JP2004033363A - ゴルフクラブの保護カバー - Google Patents
ゴルフクラブの保護カバー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004033363A JP2004033363A JP2002192396A JP2002192396A JP2004033363A JP 2004033363 A JP2004033363 A JP 2004033363A JP 2002192396 A JP2002192396 A JP 2002192396A JP 2002192396 A JP2002192396 A JP 2002192396A JP 2004033363 A JP2004033363 A JP 2004033363A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- outer bag
- sheet
- golf club
- inner bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 title claims abstract description 21
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims abstract description 5
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 5
- 230000035939 shock Effects 0.000 abstract 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 2
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B55/00—Bags for golf clubs; Stands for golf clubs for use on the course; Wheeled carriers specially adapted for golf bags
- A63B55/404—Covers or hoods for golf bags
- A63B55/406—Covers or hoods for golf bags releasably attached
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B2210/00—Space saving
- A63B2210/50—Size reducing arrangements for stowing or transport
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B2225/00—Miscellaneous features of sport apparatus, devices or equipment
- A63B2225/62—Inflatable
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Abstract
【課題】キャディバッグに入れた全ゴルフクラブを移動しないように保持することができ、しかも、外側を空気のクッション層で覆うことにより、キャディバッグが転倒したり乱暴に取り扱われた場合でも、ゴルフクラブ及びフードの損傷発生を確実に防止することができる保護カバーを提供する。
【解決手段】可撓性と気密性を有するシートを用いた外袋2と内袋3からなり、上記外袋2と内袋3の間が気密の空気室4になるよう外袋2と内袋3の下端部周囲を互いに溶着し、上記外袋2に空気室4への空気の給排を行なうための開閉栓5を設け、ゴルフクラブBに被せて空気室4を膨らませることで、全ゴルフクラブBのヘッド部分とフードCを確実に外部の衝撃から保護する。
【選択図】 図3
【解決手段】可撓性と気密性を有するシートを用いた外袋2と内袋3からなり、上記外袋2と内袋3の間が気密の空気室4になるよう外袋2と内袋3の下端部周囲を互いに溶着し、上記外袋2に空気室4への空気の給排を行なうための開閉栓5を設け、ゴルフクラブBに被せて空気室4を膨らませることで、全ゴルフクラブBのヘッド部分とフードCを確実に外部の衝撃から保護する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、キャディバッグ内に収納したゴルフクラブ及びフードの損傷発生を防止する保護カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフクラブは、キャディバッグ内に入れて運ぶことになるが、ゴルフクラブがキャディバッグ内で移動自在であると、キャディバッグが不意に転倒したような場合、地面との大きな衝撃により、ゴルフクラブのヘッドに傷がついたり、シャフトが折れるような損傷や、フード自体が破れるという事態が発生する。
【0003】
また、宅配便や航空機等でゴルフクラブを輸送する場合においても、キャディバッグの取り扱いが乱暴であったり、他の荷物との接触等により、上記と同様の損傷が生じる。
【0004】
