JP2004033663A - 歯科医師によるペット歯科診療支援システム - Google Patents

歯科医師によるペット歯科診療支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004033663A
JP2004033663A JP2002198527A JP2002198527A JP2004033663A JP 2004033663 A JP2004033663 A JP 2004033663A JP 2002198527 A JP2002198527 A JP 2002198527A JP 2002198527 A JP2002198527 A JP 2002198527A JP 2004033663 A JP2004033663 A JP 2004033663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dentist
veterinarian
information
terminal device
medical record
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002198527A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Nodera
野寺 義典
Kiyoshi Sonezaki
曾根▲崎▼ 清
Yoshinobu Sato
佐藤 義信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002198527A priority Critical patent/JP2004033663A/ja
Publication of JP2004033663A publication Critical patent/JP2004033663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】獣医師が犬猫等のペット動物歯の診療をするにあたって、歯科医師からの専門的な見解や助言を容易且つリアルタイムに得られるシステムを提供することを課題とする。
【解決手段】インターネット等の公衆通信回線によって相互に接続された獣医師側端末装置と歯科医師側端末装置と管理本部側サーバ装置とによってネットワークを構成し、各種情報を一元的に管理する管理本部側サーバ装置を介し、獣医師側端末装置と歯科医師側端末装置の双方から入力送信されてくる診療情報によって診療案件毎の独自の電子カルテ(インターネット上のペット動物歯科診療カルテ)を作成するとともに、該電子カルテをそれぞれの端末装置より閲覧可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、獣医師と歯科医師とのインターネットを介した電子カルテのやりとりにより、獣医師による犬、猫等のペット動物歯の診断や治療につき、歯科医師からの適切な診断及び治療情報をリアルタイムに得ることのできる歯科医師によるペット歯科診療支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通例、犬、猫等のペット動物歯の検査、診断及び治療(診療)は、獣医師が直接行っているのであるが、近年、犬、猫等のペットの寿命が延びたことに伴い、これらペット動物歯の診療の頻度や重要度が増し、診療内容も複雑化且つ難解化してきており、時として、歯科医療に関する高度な専門的知識が要求される場面も多く、このような場合にあっては、獣医師が歯科専門書を読んだり、知り合いの歯科医師に問い合わせる等してどうにか対処しているのが実状である。
【0003】
しかしながら、獣医師と歯科医師とでは、歯科医療に関する専門的知識の修得度や認識度に自ずと差があり、限られた獣医師を除き、専門書を十分理解できなかったり、歯科医師との間の知識交換が十分に行えなかったりして、歯の診療に関する的確な知識を得られず、飼い主の満足できる高度で一定した質のペット動物歯科治療を施すことができない等の問題を抱えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記ペット動物歯科医療の実状に鑑みなされたもので、獣医師が犬猫等のペット動物歯の診療をするにあたって、歯科医師からの専門的な見解や助言を容易且つリアルタイムに得られるシステムを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る歯科医師によるペット歯科診療支援システムにあっては、インターネット等の公衆通信回線によって相互に接続された獣医師側端末装置と歯科医師側端末装置と管理本部側サーバ装置とによってネットワークを構成し、各種情報を一元的に管理する管理本部側サーバ装置を介し、獣医師側端末装置と歯科医師側端末装置の双方から入力送信されてくる診療情報によって診療案件毎の電子カルテ(インターネット上のペット動物歯科診療カルテ)を作成するとともに、該電子カルテをそれぞれの端末装置より閲覧可能とすることによって、獣医師による犬、猫等のペット動物歯の診療を支援することとしたものである。
