JP2004033683A - Pinball game machine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ弾球遊技機の実遊技領域拡大に関わる。
【0002】
【従来の技術】
従来、風俗営業法に規制される弾球遊技機の代表格であるパチンコ機は、梃子や遊技球の重量を利用した構造で入賞に対する遊技球を賞品球として払い出しをするものが主流であった。その後、電動式の役物や電気的に動作するアレンジボール弾球遊技機やじやん球(雀球)弾球遊技機等が開発され、その後、パチンコ機が大当りとして多量の遊技球の獲得できるものが開発されると共に、全ての弾球遊技機は電子化が進み、昭和55年頃にマイクロコンピュータとCRTを利用したアレンジボール弾球遊技機が開発(中部日本放送とNHK名古屋から報道)され、これを土台としてマイクロコンピュータを使用する弾球遊技機が次々と開発されるようになった。
さらにその後、図柄表示のできる弾球遊技機がLEDを利用してのアレンジボール弾球遊技機も開発され、引き続いて図柄の一致により大当りとするパチンコ機も開発されれるようになった。CRTを使用する弾球遊技機は、その後、図柄をカラーLCDでの図柄を表現するようになり、弾球遊技機自体も高度技術を応用する開発競争も激化している。時代の進歩と共に、弾球遊技機の前面枠が総プラスチック製に移行しつつあり、遊技領域においては、遊技規則に規制されて一定の面積である。この総プラスチック製の前面枠では、規制される遊技領域から遊技領域以外の表面デザインの多様化が進み、人間の目の錯覚からくる一定であるはずの遊技領域が大きく見えたり小さく見えたりするものまで出現した。その例を図7で説明すれば、次のようになる。
【0003】
図7は従来のパチンコ機200の正面図である。
パチンコ機200の前面側が前面枠201といって、パチンコ機200全体を保持している。図示はしないがこの前面枠201は外枠により図を省略したヒンジ機構によって外枠から開閉可能になっている。前面枠201には上皿202と下皿203が取り付けられている。前面枠202の右下方には発射ハンドル204が取り付けられている。パチンコ機200の略上中央部には、図示しない透明板ガラスを表面として、内部に遊技盤300(後述)が内装されている。遊技盤300には双方向矢印で示すように略円形(実際には、わずかではあるが略上下の長楕円になっている)の遊技領域Aを設けている。この遊技領域Aについての詳細は後述する。
前面枠202の遊技領域Aは前述の通りで、上皿202に遊技球を投入して、発射ハンドル204を操作することにより、投入された遊技球を遊技領域Aに飛ばすことができる。
ここに使用される遊技盤300は、図8に示した構造になっており、次にこの構造について述べることとする。
【0004】
図8は従来の遊技盤300の正面図である
遊技盤300は、板素材がベニヤ301からなり、詳細を述べないが表面にセルロイドまたは同等の合成樹脂の化粧板が貼り付けられている。遊技盤300の遊技領域Aの外周には、ステンレス板からなる略卵形(楕円構造)外レール302と、その内側にステンレス板又は樹脂製の内レール303が取り付けられ、遊技領域A(外レール範囲外の実遊技領域)の上部には天装飾304が取り付けられている。遊技領域Aの略中央には、図柄表示装置305が取り付けられ、この図柄表示装置305の内部がスクリーン306となって、変動可能な図柄が表示されるようになっている。図柄表示装置305の外側周囲左右には、サイドランプ307と多数の入賞口308(代表して1個を図示、普通入賞口又は一般入賞口とも言う)が左右対称に設けられ、図柄表示装置305の下側には、図示しない開閉扉を備えた入賞装置309と、この入賞装置309の下側には、アウト口310がそれぞれ設けられている。遊技球が遊技領域Aへ発射されると、発射された遊技球が入賞口308へ入賞するかまたは入賞装置309の開閉扉(特定条件で開放)内部に取り込まれて入賞する事となる。入賞し得なかった遊技球は、アウト口310へ取り込まれる。外レール302が先述した楕円構造になていることは、発射球が落下するとき放物線を描く関係から、自然の法則に従った落下軌道になるようにしないと斑飛びが生じ発射微調整が困難になり、所望する位置の狙いができないので遊技客に嫌われることは周知である。
【0005】
遊技盤300には、図示しないが多数(ほぼ250本)の遊技釘が打ち込まれている。その遊技釘の構造は、ベニヤ301に打ち込まれ保持される部分がネジ態様の螺旋構造で本体が真鍮金属からなっている。この真鍮構造の遊技釘は、少しではあるが形状記憶の性質を備えている。この形状記憶の性質がないと遊技を重ねる内に、釘間隔に変化をもたらし、徐々に入賞率に変化が生じる事となるが一般遊技機の使用される遊技釘はこの性質を備えているから問題はない。
遊技店においては、以上の放物線を描く発射球と形状記憶の遊技釘の性質から遊技客にとっても遊技店にとっても満足できる構成になっているから、今日のパチンコ弾球遊技機が繁栄しているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した遊技領域Aは、図7に示すように前面枠201が渦巻き状にデザインされているので遊技規則に規制される遊技領域が小さく見える欠点がある。さらに、内レールに囲まれた遊技球の入球させる範囲角度がほぼ最大で90度しか開口していないから、遊技客の狙い範囲が無く自然落下のフロック的入賞しか望めなかった。入球範囲が比例して遊技領域の拡大した提案、特開平13−231932は、外レールの形状記載は無いがほぼ円形状に配置されている。従って、前述したように放物線状の落下点が定まりにくく、遊技客の所望する狙い位置が不安定になりパチンコ機としての特徴が生かせないと言った欠点があるから採用できない。また、誘導レールが遊技盤からはみ出したとしているので、誘導レールである外レールが遊技盤からはみ出せば、遊技盤に密着しない部分がある。すると、密着していない部分から異音が発せられることと、誘導レールのたわみから誘導球の歪みも生じて飛球エネルギーの浪費による斑飛びの現象にもなる。
【0007】
次に特開昭57−203466に示される提案は、内レールが無く、遊技領域の拡大をしている。ところが、この案は発射点が左上に存在し、発射方法からレール2点保持で発射槌が一点の法則から外れて(真球と刻印により球芯位置が定まらない)斑飛びが生じる。特開2001−129165にその詳細が記載されている。従って、この方式も採用できない。