従来、ゴルフクラブにヘッドカバーを被せたり、布や新聞紙等をゴルフクラブに巻き付けたり、フードの内部空間に詰めるようにしたり、実開平7−22767号で提案されているように、ゴルフクラブにヘッドカバーの間に介在させる筒状のクッション部材を用い、上記のような輸送時のゴルフクラブ及びフードの損傷を防止するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヘッドカバーを被せただけでは、ゴルフクラブの移動を防ぐことはできず、キャディバッグが倒れたような場合の衝撃に対して、ゴルフクラブやフードを十分に保護することができないという問題がある。
【0006】
また、布や新聞紙等の使用は、巻きかたや詰めかたに工夫が必要であり、取り外した後の状態が嵩張るので、その処理に困ることになる。
【0007】
そこで、この発明の課題は、キャディバッグに入れたゴルフクラブに被せて空気で膨らませることにより、全ゴルフクラブを移動しないように保持することができ、しかも、外側を空気の層で覆うことにより、キャディバッグが転倒したり乱暴に取り扱われた場合でも、ゴルフクラブ及びフードの損傷発生を確実に防止することができるゴルフクラブの保護カバーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この発明は、可撓性と気密性を有するシートを用い、上部が閉鎖されて下部が開放するように形成された外袋と、この外袋と同様のシートを用いて上部閉鎖で下部が開放するように形成され、上記外袋内に納まる内袋からなり、上記外袋と内袋の間が気密の空気室になるよう外袋と内袋の下端部を互いに溶着し、上記外袋に空気室への空気の給排を行なうための開閉栓を設けた構成を採用したものである。
【0009】
上記外袋と内袋が、外袋用となる一枚のシートと内袋用となる一枚のシートを互いに重ね合わせ、この重ね合わせシートを外袋用となるシートが外側となるように二つ折りにし、この二つ折りシートの両側縁を溶着することにより形成され、上記外袋用となるシートと内袋用となるシートの二組の下端部をそれぞれ別個に溶着することで、外袋と内袋の間に気密の空気室を形成した構造とすることができる。
【0010】
ここで、外袋用と内袋用のシートは、少し厚手で柔軟性に富むビニールのような合成樹脂シートを用い、保護カバーをキャディバッグに入れたゴルフクラブに被せて空気室に空気を注入すると、内袋は収縮することで全ゴルフクラブを中央に集めるように圧迫し、全ゴルフクラブの外形に沿うように変形して束ね状に保持する。また、外袋は膨満することで内袋の周囲に圧力空気の層を形成し、フードの内部に納まる大きさに膨らむことになる。
【0011】
このように、保護カバーを膨らませると、内袋で全ゴルフクラブが移動しないように保持されると同時に、圧力空気の層がクッションになり、外袋はフードを内側から保護することになり、キャディバッグが転倒したり乱暴に取り扱われた場合でも、ゴルフクラブ及びフードの損傷発生を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0013】
図示のように、保護カバー1は、可撓性と気密性を有するシートを用い、上部が閉鎖されて下部が開放するように形成された外袋2と、この外袋2と同様のシートを用いた、上部が閉鎖されて下部が開放するように形成された内袋3からなり、上記外袋2と内袋3の間に気密の空気室4を形成し、外袋2に空気室4への空気の給排を行なうための開閉栓5が設けられている。
【0014】
上記外袋2と内袋3の形成に用いる可撓性と気密性を有するシートとしては、少し厚手で柔軟性に富むビニールのような熱可塑性の合成樹脂シートを用い、外袋2と内袋3は、キャディバッグAに入れたゴルフクラブBの最も長いドライバーB1 から最も短いパターB2 までの全クラブのヘッドを覆うことができる程度の上下高さと幅を有する大きさに形成され、外袋2は、空気室4の膨満時にキャディバッグAのフードC内に納まるような大きさに設定されている。
【0015】
上記外袋2と内袋3は、外袋用となる帯状の一枚のシート2aと内袋用となる帯状の一枚のシート3aを互いに重ね合わせ、この重ね合わせシート2aと3aを外袋用となるシート2aが外側となるように長さ方向の中央部で二つ折りにし、この二つ折りしたシート2aと3aの合計四枚のシートが重なる両側縁を熱溶着aすることにより形成され、上記外袋用となるシート2aと内袋用となるシート3aの二組の下縁をそれぞれ別個に熱溶着bすることで、外袋2と内袋3の間に縦断面が下向きU字状となる気密の空気室4を形成している。
【0016】
上記保護カバー1は、空気を抜いた状態で図1のように、偏平な略角形の袋となり、これを折り畳むことにより嵩低くなり、格納が便利に行なえることになる。
【0017】
上記内袋3は外袋2に対して両側縁と下縁が熱溶着a、bされ、図2のように折り返した上端縁と対向する面間は外袋2と遊離した状態となっている。
【0018】
図示の場合、開閉栓5は外袋2の上縁中央に設けたが、外袋2に対するその取り付け位置は自由に選択することができる。
【0019】
この発明の保護カバーは、上記のような構成であり、キャディバッグAに入れたゴルフクラブBを運ぶ場合に、保護カバー1の外袋2と内袋3の熱溶着された共通の下端開口を開き、ゴルフクラブBのドライバーB1 からパターB2 のヘッドにわたって保護カバー1を被せ、この状態で開いた開閉栓5から空気室4内に空気を注入し、保護カバー1を膨満させた状態で開閉栓5を閉じる。