【0006】
本発明システムにおける電子カルテは、入力画面を兼ねた定型のフォームで、カルテ識別番号、動物識別番号、診療動物の名前、種別、種類、性別、年齢、乳歯か永久歯かの別及び症状の概要等(基礎情報)を入力表示する基礎情報ページと、予め診療動物の種別によって自動的に選択決定された歯の区分け略図、各々の歯に対応しデジカメ画像並びにレントゲン画像を伴う獣医師による視触検査結果等(検診情報)が入力表示される検診情報ページと、歯科医師による診断結果及び治療上のポイント等(助言情報)を入力表示する助言情報ページとを含むものとする。
【0007】
また、本発明システムにあっては、獣医師が獣医師側端末装置から管理本部側サーバ装置にアクセス・ログインして診療動物に関する基礎情報並びに検診情報を電子カルテへ入力し、これを管理本部側サーバ装置に送信するステップと、獣医師側端末装置より電子カルテを受信した管理本部側サーバ装置が、この受信電子カルテを診療案件毎にファイル生成して電子カルテデータベースに記憶格納した後、その要約を書き込んだ診察依頼メールを予め登録されている歯科医師に送信するステップと、管理本部側よりの診察依頼メールを受信し診断可能と判断した歯科医師が、歯科医師側端末装置から管理本部側サーバ装置にアクセス・ログインして、管理本部側サーバ装置に記憶格納されている該当電子カルテを閲覧し、獣医師が入力送信した基礎情報並びに検診情報から判断した助言情報を当該電子カルテに入力し、これを管理本部側サーバ装置に送信するステップと、助言情報が入力送信されたことを知らされた診療獣医師が、獣医師側端末装置から管理本部側サーバ装置にアクセス・ログインして、当該電子カルテに書き込まれた歯科医師による助言情報を閲覧するステップとを有する。
【0008】
上記のような獣医師と歯科医師との間でのペット動物歯の診療に関する電子カルテのやりとりにより、犬猫等のペット動物歯の診断や治療に際し、獣医師は歯科医師からの専門的な見解や助言を容易且つリアルタイムに得ることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による歯科医師によるペット歯科診療支援システムの一実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本実施形態における歯科医師によるペット歯科診療支援システムの基本構成を示したもので、10は管理本部側サーバ装置、30は獣医師側端末装置、40は歯科医師側端末装置、50はインターネット等の公衆通信回線を示し、インターネット等の公衆通信回線50によって相互に接続された獣医師側端末装置30と歯科医師側端末装置40と管理本部側サーバ装置10とによってネットワークを構成し、各種情報を一元的に管理する管理本部側サーバ装置10を介し、獣医師側端末装置30と歯科医師側端末装置40双方から入力送信されてくるペット動物歯の検査、診断及び治療に関する情報(診療情報)によって、診察動物毎の電子カルテ(インターネット上のペット動物歯の診療カルテ)を作成し、該電子カルテをそれぞれの端末装置より閲覧可能なよう構成したものである。
【0011】
管理本部側サーバ装置10は、インターネット接続が可能なよう送信手段11と受信手段12とが基本的に備えられ、その他、入力手段13、出力手段14、記憶手段15、ID付与手段16、照合手段17、選別手段18及び更新手段19等が適宜備えられ、電子メール送信装置20が接続され、獣医師データベース21、歯科医師データベース22、電子カルテデータベース23、診療動物データベース24及び診療履歴データベース25等からなるデータベース群を有し、予めプログラム設計された手順や手法に従って自動的にシステム機能するコンピューター装置である。
【0012】
獣医師側端末装置30と歯科医師側端末装置40とは、何れもパーソナルコンピューター(PC)等の汎用の情報通信端末からなり、インターネット接続が可能なよう送信手段31、41と受信手段32、42とが基本的に備えられ、その他、ハードディスク等よりなる記憶手段33、43、ディスプレイやプリンター等よりなる出力(表示)手段34、44及びキーボードやマウスやスキャナ等よりなる入力手段35、45等の周辺機器を適宜備え、歯科医師側端末装置40にあっては、デジタルカメラで撮影した画像情報及びレントゲン撮影した画像情報を読み取り入力するためのスキャナは必須の装置となる。
【0013】
