JP2004030194A - 照明制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明制御のためのパラメータの読み出しに異常があった場合でも、継続して動作を行うことができ、且つ装置の不具合、及び復帰させるための作業による使用者の負担や不自由さを軽減することができる照明制御装置を提供する。
【解決手段】照明制御装置1は、演算部たるマイコン11と、1つのアドレスに16ビットのデータを記憶できる記憶部たるEEPROM12と、調光信号出力部13と、リモコン受信部14とから構成され、照明器具2は、照明負荷3を有する。マイコン11は複数の8ビットのパラメータを用いて照明負荷3の光出力を制御している。EEPROM12内では、1つのパラメータの値が1つのアドレスの上位8ビットと下位8ビットに各々書き込まれて、1つのアドレス内に同じパラメータの値が上位8ビットと下位8ビットとに並べて配置されている。
【選択図】 図1
【解決手段】照明制御装置1は、演算部たるマイコン11と、1つのアドレスに16ビットのデータを記憶できる記憶部たるEEPROM12と、調光信号出力部13と、リモコン受信部14とから構成され、照明器具2は、照明負荷3を有する。マイコン11は複数の8ビットのパラメータを用いて照明負荷3の光出力を制御している。EEPROM12内では、1つのパラメータの値が1つのアドレスの上位8ビットと下位8ビットに各々書き込まれて、1つのアドレス内に同じパラメータの値が上位8ビットと下位8ビットとに並べて配置されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明負荷の出力を制御する照明制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
照明負荷を有する照明器具と、照明負荷の出力を制御する照明制御装置とで構成される照明システムにおいて、照明制御装置が出力する調光信号によって照明負荷の出力を制御するものは、数多く存在する。このような照明システムでは、使用者が望む複雑な照明制御を実現するためにマイクロコンピュータ等の演算器(演算部)が調光信号の作成及び出力を行うことで、調光制御を実行している。演算部には複数のパラメータを用いて複雑な調光制御を行うためのプログラムが予め内蔵されており、このプログラムにしたがって調光制御の作成、出力を行うことにより、複雑な照明制御を実現している。このパラメータは、照明制御装置にどのような制御を行わせるかといった個々の情報であり、使用者がリモコン等により設定することができる。設定されたパラメータは演算部で即座に処理され、調光信号に反映される。
【0003】
しかし、演算部は、通電中はそれらのパラメータの値を記憶することができるが、電源を切られて次に電源を再投入したときには、前回のパラメータの値は記憶していない。
【0004】
そこで、照明制御装置は、演算部とともにEEPROM等の不揮発性メモリを有して、演算部はパラメータを設定された後にその値を不揮発性メモリに書き込むようになっている。また、電源投入時は、不揮発性メモリから全てのパラメータの値を読み出すようになっている。これらの機能は、演算部に内蔵されるプログラムを実行することによって実現される。
【0005】
このような照明制御装置においては、ある1つのパラメータの値を書き込んだ後に続けて、全てのパラメータの値のチェックサムをとり、このチェックサムデータをEEPROM上の専用アドレスに書き込むようにしているものがある。このチェックサムデータは、パラメータの書き込み時に誤ったパラメータの値がEEPROMに書き込まれるといった異常を検出するために用いられる。
【0006】
以下、図1に構成を示す照明システムにおいて、パラメータのEEPROMへの書き込み、読み出しについて説明する。照明システムは、照明制御装置1と、照明器具2とを備える。照明制御装置1は、演算部たるマイクロコンピュータ11(以下、マイコン11と称す)と、1つのアドレスに16ビットのデータを記憶できる記憶部たるEEPROM12と、調光信号出力部13と、リモコン受信部14とから構成される。照明器具2は、照明負荷3を有する。
【0007】
マイコン11は10個のパラメータA〜Jを用いており、各々のパラメータは8ビットデータである。そして、パラメータA〜Jに応じて照明制御装置1の動作を制御し、例えば調光信号出力部13を介して照明器具2に調光信号を出力し、照明負荷3の光出力を制御している。パラメータA〜Jは、EEPROM12内では図3に示すようなアドレス配置をされており、EEPROM12はアドレス00h〜04hの各アドレスの上位8ビットと下位8ビットに各々異なるパラメータを書き込まれ、アドレス05hの上位8ビットにはチェックサムデータが書き込まれている。
【0008】
