JP2004033143A - 灰皿 - Google Patents

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Abstract

【課題】消火用孔を清掃する手間を省くことのできる灰皿を提供する。
【解決手段】灰皿10は、煙草12の灰や吸殻を収容するための容器14、容器14に取り付けられ、容器14の外側(煙草の挿入端側)に向かう側の端部の内径が煙草12の外径よりも大きくなり、かつ、反対側の端部の内径が煙草12の外径よりも小さくなるように内側面16cがテーパ状に形成された消火用孔16bを有する消火部材16、および消火用孔16bに挿入される灰除去部材20を含む。
この灰皿10では、灰除去部材20が消火用孔16bに挿入されるので、消火用孔16bにたまった煙草の灰を除去できる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内側面がテーパ状に形成された消火用孔に煙草の燃焼部を挿入するだけで燃焼部を簡便かつ迅速に消火することのできる灰皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8に示す従来の灰皿(1)は、煙草の灰や吸殻を収容する容器本体(2)と、消火用孔(3)を有する消火部材(4)とを含み、消火用孔(3)の内側面(3a)は、その軸方向一方端側(煙草挿入端側)の内径が煙草の外径よりも大きくなり、軸方向他方端側の内径が煙草の外径よりも小さくなるようにテーパ状に形成される。
【0003】
この灰皿(1)を用いて煙草の火を消す場合には、消火部材(4)の消火用孔(3)に煙草の燃焼部が挿入される。すると、燃焼部が消火用孔(3)の内側面(3a)に当接されるので、燃焼部の温度が低下するとともに、酸素欠乏状態となり、火が消える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の灰皿(1)では、消火の際に、煙草の燃焼部が消火部材(4)の消火用孔(3)に挿入されるため、消火動作を繰り返し行っているうちに、煙草の灰が消火用孔(3)にたまってしまい、煙草を消火用孔(3)に挿入することができなくなってしまうという問題があった。
【0005】
そのため、煙草の灰が消火用孔(3)にたまった場合には、その都度棒状部材等を準備し、これを用いて灰を突き落とさなければならず、この突き落とし作業が非常に面倒であった。
【0006】
それゆえに、本発明の目的は、消火用孔を清掃する手間を省くことのできる灰皿を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に示した発明は、「煙草(12)の灰や吸殻を収容するための容器(14)、および容器(14)に取り付けられ、容器(14)の外側に向かう側の端部の内径が煙草(12)の外径よりも大きく、かつ、反対側の端部の内径が煙草(12)の外径よりも小さくなるように内側面(16c)がテーパ状に形成された消火用孔(16b)を有する消火部材(16)を備える灰皿(10)において、消火用孔(16b)にたまった灰を突き落とす灰除去部材(20)、および灰除去部材(20)を所定方向へ変位させることによりこれを消火用孔(16b)に挿入させる変位手段をさらに備えることを特徴とする、灰皿(10)」である。
【0008】
この発明では、変位手段を操作するだけで、消火用孔(16b)にたまった灰を灰除去部材(20)により簡単に除去することができる。
【0009】
請求項2に示した発明は、「煙草(12)の灰や吸殻を収容するための容器(72)、および容器(72)に取り付けられ、容器(72)の外側に向かう側の端部の内径が煙草(12)の外径よりも大きく、かつ、反対側の端部の内径が煙草(12)の外径よりも小さくなるように内側面がテーパ状に形成された消火用孔(74b)を有する消火部材(74)を備える灰皿(70)において、消火部材(74)は、消火用孔(74b)の軸方向へ延びて形成された分割面(74c)において分割されたことを特徴とする、灰皿(70)」である。
【0010】
この発明では、消火部材(74)が消火用孔(74b)の軸方向に延びて形成された分割面(74c)において分割されているので、各消火部材分割片(78)を離間させることにより、消火用孔(74b)にたまった灰を落とすことができる。
【0011】
請求項3に示した発明は、請求項2に記載した灰皿(70)において、「消火用孔(74b)にたまった灰を突き落とす灰除去部材(20)、および灰除去部材(20)を所定方向へ変位させることによりこれを消火用孔(74b)に挿入させる変位手段をさらに備える」ことを特徴とする。
