JP2004030231A - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】情報を簡便に取得できるようにする。
【解決手段】データベース12には、受信されたEPG情報が記憶されている。そのEPG情報が、語彙切り出し部31により読み出される。語彙切り出し部31は、読み出したEPG情報を語彙単位で切り出す。切り出された語彙は、登録部41に供給される。登録部41は、供給された語彙が、予め設定されている品詞や単語であった場合、関連情報ファイルに登録する。関連情報ファイルには、所定の語彙と、その語彙を含む番組(EPG情報)が関連付けられて記憶されている。この関連情報ファイルに記憶されている語彙は、EPGがユーザに提供される際、強調表示される。強調表示されている語彙にはリンクが張られており、その語彙が選択されると、リンク先の情報がユーザに提供されるようになっている。本発明は、EPG情報を扱うセットトップボックスに適用することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】データベース12には、受信されたEPG情報が記憶されている。そのEPG情報が、語彙切り出し部31により読み出される。語彙切り出し部31は、読み出したEPG情報を語彙単位で切り出す。切り出された語彙は、登録部41に供給される。登録部41は、供給された語彙が、予め設定されている品詞や単語であった場合、関連情報ファイルに登録する。関連情報ファイルには、所定の語彙と、その語彙を含む番組(EPG情報)が関連付けられて記憶されている。この関連情報ファイルに記憶されている語彙は、EPGがユーザに提供される際、強調表示される。強調表示されている語彙にはリンクが張られており、その語彙が選択されると、リンク先の情報がユーザに提供されるようになっている。本発明は、EPG情報を扱うセットトップボックスに適用することができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、ユーザが視聴したい番組を、たくさんの情報の中から簡便に検索できるようにする装置に用いて好適な情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビジョン放送として、地上波だけでなく、衛生を用いた衛生放送も普及し、それに伴い、チャンネル数も増大しつつある。チャンネル数が増大すると、その結果として番組数も増大する。番組としては、視聴者のより趣向にあった内容のものが提供されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
視聴者にとって、自分の趣向にあった番組を視聴できることは好ましことであるが、その番組をたくさんの番組の中から、また、たくさんの番組に関する情報の中から探し出すということは困難で、面倒であるといった問題があった。
【0004】
番組の情報の提供の仕方としては、例えば、新聞などの紙媒体により配布される番組欄や、ネットワークを経由して配布されるEPG(Electronic Program Guide)などがある。これらはいずれも、放送局と放送時間が関連付けられた表形式となっている。表形式の番組表は、見やすいように工夫されていても、その情報量が多いため、視聴者にとっては所望の番組が検索しづらく、その検索に時間がかかってしまうといった問題があった。また、検索しきれず、視聴したかった番組を見逃してしまう、録画し損なうなどの問題が発生する可能性があった。
【0005】
また、視聴者が所望する番組を簡便に検索できるようにするために、キーワードにより検索を行う方法が提案されている。この方法では、例えば、予め設定された複数のキーワード内から視聴者が、自分の趣向にあったキーワードを選択し、その選択されたキーワードを含む番組情報が、EPGから抽出され、視聴者に提供される。
【0006】
しかしながら、キーワードをキーボードなどを用いて入力するのは、特にキーボード操作などに慣れていないユーザにとっては面倒であり、手間のかかる作業であり、また、キーボードなどを用いなくても複数回のボタン操作が必要となり、その結果、検索がしづらいといった問題があった。そのような手間を省くために、予め装置側に複数のキーワード候補を設定しておき、そのキーワード候補のなかからキーワードを選択するといったことにより操作を簡略化することが考えられるが、設定されているキーワード候補内だけでは、ユーザの趣向にあったキーワードが存在しているとは限らないといった問題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、番組情報内に、リンクを張り、1つの情報から、複数の情報を参照できるようにすることにより、面倒なキーボード操作などを行わなくても、所望の情報が検索できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、個々の番組を識別するための番組IDと、番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された番組情報を記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶されている番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された番組情報を関連付けたファイルを生成する生成手段と、番組情報の表示が指示されたとき、記憶手段により記憶されている番組情報を読み出す第1の読み出し手段と、読み出し手段により読み出された番組情報を、抽出手段に供給し、抽出手段により抽出された語彙が、生成手段により生成されたファイルに記憶されているか否かを判断する判断手段と、判断手段により語彙がファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御手段と、表示制御手段により強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている番組情報を、生成手段により生成されたファイルに基づいて、記憶手段から読み出す第2の読み出し手段とを含むことを特徴とする。
【0009】
前記取得手段は、ネットワークを介して接続されている他の装置が処理するデータに関する情報も取得し、記憶手段、生成手段、第1の読み出し手段、判断手段、表示制御手段、および第2の読み出し手段は、他の装置が処理するデータに関する情報も番組情報として扱うようにすることができる。
【0010】
本発明の情報処理方法は、個々の番組を識別するための番組IDと、番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された番組情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理で抽出された所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された番組情報を関連付けたファイルを生成する生成ステップと、番組情報の表示が指示されたとき、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報の読み出しを制御する第1の読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御された番組情報を、抽出ステップに供給し、抽出ステップの処理で抽出された語彙が、生成ステップの処理で生成されたファイルに記憶されているか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で語彙がファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御ステップと、表示制御ステップの処理で強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている番組情報を、生成ステップの処理で生成されたファイルに基づいて、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報からの読み出しを制御する第2の読み出し制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の記録媒体のプログラムは、個々の番組を識別するための番組IDと、番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された番組情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理で抽出された所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された番組情報を関連付けたファイルを生成する生成ステップと、番組情報の表示が指示されたとき、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報の読み出しを制御する第1の読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御された番組情報を、抽出ステップに供給し、抽出ステップの処理で抽出された語彙が、生成ステップの処理で生成されたファイルに記憶されているか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で語彙がファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御ステップと、表示制御ステップの処理で強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている番組情報を、生成ステップの処理で生成されたファイルに基づいて、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報からの読み出しを制御する第2の読み出し制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明のプログラムは、個々の番組を識別するための番組IDと、番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された番組情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理で抽出された所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された番組情報を関連付けたファイルを生成する生成ステップと、番組情報の表示が指示されたとき、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報の読み出しを制御する第1の読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御された番組情報を、抽出ステップに供給し、抽出ステップの処理で抽出された語彙が、生成ステップの処理で生成されたファイルに記憶されているか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で語彙がファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御ステップと、表示制御ステップの処理で強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている番組情報を、生成ステップの処理で生成されたファイルに基づいて、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報からの読み出しを制御する第2の読み出し制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、取得された番組情報から所定の語彙が抽出され、その抽出した語彙と番組情報が関連付けられたファイルが生成され、番組情報の表示が実行される際、そのファイルに記憶されている語彙が、ユーザに他の語彙とは異なることを認識させるような表示が実行され、ユーザが、その語彙を選択した場合、その語彙に関連付けられてファイルに記憶されている番組情報が読み出され、ユーザに提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の情報処理装置を適用したSTB(Set Top Box)の一実施の形態の構成を示す図である。図1に示したSTB10は、視聴者に番組に関する情報を効率良く提供するための手段を備えており、その手段を実行するためのブロックを図1では主に示し、本実施の形態に関わりのない部分については、簡略化または省略して図示してある。
【0015】
STB10の通信部11は、EPGを受信し、受信したEPGの情報(以下、適宜、EPG情報と記述する)をデータベース12に供給し、記憶させる。EPGが受信されると、語彙抽出部13は、データベース12に記憶されているEPG情報を読み出し、後述する処理により語彙を抽出し、その抽出した語彙に関する情報(以下、適宜、語彙情報と記述する)を関連情報生成部14に供給する。
【0016】