管理本部側サーバ装置10が備える主な手段に付いて説明すると、ID付与手段16は、獣医師及び歯科医師毎に個別の登録会員IDを自動的に付与する手段で、予めなされる会員登録の際に付与されるものである。照合手段17は、獣医師側端末装置30又は歯科医師側端末装置40より発信されてきたID及びパスワードを認識し、管理本部側サーバ装置10にアクセスしてきた具体的な獣医師又は歯科医師を特定するための手段で、これによって各データベースに蓄積されているファイルの閲覧許可(ログイン)の可否を決定するものである。選別手段18は、獣医師側端末装置30又は歯科医師側端末装置40より発信されてきた閲覧要求情報により、開示可能な記憶情報のうち如何なる情報を開示すべきかを選別抽出するための手段で、これによって選別抽出された情報は送信手段11によって獣医師側端末装置30又は歯科医師側端末装置40にWeb提供される。
【0014】
管理本部側サーバ装置10が有するデータベース群について説明すると、獣医師データベース21は、会員登録申込みの際に獣医師側端末装置30から送られてくる当該獣医師に関する各種情報(獣医師情報)を、付与されるID及び届け出たパスワードと共に獣医師毎にファイル生成して蓄積したもので、上記獣医師情報には、当該獣医師の氏名、性別、年齢、免許番号、経歴等の個人属性に関する情報のほか、所属する動物病院の名称、代表者、住所、電話番号、FAX番号、所属部署名等の職場属性に関する情報及び当該獣医師のEメール番号、携帯電話番号、携帯メール番号等の連絡先情報が含まれる。
【0015】
また、歯科医師データベース22は、前記獣医師データベース21と同様に、会員登録申込みの際に歯科医師側端末装置40から送られてくる当該歯科医師に関する各種情報(歯科医師情報)を、付与されるID及び届け出たパスワードと共に歯科医師毎にファイル生成して蓄積したもので、上記歯科医師情報には、前記獣医師情報と同様の情報が記憶されている。
【0016】
電子カルテデータベース23は、獣医師側端末装置30及び歯科医師側端末装置40から送られてきた診療中のペット動物歯の診療に関する各種情報を、診療案件毎のカルテ識別番号を付しファイル生成して蓄積したもので、上記診療情報には、診療動物の名前、種別(犬、猫等)、種類(犬種、猫種等)、性別、年齢(月齢を含む)、飼い主の住所・氏名等の診療動物の属性に関する情報のほか、乳歯か永久歯かの別及び症状の概要等からなる基礎情報と、獣医師によって行われた視触検査の結果、デジカメ撮影画像、レントゲン撮影画像等からなる検診情報と、歯科医師による診断結果及び治療上のポイント等からなる助言情報と、獣医師による治療処置や薬の処方並びにその結果等からなる治療経過情報が含まれる。
【0017】
診療動物データベース24は、前記電子カルテデータベース23に含まれる基礎情報中の診療動物の属性に関する情報を独立させ、診療動物毎に識別番号を付しファイル生成してデータベース化したもので、一度ファイル登録された診療動物の属性情報は、個別に付された識別番号によって記憶認識され、情報の変更がない場合には再度の電子カルテへの入力を必要とせず、また、後述の診療履歴データベース25のファイルと関連付けられて、当該動物の病歴や診療歴情報が抽出可能とされている。
【0018】
診療履歴データベース25は、治療が終了したペット動物歯の前記電子カルテを独立させ、前記獣医師データベース21、歯科医師データベース22、電子カルテデータベース23、診療動物データベース24と関連付けて診療案件毎にファイル生成してデータベース化したもので、診療動物の病歴や診療歴を知るため、或いは、参考となる類例案件を閲覧するための履歴情報を蓄積させたものである。
【0019】
本実施形態例にて用いられる電子カルテの構成に付いて説明すると、本システムにおける電子カルテは、診療内容等が書き込まれた入力画面を兼ねたインターネット上の定型フォームで、基礎情報ページ(A)と、検診情報ページ(B)と、助言情報ページ(C)と、治療経過情報ページ(D)と、参考情報ページ(E)とに大別される。
【0020】
基礎情報ページ(A)には、カルテ識別番号、動物識別番号、診療動物の名前、種別、種類、性別、年齢、乳歯か永久歯かの別及び症状の概要を入力表示する欄が設けられている(図5参照)。
【0021】
検診情報ページ(B)には、検診情報項目ペ−ジ(B1)と検診情報入力閲覧ページ(B2)とがあり、検診情報項目ペ−ジ(B1)には、予め診療動物の種別によって自動的に選択決定された歯の略図が、上顎と下顎、切歯と犬歯と前臼歯と後臼歯とに区分して表示され、合わせて、検診情報入力閲覧ページ(B2)を開くためのクリックボタンが設けられ(図6参照)、検診情報入力閲覧ページ(B2)には、検診情報項目ペ−ジ(B1)で選択した個々の歯に対応した略図が表示され、該歯毎のデジカメ画像、レントゲン画像及び獣医師による視触検査結果を入力表示する欄が設けられている(図7参照)。
【0022】
助言情報ページ(C)には、問題のある歯の図解表示欄、基礎情報を略表示した欄、前記図解表示された問題のある歯各々に対応する検診情報をデジカメ画像及びレントゲン画像とともに表示した欄及び担当歯科医師の氏名と所属する動物病院名を表示した欄等とともに、担当歯科医師による助言情報を入力表示する欄が設けられ(図8参照)、また、治療経過情報ページ(D)は、獣医師による治療経過情報を入力表示するページ(図示せず)であり、参考情報ページ(E)は、当該診療動物の過去の病歴や治療履歴等の参考事項を入力表示するページ(図示せず)である。
