JP2004033542A - Chair - Google Patents

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JP2004033542A
JP2004033542A JP2002195931A JP2002195931A JP2004033542A JP 2004033542 A JP2004033542 A JP 2004033542A JP 2002195931 A JP2002195931 A JP 2002195931A JP 2002195931 A JP2002195931 A JP 2002195931A JP 2004033542 A JP2004033542 A JP 2004033542A
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JP
Japan
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net
nets
frame
chair
group
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Application number
JP2002195931A
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Japanese (ja)
Inventor
Atsushi Fukuhara
福原 敦志
Jun Tatsuno
龍野 潤
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent a phenomenon in which thighs of a seated person are pushed up by a front end of a frame on a seat with a structure of netted frame. <P>SOLUTION: A net 5 is composed of a weft yarn group 7 and a warp yarn group 8. A front part 5a is structured as a highly elastic part by increasing a density of the weft yarn group 7 in the front part 5a of the net 5. The whole of the front part 5a is maintained in its laterally right stretched state, so that the thighs of the seated person can be evenly supported with a large area of the front part 5a. As a result, the thighs of the seated person can be prevented from hitting against a front part 3b of a frame 3 and a push-up feeling can be eliminated. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
椅子の一形態として、座体や背もたれを、略四角形等の環状のフレームにネットを張った構造にしたものがある。このタイプの椅子は一般にネット椅子(或いはネットチェア)と呼ばれており、通気性に優れると共に、クッション性に富んでいる利点がある。
【0003】
このネット椅子に使用されるネットは、縦糸群と横糸群とを絡ませた織地が一般に使用されており、少なくとも一方の糸群に弾性糸(高弾性糸)を使用することによってネットの弾性変形を許容し、以って、クッション性とフィット性とを確保している。
【0004】
ところで、ネット椅子においては、着座した人の大腿部にフレームの前端がネットを介して当たって、すなわち、フレームの前端部で大腿部を突き上げられる現象が生じて、使用者に違和感や不快感を与えることがあった。この点について従来は、フレームの前端部とネットとの間にウレタンゴムのようなクッション材を介在させることにより、フレームの前端による大腿部の突き上げ防止を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のようにウレタンゴムを介在させると、それだけ部品点数が増えるため、部品の管理の手間や組み立ての手間が増えることになる。
【0006】
本発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、座を、少なくとも左右側部と前端部とを備えたフレームに弾性変形可能なネット類が張られた構成にしている椅子であって、前記ネット類のうち前後方向に沿った一部又は複数の部位が、他の部位に比べて弾性力が相対的に高いと共にネット類の左右全幅にわたって広がる高弾性部に形成されている。
【0008】
請求項2では、請求項1の好適な態様として、前記ネット類のうち少なくとも前部を高弾性部としている。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2において、前記ネット類は、正面視で左右方向に延びる横糸群と前後方向(或いは上下方向)に延びる縦糸群とを絡ませた織地又は編地からなっており、縦糸群として高弾性糸を使用しており、かつ、横糸群の密度を高くするか又は糸の断面積を大きくするか若しくは強度の高い素材を使用するかして、ネット類の左右全幅にわたって延びる高弾性部を形成している。
【0010】
なお、ネット類の弾性力の高低は相対的なものであるので、ネットに高弾性部を設けることは、逆に見ると、ネット類に低弾性部を設けることと同じことになる。従って、本発明は、ネット類の弾性力が前後方向(背たれの場合は上下方向)に沿って見て一様にはなっておらず、相対的に弾性力の高い部分と低い部分とが前後に隣合った状態でかつ左右全幅にわたって広がるように形成されているということができる。
