JP2004037241A - ロールミルの吐出材料温度測定装置 - Google Patents

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Ikuo Wada
和田 郁男
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Abstract

【課題】ドクター上を流れる吐出材料の温度を自動的に、かつ精度良く計測できるようにしたロールミルを提供する。
【解決手段】ドクター(6)に取付孔(7)を形成する。該取付孔(7)に、頂面部(11)を有する保護ケース(10)を挿入する。この頂面部(11)の厚さは、1.0mm以下の薄さに形成されている。頂面部(11)は、上面がドクター(6)の表面と実質的に同一面となる位置に存している。上記頂面部(11)の内側には、熱電温度計の表面温度測定素子(13)が密着している。上記ドクター上を吐出材料が流れると、上記頂面部を介して上記表面温度測定素子(13)により吐出材料の温度が自動的に計測される。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、処理材料を練肉、練合、均一微粒子化、分散等するためのロールミルに関し、特に該ロールミルのロールから吐出された吐出材料の温度を測定する吐出材料温度測定装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
ロールミルは、従来より各種印刷インキ、塗料、着色材、セラミックス、絵具、接着剤、シーリング剤、薬品、食品等の製造工程において広く使用され、該ロールミルにより処理された材料の温度を管理するためドクター上を流れる吐出材料の温度を計測することが行われている。
【0003】
そのような温度測定には、接触式や非接触式の各種の温度計が用いられている。例えば接触式の場合、デジタル温度計を用い、そのセンサー部をドクター上を流れている吐出材料中に直接挿入して測定し、非接触式の場合には、赤外線温度計を用いて反射光を測定する方法が採られているが、取扱い上問題があったり、精度良く自動計測することがむずかしいものであった。
【0004】
すなわち、ドクター上を流れる吐出材料中にセンサー部を挿入する方法では、どうしても人手により計測せざるを得ず、自動記録をとることができない。また、赤外線温度計を用いると、自動記録をとることは可能であるが、吐出材料の種類やその状態により反射光が異なっているため精度の良い計測値を得ることは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の解決課題は、上記のようにドクター上を流れる吐出材料の温度を簡単にかつ精度良く自動計測することができるようにしたロールミルの吐出材料温度測定装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ロールからかき取った吐出材料が流れるドクターの表面に開口するよう取付孔を形成し、該取付孔に頂面部を薄く形成した保護ケースを挿入し、該頂面部の上面を上記ドクターの表面と同一面に位置させ、該保護ケース内に熱電温度計のセンサー部を挿入し、該センサー部先端に設けた表面温度測定素子を上記頂面部の内側に密着して取り付けたことを特徴とするロールミルの吐出材料温度測定装置が提供され、上記頂面部の厚さが約0.5mm以下と薄く、熱容量が小さく形成された頂面部内側に表面温度測定素子を密着させることによりドクター上を流れる吐出材料の温度を自動的に温度計測でき、上記課題を達成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は各種のロールミルに適用することができ、図1には一実施例として3本ロールミルが示されている。3本ロールミルは、公知のようにロールミル本体(1)に後ロール(2)、中ロール(3)、前ロール(4)を有し、処理材料は後ロール(2)と中ロール(3)間に投入され、前ロール(4)に移行する間に練肉処理等を受け、前ロール(4)に接するスクレパー(5)を有するドクター(6)によりかき取られて前ロールから吐出し、該ドクター(6)上を流下して下方に位置する収納容器(図示略)に集められる。
【0008】
上記ドクター(6)は、ステンレスその他の金属材料により断面略U字状に形成され、前ロールから吐出した吐出材料が流れる板面には表面に開口するよう取付孔(7)が穿設されている。
【0009】
上記ドクター(6)の裏面には、支持枠(8)が支柱(9)に介して取り付けられており、該支持枠(8)には保護ケース(10)が設けられている。該保護ケース(10)は、上記取付孔(7)にほぼ内接する外径を有し、その頂面部(11)は熱容量が小さくなるよう薄く形成されている。該頂面部(11)の厚さは、吐出材料が流動するとき破損することがない程度に薄く、例えば約1.0mm以下に形成するとよく、好ましくは約0.8mm以下、図に示す実施例では約0.5mm程度に形成してあるが、それよりも薄く形成してもよい。また、該頂面部(11)は保護ケース(10)と一体的に形成してあるが、別体に薄板状の頂面部を形成して保護ケース(10)の頂部に固定することもでき、上記支持枠(8)をドクター(6)に取り付けた際、上記保護ケース(10)は、頂面部(11)の上面がドクター(6)の表面と実質的に同一面となるように上記取付孔(7)に挿入される。なお、該頂面部(11)は、熱伝導性の良い適宜の材料で作ることが好ましい。
【0010】
上記保護ケース(10)内には熱電温度計のセンサー部(12)が挿入されている。該センサー部(12)は、熱電対の測温接点を有する表面温度測定素子(13)が先端に形成され、該表面温度測定素子(13)を保持する保持体(14)が取付ナット(15)で上記支持枠(8)に取り付けられ、コネクター(16)を介してデジタル温度表示部(図示略)に接続されている。上記センサー部を支持枠に取り付ける際、その取付位置は、上記表面温度測定素子(13)が上記頂面部(11)の内側に所定の押し付け力で密着するような位置にしてある。
【0011】
上記構成により、吐出材料がドクター(6)上を流れるとき、該吐出材料は頂面部(11)の上面を流れるから、薄い頂面部(11)の内側に密着した上記表面温度測定素子(13)により該吐出材料の温度を直接的に、かつ自動的に計測することができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成され、ドクターの表面に開口するよう取付孔を形成し、該取付孔に頂面部を薄く形成した保護ケースを挿入し、該頂面部の上面を上記ドクターの表面と実質的に同一面に位置させ、該保護ケース内に熱電温度計のセンサー部を挿入し、該センサー部先端に設けた表面温度測定素子を上記頂面部の内側に密着して取り付けたので、上記ドクター上を流れる吐出材料の温度は、薄い頂面部の内側に密着した表面温度測定素子により連続的に計測され、吐出材料の種類や状態が変化しても変化することがなく、精度の良い自動計測が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図。
【図2】ドクターの一部の拡大断面図。
【符号の説明】
6…ドクター
7…取付孔
10…保護ケース
11…頂面部
13…表面温度測定素子

Claims (3)

  1. ロールからかき取った吐出材料が流れるドクターの表面に開口するよう取付孔を形成し、該取付孔に頂面部を薄く形成した保護ケースを挿入し、該頂面部の上面を上記ドクターの表面と同一面に位置させ、該保護ケース内に熱電温度計のセンサー部を挿入し、該センサー部先端に設けた表面温度測定素子を上記頂面部の内側に密着して取り付けたことを特徴とするロールミルの吐出材料温度測定装置。
  2. 上記頂面部の厚さは、1.0mm以下の厚さである請求項1に記載のロールミルの吐出材料温度測定装置。
  3. 上記ドクターの裏面に支持枠を設け、該支持枠に上記保護ケースを形成し、該保護ケース内に挿入した熱電温度計のセンサー部の保持体を上記支持枠に固定した請求項1または2に記載のロールミルの吐出材料温度測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305435A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Inoue Mfg Inc ロールミル
JP2020000958A (ja) * 2018-06-25 2020-01-09 株式会社井上製作所 ロールミル

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