【0023】
次に、本システムを利用するための獣医師又は歯科医師による会員登録のフローを図2に基づいて説明する。
【0024】
本発明システムにあっては、獣医師側及び歯科医師側ともに会員登録を行うものとし、獣医師による登録申込は、獣医師側が獣医師側端末装置30より管理本部側サーバー装置10にアクセスし、獣医師向け入会申込用のWebページ(図4)から、氏名、性別、年齢、免許番号、経歴等の個人属性に関する情報のほか、所属する動物病院の名称、代表者、住所、電話番号、FAX番号、所属部署名等の職場属性に関する情報及び当該獣医師のEメール番号、携帯電話番号、携帯メール番号等の連絡先情報を独自のパスワードと共に入力し(St1)、これら各情報(獣医師情報)を管理本部側サーバ装置に送信する(St2)。
【0025】
獣医師側より獣医師情報を受信した管理本部側は、送信されてきた情報を審査し(St3)、その結果、会員登録を認める場合には、ID付与手段16によって個別の獣医師会員IDを付与し(St4)、該獣医師情報を記憶手段15によって獣医師データベース21に記憶格納し(St5)、この審査結果並びに登録内容を獣医師側にファックス、郵便、Web又は電子メールの何れかの方法をもって通知する(St6)。これによって当該獣医師の会員登録は完了し、以後、登録した獣医師情報を追加又は変更する場合には、当該獣医師側が管理本部側サーバー装置10に適宜アクセスし、獣医師向けWebページから、付与された獣医師会員ID及び届け出たパスワードを用いて変更情報又は追加情報を入力送信し(St7)、これを受けた管理本部側が更新手段20によって獣医師データベース21に記憶格納されている該情報の変更又は追加を行う(St8)。
【0026】
また、歯科医師による登録申込も前記獣医師の会員登録と同様の手順によってなされるもので、歯科医師が歯科医師側端末装置40より管理本部側サーバー装置10にアクセスし、歯科医師向け入会申込用のWebページ(図示せず、図4とほぼ同様)から、氏名、性別、年齢、免許番号、経歴等の個人属性に関する情報のほか、所属する病院の名称、代表者、住所、電話番号、FAX番号、所属部署名等の職場属性に関する情報及び当該歯科医師のEメール番号、携帯電話番号、携帯メール番号等の連絡先情報を独自のパスワードと共に入力し(St1′)、これら各情報(歯科医師情報)を管理本部側サーバ装置に送信する(St2′)。
【0027】
歯科医師側より歯科医師情報を受信した管理本部側は、獣医師の場合と同様に、審査し(St3′)、歯科医師会員IDを付与し(St4′)、該歯科医師情報を歯科医師データベース22に記憶格納し(St5′)、この審査結果並びに登録内容を歯科医師側に適宜手段をもって通知し(St6′)、登録した該歯科医師情報を追加又は変更する場合には、付与された歯科医師会員ID及び届け出たパスワードを用いて変更情報又は追加情報を入力送信し(St7′)、これを受けた管理本部側が歯科医師データベース22に記憶格納されている該情報の変更又は追加を行う(St8′)。
【0028】
次に、本発明システムを利用して、実際にペット動物歯の診療が行われる際のフローを図3に基づいて説明する。
【0029】
先ず、会員登録を済ませた獣医師側が獣医師側端末装置30によって管理本部側サーバー装置10にアクセスし、獣医師会員IDとパスワードを入力送信し(St10)、これを受信した管理本部側サーバー装置10が照合手段17によってこのIDとパスワードを照合確認(St11)した後、新規電子カルテへのログインを許可する(St12)。
【0030】
新規電子カルテへのログインを許可された獣医師は、電子カルテの基礎情報ページ(A)画面(図5)より、診療動物の基礎情報を入力し(St13)、続いて、検診情報ページ(B)画面(図6・図7)より、予め診療動物の種別によって自動的に選択決定され、上顎と下顎、切歯と犬歯と前臼歯と後臼歯とに区分して表示された略図から治療を要する歯の部分をクリックし、該治療を要すると判断した各々の歯に対応した獣医師による視触検査結果と予めデジカメ及びレントゲン撮影されスキャンされているデジカメ画像及びレントゲン画像(検診情報)を入力し(St14)、これら入力した基礎情報及び検診情報を記憶させた後、管理本部側サーバ装置10に送信する(St15)。
【0031】
獣医師側端末装置30よりの上記基礎情報及び検診情報を受信した管理本部側サーバー装置10は、診療案件毎のカルテ識別番号と診療動物毎の動物識別番号を自動付加し(St16)、記憶手段15によって電子カルテデータベース23に記憶格納する(St17)とともに、図9に示すような診察依頼書を自動作成し(St18)、電子メール送信装置20によって会員歯科医師側にメール送信する(St19)。