【0020】
図3のように、保護カバー1は空気室4の内圧が高まることで、内袋3が収縮して全ゴルフクラブBを中央に集めるように圧迫し、全ゴルフクラブBの外形に沿うように変形して束ね状に保持すると共に、外袋2が膨満することで内袋3との間の周囲に圧力空気の層を形成した状態でフードCの内部に納まる大きさに膨らむことになり、この状態でフードCを閉じて保護カバー1を覆うようにし、ゴルフクラブBの運搬に供する。
【0021】
上記のように、ゴルフクラブBは、収縮した内袋3で束ね状に保持されているので、クラブ相互の移動の発生はなく、しかも内袋3の外側を包む圧力空気の層がクッションになり、膨満した外袋2はフードCを内側から保護し、したがって、全ゴルフクラブBのヘッド部分を確実に外部の衝撃から保護することができ、キャディバッグAが不意に転倒したり乱暴に取り扱われた場合でも、ゴルフクラブB及びフードCの損傷発生を防止することができる。
【0022】
また、ゴルフクラブBの使用時は、開閉栓5を開いて空気室4の空気を抜き取るようにすればよく、空気が抜けると内袋3は初期の形状に復元し、外袋2は収縮することで、ゴルフクラブBから保護カバー1を上方に抜き取ることができ、空気を抜いた保護カバー1は偏平にして、これを複数に小さく折り畳めば、嵩張らないのでキャディバッグAのポケット等に格納することができ、再使用に便利である。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、可撓性と気密性を有する外袋と内袋の下端部周囲を互いに溶着し、外袋と内袋の間に気密の空気室を形成し、上記外袋に空気室への空気の給排を行なうための開閉栓を設けたので、ゴルフクラブに被せた状態で空気室に空気を注入して膨らませると、収縮した内袋がゴルフクラブを束ね状に保持してクラブ相互の移動の発生はなく、しかも、外側を包む圧力空気の層がクッションになり、かつ、膨満した外袋はフードを内側から保護し、これにより、キャディバッグに入れた全ゴルフクラブのヘッド部分を確実に外部の衝撃から保護することができ、キャディバッグが不意に転倒したり乱暴に取り扱われた場合でも、ゴルフクラブ及びフードの損傷発生を確実に防止することができる。
【0024】
また、保護カバーは空気を抜くと偏平になり、これを小さく折り畳めば嵩張らないので、キャディバッグのポケット等に格納することができ、格納や再使用に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る保護カバーの一部切り欠き正面図
【図2】(A)は図1の矢印a−aに沿った縦断側面図、(B)は図1の矢印b−bに沿った横断平面図
【図3】この発明に係る保護カバーを使用してゴルフクラブのヘッド部分を保護した状態の縦断正面図
【符号の説明】
1 保護カバー
2 外袋
3 内袋
4 空気室
5 開閉栓
A キャディバッグ
B ゴルフクラブ
C フード
【発明の属する技術分野】
この発明は、キャディバッグ内に収納したゴルフクラブ及びフードの損傷発生を防止する保護カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフクラブは、キャディバッグ内に入れて運ぶことになるが、ゴルフクラブがキャディバッグ内で移動自在であると、キャディバッグが不意に転倒したような場合、地面との大きな衝撃により、ゴルフクラブのヘッドに傷がついたり、シャフトが折れるような損傷や、フード自体が破れるという事態が発生する。
【0003】
また、宅配便や航空機等でゴルフクラブを輸送する場合においても、キャディバッグの取り扱いが乱暴であったり、他の荷物との接触等により、上記と同様の損傷が生じる。
【0004】
従来、ゴルフクラブにヘッドカバーを被せたり、布や新聞紙等をゴルフクラブに巻き付けたり、フードの内部空間に詰めるようにしたり、実開平7−22767号で提案されているように、ゴルフクラブにヘッドカバーの間に介在させる筒状のクッション部材を用い、上記のような輸送時のゴルフクラブ及びフードの損傷を防止するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヘッドカバーを被せただけでは、ゴルフクラブの移動を防ぐことはできず、キャディバッグが倒れたような場合の衝撃に対して、ゴルフクラブやフードを十分に保護することができないという問題がある。
【0006】
また、布や新聞紙等の使用は、巻きかたや詰めかたに工夫が必要であり、取り外した後の状態が嵩張るので、その処理に困ることになる。
【0007】
そこで、この発明の課題は、キャディバッグに入れたゴルフクラブに被せて空気で膨らませることにより、全ゴルフクラブを移動しないように保持することができ、しかも、外側を空気の層で覆うことにより、キャディバッグが転倒したり乱暴に取り扱われた場合でも、ゴルフクラブ及びフードの損傷発生を確実に防止することができるゴルフクラブの保護カバーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この発明は、可撓性と気密性を有するシートを用い、上部が閉鎖されて下部が開放するように形成された外袋と、この外袋と同様のシートを用いて上部閉鎖で下部が開放するように形成され、上記外袋内に納まる内袋からなり、上記外袋と内袋の間が気密の空気室になるよう外袋と内袋の下端部を互いに溶着し、上記外袋に空気室への空気の給排を行なうための開閉栓を設けた構成を採用したものである。
