JP2004032235A - 遠隔制御システムまたはアダプタ装置 - Google Patents

遠隔制御システムまたはアダプタ装置 Download PDF

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JP2004032235A JP2002183911A JP2002183911A JP2004032235A JP 2004032235 A JP2004032235 A JP 2004032235A JP 2002183911 A JP2002183911 A JP 2002183911A JP 2002183911 A JP2002183911 A JP 2002183911A JP 2004032235 A JP2004032235 A JP 2004032235A
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Masafumi Nakagawa
中川 雅文
Yoshio Horiike
堀池 良雄
Yoshishige Yoshikawa
吉川 嘉茂
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】携帯端末装置にアダプタ装置を付け容易に宅内の電気機器を制御する。
【解決手段】携帯端末装置7は、アダプタ装置8から送信される接続手順に基づき制御装置6に接続し、電気機器10の制御内容を表示手段と選択手段を用いて選択し、制御装置6はこの選択された制御内容に対応する制御電文を電気機器10に送信することにより、アダプタ装置8を用いて携帯端末装置7から電気機器10を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内に設置された電気機器に外部から手軽にアクセスし制御できるようにした遠隔制御システムまたはアダプタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遠隔制御システムとしては、例えば、特開平11−234926号公報に記載されているようなものがあった。図10は、前記公報に記載された従来の遠隔制御システムを示すものである。
【0003】
図10において、1はPHS無線電話機、2は通信ネットワーク、3はPHS無線電話機、4はコンピュータ部、5は室内機器である。使用者が室内機器5を制御する場合、PHS無線電話機1のプッシュボタンを操作して、通信ネットワーク2を介して自宅のPHS無線電話機3に電話をかけると、PHS無線電話機1とPHS無線電話機3が双方向通信状態となる。コンピュータ部4はこの電話を受け付け、通信データ入力待ち状態となる。ここで例えばPHS無線電話機1から室内機器5の電源を「オン」にするための制御データ「ID01sオン」を送信すると、コンピュータ部4がこの通信データの内容を解析し、室内機器5の電源を「オン」に制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、使用者が電気機器を制御する場合、PHS無線電話機のプッシュボタンを操作して制御データを送信しなければならないので、使用者は電気機器の制御内容に対応する制御手順やコマンド、制御データを覚えておく必要がある、また電話機のプッシュボタンを利用して手で入力するため入力間違い等が発生しやすく非常に使い難いという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電気機器に外部から手軽にアクセスできかつセキュリティを確保しつつその電気機器を制御できるようにした遠隔制御システムまたはアダプタ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の遠隔制御システムまたはアダプタ装置は、電気機器を制御する制御装置とネットワーク網で接続して前記電気機器を遠隔制御する携帯端末装置と、前記携帯端末装置と前記制御装置との接続手順のプログラムを記憶してこの手順によって前記携帯端末装置に接続し前記電気機器の制御内容を表示し選択させて遠隔制御させるアダプタ装置とからなる。
【0007】
これによって前記アダプタ装置は前記携帯端末装置に着脱可能な構成とした前記アダプタ装置により前記電気機器を制御する。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、電気機器を制御する制御装置とネットワーク網で接続して前記電気機器を遠隔制御する携帯端末装置と、前記携帯端末装置と前記制御装置との接続手順のプログラムを記憶してこの手順によって前記携帯端末装置に接続し前記電気機器の制御内容を表示し選択させて遠隔制御させるアダプタ装置とからなり、前記携帯端末装置に着脱可能な構成とした前記アダプタ装置により前記電気機器を制御する。使用者が電気機器を制御する場合、無線電話機等のプッシュボタンを操作して制御データを送信する必要がなく、また携帯端末装置の画面等の表示手段から制御したい電気機器の制御内容を選択できるため、電気機器の制御内容に対応する制御データを覚えておく必要がない、また手で入力する必要がないため入力間違い等が発生せず、容易に電気機器を制御できる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、携帯端末装置と制御装置との接続手順のプログラムを記憶してこの手順によって前記携帯端末装置に接続し電気機器の制御内容を表示させ選択させて遠隔制御することとなり、使用者が電気機器を制御する場合、無線電話機等のプッシュボタンを操作して制御データを送信する必要がなく、また携帯端末装置の画面等の表示手段から制御したい電気機器の制御内容を選択できるため、電気機器の制御内容に対応する制御データを覚えておく必要がない、また手で入力する必要がないため入力間違い等が発生せず、容易に電気機器を制御できる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、電気機器を制御する制御装置とネットワーク網で接続して前記電気機器を遠隔制御する携帯端末装置と、前記携帯端末装置と前記制御装置との接続手順のプログラムを記憶してこの手順によって前記携帯端末装置に接続し前記電気機器の制御内容を表示させ選択させて遠隔制御させるアダプタ装置とからなり、前記携帯端末装置に着脱可能な構成とした前記アダプタ装置により前記電気機器を制御することとなり、使用者が電気機器を制御する場合、無線電話機等のプッシュボタンを操作して制御データを送信する必要がなく、また携帯端末装置の画面等の表示手段から制御したい電気機器の制御内容を選択できるため、電気機器の制御内容に対応する制御データを覚えておく必要がない、また手で入力する必要がないため入力間違い等が発生せず、容易に電気機器を制御できる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、認証のために必要な認証番号を記憶した認証手段Aを有することにより、通信時に携帯端末装置から送信される認証番号と、前記認証手段Aに記憶された前記認証番号を照合することができるので、インターネット等のネットワーク網を用いる場合でもセキュリティを確保し電気機器を制御することができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、通信データを暗号化および復号化するために必要な暗号番号を記憶した暗号手段Aを有することにより、前記暗号番号を用いて通信データの暗号化および復号化を行うことができるので、ネットワーク網であるインターネット等のネットワーク網を用いる場合でもセキュリティを確保し電気機器を制御することができる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、IPアドレスを用いて通信を行う時に使用するポート番号を記憶したポート番号記憶手段Aを有することにより、ネットワーク網を介さずアダプタ装置と通信可能な構成とすることにより、前記ポート番号は前記アダプタ装置と通信することで自動的に決定されるので、ポート番号を使用者が自らを入力する必要がなく、ポート番号を忘れたりポート番号を間違えることにより電気機器を制御できなくなるこがなく、使い勝手の向上を図ることができ、かつポート番号を頻繁に容易に変更することができるので、より一層セキュリティを確保し電気機器を制御することができる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、エコーネット規格に準拠したセキュア通信手段Aを有することにより、前記セキュア通信手段Aを用いてアダプタ装置と通信を行うので、セキュリティをより向上させ電気機器を制御することができ、かつ通信仕様が世の中に公開されているので異なるメーカー間でも通信が可能となりシステムの拡張性が高まる、また新たに仕様を作成する必要がないため開発コストの低減、開発期間の短縮を図ることができる。
【0015】
請求項8に記載の発明は、携帯端末装置の動作を制御する操作手段Cを有することにより、携帯端末装置が備えている操作部を操作する必要がないため、使用者は携帯端末装置のメーカーや機種を変えても操作に迷うことがなく容易に操作でき、使い勝手の向上を図ることができる。
【0016】
請求項9に記載の発明は、操作手段Cは携帯端末装置への接続するタイミングを制御することにより、スイッチ手段Cを操作することにょり制御装置に接続されるので、使用者の使い方に合わせて任意の時間に制御装置に接続することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
【0017】
請求項10に記載の発明は、操作手段Cは電気機器の制御内容を選択できるとし、前記操作手段Cを用いて前記電気機器の制御内容を選択することにより、携帯端末装置における選択手順Bを用いることなく、前記電気機器を制御できるので、電気機器を制御するため携帯端末装置が備えているキー操作等の操作が必要なくなり、簡単に電気機器を制御することができる。
【0018】
請求項11に記載の発明は、認証のために必要な認証番号を記憶した認証手段Cを有することにより、通信時に携帯端末装置から送信される認証番号と、前記認証手段Aに記憶された前記認証番号を照合することができるので、インターネット等のネットワーク網を用いる場合でもセキュリティを確保し電気機器を制御することができる。
【0019】
請求項12に記載の発明は、ネットワーク網を介さず制御装置と通信可能な構成とし、認証番号を使用者が自らを入力や設定する必要がなく、認証番号は前記制御装置と通信することで自動的に決定されるので、認証番号を忘れたり認証番号を間違えることにより電気機器を制御できなくなるこがなくなり使い勝手の向上を図ることができ、かつ認証番号を頻繁に容易に変更することができ、桁数が多く複雑な認証番号を扱うことも容易となるので、より一層セキュリティを確保し電気機器を制御することができる。
【0020】
請求項13に記載の発明は、認証手段Cは認証番号を複数記憶することにより、通信毎に前記認証手段Cに記憶された前記認証番号を切り替えることができるので、セキュリティをより向上させ電気機器を制御することができる。
【0021】
請求項14に記載の発明は、通信データの暗号化および復号化するために必要な暗号番号を記憶した暗号手段Cを有することにより、前記暗号番号を用いて通信データの暗号化および復号化を行うことができるので、インターネット等のネットワーク網を用いる場合でもセキュリティを確保し電気機器を制御することができる。
【0022】
請求項15に記載の発明は、ネットワーク網を介さずアダプタ装置と通信可能な構成とすることにより、暗号番号は前記制御装置と通信することで自動的に決定されるきるので、暗号番号を忘れたり暗号番号を間違えることにより電気機器を制御できなくなるこがなくなり使い勝手の向上を図ることができ、かつ暗号番号を容易に頻繁に変更することができ、桁数が多く複雑な暗号番号を扱うことも容易となるので、より一層セキュリティを確保し電気機器を制御することができる。
【0023】
請求項16に記載の発明は、暗号手段Cは暗号番号を複数記憶することにより、通信毎に前記暗号番号を切り替えることができるので、セキュリティをより向上させ電気機器を制御することができる。
【0024】
請求項17に記載の発明は、ネットワーク網を用いて通信を行う時に使用するポート番号を記憶したポート番号記憶手段Cを有することにより、ネットワーク網を介さず制御装置と通信可能な構成とすることにより、前記ポート番号は前記アダプタ装置と通信することで自動的に決定されるができるので、ポート番号を使用者が自らを入力する必要がなく、ポート番号を忘れたりポート番号を間違えることにより電気機器を制御できなくなるこがなくなり使い勝手の向上を図ることができ、かつポート番号を頻繁に容易に変更することができるので、より一層セキュリティを確保し電気機器を制御することができる。
【0025】
請求項18に記載の発明は、ポート番号記憶手段Cは使用するポート番号を複数記憶することにより、通信毎に前記ポート番号を切り替えることができるので、セキュリティをより向上させ電気機器を制御することができる。
【0026】
請求項19に記載の発明は、エコーネット規格に準拠したセキュア通信手段Cを有することにより、前記セキュア通信手段Cを用いてアダプタ装置と通信を行うので、セキュリティをより向上させ電気機器を制御することができ、かつ通信仕様が世の中に公開されているので異なるメーカー間でも通信が可能となりシステムの拡張性が高まり、新たに仕様を作成する必要がないため開発コストの低減、開発期間の短縮を図ることができる。
【0027】
請求項20に記載の発明は、メールを受信するメール受信手段Cを有し、制御装置はメールを送信するメール送信手段Aを有することにより、前記制御装置からIP通信手段Aと前記メール送信手段Aを用いて送信された前記制御装置のIPアドレスを含むメールを受信することにより、前記制御装置のIPアドレスを取得するので、制御装置におけるIPアドレスが変更された場合でもアダプタ装置から制御装置を介して電気機器を制御することができる。
