JP2004036015A - シュープレスベルト - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シュープレスベルト10は、基体Bと、基体Bの外側に設けられた湿紙側層20及び内側のシュー側層Sからなり、湿紙側層20とシュー側層Sは高分子弾性材料からなる。湿紙側層20の表面層11は、凹状の捕水部40と捕水部40の形成により生じた突起部分であるランド部50からなる。このランド部50の表面部52の硬度を捕水部40の断面形状変化部43の硬度よりも相対的に低く設定することで、シュープレスベルト10のランド部の表面部52と捕水部の断面形状変化部43におけるクラックの発生を抑制する。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、抄紙工程のシュープレス装置に使用されるシュープレスベルトに関し、特に耐久性に優れたシュープレスベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から製紙工程のプレスパートに採用されているシュープレス装置は、図1及び図2に示すものの2つに大別される。
これらはともに、ロールRとシューSHとを面接触させ、両者間に2枚のエンドレスフェルトF1,F2とシュープレスベルト10Aを挟持させたものである。搾水すべき湿紙Pは、エンドレスフェルトF1,F2間に保持された状態でシュープレスベルト10A上に載置され、ロールRとシューSHとで構成されるニップ圧部Nを通って搾水されるようになっている。
図1及び図2に示すように、これらの装置では、搾水効果が向上するように、ロールRとシューSHとが面接触して広いニップ圧部Nが構成されている。
【0003】
なお、図1の装置には比較的長尺のシュープレスベルトが使用され、このシュープレスベルトを無端状にして、複数(図1では5個)のロールrに掛け渡し、一定の張力を掛けた状態で走行させている。
一方、図2の装置では、比較的短いシュープレスベルトが使用される。
【0004】
図3(a)は、図1、2のシュープレス装置に使用される、従来のシュープレスベルト10AのCMD方向の断面図である。
このシュープレスベルト10Aは、基体Bと、基体Bの外側に設けられた湿紙側層20、及び内側のシュー側層Sからなり、湿紙側層20とシュー側層Sは高分子弾性材料からなる。
なお、この基体B内にも、高分子弾性材料は配置されている。なお、シュープレスベルト10Aを構成する、これら全ての高分子弾性材料は、一体化されている。
【0005】
基体Bは、シュープレスベルト10Aの強度を発現させるために設けられるものであり、経糸と緯糸を織製した基布の他、経糸と緯糸を織製せずに重ねたもの、細い帯状の不織布や織布を幅方向にスパイラル状に巻回したもの等、基体としての機能を果たすものが適宜使用される。
【0006】
また、シュープレスベルトの製造工程にあっては、基体Bに対して湿紙側層20とシュー側層Sをそれぞれ別工程で製造したり、一度の工程で設けたりする。なお、高分子弾性材料料としては、ゴム、エラストマーの中から適宜選択できるが、その中でもポリウレタン系樹脂、特に、熱硬化性ウレタン樹脂が多く採用されている。
【0007】
凹状の捕水部40は、前記湿紙側層20の後述する湿紙側層の表面層11に設けられており、ニップ圧部Nで湿紙から搾水された水分を一時的に捕水する作用を有する。なお、捕水部40に捕水された水分は、その後、シュープレスベルト10Aが走行し、その走行角度が変化した際等に、シュープレスベルト10Aから振切られて脱水される。
【0008】
捕水部40の具体的な構成としては、MD方向に沿って連続して設けられた凹溝や、基体に達しない深さで独立的に設けられる複数のブラインドドリル孔により形成される。
図3(a)では、断面が直線状で、底の角が直角の捕水部40が示されているが、要は、保水機能を果たすものであればよく、捕水部40の断面の形状は、図3(b)のように、底が全体として湾曲状の場合や、図3(c)のように底が鋭角で凹んでいるもの、図3(d)〜(f)のような、入り口が狭く内部が広い、いわゆる、蟻溝状のものもある。
【0009】
湿紙側層の表面層11は、凹状の捕水部40と、捕水部40の形成により生じた突起部分であるランド部50からなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