【0011】
また、弾性力の具体的な数値は、椅子の用途や使用対象者などの各種の要請に応じて設定したらよい(例えば大人用の椅子と子供用の椅子とでは弾性力の絶対値は相違する)。
【0012】
本発明は、座用フレームと背用フレームとを一体に構成して座用ネット類と背用ネット類とを一連に連続させた状態の椅子にも適用することができる。
【0013】
また、ネット類とは、その周縁部をフレームに固定することによって人の身体を受けるようになっている薄状材を総称するもので、織地や編地には限らず、子例えば横糸群と縦糸群とを重ねてその交叉部を溶着又は接着させたものや、強靱なフィルム(多孔性又は穴なしの両方を含む)も含まれる。ネット類の厚さや構造などには限定はなく、積層構造とすることも可能である。
【0014】
【発明の作用・効果】
本発明によると、座や背もたれの特定の部位が身体に強く当たって人に圧迫感や違和感を与えることやネット類の特定の部位が沈み込み過ぎるような不具合を、防止または著しく抑制できる。
【0015】
例えば請求項2のようにネットの前部を高弾性部にすると、ネットの前端部は強く張った状態が保持されるため、着座した人の大腿部を広い面積で均等に支持することができ、大腿部がフレームの前端部に集中的に当たる現象は生じない。すなわち、フレームの前端部による大腿部の突き上げ現象を防止できる。
【0016】
この場合、クッション材のような別部材は必要としないため、部品管理の手間や組み立ての手間が増えることはない。従って、本発明によると、部品管理の手間や組み立ての手間を増やすことなく、使用者に快適な座り心地を与えることができる。
【0017】
請求項3のように構成すると、ネット類として織地または編地をそのまま使用できるため、フレームへにネット類を貼る張り作業をより簡単に行えることができ、また、横糸群に高弾性糸を使用しているため、クッション性を確実に保持できるのみならず、左右全幅にわたって延びる高弾性部を簡単に形成することができる利点がある。
【0018】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
(1).第1実施形態(図1〜図4)
図1〜図7では第1実施形態を示している。図1は座1と背もたれ2とを備えた椅子の斜視図、図2は座1の一部破断平面図、図3は図2の III−III視断面図、図4はネットの一例を示す平面図である。
【0020】
座1及び背もたれ2とも、それぞれ環状のフレーム3,4にネット5,6を張った構造になっている。座用フレーム3は、前後方向に延びる左右側部3cと左右方向に延びる前部3b及び後部3cとで平面視略角形に形成されている。
【0021】
ネット5,6をフレーム3,4に固定する手段は、接着剤による接着、押さえ部材による固定、一体成形などの様々の方法を採用できる。
【0022】
両ネット5,6とも、椅子の正面視で左右方向に延びる横糸群7と、椅子の正面視で前後方向又は上下方向に延びる縦糸群8とを絡ませた織地又は編地を使用している。本実施形態では、横糸群7にエラストマー系モノフィラメントのようにな高弾性糸を使用し、縦糸群8には非弾性糸を使用している。
【0023】
もちろん、両糸群7,8とも高弾性糸を使用しても良いし、或いは、横糸群7には高弾性糸を使用して、縦糸群8には更に弾性が高い超高弾性糸を使用することなども可能である。
【0024】
そして、座用ネット5については、縦糸群8の密度は全体にわたって一様であるが、前部5aにおける横糸群8の織込み本数(又は編み込み本数)の密度を高くすることにより、当該座用ネット5の前部5aを、その他の部位よりも弾性力が高い高弾性部と成している。
【0025】
座用ネット5の前部5aは、その左右全幅にわたって高弾性部になっている。図4では、最も単純な例として、平織を例に挙げて、前部を織り密度を異ならせている状態を示している。
【0026】
以上の構成において、座用ネット5の前部5aは高弾性部になっているため、人の大腿部が前部5aに当たった場合、前部5aの広い面積で大腿部を均等に支持することができる。このため、座用フレーム3の前部3bが人の大腿部に強く当たることはないのであり、その結果、圧迫感や突き上げ感を防止して、使用者は快適な座り心地を得ることができる。
【0027】
なお、高弾性部の後部において横糸群7の密度を徐々に変えることにより、座用ネット5の弾性力を徐々に変化させても良い。
【0028】
(2).第2実施形態(図5)
図5では第2実施形態を示している。すなわちこの実施形態では、座用ネット5を前部5aと第1中間部5bと第2中間部5cと後部5dとの4つのゾーンに分けて、前部5aと第2中間部5cとを、第1中間部5b及び後部5dよりも弾性力が高い高弾性部となしている。
【0029】
この例では、着座した人の臀部は主として第2中間部5cに当たるようになっており、このため、第2中間部5cが沈み込み過ぎることを防止できる利点がある。
【0030】
なお、各部位5a〜5dの境界部での横糸群7の密度を徐々に変えることにより、弾性力を徐々に変化させても良い。また、4つの部位5a〜5dの弾性力を、前部5aから順に「大→小→特大→中」としたり、「大→中→大→小」とするなど、各部位の弾性力を3段階以上に異ならせることも可能である。
【0031】
人の臀部があたる部分だけを高弾性部として、その他の部位での弾性力を一様に設定することも可能である。
【0032】
(3).第3実施形態(図6)
図6は座用フレーム3の別例である第3実施形態の正面図であり、この実施形態では、座用フレーム3は、その前端部3bが後端部3cよりも低くなっており、かつ、左右側部3aの前部は下向きに緩く湾曲している。
【0033】
(3).原反からのネットの切り出しの例
背もたれ2の場合も、背用フレーム4の上部4aや下部4bが人の背中や腰に強く当たることがあり得る。背用フレーム4の上部4aが背中に当たる場合は、図7に示すように、背用ネット6の上部6aを横糸群の密度が大きい高弾性部と成したら良い。
【0034】