関連情報生成部14は、供給された語彙情報とデータベース12から読み出したEPG情報を関連付ける。関連付けの方法については後述する。関連付けられた情報(以下、適宜、関連情報と記述する)は、データベース12に記憶される。このようにしてデータベース12には、MEPG情報と関連情報が記憶されるが、これらの情報が用いられ、視聴者に対して番組に関する情報が提供される。
【0017】
視聴者は、EPGや番組の情報を参照したい場合、操作部17を操作する。操作部17は、複数のボタンなどから構成されている。操作部17は、STB10の本体に備えられているように構成しても良い、本体とは別体のリモートコントローラ(不図示)として構成されても良い。
【0018】
操作部17が操作されると、その情報は、表示制御部15と語彙特定部18に供給される。表示制御部15は、操作部17からの情報に基づき、例えば、EPGの表示が指示された(EPGの画面へと画面の切り替えが指示された)と判断した場合、語彙抽出部13にデータベース12からEPG情報を読み出すように指示を出す。語彙抽出部13により読み出されたEPG情報は、表示部制御部15に供給される。
【0019】
表示制御部15は、供給されたEPG情報に基づく表示を制御するが、その表示の際、語彙抽出部13により抽出された語彙が強調されて表示されるように表示を制御する。表示制御部15による表示の制御の結果は、表示部16に表示される。
【0020】
一方、語彙特定部18は、操作部17からの操作情報に基づく処理を実行する。語彙特定部18に入力された操作情報が、例えば、視聴者が、表示部16に表示されているEPG内の強調表示されている語彙のうちの1つが選択されたことを示す操作情報であった場合、語彙特定部18は、その選択された語彙を特定し、その情報を読み出し部21に出力する。
【0021】
語彙特定部18は、選択された語彙を特定する際、位置情報テーブル19を参照する。位置情報テーブル19は、語彙抽出部13が抽出した語彙と、その語彙が表示される表示部16上の位置の情報とが関連づけられたテーブルを保持している。語彙特定部18は、位置情報テーブル19に保持されているテーブルを参照することにより選択された語彙を特定する。
【0022】
リンク情報検索部20は、選択された語彙に関連付けられている情報、この場合、リンク情報をデータベース12に記憶されている情報内を検索して読み出す。読み出された情報は、表示制御部15に供給される。表示制御部15は、リンクが張られている語彙とリンクが張られていない語彙とを区別して表示するための制御を行う。また、リンク情報検索部20による検索結果は、位置情報テーブル19にも供給され、位置情報テーブル19は、リンク情報がある単語だけをテーブルに記憶する。
【0023】
読み出し部21は、語彙特定部18からの指示に基づき、データベース12内を検索し、必要な情報を読み出し、語彙抽出部13に供給する。このようにして、語彙抽出部13による語彙の抽出処理と表示制御部15による表示の制御が行われることにより、表示部16上にEPGや、EPG画面から選択された情報の画面が表示される。
【0024】
次に、データベース12に記憶される関連情報の生成について説明する。図2は、図1に示したSTB10の構成のうち、関連情報の生成に関わる部分を抜き出し、さらに、語彙抽出部13や関連情報生成部14内で、関連情報の生成に関わる部分の詳細を示した図である。
【0025】
関連情報が生成される場合、データベース12からEPG情報が読み出され、語彙抽出部13の語彙切り出し部31に供給される。読み出されるEPG情報、換言すれば、データベース12に記憶されているEPG情報の一例を図3に示す。図3に示したEPG情報は、通信部11(図1)により受信されたEPGのデータそのものでも良いし、そのデータ内から抽出したものでも良い。
【0026】
EPG情報は、図3に示すように、個々の番組を識別するための番組ID、放送局、放送日時、その番組の番組名、番組内容、ジャンル、およびステレオ放送である、字幕放送であるなどの情報を含むファンクションなどが、関連付けられた情報である。
【0027】
EPG情報は、EPGのデータから取得されるわけだが、そのEPGの配信が行われたときに更新処理が実行される。例えば、EPGが1日3回配信される場合、データベース12に記憶されるEPG情報も、1日3回更新される。
【0028】
語彙切り出し部31は、辞書記憶部32に記憶されている辞書を参照し、EPG情報から所定の語彙(単語)を切り出し、関連情報生成部14の登録部41に出力する。語彙の切り出しが行われる際、EPG情報の全てを処理対象としても良いし、所定の部分のみ、例えば、番組内容のみといった所定の範囲を処理対象とするようにしても良い。
【0029】
辞書記憶部32に記憶される辞書は、例えば、同義語辞書である。同義語辞書は、例えば、“釣り”と“フィッシング(Fishing)”といった、言葉は異なるが同じ意味に扱われる言葉が、それぞれ関連付けられて記憶された辞書である。例えば、EPG情報からは“フィッシング”という語彙が抽出された場合、“釣り”という単語と同義語であると判断され、“釣り”という単語に変換され、抽出されるようにする。すなわち、同じ意味の異なる言葉(語彙)が抽出されない(後段の処理対象とされない)ようにするために、同義語辞書が設けられている。
【0030】
このことを換言すれば、生成される関連情報において同じ意味の異なる言葉が複数記憶されることがなく、1つの統一された言葉だけが記憶され、結果として統一された言葉のみで処理が行えるようにするために同義語辞書が設けられている。
【0031】
このように、同義語辞書を設けて処理を行うことより、後述する処理によりリンクを張るといった処理が行われる際、例えば、“釣り”と“フィッシング”といった同じ意味の異なる単語であっても、同一の単語として扱われるため、ユーザ側で、“釣り”に関する情報を所望したとき、“フィッシング”に関する情報も取得することができるようにすることができ、使い勝手を向上させることが可能となる。
【0032】
ここでは、同義語辞書が設けられているとして説明するが、他の辞書がさらに設けられるようにしても良いし、他の辞書のみが設けられるようにしても良い。
【0033】
語彙切り出し部31は、切り出した語彙のうち、名詞のみを登録部41に出力する。ここで、名詞のみとしたのは、後段の処理で、複数の番組から同一の語彙が切り出された場合、それらの番組間(番組関する情報の間)で、互いに情報を参照できるようにするためのリンクを張るといった処理が行なわれるが、リンクが張られる対象となる語彙としては、名詞が最も適しており、他の品詞は適していないと考えられるからである。
【0034】
勿論、本実施の形態においては、名詞の語彙のみが登録部41に供給されるとして説明するが、他の品詞の語彙も供給されるようにしても良い。
【0035】
登録部41は、供給された語彙が記憶部42に記憶されているか否かを確認し、記憶されていない場合、新たな語彙として記憶させ、記憶されている場合、既に記憶されている語彙に関連付けて(語彙に関連付けられている情報にさらに関連付けて)記憶させる。記憶部42は、関連情報の生成の処理が終了するまで、その生成途中である関連情報を記憶する。関連情報の生成の処理は、データベース12に記憶されている全てのEPG情報に対して処理が行われた時点で終了される。
【0036】
図4は、記憶部42に記憶される関連情報の概念図である。記憶部42には、関連情報ファイル51として一旦記憶される。関連情報ファイル51は、受信されたEPGデータに対する処理が終了した時点で、記憶部42からデータベース12に渡され、データベース12で記憶される。
【0037】
図4に示した例では、“語彙A”に“番組A”、“番組B”、および“番組C”が関連付けられており、“語彙B”に“番組B”と“番組D”が関連付けられている。このように、所定の語彙と、その語彙が抽出された番組情報の番組が、関連付けられて記憶部42に記憶される。語彙と関連付けられて記憶されるのは、番組を識別できる情報であればよいので、例えば、番組IDが関連付けられて記憶される。
【0038】
同義語辞書を設け、上述したような処理を実施するようにした場合、例えば、語彙Aが“釣り”、語彙Bが“フィッシング”といったような状態が発生するようなことを防ぐことができる。このような状態が発生することを防ぐことにより、番組名が“釣り大会”といった番組Aと番組名が“フィッシング大会”といった番組Bが、同一の語彙Aでリンクが張られることになり、釣り(フィッシング)に興味がある視聴者に対して、一方の情報しか提供できない、不完全な情報しか提供できない、まとまりのない情報しか提供できないといったような不都合を回避することが可能となる。
【0039】
このような関連情報ファイル51を生成するために、図2に示したシステムにおいて行われる処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。ステップS11において、通信部11(図1)によりEPGデータが受信される。受信されたEPGデータは、データベース12に記憶される。データベース12に記憶されるEPGデータは、図3に示したようなデータであり、受信したEPGデータそのものでも良いし、受信したEPGデータから抽出したデータでも良い。
【0040】
ステップS12において、単語の切り出しが行われる。語彙抽出部13の語彙切り出し部31は、データベース12にEPG情報が作成され、記憶されると、そのEPG情報を順次読み出す。順次読み出すとは、ここでは、1つの番組に関する情報毎に、また、その番組の例えば、図3に従うならば、ID、放送局、放送日時、番組名、内容、ジャンル、ファンクションの順に読み出すことを示すとする。
【0041】
語彙切り出し部31は、データベース12からEPG情報を順次読み出し、その読み出した情報を語彙(単語)単位にする。単語として切り出される品詞は、上述したように、名詞である。名詞の単語が切り出される段階で、辞書記憶部32に記憶されている辞書が参照される。辞書記憶部32に記憶されている辞書は、例えば、語彙切り出し部31が切り出した単語が名詞であるか否かを判断するために用いられるものや、同義語辞書などが考えられる。
【0042】
辞書記憶部32に記憶されている辞書に、同義語辞書が含まれている場合、例えば、語彙切り出し部31で切り出された単語が名詞であると判断された後に、同義語が存在するか否かが判断される。同義語があると判断された場合には、その同義語のグループ内の単語のなかで、予め後段の処理で用いられる単語、すなわち、上述したように、関連情報ファイル51に語彙Aや語彙Bとして記憶される単語が設定されており、その設定されている単語が切り出された結果として、関連情報生成部14の登録部41に供給される。
【0043】
例えば、辞書記憶部32に記憶されている同義語辞書61内に、図6に示すように、単語Aに対して、単語A、単語B、および単語Cが同義語として登録されている(関連付けられている)とする。この場合、語彙切り出し部31により切り出された単語が、単語Aである場合、単語Aが登録部41に出力されるが、単語Bや単語Cが切り出された場合も、単語Aと同義語であると判断され、単語Aが登録部41に出力される。
【0044】
しかしながら、ユーザに提供する単語としては、語彙切り出し部31がEPG情報から切り出した単語を、そのまま用いることが好ましい。すなわち、EPG情報から単語Bが切り出された場合には、単語Bがユーザに提供される方が、同義語である単語Aが提供されるよりも好ましい形態である。これは、例えば、EPG情報から切り出された単語Bが、番組の番組名から切り出された場合、単語Bそのものがユーザに提供されるぶんには、なんの影響もないが、単語Aが提供されるようにしてしまうと、たとえ同義語であっても、番組名が変更されてユーザに提供されることになるので、好ましくない。
【0045】
このようなことを考慮し、リンクを張るという処理のうえでは、切り出された単語自体とは異なる同義語の単語で処理されるとしても、最終的にユーザに提供される単語は、EPG情報から切り出された単語が提供されるようにする。
【0046】
フローチャートの説明に戻り、ステップS12において切り出された語彙(単語)は、登録部41に供給される。登録部41は、ステップS13において、供給された単語が、登録すべき単語であるか否かを判断する。登録部41に供給される単語になんら制限が設けられていないとき、例えば、どのような品詞の単語であっても切り出された単語は登録部41に供給されるようなとき、登録部41は、供給された単語の中から名詞の単語を抜き出すといった処理を実行する。
【0047】
また、名詞の単語のみが、登録部41に供給されるとしても、登録しない単語を予め設定しておき、その設定されている単語が供給されたか否かを判断することにより、ステップS13の処理が行われるようにしても良い。登録しない単語を予め設定しておく場合、そのような単語を登録しておくための辞書を登録部41に設けるようにしても良い。辞書は、視聴者により、例えば、操作部17を操作することにより、編集できるような機能を設けるようにしても良い。
【0048】
登録しない単語を設定し、その設定されている単語を登録しないようにするといった処理は、登録部41が行うのではなく、語彙切り出し部31が行うようにしておいても良い。語彙切り出し部31が行うようにした場合、登録部41において同様の処理を行う必要はない。