そして、電源投入後、マイコン11はEEPROM12から全てのパラメータA〜Jの値と、チェックサムデータとを読み出す。この読み出し作業は、EEPROM12が16ビットであるので、1回の読み出し動作で2つの8ビットパラメータを読み出すことができ、全てのデータを読み出すためには、アドレス00h〜05hまで計6回の読み出し動作を要する。マイコン11は読み出した各データの上位8ビットと下位8ビットとを分離して、各々をパラメータの値として設定する。例えば、アドレス00hから読み出したデータは、上位8ビットをパラメータAの値、下位8ビットをパラメータBの値として設定する。この動作を順次アドレス04hまで行う。最後に、アドレス05hからチェックサムデータを読み出す。
【0009】
マイコン11は、読み出したパラメータA〜Jの各8ビット値の総和をとった値と、読み出したチェックサムデータの値とを比較する。両者が同じ値であれば、読み出した全てのパラメータA〜Jは、前回電源を切られる前にEEPROM12に正しく書き込めたものであると考えることができるので、読み出したパラメータA〜Jの各値を、各々のパラメータの値として設定し、以降、照明制御装置1による調光制御等の動作に用いる。
【0010】
読み出したパラメータA〜Jの各8ビット値の総和をとった値と、読み出したチェックサムデータの値とが異なっているときは、EEPROM12からのデータの読み出しを何度かリトライし、それでもなお異なっているときは、パラメータA〜Jのうちいずれかのパラメータが、前回電源を切られる前にEEPROM12に正しく書き込めていなかったと考えられる。このような場合をチェックサムエラーと呼ぶことにする。チェックサムエラーが発生すると、マイコン11はその時点で動作を停止し、照明制御装置1は使用者に不具合が発生したことを報知する。
【0011】
次に、電源投入時にチェックサムエラーが発生せず、照明制御装置1が通常の動作を行っているときに、使用者がその動作状態を変更しようとして、外部からリモコンを用いてパラメータBの値を変更する設定を行ったとする。すると、マイコン11は、リモコンからリモコン受信部14を介して入力されたパラメータBの新しい値にしたがって即座に動作状態を変更し、このパラメータBの新しい値をEEPROM12に書き込む動作に入る。パラメータBは図3に示すようにパラメータAと並んで配置されるので、今回は変更のないパラメータAの値を上位8ビットに、変更したパラメータBの新しい値を下位8ビットに並べた書き込みデータを、EEPROM12のアドレス00hへ書き込む。さらに、パラメータBの値に変更があったので、チェックサムデータの値も変わってくる。そこでマイコン11は、パラメータA〜Jの各値の総和をとり、チェックサムデータの新しい値を、EEPROM12のアドレス05hに書き込む。このように、従来の照明制御装置1では、1つのパラメータの変更があった場合でも、パラメータとチェックサムデータとの2回の書き込み動作を要する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の技術に示した照明制御装置1では、使用者がリモコンを用いてパラメータの値を変更する設定を行った場合には、パラメータとチェックサムデータとの2回の書き込み動作を要するため、パラメータ値の変更直後に照明制御装置1の電源が切られたときに、以下のような不具合が発生する。すなわち、EEPROM12への1回目の書き込みであるパラメータの書き込み後、且つEEPROM12への2回目の書き込みであるチェックサムデータの書き込み前のタイミングでマイコン11がリセットされて、照明制御装置1の電源が再投入されると、電源再投入後にマイコン11がEEPROM12から全てのパラメータA〜Jとチェックサムデータとを読み出して、パラメータA〜Jの総和をとった値とチェックサムデータの値とを比較すれば、チェックサムデータはパラメータ値の変更前の値であるので、チェックサムエラーが発生する。
【0013】
また、ノイズ等によって、誤った値がパラメータあるいはチェックサムデータとして書き込まれた場合も、やはりチェックサムエラーが発生する。
【0014】
そして、このようなチェックサムエラーでは、どのパラメータにエラーが生じたのかが分らず、その要因であるパラメータの特定ができないため、全てのパラメータの値を疑わざるを得ない。したがって、マイコン11には、エラーが生じたパラメータは所定の値に設定し、他のパラメータはEEPROM12から読み出した値をそのまま設定して動作を行うという応急的な復帰手段がなく、全てのパラメータを各々の所定の値に戻して動作を行う手段、あるいは動作を停止して使用者に異常を報知する手段しかなかった。
【0015】
マイコン11が、全てのパラメータを各々の所定の値に戻して動作を行った場合は、使用者が望む照明制御のためのパラメータ設定を全て無視することになり、使用者にとってみれば、電源を切る前と後とで照明制御の状態が全く異なるものとなる。電源を切る前の状態に復帰させるためには、全てのパラメータの再設定という作業が必要になり、その作業の負担を使用者に強いることになる。
【0016】
マイコン11が、動作を停止して使用者に異常を報知する場合は、チェックサムエラーが発生した時点で照明制御装置1の異常として報知し、動作を停止するのであるから、使用者に大変な不自由を与えることになる。
