JP2004037238A - 低温nmrプローブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】低温ガスを、ガス供給ラインの途中に設けられた所定の容積を有する容器を介して、送受信コイルとヘッドアンプ部に供給するようにした。また、送受信コイルおよびヘッドアンプ部を冷却した後の戻りガスを、前記容器に固定されたガス管を介して、冷凍機に戻すようにした
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、NMRプローブに関し、より詳しくは、低温ガスで送受信コイルとヘッドアンプ部を冷却することにより、NMR信号の信号雑音比を改善させた低温NMRプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
NMR装置は、静磁場中に置かれた試料内の所定の原子核にRFパルスを印加し、その所定時間後に発生するNMR信号を検出する分析装置である。図1に、NMR装置のRF系の概念図を示す。図中1は発振器である。発振器1は、観測したい所定の原子核の共鳴周波数に合わせた周波数の高周波信号を発振する。発振器1から発振された高周波信号は、波形整形器2へ送られ、連続波、あるいはパルス波形や関数波形など所定の波形に整形される。また、レベル・コントロールも同時に行なわれる。
【0003】
波形整形器2によって整形された高周波信号は、電力増幅器3へと入力される。電力増幅器3には、後段の送受信コイル5の種類に応じて、数十ワット出力のものから数キロワット出力のものまでが用いられる。電力増幅器3で増幅された高周波信号は、送受信切替器4を通して、静磁場内(図示せず)に置かれた送受信コイル5へと印加される。送受信コイル5の内部には、図示しない測定試料が置かれていて、電力増幅器3で増幅された高周波信号の磁界成分が、測定試料内の所定の原子核の歳差運動を励起する。
【0004】
送受信切替器4は、電力増幅器3と送受信コイル5と受信器7との間の接続のかなめに位置し、電力増幅器3から高周波パルスが出力される時間帯には、電力増幅器3と送受信コイル5との間を接続し、送受信コイル5と受信器7との間、および電力増幅器3と受信器7との間を遮断すると共に、試料からNMR信号が放出される時間帯には、送受信コイル5と受信器7との間を接続し、電力増幅器3と送受信コイル5との間、および電力増幅器3と受信器7との間を遮断する役割を果たしている。
【0005】
送受信コイル5に印加された高周波電力が途切れた後、所定の時間が経過すると、測定試料から弱いNMR信号が放射され、観測信号として送受信コイル5によって検出される。送受信コイル5によって検出された観測信号は、送受信切替器4を経て、前置増幅器6でいったん増幅された後、受信器7に到達する。その後、受信器7で充分に増幅された観測信号は、AD変換器8でデジタル信号化され、ホストコンピューター9でフーリエ変換などの処理を経て、ディスプレイ上にNMRスペクトルとして表示される。
【0006】
パルス発生器10は、ホストコンピューター9で制御され、RF系全体の同期をとる役割を果たしている。例えば、発振器1から出力された連続波の高周波信号を任意のパルス幅のパルス波形に波形整形する場合、波形整形器2へ任意のパルス幅のゲート信号を送り、連続波をパルス波形に整形する。また、電力増幅器3から出力される高周波電力を送受信コイル5に印加し、印加後、所定時間後に放射されるNMR信号を前置増幅器6側に取り出す際には、送受信切替器4の切替のタイミングを制御する。いわばNMRパルス・シーケンスに応じ、NMR分光計を制御する機能を有している。
【0007】
このようなNMR装置において、近年、米国特許第5,508,613号公報に見られるように、NMRプローブ内の送受信切替器4、送受信コイル5、前置増幅器6、図示しない同調回路部などを〜20Kの低温に冷却し、信号雑音比(SNR)を向上させるNMR装置が開発されている。NMR信号の観測は、前述の通り、試料に高周波電力を印加し、試料が応答して放出するNMR信号をNMRプローブ内の送受信コイル5で検出することにより行なわれる。低温NMRプローブでは、その際に、熱雑音の発生源となる送受信切替器4、送受信コイル5、前置増幅器6、図示しない同調回路部などを極低温に冷却することにより、NMR装置の熱雑音を低減し、SNRの改善を図っている。
【0008】
最大の雑音発生源である送受信コイル5での熱雑音の大きさVnの時間平均<Vn>は、一般に、次式で与えられる。
【0009】
<Vn>2 = 4kBTRΔf
ここで、kBはボルツマン定数、Tは絶対温度、Rはコイル抵抗、Δfは周波数幅である。
【0010】