近年、紙の生産性向上を追求した結果、従来にもまして抄紙機の高速化が進み、またシュープレス装置のニップ圧も高く設定されるようになっている。そして、シュープレスベルトとしても、過酷な使用状況の下で、破損等を生じにくい、耐久性の高いものが要望されている。
【0011】
前述のように、シュープレスベルト10Aは、使用時、ニップ圧部内にて高圧が掛けられた状態で、高速で走行するので、ニップ圧部内においては、シュープレスベルト10Aの厚み方向に、非常に高い負荷がかかる。
さらに、ベルトの湿紙側層の表面層11にはMD方向とは逆の力が負荷として作用する。これは、ニップ圧部を通過したシュープレスベルト部分の直後の部分は未だニップ圧部内にあり、ニップ圧部を脱した箇所がMD方向に進行しようとしても、その直後の部分であるニップ圧部内で厚み方向への負荷が加わっているため、この負荷がブレーキ力として作用し、MD方向とは逆方向の負荷が加わるからである。
【0012】
シュープレスベルトを使用する際には、その厚み方向に働く非常に強い圧縮力と、走行方向とは逆の方向に働く所謂剪断力とが、製紙機械の稼動状態で繰返しシュープレスベルトに作用するので、高分子弾性材料は次第に劣化し、最終的には当該負荷に追従できなくなり、その結果、あらゆる部分から亀裂、所謂、クラックが発生していた。
【0013】
図4は、湿紙側層を硬度の低い高分子弾性材料により構成した場合のクラック発生状態を示す説明図である。
この場合、ニップ圧部内においては、素材の硬度が低いため、ランド部50が押しつぶされ、捕水部40の形状が著しく歪み、図4に示すように、特に捕水部40の断面形状変化部であるコーナー部43から、クラックCRが発生していた。
一方、ランド部50にかかる、MD方向とは逆方向の負荷については、素材が柔軟であるため、或る程度追随することが可能であった。
【0014】
図5は、湿紙側層を硬度の高い高分子弾性材料により構成した場合のクラック発生状態を示す説明図である。
この場合は、ニップ圧部内における厚み方向の負荷があっても、硬度が高いため、捕水部40の歪みがそれほど顕著とはならない。よって、捕水部40内におけるクラックCRはそれほど頻発しない。
一方、MD方向とは逆の負荷に対しては、素材の硬度が高いため、歪みに追随することが困難となるため、ランド部50の表面52からのクラックCRが顕著となっていた。
【0015】
本発明は、上述した問題点に鑑み、クラックの発生を抑制することができる、耐久性の高いシュープレスベルトを提供することを目的とする。
【0016】
【問題点を解決するための手段】
本発明は、シュープレス装置のプレスローラとシューの間に配置され、基体、湿紙側層、及びシュー側層からなるシュープレスベルトにおいて、前記湿紙側層が高分子弾性材料により構成され、前記湿紙側層の表面層に、凹状の捕水部とランド部が形成され、前記ランド部の表面部を相対的に低硬度に、前記捕水部の断面形状変化部を相対的に高硬度にしたシュープレスベルトによって前記課題を解決した。
【0017】
【作用】
本発明のシュープレスベルトによると、ランド部の表面部の硬度を捕水部の断面形状変化部の硬度よりも低くすることにより、シュープレスベルトの厚み方向の負荷による捕水部の断面形状変化部のクラックの発生と、シュープレスベルトのMD方向とは逆方向の負荷によるランド部の表面部のクラックの発生が抑えられるので、シュープレスベルトの耐久性が著しく向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明のシュープレスベルト10の実施形態を、図6(a)に基づいて説明する。なお、従来と同一の構成については同一の符号を使用し、説明は省略する。このシュープレスベルト10は、基体Bと、基体Bの外側に設けられた湿紙側層20、及び内側のシュー側層Sからなり、湿紙側層20とシュー側層Sは、高分子弾性材料からなる。湿紙側層20の表面層11は、凹状の捕水部40と、捕水部40の形成により生じた突起部分であるランド部50からなる。このランド部50の表面部52の硬度を捕水部40の断面形状変化部43の硬度よりも低く設定することで、シュープレスベルト10の耐久性を向上させている。
なお、「ランド部の表面部」とは、ランド部の表面から厚さ方向に、捕水部の底にまで至らない厚みの部分をいう。
【0019】
次に、本発明のシュープレスベルト10の製造方法を説明する。