【0017】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、照明制御のためのパラメータの読み出しに異常があった場合でも、継続して動作を行うことができ、且つ装置の不具合、及び復帰させるための作業による使用者の負担や不自由さを軽減することができる照明制御装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、内蔵されたプログラムを実行して演算を行うことで照明負荷の出力を制御する演算部と、前記演算部で用いる1個のデータのビット数の2倍のビット数のデータを1つのアドレスに書き込むことができる不揮発性メモリから成る記憶部とを備え、前記演算部は、前記プログラムにしたがって複数のデータの前記記憶部への書き込み及び前記記憶部からの読み出しを実行し、前記記憶部へデータを書き込むときは、前記不揮発性メモリの1つのアドレスの上位ビットと下位ビットとに同じデータを書き込むことを特徴とする。
【0019】
請求項2の発明は、請求項1において、前記演算部は、外部より設定される複数のパラメータに基づいた調光信号を出力して照明負荷の出力を制御し、前記パラメータをデータとして前記記憶部への書き込み及び前記記憶部からの読み出しを実行することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
本実施形態において、照明システムは、照明制御装置1と、照明器具2とを備える。照明制御装置1は、演算部たるマイクロコンピュータ11(以下、マイコン11と称す)と、1つのアドレスに16ビットのデータを記憶できる記憶部たるEEPROM12と、調光信号出力部13と、リモコン受信部14とから構成される。照明器具2は、照明負荷3を有する。
【0022】
以下、本実施形態の照明システムにおいて、パラメータのEEPROMへの書き込み、読み出しについて説明する。マイコン11は10個のパラメータA〜Jを用いており、各々のパラメータは8ビットデータである。そして、パラメータA〜Jに応じて照明制御装置1の動作を制御し、例えば調光信号出力部13を介して照明器具2に調光信号を出力し、照明負荷3の光出力を制御している。パラメータA〜Jは、EEPROM12内では図2に示すようなアドレス配置をされており、EEPROM12はアドレス00h〜09hを有して、1つのパラメータの値が1つのアドレスの上位8ビットと下位8ビットに各々書き込まれて、1つのアドレス内に同じパラメータの値が上位8ビットと下位8ビットとに並べて配置されている。また、従来の技術ではチェックサムデータが存在したが、本実施形態では存在しない。
【0023】
まず、電源投入後、マイコン11はEEPROM12から全てのパラメータA〜Jの値を読み出す。全てのパラメータA〜Jの値を読み出すためには、アドレス00h〜09hまでの計10回の読み出し動作を要する。マイコン11は読み出した各データの上位8ビットと下位8ビットとを分離して、その両者の比較を行う。
【0024】
そして、読み出したデータの上位8ビットのパラメータと、下位8ビットのパラメータとが互いに同じ値であれば、その値を1つのパラメータの値として設定する。また、読み出したデータの上位8ビットのパラメータと、下位8ビットのパラメータとが互いに異なる値であれば、EEPROM12からのデータの読み出しを何度かリトライし、それでもなお異なっているときは、その1つのパラメータはエラーが生じたパラメータであると判断する。
【0025】
例えば、アドレス00hから読み出したデータの上位8ビットのパラメータAと、下位8ビットのパラメータAとが同じ値であれば、その値をパラメータAの値として設定する。次に、アドレス01hから読み出したデータの上位8ビットのパラメータBと、下位8ビットのパラメータBとが互いに異なる値であれば、EEPROM12のアドレス01hからのデータの読み出しを何度かリトライし、それでもなお異なっているときは、そのパラメータBはエラーが生じたパラメータであると判断する。このとき、マイコン11は、パラメータBの値を所定の値に設定する。そして、アドレス02h以降のデータの読み出しを継続して、上記動作を順次アドレス09hまで行う。
【0026】
そして、アドレス02h以降で読み出したデータの上位8ビットと下位8ビットが同じ値であれば、アドレス01hのパラメータBのみが、前回電源を切られる前にEEPROM12に正しく書き込めなかったということが分る。この場合、パラメータBの値のみが所定の値に設定されて、以降の動作に用いられる。したがって、パラメータA、C〜Jを用いる動作は、前回電源が切られるまで使用者が設定していた動作を行うことになるが、パラメータBを用いる動作は使用者の設定を無視するものとなる。但し、このときマイコン11はパラメータBの設定が変わったことを、LED(図示なし)の駆動等で使用者に報知する。
【0027】
