JP2004034105A - 抵抗溶接機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対の電極116eをワークBの被溶接部B1に圧接させた状態で溶接用電流を流すことにより抵抗溶接を行う抵抗溶接機において、ワークBの溶接時に上記電極116eの位置を検出する非接触型の電極位置検出手段(SW3)と、基準となる厚さを有するゲージに上記電極116eを圧接させた状態で上記電極位置検出手段(SW3)により検出された電極位置の検出値と上記ゲージの厚さとに基づいて予め求められた変換係数を記憶する変換係数記憶手段と、ワークの溶接時に上記電極位置検出手段から出力された電極位置の検出値と上記変換係数記憶手段から読み出された変換係数とに基づいて上記両電極間の距離を求める電極間距離演算手段とを設けた。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の電極をワークの被溶接部に圧接させた状態で溶接用電流を流すことにより抵抗溶接を行う抵抗溶接機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一対の電極をワークの被溶接部に圧接させた状態で抵抗溶接を行う際に、ワーク間に異物が混入していることに起因した溶接異常や、ワークの溶け込み異常または電極の消耗に起因した電極異常等を検出することを目的として、ワークの溶接を行う際に、駆動機構により駆動される電極の変位を電極位置検出手段において検出するとともに、この検出値に基づいて両電極間の距離を求め、この電極間距離に応じて上記異常が発生したか否かを判別することが行われている。
【0003】
例えば、特願2001−200460号に示されるように、溶接時に被溶接部が溶融するのに対応して変化する両電極間の距離を、渦電流式センサからなる電極位置検出手段により検出するとともに、この検出値に基づいて上記被溶接部の溶け込み量を求め、かつ電極をワークの被溶接部から離間させた待機位置から溶接位置に変位させる際に電極の変位量を上記電極位置検出手段により検出し、この検出値に基づいて、溶接が繰り返し行われることにより変化した電極の長さ、つまり電極の消耗量を計測することが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記渦電流式センサからなる電極位置検出手段は、0.002mmの分解能を有しているため、上記電極位置検出手段により検出された電極位置に対応した両電極間の距離をある程度正確に求め、この電極間距離に基づいて上記被溶接部に溶け込み量および電極の消耗量等を容易に計測することが可能である。すなわち、上記電極位置検出手段の検出値(検出電圧)と、溶接時に変化する電極間距離とは、略正比例の関係にあるため、その比例定数に対応した係数を上記検出値に掛け合わせる等により、上記電極間距離を容易に求めることができる。
【0005】
しかし、渦電流式センサからなる電極位置検出手段の検出値は、各センサの特性に応じた個体差を有し、この個体差に起因した検出誤差が発生することが避けられない。すなわち、上記電極位置検出手段の検出値と、実際の電極間距離との関係を示す理論値は、図8の破線で示すように比例関係にあるのに対し、上記関係の実測値は、図8の実線で示すように、上記理論値からずれた状態にある。しかも、上記理論値に対する実測値のずれ量が電極間距離に対応して種々の値に変化するため、上記理論値に対応した比例定数を使用して電極間距離を演算により求めた場合には、上記のずれに起因した誤差が生じることが避けられないという問題があった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、溶接時に一対の電極間距離を正確に検出することができる抵抗溶接機を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被溶接物に圧接される一対の電極と、各電極を保持する電極ホルダと、上記両電極の少なくとも一方をワークから離間した待機位置からワークの被溶接部に圧接された溶接位置に変位させるように電極ホルダを駆動する駆動機構とを有し、両電極をワークの被溶接部に圧接させた状態で溶接用電流を流すことにより抵抗溶接を行う抵抗溶接機において、ワークの溶接時に上記電極の位置を検出する非接触型の電極位置検出手段と、基準となる厚さを有するゲージに上記電極を圧接させた状態で上記電極位置検出手段により検出された電極位置の検出値と上記ゲージの厚さとに基づいて予め求められた変換係数を記憶する変換係数記憶手段と、ワークの溶接時に上記電極位置検出手段から出力された電極位置の検出値と上記変換係数記憶手段から読み出された変換係数とに基づいて上記両電極間の距離を求める電極間距離演算手段とを備えたものである。
