JP2004038675A - 情報処理装置及びその情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を常に得ることができ、信頼性、低消費電力を実現し得る情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置には、パソコン2、ビデオレコーダ5、ホームサーバ3等の複数の情報記憶装置が接続されている。情報処理装置は、各情報記憶装置に記憶されたファイルを相互に利用する。複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台のホームサーバ3には、全ての情報記憶装置のファイル管理情報を記憶するフラッシュメモリ20が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】情報処理装置には、パソコン2、ビデオレコーダ5、ホームサーバ3等の複数の情報記憶装置が接続されている。情報処理装置は、各情報記憶装置に記憶されたファイルを相互に利用する。複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台のホームサーバ3には、全ての情報記憶装置のファイル管理情報を記憶するフラッシュメモリ20が設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台のビデオレコーダ、パーソナルコンピュータ、又はサーバ等の情報記憶装置がネットワークで接続された情報処理装置及びその情報処理方法に関するものであり、特に、複数台の情報記憶装置が相互に他の情報記憶装置のファイルを利用するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像情報や音声情報をはじめとする各種の情報がデジタル化され、それら情報をランダムアクセス性に優れたディスク媒体に記録する情報記憶装置が商品化されている。
【0003】
また、情報のデジタル化に合わせて、デジタル情報をネットワーク内で相互に利用する情報処理装置が開発されており、一例として、例えば、特開2000−349833号公報(公開日:平成12年12月15日)に開示された情報処理装置がある。
【0004】
以下に、従来の情報処理装置について、図10ないし図15に基づいて説明する。
【0005】
図10に示すように、バス104にはパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)102、ビデオレコーダ105及びサーバ102等の複数の情報記憶装置等が接続されている。
【0006】
各情報記憶装置等の機能について説明する。
【0007】
まず、ビデオレコーダ105は、テレビ106の放送等の動画情報を圧縮処理して、内蔵されたハードディスク装置等の記憶装置に記憶する情報記憶装置である。
【0008】
上記ビデオレコーダ105には、図11に示すように、内部バス110に各ブロックが接続されている。同図におけるビデオコントローラ112は各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース111は、上記バス104と接続するためのものであり、バス104に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。チューナ107は、上記テレビ106の放送を受信するためのものである。
【0009】
ENC/DEC108は、動画情報を所定の圧縮方式で圧縮又は伸張するものである。記録時にはENC/DEC108への入力信号がチューナ107や図示しない外部入力端子からアナログ又はデジタル信号として与えられる。ENC/DEC108にて圧縮処理されたデータは、ビデオハードディスク装置109に転送されファイルとして保存される。また、再生時には、圧縮データファイルがビデオハードディスク装置109から読み出され、ENC/DEC108に転送されて伸張処理が行われる。伸張された動画情報はビデオインタフェース113に送られ、接続されるテレビ106に適合した信号形式に変換される。
【0010】
ユーザインタフェース114は、リモコン、操作ボタン等のユーザの操作をビデオコントローラ112に伝達したり、ビデオコントローラ112からの情報を表示したりするためのものである。
【0011】
次に、図10に示すように、サーバ127は、前記ビデオレコーダ105にて作成した動画情報やパソコン102にて作成した各種の情報等をファイルとして保存するための情報記憶装置である。
【0012】
上記サーバ127では、図12に示すように、内部バス119に各ブロックが接続されている。サーバコントローラ117は、各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース116は、上記バス104と接続するためのものであり、バス104に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。サーバハードディスク装置115は、各種の情報を保存するための記憶装置である。
【0013】
ユーザインタフェース118は、リモコン、操作ボタン等のユーザの操作をサーバコントローラ117に伝達したり、サーバコントローラ117からの情報を表示したりするためのものである。
【0014】
一方、図10に示すように、パソコン102は、実行するソフトウェアに応じて各種の情報処理ができる情報記憶装置である。代表的な処理内容としては、ホームページ閲覧、電子メール、文書作成、印刷、表計算、画像処理、動画再生、音声再生等の処理がある。また、拡張ボードにより機能を追加、変更することができる。例えば、チューナ/ビデオキャプチャボードを追加することにより、テレビ放送を見たり、動画情報を圧縮処理したりすることができるようになる。この場合、ビデオレコーダ105とほぼ同様な機能を実現できる。
【0015】
なお、パソコン102には、図示しないハードディスク装置や光ディスク装置等の記憶装置が内蔵又は外部接続されている。
【0016】
ディスプレイ101は、動画情報等を表示する装置である。このディスプレイ101では、図13に示すように、内部バス125に各ブロックが接続されている。ディスプレイコントローラ123は各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース122は、前記バス104と接続するためのものであり、バス104に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。
【0017】
デコーダ120は、圧縮データファイルを伸張するものである。再生時には、バス104を通じて圧縮データファイルが読み出され、このデコーダ120に転送されて伸張処理が行われる。
【0018】
伸張された動画情報は、ディスプレイ画面121に表示される。ユーザインタフェース124は、リモコン、操作ボタン等のユーザの操作をディスプレイコントローラ123に伝達したり、ディスプレイコントローラ123からの情報を表示したりするためのものである。圧縮データファイルを読み出す対象としては、記憶装置を備えた情報記憶装置であればどれでもよく、パソコン102、ビデオレコーダ105、サーバ127のいずれからでも読み出すことができる。また、ディスプレイ101では、動画情報だけでなく、静止画やホームページ閲覧等も可能である。これらの表示処理はディスプレイコントローラ123のソフトウェアにより実現される。
【0019】
以上説明したように、記憶装置を備えた情報記憶装置がネットワーク内に複数台接続されている場合、記憶装置を共有することができる。ファイル共有のためのファイルシステムとしては、NFS(Network File System)等がある。
【0020】
このように記憶装置を共有する場合、例えば、ビデオレコーダ105のビデオハードディスク装置109の空き容量が不足した場合、空き容量を増やすため、ビデオハードディスク装置109のファイルをサーバ127のサーバハードディスク装置115に移動させることが行われる。そして、ビデオハードディスク装置109に必要な空き容量を確保した後、テレビ106の放送等を録画する。この場合のファイルの移動はビデオレコーダ105のビデオコントローラ112のプログラムにより自動的に処理される。
【0021】
このとき、ファイルの移動先に関する情報をビデオレコーダ105のファイル管理情報領域に記録する。ファイル管理情報領域は、ビデオハードディスク装置109等、電源を切っても情報を保持できる記憶装置に配置されている。ファイル管理情報を読み取ることにより、ファイルの移動先を知ることができる。
【0022】
ファイル移動前後のファイル管理情報を、図14及び図15に示す。図14(a)はファイル移動前のビデオレコーダ105のファイル管理情報であり、図14(b)はサーバ127のファイル管理情報である。
【0023】
図14(a)に示すように、ビデオレコーダ105のファイル管理情報により、ファイル移動前においては、ビデオレコーダ105にはビデオ番組Title1、Title2等が記録されており、そのファイル名はそれぞれVideoFile1、VideoFile2であることがわかる。また、ファイル管理情報における装置名の欄にはファイルが記録されている情報記憶装置の名称が書かれている。なお、同図(a)のRecorderはビデオレコーダ105を指している。
【0024】
一方、図14(b)に示すように、サーバ127のファイル管理情報によって、サーバ127にはビデオ番組TitleA、TitleBが記録されており、そのファイル名はVideoFileA、VideoFileBであることがわかる。なお、同図(b)のServerはサーバ127を指している。
【0025】
ここで、ビデオレコーダ105のビデオハードディスク装置109の空き容量を増やすため、ビデオ番組Title2をサーバ127に移動したとすると、移動後のビデオレコーダ105のファイル管理情報は、図15(a)のように変更される。すなわち、ビデオ番組Title2を記録している装置名がServerに変更され、ファイル名もVideoFileCに変更される。一方、サーバ127のファイル管理情報には、図15(b)に示すように、ビデオ番組Title2に関する情報が追加される。
【0026】
以上説明したように、ファイル移動時に、移動元のファイル管理情報に移動先の情報が記録されるので、この情報を基にファイルの移動先を知ることができる。
【0027】
また、このように空き領域を自動的に確保する場合以外にも、パソコン102、ビデオレコーダ105、及びサーバ127で相互に情報を利用するため、手動によるファイルの移動、コピー等が行われる。この場合、ファイルの移動先やコピー先の情報は、移動元の情報記憶装置には記録されない。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ネットワーク内で相互にファイルの共有をする場合、他の情報記憶装置も含めたファイル管理情報が必要になる。
【0029】
しかしながら、従来の情報処理装置及び情報処理方法では、ファイル管理情報を情報記憶装置毎に持っているため、通常はネットワーク経由でファイル管理情報にアクセスできても、電源が切れた情報記憶装置についてのファイル管理情報を得ることはできないという問題点を有している。また、前述したように、情報記憶装置にて自動的にファイルの移動が行われた場合、当初記録が行われた情報記憶装置と異なる情報記憶装置にファイルが移動してしまう。このため、どの情報記憶装置にファイルがあるのか、当初記録を行ったユーザにもわからなくなってしまう。したがって、このような場合、一旦、全ての情報記憶装置の電源を投入して、どの装置にファイルが移動したかを検索する必要がある。
【0030】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を常に得ることができ、信頼性、を実現し得る情報処理装置及びその情報処理方法を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、上記課題を解決するために、複数台の情報記憶装置が接続され、各情報記憶装置に記憶されたファイルを相互に利用する情報処理装置において、上記複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、全ての情報記憶装置のファイル管理情報を記憶するメモリ手段が設けられていることを特徴としている。
【0032】
上記の発明によれば、情報記憶装置のうち、少なくとも1台がメモリ手段を備えており、複数台の情報記憶装置の全てのファイル管理情報を、メモリ手段に記憶する。
【0033】
したがって、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置のファイルを検索することが可能である。
【0034】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を常に得ることができ、信頼性を実現し得る情報処理装置を提供することができる。
【0035】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記メモリ手段は、固体メモリからなっていることを特徴としている。
【0036】
上記の発明によれば、メモリ手段は、固体メモリからなっているので、ハードディスク装置のように機械的な可動部を有する記憶装置に比べて、耐久性、信頼性が向上できる。また、小型であり、消費電力も低減できる。
【0037】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記メモリ手段は、不揮発性メモリからなっていることを特徴としている。
【0038】