この他にも特開平10−165574に示すものも単に遊技領域を拡大したもので、楕円型の外レールが遊技領域拡大に伴って比例して拡大していることになる。打球が落下するとき放物線を描く関係上、縦長の楕円にしないと打球の落下地点が中央より右側を狙ったとき落下地点が定まらない。発射ハンドルを操作するとき少しの調整で右位置の落下点が大きく変化する。と言った欠点があるから採用できない。
以上に鑑みて本発明がなされ以下に示す事項により解決した。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の発明は、先端部にネジ状を形成した遊技釘を多数配置した遊技盤と、該遊技盤に略楕円形状の誘導レールを配し、発射ハンドルの操作によって発射装置を作動させて遊技球を遊技盤に弾発される遊技中の遊技効果を引き立てる装飾ランプと入賞装置とが設けられる弾球遊技機において、誘導レールに囲まれる実遊技領域を拡大させたものである。
請求項2に示される発明は、先端部にネジ状を形成した遊技釘を多数配置した遊技盤と、該遊技盤に略楕円形状の誘導レールを配し、発射ハンドルの操作によって発射装置を作動させて遊技球を遊技盤に弾発される遊技中の遊技効果を引き立てる装飾ランプと入賞装置とが設けられる弾球遊技機において、前記遊技盤の入球する遊技領域の入り口を拡大させたことである。
請求項3に示される発明は、先端部にネジ状を形成した遊技釘を多数配置した遊技盤と、該遊技盤に略楕円形状の誘導レールを配し、発射ハンドルの操作によって発射装置を作動させて遊技球を遊技盤に弾発される遊技中の遊技効果を引き立てる装飾ランプと入賞装置とが設けられる弾球遊技機において、前記遊技盤に配置される入賞口を左右非対象に配置した。
【0009】
元来、遊技機の前面枠は、遊技盤や機構装置の保持のために設けたもので、遊技客側に露出する部分が無くても保持方法を考えれば、いくらでもある。前面枠の部品等の保持以外に装飾表示灯等が設けられるが、全て遊技盤に設けることで十分である。このことは、外レールに囲まれた遊技領域以外に装飾ランプ等が設けられることが周知の技術であって、遊技領域が拡大すれば当然遊技領域外も拡大される。従って請求項1に示すように遊技領域を拡大すれば大型の装飾ランプ構造が取り付け可能となる。さらに遊技領域拡大によって、図柄表紙装置の拡大も可能となり、従来では遊技球の通り道が一定であったものが遊技領域の拡大で遊技客の所望する位置へ飛球させることが可能となり満足させることができるようになった。内レールで囲まれる左側は、何の目的で上部まで延設されているかは現在のパチンコ機では、その目的を得ていない。これは旧来ではあるが、発射方式が親指で弾く通称手動式の名残で、打ち損ねから生じた遊技球を遊技客に戻してやることから敷設しているもので、電動式であれば一定発射力が得られるので全く必要のない存在である。
【0010】
そこで内レールを短くするか無しにするかで外レール(誘導レール)のみとして、実遊技領域の最上部から左側へと入球入り口を拡大させることにより、あなたまかせでなく狙い打ちを可能とし、遊技客に納得させる遊技ができるようにしたものである。好きな位置への発射が可能となれば、特に遊技領域の幅を必要とするアレンジボール遊技機や雀球遊技機等に広く応用ができるといった優れた構成になる。パチンコ機に於いても遊技客が狙いやすい位置へ入賞口を多く配置すれば、当然遊技客は狙い打ちをするから満足できる。従来のようなあなた任せでなくなり所望する位置が発射範囲内であれば遊技の面白味も増加され、狙って入球困難な入賞口等は設ける意味もなく、ただ配置バランスのデザイン的要素のみで配置している。しかるに、請求項3に示されるように入球範囲を広げ、遊技領域に設ける入賞口等と該入賞口の形自体を非対象にすることで狙いが容易になり遊技客の狙い打ちを可能とする課題が解決できる。中央に位置する図柄表示装置や役物等を非対称にする方法もあるが、デザイン的な要素しかなく遊技客の狙い易さとはほぼ無縁になっている。入賞とはほど遠いワープ入球口の位置を天以外にすることは周知であるが、遊技客に満足させる狙い打ちを可能にするものではない。この点、本発明のワープ入球口は遊技客の射幸心を煽るような位置構成と方向に設定してあるから優れた構成要件を備えている。以上説明した中で楕円状にした誘導レールは絶対的条件であって、特に幅を必要とするアレンジボール遊技機や雀球遊技機では、入球装置の左右の狙いが必要であるので、円形状の誘導レールは、落下位置の飛球効果が不安定となり、即客離れが生じる。この点各請求項に示される構成であれば全てが解決できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1から考えれば、放物線を描く落下球は、縦長にした誘導レールを述べているが、なにも縦長でなく、逆に横長でもよい。この横長にした場合は、特にアレンジボール遊技機ややじゃん球遊技機等に広く応用できる。
本明細書に記載した実遊技領域は、従来からある内レールに囲まれた範囲を指しており、認可基準に記載された遊技領域は外レールに囲まれた範囲を指定している。従って、判別を容易にするためにこのように分別した。
以下に、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
【0012】
【実施例】
図1は、遊技規則に規定されるた弾球遊技機(以後パチンコ機と称す)であって、この弾球遊技機に代表されるパチンコ機10の正面図である。パチンコ機10には外枠11(周囲で詳細図略)が設けられ、この外枠11はパチンコ機10を保持すると共に図示を省略した弾球遊技機設置島に取り付ける為の取付手段でもある。パチンコ機10を保持する外枠11に対して、パチンコ機10の構成の基本をなす前面枠12が、前面枠12と外枠11とに上下に設けられる前面ヒンジ13によりその前面ヒンジ13を支軸にして遊技者側に開閉可能になっている。前面枠12の周囲はサッシ枠14構造にしてあり、このサッシ枠14はアルミ軽金属により絞り成形されている。前面枠12の略中央内部にはパチンコ機10の遊技の基本とも言える、その詳細を後述し点線で図示する遊技盤18が収納されている。
前面枠12には窓枠状にアルミ軽金属からなる金枠15が取り付けられ、この金枠15の内側にはガラス枠16が詳細を図示しない左側を支軸にして金枠15から出没開閉可能にされている。ガラス枠16には透明で厚さ3ミリの板ガラス17が相当間隔を保って2重に接着装填されている。2枚の板ガラス17の間には炭酸ガスが充填してある。ガラス枠16は図示しないガラス枠ヒンジにより開閉可能と、前面枠12に対して90度開放すればこのガラス枠16がガラス枠ヒンジと共に引き出して取り外すことも可能になっている。
【0013】