【0009】
上記外袋と内袋が、外袋用となる一枚のシートと内袋用となる一枚のシートを互いに重ね合わせ、この重ね合わせシートを外袋用となるシートが外側となるように二つ折りにし、この二つ折りシートの両側縁を溶着することにより形成され、上記外袋用となるシートと内袋用となるシートの二組の下端部をそれぞれ別個に溶着することで、外袋と内袋の間に気密の空気室を形成した構造とすることができる。
【0010】
ここで、外袋用と内袋用のシートは、少し厚手で柔軟性に富むビニールのような合成樹脂シートを用い、保護カバーをキャディバッグに入れたゴルフクラブに被せて空気室に空気を注入すると、内袋は収縮することで全ゴルフクラブを中央に集めるように圧迫し、全ゴルフクラブの外形に沿うように変形して束ね状に保持する。また、外袋は膨満することで内袋の周囲に圧力空気の層を形成し、フードの内部に納まる大きさに膨らむことになる。
【0011】
このように、保護カバーを膨らませると、内袋で全ゴルフクラブが移動しないように保持されると同時に、圧力空気の層がクッションになり、外袋はフードを内側から保護することになり、キャディバッグが転倒したり乱暴に取り扱われた場合でも、ゴルフクラブ及びフードの損傷発生を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0013】
図示のように、保護カバー1は、可撓性と気密性を有するシートを用い、上部が閉鎖されて下部が開放するように形成された外袋2と、この外袋2と同様のシートを用いた、上部が閉鎖されて下部が開放するように形成された内袋3からなり、上記外袋2と内袋3の間に気密の空気室4を形成し、外袋2に空気室4への空気の給排を行なうための開閉栓5が設けられている。
【0014】
上記外袋2と内袋3の形成に用いる可撓性と気密性を有するシートとしては、少し厚手で柔軟性に富むビニールのような熱可塑性の合成樹脂シートを用い、外袋2と内袋3は、キャディバッグAに入れたゴルフクラブBの最も長いドライバーB1 から最も短いパターB2 までの全クラブのヘッドを覆うことができる程度の上下高さと幅を有する大きさに形成され、外袋2は、空気室4の膨満時にキャディバッグAのフードC内に納まるような大きさに設定されている。
【0015】
上記外袋2と内袋3は、外袋用となる帯状の一枚のシート2aと内袋用となる帯状の一枚のシート3aを互いに重ね合わせ、この重ね合わせシート2aと3aを外袋用となるシート2aが外側となるように長さ方向の中央部で二つ折りにし、この二つ折りしたシート2aと3aの合計四枚のシートが重なる両側縁を熱溶着aすることにより形成され、上記外袋用となるシート2aと内袋用となるシート3aの二組の下縁をそれぞれ別個に熱溶着bすることで、外袋2と内袋3の間に縦断面が下向きU字状となる気密の空気室4を形成している。
【0016】
上記保護カバー1は、空気を抜いた状態で図1のように、偏平な略角形の袋となり、これを折り畳むことにより嵩低くなり、格納が便利に行なえることになる。
【0017】
上記内袋3は外袋2に対して両側縁と下縁が熱溶着a、bされ、図2のように折り返した上端縁と対向する面間は外袋2と遊離した状態となっている。
【0018】
図示の場合、開閉栓5は外袋2の上縁中央に設けたが、外袋2に対するその取り付け位置は自由に選択することができる。
【0019】
この発明の保護カバーは、上記のような構成であり、キャディバッグAに入れたゴルフクラブBを運ぶ場合に、保護カバー1の外袋2と内袋3の熱溶着された共通の下端開口を開き、ゴルフクラブBのドライバーB1 からパターB2 のヘッドにわたって保護カバー1を被せ、この状態で開いた開閉栓5から空気室4内に空気を注入し、保護カバー1を膨満させた状態で開閉栓5を閉じる。
【0020】
図3のように、保護カバー1は空気室4の内圧が高まることで、内袋3が収縮して全ゴルフクラブBを中央に集めるように圧迫し、全ゴルフクラブBの外形に沿うように変形して束ね状に保持すると共に、外袋2が膨満することで内袋3との間の周囲に圧力空気の層を形成した状態でフードCの内部に納まる大きさに膨らむことになり、この状態でフードCを閉じて保護カバー1を覆うようにし、ゴルフクラブBの運搬に供する。
【0021】
上記のように、ゴルフクラブBは、収縮した内袋3で束ね状に保持されているので、クラブ相互の移動の発生はなく、しかも内袋3の外側を包む圧力空気の層がクッションになり、膨満した外袋2はフードCを内側から保護し、したがって、全ゴルフクラブBのヘッド部分を確実に外部の衝撃から保護することができ、キャディバッグAが不意に転倒したり乱暴に取り扱われた場合でも、ゴルフクラブB及びフードCの損傷発生を防止することができる。
【0022】
