリライトが可能なカードは、例えば、ロイコ、白濁式リライトカード等であり、これらの場合には、リライト限度回数である使用限度回数は２００回程度であり、比較的短い期間の使用にしか耐えないので、この発明によって、使用限度回数に達したカードは所定処理、即ち例えば、使用限度に達したカードに記載された情報を新たなカードへ記録してあたかも使用限度に達したカードとして再発行すると共に、使用限度に達したカードを回収する処理を行うので、使用回数に達したカードをそれ以上利用しないようにすることが可能となる。又、所定処理は、使用限度回数に達したことを報知すると共に、カード返却を禁止し、又は、従業員側と顧客側の２方向にカード挿入排出口を設けた精算装置では従業員側のカード挿入排出口に排出しても良く、更には、カード回収庫とカード回収庫へのカード導通路とカード導通路への導出機構を設け、カードをカード回収庫へ回収しても良く、種々の処理が適用可能である。
【００３９】
そして、使用限度回数は、リライト回数をカウントしても良く、買い物に使用した回数、或は、カードをＶＭＲ（カードリーダライタ）へ挿入した回数に応じてリライト回数を予測しても良く、カードの使用限度が計れる或は予測可能な回数であればよい。
【００４０】
更にこの発明では、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に購入代金の一部として充当可能な預かり金とするステップと、預かり金以外の釣銭をＩＤ毎に設定した釣銭禁止金種以外の金種で却するステップとを有することを特徴とする精算方法、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に購入代金の一部として充当可能な預かり金とし、預かり金以外の釣銭をＩＤ毎に設定した釣銭禁止金種以外の金種で返却することを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に購入代金の一部として充当可能な預かり金とする釣銭記録手段と、預かり金以外の釣銭をＩＤ毎に設定した釣銭禁止金種以外の金種で返却する禁止金種釣銭返却手段とを有することを特徴とする精算装置、
【００４１】
を提供する。従って、顧客は釣銭の所定額未満部分をＩＤに対応して釣銭情報として記録し、所定額以上部分を現金で返却される際に、釣銭禁止金種を除いた金種で返却されるので、例えば、２千円札は使用しづらいので所持したくない場合などは、２千円札を釣銭禁止金種としておくことで、２千円以上の現金による釣銭が発生しても２千円札を除く金種で返却されることとなるので好ましい。
【００４２】
更にこの発明では、
商品の代金を随時受け付けて積算するステップと、購入代金の入金を随時受付けて積算するステップと、精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、積算された入金総額を積算した商品の代金の精算金として精算可能にするステップとを有することを特徴とする精算方法、
及び、
商品の代金を随時受け付けて積算し、購入代金総額の入金を随時受付けて積算し、精算するよう指示する確定入力を受けた場合場合に、積算された入金総額を積算した商品の代金の精算金として精算可能なことを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
商品の代金を随時受け付けて積算する代金積算手段と、購入代金の入金を随時受付けて精算する入金精算手段と、精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、積算された入金総額を積算した商品の代金の精算金として精算可能にする釣銭計算手段とを有することを特徴とする精算装置、
【００４３】
を提供する。従って、本発明によれば、購入代金を受け付けて積算しながら、一方では入金される金額を積算するので、店員による購入商品のカウンティング中に購入代金の最終合計が出る前に既に精算するための入金を受付けられるので、精算時間が短縮できて好ましい。
【００４４】
そして更に、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に購入代金の一部として充当可能な預かり金とするステップと、商品の代金を随時受け付けて積算するステップと、購入代金の入金を随時受付けて精算するステップと、精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、前記預かり金、及び／又は、前記積算された入金総額によって積算した商品の代金を精算するステップとを有することを特徴とする精算方法、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降精算の際に購入代金の一部として充当可能な預かり金とし、商品の代金を随時受け付けて積算し、購入代金の入金を随時受付けて積算し、精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、前記預かり金、及び／又は、前記積算された入金総額によって積算した商品の代金を精算することを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体、
及び、
釣銭の内の所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて釣銭情報として記録し次回以降の精算の際に購入代金の一部として充当可能な預かり金とする釣銭記録手段と、商品の代金を随時受け付けて積算する代金積算手段と、購入代金の入金を随時受付けて精算する入金精算手段と、精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、前記預かり金、及び／又は、前記積算された入金総額によって積算した商品の代金を精算する釣銭計算手段と、を有することを特徴とする精算装置、
【００４５】
によって、所定額未満部分をＩＤ毎に対応させて記録した預かり金である釣銭情報を購入代金の清算金の一部として精算できる。従って、本発明によれば、購入代金を受け付けて積算しながら、一方では入金される金額を積算するので、店員による購入商品のカウンティング中に購入代金の最終合計が出る前に既に精算するための入金を受付けられるので、精算時間が短縮でき、更に釣銭授受に関わる時間も短縮できて好ましい。
【００４６】
更に又この発明では、
商品の代金をカウントして積算する代金積算手段を備えたＰＯＳ機相互をＰＯＳネットワークによって接続するＰＯＳシステムのＰＯＳ機と接続され、ＰＯＳ機から得た情報に基づいて釣銭情報を獲得する釣銭情報獲得手段、並びに、釣銭情報獲得手段によって獲得した釣銭情報を次回以降精算の際に購入代金の一部として充当可能な預かり金としてＩＤ毎に記録装置に記録する釣銭記録手段を備える精算装置相互を精算装置ネットワークによって接続してなり、
精算装置ネットワークによって接続された精算装置は、ＩＤ毎の釣銭情報或は該釣銭情報を獲得するための要素データを各精算装置相互間でリードライト可能であることを特徴とする精算装置、
【００４７】
を提供する。これにより、精算装置はＰＯＳシステムに拘らない精算装置ネットワークによって相互を接続されており、各精算装置が他の精算装置から釣銭情報或は該釣銭情報を獲得するための要素データを得ることが可能である。即ち、カードのみに釣銭情報を記録した場合に生じるカード偽造による盗難を防止するため、後から改造困難なＰＯＳシステムのネットワークを用いることなく、別途の精算装置ネットワークによって釣銭情報を共用化することで、例えば複数導入された精算機の１台において１時間前に買い物した顧客が、他の精算機にて買い物する場合でも獲得した釣銭情報を次回以降精算の際に購入代金の一部として充当可能とすることができるので好ましい。
【００４８】
更に又、この発明では、前記記録装置が前記精算装置夫々に設けられている、或は、いずれか一台に設けられている、更に或は、前記精算装置以外に設けられていれば良いので、夫々の精算機に記録装置を備えていれば、精算装置がクラッシュしても他の精算装置が正常に機能しているのでリカバー可能である。又、精算機のうち１台か或は他の中央コンピュータ（パソコン）に記録装置を備えることで、精算装置を安価にできる。
【００４９】
更に精算装置は、ＰＯＳシステムの一部であるＰＯＳ機に接続され、釣銭情報獲得手段が釣銭情報を獲得する。この時、釣銭情報獲得手段は、ＰＯＳ機において購入した代金と支払われた精算のための金額から釣銭を算出する場合には、釣銭情報そのものを獲得すれば良い。又、精算装置がＰＯＳ機から購入代金と支払われた精算のための入金額を得る場合には、釣銭情報獲得手段においてＰＯＳ機から得た購入代金及び精算のための入金額から釣銭を算出して釣銭情報を獲得すればよい。更に又、精算装置が購入代金を精算するための金額を入金する入金機能を有する場合には、ＰＯＳ機から得た購入代金を、入金があった金額で精算して釣銭情報を得ればよい。このように、精算装置は、自身に入金されるか或はＰＯＳ機から得た精算のための金額と、ＰＯＳ機から得た購入代金によって釣銭情報を得てもよい。
【００５０】
更に又、この発明では、
商品の代金をカウントするＰＯＳ機相互をＰＯＳネットワークによって接続するＰＯＳシステムのＰＯＳ機と接続され、ＰＯＳ機から得た情報に基づいてポイント情報を獲得するポイント情報獲得手段、及び、ポイント情報獲得手段によって獲得したポイント情報をＩＤ毎に対応させて積算して記録装置に記録するポイント積算記録手段、並びに、ポイント積算記録手段によって記録されたポイント積算値から所定ポイント減じるポイント減算手段を備える精算装置相互を精算装置ネットワークによって接続してなり、精算装置ネットワークによって接続された精算装置は、ＩＤ毎のポイント積算値或は該ポイント積算値を獲得するための要素データを各精算装置相互間でリードライト可能であることを特徴とする精算装置、
【００５１】
を提供する。これにより、精算装置はＰＯＳシステムに拘らない精算装置ネットワークによって相互を接続されており、各精算装置が他の精算装置からポイント情報或はポイント情報を獲得するための要素データを得ることが可能である。即ち、カードのみにポイント情報を記録した場合に生じるカード偽造による盗難を防止するため、後から改造困難なＰＯＳシステムのネットワークを用いることなく、別途の精算装置ネットワークによってポイント情報を共用化できる。例えば複数導入された精算機の１台において１時間前に買い物した顧客が、他の精算機にて買い物する場合でも、獲得したポイント情報をポイント情報積算手段が積算してＩＤ毎に対応させて積算記録装置に記録させ、更に、ポイント減算手段によって記録されたポイントを減算可能なので、積算されていたポイント情報を減算して減算したポイント情報に相当する賞品・賞金を顧客に特典として与えることが可能となる。勿論、減算したポイント情報に相当する代金を割引しても良い。このように、積算して記録したポイント情報を減算するポイント減算手段が、減算したポイント情報に相当する特典を顧客に与えることが可能となるので好ましい。
【００５２】
更に又、この発明では、前記記録装置が前記精算装置夫々に設けられている、或は、いずれか一台に設けられている、更に或は、前記精算装置以外に設けられていれば良いので、夫々の精算機に記録装置を備えていれば、精算装置がクラッシュしても他の精算装置が正常に機能しているのでリカバー可能である。又、精算機のうち１台か或は他の中央コンピュータ（パソコン）に記録装置を備えることで、精算装置を安価にできる。
更に精算装置は、ＰＯＳシステムの一部であるＰＯＳ機に接続され、ポイント情報獲得手段は、ＰＯＳ機からポイント情報そのものを獲得しても良く、又、精算装置がポイント情報を生成可能な情報、例えば、ＰＯＳ機が算出した購入の代金を受領し、この情報に基づいて精算装置がポイント情報を算出して得ても良い。
【００５３】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図１はこの発明の実施の形態を表す代金自動精算装置が接続されたＰＯＳシステムの全体を表す説明図であり、図２は顧客カードの説明図で（ａ）は顧客カードＣの表面側を表し（ｂ）は顧客カードＣの裏面側を表す説明図であり、図３はこの発明の実施の形態を表すレジスタ装置と接続した状態の説明図であり、図４は他の実施の形態の代金支払機を表す説明図であり、図５は実施の形態を表すフローチャートであり、図６は図５に続くフローチャートであり、図７は図６に続くフローチャートであり、図８は図５の一部を変更したフローチャートであり、図９は中央コンピュータの処理を表すフローチャートであり、図１０は他の実施の形態を表す説明図であり、図１１は顧客カードＣ、現金、釣銭の流れを表す模式図で、（ａ）は顧客カード発行時を、（ｂ）は顧客カード２回目以降使用時を、（ｃ）は顧客カード再発行時を夫々表し、図１２は図６の一部詳細を表すフローチャートであり、図１３は履歴処理を説明するフローチャートであり、図１４は預かり金の総額の報知、変更を説明するフローチャートであり、図１５は記録する履歴情報の一覧表である。
【００５４】
図１について説明する。図１は、代金自動精算システム１全体の構成図である。この代金自動精算システム１においては、在庫状況等を管理する中央管理コンピュータ２と、中央管理コンピュータ２と接続され購入代金の会計を行うレジスタ装置であるＰＯＳレジスタ３と、ＰＯＳレジスタ３と接続され顧客が挿入するカードを受け入れてカードに対し情報の読み書き可能であると共に顧客の挿入する現金の受付け及び顧客への釣銭の返却が可能な精算装置４と、中央管理コンピュータ２と接続され、販売する商品の数等を売り場において管理可能なＰＯＳ端末５と、予め顧客に所持させ会計時に付与されるポイント等のサービスをするための顧客カードＣとからなる。これら各装置のうち、精算機４以外の装置は、ＰＯＳシステムを構築してＰＯＳシステム用のネットワークによって相互を接続し、通信可能であり、複数の精算機４はＰＯＳレジスタ３と接続される一方でＰＯＳシステム用のネットワークとは異なる他のネットワークによって夫々接続され、通信可能に構成される。
【００５５】
代金自動精算システム１の、中央管理コンピュータ２は１台のコンピュータで管理するのではなく、実際には複数のコンピュータからなる。即ち、中央管理コンピュータ２は、ＰＯＳ端末４と送受信可能であり商品管理に関するデータ及び制御を行うコンピュータ、ＰＯＳレジスタ３と送受信可能であり、各ＰＯＳレジスタ３の入出金を管理するコンピュータ、ＰＯＳレジスタ３等で使用される顧客カードＣの情報を管理するコンピュータ等、複数からなるようにすると夫々の機能を分担して実行できるので処理速度が早くなる。従って、中央管理コンピュータ２は、複数のコンピュータの集合体でも良く、又、単独のコンピュータに全ての機能をさせても良く、特にその構成にはよらない。
【００５６】
顧客カードＣは、磁気カード・ＩＣカード等情報を記録可能なカードからなるが、コイン状の形態をなしＩＣを内蔵した記録可能なＩＣコインであっても良い。この実施の形態では、顧客カードＣは、テレフォンカード同様な薄板状の磁気カードからなる。顧客カードＣは、図２に表すように、裏面に磁気記録部Ｃ１を設け、リーダライタにより情報の読取り及び書込みが可能である。又、顧客カードＣ表面には、表示部Ｃ２を設ける。表示部Ｃ２は、顧客カードＣの表面に視認可能に窓部として設け、窓部は表面と裏面との間に間隙を有す窓状に形成され、間隙には磁性体粉が適宜量内包されてなる。内包される磁性体粉は、背景色とは異なる色からなる。そして、表示部Ｃ２への表示は、表示部Ｃ２に対向する裏面磁気記録部Ｃ１を、表示情報に対応した文字或は模様状に磁気記録し、この状態で顧客カードＣを振る等して表示部Ｃ２内にある磁性体粉を移動させ、磁気記録部Ｃ１の磁化された部分に磁力により付着した状態を保って表示する。又、表示部Ｃ２は、窓状開口部の周囲部を表面と裏面との間に間隙を有する状態とすることで、磁化された部分に磁力により付着した以外の余分な磁性体粉が、顧客カードＣを手にした時に生じる角度により周囲部に設けた間隙内に収まるので、使用状態では余分な磁性体粉が気にならない。更に、顧客カードＣに衝撃が与えられ、磁性体粉が着磁部から脱落して表示が視認できない状態となっても、顧客カードＣを振って磁性体を表示部Ｃ２内部で動かせば、再び着磁部へ付着して視認可能となる。
【００５７】
この表示部Ｃ２に表示する内容としては、例えば、前回の取引日時、釣銭金額、性別、ポイント残高夫々を１２桁の連番で表示するものとし、「０２Ｘ１２９９９Ｆ９９９」の表示であれば、先頭５桁「０２Ｘ１２」が前回の取引日時０２Ｘ１２（０２は２００２年を、Ｘは１０月を、Ｙは１１月を、Ｚは１２月を、１２は１２日を夫々表すものとする）即ち「２００２年１０月１２日」を表し、続く３桁が釣銭額「９９９円」を表し、続く１桁「Ｆ」が顧客の性別（Ｆは女性を、Ｍは男性を夫々表す。）である「女性」を表し、更に続く３桁「９９９」がポイント残高である「９９９ポイント」を表す。このように表示することで顧客の釣銭に対する前回の記憶があいまいとなり販売店が釣銭をだましとったと誤解されるのを防止する。又、表示領域が許されるのであれば更に多くの情報を表示するよう形成してもよく、更には、他の情報を表示可能に形成してもよい。顧客カードＣには、カード毎に設定されるＩＤナンバ、付与されたポイント、釣銭を記録して次回以降使用可能とする釣銭カードとして使用しているか否かの種別情報、カードの使用回数を表す使用回数情報、及び、釣銭金額を表す釣銭情報を記録可能であるが、勿論、これら情報以外の必要な情報、例えば利用している顧客のみが知りうる暗証情報、顧客の名前・住所の情報等も記録可能である。
【００５８】
この実施の形態では、顧客カードＣが磁気カードからなり秘密保持特性に問題が有るので顧客カードＣにはＩＤナンバのみを記録することとし、他の情報は顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて店舗側の代金自動精算システム１に記録する。但し、金銭に関係のない顧客の住所・氏名や来店時の利用記録である履歴情報等を顧客カードＣの磁気記録部Ｃ１に記録してもよく、ＩＣカードのような機密保持特性に優れている媒体では更に多くの情報を記録しても良い。
【００５９】
又、顧客カードＣは、顧客カードＣの使用形態を、顧客の使用した合計金額によって付与される第１のポイントを現金相当として使用可能なポイントカードＣＰとして使用することもできるし、代金の精算時に端数として発生する釣銭を顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて釣銭情報として記録しておき、次回以降の代金精算時に釣銭情報の金額を現金相当として使用できると共に、顧客の使用した合計金額によって付与されるポイントに加えて釣銭を顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて釣銭を記録して使用したことによる特典としてプレミアポイントを付与される釣銭カードＣＣとして使用することができる。そして、各ポイント情報及び使用形態を代金自動精算システム１に顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて記録可能であり、顧客カードＣのＩＤナンバを読取ることで代金自動精算システム１に記録された情報からポイントカードＣＰとしての使用か、釣銭カードＣＣとしての使用かを判断できる。
【００６０】
磁気カードの代わりにＩＣカードを用いると、ＩＣカードには最大１０ｋビット程度の記憶領域があるので前回購入した物の内容とその買い物毎の代金を購入日時と対応して記録することができる。このため、この買い物毎の代金情報を顧客に確認してもらえるように表示することで、釣銭の預かり金について顧客側の誤解によるトラブルを未然に防止することが可能となる。
【００６１】
ＰＯＳレジスタ３は、ＰＯＳシステムに用いられるレジスタ装置からなり、精算カウンタに設置され、中央管理コンピュータ２と通信可能に接続される。そして、ＰＯＳレジスタ３は、代金入力或はバーコードのコード番号等を入力するキー操作部３１と、顧客から受取った購入代金を収納する金庫部３２と、購入品の代金や累計代金等を表示可能な代金表示部３３と、購入した商品のバーコードをスキャン可能なバーコードリーダ部３４と、ＰＯＳレジスタ３と電気コードで接続され購入商品のバーコードを読取るハンディリーダ部３５と、購入した全商品を精算処理したときに店員により押圧される合計終了ボタン３８とからなる。そして、店員によって顧客が購入した商品の代金を、バーコードをスキャンする或はキー操作部３１による代金及び品目を入力する等の方法により購入代金を累計算出して精算可能であり、積算した代金の合計金額をレシート発行する。勿論、ＰＯＳレジスタ３内部には、記憶装置（図示せず）を設けてあり、ＰＯＳレジスタ３によって処理された全てのデータを処理時刻と共に記録可能であり、当日全体の売上集計や商品を売った時刻・接客した店員等を記録可能である。又、ＰＯＳレジスタ３は、精算する商品の代金を常に精算して合計代金を算出し、精算機４へ送信可能であり、購入した全商品の合計が出た場合には、店員によって合計終了ボタン３８が押圧される。そして、終了ボタン３８が押圧されたことで全商品代金の合計が完了したことを精算機４へ送信する。
【００６２】
ＰＯＳレジスタ３のキー操作部３１は、ＰＯＳレジスタ３表面に複数設けられ、商品の種別を入力する種別キー、商品の金額等の数値を入力する数字キー、演算種別を選択する選択キー、小計を計算する小計キー、合計を計算する合計キー、顧客からの預り金額を入力した後に釣銭を計算させる釣銭キー、商品毎に設け押圧することで該当商品の金額及び種別コードが入力される個別キー、顧客カードＣに対する情報の読取り或は書込み動作をさせるカード操作キー等、商品に関する種別コード、及び、商品の金額、並びに、預かり金からの精算が可能なキーから成る。又、キー操作部３１には、顧客カードＣを受付けた際に、顧客カードＣに対し読込み書込みさせる指示キーや、顧客カードＣを発行させる発行キー等も有して成る。
【００６３】
ＰＯＳレジスタ３の金庫部３２は、ＰＯＳレジスタ３内部に設けられ、キー操作部３１の預かり金から購入代金を差引いて精算したときにＰＯＳレジスタ３前面に引出されて開口可能である。
【００６４】
ＰＯＳレジスタ３の代金表示部３３は、商品の名称と代金を表示すると共に、累計代金を表示可能である。勿論、それ以外の情報を表示しても良く、ＰＯＳレジスタ３の制御部３７（ＰＯＳレジスタ３内部なので、図示できず）の制御によって表示される。
【００６５】
ＰＯＳレジスタ３のバーコードリーダ部３４は、購入される商品のバーコードをスキャンし、バーコードから得られる商品の名称及び代金等をＰＯＳレジスタ３が読取り可能であり、読取った情報は、精算作業に寄与される。即ち、バーコードリーダ部３４がスキャンすると、それまでの購入代金に対し自動的に加算作業が行われ、累計が計算されるようにＰＯＳレジスタ３が制御されている。
【００６６】
ハンディリーダ部３５は、ＰＯＳレジスタ３と電気コードによって接続され、店員が手に持ってバーコードを読取可能であり、バーコードリーダ部３４同様の作用を有するよう形成される。
【００６７】
又、ＰＯＳレジスタ３は、制御部３７を有し、この制御部３７は上記のように形成されたＰＯＳレジスタ３の各部を制御し、通常のレジスタ装置が有するバーコードリーダ部３４等から入力された購入済み商品の代金精算機能を有し、購入済みの商品の同情報を中央管理コンピュータ２に出力可能であり、顧客カードＣのＩＤナンバを読取ることで、顧客に対して購入金額に見合ったポイントを付与しポイントに見合った特典を与えることが可能である。
【００６８】
精算機４は、図３に表すように、顧客から投入された精算代金を受取り金額を認識可能な現金引受部４１と、顧客が挿入する顧客カードＣを引き受けて顧客カードＣの磁気記録部Ｃ１に記録されている内容を読取可能であると共に、磁気記録部Ｃ１に新たな情報或は書換える情報を書込み可能なカードリーダライタ４２と、精算機４の制御を行う制御部４３と、顧客に対し現金の払い戻しを自動的に行う釣銭支払部４４と、表示部４５と、顧客が代金の支払を終了し購入することを指示する購入ボタン４６（図１）と、カード履歴記憶手段である履歴記憶部４７（図示せず。半導体メモリ、ハードディスク製）と、釣銭カードＣＣに釣銭を記録させることを指示する釣銭記録ボタン４８と、釣銭返却ボタン４９とからなる。精算機４は、ＰＯＳレジスタ３と信号入出力可能に接続され、顧客が購入した個々の代金、ＰＯＳレジスタ３によって算出した顧客が購入した代金の合計金額等を受信し入力可能であり、顧客カードＣに記録されている情報、顧客によって精算機４に支払われた金種・金額、支払われた総額等をＰＯＳレジスタ３へ出力可能である。
【００６９】
又、複数設置する精算機４は、ＰＯＳシステムが構築しているネットワークＬＡＮ１（ＰＯＳネットワーク）とは別のネットワークＬＡＮ２によっても相互を接続してなる。このように、精算機４相互をＰＯＳネットワークＬＡＮ１とは別のネットワークＬＡＮ２によって精算機４を接続することにより、精算機４相互がＰＯＳシステムを介さずに情報の授受を行うことが可能となる。これによって、例えば、精算機４を既存のＰＯＳシステムのＰＯＳレジスタ３と接続してＰＯＳレジスタ３から購入代金計算過程の情報を含む合計代金の計算情報等の既存のＰＯＳレジスタ３が出力可能な信号を入力し、又、精算機４に対して代金を支払って決済が終了した情報を出力してＰＯＳレジスタ３に入力させることで既存のＰＯＳシステム１に代金自動精算システム１を構築可能となる。しかしながら、新規に代金自動精算システム１を構築する際には、ＰＯＳネットワークＬＡＮ１を介して精算機４相互が情報の授受を行うようにしてもよい。
【００７０】
精算機４の現金引受部４１は、ＰＯＳレジスタ３によって精算された顧客の購入代金を顧客が精算機４に対して支払う場合に使用され、現金投入口から挿入された現金を受取り識別部へ搬送して現金金額を識別し、その金額を一時的に制御部４３に記録可能であり、引き受けた現金を貯留可能である。そして、現金の引き受けを順次行うことが可能であり、順次引き受けた現金は金額を識別後、先に一時記録した金額に加算して再度記録可能である。従って、現金引受部４１によって、顧客から支払われた代金の金額を認識可能となる。
【００７１】
精算機４のカードリーダライタ４２は、制御部４３の指示により顧客が挿入する顧客カードＣに対し情報の書込み及び読み出しが可能である。又、カードリーダライタ４２は、カード発行指示信号を入力することで、挿入された顧客カードＣに対し、ポイント情報等だけではなく、挿入された顧客カードＣがポイントカードＣＰであったが、顧客の希望により顧客カードＣを釣銭カードＣＣとして機能するというように、新たな顧客カードＣとして機能するのに必要な情報を顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて記録し、顧客カードＣを発行する機能を有する。カードリーダライタ４２は、顧客カードＣが挿入されると、顧客カードＣに記録されている顧客カードＣのＩＤナンバ等各情報を読取り、精算機４に用意された一時記憶領域へ読取った情報を出力して各情報を記憶させておく。この実施の形態では、カードリーダライタ４２は、顧客カードＣが挿入されると記録されている情報を読取るように形成したが、制御部４３の指示によって必要なときに必要な情報を読取るように形成しても良い。
【００７２】
精算機４の制御部４３は、カードリーダライタ４２のカード待ち受け及び顧客カードＣが挿入された際のカードへの読み書き制御、現金引受部４１の投入待ち受け及び現金が投入された際の投入現金の合計計算、釣銭支払部４４への釣銭支払指示、表示部４５への各種情報の表示制御等、各部への制御信号による指示が可能である。この制御部４３は上記のように形成された精算機４の各部を制御し、ＰＯＳレジスタ３から入力する信号を表示部４５へ表示させたり、現金引受部４１が引き受ける現金の額として現金引受部４１に支払われた金額をＰＯＳレジスタ３へ送信したり、顧客カードＣに対して読取り及び書込みすることで、顧客に対して購入金額に見合ったポイントを付与してポイントに見合った特典を与えることが可能である。
【００７３】
精算機４の釣銭支払部４４は、顧客に支払うべき額の釣銭を自動的に支払うことが可能であり、その動作及び支払額等は制御部４３から受領する金額によって適宜動作して返却可能である。
【００７４】
精算機４の表示部４５は、ＰＯＳレジスタ３の代金表示部３３同様であり、商品の名称と代金を表示すると共に、累計代金を表示可能であり、更には顧客の支払うべき代金や支払う釣銭額、顧客にポイントカードＣＰ又は釣銭カードＣＣの挿入を促す等、種々の情報を表示可能である。勿論、それ以外の情報を表示しても良く、制御部４３或はＰＯＳレジスタ３の制御部３７の制御によって表示される。この実施の形態では、表示部４５は精算機４に設けたが、精算機４と接続されるＰＯＳレジスタ３に設ける代金表示部３３を表示部４５として用いてもよく、この場合には、表示部３３は、先に記載した表示部３３の表示に加え表示部４５の表示も可能に形成する。
【００７５】
購入ボタン４６は、購入した商品の合計代金を現金引受部４１に入金された後に顧客によって押圧され、顧客が購入代金の精算をして商品を購入する意志を表示する押しボタンスイッチである。
【００７６】
履歴記憶部４７は、記録装置であり、カードリーダライタ４２に挿入された顧客カードＣを用いての利用履歴を記録可能である。この実施の形態では、履歴記憶部４７は、精算機４夫々に設けられる。そして、各精算機４に設けた履歴記憶部４７は、ネットワークＬＡＮ２で接続された全ての精算機４が、カードリーダライタ４２に挿入された顧客カードＣに対して釣銭情報やポイント情報の読み取り書き込みが行われる都度、ネットワークＬＡＮ２を介してその履歴を記録可能である。履歴情報は具体的には、図１５に「名称」の項目で表すような種々の情報からなり、例えば、顧客カードＣを識別するための「カードＩＤ」、取引の種別を特定する「取引種別フラグ」、行われた取引の期日を表す「取引日時」、取引された際に発生或は消費された後の「取引ポイント」、取引時に増減するポイントの増加率を表す「今回ポイント増加率」、付与するポイントのポイント発生率を調整する「ポイント付与補正要因フラグ」、顧客カードＣに対応して記録されている釣銭情報を表す「カード残額」、取引した購入代金を表す「代金総額」、精算の際に入金された「入金額」、釣銭として返却した１万円札の枚数を表す「返却金明細１万円」、同「返却金明細５千円」「返却金明細２千円」、同「返却金明細１千円」、同「返却金明細５百円」、同「返却金明細１００円」、同「返却金明細５０円」、同「返却金明細１０円」、同「返却金明細５円」、同「返却金明細１円」、入金された１万円札の枚数を表す「入金明細１万円」、同「入金明細５千円」、同「入金明細２千円」、同「入金明細１千円」、現金で返却した釣銭額を表す「返却釣銭額」、取引の際に発生したエラーを説明する「エラーコード」等であり、これらの情報が顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録され、これ以外にも顧客カードＣに対応して記録されているポイントの有効期限や、ポイントを発生する際の補正要因となるような種々データ等がある。そして、これらの情報が、時系列に記録される。このように全ての精算機４に履歴記録部４７を設置することで、精算機４では、顧客カードＣを挿入した時点で、ＰＯＳシステムのネットワークＬＡＮ１を介することなく該顧客カードＣの履歴情報を参照可能なので、ネットワークＬＡＮ１による通信が不能となっても、個々の精算機４が挿入された顧客カードＣの情報を記録可能なので、代金自動精算システム１を停止しなくとも運用できる。
【００７７】
尚、この実施の形態では、カード履歴記憶手段である履歴記憶部４７は精算機４に設けたが、精算機４とは別にネットワークＬＡＮ２に接続して設け、全ての精算機４から顧客カードＣの履歴情報を入力して記憶可能であると共に、精算機４からの照会要求によって照会要求された顧客カードＣの履歴情報を出力可能にしてもよい。この場合には、精算機４の構成が簡略化されるので、代金自動精算システム１の構築コストがかからなくなる。
【００７８】
又、ネットワークＬＡＮ２に接続された精算機４のうち、１台の精算機４に履歴記憶部４７を内蔵させて代金自動精算システム１を構築してもよい。このように、履歴記憶部４７を精算機４に内蔵することで、別途履歴記憶部４７を設置する場所を必要としない。
【００７９】
次いで、全ての精算機４に履歴記憶部４７を設けた場合の動作を、図１３に基づいて説明する。
【００８０】
図１３に表すフローチャートは、精算機４における自身の処理している顧客カードＣの履歴及び他の精算機４で処理している顧客カードＣの履歴の処理を表す。即ち、履歴更新ステップＮＮ１５０、データ更新判断ステップＮＮ１５１、データ受信ステップＮＮ１５２、及び、データ送信ステップＮＮ１５３とからなる。そして、履歴更新ステップＮＮ１５０乃至データ送信ステップＮＮ１５３は常に繰り返されている。
【００８１】
まず精算機４の制御部４３にて記録すべき履歴情報を計算した場合、ワーキングＲＡＭにその履歴情報のポインター（相対アドレス等）と内容を書き込む。このワーキングＲＡＭは、履歴更新ステップＮＮ１５０によってそのポインターと内容がクリアされるまで、連続したメモリ空間において、既に書き込まれたメモリの隣の空き領域へ記録されるようプログラムされている。
【００８２】
履歴更新ステップＮＮ１５０では、ワーキングＲＡＭの全てのメモリエリアを検索する。夫々のエリアに新たな履歴情報があった場合、即ちポインタが０ＸＦＦＦＦＦＦでなければ、その新たな履歴情報を、ポインタによって特定される履歴情報記録部４７のメモリエリアに記録するとともに送信スタックメモリへ記録してワーキングＲＡＭをクリアする。
【００８３】
データ更新判断ステップＮＮ１５１は、履歴更新ステップＮＮ１５０に続けて実行され、他の精算機４に新たな履歴情報が発生したか、自身の処理している顧客カードＣに新たな履歴情報がある（送信スタックメモリが空でない）かを監視して判断するステップである。他の精算機４から新たなカード履歴情報を受信した場合には続けてデータ受信ステップＮＮ１５２を実行し、同時に送信されたポインタによって特定される履歴情報記録部４７のメモリエリアに記録する。自身の処理している顧客カードＣに新たなカード履歴情報があった場合には続けてデータ送信ステップＮＮ１５３を実行し、全て送信スタックメモリの内容を順次他の精算機４やＰＯＳレジスタ３へ送信した後クリアする。何もない場合には再び履歴更新ステップＮＮ１５０を実行する。従って、新たなカード履歴情報がない場合には、常に同じ情報が履歴更新ステップＮＮ１５０によって更新されることとなる。尚、ＮＮ１５０〜ＮＮ１５３のステップは、精算機４の制御部４３以外のＣＰＵで駆動するネットワーク制御部を設けて行うようにすると精算機４の処理速度が速くなるので好ましい。
【００８４】
釣銭記録ボタン４８は、精算機４が釣銭記録判断ステップＳ３１によって釣銭を顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて記録させるか否かを判断するために設けられ、顧客が押圧することで、精算機４は顧客カードＣを釣銭カードＣＣとして使用する旨を履歴記録部４７に記録させると共に、釣銭を顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて履歴記録部４７に記録する指示であると判断する信号を制御部４３へ出力する。
【００８５】
釣銭返却ボタン４９は、釣銭記録ボタン４８同様精算機４が釣銭記録判断ステップＳ３１によって釣銭を顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて履歴記録部４７に記録させるか否かを判断するために設けられ、顧客が押圧することで精算機４は顧客カードＣをポイントカードＣＰとしての使用する旨を履歴記録部４７に記録させると共に、釣銭を顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて履歴記録部４７に記録させない指示であると判断する信号を制御部４３へ出力する。
【００８６】
尚、この実施の形態においては、精算機４にカードリーダライタ４２を設置し、精算機４によって顧客による代金の支払が可能に形成したが、カードリーダライタの設置は店舗等利用する環境に応じて設定可能である。例えば、この実施の形態のように、ファーストフード店のような食品を扱う店舗でレジ係員が現金を手に持つことによって不衛生となるような場合では、レジ係員は購入した商品の合計金額を算出すべくバーコードリーダ部３４等によって個々の商品の代金をＰＯＳレジスタ３へ入力させて購入合計代金を算出するだけであり、顧客カードＣの挿入及び代金の支払は顧客が直接精算機４に行う場合には、ＰＯＳレジスタ３には金庫部３２は必要なく、ＰＯＳレジスタ３をキー操作部３１、代金表示部３３、バーコードリーダ部３４、ハンディリーダ部３５から形成すれば足りる。又例えば、図４に表すように、精算機４には現金引受部４１を設けず、カードリーダライタ４２、制御部４３、釣銭支払部４４、及び、表示部４５を設ける構成とし（表示部４５を設けない構成でも良い）、顧客カードＣの挿入のみを顧客が精算機４へ行うようにしても良く、レジ係員は現金を顧客から預り金庫部３２へ入金するだけであり、釣銭の受渡しを精算機４によって行い、釣銭の受渡し時に多く発生する釣銭額を間違えて受渡してしまうミスを防止するように構成してもよい。このように、ＰＯＳレジスタ３及び精算機４夫々の構成はＰＯＳシステム１の利用環境によって変更しても良く、変更して使用することで、より良いＰＯＳシステム１の利用が可能となる。更に又、ＰＯＳレジスタ３に磁気カードである旧来から使用しているポイントを記録するためだけの顧客カードＣに対応したカードリーダライタ３６を設け、精算機４のカードリーダライタ４２は、新たな顧客カードＣ、即ち、ポイントを記録されることが可能なポイントカードＣＰ及びポイントを記録させると共に釣銭の情報を記録させることが可能な釣銭カードＣＣに対応するように形成することで、旧来の顧客カードＣと新たな顧客カードＣとに対応でき、釣銭を記録可能な顧客カードＣの導入時等には、旧来から使用していたＰＯＳレジスタ３を使用可能となり、導入コストをかけずに導入可能となる。
【００８７】
以下に、ＰＯＳレジスタ３によって精算する際に、顧客に対して提供されるポイント付与についての詳細を、図５に表すフローチャートに基づいて説明する。尚、各ステップで行われる判断に使用される情報は、特にことわりがない場合には、カードリーダライタ４２が顧客カードＣから読取った情報に基づくものとする。同様に、顧客カードＣに記録する場合には特に断らない限りカードリーダライタ４２によって新たに（同記録が既にあった場合には上書き記録される）顧客カードＣに記録するものとする。
【００８８】
図５〜図７はポイント及び釣銭情報記録処理のフローチャートを表す。Ｆはポイント及び釣銭情報記録処理であり、ＰＯＳレジスタ３では、カード確認処理Ｓが実行される。
【００８９】
即ち、カード確認処理Ｓは、カードリーダライタ３６に顧客カードＣの挿入が有るか、又は、所定のスイッチを押すことで顧客がカード発行の要求をしたときから実行が開始される。そして、カード確認処理Ｓは、カード挿入判断ステップＳ１と、カード発行ステップＳ２と、使用回数判断ステップＳ３と、使用回数加算ステップＳ４とからなる。
【００９０】
カード挿入判断ステップＳ１は、顧客から顧客カードＣの提示があり、店員によって或は顧客によってカードリーダライタ３６へカードが挿入されたか否かを判断するステップであり、カードリーダライタ３６から受領する情報によって判断する。カード挿入判断ステップＳ１では、顧客カードＣの挿入があった場合には、使用回数判断ステップＳ３を実行し、挿入が無かった場合にはカード発行ステップＳ２を実行する。
【００９１】
尚、カード挿入判断ステップＳ１は、図８に表すように旧カードの廃止と新カードへの移行を行えるように形成してもよく、この場合には、カード挿入判断ステップＳ１に続けて、Ｓ１１１乃至Ｓ１１３を設け、夫々のステップを実行する。即ち、Ｓ１１１はカード判別ステップである。カード判別ステップＳ１１１は挿入された顧客カードＣが旧来のポイントカードであるか否かを判別可能である。そして、カード判別ステップＳ１１１では、顧客カードＣが旧来のポイントカードである場合には、続けてポイント読込み及び廃棄処理ステップであるＳ１１２が実行される。又、カード判別ステップＳ１１１は、挿入されている顧客カードＣが旧来のポイントカードではないと判別した場合には、続けて使用回数判断ステップＳ３が実行される。
【００９２】
ポイント読込み及び廃棄処理ステップＳ１１２では、挿入されている顧客カードＣからポイント情報を読み込むと共に、挿入された旧来のポイントカードを廃止処理可能である。ポイント読込み及び廃棄処理ステップＳ１１２に続けて、発行ステップであるＳ１１３が実行される。
【００９３】
発行ステップＳ１１３は、旧来の顧客カードＣに代えて新しい本発明における釣銭とポイントの両方を記録可能な顧客カードＣを発行可能である。ここでは顧客の要望を店員が確認し、ポイントのみを記録するポイントカードＣＰか、ポイントに加えて釣銭を記録可能な釣銭カードＣＣであるかを選択するそれぞれの選択ボタンを押圧することで、ポイントカードＣＰ或は釣銭カードＣＣを選択することができる。読み込んだ旧来のポイントカードである顧客カードＣに記録されていたポイントは、ここで新しく発行する顧客カードＣに記録され、新たな顧客カードＣの発行を完了することで新たな装置への対応の引継ぎが完了する。そして発行ステップＳ１１３に続けて決済判断ステップＳ５を実行する。
【００９４】
ここでは、旧来ポイントカードである顧客カードＣを新カードである顧客カードＣへ移行させる場合を述べたが、旧来ポイントカードと、新しく発行される釣銭とポイントの両方を記録可能な顧客カードＣとを利用可能に形成してもよい。この場合には後述するポイント読込ステップＳ１０、ポイント消費ステップＳ１２、プレミアポイント算出ステップＳ２８、ポイント算出ステップＳ３０、プレミアポイント算出ステップＳ３３、ポイント算出ステップＳ３５、記録ステップＳ３７、ポイント読込ステップＳ４５、プレミアポイント算出ステップＳ６１、ポイント記録ステップＳ６２の機能に加えて次の機能を追加する。詳細については後に説明する。
【００９５】
カード発行ステップＳ２は、カード発行を指示し、カードリーダライタ３６が制御部３７から所定の情報を受領して新たな顧客カードＣを発行する。顧客カードＣの発行の詳細は、別途記述する。
【００９６】
使用回数判断ステップＳ３は、挿入された顧客カードＣに記憶されている使用回数情報が使用限度未満か否かを判断し、使用限度以上であると判断した場合には続けてカード発行ステップＳ２が実行され、使用限度未満であると判断した場合には、続けて使用回数加算ステップＳ４が実行される。使用限度回数は、ロイコ、白濁式リライトカードの場合には約２００回程度のリライト数で使用限度に達する。そこで、これらのカード種を利用している場合には、使用限度回数を予め２００と定めておき、使用回数判断ステップＳ３によって使用限度回数に達したか否かを監視し、顧客カードＣが使用不能となる前に新たな顧客カードＣを発行できる。
【００９７】
この使用限度回数は、正確にはリライト回数をカウントすればよいが、買い物回数、カードリーダライタへの挿入回数に応じて、リライト回数を予測することもできるので、使用限度回数は、これらの少なくとも一つを用いれば良い。
【００９８】
使用回数加算ステップＳ４は、顧客カードＣから読取った使用回数に１を加算し、加算した新たな使用回数を顧客カードＣに記録させる。使用回数加算ステップＳ４に続けては決済判断ステップＳ５が実行される。
【００９９】
このようにカード確認処理Ｓでは、顧客カードＣを持たない顧客に対する顧客カードＣの発行を指示すると共に、顧客カードＣの使用限度を監視し、使用限度内であればそのまま使用させ、使用限度を過ぎていれば顧客カードＣを回収すると共に新たな顧客カードＣに使用限度となった顧客カードＣに記録されていた情報を記録して発行するよう指示する。尚、カードの使用回数の限度は、表示部が感熱ロイコ式や感熱白濁式の場合、上記の使用限度回数とならないようカードを回収することで、カードの破損による客と店のトラブルを未然に防止可能である。使用限度に達した顧客カードＣの回収は、カードリーダライタ３６内に或はカードリーダライタ３６が収納されている装置内にカードを回収可能なカードスタッカを用意しておき回収するか、或は、カードリーダライタ３６の顧客側にカード挿入排出口を設けておくと共に顧客側とは反対側の店員側にカード排出口を設けておき、使用限度前の顧客カードＣは顧客側のカード挿入排出口から顧客側に排出し、使用限度に達した顧客カードＣは店員側に設けたカード排出口から排出して店員が回収するようにしても良い。
【０１００】
決済判断ステップＳ５は、顧客の決済方法を判断するステップである。決済判断ステップＳ５で行われる判断は、顧客カードＣを使用して買物をした決済を行うか、単に顧客カードＣの内容を変更する処理であるかを判断するステップである。決済判断ステップＳ５で、通常決済（買物時の決済）であると判断した場合には、合計金額入力ステップＳ７が実行され、通常の顧客カードＣから釣銭カードへの変更を希望する等の場合には、カード挿入判断ステップＳ１で判別した最初の顧客カードＣが挿入されたか否かの履歴フラグを見るカード挿入判断ステップＳ４１が実行される。従って、決済判断ステップＳ５で通常決済と判断した場合には、挿入された或は新たに発行された顧客カードＣは、通常のポイントカードＣＰ或は釣銭カードＣＣとしての使用形態である場合がある。決済判断ステップＳ５によって行われる判断として、この実施の形態においては、通常決済は「代金支払ボタン」（図示せず）が押圧された場合であり、変更処理は「釣銭カード会員に変更」ボタン（図示せず）が押圧された場合である。ここで液晶画面と、その画面に隣接させたボタンの種類は４種類設け、その４種の機能を、夫々の一番近く液晶画面の一部に表示して４種以上のボタン機能を持たせるように構成してもよい。
【０１０１】
釣銭情報判断ステップＳ７は、顧客カードＣのＩＤナンバに対応して釣銭情報が記憶されているか否かを判断するステップである。そして、釣銭情報判断ステップＳ７は、釣銭情報がないと判断した場合には、続けて釣銭情報置換えステップＳ８を実行させ、釣銭情報があると判断した場合には続けて釣銭情報読込ステップＳ９を実行させる。従って、釣銭情報判断ステップＳ７では、使用されている顧客カードＣによって次に行われるステップが異なり、顧客カードＣがポイントカードＣＰであればＳ８が、釣銭カードＣＣであればＳ９が、夫々続けて実行される。
【０１０２】