【0049】
逆に、登録する単語のみを予め設定し、そのような単語を登録しておくための辞書を設けるようにしても良い。
【0050】
語彙切り出し部31により切り出された名詞の単語は、全て登録するとして設定した場合には、ステップS13による処理を実行する必要はないため、ステップS13の処理を省略することが可能である。
【0051】
ステップS13における処理を実行するようにした場合、ステップS13において、登録すべき単語であると判断された場合、ステップS14に進み、それ以降の処理が実行されるが、登録すべき単語ではないと判断された場合、登録する必要がないので、ステップS12に戻り、次の単語を処理するための処理に処理が移行する。
【0052】
ステップS14において、登録すべき単語であると判断された単語は、既に記憶部42に記憶されている関連情報ファイル51に語彙として登録されているか否かが判断される。ステップS14において、登録しようとしている単語は、既に登録されている単語であると判断された場合、ステップS15に進む。
【0053】
ステップS15に処理が進む場合、登録部41が登録を実行しようとしている単語は、既に関連情報ファイル51に登録されている語彙であるので、その語彙自体は登録する必要がない。従って、その語彙が切り出された番組情報を、既に登録されている語彙に関連付けて登録する。
【0054】
例えば、図4を参照するに、番組Xの番組情報から切り出された語彙(単語)が、語彙Aであった場合、語彙Aは、既に関連情報ファイル51に登録されているため、その語彙Aと番組Xの番組情報が関連付けられて登録される。この場合、関連付けられ、記憶される番組情報としては、図3に示したようなEPG情報の番組Xに関わる全ての情報そのものでもよいし、番組IDだけでも良い。番組IDだけを関連付けておけば、その番組IDから番組情報をEPG情報内から読み出すことは可能である。
【0055】
このようにして、語彙と番組情報が関連付けられて関連情報ファイル51が記憶部42に生成され、記憶される。
【0056】
一方、ステップS14において、登録部41が、供給された単語は、関連情報ファイル51に登録されていない単語であると判断した場合、ステップS16に処理が進む。ステップS16において、供給された単語が、関連情報ファイル51に、新たな語彙として登録される。
【0057】
さらに、ステップS17において、登録された単語が切り出された番組の番組情報が、関連付けられて、関連情報ファイル51に登録される。
【0058】
このような処理が繰り返されることにより、関連情報ファイル51が生成される。このような処理は、データベース12に記憶されている全てのEPG情報に対して行われ、全てのEPG情報に対して処理が行われたときに、図5に示した関連情報ファイル51の生成処理も終了される。
【0059】
図5のフローチャートに基づく関連情報ファイル51の処理が終了されると、その処理の結果生成された関連情報ファイル51は、データベース12に供給され、データベース12において記憶が開始される。データベース12に関連情報ファイル51が供給される際、1つの語彙に関連付けられている番組情報が1つであるような情報は、削除される。換言すれば、データベース12に供給され記憶される関連情報ファイル51内には、1つの語彙には複数の番組情報が関連付けられた情報しか存在しない。
【0060】
このような条件を設けるのは、後述する処理において、ユーザに番組情報を提供するわけだが、その番組情報の提供のとき、ユーザが番組情報内に含まれている所定の語彙に興味を持った際に、その語彙を選択すると、その語彙に関する他の番組情報も提供されるようにするためである。このようにするためには、少なくとも1つの語彙に2以上の番組情報が関連付けられている必要がある。
【0061】
次に、生成されたEPG情報の表示の処理について説明する。図7に、図1に示したSTB10の構成のうち、EPG情報の表示に関わる構成を抜き出した構成を示す。図7に示した構成においては、語彙抽出部13の内部構成は、図2に示した内部構成と同じく、語彙切り出し部31と辞書記憶部32が設けられている。他の部分で図7に示した構成は、図1に示した構成と同様のため、説明を省略する。
【0062】
図7に示した構成のシステムにおいて行われるEPG情報の表示の処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8に示したフローチャートの処理は、EPGの表示が指示されたときに行われる処理であり、換言すれば、STB10に接続されているテレビジョン受像機(不図示)に表示されている画面が、EPG画面に切り替えられるときに行われる処理である。ここでは、EPGの初期画面の表示の処理として説明する。
【0063】
ステップS31において、データベース12からEPG情報が読み出される。読み出されたEPG情報は、語彙切り出し部31に供給される。語彙切り出し部31における語彙の切り出し処理は、図5のステップS12において行われる処理と同様に行われ、名詞に分類される単語が切り出される。この切り出しについては、既に説明したので、ここでは省略する。
【0064】
ステップS33において、切り出された単語に同義語が存在するか否かが判断される。この判断は、上述した関連情報ファイル51の生成に関する処理では、単語を切り出す際の1つの処理として説明したが、EPG情報を表示する際には、後段のステップS34の処理が必要となるため、1つのステップとして設けている。このステップS33における判断は、語彙切り出し部31が辞書記憶部32に記憶されている同義語辞書を参照して行われる。
【0065】
ステップS33において切り出された単語に同義語があると判断された場合、ステップS34に進み、同義語はないと判断された場合、ステップS34の処理はスキップされ、ステップS35に進む。
【0066】
ここでは、語彙切り出し部31により切り出され、出力される単語は、名詞であると設定されている。また、同義語は、処理を実行する上では、統一された(代表する)単語が用いられると設定され、代表とされる単語として設定されている単語が、関連情報ファイル51に語彙として記憶されている。そのため、関連情報ファイル51に記憶されている情報を利用するためには、同義語が存在するか否かを判断する処理が必要となる。
【0067】
そこで、ステップS33において、切り出された単語(以下、適宜、単語Aとする)に同義語が存在するか否かを判断し、同義語が存在すると判断された場合、ステップS34に進み、処理対象の設定が行われる。ステップS34における処理対象の設定とは、まず、同義語があると判断された単語Aが、同義語のなかで予め代表する単語であると設定されている単語(以下、適宜、単語Bとする)であった場合、換言すれば、単語A=単語Bであった場合、そのまま、その単語A(B)が処理対象の単語として設定される。
【0068】
一方、同義語があると判断された単語Aが、同義語のなかで予め代表する単語であると設定されている単語Bではない場合、単語Bが処理対象の単語として設定されると同時に、単語Aは、処理のうえでは単語Bとして扱われるという関連づけの情報が、例えば、位置情報テーブル19に書き込まれる。
【0069】
ステップS34において処理対象の単語として設定された単語は、位置情報テーブル19とリンク情報検索部20に出力される。また、ステップS33において切り出された単語に同義語は存在しないと判断された場合、その切り出された単語自体が、位置情報テーブル19とリンク情報検索部20に出力される。
【0070】
このようにして、リンク情報検出部20に切り出された単語に関する情報が出力されると、ステップS35において、リンク情報検索部20は、データベース12に記憶されている関連情報ファイル51内に、供給された単語(語彙)が登録されているか否かを判断する。ステップS35において、供給された単語が関連情報ファイル51に登録されていると判断された場合、ステップS36に進む。
【0071】
ステップS36において、位置情報テーブル19に対する書き込みが実行される。位置情報テーブル19には、語彙切り出し部31により切り出された単語が供給されるが、その供給された単語が、表示部16上のどの部分に表示されるのかという情報が、単語と関連付けられて記憶される。この際、切り出された単語は、単語Aであったが、単語Bが処理対象として設定されていた場合、単語Aに関する情報、単語Bに関する情報、および、単語Aが表示される位置に関する情報が、それぞれ関連付けられて記憶される。
【0072】
ステップS36における位置情報テーブル19への書き込みの処理が行われる一方で、ステップS37において、強調表示処理が実行される。ステップS37における強調表示処理は、データベース12に記憶されている単語であると判断された単語、すなわちこの場合、リンクが張られている単語であると判断された単語が、リンクが張られていない単語と区別が付くような表示で表示されるようにするための処理である。
【0073】
強調表示された単語は、例えば、他の単語とは異なる色で表示される、他の単語より太い線の文字で表示される、点滅して表示される、アンダーラインが惹かれて表示される、立体表示されるなどである。
【0074】
ステップS37における処理が終了すると、ステップS32に戻り、次の単語に対して、同様の処理が実行される。
【0075】
一方、ステップS35において、切り出された単語が、データベース12に記憶されている関連情報ファイル51に登録されていないと判断された場合、ステップS38に進む。ステップS38に処理が進む場合、リンクが張られていない単語の表示処理なので、通常の表示処理が実行される。このような処理が終了されると、ステップS32に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0076】
図9に、このようにして表示部16に表示された画面の一例を示す。画面の左側には番組を放送するチャンネル名が表示されるチャンネル表示部81が表示され、チャンネル表示部81に表示されている各チャンネルが放送する番組名が表示される番組名表示部82が、チャンネル表示部81の右側に表示されている。
【0077】
チャンネル表示部81と番組表示部82の下側には、番組の内容を表示する内容表示部83が設けられている。内容表示部83に番組内容が表示される番組は、番組名表示部82に表示されている番組名のうち、選択されている番組であり、図9においては、上から2段落目に表示されている番組が選択されている番組であることを示している。
【0078】
内容表示部83には、カーソル84とポインタ85が表示されている。カーソル84は、リンクが張られている単語、すなわちこの場合、強調表示されている単語上で、ポインタ85が位置する単語上に表示される。ポインタ84が、強調表示されていない単語上に位置するときは、カーソル84は、全く表示されないようにしても良いし、その前に表示されていた位置で継続的に表示されているようにしても良い。
【0079】
カーソル84とポインタ85を両方とも表示させる必要は必ずしもなく、どちらか一方のみが表示される形態としても良い。
【0080】
図9においては、“ドラマ”、“MUSIC”、“映画”、“プロ野球”、“ロック”といった単語がリンクが張られており、強調表示されている。ポインタ85は、操作部17や、図示されていないリモートコントローラにより、ユーザが所望とする位置に移動される。また、図9に示した例では図示していないが、放送時刻など、他の情報も表示されるようにしても良いし、スクロールバーなどが表示され、表示されきれていない番組名や番組内容を表示できるような機能を設けることは、適宜可能である。
【0081】
図9に示した画面例や、後述する処理により表示される、例えば、図11に示したような画面例は、一例であり、これらの画面に限定されることを意味するものではない。
【0082】
図9に示したようなEPG情報の表示画面から、ユーザがリンクが張られている所望の単語を選択した場合における、STB10の動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。ステップS51において、操作部17が操作されたか否かが判断される。操作部17には、ポインタ85を画面上で移動させるためのボタンや、選択した単語に張られているリンク先の情報を参照することを指示するためのボタンが備えられており、その指示するためのボタンが操作されたか否かが判断される。
【0083】
ステップS51において、ボタンが操作されたと判断されるまで、待機状態が維持される。すなわち、図9に示したような画面が、表示部16に表示された状態が維持される。一方、ステップS41において、ボタンが操作されたと判断された場合、ステップS52に進み、語彙の特定が行われる。
【0084】
ステップS52における語彙の特定の処理について説明するに、操作部17が操作されたという情報は、表示制御部15と語彙特定部18に伝えられる。表示制御部15は、選択された語彙をさらに強調表示するなどの処理を実行するようにしても良い。
【0085】