他方、ネットの素材は長尺の原反がロール状に巻かれているのが一般的であり、これを所定の大きさに切断して使用することが多いが、図8では、座用ネット5と背用ネット6との両方について弾性力を異ならせた場合、原反9からの座用ネット5と背用ネット6とを切り出す方法の一例を示している。
【0035】
すなわち、この実施形態では、椅子における横糸群7は、織り方法の通常の意味では、シャトルで飛ばされない経糸10となって、椅子における縦糸群8は、織り方法の通常の意味では、シャトルによって往復移動する緯糸11となっており、原反9は、座用ネット5と背用ネット6とを同時に取ることのできる幅寸法に設定されている。
【0036】
このように、通常の意味での経糸10及び緯糸11を椅子において縦横逆の関係をすることにより、原反9を全長にわたって同一構造となるように能率良く織り上げつつ、座用及び背用ネット5,6を効率的に切り出すことができる。
【0037】
もちろん、素材の織地は、通常の意味での緯糸が座及び背もたれにおいて左右方向に延びるようにして織っても良いのである。
【0038】
(4).第2実施形態(図9〜図11)
図9〜図11では、ネットの構造の別例を示している。図9は立体的に表示した図、図10は平面的に表示した図、図11は作用の説明図である。
【0039】
本実施形態では、長く延びる経糸10はウレタン糸を含むマルチフィラメントに撚りかけたスパンデックスが使用されており、緯糸11は、エラストマーよりなるモノフィラメントのような高弾性糸が使用されている。
【0040】
この実施形態では、経糸10と緯糸11とを絡ませるにおいて、2本ずつの緯糸11によって2本のずつの経糸10を交互に抱き込んだ状態になっているが、この場合、一対ずつの緯糸11による経糸11の対の抱き込み状態を順次ずらしている。
【0041】
すなわち、図10の符号を引用して説明すると、aの対の緯糸10では、1番と2番の経糸10、3番と4番の経糸10、5番と6番の経糸10というように奇数番を頭とした2本の経糸11を抱き込み、隣に位置したbの対の緯糸11では、2番と3番の経糸11、4番と5番の経糸10、と言うように偶数を頭にした2本の経糸16を抱き込む、というように、2本ずつの緯糸11による2本ずつの経糸10の抱き込み状態を、交互にずらしているのである。
【0042】
2本の緯糸11による経糸10の抱き込みにより、当該2本の経糸10は互いに近づくように寄せられるが、緯糸11の対による抱き込み状態が順次ずれているため、図11に模式的に示すように、各経糸10はその長手方向に蛇行する状態を呈することになり、このため、織地の長さLよりも実際の経糸10の長さは長くなる。
【0043】
すなわち、織地において経糸10は厚さ方向にも蛇行するが、本実施形態では経糸10は平面視でも蛇行するため、経糸10は大きく伸び得るような状態になっており、このため、ネット5,6は全体として伸びの許容範囲が高まって、クッション性をより向上させることができる。
【0044】
この図9〜11の実施形態のネットを第1実施形態や第2実施形態に適用する場合は、経糸10の群を縦糸群8となし、緯糸11の群を横糸群7となすことになる。従って、緯糸11の群の織り込み密度を高くすることによって高弾性部が形成されることになる。
【0045】
(5).その他
本発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば、フレームは、座用ネットの下方に大きな空間が空く状態になっておれば足りるのであり、従って、例えば正面視上向き凹状や椀状の形態であっても良い。
【0046】
また、例えばロッキング時に背用フレームの上端部が人の背中に当たる傾向を呈するのであれば、背用ネットの上部を高弾性部とすれば良く、逆に、背用フレームの下部で腰が突き出される現象が生じるのであれば、背用ネットの下部を高弾性部としたら良い。上下両部を高弾性部とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る椅子の座体の斜視図である。
【図2】座の一部破断平面図である。
【図3】図2の III−III視断面図である。
【図4】ネットの一例を示す平面図である。
【図5】第2実施形態に係る座の平面図である。
【図6】第3実施形態に係る座用フレームの正面図である。
【図7】座用疎と背用ネットとの概略斜視図である。
【図8】原反からネットを切り出す一例を示す図である。
【図9】第3実施形態に係るネットを立体的に示した図である。
【図10】第3実施形態に係るネットの平面図である。
【図11】第3実施形態の糸の状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 座
2 背もたれ
3 座用フレーム
4 背もたれ用フレーム
5 座用ネット
6 背もたれ用ネット
7 横糸群
8 縦糸群
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a chair.
[0002]
[Prior art]
As one form of a chair, there is a chair in which a seat body and a backrest have a structure in which a net is stretched on an annular frame such as a substantially square shape. This type of chair is generally called a net chair (or a net chair), and has an advantage of being excellent in air permeability and cushioning.
[0003]
The net used in this net chair is generally a woven fabric in which a warp group and a weft group are entangled, and the elastic deformation of the net is allowed by using elastic yarn (high elastic yarn) for at least one of the yarn groups. Thus, the cushioning property and the fitting property are ensured.