通常、Δfは、高周波フィルターにより一定値となるので、SNRは、コイル温度とコイル抵抗の平方根に比例する。送受信コイル5の抵抗値は、一般に、温度と共に、所定の水準にまで減少する。例えば、銅で作られた送受信コイルの場合、室温時の抵抗値の1/30以下の抵抗値となり得る。冷却には、低温のヘリウムガスをNMRプローブ内に供給し、熱交換器を用いて、送受信切替器4、送受信コイル5、前置増幅器6、図示しない同調回路部などを熱伝導方式で冷却する方法が採用されている。
【0011】
図2は、冷却源として1次ステージ11と2次ステージ12を備えた2段式の冷凍機13を用いた、低温NMRプローブの一例を示したものである。この例では、冷却ラインは、前置増幅器や送受信切替器などを収めたヘッドアンプ部14を第1の熱交換器15で冷却する第1のヘリウムガス循環ライン(1次ライン)16と、送受信コイル5や同調回路部17などを第2の熱交換器18で冷却する第2のヘリウムガス循環ライン(2次ライン)19とで構成されている。これは、前置増幅器や送受信切替器などを収めたヘッドアンプ部14の熱が、送受信コイル5や同調回路部17などに伝わることを避ける目的で、別々の冷却ラインに分けているものである。
【0012】
尚、1次ラインは、50〜80Kで稼働するのに対し、2次ラインは、10〜30Kで稼働する。また、冷凍機には、ギフォード・マクマホン型などの冷凍機を用いる。また、冷凍機からNMRプローブに向けて低温ガスを供給するラインをガス供給ライン、NMRプローブから冷凍機に向けて戻りガスを送るラインをガス回収ラインと呼んで、両者を区別する。
【0013】
尚、図2では、断熱用の真空容器や、冷凍機の圧縮機など、冷却システムに不可欠な部品の記載を一部省略し、ヘリウムガス循環ラインを簡略化して表現してある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、2次ラインの冷却ガスの温度が、送受信コイルへの高周波電力の印加時や、NMR信号の検出時に変動すると、送受信コイル自身の温度が変動することになる。送受信コイルは、通常、銅などの良導体金属や、超伝導体などで製作されているので、その温度が変動すると、抵抗値も変動し、結果的に、印加した高周波電力やNMRの観測信号に歪みを生じ、測定データが不正確になる。
【0015】
温度変動の例として、冷凍機を用いる場合について考える。冷凍機は、通常、次の4つの工程を1〜2秒の周期で繰り返す。
【0016】
(1)高圧ヘリウムガスの充填。
【0017】
(2)膨張部への移動と補給。
【0018】
(3)断熱膨張。
【0019】
(4)冷却負荷の吸収とヘリウムガスの排出。
このとき、(1)と(2)の工程では、熱の吸収を行なわず、(3)と(4)の工程では、熱の吸収を行なう。このため、NMRプローブに供給されるヘリウムガスの温度は、周期的に変動する。その結果、NMRプローブの送受信コイルやヘッドアンプ部の温度が変動し、送受信コイルに発生する電圧が変化して、NMR信号を歪ませる。このときの温度変動は、実験的には、±1K程度である。
【0020】
一般に、温度を安定化する方法として知られているものは、温度計で温度を測定し、測定結果に基づいてヒーター出力を制御することにより、温度を一定に保つ方法である。しかしながら、温度計やヒーターの応答速度には限界があり、1〜2秒の周期で繰り返される温度変動を平滑化することは容易ではない。
【0021】
また、冷凍機を使用すると、冷凍機自身の機械振動が、ガス供給ラインおよびガス回収ラインを伝わって、NMRプローブを振動させ、NMR信号上に冷凍機の機械ノイズが重なってしまうという問題があった。
【0022】
本発明の目的は、上述した点に鑑み、送受信コイルやヘッドアンプ部において短い周期で繰り返される冷凍機由来の温度変動や機械振動を低減して、安定した条件下でNMR信号を観測することのできる低温NMRプローブを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明にかかる低温NMRプローブは、
試料に高周波を印加すると共に、試料から放射されるNMR信号を検出する送受信コイルと、
送受信コイルで検出されたNMR信号を増幅して、後段の受信器に送るヘッドアンプ部と、
冷凍機から送られてくる低温ガスを用いて、送受信コイルまたは送受信コイルおよびヘッドアンプ部を冷却する冷却手段と
を備えたNMRプローブにおいて、
低温ガスを、冷却手段の途中に設けられた所定の容積を有する容器を介して、送受信コイルまたは送受信コイルとヘッドアンプ部に供給するようにしたことを特徴としている。
【0024】