語彙特定部18は、操作部17から情報を入力すると、位置情報テーブル19を参照して、選択された語彙を特定する。すなわち、語彙特定部18は、まず、選択された語彙の位置情報を入力し、その位置情報を基に、位置情報テーブル19を参照し、選択された語彙を特定する。上述したように、位置情報テーブル19には、所定の語彙と、その語彙が表示されている位置情報が関連付けられて記憶されているため、位置情報から語彙を決定することが可能とされている。
【0086】
ステップS52において語彙が特定されると、その情報は、読み出し部21に供給される。読み出し部21は、ステップS53において、EPG情報をデータベース12から読み出す。読み出し部21が読み出すEPG情報は、入力された語彙に関連付けられている番組情報である。
【0087】
すなわち、読み出し部21は、まず、データベース12に記憶されている関連情報ファイル51を参照し、入力された語彙に関連付けられている番組を判別する。関連付けられている番組が判別されると、EPG情報から、関連付けられていると判別された番組の情報だけが読み出される。このようにして読み出し部21により読み出されたEPG情報は、語彙抽出部13の語彙切り出し部31に供給される。
【0088】
語彙抽出部31は、ステップS54において、単語(語彙)の切り出しを開始する。ステップS54乃至S60の処理は、図8のステップS32乃至S38と同様の処理のため、その説明は省略する。このように、同様の処理が実行されることにより、新たに表示される画面上にも、リンクが張られている単語に関しては強調表示されて表示されることになる。
【0089】
図11に、図10に示したフローチャートの処理が実行されることにより、表示部16に表示された画面の一例を示す。図11に示した画面は、図9に示した画面のうち、“ロック”という単語上に、ポインタ85(カーソル84)が位置している状態のときに、ユーザがその単語を選択するといった操作を実行したことに対応して、表示部16の表示が切り替えられて表示された画面の例を示している。
【0090】
図11に示した画面は、上部に、語彙表示部91が設けられている。この語彙表示部91には、ユーザが選択した語彙を、ユーザに認識させるような文章などが表示され、例えば、図11に示すように“<ロック>に関するリンク”といった文章が表示される。この画面においても、リンクが張られている単語は、強調表示されて表示されており、その強調表示されている単語を選択することより、さらに他のリンク先の情報を参照できるようになっている。
【0091】
このように、ユーザは、インターネット上で閲覧できるホームページのように、次から次へと、番組情報を閲覧することが可能となる。また、単語毎に選択できるので、ユーザは、1文字づつ入力するといったような操作を行わなくてもよく、所望の単語を簡便に選択することができ、もって、所望の情報を簡便に素早く取得することが可能となる。
【0092】
また、上述したようにテキスト情報を基に、データベース12を構築することにより、デジタル放送だけでなく、アナログ放送におけるEPG情報においても、上述したようなリンクを張り、ユーザに情報を提供するといった処理を実行することが可能となる。よって、地上波のアナログ放送などにも本発明を適用することが可能となり、さらに使い勝手を向上させることが可能となる。
【0093】
上述した実施の形態においては、データベース12に記憶されるリンク先の情報としてはEPG情報のみとしたが、他の情報を用いる、または、他の情報も用いるようにしても良い。例えば、FM(Frequency Modulation)放送における文字多重放送のデータを取り込む仕組みを設け、その文字多重放送のデータから音楽のタイトル、アーティストなどの情報のデータベースを作成し、リンク先の情報として用いることができるようにしても良い。
【0094】
また、家庭内ネットワークなどが構築されている状態で、そのネットワークを介してSTB10に接続されている他の電化製品、例えば、CD(Compact Disk)プレーヤに格納されているコンパクトディスクの曲名やアーティスト名などのデータ、ハードディスクレコーダのハードディスクに記憶されている番組名などのデータを、上述したEPG情報と同じようにデータベース化して用いるようにしても良い。
【0095】
データベース化して、データを利用するだけでなく、例えば、選択されたのが、所定のコンパクトディスクの曲名であった場合、その曲が再生されるようにしても良い。
【0096】
データをデータベース化する際、換言すれば、リンクを張り、そのリンク先の情報を提供できるようにするためのデータベース化は、例えば、ハイパーリンクのコマンドが予め組み込んである言語を用いればよい。このような言語は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)などのマークアップ言語があり、本発明に、このような言語を用いることは可能である。
【0097】
上述した一連の処理を、ハードウェアにより、それぞれの機能を有するブロックを設け実行させることもできるが、ソフトウェアにより機能的なブロックを設け実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0098】
記録媒体について説明する前に、記録媒体のデータを読みとるパーソナルコンピュータについて説明する。図12は、汎用のパーソナルコンピュータの内部構成例を示す図である。パーソナルコンピュータのCPU(Central Processing Unit)211は、ROM(Read Only Memory)212に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)213には、CPU211が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。入出力インタフェース215は、キーボードやマウスから構成される入力部216が接続され、入力部216に入力された信号をCPU211に出力する。また、入出力インタフェース215には、ディスプレイやスピーカなどから構成される出力部217も接続されている。
【0099】
さらに、入出力インタフェース215には、ハードディスクなどから構成される記憶部218、および、インターネットなどのネットワークを介して他の装置とデータの授受を行う通信部219も接続されている。ドライブ220は、磁気ディスク231、光ディスク232、光磁気ディスク233、半導体メモリ234などの記録媒体からデータを読み出したり、データを書き込んだりするときに用いられる。
【0100】
記録媒体は、図12に示すように、パーソナルコンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク231(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク232(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク233(MD(Mini−Disc)(登録商標)を含む)、若しくは半導体メモリ234などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM212や記憶部218が含まれるハードディスクなどで構成される。
【0101】
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0102】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0103】
【発明の効果】
以上の如く本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、取得された番組情報から所定の語彙を抽出と、その語彙が抽出された番組情報を関連付けたファイルを生成し、番組情報の表示が指示されたとき、読み出した番組情報から、所定の語彙を抽出し、その抽出された語彙が、ファイルに記憶されている場合、その語彙を強調するための表示を実行し、その表示された語彙がユーザに選択されると、その選択された語彙に関連付けられている情報が読み出され、ユーザに提供されるようにしたので、ユーザが興味を持っている番組情報を、簡便に、また次々に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したSTBの一実施の形態の内部構成を示す図である。
【図2】ファイルの作成に関わる部分の構成を示す図である。
【図3】EPG情報について説明するための図である。
【図4】関連情報ファイルについて説明する図である。
【図5】関連情報ファイルの生成について説明するフローチャートである。
【図6】同義語辞書について説明する図である。
【図7】EPG情報の表示に関わる部分の構成を示す図である。
【図8】EPG情報の表示について説明するフローチャートである。
【図9】表示部に表示される画面について説明する図である。
【図10】EPG情報の表示について説明するフローチャートである。
【図11】表示部に表示される画面について説明する図である。
【図12】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
10 STB, 11 通信部, 12 データベース, 13 語彙抽出部, 14 関連情報作成部, 15 表示制御部, 16 表示部, 17 操作部, 18 語彙特定部, 19 位置情報テーブル, 20 リンク情報検索部, 21 読み出し部, 31 語彙切り出し部, 32 辞書記憶部, 41 登録部, 42 記憶部
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、ユーザが視聴したい番組を、たくさんの情報の中から簡便に検索できるようにする装置に用いて好適な情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビジョン放送として、地上波だけでなく、衛生を用いた衛生放送も普及し、それに伴い、チャンネル数も増大しつつある。チャンネル数が増大すると、その結果として番組数も増大する。番組としては、視聴者のより趣向にあった内容のものが提供されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
視聴者にとって、自分の趣向にあった番組を視聴できることは好ましことであるが、その番組をたくさんの番組の中から、また、たくさんの番組に関する情報の中から探し出すということは困難で、面倒であるといった問題があった。
【0004】
番組の情報の提供の仕方としては、例えば、新聞などの紙媒体により配布される番組欄や、ネットワークを経由して配布されるEPG(Electronic Program Guide)などがある。これらはいずれも、放送局と放送時間が関連付けられた表形式となっている。表形式の番組表は、見やすいように工夫されていても、その情報量が多いため、視聴者にとっては所望の番組が検索しづらく、その検索に時間がかかってしまうといった問題があった。また、検索しきれず、視聴したかった番組を見逃してしまう、録画し損なうなどの問題が発生する可能性があった。
【0005】
また、視聴者が所望する番組を簡便に検索できるようにするために、キーワードにより検索を行う方法が提案されている。この方法では、例えば、予め設定された複数のキーワード内から視聴者が、自分の趣向にあったキーワードを選択し、その選択されたキーワードを含む番組情報が、EPGから抽出され、視聴者に提供される。
【0006】
しかしながら、キーワードをキーボードなどを用いて入力するのは、特にキーボード操作などに慣れていないユーザにとっては面倒であり、手間のかかる作業であり、また、キーボードなどを用いなくても複数回のボタン操作が必要となり、その結果、検索がしづらいといった問題があった。そのような手間を省くために、予め装置側に複数のキーワード候補を設定しておき、そのキーワード候補のなかからキーワードを選択するといったことにより操作を簡略化することが考えられるが、設定されているキーワード候補内だけでは、ユーザの趣向にあったキーワードが存在しているとは限らないといった問題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、番組情報内に、リンクを張り、1つの情報から、複数の情報を参照できるようにすることにより、面倒なキーボード操作などを行わなくても、所望の情報が検索できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、個々の番組を識別するための番組IDと、番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された番組情報を記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶されている番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された番組情報を関連付けたファイルを生成する生成手段と、番組情報の表示が指示されたとき、記憶手段により記憶されている番組情報を読み出す第1の読み出し手段と、読み出し手段により読み出された番組情報を、抽出手段に供給し、抽出手段により抽出された語彙が、生成手段により生成されたファイルに記憶されているか否かを判断する判断手段と、判断手段により語彙がファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御手段と、表示制御手段により強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている番組情報を、生成手段により生成されたファイルに基づいて、記憶手段から読み出す第2の読み出し手段とを含むことを特徴とする。