[0004]
By the way, in the net chair, the front end of the frame hits the thigh of the seated person via the net, that is, the thigh is pushed up at the front end of the frame, and the user feels uncomfortable or uncomfortable. There was pleasure. Conventionally, a cushion material such as urethane rubber is interposed between the front end of the frame and the net to prevent the thigh from being pushed up by the front end of the frame.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the urethane rubber is interposed as in the related art, the number of components increases accordingly, so that the labor for managing the components and the labor for assembling increase.
[0006]
An object of the present invention is to improve such a situation.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is a chair in which a seat has a structure in which elastically deformable nets are stretched on a frame having at least left and right sides and a front end, A portion or a plurality of portions of the nets along the front-rear direction is formed as a high elasticity portion having a relatively high elastic force as compared with other portions and extending over the entire left and right width of the nets.
[0008]
In a preferred embodiment of the present invention, at least a front portion of the nets is a high elasticity portion.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, the nets are made of a woven or knitted fabric in which a weft group extending in the left-right direction and a warp group extending in the front-rear direction (or up-down direction) are tangled in a front view. , Using a high elasticity yarn as the warp yarn group, and increasing the density of the weft yarn group, increasing the cross-sectional area of the yarn, or using a material with high strength, over the entire left and right width of the nets The extended high elasticity part is formed.
[0010]
Since the magnitude of the elastic force of the nets is relative, providing a high elasticity portion on the net is equivalent to providing a low elasticity portion on the nets when viewed in reverse. Therefore, according to the present invention, the elastic force of the nets is not uniform when viewed in the front-back direction (vertical direction in the case of the backrest), and a relatively high elastic force portion and a relatively low elastic force portion are not included. It can be said that it is formed so as to be adjacent to the front and back and to extend over the entire left and right width.