また、前記容器は、少なくとも低温ガス温度の一変動周期の間に冷凍機から送られてくる低温ガスを、ほぼ収容できるだけの容積を有していることを特徴とする請求項1記載の低温NMRプローブ。
【0025】
また、前記容器の内部に熱溜め手段を設けたことを特徴としている。
【0026】
また、前記送受信コイルまたは送受信コイルおよびヘッドアンプ部を冷却した後の戻りガスを、前記容器に固定されたガス管を介して、冷凍機に戻すようにしたことを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図3は、本発明にかかる低温NMRプローブの一実施例を示したものである。図3では、冷却源として1次ステージ11と2次ステージ12を備えた2段式の冷凍機13を用いている。この例では、冷却ラインは、前置増幅器や送受信切替器などを収めたヘッドアンプ部14を第1の熱交換器15で冷却する第1のヘリウムガス循環ライン(1次ライン)16と、送受信コイル5や同調回路部17などを第2の熱交換器18で冷却する第2のヘリウムガス循環ライン(2次ライン)19とで構成されている。これは、前置増幅器や送受信切替器などを収めたヘッドアンプ部14の熱が、送受信コイル5や同調回路部17などに伝わることを避ける目的で、別々の冷却ラインに分けているものである。
【0028】
尚、1次ラインは、50〜80Kで稼働するのに対し、2次ラインは、10〜30Kで稼働する。また、冷凍機には、ギフォード・マクマホン型などの冷凍機を用いる。また、冷凍機からNMRプローブに向けて低温ガスを供給するラインをガス供給ライン、NMRプローブから冷凍機に向けて戻りガスを送るラインをガス回収ラインと呼んで、両者を区別する。
【0029】
尚、図3では、断熱用の真空容器や、冷凍機の圧縮機など、冷却システムに不可欠な部品の記載を一部省略し、ヘリウムガス循環ラインを簡略化して表現してある。
【0030】
このような構成において、本実施例では、冷却ガスを一時的に蓄える容器20を、ガス供給ラインの途中に設置する。ここでは、特に、2次ラインに設置した場合を考える。NMRプローブに供給される低温ガスの温度の変動周期は、冷凍機の周期(1〜2秒)、もしくはその数倍程度の周期であり、時間にして〜10秒程度であり、この時間内にNMRプローブに供給される低温ガスの量は0.1〜0.2リットル程度である。そこで、〜1リットル程度、少なくとも0.1リットル程度の低温ガスを一時的に蓄えることができるような容積の容器をガス供給ラインの途中に設置し、所定の時間内に冷凍機から送られてくる低温ガスを該容器の中で混合するようにすれば、時間的に低温ガスの温度が平均化し、低温ガス温度の変動を平滑化することができる。この容器は、単なる空洞体であっても良いが、内部に仕切り板を設けたり、メッシュを配置するなどすれば、低温ガスの混合をより効果的に促進させることができる(図4)。
【0031】
図5は、該容器の別の実施の形態を示したものである。すなわち、容器20の内部空間には、蓄冷材21が充填されている。これは、容器20を通過する低温ガスの温度が蓄冷材21の温度よりも高ければ、低温ガスは蓄冷材21によって冷却され、逆に、容器20を通過する低温ガスの温度が蓄冷材21の温度よりも低ければ、低温ガスは蓄冷材21によって加熱されることを利用して、低温ガスの温度の変動幅を平滑化するものである。
【0032】
容器20内の蓄冷材21には、冷凍機の蓄冷材と同様に、鉛の球体、磁性蓄冷材、あるいは銅のメッシュやブロックなどを用いる。蓄冷材21は、蓄熱作用を有する物質であれば、何でも良い。あるいは、容器20の一部に、鉛や磁性蓄冷材などを用いて構成しても良い。
【0033】
尚、鉛の球体を蓄冷材に用いる理由は、物質の比熱は、低温領域では、その温度の3乗に比例して変化し、大きく減少するが、鉛は、その減少がゆるやかで、低温領域での比熱の値が大きいことによる。また、磁性蓄冷材を用いる理由は、磁性蓄冷材は、低温領域においてしばしば比熱異常を示し、低温領域で大きな比熱の値を有していることによる。一般に、比熱の大きな物質ほど、蓄熱作用が優れていると言える。
【0034】
図6は、該容器の別の実施の形態を示したものである。すなわち、容器20の内部空間には、全容積のほぼ半分を蓄冷材21で充填している。これは、冷凍機から送られてくる低温ガスを混合する空間を備えると共に、容器20を通過する低温ガスの温度が蓄冷材21の温度よりも高ければ、蓄冷材21によって低温ガスを冷却し、逆に、容器20を通過する低温ガスの温度が蓄冷材21の温度よりも低ければ、蓄冷材21によって低温ガスを加熱する作用をも合わせ備えたものである。これにより、低温ガスの温度の変動幅を低減することができる。
【0035】
