JP2004032272A - 折畳み型携帯無線機 - Google Patents
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Abstract
【課題】折畳み型携帯無線機において、筐体の厚さ方向や幅方向から突出するロッドアンテナの大きさを小さくして、折畳み型携帯無線機の小型化を図ることができるようにする。
【解決手段】2つの筐体2,3が回転軸部4を中心に互いに折り畳み自在とされ、一方の筐体2にロッドアンテナ12が設けられた折畳み型携帯無線機1であって、前記ロッドアンテナ12が、前記一方の筐体2の幅方向端部2bの折畳み外面であって、かつ前記回転軸部4近傍に設けられた引出穴13aから、前記一方の筐体2の厚さ方向および長さ方向に沿う第1の仮想基準平面2c、および、前記一方の筐体2の幅方向および長さ方向に沿う第2の仮想基準平面2dに対して漸次離間する筐体外側方向に引出し可能に設けられていることを特徴とする折畳み型携帯無線機を提供する。
【選択図】 図2
【解決手段】2つの筐体2,3が回転軸部4を中心に互いに折り畳み自在とされ、一方の筐体2にロッドアンテナ12が設けられた折畳み型携帯無線機1であって、前記ロッドアンテナ12が、前記一方の筐体2の幅方向端部2bの折畳み外面であって、かつ前記回転軸部4近傍に設けられた引出穴13aから、前記一方の筐体2の厚さ方向および長さ方向に沿う第1の仮想基準平面2c、および、前記一方の筐体2の幅方向および長さ方向に沿う第2の仮想基準平面2dに対して漸次離間する筐体外側方向に引出し可能に設けられていることを特徴とする折畳み型携帯無線機を提供する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、2つの筐体が互いに折り畳み自在に連結された折畳み型携帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、携帯電話機等の携帯無線機として、いわゆる折畳み型携帯無線機が広く普及しているが、この折畳み型携帯無線機は、ヒンジ部により互いに折り畳み自在に連結された2つの筐体を備え、一方の筐体にマイクロフォン、操作部、基板およびバッテリが設けられ、他方の筐体にスピーカおよび表示部が設けられた構成となっている。
また、一方の筐体には、伸縮自在なロッドアンテナが設けられており、このロッドアンテナの引出し方向は、2つの筐体が互いに開かれた状態にて、一方の筐体の基端部から他方の筐体の長手方向に向かう方向となっている。
【0003】
このロッドアンテナは、その先端部が他の筐体に搭載されているスピーカ、表示部等に含まれる金属製部品から離間する程、その感度が良好な状態となるため、2つの筐体を互いに開いた状態において、ロッドアンテナを他方の筐体から離間する方向に引き出すことが好ましい。
従来の折畳み型携帯無線機では、ロッドアンテナを他方の筐体から離間させるために、ロッドアンテナの引出し方向を一方の筐体の幅方向および長さ方向に沿う仮想基準平面に対して傾斜する方向としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年の折畳み型携帯無線機においては、表示部の拡大化、カメラ等の機器類の追加が行われる傾向にあり、表示部を設けた他方の筐体が大型化する傾向にある。
しかしながら、上記の折畳み型携帯無線機においては、他方の筐体の大型化に対して、ロッドアンテナを他方の筐体に接触させないように、幅方向および長さ方向に沿う仮想基準平面に対する引出し方向の傾斜角度を大きくとる必要があった。その結果、ロッドアンテナが一方の筐体の厚さ方向に大きく突出して折畳み型携帯無線機の厚さ寸法が大きくなるという問題があった。
【0005】
そこで、ロッドアンテナの引出し方向を、一方の筐体の幅方向および長さ方向に沿う仮想基準平面に対して傾斜する方向ではなく、一方の筐体の厚さ方向および長さ方向に沿う仮想基準平面に対して傾斜する方向とする折畳み型携帯無線機が提案されている。
この折畳み型携帯無線機は、厚さ方向にロッドアンテナを引き出さない構成をとるため、厚さ寸法が2つの筐体の厚さ寸法により決定されることになる。
しかしながら、ロッドアンテナが、一方の筐体の側面から幅方向に突出して、折畳み型携帯無線機の幅寸法が大きくなるため、折畳み型携帯無線機の小型化には限界があるという問題があった。