【0008】
上記構成によれば、予め求められた上記変換係数と、ワークの溶接時に上記電極位置検出手段により検出された電極位置とに基づいて両電極間の距離を正確に求め、この電間距離に応じて溶接異常の有無や電極の摩耗量等を正確に検出することが可能となる。
【0009】
本発明の別の態様は、複数の異なる厚さのゲージに電極を順次圧接させた状態で上記電極変位検出手段によりそれぞれ検出された複数の電極位置の検出値と、上記ゲージの各厚さとに基づいて予め作成された変換係数のグラフデータを変換係数記憶手段に記憶させ、かつこの変換係数記憶手段に記憶された変換係数のグラフデータから、ワークの溶接時に上記電極位置検出手段により検出された電極位置の検出値に対応した両電極間の距離を読出手段により読み出すようにしたものである。
【0010】
上記構成によれば、ワークの溶接時に上記電極位置検出手段により検出された電極位置に対応した両電極間の距離を、上記グラフデータから読み出すことにより、被溶接部の上記電極間の距離が容易に求められるとともに、上記電極間距離の大小に拘わらず、その電極間距離が正確に求められることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明の実施形態に係る抵抗溶接機10の全体構成を示している。この抵抗溶接機10は、機体フレームを構成するベース11及びゲート状の構造体12とを有し、この構造体12には、溶接ヘッド組立体100が取り付けられている。
【0012】
上記ベース11には、一対のLMガイド14が抵抗溶接機10のY方向に設けられ、このLMガイド14上にスライドテーブル15がY方向(前後方向)に往復移動可能に支持されている。このスライドテーブル15と上記ベース11とは、スライドテーブル15をY方向に往復移動させるためのボールねじ機構16によって連結されている。そして、上記ボールねじ機構16がベース11の後端部に配置されたモータ17で駆動されることにより、スライドテーブル15がY方向に移動するように構成されている。
【0013】
上記スライドテーブル15上には、X方向(水平方向)に延びる一対のLMガイド18が設けられている。このLMガイド18には、送りテーブル19がX方向に往復移動可能に支持されている。この送りテーブル19と上記スライドテーブル15とは、送りテーブル19をX方向に往復移動するためのボールねじ機構20によって連結されている。そして、上記ボールねじ機構20がスライドテーブル15の一端部に配置されたモータ21で駆動されることにより、送りテーブル19がX方向に移動するようになっている。上記モータ21は、送りテーブル19上に設けられたワークホルダ23を間欠駆動する間欠駆動機構を構成し、被溶接部B1のX方向における所定ピッチ毎に送りテーブル19を駆動するようになっている。
【0014】
上記送りテーブル19の上には、Y方向に延びるロッドレスシリンダ22が設けられており、このロッドレスシリンダ22上には、溶接対象となるワークを保持するワークホルダ23がY方向に往復移動可能に装着されている。
【0015】
ワークホルダ23は、板状の載置台23aの四隅にトグル式のクランプ23bを配設したものであり、このトグルクランプ23bを操作して、溶接対象となるワークをクランプすることにより、ワークを固定した状態で溶接ヘッド組立体100に供することができるようになっている。そして、上記ワークホルダ23は、ロッドレスシリンダ22により、仮想線で示すワーク着脱位置と実線で示すワーク供給位置との間でY方向に往復移動可能に構成されている。
【0016】
また、図1に示すように、上記送りテーブル19上には、ロッドレスシリンダ22の後端側でX方向に延びるロッドレスシリンダ24が設けられており、このロッドレスシリンダ24の上部には、溶接ヘッド組立体100の電極をドレッシングするためのドレッシングユニット26が設けられている。このドレッシングユニット26は、電極に摺接するドレッシングプレート26aと、このドレッシングプレート26aを昇降駆動するエアシリンダ26bとを有している。
【0017】