上記の発明によれば、メモリ手段は、不揮発性メモリからなっているので、停電等による電源遮断時にも、ファイル管理情報を失うおそれがない。
【0039】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、各情報記憶装置にて作成された各種の情報を転送入力してファイルとして保存するファイル記憶手段と、上記ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときには、上記ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにする動作制御手段とが設けられていることを特徴としている。
【0040】
上記の発明によれば、複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、各情報記憶装置にて作成された各種の情報を転送入力してファイルとして保存するファイル記憶手段が設けられている。
【0041】
したがって、ある情報記憶装置の記憶容量が少ない場合等には、その記憶容量が少ない情報記憶装置にて記憶した情報を当該複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置に転送し、当該少なくとも1台の情報記憶装置のファイル記憶手段にファイルを保存することができる。したがって、個々の情報記憶装置については、大容量の記憶装置を備える必要がない。
【0042】
また、本発明では、動作制御手段は、ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときには、上記ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにする。
【0043】
したがって、ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときに、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにすることにより、さらに、消費電力を低減することができる。
【0044】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記動作制御手段は、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにした後、上記ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、上記ファイル記憶手段の動作を通常モードに復帰させることを特徴としている。
【0045】
上記の発明によれば、動作制御手段は、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにした後、ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、上記ファイル記憶手段の動作を通常モードに復帰させる。
【0046】
したがって、ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、通常通りの動作を行うので、ファイルの入出力を支障なく行うことができる。
【0047】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記課題を解決するために、複数台の情報記憶装置が接続され、各情報記憶装置に記憶されたファイルを相互に利用する情報処理装置の情報処理方法において、上記複数台の情報記憶装置に含まれる第1の情報記憶装置のファイル管理情報が更新されたときに、上記記第1の情報記憶装置が、上記複数台の情報記憶装置のうちの、ファイル管理情報を記憶するメモリ手段を備えた第2の情報記憶装置に対して、ファイル管理情報が更新された旨を通知する第1のステップと、更新通知を受けた上記第2の情報記憶装置が、上記メモリ手段に記憶されたファイル管理情報を更新する第2のステップとを含むことを特徴としている。
【0048】
上記の発明によれば、第1の情報記憶装置のファイル管理情報が更新されたときには、上記記第1の情報記憶装置は、上記複数台の情報記憶装置のうちの、ファイル管理情報を記憶するメモリ手段を備えた第2の情報記憶装置に対して、ファイル管理情報が更新された旨を通知する。
【0049】
そして、更新通知を受けた第2の情報記憶装置は、自己のメモリ手段に記憶されたファイル管理情報を更新する。
【0050】
これによって、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置における更新されたファイルを検索することが可能である。
【0051】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置における最新のファイル管理情報を常に得ることができる情報処理装置の情報処理方法を提供することができる。
【0052】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記記載の情報処理装置の情報処理方法において、前記第2のステップにおいて、第2の情報記憶装置は、第1の情報記憶装置のファイル管理情報のうち更新箇所のみを更新することを特徴としている。
【0053】
上記の発明によれば、第2の情報記憶装置は、第1の情報記憶装置のファイル管理情報のうち更新箇所のみを更新する。
【0054】
したがって、更新するファイル管理情報の容量を減らすことができるので、更新に要する時間を短縮することができる。
【0055】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記記載の情報処理装置の情報処理方法において、前記第2のステップにおいて、第2の情報記憶装置は、所定の更新回数毎に、第1の情報記憶装置の更新箇所を含む全てのファイル管理情報を更新することを特徴としている。
【0056】
すなわち、更新箇所のみを更新している場合において、何らかの影響で送信ミスがあった場合には、誤った情報が第2の情報記憶装置にいつまでもの残ることになる。
【0057】
この点、本発明によれば、第2の情報記憶装置は、所定の更新回数毎に、第1の情報記憶装置の更新箇所を含む全てのファイル管理情報を更新する。
【0058】
したがって、更新箇所のみを更新している場合において、何らかの影響で送信ミスがあっても、次回更新が行われるときに、共有ファイル全てについてのファイル管理情報が再度送られるので、その時点で情報が正常化される。この結果、情報の信頼性を確保することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0060】
本実施の形態の情報処理装置では、図1に示すように、バス4にはパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)2、ホームサーバ3、及びビデオレコーダ5等の複数の情報記憶装置並びにディスプレイ1が接続されている。バス4としては、イーサネット(Ethernet)〔いずれも登録商標〕等の有線方式とIEEE802.11b等の無線方式とがあるが、転送ビットレートや各情報記憶装置の設置場所等の条件を考慮して適宜選択すれば良い。また、有線と無線を組み合わせることもできる。
【0061】
各情報記憶装置の機能について説明する。
【0062】
まず、ビデオレコーダ5は、テレビ6の放送等の動画情報を圧縮処理して、内蔵されたハードディスク装置等の記憶装置に記憶する情報記憶装置である。
【0063】
上記ビデオレコーダ5には、図2に示すように、内部バス10に各ブロックが接続されている。ビデオコントローラ12は、各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース11は、前記バス4と接続するためのものであり、バス4に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。チューナ7は、前記テレビ6からの放送を受信するためのものである。
【0064】
ENC/DEC8は、動画情報を所定の圧縮方式で圧縮したり伸張したりするものである。記録時には、ENC/DEC8への入力信号が、チューナ7や図示しない外部入力端子からアナログ信号又はデジタル信号として与えられる。ENC/DEC8にて圧縮処理されたデータは、ビデオハードディスク装置9に転送されファイルとして保存される。なお、ここでは記憶装置としてハードディスク装置を使う場合を示しているが、必ずしもこれに限らず、光ディスク装置等の記憶装置を使用することもできる。
【0065】
一方、再生時には、圧縮データファイルがビデオハードディスク装置9から読み出され、ENC/DEC8に転送されて伸張処理が行われる。伸張された動画情報は、ビデオインタフェース13に送られ、接続される前記テレビ6に適合した信号形式に変換される。なお、ENC/DEC8では、動画情報だけでなく静止画情報の圧縮伸張ができるようにしても良い。
【0066】
ユーザインタフェース14は、リモコン、操作ボタン等のユーザの操作をビデオコントローラ12に伝達したり、ビデオコントローラ12からの情報を表示したりするためのものである。
【0067】
次に、図1に示すように、ホームサーバ3は、ビデオレコーダ5で作成した動画情報やパソコン2で作成した各種の情報等をファイルとして保存するファイルサーバとしての機能と、ネットワーク内の各情報記憶装置のファイル管理情報を保存する管理情報サーバとしての機能を有する情報記憶装置である。
【0068】
上記ホームサーバ3には、図3に示すように、内部バス19に各ブロックが接続されている。動作制御手段としてのサーバコントローラ17は、各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース16は、上記バス4と接続するためのものであり、バス4に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。
【0069】
ファイル記憶手段としてのサーバハードディスク装置15は、各種の情報を保存するための記憶装置である。なお、ここでは、記憶装置としてハードディスク装置を使う場合を示しているが、必ずしもこれに限らず、光ディスク装置等の記憶装置を使用することもできる。
【0070】
ユーザインタフェース18は、リモコン、及び操作ボタン等のユーザの操作をサーバコントローラ17に伝達したり、サーバコントローラ17からの情報を表示したりするためのものである。ユーザインタフェース18については、ホームサーバ3に対する各種の操作をネットワーク経由で行うようにすることも可能であり、この場合、操作のためのハードウェアを省略することができる。
【0071】
フラッシュメモリ20は、ネットワーク内の各情報記憶装置のファイル管理情報を保存するためのものである。本実施の形態では、ファイル管理情報の記憶をフラッシュメモリ20のような固体メモリとしているため、ハードディスク装置のように機械的な可動部を有する記憶装置に比べて、耐久性、信頼性が向上できる。また、消費電力も低減できる。さらに、不揮発性メモリを使用しているため、停電等により電源の供給が停止しても、ファイル管理情報が失われることがない。不揮発性の固体メモリとしては、フラッシュメモリ20以外にもMRAMやFeRAM等のメモリがあり、動作速度、コスト等を考慮して選択すれば良い。
【0072】
一方、図1に示すように、パソコン2は、実行するソフトウェアに応じて各種の情報処理ができる情報記憶装置である。代表的な処理内容としては、ホームページ閲覧、電子メール、文書作成、印刷、表計算、画像処理、動画再生、及び音声再生等がある。また、拡張ボードにより機能を追加、変更することができる。例えば、チューナ/ビデオキャプチャボードを追加することにより、テレビ放送を見たり、動画情報を圧縮処理したりすることができるようになる。この場合、ビデオレコーダ7とほぼ同様な機能を実現できる。
【0073】
なお、パソコン2には、図示しないハードディスク装置や光ディスク装置等の記憶装置が内蔵、又は外部接続されている。
【0074】
ディスプレイ1は、動画情報等を表示する装置である。このディスプレイ1には、図4に示すように、内部バス25に各ブロックが接続されている。ディスプレイコントローラ23は、各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース22は、上記バス4と接続するためのものであり、バス4に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。
【0075】
デコーダ26は、圧縮データファイルを伸張するものである。再生時には、上記バス4を通じて圧縮データファイルが読み出され、デコーダ26に転送されて伸張処理が行われる。デコーダ26はハードウェアではなく、ソフトウェアで実現することもできる。伸張された動画情報は、ディスプレイ画面21に表示される。
【0076】
ユーザインタフェース24は、リモコン、及び操作ボタン等のユーザの操作をディスプレイコントローラ23に伝達したり、ディスプレイコントローラ23からの情報を表示したりするためのものである。圧縮データファイルを読み出す対象としては、記憶装置を備えた情報記憶装置であればどれでもよく、パソコン2、ビデオレコーダ5及びホームサーバ3のいずれからでも読み出すことができる。また、ディスプレイ1では、動画情報だけでなく、静止画やホームページ閲覧等も可能である。これらの表示処理はディスプレイコントローラ23のソフトウェアにより実現される。
【0077】
以上説明したように、記憶装置を備えた情報記憶装置がネットワーク内に複数台接続されている場合、記憶装置を共有することができる。ファイル共有のためのファイルシステムとしては、例えばNFS(Network File System)等がある。
【0078】