次に、照明制御装置1が通常の動作を行っているときに、使用者がその動作状態を変更しようとして、外部からリモコンを用いてパラメータBの値を変更する設定を行ったとする。すると、マイコン11は、リモコンからリモコン受信部14を介して入力されたパラメータBの新しい値にしたがって即座に動作状態を変更し、このパラメータBの新しい値をEEPROM12に書き込む動作に入る。パラメータBは図2に示すように、アドレス01hの上位8ビットと下位8ビットとに同じパラメータBの値が並べて配置されるので、マイコン11は、パラメータBの新しい値を上位8ビットと下位8ビットとに並べて配置した書き込みデータをEEPROM12のアドレス01hに書き込む。
【0028】
このような本実施形態では、パラメータ変更時のEEPROM12のデータの書き換えはパラメータの書き換えのみの1回でよく、従来例のようにパラメータの書き換えとチェックサムデータの書き換えとの2回も書き換えを行わないので、パラメータ値の変更直後に照明制御装置1の電源が切られても、従来例のようにチェックサムエラーに陥ることがない。加えてマイコン11のプログラムの処理も簡単になる。
【0029】
そして、各々のパラメータは、EEPROM12の1つのアドレスの上位8ビットと下位8ビットとに同じ値を書き込むことによって、各々のパラメータ毎にエラー検出の機能を供えて、エラー検出時にはどのパラメータにエラーが生じたかを特定でき、そのエラーが生じたパラメータの値のみを前回の値から変更して照明制御装置1を動作させることができる。したがって、全てのパラメータの値を変更して動作させたり、動作を停止させたりすることはない。すなわち、従来のチェックサムエラーのように、どのパラメータにエラーが生じたのかが分らず、その要因であるパラメータの特定ができないため、全てのパラメータの値を疑わざるを得ないという状況は発生しない。
【0030】
また、本実施形態のエラー時のパラメータ設定動作は応急的な復帰手段であり、パラメータの読み出し時にエラーがあった場合、少なくとも使用者に対してはエラーがあったパラメータの再設定を強いることになるが、エラーが発生したパラメータが1つであれば再設定するパラメータも1つで済むので、従来例に比べると再設定の作業量は遥かに軽減されている。
【0031】
なお、本実施形態ではパラメータの数は10個に限るものではなく、何個であっても同様の効果を奏するものである。
【0032】
さらに図1において、マイコン11とEEPROM12とを分離して構成したが、実際はマイコン11がフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを内蔵しているものもあり、その場合においても本実施形態と同様の手段を用いることによって同様の効果を奏するものである。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明は、内蔵されたプログラムを実行して演算を行うことで照明負荷の出力を制御する演算部と、前記演算部で用いる1個のデータのビット数の2倍のビット数のデータを1つのアドレスに書き込むことができる不揮発性メモリから成る記憶部とを備え、前記演算部は、前記プログラムにしたがって複数のデータの前記記憶部への書き込み及び前記記憶部からの読み出しを実行し、前記記憶部へデータを書き込むときは、前記不揮発性メモリの1つのアドレスの上位ビットと下位ビットとに同じデータを書き込むので、照明制御のためのパラメータの読み出しに異常があった場合でも、最小限のパラメータの変更のみで継続して動作を行うことができ、装置の不具合、及び動作を復帰させるための作業による使用者の負担や不自由さを軽減することができるという効果がある。
【0034】
請求項2の発明は、請求項1において、前記演算部は、外部より設定される複数のパラメータに基づいた調光信号を出力して照明負荷の出力を制御し、前記パラメータをデータとして前記記憶部への書き込み及び前記記憶部からの読み出しを実行するので、リモコン等によって外部から設定されたパラメータに基づいて、照明負荷を調光制御することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1のEEPROM内のアドレス配置を示す図である。
【図3】従来例のEEPROM内のアドレス配置を示す図である。
【符号の説明】
1 照明制御装置
2 照明器具
3 照明負荷
11 マイクロコンピュータ
12 EEPROM
13 調光信号出力部
14 リモコン受信部
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明負荷の出力を制御する照明制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
照明負荷を有する照明器具と、照明負荷の出力を制御する照明制御装置とで構成される照明システムにおいて、照明制御装置が出力する調光信号によって照明負荷の出力を制御するものは、数多く存在する。このような照明システムでは、使用者が望む複雑な照明制御を実現するためにマイクロコンピュータ等の演算器(演算部)が調光信号の作成及び出力を行うことで、調光制御を実行している。演算部には複数のパラメータを用いて複雑な調光制御を行うためのプログラムが予め内蔵されており、このプログラムにしたがって調光制御の作成、出力を行うことにより、複雑な照明制御を実現している。このパラメータは、照明制御装置にどのような制御を行わせるかといった個々の情報であり、使用者がリモコン等により設定することができる。設定されたパラメータは演算部で即座に処理され、調光信号に反映される。