【0006】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、筐体の厚さ方向や幅方向から突出するロッドアンテナの大きさを小さくして、折畳み型携帯無線機の小型化を図ることができる折畳み型携帯無線機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、2つの筐体が回転軸部を中心に互いに折り畳み自在とされ、一方の筐体にロッドアンテナが設けられた折畳み型携帯無線機であって、前記ロッドアンテナが、前記一方の筐体の幅方向端部の折畳み外面であって、かつ前記回転軸部近傍に設けられた引出穴から、前記一方の筐体の厚さ方向および長さ方向に沿う第1の仮想基準平面、および、前記一方の筐体の幅方向および長さ方向に沿う第2の仮想基準平面に対して漸次離間する筐体外側方向に引出し可能に設けられていることを特徴とする折畳み型携帯無線機を提案している。
【0008】
この発明に係る携帯端末装置によれば、ロッドアンテナの引出し方向が、一方の筐体の第1の仮想基準平面および第2の仮想基準平面から漸次離間する方向とされている。このため、第1の仮想基準平面および第2の仮想基準平面に対するロッドアンテナの傾斜角度を少なくしても、2つの筐体が互いに開かれた状態にて、ロッドアンテナを他の筐体に接触させない程度に十分に離間することができる。したがって、ロッドアンテナが一方の筐体の厚さ方向および幅方向に突出する大きさを小さくすることが可能となる。
また、この傾斜角度を少なくしても、ロッドアンテナを引き出した際に、他の筐体の内部に設けられる金属製部品から受ける電気的影響を少なくすることができる。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の折畳み型携帯無線機において、前記一方の筐体と他方の筐体とが互いに開いた状態にて、該他の筐体の折畳み外面のうち、前記ロッドアンテナが引き出される領域周辺部に面取りがなされていることを特徴とする折畳み型携帯無線機を提案している。
【0010】
この発明によれば、他の筐体の折畳み外面のうち、ロッドアンテナが引き出される領域の周辺部に面取りがなされているため、第1の仮想基準平面および第2の仮想基準平面に対するロッドアンテナの傾斜角度をさらに少なくして、ロッドアンテナが一方の筐体の厚さ方向および幅方向に突出する大きさをより小さくできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1から図4はこの発明に係る一実施形態を示す。ここで説明する実施の形態は、この発明を折畳み型携帯電話機に適用した場合のものである。図1において、この実施の形態に係る折畳み型携帯電話機(折畳み型携帯無線機)1は、第1の筐体(一方の筐体)2と第2の筐体(他方の筐体)3とをヒンジ部(回転軸部)4により互いに回動自在に連結してなるものである。第1の筐体2の内面5には通話キー、終話キー等の各種の操作キー6およびマイクロフォン7が設けられており、第2の筐体3の内面8には表示部9およびスピーカ10が設けられている。
【0012】
また、第1の筐体2の基端部2a側には、アンテナ部11が設けられており、このアンテナ部11は、図2に示すように、ロッドアンテナ12とアンテナ収容部13とから構成されている。
ロッドアンテナ12は、アンテナ収容部13から引出し可能に構成されており、アンテナ本体12aの先端に操作用の頭部12bを形成してなるものである。アンテナ本体12aは、頭部12bを把持して操作することにより伸縮するものであるが、アンテナ本体12aをアンテナ収容部13内に収容した際に、頭部12bが外部に露出するようになっている。このロッドアンテナ12の引出し方向は、後述するアンテナ収容部13の収容穴に沿って、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dから第1の筐体2の外方側に離間する方向となっている。
【0013】
アンテナ収容部13は、収容穴(引出穴)13aを有する筒状の保持部13bからなり、保持部13bは、第1の筐体2の基端部2a側、かつ、幅方向の端部2bに形成されている。収容穴13aは、アンテナ本体12aを収容するための穴であり、第1の筐体2の基端部2aから、第1の筐体2の長さ方向に向けて形成されると共に、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dから漸次離間する方向に向けて形成されている。
【0014】