上記のネットワーク内で記憶装置を共有する場合の本実施の形態におけるファイル管理情報について説明する。
【0079】
本実施の形態の情報処理装置では、ネットワーク内における全ての情報記憶装置のファイル管理情報をホームサーバ3が所有する。ただし、各情報記憶装置の記憶装置に記憶されている全てのファイルに対するファイル管理情報を、ネットワーク内で共有する必要はなく、一部を共有すればよい場合が殆どである。例えば、パソコン2を動作させるためのOS(Operating System)に関するファイルは、ビデオレコーダ5では不要なので共有する必要がない。同様に、ビデオレコーダ5でしか再生できないファイルはパソコン2で共有する必要はない。したがって、本実施の形態では、いずれの情報記憶装置でも使用可能な情報のみを共有にすることとしている。このように、共有するファイルを一部に限定することにより、ファイル管理情報の容量を低減できる。
【0080】
ここで、共有するファイルを限定するには、フォルダやディレクトリ等のファイルが記憶される論理的な位置で限定する方法と、ファイルの内容等の属性により限定する方法とがある。前者の場合、特定のフォルダに記録されたファイルを全て共有するため、一つ一つのファイル内容等を調べる必要がないという利点がある。後者の場合、一つのフォルダ内で共有ファイルと非共有ファイルが混在できるので、フォルダに収容するファイル選択の自由度が高いという利点がある。
【0081】
また、図1に示した例では、ファイル管理情報を共有する必要がある情報記憶装置のみがネットワークに接続されている場合を示している。そのため、全ての情報記憶装置のファイル管理情報をホームサーバ3が所有するようにしている。しかし、例えば、ファイル管理情報を共有する必要がない情報記憶装置がネットワークに接続されている場合も考えられる。このような場合は、ファイル管理情報を共有する必要がない装置を除いた他の複数の情報記憶装置にてファイル管理情報を共有するようにすれば良い。
【0082】
ファイル管理情報は、各情報記憶装置のハードディスク装置等の記憶装置に記憶されている。また、光ディスク等の交換可能な記憶媒体を使用する情報記憶装置においては、現在、情報記憶装置内に格納されていない記憶媒体についてのファイル管理情報を記憶するための、記憶手段を備えていることが望ましい。このような装置構成としておけば、情報記憶装置内に格納されていない記憶媒体に記憶されたファイルについても、検索等を行うことが可能となる。
【0083】
共有するファイル管理情報の項目は、例えば、図5に示すように、ファイル種類、タイトル、ファイル名、内容、装置名、パス、サイズ、日時等である。同図においては、ファイル検索時に便利なように多くの項目を含んでいるが、最低限必要となるのは、ファイル種類、ファイル名、装置名であり、それ以外の項目は、必要に応じて省略することができる。以下、項目毎に内容を説明する。
【0084】
まず、ファイル種類の項目には、例えば、ファイル種類毎に予め決められたコードを格納する。そのコードは、図6に示すように、例えば、ビデオファイルについてV_HD、V_SD、オーディオファイルについてA_HQ、A_SQ、静止画ファイルについてS_JP、S_BM、テキストファイルについてT_TX、T_RTである。なお、ここでは、ビデオファイル、オーディオファイル、静止画ファイル及びテキストファイルについての例を示しているが、必ずしもこれに限らず、パソコン2等では、アプリケーションソフトによって様々なファイル種類を扱うことができる。このため、必要に応じてそれらについてもコードを付与しておく。
【0085】
ファイル毎にファイル種類を付与する方法としては、ユーザが逐次入力する方法と、情報記憶装置がファイル種類を自動的に付与する方法とがある。ファイル種類を自動的に付与する方法としては、いくつか考えられる。一つは、例えばパソコン2では、ファイル名としてファイル種類に関連付けられた拡張子が含まれているので、それを基にしてファイル種類を付与する方法がある。他の方法としては、ファイルのデータフォーマットを分析しファイル種類を付与する方法がある。また、ビデオレコーダ5では、録画等、ユーザの操作により記録するファイル種類が決まっているので、リモコン等の操作に応じてファイル種類を付与しても良い。
【0086】
タイトルとしては、内容を示すような任意の名前を格納する。例えば、録画したテレビ放送の場合、番組名等をタイトルとすることができる。
【0087】
ファイル名としては、ファイル毎に任意につけられた名前を格納する。内容としては、検索時に便利なようにキーワードとなるような言葉を格納する。例えば、ドラマ、歌番組等といった任意の言葉を格納する。
【0088】
装置名としては、ファイルが記録されている情報記憶装置の名称を格納する。
【0089】
パスとしては、ファイルが記録されている記憶装置のディレクトリのパスを格納する。これら装置名とパスとを用いて、ファイルにアクセスが可能となる。サイズとしては、ファイルのサイズを格納する。
【0090】
日時としては、ファイル作成日時を格納する。ファイル管理情報として日時を格納しておくことにより、日時を使ったファイル検索が可能となる。例えば、2000年10月以降のファイルを探すといったことができる。
【0091】
次に、前述のファイル管理情報の更新動作について説明する。
【0092】
まず、図7に示すファイル管理情報がホームサーバ3に記録されているものとする。この例では、2つのビデオファイル、2つのオーディオファイル、及び1つのテキストファイルの合計5つのファイルについてのファイル管理情報が記録されている。また、他の情報記憶装置のファイル管理情報を読み出すことができるように、ネットワーク内の各装置において、ファイル共有のために必要なファイルシステムの設定が予めなされている。
【0093】
ここで、ビデオレコーダ5により新たにテレビ番組が録画される場合を考える。
【0094】
録画終了時におけるビデオレコーダ5のファイル管理情報には、図8に示すように、Music2というタイトルのビデオファイルが1つ追加されている。このように新たにファイルが追加されたり、又は削除されたりしたときに、ファイル管理情報の更新日時を変更する。
【0095】
すなわち、本実施の形態では、ホームサーバ3は、ネットワーク内で共用すべきファイルのファイル管理情報だけを記憶することとしているが、Music2というビデオファイルはこの対象である。したがって、録画終了時におけるビデオレコーダ5のファイル管理情報の更新が終了した後、所定の手順でネットワーク内のホームサーバ3のファイル管理情報を更新する。
【0096】
上記ホームサーバ3のファイル管理情報を更新する場合のビデオレコーダ5とホームサーバ3との間の応答を図9に基づいて説明する。
【0097】
まず、ビデオレコーダ5のファイル管理情報が書き換えられた時点で、ビデオレコーダ5は、ホームサーバ3の稼動状況を調べるためにホームサーバ3に対して問い合わせを行う。今の場合、ホームサーバ3は稼動中であるので、稼動中である旨をビデオレコーダ5に通知する。すなわち、ホームサーバ3が稼動中とは、ホームサーバ3が動作していることつまりホームサーバ3の電源がON状態にあることを示す。
【0098】
次に、ビデオレコーダ5は、ホームサーバ3に対して、ビデオレコーダ5のファイル管理情報が書き換えられたことを通知する。続いて、ホームサーバ3は、ビデオレコーダ5に対して、書き換え後のファイル管理情報を送信するよう要求する。送信要求を受けたビデオレコーダ5は、ファイル管理情報をホームサーバ3に送信する。
【0099】
ここで、ファイル管理情報の送信方法としては、更新された部分についてのみの情報を送る方法と、共有ファイル全てについての情報を送る方法とがある。前者では、送信する情報が少ないので、送信時間を短くすることができるという利点がある。後者の場合、何らかの影響で、送信ミスがあっても、次回更新が行われるときに、共有ファイル全てについてのファイル管理情報が再度送られるので、その時点で情報が正常化される。また、2つの方法を複合しても良い。すなわち、通常は、更新部分についての情報のみを送信し、例えば10回の更新毎に共有ファイル全てについてのファイル管理情報を送信するようにする。このようにすれば、送信時間と情報の信頼性を両立できる。
【0100】
最後に、ホームサーバ3は、フラッシュメモリ20に記憶されたファイル管理情報を更新する。該ホームサーバ3のファイル管理情報を更新する場合は、ファイル管理情報の更新日時は変更せず、ビデオレコーダ5で更新された日時をそのまま使用する。
【0101】
以上説明した手順により、ホームサーバ3のファイル管理情報を更新することができる。ここでは、ファイルが追加された例を挙げたが、削除された場合も同様である。また、ファイルの移動は、ファイル追加とファイル削除との組み合わせとして実現できる。
【0102】
次に、ホームサーバ3のファイル管理情報を用いたファイル検索動作について説明する。なお、ホームサーバ3に記憶されたファイル管理情報は、図7に示すものであるとする。また、検索操作は、ビデオレコーダ5において行うものとする。ただし、必ずしもこれに限らない。
【0103】
まず、ユーザは、ビデオレコーダ5のユーザインタフェース14に使われているリモコン等により検索操作を行う。ここでは、Classic1というタイトルの音楽ファイルを検索するものとする。ユーザがタイトルを知っている場合は、Classic1というタイトルのファイルを検索するようリモコン等を用いて入力する。タイトルを知らない場合には、ファイル種類や内容、日時等をキーワードとして入力し検索作を行う。
【0104】
ビデオレコーダ5は、ホームサーバ3に対して検索動作を指示し、検索結果を受け取る。こうして、探しているファイルのファイル名がAudio2であり、ファイルが記録されている情報記憶装置が装置名PCによりパソコン2であることがわかる。また、パソコン2内のディレクトリのパスもわかるので、ファイルにアクセスすることができる。これらの検索結果は、ビデオレコーダ5に接続されたテレビ6に表示される。また、このとき、パソコン2が稼動中であるかどうかの問い合わせを行ない、パソコン2の電源が切れている場合、それを表示させるようにすれば、ユーザは、パソコン2の電源を入れる必要があることがわかる。
【0105】
検索結果を見て、ユーザは、再生動作等の必要な操作をビデオレコーダ5に指示する。
【0106】
一方、ホームサーバ3は、ファイルサーバとしての機能と管理情報サーバとしての機能を有しているが、ファイルサーバとしての機能を長時間使用しない場合が考えられる。そこで、動作制御手段としてのサーバコントローラ17は、ファイルの入出力状況を監視し、一定時間以上ファイルの入出力が行われない時には、管理情報サーバとして必要なブロック以外を停止させる。つまり、省エネルギーモードとなる。この状態をスリープモードと呼ぶ。管理情報サーバとして必要なブロックは、LANインタフェース16、フラッシュメモリ20、及びサーバコントローラ17である。したがって、サーバハードディスク装置15及びユーザインタフェース18は動作が停止する。
【0107】
また、ネットワーク内の他の情報記憶装置からホームサーバ3のファイル記憶手段としてのサーバハードディスク装置15に対してファイル入出力要求があった場合、サーバコントローラ17は、ファイル入出力ができるように、スリープモードで停止させていた全てのブロックを起動させる。したがって、通常モードとなる。
【0108】
このように、ファイルサーバとしての機能を長時間使用しない場合、管理情報サーバとして必要がないブロックを停止することにより、消費電力を低減することができる。
【0109】
本実施の形態では、管理情報サーバとしての機能をホームサーバ3に内蔵させたが、ネットワーク内の他の情報記憶装置に内蔵させるようにしても良い。また、管理情報サーバを独立した情報記憶装置として、ネットワーク内に設置することもできる。しかし、独立して設置せずに、他の情報記憶装置に内蔵させることにより、LANインタフェース、コントローラ等を共用でき、コスト低減ができるという利点がある。
【0110】
以上、詳細に説明したように、ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を集中的に管理するようにしたので、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、どの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置のファイルを検索することが可能である。
【0111】
このように、本実施の形態の情報処理装置では、情報記憶装置のうち、少なくとも1台のホームサーバ3がフラッシュメモリ20を備えており、複数台の情報記憶装置の全てのファイル管理情報を、このフラッシュメモリ20に記憶する。
【0112】
したがって、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置のファイルを検索することが可能である。
【0113】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を常に得ることができ、信頼性を実現し得る情報処理装置を提供することができる。
【0114】
また、本実施の形態の情報処理装置では、フラッシュメモリ20は、固体メモリからなっているので、ハードディスク装置のように機械的な可動部を有する記憶装置に比べて、耐久性、信頼性が向上できる。また、小型であり、消費電力も低減できる。
【0115】
また、本実施の形態の情報処理装置では、フラッシュメモリ20は不揮発性メモリからなっているので、停電等による電源遮断時にも、ファイル管理情報を失うおそれがない。
【0116】