まず、基体Bに対し、湿紙側層20とシュー側層Sを設ける。この際、各層の独立形成や、連続形成は、適宜選択可能である。但し、湿紙側層20を構成する素材としては、高い硬度を有する高分子弾性材料が選択される。この高い硬度を有する高分子弾性材料により高硬度部31bが形成される。
【0020】
次に、高硬度部31b上に、硬度の低い高分子弾性材料を塗布し、硬化させる。この硬度の低い高分子弾性材料により、低硬度部31aが形成される。
その後に、シュープレスベルト10の湿紙側層の表面層11に、捕水部40を穿設する。ここで、捕水部40が穿設されない低硬度部31aがランド部50の表面部52となる。このようにして、本発明のシュープレスベルト10は製造される。
【0021】
一方、図6(b)に示すように、捕水部40の側壁41においては、前記低硬度部31aによる側面の低硬度部41aと、前記高硬度部31bによる側面の高硬度部41bとが形成される。なお、捕水部40の断面形状変化部であるコーナー部43は、高硬度部31bにより形成されている。
このように、捕水部40においては、最もクラックの生じやすい箇所である、断面形状変化部43を、高硬度部31bにより構成することで、効果的にクラックの発生を抑えることが可能になる。
【0022】
なお、実験の結果、低硬度部31aの硬度がJIS−Aで94°以下、好ましくは93°以下であり、高硬度部31bの硬度がJIS−Aで94°以上、好ましくは95°以上であると、所望の効果を得ることが実験により確認された。
この際、低硬度部31aと高硬度部31bの境界においては、両者が全く異
なる硬度の場合でも、硬度勾配を形成した場合でもよい。
【0023】
ここで、側面の低硬度部41aと、側面の高硬度部41bの厚みの割合L1:L2は、1:9から1:1.5の間であると良好であることが、実験の結果、確認された。
【0024】
このような構成により、まず、シュープレスベルト10の厚み方向への負荷に対しては、ランド部50全体に圧力がかかるものの、捕水部40においてクラックを生じやすい箇所である断面形状変化部43が高硬度部31bにより形成されているため、捕水部40にクラックを生ずるおそれは無い。
一方、シュープレスベルト湿紙側層の表面層11のMD方向とは逆方向に引っ張られる負荷については、ランド部の表面部52が低硬度部31aにより形成されているため、負荷に追随することができ、クラックの発生を低減することが可能となる。
【0025】
なお、上述の実施形態では、捕水部40の断面が直線状で、側壁41と底面42のなすコーナー部43が直角の例を説明した。しかし、本発明は、このような典型的構成に限られず、その他の断面の捕水部にも適用可能である。
捕水部40が、図3(b)のような全体として湾曲状の底面を有する場合は、図6(b)の符号43に相当する湾曲状のコーナー部43’が断面形状変化部であり、図3(c)のように、捕水部40が鋭角に凹んだ底面を有する場合は、底面の鋭角に交わる箇所43’’が、図3(c)〜(f)のような、入り口が狭く内部が広い蟻溝状であれば、捕水部40の底に近い箇所にある角度をもって交わる部分43aが、それぞれ、断面形状変化部となる。
なお、捕水部40がどのような構成であっても、ランド部の表面部の硬度が、捕水部の断面形状変化部の硬度よりも低く設定されていれば、本発明の所望の効果を達成することができる。
【0026】
【実施例】
次に、シュープレスベルトの具体例を、1乃至9の実施例によって説明する。1乃至9の実施例、及び後述する比較例としてのシュープレスベルトに共通する構成は次の通りである。
・幅:300mm。
・周長:6m。
・厚み:4.5mm
・基体B:経糸、緯糸ともにポリエステルモノフィラメント糸を製織してなる経三重織物。
・高分子弾性材料:熱硬化ウレタンとして、ユニロイヤル社製アジプレンL167と、アジプレンL100の混合物を要求される樹脂硬度が得られるよう適宜配合し、さらに硬化剤としてイハラケミカル社製のキュアミンMTを加えたもの。・捕水部40:連続する溝部として、幅1mm、深さ1mm、ピッチ40山/100mmのものを湿紙側層の表面層11に形成した。
実施例1乃至9、比較例1乃至8は以上の構成に、低硬度部の硬度、高硬度部の硬度、及び側面低硬度部と側面高硬度部の厚みの割合をそれぞれ変化させたものである。