【0009】
前記取得手段は、ネットワークを介して接続されている他の装置が処理するデータに関する情報も取得し、記憶手段、生成手段、第1の読み出し手段、判断手段、表示制御手段、および第2の読み出し手段は、他の装置が処理するデータに関する情報も番組情報として扱うようにすることができる。
【0010】
本発明の情報処理方法は、個々の番組を識別するための番組IDと、番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された番組情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理で抽出された所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された番組情報を関連付けたファイルを生成する生成ステップと、番組情報の表示が指示されたとき、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報の読み出しを制御する第1の読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御された番組情報を、抽出ステップに供給し、抽出ステップの処理で抽出された語彙が、生成ステップの処理で生成されたファイルに記憶されているか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で語彙がファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御ステップと、表示制御ステップの処理で強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている番組情報を、生成ステップの処理で生成されたファイルに基づいて、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報からの読み出しを制御する第2の読み出し制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の記録媒体のプログラムは、個々の番組を識別するための番組IDと、番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された番組情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理で抽出された所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された番組情報を関連付けたファイルを生成する生成ステップと、番組情報の表示が指示されたとき、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報の読み出しを制御する第1の読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御された番組情報を、抽出ステップに供給し、抽出ステップの処理で抽出された語彙が、生成ステップの処理で生成されたファイルに記憶されているか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で語彙がファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御ステップと、表示制御ステップの処理で強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている番組情報を、生成ステップの処理で生成されたファイルに基づいて、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報からの読み出しを制御する第2の読み出し制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明のプログラムは、個々の番組を識別するための番組IDと、番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された番組情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理で抽出された所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された番組情報を関連付けたファイルを生成する生成ステップと、番組情報の表示が指示されたとき、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報の読み出しを制御する第1の読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御された番組情報を、抽出ステップに供給し、抽出ステップの処理で抽出された語彙が、生成ステップの処理で生成されたファイルに記憶されているか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で語彙がファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御ステップと、表示制御ステップの処理で強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている番組情報を、生成ステップの処理で生成されたファイルに基づいて、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された番組情報からの読み出しを制御する第2の読み出し制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、取得された番組情報から所定の語彙が抽出され、その抽出した語彙と番組情報が関連付けられたファイルが生成され、番組情報の表示が実行される際、そのファイルに記憶されている語彙が、ユーザに他の語彙とは異なることを認識させるような表示が実行され、ユーザが、その語彙を選択した場合、その語彙に関連付けられてファイルに記憶されている番組情報が読み出され、ユーザに提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の情報処理装置を適用したSTB(Set Top Box)の一実施の形態の構成を示す図である。図1に示したSTB10は、視聴者に番組に関する情報を効率良く提供するための手段を備えており、その手段を実行するためのブロックを図1では主に示し、本実施の形態に関わりのない部分については、簡略化または省略して図示してある。
【0015】
STB10の通信部11は、EPGを受信し、受信したEPGの情報(以下、適宜、EPG情報と記述する)をデータベース12に供給し、記憶させる。EPGが受信されると、語彙抽出部13は、データベース12に記憶されているEPG情報を読み出し、後述する処理により語彙を抽出し、その抽出した語彙に関する情報(以下、適宜、語彙情報と記述する)を関連情報生成部14に供給する。
【0016】
関連情報生成部14は、供給された語彙情報とデータベース12から読み出したEPG情報を関連付ける。関連付けの方法については後述する。関連付けられた情報(以下、適宜、関連情報と記述する)は、データベース12に記憶される。このようにしてデータベース12には、MEPG情報と関連情報が記憶されるが、これらの情報が用いられ、視聴者に対して番組に関する情報が提供される。
【0017】
視聴者は、EPGや番組の情報を参照したい場合、操作部17を操作する。操作部17は、複数のボタンなどから構成されている。操作部17は、STB10の本体に備えられているように構成しても良い、本体とは別体のリモートコントローラ(不図示)として構成されても良い。
【0018】
操作部17が操作されると、その情報は、表示制御部15と語彙特定部18に供給される。表示制御部15は、操作部17からの情報に基づき、例えば、EPGの表示が指示された(EPGの画面へと画面の切り替えが指示された)と判断した場合、語彙抽出部13にデータベース12からEPG情報を読み出すように指示を出す。語彙抽出部13により読み出されたEPG情報は、表示部制御部15に供給される。
【0019】
表示制御部15は、供給されたEPG情報に基づく表示を制御するが、その表示の際、語彙抽出部13により抽出された語彙が強調されて表示されるように表示を制御する。表示制御部15による表示の制御の結果は、表示部16に表示される。
【0020】
一方、語彙特定部18は、操作部17からの操作情報に基づく処理を実行する。語彙特定部18に入力された操作情報が、例えば、視聴者が、表示部16に表示されているEPG内の強調表示されている語彙のうちの1つが選択されたことを示す操作情報であった場合、語彙特定部18は、その選択された語彙を特定し、その情報を読み出し部21に出力する。
【0021】
語彙特定部18は、選択された語彙を特定する際、位置情報テーブル19を参照する。位置情報テーブル19は、語彙抽出部13が抽出した語彙と、その語彙が表示される表示部16上の位置の情報とが関連づけられたテーブルを保持している。語彙特定部18は、位置情報テーブル19に保持されているテーブルを参照することにより選択された語彙を特定する。
【0022】
リンク情報検索部20は、選択された語彙に関連付けられている情報、この場合、リンク情報をデータベース12に記憶されている情報内を検索して読み出す。読み出された情報は、表示制御部15に供給される。表示制御部15は、リンクが張られている語彙とリンクが張られていない語彙とを区別して表示するための制御を行う。また、リンク情報検索部20による検索結果は、位置情報テーブル19にも供給され、位置情報テーブル19は、リンク情報がある単語だけをテーブルに記憶する。
【0023】
読み出し部21は、語彙特定部18からの指示に基づき、データベース12内を検索し、必要な情報を読み出し、語彙抽出部13に供給する。このようにして、語彙抽出部13による語彙の抽出処理と表示制御部15による表示の制御が行われることにより、表示部16上にEPGや、EPG画面から選択された情報の画面が表示される。
【0024】
次に、データベース12に記憶される関連情報の生成について説明する。図2は、図1に示したSTB10の構成のうち、関連情報の生成に関わる部分を抜き出し、さらに、語彙抽出部13や関連情報生成部14内で、関連情報の生成に関わる部分の詳細を示した図である。
【0025】
関連情報が生成される場合、データベース12からEPG情報が読み出され、語彙抽出部13の語彙切り出し部31に供給される。読み出されるEPG情報、換言すれば、データベース12に記憶されているEPG情報の一例を図3に示す。図3に示したEPG情報は、通信部11(図1)により受信されたEPGのデータそのものでも良いし、そのデータ内から抽出したものでも良い。
【0026】
EPG情報は、図3に示すように、個々の番組を識別するための番組ID、放送局、放送日時、その番組の番組名、番組内容、ジャンル、およびステレオ放送である、字幕放送であるなどの情報を含むファンクションなどが、関連付けられた情報である。
【0027】
EPG情報は、EPGのデータから取得されるわけだが、そのEPGの配信が行われたときに更新処理が実行される。例えば、EPGが1日3回配信される場合、データベース12に記憶されるEPG情報も、1日3回更新される。
【0028】
語彙切り出し部31は、辞書記憶部32に記憶されている辞書を参照し、EPG情報から所定の語彙(単語)を切り出し、関連情報生成部14の登録部41に出力する。語彙の切り出しが行われる際、EPG情報の全てを処理対象としても良いし、所定の部分のみ、例えば、番組内容のみといった所定の範囲を処理対象とするようにしても良い。
【0029】
辞書記憶部32に記憶される辞書は、例えば、同義語辞書である。同義語辞書は、例えば、“釣り”と“フィッシング(Fishing)”といった、言葉は異なるが同じ意味に扱われる言葉が、それぞれ関連付けられて記憶された辞書である。例えば、EPG情報からは“フィッシング”という語彙が抽出された場合、“釣り”という単語と同義語であると判断され、“釣り”という単語に変換され、抽出されるようにする。すなわち、同じ意味の異なる言葉(語彙)が抽出されない(後段の処理対象とされない)ようにするために、同義語辞書が設けられている。
【0030】
このことを換言すれば、生成される関連情報において同じ意味の異なる言葉が複数記憶されることがなく、1つの統一された言葉だけが記憶され、結果として統一された言葉のみで処理が行えるようにするために同義語辞書が設けられている。
【0031】
このように、同義語辞書を設けて処理を行うことより、後述する処理によりリンクを張るといった処理が行われる際、例えば、“釣り”と“フィッシング”といった同じ意味の異なる単語であっても、同一の単語として扱われるため、ユーザ側で、“釣り”に関する情報を所望したとき、“フィッシング”に関する情報も取得することができるようにすることができ、使い勝手を向上させることが可能となる。