また、本実施の形態の情報処理装置では、複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台のホームサーバ3には、各情報記憶装置にて作成された各種の情報を転送入力してファイルとして保存するサーバハードディスク装置15が設けられている。
【0117】
したがって、例えば、ビデオレコーダ5等のある情報記憶装置の記憶容量が少ない場合等には、その記憶容量が少ないビデオレコーダ5にて記憶した情報を当該複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台のホームサーバ3に転送し、当該少なくとも1台のホームサーバ3のサーバハードディスク装置15にファイルを保存することができる。したがって、個々のビデオレコーダ5等の情報記憶装置については、大容量の記憶装置を備える必要がない。
【0118】
また、ファイル管理情報サーバとして機能するフラッシュメモリ20を有するホームサーバ3にファイルサーバとして機能するサーバハードディスク装置15が設けられているので、このサーバハードディスク装置15とフラッシュメモリ20とでLANインタフェース16を共用することになる。したがって、コスト低減が可能である。
【0119】
また、本実施の形態では、サーバコントローラ17は、サーバハードディスク装置15への入出力が所定時間以上ないときには、サーバハードディスク装置15の動作を省エネルギーモードにする。
【0120】
したがって、サーバハードディスク装置15への入出力が所定時間以上ないときに、サーバハードディスク装置15の動作を省エネルギーモードにすることにより、さらに、消費電力を低減することができる。
【0121】
また、本実施の形態の情報処理装置では、サーバコントローラ17は、サーバハードディスク装置15の動作を省エネルギーモードにした後、サーバハードディスク装置15へのファイルの入出力が発生したときには、サーバハードディスク装置15の動作を通常モードに復帰させる。
【0122】
したがって、サーバハードディスク装置15へのファイルの入出力が発生したときには、サーバハードディスク装置15は通常通りの動作を行うので、ファイルの入出力を支障なく行うことができる。
【0123】
また、本実施の形態の情報処理装置の情報処理方法では、例えば、ビデオレコーダ5等の第1の情報記憶装置のファイル管理情報が更新されたときには、このビデオレコーダ5は、複数台の情報記憶装置のうちの、ファイル管理情報を記憶するフラッシュメモリ20を備えたホームサーバ3に対して、ファイル管理情報が更新された旨を通知する。
【0124】
そして、更新通知を受けたホームサーバ3は、自己のフラッシュメモリ20に記憶されたファイル管理情報を更新する。
【0125】
これによって、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置における更新されたファイルを検索することが可能である。
【0126】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置における最新のファイル管理情報を常に得ることができる情報処理装置の情報処理方法を提供することができる。
【0127】
また、本実施の形態の情報処理装置の情報処理方法では、ホームサーバ3は、ビデオレコーダ5のファイル管理情報のうち更新箇所のみを更新する。
【0128】
したがって、更新するファイル管理情報の容量を減らすことができるので、更新に要する時間を短縮することができる。
【0129】
ところで、更新箇所のみを更新している場合において、何らかの影響で送信ミスがあった場合には、誤った情報がホームサーバ3にいつまでもの残ることになる。
【0130】
この点、本実施の形態の情報処理装置の情報処理方法では、ホームサーバ3は、例えば10回に一度等の所定の更新回数毎に、ビデオレコーダ5の更新箇所を含む全てのファイル管理情報を更新する。
【0131】
したがって、更新箇所のみを更新している場合において、何らかの影響で送信ミスがあっても、次回更新が行われるときに、共有ファイル全てについてのファイル管理情報が再度送られるので、その時点で情報が正常化される。この結果、情報の信頼性を確保することができる。
【0132】
【発明の効果】
本発明の情報処理装置は、以上のように、複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、全ての情報記憶装置のファイル管理情報を記憶するメモリ手段が設けられているものである。
【0133】
それゆえ、メモリ手段により、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置のファイルを検索することが可能である。
【0134】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を常に得ることができ、信頼性を実現し得る情報処理装置を提供することができるという効果を奏する。
【0135】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記メモリ手段は、固体メモリからなっているものである。
【0136】
それゆえ、ハードディスク装置のように機械的な可動部を有する記憶装置に比べて、耐久性、信頼性が向上できる。また、小型であり、消費電力も低減できるという効果を奏する。
【0137】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記メモリ手段は、不揮発性メモリからなっているものである。
【0138】
それゆえ、メモリ手段は、不揮発性メモリからなっているので、停電等による電源遮断時にも、ファイル管理情報を失うおそれがないという効果を奏する。
【0139】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、各情報記憶装置にて作成された各種の情報を転送入力してファイルとして保存するファイル記憶手段と、上記ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときには、上記ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにする動作制御手段とが設けられているものである。
【0140】
それゆえ、ある情報記憶装置の記憶容量が少ない場合等には、その記憶容量が少ない情報記憶装置にて記憶した情報を当該複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置に転送し、当該少なくとも1台の情報記憶装置のファイル記憶手段にファイルを保存することができる。したがって、個々の情報記憶装置については、大容量の記憶装置を備える必要がない。
【0141】
また、本発明では、動作制御手段は、ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときには、上記ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにする。
【0142】
したがって、ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときに、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにすることにより、さらに、消費電力を低減することができるという効果を奏する。
【0143】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記動作制御手段は、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにした後、上記ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、上記ファイル記憶手段の動作を通常モードに復帰させるものである。
【0144】
それゆえ、ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、通常通りの動作を行うので、ファイルの入出力を支障なく行うことができる。
【0145】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記課題を解決するために、複数台の情報記憶装置に含まれる第1の情報記憶装置のファイル管理情報が更新されたときに、上記記第1の情報記憶装置が、上記複数台の情報記憶装置のうちの、ファイル管理情報を記憶するメモリ手段を備えた第2の情報記憶装置に対して、ファイル管理情報が更新された旨を通知する第1のステップと、更新通知を受けた上記第2の情報記憶装置が、上記メモリ手段に記憶されたファイル管理情報を更新する第2のステップとを含む方法である。
【0146】
それゆえ、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置における更新されたファイルを検索することが可能である。
【0147】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置における最新のファイル管理情報を常に得ることができる情報処理装置の情報処理方法を提供することができるという効果を奏する。
【0148】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記記載の情報処理装置の情報処理方法において、前記第2のステップにおいて、第2の情報記憶装置は、第1の情報記憶装置のファイル管理情報のうち更新箇所のみを更新する方法である。
【0149】
それゆえ、更新するファイル管理情報の容量を減らすことができるので、更新に要する時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0150】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記記載の情報処理装置の情報処理方法において、前記第2のステップにおいて、第2の情報記憶装置は、所定の更新回数毎に、第1の情報記憶装置の更新箇所を含む全てのファイル管理情報を更新する方法である。
【0151】
それゆえ、更新箇所のみを更新している場合において、何らかの影響で送信ミスがあっても、次回更新が行われるときに、共有ファイル全てについてのファイル管理情報が再度送られるので、その時点で情報が正常化される。この結果、情報の信頼性を確保することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における情報処理装置システムの実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】上記情報処理装置システムのビデオレコーダの構成を示すブロック図である。
【図3】上記情報処理装置システムのホームサーバの構成を示すブロック図である。
【図4】上記情報処理装置システムのディスプレイの構成を示すブロック図である。
【図5】上記情報処理装置システムにおけるホームサーバのフラッシュメモリに記憶されているファイル管理情報の管理項目を示す説明図である。
【図6】上記ファイル管理情報のファイル種類の項目に格納されるファイル種類コードを示す説明図である。
【図7】上記ホームサーバのフラッシュメモリに記憶されているファイル管理情報を示す説明図である。
【図8】録画終了時におけるビデオレコーダのファイル管理情報を示す説明図である。
【図9】ビデオレコーダとホームサーバとの間におけるファイル管理情報の更新手順を示す説明図である。
【図10】従来例を示すものであり、情報処理装置システムを示すブロック図である。
【図11】上記情報処理装置システムにおけるビデオレコーダ5の構成を示すブロック図である。
【図12】上記情報処理装置システムにおけるホームサーバの構成を示すブロック図である。
【図13】上記情報処理装置システムにおけるディスプレイの構成を示すブロック図である。
【図14】(a)はファイル移動前のビデオレコーダのファイル管理情報を示す説明図、(b)はファイル移動前のサーバのファイル管理情報を示す説明図である。
【図15】(a)はファイル移動後のビデオレコーダのファイル管理情報を示す説明図、(b)はファイル移動後のホームサーバのファイル管理情報を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ
2 パソコン(情報記憶装置)
3 ホームサーバ(情報記憶装置、第2の情報記憶装置)
5 ビデオレコーダ(情報記憶装置、第1の情報記憶装置)
6 テレビ
15 サーバハードディスク装置(ファイル記憶手段)
16 LANインタフェース
17 サーバコントローラ(動作制御手段)
20 フラッシュメモリ(メモリ手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台のビデオレコーダ、パーソナルコンピュータ、又はサーバ等の情報記憶装置がネットワークで接続された情報処理装置及びその情報処理方法に関するものであり、特に、複数台の情報記憶装置が相互に他の情報記憶装置のファイルを利用するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像情報や音声情報をはじめとする各種の情報がデジタル化され、それら情報をランダムアクセス性に優れたディスク媒体に記録する情報記憶装置が商品化されている。
【0003】
また、情報のデジタル化に合わせて、デジタル情報をネットワーク内で相互に利用する情報処理装置が開発されており、一例として、例えば、特開2000−349833号公報(公開日:平成12年12月15日)に開示された情報処理装置がある。
【0004】
以下に、従来の情報処理装置について、図10ないし図15に基づいて説明する。
【0005】