また、ゴルフクラブBの使用時は、開閉栓5を開いて空気室4の空気を抜き取るようにすればよく、空気が抜けると内袋3は初期の形状に復元し、外袋2は収縮することで、ゴルフクラブBから保護カバー1を上方に抜き取ることができ、空気を抜いた保護カバー1は偏平にして、これを複数に小さく折り畳めば、嵩張らないのでキャディバッグAのポケット等に格納することができ、再使用に便利である。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、可撓性と気密性を有する外袋と内袋の下端部周囲を互いに溶着し、外袋と内袋の間に気密の空気室を形成し、上記外袋に空気室への空気の給排を行なうための開閉栓を設けたので、ゴルフクラブに被せた状態で空気室に空気を注入して膨らませると、収縮した内袋がゴルフクラブを束ね状に保持してクラブ相互の移動の発生はなく、しかも、外側を包む圧力空気の層がクッションになり、かつ、膨満した外袋はフードを内側から保護し、これにより、キャディバッグに入れた全ゴルフクラブのヘッド部分を確実に外部の衝撃から保護することができ、キャディバッグが不意に転倒したり乱暴に取り扱われた場合でも、ゴルフクラブ及びフードの損傷発生を確実に防止することができる。
【0024】
また、保護カバーは空気を抜くと偏平になり、これを小さく折り畳めば嵩張らないので、キャディバッグのポケット等に格納することができ、格納や再使用に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る保護カバーの一部切り欠き正面図
【図2】(A)は図1の矢印a−aに沿った縦断側面図、(B)は図1の矢印b−bに沿った横断平面図
【図3】この発明に係る保護カバーを使用してゴルフクラブのヘッド部分を保護した状態の縦断正面図
【符号の説明】
1 保護カバー
2 外袋
3 内袋
4 空気室
5 開閉栓
A キャディバッグ
B ゴルフクラブ
C フード
Claims (2)
- 可撓性と気密性を有するシートを用い、上部が閉鎖されて下部が開放するように形成された外袋と、この外袋と同様のシートを用いて上部閉鎖で下部が開放するように形成され、上記外袋内に納まる内袋からなり、上記外袋と内袋の間が気密の空気室になるよう外袋と内袋の下端部を互いに溶着し、上記外袋に空気室への空気の給排を行なうための開閉栓を設けたゴルフクラブの保護カバー。
- 上記外袋と内袋が、外袋用となる一枚のシートと内袋用となる一枚のシートを互いに重ね合わせ、この重ね合わせシートを外袋用となるシートが外側となるように二つ折りにし、この二つ折りシートの両側縁を溶着することにより形成され、上記外袋用となるシートと内袋用となるシートの二組の下端部をそれぞれ別個に溶着することで、外袋と内袋の間に気密の空気室を形成した請求項1に記載のゴルフクラブの保護カバー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002192396A JP2004033363A (ja) | 2002-07-01 | 2002-07-01 | ゴルフクラブの保護カバー |
US10/608,386 US20040000496A1 (en) | 2002-07-01 | 2003-06-30 | Golf club protective cover |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002192396A JP2004033363A (ja) | 2002-07-01 | 2002-07-01 | ゴルフクラブの保護カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004033363A true JP2004033363A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=29774426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002192396A Pending JP2004033363A (ja) | 2002-07-01 | 2002-07-01 | ゴルフクラブの保護カバー |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040000496A1 (ja) |
JP (1) | JP2004033363A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150298862A1 (en) * | 2009-11-16 | 2015-10-22 | The Glad Products Company | Multi-layered bags with shortened inner layer |
CN108126329A (zh) * | 2018-01-26 | 2018-06-08 | 东莞市力新贸易有限公司 | 一种充气高尔夫球袋 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20240075360A1 (en) * | 2022-09-01 | 2024-03-07 | Gstc Llc | Golf bag cover with air-release club retention system |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5624035A (en) * | 1995-06-07 | 1997-04-29 | Inno Design, Inc. | Carrying case with inflatable sections |
US5704475A (en) * | 1996-04-23 | 1998-01-06 | Jack; William | Inflatable golf club protector |