【0028】
請求項21に記載の発明は、制御装置はメールを受信するメール受信手段Aを有し、制御手段Cの制御により携帯端末装置が有するIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段Cと、メールを送信するメール送信手段Cを有することにより、前記メール送信手段Cを用いて前記IPアドレス取得手段Cで取得した前記携帯端末装置のIPアドレスを含んだメールを前記制御装置に送信するので、携帯端末装置におけるIPアドレスが変更された場合でも電気機器の状態を制御装置から携帯端末装置に報知することができる。
【0029】
請求項22に記載の発明は、通信手段Cは携帯端末装置における通信手段Bと無線を用いて情報を交信することにより、アダプタ装置の配置場所について使用上の制約を受け難いので、使い勝手の向上を図ることができる。
【0030】
請求項23に記載の発明は、無線で通信を行う無線通信手段Cを有することにより、携帯端末装置およびネットワーク網を介さず、前記無線通信手段Cを用いて制御装置と無線で情報を交信することができるので、宅内等のアダプタ装置と制御装置が無線で通信可能なエリアに存在する場合は、ネットワーク網を介さないため電気機器を制御するまでの時間を短縮でき、かつネットワーク網接続時に料金が生じる場合、これらの料金を節約することができる。
【0031】
請求項24に記載の発明は、制御装置における制御内容記憶手段Aに代わり、アダプタ装置が電気機器を制御する内容を記憶した制御内容記憶手段Cを有することにより、携帯端末装置は電気機器を制御する内容を取得する際にはネットワーク網を介して制御装置にアクセスする必要がなくなるので、電気機器を制御する内容の表示時間の短縮を図ることができ、電気機器を制御するまでの時間を短縮できる。
【0032】
本発明の請求項25にかかるプログラムは、請求項4〜7のいずれか1項記載の制御装置の手段の全てもしくは一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムなので、汎用のプログラムやサーバーやマイクロコントローラ(CPU)を用いて本発明の制御装置の一部あるいは全てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布が簡単にできる。
【0033】
本発明の請求項26にかかるプログラムは、請求項2または請求項8〜24のいずれか1項記載のアダプタ装置の手段の全てもしくは一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムなので、汎用のプログラムやサーバーやマイクロコントローラ(CPU)を用いて本発明の制御装置の一部あるいは全てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布が簡単にできる。
【0034】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照にしながら説明する。
【0035】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例における遠隔制御システム図を示すもである。
【0036】
図1において、10は室内に設置された電気機器、6は制御装置、7は携帯端末装置、8はアダプタ装置、9はIPアドレスを用いて通信を行うネットワーク網すなわちIP網である。制御装置6および携帯端末装置7はそれぞれIP網に接続できる機能を有しており、IPアドレスを用いて通信を行っている。電気機器10は制御装置6からの制御電文を受信することにより制御される。また携帯端末装置7とアダプタ装置8は着脱可能な構成となっている。
【0037】
図2は制御装置6のブロック、図3は携帯端末装置7およびアダプタ装置8のブロック図を示すものである。
【0038】
図2において、11は携帯端末装置7とIP網9を介してIPアドレスを用い通信を行うIP通信手段A、12は電気機器を制御するための制御内容を記憶した制御内容記憶手段A、13はIP通信手段A11で受信した電文を制御内容記憶手段A12に記憶された内容に基づき解析する電文解析手段A、14は電気機器10と通信を行う通信手段A、15は前記各手段を制御する制御手段Aである。
【0039】
図3における携帯端末装置7において、16は制御装置6とIP網9を介してIPアドレスを用いて制御装置6と通信を行うIP通信手段B、17は制御内容記憶手段A12に記憶された内容を表示する表示手段B、18は表示手段B17に表示された内容を選択する選択手段B、19はアダプタ装置8と通信する通信手段B、20は前記各手段を制御する制御手段Bである。アダプタ装置8において、21は制御装置6への接続の手順プログラムを記憶する接続手順記憶手段C、22は携帯端末装置7と通信を行う通信手段C、23は前記各手段を制御する制御手段Cである。
【0040】
図4は実施例の動作を示す通信シーケンスである。
【0041】
以上のように構成された遠隔制御システムについて、以下その動作、作用を説明する。まずアダプタ装置8から携帯端末装置7、IP網9および制御装置6を介して電気機器10を制御する方法について説明する。アダプタ装置8が携帯端末装置7に接続されると、アダプタ装置8における制御手段C23が通信手段C22を用いて携帯端末装置7に接続されたこと検出する。そして接続手順記憶手段C21に記憶された接続の手順プログラムを携帯端末装置7に出力する。ここでは、接続先の制御装置6のIPアドレス(URL)と制御装置6から取得した情報を表示する旨の信号を出力する(s1)。携帯端末装置7における制御手段B20は通信手段B19を介してこの信号を受信すると、この信号に基づきIP網9を介して制御装置6に接続要求を送信する(s2)。
【0042】
制御装置6における制御手段A15はIPアドレス通信手段A11を介して送信先IPアドレスが自装置のIPアドレスと一致した場合はこの接続要求の受信を行い、IPアドレス通信手段A11を用いてIP網9を介して制御内容記憶手段A12に記憶されている例えば、HTML言語で記述された電気機器10の制御できる内容を携帯端末装置7に返信する(s3)。携帯端末装置7は制御手段B20の制御により通信手段B19を介してこの返信を受信し、制御手段B20が表示手段B17を用いてHTML形式の言語を表示できるブラウザ等を使用して表示する(s4)。そして使用者は選択手段B18を用いてこの表示手段B17に表示された電気機器10の制御内容から制御したい項目を選択する(s5)。そして制御手段B20はこの選択された内容を前述と同様に制御装置6に送信する(s6)。制御装置6における制御手段A15はこの電文の内容を電文解析手段A13と制御内容記憶手段A12とを用いて解析、制御内容を解析する(s7)。そして通信手段A14を用いてこの制御内容を含んだ制御電文を無線で電気機器10に対して送信することにより電気機器10を制御する(s8)。