【0012】
この発明では、消火部材(74)の各消火部材分割片(78)を離間させることにより消火用孔(74b)にたまった灰を落とす機能と、消火用孔(74b)に挿入された灰除去部材(20)により灰を突き落とす機能とによって、灰をより効果的に除去することができる。
【0013】
【発明の効果】
この発明によれば、変位手段を操作するだけで、灰除去部材を消火部材の消火用孔に挿入できるので、消火用孔にたまった煙草の灰を簡単に除去することができる。したがって、消火用孔の掃除のために棒状部材等を別途準備する必要がない。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1から図3に示す本発明の適用された灰皿(10)は、煙草(12)の火を迅速に消す消火機能を有するものであり、容器(14)、消火部材(16)、蓋体(18)、および灰除去部材(20)から構成される。
【0015】
容器(14)は、煙草(12)の灰や吸殻を収容するためのものであり、円筒状の容器本体(14a)を含み、容器本体(14a)の下端部には底板(14b)が形成され、容器本体(14a)の上端部には開口部(14c)が形成される。そして、容器本体(14a)の内部には、板状の接続部材(26)を介して消火部材(16)が取り付けられる。
【0016】
消火部材(16)は、煙草(12)の燃焼部を消火するためのものであり、筒状の消火部材本体(16a)を含み、軸方向に形成された孔が消火用孔(16b)とされる。消火用孔(16b)の内側面(16c)は、容器(14)の外側(煙草の挿入端側)に向かう側の端部の内径が煙草(12)の外径よりも大きくなり、反対側の端部の内径が煙草(12)の外径よりも小さくなるようにテーパ状に形成される。そして、容器本体(14a)の開口部(14c)には、ヒンジ(28)を介して蓋体(18)が取り付けられる。
【0017】
蓋体(18)は、容器(14)の開口部(14c)を塞ぐものであり、円盤状の蓋体本体(18a)、および蓋体本体(18a)の周縁部から下方に延びて形成されて容器(14)の上端面に当接される筒状の当接部(18b)を含む。そして、蓋体本体(18a)の下面の消火用孔(16b)と対向する位置には、後述する灰除去部材(20)を構成する灰除去棒(22)の他方端部(22b)が固着(溶接または接着など。以下、同じ。)される。
【0018】
灰除去部材(20)は、消火部材(16)の消火用孔(16b)にたまった煙草の灰を清掃・除去するためのものであり、灰除去棒(22)およびブラシ部(24)を含む。
【0019】
灰除去棒(22)は、消火用孔(16b)に挿入されることにより、消火用孔(16b)にたまった灰を突き落とすためのものであり、金属やプラスチック等によって可撓性を有するように構成される。灰除去棒(22)の長さは、蓋体(18)を閉じたときに消火用孔(16b)に挿入され得るように、消火部材(16)の軸方向の長さよりも十分に長く設定され、そして、灰除去棒(22)の一方端部(22a)には、ブラシ部(24)が形成される。
【0020】
ブラシ部(24)は、消火用孔(16b)の内側面(16c)に付着した灰を除去するためのものであり、灰除去棒(22)の一方端部(22a)の側面に獣毛・植物繊維・合成樹脂などの多数の線状部材がブラシ状に付着されることにより構成される。ブラシ部(24)の外径は、消火用孔(16b)の内側面(16c)に当接し得るように消火用孔(16b)の大径側の内径よりも大きめに設定される。
【0021】
灰皿(10)を使用する際には、図2に示すように、蓋体(18)を開き、この状態で消火用孔(16b)に煙草(12)を挿入する。
【0022】
消火用孔(16b)の内側面(16c)は、容器(14)の外側に向かう側(煙草の挿入端側)の端部の内径が煙草(12)の外径よりも大きくなり、反対側の端部の内径が煙草(12)の外径よりも小さくなるようにテーパ状に形成されるので、煙草(12)の先端の燃焼部(12a)が、消火部材(16)の内側面(16c)に当接される。したがって、燃焼部(12a)の温度が低下するとともに、酸素欠乏状態となるため、煙草(12)の火を簡便かつ迅速に消すことができる。
【0023】
次に、蓋体(18)を閉じると、図3に示すように容器(14)の開口部(14c)が閉塞されるが、本実施例において蓋体(18)は、容器(14)の蓋として機能するだけではなく、灰除去部材(20)の変位手段としても機能する。
【0024】