釣銭情報置換えステップＳ８は、使用されている顧客カードＣが通常のポイントカードＣＰの場合に行われるステップであり、ポイントカードＣＰにはＩＤナンバに対応して記録された釣銭情報が存在しないため、後に演算する際に利用するためのワーキングＲＡＭの釣銭カード残高に釣銭額０円として記憶させるステップである。
【０１０３】
釣銭情報読込ステップＳ９は、釣銭情報があった場合、即ち、使用されている顧客カードＣが釣銭カードＣＣの場合に実行されるステップである。釣銭情報読込ステップＳ９では、顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録されていた釣銭情報を使用可能な釣銭金額として読込むステップである。
【０１０４】
ポイント読込ステップＳ１０は、釣銭情報置換えステップＳ８、又は、釣銭情報読込ステップＳ９に続けて実行され、顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイント情報を、後ほど演算で利用するためのワーキングＲＡＭ「ｏｌｄｐｔ」に記録するステップである。ポイント読込ステップＳ１０によって読取ったポイントは精算代金の一部として使用可能となる。
【０１０５】
ポイント消費希望判断ステップＳ１１は、ポイント読込ステップＳ１０に続けて実行される。ポイント消費希望判断ステップＳ１１は、顧客がポイント利用を望むか否かを判断するステップであり、店員がＰＯＳレジスタ３の所定キーを押圧することで、押圧された情報を保持し、ポイント消費希望判断ステップＳ１１でポイント消費希望であることが判断される。ポイント消費希望判断ステップＳ１１では、ポイント消費希望であると判断した場合には、続けてポイント消費ステップＳ１２を実行させ、ポイント消費希望でないと判断した場合には続けて精算代金算出ステップＳ１３を実行させる。尚、ポイント消費希望判断ステップＳ１１では、店員が顧客から聞き取るか若しくは顧客に対し「ポイント消費を希望？」と表示し、ＹＥＳかＮＯのボタンが押されるのを待つようにするのが好ましい。又、顧客カードＣがカードリーダライタ３６或はカードリーダライタ４２に挿入された場合には自動的にポイントを消費するよう形成してもよく、この場合には、釣銭情報判断ステップＳ７では顧客カードＣの挿入があったか否かを判断すればよい。更には、常にポイント消費させるように、ポイント消費希望判断ステップＳ１１を設けずにポイント読込ステップＳ１０に続けてポイント消費ステップＳ１２を実行するよう形成してもよい。
【０１０６】
ポイント消費ステップＳ１２は、ポイント読込ステップＳ１０によって読込まれたポイントを代金精算に使用するよう設定するステップである。ポイント消費とは、読込まれたポイントを値引き額に換算する。消費するポイントはこの場合全額としているが、消費するポイントの希望量を入力して一部としてもよい。また、ポイントによる特典は本実施の形態のように値引きしてもよいが、その他の賞品を付与して、その賞品の分のポイントを減じる形態としてもよい。
【０１０７】
精算代金表示ステップＳ１６は、未精算金額（ｓ）を表示部４５及び代金表示部３３へ表示させるステップである。従って、表示部４５及び代金表示部３３は、精算代金表示ステップＳ１６で算出した金額を表示可能に形成される。
【０１０８】
精算代金表示ステップＳ１６が終了されると続けて入金受付ステップＳ１７が実行される。入金受付ステップＳ１７は、顧客から未精算分の代金の入金を待ち受けると共にＰＯＳレジスタ３から賞品を購入した代金の合計金額を入力して更新するステップであり、この実施の形態では、顧客が精算機４の現金引受部４１へ代金を順次挿入して支払うと共に、購入した代金がＰＯＳレジスタから順次入力されるので、その都度入金された代金を差引いた残金が表示部４５へ表示するよう形成される。又、入金受付ステップＳ１７では、合計金額が常にＰＯＳレジスタ３送信されて更新されるよう処理するので、ＰＯＳレジスタ３が購入代金を精算していても、顧客による未精算分代金の入金を受付け可能である。
【０１０９】
入金受付ステップＳ１７は、現金引受部４１によって入金を受付ける入金受付ステップＳ１７１、入金後の未精算金額（ｓ）を算出する精算代金算出ステップＳ１７２、入金終了判断ステップＳ１７３とによって形成する。
【０１１０】
入金受付ステップＳ１７１は、顧客が別途設ける現金引受部４１に直接投入されたお札或は硬貨の金額を入金金額として認識するステップであり、続けて精算代金算出ステップＳ１７２が実行される。
【０１１１】
精算代金算出ステップＳ１７２は、ＰＯＳレジスタ３から入力する精算されるべき代金である合計代金を、入金された代金及びポイント精算ステップＳ１２で算出されたポイント金額によって精算し、更に未精算分の代金を算出するステップである。即ち、精算代金算出ステップＳ１７２は、ＰＯＳレジスタ３が算出する合計代金を常に入力する。この精算されるべき合計代金は、ＰＯＳレジスタ３が全ての購入商品の合計額を出す過程における中間精算金も含まれ、ＰＯＳレジスタ３が商品のバーコードを読みとって計算している途中でも、精算代金算出ステップＳ１７２が常に合計代金を入力している。そして、精算代金算出ステップＳ１７２では、入金受付ステップＳ１７１で入金された金額及びポイント精算ステップＳ１２で算出した値引き額を合計代金から減算し、新たな精算されるべき精算代金として未精算金額（余剰代金）ｓを算出するステップであり、続けて入金終了判断ステップＳ１７３が実行される。尚、精算代金算出ステップＳ１７２で算出された新たな精算されるべき精算代金である未精算金額（余剰金額）ｓは、ポイント精算ステップＳ１２で算出した精算されるべき精算代金を更新記憶するように置換えて一時記憶しても良く、また、それとは別に一時記憶しても良い。
【０１１２】
入金終了判断ステップＳ１７３は、精算代金算出ステップＳ１７２で算出された新たな精算されるべき精算代金があるか否かを判断する。即ち、未精算金額（余剰金額）ｓが存在しない（精算代金が０以上である）か、ＰＯＳレジスタ３での精算が終了したか、及び、顧客の入金が完了したかを監視し、未精算金額（余剰金額）ｓが存在せず（精算代金が０以上であり）、ＰＯＳレジスタ３での精算が終了し、購入ボタン４６が押圧されて顧客の入金が完了した場合に、即ち、ＰＯＳレジスタ３で合計終了ボタン３８が押圧されて全ての商品の処理が終了して合計代金が入力され、顧客により購入ボタン４６が押圧されて現金の投入が終了し、精算すべき代金が全て精算された（未精算金額が０以上である）場合には、続けて金種別金額設定ステップＳ１８を実行させ、未精算金額（ｓ）が存在する（精算代金が０以下である）か、ＰＯＳレジスタ３で合計終了ボタン３８が押圧されず精算が終了していないか、購入ボタン４６を押圧することで確認される顧客の入金が完了していないかの何れかの場合には、再び精算代金表示ステップＳ１６を実行させる。精算すべき代金が全て精算された（未精算金額が０以上である）場合には、続けて金種別金額設定ステップＳ１８を実行させる。尚、顧客の入金した金額が不足していて入金終了判断ステップＳ１７が再び精算代金表示ステップＳ１６を実行した場合には、表示部４５に投入金額が少ないことが解るように表示させる。
【０１１３】
このように、入金受付ステップＳ１７によって、ＰＯＳレジスタ３が全ての商品の合計代金を精算している途中でも顧客から入金を受け付けることが可能である。又、入金受付ステップＳ１７で未精算金額（ｓ）の支払が終了して続けて金種別金額設定ステップＳ１８が実行されるが、この時点では、未精算金額（ｓ）は既になくなっており、未精算金額（ｓ）は余剰代金となり釣銭として返却されるべき金額を表している。尚、精算代金表示ステップＳ１６は、常に最新の未精算金額（ｓ）を表示するように信号出力させる。
【０１１４】
尚、この実施の形態では、精算するように指示する確定入力は、合計終了ボタン３８の押圧によるＰＯＳレジスタ３の合計終了指示、及び、購入ボタン４６の押圧による顧客の現金投入完了の両指示が満足された場合としたが、ＰＯＳレジスタ３の合計終了ボタン３８の押圧、或は、代金支払機４の購入ボタン４６の押圧の何れかによっても良い。勿論、確定入力は、ＰＯＳレジスタ３を操作している店員と顧客との間で行われる会話によって双方の意志を確認し、押ボタンスイッチ等を押圧して行っても良い。
【０１１５】
金種別金額設定ステップＳ１８は、所定金種を１万円に設定すると共に、１万円・５千円・２千円・１千円・５百円・１百円・５０円・１０円・５円・１円の各金種（ｉ）を０、即ち、１万円に設定し、金種（ｉ）毎の返却枚数Ｎを０に設定するステップであり、続けて所定金種判断ステップＳ１９が実行される。金種（ｉ）は、ｉ＝０は１万円を表し、ｉ＝１は５千円を表し、ｉ＝２は１千円を表し、ｉ＝３は５百円を表し、ｉ＝４は１百円を表し、ｉ＝５は５０円を表し、ｉ＝６は１０円を表し、ｉ＝７は５円を表し、ｉ＝８は１円を表す。又、Ｎは枚数を表し、Ｎ＝０，１，２，３，４・・・・と自然数で表す。従って、返却枚数Ｎ［ｉ］は、例えば、ｉ＝２、Ｎ＝３の時である返却枚数３［２］は、１千円が３枚、即ち、３０００円であることを表す。尚、所定金種は、顧客が釣銭を受取る際に、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させて記録し返却する釣銭額をいくら迄とするかを表すものであり、例えば、所定金種が１０００円であれば１０００円未満、即ち９９９円までの釣銭が釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応されて釣銭情報として記録されるのである。
【０１１６】
所定金種判断ステップＳ１９は、上限所定金種と顧客毎所定金種とを比較し、顧客毎所定金種が上限所定金種より大きければ続けて所定金種設定ステップＳ２０を実行させ、それ以外の場合には釣銭支払判断ステップＳ２１を実行させる。ここで言う、顧客毎所定金種とは、顧客が釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して釣銭として記録して良いとする上限を意味し、例えば、顧客毎所定金種が１０００円であれば、釣銭として釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させて記憶される最高額は１０００円未満となり、それ以上の釣銭額は千の位以上の釣銭は現金で返却し、１０００円未満のみが釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応されて釣銭情報として記憶される。同様に、上限所定金種とは、店舗側が顧客カードＣに釣銭として記録する際の釣銭額の上限を特定する所定金種であり、上限所定金種を調整して釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録する釣銭情報の上限を調整することで、全ての釣銭カードＣＣ利用者から店側が釣銭として発行した額、即ち、預かっている金額をある程度調整することが可能である。そして、上限所定金種は各精算機４に共通して設定される金種であり、通常は５千円に設定されているが、全ての釣銭カードＣＣによって預かっている金額が所定金額以上となる場合等必要に応じ変更可能であり、例えば全ての釣銭カードＣＣの預かり金合計が、財務省の地方毎に設けられている各管轄局へ通知する義務が生じる７００万円以上になってしまう場合には、上限所定金種を５００円等所定の金種に下げる。これにより、以後釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させて釣銭情報を記録する場合には、続く所定金種設定ステップＳ２０によって顧客毎所定金種を上限所定金種と置換えて処理することとなるので、所定期間後には全ての釣銭カードＣＣの預かり金合計を減少させることが可能である。
【０１１７】
所定金種設定ステップＳ２０は、所定金種判断ステップＳ１９によって顧客毎所定金種が上限所定金種より大きいと判断されたので、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていた顧客毎所定金種を上限所定金種に設定するステップであり、次いで釣銭支払判断ステップＳ２１が実行される。このように所定金種設定ステップＳ２０によって、顧客毎所定金種を店側が設定する上限所定金種より釣銭処理を行うときに大きくならないように設定することで、店舗側の税務署への預かり金の報告義務である釣銭カードＣＣ預かり金の総額が７００万円を超える場合等に、上限所定金種の金種を所定額の金種に変更することで、現金で返却する釣銭金額を多くし釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録する釣銭情報の額を小さくして預かり金総額が７００万円以下になるように調整することが可能となる。この顧客毎所定金種の変更は、カード認識処理Ｓ上で有効であり、釣銭カードＣＣに記録されている顧客毎所定金種を書換えるものではないので、釣銭カードＣＣを次回利用時には顧客毎所定金種は元のままにカードリーダライタ４２によって読取られる。尚、顧客毎所定金種は、釣銭カードＣＣ発行時に顧客の申し出により自由な金種に設定可能であり、更に、顧客が顧客毎所定金種の変更を希望する場合にも書換え可能であるが、書き換えの詳細は一般的なカードへの情報の書込みによるので詳述しない。
【０１１８】
所定金種判断ステップＳ１９による上限所定金種は、中央管理コンピュータ２に予め所定期日を指定しておき、この所定期日の所定日前から所定金種判断ステップＳ１９による上限所定金種を予め定める金種によって顧客毎所定金種と比較して判断し、顧客毎所定金種の方が大きかった場合には所定金種設定ステップＳ２０によって、上限所定金種に書き換えるようにしてもよい。即ち、例えば中央管理コンピュータ２に予め３月３１日、及び、９月３０日を所定期日としておき、所定日前を１０日と指定しておき、且つ、上限所定金種を１００円と指定しておく。すると、３月３１日の設定では、３月３１日の１０日前、即ち３月２１日から所定金種判断ステップＳ１９により比較される上限所定金種が１００円として全ての精算機４に設定される。同様に、９月３０日の設定でも、９月２０日から所定金種判断ステップＳ１９により比較される上限所定金種が１００円として全ての精算機４に設定される。これにより、３月２１日、或いは、９月２０日以降は、これら設定が解除されるまで、所定金種判断ステップＳ１９によって上限所定金種が１００円として比較されると共に、顧客毎所定金種の方が大きい場合には、所定金種設定ステップＳ２０によって顧客毎所定金種が１００円として記録される。このとき記録されるのは、顧客カードＣ自身でもよく顧客カード毎に対応させて中央管理コンピュータ２等に予め設ける記録エリアや記録装置でもよい。
このように、所定期日により顧客毎所定金種を変更できることで、所定期日における全顧客カードＣに記録された全釣銭高を調整可能となる。
【０１１９】
又、所定金種判断ステップＳ１９による判断は、店員が顧客カードＣの顧客毎所定金種を見て書き換えるか否かを判断し、キー操作による手入力によって顧客毎所定金種を書き換えるようにしてもよい。即ち、予めカードリーダライタ４２によって読取った顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録された顧客毎所定金種を読みとり、精算代金表示ステップＳ１６によりＰＯＳレジスタ３の代金表示部３３へ表示させるよう形成する。そして、店員が顧客毎所定金種を見て判断し、顧客毎所定金種を書き換える場合にはキー操作部３１に予め設ける書き換え入力ボタン（図示せず）を押し、書き換え入力ボタンが押された場合には、所定金種判断ステップＳ１９がＹＥＳと判断して続いて所定金種設定ステップＳ２０を実行し、所定金種設定ステップＳ２０では、同じく店員が入力する書き換えるべき所定金種を顧客毎所定金種として顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録するよう形成してもよい。
【０１２０】
このように、店員のキー動作によって顧客毎所定金種を変更できるので、中央管理コンピュータ２を用いなくても顧客毎所定金種を変更でき、中央管理コンピュータ２のプログラム変更を要しない。
【０１２１】
又、上限所定金種の変更は、全ての顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録された預かり金である釣銭情報の総額が、予め設定する所定上限預かり金総額より大きくならないようにしても良い。即ち、財務省への届出が必要とされる預かり金総額が７００万円を超えないようにコントロールする処理を設ける。更には、預かり金総額が超えてはいけない金額に近付いたことを報知しても良い。
【０１２２】
以下に、預かり金総額をコントロールする処理、及び、預かり金総額が超えてはいけない金額に近付いたことを報知する処理を、図１４に基づき説明する。
【０１２３】
Ｓ６３は、総額算出ステップであり、全ての顧客カードＣに対応して記録された預かり金である釣銭情報の総額を算出する。
【０１２４】
Ｓ６４は、報知判断ステップであり、総額算出ステップＳ６３に続けて実行され、総額算出ステップＳ６３で算出した釣銭情報の総額が予め定める報知金額に達したか否かを判断するステップである。従って、報知判断ステップＳ６４では、総額算出ステップＳ６３によって算出した釣銭情報の総額と比較する報知限度額が予め設定されている。この実施の形態では、報知限度額は６５０万円とするが、適宜値に変更可能である。
【０１２５】
Ｓ６５は、報知ステップである。報知ステップＳ６５は、報知判断ステップＳ６４で釣銭情報の総額が報知金額を超えたと判断された場合に実行され、精算機４の電源が投入された際に、代金表示部３３・表示部４５に、
【０１２６】
『預かり金の総額が６５０万円となりました。法律第９２号、前払式証票の規制等に関する法律の第２章自家発行型前払式証票の発行の届出等、第４条自家発行型前払式証票の発行の届出に記載された通り、基準日３月３１日に預かり金総額が７００万円を超えた場合、翌日より２月を経過する日までに次の事項を財務大臣への届出が必要となります。３月３１日の１週間前より預かり金を下げるよう制御しますか。「ＹＥＳ」ｏｒ「ＮＯ：届出」ボタンを押して選択してください。
１．氏名、商号または名称及び住所、法人にあっては、その代表者又は管理人の氏名。
２．発行する自家発行型前払式証票の証票金額等の種類。
３．当該基準日における基準日未使用残高。』
の文を表示させる、或は、音声で知らせる等を行うステップである。
【０１２７】
Ｓ６６は、上限所定金種設定変更判断ステップである。上限所定金種設定変更ステップＳ６６は、報知判断ステップＳ６４で、釣銭情報の総額が報知金額以下の場合か、報知ステップＳ６５に続けて実行され、報知判断ステップＳ６４同様に予め定める変更限度額と総額算出ステップＳ６３によって算出した釣銭情報の総額とを比較するステップである。上限所定金種設定変更ステップＳ６６において総額算出ステップＳ６３で算出した釣銭情報の総額と比較する変更限度額は、この実施の形態では、財務省管轄局への届出義務を生ずる７００万円とするが、この設定値は適宜変更可能である。
【０１２８】
Ｓ６７は、上限所定金種を変更する上限所定金種変更ステップであり、上限所定金種設定変更ステップＳ６６において釣銭情報の総額が変更限度額より大きい場合に実行される。上限所定金種変更ステップＳ６７は現在設定されている上限所定金種を一つ小さい金種へと変更するステップである。即ち、当初５千円に設定されてる金種を２千円に変更する。これにより、所定金種判断ステップＳ１９及び所定金種設定ステップＳ２０で行われる際の上限所定金種が変更されるので、預かり金の総額を小さくできる。上限所定金種変更ステップＳ６７が終了すると再び総額算出ステップＳ６３からの各ステップを繰返す。
【０１２９】
Ｓ６８は、上限所定金種戻しステップであり、上限所定金種設定変更ステップＳ６６において釣銭情報の総額が変更限度額以下であった場合に実行される。上限所定金種戻しステップＳ６８は、総額算出ステップＳ６３で算出した釣銭情報の総額と下限額とを比較するステップである。下限額は、各上限金種毎に設定する金額であり、例えば、上限金種が２千円の場合には、『もし上限金種を５千円にした場合を想定される預かり金総額が７００万円を超えてはいけないということを考慮した値』であり、『７００万円×２千円／５千円＝２８０万円に余裕を持たせて０．７倍した１９６万円』となる金額である。
【０１３０】
Ｓ６９は、上限金種変更ステップであり、上限所定金種戻しステップＳ６８に続けて実行される。上限金種変更ステップＳ６９は、上限所定金種変更ステップＳ６７とは逆に、上限所定金種を１つ大きな金種へ変更するステップである。従って、上限金種変更ステップＳ６９は、上限所定金種戻しステップＳ６８と共に設けることで、総額算出ステップＳ６３で算出された釣銭情報の総額が変更限度額以下であり、且つ、より変更限度額に近づけることが可能である。
【０１３１】
そして、総額算出ステップＳ６３乃至上限金種変更ステップＳ６９のステップは、所定金種判断ステップＳ１９及び所定金種設定ステップＳ２０で行われる上限所定金種との比較の際に変更されているので、総額算出ステップＳ６３乃至上限金種変更ステップＳ６９によって変更された上限所定金種を、所定金種判断ステップＳ１９及び所定金種設定ステップＳ２０が採用することで、顧客毎所定金種を、預かり金である釣銭情報の総額によってコントロールされた上限所定金種に変更することができる。
【０１３２】
この総額算出ステップＳ６３乃至上限金種変更ステップＳ６９であるＩＤに対応して記録されている預かり金の総額の監視の処理は、優先度の高い割り込み処理ではないバック・グラウンド・ジョブ（ＢＧＪ）によって行う、或は、所定期間毎に監視を行うようにしてもよい。
【０１３３】
釣銭支払判断ステップＳ２１は、全ての代金が精算された０円を含むプラスの未精算金額、即ち余剰代金（ｓ）から、返却枚数Ｎ［ｉ］及び金種（ｉ）で表す顧客所定金種額の積を減算した結果、所定金種（例えば、１０００円）の方が大きければ、所定金種返却ステップＳ２３を実行させ、そうでなければ返却枚数加算ステップＳ２２を実行させる。釣銭支払判断ステップ２１が最初に実行されるときの返却枚数Ｎ［ｉ］は、金種別金額設定ステップＳ１８によって、金種（ｉ）及び枚数Ｎは０に、即ち、金種は１万円であり枚数は０に設定されている。従って、釣銭支払判断ステップＳ２１が最初に実行されるときには、全ての代金が精算された０円を含むプラスの余剰代金（ｓ）は必ず返却枚数加算ステップＳ２２を実行する。
【０１３４】
返却枚数加算ステップＳ２２は、釣銭支払判断ステップ２１で比較判断される金種の返却枚数Ｎ［ｉ］を１枚加算して返却枚数Ｎ［ｉ］＋１を新たに返却枚数Ｎ［ｉ］とするステップであり、続けて再び釣銭支払判断ステップ２１を実行させる。
【０１３５】
所定金種返却ステップＳ２３は、釣銭支払判断ステップ２１で判断された金種（ｉ）を返却枚数Ｎ［ｉ］だけ返却するステップである。
【０１３６】
顧客毎所定金種判断ステップＳ２４は、釣銭支払判断ステップＳ２１、返却枚数加算ステップＳ２２、及び、所定金種返却ステップＳ２３で処理された金種が、顧客毎所定金種か否かを判断するステップであり、顧客毎所定金種でなければ、即ち、処理された金種が、顧客が釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して釣銭として記録して良いと許可した金額以上の所定金種であれば、金種変更ステップＳ２５を実行させ、それ以外は、続けて釣銭カード有無判断ステップＳ２６を実行させる。
【０１３７】
金種変更ステップＳ２５は、金種別金額設定ステップＳ１８で設定された金種（ｉ）を金種（ｉ＋１）にする。そして、金種変更ステップＳ２５実行後は、続けて再度釣銭支払判断ステップＳ２１が実行される。即ち、金種変更ステップＳ２５では金種別金額設定ステップＳ１８で設定された金種（ｉ）が、金種（０）即ち金種が１万円なので、金種（ｉ）を金種（ｉ＋１）即ち金種５千円に変更する。
【０１３８】
更に金種変更ステップＳ２５は、顧客カードＣ毎に予め設定された釣銭禁止金種を飛ばして次の金種を処理する機能を備える。即ち、例えば５００円玉が釣銭禁止金種として設定されていた場合、釣銭支払判断ステップＳ２１乃至顧客毎所定金種判断ステップＳ２４の各ステップによる１０００円札の金種における処理終了後には、金種変更ステップＳ２５は次の金種である５００円玉が釣銭禁止金種なので５００円玉の次の金種である１００円玉の金種を金種（ｉ＋１）に設定する。このように、５００円玉の金種を飛ばして処理を行うことが可能であり、予め定める釣銭禁止金種を釣銭支払判断ステップＳ２１乃至顧客毎所定金種判断ステップＳ２４で処理させないので、５００円玉の金種に相当する５００円の釣銭は全て１００円玉によって返却されることとなる。尚、顧客カードＣ毎に予め定める釣銭禁止金種は、金種変更ステップＳ２５がカードリーダライタ４２によって新たな金種を設定する都度、その金種が釣銭禁止金種であるかどうかを顧客カードＣに対応して記録された情報へ参照に行くよう形成してもよく、或いは、釣銭禁止金種の情報が釣銭カードＣＣに記録されている場合にはカード挿入判断ステップＳ１ですでに釣銭禁止金種を読み込んで一時記憶領域に記憶しておいてもよい。又、顧客カードＣが新規に発行される場合には、カード発行ステップＳ２において、新規カードへの書き込み情報として或は新規カードのＩＤナンバに対応させて釣銭禁止金種を設け予め記録する。
【０１３９】
従って、顧客毎所定金種判断ステップＳ２４及び金種変更ステップＳ２５では、釣銭支払判断ステップＳ２１、返却枚数加算ステップＳ２２、及び、所定金種返却ステップＳ２３により処理される金種（ｉ）が顧客毎所定金種になるまで、釣銭支払判断ステップＳ２１、返却枚数加算ステップＳ２２、及び、所定金種返却ステップＳ２３を繰り返し実行させる。
【０１４０】
例えば、顧客毎所定金種が１０００円であり、精算代金算出ステップＳ１７２で算出された余剰代金（釣銭額）が４１００円の場合には、釣銭支払判断ステップＳ２１では、先ず金種（ｉ）＝０即ち金種が１万円に設定（金種別金額設定ステップＳ１８にて設定）されておりＮ（０）が枚数なので、比較式「ｓ−１００００×０」は所定金種「１００００」より小さいので、続けて所定金種返却ステップＳ２３が実行される。しかしながら、返却する枚数が０のため１００００円札の返却は行われず、続けて金種変更ステップＳ２５が実行され、次に処理する金種を金種「５０００」とする。そして再び釣銭支払判断ステップＳ２１が実行される。金種「５０００」の処理でも、比較式「ｓ−５０００×０」は４１００であり、金種「５０００」より「ｓ−５０００×０」の方が小さいので、金種「１００００」同様、５０００円の返却は行われず、所定金種返却ステップＳ２３乃至金種変更ステップＳ２５が実行される。この時、金種変更ステップＳ２５によって金種が「１０００」円に設定されている。
【０１４１】
従って、次いで実行される釣銭支払判断ステップＳ２１では、金種「１０００」との比較が行われることとなり、続けて、金種変更ステップＳ２５によって金種（ｉ）を１０００円として、再び釣銭支払判断ステップＳ２１乃至所定金種返却ステップＳ２３を繰り返す。
【０１４２】
金種１０００円では、比較式「ｓ−１０００×０」は４１００であり、金種「１０００」より「ｓ−１０００×０」である４１００の方が大きいので、釣銭支払判断ステップＳ２１では続けて返却枚数加算ステップＳ２２を実行し、金種１０００円の枚数Ｎ［ｉ］が４となる迄釣銭支払判断ステップＳ２１及び返却枚数加算ステップＳ２２を繰返し実行する。Ｎ［ｉ］が４になると、釣銭支払判断ステップＳ２１では比較式が「ｓ−１０００×４」即ち、演算結果は「４１００−４０００＝１００」となり、処理している金種「１０００」より比較式「ｓ−１０００×４」が小さくなるので、続けて所定金種返却ステップＳ２３を実行する。そこで、所定金種返却ステップＳ２３では、Ｎ［ｉ］が４なので４枚の１０００円札を返却する。所定金種返却ステップＳ２３に続けて顧客毎所定金種判断ステップＳ２４及び金種変更ステップＳ２５が再び実行される。そして、同様に、新たな金種を処理する。しかしながら、例えば、使用されている顧客カードＣが釣銭カードＣＣであり、所定金種の下限が１０００円、即ち、９９９円までを釣銭として記録する場合には、顧客毎所定金種判断ステップＳ２４では、処理された金種が、顧客が釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させ釣銭として記録して良いと許可した金額以下なので、続けて釣銭カード有無判断ステップＳ２６を実行させる。
【０１４３】
従って、釣銭支払判断ステップＳ２１、返却枚数加算ステップＳ２２、所定金種返却ステップＳ２３、顧客毎所定金種判断ステップＳ２４、及び、金種変更ステップＳ２５によれば、夫々の金種を返却する釣銭額に見合った金額の枚数だけ返却することが可能となる。
【０１４４】
釣銭カード判断ステップＳ２６は、カードリーダライタ４２に挿入されている顧客カードＣが釣銭カードＣＣであるか否かを判断するステップであり、釣銭カードＣＣであれば続けて釣銭金額設定ステップＳ２７が実行され、釣銭カードＣＣでなければ、続けて釣銭返済ステップＳ２９が実行される。
【０１４５】
釣銭金額設定ステップＳ２７は、釣銭支払判断ステップＳ２１乃至金種変更ステップＳ２５によって既に現金で返却された釣銭の残りを釣銭額（Ｔ）として設定するステップであり、続けてプレミアポイント算出ステップＳ２８が実行される。
【０１４６】
プレミアポイント算出ステップＳ２８は、顧客が利用した合計金額に対応したポイントを発生するステップであり、合計金額に対応する第１のポイントｐｔ１を算出するための第１レートに、釣銭カードＣＣを利用することに対して付与する第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２を算出するための第２レートを加算し、加算されたレートを合計金額と積算してポイントｐｔを算出し、算出したポイントｐｔと、既に釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させ記録されていたポイントｐｔとを加算して新たなポイントｐｔを算出し、ポイントｐｔに置換える。従って、プレミアポイント算出ステップＳ２８で加算されたポイントｐｔは、第１のポイントｐｔと第２のポイントｐｔとが合わさったものとなり、釣銭カードＣＣを利用した場合には第２のポイントであるプレミアポイントが加味されることとなる。プレミアポイント算出ステップＳ２８に続けては、釣銭記録判断ステップＳ３１が実行される。尚、この実施の形態では、ポイントを算出する際に用いる合計金額を顧客が買物をした合計金額としたが、ポイント消費希望判断ステップＳ１１において顧客が顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントの消費を希望した場合には、ポイント消費ステップＳ１２において算出されたポイント消費後の合計金額としても良い。同様に、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記憶されている釣銭を消費した場合にはこの釣銭額を更に消費するポイント共に差引いた合計金額としてもよい。
【０１４７】
釣銭返済ステップＳ２９は、返済する釣銭全額を返済すると共に釣銭額（Ｔ）をｎｕｌｌに置換えるステップであり、カードリーダライタ３６に挿入されているカードが釣銭カードＣＣではないので釣銭の記録ができないために返却するステップである。釣銭返済ステップＳ２９に続けては、ポイント算出ステップＳ３０が実行される。
【０１４８】
ポイント算出ステップＳ３０は、ポイントｐｔを算出するステップであり、合計金額に対応する第１のポイントｐｔ１を算出するための第１レートを合計金額と積算してポイントｐｔを算出し、算出したポイントと、既にポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔとを加算して新たなポイントｐｔを算出し、ポイントｐｔに置換える。ポイント算出ステップＳ３０に続けて、釣銭記録判断ステップＳ３１が実行される。
【０１４９】
このように、釣り銭カード判断ステップＳ２６により、釣り銭カードＣＣであるか否かを判断して、釣り銭カードＣＣの場合に釣り銭金額設定ステップＳ２７及びプレミアポイント算出ステップＳ２８によってプレミアポイントを算出できるので、顧客挿入した顧客カードＣが釣り銭カードＣＣであれば続けて釣り銭カードＣＣとして処理可能となる。同様に、ポイントカードＣＰの場合に釣り銭返却ステップＳ２９及びポイント算出ステップＳ３０によって顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記憶させる釣り銭の情報をｎｕｌｌとして設定すると共に第１のポイントを算出できるので、顧客挿入した顧客カードＣがポイントカードＣＰであれば続けてポイントカードＣＰとして処理可能となる。
【０１５０】
釣銭記録判断ステップＳ３１は、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して釣銭を記録するか否かを判断するステップであり、顧客の指示する希望によって判断される。釣銭記録判断ステップＳ３１では、精算機４の釣銭記録ボタン４８が押圧されて釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させた記録を希望された場合には、続けてポイントカードＣＰによる釣銭の返却が終了しているか否かを判断する余剰返却確認ステップＮＮ１４が実行され、希望されなかった場合には釣銭返済ステップＳ３４が実行され、回答が無い場合には追記判断ステップＳ３６が実行される。ここで、回答が無い場合には、カード引抜き確認ステップＳ４０においてカードが引抜かれたと判断されるまで、釣銭記録判断ステップＳ３１乃至記録報知ステップＳ３９を繰返し行い、顧客が考えている間に待つことが可能であり、顧客カードＣが抜かれるまでは、記載内容の変更等が可能とするステップである。釣銭記録判断ステップＳ３１では、顧客が自ら精算機４に設けた釣銭返却希望ボタン或は釣銭記録希望ボタンの何れかを押圧して指示することで前記判断を行うが、ＰＯＳレジスタ３を操作している店員が顧客の希望を聞き、その希望に基づいてＰＯＳレジスタ３に設けた所定キーを押すことで指示されるように構成してもよい。釣銭記録判断ステップＳ３１は、顧客が顧客カードＣのＩＤナンバに対応して釣銭を記録するよう希望するか否かの判断は、精算機４にも受けた釣銭記録ボタン４８又は釣銭返却ボタン４９が押圧されたことで判断するが、例えば釣銭を記録する場合に押圧するボタンのみを設けておき、予め定める所定時間内にボタンの押圧がない場合には、ポイントカードＣＰとしての使用であると判断して、続けて釣銭返済ステップＳ３４以下を実行するように形成しても良い。
【０１５１】
余剰返却確認ステップＮＮ１４は、図６及び図１２に表すように、釣銭返却の履歴を照会し釣銭返却履歴があるか否かを判断する釣銭返却履歴判断ステップＮＮ１４０、顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１、釣銭禁止金種設定ステップＮＮ１４２、余剰に返却された釣銭の返却を促す返却表示ステップＮＮ１４３、余剰返却された釣銭の入金があったか否かを判断する返却判断ステップＮＮ１４４からなる。そして、余剰返却確認ステップＮＮ１４は、釣銭カード判断ステップＳ２６によってポイントカードＣＰであると判断され釣銭返済ステップＳ２９によって釣銭全額が返済されたにも拘わらず、釣銭記録判断ステップＳ３１によって釣銭を記録すると判断された場合、即ち、釣銭カード判断ステップＳ２６でポイントカードＣＰとしての使用を希望したにも拘わらず、思い直して釣銭記録判断ステップＳ３１によって釣銭を記録したいと希望したときに有効な手段である。
【０１５２】
釣銭返却履歴判断ステップＮＮ１４０は、釣銭返済ステップＳ２９によって釣銭全額が返却されたか否かを判断するステップであり、詳細には、実行対象となっている顧客カードＣの履歴情報を参照し、釣銭返済ステップＳ２９で上限所定金種未満の釣銭の返却がされた釣銭返却履歴があるか否かを判断する。そして、該釣銭返却履歴があった場合には、続けて顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１が実行され、該釣銭返却履歴がなかった場合には、続けて釣銭金額設定ステップＳ３２が実行される。釣銭返却履歴判断ステップＮＮ１４０では、ポイントカードＣＰの顧客毎所定金種が所定金種設定ステップＳ２０で上限所定金種に設定されるので、設定された上限所定金種の釣銭返却履歴を参照することで、釣銭返却履歴判断ステップＮＮ１４０による判断前の使用形態がポイントカードＣＰとしての使用であったか否かが判断可能となる。
【０１５３】
顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１は、釣銭返却履歴判断ステップＮＮ１４０に続けて実行され、処理対象であるポイントカードＣＰに所持する顧客所望の顧客毎所定金種を設定し、ポイントカードＣＰとしての使用から釣銭カードＣＣとしての使用へ変更する。顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１では、特に希望金種がない場合にはデフォルトである１０００円が設定される。
【０１５４】
釣銭禁止金種設定ステップＮＮ１４２は、顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１に続けて実行され、釣銭禁止金種を設定するステップである。釣銭禁止金種設定ステップＮＮ１４２では、特に希望金種がない場合には設定されない。
【０１５５】
返却表示ステップＮＮ１４３は、釣銭禁止金種設定ステップＮＮ１４２に続けて実行され、釣銭返済ステップＳ２９によって既に返却された釣銭のうち、顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１で設定された金種未満の釣銭を返却するよう精算機４の表示部４５に表示させるステップであり、顧客毎所定金種未満の釣銭返却を促すステップである。
【０１５６】
返却判断ステップＮＮ１４４は、返却表示ステップＮＮ１４３に続けて実行され、顧客毎所定金種未満の釣銭の返却があった場合（返却が完了した場合）には続けて、釣銭金額設定ステップＳ３２を実行させ、それ以外の場合には、再び返却表示ステップＮＮ１４３を実行させる。従って、返却判断ステップＮＮ１４４によって顧客毎所定金種未満の釣銭の返却があるまで返却表示ステップＮＮ１４３によって顧客毎所定金種未満の釣銭の返却を促すステップである。尚、返却されたと判断した返却金額が顧客毎所定金種以上である場合には、当然ながら余剰分を顧客に返却する。
【０１５７】
余剰返却確認ステップＮＮ１４に続いては釣銭金額設定ステップＳ３２が実行される。
釣銭金額設定ステップＳ３２は、釣銭支払判断ステップＳ２１乃至金種変更ステップＳ２５によって既に現金で返却された釣銭の残りを釣銭額（Ｔ）として設定するステップであり、続けてプレミアポイント算出ステップＳ３３が実行される。
【０１５８】
プレミアポイント算出ステップＳ３３は、顧客が利用した合計金額に対応したポイントを発生するステップであり、合計金額に対応する第１のポイントｐｔ１を算出するための第１レートに、釣銭カードＣＣを利用することに対して付与する第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２を算出するための第２レートを加算し、加算されたレートを合計金額と積算してポイントｐｔを算出し、算出したポイントｐｔと、既に釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔとを加算して新たなポイントｐｔを算出し、ポイントｐｔに置換える。従って、プレミアポイント算出ステップＳ２８で加算されたポイントｐｔは、第１のポイントｐｔと第２のポイントｐｔとが合わさったものとなり、釣銭カードＣＣを利用した場合には第２のポイントであるプレミアポイントが加味されることとなる。プレミアポイント算出ステップＳ２８に続けては、追記判断ステップＳ３６が実行される。
【０１５９】
釣銭返済ステップＳ３４は、返済する釣銭全額を返済すると共に釣銭額（Ｔ）を０に置換えるステップであり、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させた釣銭の記録を希望しないので、釣銭全額を返却するステップである。釣銭返済ステップＳ３４に続けては、ポイント算出ステップＳ３５が実行される。
【０１６０】
ポイント算出ステップＳ３５は、ポイントｐｔを算出するステップであり、合計金額に対応する第１のポイントｐｔ１を算出するための第１レートを合計金額と積算してポイントｐｔを算出し、算出したポイントと、既にポイントカードＣＰに記録されていたポイントｐｔとを加算して新たなポイントｐｔを算出し、ポイントｐｔに置換える。ポイント算出ステップＳ３５に続けて、追記判断ステップＳ３６が実行される。
【０１６１】
このように、釣り銭記録判断ステップＳ３１を設け、釣銭金額設定ステップＳ３２、プレミアポイント算出ステップＳ３３、釣銭返済ステップＳ３４、ポイント算出ステップＳ３５を設けることで、顧客は顧客カードＣを釣り銭カードＣＣとして利用し釣銭をカードのＩＤナンバに対応させて記録するか、ポイントカードＣＰとして利用し釣銭全額の返却を希望するかを選択可能となる。
【０１６２】
又、釣り銭記録判断ステップＳ３１を設け、釣銭金額設定ステップＳ３２、プレミアポイント算出ステップＳ３３を設けることに加え、カード引き抜き確認ステップＳ４０を設けることで、ポイントカードＣＰを利用していた顧客が、代金支払い後にポイントカードＣＰを釣り銭カードＣＣとして利用したいと思い直した場合でも、カード引き抜き確認ステップＳ４０でカードが引き抜かれたと判断するまでは、釣り銭記録判断ステップＳ３１によって釣り銭カードＣＣとしての利用を選択することで、釣り銭カードＣＣとして所定の釣銭をカードのＩＤナンバに対応させて記録できると共に釣り銭カードＣＣ利用時の得点であるプレミアポイントを記録できる。同様に、釣り銭記録判断ステップＳ３１を設け、釣銭返済ステップＳ３４、ポイント算出ステップＳ３５を設けることに加え、カード引き抜き確認ステップＳ４０を設けることで、釣り銭カードＣＣを利用していた顧客が、代金支払い後に釣り銭カードＣＣをポイントカードＣＰとして利用したいと思い直した場合でも、カード引き抜き確認ステップＳ４０でカードが引き抜かれたと判断するまでは、釣り銭記録判断ステップＳ３１によってポイントカードＣＰとしての利用を選択することで、釣り銭返却ステップＳ３４によって釣銭の返却がうけられ、ポイント算出ステップＳ３５によって第１のポイントを記録できる。
【０１６３】
追記判断ステップＳ３６は、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させた記録を行うか否かを判断するステップであり、顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて記録する内容が既に記録されている内容と同じ場合には、再び記録しないようにするステップである。従って、追記判断ステップＳ３６によって、顧客カードＣのＩＤに対応させた無駄な記録及び表示部Ｃ２への無駄な記載を避けることが可能となる。追記判断ステップＳ３６に続けては、記録ステップＳ３７が実行される。
【０１６４】
記録ステップＳ３７は、これまでのステップによって設定されたポイントｐｔ、記録した日時、購入した合計額、支払われた現金金額、顧客情報としての性別、見た目の年齢、顧客毎返金金種、顧客毎返金拒否金種を記録するステップである。記録ステップＳ３７によって記録される内容は、顧客カードＣの種別に拘らず記録すべき内容であって、カードリーダライタ３６に挿入されているカードがポイントカードＣＰであっても釣銭カードＣＣであっても記録され、記録に際してはカードリーダライタ３６によって顧客カードＣの磁気記録部Ｃ１に記録すると共に表示部Ｃ２にも予め設定された情報、例えば、記録した日時（最終利用日として顧客が認識可能となる）を表示記載させる。記録ステップＳ３７に続けては、釣銭記録ステップＳ３８が実行される。尚、顧客カードＣの表示部Ｃ２へ表示させる項目は、表示部Ｃ２の表示容量及び表示させるべき情報の必要性に応じ、適宜選択表示可能である。
【０１６５】
従って、顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記憶されていたポイントｐｔに購入したことによって発生したポイントｐｔを加算した新たなポイントｐｔが、ポイントカードＣＰを利用して釣銭を現金で受取る場合にはポイント算出ステップＳ３０によって第１のポイントｐｔ１として算出され、又、釣銭カードＣＣを利用して釣銭を釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録して使用する場合にはプレミアポイント算出ステップＳ２８によって第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２を加味して算出され、記録ステップＳ３７によって夫々ポイントカードＣＰ或は釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応され記録されることとなる。
【０１６６】
釣銭記録ステップＳ３８は、釣銭金額設定ステップＳ２７によって算出した記録すべき釣銭額を釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させて記録すると共に、表示部Ｃ２にも記録した釣銭額、即ち、次回利用可能である釣銭額を表示記載させるステップである。釣銭記録ステップＳ３８では、カードリーダライタ３６に挿入されている顧客カードＣが釣銭カードＣＣの場合にのみ、カードリーダライタ３６が挿入されている釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させて釣銭を記録可能である。
【０１６７】
記録報知ステップＳ３９は、釣銭記録ステップＳ３８に続けて実行され、顧客カードＣのＩＤナンバに対応させた記録及び表示部Ｃ２への表示が終了したことを通知するステップである。
【０１６８】
カード引抜き確認ステップＳ４０は、記録報知ステップＳ３９に続けて実行され、カードリーダライタ３６から顧客カードＣが引抜かれたか否かを判断するステップである。そして、カード引抜き確認ステップＳ４０で、顧客カードＣが引抜かれたと判断した場合には、一連の処理を終了し、引抜かれていない場合には、釣銭記録判断ステップＳ３１に戻り、続けて再び釣銭記録判断ステップＳ３１が実行される。この実施の形態では、カード引抜き確認ステップＳ４０によって判断されるカードの引抜きの動作は精算の完了に関連する操作であり、カード引抜き確認ステップＳ４０では、カードの引抜きを確認するのではなく、ＰＯＳレジスタ３によって精算すべき全ての商品のカウンティングが終了したことを通知する信号の受領を確認しても良く、カウンティングの終了を通知する信号の受領に加えて購入ボタン４６が押され入金が完了したことを通知する信号を受領したことを確認しても良く、或は、次の顧客の商品のカウンティングの開始を通知する信号をＰＯＳレジスタ３から受領したことを確認しても良い。