【0003】
しかし、演算部は、通電中はそれらのパラメータの値を記憶することができるが、電源を切られて次に電源を再投入したときには、前回のパラメータの値は記憶していない。
【0004】
そこで、照明制御装置は、演算部とともにEEPROM等の不揮発性メモリを有して、演算部はパラメータを設定された後にその値を不揮発性メモリに書き込むようになっている。また、電源投入時は、不揮発性メモリから全てのパラメータの値を読み出すようになっている。これらの機能は、演算部に内蔵されるプログラムを実行することによって実現される。
【0005】
このような照明制御装置においては、ある1つのパラメータの値を書き込んだ後に続けて、全てのパラメータの値のチェックサムをとり、このチェックサムデータをEEPROM上の専用アドレスに書き込むようにしているものがある。このチェックサムデータは、パラメータの書き込み時に誤ったパラメータの値がEEPROMに書き込まれるといった異常を検出するために用いられる。
【0006】
以下、図1に構成を示す照明システムにおいて、パラメータのEEPROMへの書き込み、読み出しについて説明する。照明システムは、照明制御装置1と、照明器具2とを備える。照明制御装置1は、演算部たるマイクロコンピュータ11(以下、マイコン11と称す)と、1つのアドレスに16ビットのデータを記憶できる記憶部たるEEPROM12と、調光信号出力部13と、リモコン受信部14とから構成される。照明器具2は、照明負荷3を有する。
【0007】
マイコン11は10個のパラメータA〜Jを用いており、各々のパラメータは8ビットデータである。そして、パラメータA〜Jに応じて照明制御装置1の動作を制御し、例えば調光信号出力部13を介して照明器具2に調光信号を出力し、照明負荷3の光出力を制御している。パラメータA〜Jは、EEPROM12内では図3に示すようなアドレス配置をされており、EEPROM12はアドレス00h〜04hの各アドレスの上位8ビットと下位8ビットに各々異なるパラメータを書き込まれ、アドレス05hの上位8ビットにはチェックサムデータが書き込まれている。
【0008】
そして、電源投入後、マイコン11はEEPROM12から全てのパラメータA〜Jの値と、チェックサムデータとを読み出す。この読み出し作業は、EEPROM12が16ビットであるので、1回の読み出し動作で2つの8ビットパラメータを読み出すことができ、全てのデータを読み出すためには、アドレス00h〜05hまで計6回の読み出し動作を要する。マイコン11は読み出した各データの上位8ビットと下位8ビットとを分離して、各々をパラメータの値として設定する。例えば、アドレス00hから読み出したデータは、上位8ビットをパラメータAの値、下位8ビットをパラメータBの値として設定する。この動作を順次アドレス04hまで行う。最後に、アドレス05hからチェックサムデータを読み出す。
【0009】
マイコン11は、読み出したパラメータA〜Jの各8ビット値の総和をとった値と、読み出したチェックサムデータの値とを比較する。両者が同じ値であれば、読み出した全てのパラメータA〜Jは、前回電源を切られる前にEEPROM12に正しく書き込めたものであると考えることができるので、読み出したパラメータA〜Jの各値を、各々のパラメータの値として設定し、以降、照明制御装置1による調光制御等の動作に用いる。
【0010】
読み出したパラメータA〜Jの各8ビット値の総和をとった値と、読み出したチェックサムデータの値とが異なっているときは、EEPROM12からのデータの読み出しを何度かリトライし、それでもなお異なっているときは、パラメータA〜Jのうちいずれかのパラメータが、前回電源を切られる前にEEPROM12に正しく書き込めていなかったと考えられる。このような場合をチェックサムエラーと呼ぶことにする。チェックサムエラーが発生すると、マイコン11はその時点で動作を停止し、照明制御装置1は使用者に不具合が発生したことを報知する。
【0011】
次に、電源投入時にチェックサムエラーが発生せず、照明制御装置1が通常の動作を行っているときに、使用者がその動作状態を変更しようとして、外部からリモコンを用いてパラメータBの値を変更する設定を行ったとする。すると、マイコン11は、リモコンからリモコン受信部14を介して入力されたパラメータBの新しい値にしたがって即座に動作状態を変更し、このパラメータBの新しい値をEEPROM12に書き込む動作に入る。パラメータBは図3に示すようにパラメータAと並んで配置されるので、今回は変更のないパラメータAの値を上位8ビットに、変更したパラメータBの新しい値を下位8ビットに並べた書き込みデータを、EEPROM12のアドレス00hへ書き込む。さらに、パラメータBの値に変更があったので、チェックサムデータの値も変わってくる。そこでマイコン11は、パラメータA〜Jの各値の総和をとり、チェックサムデータの新しい値を、EEPROM12のアドレス05hに書き込む。