容器20内の蓄冷材21には、冷凍機の蓄冷材と同様に、鉛の球体、磁性蓄冷材、あるいは銅のメッシュやブロックなどを用いる。蓄冷材21は、蓄熱作用を有する物質であれば、何でも良い。あるいは、容器20の一部に、鉛や磁性蓄冷材などを用いて構成しても良い。
【0036】
この実施例では、低温ガスの温度は、必ずしも周期的に変動している必要はなく、容器20内で平均化できる程度の時間間隔でガス温度が変動していれば良いだけである。容器の内部空間の大きさや蓄冷材の量は、冷凍機から送られてくる低温ガスの温度が平均化できるような値を適宜選択すれば良い。
【0037】
尚、容器20を設置する位置は、冷凍機と送受信コイルの間のガス供給ライン上であれば、どこであっても良い。
【0038】
次に、冷凍機を使用する際のもう1つの問題点として、機械振動がある。この振動の問題を解決するためには、ガス供給ラインとガス回収ラインを構成しているガス管を、質量の大きな物体に固定すれば良いが、そのための特別な部品を装備するには、コストがかかる。この問題を解決するためには、容器20の質量を必要な量まで増加させると共に、図7に示すように、戻りガスが通るガス回収ラインを、その容器壁に固定するようにすれば、簡単に解決できる。
【0039】
尚、これらの方策は、送受信コイル側(2次ライン側)のみを冷却する場合に有効であるばかりではなく、2次ライン側とともに1次ライン側を冷却する場合にも同様に有効であることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたごとく、本発明の低温NMRプローブによれば、低温ガスを、冷却手段の途中に設けられた所定の容積を有する容器を介して、送受信コイルとヘッドアンプ部に供給するようにしたので、冷凍機由来の温度変動を低減して、安定した条件下でNMR信号を観測することが可能になった。
【0041】
また、送受信コイルおよびヘッドアンプ部を冷却した後の戻りガスを、前記容器に固定されたガス管を介して、冷凍機に戻すようにしたので、冷凍機由来の機械振動を低減して、安定した条件下でNMR信号を観測することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】NMR装置の基本構成を示す図である。
【図2】従来の低温NMRプローブの一例を示す図である。
【図3】本発明にかかる低温NMRプローブの一実施例を示す図である。
【図4】本発明にかかる低温NMRプローブの別の実施例を示す図である。
【図5】本発明にかかる低温NMRプローブの別の実施例を示す図である。
【図6】本発明にかかる低温NMRプローブの別の実施例を示す図である。
【図7】本発明にかかる低温NMRプローブの別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・発振器、2・・・波形整形器、3・・・電力増幅器、4・・・送受信切替器、5・・・送受信コイル、6・・・前置増幅器、7・・・受信器、8・・・AD変換器、9・・・ホストコンピュータ、10・・・パルス発生器、11・・・1次ステージ、12・・・2次ステージ、13・・・冷凍機、14・・・ヘッドアンプ部、15・・・第1の熱交換器、16・・・第1のヘリウムガス循環ライン(1次ライン)、17・・・同調回路部、18・・・第2の熱交換器、19・・・第2のヘリウムガス循環ライン(2次ライン)、20・・・容器、21・・・蓄冷材。
Claims (4)
- 試料に高周波を印加すると共に、試料から放射されるNMR信号を検出する送受信コイルと、
送受信コイルで検出されたNMR信号を増幅して、後段の受信器に送るヘッドアンプ部と、
冷凍機から送られてくる低温ガスを用いて、送受信コイルまたは送受信コイルおよびヘッドアンプ部を冷却する冷却手段と、
を備えたNMRプローブにおいて、
低温ガスを、冷却手段の途中に設けられた所定の容積を有する容器を介して、送受信コイルまたは送受信コイルとヘッドアンプ部に供給するようにしたことを特徴とする低温NMRプローブ。 - 前記容器は、少なくとも低温ガス温度の一変動周期の間に冷凍機から送られてくる低温ガスを、ほぼ収容できるだけの容積を有していることを特徴とする請求項1記載の低温NMRプローブ。
- 前記容器の内部に熱溜め手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の低温NMRプローブ。
- 前記送受信コイルまたは送受信コイルおよびヘッドアンプ部を冷却した後の戻りガスを、前記容器に固定されたガス管を介して、冷凍機に戻すようにしたことを特徴とする請求項1記載の低温NMRプローブ。
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