【０１６９】
従って、顧客カードＣがカードリーダライタ３６から引抜かれるまでは、常に釣銭記録判断ステップＳ３１乃至カード引抜き確認ステップＳ４０のステップが繰返されることとなる。
【０１７０】
カード挿入判断ステップＳ４１は、決済判断ステップＳ５によって買物時の通常決済ではなく、顧客カードＣから釣銭カードＣＣへの変更を希望する等の場合であると判断されたときに実行され、ポイントカードＣＰの挿入があったか否かを判断し、カード挿入が無かった場合（即ち、カード挿入判断ステップＳ１で最初に顧客カードＣが挿入されていない履歴情報により判別）には入力ステップＳ４２が実行され、カード挿入があった場合には続けて経過時間判断ステップＳ４３が実行される。
【０１７１】
入力ステップＳ４２は、最初にポイントカードＣＰの挿入がなかったので、即ち、単なるポイントカードＣＰから釣銭カードＣＣへの変更ではなく、新たなカードの発行を必要とするので、顧客の持参しているレシートから前回の取引合計金額、前回の釣銭額を手入力して入手するステップであり、続けて経過時間判断ステップＳ４３が実行される。
【０１７２】
経過時間判断ステップＳ４３は、前回の取引からの経過時間を判断するステップであり、続けて前回情報読込ステップＳ４４が実行される。経過時間判断ステップＳ４３では、前回の取引日から、予め定める期間、例えば３ヶ月とか販売店の決済日をまたぐ期間か否か等の期間を経過していなければ続けて前回情報読込ステップＳ４４が実行され、予め定める期間経過していればカード確認処理Ｓを終了する。
【０１７３】
前回情報読込ステップＳ４４は、前回取引が所定期間以内なので、前回取引きした時の情報である前回合計金額、前回釣銭額、及び、記録されているポイントｐｔを読取る。この時、ポイントカードＣＰが無い場合には、入力ステップＳ４２で手入力された情報となる。
【０１７４】
ポイント読込ステップＳ４５は、前回情報読込ステップＳ４４に続けて実行され、挿入されているポイントカードＣＰからポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して記録されている第１のポイントｐｔ１を読取り、前回までのポイントとして置換える。
【０１７５】
前回釣銭額置換えステップＳ４６は、ポイント読込ステップＳ４５に続けて実行され、前回情報読込ステップＳ４４でポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して記録されている前回の釣銭情報、或は、入力ステップＳ４２で入力された釣銭情報を新たな釣銭情報に置換え設定し、続けて金種別金額設定ステップＳ４７が実行される。
【０１７６】
金種別金額設定ステップＳ４７は、金種別金額設定ステップＳ１８同様であり、上限所定金種を１万円に設定すると共に、１万円・５千円・１千円・５百円・１百円・５０円・１０円・５円・１円の各金種（ｉ）を０に設定し、金種（ｉ）毎の返却枚数Ｎを０に設定するステップであり、続けて所定金種判断ステップＳ４８が実行される。
【０１７７】
所定金種判断ステップＳ４８は、所定金種判断ステップＳ１９同様であり、上限所定金種と顧客毎所定金種とを比較し、顧客毎所定金種が上限所定金種より大きければ続けて所定金種設定ステップＳ４９を実行させ、それ以外の場合には釣銭支払判断ステップＳ５０を実行させる。
【０１７８】
所定金種設定ステップＳ４９は、所定金種設定ステップＳ２０同様であり、所定金種判断ステップＳ４８によって顧客毎所定金種が上限所定金種より大きいと判断されたので、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録可能な上限額を上限所定金種に設定するステップであり、次いで釣銭支払判断ステップＳ５０が実行される。
【０１７９】
釣銭支払判断ステップＳ５０は、釣銭支払判断ステップＳ２１同様であり、全ての代金が精算された０円を含むプラスの未精算金額、即ち余剰代金（ｓ）から、返却枚数Ｎ［ｉ］及び金種（ｉ）で表す顧客所定金種額の積を減算した結果、所定金種（例えば、１０００円）の方が大きければ、所定金種返却ステップＳ５２を実行させ、そうでなければ返却枚数加算ステップＳ５１を実行させる。釣銭支払判断ステップ５０が最初に実行されるときの返却枚数Ｎ［ｉ］は、金種別金額設定ステップＳ４７によって、金種（ｉ）及び枚数Ｎは０に、即ち、金種は１万円であり枚数は０に設定されている。従って、釣銭支払判断ステップＳ５０が最初に実行されるときには、全ての代金が精算された０円を含むプラスの余剰代金（ｓ）は必ず返却枚数加算ステップＳ５１を実行する。
【０１８０】
返却枚数加算ステップＳ５１は、返却枚数加算ステップＳ２２同様であり、釣銭支払判断ステップ２１で比較判断される金種の返却枚数Ｎ［ｉ］を１枚加算して返却枚数Ｎ［ｉ］＋１を新たに返却枚数Ｎ［ｉ］とするステップであり、続けて再び釣銭支払判断ステップ５０を実行させる。
所定金種返却ステップＳ５２は、所定金種返却ステップＳ２３同様であり、釣銭支払判断ステップ５０で判断された金種（ｉ）を返却枚数Ｎ［ｉ］だけ返却するステップである。
【０１８１】
顧客毎所定金種判断ステップＳ５４は、顧客毎所定金種判断ステップＳ２４同様であり、釣銭支払判断ステップＳ５０、返却枚数加算ステップＳ５１、及び、所定金種返却ステップＳ５２で処理された金種が、顧客毎所定金種か否かを判断するステップであり、顧客毎所定金種でなければ、即ち、処理された金種が、顧客が釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させ釣銭として記録して良いと許可した金額以上の所定金種であれば、金種変更ステップＳ５５を実行させ、それ以外は、続けて釣銭金額設定ステップＳ５６を実行させる。
【０１８２】
金種変更ステップＳ５５は、金種変更ステップＳ２５同様であり、金種別金額設定ステップＳ４７で設定された金種（ｉ）を金種（ｉ＋１）にする。そして、金種変更ステップＳ５５実行後は、続けて再度釣銭支払判断ステップＳ５０が実行される。即ち、金種変更ステップＳ５５では金種別金額設定ステップＳ４７で設定された金種（ｉ）が、金種（０）即ち金種が１万円なので、金種（ｉ）を金種（ｉ＋１）即ち金種５千円に変更する。
【０１８３】
従って、顧客毎所定金種判断ステップＳ５４及び金種変更ステップＳ５５では、先に説明した釣銭支払判断ステップＳ２１乃至所定金種返却ステップＳ２３同様に釣銭支払判断ステップＳ５０乃至所定金種返却ステップＳ５２によって処理される金種（ｉ）が顧客毎所定金種になるまで、釣銭支払判断ステップＳ５０乃至所定金種返却ステップＳ５２を繰り返し実行させるので、釣銭支払判断ステップＳ５０乃至金種変更ステップＳ５５によれば、夫々の金種を返却する釣銭額に見合った金額の枚数だけ返却することが可能となる。ここで、釣銭支払判断ステップＳ５０乃至金種変更ステップＳ５５では、前回の情報に基づいて処理されるため、新たに顧客カードＣを発行する場合には、前回顧客カードＣがないときに行われた精算に遡ってポイントの付与が成されることとなる。
【０１８４】
釣銭金額設定ステップＳ５６は、釣銭支払判断ステップＳ５０乃至金種変更ステップＳ５５によって前回の情報として既に現金で返却された釣銭の残りを釣銭額（Ｔ）として設定するステップであり、続けて表示ステップＳ５７が実行される。
【０１８５】
表示ステップＳ５７は、前回払出した釣銭額（Ｔ）を代金表示部３３へ表示させるステップである。従って、代金表示部３３は、釣銭金額設定ステップＳ５６で算出した金額を表示可能であり、釣銭戻し判断ステップＳ５９に続けて実行される場合には、釣銭戻し受付ステップＳ５８で受付けた額を差引いた釣銭金額である不足額を表示可能に形成される。
【０１８６】
釣銭戻し受付ステップＳ５８は、表示ステップＳ５７が終了されると続けて実行され、前回の釣銭額（Ｔ）を顧客が支払うのを受付るステップであり、支払われた金額が、新たに発行される或はポイントカードＣＰから変更される釣銭カードＣＣへ、釣銭情報として記憶される金額となる。更に、釣銭戻し受付ステップＳ５８では、受付けた額を前回釣銭（Ｔ）から差引いて不足額を算出可能である。
【０１８７】
釣銭戻し判断ステップＳ５９は、釣銭戻し受付ステップＳ５８に続けて実行され、受付けた額が前回釣銭額（Ｔ）に達したか否かを監視し、前回釣銭額（Ｔ）に達した場合には続けて釣銭置換えステップＳ６０を実行させ、達しない場合には、再び表示ステップＳ５７を実行させる。
【０１８８】
従って、表示ステップＳ５７乃至釣銭戻し判断ステップＳ５９によって、前回釣銭額（Ｔ）が支払われるまでは常に顧客からの入金を待つ状態にでき、金額に達した場合には次のステップを実行可能となる。尚、釣銭戻し受付ステップＳ５８は、店員が顧客から前回釣銭額（Ｔ）相当の金額を受取ることで完了し、続けて所定のボタン（図示せず）を押圧することで釣銭戻し判断ステップＳ５９を終了することで完了し、店員による所定のボタン（図示せず）の押圧が無い場合には表示ステップＳ５７乃至釣銭戻し判断ステップＳ５９を繰返しても良い。
【０１８９】
釣銭置換えステップＳ６０は、顧客から支払われた前回の釣銭額（Ｔ）を、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させて記憶させるため、釣銭情報として精算機４の制御部４３の記憶領域（図示せず）に一時的に置換え記憶させておくステップである。釣銭置換えステップＳ６０に続けてプレミアポイント算出ステップＳ６１が実行される。
【０１９０】
プレミアポイント算出ステップＳ６１は、顧客が利用した合計金額に対応したポイントを発生するステップであり、釣銭カードＣＣを利用することに対して付与する第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２を算出するための第２レートを前回の合計金額と掛算してポイントｐｔを算出し、算出したポイントｐｔと、既に顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔとを加算して新たなポイントｐｔを算出し、ポイントｐｔに置換える。従って、プレミアポイント算出ステップＳ６１で加算されたポイントｐｔは、第１のポイントｐｔ１が既に前回の買物時に発生しているので、釣銭カードＣＣを使用して釣銭を釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録したことによって発生する第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２のみを算出し、前回までに発生したポイントｐｔに加算することで、釣銭カードＣＣを利用した場合の第１のポイントｐｔ１及び第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２が加味されたこととなる。プレミアポイント算出ステップＳ６１に続けては、ポイント記録ステップＳ６２が実行される。
【０１９１】
ポイント記録ステップＳ６２は、プレミアポイント算出ステップＳ６１で算出した新たなポイントｐｔを、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させて記録すると共に、表示部Ｃ２にも記録したポイントｐｔを表示記載させる。勿論、表示部Ｃ２へポイントｐｔを記録して顧客に示す必要が無い場合には、表示部Ｃ２へ表示させなくとも良く、店舗等利用する環境に応じて設定可能である。
【０１９２】
ポイント記録ステップＳ６２が終了すると、続けて釣銭記録ステップＳ３８が実行される。
従って、カード挿入判断ステップＳ４１乃至ポイント記録ステップＳ６２は、顧客がそれまで使用していたポイントカードＣＰを釣銭カードＣＣに変更する場合に行われるステップである。
【０１９３】
尚、上記説明では、旧来のポイントカードである顧客カードＣを廃止して、新たなポイントカードＣＰ又は釣銭カードＣＣの発行する場合は説明したが、旧来のポイントカードである顧客カードＣを廃止することなく新たに発行する顧客カードＣと共に使用可能に形成することも考えられる。
【０１９４】
そこで以下に、旧来のポイントカードである顧客カードＣと新たに発行するポイントカードＣＰ又は釣銭カードＣＣである顧客カードＣとを使用可能とする場合について説明する。
【０１９５】
この場合には、使用可能な顧客カードＣが、旧来の顧客カードＣと新たな顧客カードＣとの２種類となるため、夫々異なるリーダライタによって夫々の顧客カードＣと読み書きしなければならないので、上記のステップ中、ポイント読込ステップＳ１０、ポイント消費ステップＳ１２、プレミアポイント算出ステップＳ２８、ポイント算出ステップＳ３０、プレミアポイント算出ステップＳ３３、ポイント算出ステップＳ３５、記録ステップＳ３７、ポイント読込ステップＳ４５、プレミアポイント算出ステップＳ６１、ポイント記録ステップＳ６２の機能に次の機能を追加することで、旧来の顧客カードＣと新たな顧客カードＣとの２種類を使用可能となる。
【０１９６】
即ち、旧来のポイントカードである顧客カードＣを利用する場合には、旧来のポイントカードＣＰである顧客カードＣに対して読み書き可能なカードリーダライタを別途設ける。そして、旧来のポイントカードである顧客カードＣを使用する場合にはこのカードリーダライタによって読み書きを行い、新たに発行するポイントカードＣＰ及び釣銭カードＣＣである顧客カードＣを使用する場合には、カードリーダライタ３６にて読み書きを行うようにする。
【０１９７】
そして、ポイント読込ステップＳ１０では、顧客カードＣのＩＤナンバに基づいて読み取るポイント情報を代金の精算に使用可能な使用可能ポイント情報に置換える際に、使用されている対象としている顧客カードＣが挿入されているカードリーダライタからＩＤナンバを受領してポイント情報を読取るよう形成する。
【０１９８】
ポイント消費ステップＳ１２では、ポイントを消費した結果、顧客カードＣのＩＤナンバに対応して更新記録されるべきポイントを０に置換える際には、利用されている顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録するよう形成する。
【０１９９】
プレミアポイント算出ステップＳ２８及びプレミアポイント算出ステップＳ３３では、このステップが実行されるときに顧客が利用する顧客カードＣは釣銭カードＣＣなので、新たな顧客カードＣのカードリーダライタ３６によって処理するように形成する。
【０２００】
ポイント読込ステップＳ４５では、挿入されているポイントカードＣＰからポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して記録されている第１のポイントｐｔ１を読取る際に、利用されているポイントカードＣＰが旧来の顧客カードＣである場合には、旧来のポイントカードである顧客カードＣ用のカードリーダライタからＩＤナンバを読み取り、ポイントカードＣＰが新たな顧客カードＣの場合には新たな顧客カードＣ用のカードリーダライタ３６からＩＤナンバを読み取るよう形成する。勿論、新・旧カード共に、ポイント及び釣銭をカードに記録する場合には、既にカードに対応されているので、直接カードリーダライタから書込めば足りる。
【０２０１】
プレミアポイント算出ステップＳ６１においても、前回利用時のポイントカードＣＰが旧来の顧客カードＣの場合には、既に前回の買物時に発生している第１のポイントｐｔ１が旧来のポイントカードである顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録されているため、旧来のポイントカードである顧客カードＣ用のカードリーダライタ３６からＩＤナンバを読取るよう形成する。勿論、新たな前回利用時のポイントカードＣＰが新たな顧客カードＣであれば、そのまま新たな顧客カードＣ用のカードリーダライタ３６から読取る。
【０２０２】
又、ポイント記録ステップＳ６２では、プレミアポイント算出ステップＳ６１で算出した新たなポイントｐｔを、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録すると共に、表示部Ｃ２にも記録したポイントｐｔを表示記載させるが、その際にも、書込み対象である顧客カードＣが、旧来のものであれば旧来の顧客カードＣ用のカードリーダライタ３６によって、新たなものであれば新たな顧客カードＣ用のカードリーダライタ３６によって、夫々情報の書込みを行う。尚、旧来の顧客カードＣが表示部２を有さないカードである場合には、旧来の顧客カードＣ用のカードリーダライタ３６も表示部２への表示機能を有さなくてよい。
【０２０３】
そして、旧来のポイントカードである顧客カードＣに対し、ポイント算出ステップＳ３０及びポイント算出ステップＳ３５においては、算出したポイントｐｔを既にポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔとを加算する際、使用されているポイントカードＣＰが旧来の顧客カードＣの場合には、旧来の顧客カードＣ用のカードリーダライタ３６からＩＤナンバを読取り、このＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔを読取るよう形成する。
【０２０４】
そして更に、記録ステップＳ３７にて当該カードに記録する際にも、使用されているポイントカードＣＰが旧来のものであれば、旧来の顧客カードＣ用のカードリーダライタ３６によって、新たな顧客カードＣの場合には新たな顧客カードＣ用のカードリーダライタ３６によって、夫々対応する顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録するよう形成する。
【０２０５】
このようにすることで、旧来のポイントカード導入店に新たに発行する釣銭カードＣＣ及び新たに発行するポイントカードＣＰを追加導入可能となり、導入設備が無駄にならない。又、ここでカードリーダライタを２種類存在させたが、１種類のカードリーダライタに、旧来のポイントカードである顧客カードＣと新たに発行する釣銭カードＣＣ及び新たに発行するポイントカードＣＰとをリードライトするようにしてもよい。この場合、旧来のポイントカードである顧客カードＣ用を無駄にしなくてもよいので好ましい。
そして、続けて使用回数判断ステップＳ３を実行するように形成する。
【０２０６】
以下に、この発明の作用を説明する。以下の説明では、顧客カードＣは顧客によって精算機４に設けられたカードリーダライタ４２へ挿入され、顧客の支払う現金及び顧客へ返却する釣銭も精算機４によって行われ、ＰＯＳレジスタ３は顧客の購入した精算代金の算出を行うものとする。又、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録できる金額を決定する顧客毎所定金種は１０００円とし、９９９円が釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録できる金額の上限とする。又、上限所定金種は予め５千円に設定されているものとする。又、使用するカードリーダライタ４２に挿入されるカードは使用回数が使用限度前であり、且つ、使用可能な釣銭金額を表す釣銭情報は３００円である釣銭カードＣＣとする。更に、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応しての記録は、ポイント情報が１００円相当である１００ポイント記録されているものとする。更に又、第１のポイントｐｔ１を算出するための第１レートは３％であり、第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２を算出するための第２レートは５％として説明する。
【０２０７】
顧客が商品を購入して精算する場合には、顧客はＰＯＳレジスタ３に商品を持ってゆく。
顧客は顧客カードＣを利用して決済する場合には顧客カードＣをカードリーダライタ４２へ挿入する。すると、カード挿入判断ステップＳ１によってカードの挿入ありと判断され、続けて使用回数判断ステップＳ３が実行される。尚、カード挿入判断ステップＳ１では、カードの挿入があるか、顧客がカードによる決済を望まない（顧客カードＣを持っていない）ときに押圧する精算機４に設ける所定ボタン（図示せず）が押圧されると判断を行い、どちらかのアクションがあるまでは待機する。
【０２０８】
ＰＯＳレジスタ３では、店員がＰＯＳレジスタ３のバーコードリーダ部３４、ハンディリーダ部３５、及び、キー操作部３１を操作し、ＰＯＳレジスタ３に合計金額を算出させる。この時、制御部３７では、ＰＯＳレジスタ３全体の制御を行い、バーコードリーダ部３４等による商品の名称及び代金の読取り制御や、代金表示部３３に対しては、個々の商品の代金が入力される都度バーコード等によって記録されているその商品の名称と代金を表示すると共にそれまでの商品の合計額を表示するよう制御する。同時に、精算機４へもこれら情報或は代金だけの情報を出力する。この時精算機４へ出力する情報は、設定してある情報のみを出力するよう適宜設定可能としても良い。そして、精算機４でも、これら情報を入力し、ＰＯＳレジスタ３の代金表示部３３同様に表示するよう制御部４３が制御して表示部４５が表示する。以下、この実施の形態の説明では、顧客が購入した商品の合計額を４１００円として説明する。
そして、全ての購入商品の入力が終了すると、ＰＯＳレジスタ３では商品の合計金額を算出する。ＰＯＳレジスタ３では、顧客が購入した合計金額を精算機４へ出力する。
【０２０９】
一方、精算機４では、ポイント及び釣銭情報記録処理Ｆが実行され、合計金額をＰＯＳレジスタ３から入力するまでの間にポイントカードＣＰ或は釣銭カードＣＣがカードリーダライタ４２に挿入された場合には、カード挿入判断ステップＳ１がカードの挿入があったと判断し、続けて使用回数判断ステップＳ３が実行される。カードリーダライタ４２へポイントカードＣＰ或は釣銭カードＣＣの挿入がなければ続けてカード発行ステップＳ２が実行される。この実施の形態では、釣銭カードＣＣをカードリーダライタ４２へ顧客が挿入した場合を説明するが、顧客カードＣの挿入がなかった場合に行われるカード発行ステップＳ２では、詳述しないが顧客の生年月日や電話番号等の顧客に関するデータ、カードを識別するためのＩＤ等のデータ、商品を購入した金額と日付、釣銭カードＣＣにおいては、プールされている釣銭額と釣銭が発生した日付、顧客毎所定金種等必要なデータをカードのＩＤナンバは磁気記録部Ｃ１に記録しその他の情報は履歴記憶部４７に記録して発行する。履歴記録部４７に記録する際には、顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録する。カードの使用限度回数等紛失時に大きな被害とならない情報は顧客カードＣの磁気記録部Ｃ１に記録させてもよく、適宜設定可能である。尚、カード発行ステップＳ２による新規発行では、釣銭額等発生していない情報を０或はｎｕｌｌとしておく。更には、仮の顧客カードＣを発行しておき、改めてサービスカウンタ等他の部署で正規のポイントカードＣＰ或は釣銭カードＣＣ或は釣銭カードＣＣである顧客カードＣを発行するようにしても良い。
【０２１０】
顧客によって釣銭カードＣＣがカードリーダライタ４２へ挿入されているので、カード挿入判断ステップＳ１に続けて使用回数判断ステップＳ３が実行され、カードリーダライタ４２によって読取られた挿入されている釣銭カードＣＣの使用回数をチェックし、使用回数が使用限度以上である場合には、カードの使用限度なので、挿入された顧客カードＣはカードリーダライタ４２内に回収すると共に、カード発行ステップＳ２において新たに釣銭カードＣＣを発行する。その際発行される釣銭カードＣＣは、使用回数以外は元の釣銭カードＣＣ同様のデータとなるように発行する。使用限度に達したカードの回収は、カードリーダライタ４２内或はカードリーダライタ４２が取付けられた装置内にストックするカードスタッカを設けておきカードスタッカに回収するように設けても良い。又、カードリーダライタ４２へのカード挿入排出口を顧客側に設けておき、且つ、店員であるレジ係員側にもカード排出口を設けておき、使用限度に達していない顧客カードＣは顧客側に設けた挿入排出口側に排出し、顧客カードＣが使用限度に達して回収する場合には、レジ係員側に設けたカード排出口から排出してレジ係員が回収するようにしても良い。又、挿入されている顧客カードＣがポイントカードＣＰの場合も同様である。
【０２１１】
挿入された釣銭カードＣＣは、その使用回数が使用限度に満たないので、使用限度以下と判断され、続けて使用回数加算ステップＳ４が実行され、使用回数を１回多くして再びカードリーダライタ４２によって釣銭カードＣＣに上書きする。勿論挿入されているカードがポイントカードＣＰの場合も同様である。
【０２１２】
続けて決済判断ステップＳ５が実行される。この実施の形態では、釣銭カードＣＣによる買物した際の精算なので通常決済と判断され、続けて釣銭情報判断ステップＳ７が実行される。尚、カードリーダライタ４２に挿入されたカードがポイントカードＣＰであり、ポイントカードＣＰから釣銭カードＣＣへカード種を変更する場合には通常決済ではないと判断されて続けてカード挿入判断ステップＳ４１が実行される。決済判断ステップＳ５で行われる判断は、顧客が通常決済であるか、カード種の変更であるかを選択ボタン（図示せず）等によって選択することで行うが、レジ係員が顧客に聞きＰＯＳレジスタ３の所定キー（図示せず）を押圧し、押圧されたキーによって判断するよう構成してもよい。カード挿入判断ステップＳ４１へ分岐した時の処理は後に説明する。
【０２１３】
次いで、釣銭情報判断ステップＳ７が実行され、顧客カードＣのＩＤナンバに対応して釣銭情報が記憶されているか否かを判断する。そして、釣銭情報判断ステップＳ７は、カードリーダライタ４２に挿入されているカードが釣銭カードＣＣなので釣銭情報があると判断し、続けて釣銭情報読込ステップＳ９を実行させる。尚、カードリーダライタ４２に挿入されているカードがポイントカードＣＰの場合には釣銭情報がないので、続けて釣銭情報置換えステップＳ８を実行させ、釣銭情報置換えステップＳ８では、釣銭情報を釣銭額０円として生成して置換え擬似的に釣銭情報が０円とあったものと見なして処理を続ける（続けてポイント読込ステップＳ１０を実行する）。
【０２１４】
次いで釣銭情報読込ステップＳ９では、カードリーダライタ４２に挿入された釣銭カードＣＣから３００円という使用可能な釣銭情報を読込む。
【０２１５】
続けて、ポイント読込ステップＳ１０が実行され、カードリーダライタ４２に挿入された釣銭カードＣＣのＩＤナンバから１００ポイントであるポイント情報ｐｔを取得する読取る。そして、この読取られたポイントは、精算代金の一部として利用可能となる。
【０２１６】
続けてポイント消費希望判断ステップＳ１１が実行される。ポイント消費希望判断ステップＳ１１では、顧客がポイント利用を望むか否かを判断する。この実施の形態では、レジ係員がＰＯＳレジスタ３の所定キーを押圧することで、押圧された情報を保持し、ポイント消費希望判断ステップＳ１１でポイント消費希望であることが判断される。ここではポイント消費希望であるとして説明するので、続けてポイント消費ステップＳ１２を実行させる。尚、ポイント消費を希望しない場合には、精算代金表示ステップＳ１６を実行させる。
【０２１７】
ポイント消費希望判断ステップＳ１１でポイント消費希望と判断したので、続けてポイント消費ステップＳ１２が実行され、ポイント読込ステップＳ１０によって読込まれたポイントｐｔである１００ポイント、即ち、１００円を支払代金の一部として使用するよう設定し、、且つ、ポイントを消費したので、顧客カードＣの情報として更新記録されるべきポイントを０に置換える。尚、ポイント消費ステップＳ１２では、ポイント読込ステップＳ１０で置換えられた使用可能ポイント情報の方が合計代金より大きい場合には、合計代金差引き後の残ったポイントを顧客カードＣの情報として更新記録されるべきポイントとし、又、算出された新たな合計代金は０となる。更に又、ポイント消費ステップＳ１２で消費するポイントを、顧客の申し出額相当分として処理するよう形成する場合には、店員或は顧客が利用ポイント設定ボタン（図示せず）を操作して、例えば合計金額の端数部分のみをポイントにて充当する。
【０２１８】
次いで精算代金表示ステップＳ１６では、未精算金額（ｓ）３７００円を代金表示部３３及び表示部４５へ表示させる。従って、代金表示部３３及び表示部４５では、精算代金表示ステップＳ１６で算出した金額を表示し、顧客及びレジ係員に認識させる。
【０２１９】
続けて入金受付ステップＳ１７が実行され、精算代金表示ステップＳ１６に表示された代金の入金を待ち受ける。尚、精算機４を設けずにＰＯＳレジスタ３のみによって精算を行う実施の形態では、レジ係員が顧客から精算代金相当額以上の現金を受取ってその金額を入力して所定キーを押圧するまで待ち受ける。
【０２２０】
即ち、先ず入金受付ステップＳ１７１が実行され、顧客が現金引受部４１に直接現金を投入するのを待ち受け、投入された場合には投入されたお札或は硬貨の金額を入金金額として認識する。そして続けて精算代金算出ステップＳ１７２が実行される。
【０２２１】
精算代金算出ステップＳ１７２では、入金受付ステップＳ１７１で入金された金額及びポイント消費ステップＳ１２で算出したポイント金額を合計代金から減算し、新たな精算されるべき精算代金として未精算金額（余剰代金）ｓを算出する。即ち、精算代金算出ステップＳ１７２では、ポイント消費ステップＳ１２でポイント及び釣銭情報読込ステップＳ９で読込んだ釣銭情報による支払代金充当分と合計代金とを勘案して算出した未精算金額（ｓ）を、入金受付ステップＳ１７１で入金された金額から減算し、新たな精算されるべき精算代金として未精算金額（ｓ）を算出し、続けて入金終了判断ステップＳ１７３が実行される。尚、精算代金算出ステップＳ１７２で算出された新たな精算されるべき精算代金である未精算金額（ｓ）は、更新記憶するように置換えて一時記憶しても良く、また、それとは別に一時記憶しても良い。又、この実施の形態では釣銭カードＣＣによる精算を説明しているが、ポイントカードＣＰによる場合も同様である。
【０２２２】
次いで入金終了判断ステップＳ１７３が実行され、精算代金算出ステップＳ１７２で算出された新たな精算されるべき精算代金があるか否かを判断し、未精算金額（ｓ）が存在する（精算代金が０未満である）ので、再び精算代金表示ステップＳ１６を実行させて未精算の代金金額を表示する。
【０２２３】
そして、顧客が精算機４の現金引受部４１に５千円札を挿入すると、入金受付ステップＳ１７１では５千円札を受け入れ、精算代金算出ステップＳ１７２が入金受付ステップＳ１７１で受け入れた５０００円を減算して新たな精算されるべき精算代金として未精算金額（ｓ）である＋１３００を算出する。新たな未精算金額（ｓ）が＋１３００なので、続けて実行される入金終了判断ステップＳ１７３では、新たな未精算金額（ｓ）がプラスとなったので、続けて金種別金額設定ステップＳ１８が実行される。尚、顧客が例えば千円札を４枚投入する場合では、顧客が精算機４の現金引受部４１に千円札を挿入すると、入金受付ステップＳ１７１では、千円札を受け入れ精算代金算出ステップＳ１７２が入金受付ステップＳ１７１で受け入れた１０００円を減算して新たな精算されるべき精算代金として未精算金額（ｓ）である−２７００を算出する。そして続けて入金終了判断ステップＳ１７３では新たに算出した未精算金額（ｓ）が０以下即ち未だ存在する状態なので、再び精算代金表示ステップＳ１６を実行させて表示部４５に新たな未精算金額（ｓ）である２７００円を表示する。
【０２２４】
顧客は、精算代金表示ステップＳ１６によって順次表示される金額を確認しながら、次々と現金を現金引受部４１へ投入して行く。この実施の形態では、千円札を４枚投入したものとするので、精算代金表示ステップＳ１６乃至入金終了判断ステップＳ１７３のステップを繰返し、顧客が千円札を４枚投入したときには、精算代金算出ステップＳ１７２では新たな未精算金額（ｓ）が＋３００となる。すると、続けて実行される入金終了判断ステップＳ１７３では、新たな未精算金額（ｓ）がプラスとなったので、続けて金種別金額設定ステップＳ１８が実行される。尚、金種別金額設定ステップＳ１８を実行する前に、もう一度精算代金表示ステップＳ１６と同等のステップを設けて、既に支払われた代金が購入代金を上回っている、即ち、購入代金（支払うべき代金）３７００円と支払われた金額４０００円とを表示させても良い。このように表示ステップを設けることで、顧客は幾らの釣銭となるかを目視にて確認可能となる。尚、精算代金算出ステップＳ１７２で算出された未精算金額（ｓ）を別途一時記憶しておく場合には、精算代金表示ステップＳ１６は、表示部４５には常に最新の未精算金額（ｓ）を表示させる。
【０２２５】
続いて実行される金種別金額設定ステップＳ１８では、所定金種を１万円に設定すると共に、１万円・５千円・１千円・５百円・１百円・５０円・１０円・５円・１円の各金種（ｉ）を０、即ち、１万円に設定し、金種（ｉ）毎の返却枚数Ｎを０に設定する。この時設定される金種（ｉ）は、ｉ＝０は１万円を表し、ｉ＝１は５千円を表し、ｉ＝２は１千円を表し、ｉ＝３は５百円を表し、ｉ＝４は１百円を表し、ｉ＝５は５０円を表し、ｉ＝６は１０円を表し、ｉ＝７は５円を表し、ｉ＝８は１円を表す。又、Ｎは枚数を表し、Ｎ＝０，１，２，３，４・・・・と自然数で表す。従って、返却枚数Ｎ［ｉ］は、例えば、ｉ＝２、Ｎ＝３の時である返却枚数３［２］は、１千円が３枚、即ち、３０００円であることを表す。尚、所定金種は、顧客が釣銭を受取る際に、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録し返却を希望する釣銭額をいくら迄とするかを表すものであり、例えば、所定金種が１０００円であれば１０００円未満、即ち、９９９円までの釣銭が釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して釣銭情報として記録されるのである。
【０２２６】
次いで実行される所定金種判断ステップＳ１９では、上限所定金種と顧客毎所定金種とを比較し、顧客毎所定金種が上限所定金種より大きければ続けて所定金種設定ステップＳ２０を実行させ、それ以外の場合には釣銭支払判断ステップＳ２１を実行させるので、顧客毎所定金種が１０００円であり上限所定金種が５０００円なので、続けて釣銭支払判断ステップＳ２１が実行される。尚、上限所定金種が例えば５００円である場合には、続けて所定金種設定ステップＳ２０が実行される。この実施の形態では実行されないが敢て上限所定金種が５００円の場合を以下に説明する。所定金種設定ステップＳ２０では、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていた顧客毎所定金種を上限所定金種に設定する。従って、顧客毎所定金種は、ポイント及び釣銭情報記録処理Ｆが実行されている間上限所定金種である５００円として扱われることとなる。そして、このように顧客毎所定金種を上限所定金種に置換えることにより、店舗側の財務省管轄局への預かり金の報告義務である釣銭カードＣＣ預かり金総額が７００万円を超える場合等に、上限所定金種の金種を所定額の金種に変更することで、現金で返却する釣銭金額を多くし釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録する釣銭情報の額を小さくして預かり金総額が７００万円以下になるように調整することが可能となる。
【０２２７】
続けて釣銭支払判断ステップＳ２１が実行される。釣銭支払判断ステップＳ２１では、０円を含むプラスの未精算金額（ｓ）（余剰代金）である１３００円から返却枚数Ｎ［ｉ］及び金種（ｉ）で表す顧客所定金種額の積を引いた比較式「ｓ−所定金種×Ｎ［ｉ］」と、所定金種の額とを比較する。即ち、返却枚数Ｎ＝０、金種（ｉ）＝１００００である０を余剰代金（ｓ）＝１３００から減算した比較式「１３００−１００００×０」である１３００と所定金種「１００００円」の１００００とを比較した結果、比較式「１３００−１００００×０」の方が所定金種の額１００００より小さいので、続けて所定金種返却ステップＳ２３が実行される。所定金種返却ステップＳ２３では、所定金種の返却枚数が０なので、顧客への所定金種の返却は行われない。
【０２２８】
所定金種返却ステップＳ２３に続けて顧客毎所定金種判断ステップＳ２４が実行され、釣銭支払判断ステップＳ２１乃至所定金種返却ステップＳ２３で処理された金種（ｉ）＝１万円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である１０００円ではないので、金種変更ステップＳ２５を実行させる。
【０２２９】
金種変更ステップＳ２５では、現在処理されている金種（ｉ）＝１００００を次の金種である金種（ｉ）＝５０００とし、続けて再び釣銭支払判断ステップＳ２１を実行させる。
【０２３０】
釣銭支払判断ステップＳ２１では、金種（ｉ）が５千円に変更となったので、金種別金額設定ステップＳ１８で設定した金種（ｉ）が５千円であるときの返却枚数Ｎ＝０、金種（ｉ）＝５０００である０なので、返却枚数Ｎ＝０、金種（ｉ）＝５０００である０を余剰代金（ｓ）＝１３００から減算した比較式「１３００−５０００×０」である１３００と所定金種「５０００円」の５０００とを比較した結果、比較式「１３００−１００００×０」の方が所定金種の額５０００より小さいので、続けて所定金種返却ステップＳ２３が実行される。
【０２３１】
所定金種返却ステップＳ２３では、所定金種「５０００円」の返却すべき枚数が０なので、顧客には返却しない。
【０２３２】
所定金種返却ステップＳ２３に続けて再び顧客毎所定金種判断ステップＳ２４が実行され、釣銭支払判断ステップＳ２１乃至所定金種返却ステップＳ２３で処理された金種（ｉ）＝５千円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である１０００円ではないので、金種変更ステップＳ２５を実行させる。
【０２３３】
金種変更ステップＳ２５では、現在処理されている金種（ｉ）＝５０００を次の金種である金種（ｉ）＝１０００とし、続けて再び釣銭支払判断ステップＳ２１を実行させる。尚、金種変更ステップＳ２５で新たに設定する金種が釣銭禁止金種に該当する場合には、金種変更ステップＳ２５は当該金種を飛ばして次の金種を設定する。
【０２３４】
釣銭支払判断ステップＳ２１では、金種（ｉ）が千円に変更されたので、金種別金額設定ステップＳ１８で設定した金種（ｉ）が１千円であるときの返却枚数Ｎ＝０、金種（ｉ）＝１０００である０とによって比較式「１３００−１０００×０」である１３００と所定金種の額である１０００とを比較する。そして、比較した結果、比較式「１３００−１０００×０」である１３００の方が所定金種の額である１０００より大きいので、続けて返却枚数加算ステップＳ２２が実行される。
【０２３５】
返却枚数加算ステップＳ２２では、返却枚数Ｎを１枚加算して返却枚数Ｎ＝１とし、続けて再び釣銭支払判断ステップＳ２１を実行する。
【０２３６】
釣銭支払判断ステップＳ２１では、所定金種の枚数Ｎ＝０の場合同様、返却枚数Ｎ＝１、同金種（ｉ）＝１０００、余剰代金（ｓ）＝１３００なので比較式「１３００−１０００×１」である３００と所定金種の額である１０００とを再び比較する。そして、比較した結果、比較式「１３００−１０００×１」である３００の方が１０００より小さいので、続けて所定金種返却ステップＳ２３が実行されることとなる。
【０２３７】
所定金種返却ステップＳ２３では、現在処理されている返却枚数Ｎ＝１枚の金種（ｉ）＝１千円を釣銭支払部４４から顧客に対し返却する。
従って、ここまでの段階で顧客は１０００円の返却を受けたこととなり、残りの金額は３００円となる。
【０２３８】
次いで再び顧客毎所定金種判断ステップＳ２４が実行され、釣銭支払判断ステップＳ２１乃至所定金種返却ステップＳ２３で処理された金種（ｉ）＝１千円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である１０００円なので、続けて釣銭カード判断ステップＳ２６が実行される。
【０２３９】
釣銭カード判断ステップＳ２６では、カードリーダライタ３６に挿入されている顧客カードＣが釣銭カードＣＣであるか否かを判断し、釣銭カードＣＣなので続けて釣銭金額設定ステップＳ２７が実行される。尚、挿入されている顧客カードＣが釣銭カードＣＣでなければ、続けて釣銭返済ステップＳ２９が実行されることとなる。
【０２４０】
釣銭カード判断ステップＳ２６での判断が釣銭カードＣＣであったので、釣銭カード判断ステップＳ２６に続けて釣銭金額設定ステップＳ２７が実行される。釣銭金額設定ステップＳ２７では、釣銭支払判断ステップＳ２１乃至金種変更ステップＳ２５によって既に現金で返却された釣銭の残りである３００円を釣銭額（Ｔ）として設定するステップであり、続けてプレミアポイント算出ステップＳ２８が実行される。
【０２４１】
プレミアポイント算出ステップＳ２８では、顧客が利用した合計金額が４１００円であったので、４１００円に対応したポイントを発生するステップであり、合計金額４１００円に対応する第１のポイントｐｔ１を算出するための第１レートである３％に、釣銭カードＣＣを利用することに対して付与する第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２を算出するための第２レートである５％を加算し、加算されたレート８％を合計金額４１００円と積算してポイントｐｔ＝３２８を算出し、算出したポイントｐｔ＝３２８と、既に釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔ＝１００とを加算して新たなポイントｐｔ＝４２８を算出し、ポイントｐｔに置換える。従って、プレミアポイント算出ステップＳ２８で加算されたポイントｐｔ＝４２８は、第１のポイントｐｔと第２のポイントｐｔとが合わさったもの（第１レート×合計金額＋第２レート×合計金額と同等）となり、釣銭カードＣＣを利用した場合には第２のポイントであるプレミアポイントが加味されることとなる。プレミアポイント算出ステップＳ２８に続けては、釣銭記録判断ステップＳ３１が実行される。尚、この実施の形態では、ポイントを算出する際に用いる合計金額を顧客が買物をした合計金額である４１００円としたが、ポイント消費希望判断ステップＳ１１において顧客が顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントの消費を希望した場合には、ポイント消費ステップＳ１２において算出されたポイント消費後の合計金額である４０００円としても良く、同様に、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記憶されている釣銭である３００円を消費した場合にはこの釣銭額である３００円を更に消費するポイント共に差引いた合計金額である３７００円としてもよい。
【０２４２】
プレミアポイント算出ステップＳ２８に続けては釣銭記録判断ステップＳ３１が実行される。
【０２４３】
しかしながら、釣銭カード判断ステップＳ２６で釣銭返済ステップＳ２９へ分岐する場合が存在するので、ここで、釣銭カード判断ステップＳ２６で顧客カードＣが釣銭カードＣＣでないと判断された場合を説明しておく。この場合には、釣銭カード判断ステップＳ２６に続けて釣銭返済ステップＳ２９が実行される。釣銭返済ステップＳ２９では、返済する釣銭全額である３００円を返済すると共に本来釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されるべき釣銭額（Ｔ）をｎｕｌｌに置換える。釣銭返済ステップＳ２９に続けては、ポイント算出ステップＳ３０が実行される。
【０２４４】
ポイント算出ステップＳ３０では、合計金額４１００円に対応する第１のポイントｐｔ１を算出するための第１レートである３％を合計金額である４１００円と積算してポイントｐｔ＝１２３を算出し、算出したポイントと、既にポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔ＝１００とを加算して新たなポイントｐｔ＝２２３を算出し、ポイントｐｔに置換える。従って、ポイントカードＣＰを利用した場合には、第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２は加味されない。ポイント算出ステップＳ３０に続けては、プレミアポイント算出ステップＳ２８に続けてと同様釣銭記録判断ステップＳ３１が実行されることとなる。以上がポイントカードＣＰ使用時の実行された状態を表す。
【０２４５】
釣銭記録判断ステップＳ３１では、顧客が釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させた釣銭の記録を希望するか否かを判断するが、カードリーダライタ４２に挿入されている顧客カードＣがポイントカードＣＰの場合、及び、顧客が自ら精算機４に同じく設ける現金返却ボタン（図示せず）を押圧したときには釣銭を現金返却希望すると判断して続けて釣銭返済ステップＳ３４が実行され、又、カードリーダライタ４２に挿入されている顧客カードＣが釣銭カードＣＣであって顧客が釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させた釣銭記録を希望して所定時間内に精算機４に設置された釣銭記録希望ボタン（図示せず）を押圧したときには釣銭を釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録すると判断して余剰返却確認ステップＮＮ１４が実行され続けて釣銭金額設定ステップＳ３２が実行され、続けて追記判断ステップＳ３６が実行される。そこで、この説明では顧客は釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させた釣銭記録を希望して精算機４に設置された釣銭記録希望ボタン（図示せず）を押圧したので、釣銭記録判断ステップＳ３１では、続けて余剰返却確認ステップＮＮ１４及び釣銭金額設定ステップＳ３２が実行されることとなる。尚、顧客が釣銭を現金で受取りたい場合には精算機４に同じく設ける現金返却ボタン（図示せず）を押圧する。すると、続けて釣銭返済ステップＳ３４及びポイント算出ステップＳ３５が実行され、釣銭が全額現金で返却されると共に購入金額に対して発生するポイントも第１のポイントのみとなる。
又、釣銭記録希望ボタン（図示せず）或は現金返却ボタン（図示せず）の押圧がなければ、自動的に無回答として続けて追記判断ステップＳ３６を実行する。この場合には、追記判断ステップＳ３６によって追記事項なしと判断されるので、続けてカード引抜き確認ステップＳ４０が実行され、カードの引き抜きがあるまでは続けて釣銭記録判断ステップＳ３１が実行されることとなり釣銭記録希望ボタン（図示せず）或は現金返却ボタン（図示せず）の押圧があるか、顧客カードＣが引抜かれるまで繰返す。従って、この繰返しループによって顧客カードＣの使用形態を、顧客カードＣが抜かれるまでは変更可能とできる。