金枠15の下には、受皿装置19が設けられ、この受皿装置19には凹状の皿部を内装した上皿20とその下側に下皿26が取り付けられている。上皿20の左側には、賞球を放出するための払出球排出口21が開口している。入賞が生じて賞品球として遊技球が排出されるとこの払出球排出口21より排出される。
上皿20の上右側には、シーソー式の上皿球抜ボタン23が設けられ、また、この上皿20の略中央には、点線で図示する位置に超音波センサ24が内装されている。受皿装置19の右側には、メンテナンス錠25が設けられ、さらに受皿装置19の左側には、図示を省略した磁気ラッチが取り付けられ受皿装置19を閉鎖固定するために設けられている。磁気ラッチは、磁石盤からなり回動軸を擁しており、吸着面積が変化可能になっている。受皿装置22とガラス枠16とを開放するときは、メンテナンス錠25を図を省略した鍵を挿入し右に回すとガラス枠16のみが開放され、左側に廻すと、ガラス枠16が開放され、これに連動して磁気ラッチの吸着面が変化する。吸着面が変化をすれば、受皿装置19の上部を引き出すことにより容易に磁気ラッチが外れ受皿装置19が開放できる。受皿装置19を閉鎖するときは、そのまま押し込めば磁気ラッチの磁石盤が吸着して「ガタ的余裕」なく閉塞でき、さらにガラス枠16をも押し込めばガラス枠16が閉塞できる。下皿20には溢球排出口27が開口している。
受皿装置22の略中央左には通常音スピーカ28が内蔵され、対する右側には超音波スピーカ29も内蔵されている。受皿装置22の下右側には、前面枠12に固着される発射ハンドル30が設けられており、この発射ハンドル30は、遊技盤18へ遊技球を発射することが可能になっている。尚、遊技球を発射するメカニズムについては公知であるから説明を省略する。
【0014】
パチンコ機10の左側には、図を省略したプリペードカードによる遊技球の貸し出しをするカードユニット100が併設され、このカードユニット100の頂上には遊技球補給筒101が設けられ、図示しない巻きスプリングでできた蛇腹により弾球遊技機設置島の島樋に接続され、貸し出しする遊技球の補給ができるようになっている。カードユニット100の正面上部には、液晶表示体からなる案内表示部102が取り付けられ、その下に5個の表示体からなる硬貨受付表示部103と、紙幣挿入口104とが設けられ、このうち紙幣挿入口104は、千円札の挿入と500円、100円の硬貨の投入可能になっている。
【0015】
紙幣挿入口104の下には、プリペードカード挿入口105とプリペードカード表示部106が設けられている。プリペードカード挿入口105の下には、公知の球貸操作部107が設けられており、一般的にはこの球貸操作部107は上皿や下皿等に設けられるが、上皿や下皿に設けると配線が複雑になり上皿の開放閉鎖時にリード線の咬み込みによる断線が生じることがある。本実施例のようにカードユニット100側に設けると断線現象は生じない。
球貸し操作部107には残高表示部108と貸出ボタン109および精算ボタン110とが設けられ、この残高表示部108と貸出ボタン109および精算ボタン110等の機能説明は、公知であるからその説明を省くこととする。
球貸し操作部107の下方には象鼻樋112が取り付けられ、この象鼻樋112の先端部に遊技球排出口113が接続されている。カードユニット100の最下部にはプリペードカード排出口111が設けられている。
【0016】
ここで、カードユニット100の機能の説明すれば、プリペードカードをプリペードカード挿入口105に挿入すると、案内表示部102に「カード挿入中だ」の表示をすると共に、残高表示部108には有価価値の残高が表示される。
この残高が表示されているとき、貸出ボタン109を任意の回数を押すと、遊技球がパチンコ機10の内部から皿部(図示略)に排出される。所望の数の遊技球が排出されると、プリペードカードに記憶された有価価値分の残高に対して減算された数値が書き込まれる。残高が無くなるとプリペードカードは内部に引き込まれて、案内表示部102に「プリペードカードが無効になった」と表示され、ある時間後に表示が消される。
従来、プリペードカードの利用に係わる説明は、LEDによる利用度数の表示と利用したときの更新結果を表示するものと、ランプによりプリペードカードが挿入されていることを表示するのみであった。本実施例では、文字による表示を案内表示部102に表示するようにしている。この案内表示部102の背部にフルカラーLEDによるバックライトを設けているので、表示する内容によって色彩を変えて表示するようにしている。たとえば、無効カードを挿入した場合、赤色のバックライトを点滅表示して、「無効カードです」と表示し、磁気面が汚れてプリペードカードを読み取っても一部のデータが化けているとき、「カウンタで確認して下さい」と表示する。このように表示するから、素人でも安心してプリペードカードを利用し、プリペードカードしか遊技ができない弾球遊技機でもとまどうことなく利用できから、遊技店にとっても価値ある表示方法となる。
【0017】
紙幣挿入口104は、紙幣と硬貨の共用投入口になっており、直線的に紙幣の読み取りと、硬貨の落下判読する構成になっている。紙幣は前述したようにプリペードカードの発行をするが、硬貨の場合は千円単位として機能をし、100円を投入すると硬貨受け付け表示部103の頂上の表示体が1個点滅し、25個の貸し出し遊技球を遊技球排出口113より排出する。
次に、200円目を投入すると、点滅していた表示体が点灯に変化し、遊技球の排出がなされる。5個すべてが点灯すると、擬似的にプリペードカード発行の信号が生成され、500円の場合は、投入すれば125個の遊技球が排出され硬貨受け付け表示部103の2個の表示体が点灯し3個目が点滅するようになる。満杯の点灯の変化で同様に擬似的にプリペードカード発行の信号が生成される。
【0018】
このカードユニット100の特徴は、たとえば、遊技中に大当たりが発生し、皿部に発射する遊技球が不足したとき100円を投入すれば即、遊技の継続が可能で、従来では、発射球が全く無くなって大当たりの継続条件入賞口への入賞がないので消滅になっていた。また、このカードユニット100は、プリペードカードの発行で行ってもよいが、札入れから千円出して挿入しようとしても両手を使わなければならないので、どうしても発射ハンドル30から手を離さなければならないという欠点を備えていたが本実施例のカードユニット100では、硬貨で処理できるから、このような心配する必要がない。といった優れた機構を備えている。