【0043】
従って、使用者が電気機器10を制御する場合、無線電話機等のプッシュボタンを操作して制御データを送信する必要がなく、また携帯端末装置7の画面等の表示手段B17から制御した電気機器10の制御内容を選択できるため、電気機器10の制御内容に対応する制御データを覚えておく必要がない、また手で入力する必要がないため入力間違い等が発生せず、容易に電気機器10を制御できる。
【0044】
なお、制御装置6における制御内容記憶手段A12に記憶しておく電気機器10の制御内容に関しては、あらかじめパソコンや設定機などから設定しておく方法や、制御装置6が電気機器10からメーカー名や品番等の電気機器10を識別できる情報を取得し、IP網9から自動的に取得する方法や使用者の要望に応じてサービスセンターから制御内容記憶手段A12に記憶されている内容を更新する方法等が考えられる。
【0045】
なお、本実施例では、携帯端末装置7から制御装置6を用いて電気機器10を制御する場合について説明したが、電気機器10の状態を制御装置6から携帯端末装置7に送信することも同様に実施することができる。
【0046】
なお、本実施例では携帯端末装置7がすでにIP網9に接続されているとして説明したが、まだIP網9に接続されておらずダイアルアップを用いて接続する場合は、アダプタ装置8から携帯端末装置7にダイアルNo、ユーザーIDおよびパスワードを送出することにより自動的に携帯端末装置7がIP網9に接続するようにすることもできる。また、携帯端末装置7にあらかじめダイアルNo、ユーザーIDおよびパスワードが記憶されている場合は、アダプタ装置8は携帯端末装置7に対してそれらを用いてIP網9に接続する旨の信号を送出することにより携帯端末装置7がIP網9に接続するようにすることもできる。
【0047】
また、図5において24は操作手段Cである。図5に示すように、アダプタ装置8に操作手段C24をもうけることにより、制御手段C23が操作手段C24からの信号を受信することで図4におけるs1で示す動作を開始するようにすることもできる。このことにより操作手段C24を操作したときのみ制御装置6に接続されるので、使用者の使い方に合わせて任意の時間に制御装置6に接続することができる。
【0048】
また、図6の通信シーケンスに示すように、アダプタ装置8における操作手段C24により制御内容を選択し(s9)し、制御手段C23は通信手段C22を用いて図4の(s1)で示した制御装置6のURL(IPアドレス)に接続する旨の信号および(s6)で示した電気機器10を制御する内容を含んだ信号の両方を携帯端末装置7に送信する(s10)。そして、その情報が携帯端末装置7からIP網9を介して制御装置6に送信され(s11)、前述と同様に制御装置6は電気機器10を制御する(s7,s8)。このことにより、携帯端末装置7を操作することなく操作手段C24を操作するだけで電気機器10を制御できるので、電気機器10を制御するためのキー操作等の必要がなくなり、簡単に電気機器10を制御することができる。
【0049】
また、操作手段C24に携帯端末装置7やアダプタ装置8の電源のON/OFF、携帯端末装置7から制御装置6への接続の禁止/解除、携帯端末装置7やアダプタ装置8の低消費電力モードへの移行/解除等の機能を持たせることができる。
【0050】
なお、先に述べた制御内容としては、電気機器10への状態設定(電源のON/OFF等)、現在の電気機器10の状態取得(エアコンなら、設定温度等)、また同様に制御装置6への状態設定や電気機器10の制御履歴が考えられる。
【0051】
(実施例2)
図7は、本発明の第2の実施例における遠隔制御システムにおける制御装置6のブロック図を示し、図8は携帯端末装置7およびアダプタ装置8のブロック図を示すものである。実施例1と同一符号は同一機能を有し、実施例1と異なるところは、制御装置6およびアダプタ装置8にそれぞれ認証のために必要な認証番号を記憶する認証手段A25および認証手段C26を設けた点である。そのほかの異なるところ手段については後述する。
【0052】
図9は実施例の動作を示す通信シーケンスである。
【0053】
以上のように構成された遠隔制御システムについて、以下その動作、作用を説明する。図9において(s1)、(s2)は図4における実施例1と同様の動作であるが、(s12)の部分が異なる。つまり制御装置6は携帯端末装置7からの接続要求を受信すると、制御装置6における制御手段A15はIPアドレス通信手段A11を介して送信先IPアドレスが自装置のIPアドレスと一致した場合はこの接続要求の受信を行い、まずIPアドレス通信手段A11を用いてIP網9を介して認証番号要求電文を携帯端末装置7に返信する(s12)。そしてこの認証番号要求電文はアダプタ装置8に送信され、アダプタ装置8はこの認証番号要求電文を制御手段C23の制御により通信手段C22を介して受信する(s13)。そしてこの電文に対して認証番号を含んだ応答電文を携帯端末装置7およびIP網9を介して制御装置6に対して送信する(s14、s15)。制御装置6における制御手段A15は認証手段A25を用いて、この認証番号があらかじめ認証手段A25に記憶されている認証番号と一致するか否かを判定し、一致した場合は以降実施例1と同様の動作をする。従ってインターネット等のIP網を用いる場合でもセキュリティを確保し電気機器10を制御することができる。
【0054】
なお、本実施例では、(s14)でアダプタ装置8が認証番号を送信するとしたが、図9における(s1)で認証番号を携帯端末装置7に送信しておき、(s14)は携帯端末装置7が行うようにすることもできる。また、(s1)でIPアドレスと一緒に認証番号を送信するようにすることもできる)。
【0055】
なお、本実施例では、認証番号を用いて動作を説明したが、認証のための認証手順をあらかじめ決めておき、この手順を踏んだときのみ制御装置6が(s3)の動作に移行できるようにすることもできる。
【0056】
なお、認証手段A25および認証手段C26に記憶しておく、認証番号または認証手順を記憶させる方法として、あらかじめパソコンや設定機などから設定しておく方法が考えられる。
【0057】
また、認証手段A25および認証手段C26に記憶しておく、認証番号または認証手順を記憶させる方法として、アダプタ装置8はIP網9を介さず制御装置6と通信可能な構成、例えば制御装置6と着脱可能な構成とし、アダプタ装置8が制御装置6に接続されたときに、アダプタ装置8における制御手段C23は制御装置6に接続されたことを検出し、通信手段C22を用いて認証手段C26に記憶された認証番号や認証手順を自動的に制御装置6に送信することもできる。
【0058】
逆に制御装置6からアダプタ装置8に対して認証番号や認証手順を自動的に送信するようにすることもできる。またアダプタ装置8や制御装置6が乱数等を用いて自装置内で認証番号や認証手順を作りだすようにすることもできる。