【０２４６】
続けて、余剰返却確認ステップＮＮ１４が実行される。余剰返却確認ステップＮＮ１４では、先ず釣銭返却履歴判断ステップＮＮ１４０が実行される。釣銭返却履歴判断ステップＮＮ１４０では、現在使用されている顧客カードＣが釣銭カードＣＣであり、釣銭返済ステップＳ２９によって釣銭の全額が返却されていないので、続けて釣銭金額設定ステップＳ３２が実行される。
尚、現在使用されている顧客カードＣがポイントカードＣＰであり、釣銭返済ステップＳ２９によって釣銭が全額返却されており、且つ、顧客が釣銭を顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録するよう希望した場合、即ち、顧客カードＣをポイントカードＣＰとしての使用から釣銭カードＣＣとしての使用へ変更する場合には、釣銭返済ステップＳ２９によって上限所定金種未満の釣銭が返却された釣銭返却履歴が記録されているので、釣銭返却履歴判断ステップＮＮ１４０では続けて顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１を実行し、顧客カードＣを釣銭カードＣＣとした使用する場合の顧客毎所定金種を、顧客によってキー操作による入力されることで設定する。次いで、釣銭禁止金種設定ステップＮＮ１４２が実行され、顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１同様に顧客毎禁止金種が設定される。次いで、返却表示ステップＮＮ１４３が実行され、既に返却してしまった釣銭のうちの顧客毎所定金種未満の釣銭を現金引受部４１へ支払うよう表示部４５へ表示させる。続けて返却判断ステップＮＮ１４４が実行され、既に返却してしまった釣銭のうちの顧客毎所定金種未満の釣銭の支払が完了したか否かを監視し、同釣銭金額以上の入金があった場合には続けて釣銭金額設定ステップＳ３２が実行され、同釣銭金額に満たないときには、再び返却表示ステップＮＮ１４３を実行し、支払が完了していない金額を表示して支払を促す。
【０２４７】
現在処理している顧客カードＣをポイントカードＣＰから釣銭カードＣＣへの使用変更したいとを希望された場合には、顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１乃返却判断ステップＮＮ１４４によって使用形態が釣銭カードＣＣへ変更されることとなる。尚、顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１又は釣銭禁止金種設定ステップＮＮ１４２では、顧客カードＣに使用形態を表す情報を顧客カードＣ或はポイント及び釣銭情報記録装置６に持たせる場合には合わせて記録するよう形成しても良い。
【０２４８】
釣銭金額設定ステップＳ３２は、釣銭支払判断ステップＳ２１乃至金種変更ステップＳ２５によって既に現金で返却された釣銭の残りである３００円を釣銭額（Ｔ）＝３００として設定する。
【０２４９】
すると、次いでプレミアポイント算出ステップＳ３３が実行され、第１のポイントｐｔ１を算出するための第１レート＝３％と、第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２を算出するための第２レート＝５％を加算し、加算されたレート＝８％を合計金額である４１００円と掛算してポイントｐｔ＝３２８を算出し、既に釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔ＝０（ポイント消費希望判断ステップＳ１１にてポイント消費希望したので、ポイント消費ステップＳ１２において既に０ポイントとなっている）とを加算して３２８を算出してポイントｐｔとしてポイントｐｔ＝３２８と設定する。この説明では、ポイント消費希望判断ステップＳ１１及びポイント消費ステップＳ１２によって、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔは消費されており０であるが、ポイント消費希望判断ステップＳ１１において消費を希望しなかった場合には、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔは消費されないので、プレミアポイント算出ステップＳ３３では、新たに発生したポイントｐｔ＝３２８と既に釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録させていたポイントｐｔ＝１００とを加算したポイントｐｔ＝４２８を新たなポイントｐｔとして置換えることとなる。そして、続けて追記判断ステップＳ３６が実行される。
【０２５０】
尚、釣銭記録判断ステップＳ３１において釣銭をポイントカードＣＰ或は釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録しないと判断した場合には、釣銭返済ステップＳ３４及びポイント算出ステップＳ３５が実行され、返済する釣銭全額である３００円を返却すると共に釣銭額（Ｔ）を０に設定し、続けてポイント算出ステップＳ３５では、ｐｔ１を算出するための第１レート＝３％と合計金額＝４１００円とを掛算してポイントｐｔ＝１２３を算出し、そのポイントｐｔ＝１２３と既にポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔ＝０（ポイント消費希望判断ステップＳ１１にてポイント消費希望したので、ポイント消費ステップＳ１２において既に０ポイントとなっている）とを加算して１２３を算出してポイントｐｔとしてポイントｐｔ＝１２３と設定する。そして、続けて追記判断ステップＳ３６が実行される。この時、現在使用している処理対象の顧客カードＣが釣銭カードＣＣであった場合でも、釣銭カードＣＣの使用形態をポイントカードＣＰに変更しないが、釣銭返済ステップＳ２９の前から追記判断ステップＳ３６の前までの間に顧客毎所定金種設定ステップＮＮ１４１及び釣銭禁止金種設定ステップＮＮ１４２を設けて釣銭カードＣＣをポイントカードＣＰとして使用するよう使用形態を変更可能に形成しても良い。
【０２５１】
プレミアポイント算出ステップＳ３３に続けて追記判断ステップＳ３６が実行されると、釣銭カードＣＣのＩＤナンバへ対応させた記録を行うか否かを判断が行われ、顧客カードＣのＩＤナンバに対応させて記録する内容が既に記録されている内容と同じ場合には、再び記録しないで続けてカード引抜き確認ステップＳ４０が実行され、書込みを行わなければならない新たな情報がある場合には続けて記録ステップＳ３７が実行されるので、ここでは釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録しなければならない新たなポイントｐｔ及び釣銭額（Ｔ）が存在するので、続けて記録ステップＳ３７が実行されることとなる。
【０２５２】
記録ステップＳ３７では、新たに発生したポイントｐｔ＝３２８、記録した日時、購入した合計額、支払われた現金金額が変更されているので、これらを釣銭カードＣＣに更新して釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させて履歴記録部４７へ記録する。更に、記録ステップＳ３７では、釣銭カードＣＣの表示部Ｃ２に表示させるべき項目である釣銭額等が変更となったので、表示部Ｃ２の表示も変更して記載表示させる。この実施の形態では、表示部Ｃ２への記載は、最終取引日付と使用可能な釣銭額とを表示させるものとする。尚、既に釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていた顧客情報としての性別、見た目の年齢、顧客毎返金金種、顧客毎返金拒否金種等は変更されていないので、更新記録されない。
【０２５３】
そしてこの時、釣り銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録した内容は、精算機４相互を接続するネットワークＬＡＮ２を介して各履歴記憶部４７に送信され、各履歴記憶部４７が記録する。
【０２５４】
次いで、釣銭記録ステップＳ３８が実行され、釣銭金額設定ステップＳ２７によって算出した記録すべき釣銭額である３００円を釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させて履歴記録部４７へ記録すると共に、表示部Ｃ２にも記録した釣銭額３００円、即ち、次回利用可能である釣銭額３００円を表示記載させる。
【０２５５】
そして前記同様にここでも釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録した内容を同ネットワークＬＡＮ２を介して各履歴記憶部４７に送信して各履歴記憶部４７ではこの情報を記録する。
【０２５６】
次いで、記録報知ステップＳ３９が実行され、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させた記録及び表示部Ｃ２への表示が終了した旨を精算機４の表示部４５及びＰＯＳレジスタ３の代金表示部３３へ表示して通知する。
【０２５７】
次いで、カード引抜き確認ステップＳ４０が実行され、カードリーダライタ３６から釣銭カードＣＣが引抜かれたか否かを判断し、引抜かれたと判断した場合には一連の処理を終了し、引抜かれていない場合には、釣銭記録判断ステップＳ３１に戻り、続けて再び釣銭記録判断ステップＳ３１が実行される。
【０２５８】
従って、顧客カードＣがカードリーダライタ３６から引抜かれるまでは、常に釣銭記録判断ステップＳ３１乃至カード引抜き確認ステップＳ４０のステップが繰返され、顧客が釣銭カードＣＣをカードリーダライタ４２から抜取るとポイント及び釣銭情報記録処理Ｆを終了する。
【０２５９】
以上が、顧客が釣銭カードＣＣを利用して、購入した商品の精算時に釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔを支払金の一部として使用した場合であるが、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されているポイントｐｔ＝１００を支払代金の一部として使用しない場合には、ポイント消費希望判断ステップＳ１１では消費希望無しと判断されて続けて精算代金表示ステップＳ１６が実行されるので、ポイントｐｔは釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔ＝１００のまま処理されることとなり、プレミアポイント算出ステップＳ２８では新たに発生したポイントｐｔ＝３２８と合わせてポイントｐｔ＝４２８と設定され、記録ステップＳ３７にて新たにポイントｐｔ＝４２８が記録される。
【０２６０】
次いで、カードリーダライタ４２に挿入されたカードがポイントカードＣＰであり、顧客がポイントカードＣＰから釣銭カードＣＣへカード種を変更した場合を説明する。尚、挿入されるポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応しては、釣銭として３００円が記録されており、且つ、ポイントｐｔが１００ポイント記録されていて、且つ、使用可能な回数には余裕があるものとする。
顧客が、現在使用しているポイントカードＣＰを釣銭カードＣＣに変更するために、カードリーダライタ４２へポイントカードＣＰを挿入する。
【０２６１】
カード挿入判断ステップＳ１では、ポイントカードＣＰの挿入があったので、挿入ありと判断して続けて使用回数判断ステップＳ３を実行する。
【０２６２】
使用回数判断ステップＳ３では、ポイントカードＣＰの使用回数を確認し、使用限度未満であるので、続けて使用回数加算ステップＳ４が実行されて使用回数を１回増やして再びカードリーダライタ４２によって使用回数をポイントカードＣＰへ記録する。
【０２６３】
続けて決済判断ステップＳ５が実行され、顧客により精算機４に設ける釣銭カード会員変更ボタン（図示せず）が押圧されたので、ポイントカードＣＰを釣銭カードＣＣに変更する処理と判断して、続けてカード挿入判断ステップＳ４１を実行する。
【０２６４】
カード挿入判断ステップＳ４１では、ポイントカードＣＰの挿入があったので、続けて経過時間判断ステップＳ４３が実行される。尚、カード挿入判断ステップＳ４１では、カードの挿入がなければ（即ち、カード挿入判断ステップＳ１で最初に顧客カードＣが挿入されていない履歴情報により判別）続けて入力ステップＳ４２が実行され、顧客の持参しているレシートから前回の取引合計金額、前回の釣銭額を手入力して入手する。そして、入力ステップＳ４２に続けて経過時間判断ステップＳ４３が実行される。
【０２６５】
経過時間判断ステップＳ４３では、前回の取引からの経過時間を判断し、前回の取引日から、予め定める期間、例えば３ヶ月とか販売店の決済日をまたぐ等の期間を経過していなければ続けて前回情報読込ステップＳ４４が実行されるので、続けて前回情報読込ステップＳ４４が実行される。尚、この実施の説明では予め定める所定期間経過していないので、続けて前回情報読込ステップＳ４４を実行したが、予め定める所定期間経過していればポイント及び釣銭情報記録処理Ｆを終了する。
【０２６６】
前回情報読込ステップＳ４４では、ポイントカードＣＰからカードリーダライタ４２が読取った前回合計金額である２０００円、前回釣銭額である３００円及び記録されているポイントｐｔである１００ポイントを読取る。
【０２６７】
前回情報読込ステップＳ４４に続けてポイント読込ステップＳ４５が実行され、挿入されているポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して記録されている第１のポイントｐｔ１である１００ポイントを読取り、前回までのポイントｐｔをポイントｐｔ＝１００に設定する。
【０２６８】
続けて前回釣銭額置換えステップＳ４６が実行され、前回情報読込ステップＳ４４でポイントカードＣＰのＩＤナンバに基づいて読取った前回の釣銭情報である３００円を新たな釣銭情報（ｓ）＝３００に置換え設定し、続けて金種別金額設定ステップＳ４７が実行される。
【０２６９】
続いて実行される金種別金額設定ステップＳ４７では、所定金種を１万円に設定すると共に、１万円・５千円・１千円・５百円・１百円・５０円・１０円・５円・１円の各金種（ｉ）を０、即ち、１万円に設定し、金種（ｉ）毎の返却枚数Ｎを０に設定する。この時設定される金種（ｉ）は、ｉ＝０は１万円を表し、ｉ＝１は５千円を表し、ｉ＝２は１千円を表し、ｉ＝３は５百円を表し、ｉ＝４は１百円を表し、ｉ＝５は５０円を表し、ｉ＝６は１０円を表し、ｉ＝７は５円を表し、ｉ＝８は１円を表す。又、Ｎは枚数を表し、Ｎ＝０，１，２，３，４・・・・と自然数で表す。従って、返却枚数Ｎ［ｉ］は、例えば、ｉ＝２、Ｎ＝３の時である返却枚数３［２］は、１千円が３枚、即ち、３０００円であることを表す。尚、所定金種は、顧客が釣銭を受取る際に、ポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して記録して返却を希望する釣銭額をいくら迄とするかを表すものであり、例えば、所定金種が１０００円であれば１０００円未満、即ち、９９９円までの釣銭がポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して釣銭情報として記録されるのである。従って、この時点では、カード種別はポイントカードＣＰであるものの、実質上釣銭情報が記録されるので、釣銭カードＣＣと見なされる。
【０２７０】
次いで実行される所定金種判断ステップＳ４８では、上限所定金種と顧客毎所定金種とを比較し、顧客毎所定金種が上限所定金種より大きければ続けて所定金種設定ステップＳ４９を実行させ、それ以外の場合には釣銭支払判断ステップＳ５０を実行させるので、顧客毎所定金種が１０００円であり上限所定金種が５０００円なので、続けて釣銭支払判断ステップＳ５０が実行される。尚、上限所定金種が例えば５００円である場合には、続けて所定金種設定ステップＳ４９が実行される。この実施の形態では実行されないが敢て上限所定金種が５００円の場合を以下に説明する。所定金種設定ステップＳ４９では、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録されていた顧客毎所定金種を上限所定金種に設定する。従って、顧客毎所定金種は、ポイント及び釣銭情報記録処理Ｆが実行されている間上限所定金種である５００円として扱われることとなる。そして、このように顧客毎所定金種を上限所定金種に置換えることにより、店舗側の税務署への預かり金の報告義務である釣銭カードＣＣ預かり金総額が７００万円を超える場合等に、上限所定金種の金種を所定額の金種に変更することで、現金で返却する釣銭金額を多くし釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録する釣銭情報の額を小さくして預かり金総額が７００万円以下になるように調整することが可能となる。
【０２７１】
続けて釣銭支払判断ステップＳ５０が実行される。釣銭支払判断ステップＳ５０では、０円を含むプラスの未精算金額（ｓ）（余剰代金）である２０００円から返却枚数Ｎ［ｉ］及び金種（ｉ）で表す顧客所定金種額の積を減算した比較式と所定金種の額とを比較する。即ち、返却枚数Ｎ＝０、金種（ｉ）＝１００００である０を余剰代金（ｓ）＝２０００から減算した比較式「２０００−１００００×０」である２０００と所定金種の額である１００００とを比較した結果、所定金種の額の方が大きいので、続けて所定金種返却ステップＳ５２を実行することとなる。所定金種返却ステップＳ５２では、現在処理されている返却枚数Ｎ＝０枚の金種（ｉ）１万円を返却する（即ち、この場合には０枚なので実質返却されない）。
【０２７２】
所定金種返却ステップＳ５２に続けて顧客毎所定金種判断ステップＳ５４が実行され、釣銭支払判断ステップＳ５０乃至所定金種返却ステップＳ５２で処理された金種（ｉ）＝１万円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である１０００円ではないので、金種変更ステップＳ５５を実行させる。
金種変更ステップＳ５５では、現在処理されている金種（ｉ）＝１００００を次の金種である金種（ｉ）＝５０００とし、続けて再び釣銭支払判断ステップＳ５０を実行させる。
【０２７３】
釣銭支払判断ステップＳ５０では、金種（ｉ）＝１００００円の時同様、金種（ｉ）が５千円に変更となったので、金種別金額設定ステップＳ４７で設定した金種（ｉ）が５千円であるときの返却枚数Ｎ＝０、金種（ｉ）＝５０００、余剰代金（ｓ）＝２０００から求める比較式「２０００−５０００×０」である２０００と所定金種の額である５０００とを比較する。その結果、所定金種の額の方が大きいので、続けて所定金種返却ステップＳ５２を実行することとなる。
【０２７４】
所定金種返却ステップＳ５２では、現在処理されている返却枚数Ｎ＝枚の金種（ｉ）５千円を返却する（この場合には０枚なので実質返却されない）。
【０２７５】
所定金種返却ステップＳ５２に続けて再び顧客毎所定金種判断ステップＳ５４が実行され、釣銭支払判断ステップＳ５０乃至所定金種返却ステップＳ５２で処理された金種（ｉ）＝５千円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である１０００円ではないので、金種変更ステップＳ５５を実行させる。
【０２７６】
金種変更ステップＳ５５では、現在処理されている金種（ｉ）＝５０００を次の金種である金種（ｉ）＝１０００とし、続けて再び釣銭支払判断ステップＳ５０を実行させる。
【０２７７】
釣銭支払判断ステップＳ５０では、金種（ｉ）が千円に変更となったので、金種別金額設定ステップＳ４７で設定した金種（ｉ）が１千円であるときの返却枚数Ｎ＝０、金種（ｉ）＝１０００、余剰代金（ｓ）＝２０００とから比較式「２０００−１０００×０」を求め、比較式「２０００−１０００×０」と所定金種の額である１０００とを比較する。そして、比較した結果、比較式の方が大きいので、続けて返却枚数加算ステップＳ５１が実行され、返却枚数Ｎを１枚加算して返却枚数Ｎ＝１とし、続けて再び釣銭支払判断ステップＳ５０を実行する。
【０２７８】
釣銭支払判断ステップＳ５０では、返却枚数Ｎ＝１となったので、比較式「２０００−１０００×１」である１０００と所定金種の額である１０００とを再び比較し、比較した結果、比較式「２０００−１０００×１」である１０００と所定金種の額である１０００とが同じなので、再び返却枚数加算ステップＳ５１が実行され、返却枚数Ｎを１枚加算して返却枚数Ｎ＝２とし、続けて再び釣銭支払判断ステップＳ５０を実行する。
【０２７９】
釣銭支払判断ステップＳ５０では、返却枚数Ｎ＝２となったので、比較式「２０００−１０００×２」である０と所定金種の額である１０００とを再び比較し、比較した結果、比較式「２０００−１０００×１」の方が小さいので、続けて所定金種返却ステップＳ５２が実行されることとなる。
【０２８０】
所定金種返却ステップＳ５２では、現在処理されている返却枚数Ｎ＝２枚の金種（ｉ）２千円を釣銭支払部４４から返却する。
従って、ここまでの段階で顧客は２０００円の返却を受けたこととなり、残りの金額は０円となる。
【０２８１】
次いで再び顧客毎所定金種判断ステップＳ５４が実行され、釣銭支払判断ステップＳ５０乃至所定金種返却ステップＳ５２で処理された金種（ｉ）＝１千円が顧客毎所定金種か否かを判断した結果、顧客毎所定金種である１０００円なので、続けて釣銭カード判断ステップＳ５６が実行される。
【０２８２】
釣銭カード判断ステップＳ５６では、釣銭支払判断ステップＳ５０乃至金種変更ステップＳ５５によって前回の情報として既に現金で返却された釣銭の残りである釣銭額を釣銭額（Ｔ）＝０として設定し、続けて表示ステップＳ５７が実行される。
【０２８３】
表示ステップＳ５７では、前回払出した釣銭額（Ｔ）、即ち、金種別金額設定ステップＳ４７乃至釣銭金額設定ステップＳ５６で算出した釣銭額（Ｔ）＝０を代金表示部３３及び表示部４５へ表示させる。従って、代金表示部３３及び表示部４５では、釣銭金額設定ステップＳ５６で算出した金額を表示する。尚、表示ステップＳ５７が釣銭戻し判断ステップＳ５９に続けて実行される場合には、釣銭戻し受付ステップＳ５８で受付けた額を差引いた釣銭金額である不足額を表示する。
【０２８４】
次いで釣銭戻し受付ステップＳ５８が実行される。釣銭戻し受付ステップＳ５８では、前回の釣銭額（Ｔ）＝０を顧客が支払うのを受付るステップであり、支払われた金額が、新たに発行される或はポイントカードＣＰから変更される釣銭カードＣＣへ、釣銭情報として記憶される金額となる。この例では、釣銭額（Ｔ）＝０なので、釣銭戻し受付ステップＳ５８では入金を待ち受けずに次のステップが実行される。尚、釣銭戻し受付ステップＳ５８では、入金を待ち受ける場合には、受付けた額を前回釣銭（Ｔ）から差引いて不足額を算出する。
【０２８５】
釣銭戻し判断ステップＳ５９では、受付けた額が前回釣銭額（Ｔ）に達したか否かを監視するが、既に釣銭額（Ｔ）＝０なので、前回釣銭額（Ｔ）に達しており直ちに釣銭置換えステップＳ６０を実行させる。尚、釣銭戻し判断ステップＳ５９では、前回釣銭額（Ｔ）に達しない場合には、再び表示ステップＳ５７を実行させる。
【０２８６】
従って、表示ステップＳ５７乃至釣銭戻し判断ステップＳ５９によって、前回釣銭額（Ｔ）が支払われるまでは常に顧客からの入金を待つ状態にでき、金額に達した場合には次のステップを実行可能となる。
【０２８７】
次いで、釣銭置換えステップＳ６０が実行される。釣銭置換えステップＳ６０では、顧客から支払われた前回の釣銭額（Ｔ）＝０を、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記憶させるため、釣銭情報としてＰＯＳレジスタ３制御部（図示せず）の記憶領域（図示せず）に一時的に釣銭額（Ｔ）を０として設定して記憶させておく。
【０２８８】
釣銭置換えステップＳ６０に続けてはプレミアポイント算出ステップＳ６１が実行され、顧客が前回利用した合計金額＝２０００に対応したポイントを発生するので、釣銭カードＣＣを利用することに対して付与する第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２を算出するための第２レートを前回の合計金額＝２０００と掛算してポイントｐｔ＝１００を算出し、算出したポイントｐｔ＝１００と、既に既にポイントカードＣＰのＩＤナンバに対応して記録されていたポイントｐｔ＝１００とを加算して新たなポイントｐｔ＝２００を算出し、ポイントｐｔに２００として置換える。従って、プレミアポイント算出ステップＳ６１で加算されたポイントｐｔは、第１のポイントｐｔ１が既に前回の買物時に発生しているので、釣銭カードＣＣを使用して釣銭を釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録したことによって発生する第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２のみを算出し、前回までに発生したポイントｐｔに加算することで、釣銭カードＣＣを利用した場合の第１のポイントｐｔ１及び第２のポイントであるプレミアポイントｐｔ２が加味されたこととなる。プレミアポイント算出ステップＳ６１に続けては、ポイント記録ステップＳ６２が実行される。
【０２８９】
ポイント記録ステップＳ６２では、プレミアポイント算出ステップＳ６１で算出した新たなポイントｐｔ＝２００を、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応させて履歴記録部４７へ記録すると共に、表示部Ｃ２にも記録したポイントｐｔ＝２００を表示記載させる。勿論、表示部Ｃ２へポイントｐｔ＝２００を記録して顧客に示す必要が無い場合には、表示部Ｃ２へ表示させなくとも良く、店舗等利用する環境に応じて設定可能である。
【０２９０】
そして、ポイント記録ステップＳ６２で釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録された情報は、精算機４相互を接続するネットワークＬＡＮ２を介して全ての履歴記憶部４７に送信され、各履歴記憶部４７では、同情報を記録する。このネットワークＬＡＮ２は、精算機４相互を接続しており、全ての精算機４には履歴記録部４７が設けられている。そして、顧客カードＣを受付けた（ＰＯＳレジスタ３のカードリーダライタ３６が顧客カードＣを受付け、受付けた情報を精算機４が受信した場合も含める）精算機４が顧客カードＣのＩＤナンバに対応してポイント情報、釣銭情報、『 エクセルのＤＢ項目参照してください 』等の記録する全ての情報である履歴情報はネットワークＬＡＮ２を介して他の全ての精算機４に送信され、他の精算機４では、受付けた履歴情報を顧客カードＣのＩＤナンバに対応して履歴記録部４７へ記録する。そして、各、精算機４では、次回自身が顧客カードＣを受付けたときには、その顧客カードＣが前回他の精算機４によって処理されていたとしても、他の精算機４に受付けている顧客カードＣの履歴情報を問い合わせることなく処理可能となる。即ち、
全ての履歴記録部４７が顧客カードＣに対する同じ履歴の情報を共有可能となる。又、履歴記録部４７が全ての精算機４に設けられてはおらず、１台の精算機４のみに設けられている場合には、履歴記録部４７が設けられていない精算機４は、顧客カードＣを受付けると、受付けた顧客カードＣのＩＤナンバに対応して記録された履歴情報を履歴記録部４７に問い合わせ、釣銭情報、ポイント情報等の処理に必要な情報をネットワークＬＡＮ２を経由して取得し処理する。更に、数台の精算機４で形成するグループの中の１台の精算機４に設けられている場合には、やはり顧客カードＣの履歴情報は設置された全ての履歴記録部４７が共有するように精算機４で受付けていた顧客カードＣの情報が記録される。そして、履歴記録部４７を設けない精算機４で顧客カードＣを受付けた場合には、自身が所属するグループの履歴記録部４７へ問い合わせるように形成する。
【０２９１】
ポイント記録ステップＳ６２が終了すると、続けて釣銭記録ステップＳ３８が実行される。釣銭記録ステップＳ３８以下の作用は、先に記述した通りである。従って、カード挿入判断ステップＳ４１乃至ポイント記録ステップＳ６２は、顧客がそれまで使用していたポイントカードＣＰを釣銭カードＣＣに変更する場合に行われるステップである。
【０２９２】
次いで、ポイント及び釣銭情報記録装置６について説明する。以下、ポイント及び釣銭情報記録装置６は、記録装置６という。
記録装置６は、図１０に表すように、通常使用されている従来型のＰＯＳレジスタ装置１００と接続して使用し、ＰＯＳレジスタ装置１００から顧客が購入した合計代金の信号を受領可能である。記録装置６は、カードリーダライタ６１、現金引受部６２、釣銭返却口６３、制御部６４、貨幣投入口６５、紙幣投入口６６、表示部６７とからなる。
【０２９３】
カードリーダライタ６１は、カードリーダライタ３６同様であり、カード挿入口が開口され、顧客カードＣが挿入されてリードライト部によって読み書き可能である。
【０２９４】
現金引受部６２は、紙幣引受部６２ａ及び貨幣引受部６２ｂとからなる。そして、現金引受部６２は、紙幣投入口６６から紙幣引受部６２ａへ、及び、貨幣投入口６５から貨幣引受部６２ｂへ、夫々入金があるとその都度入金された金額を入金された金額の情報として認識して制御部６４へ出力する。紙幣引受部６２ａは入金した金額を貯留しておくことが可能であり、現金返却の指示があると、挿入口から紙幣をその種別毎に指定された枚数返却可能である。同様に、貨幣引受部６２ｂは、入金された貨幣を貨幣の種類毎に貯留しておくことが可能であり、貨幣の返却指示があるとその種別毎に指定された枚数を返却可能である。
【０２９５】
釣銭返却口６３は、顧客に対し貨幣を返却する返却口であり、貨幣引受部６２ｂから返却する貨幣が送られて返却可能である。
表示部６７は、表示部２同様であり、各種情報を制御部６４の制御によって表示可能である。
【０２９６】
制御部６４は、上記したＰＯＳレジスタ３同様、カードリーダライタ６１による顧客カードＣに対する読み書き、従来型のＰＯＳレジスタ装置１００との信号の送受信、投入された現金及び返却する現金の計算等を制御可能である。
【０２９７】
以下に、制御部６４の制御を説明する。尚、記録装置６では、ＰＯＳレジスタ３が行っていた顧客が購入した購入代金の計算処理は接続される従来型のＰＯＳレジスタ装置１００が行い。その他、顧客カードＣへの情報の読み書き、購入代金の支払引き受け、釣銭の払い戻し等を、ＰＯＳレジスタ装置１００と信号授受することで、ＰＯＳレジスタ３同様の機能を果たすものであり、この記録装置６を従来型のＰＯＳレジスタ装置１００と接続することで、従来型のＰＯＳレジスタ装置１００を導入している店舗でも、容易に本発明による顧客カードＣの導入が可能となる。
【０２９８】
以下、記録装置６とＰＯＳレジスタ装置１００との信号授受をもとに、ポイント及び釣銭情報記録処理Ｆを説明する。但し、説明に際しては、先に記載したＰＯＳレジスタ３のポイント及び釣銭情報記録処理Ｆと重複する部分の説明は省略する。
【０２９９】
顧客は、購入代金の精算のためにＰＯＳレジスタ３同様ＰＯＳレジスタ装置１００によって代金の精算を行う。ＰＯＳレジスタ装置１００では、店員が顧客の購入した商品の精算を行うためにＰＯＳレジスタ装置１００に購入代金の合計を算出させる。この時、顧客は顧客カードＣを記録装置６のカードリーダライタ６１へ挿入する。
【０３００】
記録装置６では、制御部６４がポイント及び釣銭情報記録処理Ｆをスタートしており、カード挿入判断ステップＳ１によって顧客カードＣを判断する。そして決済判断ステップＳ５までの一連のステップが実行処理される。
【０３０１】
以下、通常決済時を説明する。
【０３０２】
決済判断ステップＳ５に次いで、顧客カードＣに対する釣銭情報判断ステップＳ７乃至ポイント読込ステップＳ１０の処理が成される。
【０３０３】
次いで、ポイント消費希望判断ステップＳ１１が実行される。このポイント消費希望判断ステップＳ１１は、記録装置６に設ける選択ボタン（図示せず）を顧客が押すことで判断するように形成してもよく、又、顧客の意志を店員が聞きＰＯＳレジスタ装置１００に設ける選択ボタン（図示せず）を押圧し、記録装置６がＰＯＳレジスタ装置１００から消費希望するか否かの信号を受領して判断してもよい。
【０３０４】
次いで、実行されるポイント消費ステップＳ１２では、カードリーダライタ６１が釣銭情報読込ステップＳ９及びポイント読込ステップＳ１０で読取った情報とによりポイント及びカード毎に記録された釣銭を消費することで支払代金の一部として精算するように処理する。
【０３０５】
そして、次いで実行される精算代金表示ステップＳ１６乃至所定金種設定ステップＳ２０は、ＰＯＳレジスタ３の処理同様に処理されるが、精算代金表示ステップＳ１６では、その表示を表示部６７に表示する。
【０３０６】
釣銭支払判断ステップＳ２１乃至金種変更ステップＳ２５も、ＰＯＳレジスタ３の場合同様に処理されるが、所定金種返却ステップＳ２３が釣銭を返却する際は、制御部６４が返却する貨幣の種類及び枚数を現金引受部６２に指示して紙幣にあっては紙幣引受部６２ａから所定種を所定枚数紙幣投入口６６から返却させ、硬貨にあっては貨幣引受部６２ｂから所定種を所定枚数返却部６３から返却させることで行う。
【０３０７】
釣銭カード判断ステップＳ２６乃至ポイント算出ステップＳ３５でも、ＰＯＳレジスタ３による処理同様行われるが、プレミアポイント算出ステップＳ２８、ポイント算出ステップＳ３０、プレミアポイント算出ステップＳ３３，ポイント算出ステップＳ３５の各ステップで行われるポイントの算出に際しては、第１のポイントｐｔ１の情報はＰＯＳレジスタ装置１００によって計算されたポイント情報を記録装置６が入力して使用してもよく、又は、ＰＯＳレジスタ装置１００から入力した購入代金である合計金額から算出してもよい。即ち、記録装置６を新規に導入するに際して、その店舗で従来使用していたＰＯＳレジスタ装置１００がポイント付与機能を有していたものであれば、計算されたそのポイント情報を利用可能であり、又、従来使用していたＰＯＳレジスタ装置１００がポイント付与機能を有していないものであれば、記録装置６が入力した購入代金の合計金額から算出すればよい。そして、従来から使用していたＰＯＳレジスタ装置１００からポイント情報を直接受領するのではなく、第１のポイントｐｔ１を算出するための第１レート（例えば、３％）を受領して第１のポイントｐｔ１を算出するよう形成してもよい。
【０３０８】
以下同様に、所定金種返却ステップＳ３６乃至ポイント記録ステップＳ６２の各ステップも、ＰＯＳレジスタ３による処理同様行われる。
【０３０９】
そして、各ステップにおいて、例えば、購入代金の合計額のように処理に必要な情報が記録装置６で入手できない情報の場合には、必要な情報はＰＯＳレジスタ装置１００から受領して処理するよう形成する。
【０３１０】
従って、この記録装置６は、ＰＯＳレジスタ３の一部機能を独立させて記録装置６としたものであり、接続されるＰＯＳレジスタ装置１００と記録装置６とによってＰＯＳレジスタ３の機能が満足されるものである。
【０３１１】
尚、図１０に表す記録装置６は、カードリーダライタ６１、現金引受部６２、釣銭返却口６３、制御部６４、貨幣投入口６５、紙幣投入口６６、及び、表示部６７とから形成したが、図４に表す精算機４同様に現金引受部６２を設けずに形成し、代金の引受けを旧来のＰＯＳレジスタ装置１００によって行うように形成してもよく、この場合には、ポイント及び釣銭に関するデータの読み書きを顧客カードＣに対して行い、支払われる現金の受け入れ、種々情報の表示は旧来のＰＯＳレジスタ装置１００及び店員によって行えば足りる。同様に、記録装置６に表示部６７を設けて、表示機能を追加してもよく、又、現金引受部６２を付加して現金の引き受けは行うものの現金による釣銭の返却は店員との間で授受するように形成してもよく、記録装置６には少なくもカードリーダライタ６１及び制御部６４を設ければ足り、他の必要な機能のみを選択的に付加して使用してもよい。
【０３１２】
次いで、全ての釣銭カードＣＣに記録のＩＤナンバに対応して記録された釣銭額の積算額である総釣銭額が上限額以上となった場合に報知する場合を図９に基づき説明する。
【０３１３】
中央管理コンピュータ２には、釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録された釣銭額を釣銭カードＣＣ毎に記録する釣銭額記憶手段である記録装置（図示せず）を設ける。そして、中央管理コンピュータ２では、釣銭記録ステップＳ３８によって記録される釣銭額をその都度記録するように形成する。
【０３１４】
そして、中央管理コンピュータ２において、図９（ａ）に表すように、このように記録された釣銭カードＣＣ毎の釣銭情報が、集計手段である総釣銭額集計ステップＮＮ１２０によって集計される。即ち、総釣銭額集計ステップＮＮ１２０は、釣銭額記憶手段である記録装置から各釣り銭カードＣＣ毎の釣銭額を読み込んで加算集計するステップであり、総釣銭額集計ステップＮＮ１２０によって店舗の発行している釣り銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記憶されている総釣銭額が算出される。
【０３１５】
次いで、通知判断ステップＮＮ１２１が実行される。通知判断ステップＮＮ１２１は、予め総釣銭額と比較する上限額が設定されると共に、総釣銭額集計ステップＮＮ１２０で集計された総釣銭額と設定された上限額とを比較し、総釣銭額の方が大きければ、続けてアラームを鳴らす或は代金表示部３３及び／又は表示部４５へ表示する等して報知するよう指示すると共に上限所定金額を予め定める上限所定金種に変更し、先に述べた所定金種判断ステップＳ１９によって判断する場合の上限所定金種として用いる。このように、上限所定金種を定め所定金種判断ステップＳ１９以下を実行することで、顧客カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録する釣銭額の全釣銭額を低くすることができる。この上限額は、釣銭として全顧客カードから預かる預かり金額の上限額であり、店舗側がそれ以上の金額は預かり金としない額である。
【０３１６】
更に、図９（ｂ）に表すように、総釣銭額集計ステップＮＮ１２０の後に総額判断ステップＮＮ１３０を設けると共に、総額表示ステップＮＮ１３１を設ける。総額判断ステップＮＮ１３０は、総釣銭額集計ステップＮＮ１２０で集計した総釣銭額を表示するか否かを判断するステップであり、予め中央コンピュータ２に設ける表示指定スイッチ（図示せず）が押圧されると続けて総額表示ステップＮＮ１３１を実行し、相でない場合には、総額表示ステップＮＮ１３１を実行せずリターンする。
【０３１７】
総額表示ステップＮＮ１３１は、総釣銭額集計ステップＮＮ１２０で集計した総釣銭額を中央コンピュータ２に設けるディスプレイ（図示せず）に表示させるステップである。
【０３１８】
従って、中央コンピュータ２から総額表示させる表示指定スイッチ（図示せず）を押圧すると、総額判断ステップＮＮ１３０が表示指定スイッチが押圧されたので、続けた総額表示ステップＮＮ１３１が実行され、総釣銭額集計ステップＮＮ１２０で集計した総釣銭額を中央コンピュータ２のディスプレイに表示させる。勿論、表示させるのみでなく印字出力しても良い。
【０３１９】
これにより、店舗側では、発行している釣銭カードＣＣのＩＤナンバに対応して記録された総釣銭額を見ることが可能となり、適切な指示が出せる。
【０３２０】
又、総額判断ステップＮＮ１３０及び総額表示ステップＮＮ１３１を図９（ａ）に表す総釣銭額集計ステップＮＮ１２０と通知判断ステップＮＮ１１２との間に設けても良い。
【０３２１】
【発明の効果】従って、この発明によれば、利用者は釣銭を全額現金で返却するか釣銭のうちの所定金種未満部分を顧客カードのＩＤナンバに対応させて記録するかを選択可能となり、例えば、小銭を釣銭として受取らずに済む。一方、店舗側では、釣銭分の現金を返金せずとも顧客カード毎に対応させ記録して再び来店したときには現金相当額として利用可能となるので、釣銭として記録した額を資金として利用可能となり、店舗経営をより円滑に行える。
【０３２２】
又、この発明によれば、利用者は、釣銭を全額現金で返却するか釣銭の内の所定金種未満部分を顧客カードのＩＤに対応させて記録するかを選択可能となるのに加え、顧客カードが引抜かれるまでは、再び選択手段によって釣銭の返却方法を選択可能となり、誤って返却方法を選択しても、顧客カードが引抜かれたと判断されるまでは、返却方法を変更可能にできる。
【０３２３】
同様に、利用者は、釣銭を全額現金で返却するか釣銭の打ちの所定金種未満部分を顧客カードのＩＤに対応させ記録するかを選択可能となり、例えば、小銭を釣銭として受取らずに済むと共に、利用される顧客カードが釣銭カードであり且つ特に指示がなければ自動的に釣銭カードとして釣銭を記録して使用でき、顧客カードがポイントカードであり且つ特に指示がなければ自動的にポイントカードとして釣銭を記録しないで利用可能となる。
【０３２４】
更に又、この発明によれば、顧客カードに設定される顧客カード毎の顧客毎所定金種が予め定める上限所定金種より高額であった場合には、顧客毎所定金種を上限所定金種へ変更可能となり、全ての顧客カードによる店舗側の預かり金額を調整可能となる。更には、顧客カード毎の顧客毎所定金種を、所定期日を以て自動的に変更可能となる。これにより、例えば偽造カードが出回った場合には、上限所定金種を１円にする等引下げて、偽造カードの使用によるメリットを無くし駆逐することが可能となる。更には、閉店時或は決算時に預かり金を無くす場合に上限所定金種を０円として所定期間運用して全ての顧客カードに対応して記録された預かり金である総釣銭情報を０円に近づけることが可能となる。更に又、品揃えを変更した結果顧客の年齢層が低年齢化し、１０００円未満の預かり金では不適当な場合に１００円未満の預かり金に変更する等が可能となる。更には、店員の判断により顧客カード毎の顧客毎所定金種を変更可能であり、これにより、所望の使用カードのみを変更可能となる。
【０３２５】
更にこの発明によれば、顧客カード毎に記録された釣銭額の全顧客カード総額が所定金額以上となると通報するので、店舗が所定額以上の預かり金を持たないように調整可能となる。又、顧客カード毎に記録された釣銭額の全顧客カード総額が所定金額以上となったことを店員が直接確認可能となるので、顧客カード毎に記録された釣銭額の全顧客カード総額を報知されなくとも店員が確認でき、適宜店舗が所定額以上の預かり金を持たないように調整可能となる。更に又、総釣銭情報の表す総預かり金の額が所定金額となるように調整できるので、財務省の管轄局への届出及び報告義務が生じないように調整可能である。
【０３２６】
更に又、ロイコ式カードや白濁式カードのようなカードの記憶及び表示手段の使用回数が短い顧客カードでも、安全な使用限度回数を予め設定しておくことで、使用限度回数となったカードを回収して新たな顧客カードを発行可能となるので、再発行の手間が省ける。
【０３２７】
更に又、購入する全商品の購入代金合計前に顧客からの精算代金の引き受けができるので、店員が全商品をスキャンする前に購入代金の受付が可能となり、精算にかかる時間が短縮できる。
【０３２８】
更に又、予め釣銭禁止金種を設定することで、設定された金種による釣銭の支払を行わないので、顧客は希望しない金種を釣銭として受け取らなくて済む。
【０３２９】
更に又、履歴情報記録手段を設け、代金自動精算装置及び履歴情報記録手段をＰＯＳネットワークＬＡＮ１とは別のネットワークＬＡＮ２で接続するので、代金自動精算システムを既存のＰＯＳシステムへ容易に増設可能となり、導入コストを低くできる。更には代金自動精算装置内に履歴情報記録手段を設ける場合には、履歴情報記録手段の設置場所を別途設けずともよい。更に全ての代金自動精算装置に履歴情報記録手段を設けることで、代金自動精算装置を接続するネットワークＬＡＮ２に支障が生じても、ここの代金自動精算装置のみで顧客カードＣの履歴情報を記録できるので業務を止めることなくネットワークＬＡＮ２の復旧作業を平行してが行うことができる。このようにネットワークＬＡＮ２を設けることで、通常、ＰＯＳシステムのソフトウェアが開示されることがなくても釣銭情報やポイント情報などの履歴情報を共有できる。また大規模な修正ＰＯＳシステム側のソフトウェアの修正は高額な開発費を必要としない。またそのような修正をいつも請負ってもらえないとか、精算機側の都合によるＰＯＳシステムのデータベース構造、記録容量増加を既に販売したＰＯＳシステムにあとから追加することもできないといったこともなく、釣銭情報やポイント情報などの履歴情報を共有できる。このように釣銭情報やポイント情報などの履歴情報を共有できると、精算機で釣銭情報をカードに記録して発行する場合そのカードに偽造されても履歴情報により照合可能であるので不正に換金されることもない。また複数の精算機を導入したお店においては、例えば、１時間前に買い物したお客がその預かった釣銭情報を他の精算機で使用可能とできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ＰＯＳレジスタ装置が接続されるＰＯＳシステムの全体説明図
【図２】（ａ）は顧客カードＣの表面側を表す説明図、（ｂ）は顧客カードＣの裏面側を表す説明図
【図３】この発明の実施の形態を表す表す説明図
【図４】他の実施の形態の代金支払機を表す説明図
【図５】実施の形態を表すフローチャート
【図６】図５に続くフローチャート
【図７】図６に続くフローチャート
【図８】図５の一部を変更したフローチャート
【図９】中央コンピュータの処理を表す説明図
【図１０】他の実施の形態を表す説明図
【図１１】顧客カードＣ、現金、釣銭の流れを表す模式図であり、（ａ）は顧客カード発行時を、（ｂ）は顧客カード２回目以降使用時を、（ｃ）は顧客カード再発行時を、夫々表す
【図１２】図６の一部詳細を表すフローチャート
【図１３】履歴処理を説明するフローチャート
【図１４】預かり金の総額の報知、変更を説明するフローチャート
【図１５】履歴情報一覧表
【符号の説明】
Ｃ 顧客カード
Ｃ１ 磁気記録部
Ｃ２ 表示部
ＣＰ ポイントカード
ＣＣ 釣銭カード
ＬＡＮ１ ＰＯＳネットワーク
ＬＡＮ２ 代金自動精算システムのネットワーク
１ ＰＯＳシステム
２ 中央管理コンピュータ
３ ＰＯＳレジスタ
３１ キー操作部
３２ 金庫部
３３ 代金表示部
３４ バーコードリーダ部
３５ ハンディリーダ部
３６ カードリーダライタ
３７ 制御部
３８ 合計終了ボタン
４ 代金支払機
４１ 現金引受部
４２ カードリーダライタ
４３ 制御部
４４ 釣銭支払部
４５ 表示部
４６ 購入ボタン
４７ 履歴記憶部
４８ 釣銭記録ボタン
４９ 釣銭返却ボタン
５ ＰＯＳ端末
６ ポイント及び釣銭情報記録装置