図10に示すように、バス104にはパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)102、ビデオレコーダ105及びサーバ102等の複数の情報記憶装置等が接続されている。
【0006】
各情報記憶装置等の機能について説明する。
【0007】
まず、ビデオレコーダ105は、テレビ106の放送等の動画情報を圧縮処理して、内蔵されたハードディスク装置等の記憶装置に記憶する情報記憶装置である。
【0008】
上記ビデオレコーダ105には、図11に示すように、内部バス110に各ブロックが接続されている。同図におけるビデオコントローラ112は各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース111は、上記バス104と接続するためのものであり、バス104に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。チューナ107は、上記テレビ106の放送を受信するためのものである。
【0009】
ENC/DEC108は、動画情報を所定の圧縮方式で圧縮又は伸張するものである。記録時にはENC/DEC108への入力信号がチューナ107や図示しない外部入力端子からアナログ又はデジタル信号として与えられる。ENC/DEC108にて圧縮処理されたデータは、ビデオハードディスク装置109に転送されファイルとして保存される。また、再生時には、圧縮データファイルがビデオハードディスク装置109から読み出され、ENC/DEC108に転送されて伸張処理が行われる。伸張された動画情報はビデオインタフェース113に送られ、接続されるテレビ106に適合した信号形式に変換される。
【0010】
ユーザインタフェース114は、リモコン、操作ボタン等のユーザの操作をビデオコントローラ112に伝達したり、ビデオコントローラ112からの情報を表示したりするためのものである。
【0011】
次に、図10に示すように、サーバ127は、前記ビデオレコーダ105にて作成した動画情報やパソコン102にて作成した各種の情報等をファイルとして保存するための情報記憶装置である。
【0012】
上記サーバ127では、図12に示すように、内部バス119に各ブロックが接続されている。サーバコントローラ117は、各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース116は、上記バス104と接続するためのものであり、バス104に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。サーバハードディスク装置115は、各種の情報を保存するための記憶装置である。
【0013】
ユーザインタフェース118は、リモコン、操作ボタン等のユーザの操作をサーバコントローラ117に伝達したり、サーバコントローラ117からの情報を表示したりするためのものである。
【0014】
一方、図10に示すように、パソコン102は、実行するソフトウェアに応じて各種の情報処理ができる情報記憶装置である。代表的な処理内容としては、ホームページ閲覧、電子メール、文書作成、印刷、表計算、画像処理、動画再生、音声再生等の処理がある。また、拡張ボードにより機能を追加、変更することができる。例えば、チューナ/ビデオキャプチャボードを追加することにより、テレビ放送を見たり、動画情報を圧縮処理したりすることができるようになる。この場合、ビデオレコーダ105とほぼ同様な機能を実現できる。
【0015】
なお、パソコン102には、図示しないハードディスク装置や光ディスク装置等の記憶装置が内蔵又は外部接続されている。
【0016】
ディスプレイ101は、動画情報等を表示する装置である。このディスプレイ101では、図13に示すように、内部バス125に各ブロックが接続されている。ディスプレイコントローラ123は各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース122は、前記バス104と接続するためのものであり、バス104に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。
【0017】
デコーダ120は、圧縮データファイルを伸張するものである。再生時には、バス104を通じて圧縮データファイルが読み出され、このデコーダ120に転送されて伸張処理が行われる。
【0018】
伸張された動画情報は、ディスプレイ画面121に表示される。ユーザインタフェース124は、リモコン、操作ボタン等のユーザの操作をディスプレイコントローラ123に伝達したり、ディスプレイコントローラ123からの情報を表示したりするためのものである。圧縮データファイルを読み出す対象としては、記憶装置を備えた情報記憶装置であればどれでもよく、パソコン102、ビデオレコーダ105、サーバ127のいずれからでも読み出すことができる。また、ディスプレイ101では、動画情報だけでなく、静止画やホームページ閲覧等も可能である。これらの表示処理はディスプレイコントローラ123のソフトウェアにより実現される。
【0019】
以上説明したように、記憶装置を備えた情報記憶装置がネットワーク内に複数台接続されている場合、記憶装置を共有することができる。ファイル共有のためのファイルシステムとしては、NFS(Network File System)等がある。
【0020】
このように記憶装置を共有する場合、例えば、ビデオレコーダ105のビデオハードディスク装置109の空き容量が不足した場合、空き容量を増やすため、ビデオハードディスク装置109のファイルをサーバ127のサーバハードディスク装置115に移動させることが行われる。そして、ビデオハードディスク装置109に必要な空き容量を確保した後、テレビ106の放送等を録画する。この場合のファイルの移動はビデオレコーダ105のビデオコントローラ112のプログラムにより自動的に処理される。
【0021】
このとき、ファイルの移動先に関する情報をビデオレコーダ105のファイル管理情報領域に記録する。ファイル管理情報領域は、ビデオハードディスク装置109等、電源を切っても情報を保持できる記憶装置に配置されている。ファイル管理情報を読み取ることにより、ファイルの移動先を知ることができる。
【0022】
ファイル移動前後のファイル管理情報を、図14及び図15に示す。図14(a)はファイル移動前のビデオレコーダ105のファイル管理情報であり、図14(b)はサーバ127のファイル管理情報である。
【0023】
図14(a)に示すように、ビデオレコーダ105のファイル管理情報により、ファイル移動前においては、ビデオレコーダ105にはビデオ番組Title1、Title2等が記録されており、そのファイル名はそれぞれVideoFile1、VideoFile2であることがわかる。また、ファイル管理情報における装置名の欄にはファイルが記録されている情報記憶装置の名称が書かれている。なお、同図(a)のRecorderはビデオレコーダ105を指している。
【0024】
一方、図14(b)に示すように、サーバ127のファイル管理情報によって、サーバ127にはビデオ番組TitleA、TitleBが記録されており、そのファイル名はVideoFileA、VideoFileBであることがわかる。なお、同図(b)のServerはサーバ127を指している。
【0025】
ここで、ビデオレコーダ105のビデオハードディスク装置109の空き容量を増やすため、ビデオ番組Title2をサーバ127に移動したとすると、移動後のビデオレコーダ105のファイル管理情報は、図15(a)のように変更される。すなわち、ビデオ番組Title2を記録している装置名がServerに変更され、ファイル名もVideoFileCに変更される。一方、サーバ127のファイル管理情報には、図15(b)に示すように、ビデオ番組Title2に関する情報が追加される。
【0026】
以上説明したように、ファイル移動時に、移動元のファイル管理情報に移動先の情報が記録されるので、この情報を基にファイルの移動先を知ることができる。
【0027】
また、このように空き領域を自動的に確保する場合以外にも、パソコン102、ビデオレコーダ105、及びサーバ127で相互に情報を利用するため、手動によるファイルの移動、コピー等が行われる。この場合、ファイルの移動先やコピー先の情報は、移動元の情報記憶装置には記録されない。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ネットワーク内で相互にファイルの共有をする場合、他の情報記憶装置も含めたファイル管理情報が必要になる。
【0029】
しかしながら、従来の情報処理装置及び情報処理方法では、ファイル管理情報を情報記憶装置毎に持っているため、通常はネットワーク経由でファイル管理情報にアクセスできても、電源が切れた情報記憶装置についてのファイル管理情報を得ることはできないという問題点を有している。また、前述したように、情報記憶装置にて自動的にファイルの移動が行われた場合、当初記録が行われた情報記憶装置と異なる情報記憶装置にファイルが移動してしまう。このため、どの情報記憶装置にファイルがあるのか、当初記録を行ったユーザにもわからなくなってしまう。したがって、このような場合、一旦、全ての情報記憶装置の電源を投入して、どの装置にファイルが移動したかを検索する必要がある。
【0030】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を常に得ることができ、信頼性、を実現し得る情報処理装置及びその情報処理方法を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、上記課題を解決するために、複数台の情報記憶装置が接続され、各情報記憶装置に記憶されたファイルを相互に利用する情報処理装置において、上記複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、全ての情報記憶装置のファイル管理情報を記憶するメモリ手段が設けられていることを特徴としている。
【0032】
上記の発明によれば、情報記憶装置のうち、少なくとも1台がメモリ手段を備えており、複数台の情報記憶装置の全てのファイル管理情報を、メモリ手段に記憶する。
【0033】
したがって、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置のファイルを検索することが可能である。
【0034】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を常に得ることができ、信頼性を実現し得る情報処理装置を提供することができる。
【0035】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記メモリ手段は、固体メモリからなっていることを特徴としている。
【0036】
上記の発明によれば、メモリ手段は、固体メモリからなっているので、ハードディスク装置のように機械的な可動部を有する記憶装置に比べて、耐久性、信頼性が向上できる。また、小型であり、消費電力も低減できる。
【0037】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記メモリ手段は、不揮発性メモリからなっていることを特徴としている。
【0038】
上記の発明によれば、メモリ手段は、不揮発性メモリからなっているので、停電等による電源遮断時にも、ファイル管理情報を失うおそれがない。
【0039】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、各情報記憶装置にて作成された各種の情報を転送入力してファイルとして保存するファイル記憶手段と、上記ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときには、上記ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにする動作制御手段とが設けられていることを特徴としている。
【0040】
上記の発明によれば、複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、各情報記憶装置にて作成された各種の情報を転送入力してファイルとして保存するファイル記憶手段が設けられている。
【0041】
したがって、ある情報記憶装置の記憶容量が少ない場合等には、その記憶容量が少ない情報記憶装置にて記憶した情報を当該複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置に転送し、当該少なくとも1台の情報記憶装置のファイル記憶手段にファイルを保存することができる。したがって、個々の情報記憶装置については、大容量の記憶装置を備える必要がない。
【0042】
また、本発明では、動作制御手段は、ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときには、上記ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにする。
【0043】
したがって、ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときに、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにすることにより、さらに、消費電力を低減することができる。
【0044】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記動作制御手段は、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにした後、上記ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、上記ファイル記憶手段の動作を通常モードに復帰させることを特徴としている。