【0059】
従って、認証番号または認証手順を忘れたり認証番号または認証手順を間違えることにより、電気機器10を制御できなくなるこがなくなり、使い勝手の向上を図ることができ、かつ認証番号または認証手順を頻繁に容易に変更することができ、桁数が多く複雑な認証番号を扱うことも容易となるので、セキュリティを確保し電気機器10を制御することができる。
【0060】
また、認証手段C26および認証手段A25は認証番号または認証手順を複数記憶するとすることにより、通信毎に認証手段C26および認証手段A25に記憶された認証番号または認証手順を切り替えるように構成することもでき、セキュリティをより向上させ電気機器10を制御することもできる。
【0061】
なお、認証番号としてはアダプタ装置8、制御装置6、携帯端末装置7および電気機器10が有する製造番号や携帯端末装置7が有する電話番号、クレジットカード番号、ガス、電気および水道検針の際に用いられるお客様番号を用いることが考えられる。
【0062】
(実施例3)
図7は、本発明の第3の実施例における遠隔制御システムにおける制御装置6のブロック図を示し、図8は携帯端末装置7およびアダプタ装置8のブロック図を示すものである。実施例1と同一符号は同一機能を有し、実施例1と異なるところは、制御装置6およびアダプタ装置8にそれぞれ通信データを暗号化するために必要な暗号番号を記憶した暗号手段A27および暗号手段C28を設けた点である。そのほかの異なるところ手段については後述する。
【0063】
以上のように構成された遠隔制御システムについて、以下その動作、作用を説明する。実施例1における図4の(s1)において、アダプタ装置8における制御手段C23が通信手段C22を用いて接続手順記憶手段C21に記憶された接続の手順プログラムを携帯端末装置7に出力する際に、アダプタ装置8における制御手段C23は、暗号手段C28に記憶された通信データを暗号化するために必要な暗号番号も合わせて通信手段C22を用いて携帯端末装置7に出力する。そして携帯端末装置7から制御装置6に送信される電文(s2やs6など)は先の暗号番号に基づき暗号化される。一方制御手段A15は暗号手段A27に記憶された暗号番号に基づき受信した電文(s2やs6など)を復号化する。よってセキュリティをより向上させた遠隔制御システムを構築することができる。
【0064】
なお、本実施例では、暗号番号を用いて動作を説明したが、同様に暗号化や復号化のための暗号手順を送信するようすることもできる。
【0065】
なお、本実施例では、携帯端末装置7が暗号化するとしたが、携帯端末装置7が暗号化するのと同様にアダプタ装置8が暗号化するようにすることもできる。
【0066】
なお、本実施例では、携帯端末装置7から制御装置6への通信について説明したが、制御装置6から携帯端末装置7またはアダプタ装置8への通信についても同様に実施することができる。
【0067】
なお、暗号化の方法としてSSLやDES等が考えられる。
【0068】
なお、暗号手段A27および暗号手段C28に記憶しておく、暗号番号または暗号手順を記憶させる方法として、あらかじめパソコンや設定機などから設定しておく方法が考えられる。
【0069】
また、暗号手段A27および暗号手段C28に記憶しておく、暗号番号または暗号手順を記憶させる方法として、アダプタ装置8はIP網9を介さず制御装置6と通信可能な構成、例えば制御装置6と着脱可能な構成とし、アダプタ装置8が制御装置6に接続されたときに、アダプタ装置8における制御手段C23は制御装置6に接続されたことを検出し、通信手段C22を用いて暗号手段C28に記憶された暗号番号または暗号手順を自動的に制御装置6に送信することもできる。逆に制御装置6からアダプタ装置8に対して暗号番号または暗号手順を自動的に送信するようにすることもできる。またアダプタ装置8や制御装置6が乱数等を用いて自装置内で暗号番号または暗号手順を作りだすようにすることもできる。
【0070】
従って、暗号番号または暗号手順を忘れたり暗号番号または暗号手順を間違えることにより、電気機器10を制御できなくなるこがなくなり、使い勝手の向上を図ることができ、かつ暗号番号または暗号手順を頻繁に容易に変更することができるので、セキュリティをより向上させた遠隔制御システムを構築することができる。
【0071】
また、暗号手段C28および暗号手段A27は暗号番号または暗号手順を複数記憶するとすることにより、通信毎に暗号手段C28および暗号手段A27に記憶された暗号番号または暗号手順を切り替えるように構成することもでき、セキュリティをより向上させさせた遠隔制御システムを構築することができる。
【0072】
なお、暗号番号としてアダプタ装置8、制御装置6および携帯端末装置7が有する製造番号や携帯端末装置7が有する電話番号を用いることもできる。
【0073】
また、図7において29はセキュア通信手段A、図8において30はセキュア通信手段Cである。アダプタ装置8および制御装置6は、セキュア通信手段Aおよびセキュア通信手段Cを用いて、アダプタ装置8と制御装置6間の通信、もしくはアダプタ装置8と電気機器10間の通信時に、先に述べたような認証や暗号化をエコーネット規格におけるセキュリティの仕様であるセキュア通信の規定に準拠して通信を行うようにすることもできる。従って前記セキュア通信手段Cを用いてアダプタ装置8と通信を行うので、セキュリティをより向上させ電気機器10を制御することができ、かつ通信仕様が世の中に公開されているので異なるメーカー間でも通信が可能となりシステムの拡張性が高まり、新たに仕様を作成する必要がないため開発コストの低減、開発期間の短縮を図ることができる。
【0074】
(実施例4)
図7は、本発明の第4の実施例における遠隔制御システムにおける制御装置6のブロック図を示し、図8は携帯端末装置7およびアダプタ装置8のブロック図を示すもである。実施例1と同一符号は同一機能を有し、実施例1と異なるところは、制御装置6およびアダプタ装置8にそれぞれIPアドレスを用いて通信を行うためのポート番号を記憶したポート番号記憶手段A31およびポート番号記憶手段C32を設けた点である。そのほかの異なるところ手段については後述する。
【0075】
以上のように構成された遠隔制御システムについて、以下その動作、作用を説明する。実施例1における図4の(s1)において、アダプタ装置8における制御手段C23が通信手段C22を用いて接続手順記憶手段C21に記憶された接続の手順プログラムを携帯端末装置7に出力する際に、アダプタ装置8における制御手段C23は、ポート番号記憶手段C32に記憶されたIPアドレスを用いて通信を行う(例えば、HTTP通信)ためのポート番号も通信手段C22を用いて携帯端末装置7に送信する。そして携帯端末装置7から制御装置6に送信される電文(s2やs6など)には先のポート番号も含まれている。一方、制御手段A15もポート番号記憶手段A31に記憶されたポート番号を用いて通信を行う。
【0076】