すなわち、灰除去部材(20)が蓋体(18)に取り付けられるため、蓋体(18)を閉じることにより、灰除去部材(20)が蓋体(18)と一体となって変位し、灰除去棒(22)の一方端部(22a)が消火用孔(16b)に挿入される。すると、消火用孔(16b)にたまった灰は、灰除去棒(22)により押し出されることとなり、消火用孔(16b)にたまった灰を突き落とすことができる。したがって、煙草の灰が消火用孔(16b)に詰まるのを防止でき、常に快適に煙草の火を消すことができる。
【0025】
また、本実施例においては、灰除去棒(22)の一方端部(22a)にブラシ部(24)が形成されるので、消火用孔(16b)に灰除去棒(22)が挿入されると、ブラシ部(24)が消火用孔(16b)の内側面(16c)に当接され、内側面(16c)に付着した煙草の灰を除去することができる。したがって、灰の除去効果を向上させることができる。
【0026】
なお、容器本体(14a)の形状は特に限定されるものではなく、たとえば三角筒状や四角筒状などの多角筒状であってもよいし、楕円筒状であってもよい。また、容器本体(14a)の外径は特に限定されるものではないが、図示しない車載用のドリンクホルダーの内径よりも小さめに設定すれば、灰皿(10)をドリンクホルダーに装着することにより車載用灰皿として使用することも可能である。
【0027】
さらにまた、灰除去部材(20)の形状は、上述したものに限定されるものではない。たとえば、図示しないが、灰除去棒(22)の一方端部(22a)にブラシ部(24)を形成しない構成としても良い。また、灰除去棒(22)の一方端部の外径を灰除去棒(22)の他方端部の外径よりも大きく、かつ、消火用孔(16b)の小径側の内径よりも小さく形成するようにしてもよい。
【0028】
また、上述の実施例では、蓋体(18)が変位手段とされたが、変位手段の構成は図4〜図6に示すように変形されてもよい。
【0029】
たとえば図4に示す灰皿(40)のように、蓋体(42)の上面にスプリング装置(44)を取り付け、これに変位手段としての灰除去棒(22)の他方端部(22b)を挿通するようにしてもよい。
【0030】
蓋体(42)は、灰除去棒(22)の外形と略等しい大きさの挿通孔(42a)を有し、蓋体(42)の上面かつ挿通孔(42a)と対応する位置には、スプリング装置(44)が設けられる。
【0031】
スプリング装置(44)は、ハウジング(46)および弾性部材(48)を含む。
【0032】
ハウジング(46)は、灰除去棒(22)を消火用孔(16b)から離間する方向へ変位させる弾性部材(48)を収納するためのものであり、内部が中空の本体(46a)を含む。そして、本体(46a)の上面および底面の中央部には、灰除去棒(22)の外径と略等しい大きさの挿通孔(46b)(46c)がそれぞれ形成される。このとき、蓋体(42)の挿通孔(42a)と、ハウジング(46)の挿通孔(46b)(46c)とが同一直線上となるように位置決めされる。
【0033】
弾性部材(48)は、たとえばコイルバネが使用されるが、これに限定されるものではなく、板バネであっても良いし、伸縮性を有するゴムなどを使用しても良い。
【0034】
ハウジング(46)の内部には、弾性部材(48)が伸長した状態で収納され、灰除去棒(22)の他方端部(22b)が挿通孔(42a)(46b)(46c)に挿通される。そして、弾性部材(48)の一端がハウジング(46)の内側面下端部に固着され、他端が灰除去棒(22)に固着される。
【0035】
灰除去部材(20)を用いて消火用孔(16b)にたまった灰を除去する際は、まず、蓋体(42)を閉じる(図4(A)参照)。この状態では、弾性部材(48)は伸張しているので、灰除去部材(20)は、長さhだけ蓋体(42)の下面側に突出された状態となっている。
【0036】
そして、変位手段としての灰除去棒(22)の他方端部(22b)を上下方向へ変位させ、灰除去棒(22)の一方端部(22a)を消火用孔(16b)に挿入させる。
【0037】
変位手段である灰除去棒(22)を下方向へ完全に変位させた状態(図4(B)参照)では、弾性部材(48)は縮んでいるので、灰除去部材(20)は、長さh’(>h)だけ蓋体(42)の下面側に突出された状態となる。
【0038】
本実施例においては、蓋体(42)に設けられた挿通孔(42a)に、変位手段としての灰除去棒(22)の他方端部(22b)を挿入し、これを上下方向へ変位させることで灰除去部材(20)を消火用孔(16b)に挿入するようにしているので、蓋体(42)の下面側に突出される灰除去部材(20)の長さを短くすることができる。したがって、煙草(12)の火を消す際、灰除去部材(20)が邪魔になることはない。
【0039】