すなわち、ロッドアンテナ12の伸長時には、ロッドアンテナ12の頭部12bが第2の筐体3の側面(第1の仮想基準平面)2c、および、内面5の反対側にあたる外面(第2の仮想基準平面)2dから離間し、収納時には、アンテナ本体12aがアンテナ収容部13に収容される構成となっている。
【0015】
第2の筐体3の基端部3aには、図3,4に示すように、第1、第2の筐体2,3が互いに閉じられた状態にて、ヒンジ部4側に延在する突出部3bが形成されており、この突出部3b内部にも電子部品が搭載されている。また、第1の筐体2の基端部2aには、凹部2eが形成されている。
突出部3bは、図2に示すように、第1の筐体2の他の部分よりも小さい幅寸法を有しており、第1、第2の筐体2,3が互いに開かれた状態で、凹部2eに入り込むようになっている。
【0016】
第2の筐体3の外面(折畳み外面)3dのうち、アンテナ部11の頭部12bが位置する領域の周辺部3eは、第2の筐体3の厚さ方向に面取りがなされており、ロッドアンテナ12の収納時に頭部12bが、第2の筐体3の外面3dに接触しないようになっている。
【0017】
以下、上記のように構成された折畳み型携帯電話機1の使用方法について説明する。
この折畳み型携帯電話機1は、携行時には、図3に示すように、第1の筐体2に対して第2の筐体3が閉じられた状態となっている。この状態から、例えば着信信号を受信して通話を行う場合には、携帯電話機1の操作者が、図2に示すように、通話をするために第1の筐体2に対して第2の筐体3を開くと共に、ロッドアンテナ12を引き出す。そして、操作者が、所定の操作キー6を押圧し、マイクロフォン7およびスピーカ10を利用して通話を開始する。
【0018】
なお、第1の筐体2に対して第2の筐体3を開いた状態では、第2の筐体3の突出部3bが第1の筐体2の凹部2eに入り込むため、折畳み型携帯電話機1の操作が容易となる程度に、第1の筐体2と第2の筐体3とを互いに開くことができる。
【0019】
また、例えば、電子メールを送信する場合には、操作者が、第1の筐体2に対して第2の筐体3を開いた状態にする。そして、所定の操作キー6を押圧して文章を作成し、表示部9において文章を確認する。その後、ロッドアンテナ12を引き出すと共に、所定の操作キー9を押圧して、電子メールを無線基地局に送信する。
【0020】
上記の携帯電話機1の操作において、ロッドアンテナ12の引出し操作は、頭部12bを把持してロッドアンテナ12を引き出すことにより行う。この際のロッドアンテナ12の引出し方向は、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dに対して漸次離間する方向となる。
このため、第1の筐体2に対して第2の筐体3を開いている状態では、図2に示すように、ロッドアンテナ12が第2の筐体3の側面3cから漸次離間し、かつ、外面3dからも漸次離間する方向に位置することになる。すなわち、ロッドアンテナ12が、第2の筐体3の側面3cや外面3dから遠ざかることになる。
【0021】
したがって、無線通信を行う際に、引き出されたロッドアンテナ12が第2の筐体3に接触することがなく、また、第2の筐体3に設けられた表示部9やスピーカ10等の金属製部品を含む部材が、第2の筐体3の側面3cや外面3d近傍に配置されていても、ロッドアンテナ12が金属製部品から電気的影響を受けることを少なくできる。
【0022】
通話や電子メールの送信が終了した際には、操作者が、図3に示すように、第1の筐体2に対して第2の筐体3を閉じると共に、頭部12bを把持してアンテナ本体12aを収容穴13aに押し込むように押圧して収容し、ロッドアンテナ12がアンテナ収容部13に収容された状態にする。この状態では、頭部12bは外部に露出して位置している。
【0023】
ロッドアンテナ12を収容部13に収納している状態でも、収容穴13bに位置するアンテナ本体12aの向きは、前述と同様に、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dに対して漸次離間する方向となっている。
このため、第1の筐体2に対して第2の筐体3を閉じた状態において、通話の着信信号や電子メールの受信が行われる際に、第1の筐体2および第2の筐体3の基端部2a,3aの内部に金属製部品が配置されていても、ロッドアンテナ12が金属製部品から電気的影響を受けることを少なくできる。
【0024】