なお、本実施例のカードユニット100は、消費税または遊技税対応になっており、カードユニット100内部に設けた設定スイッチ(詳細略)の変更で、例えば25個の遊技球が貸し出されるとき、1個が税金分として差し引かれて、払い出される数が24個になり、遊技球が貸し出されると、その旨管理コンピュータに送信と、管理会社にも送信され、遊技店は月末に管理会社に代理納税をすることとなる。この他にも、設定スイッチの変更で、遊興税の設定が可能になっており、大当たり中に払い出される賞品球が100個当たり5個の割合で差し引かれた95個の遊技球が払い出され、前述と同様に送信と納税ができる。
【0019】
次に、パチンコ機10の背面側を図2に従って説明をする。
図2はパチンコ機10の背面を示したもので背面ほぼ全体を覆うように機構装置31が取り付けられている。機構装置31には、機構装置補強樋32が設けられ機構装置31がねじれるのを好適に防止している。さらに、この機構装置補強樋32には、機構装置31に設けられる電装品の連絡配線が固着されている。機構装置31は、前面枠12に対して遊技盤18をサンドイッチ状に背部から押圧固定している。機構装置31の上部には、遊技者が遊技開始に先立って遊技球を貸し出すため及び、遊技中に入賞があったとき遊技球を賞品球として払い出すための遊技球を保有する球タンク35が設けられている。
球タンク35の右側には外部入出力制御装置40が設けられ、赤外線を利用した無接続子で電気的には接続されておらず、光学的信号の授受をするようにしてあり、接続側のコネクタにも光学的信号の授受をするようにされて、一組のケーブルの差し込んで送受信可能になっている。
外部入出力制御装置40は、内部にCPU、RAM、ROM、I/Oを含む1チップLSIからなる制御装置が組み込まれ、管理コンピュータとの情報の授受が可能となっている。
【0020】
球タンク35の下には補給誘導樋37が取り付けられており、この補給誘導樋37は、球タンク35からの遊技球を後述する払出装置38に整列流下誘導させる目的で設けられている。球タンク35の側面には球タンク35に保有する遊技球が不足すると好適に遊技球の補給を要求する補給検出器36が取り付けられ、この補給検出器36はアナログ的に作用しその制御を外部入出力制御装置40で制御をしており、大当たり等の即大量に遊技球の補給するときは、大当り信号と、僅かな補給要求信号と「OR」をとって通常より早めに補給要求をするようになり、補給遅れによる特別遊技の終了でも払い出しをすることがなく同時終了が可能になっている。
補給誘導樋37の下流側には、図示しない方向変換カーブレールと、この方向変換カーブレールの下流側には球切検出器39と一体化した払出装置38が接続されている。払出装置38は賞品球の払い出しと、遊技球の貸し出しができるように複数の図示しない払出装置が設けられ、前述したプリペードカードによる貸し出しもできるようになっている。図により詳細を述べないが、払出装置38には球抜装置も組み込まれており、球タンク35と補給誘導樋37および払出装置38に保有する全ての遊技球を球抜装置により弾球遊技機設置島内部に排出可能になっている。
【0021】
補給誘導樋37の下側には、その背面に図柄制御装置43を設けた図柄表示装置42が取り付けられている。図柄表示装置42の下には、動作制御装置44が取り付けられ、この動作制御装置44のその下には電源制御装置45がそれぞれ機構装置31に取り付けられている。電源制御装置45は、外部からの電力供給用の電源コード50が接続されている。詳細を図示して詳述しないが、動作制御装置44の内部には発射制御部、払出制御部、ランプやモータ及びソレノイドを駆動させる駆動制御部と音声制御部が内装されている。このほかの実施例として挙げれば、動作制御装置44は、一般市販のRAMを内蔵するCPUと、外付けROM及び割り込みアドレスデコーダや入出力IOポート等をLSI化したチップが組み込まれ複数の遊技機に対応可能にしてある。図4により後述する抽選判定装置75と図柄制御装置43との双方から送られるコマンド情報に従って、動作制御装置44の各部が並列処理のできるようになっている。
機構装置31の下で前面枠12の裏側左には、発射装置48が前面枠12側に固着されている。発射装置48は、図1で説明した発射ハンドル30がこの発射装置48に、詳細を図示しないが、それぞれを連結している。発射装置48には発射モータ(図示略)が取り付けられている。
【0022】
カードユニット100の背面には、機構装置補強樋32から引き出してあるユニットコード46がユニットコネクタ47とにより接続されている。このユニットコード46は、磁性体を含んで透明被覆からなるケーブルからなっている。
機構装置31の中央最下部には、アウト球排出口と溢球通路(共に図示略)が設けられており、アウト球排出口は遊技盤18に打ち込まれた全ての遊技球がこのアウト球排出口より排出される。
機構装置31の下部には感圧センサからなる満杯検出器64が取り付けられ、異物の違法な挿入も好適に検知可能になっている。
【0023】
次に、図3により、本発明の要点となる前面枠12の内部に装填されている遊技盤18の構成について説明をする。
本発明を応用した遊技盤18は、従来から設置されている内レールを取り除いた遊技領域にしている。そのため外レールのみとして外レールを誘導レール52として説明をする。
遊技盤18は、板素材が複数枚張り合わせたベニヤ板51からなり、このベニヤ板51の遊技客側の表面には、シルク印刷を施したセルロイド板が張り付けられ、図で説明を省くが各種入賞口や図柄表示装置42、後述する入賞装置66等の取り付けられるようにルータ機により鑽孔され、外周も前面枠12に装填できるようにもルータ加工されている。遊技盤18の上部には、下部を略半円状にした天装飾装置53が取り付けられ、この半円状に合うように円の集合体からなる略卵形の誘導レール52も取り付けられている。本実施例では従来のような内レールは、電動発射式であるから、手動発射と違って打ち損ねが生じないから設けていない。天装飾装置53には、賞球記憶表示部54と型式名表示部55がそれぞれ設けている。このうち賞球記憶表示部54は、発生する得点を一旦、賞球記憶表示部54に内蔵しているフラッシュメモリに記憶し、賞球払い出し実行時に減算表示しながらフラッシュメモリの記憶も減算するようにしている。これは、停電等の賞球記憶の消滅を防止している。
【0024】
遊技盤18には、先端部にネジ状を形成した遊技釘を多数配置している。