機体フレームの構造体12は、その上部にステー27を有し、このステー27の前面には、昇降駆動されるロット28aを有するエアシリンダ28が固定されている。このロッド28aの下端には、ホルダ29を介して溶接ヘッド組立体100が昇降可能に支持されている。なお、図2に示すように、上記構造体12の上部には、溶接ヘッド組立体100に溶接用電流を供給するためのトランス30およびコントローラ31が配置されている。
【0018】
抵抗溶接機10の溶接ヘッド組立体100は、図3〜図5に示すように、X方向に配設された3連の抵抗溶接ヘッド110が一体的に組み付けられたものである。各抵抗溶接ヘッド110は、Y方向に対向する一対の端板112と、各端板112の上部を連結する天板114とが一体に連結されてなる略箱型のボディ111を有している。各抵抗溶接ヘッド110の天板114は、上記ホルダ29の底面に一体に連結された状態で、昇降駆動されるようになっている。
【0019】
上記ボディ111の各端板112、112間には、Y方向に延びる一対のガイドバー115が固定されている。各ガイドバー115は、上下に対向して配置されることにより、一対の保持ユニット116をY方向に遊動させるためのフローティングガイドを構成している。
【0020】
上記一対の保持ユニット116は、各ガイドバー115にガイドされたスライド部116aと、スライド部116aの下部に設けられた絶縁板116bと、この絶縁板116bを介してスライド部116aに対して電気的に絶縁されたブロック116cと、このブロック116cの下端に固定された電極ホルダ116dと、この電極ホルダ116dに保持された電極116eとを有し、これらがユニット化されたものである。
【0021】
各保持ユニット116のスライド部116aは、上記ガイドバー115に沿ってスライド変位するスライドベアリング116jが設けられた略矩形の金属部材であり、このスライドベアリング116jにより、スライド部116a(保持ユニット116)が極めて小さな摺動抵抗で、Y方向にスムーズに往復移動するようになっている。上記ブロック116c及び電極ホルダ116dは、何れもクロム銅等、導電率の高い金属材料で形成されているものであり、Y方向において前後左右に対称形に形成されている。
【0022】
上記電極116eは、タングステンまたはタングステン合金を組み合わせて構成されており、電極ホルダ116dから供給される溶接電流を、ワークBの被溶接部B1に流すように構成されている。
【0023】
各抵抗溶接ヘッド110のブロック116cには、各抵抗溶接ヘッド110の電極116eに溶接電流を通電するための電極取付タブ116fが固定されている。この電極取付タブ116fは、図5に示すように、底面から見て互いに他の抵抗溶接ヘッド110に設けられた電極取付タブ116fとの干渉を避けた状態で設置されている。
【0024】
各抵抗溶接ヘッド110には、図3に示すように、各保持ユニット116をY方向に駆動して、各電極116eを、ワークBの被溶接部B1に圧接させた溶接位置と、ワークBの被溶接部B1から離間させた待機位置との間で、相対的に変位させるためのエアシリンダ117がそれぞれ設けられている。各エアシリンダ117は、一対の保持ユニット116の一方(図示の例では後方側)のスライド部116aに連結されたシリンダブラケット116gにより保持されたシリンダ本体と、Y方向に沿って進退可能なロッド117aとを有している。このロッド117aには、対応する両保持ユニット116のスライド部116aを貫通する駆動シャフト118の後端部がカップリング117bを介して連結されている。
【0025】
駆動シャフト118は、Y方向に両端板112を貫通した金属製部材である。各保持ユニット116のスライド部116aには、駆動シャフト118に外嵌されたスライドベアリング116hが設けられている。各保持ユニット116は、上記スライドベアリング116hおよびガイドバー115により、駆動シャフト118のY方向にスライド可能な状態で支持されている。そして、後方側の保持ユニット116に取り付けられた上記エアシリンダ117により、駆動シャフト118を駆動して前方側の保持ユニット116を、上記後方側の保持ユニット116に接近させるとともに、その反力に応じてこの後方側の保持ユニット116を、上記前方側の保持ユニット116に接近させるように相対移動させるようにように構成されている。
【0026】