上記のように、この携帯電話機1によれば、ロッドアンテナ12の引出し方向が、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dから漸次離間する方向とされている。このため、側面2cおよび外面2dに対するロッドアンテナ12の傾斜角度を少なくしても、2つの筐体2,3が互いに開かれた状態にて、ロッドアンテナ12を第2の筐体3に接触させない程度に十分に離間することができる。
したがって、ロッドアンテナ12が第1の筐体2の厚さ方向および幅方向に突出する大きさを小さくして、折畳み型携帯電話機1の厚さ寸法および幅寸法を小さくすることができ、折畳み型携帯無線機1の小型化を図ることが可能となる。
【0025】
また、第2の筐体3の外面3dのうち、アンテナ部11の頭部12bの領域の周辺部3eは、第2の筐体3の厚さ方向に面取りがなされているため、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dに対するロッドアンテナ12の傾斜角度をさらに少なくして、ロッドアンテナ12が第1の筐体2の厚さ方向および幅方向に突出する大きさをより小さくできる。したがって、折畳み型携帯無線機1の小型化をさらに図ることが可能となる。
【0026】
さらに、ロッドアンテナ12の引出し方向が、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dから漸次離間する方向とされているため、金属製部品から受ける電気的影響を少なくして、外部機器との間で無線通信を行う際に、ロッドアンテナ12の感度を良好な状態に保持することができる。
【0027】
また、第2の筐体3には、第1、第2の筐体2,3が互いに閉じられた状態にて、ヒンジ部4に重ねるように突出部3bが形成されているため、折畳み型携帯電話機1の全長を伸ばすことなく、第2の筐体3の容積を増加することができる。したがって、表示部9の寸法の拡大を図ることができると共に、カメラ等の機器類の追加を容易に行うことができる。
【0028】
なお、上記の実施の形態においては、折畳み型携帯電話機1に限ることはなく、例えば、2つの筐体が、互いの厚さ方向に軸線を有する回転軸により、折り畳み自在に連結された折畳み型携帯電話機であってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、ロッドアンテナが、一方の筐体の厚さ方向および幅方向に突出する大きさを小さくすることができるため、折畳み型携帯無線機の厚さ寸法および幅寸法を小さくして、折畳み型携帯無線機の小型化を図ることが可能となる。
また、この傾斜角度を少なくしても、ロッドアンテナを引き出した際に、他の筐体の内部に設けられる金属製部品から受ける電気的影響を少なくすることができるため、ロッドアンテナの感度を良好に保持することができる。
【0030】
また、請求項2に係る発明によれば、他の筐体の折畳み外面のうち、ロッドアンテナが引き出される領域周辺部に面取りがなされているため、ロッドアンテナが一方の筐体の厚さ方向および幅方向に突出する大きさをより小さくして、折畳み型携帯無線機の小型化をさらに図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る折畳み型携帯電話機において、第1の筐体と第2の筐体とを相互に開いた状態を示す平面図である。
【図2】図1の折畳み型携帯電話機において、第1の筐体と第2の筐体とを相互に開いた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】図1の折畳み型携帯電話機において、第1の筐体と第2の筐体とを相互に閉じた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】図1の折畳み型携帯電話機において、第1の筐体と第2の筐体とを相互に閉じた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 折畳み型携帯電話機(折畳み型携帯無線機)
2 第1の筐体(一方の筐体)
2c 側面(第1の仮想基準平面)
2d 外面(第2の仮想基準平面)
3 第2の筐体(他方の筐体)
3d 外面(折畳み外面)
3e 周辺部
4 ヒンジ部(回転軸部)
12 ロッドアンテナ
13a 収容穴(引出穴)
【発明の属する技術分野】
この発明は、2つの筐体が互いに折り畳み自在に連結された折畳み型携帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、携帯電話機等の携帯無線機として、いわゆる折畳み型携帯無線機が広く普及しているが、この折畳み型携帯無線機は、ヒンジ部により互いに折り畳み自在に連結された2つの筐体を備え、一方の筐体にマイクロフォン、操作部、基板およびバッテリが設けられ、他方の筐体にスピーカおよび表示部が設けられた構成となっている。