【0045】
上記の発明によれば、動作制御手段は、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにした後、ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、上記ファイル記憶手段の動作を通常モードに復帰させる。
【0046】
したがって、ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、通常通りの動作を行うので、ファイルの入出力を支障なく行うことができる。
【0047】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記課題を解決するために、複数台の情報記憶装置が接続され、各情報記憶装置に記憶されたファイルを相互に利用する情報処理装置の情報処理方法において、上記複数台の情報記憶装置に含まれる第1の情報記憶装置のファイル管理情報が更新されたときに、上記記第1の情報記憶装置が、上記複数台の情報記憶装置のうちの、ファイル管理情報を記憶するメモリ手段を備えた第2の情報記憶装置に対して、ファイル管理情報が更新された旨を通知する第1のステップと、更新通知を受けた上記第2の情報記憶装置が、上記メモリ手段に記憶されたファイル管理情報を更新する第2のステップとを含むことを特徴としている。
【0048】
上記の発明によれば、第1の情報記憶装置のファイル管理情報が更新されたときには、上記記第1の情報記憶装置は、上記複数台の情報記憶装置のうちの、ファイル管理情報を記憶するメモリ手段を備えた第2の情報記憶装置に対して、ファイル管理情報が更新された旨を通知する。
【0049】
そして、更新通知を受けた第2の情報記憶装置は、自己のメモリ手段に記憶されたファイル管理情報を更新する。
【0050】
これによって、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置における更新されたファイルを検索することが可能である。
【0051】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置における最新のファイル管理情報を常に得ることができる情報処理装置の情報処理方法を提供することができる。
【0052】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記記載の情報処理装置の情報処理方法において、前記第2のステップにおいて、第2の情報記憶装置は、第1の情報記憶装置のファイル管理情報のうち更新箇所のみを更新することを特徴としている。
【0053】
上記の発明によれば、第2の情報記憶装置は、第1の情報記憶装置のファイル管理情報のうち更新箇所のみを更新する。
【0054】
したがって、更新するファイル管理情報の容量を減らすことができるので、更新に要する時間を短縮することができる。
【0055】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記記載の情報処理装置の情報処理方法において、前記第2のステップにおいて、第2の情報記憶装置は、所定の更新回数毎に、第1の情報記憶装置の更新箇所を含む全てのファイル管理情報を更新することを特徴としている。
【0056】
すなわち、更新箇所のみを更新している場合において、何らかの影響で送信ミスがあった場合には、誤った情報が第2の情報記憶装置にいつまでもの残ることになる。
【0057】
この点、本発明によれば、第2の情報記憶装置は、所定の更新回数毎に、第1の情報記憶装置の更新箇所を含む全てのファイル管理情報を更新する。
【0058】
したがって、更新箇所のみを更新している場合において、何らかの影響で送信ミスがあっても、次回更新が行われるときに、共有ファイル全てについてのファイル管理情報が再度送られるので、その時点で情報が正常化される。この結果、情報の信頼性を確保することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0060】
本実施の形態の情報処理装置では、図1に示すように、バス4にはパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)2、ホームサーバ3、及びビデオレコーダ5等の複数の情報記憶装置並びにディスプレイ1が接続されている。バス4としては、イーサネット(Ethernet)〔いずれも登録商標〕等の有線方式とIEEE802.11b等の無線方式とがあるが、転送ビットレートや各情報記憶装置の設置場所等の条件を考慮して適宜選択すれば良い。また、有線と無線を組み合わせることもできる。
【0061】
各情報記憶装置の機能について説明する。
【0062】
まず、ビデオレコーダ5は、テレビ6の放送等の動画情報を圧縮処理して、内蔵されたハードディスク装置等の記憶装置に記憶する情報記憶装置である。
【0063】
上記ビデオレコーダ5には、図2に示すように、内部バス10に各ブロックが接続されている。ビデオコントローラ12は、各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース11は、前記バス4と接続するためのものであり、バス4に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。チューナ7は、前記テレビ6からの放送を受信するためのものである。
【0064】
ENC/DEC8は、動画情報を所定の圧縮方式で圧縮したり伸張したりするものである。記録時には、ENC/DEC8への入力信号が、チューナ7や図示しない外部入力端子からアナログ信号又はデジタル信号として与えられる。ENC/DEC8にて圧縮処理されたデータは、ビデオハードディスク装置9に転送されファイルとして保存される。なお、ここでは記憶装置としてハードディスク装置を使う場合を示しているが、必ずしもこれに限らず、光ディスク装置等の記憶装置を使用することもできる。
【0065】
一方、再生時には、圧縮データファイルがビデオハードディスク装置9から読み出され、ENC/DEC8に転送されて伸張処理が行われる。伸張された動画情報は、ビデオインタフェース13に送られ、接続される前記テレビ6に適合した信号形式に変換される。なお、ENC/DEC8では、動画情報だけでなく静止画情報の圧縮伸張ができるようにしても良い。
【0066】
ユーザインタフェース14は、リモコン、操作ボタン等のユーザの操作をビデオコントローラ12に伝達したり、ビデオコントローラ12からの情報を表示したりするためのものである。
【0067】
次に、図1に示すように、ホームサーバ3は、ビデオレコーダ5で作成した動画情報やパソコン2で作成した各種の情報等をファイルとして保存するファイルサーバとしての機能と、ネットワーク内の各情報記憶装置のファイル管理情報を保存する管理情報サーバとしての機能を有する情報記憶装置である。
【0068】
上記ホームサーバ3には、図3に示すように、内部バス19に各ブロックが接続されている。動作制御手段としてのサーバコントローラ17は、各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース16は、上記バス4と接続するためのものであり、バス4に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。
【0069】
ファイル記憶手段としてのサーバハードディスク装置15は、各種の情報を保存するための記憶装置である。なお、ここでは、記憶装置としてハードディスク装置を使う場合を示しているが、必ずしもこれに限らず、光ディスク装置等の記憶装置を使用することもできる。
【0070】
ユーザインタフェース18は、リモコン、及び操作ボタン等のユーザの操作をサーバコントローラ17に伝達したり、サーバコントローラ17からの情報を表示したりするためのものである。ユーザインタフェース18については、ホームサーバ3に対する各種の操作をネットワーク経由で行うようにすることも可能であり、この場合、操作のためのハードウェアを省略することができる。
【0071】
フラッシュメモリ20は、ネットワーク内の各情報記憶装置のファイル管理情報を保存するためのものである。本実施の形態では、ファイル管理情報の記憶をフラッシュメモリ20のような固体メモリとしているため、ハードディスク装置のように機械的な可動部を有する記憶装置に比べて、耐久性、信頼性が向上できる。また、消費電力も低減できる。さらに、不揮発性メモリを使用しているため、停電等により電源の供給が停止しても、ファイル管理情報が失われることがない。不揮発性の固体メモリとしては、フラッシュメモリ20以外にもMRAMやFeRAM等のメモリがあり、動作速度、コスト等を考慮して選択すれば良い。
【0072】
一方、図1に示すように、パソコン2は、実行するソフトウェアに応じて各種の情報処理ができる情報記憶装置である。代表的な処理内容としては、ホームページ閲覧、電子メール、文書作成、印刷、表計算、画像処理、動画再生、及び音声再生等がある。また、拡張ボードにより機能を追加、変更することができる。例えば、チューナ/ビデオキャプチャボードを追加することにより、テレビ放送を見たり、動画情報を圧縮処理したりすることができるようになる。この場合、ビデオレコーダ7とほぼ同様な機能を実現できる。
【0073】
なお、パソコン2には、図示しないハードディスク装置や光ディスク装置等の記憶装置が内蔵、又は外部接続されている。
【0074】
ディスプレイ1は、動画情報等を表示する装置である。このディスプレイ1には、図4に示すように、内部バス25に各ブロックが接続されている。ディスプレイコントローラ23は、各ブロックからの情報を収集し制御を行う。LANインタフェース22は、上記バス4と接続するためのものであり、バス4に適合した信号及びプロトコルへの変換を行う。
【0075】
デコーダ26は、圧縮データファイルを伸張するものである。再生時には、上記バス4を通じて圧縮データファイルが読み出され、デコーダ26に転送されて伸張処理が行われる。デコーダ26はハードウェアではなく、ソフトウェアで実現することもできる。伸張された動画情報は、ディスプレイ画面21に表示される。
【0076】
ユーザインタフェース24は、リモコン、及び操作ボタン等のユーザの操作をディスプレイコントローラ23に伝達したり、ディスプレイコントローラ23からの情報を表示したりするためのものである。圧縮データファイルを読み出す対象としては、記憶装置を備えた情報記憶装置であればどれでもよく、パソコン2、ビデオレコーダ5及びホームサーバ3のいずれからでも読み出すことができる。また、ディスプレイ1では、動画情報だけでなく、静止画やホームページ閲覧等も可能である。これらの表示処理はディスプレイコントローラ23のソフトウェアにより実現される。
【0077】
以上説明したように、記憶装置を備えた情報記憶装置がネットワーク内に複数台接続されている場合、記憶装置を共有することができる。ファイル共有のためのファイルシステムとしては、例えばNFS(Network File System)等がある。
【0078】
上記のネットワーク内で記憶装置を共有する場合の本実施の形態におけるファイル管理情報について説明する。
【0079】
本実施の形態の情報処理装置では、ネットワーク内における全ての情報記憶装置のファイル管理情報をホームサーバ3が所有する。ただし、各情報記憶装置の記憶装置に記憶されている全てのファイルに対するファイル管理情報を、ネットワーク内で共有する必要はなく、一部を共有すればよい場合が殆どである。例えば、パソコン2を動作させるためのOS(Operating System)に関するファイルは、ビデオレコーダ5では不要なので共有する必要がない。同様に、ビデオレコーダ5でしか再生できないファイルはパソコン2で共有する必要はない。したがって、本実施の形態では、いずれの情報記憶装置でも使用可能な情報のみを共有にすることとしている。このように、共有するファイルを一部に限定することにより、ファイル管理情報の容量を低減できる。
【0080】
ここで、共有するファイルを限定するには、フォルダやディレクトリ等のファイルが記憶される論理的な位置で限定する方法と、ファイルの内容等の属性により限定する方法とがある。前者の場合、特定のフォルダに記録されたファイルを全て共有するため、一つ一つのファイル内容等を調べる必要がないという利点がある。後者の場合、一つのフォルダ内で共有ファイルと非共有ファイルが混在できるので、フォルダに収容するファイル選択の自由度が高いという利点がある。
【0081】
また、図1に示した例では、ファイル管理情報を共有する必要がある情報記憶装置のみがネットワークに接続されている場合を示している。そのため、全ての情報記憶装置のファイル管理情報をホームサーバ3が所有するようにしている。しかし、例えば、ファイル管理情報を共有する必要がない情報記憶装置がネットワークに接続されている場合も考えられる。このような場合は、ファイル管理情報を共有する必要がない装置を除いた他の複数の情報記憶装置にてファイル管理情報を共有するようにすれば良い。
【0082】
ファイル管理情報は、各情報記憶装置のハードディスク装置等の記憶装置に記憶されている。また、光ディスク等の交換可能な記憶媒体を使用する情報記憶装置においては、現在、情報記憶装置内に格納されていない記憶媒体についてのファイル管理情報を記憶するための、記憶手段を備えていることが望ましい。このような装置構成としておけば、情報記憶装置内に格納されていない記憶媒体に記憶されたファイルについても、検索等を行うことが可能となる。
【0083】