上記エアシリンダ117には、図略の加圧空気供給装置から加圧空気を供給する2系統の加圧空気供給ラインL1,L2が設けられている。各加圧空気供給ラインL1,L2には、電磁弁V1,V2が設けられており、それぞれ選択的に加圧空気が供給されるようになっている。これらの電磁弁V1,V2のうち、一方(図示の例では加圧空気供給ラインL1)は、溶接工程の際に用いられる高圧用調整弁であり、他方(図示の例では加圧空気供給ラインL2)は、ドレッシング工程の際に用いられる低圧用調整弁である。各電磁弁V1,V2の制御方法としては、後述する各工程に応じて各電磁弁V1,V2を択一的に開放するように制御してもよく、あるいは溶接時に両電磁弁V1,V2を開き、ドレッシング時には低圧用の電磁弁V2のみを開くように制御してもよい。
【0027】
上記電極116eを溶接位置に変位させるために、駆動シャフト118の先端部には、前方の保持ユニット116を後方に移動させるための駆動フランジ118aが固定されている。図示の例において、駆動フランジ118aは、ビス118bにより取付位置が調節可能な状態で駆動シャフト118に固定されている。上記駆動フランジ118aと、保持ユニット116のスライド部116aとの間には、駆動シャフト118の外周上をY方向に摺動する受圧スリーブ119が配置されている。
【0028】
上記受圧スリーブ119の前端部には、駆動フランジ118aに対向する受圧フランジ119aが一体に形成されている。この受圧フランジ119aと、駆動フランジ118bとの間には、圧縮コイルばね120が縮設されている。そして、上記駆動シャフト118が後退すると、上記圧縮コイルばね120を介して受圧フランジ119aが後方に付勢されることにより、前方の保持ユニット116が後退するとともに、その反力が後方の保持ユニット116に伝達されることにより、この後方の保持ユニット116が前方に移動するようになっている。
【0029】
また、上記一対の保持ユニット116,116間に位置する駆動シャフト118の中央部には、上記電極116eを互いに待機位置に変位させるための押圧フランジ121が固定されている。また、前方の保持ユニット116の背面には、上記押圧フランジ121に臨む受圧突起122が突設されている。そして、上記駆動シャフト118が前方に変位すると、この押圧フランジ121が前方に変位して受圧突起122を前方に押圧することにより、前方の保持ユニット116を前方に変位させるとともに、この駆動時の反力を後方の保持ユニット116に伝達して、後方の保持ユニット116を後方に移動させるようになっている。
【0030】
すなわち、上記スライド部116a、ガイドバー115、駆動シャフト118、エアシリンダ117および圧縮コイルばね120,123,124等により、上記両電極116をワークBから離間した待機位置からワークBの被溶接部B1に圧接された溶接位置に変位させるように、上記電極ホルダ116bを駆動する駆動機構が構成されている。
【0031】
さらに、図示の実施形態において、各保持ユニット116,116を待機位置に変位させる際の位置を規制するために、上記各端板112,112には、両保持ユニット116に向けて突出するストッパピン123,124が固定されている。このストッパピン123,124の外周には、コイルばね125,126が、それぞれ縮設された状態で、端板112と保持ユニット116との間に配置されている。したがって、上記実施形態によれば、各電極116e,116eが待機位置に変位する際に、上記ストッパピン123,124によって位置規制されるとともに、溶接位置にあるときは、両ストッパピン123,124間で両保持ユニット116および両電極116eがY方向に弾性的に遊動可能な状態で支持されることになる。
【0032】
次に、電極116eの開閉制御を行うための検出機構を、図3に基づいて説明する。上記駆動シャフト118前後には、一対のドグ127,128が設けられている。上記駆動シャフト118の前端部に設けたドグ127は、前方側の保持ユニット116の変位量を検出するためのものであり、当該保持ユニット116のスライド部116aの下端に設けられた検出器SW1に検知され、これによって前方側の保持ユニット116に保持された電極116eが溶接位置にあるか否かが判別されるようになっている。なお、図示の実施形態において、上述した検出器SW1は、ロッド140の先端部に固定されたステー144に保持されている。
【0033】
また、上記駆動シャフト118の後端部に設けたドグ128は、一部がストッパピン124の後部に延設されたガイド部124aにより支持されている。上記ドグ128は、エアシリンダ117の上部に設けられた検出器SW2に対向している。そして、この検出器SW2によりドグ128が検出されることにより、後方の保持ユニット116に保持された電極116eが溶接位置にあるか否かが判別されるようになっている。