ここで、ポート番号記憶手段A31およびポート番号記憶手段C32に記憶しておくポート番号を記憶させる方法として、アダプタ装置8はIP網9を介さず制御装置6と通信可能な構成、例えば制御装置6と着脱可能な構成とし、アダプタ装置8が制御装置6に接続されたときに、アダプタ装置8における制御手段C23は制御装置b6に接続されたことを検出し、通信手段C22を用いてポート番号記憶手段C32に記憶されたポート番号を自動的に制御装置6に送信することもできる。逆に制御装置6からアダプタ装置8に対してポート番号を自動的に送信するようにすることもできる。またアダプタ装置8や制御装置6が乱数等を用いて自装置内でポート番号を作りだすようにすることもできる。従って、ポート番号を忘れたり、間違えることにより電気機器10を制御できなくなるこがなくなり、使い勝手の向上を図ることができ、かつポート番号を容易に頻繁に変更することができるので、セキュリティをより向上させた遠隔制御システムを構築することができる。
【0077】
また、ポート番号記憶手段C32およびポート番号記憶手段A31はポート番号を複数記憶するとすることにより、通信毎にポート番号記憶手段C32およびポート番号記憶手段A31に記憶されたポート番号を切り替えるように構成することができ、セキュリティをより向上させさせた遠隔制御システムを構築することができる。
【0078】
なお、本実施例では、携帯端末装置7から制御装置6への通信について説明したが、制御装置6から携帯端末装置7またはアダプタ装置8への通信についても同様に実施することができる。
【0079】
なお、ポート番号記憶手段A31およびポート番号記憶手段C32に記憶しておくポート番号を記憶させる方法として、あらかじめパソコンや設定機などから設定しておく方法がある。
【0080】
(実施例5)
図7は、本発明の第5の実施例における遠隔制御システムにおける制御装置6のブロック図を示し、図8は携帯端末装置7およびアダプタ装置8のブロック図を示すものである。実施例1と同一符号は同一機能を有し、実施例1と異なるところは、制御装置6にメールを送信するメール送信手段A33と、アダプタ装置8にメールを受信するメール受信手段C34を設けた点である。
【0081】
以上のように構成された遠隔制御システムについて、以下その動作、作用を説明する。制御装置6における制御手段A15はIP通信手段A11に記憶された制御装置6自身のIPアドレスを監視しており、IPアドレスが変更された場合、変更されたIPアドレスをIP通信手段A11から取得し、メール送信手段A33を用いて、宛先に携帯端末装置7のメールアドレスを入れ、また例えば、本文にIPアドレスを記入しあらかじめ登録されたメールサーバーに対してメールを送信する。ここでメールサーバーと認証が必要な場合は、ユーザー名やパスワードをメールサーバーに送信することにより認証を行ってからメールを送信する。一方はアダプタ装置8における制御手段C23はメール受信手段C34からの信号に基づき通信手段C22を介してアダプタ装置8を用いてメールサーバーにアクセスし、ユーザー名やパスワードをメールサーバーに送信することにより認証を行い、前述の制御装置6から送信されたメールを受信し、メールの本文あるいは受信電文(IPヘッダー)から制御装置6のIPアドレス取得する。そして今後アダプタ装置8から制御装置6に電文を送信する場合はこの取得したIPアドレスを用いて通信する。従って制御装置6は固定IPアドレスを持っていないために、IPアドレスが変更された場合でもアダプタ装置8から制御装置6を介して電気機器10を制御することができる遠隔制御システムを構築することができる。
【0082】
なお、本実施例では、アダプタ装置8がメール受信手段C34を有するとして説明したが、携帯端末装置7が有して制御装置6のIPアドレスを取得し記憶しておいたり、取得したIPアドレスをアダプタ装置8に送信するようにすることもできる。
【0083】
また、本実施例では、制御装置6がアダプタ装置8に対してIPアドレスを通知する方法について説明したが、その逆に制御装置6はメールを受信するメール受信手段A35を有し、アダプタ装置8はメールを送信するメール送信手段C36と、携帯端末装置7が有するIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段C37とを有し、前記メール送信手段C36を用いて前記IPアドレス取得手段C37で取得したアダプタ装置8のIPアドレスをメールで制御装置6に対して送信するようにすることにより、携帯端末装置7は固定IPアドレスを持っていないために、IPアドレスが変更された場合でも制御装置6から携帯端末装置7またはアダプタ装置8に対して電気機器10の制御状態を報知するようにもできる。
【0084】
なお、本実施例ではIPアドレスをメールで通知するとしたが、実施例1から4で用いた認証番号、認証手順、暗号番号、暗号手順およびポート番号をメールにて通知するように構成することもできる。
【0085】
なお、先の実施例1から5において、携帯端末装置7における通信手段B19とアダプタ装置8における通信手段C22間の通信は有線による通信だけでなく、無線(赤外線を含む)を用いて情報を交信するようにすることもできる。このことによりアダプタ装置の配置場所について使用上の制約を受け難いので、使い勝手の向上を図ることができる。
【0086】
なお、先の実施例1から5において、アダプタ装置8から携帯端末装置7およびIP網9を介して制御装置6に接続し電気機器10制御する方法について説明したが、図8のアダプタ装置8のブロック図に示すように、アダプタ装置8は携帯端末装置およびIP網を介さず、無線通信手段C38を用いて通信手段A14を介して制御装置6と無線で通信するように構成することもできるので、アダプタ装置8と制御装置6が無線で通信可能なエリアに設置されている場合は(例えば、互いに宅内に存在する場合)、IP網を介さないため電気機器10を制御するまでの時間を短縮できる。またこのような場合は、アダプタ装置8は制御装置6を介さず直接電気機器10を制御するようにすることもできる。さらに、さきの実施例2から4で説明した、認証番号、認証手順、暗号番号、暗号手順およびポート番号をアダプタ装置8と制御装置6間でこの無線通信を用いて交信するようにすることもできる。また無線通信のプロトコルとしてはエコーネット規格やHOMERF規格やIEEE802規格や赤外線を用いたIRDAや家電製品協会等の標準規格を用いることが考えられる。
【0087】
なお、先の実施例1から5において、電気機器10を制御する内容は制御装置6間における制御内容記憶手段A12が有するとして説明したが、図8のアダプタ装置8のブロック図に示すように、制御内容記憶手段A12に記憶された内容をアダプタ装置8における制御内容記憶手段C39が有する構成にすることもできる。このことにより、携帯端末装置7は電気機器10を制御する内容を取得する際にはIP網9を介して制御装置6にアクセスする必要がなくなり、電気機器10を制御する内容の表示時間の短縮を図ることができ、電気機器10を制御するまでの時間を短縮できる。