また、一方の筐体には、伸縮自在なロッドアンテナが設けられており、このロッドアンテナの引出し方向は、2つの筐体が互いに開かれた状態にて、一方の筐体の基端部から他方の筐体の長手方向に向かう方向となっている。
【0003】
このロッドアンテナは、その先端部が他の筐体に搭載されているスピーカ、表示部等に含まれる金属製部品から離間する程、その感度が良好な状態となるため、2つの筐体を互いに開いた状態において、ロッドアンテナを他方の筐体から離間する方向に引き出すことが好ましい。
従来の折畳み型携帯無線機では、ロッドアンテナを他方の筐体から離間させるために、ロッドアンテナの引出し方向を一方の筐体の幅方向および長さ方向に沿う仮想基準平面に対して傾斜する方向としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年の折畳み型携帯無線機においては、表示部の拡大化、カメラ等の機器類の追加が行われる傾向にあり、表示部を設けた他方の筐体が大型化する傾向にある。
しかしながら、上記の折畳み型携帯無線機においては、他方の筐体の大型化に対して、ロッドアンテナを他方の筐体に接触させないように、幅方向および長さ方向に沿う仮想基準平面に対する引出し方向の傾斜角度を大きくとる必要があった。その結果、ロッドアンテナが一方の筐体の厚さ方向に大きく突出して折畳み型携帯無線機の厚さ寸法が大きくなるという問題があった。
【0005】
そこで、ロッドアンテナの引出し方向を、一方の筐体の幅方向および長さ方向に沿う仮想基準平面に対して傾斜する方向ではなく、一方の筐体の厚さ方向および長さ方向に沿う仮想基準平面に対して傾斜する方向とする折畳み型携帯無線機が提案されている。
この折畳み型携帯無線機は、厚さ方向にロッドアンテナを引き出さない構成をとるため、厚さ寸法が2つの筐体の厚さ寸法により決定されることになる。
しかしながら、ロッドアンテナが、一方の筐体の側面から幅方向に突出して、折畳み型携帯無線機の幅寸法が大きくなるため、折畳み型携帯無線機の小型化には限界があるという問題があった。
【0006】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、筐体の厚さ方向や幅方向から突出するロッドアンテナの大きさを小さくして、折畳み型携帯無線機の小型化を図ることができる折畳み型携帯無線機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、2つの筐体が回転軸部を中心に互いに折り畳み自在とされ、一方の筐体にロッドアンテナが設けられた折畳み型携帯無線機であって、前記ロッドアンテナが、前記一方の筐体の幅方向端部の折畳み外面であって、かつ前記回転軸部近傍に設けられた引出穴から、前記一方の筐体の厚さ方向および長さ方向に沿う第1の仮想基準平面、および、前記一方の筐体の幅方向および長さ方向に沿う第2の仮想基準平面に対して漸次離間する筐体外側方向に引出し可能に設けられていることを特徴とする折畳み型携帯無線機を提案している。
【0008】
この発明に係る携帯端末装置によれば、ロッドアンテナの引出し方向が、一方の筐体の第1の仮想基準平面および第2の仮想基準平面から漸次離間する方向とされている。このため、第1の仮想基準平面および第2の仮想基準平面に対するロッドアンテナの傾斜角度を少なくしても、2つの筐体が互いに開かれた状態にて、ロッドアンテナを他の筐体に接触させない程度に十分に離間することができる。したがって、ロッドアンテナが一方の筐体の厚さ方向および幅方向に突出する大きさを小さくすることが可能となる。
また、この傾斜角度を少なくしても、ロッドアンテナを引き出した際に、他の筐体の内部に設けられる金属製部品から受ける電気的影響を少なくすることができる。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の折畳み型携帯無線機において、前記一方の筐体と他方の筐体とが互いに開いた状態にて、該他の筐体の折畳み外面のうち、前記ロッドアンテナが引き出される領域周辺部に面取りがなされていることを特徴とする折畳み型携帯無線機を提案している。
【0010】