【0032】
ここでは、同義語辞書が設けられているとして説明するが、他の辞書がさらに設けられるようにしても良いし、他の辞書のみが設けられるようにしても良い。
【0033】
語彙切り出し部31は、切り出した語彙のうち、名詞のみを登録部41に出力する。ここで、名詞のみとしたのは、後段の処理で、複数の番組から同一の語彙が切り出された場合、それらの番組間(番組関する情報の間)で、互いに情報を参照できるようにするためのリンクを張るといった処理が行なわれるが、リンクが張られる対象となる語彙としては、名詞が最も適しており、他の品詞は適していないと考えられるからである。
【0034】
勿論、本実施の形態においては、名詞の語彙のみが登録部41に供給されるとして説明するが、他の品詞の語彙も供給されるようにしても良い。
【0035】
登録部41は、供給された語彙が記憶部42に記憶されているか否かを確認し、記憶されていない場合、新たな語彙として記憶させ、記憶されている場合、既に記憶されている語彙に関連付けて(語彙に関連付けられている情報にさらに関連付けて)記憶させる。記憶部42は、関連情報の生成の処理が終了するまで、その生成途中である関連情報を記憶する。関連情報の生成の処理は、データベース12に記憶されている全てのEPG情報に対して処理が行われた時点で終了される。
【0036】
図4は、記憶部42に記憶される関連情報の概念図である。記憶部42には、関連情報ファイル51として一旦記憶される。関連情報ファイル51は、受信されたEPGデータに対する処理が終了した時点で、記憶部42からデータベース12に渡され、データベース12で記憶される。
【0037】
図4に示した例では、“語彙A”に“番組A”、“番組B”、および“番組C”が関連付けられており、“語彙B”に“番組B”と“番組D”が関連付けられている。このように、所定の語彙と、その語彙が抽出された番組情報の番組が、関連付けられて記憶部42に記憶される。語彙と関連付けられて記憶されるのは、番組を識別できる情報であればよいので、例えば、番組IDが関連付けられて記憶される。
【0038】
同義語辞書を設け、上述したような処理を実施するようにした場合、例えば、語彙Aが“釣り”、語彙Bが“フィッシング”といったような状態が発生するようなことを防ぐことができる。このような状態が発生することを防ぐことにより、番組名が“釣り大会”といった番組Aと番組名が“フィッシング大会”といった番組Bが、同一の語彙Aでリンクが張られることになり、釣り(フィッシング)に興味がある視聴者に対して、一方の情報しか提供できない、不完全な情報しか提供できない、まとまりのない情報しか提供できないといったような不都合を回避することが可能となる。
【0039】
このような関連情報ファイル51を生成するために、図2に示したシステムにおいて行われる処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。ステップS11において、通信部11(図1)によりEPGデータが受信される。受信されたEPGデータは、データベース12に記憶される。データベース12に記憶されるEPGデータは、図3に示したようなデータであり、受信したEPGデータそのものでも良いし、受信したEPGデータから抽出したデータでも良い。
【0040】
ステップS12において、単語の切り出しが行われる。語彙抽出部13の語彙切り出し部31は、データベース12にEPG情報が作成され、記憶されると、そのEPG情報を順次読み出す。順次読み出すとは、ここでは、1つの番組に関する情報毎に、また、その番組の例えば、図3に従うならば、ID、放送局、放送日時、番組名、内容、ジャンル、ファンクションの順に読み出すことを示すとする。
【0041】
語彙切り出し部31は、データベース12からEPG情報を順次読み出し、その読み出した情報を語彙(単語)単位にする。単語として切り出される品詞は、上述したように、名詞である。名詞の単語が切り出される段階で、辞書記憶部32に記憶されている辞書が参照される。辞書記憶部32に記憶されている辞書は、例えば、語彙切り出し部31が切り出した単語が名詞であるか否かを判断するために用いられるものや、同義語辞書などが考えられる。
【0042】
辞書記憶部32に記憶されている辞書に、同義語辞書が含まれている場合、例えば、語彙切り出し部31で切り出された単語が名詞であると判断された後に、同義語が存在するか否かが判断される。同義語があると判断された場合には、その同義語のグループ内の単語のなかで、予め後段の処理で用いられる単語、すなわち、上述したように、関連情報ファイル51に語彙Aや語彙Bとして記憶される単語が設定されており、その設定されている単語が切り出された結果として、関連情報生成部14の登録部41に供給される。
【0043】
例えば、辞書記憶部32に記憶されている同義語辞書61内に、図6に示すように、単語Aに対して、単語A、単語B、および単語Cが同義語として登録されている(関連付けられている)とする。この場合、語彙切り出し部31により切り出された単語が、単語Aである場合、単語Aが登録部41に出力されるが、単語Bや単語Cが切り出された場合も、単語Aと同義語であると判断され、単語Aが登録部41に出力される。
【0044】
しかしながら、ユーザに提供する単語としては、語彙切り出し部31がEPG情報から切り出した単語を、そのまま用いることが好ましい。すなわち、EPG情報から単語Bが切り出された場合には、単語Bがユーザに提供される方が、同義語である単語Aが提供されるよりも好ましい形態である。これは、例えば、EPG情報から切り出された単語Bが、番組の番組名から切り出された場合、単語Bそのものがユーザに提供されるぶんには、なんの影響もないが、単語Aが提供されるようにしてしまうと、たとえ同義語であっても、番組名が変更されてユーザに提供されることになるので、好ましくない。
【0045】
このようなことを考慮し、リンクを張るという処理のうえでは、切り出された単語自体とは異なる同義語の単語で処理されるとしても、最終的にユーザに提供される単語は、EPG情報から切り出された単語が提供されるようにする。
【0046】
フローチャートの説明に戻り、ステップS12において切り出された語彙(単語)は、登録部41に供給される。登録部41は、ステップS13において、供給された単語が、登録すべき単語であるか否かを判断する。登録部41に供給される単語になんら制限が設けられていないとき、例えば、どのような品詞の単語であっても切り出された単語は登録部41に供給されるようなとき、登録部41は、供給された単語の中から名詞の単語を抜き出すといった処理を実行する。
【0047】
また、名詞の単語のみが、登録部41に供給されるとしても、登録しない単語を予め設定しておき、その設定されている単語が供給されたか否かを判断することにより、ステップS13の処理が行われるようにしても良い。登録しない単語を予め設定しておく場合、そのような単語を登録しておくための辞書を登録部41に設けるようにしても良い。辞書は、視聴者により、例えば、操作部17を操作することにより、編集できるような機能を設けるようにしても良い。
【0048】
登録しない単語を設定し、その設定されている単語を登録しないようにするといった処理は、登録部41が行うのではなく、語彙切り出し部31が行うようにしておいても良い。語彙切り出し部31が行うようにした場合、登録部41において同様の処理を行う必要はない。
【0049】
逆に、登録する単語のみを予め設定し、そのような単語を登録しておくための辞書を設けるようにしても良い。
【0050】
語彙切り出し部31により切り出された名詞の単語は、全て登録するとして設定した場合には、ステップS13による処理を実行する必要はないため、ステップS13の処理を省略することが可能である。
【0051】
ステップS13における処理を実行するようにした場合、ステップS13において、登録すべき単語であると判断された場合、ステップS14に進み、それ以降の処理が実行されるが、登録すべき単語ではないと判断された場合、登録する必要がないので、ステップS12に戻り、次の単語を処理するための処理に処理が移行する。
【0052】
ステップS14において、登録すべき単語であると判断された単語は、既に記憶部42に記憶されている関連情報ファイル51に語彙として登録されているか否かが判断される。ステップS14において、登録しようとしている単語は、既に登録されている単語であると判断された場合、ステップS15に進む。
【0053】
ステップS15に処理が進む場合、登録部41が登録を実行しようとしている単語は、既に関連情報ファイル51に登録されている語彙であるので、その語彙自体は登録する必要がない。従って、その語彙が切り出された番組情報を、既に登録されている語彙に関連付けて登録する。
【0054】
例えば、図4を参照するに、番組Xの番組情報から切り出された語彙(単語)が、語彙Aであった場合、語彙Aは、既に関連情報ファイル51に登録されているため、その語彙Aと番組Xの番組情報が関連付けられて登録される。この場合、関連付けられ、記憶される番組情報としては、図3に示したようなEPG情報の番組Xに関わる全ての情報そのものでもよいし、番組IDだけでも良い。番組IDだけを関連付けておけば、その番組IDから番組情報をEPG情報内から読み出すことは可能である。
【0055】
このようにして、語彙と番組情報が関連付けられて関連情報ファイル51が記憶部42に生成され、記憶される。
【0056】
一方、ステップS14において、登録部41が、供給された単語は、関連情報ファイル51に登録されていない単語であると判断した場合、ステップS16に処理が進む。ステップS16において、供給された単語が、関連情報ファイル51に、新たな語彙として登録される。
【0057】
さらに、ステップS17において、登録された単語が切り出された番組の番組情報が、関連付けられて、関連情報ファイル51に登録される。
【0058】
このような処理が繰り返されることにより、関連情報ファイル51が生成される。このような処理は、データベース12に記憶されている全てのEPG情報に対して行われ、全てのEPG情報に対して処理が行われたときに、図5に示した関連情報ファイル51の生成処理も終了される。
【0059】
図5のフローチャートに基づく関連情報ファイル51の処理が終了されると、その処理の結果生成された関連情報ファイル51は、データベース12に供給され、データベース12において記憶が開始される。データベース12に関連情報ファイル51が供給される際、1つの語彙に関連付けられている番組情報が1つであるような情報は、削除される。換言すれば、データベース12に供給され記憶される関連情報ファイル51内には、1つの語彙には複数の番組情報が関連付けられた情報しか存在しない。
【0060】
このような条件を設けるのは、後述する処理において、ユーザに番組情報を提供するわけだが、その番組情報の提供のとき、ユーザが番組情報内に含まれている所定の語彙に興味を持った際に、その語彙を選択すると、その語彙に関する他の番組情報も提供されるようにするためである。このようにするためには、少なくとも1つの語彙に2以上の番組情報が関連付けられている必要がある。
【0061】
次に、生成されたEPG情報の表示の処理について説明する。図7に、図1に示したSTB10の構成のうち、EPG情報の表示に関わる構成を抜き出した構成を示す。図7に示した構成においては、語彙抽出部13の内部構成は、図2に示した内部構成と同じく、語彙切り出し部31と辞書記憶部32が設けられている。他の部分で図7に示した構成は、図1に示した構成と同様のため、説明を省略する。
【0062】
図7に示した構成のシステムにおいて行われるEPG情報の表示の処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8に示したフローチャートの処理は、EPGの表示が指示されたときに行われる処理であり、換言すれば、STB10に接続されているテレビジョン受像機(不図示)に表示されている画面が、EPG画面に切り替えられるときに行われる処理である。ここでは、EPGの初期画面の表示の処理として説明する。
【0063】
ステップS31において、データベース12からEPG情報が読み出される。読み出されたEPG情報は、語彙切り出し部31に供給される。語彙切り出し部31における語彙の切り出し処理は、図5のステップS12において行われる処理と同様に行われ、名詞に分類される単語が切り出される。この切り出しについては、既に説明したので、ここでは省略する。
【0064】
ステップS33において、切り出された単語に同義語が存在するか否かが判断される。この判断は、上述した関連情報ファイル51の生成に関する処理では、単語を切り出す際の1つの処理として説明したが、EPG情報を表示する際には、後段のステップS34の処理が必要となるため、1つのステップとして設けている。このステップS33における判断は、語彙切り出し部31が辞書記憶部32に記憶されている同義語辞書を参照して行われる。
【0065】
ステップS33において切り出された単語に同義語があると判断された場合、ステップS34に進み、同義語はないと判断された場合、ステップS34の処理はスキップされ、ステップS35に進む。