【0088】
なお、先の実施例1から5における電気機器10としては、例えば、空調機器、照明、洗濯機、加湿器、給湯機、炊飯器、ビデオテープレコーダ、テレビ、セキュリティ機器、冷蔵庫、電気温水機、コーヒーポット、時計、洗濯機、植木用水やり機、ペット用餌やり機等が考えられ、携帯端末装置7としては携帯電話、PHS、パソコン、PDA等が考えられ、制御装置6としてはパソコン、ノンPC端末と呼ばれる情報端末装置等が考えられる。例えばこの情報端末装置の構成としては、ハードウエアは主に8bitあるいは16bit程度のCPU、LANコントローラICおよび無線モジュールから構成され、ソフトウエアは前記の8bitあるいは16bit程度のCPUにTCP/IPやUDP/IPを実装し、アプリケーションとしてHTTP、SMTP、POP、APOPを実装する構成が考えられる。
【0089】
なお、先の実施例1から5において制御装置6はIP網9に直接接続されるとして説明したが、ADSLモデムや光ファイバーに接続されたルーターやパソコンに接続するようにしても同様に実施できる。また、携帯電話、PHSデータ通信用カード、無線LAN等を用いて無線でIP網9に接続するようにもできる。
【0090】
なお、先の実施例1から5において述べたIP網9を利用したIPアドレスを用いた通信とは、例えば、OSI基本参照モデルのデータリンク層にEthernetフレームやIEEE802.3フレームを用い、ネットワーク層にIPアドレスを用いたIP(Internet Protocol)が考えられ、ネットワーク層の上位層はTCPやUDP、アプリケーション層にはHTTPやFTPやtelnetを用いることが考えられる。またアプリケーション層のプロトコルは独自に開発することもできる。
【0091】
なお、先の実施例1から5において述べたIP網としてはインターンネット網や専用線等のIPアドレスを用いて通信を行う通信ネットワーク網が考えられる。また、IPアドレスに代わりユニークなアドレス等の識別符号を用いて同様に実施することもできる。
【0092】
なお、先の実施例1から5では、制御装置6は通信手段A14を用いて電気機器10に対して無線で制御電文を送信するとしたが、このときの制御電文のフォーマットや通信手順をエコーネット規格やHOME−RF規格やIEEE802規格や赤外線のIRADAや家電製品協会がさだめる赤外線通信等の標準規格に準拠することにより異なるメーカーの電気機器を使用できるようになり拡張性の高いシステムを構築できる。また新たに制御電文のフォーマットや通信手順を決めなくて良いので開発期間の短縮や開発コストの低減を図ることができる。また無線を使用せず電灯線や電話線やLANケーブル等のツイストペアケーブルや同軸ケーブルを用いて有線で送信することもできる。
【0093】
なお、先の実施例1から5では、表示手段B17は携帯端末装置7が有するとして説明したが、制御装置6やアダプタ装置8が有してもよい。
【0094】
なお、先の実施例1から5では、制御装置6から電気機器10を制御するとしたが、家庭内でネットワークに接続された機器、例えばパソコンと制御装置6が通信を行い、パソコンから電気機器を制御したり、先に述べた実施例1から5に示す制御装置6が有する機能をパソコンに持たせるようにすることもできる。ネットワーク網はIP網に限らない。
【0095】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、携帯端末に接続するアダプタ装置にネットワーク網を介して制御装置に接続するための手順が記憶されており、アダプタ装置を携帯端末に接続するだけで制御装置に接続され、制御したい電気機器の制御内容を携帯端末装置の画面等の表示手段から選択できるので、使用者は電気機器を制御する場合、従来のように、電気機器の制御内容に対応する制御データを覚え、無線電話機等のプッシュボタンを操作して制御データを送信する必要がないので、入力間違い等が発生しない、つまりキー操作等、煩雑な手続きの必要がなくなり、操作性と利便性が大きく向上し容易に電気機器を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における遠隔制御システム図
【図2】本発明の実施例1における制御装置のブロック図
【図3】本発明の実施例1における携帯端末装置およびアダプタ装置のブロック図
【図4】本発明の実施例1における通信シーケンス図
【図5】本発明の実施例1におけるアダプタ装置のブロック図
【図6】本発明の実施例1における通信シーケンス図
【図7】本発明の実施例2、3、4、5における制御装置のブロック図
【図8】本発明の実施例2、3、4、5におけるアダプタ装置のブロック図
【図9】本発明の実施例2における通信シーケンス図
【図10】従来の遠隔制御システムの構成図
【符号の説明】
5 電気機器
6 制御装置
7 携帯端末装置
8 アダプタ装置
9 IP網(ネットワーク網)
10 電気機器
11 IP通信手段A
12 制御内容記憶手段A
13 電文解析手段A
14 通信手段A
15 制御手段A
16 IP通信手段B
17 表示手段B
18 選択手段B
19 通信手段B
20 制御手段B
21 接続手順記憶手段C
22 通信手段C
23 制御手段C
24 操作手段C
25 認証手段A
26 認証手段C
27 暗号手段A
28 暗号手段C
29 セキュア通信手段A
30 セキュア通信手段C
31 ポート番号記憶手段A
32 ポート番号記憶手段C
33 メール送信手段A
34 メール受信手段C
35 メール受信手段A
36 メール送信手段C
37 IPアドレス取得手段C
38 無線通信手段C
39 制御内容記憶手段C

Claims (26)

  1. 電気機器を制御する制御装置とネットワーク網で接続して前記電気機器を遠隔制御する携帯端末装置と、前記携帯端末装置と前記制御装置との接続手順のプログラムを記憶してこの手順によって前記携帯端末装置に接続し前記電気機器の制御内容を表示し選択させて遠隔制御させるアダプタ装置とからなり、前記携帯端末装置に着脱可能な構成とした前記アダプタ装置により前記電気機器を制御する遠隔制御システム。
  2. 携帯端末装置と制御装置との接続手順のプログラムを記憶してこの手順によって前記携帯端末装置に接続し電気機器の制御内容を表示し選択させて遠隔制御する請求項1記載のアダプタ装置。
  3. 電気機器を制御する制御装置とネットワーク網で接続して前記電気機器を遠隔制御する携帯端末装置と、前記携帯端末装置と前記制御装置との接続手順のプログラムを記憶してこの手順によって前記携帯端末装置に接続し前記電気機器の制御内容を表示し選択させて遠隔制御させるアダプタ装置とからなり、前記携帯端末装置に着脱可能な構成とした前記アダプタ装置により前記電気機器を制御する遠隔制御方法。