６１ カードリーダライタ
６２ 現金引受部
６２ａ 紙幣引受部
６２ｂ 貨幣引受部
６３ 釣銭返却口
６４ 制御部
６５ 貨幣投入口
６６ 紙幣投入口
６７ 表示部
１００ 従来型のＰＯＳレジスタ装置
ｓ 未精算金額（余剰代金）
Ｆ ポイント及び釣銭情報記録処理
Ｓ カード確認処理
Ｓ１ カード挿入判断ステップ
Ｓ２ カード発行ステップ
Ｓ３ 使用回数判断ステップ
Ｓ４ 使用回数加算ステップ
Ｓ５ 決済判断ステップ
Ｓ７ 釣銭情報判断ステップ
Ｓ８ 釣銭情報置換えステップ
Ｓ９ 釣銭情報読込ステップ
Ｓ１０ ポイント読込ステップ
Ｓ１１ ポイント消費希望判断ステップ
Ｓ１２ ポイント消費ステップ
Ｓ１６ 精算代金表示ステップ
Ｓ１７ 入金受付ステップ
Ｓ１７１ 入金受付ステップ
Ｓ１７２ 精算代金算出ステップ
Ｓ１７３ 入金終了判断ステップ
Ｓ１８ 金種別金額設定ステップ
Ｓ１９ 所定金種判断ステップ
Ｓ２０ 所定金種設定ステップ
Ｓ２１ 釣銭支払判断ステップ
Ｓ２２ 返却枚数加算ステップ
Ｓ２３ 所定金種返却ステップ
Ｓ２４ 顧客毎所定金種判断ステップ
Ｓ２５ 金種変更ステップ
Ｓ２６ 釣銭カード判断ステップ
Ｓ２７ 釣銭金額設定ステップ
Ｓ２８ プレミアポイント算出ステップ
Ｓ２９ 釣銭返済ステップ
Ｓ３０ ポイント算出ステップ
Ｓ３１ 釣銭記録判断ステップ
ＮＮ１４ 余剰返却確認ステップ
ＮＮ１４０ 釣銭返却履歴判断ステップ
ＮＮ１４１ 顧客毎所定金種設定ステップ
ＮＮ１４２ 釣銭禁止金種設定ステップ
ＮＮ１４３ 返却表示ステップ
ＮＮ１５０ 履歴更新ステップ
ＮＮ１５１ データ更新判断ステップ
ＮＮ１５２ データ受信ステップ
ＮＮ１５３ データ送信ステップ
Ｓ３２ 釣銭金額設定ステップ
Ｓ３３ プレミアポイント算出ステップ
Ｓ３４ 釣銭返済ステップ
Ｓ３５ ポイント算出ステップ
Ｓ３６ 追記判断ステップ
Ｓ３７ 記録ステップ
Ｓ３８ 釣銭記録ステップ
Ｓ３９ 記録報知ステップ
Ｓ４０ カード引抜き確認ステップ
Ｓ４１ カード挿入判断ステップ
Ｓ４２ 入力ステップ
Ｓ４３ 経過時間半段ステップ
Ｓ４４ 前回情報読込ステップ
Ｓ４５ ポイント読込ステップ
Ｓ４６ 前回釣銭額置換えステップ
Ｓ４７ 金種別金額設定ステップ
Ｓ４８ 所定金種判断ステップ
Ｓ４９ 所定金種設定ステップ
Ｓ５０ 釣銭支払判断ステップ
Ｓ５１ 返却枚数加算ステップ
Ｓ５２ 所定金種返却ステップ
Ｓ５３ 余剰代金減算ステップ
Ｓ５４ 顧客毎所定金種判断ステップ
Ｓ５５ 金種変更ステップ
Ｓ５６ 釣銭金額設定ステップ
Ｓ５７ 表示ステップ
Ｓ５８ 釣銭戻し受付ステップ
Ｓ５９ 釣銭戻し判断ステップ
Ｓ６０ 釣銭置換えステップ
Ｓ６１ プレミアポイント算出ステップ
Ｓ６２ ポイント記録ステップ
Ｓ６３ 総額算出ステップ
Ｓ６４ 報知判断ステップ
Ｓ６５ 報知ステップ
Ｓ６６ 上限所定金種設定変更ステップ
Ｓ６７ 上限所定金種変更ステップ
Ｓ６８ 上限所定金種戻しステップ
Ｓ６９ 上限金種変更ステップ[0001]
BACKGROUND OF THE
[0002]
2. Description of the Related Art Conventionally, as one of the functions of various POS registers, there is a function of redeeming a discount that can be used at a later date or a point for receiving a predetermined service according to the purchase amount purchased by a customer. Was. The points are awarded uniformly regardless of the customer's visit frequency and purchase price.
Then, each store is differentiated only by the redemption rate of the points to be given. Therefore, the only way to clarify differentiation from other stores was to increase the return rate, and the economic burden was great.
[0003]
In view of this, the inventor of the present application filed Japanese Patent Application No. 2002-49090, stating "whether to record change information or not, and when it was determined that change information was not recorded, recorded the first point and decided to record change information. In a case, a second premium point is generated, and the second premium point and the change information are recorded. ] Invented others.
[0004]
That is, the customer is required to return a change of a predetermined denomination or more of the change generated at the time of product purchase in cash, record a change of less than the predetermined denomination on a card, and make the change usable at the next and subsequent product purchases. A customer card is issued by selecting beforehand whether a card is to be issued or a point card is to be issued for returning the change in cash every time the payment is made. Then, when purchasing a product using the customer card, if the change is completely returned using the point card, the first point is given in accordance with the purchase amount of the product. For the first point, for example, a point equivalent to 3% of the total price of the purchased product is given, and is recorded in another recording means corresponding to the point card itself or each point card.
[0005]
On the other hand, when a commodity is purchased using a change card, a change of a predetermined denomination, for example, a change of less than 1,000 yen, is recorded in the change card itself or in another recording means corresponding to each change card. Further, a second premium point is given for using the change card. That is, a point equivalent to, for example, 7% of the purchase amount, which is higher than the point redemption rate of 3% when the point card is used, is given, and the same as the change, the change card itself or corresponding to each change card is used for other recording means. Record it.
[0006]
As described above, the rate of use of change cards by customers can be increased by making the point return rate for the purchase amount different between when the change card is used and when the point card is used.
[0007]
As a result, since the change recorded on the change card can be used at the same store or affiliated store from the next time on, the customer has no particular disadvantage except that the change cannot be used at another store, and in exchange for the second premium point, Since it is given, the point reduction is good and advantageous only by the difference between the first point and the second premium point, so that the user is willing to shop using the change card. This can promote differentiation of the store, which is better than other stores.
[0008]
In addition, by introducing the change card system, cash that would have been returned as change will be left as a deposit at the store, and this deposit can be used effectively in fund management. It was advantageous.
[0009]
However, in the prior art, when a customer card is used to complete accounting, the customer card is once inserted into a card reader / writer to determine whether the type of the customer card is a change card or a point card. If a change card is used, change less than a predetermined denomination must always be recorded on the change card as a deposit and a second premium point will be given, and if it is a point card, change must be recorded. And the first point has been awarded. Therefore, there is a problem that, even though a change card is used, it is not possible to cope with a case where it is desired to receive change in cash.
[0010]
Further, there is a problem that the customer using the point card cannot select the payment type to receive the payment as the change card after resuming the payment of the commodity by selecting the payment by the point card.
[0011]
Furthermore, there is no one in which the customer who uses the change card can freely set the maximum amount of change information as a deposit recorded corresponding to the change card. That is, depending on the customer, there may be various requests, such as a desire to record a change of less than 1,000 yen or a change of less than 100 yen, but none of these wishes was fulfilled. This is because, for example, when the customer's age group becomes younger due to a change in the product lineup, the maximum amount of less than 100 yen is not appropriate as a deposit, so the maximum amount of deposit is reduced to less than 100 yen. This corresponds to the case where you want to change. Similarly, there has been a problem that the maximum amount of change information that can be recorded corresponding to the change card desired by the customer cannot be changed. Of course, the change of the maximum value of the change information has not been performed every predetermined date or every predetermined number of days.
[0012]
In addition, since the total change information, which is the total deposit amount obtained by integrating the change information of all change cards, is equivalent to a self-issued type, if the total change information exceeds 7 million yen, it is obliged to notify the competent authority of the Ministry of Finance. Reports on the total amount of issuance must be made on March 31 and September 30 every year, but these notifications and reports should be omitted from the stores if possible. However, conventionally, the total change information amount which becomes the total deposit amount on the store side obtained by integrating the change information of all the change cards is monitored, and a report is made when a predetermined report is required, or a total deposit amount is reported. However, there were no items that could be adjusted to be less than 7 million yen, and in some cases, these notifications and reports were required. Similarly, when the store is closed or on the settlement date, there may be a case where the amount of the total change information is desired to be 0. However, since the amount that can be recorded as change information corresponding to the change card could not be adjusted, the total change information was not adjusted. The amount could not be reduced to 0 yen.
[0013]
Furthermore, the limit of the number of times that a Leuco-type card or a cloudy-type card can be used is about 200 times. Can't you?
Further, in the conventional payment apparatus, when manually entering the price of a plurality of commodities in the POS register or counting with a barcode reader, it is not possible to accept payment unless the total price is determined. For this reason, it took a lot of time to count and transfer money, and there was much time to wait for the next customer.
[0014]
Further, in the conventional automatic payment system, a plurality of automatic payment devices are connected to each other by a network constructing a POS system, and information can be exchanged between the automatic payment devices independently of the POS system. Had not been done. That is, usually, the software of the POS system is not disclosed, and it is possible to make a correction such that a part of the information such as the commodity price information is transmitted to one POS through a local connection that connects one payment machine to one POS. Large-scale modifications Modifying software on the POS system has required high development costs and has not always been contracted for such modifications. Further, the increase in the database structure and recording capacity of the POS system due to the convenience of the checkout machine could not be added later to the already sold POS system. However, when the change information is recorded on the card and issued by the checkout machine, there is a high possibility that the change information is forged on the card, and it is necessary for the checkout machine to manage the change information stored in association with the ID information. Also, in a shop where a plurality of checkout machines are introduced, for example, it is necessary for a customer who has made an purchase one hour ago to share the change information stored in order to use the change information stored in the other checkout machine. was there. In addition, point information has the same problem as described above in place of change information.
[0015]
In the present invention, in consideration of the above problems, when using a change card, it is possible to select whether to record the change on the change card or to return the change in cash. A payment method and a card payment device by a card that can be changed, and further, until the customer card is pulled out from the card reader / writer, the payment type selection that selects the change card can be changed to the payment type selection that selects the point card, A settlement method and settlement software capable of setting the maximum amount of change information recorded corresponding to a customer card for each customer card and capable of managing the total amount of change information recorded corresponding to each customer card. Recorded recording medium and settlement device, and a settlement method and a recording medium recording settlement software that allow a customer to receive change of a desired denomination Settlement device beauty, further an object to provide a sharable settlement device usage history related customer card among plural settlement apparatus independent of the network of POS systems.
[0016]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, the present invention provides
The first method in which a portion of a change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be used as a part of the settlement price at the time of settlement next time, and the remaining change is returned in cash. Or a second method for returning the entire change in cash, the settlement method comprising:
as well as,
The first method in which a portion of a change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be used as a part of the settlement price at the time of settlement next time, and the remaining change is returned in cash. Or a recording medium describing settlement software, wherein the second method of returning the entire change in cash is selected.
And
The first method in which a portion of a change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be used as a part of the settlement price at the time of settlement next time, and the remaining change is returned in cash. Or a settlement device having selection means for selecting a second method of returning the entire change in cash.
[0017]
I will provide a.
Therefore, according to the settlement method, the settlement software, and the settlement machine, the change generated at the time of settlement can be entirely returned in cash. By returning the change in cash and recording the change in a portion less than the predetermined amount as change information corresponding to the ID, the change can be used as a part of the settlement price at the next and subsequent settlement.
The predetermined amount referred to as the portion less than the predetermined amount may be a denomination such as 10,000 yen, 5000 yen, or 1000 yen, or may be a predetermined amount. In the case of money, for example, if the predetermined money is 900 yen, less than 900 yen will be recorded as change information.
[0018]
The ID is a card or medal that specifies a medium lent or sold to the customer, a customer ID that can specify the customer, and the like, and the card itself may be the ID. That is, it includes a method of reading an ID recorded on a magnetic tape or RFID with a card reader or RFID reader, and reading and writing deposits and points from a recording area of a computer specified by the ID, and a manually entered password. A method of reading and writing deposits and points from the recording area of the computer specified by the ID, or if the computer does not have a recording area and does not record the ID code or deposit as described above, deposit it on the inserted card itself When recording money, there is a method of using the card itself as an ID. The present invention is included in the present invention if a deposit (points may be included) for each individual, each card, and each transaction can be identified at the time of trading. Any ID may be used as long as the deposit can be specified so as to be applicable as the settlement fee from the next time.
[0019]
Further, in the present invention,
In the settlement method, the first method or the second method can be changed to another method before the operation related to the completion of the settlement, respectively,
as well as,
In the recording medium on which the settlement software is recorded, the first method or the second method can be changed to another method before the operation related to the completion of the settlement. Recording media recording software for
as well as,
In the settlement apparatus, the first method or the second method can be changed to another method, respectively, before an operation related to the completion of settlement,
[0020]
And the first method or the second method includes, for example, an operation of pulling out a card inserted in a card reader / writer, or pressing a total key after counting of all commodities is completed in a POS register. Is the start of counting of the next customer's product and the completion of the settlement that informs the completion of the settlement, such as the operation of pressing the bill balance total key provided on the settlement machine and the customer's pressing the billing completion button. Until the relevant operation is performed, it can be changed to another method.
By doing so, during the counting of the price of the product, it is possible to settle the payment by changing to another method different from the conventional method, so that a separate time is provided for accepting the change registration to the new method in the POS register. No need. Therefore, there is no need to wait for the next customer to count.
[0021]
Furthermore,
In the above settlement method, a settlement method characterized by continuing the first method or the second method at the time of settlement from the next time,
as well as,
In the recording medium on which the settlement software is recorded, a recording medium on which settlement software is recorded, wherein the first method or the second method is continued at the time of settlement from the next time;
as well as,
In the settlement apparatus, the first method or the second method is continued at the time of settlement from the next time, a settlement apparatus,
[0022]
Therefore, if the previous payment method is the first method in which the portion of the change less than the predetermined amount is recorded as change information in association with the ID, the current payment method is also used. If the previous method of payment is the second method in which all change is returned in cash, the current method of payment is also the second method. There is no need for the clerk to select a payment method each time the payment is made. The same goes for the recording medium on which the settlement software is recorded and the settlement device.
[0023]
Further, in the present invention,
A step in which a portion of the change which is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and which can be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time; and a step in which the predetermined amount can be changed to a predetermined value A settlement method characterized by having:
as well as,
A portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time, and the predetermined amount can be changed to a predetermined value. Recording media on which payment software for
as well as,
A change recording means for recording change information corresponding to a portion of the change less than a predetermined amount for each ID as change information and enabling the change to be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time; and changing the predetermined amount to a predetermined value. A settlement device having a predetermined amount changing means,
[0024]
I will provide a. Therefore, according to the present invention, the predetermined amount for determining the change information of the portion less than the predetermined amount to be recorded in association with the ID can be changed. It is preferable because it can be recorded as change information applicable as a part of the information.
[0025]
Furthermore,
In the settlement method, a change to a predetermined value of a predetermined amount is performed on a predetermined date,
as well as,
A recording medium recording software for a settlement method, characterized in that the change to a predetermined value of a predetermined amount is performed on a predetermined date in a recording medium on which the software for settlement is recorded,
as well as,
A payment device, wherein the change to a predetermined value of a predetermined amount is performed on a predetermined date in the payment device;
[0026]
Is provided, the predetermined amount is changed to the predetermined value by a predetermined date (for example, May 4 (a plurality of dates may be used)), or is determined as the first day of each month, or after several days. It is preferable that the predetermined amount can be changed to a predetermined value on a predetermined date which is a date automatically calculated and determined as described above.
[0027]
Furthermore,
A predetermined value to be changed in the payment method can be set for each ID, the payment method,
as well as,
A predetermined value to be changed in a recording medium on which the settlement software is recorded can be set for each ID;
as well as,
A predetermined value to be changed in the payment device can be set for each ID, a payment device,
[0028]
Is provided, the predetermined value can be set for each ID, so that a portion of the change recorded as change information, which is less than the predetermined amount, can be set for each ID, which is preferable. That is, for example, a younger customer will be shopping within the reward range, and the predetermined amount will be 10 yen, and a customer who does not come to the store will be reluctant to deposit change. The customer can set a predetermined amount for each customer, such as 1000 yen. The setting for each ID may be such that some IDs are divided into groups and the same predetermined value is set for each group. That is, for example, a group for each age group, each gender, and the like can be considered.