このように、従来の照明制御装置1では、1つのパラメータの変更があった場合でも、パラメータとチェックサムデータとの2回の書き込み動作を要する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の技術に示した照明制御装置1では、使用者がリモコンを用いてパラメータの値を変更する設定を行った場合には、パラメータとチェックサムデータとの2回の書き込み動作を要するため、パラメータ値の変更直後に照明制御装置1の電源が切られたときに、以下のような不具合が発生する。すなわち、EEPROM12への1回目の書き込みであるパラメータの書き込み後、且つEEPROM12への2回目の書き込みであるチェックサムデータの書き込み前のタイミングでマイコン11がリセットされて、照明制御装置1の電源が再投入されると、電源再投入後にマイコン11がEEPROM12から全てのパラメータA〜Jとチェックサムデータとを読み出して、パラメータA〜Jの総和をとった値とチェックサムデータの値とを比較すれば、チェックサムデータはパラメータ値の変更前の値であるので、チェックサムエラーが発生する。
【0013】
また、ノイズ等によって、誤った値がパラメータあるいはチェックサムデータとして書き込まれた場合も、やはりチェックサムエラーが発生する。
【0014】
そして、このようなチェックサムエラーでは、どのパラメータにエラーが生じたのかが分らず、その要因であるパラメータの特定ができないため、全てのパラメータの値を疑わざるを得ない。したがって、マイコン11には、エラーが生じたパラメータは所定の値に設定し、他のパラメータはEEPROM12から読み出した値をそのまま設定して動作を行うという応急的な復帰手段がなく、全てのパラメータを各々の所定の値に戻して動作を行う手段、あるいは動作を停止して使用者に異常を報知する手段しかなかった。
【0015】
マイコン11が、全てのパラメータを各々の所定の値に戻して動作を行った場合は、使用者が望む照明制御のためのパラメータ設定を全て無視することになり、使用者にとってみれば、電源を切る前と後とで照明制御の状態が全く異なるものとなる。電源を切る前の状態に復帰させるためには、全てのパラメータの再設定という作業が必要になり、その作業の負担を使用者に強いることになる。
【0016】
マイコン11が、動作を停止して使用者に異常を報知する場合は、チェックサムエラーが発生した時点で照明制御装置1の異常として報知し、動作を停止するのであるから、使用者に大変な不自由を与えることになる。
【0017】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、照明制御のためのパラメータの読み出しに異常があった場合でも、継続して動作を行うことができ、且つ装置の不具合、及び復帰させるための作業による使用者の負担や不自由さを軽減することができる照明制御装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、内蔵されたプログラムを実行して演算を行うことで照明負荷の出力を制御する演算部と、前記演算部で用いる1個のデータのビット数の2倍のビット数のデータを1つのアドレスに書き込むことができる不揮発性メモリから成る記憶部とを備え、前記演算部は、前記プログラムにしたがって複数のデータの前記記憶部への書き込み及び前記記憶部からの読み出しを実行し、前記記憶部へデータを書き込むときは、前記不揮発性メモリの1つのアドレスの上位ビットと下位ビットとに同じデータを書き込むことを特徴とする。
【0019】
請求項2の発明は、請求項1において、前記演算部は、外部より設定される複数のパラメータに基づいた調光信号を出力して照明負荷の出力を制御し、前記パラメータをデータとして前記記憶部への書き込み及び前記記憶部からの読み出しを実行することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
本実施形態において、照明システムは、照明制御装置1と、照明器具2とを備える。照明制御装置1は、演算部たるマイクロコンピュータ11(以下、マイコン11と称す)と、1つのアドレスに16ビットのデータを記憶できる記憶部たるEEPROM12と、調光信号出力部13と、リモコン受信部14とから構成される。照明器具2は、照明負荷3を有する。
【0022】
以下、本実施形態の照明システムにおいて、パラメータのEEPROMへの書き込み、読み出しについて説明する。マイコン11は10個のパラメータA〜Jを用いており、各々のパラメータは8ビットデータである。そして、パラメータA〜Jに応じて照明制御装置1の動作を制御し、例えば調光信号出力部13を介して照明器具2に調光信号を出力し、照明負荷3の光出力を制御している。パラメータA〜Jは、EEPROM12内では図2に示すようなアドレス配置をされており、EEPROM12はアドレス00h〜09hを有して、1つのパラメータの値が1つのアドレスの上位8ビットと下位8ビットに各々書き込まれて、1つのアドレス内に同じパラメータの値が上位8ビットと下位8ビットとに並べて配置されている。また、従来の技術ではチェックサムデータが存在したが、本実施形態では存在しない。