この発明によれば、他の筐体の折畳み外面のうち、ロッドアンテナが引き出される領域の周辺部に面取りがなされているため、第1の仮想基準平面および第2の仮想基準平面に対するロッドアンテナの傾斜角度をさらに少なくして、ロッドアンテナが一方の筐体の厚さ方向および幅方向に突出する大きさをより小さくできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1から図4はこの発明に係る一実施形態を示す。ここで説明する実施の形態は、この発明を折畳み型携帯電話機に適用した場合のものである。図1において、この実施の形態に係る折畳み型携帯電話機(折畳み型携帯無線機)1は、第1の筐体(一方の筐体)2と第2の筐体(他方の筐体)3とをヒンジ部(回転軸部)4により互いに回動自在に連結してなるものである。第1の筐体2の内面5には通話キー、終話キー等の各種の操作キー6およびマイクロフォン7が設けられており、第2の筐体3の内面8には表示部9およびスピーカ10が設けられている。
【0012】
また、第1の筐体2の基端部2a側には、アンテナ部11が設けられており、このアンテナ部11は、図2に示すように、ロッドアンテナ12とアンテナ収容部13とから構成されている。
ロッドアンテナ12は、アンテナ収容部13から引出し可能に構成されており、アンテナ本体12aの先端に操作用の頭部12bを形成してなるものである。アンテナ本体12aは、頭部12bを把持して操作することにより伸縮するものであるが、アンテナ本体12aをアンテナ収容部13内に収容した際に、頭部12bが外部に露出するようになっている。このロッドアンテナ12の引出し方向は、後述するアンテナ収容部13の収容穴に沿って、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dから第1の筐体2の外方側に離間する方向となっている。
【0013】
アンテナ収容部13は、収容穴(引出穴)13aを有する筒状の保持部13bからなり、保持部13bは、第1の筐体2の基端部2a側、かつ、幅方向の端部2bに形成されている。収容穴13aは、アンテナ本体12aを収容するための穴であり、第1の筐体2の基端部2aから、第1の筐体2の長さ方向に向けて形成されると共に、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dから漸次離間する方向に向けて形成されている。
【0014】
すなわち、ロッドアンテナ12の伸長時には、ロッドアンテナ12の頭部12bが第2の筐体3の側面(第1の仮想基準平面)2c、および、内面5の反対側にあたる外面(第2の仮想基準平面)2dから離間し、収納時には、アンテナ本体12aがアンテナ収容部13に収容される構成となっている。
【0015】
第2の筐体3の基端部3aには、図3,4に示すように、第1、第2の筐体2,3が互いに閉じられた状態にて、ヒンジ部4側に延在する突出部3bが形成されており、この突出部3b内部にも電子部品が搭載されている。また、第1の筐体2の基端部2aには、凹部2eが形成されている。
突出部3bは、図2に示すように、第1の筐体2の他の部分よりも小さい幅寸法を有しており、第1、第2の筐体2,3が互いに開かれた状態で、凹部2eに入り込むようになっている。
【0016】
第2の筐体3の外面(折畳み外面)3dのうち、アンテナ部11の頭部12bが位置する領域の周辺部3eは、第2の筐体3の厚さ方向に面取りがなされており、ロッドアンテナ12の収納時に頭部12bが、第2の筐体3の外面3dに接触しないようになっている。
【0017】
以下、上記のように構成された折畳み型携帯電話機1の使用方法について説明する。
この折畳み型携帯電話機1は、携行時には、図3に示すように、第1の筐体2に対して第2の筐体3が閉じられた状態となっている。この状態から、例えば着信信号を受信して通話を行う場合には、携帯電話機1の操作者が、図2に示すように、通話をするために第1の筐体2に対して第2の筐体3を開くと共に、ロッドアンテナ12を引き出す。そして、操作者が、所定の操作キー6を押圧し、マイクロフォン7およびスピーカ10を利用して通話を開始する。
【0018】
なお、第1の筐体2に対して第2の筐体3を開いた状態では、第2の筐体3の突出部3bが第1の筐体2の凹部2eに入り込むため、折畳み型携帯電話機1の操作が容易となる程度に、第1の筐体2と第2の筐体3とを互いに開くことができる。
【0019】
また、例えば、電子メールを送信する場合には、操作者が、第1の筐体2に対して第2の筐体3を開いた状態にする。そして、所定の操作キー6を押圧して文章を作成し、表示部9において文章を確認する。その後、ロッドアンテナ12を引き出すと共に、所定の操作キー9を押圧して、電子メールを無線基地局に送信する。