US5967324A (en) * | 1997-12-16 | 1999-10-19 | Izzo Systems, Inc. | Inflatable bladder and methods for protecting golf club members |
US6148999A (en) * | 1999-03-25 | 2000-11-21 | Olson; David S. | Protective hood for a golf bag |
US6182826B1 (en) * | 1999-04-13 | 2001-02-06 | Harvey A. Slepian | Inflatable protective cover for golf club bags |
-
2002
- 2002-07-01 JP JP2002192396A patent/JP2004033363A/ja active Pending
-
2003
- 2003-06-30 US US10/608,386 patent/US20040000496A1/en not_active Abandoned
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150298862A1 (en) * | 2009-11-16 | 2015-10-22 | The Glad Products Company | Multi-layered bags with shortened inner layer |
US9682801B2 (en) * | 2009-11-16 | 2017-06-20 | The Glad Products Company | Multi-layered bags with shortened inner layer |
CN108126329A (zh) * | 2018-01-26 | 2018-06-08 | 东莞市力新贸易有限公司 | 一种充气高尔夫球袋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20040000496A1 (en) | 2004-01-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5620096A (en) | Inflatable packaging cushion with pocket | |
US5862914A (en) | Inflatable package for protecting an article | |
CN101238045B (zh) | 充气包装材料结构 | |
US7757854B2 (en) | Protective carrier for fragile articles | |
US5588533A (en) | Inflatable packaging cushion | |
CN1938201B (zh) | 气囊型包装材料,用于包装物品的方法,以及用于生产包装材料的方法 | |
US20070012591A1 (en) | Inflatable space filler structure for container | |
US4826329A (en) | Flexible bag, in particular for office machines | |
EP2554489B1 (en) | Airbag with bent head portion and a repeated sealing and filling effect | |
US8770840B2 (en) | Airbag structure with inner shade cover and manufacturing method thereof | |
US20070053615A1 (en) | Shockproof packing bag | |
KR20130123695A (ko) | 내용물 파손방지용 우편물 배송 상자 | |
JP2004033363A (ja) | ゴルフクラブの保護カバー | |
CN109484768B (zh) | 一种用于塑胶产品的充气包装结构 | |
JPH10129731A (ja) | 梱包容器および梱包容器用保護材 | |
US5967324A (en) | Inflatable bladder and methods for protecting golf club members | |
US6258424B1 (en) | Packaging and process for its production | |
JP3034190B2 (ja) | 包装用袋体 | |
CN208054039U (zh) | 一种可循环使用的快递包装 | |
JP2002177037A (ja) | バッグ、バッグの形成方法及びバッグの使用方法 | |
CN102897417A (zh) | 具头部平整且可重复装填的气袋 | |
KR200307704Y1 (ko) | 완충형 포장체. | |
JP4167171B2 (ja) | 梱包体及びこれを用いた物品保持構造 | |
KR200305956Y1 (ko) | 에어 박스 | |
CN113800076B (zh) | 一种马桶的包装纸箱 |