【0034】
また、上記前方側の保持ユニット116に設けられたスライド部116aの下端には、Y方向に延びるロッド140が固定されている。このロッド140の後端部は、後方側の保持ユニット116に設けられたスライド部116aの下端部に位置するスリーブ141を摺動自在に貫通している。さらに、上記ロッド140の後端部には、ドグ142が固定されている。このドグ142は、上記シリンダブラケット116gに取り付けられた非接触型の検出器SW3からなる電極位置検出手段に対向している。この電極位置検出手段を構成する非接触の検出器SW3は、例えば0.002mmの分解能を有する渦電流式センサからなるっている。そして、上記非接触型の検出器SW3の検出信号に基づき、後述するように上記ワークBの被溶接部B1を溶接する際における上記両電極116a,116eの相対位置が検出されるように構成されている。
【0035】
上記抵抗溶接機10には、図6に示すように、制御装置150が設けられている。この制御装置150は、作業者により操作される操作スイッチ151から出力される操作信号および上記各検出器SW1,SW2,SW3から出力される検出信号に基づき、上記各モータ17,21、各シリンダ22,24,26b,28、電磁弁V1,V2およびトランス30のコントローラ31に制御信号を出力する制御手段152と、後述する制御動作を実行するためのプログラム及びデータ等が記憶されている記憶手段153とを有している。
【0036】
また、制御手段152には、ワークBの溶接時に、上記非接触型検出器SW3からなる電極位置検出手段により検出された電極位置の検出値に基づいて電極間距離を求める電極間距離演算手段154が設けられている。また、上記記憶手段153には、上記電極変位検出手段により検出された両電極116eの間隔に対応した電極位置の検出値と、電極間距離の実測値に基づいた変換係数のグラフデータを記憶する変換係数記憶手段155が設けられている。
【0037】
上記変換係数のグラフデータは、本発明に係る抵抗溶接機10を使用する前に、基準となる厚さを有するとともに、この厚さがそれぞれ異なる値に設定された複数のゲージを用い、このゲージに両電極116e,116eを圧接させた状態で、上記電極変位検出手段により両電極116e,116e間の距離に対応した電極位置、つまり上記検出器SW3とドグ142との間の距離を順次検出し、これらの検出値と、各ゲージの厚さとに基づいて予め作成されたものである。
【0038】
例えば、最大8mmから最小3mmまで、0.1mm間隔で厚さが異なる値に設定された複数枚のゲージを用い、図7に示すように、ゲージBoの左右両側面に両電極116e,116eを圧接させるように、上記各保持ユニット116に設けられた電極ホルダ116dを駆動機構により移動させた状態で、上記上記電極変位検出手段(検出器SW3)により、電極間距離(ゲージBoの板厚t)と同期して変化するドグ142と検出器SW3との間の距離uを検出し、この検出値(検出電圧V)と、上記ゲージBoの厚さtとの対応関係を示す変換係数kを演算する。上記距離uと、検出電圧Vと変換係数kとは、下記の式に示す関係にある。
【0039】
u=k・V
次いで、上記ゲージBoを厚さの異なるものと交換して上記作業を繰り返すことにより、検出器SW3の検出値、つまり電極間距離tに対応した上記距離uの検出値(検出電圧V)と、各基準ワークBoの厚さtに対応した実際の電極間距離tとの対応関係を求める。そして、図8に示すように、上記各電極位置の検出値(検出電圧V)を横軸とするとともに、各基準ワークBoの厚み(電極間距離t)を縦軸とした座標に、上記対応関係の実測値をそれぞれプロットすることにより、上記変換係数のグラフデータを作成し、このグラフデータを上記変換係数記憶手段155に記憶させる。
【0040】
上記変換係数のグラフデータは、図8の破線で示す変換係数の理論値に対し、検出器SW3の特性に対応した所定のずれをもった値として図8の実線で示すように形成される。したがって、実際にワークBの溶接を行う際に、上記変換係数記憶手段155に記憶されたグラフデータから、上記非接触型の検出器SW3からなる電極位置検出手段の検出電圧Vに対応した値を、上記電極間距離演算手段154を構成する読出手段において読み出すことにより、被溶接部B1の厚さに対応した実際の電極間距離tが求められるようになっている。
【0041】