【0032】
管理本部側より診断依頼メールを受信し、本案件につき診断できると判断した会員歯科医師は、管理本部側サーバ装置10にアクセスし、会員歯科医師IDと届け出てあるパスワードを入力送信し(St20)、このIDとパスワードを照合確認(St21)を受けた後、該当する電子カルテへのログインが許可され(St22)、当該電子カルテの助言情報ページ(C)画面(図8)より、獣医師によ検診情報を参照しながら診察を行い助言情報を入力し(St23)、これを管理本部側サーバ装置10に送信し(St24)、記憶させ(St25)、診療獣医師に診断完了のメールを送信する(St26)。尚、この診断完了メールは、助言情報を受信した管理本部側サーバ装置10によって自動送信することも可能である。
【0033】
この助言情報の入力送信によって当該診療案件についての担当歯科医師が決定され、この際、当該電子カルテに何れかの会員歯科医師がログインして担当歯科医師と決定されると、他の会員歯科医師はこの電子カルテにログインして書き込むことができなくなる。
【0034】
担当歯科医師側又は管理本部側から歯科医師による診断完了のメールを受信した獣医師は、管理本部側サーバ装置10にアクセスし、会員獣医師IDとパスワードを入力送信し(St27)、当該電子カルテにログインし(St28)、助言情報ページ(C)を開示して担当歯科医師による助言情報の書き込みを確認した後に、この電子カルテファイルをダウンロードし(St29)、適宜に書面カルテとしてプリントアウトする(St30)。
【0035】
上記各ステップ(St)により、獣医師は電子カルテに入力された担当歯科医師の助言情報をリアルタイムに閲覧することができ、高度で的確な歯科医療の知識を得たうえで診療動物の治療に当たることが可能となるものであるが、その後、適宜に獣医師側が獣医師側端末装置30より管理本部側サーバ装置10にアクセスし、会員獣医師IDとパスワードを入力送信し(St31)、当該電子カルテに再びログインし(St32)、治療経過情報ページ(D)より獣医師が実際に行った処置や薬の処方並びにその結果等(治療経過情報)を入力し(St33)、これを管理本部側サーバ装置10に送信し(St34)、記憶させる(St35)。そして、必要であれば、上記各ステップと同様のフローで更なる担当歯科医師による助言情報を得ることが可能となる。
【発明の効果】
【0036】
以上のように、本発明に係る歯科医師によるペット歯科診療支援システムにあっては、複数の待機する歯科医師の中から、診療案件に即座に対応できる歯科医師を担当歯科医師と決定し、この担当歯科医師と獣医師との間でペット動物歯の診療に関する情報を送受信することによって電子カルテを作成し、これによって診療情報を共有することができるため、ペット動物歯の診療に際し、獣医師は歯科医師からの専門的な見解や助言を容易且つリアルタイムに得ることが可能となり、高度で一定した歯科医療を犬、猫等の動物に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯科医師によるペット歯科診療支援システムの概要を示す基本構成図。
【図2】同上システムにおける会員登録のフローチャート。
【図3】同上システムを利用して診療を行う場合のフローチャート。
【図4】同上システムにおける会員登録申込画面の一例を示す説明図。
【図5】同上システムにおける基礎情報入力画面の一例を示す説明図。
【図6】同上システムにおける検診情報項目画面の一例を示す説明図。
【図7】同上システムにおける検診情報入力画面の一例を示す説明図。
【図8】同上システムにおける助言情報入力画面の一例を示す説明図。
【図9】同上システムにおける診察依頼書の一例を示す説明図。
【符号の説明】
10 管理本部側サーバ装置
11 同上の送信手段
12 同上の受信手段
13 同上の入力手段
14 同上の出力手段
15 同上の記憶手段
16 同上のID付与手段
17 同上の照合手段
18 同上の選別手段
19 同上の更新手段
20 電子メール送信装置
21 獣医師データベース
22 歯科医師データベース
23 電子カルテデータベース
24 診療動物データベース
25 診療履歴データベース
30 獣医師側端末装置
40 歯科医師側端末装置

Claims (3)

  1. インターネット等の公衆通信回線によって相互に接続された獣医師側端末装置と歯科医師側端末装置と管理本部側サーバ装置とによってネットワーク構成されたシステムであって、各種情報を一元的に管理する管理本部側サーバ装置を介し、獣医師側端末装置と歯科医師側端末装置の双方から入力送信されてくる診療情報によって診療案件毎のインターネット上の電子カルテを作成するとともに、該電子カルテを獣医師側と歯科医師側のそれぞれの端末装置より閲覧可能としたことを特徴とする歯科医師によるペット歯科診療支援システム。