遊技盤18の略中央右には、右表示装置56が設けられ、この右表示装置56には、遊技案内表示部57、副図柄表示部58(通称普通図柄)、証紙貼付部59等が設けられている。このうちの内遊技案内表示部57は、LCD(フルカラーLEDのバックライト)からなり現在の遊技状況を報知するもので、たとば、確率が変更されたとき「確率変更中」とスクロール表示され、第三種遊技の場合であれば「右打ちをして下さい」などと表示することができる。特に、本実施例の遊技盤18であれば、狙いやすい位置にある左側の入賞口が、「確率変更中」の表示の後、「指定された入賞口を狙え」とスクロール表示し、当該入賞口の内部に設けたランプが点滅する。この入賞口に入賞すると特に確率が甘く、遊技客に有利に作動する。遊技盤18の略中央のは図柄表示装置42が取り付けられ、この図柄表示装置42の天には、左傾きのワープ入球口61が設けられ、さらに図柄表示装置42の略中央にスクリーン63と、スクリーンを覆う偏光レンズからなるフィルター62(点線で図示)等が設けられている。図柄表示装置42は図柄表示装置取付枠60により遊技盤18へ取り付けている。フィルター62は横拡大偏光をするようにレンズ効果を備えており、縦4吋横3吋の液晶パネルの表示を縦4吋、横9吋の表示ができるように横のみ3倍に拡大するようにしている。従って、安価な構成で高価な液晶表示装置と同等の表現ができるようにしている。図柄表示装置42の周囲には通常入賞口64が複数個取り付けられ、略下には電動チューリップ65と、その下に入賞装置66がそれぞれ設けられている。入賞装置66には、従来のものと同一の図示しない普通入賞口と入賞装置扉67(アタッカとも言う)が設けてあるが、違がったところといえば、従来の内レールに相当するアウト球受部68とアウト口69を設けている。さらには、従来内レールの先端に設けた戻玉防止具が、この入賞装置66の左先端に戻玉防止具70を取り付けている。
【0025】
以上からすれば、この誘導レール52(外レール)のみとする実遊技領域は、従来より広く採れ、左右に大型の図柄表示装置の取り付けが容易となった。大型図柄表示装置を取り付けた従来の遊技領域では、遊技球の通り道が限定され、狙い所もなく面白みに欠ける結果にたっていたが、内レールを除いて遊技領域を拡大することで遊技球の落下ルートが複雑化して面白味が増した。しかも左側に設けた通常入賞口64への狙いが容易になり、従来のように天の一部で約30%の開口部であったものが50%以上の広い開口部となり広範囲で遊技を楽しむことができるようになった。さらに内レールと言う部品も無くなり取り付けの手間も必要でなくなった。以上の構成からすれば、例えば、図柄変動に関わる入賞口にすると「貴方任せ」となっていたものが、遊技者自身で勝ち取ったものと思い、遊技者に満足感を与えることとなる。当りは確率で決定されるから遊技店では利益率の調整ができるから何の問題はない。左右対称と既成概念から脱却して特定入賞口付近の遊技釘の配列を、考えればどのようにでもできる優れた構成となっている。その例として、各部所に打ち込んである袴釘90は、従来からの既成概念では頂上付近には逆袴をそれぞれ対象に打ち込むのが当たり前であったが、遊技客が狙えて納得できるような配列構成に打ち込んでいる。従って、発射の強弱による飛球軌道が、飛球軌道A、飛球軌道B、飛球軌道Cと言ったように発射ハンドルの操作で容易に狙い打ちが可能となる。
【0026】
遊技盤18の裏面について図4により説明をする。
図4は、前述した遊技盤18の裏面を示したものである。
遊技盤18の裏面には、ほぼ中央を覆うように配線樋72が取り付けられ、この配線樋72の頂上には、配線樋コネクタ73が取り付けられ、中央右に抽選判定装置75が、そして、この抽選判定装置75には照合コネクタ76が設けられている。配線樋72の上部には、天装飾装置基盤77が取り付けられ、この天装飾装置基盤77には天装飾装置コネクタ74が取り付けられている。天装飾装置基盤77は、遊技盤18表側の天装飾装置53と一体をしている。抽選判定装置75は、図柄表示装置42、副図柄表示部58、通常入賞口64および入賞装置66に設けたセンサスイッチ(図示略)からの信号を入力し、賞球数や当り判定および各種動作方法などのコマンド情報を演算して、配線樋コネクタ73を介して、図柄制御装置43、動作制御装置44、電源制御装置45へ1方向送信できるようにしている。照合コネクタ76は、抽選判定装置75の内容をチェックするためとシュミレーション出力ができるようにしている。従来では主制御装置としてアタッカ等の機械的動作制御と装飾LEDの動作制御等をしていたが、本実施例の抽選判定装置75は、そのようなことをせず、遊技盤18の入力情報を判定してコマンド情報にして出力するから小型で済み、取り付け位置も図示しない複雑なセキュリティ解除が必要のため着脱容易でない。従って、違法な基盤交換やハーネスの組み替えなどができないようになっているので優れた防犯効果がある。遊技盤18の下方にはアウト口69が設けられ、図示しないアウト通路もルータ加工されている。尚配線樋に係わる詳細説明は、出願人が先に出願した特願2001−246319に記載してあるから、これを参照して援用する。
【0027】
図3により前述した入賞装置66の構成等について、その詳細を図5により説明をする。
図5は、入賞装置66の正面斜視図である。
入賞装置66は、第3図から第一種電動役物付遊技機に使用される大入賞口をイメージしているが、なにも第一種電動役物付遊技機でなく第三種電動役物付遊技機でも第2種電動役物付遊技機でも利用可能である。
図3で前述したように、入賞装置66には、入賞装置扉67、アウト球受部68、アウト口69、戻玉防止具70とを備えている。この入賞装置66は、このほかに通常入賞口64と同等の袖入賞口81と、この袖入賞口81に併設される袖ランプ82とを備えている。前述した戻玉防止具70は、既に多くの提案があって公知となって、発射された遊技球が発射点にバックしないように設けられている。ただ本実施例では、入賞装置66と一体化したことに本発明の優れた部分であって、この優れた内容を以後、詳述する。戻玉防止具70には、板バネ83を取り付けたステー85が戻玉防止具芯軸84により入賞装置66の左端に遊嵌され、回転点線矢印Rで示すように遊動自在になっている。板バネ83の弾性変形で遊技球を通過させるが、発射衝撃による板バネ83の変形を防止するために遊動させている。この戻玉防止具70の軸心近くには規制部85が設けられ、回転点線矢印R方向に行きっぱなしにならないように設けられている。
以上からすると、前述した入賞装置66にアウト球受部68とアウト口69及び戻玉防止具70とを一体化したことで生産コストの低減に寄与している。それは、従来、戻玉防止具を内レールの先端部にビス止めし、アウト口をもアウト口に合わせてビス止めしていた。要するに個々に止着していたものが一工程で作業が完了するから手間が省ける。この他にも、アウト口69を設けずに点線で図示するアウト球通路71を入賞装置66と一体的に設けて、プレート(図示略)の排出通路へ通す方法もよい。