【0066】
ここでは、語彙切り出し部31により切り出され、出力される単語は、名詞であると設定されている。また、同義語は、処理を実行する上では、統一された(代表する)単語が用いられると設定され、代表とされる単語として設定されている単語が、関連情報ファイル51に語彙として記憶されている。そのため、関連情報ファイル51に記憶されている情報を利用するためには、同義語が存在するか否かを判断する処理が必要となる。
【0067】
そこで、ステップS33において、切り出された単語(以下、適宜、単語Aとする)に同義語が存在するか否かを判断し、同義語が存在すると判断された場合、ステップS34に進み、処理対象の設定が行われる。ステップS34における処理対象の設定とは、まず、同義語があると判断された単語Aが、同義語のなかで予め代表する単語であると設定されている単語(以下、適宜、単語Bとする)であった場合、換言すれば、単語A=単語Bであった場合、そのまま、その単語A(B)が処理対象の単語として設定される。
【0068】
一方、同義語があると判断された単語Aが、同義語のなかで予め代表する単語であると設定されている単語Bではない場合、単語Bが処理対象の単語として設定されると同時に、単語Aは、処理のうえでは単語Bとして扱われるという関連づけの情報が、例えば、位置情報テーブル19に書き込まれる。
【0069】
ステップS34において処理対象の単語として設定された単語は、位置情報テーブル19とリンク情報検索部20に出力される。また、ステップS33において切り出された単語に同義語は存在しないと判断された場合、その切り出された単語自体が、位置情報テーブル19とリンク情報検索部20に出力される。
【0070】
このようにして、リンク情報検出部20に切り出された単語に関する情報が出力されると、ステップS35において、リンク情報検索部20は、データベース12に記憶されている関連情報ファイル51内に、供給された単語(語彙)が登録されているか否かを判断する。ステップS35において、供給された単語が関連情報ファイル51に登録されていると判断された場合、ステップS36に進む。
【0071】
ステップS36において、位置情報テーブル19に対する書き込みが実行される。位置情報テーブル19には、語彙切り出し部31により切り出された単語が供給されるが、その供給された単語が、表示部16上のどの部分に表示されるのかという情報が、単語と関連付けられて記憶される。この際、切り出された単語は、単語Aであったが、単語Bが処理対象として設定されていた場合、単語Aに関する情報、単語Bに関する情報、および、単語Aが表示される位置に関する情報が、それぞれ関連付けられて記憶される。
【0072】
ステップS36における位置情報テーブル19への書き込みの処理が行われる一方で、ステップS37において、強調表示処理が実行される。ステップS37における強調表示処理は、データベース12に記憶されている単語であると判断された単語、すなわちこの場合、リンクが張られている単語であると判断された単語が、リンクが張られていない単語と区別が付くような表示で表示されるようにするための処理である。
【0073】
強調表示された単語は、例えば、他の単語とは異なる色で表示される、他の単語より太い線の文字で表示される、点滅して表示される、アンダーラインが惹かれて表示される、立体表示されるなどである。
【0074】
ステップS37における処理が終了すると、ステップS32に戻り、次の単語に対して、同様の処理が実行される。
【0075】
一方、ステップS35において、切り出された単語が、データベース12に記憶されている関連情報ファイル51に登録されていないと判断された場合、ステップS38に進む。ステップS38に処理が進む場合、リンクが張られていない単語の表示処理なので、通常の表示処理が実行される。このような処理が終了されると、ステップS32に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0076】
図9に、このようにして表示部16に表示された画面の一例を示す。画面の左側には番組を放送するチャンネル名が表示されるチャンネル表示部81が表示され、チャンネル表示部81に表示されている各チャンネルが放送する番組名が表示される番組名表示部82が、チャンネル表示部81の右側に表示されている。
【0077】
チャンネル表示部81と番組表示部82の下側には、番組の内容を表示する内容表示部83が設けられている。内容表示部83に番組内容が表示される番組は、番組名表示部82に表示されている番組名のうち、選択されている番組であり、図9においては、上から2段落目に表示されている番組が選択されている番組であることを示している。
【0078】
内容表示部83には、カーソル84とポインタ85が表示されている。カーソル84は、リンクが張られている単語、すなわちこの場合、強調表示されている単語上で、ポインタ85が位置する単語上に表示される。ポインタ84が、強調表示されていない単語上に位置するときは、カーソル84は、全く表示されないようにしても良いし、その前に表示されていた位置で継続的に表示されているようにしても良い。
【0079】
カーソル84とポインタ85を両方とも表示させる必要は必ずしもなく、どちらか一方のみが表示される形態としても良い。
【0080】
図9においては、“ドラマ”、“MUSIC”、“映画”、“プロ野球”、“ロック”といった単語がリンクが張られており、強調表示されている。ポインタ85は、操作部17や、図示されていないリモートコントローラにより、ユーザが所望とする位置に移動される。また、図9に示した例では図示していないが、放送時刻など、他の情報も表示されるようにしても良いし、スクロールバーなどが表示され、表示されきれていない番組名や番組内容を表示できるような機能を設けることは、適宜可能である。
【0081】
図9に示した画面例や、後述する処理により表示される、例えば、図11に示したような画面例は、一例であり、これらの画面に限定されることを意味するものではない。
【0082】
図9に示したようなEPG情報の表示画面から、ユーザがリンクが張られている所望の単語を選択した場合における、STB10の動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。ステップS51において、操作部17が操作されたか否かが判断される。操作部17には、ポインタ85を画面上で移動させるためのボタンや、選択した単語に張られているリンク先の情報を参照することを指示するためのボタンが備えられており、その指示するためのボタンが操作されたか否かが判断される。
【0083】
ステップS51において、ボタンが操作されたと判断されるまで、待機状態が維持される。すなわち、図9に示したような画面が、表示部16に表示された状態が維持される。一方、ステップS41において、ボタンが操作されたと判断された場合、ステップS52に進み、語彙の特定が行われる。
【0084】
ステップS52における語彙の特定の処理について説明するに、操作部17が操作されたという情報は、表示制御部15と語彙特定部18に伝えられる。表示制御部15は、選択された語彙をさらに強調表示するなどの処理を実行するようにしても良い。
【0085】
語彙特定部18は、操作部17から情報を入力すると、位置情報テーブル19を参照して、選択された語彙を特定する。すなわち、語彙特定部18は、まず、選択された語彙の位置情報を入力し、その位置情報を基に、位置情報テーブル19を参照し、選択された語彙を特定する。上述したように、位置情報テーブル19には、所定の語彙と、その語彙が表示されている位置情報が関連付けられて記憶されているため、位置情報から語彙を決定することが可能とされている。
【0086】
ステップS52において語彙が特定されると、その情報は、読み出し部21に供給される。読み出し部21は、ステップS53において、EPG情報をデータベース12から読み出す。読み出し部21が読み出すEPG情報は、入力された語彙に関連付けられている番組情報である。
【0087】
すなわち、読み出し部21は、まず、データベース12に記憶されている関連情報ファイル51を参照し、入力された語彙に関連付けられている番組を判別する。関連付けられている番組が判別されると、EPG情報から、関連付けられていると判別された番組の情報だけが読み出される。このようにして読み出し部21により読み出されたEPG情報は、語彙抽出部13の語彙切り出し部31に供給される。
【0088】
語彙抽出部31は、ステップS54において、単語(語彙)の切り出しを開始する。ステップS54乃至S60の処理は、図8のステップS32乃至S38と同様の処理のため、その説明は省略する。このように、同様の処理が実行されることにより、新たに表示される画面上にも、リンクが張られている単語に関しては強調表示されて表示されることになる。
【0089】
図11に、図10に示したフローチャートの処理が実行されることにより、表示部16に表示された画面の一例を示す。図11に示した画面は、図9に示した画面のうち、“ロック”という単語上に、ポインタ85(カーソル84)が位置している状態のときに、ユーザがその単語を選択するといった操作を実行したことに対応して、表示部16の表示が切り替えられて表示された画面の例を示している。
【0090】
図11に示した画面は、上部に、語彙表示部91が設けられている。この語彙表示部91には、ユーザが選択した語彙を、ユーザに認識させるような文章などが表示され、例えば、図11に示すように“<ロック>に関するリンク”といった文章が表示される。この画面においても、リンクが張られている単語は、強調表示されて表示されており、その強調表示されている単語を選択することより、さらに他のリンク先の情報を参照できるようになっている。
【0091】
このように、ユーザは、インターネット上で閲覧できるホームページのように、次から次へと、番組情報を閲覧することが可能となる。また、単語毎に選択できるので、ユーザは、1文字づつ入力するといったような操作を行わなくてもよく、所望の単語を簡便に選択することができ、もって、所望の情報を簡便に素早く取得することが可能となる。
【0092】
また、上述したようにテキスト情報を基に、データベース12を構築することにより、デジタル放送だけでなく、アナログ放送におけるEPG情報においても、上述したようなリンクを張り、ユーザに情報を提供するといった処理を実行することが可能となる。よって、地上波のアナログ放送などにも本発明を適用することが可能となり、さらに使い勝手を向上させることが可能となる。
【0093】
上述した実施の形態においては、データベース12に記憶されるリンク先の情報としてはEPG情報のみとしたが、他の情報を用いる、または、他の情報も用いるようにしても良い。例えば、FM(Frequency Modulation)放送における文字多重放送のデータを取り込む仕組みを設け、その文字多重放送のデータから音楽のタイトル、アーティストなどの情報のデータベースを作成し、リンク先の情報として用いることができるようにしても良い。
【0094】
また、家庭内ネットワークなどが構築されている状態で、そのネットワークを介してSTB10に接続されている他の電化製品、例えば、CD(Compact Disk)プレーヤに格納されているコンパクトディスクの曲名やアーティスト名などのデータ、ハードディスクレコーダのハードディスクに記憶されている番組名などのデータを、上述したEPG情報と同じようにデータベース化して用いるようにしても良い。
【0095】
データベース化して、データを利用するだけでなく、例えば、選択されたのが、所定のコンパクトディスクの曲名であった場合、その曲が再生されるようにしても良い。
【0096】
データをデータベース化する際、換言すれば、リンクを張り、そのリンク先の情報を提供できるようにするためのデータベース化は、例えば、ハイパーリンクのコマンドが予め組み込んである言語を用いればよい。このような言語は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)などのマークアップ言語があり、本発明に、このような言語を用いることは可能である。
【0097】
上述した一連の処理を、ハードウェアにより、それぞれの機能を有するブロックを設け実行させることもできるが、ソフトウェアにより機能的なブロックを設け実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0098】
記録媒体について説明する前に、記録媒体のデータを読みとるパーソナルコンピュータについて説明する。図12は、汎用のパーソナルコンピュータの内部構成例を示す図である。パーソナルコンピュータのCPU(Central Processing Unit)211は、ROM(Read Only Memory)212に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)213には、CPU211が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。入出力インタフェース215は、キーボードやマウスから構成される入力部216が接続され、入力部216に入力された信号をCPU211に出力する。また、入出力インタフェース215には、ディスプレイやスピーカなどから構成される出力部217も接続されている。