  2. 前記電子カルテは、入力画面を兼ねた定型のフォームで、カルテ識別番号、動物識別番号、診療動物の名前、種別、種類、性別、年齢、乳歯か永久歯かの別及び症状の概要等からなる基礎情報を入力表示する基礎情報ページと、予め診療動物の種別によって自動的に選択決定された歯の区分け略図、各々の歯に対応しデジカメ画像並びにレントゲン画像を伴う獣医師による視触検査結果等からなる検診情報が入力表示される検診情報ページと、歯科医師による診断結果及び治療上のポイント等からなる助言情報を入力表示する助言情報ページとを含むことを特徴とする請求項1に記載の歯科医師によるペット歯科診療支援システム。
  3. 獣医師が獣医師側端末装置から管理本部側サーバ装置にアクセス・ログインして診療動物に関する基礎情報並びに検診情報を電子カルテへ入力し、これを管理本部側サーバ装置に送信するステップと、獣医師側端末装置より電子カルテを受信した管理本部側サーバ装置が、この受信電子カルテを診療案件毎にファイル生成して電子カルテデータベースに記憶格納した後、その要約を書き込んだ診察依頼メールを予め登録されている歯科医師に送信するステップと、管理本部側よりの診察依頼メールを受信し診断可能と判断した歯科医師が、歯科医師側端末装置から管理本部側サーバ装置にアクセス・ログインして、管理本部側サーバ装置に記憶格納されている該当電子カルテを閲覧し、獣医師が入力送信した基礎情報並びに検診情報から判断した助言情報を当該電子カルテに入力し、これを管理本部側サーバ装置に送信するステップと、助言情報が入力送信されたことを知らされた診療獣医師が、獣医師側端末装置から管理本部側サーバ装置にアクセス・ログインして、当該電子カルテに書き込まれた歯科医師による助言情報を閲覧するステップとを有することを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の歯科医師によるペット歯科診療支援システム。
JP2002198527A 2002-07-08 2002-07-08 歯科医師によるペット歯科診療支援システム Pending JP2004033663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002198527A JP2004033663A (ja) 2002-07-08 2002-07-08 歯科医師によるペット歯科診療支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002198527A JP2004033663A (ja) 2002-07-08 2002-07-08 歯科医師によるペット歯科診療支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004033663A true JP2004033663A (ja) 2004-02-05

Family

ID=31705953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002198527A Pending JP2004033663A (ja) 2002-07-08 2002-07-08 歯科医師によるペット歯科診療支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004033663A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009110421A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Ahb International Kk 情報提供システム
JP2012150801A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Carestream Health Inc デジタル画像を使用した自動歯科カルテ作成方法
JP2014064776A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Fujifilm Corp 医療用撮影ガイダンス表示装置
JP6975503B1 (ja) * 2020-06-12 2021-12-01 株式会社Peco 動物患者用遠隔診察助言システム
JP2022037176A (ja) * 2020-03-30 2022-03-08 株式会社Peco 動物患者用電子カルテの提供方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009110421A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Ahb International Kk 情報提供システム
JP2012150801A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Carestream Health Inc デジタル画像を使用した自動歯科カルテ作成方法