以上の構成において、操作スイッチ151が操作されると、まずロッドレスシリンダ22を駆動して、ワークホルダ23を図1の実線で示す供給位置に移動させる制御が実行される。次いで、溶接ヘッド組立体100を昇降するためのエアシリンダ28のロッド28aを突出させ、図3に示すように、各抵抗溶接ヘッド110をワークB1の挟持位置まで降下させる。
【0042】
この状態から、各抵抗溶接ヘッド110に設けられたエアシリンダ117のロッド117aを伸長させ、駆動シャフト118を後方に変位させる。これにより、駆動シャフト118に設けられた駆動フランジ118aがコイルばね120及び受圧スリーブ119を介して前方の保持ユニット116を後方側に付勢し、この前方の保持ユニット116が後方側に移動する。さらに、この駆動動作の際に駆動シャフト118に作用する反力がエアシリンダ117から後方の保持ユニット116に伝達されることにより、この後方の保持ユニット116も前方側に移動して、両ユニット116,116が互いに接近することになる。
【0043】
そして、図9に示すように、ワークBの被溶接部B1に上記両電極116e,116eがそれぞれ当接した溶接位置に変位すると、各検出器SW1,SW2により電極116e,116eが溶接位置に到達したことが検出される。この時点で、上記検出器SW3の検出信号に応じて電極間距離tを上記電極間距離演算手段115により求める。
【0044】
この溶接開始前に電極間距離演算手段154により求められた電極間距離tと、予め記憶手段153に記憶された上記待機位置(初期位置)における電極間距離toとの差に基づき、上記待機位置から溶接位置までの電極116e,116eの移動距離(to−t)を求める。この移動距離(to−t)は、電極116e,116eの摩耗量に応じて変化するため、この摩耗量を上記待機位置から溶接位置までの移動距離(to−t)に基づいて算出し、この値に基づいて電極116e,116eの長さの適否、つまり電極116e,116eの摩耗量が所定値以上となって電極116e,116eを交換する必要があるか否かを判別する。
【0045】
上記判別の結果、電極116e,116eの長さが適正値であることが確認された場合には、制御装置150の制御手段152からトランス30のコントローラ31に溶接開始用の制御信号を出力して、各抵抗溶接ヘッド110の電極116e,116eの間に溶接電流を流すことにより、各抵抗溶接ヘッド110の電極116e,116eをワークBの被溶接部B1にそれぞれ圧接した状態で、被溶接部B1を加熱して溶接する。
【0046】
抵抗溶接が進むと、被溶接部B1に設けられたプロジェクション(突起部)B2が溶融することにより、図10に示すように、両電極116e,116e間の距離tは短くなる。この変位が検出器SW3により精緻に検出されるとともに、この検出値に基づいて上記電極間距離演算出段154により溶接後の電極間距離tが求められる。そして、この電極間距離tが、記憶手段153に予め記憶されている許容範囲内にあるか否かを判別することにより、溶接状態の適否を検出する。
【0047】
例えば上記被溶接部B1に異物がかみ込む等の異常が発生した場合には、上記電極間距離演算手段154により求められた溶接後の電極間距離tが許容範囲よりも大きくなるため、これに基づいて上記異常の発生を検出することができる。また、溶接が行われることにより上記被溶接部B1の溶け込み異常が発生した場合には、上記電極間距離演算手段154により求められた溶接後の電極間距離tが許容範囲によりも小さくなるため、これに基づいて上記異常の発生を検出することができる。
【0048】
以上のように一対の電極116e,116eをワークBの被溶接部B1に圧接させた状態で溶接用電流を流すことにより抵抗溶接を行う抵抗溶接機10において、ワークBの溶接時に上記電極116e,116eの位置を検出する非接触型の検出器SW3からなる電極位置検出手段と、基準となる厚さを有するゲージBoに上記電極116e,116eを圧接させた状態で、電極位置検出手段(SW3)により検出された電極位置の検出値と上記ゲージBoの厚さとに基づいて予め求められた変換係数を記憶する変換係数記憶手段155と、ワークBの溶接時に上記電極位置検出手段から出力された電極位置の検出値と上記変換係数記憶手段115から読み出された変換係数とに基づいて上記両電極間の距離tを求める電極間距離演算手段114とを設けたため、上記非接触型の検出器SW3からなる電極位置検出手段の特性に対応した検出誤差を生じることなく、上記電極位置の検出値に基づいて電極間距離tを上記電極間距離演算手段114において正確に求めることができる。したがって、上記電極間距離tに基づき、電極116e,116eの摩耗量が所定値以上となって電極116e,116eを交換する必要があるか否か、または上記被溶接部B1に異物がかみ込むことに起因した溶接異常や、被溶接部B1の溶け込み異常が発生したか否かを容易かつ正確に検出することができる。