【0028】
次に、本発明の要点である従来の内レールを除いて遊技を充実させるアレンジボール遊技機を第2実施例として述べる。
【第2実施例】
図6は、本発明を応用したアレンジボール遊技機に内蔵する遊技盤を示した正面図である。
遊技盤400には、誘導レール401が敷設され、多数の先端にねじ状の螺旋を形成した遊技釘(図示略)が打ち込まれている。遊技盤400の最下部にアレンジボール遊技機特有の多連入球口402が設けられている。遊技盤400の略中央に誘導図柄表示装置405が設けられ、この誘導図柄表示装置405の左側には、得点表示装置404も設けられている。本第2実施例のアレンジボール遊技機は、パチンコ機で言うと第三種電動役物付遊技機に類似しており、その類似する遊技方法が役物名称が違うのみで、ほぼ構成が同一である。取り付けられる役物は、誘導増加作動器403と誘導増加装置406である。遊技に関しては、多連入球口402が1から16まで、入球口が並設されており、入球すると該当番号のランプ(図示略)が点灯するようになっている。点灯したランプが連珠式に並べば得点となって、得点表示装置404に表示され、単位ゲームが終了すると精算作動して得点分の遊技媒体が払い出される。遊技に際して1から16までの入球口へ狙い打ちをしなければならないので、従来の遊技盤のように遊技領域の開口度が45度では狙い打ちができない。と言った欠点を有している。本第2実施例の遊技盤400は、ほぼ120度開口しているので、実遊技領域が拡大して狙い打ちが容易になると言った優れた構成である。遊技盤400の上部にはクレジット表示部407が設けられ、このクレジット表示部407は遊技媒体の貯留数を表示するようになっており、カードユニット100により処理するようになっている。これは、多量の遊技媒体の循環を必要とせずに記憶媒体(ICカードやプリペードカード)のみで利用することもでき、遊技媒体の出し入れから生じる差益がない遊技店に不利かもしれないが、遊技者には有利となる。ところが、遊技媒体を遊技店に預けるかたちになり、再び訪れるサイクルが短くなって延べ遊技人口が増えることで、遊技店には有利にもなる。この方式はパチンコ遊技機やスマートボール遊技機やじゃん球遊技機等広く応用できる。
【0029】
以上、説明したように、ある範囲以内での実遊技領域を拡大させることにより横に拡大した中央役物の取り付けも、遊技釘配列の設計も容易になり、狙える遊技領域として遊技客に好評を得る結果となっている。
本発明を確認すると、課題が、規定された遊技領域の拡大方法の技術提供を目的として、その解決手段は、遊技盤18に設けられる内レールを排除する。そして、入賞装置66の下辺にアウト球受部68とアウト口69とを設ける。アウト球受部68が内レールの一部を兼ねる。さらに入賞装置66の左側に戻玉防止具70を取り付ける。このことにより、従来の遊技領域への入球範囲が約45度開放していたものが180度近く開口することとなり、遊技客の狙い範囲が増加して有意義な遊技ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に示すパチンコ機の正面図である。
【図2】図1に示したパチンコ機の背面図である。
【図3】図1に示たパチンコ機に取り付けられる遊技盤の正面図である。
【図4】図3に示した遊技盤の裏側を説明する図である。
【図5】実施例のパチンコ機に取り付けられる入賞装置の正面斜視図である。
【図6】第2実施例で説明するアレンジボール遊技機に使用される遊技盤の正面図である。
【図7】旧遊技機の正面図である。
【図8】旧遊技機に内蔵される遊技盤の正面図である。
【符号の説明】
10‥‥パチンコ機、19‥‥受皿装置、30‥‥発射ハンドル、31‥‥機構装置、38‥‥払出装置、48‥‥発射装置、52‥‥誘導レール、64‥‥通常入賞口、65‥‥電動チューリップ、66‥‥入賞装置、67‥‥入賞装置扉、68‥‥アウト球受部、69‥‥アウト口、70‥‥戻玉防止具、75‥‥抽選判定装置、76‥‥照合コネクタ、81‥‥袖入賞口、82‥‥袖ランプ、83‥‥板バネ、84‥‥戻玉防止具芯軸、85‥‥ステー、85‥‥規制部、400‥‥遊技盤、401‥‥誘導レール、402‥‥多連入球口、403‥‥誘導増加作動器、404‥‥得点表示装置、405‥‥誘導図柄表示装置、406‥‥誘導増加装置、407‥‥クレジット表示部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an expansion of an actual game area of a pachinko ball and ball game machine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the mainstream of pachinko machines, which are representative of ball-and-ball game machines regulated by the Customs Sales Act, are those that pay out game balls as prize balls for winning with a structure that utilizes the weight of levers and game balls. . Later, electric role-playing machines and electrically operated arrangement ball-ball game machines and Ji-Jan-ball (sparrow ball) ball-game machines were developed. After that, pachinko machines were able to acquire a large number of game balls as big hits. Was developed, and all ball game machines were digitized. Arranged ball game machines using microcomputers and CRTs were developed around 1980 (reported by Chubu Nippon Broadcasting Corporation and NHK Nagoya). Ballistic game machines using microcomputers have been developed one after another.