【0023】
まず、電源投入後、マイコン11はEEPROM12から全てのパラメータA〜Jの値を読み出す。全てのパラメータA〜Jの値を読み出すためには、アドレス00h〜09hまでの計10回の読み出し動作を要する。マイコン11は読み出した各データの上位8ビットと下位8ビットとを分離して、その両者の比較を行う。
【0024】
そして、読み出したデータの上位8ビットのパラメータと、下位8ビットのパラメータとが互いに同じ値であれば、その値を1つのパラメータの値として設定する。また、読み出したデータの上位8ビットのパラメータと、下位8ビットのパラメータとが互いに異なる値であれば、EEPROM12からのデータの読み出しを何度かリトライし、それでもなお異なっているときは、その1つのパラメータはエラーが生じたパラメータであると判断する。
【0025】
例えば、アドレス00hから読み出したデータの上位8ビットのパラメータAと、下位8ビットのパラメータAとが同じ値であれば、その値をパラメータAの値として設定する。次に、アドレス01hから読み出したデータの上位8ビットのパラメータBと、下位8ビットのパラメータBとが互いに異なる値であれば、EEPROM12のアドレス01hからのデータの読み出しを何度かリトライし、それでもなお異なっているときは、そのパラメータBはエラーが生じたパラメータであると判断する。このとき、マイコン11は、パラメータBの値を所定の値に設定する。そして、アドレス02h以降のデータの読み出しを継続して、上記動作を順次アドレス09hまで行う。
【0026】
そして、アドレス02h以降で読み出したデータの上位8ビットと下位8ビットが同じ値であれば、アドレス01hのパラメータBのみが、前回電源を切られる前にEEPROM12に正しく書き込めなかったということが分る。この場合、パラメータBの値のみが所定の値に設定されて、以降の動作に用いられる。したがって、パラメータA、C〜Jを用いる動作は、前回電源が切られるまで使用者が設定していた動作を行うことになるが、パラメータBを用いる動作は使用者の設定を無視するものとなる。但し、このときマイコン11はパラメータBの設定が変わったことを、LED(図示なし)の駆動等で使用者に報知する。
【0027】
次に、照明制御装置1が通常の動作を行っているときに、使用者がその動作状態を変更しようとして、外部からリモコンを用いてパラメータBの値を変更する設定を行ったとする。すると、マイコン11は、リモコンからリモコン受信部14を介して入力されたパラメータBの新しい値にしたがって即座に動作状態を変更し、このパラメータBの新しい値をEEPROM12に書き込む動作に入る。パラメータBは図2に示すように、アドレス01hの上位8ビットと下位8ビットとに同じパラメータBの値が並べて配置されるので、マイコン11は、パラメータBの新しい値を上位8ビットと下位8ビットとに並べて配置した書き込みデータをEEPROM12のアドレス01hに書き込む。
【0028】
このような本実施形態では、パラメータ変更時のEEPROM12のデータの書き換えはパラメータの書き換えのみの1回でよく、従来例のようにパラメータの書き換えとチェックサムデータの書き換えとの2回も書き換えを行わないので、パラメータ値の変更直後に照明制御装置1の電源が切られても、従来例のようにチェックサムエラーに陥ることがない。加えてマイコン11のプログラムの処理も簡単になる。
【0029】
そして、各々のパラメータは、EEPROM12の1つのアドレスの上位8ビットと下位8ビットとに同じ値を書き込むことによって、各々のパラメータ毎にエラー検出の機能を供えて、エラー検出時にはどのパラメータにエラーが生じたかを特定でき、そのエラーが生じたパラメータの値のみを前回の値から変更して照明制御装置1を動作させることができる。したがって、全てのパラメータの値を変更して動作させたり、動作を停止させたりすることはない。すなわち、従来のチェックサムエラーのように、どのパラメータにエラーが生じたのかが分らず、その要因であるパラメータの特定ができないため、全てのパラメータの値を疑わざるを得ないという状況は発生しない。
【0030】
また、本実施形態のエラー時のパラメータ設定動作は応急的な復帰手段であり、パラメータの読み出し時にエラーがあった場合、少なくとも使用者に対してはエラーがあったパラメータの再設定を強いることになるが、エラーが発生したパラメータが1つであれば再設定するパラメータも1つで済むので、従来例に比べると再設定の作業量は遥かに軽減されている。
【0031】
なお、本実施形態ではパラメータの数は10個に限るものではなく、何個であっても同様の効果を奏するものである。
【0032】