また、たとえば図5に示す灰皿(50)のように、灰除去棒(22)の他方端部(22b)に変位手段としての操作棒(54)を取り付けるとともに、この操作棒(54)を容器(52)の側面に形成された長孔(52b)に挿通するようにしてもよい。
【0040】
容器(52)は、容器本体(52a)を含み、容器本体(52a)の側面には軸方向に沿って長孔(52b)が形成される。そして、この長孔(52b)に変位手段としての操作棒(54)が挿通される。
【0041】
操作棒(54)は、灰除去部材(20)を変位させることによりこれを消火用孔(16b)に挿通させるものであり、その断面形状が角丸長方形の板状部材から構成され、操作棒(54)の外側面の湾曲部分には雄ネジ(54a)が刻設される。
【0042】
そして、操作棒(54)の一端が灰除去棒(22)の他方端部(22b)に固着され、他端が長孔(52b)に挿通される。このとき、雄ネジ(54a)にナットなどの締結部材(56)が螺合されることにより、操作棒(54)が容器(52)に固定され、これにより、操作棒(54)が軸方向と垂直な方向に変位されるのを防止できる。
【0043】
また、たとえば図6に示す灰皿(60)のように、消火部材(16)に変位手段としての操作棒(64)を取り付けるとともに、この操作棒(64)を容器(62)の側面に形成された長孔(62b)に挿通するようにしてもよい。
【0044】
容器(62)は、円筒状の容器本体(62a)を含み、容器本体(62a)の側面には軸方向に沿って長孔(62b)が形成され、容器本体(62a)の下端部には底板(62c)が形成される。そして、この長孔(62b)に変位手段としての操作棒(64)が挿通され、底板(62c)に灰除去部材(20)を構成する灰除去棒(22)の他方端部(22b)が固着される。
【0045】
操作棒(64)は、消火部材(16)を変位させることにより、灰除去部材(20)を消火用孔(16b)に挿通させるものであり、その断面形状が角丸長方形の板状部材から構成され、操作棒(64)の外側面の湾曲部分には雄ネジ(64a)が刻設される。
【0046】
そして、操作棒(64)の一端が消火部材(16)の外側面に固着され、他端が長孔(62b)に挿通される。このとき、雄ネジ(64a)にナットなどの締結部材(66)が螺合されることにより、操作棒(64)が容器(62)に固定され、これにより、操作棒(64)が軸方向と垂直な方向に変位されるのを防止できる。
【0047】
これらの変形例(図4〜図6)においても、変位手段である灰除去棒(22)の他方端部(22b)、操作棒(54)、または操作棒(64)を操作することによって、消火用孔(16b)に灰除去部材(20)が挿通され、消火部材(16)にたまった煙草の灰を除去することができる。
【0048】
このように、図1〜図6に示した上述の実施例では、灰除去部材(20)が消火用孔(16b)に挿通されることにより、煙草の灰が消火部材(16)に詰まるのを防止するようにしていたが、例えば、図7に示す灰皿(70)のように、消火部材(74)が消火用孔(74b)の軸方向に延びて形成された分割面(74c)において分割されることにより、煙草の灰を除去するようにしてもよい。
【0049】
図7に示す灰皿(70)は、容器(72)、消火部材(74)、および分割手段(76)を含む。容器(72)は、容器本体(72a)を含み、容器本体(72a)の側壁には挿通孔(72b)が形成される。挿通孔(72b)の断面形状は、後述する操作棒(80)の回転を防止し得るように設定され、たとえば、本実施例においては長方形状に形成される。そして、容器(72)の内部には、接続部材(84)を介して消火部材(74)が取り付けられる。
【0050】
消火部材(74)は、筒状の消火部材本体(74a)を含み、軸方向に形成された孔が消火用孔(74b)とされる。消火用孔(74b)の内側面は、容器(72)の外側(煙草の挿入端側)に向かう側の端部の内径が煙草(12)の外径よりも大きくなり、反対側の端部の内径が煙草(12)の外径よりも小さくなるようにテーパ状に形成される。そして、消火部材本体(74a)は、軸方向に延びて形成された分割面(74c)において複数(この実施例では2つ)の消火部材分割片(78)に分割される。そして、消火部材分割片(78)を構成する第1の消火部材分割片(78a)が、分割手段(76)に取り付けられ、第2の消火部材分割片(78b)が接続部材(84)を介して容器(72)に取り付けられる。
【0051】
分割手段(76)は、操作棒(80)および弾性部材(82)を含み、その断面形状は、挿通孔(72b)の断面形状と略等しく設定される。弾性部材(82)は、たとえばコイルバネが使用されるが、これに限定されるものではなく、板バネであっても良いし、伸縮性を有するゴムなどを使用しても良い。