[0029]
Furthermore,
In the above-mentioned settlement method, the predetermined amount changing step includes, if the total amount of change information, which is the deposit amount for each ID, is larger than the predetermined upper limit total amount or more than the predetermined upper limit total amount, the total amount is changed to the predetermined upper limit amount. A settlement method characterized by changing a predetermined amount to a predetermined value so as to be within the total deposit amount or smaller than a predetermined upper limit deposit amount,
as well as,
In the recording medium on which the settlement software is recorded, the change of the predetermined amount to the predetermined value is performed when the total sum of change information, which is the deposit for each ID, is larger than the predetermined upper limit deposit total or equal to or greater than the predetermined upper limit deposit total. In the case, a recording medium on which adjustment software is recorded, wherein the totalized amount is set to be equal to or less than a predetermined upper limit deposit amount, or smaller than the predetermined upper limit deposit amount,
as well as,
In the settlement apparatus, the predetermined amount changing means may include, if the total amount of change information, which is a deposit for each ID, is greater than or equal to or greater than a predetermined upper limit deposit amount, the total amount is changed to a predetermined upper limit. A settlement device, wherein a predetermined amount is changed to a predetermined value so as to be within the total deposit amount or smaller than a predetermined upper limit deposit amount,
[0030]
Is provided, so that the change information, which is the deposits recorded corresponding to all IDs, is aggregated, and the total amount can be compared with a predetermined upper limit deposit, so that the store can limit the amount of deposits deposited. Is preferred. That is, for example, if the total deposit exceeds 7 million yen, there is a law to notify the government office, but the procedure is complicated, and if it is difficult for the store to respond suddenly, it is very convenient to use it as an emergency evacuation. is there. In addition, monitoring of the total amount of deposits recorded corresponding to the ID is performed by BGJ (background job) which is not a high-priority interrupt process, or monitoring is performed at predetermined intervals. By reducing the load on the computer, the selling price of the computer can be reduced, which is preferable.
[0031]
Further, in the present invention,
A step in which a portion of the change which is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time, and change information as a deposit recorded for each ID. A tallying step of tallying the total amount of the tally, and a settlement step that has a notification step of notifying when the tallyed total amount of the tallying step is larger than a predetermined upper limit deposit total or equal to or greater than a predetermined upper limit deposit total.
as well as,
The portion of the change that is less than the predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of the next settlement, and the total amount of change information as deposit money recorded for each ID is calculated. A recording medium on which adjustment software is recorded, wherein when the total amount of change information recorded for each ID is greater than or equal to or greater than a predetermined upper limit deposit amount, a notification is issued.
as well as,
A change recording means that records a portion of the change less than a predetermined amount corresponding to each ID as change information and allows the portion to be used as part of the settlement price at the time of settlement next time, and a total deposit amount recorded for each ID. A totaling means for totaling, and a notifying means for notifying when the total sum totaled by the totaling means is larger than a predetermined upper limit deposit total or not less than a predetermined upper limit deposit total,
[0032]
For example, in the case of a checkout device, when the payment device is turned on, an employee is provided with a liquid crystal screen provided in the checkout machine,
[0033]
"The total amount of deposit is 6.5 million yen. As described in
1. Name, trade name or name and address, if it is a corporation, its representative or
The name of the administrator.
2. Type of voucher amount, etc. of self-issued prepaid voucher to be issued.
3. Unused balance on the key date for the key date. 』
[0034]
Etc., or a warning code of a manual in which these words are described, or the same content is guided by voice, and furthermore, a warning sound such as a buzzer is transmitted. It is preferable because the total amount of all IDs in the change information can be recognized by associating the portion less than the predetermined amount for each ID, and the store can adjust so that the store does not have a deposit more than the predetermined amount.
[0035]
Further, the present invention
A step in which a portion of the change which is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time, and change information as a deposit recorded for each ID. A payment step, comprising: a totaling step of totalizing the total amount; and a display step of displaying the totalized amount of the totaling step.
as well as,
The portion of the change that is less than the predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of the next settlement, and the total amount of change information as deposit money recorded for each ID is calculated. A recording medium on which settlement software is recorded, wherein the total amount of change information recorded for each ID is tabulated.
as well as,
A change recording means that records a portion of the change less than a predetermined amount corresponding to each ID as change information and allows the portion to be used as part of the settlement price at the time of settlement next time, and a total deposit amount recorded for each ID. A totaling means for totaling, and a display means for displaying a total amount totalized by the totaling means,
[0036]
I will provide a. Therefore, the total amount is preferable because the total amount is displayed and the amount can be confirmed. That is, for example, as described above, if the total deposit exceeds 7 million yen, there is a law to notify the government office, but by displaying the total sum, if the total deposit approaches 7 million yen, The store can study and prepare these notification documents.
[0037]
Further, in the present invention,
Erasing the print and reprinting The step of counting the number of uses for each rewritable card, and comparing the counted number of uses with the limit of use, and if the counted number of uses is within the limit of use, A step of returning the card and performing a predetermined process when the number of times of use has been exceeded is exceeded, a rewrite card processing method,
as well as,
Count the number of uses for each rewritable card that erases the print and print again.Compares the counted number of uses with the limit of use.If the counted number of uses is within the limit of use, A recording medium on which rewriting card processing software is recorded, wherein the card is returned, and a predetermined process is performed when the number of times of use is exceeded.
as well as,
Erasing the print and reprinting it. Counting the number of uses for each rewritable card, comparing the counted number of uses with the limit of use, and counting the number of uses within the limit of use. A rewriting card processing device, comprising: a predetermined processing performing means for returning a card and performing a predetermined processing when a usage limit is exceeded.
[0038]
I will provide a. Rewriteable cards that erase the print and print again are, for example, leuco, cloudy rewrite cards and the like, and in these cases, the use limit number, which is the rewrite limit number, is about 200 times, According to the present invention, a card which has reached the limit of use is subjected to a predetermined processing, that is, for example, the information described on the card which has reached the limit of use is recorded on a new card, since the card which has reached the limit of use can be used only for a relatively short period of time. Since the card that has reached the usage limit is reissued and the card that has reached the usage limit is collected, it is possible to prevent the card that has reached the usage limit from being used any more. Also, the predetermined processing is to notify that the use limit has been reached and to prohibit the return of the card, or, in the case of a payment apparatus having a card insertion / ejection port in two directions of the employee side and the customer side, the employee side. The card may be ejected to the card insertion / ejection port. Further, a card collection box, a card conduction path to the card collection box, and a lead-out mechanism to the card conduction path may be provided to collect the card into the card collection box. Is applicable.
[0039]
The use limit number may be obtained by counting the number of rewrites, and may predict the number of rewrites in accordance with the number of times used for shopping or the number of times a card is inserted into a VMR (card reader / writer). It is sufficient if the usage limit can be measured or can be predicted.
[0040]
Further, in the present invention,
A step in which a portion of the change which is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and used as a deposit that can be applied as a part of the purchase price at the time of settlement next time; Rejecting with a denomination other than the change prohibited denomination set in the settlement method,
as well as,
A portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and is used as a deposit that can be applied as part of the purchase price at the time of settlement next time, and change other than the deposit is set for each ID. A recording medium recording settlement software, which is returned in a denomination other than a change prohibition denomination,
as well as,
A change recording means that records a portion of the change less than a predetermined amount corresponding to each ID as change information and records the change as a part of the purchase price at the time of settlement next time, and a change other than the deposit. A payment denomination change return means for returning a denomination denomination change return means for denomination other than the denomination denomination set for each ID,
[0041]
I will provide a. Therefore, the customer records the portion of the change less than the predetermined amount as change information corresponding to the ID, and when returning the portion of the predetermined amount or more in cash, it is returned with a denomination excluding the change prohibition denomination, For example, if you do not want to possess a 2,000-yen bill because it is difficult to use it, set the 2,000-yen bill as a change prohibition denomination. It is preferable because it will be returned with a denomination other than.
[0042]
Further, in the present invention,
A step of receiving and accumulating the price of the product at any time; a step of receiving and accumulating the payment of the purchase price as needed; and A step of enabling settlement as a settlement money,
as well as,
In the case of receiving and accumulating the price of the product from time to time, receiving the payment of the total purchase price at any time, calculating the total, and receiving a finalized input instructing to perform the payment, the payment for the product for the total of the total payment A recording medium recording settlement software, which can be settled as
as well as,
A means for receiving and accumulating the price of the product at any time, a means for receiving payment for the purchase price at any time, and a means for receiving the payment. An adjustment device, comprising: a change calculation unit that enables the payment as a payment for the price of the product;
[0043]
I will provide a. Therefore, according to the present invention, while receiving and accumulating the purchase price, on the other hand, the amount to be paid is integrated, so that the payment is already made before the final total of the purchase price comes out during the counting of the purchased products by the clerk. Since payment can be accepted, the settlement time can be shortened, which is preferable.
[0044]
And furthermore
A step in which a portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID and becomes a deposit that can be applied as a part of the purchase price at the time of settlement next time, and receiving and accumulating the price of the product at any time And receiving the payment of the purchase price from time to time to settle the payment, and when receiving a finalized input for instructing the payment, receive the deposit and / or the price of the product integrated by the integrated total amount of payment. And a step of adjusting the balance.
as well as,
A portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information corresponding to each ID, and is used as a deposit that can be applied as part of the purchase price at the time of settlement next time, and the product price is received at any time and integrated, and purchased. When receiving a deposit from time to time, add up, and receive a finalized input for instructing the settlement, the deposit of the deposit and / or the accumulated amount of the product based on the accumulated deposit amount is settled. Recording media on which payment software for
as well as,
A change recording means that records a change less than a predetermined amount in the change corresponding to each ID as change information and can be used as a part of the purchase price at the time of the next settlement, and a change in the price of the product at any time Means for receiving and accumulating payment, means for receiving payment of the purchase price at any time, and payment adjusting means for performing payment, and when receiving a finalized input for instructing payment, the deposit and / or the integrated payment. A change calculating means for adjusting the price of the product integrated by the total amount,
[0045]
As a result, the change information, which is a deposit, in which a portion less than the predetermined amount is recorded in association with each ID, can be settled as a part of the settlement money of the purchase price. Therefore, according to the present invention, while receiving and accumulating the purchase price, on the other hand, the amount to be paid is integrated, so that the payment is already made before the final total of the purchase price comes out during the counting of the purchased products by the clerk. Since payment can be accepted, the settlement time can be shortened, and the time involved in change transfer can be shortened, which is preferable.
[0046]
Furthermore, in the present invention,
Change information acquisition that is connected to a POS machine of a POS system that connects POS machines each other through a POS network and that includes a price accumulation means that counts and accumulates the price of goods, and acquires change information based on information obtained from the POS machine. Means and a change recording device comprising change recording means for recording change information obtained by the change information obtaining means as a deposit which can be applied as a part of the purchase price at the time of settlement next time in the recording device for each ID. Connected by a device network,
A settlement device connected by the settlement device network, wherein change information for each ID or element data for acquiring the change information can be read and written between the respective payment devices;
[0047]
I will provide a. Thus, the settlement devices are interconnected by a settlement device network regardless of the POS system, and each settlement device can obtain change information or element data for acquiring the change information from another settlement device. It is. That is, in order to prevent theft due to card forgery that occurs when the change information is recorded only on the card, the change information is shared by a separate payment device network without using a POS system network that is difficult to modify later. For example, even if a customer who purchased one hour ago at one of the multiple payment machines installed makes purchases at another payment machine, the change information obtained can be used as part of the purchase price at the time of the next payment. This is preferable.
[0048]
Furthermore, in the present invention, the recording device may be provided in each of the settlement devices, or may be provided in any one of the recording devices, or may be provided in a device other than the settlement device. If each settlement machine is provided with a recording device, even if the settlement device crashes, it can be recovered because the other settlement devices are functioning normally. Also, by providing a recording device in one of the settlement machines or another central computer (PC), the cost of the settlement device can be reduced.
[0049]
Further, the settlement apparatus is connected to a POS machine which is a part of the POS system, and the change information obtaining means obtains change information. At this time, the change information obtaining means may obtain the change information itself when calculating the change from the price purchased at the POS machine and the paid amount for the settlement. In the case where the settlement apparatus obtains the purchase price and the deposit amount paid from the POS machine, the change information is obtained from the purchase price obtained from the POS machine and the deposit amount for the settlement in the change information acquisition means. What is necessary is just to obtain change information. Further, when the settlement apparatus has a deposit function for depositing an amount to settle the purchase price, the change information may be obtained by adjusting the purchase price obtained from the POS machine with the amount of the deposit. . As described above, the settlement apparatus may obtain change information based on the amount of payment for the settlement, which is received from the POS machine, or the purchase price obtained from the POS machine.
[0050]
Furthermore, in the present invention,
POS machines that count the price of goods are connected to a POS machine of a POS system that connects the POS machines to each other by a POS network, and the point information obtaining means obtains point information based on information obtained from the POS machines; A point accumulation recording means for accumulating the acquired point information in association with each ID and recording the accumulated point information in a recording device, and a settlement device having point subtraction means for subtracting a predetermined point from the point accumulation value recorded by the point accumulation recording means. The settlement device connected by the settlement device network can read and write the accumulated point value for each ID or the element data for obtaining the accumulated point value between the settlement devices. A settlement device,
[0051]
I will provide a. As a result, the payment devices are interconnected by a payment device network regardless of the POS system, and each payment device can obtain point information or element data for acquiring point information from another payment device. is there. That is, in order to prevent theft due to forgery of the card, which occurs when the point information is recorded only on the card, the point information can be shared by a separate payment device network without using a POS system network that is difficult to modify later. For example, even if a customer who made a purchase one hour ago on one of the introduced payment machines purchases on another payment machine, the point information accumulating means accumulates the acquired point information and makes it correspond to each ID. Since the points recorded by the accumulation recording device can be subtracted and the points recorded by the point subtraction means can be subtracted, prizes and prizes corresponding to the point information obtained by subtracting and subtracting the accumulated point information can be given as a privilege to the customer. It becomes possible. Of course, the price corresponding to the subtracted point information may be discounted. As described above, the point subtracting means for subtracting the accumulated and recorded point information can provide the customer with a privilege corresponding to the subtracted point information, which is preferable.
[0052]
Furthermore, in the present invention, the recording device may be provided in each of the settlement devices, or may be provided in any one of the recording devices, or may be provided in a device other than the settlement device. If each settlement machine is provided with a recording device, even if the settlement device crashes, it can be recovered because the other settlement devices are functioning normally. Also, by providing a recording device in one of the settlement machines or another central computer (PC), the cost of the settlement device can be reduced.
Further, the settlement apparatus is connected to a POS machine which is a part of the POS system, and the point information acquisition means may acquire the point information itself from the POS machine. For example, a point of purchase calculated by the POS machine may be received, and the settlement apparatus may calculate and obtain the point information based on this information.
[0053]
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is an explanatory view showing an entire POS system to which an automatic payment apparatus according to an embodiment of the present invention is connected. FIG. 2 is an explanatory view of a customer card, and FIG. FIG. 3B is an explanatory diagram showing the back side of the customer card C, FIG. 3 is an explanatory diagram showing a state where the customer card C is connected to a register device according to an embodiment of the present invention, and FIG. 4 is an explanatory diagram showing another embodiment. FIG. 5 is a flowchart showing the embodiment, FIG. 6 is a flowchart following FIG. 5, FIG. 7 is a flowchart following FIG. 6, and FIG. 8 is a flowchart of FIG. FIG. 9 is a flowchart showing a process of a central computer, FIG. 10 is an explanatory diagram showing another embodiment, and FIG. 11 is a flowchart showing a flow of a customer card C, cash, and change. (A) is a customer schematic diagram FIG. 12 is a flowchart showing a part of the details of FIG. 6, and FIG. 13 is a flowchart showing a part of the details of FIG. FIG. 14 is a flowchart for explaining history processing, FIG. 14 is a flowchart for explaining notification and change of the total amount of deposit, and FIG. 15 is a list of history information to be recorded.
[0054]
FIG. 1 will be described. FIG. 1 is a configuration diagram of the entire
[0055]
The
[0056]
The customer card C is a card such as a magnetic card or an IC card on which information can be recorded. However, the customer card C may be a recordable IC coin having a coin-like form and incorporating an IC. In this embodiment, the customer card C is a thin magnetic card like a telephone card. As shown in FIG. 2, the customer card C is provided with a magnetic recording unit C1 on the back surface, and information can be read and written by a reader / writer. A display section C2 is provided on the surface of the customer card C. The display unit C2 is provided as a window on the front surface of the customer card C so as to be visible, and the window unit is formed in a window shape having a gap between the front surface and the back surface, and the gap contains an appropriate amount of magnetic powder. It becomes. The magnetic powder contained therein has a color different from the background color. The display on the display section C2 is performed by magnetically recording the back side magnetic recording section C1 facing the display section C2 in a character or pattern corresponding to the display information, and shaking the customer card C in this state. The magnetic powder in the portion C2 is moved, and the display is performed while maintaining the magnetic powder attached to the magnetized portion of the magnetic recording portion C1 by the magnetic force. In addition, the display section C2 has a gap between the front surface and the back surface of the window-shaped opening, so that extra magnetic powder other than the magnetic powder adhered to the magnetized portion is removed by the customer. Since the card C is contained in the gap provided in the peripheral portion due to the angle generated when the card C is picked up, no extra magnetic powder is bothersome in use. Furthermore, even if a shock is given to the customer card C and the magnetic substance powder falls off the magnetized portion and the display becomes invisible, if the customer card C is shaken and the magnetic substance is moved inside the display section C2, the customer card C is again moved. It adheres to the magnetized part and becomes visible.
[0057]
As the contents displayed on the display unit C2, for example, the last transaction date and time, change amount, gender, and point balance are each displayed as a 12-digit serial number, and if "02X12999F999" is displayed, the first five digits are displayed. “02X12” indicates the last transaction date and time 02X12 (02 indicates 2002, X indicates October, Y indicates November, Z indicates December, and 12 indicates 12th), that is, “2002 12 ", the next three digits represent the change amount" 999 yen ", and the next one digit" F "represents the gender of the customer (F represents a woman, M represents a man), and" female ". The next three digits “999” represent “999 points” which is a point balance. This display prevents the customer's previous memory of the change from being ambiguous and prevents the store from being misunderstood as having cheated the change. If the display area is allowed, more information may be displayed, and further, other information may be displayed. The customer card C has an ID number set for each card, assigned points, type information indicating whether the change is recorded and used as a change card that can be used from the next time onward, and indicates the number of times the card has been used. It is possible to record information on the number of times of use and change information indicating the change amount. Of course, necessary information other than these information, for example, password information that can be known only to the customer using the information, information on the name and address of the customer, etc. Can also be recorded.
[0058]
In this embodiment, only the ID number is recorded on the customer card C because the customer card C is made of a magnetic card and has a problem in confidentiality, and other information is associated with the ID number of the customer card C. The information is recorded in the
[0059]
Further, the customer card C can use the usage form of the customer card C as a point card CP in which the first point given by the total amount used by the customer can be used as cash equivalents, The change which is sometimes generated as a fraction is recorded as change information in correspondence with the ID number of the customer card C, and the amount of the change information can be used as cash equivalent at the time of the next and subsequent payment settlement, and the total amount used by the customer can be used. In addition to the points to be provided, the change can be used as a change card CC to which a premium point is provided as a privilege as a result of recording and using the change in association with the ID number of the customer card C. Each point information and usage pattern can be recorded in the
[0060]
If an IC card is used instead of a magnetic card, the IC card has a storage area of up to about 10 kbits, so that the contents of the last purchase and the price for each purchase can be recorded in correspondence with the purchase date and time. For this reason, by displaying the price information for each shopping so that the customer can confirm it, it is possible to prevent troubles caused by the customer's misunderstanding of the change deposit.
[0061]
The
[0062]
A plurality of
[0063]
The
[0064]
The
[0065]
The bar
[0066]
The
[0067]
The
[0068]
As shown in FIG. 3, the
[0069]
The plurality of
[0070]
The
[0071]
The card reader /
[0072]
The
[0073]
The
[0074]
The
[0075]
The
[0076]
The
[0077]
In this embodiment, the
[0078]
In addition, one of the
[0079]
Next, an operation in the case where the
[0080]
The flowchart shown in FIG. 13 shows the processing of the history of the customer card C being processed by itself in the
[0081]
First, when history information to be recorded is calculated by the
[0082]
In the history updating step NN150, all memory areas of the working RAM are searched. If there is new history information in each area, that is, if the pointer is not 0XFFFFFF, the new history information is recorded in the memory area of the history
[0083]
The data update determination step NN151 is executed subsequent to the history update step NN150, and new history information is generated in another
[0084]
The
[0085]
The
[0086]
In this embodiment, the card reader /
[0087]
Hereinafter, the details of the point provision provided to the customer at the time of settlement by the
[0088]
5 to 7 show flowcharts of the point and change information recording processing. F is a point and change information recording process. In the
[0089]
That is, the card confirmation processing S is started when the customer card C is inserted into the card reader /
[0090]
The card insertion determining step S1 is a step of determining whether or not the customer has presented the customer card C, and whether or not the card has been inserted into the card reader /
[0091]
The card insertion determination step S1 may be formed so that the old card can be abolished and the new card can be transferred as shown in FIG. 8. In this case, the card insertion determination step S1 is followed by S111. Through S113, and the respective steps are executed. That is, S111 is a card determination step. In the card determination step S111, it is possible to determine whether or not the inserted customer card C is an old point card. Then, in the card determination step S111, when the customer card C is an old point card, S112, which is a point reading and discarding step, is subsequently executed. In the card determination step S111, when it is determined that the inserted customer card C is not an old point card, the use number determination step S3 is subsequently executed.
[0092]
In the point reading and discarding step S112, the point information is read from the inserted customer card C, and the inserted old point card can be abolished. Subsequent to the point reading and discarding process step S112, an issuing step S113 is executed.
[0093]
In the issuing step S113, a new customer card C capable of recording both change and points according to the present invention can be issued in place of the old customer card C. Here, the clerk confirms the customer's request, and presses the respective selection button for selecting whether the point card CP records only points or the change card CC that can record change in addition to the points. The card CP or the change card CC can be selected. The points recorded on the customer card C, which is the old point card that has been read, are recorded on the newly issued customer card C, and by completing the issuance of the new customer card C, the points for the new device can be handled. The takeover is completed. Then, after the issuing step S113, a settlement determining step S5 is executed.
[0094]
Here, the case where the customer card C, which is an old point card, is transferred to the customer card C, which is a new card, has been described. However, the old point card, the customer card C which can record both change and points newly issued, and May be made available. In this case, a point reading step S10, a point consumption step S12, a premium point calculation step S28, a point calculation step S30, a premium point calculation step S33, a point calculation step S35, a recording step S37, a point reading step S45, and a premium point calculation described later. The following functions are added in addition to the functions of step S61 and the point recording step S62. Details will be described later.
[0095]
The card issuance step S2 instructs card issuance, and the card reader /
[0096]
The number-of-uses determining step S3 determines whether or not the number-of-uses information stored in the inserted customer card C is less than the use limit. If it is determined that the use number information is more than the use limit, the card issuing step S2 is continued. It is executed, and when it is determined that it is less than the use limit, the use number adding step S4 is continuously executed. In the case of a leuco or cloudy rewrite card, the use limit number reaches the use limit after about 200 rewrites. Therefore, when these card types are used, the use limit number is set in advance to 200, and it is monitored whether or not the use limit number has been reached in the use number determination step S3. A new customer card C can be issued before it becomes impossible.
[0097]
The number of times of use may be accurately counted as the number of times of rewriting, but the number of times of rewriting can be predicted according to the number of times of shopping and the number of times of insertion into the card reader / writer. You only have to use one.
[0098]
In the use number adding step S4, 1 is added to the use number read from the customer card C, and the added new use number is recorded on the customer card C. Subsequent to the use number adding step S4, a settlement determining step S5 is executed.
[0099]
As described above, in the card confirmation process S, the issuance of the customer card C is instructed to the customer who does not have the customer card C, and the usage limit of the customer card C is monitored. If it has passed, the customer card C is collected, and the information recorded on the customer card C whose usage limit is limited to the new customer card C is recorded and issued. The limit on the number of card usage is as follows. Preventable. The customer card C which has reached the usage limit can be collected by preparing a card stacker capable of collecting cards in the card reader /
[0100]
The settlement judging step S5 is a step of judging a customer settlement method. The determination performed in the payment determination step S5 is a step of determining whether to make a payment using the customer card C for shopping or to simply change the contents of the customer card C. If it is determined in the settlement determination step S5 that the settlement is a normal settlement (settlement at the time of shopping), a total amount input step S7 is executed, and in a case where a change from a normal customer card C to a change card is desired. In step S41, a card insertion determination step S41 is performed in which a history flag indicating whether or not the first customer card C determined in the card insertion determination step S1 has been inserted is checked. Therefore, if it is determined in the payment determination step S5 that the payment is normal, the inserted or newly issued customer card C may be used as a normal point card CP or a change card CC. . In this embodiment, as the determination performed in the payment determination step S5, in this embodiment, the normal payment is performed when a “payment payment button” (not shown) is pressed, and the change processing is performed using a “change to change card member” button ( (Not shown) is pressed. Here, a liquid crystal screen and four types of buttons adjacent to the screen are provided, and the four types of functions are displayed on a part of the liquid crystal screen closest to each of them to have four or more types of button functions. It may be configured as follows.
[0101]
The change information determination step S7 is a step of determining whether change information is stored corresponding to the ID number of the customer card C. In the change information determining step S7, when it is determined that there is no change information, the change information replacing step S8 is continuously executed, and when it is determined that the change information is present, the change information reading step S9 is continuously performed. Let it. Therefore, in the change information determination step S7, the next step is different depending on the customer card C being used. If the customer card C is the point card CP, S8 follows. If the customer card C is the change card CC, S9 follows. Be executed.
[0102]
The change information replacing step S8 is a step performed when the customer card C used is a normal point card CP. Since the point card CP does not have change information recorded corresponding to the ID number, This is a step of storing a change amount of 0 yen in the change card balance of the working RAM to be used for calculation later.
[0103]
The change information reading step S9 is a step executed when there is change information, that is, when the customer card C used is the change card CC. In the change information reading step S9, the change information recorded corresponding to the ID number of the customer card C is read as a usable change amount.
[0104]
The point reading step S10 is executed following the change information replacing step S8 or the change information reading step S9, and uses the point information recorded in correspondence with the ID number of the customer card C for later calculation. This is the step of recording in the working RAM “oldpt”. The points read in the point reading step S10 can be used as a part of the settlement price.
[0105]
The point consumption desire determination step S11 is executed after the point reading step S10. The point consumption desire determination step S11 is a step of determining whether or not the customer wants to use the points. When the clerk presses a predetermined key of the
[0106]
The point consumption step S12 is a step of setting the points read in the point reading step S10 to be used for payment. The point consumption converts the read points into a discount amount. In this case, the consumed points are the full amount, but the desired amount of the consumed points may be input and used as a part. In addition, the benefits based on points may be discounted as in the present embodiment, but other prizes may be provided and points for the prizes may be reduced.
[0107]
The settlement price display step S16 is a step of displaying the unsettled amount (s) on the
[0108]
When the payment display step S16 is completed, a payment receiving step S17 is subsequently performed. The payment receiving step S17 is a step of waiting for payment of the unpaid amount from the customer and inputting and updating the total amount of the purchased prize from the
[0109]
The deposit receiving step S17 is formed by a deposit receiving step S171 for receiving a deposit by the
[0110]
The deposit receiving step S171 is a step of recognizing the amount of bills or coins directly inserted into the
[0111]
In the settlement price calculation step S172, the total price which is to be settled and inputted from the
[0112]
In the payment end determination step S173, it is determined whether there is a new payment price to be settled calculated in the payment price calculation step S172. That is, it is monitored whether the unsettled amount (surplus amount) s does not exist (the settlement amount is 0 or more), whether the settlement in the
[0113]
As described above, by the payment receiving step S17, it is possible to receive payment from the customer even while the
[0114]
In this embodiment, the confirmation input for instructing the settlement is a two-instruction of the total end of the
[0115]
The denomination amount setting step S18 sets the predetermined denomination to 10,000 yen and sets 10,000 yen, 5,000 yen, 2,000 yen, 1,000 yen, 500 yen, 1100 yen, 50 yen, 10 yen, and 10 yen. This is a step of setting each denomination (i) of 5 yen and 1 yen to 0, that is, 10,000 yen, and setting the return number N for each denomination (i) to 0. S19 is executed. For denomination (i), i = 0 represents 10,000 yen, i = 1 represents 5,000 yen, i = 2 represents 1,000 yen, i = 3 represents 500 yen, and i = 4 Represents one hundred yen, i = 5 represents fifty yen, i = 6 represents ten yen, i = 7 represents five yen, and i = 8 represents one yen. N represents the number of sheets, and is represented by a natural number such as N = 0, 1, 2, 3, 4,.... Therefore, the return number N [i], for example, when i = 2 and N = 3, the return number 3 [2] indicates that 1,000 yen is three, that is, 3000 yen. The predetermined denomination indicates the amount of change to be recorded and returned in correspondence with the ID number of the change card CC when the customer receives the change. For example, the predetermined denomination is 1000 If it is a yen, a change of less than 1000 yen, that is, a change of up to 999 yen is recorded as change information corresponding to the ID number of the change card CC.
[0116]
The predetermined denomination judgment step S19 compares the upper limit predetermined denomination with the predetermined denomination for each customer. If the predetermined denomination for each customer is larger than the upper limit predetermined denomination, the predetermined denomination setting step S20 is continuously executed. In the case of, the change payment determination step S21 is executed. Here, the predetermined denomination for each customer means an upper limit that the customer can record as change according to the ID number of the change card CC. For example, if the predetermined denomination for each customer is 1000 yen, The maximum amount stored as change corresponding to the ID number of the change card CC is less than 1,000 yen, and any change larger than 1,000 yen is returned in cash, and only the change card CC less than 1,000 yen is returned. Is stored as change information corresponding to the ID number. Similarly, the upper limit predetermined denomination is a predetermined denomination that specifies the upper limit of the change amount when the store records the change on the customer card C, and adjusts the upper limit predetermined denomination to the ID number of the change card CC. By adjusting the upper limit of change information to be recorded correspondingly, it is possible to adjust the amount issued as change by all the change card CC users from the store side, that is, the stored amount to some extent. The upper limit predetermined denomination is a denomination commonly set for each
[0117]
In the predetermined denomination setting step S20, since the predetermined denomination for each customer is determined to be larger than the upper limit predetermined denomination in the predetermined denomination determining step S19, the predetermined denomination for each customer recorded corresponding to the ID number of the change card CC is determined. This is a step of setting the denomination to the upper limit predetermined denomination, and then a change payment determination step S21 is executed. In this way, by setting the predetermined denomination for each customer so that the predetermined denomination for each customer does not become larger than the upper limit predetermined denomination set by the store at the time of performing the change processing, the deposit of the deposit at the store's tax office is set. In the case where the total amount of change card CC deposits that are required to be reported exceeds 7 million yen, changing the denomination of the upper limit predetermined denomination to the predetermined denomination will increase the change amount returned in cash and change It is possible to reduce the amount of change information recorded in correspondence with the ID number of the card CC so that the total deposit amount becomes 7 million yen or less. This change of the predetermined denomination for each customer is effective in the card recognition processing S and does not rewrite the predetermined denomination for each customer recorded on the change card CC. The predetermined denomination is read by the card reader /
[0118]
As for the upper limit predetermined denomination in the predetermined denomination judgment step S19, a predetermined date is specified in advance in the
As described above, since the predetermined denomination for each customer can be changed according to the predetermined date, the total change amount recorded on all customer cards C on the predetermined date can be adjusted.
[0119]
The determination in the predetermined denomination determination step S19 is such that the clerk determines whether or not to rewrite by looking at the predetermined denomination for each customer on the customer card C, and rewrites the predetermined denomination for each customer by manual input by key operation. Is also good. That is, a predetermined denomination for each customer recorded in advance corresponding to the ID number of the customer card C read by the card reader /
[0120]
As described above, since the predetermined denomination for each customer can be changed by the key operation of the clerk, the predetermined denomination for each customer can be changed without using the
[0121]
Further, the change of the upper limit predetermined denomination is performed so that the total amount of change information, which is the deposit recorded in correspondence with the ID numbers of all customer cards C, does not become larger than a predetermined upper limit deposit total. good. That is, a process is provided for controlling the total deposit amount required to be reported to the Ministry of Finance not to exceed 7 million yen. Further, it may be notified that the total deposit amount has approached an amount that should not be exceeded.
[0122]
In the following, a process for controlling the total deposit and a process for notifying that the total deposit approaches an amount that should not be exceeded will be described with reference to FIG.
[0123]
S63 is a total amount calculation step, which calculates the total amount of change information, which is a deposit, recorded corresponding to all customer cards C.
[0124]
S64 is a notification determination step, which is executed subsequent to the total amount calculation step S63, and determines whether the total amount of change information calculated in the total amount calculation step S63 has reached a predetermined notification amount. Therefore, in the notification determination step S64, a notification limit amount to be compared with the total amount of change information calculated in the total amount calculation step S63 is set in advance. In this embodiment, the notification limit is 6.5 million yen, but can be changed to a value as appropriate.
[0125]
S65 is a notification step. The notification step S65 is executed when it is determined in the notification determination step S64 that the total amount of change information has exceeded the notification amount. When the power of the
[0126]
"The total amount of deposit is 6.5 million yen. As described in
1. Name, trade name or name and address, and in the case of a corporation, the name of its representative or manager.
2. Type of voucher amount, etc. of self-issued prepaid voucher to be issued.
3. Unused balance on the key date for the key date. 』
Is displayed, or is notified by voice or the like.
[0127]
S66 is an upper limit predetermined denomination setting change determination step. The upper limit predetermined denomination setting change step S66 is executed in the notification determination step S64 when the total amount of change information is equal to or less than the notification amount, or is executed following the notification step S65. This is a step of comparing with the total amount of change information calculated in the calculation step S63. In the upper limit predetermined denomination setting change step S66, the change limit to be compared with the total amount of change information calculated in the total amount calculation step S63 is 7 million yen in this embodiment, which is required to report to the Ministry of Finance. The set value can be changed as appropriate.
[0128]
S67 is an upper limit predetermined denomination changing step of changing the upper limit denomination, and is executed when the total amount of change information is larger than the change limit in the upper limit predetermined denomination setting changing step S66. The upper-limit predetermined denomination changing step S67 is a step of changing the currently set upper-limit predetermined denomination to one less denomination. That is, the denomination initially set at 5,000 yen is changed to 2,000 yen. Thereby, the upper limit predetermined denomination performed in the predetermined denomination determination step S19 and the predetermined denomination setting step S20 is changed, so that the total amount of the deposit can be reduced. When the upper limit predetermined denomination changing step S67 ends, the steps from the total amount calculating step S63 are repeated again.
[0129]
S68 is an upper limit predetermined denomination return step, which is executed when the total amount of change information is equal to or less than the change limit in the upper limit predetermined denomination setting change step S66. The upper limit predetermined denomination return step S68 is a step of comparing the total amount of change information calculated in the total amount calculation step S63 with the lower limit amount. The lower limit is an amount set for each upper limit denomination. For example, if the upper limit denomination is 2,000 yen, “If the upper limit denomination is 5,000 yen, the total deposit amount assumed is 5,000 yen. 7,000,000 yen x 2,000 yen / 5,000 yen = 1.96 million yen, which is 0.7 times the margin of 2.8 million yen, with a margin of 2.8 million yen. Amount.
[0130]
S69 is an upper limit denomination change step, which is executed after the upper limit predetermined denomination return step S68. The upper limit denomination changing step S69 is a step of changing the upper limit predetermined denomination to one larger denomination, contrary to the upper limit predetermined denomination changing step S67. Accordingly, by providing the upper limit denomination changing step S69 together with the upper limit predetermined denomination returning step S68, the total amount of change information calculated in the total amount calculation step S63 is equal to or less than the change limit amount and is closer to the change limit amount. It is possible.
[0131]
Since the steps from the total amount calculation step S63 to the upper limit denomination changing step S69 are changed in the comparison with the upper limit predetermined denomination performed in the predetermined denomination determining step S19 and the predetermined denomination setting step S20, the total amount is changed. By using the upper limit predetermined denomination changed in the calculation step S63 to the upper limit denomination changing step S69 in the predetermined denomination determining step S19 and the predetermined denomination setting step S20, the predetermined denomination for each customer is a deposit. It can be changed to the upper limit predetermined denomination controlled by the total amount of change information.
[0132]
The process of monitoring the total amount of deposits recorded corresponding to the ID from the total amount calculating step S63 to the upper limit denomination changing step S69 is performed by a background job (BGJ) which is not a high-priority interrupt process. Alternatively, monitoring may be performed every predetermined period.
[0133]
The change payment determination step S21 is based on a positive unpaid amount including 0 yen in which all payments have been settled, that is, a surplus amount (s), a customer-specified denomination represented by the number N [i] returned and a denomination (i). As a result of subtracting the product of the amounts, if the predetermined denomination (for example, 1000 yen) is larger, the predetermined denomination returning step S23 is executed, and if not, the returned number adding step S22 is executed. The return number N [i] when the change
[0134]
In the return number adding step S22, the return number N [i] +1 is added to the return number N [i] of the denominations determined in the change
[0135]
The predetermined denomination return step S23 is a step of returning the denomination (i) determined in the change
[0136]
The customer-specific denomination determination step S24 is a step of determining whether or not the denomination processed in the change payment determination step S21, the return number adding step S22, and the predetermined denomination return step S23 is a customer-specific predetermined denomination. If the customer does not have a predetermined denomination, that is, the processed denomination is a predetermined denomination that is equal to or greater than the amount permitted by the customer to be recorded as change corresponding to the ID number of the change card CC. For example, a denomination change step S25 is executed, and otherwise, a change card presence / absence determination step S26 is executed.
[0137]
In the denomination changing step S25, the denomination (i) set in the denomination amount setting step S18 is changed to the denomination (i + 1). Then, after executing the denomination changing step S25, the change payment determining step S21 is continuously executed again. That is, in the denomination change step S25, since the denomination (i) set in the denomination amount setting step S18 is denomination (0), that is, the denomination is 10,000 yen, the denomination (i) is denominated (i + 1). That is, the denomination is changed to 5,000 yen.
[0138]
Further, the denomination changing step S25 has a function of skipping a change prohibition denomination set in advance for each customer card C and processing the next denomination. That is, for example, if the 500-yen coin is set as a change prohibition denomination, after the processing for the denomination of 1000 yen bill in each step of the change payment determination step S21 to the predetermined denomination per customer determination step S24, the denomination In the change step S25, since the next denomination of 500 yen coin is a change prohibition denomination, the denomination of 100 yen coin, which is the next denomination of 500 yen coin, is set as the denomination (i + 1). As described above, the processing can be performed by skipping the denomination of 500 yen coin, and the predetermined change prohibition denomination is not processed in the change payment determination step S21 to the predetermined denomination determination step S24 for each customer. The change of 500 yen corresponding to the denomination of the ball is all returned by the 100 yen coin. The denomination denomination set in advance for each customer card C is determined each time a denomination change step S25 sets a new denomination by the card reader /
[0139]
Accordingly, in the predetermined denomination determination step S24 and the denomination change step S25 for each customer, the denomination (i) processed in the change payment determination step S21, the return number adding step S22, and the predetermined denomination return step S23 is determined for each customer. Until the predetermined denomination is reached, the change payment determination step S21, the return number adding step S22, and the predetermined denomination return step S23 are repeatedly executed.