[0011]
The specific value of the elastic force may be set in accordance with various requirements such as the use of the chair and the intended use (for example, the absolute value of the elastic force differs between an adult chair and a child chair). ).
[0012]
The present invention can also be applied to a chair in which a seating frame and a backing frame are integrally formed by integrally configuring a seating frame and a backing frame.
[0013]
In addition, nets are a general term for thin materials that are adapted to receive the human body by fixing their peripheral parts to the frame, and are not limited to woven or knitted fabrics, It also includes a warp group that is overlapped and welded or bonded at the intersection, and a tough film (including both porous and non-porous). There is no limitation on the thickness or structure of the nets, and a net structure may be employed.
[0014]
[Action and Effect of the Invention]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the trouble that a specific part of a seat or a backrest strongly hits a body and gives a feeling of oppression or discomfort to a person, or a specific part of nets sinks too much can be prevented or significantly suppressed.
[0015]
For example, when the front portion of the net is made of a high elasticity portion as in claim 2, the front end portion of the net is maintained in a tightly stretched state, so that the thighs of the seated person can be evenly supported over a wide area. The phenomenon that the thighs intensively hit the front end of the frame does not occur. That is, it is possible to prevent the thigh from being pushed up by the front end of the frame.
[0016]
In this case, since a separate member such as a cushion material is not required, the trouble of parts management and the trouble of assembling do not increase. Therefore, according to the present invention, it is possible to provide the user with a comfortable sitting comfort without increasing the trouble of parts management and the trouble of assembling.
[0017]
According to the third aspect of the present invention, since the woven or knitted fabric can be used as the net as it is, the work of attaching the net to the frame can be performed more easily, and a high elastic yarn is used for the weft group. Therefore, there is an advantage that not only can the cushioning property be reliably maintained, but also the high elasticity portion extending over the entire left and right width can be easily formed.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
(1). First Embodiment (FIGS. 1 to 4)
1 to 7 show a first embodiment. 1 is a perspective view of a chair provided with a seat 1 and a backrest 2, FIG. 2 is a partially cutaway plan view of the seat 1, FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line III-III of FIG. 2, and FIG. It is a top view.
[0020]
Both the seat 1 and the backrest 2 have a structure in which nets 5, 6 are stretched on annular frames 3, 4, respectively. The seat frame 3 is formed in a substantially rectangular shape in plan view with a left and right side portion 3c extending in the front-rear direction and a front portion 3b and a rear portion 3c extending in the left and right direction.
[0021]
As a means for fixing the nets 5 and 6 to the frames 3 and 4, various methods such as bonding with an adhesive, fixing with a pressing member, and integral molding can be adopted.
[0022]
Both nets 5 and 6 use a woven or knitted fabric in which a weft group 7 extending in the left-right direction when viewed from the front of the chair and a warp group 8 extending in the front-rear direction or the vertical direction when viewed from the front of the chair. In this embodiment, a high elasticity yarn such as an elastomeric monofilament is used for the weft group 7 and an inelastic yarn is used for the warp group 8.
[0023]
Of course, both yarn groups 7 and 8 may use a high elasticity yarn, or a high elasticity yarn may be used for the weft yarn group 7 and an ultra-high elasticity yarn having higher elasticity may be used for the warp yarn group 8. It is also possible.
[0024]
The density of the warp yarn group 8 is uniform throughout the seat net 5, but the density of the weft yarn group 8 (or the number of braided yarns) of the weft yarn group 8 in the front portion 5a is increased to increase the density of the seat net 5. The front part 5a of 5 is a high elastic part having an elastic force higher than other parts.
[0025]
The front portion 5a of the seating net 5 is a highly elastic portion over the entire left and right width. FIG. 4 shows a plain state as an example of the simplest example, and shows a state in which the weaving density is different at the front part.
[0026]
In the above configuration, since the front portion 5a of the seating net 5 is a highly elastic portion, when a human thigh hits the front portion 5a, the thigh is evenly spread over a wide area of the front portion 5a. Can be supported. For this reason, the front part 3b of the seat frame 3 does not strongly hit the thigh of the person, and as a result, a feeling of oppression or pushing up is prevented, and the user can obtain a comfortable sitting comfort. it can.