共有するファイル管理情報の項目は、例えば、図5に示すように、ファイル種類、タイトル、ファイル名、内容、装置名、パス、サイズ、日時等である。同図においては、ファイル検索時に便利なように多くの項目を含んでいるが、最低限必要となるのは、ファイル種類、ファイル名、装置名であり、それ以外の項目は、必要に応じて省略することができる。以下、項目毎に内容を説明する。
【0084】
まず、ファイル種類の項目には、例えば、ファイル種類毎に予め決められたコードを格納する。そのコードは、図6に示すように、例えば、ビデオファイルについてV_HD、V_SD、オーディオファイルについてA_HQ、A_SQ、静止画ファイルについてS_JP、S_BM、テキストファイルについてT_TX、T_RTである。なお、ここでは、ビデオファイル、オーディオファイル、静止画ファイル及びテキストファイルについての例を示しているが、必ずしもこれに限らず、パソコン2等では、アプリケーションソフトによって様々なファイル種類を扱うことができる。このため、必要に応じてそれらについてもコードを付与しておく。
【0085】
ファイル毎にファイル種類を付与する方法としては、ユーザが逐次入力する方法と、情報記憶装置がファイル種類を自動的に付与する方法とがある。ファイル種類を自動的に付与する方法としては、いくつか考えられる。一つは、例えばパソコン2では、ファイル名としてファイル種類に関連付けられた拡張子が含まれているので、それを基にしてファイル種類を付与する方法がある。他の方法としては、ファイルのデータフォーマットを分析しファイル種類を付与する方法がある。また、ビデオレコーダ5では、録画等、ユーザの操作により記録するファイル種類が決まっているので、リモコン等の操作に応じてファイル種類を付与しても良い。
【0086】
タイトルとしては、内容を示すような任意の名前を格納する。例えば、録画したテレビ放送の場合、番組名等をタイトルとすることができる。
【0087】
ファイル名としては、ファイル毎に任意につけられた名前を格納する。内容としては、検索時に便利なようにキーワードとなるような言葉を格納する。例えば、ドラマ、歌番組等といった任意の言葉を格納する。
【0088】
装置名としては、ファイルが記録されている情報記憶装置の名称を格納する。
【0089】
パスとしては、ファイルが記録されている記憶装置のディレクトリのパスを格納する。これら装置名とパスとを用いて、ファイルにアクセスが可能となる。サイズとしては、ファイルのサイズを格納する。
【0090】
日時としては、ファイル作成日時を格納する。ファイル管理情報として日時を格納しておくことにより、日時を使ったファイル検索が可能となる。例えば、2000年10月以降のファイルを探すといったことができる。
【0091】
次に、前述のファイル管理情報の更新動作について説明する。
【0092】
まず、図7に示すファイル管理情報がホームサーバ3に記録されているものとする。この例では、2つのビデオファイル、2つのオーディオファイル、及び1つのテキストファイルの合計5つのファイルについてのファイル管理情報が記録されている。また、他の情報記憶装置のファイル管理情報を読み出すことができるように、ネットワーク内の各装置において、ファイル共有のために必要なファイルシステムの設定が予めなされている。
【0093】
ここで、ビデオレコーダ5により新たにテレビ番組が録画される場合を考える。
【0094】
録画終了時におけるビデオレコーダ5のファイル管理情報には、図8に示すように、Music2というタイトルのビデオファイルが1つ追加されている。このように新たにファイルが追加されたり、又は削除されたりしたときに、ファイル管理情報の更新日時を変更する。
【0095】
すなわち、本実施の形態では、ホームサーバ3は、ネットワーク内で共用すべきファイルのファイル管理情報だけを記憶することとしているが、Music2というビデオファイルはこの対象である。したがって、録画終了時におけるビデオレコーダ5のファイル管理情報の更新が終了した後、所定の手順でネットワーク内のホームサーバ3のファイル管理情報を更新する。
【0096】
上記ホームサーバ3のファイル管理情報を更新する場合のビデオレコーダ5とホームサーバ3との間の応答を図9に基づいて説明する。
【0097】
まず、ビデオレコーダ5のファイル管理情報が書き換えられた時点で、ビデオレコーダ5は、ホームサーバ3の稼動状況を調べるためにホームサーバ3に対して問い合わせを行う。今の場合、ホームサーバ3は稼動中であるので、稼動中である旨をビデオレコーダ5に通知する。すなわち、ホームサーバ3が稼動中とは、ホームサーバ3が動作していることつまりホームサーバ3の電源がON状態にあることを示す。
【0098】
次に、ビデオレコーダ5は、ホームサーバ3に対して、ビデオレコーダ5のファイル管理情報が書き換えられたことを通知する。続いて、ホームサーバ3は、ビデオレコーダ5に対して、書き換え後のファイル管理情報を送信するよう要求する。送信要求を受けたビデオレコーダ5は、ファイル管理情報をホームサーバ3に送信する。
【0099】
ここで、ファイル管理情報の送信方法としては、更新された部分についてのみの情報を送る方法と、共有ファイル全てについての情報を送る方法とがある。前者では、送信する情報が少ないので、送信時間を短くすることができるという利点がある。後者の場合、何らかの影響で、送信ミスがあっても、次回更新が行われるときに、共有ファイル全てについてのファイル管理情報が再度送られるので、その時点で情報が正常化される。また、2つの方法を複合しても良い。すなわち、通常は、更新部分についての情報のみを送信し、例えば10回の更新毎に共有ファイル全てについてのファイル管理情報を送信するようにする。このようにすれば、送信時間と情報の信頼性を両立できる。
【0100】
最後に、ホームサーバ3は、フラッシュメモリ20に記憶されたファイル管理情報を更新する。該ホームサーバ3のファイル管理情報を更新する場合は、ファイル管理情報の更新日時は変更せず、ビデオレコーダ5で更新された日時をそのまま使用する。
【0101】
以上説明した手順により、ホームサーバ3のファイル管理情報を更新することができる。ここでは、ファイルが追加された例を挙げたが、削除された場合も同様である。また、ファイルの移動は、ファイル追加とファイル削除との組み合わせとして実現できる。
【0102】
次に、ホームサーバ3のファイル管理情報を用いたファイル検索動作について説明する。なお、ホームサーバ3に記憶されたファイル管理情報は、図7に示すものであるとする。また、検索操作は、ビデオレコーダ5において行うものとする。ただし、必ずしもこれに限らない。
【0103】
まず、ユーザは、ビデオレコーダ5のユーザインタフェース14に使われているリモコン等により検索操作を行う。ここでは、Classic1というタイトルの音楽ファイルを検索するものとする。ユーザがタイトルを知っている場合は、Classic1というタイトルのファイルを検索するようリモコン等を用いて入力する。タイトルを知らない場合には、ファイル種類や内容、日時等をキーワードとして入力し検索作を行う。
【0104】
ビデオレコーダ5は、ホームサーバ3に対して検索動作を指示し、検索結果を受け取る。こうして、探しているファイルのファイル名がAudio2であり、ファイルが記録されている情報記憶装置が装置名PCによりパソコン2であることがわかる。また、パソコン2内のディレクトリのパスもわかるので、ファイルにアクセスすることができる。これらの検索結果は、ビデオレコーダ5に接続されたテレビ6に表示される。また、このとき、パソコン2が稼動中であるかどうかの問い合わせを行ない、パソコン2の電源が切れている場合、それを表示させるようにすれば、ユーザは、パソコン2の電源を入れる必要があることがわかる。
【0105】
検索結果を見て、ユーザは、再生動作等の必要な操作をビデオレコーダ5に指示する。
【0106】
一方、ホームサーバ3は、ファイルサーバとしての機能と管理情報サーバとしての機能を有しているが、ファイルサーバとしての機能を長時間使用しない場合が考えられる。そこで、動作制御手段としてのサーバコントローラ17は、ファイルの入出力状況を監視し、一定時間以上ファイルの入出力が行われない時には、管理情報サーバとして必要なブロック以外を停止させる。つまり、省エネルギーモードとなる。この状態をスリープモードと呼ぶ。管理情報サーバとして必要なブロックは、LANインタフェース16、フラッシュメモリ20、及びサーバコントローラ17である。したがって、サーバハードディスク装置15及びユーザインタフェース18は動作が停止する。
【0107】
また、ネットワーク内の他の情報記憶装置からホームサーバ3のファイル記憶手段としてのサーバハードディスク装置15に対してファイル入出力要求があった場合、サーバコントローラ17は、ファイル入出力ができるように、スリープモードで停止させていた全てのブロックを起動させる。したがって、通常モードとなる。
【0108】
このように、ファイルサーバとしての機能を長時間使用しない場合、管理情報サーバとして必要がないブロックを停止することにより、消費電力を低減することができる。
【0109】
本実施の形態では、管理情報サーバとしての機能をホームサーバ3に内蔵させたが、ネットワーク内の他の情報記憶装置に内蔵させるようにしても良い。また、管理情報サーバを独立した情報記憶装置として、ネットワーク内に設置することもできる。しかし、独立して設置せずに、他の情報記憶装置に内蔵させることにより、LANインタフェース、コントローラ等を共用でき、コスト低減ができるという利点がある。
【0110】
以上、詳細に説明したように、ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を集中的に管理するようにしたので、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、どの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置のファイルを検索することが可能である。
【0111】
このように、本実施の形態の情報処理装置では、情報記憶装置のうち、少なくとも1台のホームサーバ3がフラッシュメモリ20を備えており、複数台の情報記憶装置の全てのファイル管理情報を、このフラッシュメモリ20に記憶する。
【0112】
したがって、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置のファイルを検索することが可能である。
【0113】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を常に得ることができ、信頼性を実現し得る情報処理装置を提供することができる。
【0114】
また、本実施の形態の情報処理装置では、フラッシュメモリ20は、固体メモリからなっているので、ハードディスク装置のように機械的な可動部を有する記憶装置に比べて、耐久性、信頼性が向上できる。また、小型であり、消費電力も低減できる。
【0115】
また、本実施の形態の情報処理装置では、フラッシュメモリ20は不揮発性メモリからなっているので、停電等による電源遮断時にも、ファイル管理情報を失うおそれがない。
【0116】
また、本実施の形態の情報処理装置では、複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台のホームサーバ3には、各情報記憶装置にて作成された各種の情報を転送入力してファイルとして保存するサーバハードディスク装置15が設けられている。
【0117】
したがって、例えば、ビデオレコーダ5等のある情報記憶装置の記憶容量が少ない場合等には、その記憶容量が少ないビデオレコーダ5にて記憶した情報を当該複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台のホームサーバ3に転送し、当該少なくとも1台のホームサーバ3のサーバハードディスク装置15にファイルを保存することができる。したがって、個々のビデオレコーダ5等の情報記憶装置については、大容量の記憶装置を備える必要がない。
【0118】
また、ファイル管理情報サーバとして機能するフラッシュメモリ20を有するホームサーバ3にファイルサーバとして機能するサーバハードディスク装置15が設けられているので、このサーバハードディスク装置15とフラッシュメモリ20とでLANインタフェース16を共用することになる。したがって、コスト低減が可能である。
【0119】
また、本実施の形態では、サーバコントローラ17は、サーバハードディスク装置15への入出力が所定時間以上ないときには、サーバハードディスク装置15の動作を省エネルギーモードにする。
【0120】
したがって、サーバハードディスク装置15への入出力が所定時間以上ないときに、サーバハードディスク装置15の動作を省エネルギーモードにすることにより、さらに、消費電力を低減することができる。
【0121】
また、本実施の形態の情報処理装置では、サーバコントローラ17は、サーバハードディスク装置15の動作を省エネルギーモードにした後、サーバハードディスク装置15へのファイルの入出力が発生したときには、サーバハードディスク装置15の動作を通常モードに復帰させる。
【0122】
したがって、サーバハードディスク装置15へのファイルの入出力が発生したときには、サーバハードディスク装置15は通常通りの動作を行うので、ファイルの入出力を支障なく行うことができる。
【0123】
また、本実施の形態の情報処理装置の情報処理方法では、例えば、ビデオレコーダ5等の第1の情報記憶装置のファイル管理情報が更新されたときには、このビデオレコーダ5は、複数台の情報記憶装置のうちの、ファイル管理情報を記憶するフラッシュメモリ20を備えたホームサーバ3に対して、ファイル管理情報が更新された旨を通知する。
【0124】