[0140]
For example, if the predetermined denomination for each customer is 1000 yen and the surplus amount (change amount) calculated in the settlement price calculation step S172 is 4100 yen, first in the change payment determination step S21, the denomination (i) = 0, that is, the denomination is set to 10,000 yen (set in the denomination amount setting step S18) and N (0) is the number of sheets, so that the comparison formula “s-10000 × 0” is smaller than the predetermined denomination “10000”. Therefore, the predetermined denomination return step S23 is subsequently performed. However, since the number of pieces to be returned is 0, the 10000-yen bill is not returned, and the denomination change step S25 is subsequently executed, and the next denomination to be processed is denomination "5000". Then, the change payment determination step S21 is executed again. Even in the processing of the denomination “5000”, the comparative formula “s-5000 × 0” is 4100, and “s-5000 × 0” is smaller than the denomination “5000”. The yen is not returned, and the predetermined denomination return step S23 to the denomination change step S25 are executed. At this time, the denomination is set to "1000" yen in the denomination changing step S25.
[0141]
Therefore, in the change payment determination step S21 to be executed next, comparison with the denomination "1000" is performed. Subsequently, the denomination (i) is set to 1000 yen in the denomination change step S25, and the change payment determination is performed again. Steps S21 to S23 are repeated.
[0142]
For a denomination of 1000 yen, the comparison expression “s-1000 × 0” is 4100, and 4100 of “s-1000 × 0” is larger than the denomination “1000”. The return number adding step S22 is executed, and the change payment determining step S21 and the return number adding step S22 are repeatedly executed until the number N [i] of 1000 denominations becomes 4. When N [i] becomes 4, the comparison formula is “s−1000 × 4”, that is, the operation result is “4100−4000 = 100” in the change payment determination step S21, and the comparison is made based on the denomination “1000” being processed. Since the expression “s−1000 × 4” becomes smaller, the predetermined denomination return step S23 is subsequently executed. Therefore, in the predetermined denomination return step S23, since N [i] is 4, four 1000-yen bills are returned. After the predetermined denomination return step S23, a predetermined denomination determination step S24 and a denomination change step S25 for each customer are executed again. Then, similarly, a new denomination is processed. However, for example, if the customer card C used is the change card CC and the lower limit of the predetermined denomination is 1000 yen, that is, up to 999 yen is recorded as change, the predetermined denomination determination step S24 for each customer Since the processed denomination is equal to or less than the amount permitted by the customer to correspond to the ID number of the change card CC and recorded as change, the change card presence / absence determination step S26 is subsequently executed.
[0143]
Therefore, according to the change payment determination step S21, the return number adding step S22, the predetermined denomination return step S23, the predetermined denomination determination step S24 for each customer, and the denomination change step S25, the change amount for returning each denomination It is possible to return only the number of sheets corresponding to the amount of money.
[0144]
The change card determination step S26 is a step of determining whether or not the customer card C inserted in the card reader /
[0145]
The change amount setting step S27 is a step of setting, as the change amount (T), the remainder of the change already returned in cash in the change payment determination step S21 to the denomination changing step S25, and subsequently executes the premium point calculation step S28. Is done.
[0146]
The premium point calculation step S28 is a step of generating points corresponding to the total amount used by the customer, and uses the change card CC for the first rate for calculating the first point pt1 corresponding to the total amount. A second rate for calculating a premium point pt2, which is a second point given to the above, is added, and the added rate is integrated with a total amount to calculate a point pt. A new point pt is calculated by adding the point pt already recorded corresponding to the ID number of the change card CC, and replaced with the point pt. Therefore, the point pt added in the premium point calculation step S28 is the sum of the first point pt and the second point pt, and when the change card CC is used, the premium point which is the second point is used. Will be added. Subsequent to the premium point calculation step S28, a change record determination step S31 is executed. In this embodiment, the total amount used for calculating the points is the total amount of purchases made by the customer. However, in the point consumption desire determination step S11, the customer is recorded in correspondence with the ID number of the customer card C. If it is desired to consume the points, the total amount after the point consumption calculated in the point consumption step S12 may be used. Similarly, when the change stored corresponding to the ID number of the change card CC is consumed, the total amount obtained by subtracting this change amount from the points to be further consumed may be used.
[0147]
The change repayment step S29 is a step of repaying the entire change to be repaid and replacing the change amount (T) with null. Since the card inserted into the card reader /
[0148]
The point calculation step S30 is a step of calculating the point pt. The first rate for calculating the first point pt1 corresponding to the total amount is integrated with the total amount to calculate the point pt. , A new point pt is calculated by adding the point pt already recorded corresponding to the ID number of the point card CP, and replaced with the point pt. Subsequent to the point calculation step S30, a change record determination step S31 is executed.
[0149]
As described above, in the change card determination step S26, it is determined whether or not the change card is the change card CC. In the case of the change card CC, the premium point can be calculated by the change amount setting step S27 and the premium point calculation step S28. If the inserted customer card C is a change card CC, it can be processed continuously as a change card CC. Similarly, in the case of the point card CP, the change information stored in correspondence with the ID number of the customer card C is set as null in the change return step S29 and the point calculation step S30, and the first point can be calculated. If the inserted customer card C is the point card CP, it can be processed as the point card CP continuously.
[0150]
The change recording determination step S31 is a step of determining whether or not to record change in accordance with the ID number of the change card CC, and is performed according to a request from a customer. In the change record determination step S31, when the
[0151]
As shown in FIGS. 6 and 12, the surplus return confirmation step NN14 includes a change return history determination step NN140 for querying a change return history and determining whether there is a change return history, and a predetermined denomination setting step NN141 for each customer. A change prohibition denomination setting step NN142, a return display step NN143 for prompting return of surplus returned change, and a return judging step NN144 for judging whether or not surplus returned change has been paid. Then, in the surplus return confirmation step NN14, it is determined that the change is recorded in the change recording determination step S31, even though the change card determination step S26 determines that the point card is the point card CP and the change has been fully repaid in the change return step S29. This is an effective means when the change is made, that is, when it is desired to record the change in the change record determination step S31, despite the desire to use the point card CP in the change card determination step S26.
[0152]
The change return history determination step NN140 is a step of determining whether or not the entire change has been returned in the change repayment step S29. Specifically, the change return history determination step NN140 refers to the history information of the customer card C to be executed, and In step S29, it is determined whether there is a change return history in which change less than the upper limit predetermined denomination has been returned. When there is the change return history, a predetermined denomination setting step NN141 is performed for each customer. When there is no change return history, a change amount setting step S32 is continuously performed. In the change return history determination step NN140, since the predetermined denomination for each customer of the point card CP is set to the upper limit predetermined denomination in the predetermined denomination setting step S20, the change return history of the set upper limit predetermined denomination is referred to. Thus, it is possible to determine whether or not the usage form before the determination in the change return history determination step NN140 is the use as the point card CP.
[0153]
The customer-specific denomination setting step NN141 is executed after the change return history determination step NN140, and sets a customer-desired customer-specific predetermined denomination possessed by the point card CP to be processed, and uses it as the point card CP. Is changed to use as a change card CC. In the predetermined denomination setting step NN141 for each customer, if there is no desired denomination, a default of 1000 yen is set.
[0154]
The change prohibition denomination setting step NN142 is executed after the customer-specific predetermined denomination setting step NN141, and is a step for setting a change prohibition denomination. In the change prohibition denomination setting step NN142, it is not set if there is no desired denomination.
[0155]
The return display step NN143 is executed subsequent to the change prohibition denomination setting step NN142, and, of the change already returned in the change repayment step S29, a change less than the denomination set in the predetermined denomination setting step NN141 for each customer. This is a step of displaying on the
[0156]
The return determination step NN144 is executed following the return display step NN143, and when a change of less than a predetermined denomination is returned for each customer (when the return is completed), the change amount setting step S32 is executed. Otherwise, the return display step NN143 is executed again. Therefore, the return display step NN143 prompts the return of the change of less than the predetermined denomination for each customer until the change of less than the predetermined denomination for each customer is returned in the return determination step NN144. If the return amount determined to have been returned is equal to or more than a predetermined denomination for each customer, the surplus is naturally returned to the customer.
[0157]
Subsequent to the surplus return confirmation step NN14, a change amount setting step S32 is executed.
The change amount setting step S32 is a step of setting, as the change amount (T), the remainder of the change already returned in cash in the change payment determination step S21 to the denomination change step S25, followed by execution of the premium point calculation step S33. Is done.
[0158]
The premium point calculation step S33 is a step of generating points corresponding to the total amount used by the customer, and uses the change card CC for the first rate for calculating the first point pt1 corresponding to the total amount. A second rate for calculating a premium point pt2, which is a second point given to the above, is added, and the added rate is integrated with a total amount to calculate a point pt. A new point pt is calculated by adding the point pt already recorded corresponding to the ID number of the change card CC, and replaced with the point pt. Therefore, the point pt added in the premium point calculation step S28 is the sum of the first point pt and the second point pt, and when the change card CC is used, the premium point which is the second point is used. Will be added. Subsequent to the premier point calculation step S28, an additional writing determination step S36 is executed.
[0159]
The change repayment step S34 is a step of repaying the entire change to be repaid and replacing the change amount (T) with 0. Since it is not desired to record the change corresponding to the ID number of the change card CC, the entire change is returned. It is a step to do. Subsequent to the change repayment step S34, a point calculation step S35 is executed.
[0160]
The point calculation step S35 is a step of calculating the point pt. The point pt is calculated by integrating the first rate for calculating the first point pt1 corresponding to the total amount with the total amount, and calculating the point pt. , A new point pt is calculated by adding the point pt already recorded on the point card CP, and replaced with the point pt. Subsequent to the point calculation step S35, an additional writing determination step S36 is executed.
[0161]
By providing the change record determination step S31 and providing the change amount setting step S32, the premium point calculation step S33, the change repayment step S34, and the point calculation step S35, the customer can use the customer card C as the change card CC. It is possible to select whether the change is recorded in association with the ID number of the card or whether the change is desired to be returned using the point card CP.
[0162]
In addition to providing a change record determination step S31, providing a change amount setting step S32, a premium point calculation step S33, and providing a card withdrawal confirmation step S40, the customer who has used the point card CP can pay the price. Even if the player later wishes to use the point card CP as the change card CC, he / she can select the change card CC as the change card CC in the change record determination step S31 until it is determined in step S40 that the card has been removed. As a change card CC, a predetermined change can be recorded in association with the ID number of the card, and a premium point, which is a score when the change card CC is used, can be recorded. Similarly, in addition to providing the change record determination step S31, providing the change repayment step S34 and the point calculation step S35, and providing the card withdrawal confirmation step S40, the customer who has used the change card CC can Even if the player wants to use the change card CC as the point card CP, the user can select the change card CC to be used as the point card CP in the change record determination step S31 until it is determined in step S40 that the card has been pulled out. The change is returned in the change return step S34, and the first point can be recorded in the point calculation step S35.
[0163]
The additional writing determination step S36 is a step of determining whether or not to perform the recording corresponding to the ID number of the change card CC. The content to be recorded corresponding to the ID number of the customer card C is the same as the content already recorded. If they are the same, it is a step of not recording again. Therefore, by the additional writing determination step S36, it is possible to avoid useless recording corresponding to the ID of the customer card C and useless writing on the display unit C2. Subsequent to the additional writing determination step S36, a recording step S37 is executed.
[0164]
The recording step S37 is the point pt set by the previous steps, the recording date and time, the total amount purchased, the amount of cash paid, the gender as customer information, the appearance age, the refund type for each customer, the refund for each customer. This is the step of recording the denomination. The content recorded in the recording step S37 is the content to be recorded regardless of the type of the customer card C. Even if the card inserted into the card reader /
[0165]
Therefore, when a new point pt obtained by adding the point pt generated by purchasing to the point pt stored corresponding to the ID number of the customer card C is used to receive change in cash using the point card CP, Is calculated as the first point pt1 by the point calculation step S30. When the change is recorded and used corresponding to the ID number of the change card CC using the change card CC, the premium point is calculated by the premium point calculation step S28. It is calculated in consideration of the premium point pt2 which is the second point, and is recorded corresponding to the ID number of the point card CP or the change card CC in the recording step S37.
[0166]
In the change recording step S38, the change amount to be recorded calculated in the change amount setting step S27 is recorded in association with the ID number of the change card CC, and the change amount also recorded on the display unit C2, that is, the change amount that can be used next time. This is a step of displaying and displaying a certain change amount. In the change recording step S38, the change can be recorded in correspondence with the ID number of the change card CC in which the card reader /
[0167]
The record notification step S39 is executed following the change recording step S38, and is a step of notifying that the recording corresponding to the ID number of the customer card C and the display on the display unit C2 have been completed.
[0168]
The card withdrawal confirmation step S40 is a step that is executed after the record notification step S39 and determines whether or not the customer card C has been withdrawn from the card reader /
[0169]
Therefore, until the customer card C is withdrawn from the card reader /
[0170]
The card insertion determination step S41 is executed when it is determined in the payment determination step S5 that the customer card C is to be changed to the change card CC instead of the normal payment at the time of shopping, and the point card CP is used. It is determined whether or not the card has been inserted. If no card has been inserted (that is, it is determined based on the history information that the customer card C has not been inserted first in the card insertion determining step S1), the input step S42 is executed, and the card is inserted. When there is an insertion, the elapsed time determination step S43 is continuously performed.
[0171]
The input step S42 is brought by the customer because the point card CP was not inserted at first, that is, it is not a change from the mere point card CP to the change card CC but a new card is issued. This is a step of manually inputting and obtaining the previous transaction total amount and the previous change amount from the receipt, and subsequently, an elapsed time determination step S43 is executed.
[0172]
The elapsed time determination step S43 is a step for determining the elapsed time from the previous transaction, and the previous information reading step S44 is subsequently executed. In the elapsed time determination step S43, the previous information reading step S44 is continuously executed if a predetermined period, for example, three months or a period beyond the settlement date of the store has not elapsed from the previous transaction date. If the predetermined period has elapsed, the card confirmation processing S ends.
[0173]
In the previous information reading step S44, since the previous transaction is within the predetermined period, the previous total amount, the previous change amount, and the recorded point pt, which are information at the time of the previous transaction, are read. At this time, if there is no point card CP, the information is the information manually input in the input step S42.
[0174]
The point reading step S45 is executed subsequent to the previous information reading step S44, and reads the first point pt1 recorded corresponding to the ID number of the point card CP from the inserted point card CP. Replace as points.
[0175]
The previous change amount replacing step S46 is executed following the point reading step S45, and the previous change information recorded corresponding to the ID number of the point card CP in the previous information reading step S44 or the input change step S42. The input change information is replaced with new change information and set, and subsequently, a denomination amount setting step S47 is executed.
[0176]
The denomination amount setting step S47 is the same as the denomination amount setting step S18, in which the upper limit predetermined denomination is set to 10,000 yen, and 10,000 yen, 5,000 yen, 1,000 yen, 500 yen, and 100 yen. In this step, each denomination (i) of 50 yen, 10 yen, 5 yen, and 1 yen is set to 0, and the number N of returned money for each denomination (i) is set to 0. Step S48 is executed.
[0177]
The predetermined denomination determination step S48 is the same as the predetermined denomination determination step S19, and compares the upper limit predetermined denomination with the predetermined denomination for each customer. If the predetermined denomination for each customer is larger than the upper limit predetermined denomination, the predetermined denomination is continued. A seed setting step S49 is executed, and in other cases, a change payment determination step S50 is executed.
[0178]
The predetermined denomination setting step S49 is similar to the predetermined denomination setting step S20. Since the predetermined denomination for each customer is determined to be larger than the upper limit predetermined denomination in the predetermined denomination determination step S48, the ID number of the change card CC is changed to the predetermined denomination. This is a step of setting the recordable upper limit to a predetermined upper limit denomination, and then a change payment determination step S50 is executed.
[0179]
The change payment determination step S50 is the same as the change payment determination step S21. From the positive unpaid amount including 0 yen in which all payments have been settled, that is, the surplus price (s), the number of returned pieces N [i] and the denomination As a result of subtracting the product of the customer's predetermined denomination shown in (i), if the predetermined denomination (for example, 1000 yen) is larger, the predetermined denomination return step S52 is executed; S51 is executed. The return number N [i] when the change
[0180]
The return number addition step S51 is the same as the return number addition step S22. The return number N [i] +1 is newly added by adding one return number N [i] of the denomination determined by comparison in the change
The predetermined denomination return step S52 is the same as the predetermined denomination return step S23, and is a step of returning the denomination (i) determined in the change
[0181]
The customer-specific denomination determination step S54 is the same as the customer-specific denomination determination step S24, and the denominations processed in the change payment determination step S50, the return number adding step S51, and the predetermined denomination return step S52 are: This is a step of determining whether or not the customer is a predetermined denomination. If the customer does not have the predetermined denomination, that is, the processed denomination may be recorded as change by the customer corresponding to the ID number of the change card CC. If the predetermined denomination is equal to or more than the permitted amount, the denomination changing step S55 is executed, and otherwise, the change amount setting step S56 is executed.
[0182]
The denomination change step S55 is the same as the denomination change step S25, and sets the denomination (i) set in the denomination amount setting step S47 to the denomination (i + 1). Then, after executing the denomination changing step S55, the change payment determination step S50 is continuously executed again. That is, in the denomination change step S55, since the denomination (i) set in the denomination amount setting step S47 is denomination (0), that is, the denomination is 10,000 yen, the denomination (i) is changed to the denomination (i + 1). That is, the denomination is changed to 5,000 yen.
[0183]
Accordingly, in the predetermined denomination determining step S54 and the denomination changing step S55 for each customer, the processing is performed by the change payment determining step S50 to the predetermined denomination returning step S52 similarly to the change payment determining step S21 to the predetermined denomination returning step S23 described above. The change payment determining step S50 to the predetermined denomination returning step S52 are repeatedly executed until the denomination (i) to be performed becomes the predetermined denomination for each customer. Therefore, according to the change payment determining step S50 to the denomination changing step S55, It is possible to return each denomination by the number of money corresponding to the change amount to be returned. Here, in the change payment determination step S50 to the denomination change step S55, since processing is performed based on the previous information, when a new customer card C is issued, the processing is performed when there is no previous customer card C. Points will be awarded retroactively to the settlement.
[0184]
The change amount setting step S56 is a step of setting, as the change amount (T), the remainder of the change already returned in cash as the previous information in the change payment determination step S50 to the denomination changing step S55, followed by the display step S57. Is executed.
[0185]
The display step S57 is a step of displaying the change amount (T) previously paid out on the
[0186]
The change return receiving step S58 is executed continuously after the display step S57 is completed, and is a step of receiving the customer's payment of the previous change amount (T), and the paid amount is newly issued. Alternatively, the amount is stored as change information in the change card CC changed from the point card CP. Further, in the change return receiving step S58, the received amount is subtracted from the previous change (T), so that the shortage amount can be calculated.
[0187]
The change return determination step S59 is executed following the change return reception step S58, and monitors whether the received amount has reached the previous change amount (T). If the change amount has reached the previous change amount (T), Subsequently, the change replacement step S60 is executed, and if the change is not reached, the display step S57 is executed again.
[0188]
Therefore, from the display step S57 to the change return determination step S59, it is possible to always wait for payment from the customer until the previous change amount (T) is paid, and when the change amount is reached, the next step can be executed. . The change return receiving step S58 is completed when the clerk receives the amount corresponding to the previous change amount (T) from the customer, and the change return determining step S59 is performed by successively pressing a predetermined button (not shown). When the process is completed and the predetermined button (not shown) is not pressed by the store clerk, the display step S57 to the change return determination step S59 may be repeated.
[0189]
The change replacement step S60 is to store the previous change amount (T) paid by the customer in association with the ID number of the change card CC, as a change information in the storage area of the
[0190]
The premium point calculating step S61 is a step of generating points corresponding to the total amount of money used by the customer, and is used to calculate a premium point pt2 which is a second point given to using the change card CC. The second rate is multiplied by the previous total amount to calculate the point pt, and the calculated point pt is added to the point pt already recorded corresponding to the ID number of the customer card C to obtain a new point pt. Is calculated and replaced with the point pt. Accordingly, the point pt added in the premium point calculation step S61 corresponds to the change number using the change card CC and the ID number of the change card CC since the first point pt1 has already occurred at the time of the previous shopping. The first point pt1 and the second point pt1 and the second point pt2 when the change card CC is used are calculated by calculating only the premium point pt2, which is the second point generated by the recording, and adding it to the point pt generated up to the previous time. Is added. Subsequent to the premier point calculation step S61, a point recording step S62 is executed.
[0191]
In the point recording step S62, the new point pt calculated in the premier point calculation step S61 is recorded in association with the ID number of the change card CC, and the recorded point pt is displayed and described on the display unit C2. Of course, when it is not necessary to record the point pt on the display unit C2 and show it to the customer, it is not necessary to display the point pt on the display unit C2, and it is possible to set according to the environment of use such as a store.
[0192]
When the point recording step S62 ends, a change recording step S38 is subsequently performed.
Therefore, the card insertion determination step S41 to the point recording step S62 are steps performed when the customer changes the point card CP used so far to the change card CC.
[0193]
In the above description, the customer card C, which is an old point card, is abolished, and a new point card CP or a change card CC is issued. However, the customer card C, which is an old point card, is abolished. It is also conceivable to form it so that it can be used together with a newly issued customer card C without using it.
[0194]
Therefore, a case where the customer card C which is a conventional point card and the customer card C which is a newly issued point card CP or a change card CC can be used will be described below.
[0195]
In this case, there are two types of usable customer cards C, the old customer card C and the new customer card C, and it is necessary to read and write each customer card C by different reader / writers. Among the above steps, point reading step S10, point consumption step S12, premium point calculation step S28, point calculation step S30, premium point calculation step S33, point calculation step S35, recording step S37, point reading step S45, premium point calculation step By adding the following functions to the functions of S61 and the point recording step S62, two types of old customer card C and new customer card C can be used.
[0196]
That is, when using the customer card C which is an old point card, a card reader / writer which can read and write the customer card C which is the old point card CP is separately provided. When the customer card C, which is an old point card, is used, reading and writing are performed by the card reader / writer. When the customer card C, which is a new point card CP and change card CC, is used, the card is read. Reading and writing are performed by the reader /
[0197]
Then, in the point reading step S10, when replacing the point information read based on the ID number of the customer card C with available point information usable for payment settlement, the customer card C to be used is inserted. It is configured to receive the ID number from the card reader / writer being read and read the point information.
[0198]
In the point consumption step S12, when the points to be updated and recorded corresponding to the ID number of the customer card C are replaced with 0 as a result of the point consumption, the ID number of the used customer card C is used. To record.
[0199]
In the premium point calculation step S28 and the premium point calculation step S33, since the customer card C used by the customer when this step is executed is a change card CC, the processing is performed by the card reader /
[0200]
In the point reading step S45, when the first point pt1 recorded corresponding to the ID number of the point card CP is read from the inserted point card CP, the used point card CP is replaced with the old customer card. If the point card CP is a new customer card C, the ID number is read from the card reader / writer for the customer card C, which is an old point card. If the point card CP is a new customer card C, the card reader / writer for the new customer card C is read. It is formed to read the ID number from 36. Of course, when the points and change are recorded on the card for both the new and old cards, it is sufficient to write them directly from the card reader / writer because they are already supported by the card.
[0201]
Also in the premier point calculation step S61, when the point card CP at the time of previous use is the old customer card C, the first point pt1 already generated at the previous shopping is the customer card C which is the old point card. Therefore, the ID number is read from the card reader /
[0202]
In the point recording step S62, the new point pt calculated in the premium point calculation step S61 is recorded corresponding to the ID number of the change card CC, and the recorded point pt is displayed and described on the display unit C2. At this time, if the customer card C to be written is an old one, the card reader /
[0203]
Then, in the point calculation step S30 and the point calculation step S35, the calculated point pt is replaced with the point pt already recorded corresponding to the ID number of the point card CP for the customer card C which is a conventional point card. At the time of addition, if the loyalty card CP used is the old customer card C, the ID number is read from the card reader /
[0204]
Further, when recording on the card in the recording step S37, if the used point card CP is an old one, the card reader /
[0205]
By doing so, it becomes possible to additionally introduce a change card CC and a newly issued point card CP that are newly issued to the old point card introduction store, and the introduction equipment is not wasted. Here, two types of card readers / writers are used, but one type of card reader / writer is provided with a customer card C, a conventional point card, a change card CC to be newly issued, and a point card CP to be newly issued. Reading and writing may be performed. In this case, it is preferable that the customer card C, which is an old point card, is not wasted.
And it is formed so that the number-of-times-of-use determination step S3 is continuously performed.
[0206]
Hereinafter, the operation of the present invention will be described. In the following description, the customer card C is inserted by the customer into a card reader /
[0207]
When a customer purchases and pays for a product, the customer brings the product to the
When making a payment using the customer card C, the customer inserts the customer card C into the card reader /
[0208]
In the
When the input of all the purchased products is completed, the
[0209]
On the other hand, in the
[0210]
Since the change card CC has been inserted into the card reader /
[0211]
Since the number of uses of the inserted change card CC is less than the use limit, it is determined that the number of uses is less than the use limit. Then, the use number adding step S4 is executed, the use number is increased by one, and the card reader /
[0212]
Subsequently, the settlement determination step S5 is executed. In this embodiment, since the settlement is made when the purchase is made with the change card CC, the settlement is determined to be the normal settlement, and the change information determination step S7 is subsequently performed. The card inserted into the card reader /
[0213]
Next, a change information determination step S7 is performed to determine whether change information is stored in correspondence with the ID number of the customer card C. In the change information determination step S7, it is determined that there is change information because the card inserted in the card reader /
[0214]
Next, in a change information reading step S9, usable change information of 300 yen is read from the change card CC inserted into the card reader /
[0215]
Subsequently, a point reading step S10 is executed to read the point information pt which is 100 points from the ID number of the change card CC inserted into the card reader /
[0216]
Subsequently, a point consumption desire determination step S11 is executed. In the point consumption desire determination step S11, it is determined whether or not the customer wants to use the points. In this embodiment, when the cashier presses a predetermined key of the
[0219]
Since it is determined in the point consumption request determination step S11 that the point consumption is desired, the point consumption step S12 is subsequently executed, and the point pt read in the point reading step S10 is 100 points, that is, 100 yen is a part of the payment price. And the points have been consumed, and the points to be updated and recorded as the information of the customer card C are replaced with 0. In the point consumption step S12, if the usable point information replaced in the point reading step S10 is larger than the total price, the remaining points after the total price deduction are updated and recorded as information of the customer card C. This is the point to be paid, and the calculated new total price is zero. Further, in the case where the points consumed in the point consumption step S12 are formed so as to be processed as the amount corresponding to the offer amount of the customer, the clerk or the customer operates the use point setting button (not shown) to, for example, Only a fractional part of the amount will be applied to points.
[0218]
Next, in the settlement price display step S16, the unpaid amount (s) 3700 yen is displayed on the
[0219]
Subsequently, a payment receiving step S17 is executed, and the payment of the payment displayed in the payment display step S16 is awaited. In the embodiment in which the settlement is performed only by the
[0220]
That is, first, a deposit receiving step S171 is executed, and it waits for the customer to deposit cash directly into the
[0221]
In the settlement price calculation step S172, the amount received in the payment reception step S171 and the point amount calculated in the point consumption step S12 are subtracted from the total price, and the unpaid amount (surplus amount) s is set as a new payment price to be settled. Is calculated. In other words, in the settlement price calculation step S172, the unpaid amount (s) calculated in consideration of the total payment and the payment amount appropriation based on the points and the change information read in the change information reading step S9 in the point consumption step S12, The unpaid amount (s) is calculated as a new payment amount to be settled by subtracting from the amount received in the payment receiving step S171, and a payment end determination step S173 is subsequently performed. It should be noted that the unpaid amount (s), which is the new payment price to be settled, calculated in the payment price calculation step S172 may be temporarily stored in place of updated storage, or may be temporarily stored separately. You may. In this embodiment, the settlement using the change card CC is described, but the same applies to the case using the point card CP.
[0222]
Next, a payment end determination step S173 is executed, and it is determined whether there is a new payment amount to be settled calculated in the payment amount calculation step S172, and an unpaid amount (s) exists (the payment amount is 0). Therefore, the payment amount display step S16 is executed again to display the unpaid payment amount.
[0223]
Then, when the customer inserts the 5,000 yen bill into the
[0224]
The customer puts cash into the
[0225]
In the denomination amount setting step S18 to be executed subsequently, the predetermined denomination is set to 10,000 yen, and at the same time, 10,000 yen, 5,000 yen, 1,000 yen, 500 yen, 1100 yen, 50 yen, and 10 yen Set each denomination (i) of 5 yen and 1 yen to 0, that is, 10,000 yen, and set the number N of returns for each denomination (i) to 0. In the denomination (i) set at this time, i = 0 represents 10,000 yen, i = 1 represents 5,000 yen, i = 2 represents 1,000 yen, and i = 3 represents 500 yen. I = 4 represents one hundred yen, i = 5 represents fifty yen, i = 6 represents ten yen, i = 7 represents five yen, and i = 8 represents one yen. N represents the number of sheets, and is represented by a natural number such as N = 0, 1, 2, 3, 4,.... Therefore, the return number N [i], for example, when i = 2 and N = 3, the return number 3 [2] indicates that 1,000 yen is three, that is, 3000 yen. The predetermined denomination indicates how much the change amount to be recorded and returned in accordance with the ID number of the change card CC when the customer receives the change, for example, the predetermined denomination Is 1000 yen, a change of less than 1000 yen, ie, up to 999 yen, is recorded as change information corresponding to the ID number of the change card CC.
[0226]
Next, in the predetermined denomination determining step S19, the upper limit predetermined denomination is compared with the predetermined denomination for each customer, and if the predetermined denomination for each customer is larger than the upper limit predetermined denomination, the predetermined denomination setting step S20 is continuously executed. Otherwise, the change payment determination step S21 is executed. Since the predetermined denomination for each customer is 1000 yen and the upper limit predetermined denomination is 5000 yen, the change payment determination step S21 is subsequently performed. When the upper limit denomination is, for example, 500 yen, a predetermined denomination setting step S20 is subsequently executed. A case where the upper limit predetermined denomination is 500 yen, which is not executed in this embodiment, but will be described below. In the predetermined denomination setting step S20, the predetermined denomination for each customer recorded corresponding to the ID number of the change card CC is set as the upper limit predetermined denomination. Therefore, the predetermined denomination for each customer is treated as the upper limit predetermined denomination of 500 yen while the point and change information recording process F is being executed. By replacing the predetermined denomination for each customer with the upper limit predetermined denomination as described above, when the total amount of change card CC deposits, which is a duty to report deposits to the Ministry of Finance of the store, exceeds 7 million yen For example, by changing the denomination of the upper limit denomination to the denomination of the predetermined amount, the amount of change returned in cash is increased, and the amount of change information recorded corresponding to the ID number of the change card CC is reduced. It is possible to adjust the total deposit amount to 7 million yen or less.
[0227]
Subsequently, the change payment determination step S21 is executed. In the change payment determination step S21, the product of the number of returns N [i] and the customer's predetermined denomination amount represented by the denomination (i) is calculated from the positive unpaid amount (s) including the zero yen (s) (surplus amount) of 1300 yen. The subtracted comparison formula “s−predetermined denomination × N [i]” is compared with the amount of the predetermined denomination. That is, 1300 which is a comparison formula “1300-10000 × 0” obtained by subtracting 0 which is the return number N = 0 and denomination (i) = 10000 from surplus price (s) = 1300 and the predetermined denomination “10000 yen” As a result of comparison with 10000, since the comparison formula “1300-10000 × 0” is smaller than the value of the predetermined denomination 10,000, the predetermined denomination return step S23 is subsequently executed. In the predetermined denomination return step S23, since the number of returned predetermined denominations is 0, the predetermined denomination is not returned to the customer.
[0228]
After the predetermined denomination return step S23, a predetermined denomination determination step S24 for each customer is executed, and the denomination (i) = 10,000 yen processed in the change payment determination step S21 to the predetermined denomination return step S23 is determined for each customer. As a result of determining whether or not the denomination is not 1000 yen, which is the predetermined denomination for each customer, the denomination change step S25 is executed.
[0229]
In the denomination changing step S25, the denomination (i) = 10000 currently being processed is set to the next denomination (denomination (i) = 5000), and the change payment determination step S21 is executed again.
[0230]
In the change payment determination step S21, the denomination (i) has been changed to 5,000 yen, so the number of returns N = 0 when the denomination (i) set in the denomination amount setting step S18 is 5,000 yen. Since the denomination (i) = 5000 is 0, the comparison number “1300−5000 × 0” is obtained by subtracting the return number N = 0 and the denomination (i) = 5000 from the surplus price (s) = 1300. As a result of comparing a certain 1300 with 5000 of the predetermined denomination “5000 yen”, the comparison formula “1300-10000 × 0” is smaller than the predetermined denomination amount of 5000, so that the predetermined denomination return step S23 is executed. Is done.
[0231]
In the predetermined denomination return step S23, since the number of returnable pieces of the predetermined denomination "5000 yen" is 0, it is not returned to the customer.
[0232]
After the predetermined denomination return step S23, the predetermined denomination determination step S24 for each customer is executed again, and the denomination (i) = 5,000 yen processed in the change payment determination step S21 to the predetermined denomination return step S23 is determined for each customer. As a result of judging whether or not the denomination is a predetermined denomination, since the predetermined denomination for each customer is not 1000 yen, a denomination change step S25 is executed.
[0233]
In the denomination change step S25, the currently processed denomination (i) = 5000 is set as the next denomination (denomination (i) = 1000), and the change payment determination step S21 is executed again. If the denomination newly set in the denomination changing step S25 corresponds to a change prohibition denomination, the denomination changing step S25 skips the denomination and sets the next denomination.
[0234]
In the change payment determination step S21, the denomination (i) has been changed to 1,000 yen. Therefore, when the denomination (i) set in the denomination type amount setting step S18 is 1,000 yen, the number of returns N = 0, Based on the seed (i) = 1000 which is 1000, 1300 which is the comparison formula “1300−1000 × 0” is compared with 1000 which is the amount of the predetermined denomination. Then, as a result of the comparison, since 1300, which is the comparison formula “1300−1000 × 0”, is larger than the predetermined denomination amount of 1000, the return number adding step S22 is subsequently performed.
[0235]
In the return number addition step S22, the return number N is added by one to set the return number N = 1, and then the change payment determination step S21 is executed again.
[0236]
In the change payment determination step S21, similarly to the case where the number N of the predetermined denomination is N = 0, the return number N = 1, the same denomination (i) = 1000, and the surplus price (s) = 1300, so the comparison expression “1300−1000 × 1” Is again compared with the predetermined denomination amount of 1000. Then, as a result of the comparison, since 300, which is the comparison formula “1300−1000 × 1”, is smaller than 1000, the predetermined denomination return step S23 is subsequently executed.
[0237]
In the predetermined denomination return step S23, the
Therefore, at this stage, the customer has received a return of 1,000 yen, and the remaining amount is 300 yen.
[0238]
Next, a predetermined denomination determination step S24 for each customer is executed again, and it is determined whether or not the denomination (i) = 1,000 yen processed in the change payment determination step S21 to the predetermined denomination return step S23 is the predetermined denomination for each customer. As a result, since the predetermined denomination is 1000 yen for each customer, the change card determination step S26 is subsequently performed.
[0239]
In the change card determination step S26, it is determined whether or not the customer card C inserted in the card reader /
[0240]
Since the determination in the change card determination step S26 is the change card CC, a change amount setting step S27 is executed following the change card determination step S26. In the change amount setting step S27, the remaining 300 yen of the change already returned in cash in the change payment determination step S21 to the denomination change step S25 is set as the change amount (T). Step S28 is executed.
[0241]
In the premium point calculation step S28, since the total amount of money used by the customer was 4100 yen, this is a step of generating points corresponding to 4100 yen, in order to calculate the first point pt1 corresponding to the total amount of 4100 yen. Is added to 3%, which is the first rate, and 5%, which is the second rate for calculating the premium point pt2, which is the second point given to using the change card CC. The rate 8% is added to the total amount of 4100 yen to calculate the point pt = 328, and the calculated point pt = 328 is added to the point pt = 100 already recorded corresponding to the ID number of the change card CC. Then, a new point pt = 428 is calculated and replaced with the point pt. Therefore, the point pt = 428 added in the premium point calculation step S28 is the sum of the first point pt and the second point pt (equivalent to the first rate × the total amount + the second rate × the total amount). When the change card CC is used, the premium point which is the second point is added. Subsequent to the premium point calculation step S28, a change record determination step S31 is executed. In this embodiment, the total amount used for calculating the points is 4100 yen, which is the total amount of purchases made by the customer. However, in the point consumption determination step S11, the customer corresponds to the ID number of the customer card C. If the user desires to consume the points recorded as above, the total amount after the point consumption calculated in the point consumption step S12 may be 4000 yen, and similarly, it corresponds to the ID number of the change card CC. If the change of 300 yen that has been stored is consumed, the change amount of 300 yen may be reduced to 3700 yen, which is the total amount obtained by subtracting both points.
[0242]
Subsequent to the premium point calculation step S28, a change record determination step S31 is executed.
[0243]
However, there is a case where the change card determination step S26 branches to the change repayment step S29. Here, a case where it is determined that the customer card C is not the change card CC in the change card determination step S26 will be described. In this case, a change repayment step S29 is executed following the change card determination step S26. In the change repayment step S29, the change amount (T), which should be originally recorded corresponding to the ID number of the change card CC, is replaced with null, in which the total amount of change to be repaid is 300 yen. Subsequent to the change repayment step S29, a point calculation step S30 is executed.
[0244]
In the point calculation step S30, the
[0245]
In the change record determination step S31, it is determined whether or not the customer desires to record a change corresponding to the ID number of the change card CC, but the customer card C inserted in the card reader /
If the change record request button (not shown) or the cash return button (not shown) has not been pressed, no answer is automatically given and the additional writing determination step S36 is executed. In this case, since it is determined that there is no additional information in the additional writing determination step S36, the card removal confirmation step S40 is continuously performed, and the change recording determination step S31 is continuously performed until the card is removed. The process is repeated until the change record request button (not shown) or the cash return button (not shown) is pressed or the customer card C is pulled out. Therefore, the usage pattern of the customer card C can be changed by this repetition loop until the customer card C is removed.
[0246]
Subsequently, a surplus return confirmation step NN14 is executed. In the surplus return confirmation step NN14, first, a change return history determination step NN140 is executed. In the change return history determination step NN140, since the customer card C currently used is the change card CC and the entire change has not been returned in the change repayment step S29, the change amount setting step S32 is subsequently performed.
The customer card C currently used is the point card CP, the change has been completely returned in the change repayment step S29, and the customer wishes to record the change corresponding to the ID number of the customer card C. In this case, that is, when the customer card C is changed from being used as a point card CP to being used as a change card CC, the change return history in which change less than the upper limit predetermined denomination is returned in the change repayment step S29 is recorded. Therefore, in the change return history determination step NN140, a predetermined denomination setting step NN141 is performed for each customer, and a predetermined denomination for each customer when the customer card C is used as the change card CC is key operated by the customer. Set by inputting by. Next, a change prohibition denomination setting step NN142 is executed, and a prohibition denomination for each customer is set similarly to the predetermined denomination setting step NN141 for each customer. Next, a return display step NN143 is executed, and the
[0247]
If it is desired to change the use of the customer card C currently being processed from the point card CP to the change card CC, the usage form is changed by the predetermined denomination setting step NN141 for each customer and the return determination step NN144. Will be changed to In addition, in the predetermined denomination setting step NN141 or the change prohibition denomination setting step NN142 for each customer, when the customer card C or the point and change
[0248]
In the change amount setting step S32, the remaining 300 yen of the change already returned in cash in the change payment determination step S21 to the denomination changing step S25 is set as the change amount (T) = 300.