Furthermore, after that, an arrangement ball ball game machine using LEDs as a ball game machine capable of displaying symbols has been developed, and subsequently, a pachinko machine which has a big hit by matching symbols has been developed. Since then, ball game machines using CRTs have come to express their designs on color LCDs, and the competition in the development of ball game machines themselves using advanced technologies is intensifying. With the progress of the times, the front frame of the ball-and-ball game machine is shifting to all plastics, and the game area has a constant area regulated by the game rules. With this all-plastic front frame, the diversification of the surface design from the restricted game area to the game area other than the game area progresses, and the game area that should be constant due to the illusion of the human eye looks large or small Appeared up to. The example will be described with reference to FIG.
[0003]
FIG. 7 is a front view of a
The front side of the
The game area A of the
The
[0004]
FIG. 8 is a front view of a
The
[0005]
Although not shown, a large number (about 250) of game nails are driven into the
In amusement arcades, today's pachinko ball game machines are prospering because the configuration of the launch sphere that draws a parabola and the shape nail of the game nail make it a structure that can be satisfied by both players and amusement arcades. Things.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described gaming area A has a disadvantage that the gaming area regulated by the gaming rules appears small because the
[0007]
Next, the proposal shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. 57-203466 has no inner rail and expands the game area. However, in this case, the launch point is at the upper left, and the launch hammer deviates from the one-point rule by holding two rails from the launch method (the ball core position is not determined by the true sphere and the stamp), causing spotting. The details are described in JP-A-2001-129165. Therefore, this method cannot be adopted.
In addition, the one disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. H10-165574 is simply an enlarged game area, and the elliptical outer rail is enlarged in proportion to the game area. Due to the drawing of a parabola when the hit ball falls, unless the ball is a vertically long ellipse, the drop point of the hit ball is not determined when aiming at the right side from the center. When operating the firing handle, a slight adjustment will significantly change the drop point at the right position. It cannot be adopted because of the drawback described above.
In view of the above, the present invention has been made and solved by the following matters.
[0008]
Means for Solving the Problems and Effects of the Invention
According to the first aspect of the present invention, a game board in which a number of screw-shaped game nails are formed at the distal end portion, a substantially elliptical guide rail is arranged on the game board, and the firing device is operated by operating a firing handle. In a ball game machine provided with a decorative lamp and a winning device for enhancing a game effect during a game in which a game ball is repelled to a game board, an actual game area surrounded by a guide rail is enlarged.
According to a second aspect of the present invention, there is provided a game board on which a number of screw-shaped game nails are formed at the tip end, and a substantially elliptical guide rail arranged on the game board, and the firing device is operated by operating a firing handle. In a ball game machine provided with a decorative lamp and a prize device for enhancing a game effect during a game in which a game ball is repelled by a game board, the entrance of the game area where the game board enters the ball is enlarged. It is.
According to a third aspect of the present invention, there is provided a game board on which a number of screw-shaped game nails are formed at the tip end, and a substantially elliptical guide rail is arranged on the game board, and the firing device is operated by operating a firing handle. In a ball game machine provided with a decorative lamp and a prize device for enhancing a game effect during a game in which a game ball is repelled by a game board, a prize port arranged on the game board is arranged non-symmetrically on the left and right. .
[0009]
Originally, the front frame of the gaming machine was provided for holding a game board or a mechanical device. Even if there is no portion exposed to the player side, any number of holding methods can be considered. Decorative indicator lamps and the like are provided in addition to holding the parts and the like of the front frame, but it is sufficient to provide them all on the game board. This is a well-known technology in which decorative lamps and the like are provided in addition to the game area surrounded by the outer rail. If the game area is expanded, the outside of the game area is naturally expanded. Therefore, if the game area is enlarged as described in
[0010]
By shortening or eliminating the inner rail, only the outer rail (guidance rail) is used, and by expanding the entrance to the ball from the top of the actual game area to the left, you can aim without hitting it, It is a game to convince customers. If it can be fired at a desired position, it will have an excellent configuration such that it can be widely applied to an arrangement ball game machine, a sparrow ball game machine, and the like that require a particularly large width of the game area. In the case of a pachinko machine, if a large number of winning openings are arranged at a position where the player can easily aim, the player naturally can be satisfied because he or she aims. If the desired position is within the firing range as in the past and the desired position is within the firing range, the fun of the game will be increased, and there is no point in setting up prize holes etc. that are difficult to aim at, and it is only arranged with design elements of the arrangement balance only ing. However, as described in
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In consideration of the first aspect, the falling sphere that draws a parabola describes a vertically elongated guide rail, but it may not be vertically long, but may be horizontally long. In the case of this horizontally long shape, it can be widely applied to, in particular, an arrangement ball game machine and a slightly rocking ball game machine.
The actual game area described in this specification indicates a range surrounded by a conventional inner rail, and the game area described in the authorization standard specifies a range surrounded by an outer rail. Therefore, in order to facilitate the discrimination, the classification was performed in this manner.
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. It should be noted that the embodiments of the present invention are not limited to the following examples in any way, and it goes without saying that various forms can be adopted as long as they belong to the technical scope of the present invention.