  4. 認証のために必要な認証番号を記憶した認証手段Aを有し、通信時に携帯端末装置から送信される認証番号と、前記認証手段Aに記憶された前記認証番号とを照合し認証を行う請求項1記載の制御装置。
  5. 通信データを暗号化および復号化するために必要な暗号番号を記憶した暗号手段Aを有し、前記暗号手段Aに記憶された前記暗号番号を用いて通信データの暗号化および復号化を行う請求項1または4のいずれか1項記載の制御装置。
  6. ネットワーク網を介さずアダプタ装置と通信可能な構成とし、ネットワーク網を用いて通信を行う時に使用するポート番号を記憶したポート番号記憶手段Aを有し、前記ポート番号記憶手段Aに記憶されるポート番号は前記アダプタ装置と通信することで自動的に決定される請求項1または4または5のいずれか1項記載の制御装置。
  7. エコーネット規格に準拠したセキュリティに関する通信仕様であるセキュア通信手段Aを有し、前記セキュア通信手段Aを用いてアダプタ装置と通信を行うとした請求項1または6記載の制御装置。
  8. 携帯端末装置の動作を制御する操作手段Cを有する請求項2記載のアダプタ装置。
  9. 操作手段Cは携帯端末装置への接続するタイミングを制御する請求項8記載のアダプタ装置。
  10. 操作手段Cは電気機器の制御内容を選択できるとし、前記操作手段Cを用いて前記電気機器の制御内容を選択することにより、携帯端末装置における選択手順Bを用いることなく、前記電気機器を制御できるとした請求項8または9のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  11. 認証のために必要な認証番号を記憶した認証手段Cを有し、通信時に携帯端末装置から送信される認証番号と、前記認証手段Aに記憶された前記認証番号とを照合し認証を行う請求項2または請求項8から10のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  12. ネットワーク網を介さず制御装置と通信可能な構成とし、認証番号は前記制御装置と通信することで自動的に決定される請求項11記載のアダプタ装置。
  13. 認証手段Cは認証番号を複数記憶し、通信毎に前記認証手段Cに記憶された前記認証番号を切り替えるとした請求項11または12のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  14. 通信データの暗号化および復号化するために必要な暗号番号を記憶した暗号手段Cを有し、前記暗号手段Cに記憶された前記暗号番号を用いて通信データの暗号化および復号化を行う請求項2または請求項8から13のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  15. ネットワーク網を介さず制御装置と通信可能な構成とし、暗号番号は前記制御装置と通信することで自動的に決定される請求項2または請求項8から14のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  16. 暗号手段Cは暗号番号を複数記憶し、通信毎に前記暗号手段Cに記憶された前記暗号番号を切り替える請求項2または請求項8から15のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  17. ネットワーク網を介さず制御装置と通信可能な構成とし、ネットワーク網を用いて通信を行う時に使用するポート番号を記憶したポート番号記憶手段Cを有し、前記ポート番号記憶手段Cに記憶された前記ポート番号は、前記制御装置と通信することで自動的に決定される請求項2または請求項8から16のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  18. ポート番号記憶手段Cは使用するポート番号を複数記憶し、通信毎に前記ポート番号記憶手段Cに記憶された前記ポート番号を切り替える請求項2または請求項8から17のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  19. エコーネット規格に準拠したセキュリティに関する通信仕様であるセキュア通信手段Cを有し、前記セキュア通信手段Cを用いて制御装置と通信を行う請求項2または請求項8から10のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  20. メールを受信するメール受信手段Cを有し、制御装置はメールを送信するメール送信手段Aを有し、前記メール受信手段Cを用いて前記制御装置からIP通信手段Aおよび前記メール送信手段Aを介して送信された前記制御装置のIPアドレスを含むメールを受信することにより、前記制御装置のIPアドレスを取得する請求項2または請求項8から19のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  21. 制御装置はメールを受信するメール受信手段Aを有し、制御手段Cの制御により携帯端末装置が有するIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段Cと、メールを送信するメール送信手段Cを有し、前記メール送信手段Cを用いて前記制御手段Cの制御により、前記IPアドレス取得手段Cで取得した前記携帯端末装置のIPアドレスを含んだメールを前記制御装置に送信する請求項2または請求項8から20のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  22. 通信手段Cは携帯端末装置における通信手段Bと無線を用いて情報を交信する請求項2または請求項8から21のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  23. 無線で通信を行う無線通信手段Cを有し、携帯端末装置およびネットワーク網を介さず、前記無線通信手段Cを用いて制御装置と無線で情報を交信し、電気機器を制御する請求項2または請求項8から22のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  24. 制御装置における制御内容記憶手段Aに代わり、電気機器を制御する内容を記憶した制御内容記憶手段Cを有し、携帯端末装置に制御内容記憶手段Cに記憶された前記機電気機器の制御内容を表示させ選択させ、前記制御装置が前記電気機器を制御する請求項2または請求項8から23のいずれか1項記載のアダプタ装置。
  25. 請求項4〜7のいずれか1項記載の制御装置の手段の全てもしくは一部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  26. 請求項2または請求項8〜24のいずれか1項記載のアダプタ装置の手段の全てもしくは一部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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