【0049】
また、上記実施形態では、厚さの異なる複数のゲージBoに電極116e,116eを順次圧接させた状態で、上記電極変位検出手段(SW3)によりそれぞれ検出された複数の電極位置の検出値と、上記各ゲージBoの厚さとに基づいて予め作成された変換係数のグラフデータを変換係数記憶手段115に記憶させ、かつこの変換係数記憶手段115に記憶された変換係数のグラフデータから、ワークの溶接時に上記電極位置検出手段により検出された電極位置の検出値に対応した両電極間の距離tを読出手段により読み出すように構成したため、複雑な演算を行うことなく、上記グラフデータから上記両電極間の距離tを直接的に読み出すことができる。
【0050】
しかも、厚さの異なる複数のゲージBoに基づいて検出された複数の電極位置の検出値と、上記各ゲージBoの厚さとの対応関係を示す実測値をグラフ上にプロットすることにより、電極116e,116eが移動する全域領で上記変換係数のグラフデータを正確に作成することができる。したがって、グラフデータに基づき、上記電極116e,116eが移動する全領域で、上記電極間距離tを正確に求めることができる。
【0051】
なお、上記グラフデータに代え、厚さの異なる複数のゲージBoに電極116e,116eを順次圧接させた状態で上記電極変位検出手段(SW3)によりそれぞれ検出された複数の電極位置の検出値と、上記各ゲージBoの厚さとの対応関係を示す変換係数kを求め、その各値をマップデータとして上記変換係数記憶手段115に記憶させるようにしてもよい。そして、ワークBの溶接時に上記電極位置検出手段の検出電圧Vに対応した変換係数kを上記変換係数記憶手段115から読み出し、この変換係数kを上記検出電圧Vに掛け合わせて、電極間距離tを演算により求めるように構成してもよい。
【0052】
また、上記実施形態では、複数のゲージBoを用いて変換係数kを求めるようにしていたが、図11に示すようなゲージプレートCを用いてもよい。
【0053】
図11は、変換係数kを求めるのに使用されるゲージプレートCを示す斜視図である。
【0054】
図11を参照して、ゲージプレートCは、金属等の形状変化し難い材質で形成された板状部材である。ゲージプレートCには、その長手方向に沿って段状に形成された10個のゲージ部C1〜10が設けられている。これらのゲージ部C1〜C10は、例えば、0.1mm毎に厚さが異なるように上記ゲージプレート上に形成されている。このようなゲージプレートCの長手方向をX方向へ沿うようにワークホルダ23へ装着し(図2参照)、このワークホルダ23をモータ21によってX方向へ移動させ、各ゲージ部C1〜C10に対して上記電極116e,116eを順次圧接させることによって、各ゲージ部C1〜C10に対応する変換係数kをそれぞれ求めることができる。
【0055】
このようにゲージプレートCを用いて変換係数kを求めるのに際し、各ゲージ部C1〜C10の間隔毎にモータ21を駆動するとともに、各ゲージ部C1〜C10に対応して、電極116e,116eを圧接させるためにエアシリンダ117を駆動するようにしたプログラムを上記記憶手段153へ記憶させておけば、作業者がゲージプレートCをワークホルダ23へ装着して、上記プログラムを起動させることで、各ゲージ部C1〜C10に対応する変換係数kを自動的に求めることができる。
【0056】
さらに、上記一対の保持ユニット116,116を水平に配列してなる上記実施形態に代え、両保持ユニット116,116を鉛直方向に配列し、上記電極116,116eを昇降駆動することにより、待機位置から溶接位置に変位させるように構成してもよい。