低硬度部の硬度及び高硬度部の硬度は、実施例1乃至3、比較例1、2では93.5°、94.5°、実施例4乃至6、比較例3,4では93°、95°、実施例7乃至9、比較例5、6では92°、96°、比較例7では、92°、92°,比較例8では96°、96°となるようにした。
側面低硬度部と側面高硬度部の厚みの割合は、実施例1、4、7では1:1.5、実施例2、5、8では1:5、実施例3、6、9では1:9、比較例1、3、5では1:1、比較例2、4、6では1:10となるようにした。
【0027】
実施例1乃至9及び比較例1乃至8のシュープレスベルトについて、図7に示す装置を使用して、シュープレスベルトの耐久性を評価するテストを行った。
図7は屈曲試験機であり、複数のテンションローラTRと、一対のプレスロールPR1、PR2とにより構成されている。なお、プレスローラPR1は回転可能であるとともに、プレスローラPR2に対して移動可能に構成されている。よって、テンションローラTRに支持された測定対象物を走行させるとともに、測定対象物にプレス圧を加えることが可能となる。
ちなみに、当該テンションローラTRの直径は100mm、プレスローラPR1、PR2の直径は200mmである。
【0028】
測定条件としては、まず上記シュープレスベルトを捕水部40が内周側になるように測定機に設置した。
そして、次の条件により、内周側に水を供給した状態でシュープレスベルトを走行させ、50時間毎に停止・観察してクラックの発生した時間を計測した。
・走行速度:100m/分
・プレス圧力:1000KN/m
・張力:20KN/m
【0029】
以上の実験の結果を示す図8によれば、本発明の実施例のものは、比較例のものより耐久性に優れ、クラック対策として有効に機能することが確認できる。
【0030】
【発明の効果】
本発明のシュープレスベルトによると、ランド部の表面部の硬度を相対的に低く、捕水部の断面形状変化部の硬度を相対的に高く設定することにより、シュープレスベルトの厚み方向の負荷による捕水部の断面形状変化部のクラックの発生と、シュープレスベルトのMD方向とは逆方向の負荷によるランド部の表面部のクラックの発生が抑えられるので、シュープレスベルトの耐久性が著しく向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】比較的長尺のシュープレスベルトに適したシュープレス装置の概要図。
【図2】比較的短いシュープレスベルトに適したシュープレス装置の概要図。
【図3】図3(a)は、従来のシュープレスベルトの断面図、図3(b)〜(f)は異なる断面形状の捕水部の拡大断面図。
【図4】湿紙側層を硬度の低い高分子弾性材料により形成した場合のクラック発生状態を示す説明図。
【図5】湿紙側層を硬度の高い高分子弾性材料により形成した場合のクラック発生状態を示す説明図。
【図6】本発明のシュープレスベルトを示し,図6(a)はシュープレスベルトの断面図、図6(b)は湿紙側層の表面層に設けられた捕水部を示すシュープレスベルトの部分拡大断面図。
【図7】実施例及び比較例のシュープレスベルトについて、耐久性を評価するための装置の概要図。
【図8】図7の装置によって評価した結果を示す図。
【符号の説明】
10:シュープレスベルト
11:表面層
B:基体
S:シュー側層
20:湿紙側層
40:捕水部
41:捕水部の側壁
41a:側面の低硬度部
41b:側面の高硬度部
42:捕水部の底面
43:捕水部の断面形状変化部(コーナー部)
50:ランド部
52:ランド部の表面部
Claims (3)
- シュープレス装置のプレスローラとシューの間に配置され、基体、湿紙側層、及びシュー側層からなるシュープレスベルトにおいて、
前記湿紙側層が高分子弾性材料により構成され、
前記湿紙側層の表面層に、凹状の捕水部とランド部が形成され、
前記ランド部の表面部を相対的に低硬度に、前記捕水部の断面形状変化部を相対的に高硬度にしたことを特徴とする、
シュープレスベルト。 - 前記ランド部の表面部の硬度がJIS−Aで94°以下で、前記断面形状変化部の硬度がJIS−Aで94°以上である、請求項1のシュープレスベルト。
- 前記捕水部の側壁が低硬度部と高硬度部からなり、前記低硬度部と前記高硬度部の厚みの比率が、1:9から1:1.5の間である、請求項1又は2のシュープレスベルト。
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