[0027]
The elastic force of the sitting net 5 may be gradually changed by gradually changing the density of the weft group 7 at the rear of the high elasticity portion.
[0028]
(2). Second embodiment (FIG. 5)
FIG. 5 shows a second embodiment. That is, in this embodiment, the seating net 5 is divided into four zones of the front part 5a, the first intermediate part 5b, the second intermediate part 5c, and the rear part 5d, and the front part 5a and the second intermediate part 5c are The high elasticity portion has a higher elasticity than the first intermediate portion 5b and the rear portion 5d.
[0029]
In this example, the buttocks of the seated person mainly hit the second intermediate portion 5c, and therefore, there is an advantage that the second intermediate portion 5c can be prevented from sinking too much.
[0030]
The elastic force may be gradually changed by gradually changing the density of the weft group 7 at the boundary between the portions 5a to 5d. In addition, the elastic force of each of the four portions 5a to 5d is set to 3 from the front portion 5a, such as “large → small → extra large → middle” or “large → middle → large → small”. It is also possible to have more than a step.
[0031]
It is also possible to make the elasticity of other parts uniform, with only the part where the buttocks of the person hits as the high elasticity part.
[0032]
(3). Third embodiment (FIG. 6)
FIG. 6 is a front view of a third embodiment which is another example of the seat frame 3, and in this embodiment, the seat frame 3 has a front end 3b lower than a rear end 3c, and The front portions of the left and right side portions 3a are gently curved downward.
[0033]
(3). Example of cutting out net from raw material Also in the case of the backrest 2, the upper part 4a and the lower part 4b of the back frame 4 may strongly hit the back and the waist of the person. When the upper part 4a of the back frame 4 hits the back, as shown in FIG. 7, the upper part 6a of the back net 6 may be formed as a high elasticity part having a high density of the weft group.
[0034]
On the other hand, a net material is generally formed by winding a long web into a roll shape, and is often cut into a predetermined size for use. An example of a method of cutting out the sitting net 5 and the back net 6 from the web 9 when the elastic force is made different for both the back net 5 and the back net 6 is shown.
[0035]
That is, in this embodiment, the weft group 7 in the chair is a warp 10 that is not skipped by the shuttle in the usual sense of the weaving method, and the warp group 8 in the chair is reciprocated by the shuttle in the usual sense of the weaving method. The width of the raw fabric 9 is set to a width that allows the seat net 5 and the back net 6 to be simultaneously taken.
[0036]
In this manner, the warp 10 and the weft 11 in the usual sense are vertically and horizontally reversed in the chair, so that the raw fabric 9 is efficiently woven so as to have the same structure over the entire length, and the seat and back nets 5 are woven. , 6 can be cut out efficiently.
[0037]
Of course, the fabric of the material may be woven such that the weft in the usual sense extends in the left and right directions at the seat and the backrest.
[0038]
(4). Second embodiment (FIGS. 9 to 11)
9 to 11 show other examples of the structure of the net. 9 is a three-dimensional view, FIG. 10 is a two-dimensional view, and FIG. 11 is an explanatory diagram of the operation.
[0039]
In the present embodiment, a long warp yarn 10 uses spandex twisted around a multifilament including urethane yarn, and a weft yarn 11 uses a high elasticity yarn such as a monofilament made of an elastomer.
[0040]
In this embodiment, when the warp yarns 10 and the weft yarns 11 are entangled, two warp yarns 10 are alternately embraced by two weft yarns 11. In this case, a pair of weft yarns is used. The holding state of the pair of warps 11 by the pair 11 is sequentially shifted.
[0041]
That is to say, referring to the reference numerals in FIG. 10, in the pair of wefts 10 a, the first and second warp 10, the third and fourth warp 10, the fifth and sixth warp 10, and so on. An odd numbered head embraces two warp yarns 11, and among the pair of weft yarns 11 located next to each other, even numbered warp yarns 2, 3, 4, 5. Thus, the embracing state of the two warp yarns 10 by the two weft yarns 11 is alternately shifted such that two warp yarns 16 with the head are embraced.