さらに図1において、マイコン11とEEPROM12とを分離して構成したが、実際はマイコン11がフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを内蔵しているものもあり、その場合においても本実施形態と同様の手段を用いることによって同様の効果を奏するものである。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明は、内蔵されたプログラムを実行して演算を行うことで照明負荷の出力を制御する演算部と、前記演算部で用いる1個のデータのビット数の2倍のビット数のデータを1つのアドレスに書き込むことができる不揮発性メモリから成る記憶部とを備え、前記演算部は、前記プログラムにしたがって複数のデータの前記記憶部への書き込み及び前記記憶部からの読み出しを実行し、前記記憶部へデータを書き込むときは、前記不揮発性メモリの1つのアドレスの上位ビットと下位ビットとに同じデータを書き込むので、照明制御のためのパラメータの読み出しに異常があった場合でも、最小限のパラメータの変更のみで継続して動作を行うことができ、装置の不具合、及び動作を復帰させるための作業による使用者の負担や不自由さを軽減することができるという効果がある。
【0034】
請求項2の発明は、請求項1において、前記演算部は、外部より設定される複数のパラメータに基づいた調光信号を出力して照明負荷の出力を制御し、前記パラメータをデータとして前記記憶部への書き込み及び前記記憶部からの読み出しを実行するので、リモコン等によって外部から設定されたパラメータに基づいて、照明負荷を調光制御することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1のEEPROM内のアドレス配置を示す図である。
【図3】従来例のEEPROM内のアドレス配置を示す図である。
【符号の説明】
1 照明制御装置
2 照明器具
3 照明負荷
11 マイクロコンピュータ
12 EEPROM
13 調光信号出力部
14 リモコン受信部
Claims (2)
- 内蔵されたプログラムを実行して演算を行うことで照明負荷の出力を制御する演算部と、前記演算部で用いる1個のデータのビット数の2倍のビット数のデータを1つのアドレスに書き込むことができる不揮発性メモリから成る記憶部とを備え、前記演算部は、前記プログラムにしたがって複数のデータの前記記憶部への書き込み及び前記記憶部からの読み出しを実行し、前記記憶部へデータを書き込むときは、前記不揮発性メモリの1つのアドレスの上位ビットと下位ビットとに同じデータを書き込むことを特徴とする照明制御装置。
- 前記演算部は、外部より設定される複数のパラメータに基づいた調光信号を出力して照明負荷の出力を制御し、前記パラメータをデータとして前記記憶部への書き込み及び前記記憶部からの読み出しを実行することを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002184996A JP2004030194A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 照明制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002184996A JP2004030194A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 照明制御装置 |
Publications (1)
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JP2004030194A true JP2004030194A (ja) | 2004-01-29 |
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ID=31180770
Family Applications (1)
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JP2002184996A Withdrawn JP2004030194A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 照明制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004030194A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7555238B2 (en) | 2004-09-29 | 2009-06-30 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device and angularly shifted belt unit |
-
2002
- 2002-06-25 JP JP2002184996A patent/JP2004030194A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7555238B2 (en) | 2004-09-29 | 2009-06-30 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device and angularly shifted belt unit |
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