【0020】
上記の携帯電話機1の操作において、ロッドアンテナ12の引出し操作は、頭部12bを把持してロッドアンテナ12を引き出すことにより行う。この際のロッドアンテナ12の引出し方向は、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dに対して漸次離間する方向となる。
このため、第1の筐体2に対して第2の筐体3を開いている状態では、図2に示すように、ロッドアンテナ12が第2の筐体3の側面3cから漸次離間し、かつ、外面3dからも漸次離間する方向に位置することになる。すなわち、ロッドアンテナ12が、第2の筐体3の側面3cや外面3dから遠ざかることになる。
【0021】
したがって、無線通信を行う際に、引き出されたロッドアンテナ12が第2の筐体3に接触することがなく、また、第2の筐体3に設けられた表示部9やスピーカ10等の金属製部品を含む部材が、第2の筐体3の側面3cや外面3d近傍に配置されていても、ロッドアンテナ12が金属製部品から電気的影響を受けることを少なくできる。
【0022】
通話や電子メールの送信が終了した際には、操作者が、図3に示すように、第1の筐体2に対して第2の筐体3を閉じると共に、頭部12bを把持してアンテナ本体12aを収容穴13aに押し込むように押圧して収容し、ロッドアンテナ12がアンテナ収容部13に収容された状態にする。この状態では、頭部12bは外部に露出して位置している。
【0023】
ロッドアンテナ12を収容部13に収納している状態でも、収容穴13bに位置するアンテナ本体12aの向きは、前述と同様に、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dに対して漸次離間する方向となっている。
このため、第1の筐体2に対して第2の筐体3を閉じた状態において、通話の着信信号や電子メールの受信が行われる際に、第1の筐体2および第2の筐体3の基端部2a,3aの内部に金属製部品が配置されていても、ロッドアンテナ12が金属製部品から電気的影響を受けることを少なくできる。
【0024】
上記のように、この携帯電話機1によれば、ロッドアンテナ12の引出し方向が、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dから漸次離間する方向とされている。このため、側面2cおよび外面2dに対するロッドアンテナ12の傾斜角度を少なくしても、2つの筐体2,3が互いに開かれた状態にて、ロッドアンテナ12を第2の筐体3に接触させない程度に十分に離間することができる。
したがって、ロッドアンテナ12が第1の筐体2の厚さ方向および幅方向に突出する大きさを小さくして、折畳み型携帯電話機1の厚さ寸法および幅寸法を小さくすることができ、折畳み型携帯無線機1の小型化を図ることが可能となる。
【0025】
また、第2の筐体3の外面3dのうち、アンテナ部11の頭部12bの領域の周辺部3eは、第2の筐体3の厚さ方向に面取りがなされているため、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dに対するロッドアンテナ12の傾斜角度をさらに少なくして、ロッドアンテナ12が第1の筐体2の厚さ方向および幅方向に突出する大きさをより小さくできる。したがって、折畳み型携帯無線機1の小型化をさらに図ることが可能となる。
【0026】
さらに、ロッドアンテナ12の引出し方向が、第1の筐体2の側面2cおよび外面2dから漸次離間する方向とされているため、金属製部品から受ける電気的影響を少なくして、外部機器との間で無線通信を行う際に、ロッドアンテナ12の感度を良好な状態に保持することができる。
【0027】
また、第2の筐体3には、第1、第2の筐体2,3が互いに閉じられた状態にて、ヒンジ部4に重ねるように突出部3bが形成されているため、折畳み型携帯電話機1の全長を伸ばすことなく、第2の筐体3の容積を増加することができる。したがって、表示部9の寸法の拡大を図ることができると共に、カメラ等の機器類の追加を容易に行うことができる。
【0028】
なお、上記の実施の形態においては、折畳み型携帯電話機1に限ることはなく、例えば、2つの筐体が、互いの厚さ方向に軸線を有する回転軸により、折り畳み自在に連結された折畳み型携帯電話機であってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、ロッドアンテナが、一方の筐体の厚さ方向および幅方向に突出する大きさを小さくすることができるため、折畳み型携帯無線機の厚さ寸法および幅寸法を小さくして、折畳み型携帯無線機の小型化を図ることが可能となる。