そして、更新通知を受けたホームサーバ3は、自己のフラッシュメモリ20に記憶されたファイル管理情報を更新する。
【0125】
これによって、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置における更新されたファイルを検索することが可能である。
【0126】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置における最新のファイル管理情報を常に得ることができる情報処理装置の情報処理方法を提供することができる。
【0127】
また、本実施の形態の情報処理装置の情報処理方法では、ホームサーバ3は、ビデオレコーダ5のファイル管理情報のうち更新箇所のみを更新する。
【0128】
したがって、更新するファイル管理情報の容量を減らすことができるので、更新に要する時間を短縮することができる。
【0129】
ところで、更新箇所のみを更新している場合において、何らかの影響で送信ミスがあった場合には、誤った情報がホームサーバ3にいつまでもの残ることになる。
【0130】
この点、本実施の形態の情報処理装置の情報処理方法では、ホームサーバ3は、例えば10回に一度等の所定の更新回数毎に、ビデオレコーダ5の更新箇所を含む全てのファイル管理情報を更新する。
【0131】
したがって、更新箇所のみを更新している場合において、何らかの影響で送信ミスがあっても、次回更新が行われるときに、共有ファイル全てについてのファイル管理情報が再度送られるので、その時点で情報が正常化される。この結果、情報の信頼性を確保することができる。
【0132】
【発明の効果】
本発明の情報処理装置は、以上のように、複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、全ての情報記憶装置のファイル管理情報を記憶するメモリ手段が設けられているものである。
【0133】
それゆえ、メモリ手段により、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置のファイルを検索することが可能である。
【0134】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置のファイル管理情報を常に得ることができ、信頼性を実現し得る情報処理装置を提供することができるという効果を奏する。
【0135】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記メモリ手段は、固体メモリからなっているものである。
【0136】
それゆえ、ハードディスク装置のように機械的な可動部を有する記憶装置に比べて、耐久性、信頼性が向上できる。また、小型であり、消費電力も低減できるという効果を奏する。
【0137】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記メモリ手段は、不揮発性メモリからなっているものである。
【0138】
それゆえ、メモリ手段は、不揮発性メモリからなっているので、停電等による電源遮断時にも、ファイル管理情報を失うおそれがないという効果を奏する。
【0139】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、各情報記憶装置にて作成された各種の情報を転送入力してファイルとして保存するファイル記憶手段と、上記ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときには、上記ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにする動作制御手段とが設けられているものである。
【0140】
それゆえ、ある情報記憶装置の記憶容量が少ない場合等には、その記憶容量が少ない情報記憶装置にて記憶した情報を当該複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置に転送し、当該少なくとも1台の情報記憶装置のファイル記憶手段にファイルを保存することができる。したがって、個々の情報記憶装置については、大容量の記憶装置を備える必要がない。
【0141】
また、本発明では、動作制御手段は、ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときには、上記ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにする。
【0142】
したがって、ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときに、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにすることにより、さらに、消費電力を低減することができるという効果を奏する。
【0143】
また、本発明の情報処理装置は、上記記載の情報処理装置において、前記動作制御手段は、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにした後、上記ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、上記ファイル記憶手段の動作を通常モードに復帰させるものである。
【0144】
それゆえ、ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、通常通りの動作を行うので、ファイルの入出力を支障なく行うことができる。
【0145】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記課題を解決するために、複数台の情報記憶装置に含まれる第1の情報記憶装置のファイル管理情報が更新されたときに、上記記第1の情報記憶装置が、上記複数台の情報記憶装置のうちの、ファイル管理情報を記憶するメモリ手段を備えた第2の情報記憶装置に対して、ファイル管理情報が更新された旨を通知する第1のステップと、更新通知を受けた上記第2の情報記憶装置が、上記メモリ手段に記憶されたファイル管理情報を更新する第2のステップとを含む方法である。
【0146】
それゆえ、各情報記憶装置の電源の入切状態に関係なく、いずれの情報記憶装置からもネットワーク内の情報記憶装置における更新されたファイルを検索することが可能である。
【0147】
この結果、ネットワーク内の情報記憶装置における最新のファイル管理情報を常に得ることができる情報処理装置の情報処理方法を提供することができるという効果を奏する。
【0148】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記記載の情報処理装置の情報処理方法において、前記第2のステップにおいて、第2の情報記憶装置は、第1の情報記憶装置のファイル管理情報のうち更新箇所のみを更新する方法である。
【0149】
それゆえ、更新するファイル管理情報の容量を減らすことができるので、更新に要する時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0150】
また、本発明の情報処理装置の情報処理方法は、上記記載の情報処理装置の情報処理方法において、前記第2のステップにおいて、第2の情報記憶装置は、所定の更新回数毎に、第1の情報記憶装置の更新箇所を含む全てのファイル管理情報を更新する方法である。
【0151】
それゆえ、更新箇所のみを更新している場合において、何らかの影響で送信ミスがあっても、次回更新が行われるときに、共有ファイル全てについてのファイル管理情報が再度送られるので、その時点で情報が正常化される。この結果、情報の信頼性を確保することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における情報処理装置システムの実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】上記情報処理装置システムのビデオレコーダの構成を示すブロック図である。
【図3】上記情報処理装置システムのホームサーバの構成を示すブロック図である。
【図4】上記情報処理装置システムのディスプレイの構成を示すブロック図である。
【図5】上記情報処理装置システムにおけるホームサーバのフラッシュメモリに記憶されているファイル管理情報の管理項目を示す説明図である。
【図6】上記ファイル管理情報のファイル種類の項目に格納されるファイル種類コードを示す説明図である。
【図7】上記ホームサーバのフラッシュメモリに記憶されているファイル管理情報を示す説明図である。
【図8】録画終了時におけるビデオレコーダのファイル管理情報を示す説明図である。
【図9】ビデオレコーダとホームサーバとの間におけるファイル管理情報の更新手順を示す説明図である。
【図10】従来例を示すものであり、情報処理装置システムを示すブロック図である。
【図11】上記情報処理装置システムにおけるビデオレコーダ5の構成を示すブロック図である。
【図12】上記情報処理装置システムにおけるホームサーバの構成を示すブロック図である。
【図13】上記情報処理装置システムにおけるディスプレイの構成を示すブロック図である。
【図14】(a)はファイル移動前のビデオレコーダのファイル管理情報を示す説明図、(b)はファイル移動前のサーバのファイル管理情報を示す説明図である。
【図15】(a)はファイル移動後のビデオレコーダのファイル管理情報を示す説明図、(b)はファイル移動後のホームサーバのファイル管理情報を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ
2 パソコン(情報記憶装置)
3 ホームサーバ(情報記憶装置、第2の情報記憶装置)
5 ビデオレコーダ(情報記憶装置、第1の情報記憶装置)
6 テレビ
15 サーバハードディスク装置(ファイル記憶手段)
16 LANインタフェース
17 サーバコントローラ(動作制御手段)
20 フラッシュメモリ(メモリ手段)
Claims (8)
- 複数台の情報記憶装置が接続され、各情報記憶装置に記憶されたファイルを相互に利用する情報処理装置において、
上記複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、全ての情報記憶装置のファイル管理情報を記憶するメモリ手段が設けられていることを特徴とする情報処理装置。 - 前記メモリ手段は、固体メモリからなっていることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記メモリ手段は、不揮発性メモリからなっていることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記複数台の情報記憶装置のうち少なくとも1台の情報記憶装置には、
各情報記憶装置にて作成された各種の情報を転送入力してファイルとして保存するファイル記憶手段と、
上記ファイル記憶手段への入出力が所定時間以上ないときには、上記ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにする動作制御手段とが設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の情報処理装置。 - 前記動作制御手段は、ファイル記憶手段の動作を省エネルギーモードにした後、上記ファイル記憶手段へのファイルの入出力が発生したときには、上記ファイル記憶手段の動作を通常モードに復帰させることを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
- 複数台の情報記憶装置が接続され、各情報記憶装置に記憶されたファイルを相互に利用する情報処理装置の情報処理方法において、
上記複数台の情報記憶装置に含まれる第1の情報記憶装置のファイル管理情報が更新されたときに、上記記第1の情報記憶装置が、上記複数台の情報記憶装置のうちの、ファイル管理情報を記憶するメモリ手段を備えた第2の情報記憶装置に対して、ファイル管理情報が更新された旨を通知する第1のステップと、
更新通知を受けた上記第2の情報記憶装置が、上記メモリ手段に記憶されたファイル管理情報を更新する第2のステップとを含むことを特徴とする情報処理装置の情報処理方法。 - 前記第2のステップにおいて、第2の情報記憶装置は、第1の情報記憶装置のファイル管理情報のうち更新箇所のみを更新することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置の情報処理方法。
- 前記第2のステップにおいて、第2の情報記憶装置は、所定の更新回数毎に、第1の情報記憶装置の更新箇所を含む全てのファイル管理情報を更新することを特徴とする請求項7記載の情報処理装置の情報処理方法。
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JP2002196285A JP2004038675A (ja) | 2002-07-04 | 2002-07-04 | 情報処理装置及びその情報処理方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007114950A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Sony Corp | 中継装置、記憶装置及び記憶システム |
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2002
- 2002-07-04 JP JP2002196285A patent/JP2004038675A/ja active Pending
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