[0249]
Then, a premium point calculation step S33 is executed, and the first rate for calculating the first point pt1 = 3% and the second rate for calculating the second point, the premium point pt2 = 5%. Is added, and the added rate = 8% is multiplied by the total amount of 4100 yen to calculate a point pt = 328, and the point pt = 0 (corresponding to the ID number of the change card CC already recorded). (The point consumption has been requested in the point consumption request determination step S11, and the point consumption has already been set to 0 in the point consumption step S12), and 328 is calculated, and the point pt is set to point pt = 328. In this description, the point pt recorded corresponding to the ID number of the change card CC has been consumed and is 0 in the point consumption request determination step S11 and the point consumption step S12. If consumption is not desired, the point pt recorded corresponding to the ID number of the change card CC is not consumed. Therefore, in the premium point calculation step S33, the newly generated point pt = 328 and the change card The point pt = 428 obtained by adding the point pt = 100 recorded corresponding to the CC ID number is replaced as a new point pt. Then, the additional writing determination step S36 is continuously performed.
[0250]
If it is determined that the change is not recorded in accordance with the ID number of the point card CP or the change card CC in the change recording determination step S31, the change repayment step S34 and the point calculation step S35 are executed, and the change to be repaid is performed. The total amount of 300 yen is returned and the change amount (T) is set to 0. Subsequently, in the point calculation step S35, the first rate for calculating pt1 = 3% and the total amount = 4100 yen. Pt = 123, and the point pt = 123 and the point pt = 0 already recorded corresponding to the ID number of the point card CP. (Consumed step S12 already has 0 points) to calculate 123 and To set a point pt = 123 as cement pt. Then, the additional writing determination step S36 is continuously performed. At this time, even if the current customer card C to be processed is the change card CC, the usage form of the change card CC is not changed to the point card CP, but the additional writing determination step S36 is performed before the change repayment step S29. Before the above, a predetermined denomination setting step NN141 and a change prohibition denomination setting step NN142 for each customer may be provided so that the usage form can be changed so that the change card CC is used as the point card CP.
[0251]
When the additional writing determination step S36 is executed following the premium point calculation step S33, it is determined whether or not to perform the recording corresponding to the ID number of the change card CC, and the determination is made according to the ID number of the customer card C. If the content to be recorded is the same as the content already recorded, the card removal confirmation step S40 is continuously performed without recording again. If there is new information to be written, the recording step S37 is continued. Is executed, and here, since there is a new point pt and a change amount (T) to be recorded corresponding to the ID number of the change card CC, the recording step S37 is continuously performed. .
[0252]
In the recording step S37, since the newly generated point pt = 328, the recording date and time, the total purchase amount, and the paid cash amount have been changed, these are updated to the change card CC and the ID number of the change card CC is updated. Is recorded in the
[0253]
At this time, the contents recorded corresponding to the ID number of the change card CC are transmitted to each
[0254]
Next, a change recording step S38 is executed, and 300 yen, which is the change amount to be recorded, calculated in the change amount setting step S27 is recorded in the
[0255]
In the same manner as described above, the content recorded corresponding to the ID number of the change card CC is transmitted to each
[0256]
Next, the record notifying step S39 is executed, and the fact that the recording corresponding to the ID number of the change card CC and the display on the display unit C2 are finished is displayed on the
[0257]
Next, a card withdrawal confirmation step S40 is executed to determine whether or not the change card CC has been withdrawn from the card reader /
[0258]
Therefore, until the customer card C is pulled out from the card reader /
[0259]
The above is the case where the customer uses the change card CC and uses the point pt recorded corresponding to the ID number of the change card CC as part of the payment when the purchased product is settled. If the point pt = 100 recorded corresponding to the ID number of the card CC is not used as a part of the payment price, it is determined in the point consumption request determination step S11 that there is no consumption request, and the settlement price display step is continued. Since S16 is executed, the point pt is processed with the point pt = 100 recorded corresponding to the ID number of the change card CC, and the newly generated point pt = 328 in the premium point calculation step S28. Is set to point pt = 428, and a new point pt = 428 is set in recording step S37. It is recorded.
[0260]
Next, a case where the card inserted into the card reader /
The customer inserts the point card CP into the card reader /
[0261]
In the card insertion determination step S1, since the point card CP has been inserted, it is determined that the point card CP has been inserted, and the use count determination step S3 is subsequently executed.
[0262]
In the use count judging step S3, the use count of the point card CP is checked, and since it is less than the use limit, the use count addition step S4 is continuously executed to increase the use count by one, and the card reader /
[0263]
Subsequently, the settlement determination step S5 is executed, and the customer presses the change card member change button (not shown) provided in the
[0264]
In the card insertion determination step S41, since the point card CP has been inserted, the elapsed time determination step S43 is subsequently executed. In the card insertion determination step S41, if there is no card inserted (that is, it is determined based on the history information that the customer card C is not inserted first in the card insertion determination step S1), the input step S42 is executed, and the customer From the receipt you bring, you can manually enter the previous transaction total amount and the previous change amount. Then, an elapsed time determination step S43 is executed after the input step S42.
[0265]
In the elapsed time determination step S43, the elapsed time from the previous transaction is determined, and if the predetermined period, for example, three months or the period that goes over the settlement date of the store has not elapsed from the previous transaction date, the process is continued. Since the previous information reading step S44 is executed, the previous information reading step S44 is subsequently executed. In the description of this embodiment, since the predetermined period has not elapsed, the information reading step S44 was executed last time. However, if the predetermined period has elapsed, the point and change information recording process F is terminated.
[0266]
In the previous information reading step S44, the previous total amount of 2000 yen, the previous change amount of 300 yen, and the recorded point pt of 100 points are read from the point card CP by the card reader / writer.
[0267]
The point reading step S45 is executed following the previous information reading step S44, and the first point pt1, which is 100 points, recorded corresponding to the ID number of the inserted point card CP is read, and the points up to the previous point are read. Set pt to point pt = 100.
[0268]
Subsequently, the previous change amount replacing step S46 is executed, and the previous change information of 300 yen read based on the ID number of the point card CP in the previous information reading step S44 is replaced with new change information (s) = 300. Then, a denomination amount setting step S47 is subsequently performed.
[0269]
In the subsequently executed denomination amount setting step S47, the predetermined denomination is set to 10,000 yen, and at the same time, 10,000 yen, 5,000 yen, 1,000 yen, 500 yen, 1100 yen, 50 yen, and 10 yen. Set each denomination (i) of 5 yen and 1 yen to 0, that is, 10,000 yen, and set the number N of returns for each denomination (i) to 0. In the denomination (i) set at this time, i = 0 represents 10,000 yen, i = 1 represents 5,000 yen, i = 2 represents 1,000 yen, and i = 3 represents 500 yen. I = 4 represents one hundred yen, i = 5 represents fifty yen, i = 6 represents ten yen, i = 7 represents five yen, and i = 8 represents one yen. N represents the number of sheets, and is represented by a natural number such as N = 0, 1, 2, 3, 4,.... Therefore, the return number N [i], for example, when i = 2 and N = 3, the return number 3 [2] indicates that 1,000 yen is three, that is, 3000 yen. The predetermined denomination indicates the amount of change that the customer wishes to return by recording in correspondence with the ID number of the point card CP when the customer receives the change. If the seed is 1000 yen, a change of less than 1000 yen, ie, up to 999 yen, is recorded as change information corresponding to the ID number of the point card CP. Therefore, at this point, although the card type is the point card CP, the change information is recorded substantially, so that it is regarded as the change card CC.
[0270]
Next, in the predetermined denomination determining step S48, the upper limit predetermined denomination is compared with the predetermined denomination for each customer, and if the predetermined denomination for each customer is larger than the upper limit denomination, the predetermined denomination setting step S49 is continuously executed. Otherwise, the change payment determination step S50 is executed. Since the predetermined denomination for each customer is 1000 yen and the upper limit predetermined denomination is 5000 yen, the change payment determination step S50 is subsequently executed. If the upper limit denomination is, for example, 500 yen, the predetermined denomination setting step S49 is subsequently executed. A case where the upper limit predetermined denomination is 500 yen, which is not executed in this embodiment but is dared, will be described below. In the predetermined denomination setting step S49, the predetermined denomination for each customer recorded corresponding to the ID number of the change card CC is set as the upper limit predetermined denomination. Therefore, the predetermined denomination for each customer is treated as the upper limit predetermined denomination of 500 yen while the point and change information recording process F is being executed. By replacing the predetermined denomination for each customer with the upper limit predetermined denomination in this way, when the change card CC deposit total, which is a duty to report the deposit to the tax office of the store, exceeds 7 million yen, By changing the denomination of the upper limit predetermined denomination to the predetermined denomination, the amount of change returned in cash is increased, the amount of change information recorded corresponding to the ID number of the change card CC is reduced, and The adjustment can be made so that the total amount is 7 million yen or less.
[0271]
Subsequently, the change payment determination step S50 is executed. In the change payment determination step S50, the product of the number of returns N [i] and the customer's predetermined denomination represented by the denomination (i) is calculated from the positive unpaid amount (s) (surplus amount) of 2000 yen including 0 yen. The subtracted comparison formula is compared with the predetermined denomination amount. That is, the return number N = 0, the denomination (i) = 10000, which is 0, is subtracted from the surplus price (s) = 2000, and the comparison formula “2000−10000 × 0” is 2000 and the predetermined denomination is 10,000. As a result, the value of the predetermined denomination is larger, so that the predetermined denomination return step S52 is subsequently executed. In the predetermined denomination return step S52, the denomination (i) 10,000 yen of the currently processed return number N = 0 is returned (that is, in this case, the denomination is 0, so it is not substantially returned).
[0272]
Following the predetermined denomination return step S52, a predetermined denomination determination step S54 for each customer is executed, and the denomination (i) = 10,000 yen processed in the change payment determination step S50 to the predetermined denomination return step S52 is determined for each customer. As a result of the determination as to whether or not the customer is a denomination, the customer is not 1000 yen, which is the predetermined denomination for each customer.
In the denomination change step S55, the currently processed denomination (i) = 10000 is set as the next denomination (denomination (i) = 5000), and the change payment determination step S50 is executed again.
[0273]
In the change payment determination step S50, the denomination (i) is changed to 5,000 yen as in the case of the denomination (i) = 10000 yen, so the denomination (i) set in the denomination amount setting step S47 is When the number of returns is 5,000 yen, N = 0, denomination (i) = 5000, surplus price (s) = 2000, which is a comparison formula “2000−5000 × 0”, which is 2000 and a predetermined denomination amount. Compare with 5000. As a result, since the amount of the predetermined denomination is larger, the predetermined denomination return step S52 is subsequently executed.
[0274]
In the predetermined denomination return step S52, the denomination (i) of the currently processed number of returned N = pieces (i) 5,000 yen is returned (in this case, 0 coins are not actually returned).
[0275]
After the predetermined denomination return step S52, the predetermined denomination determination step S54 for each customer is executed again, and the denomination (i) = 5,000 yen processed in the change payment determination step S50 to the predetermined denomination return step S52 is determined for each customer. As a result of the determination as to whether or not the denomination is a predetermined denomination, since the predetermined denomination for each customer is not 1000 yen, a denomination change step S55 is executed.
[0276]
In the denomination change step S55, the denomination (i) = 5000 currently being processed is set to the next denomination (i) = 1000, and the change payment determination step S50 is subsequently executed again.
[0277]
In the change payment determination step S50, the denomination (i) has been changed to 1,000 yen, so the number of returns N = 0 when the denomination (i) set in the denomination amount setting step S47 is 1,000 yen, The comparison formula “2000-1000 × 0” is obtained from the denomination (i) = 1000 and the surplus price (s) = 2000, and the comparison formula “2000-1000 × 0” is compared with the predetermined denomination value of 1000. I do. Then, as a result of the comparison, since the comparison formula is larger, the return number adding step S51 is continuously performed, the return number N is added by one to set the return number N = 1, and the change payment determination step S50 is again performed. Execute.
[0278]
In the change payment determination step S50, since the returned number N = 1, 1000, which is the comparison formula “2000−1000 × 1”, and 1000, which is the amount of the predetermined denomination, are compared again. Since 1000 which is “2000−1000 × 1” is equal to 1000 which is the amount of the predetermined denomination, the return number adding step S51 is executed again, and the return number N is added by one to set the return number N = 2, Subsequently, the change payment determination step S50 is executed again.
[0279]
In the change payment determination step S50, since the returned number N = 2, the comparison expression "2000-1000 × 2" of 0 is again compared with the predetermined denomination value of 1000, and as a result of comparison, the comparison expression Since “2000−1000 × 1” is smaller, the predetermined denomination return step S52 is subsequently executed.
[0280]
In the predetermined denomination return step S52, the
Therefore, at this stage, the customer has received a return of 2000 yen, and the remaining amount is 0 yen.
[0281]
Next, a predetermined denomination determination step S54 for each customer is executed again, and it is determined whether or not the denomination (i) = 1,000 yen processed in the change payment determination step S50 to the predetermined denomination return step S52 is a predetermined denomination for each customer. As a result, since the predetermined denomination is 1000 yen for each customer, the change card determination step S56 is subsequently performed.
[0282]
In the change card determination step S56, the remaining change amount already returned in cash as the previous information in the change payment determination step S50 to the denomination change step S55 is set as the change amount (T) = 0, and subsequently, The display step S57 is performed.
[0283]
In the display step S57, the change amount (T) previously paid out, that is, the change amount (T) = 0 calculated in the denomination amount setting step S47 to the change amount setting step S56 is displayed on the
[0284]
Next, a change return receiving step S58 is executed. The change return accepting step S58 is a step of accepting that the customer pays the previous change amount (T) = 0, and the amount of the change is changed to a change card newly issued or changed from the point card CP. The amount stored in the CC as change information. In this example, since the change amount (T) is 0, the next step is executed without waiting for the payment in the change return receiving step S58. In the change return receiving step S58, when waiting for payment, the received amount is subtracted from the previous change (T) to calculate the shortage amount.
[0285]
In the change return determination step S59, it is monitored whether or not the received amount has reached the previous change amount (T). However, since the change amount (T) is already 0, the change amount has reached the previous change amount (T) and the change is immediately made. The replacement step S60 is executed. In the change return determination step S59, if the previous change amount (T) has not been reached, the display step S57 is executed again.
[0286]
Therefore, from the display step S57 to the change return determination step S59, it is possible to always wait for payment from the customer until the previous change amount (T) is paid, and when the change amount is reached, the next step can be executed. .
[0287]
Next, a change replacement step S60 is executed. In the change replacement step S60, the last change amount (T) = 0 paid by the customer is stored in the
[0288]
Subsequent to the change replacement step S60, a premium point calculation step S61 is executed, and a point corresponding to the total amount of money last used by the customer = 2000 is generated. Therefore, the second point given to the use of the change card CC is provided. The second rate for calculating the premium point pt2, which is a point, is multiplied by the previous total amount = 2000 to calculate the point pt = 100, and the calculated point pt = 100 and the ID number of the point card CP already exist. A new point pt = 200 is calculated by adding the corresponding recorded point pt = 100, and is replaced with 200 as the point pt. Accordingly, the point pt added in the premium point calculation step S61 corresponds to the change number using the change card CC and the ID number of the change card CC since the first point pt1 has already occurred at the time of the previous shopping. The first point pt1 and the second point pt1 and the second point pt2 when the change card CC is used are calculated by calculating only the premium point pt2, which is the second point generated by the recording, and adding it to the point pt generated up to the previous time. Is added. Subsequent to the premier point calculation step S61, a point recording step S62 is executed.
[0289]
In the point recording step S62, the new point pt = 200 calculated in the premier point calculation step S61 is recorded in the
[0290]
Then, the information recorded corresponding to the ID number of the change card CC in the point recording step S62 is transmitted to all the
All the
[0291]
When the point recording step S62 ends, a change recording step S38 is subsequently performed. The operations in and after the change recording step S38 are as described above. Therefore, the card insertion determination step S41 to the point recording step S62 are steps performed when the customer changes the point card CP used so far to the change card CC.
[0292]
Next, the point and change
As shown in FIG. 10, the
[0293]
The card reader / writer 61 is the same as the card reader /
[0294]
The
[0295]
The
The
[0296]
The
[0297]
Hereinafter, control of the
[0298]
Hereinafter, the point and change information recording process F will be described based on the signal exchange between the
[0299]
The customer pays for the purchase price by the
[0300]
In the
[0301]
Hereinafter, the normal settlement will be described.
[0302]
Subsequent to the settlement determination step S5, the processing from the change information determination step S7 to the point reading step S10 for the customer card C is performed.
[0303]
Next, a point consumption desire determination step S11 is executed. The point consumption desire determination step S11 may be formed so that the customer presses a selection button (not shown) provided on the
[0304]
Next, in the executed point consumption step S12, the card reader / writer 61 consumes the change recorded for each point and card based on the information read in the change information reading step S9 and the point reading step S10, thereby reducing the payment amount. Process to settle as part.
[0305]
Then, the settlement price display step S16 to the predetermined denomination setting step S20 to be executed next are processed in the same manner as the processing of the
[0306]
The change payment determination step S21 to the denomination change step S25 are also processed in the same manner as in the case of the
[0307]
The change card determination step S26 to the point calculation step S35 are performed in the same manner as the processing by the
[0308]
Hereinafter, similarly, each step of the predetermined denomination return step S36 to the point recording step S62 is performed in the same manner as the processing by the
[0309]
In each step, for example, when the information necessary for processing such as the total amount of the purchase price is information that cannot be obtained by the
[0310]
Accordingly, the
[0311]
The
[0312]
Next, a case in which a notification is made when the total change amount, which is an integrated amount of change amounts recorded in all change cards CC corresponding to the ID numbers recorded in the change cards CC, is equal to or more than the upper limit amount will be described with reference to FIG.
[0313]
The
[0314]
Then, in the
[0315]
Next, a notification determination step NN121 is performed. In the notification determination step NN121, an upper limit to be compared with the total change amount is set in advance, and the total change amount calculated in the total change amount totalizing step NN120 is compared with the set upper limit amount. If the value is large, the user is instructed to sound an alarm or to display a notification on the
[0316]
Further, as shown in FIG. 9B, a total amount determining step NN130 is provided after the total change amount totalizing step NN120, and a total amount displaying step NN131 is provided. The total amount determination step NN130 is a step for determining whether or not to display the total change amount totalized in the total change amount totalization step NN120, and when a display designation switch (not shown) provided in the
[0317]
The total amount display step NN131 is a step of displaying the total change amount totalized in the total change amount totalizing step NN120 on a display (not shown) provided in the
[0318]
Therefore, when the display designating switch (not shown) for displaying the total amount is pressed from the
[0319]
As a result, the store can see the total change amount recorded corresponding to the ID number of the issued change card CC, and can give an appropriate instruction.
[0320]
Further, the total amount determining step NN130 and the total amount displaying step NN131 may be provided between the total change amount totalizing step NN120 and the notification determining step NN112 shown in FIG.
[0321]
Therefore, according to the present invention, the user can select whether to return the change in full cash or to record a portion of the change less than a predetermined denomination in correspondence with the ID number of the customer card. For example, it is not necessary to receive change as change. On the other hand, on the store side, if the cash for the change is not refunded, it is made to correspond to each customer card and recorded and becomes available as cash equivalent when returning to the store again, so the amount recorded as change can be used as funds, Store management can be performed more smoothly.
[0322]
According to the present invention, in addition to being able to select whether to return the change in full cash or to record a portion of the change that is less than a predetermined denomination in correspondence with the ID of the customer card, Until the customer card is pulled out, the change return method can be selected again by the selection means. Even if the return method is selected by mistake, the return method can be changed until it is determined that the customer card has been pulled out. .
[0323]
Similarly, the user can select whether to return the change in full cash or to record a portion of the change less than a predetermined denomination in correspondence with the ID of the customer card. For example, it is not necessary to receive change as change. In addition, the customer card to be used is a change card, and the change can be automatically recorded and used as a change card unless otherwise specified. The customer card is a point card, and the point card is automatically formed unless otherwise specified. Will be available without recording change.
[0324]
Further, according to the present invention, if the predetermined denomination for each customer for each customer card set in the customer card is higher than the predetermined upper limit predetermined denomination, the predetermined denomination for each customer is set to the upper limit predetermined denomination. Can be changed, and the amount stored at the store by all customer cards can be adjusted. Further, a predetermined denomination for each customer of each customer card can be automatically changed with a predetermined date. Thus, for example, when a counterfeit card is sold, the upper limit predetermined denomination is reduced to 1 yen or the like, and the advantage of using the counterfeit card can be eliminated to eliminate the counterfeit card. Furthermore, when closing the store or closing the account, when the deposit is lost, the upper limit predetermined denomination is set to 0 yen and operated for a predetermined period, and the total change information as the deposit recorded for all customer cards is reduced to 0 yen. It becomes possible to approach. Further, as a result of changing the product lineup, the age group of the customer becomes lower, and if the deposit of less than 1,000 yen is inappropriate, it is possible to change the deposit to less than 100 yen. Furthermore, a predetermined denomination for each customer can be changed for each customer card at the discretion of the store clerk, thereby making it possible to change only the desired card used.
[0325]
Further, according to the present invention, it is notified that the total amount of all the customer cards of the change amount recorded for each customer card is equal to or more than a predetermined amount, so that the store can be adjusted so as not to have a deposit of the predetermined amount or more. In addition, since the store clerk can directly confirm that the total amount of the change amount recorded for each customer card is equal to or more than a predetermined amount, the total amount of the change amount recorded for each customer card is notified. If not, the store clerk can confirm it and can adjust the store appropriately so that the store does not have a deposit of a predetermined amount or more. Further, since the amount of the total deposit represented by the total change information can be adjusted so as to be a predetermined amount, the adjustment can be made so that there is no obligation to report and report to the bureau of the Ministry of Finance.
[0326]
Further, even for customer cards such as leuco type cards and cloudy type cards, in which the number of times of use of the storage and display means of the card is short, by setting the safe use limit number in advance, the card having reached the use limit number can be used. Since the customer can be collected and a new customer card can be issued, the trouble of reissuing can be saved.
[0327]
Further, since the settlement price can be accepted from the customer before the total purchase price of all the products to be purchased, the purchase price can be received before the clerk scans all the products, and the time required for the settlement can be reduced.
[0328]
Further, by setting the change prohibition denomination in advance, the change is not paid by the set denomination, so that the customer does not need to receive an undesired denomination as change.
[0329]
Furthermore, a history information recording means is provided, and the automatic price adjustment apparatus and the history information recording means are connected by a network LAN2 different from the POS network LAN1, so that the automatic price adjustment system can be easily added to an existing POS system. Introduction costs can be reduced. Further, in the case where the history information recording means is provided in the automatic payment apparatus, the installation place of the history information recording means may not be separately provided. Further, by providing the history information recording means in all the automatic payment apparatuses, even if a trouble occurs in the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall explanatory diagram of a POS system to which a POS register device is connected.
2A is an explanatory diagram illustrating a front side of a customer card C, and FIG. 2B is an explanatory diagram illustrating a back side of the customer card C.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a payment machine according to another embodiment.
FIG. 5 is a flowchart illustrating an embodiment.
FIG. 6 is a flowchart following FIG. 5;
FIG. 7 is a flowchart following FIG. 6;
FIG. 8 is a flowchart obtained by partially changing FIG. 5;
FIG. 9 is an explanatory diagram showing processing of a central computer.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing another embodiment.
11A and 11B are schematic diagrams showing the flow of a customer card C, cash, and change, wherein FIG. 11A shows a time when a customer card is issued, FIG. Represent the time of issue
12 is a flowchart showing a part of FIG. 6 in detail.
FIG. 13 is a flowchart illustrating a history process.
FIG. 14 is a flowchart for explaining notification and change of the total amount of deposit;
FIG. 15 is a history information list.
[Explanation of symbols]
C customer card
C1 Magnetic recording unit
C2 display
CP reward card
CC change card
LAN1 POS network
LAN2 Network of automatic payment system
1 POS system
2 Central management computer
3 POS register
31 Key operation section
32 Safe
33 Price display
34 Barcode Reader
35 Handy reader unit
36 Card Reader / Writer
37 Control unit
38 Total end button
4 Payment machine
41 Cash Underwriting Department
42 Card Reader / Writer
43 Control unit
44 Change Payment Department
45 Display
46 Purchase button
47 History storage unit
48 Change record button
49 Change return button
5 POS terminal
6 point and change information recording device
61 Card Reader / Writer
62 Cash Underwriting Department
62a Bill accepting unit
62b Money accepting unit
63 Change return port
64 control unit
65 Money slot
66 Bill slot
67 Display
100 Conventional POS register device
s Unpaid amount (surplus)
F point and change information recording processing
S card confirmation processing
S1 Card insertion judgment step
S2 Card issuing step
S3 Usage count determination step
S4 Usage count addition step
S5 Settlement judgment step
S7 Change information judgment step
S8 Change information replacement step
S9 Change information reading step
S10 Point reading step
S11 Point consumption hope judgment step
S12 point consumption step
S16 Settlement price display step
S17 Deposit receiving step
S171 Deposit receiving step
S172 Settlement price calculation step
S173 Payment end determination step
S18 Money type amount setting step
S19 Predetermined denomination determination step
S20 Predetermined denomination setting step
S21 Change payment determination step
S22 Return number addition step
S23 Return of predetermined denomination
S24 Predetermined denomination determination step for each customer
S25 Denomination change step
S26 Change card judgment step
S27 Change amount setting step
S28 Premier point calculation step
S29 Change repayment step
S30 point calculation step
S31 change record determination step
NN14 Surplus return confirmation step
NN140 Change return history judgment step
NN141 Predetermined denomination setting step for each customer
NN142 Change prohibition denomination setting step
NN143 Return display step
NN150 history update step
NN151 data update determination step
NN152 data receiving step
NN153 data transmission step
S32 Change amount setting step
S33 Premier point calculation step
S34 Change repayment step
S35 Point calculation step
S36 Additional writing determination step
S37 Recording step
S38 Change recording step
S39 Record notification step
S40 Card removal confirmation step
S41 Card insertion judgment step
S42 Input step
S43 Elapsed time half-step
S44 Previous information reading step
S45 Point reading step
S46 Previous change amount replacement step
S47 Denomination amount setting step
S48 Predetermined denomination determination step
S49 Predetermined denomination setting step
S50 Change payment determination step
S51 Return number addition step
S52 Return of predetermined denomination
S53 Surplus price subtraction step
S54 Predetermined denomination step for each customer
S55 Denomination change step
S56 Change amount setting step
S57 display step
S58 Change return receiving step
S59 Change return determination step
S60 Change replacement step
S61 Premier point calculation step
S62 Point recording step
S63 Total amount calculation step
S64 Notification judgment step
S65 notification step
S66 Upper limit predetermined denomination setting change step
S67 Upper limit predetermined denomination change step
S68 Upper limit predetermined denomination return step
S69 Upper limit denomination change step
Claims (44)
前記所定額を所定値に変更可能な所定額変更ステップとを有することを特徴とする精算方法。A step in which a portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time;
A step of changing the predetermined amount to a predetermined value.
前記所定額を所定値に変更可能なことを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体。A portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time,
A recording medium recording adjustment software, wherein the predetermined amount can be changed to a predetermined value.
前記所定額を所定値に変更する所定額変更手段とを有することを特徴とする精算装置。Change recording means for recording a portion of the change less than a predetermined amount corresponding to each ID as change information and enabling the change to be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time;
A settlement device comprising: a predetermined amount changing means for changing the predetermined amount to a predetermined value.
ＩＤ毎に記録した預かり金である釣銭情報の総額を集計する集計ステップと、集計ステップの集計した総額が所定上限預かり金総額より大きいか所定上限預かり金総額以上の場合に報知する報知ステップとを有することを特徴とする精算方法。A step in which a portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time;
A counting step of counting the total amount of change information, which is a deposit recorded for each ID, and a reporting step of notifying when the total amount of the counting step is greater than or equal to or greater than a predetermined upper limit deposit total. A settlement method characterized by having.
ＩＤ毎に記録した預かり金である釣銭情報の総額を集計し、
ＩＤ毎に記録した釣銭情報を集計した総額が所定上限預かり金総額より大きいか所定上限預かり金総額以上の場合に報知することを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体。A portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time,
Aggregate the total amount of change information that is the deposit recorded for each ID,
A recording medium recording settlement software, wherein the notification is made when the total sum of change information recorded for each ID is greater than or equal to or greater than a predetermined upper limit deposit amount.
ＩＤ毎に記録した預かり金の総額を集計する集計手段と、
集計手段の集計した総額が所定上限預かり金総額より大きいか所定上限預かり金総額以上の場合に報知する報知手段とを有することを特徴とする精算装置。Change recording means for recording a portion of the change less than a predetermined amount corresponding to each ID as change information and enabling the change to be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time;
Counting means for counting the total amount of deposits recorded for each ID;
A settlement unit for notifying when the total sum totaled by the totaling unit is larger than a predetermined upper limit deposit amount or equal to or larger than the predetermined upper limit deposit total amount.
ＩＤ毎に記録した預かり金である釣銭情報の総額を集計する集計ステップと、集計ステップの集計した総額を表示する表示ステップとを有することを特徴とする精算方法。A step in which a portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time;
A settlement method comprising: a totaling step of totalizing change information as deposit money recorded for each ID; and a display step of displaying the totalized total of the totaling step.
ＩＤ毎に記録した預かり金である釣銭情報の総額を集計し、
ＩＤ毎に記録した釣銭情報を集計した総額を表示することを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体。A portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and can be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time,
Aggregate the total amount of change information that is the deposit recorded for each ID,
A recording medium on which adjustment software is recorded, wherein a total amount of change information recorded for each ID is displayed.
ＩＤ毎に記録した預かり金の総額を集計する集計手段と、
集計手段の集計した総額を表示する表示手段とを有することを特徴とする精算装置。Change recording means for recording a portion of the change less than a predetermined amount corresponding to each ID as change information and enabling the change to be applied as a part of the settlement price at the time of settlement next time;
Counting means for counting the total amount of deposits recorded for each ID;
Display means for displaying the total amount calculated by the totaling means.
カウントされた使用回数と使用限度回数とを比較し、カウントされた使用回数が使用限度回数以内の場合には、カードを返却させ、使用限度回数を超えた場合には予め定める所定処理を行うステップとを有することを特徴とするリライトカード処理方法。Counting the number of uses for each rewritable card that erases the print and prints again;
Comparing the counted number of times of use with the number of times of use limit, and if the counted number of times of use is within the number of times of use limit, returning the card; and, if the number of times of use exceeds the number of times of use limit, performing predetermined processing. And a method for processing a rewrite card.
カウントされた使用回数と使用限度回数とを比較し、カウントされた使用回数が使用限度回数以内の場合には、カードを返却させ、使用限度回数を超えた場合には予め定める所定処理を行うことを特徴とするリライトカード処理用ソフトウェアを記録した記録媒体。Count the number of uses for each rewritable card that erases the print and reprints it,
Compare the counted number of uses with the limit of use.If the counted number of uses is within the limit of use, return the card.If the count exceeds the limit of use, perform predetermined processing. A recording medium on which rewrite card processing software is recorded.
カウントされた使用回数と使用限度回数とを比較し、カウントされた使用回数が使用限度回数以内の場合には、カードを返却させ、使用限度回数を超えた場合には予め定める所定処理を行う所定処理実施手段とを有することを特徴とするリライトカード処理装置。Counting means for counting the number of uses for each rewritable card which erases the print and prints it again,
The counted number of times of use is compared with the number of times of use, and if the number of times of use is within the number of times of use, the card is returned. A rewritable card processing apparatus comprising: processing means.
預かり金以外の釣銭をＩＤ毎に設定した釣銭禁止金種以外の金種で返却するステップとを有することを特徴とする精算方法。A step in which a portion of the change which is less than a predetermined amount is recorded as change information in association with each ID, and used as a deposit which can be applied as a part of the purchase price at the time of settlement next time;
Returning the change other than the deposit to a denomination other than the change prohibition denomination set for each ID.
預かり金以外の釣銭をＩＤ毎に設定した釣銭禁止金種以外の金種で返却することを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体。A portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and is used as a deposit that can be applied as part of the purchase price at the time of settlement next time,
A recording medium in which adjustment software is recorded, wherein change other than the deposit is returned in a denomination other than a change prohibition denomination set for each ID.
預かり金以外の釣銭をＩＤ毎に設定した釣銭禁止金種以外の金種で返却する禁止金種釣銭返却手段とを有することを特徴とする精算装置。Change recording means for recording a change less than the predetermined amount of the change corresponding to each ID as change information, and making it a deposit that can be applied as a part of the purchase price at the time of settlement next time;
A settlement device comprising a prohibited-kind change return means for returning change other than a deposit in a denomination other than a change-prohibited denomination set for each ID.
購入代金の入金を随時受付けて積算するステップと、
精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、積算された入金総額を積算した商品の代金の精算金として精算可能にするステップと、
を有することを特徴とする精算方法。Receiving and accumulating the price of the product at any time;
Receiving and accumulating the payment of the purchase price at any time,
A step of, when receiving a finalized input instructing to settle the account, enabling the settled sum of the sum of the deposits to be settled as a sum of the price of the summed product;
A settlement method comprising:
購入代金総額の入金を随時受付けて積算し、
精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、積算された入金総額を積算した商品の代金の精算金として精算可能なことを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体。We accept the price of the product at any time and accumulate,
We accept payment of the total purchase price at any time and accumulate it,
A recording medium on which settlement software is recorded, wherein the settlement software can be settled as a settlement of the sum of the sum of the deposits when a finalized input for instructing the settlement is received.
購入代金の入金を随時受付けて精算する入金精算手段と、
精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、積算された入金総額を積算した商品の代金の精算金として精算可能にする釣銭計算手段と、
を有することを特徴とする精算装置。A means for estimating and accumulating the price of the product at any time;
A payment settlement means for receiving payment of the purchase price at any time and making payment,
A change calculation means for allowing, when receiving a finalized input instructing to settle the payment, to settle the sum of the total amount of payment as a payment for the sum of the product,
A settlement device comprising:
商品の代金を随時受け付けて積算するステップと、
購入代金の入金を随時受付けて精算するステップと、
精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、前記預かり金、及び／又は、前記積算された入金総額によって積算した商品の代金を精算するステップと、
を有することを特徴とする精算方法。A step in which a portion of the change which is less than a predetermined amount is recorded as change information in association with each ID, and used as a deposit which can be applied as a part of the purchase price at the time of settlement next time;
Receiving and accumulating the price of the product at any time;
Receiving the payment of the purchase price at any time and adjusting the payment,
When receiving a confirmation input instructing to settle the account, the step of adjusting the deposit and / or the price of the product integrated by the integrated total amount of payment;
A settlement method comprising:
商品の代金を随時受け付けて積算し、
購入代金の入金を随時受付けて積算し、
精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、前記預かり金、及び／又は、前記積算された入金総額によって積算した商品の代金を精算することを特徴とする精算用ソフトウェアを記録した記録媒体。A portion of the change that is less than a predetermined amount is recorded as change information in correspondence with each ID, and is used as a deposit that can be applied as part of the purchase price at the time of settlement next time,
We accept the price of the product at any time and accumulate,
We accept payment of purchase price at any time and accumulate,
A recording medium recording settlement software, wherein the settlement money and / or the product price accumulated based on the accumulated total amount of payment are settled when a confirmation input for instructing the settlement is received.
商品の代金を随時受け付けて積算する代金積算手段と、
購入代金の入金を随時受付けて精算する入金精算手段と、
精算するよう指示する確定入力を受けた場合に、前記預かり金、及び／又は、前記積算された入金総額によって積算した商品の代金を精算する釣銭計算手段と、
を有することを特徴とする精算装置。Change recording means for recording a portion of the change less than a predetermined amount corresponding to each ID as change information and as a deposit that can be applied as a part of the purchase price at the time of the next settlement,
A means for estimating and accumulating the price of the product at any time;
A payment settlement means for receiving payment of the purchase price at any time and making payment,
A change calculating means for adjusting the deposit and / or the product price accumulated by the accumulated total amount of deposit when receiving a finalization input instructing the settlement;
A settlement device comprising:
精算装置ネットワークによって接続された精算装置は、ＩＤ毎の釣銭情報或は該釣銭情報を獲得するための要素データを各精算装置相互間でリードライト可能であることを特徴とする精算装置。Change information acquisition that is connected to a POS machine of a POS system that connects POS machines each other through a POS network and that includes a price accumulation means that counts and accumulates the price of goods, and acquires change information based on information obtained from the POS machine. Means and a change recording device comprising change recording means for recording change information obtained by the change information obtaining means as a deposit which can be applied as a part of the purchase price at the time of settlement next time in the recording device for each ID. Connected by a device network,
A settlement apparatus connected to the settlement apparatus network, wherein change information for each ID or element data for acquiring the change information can be read and written between the settlement apparatuses.
精算装置ネットワークによって接続された精算装置は、ＩＤ毎のポイント積算値或は該ポイント積算値を獲得するための要素データを各精算装置相互間でリードライト可能であることを特徴とする精算装置。POS machines that count the price of goods are connected to a POS machine of a POS system that connects the POS machines to each other by a POS network, and the point information acquisition means acquires point information based on information obtained from the POS machine, and the point information acquisition means A point accumulation recording means for accumulating the acquired point information in association with each ID and recording the accumulated point information in a recording device, and a settlement device having point subtraction means for subtracting a predetermined point from the point accumulation value recorded by the point accumulation recording means. Connected by a checkout device network,
A settlement device connected by a settlement device network, wherein the point accumulation value for each ID or element data for obtaining the point accumulation value can be read and written between the settlement devices.
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002196798A JP2004038710A (en) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | Adjustment method, recording medium having adjustment software, adjustment device, rewrite card processing method, recording medium having rewrite card processing software, and rewrite card processor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002196798A JP2004038710A (en) | 2002-07-05 | 2002-07-05 | Adjustment method, recording medium having adjustment software, adjustment device, rewrite card processing method, recording medium having rewrite card processing software, and rewrite card processor |
Related Child Applications (6)
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| JP2005346729A (en) * | 2005-06-30 | 2005-12-15 | Mars Engineering Corp | Fare adjustment method and recording medium described with software for fare adjustment and fare adjustment device |
| JP2005353082A (en) * | 2005-06-30 | 2005-12-22 | Mars Engineering Corp | Settlement method, recording medium with settlement software recorded thereon, and settlement device |
| JP2021051782A (en) * | 2020-12-17 | 2021-04-01 | 東芝テック株式会社 | Accounting machine and program therefor, and checkout system |
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-
2002
- 2002-07-05 JP JP2002196798A patent/JP2004038710A/en active Pending
Cited By (5)
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| JP2005353082A (en) * | 2005-06-30 | 2005-12-22 | Mars Engineering Corp | Settlement method, recording medium with settlement software recorded thereon, and settlement device |
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| US11195161B2 (en) | 2016-05-23 | 2021-12-07 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Checkout system |
| JP2021051782A (en) * | 2020-12-17 | 2021-04-01 | 東芝テック株式会社 | Accounting machine and program therefor, and checkout system |
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