【0099】
さらに、入出力インタフェース215には、ハードディスクなどから構成される記憶部218、および、インターネットなどのネットワークを介して他の装置とデータの授受を行う通信部219も接続されている。ドライブ220は、磁気ディスク231、光ディスク232、光磁気ディスク233、半導体メモリ234などの記録媒体からデータを読み出したり、データを書き込んだりするときに用いられる。
【0100】
記録媒体は、図12に示すように、パーソナルコンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク231(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク232(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク233(MD(Mini−Disc)(登録商標)を含む)、若しくは半導体メモリ234などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM212や記憶部218が含まれるハードディスクなどで構成される。
【0101】
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0102】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0103】
【発明の効果】
以上の如く本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、取得された番組情報から所定の語彙を抽出と、その語彙が抽出された番組情報を関連付けたファイルを生成し、番組情報の表示が指示されたとき、読み出した番組情報から、所定の語彙を抽出し、その抽出された語彙が、ファイルに記憶されている場合、その語彙を強調するための表示を実行し、その表示された語彙がユーザに選択されると、その選択された語彙に関連付けられている情報が読み出され、ユーザに提供されるようにしたので、ユーザが興味を持っている番組情報を、簡便に、また次々に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したSTBの一実施の形態の内部構成を示す図である。
【図2】ファイルの作成に関わる部分の構成を示す図である。
【図3】EPG情報について説明するための図である。
【図4】関連情報ファイルについて説明する図である。
【図5】関連情報ファイルの生成について説明するフローチャートである。
【図6】同義語辞書について説明する図である。
【図7】EPG情報の表示に関わる部分の構成を示す図である。
【図8】EPG情報の表示について説明するフローチャートである。
【図9】表示部に表示される画面について説明する図である。
【図10】EPG情報の表示について説明するフローチャートである。
【図11】表示部に表示される画面について説明する図である。
【図12】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
10 STB, 11 通信部, 12 データベース, 13 語彙抽出部, 14 関連情報作成部, 15 表示制御部, 16 表示部, 17 操作部, 18 語彙特定部, 19 位置情報テーブル, 20 リンク情報検索部, 21 読み出し部, 31 語彙切り出し部, 32 辞書記憶部, 41 登録部, 42 記憶部
Claims (5)
- 個々の番組を識別するための番組IDと、前記番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記番組情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶されている前記番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された前記番組情報を関連付けたファイルを生成する生成手段と、
前記番組情報の表示が指示されたとき、前記記憶手段により記憶されている前記番組情報を読み出す第1の読み出し手段と、
前記読み出し手段により読み出された前記番組情報を、前記抽出手段に供給し、前記抽出手段により抽出された前記語彙が、前記生成手段により生成された前記ファイルに記憶されているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記語彙が前記ファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御手段と、
前記表示制御手段により強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている前記番組情報を、前記生成手段により生成された前記ファイルに基づいて、前記記憶手段から読み出す第2の読み出し手段と
を含むことを特徴とする情報処理装置。 - 前記取得手段は、ネットワークを介して接続されている他の装置が処理するデータに関する情報も取得し、
前記記憶手段、前記生成手段、前記第1の読み出し手段、前記判断手段、前記表示制御手段、および前記第2の読み出し手段は、前記他の装置が処理するデータに関する情報も前記番組情報として扱う
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 個々の番組を識別するための番組IDと、前記番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理で取得された前記番組情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップの処理で抽出された前記所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された前記番組情報を関連付けたファイルを生成する生成ステップと、
前記番組情報の表示が指示されたとき、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記番組情報の読み出しを制御する第1の読み出し制御ステップと、前記読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御された前記番組情報を、前記抽出ステップに供給し、前記抽出ステップの処理で抽出された前記語彙が、前記生成ステップの処理で生成された前記ファイルに記憶されているか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップの処理で前記語彙が前記ファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御ステップと、
前記表示制御ステップの処理で強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている前記番組情報を、前記生成ステップの処理で生成された前記ファイルに基づいて、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記番組情報からの読み出しを制御する第2の読み出し制御ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 個々の番組を識別するための番組IDと、前記番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理で取得された前記番組情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップの処理で抽出された前記所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された前記番組情報を関連付けたファイルを生成する生成ステップと、
前記番組情報の表示が指示されたとき、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記番組情報の読み出しを制御する第1の読み出し制御ステップと、前記読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御された前記番組情報を、前記抽出ステップに供給し、前記抽出ステップの処理で抽出された前記語彙が、前記生成ステップの処理で生成された前記ファイルに記憶されているか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップの処理で前記語彙が前記ファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御ステップと、
前記表示制御ステップの処理で強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている前記番組情報を、前記生成ステップの処理で生成された前記ファイルに基づいて、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記番組情報からの読み出しを制御する第2の読み出し制御ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 個々の番組を識別するための番組IDと、前記番組の内容を説明する番組内容を少なくとも含む番組情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理で取得された前記番組情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記番組情報を読み出し、その番組情報から所定の語彙を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップの処理で抽出された前記所定の語彙と、その所定の語彙が抽出された前記番組情報を関連付けたファイルを生成する生成ステップと、
前記番組情報の表示が指示されたとき、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記番組情報の読み出しを制御する第1の読み出し制御ステップと、前記読み出し制御ステップの処理で読み出しが制御された前記番組情報を、前記抽出ステップに供給し、前記抽出ステップの処理で抽出された前記語彙が、前記生成ステップの処理で生成された前記ファイルに記憶されているか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップの処理で前記語彙が前記ファイルに記憶されていると判断された場合、その語彙を強調するための表示を制御する表示制御ステップと、
前記表示制御ステップの処理で強調された表示が制御された語彙が、ユーザにより選択された場合、その選択された語彙に関連付けられている前記番組情報を、前記生成ステップの処理で生成された前記ファイルに基づいて、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記番組情報からの読み出しを制御する第2の読み出し制御ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2002185638A JP2004030231A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
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JP2002185638A Withdrawn JP2004030231A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
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JPH11261908A (ja) * | 1998-03-06 | 1999-09-24 | Toshiba Corp | 番組及び又は情報の選択支援装置 |
JP2000341598A (ja) * | 1999-05-25 | 2000-12-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 番組情報表示装置、番組情報送信装置、番組情報伝送方法、番組関連付け方法、番組情報表示方法及びプログラム記録媒体 |
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2002
- 2002-06-26 JP JP2002185638A patent/JP2004030231A/ja not_active Withdrawn
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2003
- 2003-06-18 WO PCT/JP2003/007706 patent/WO2004003790A1/ja active Search and Examination
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