JP2014064776A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Fujifilm Corp 医療用撮影ガイダンス表示装置
JP2022037176A (ja) * 2020-03-30 2022-03-08 株式会社Peco 動物患者用電子カルテの提供方法
JP7082442B2 (ja) 2020-03-30 2022-06-08 株式会社Peco 動物患者用電子カルテの提供方法
JP6975503B1 (ja) * 2020-06-12 2021-12-01 株式会社Peco 動物患者用遠隔診察助言システム
JP2021197741A (ja) * 2020-06-12 2021-12-27 株式会社Peco 動物患者用遠隔診察助言システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8731967B2 (en) Method for consolidating medical records through the world wide web
US20050251422A1 (en) System and method for near real-time coding of hospital billing records
US20070005397A1 (en) Method and device for maintaining and providing access to electronic clinical records
US20020013906A1 (en) Secure medical test and result delivery system
WO2003085570A1 (en) Cooperative diagnosis system
US20120265702A1 (en) System And Method For Storing And Presenting Animal Certification Information
US20100204596A1 (en) Method and system for providing remote healthcare
US20100131296A1 (en) Internet Health Data System
US20050251011A1 (en) Clinical trial image and data processing system
US20030078806A1 (en) Teledentistry consult management system and method
Kvedar et al. Teledermatology in a capitated delivery system using distributed information architecture: design and development
US20220280104A1 (en) Applying non-real time and non-user attended algorithms to the stored non-imaging data and existing imaging data to obtain a dental diagnosis
JP7082442B2 (ja) 動物患者用電子カルテの提供方法
JP7049030B1 (ja) 動物健康管理システム
EP1810612A1 (en) A system and method for hypertension management
JP2004033663A (ja) 歯科医師によるペット歯科診療支援システム
JP2004533067A (ja) 新しい情報の到着に基づく医療スタディの再検討を可能にするためのシステム
US20140081663A1 (en) On-line system and method for providing medical data to patient
JP2001344346A (ja) 音声入力付き電子カルテ処理装置
US20080162175A1 (en) System and method for enabling informed decisions
EP1288836A2 (en) Examination follow-up information management apparatus for performing the simple and certain follow-up examinations
JP7118488B1 (ja) 動物健康管理システム
JP2001188858A (ja) 医用システム
JP7453636B1 (ja) 動物の飼主へのダイレクトメール発行業務を行なう装置
JP7260943B1 (ja) 動物健康管理システム