[0042]
The two wefts 11 are wrapped by the two wefts 11 so that the two warps 10 are brought closer to each other. However, since the wrapping states of the pairs of the wefts 11 are sequentially shifted, they are schematically shown in FIG. As described above, each warp 10 has a meandering state in the longitudinal direction, and therefore, the actual length of the warp 10 is longer than the length L of the woven fabric.
[0043]
That is, in the woven fabric, the warp 10 meanders also in the thickness direction, but in the present embodiment, the warp 10 meanders even in a plan view, so that the warp 10 can be greatly extended. In No. 6, the allowable range of elongation is increased as a whole, and the cushioning property can be further improved.
[0044]
When the net of the embodiment shown in FIGS. 9 to 11 is applied to the first embodiment or the second embodiment, the group of the warp yarns 10 is formed as the warp group 8 and the group of the weft yarns 11 is formed as the weft group 7. . Accordingly, a high elasticity portion is formed by increasing the weaving density of the group of the weft yarns 11.
[0045]
(5). Others The present invention can be embodied in various ways other than the above-described embodiment. For example, the frame only needs to be in a state where a large space is opened below the seating net. Therefore, the frame may have, for example, a concave shape or a bowl shape facing upward when viewed from the front.
[0046]
Also, for example, if the upper end of the back frame has a tendency to hit the back of the person when rocking, the upper part of the back net may be a high elasticity part, and conversely, the waist is projected at the lower part of the back frame. If such a phenomenon occurs, the lower part of the back net may be a high elasticity portion. Both the upper and lower parts can be high elastic parts.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a seat body of a chair according to a first embodiment.
FIG. 2 is a partially broken plan view of a seat.
FIG. 3 is a sectional view taken along line III-III of FIG. 2;
FIG. 4 is a plan view showing an example of a net.
FIG. 5 is a plan view of a seat according to a second embodiment.
FIG. 6 is a front view of a seat frame according to a third embodiment.
FIG. 7 is a schematic perspective view of a seat sparse and a back net.
FIG. 8 is a diagram showing an example of cutting out a net from a raw material.
FIG. 9 is a diagram three-dimensionally showing a net according to a third embodiment.
FIG. 10 is a plan view of a net according to a third embodiment.
FIG. 11 is a schematic diagram illustrating a state of a yarn according to a third embodiment.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 seat 2 backrest 3 frame for seat 4 frame for backrest 5 net for seat 6 net for backrest 7 weft group 8 warp group

Claims (3)

座を、少なくとも左右側部と前端部とを備えたフレームに弾性変形可能なネット類が張られた構成にしている椅子であって、
前記ネット類のうち前後方向に沿った一部又は複数の部位が、他の部位に比べて弾性力が相対的に高いと共にネット類の左右全幅にわたって広がる高弾性部に形成されている、
椅子。
A chair in which the seat is configured such that elastically deformable nets are stretched on a frame having at least left and right sides and a front end,
A portion or a plurality of portions along the front-back direction of the nets is formed in a high elasticity portion having a relatively high elastic force as compared to other portions and extending over the entire left and right width of the nets,
Chair.
前記ネット類のうち少なくとも前部を高弾性部としている、
請求項1に記載した椅子。
At least the front portion of the nets is a high elasticity portion,
The chair according to claim 1.
前記ネット類は、正面視で左右方向に延びる横糸群と前後方向(或いは上下方向)に延びる縦糸群とを絡ませた織地又は編地からなっており、縦糸群として高弾性糸を使用しており、かつ、横糸群の密度を高くするか又は糸の断面積を大きくするか若しくは強度の高い素材を使用するかして、ネット類の左右全幅にわたって延びる高弾性部を形成している、
請求項1又は請求項2の何れかに記載した椅子。
The nets are made of a woven or knitted fabric in which a weft group extending in the left-right direction and a warp group extending in the front-rear direction (or up-down direction) in front view are entangled, and a high elastic yarn is used as the warp group. And, by increasing the density of the weft group, increasing the cross-sectional area of the yarn, or using a material having high strength, a high elastic portion extending over the entire left and right width of the net is formed.
The chair according to claim 1.
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