[0012]
【Example】
FIG. 1 is a front view of a
A
[0013]
Below the
On the upper right side of the
A
[0014]
On the left side of the
[0015]
A prepaid
The ball
An
[0016]
Here, the function of the
When the balance button is pressed an arbitrary number of times while the balance is displayed, the game balls are discharged from the inside of the
Conventionally, the description relating to the use of a prepaid card has only been to display the number of usages by an LED and to display the update result when the card is used, and to indicate that a prepaid card is inserted by a lamp. In the present embodiment, a character display is displayed on the
[0017]
The
Next, when the 200th yen is inserted, the blinking display changes to lighting, and the game ball is discharged. When all five are turned on, a prepaid card issuance signal is generated in a simulated manner. In the case of 500 yen, if inserted, 125 game balls are ejected and the two display bodies of the coin receiving
[0018]
The feature of this
The
[0019]
Next, the back side of the
FIG. 2 shows a rear surface of the
An external input /
The external input /
[0020]
A
A direction changing curve rail (not shown) is connected downstream of the
[0021]
Below the
A
[0022]
On the back of the
An out-ball discharge port and an overflow ball passage (both not shown) are provided at the lowermost portion in the center of the
A
[0023]
Next, the configuration of the
The
The
[0024]
On the
A
[0025]
In view of the above, the actual game area including only the guide rail 52 (outer rail) can be wider than before, and the large symbol display device can be easily attached to the left and right. In the conventional game area equipped with a large symbol display device, the path of the game ball was limited and the result was lacking in aim and lacking in fun, but by expanding the game area except for the inner rail, the game ball dropped The route became complicated and interesting. Moreover, it is easy to aim at the
[0026]
The back surface of the
FIG. 4 shows the back surface of the
A
[0027]
The configuration and the like of the winning
FIG. 5 is a front perspective view of the winning
The winning
As described above with reference to FIG. 3, the winning
In view of the above, the integration of the out
[0028]
Next, a description will be given of an arrangement ball game machine which enhances a game except for a conventional inner rail, which is a gist of the present invention, as a second embodiment.
[Second embodiment]
FIG. 6 is a front view showing a game board incorporated in an arrangement ball game machine to which the present invention is applied.
On the
[0029]
As described above, by expanding the actual game area within a certain range, it is easy to attach the central character that has been expanded horizontally and to design the game nail arrangement, and it is popular with players as a target game area. The result is obtained.
After confirming the present invention, the solution is to eliminate the inner rail provided on the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a pachinko machine shown in an embodiment.
FIG. 2 is a rear view of the pachinko machine shown in FIG.
FIG. 3 is a front view of a game board attached to the pachinko machine shown in FIG.
FIG. 4 is a diagram illustrating the back side of the game board shown in FIG. 3;
FIG. 5 is a front perspective view of a winning device attached to the pachinko machine of the embodiment.
FIG. 6 is a front view of a game board used in an arrangement ball game machine described in a second embodiment.
FIG. 7 is a front view of the old gaming machine.
FIG. 8 is a front view of a game board built in the old game machine.
[Explanation of symbols]
10 ‥‥ Pachinko machine, 19 ‥‥ Receiving device, 30 ‥‥ Launch handle, 31 ‥‥ Mechanism device, 38 ‥‥ Payout device, 48 ‥‥ Launch device, 52 ‥‥ Guidance rail, 64 ‥‥ Normal winning opening, 65 {Electric tulip, 66} Winning device, 67} Winning device door, 68 # Out ball receiving part, 69 # Out mouth, 70 # Back ball prevention tool, 75 # Lottery determination device, 76 # Verification connector, 81 ‥‥ sleeve winning opening, 82 ‥‥ sleeve lamp, 83 ‥‥ leaf spring, 84 ‥‥ return ball protection core shaft, 85 ‥‥ stay, 85 ‥‥ regulation section, 400 ‥‥ gaming board, 401 {Guiding rails, 402} Multiple entrance entrances, 403} Guidance increase actuator, 404 {Score display device, 405} Guidance symbol display device, 406} Guidance increase device, 407 # Credit display unit .
Claims (3)
発射ハンドルの操作によって発射装置を作動させて遊技球を遊技盤に弾発される遊技中の遊技効果を引き立てる装飾ランプと入賞装置とが設けられる弾球遊技機において、
誘導レールに囲まれる実遊技領域を拡大させた
ことを特徴とする弾球遊技機。A game board on which a number of screw-shaped game nails are arranged at the tip, and a plurality of rails on which a plurality of screw-shaped game nails are formed at the substantially elliptical guide tip on the game board,
In a ball game machine provided with a decoration lamp and a prize device that enhances a gaming effect during a game in which a game ball is repelled to a game board by operating a firing device by operating a firing handle,
A ball game machine characterized by expanding the actual game area surrounded by guide rails.
発射ハンドルの操作によって発射装置を作動させて遊技球を遊技盤に弾発される遊技中の遊技効果を引き立てる装飾ランプと入賞装置とが設けられる弾球遊技機において、
前記遊技盤の入球する遊技領域の入り口を拡大させた
ことを特徴とする弾球遊技機。A game board on which a number of game nails formed with a screw shape are arranged at the tip, and a substantially elliptical guide rail is arranged on the game board,
In a ball game machine provided with a decoration lamp and a prize device that enhances a gaming effect during a game in which a game ball is repelled to a game board by operating a firing device by operating a firing handle,
A ball game machine characterized in that an entrance of a game area where the game board enters the ball is enlarged.
発射ハンドルの操作によって発射装置を作動させて遊技球を遊技盤に弾発される遊技中の遊技効果を引き立てる装飾ランプと入賞装置とが設けられる弾球遊技機において、
前記遊技盤に配置される入賞口を左右非対象に配置している
ことを特徴とする弾球遊技機。A game board on which a number of game nails formed with a screw shape are arranged at the tip, and a substantially elliptical guide rail is arranged on the game board,
In a ball game machine provided with a decoration lamp and a prize device that enhances a gaming effect during a game in which a game ball is repelled to a game board by operating a firing device by operating a firing handle,
A stadium gaming machine, wherein a prize hole arranged on the gaming board is arranged symmetrically with respect to left and right.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
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JP2015097765A (en) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 株式会社ニューギン | Game machine |
-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002225411A patent/JP2004033683A/en active Pending
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