さらに、一方に保持ユニット116の電極ホルダ116dに保持された電極116eを機体フレームに固定するとともに、この固定電極116eに対して他方の電極116eを接離させる方向に駆動する駆動機構を備えた抵抗溶接機において、上記駆動機構により駆動される一方の電極116eの位置を、渦電流式センサ等からなる非接触型の電極位置検出手段により検出するようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、被溶接物に圧接される一対の電極と、各電極を保持する電極ホルダと、上記両電極の少なくとも一方をワークから離間した待機位置からワークの被溶接部に圧接された溶接位置に変位させるように電極ホルダを駆動する駆動機構とを有し、両電極をワークの被溶接部に圧接させた状態で溶接用電流を流すことにより抵抗溶接を行う抵抗溶接機において、ワークの溶接時に上記電極の位置を検出する非接触型の電極位置検出手段と、基準となる厚さを有するゲージに上記電極を圧接させた状態で上記電極位置検出手段により検出された電極位置の検出値と上記ゲージの厚さとに基づいて予め求められた変換係数を記憶する変換係数記憶手段と、ワークの溶接時に上記電極位置検出手段から出力された電極位置の検出値と上記変換係数記憶手段から読み出された変換係数とに基づいて上記両電極間の距離を求める電極間距離演算手段とを設けたため、上記非接触型の電極位置検出手段の特性に対応した検出誤差を生じることなく、上記電極位置の検出値に基づいて電極間距離を上記電極間距離演算手段において正確に求めることができるとともに、上記電極間距離に基づき、電極の摩耗量が所定値以上となって電極を交換する必要があるか否か、または上記被溶接部に異物がかみ込むことに起因した溶接異常や、被溶接部の溶け込み異常が発生したか否かを容易かつ正確に検出できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】抵抗溶接機の全体構成を示す側面概略図である。
【図2】抵抗溶接機の全体構成を示す正面概略図である。
【図3】本発明の実施形態に係る抵抗溶接機の要部構成を示す側面図である。
【図4】溶接ヘッド組立体の正面図である。
【図5】溶接ヘッド組立体の底面図である。
【図6】抵抗溶接機に設けられた制御装置の具体的構成を示すブロック図である。
【図7】電極をゲージに圧接させた状態を示す説明図である。
【図8】検出電圧と電極間距離との対応関係を示すグラフである。
【図9】電極を溶接位置に移動させた状態で示す説明図である。
【図10】ワークの溶接後の状態を示す説明図である。
【図11】変換係数を求めるのに使用されるゲージプレートを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 抵抗溶接機
116d 電極ホルダ
116e 電極
114 電極間距離演算手段
115 変換係数記憶手段
117 シリンダ(駆動機構)
B ワーク
B1 被溶接部
Bo ゲージ
C ゲージプレート
C1〜C10 ゲージ部
SW3 電極位置検出手段
Claims (2)
- 被溶接物に圧接される一対の電極と、各電極を保持する電極ホルダと、上記両電極の少なくとも一方をワークから離間した待機位置からワークの被溶接部に圧接された溶接位置に変位させるように電極ホルダを駆動する駆動機構とを有し、両電極をワークの被溶接部に圧接させた状態で溶接用電流を流すことにより抵抗溶接を行う抵抗溶接機において、ワークの溶接時に上記電極の位置を検出する非接触型の電極位置検出手段と、基準となる厚さを有するゲージに上記電極を圧接させた状態で上記電極位置検出手段により検出された電極位置の検出値と上記ゲージの厚さとに基づいて予め求められた変換係数を記憶する変換係数記憶手段と、ワークの溶接時に上記電極位置検出手段から出力された電極位置の検出値と上記変換係数記憶手段から読み出された変換係数とに基づいて上記両電極間の距離を求める電極間距離演算手段とを備えたことを特徴とする抵抗溶接機。
- 請求項1記載の抵抗溶接機において、変換係数記憶手段は、複数の異なる厚さのゲージに電極を順次圧接させた状態で上記電極変位検出手段によりそれぞれ検出された複数の電極位置の検出値と、上記ゲージの各厚さとに基づいて予め作成された変換係数のグラフデータを記憶し、かつ電極間距離演算手段は、上記変換係数記憶手段に記憶された変換係数のグラフデータから、ワークの溶接時に電極位置検出手段により検出された電極位置の検出値に対応した両電極間の距離を読み出す読出手段からなることを特徴とする抵抗溶接機。
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2002
- 2002-07-04 JP JP2002195916A patent/JP2004034105A/ja active Pending
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