また、この傾斜角度を少なくしても、ロッドアンテナを引き出した際に、他の筐体の内部に設けられる金属製部品から受ける電気的影響を少なくすることができるため、ロッドアンテナの感度を良好に保持することができる。
【0030】
また、請求項2に係る発明によれば、他の筐体の折畳み外面のうち、ロッドアンテナが引き出される領域周辺部に面取りがなされているため、ロッドアンテナが一方の筐体の厚さ方向および幅方向に突出する大きさをより小さくして、折畳み型携帯無線機の小型化をさらに図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る折畳み型携帯電話機において、第1の筐体と第2の筐体とを相互に開いた状態を示す平面図である。
【図2】図1の折畳み型携帯電話機において、第1の筐体と第2の筐体とを相互に開いた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】図1の折畳み型携帯電話機において、第1の筐体と第2の筐体とを相互に閉じた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】図1の折畳み型携帯電話機において、第1の筐体と第2の筐体とを相互に閉じた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 折畳み型携帯電話機(折畳み型携帯無線機)
2 第1の筐体(一方の筐体)
2c 側面(第1の仮想基準平面)
2d 外面(第2の仮想基準平面)
3 第2の筐体(他方の筐体)
3d 外面(折畳み外面)
3e 周辺部
4 ヒンジ部(回転軸部)
12 ロッドアンテナ
13a 収容穴(引出穴)
Claims (2)
- 2つの筐体が回転軸部を中心に互いに折り畳み自在とされ、一方の筐体にロッドアンテナが設けられた折畳み型携帯無線機であって、
前記ロッドアンテナが、前記一方の筐体の幅方向端部の折畳み外面であって、かつ前記回転軸部近傍に設けられた引出穴から、前記一方の筐体の厚さ方向および長さ方向に沿う第1の仮想基準平面、および、前記一方の筐体の幅方向および長さ方向に沿う第2の仮想基準平面に対して漸次離間する筐体外側方向に引出し可能に設けられていることを特徴とする折畳み型携帯無線機。 - 前記一方の筐体と他方の筐体とが互いに開いた状態にて、該他の筐体の折畳み外面のうち、前記ロッドアンテナが引き出される領域の周辺部に面取りがなされていることを特徴とする請求項1に記載の折畳み型携帯無線機。
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JP2002184400A JP2004032272A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 折畳み型携帯無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002184400A JP2004032272A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 折畳み型携帯無線機 |
Publications (1)
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Cited By (1)
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-
2002
- 2002-06-25 JP JP2002184400A patent/JP2004032272A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2006090793A1 (ja) * | 2005-02-23 | 2006-08-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | アンテナ装置及び携帯無線機 |
US7876271B2 (en) | 2005-02-23 | 2011-01-25 | Panasonic Corporation | Antenna unit and portable radio apparatus |
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