【0052】
灰皿(70)を組み立てる際には、容器(72)の内部の挿通孔(72b)と対向する位置に、消火部材分割片(78)を構成する第2の消火部材分割片(78b)が板状の接続部材(84)を介して取り付けられる。次に、第1の消火部材分割片(78a)の外側面に、操作棒(80)の一端が固着され、弾性部材(82)が操作棒(80)に装着され、操作棒(80)の他端が挿通孔(72b)に挿入される。そして、弾性部材(82)の一端が第1の消火部材分割片(78a)に固着され、他端が容器(72)の内側面に固着される。
【0053】
弾性部材(82)は、自然長の状態よりもやや縮んだ状態で取り付けられるので、通常状態においては、図7の破線で示したように、第2の消火部材分割片(78b)と第1の消火部材分割片(78a)とが、弾性部材(82)の弾発力によって強く当接される。したがって、消火用孔(74b)に煙草(12)を挿入した場合であっても、消火用孔(74b)の内径が広がることはない。
【0054】
灰皿(70)を使用して消火用孔(74b)にたまった灰を除去するときには、図7の実線で示したように、分割手段(76)を構成する操作棒(80)の他端を引っ張ることにより、第1の消火部材分割片(78a)を第2の消火部材分割片(78b)から離間する方向へ変位させる。すると、消火用孔(74b)の内径が大きくなり、消火部材(74)の消火用孔(74b)にたまった灰が自由落下する。したがって、消火部材(74)に煙草の灰が詰まるのを防止できる。
【0055】
なお、本実施例においては第2の消火部材分割片(78b)が第1の消火部材分割片(78a)に対して水平方向に近接・離間するように変位されるが、変位方向は、この実施例に限られるものではない。たとえば、図示しないが、各消火部材分割片(78)が垂直方向に変位する構成としてもよいし、各消火部材分割片(78)をヒンジなどの接合部材を介して接続し、この接合部材を軸にして開くような構成としてもよい。
【0056】
また、蓋体(18)に灰除去部材(20)を取り付けるようにしてもよい。この変形例においては、図1実施例同様、蓋体(18)を閉めることで、消火部材(74)の消火用孔(74b)に灰除去部材(20)が挿入される。したがって、消火用孔(74b)にたまった灰の除去効果を高めることができ、消火部材(74)に煙草の灰が詰まるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1実施例における使用状態を示す断面図である。
【図3】図1実施例における別の使用状態を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
(10)…灰皿
(12)…煙草
(14)…容器
(14a)…容器本体
(14b)…底板
(16)…消火部材
(16a)…消火部材本体
(16b)…消火用孔
(16c)…内側面
(18)…蓋体
(20)…灰除去部材
(22)…灰除去棒
(24)…ブラシ部
(74)…消火部材
(74a)…消火部材本体
(74b)…消火用孔
(74c)…分割面
(76)…灰除去手段
(78)…分割片

Claims (3)

  1. 煙草の灰や吸殻を収容するための容器、および前記容器に取り付けられ、前記容器の外側に向かう側の端部の内径が煙草の外径よりも大きく、かつ、反対側の端部の内径が煙草の外径よりも小さくなるように内側面がテーパ状に形成された消火用孔を有する消火部材を備える灰皿において、
    前記消火用孔にたまった灰を突き落とす灰除去部材、および前記灰除去部材を所定方向へ変位させることによりこれを前記消火用孔に挿入させる変位手段をさらに備えることを特徴とする、灰皿。
  2. 煙草の灰や吸殻を収容するための容器、および前記容器に取り付けられ、前記容器の外側に向かう側の端部の内径が煙草の外径よりも大きく、かつ、反対側の端部の内径が煙草の外径よりも小さくなるように内側面がテーパ状に形成された消火用孔を有する消火部材を備える灰皿において、
    前記消火部材は、前記消火用孔の軸方向へ延びて形成された分割面において分割されたことを特徴とする、灰皿。
  3. 前記消火用孔にたまった灰を突き落とす灰除去部材、および前記灰除去部材を所定方向へ変位させることによりこれを前記消火用孔に挿入させる変位手段をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の灰皿。
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