JP2004028630A - 路面形状の計測方法 - Google Patents

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小原 吉男
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Abstract

【課題】路面形状を容易に且つ正確に計測できる方法を提供する。
【解決手段】対象となる路面4に複数個の観測点C、C……を設定し、これらの各観測点Cの三次元位置を光波測距儀1により測定し、得られた各観測点Cの三次元位置のデータを用いて対象となる路面4の三次元形状を演算するようにした。多数の観測点C、C……について測定することは容易であるから、それらのデータを用いて演算することにより、対象となる路面4の三次元形状を精度よく正確に求めることが可能となる。
【選択図】      図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、凹凸のある路面などの表面形状を詳しく測定する場合などに特に適した路面形状の計測方法に関するものである。
【0002】
例えば路面舗装の修復作業を行う際には、表面の凹凸の形状などの現状をまず計測し、そのデータを基にして目標とする出来上がり形状との差異から舗装材の必要量が見積もられる。舗装修復では工事の材料費の大半は舗装材で占められるから、舗装材の必要量を正確に把握することは極めて重要であり、そのためには現状の路面形状を正確に知る必要がある。
【0003】
従来行われている路面形状の計測方法としては、対象となる1つの工区内において、例えば10〜20mごとにレベルと呼ばれる測量器械で横断測量を行うことが一般的であり、計測個所の中間に散在する窪みやなだらかな起伏などは考慮されない。対象区間の舗装材の必要量は、各計測個所の断面図と目標とする出来上がり形状との差異をそれぞれ算出し、その平均値から求められることになるので、舗装材の必要量は必然的に大きな誤差を伴いやすい。この誤差を小さくするには上述の横断測量を行う箇所を多くすればよいが、計測には相当の工数を必要とするなどの問題があり、計測個所を増やすことは容易ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明はこのような問題点に着目し、計測個所を増やすことが容易で路面形状を正確に計測できる方法を提供することを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、この発明の計測方法は、対象となる路面における複数個の観測点の三次元位置を光波測距儀により測定し、得られた各観測点の三次元位置のデータを用いて対象となる路面の三次元形状を演算するようにしている。光波測距儀を使用して観測点を視準すれば、光波測距儀を設置してある基準点に対する観測点の相対的な三次元位置や、基準点の絶対的な三次元位置が既知であれば観測点の絶対的な三次元位置を容易に測定できるから、多数の観測点について測定し、そのデータを用いて演算することにより、対象となる路面の三次元形状を精度よく求めることができる。
【0006】
上述の演算に際しては、例えば隣接する観測点間を直線で結び、直線の両端の三次元位置から直線上の任意の箇所の三次元位置を求め、この三次元位置のデータを演算に利用することができ、これによって正確な演算が可能となる。
【0007】
また、演算で求められた三次元形状に基づいて、対象となる路面の等高線図を作成するようにしている。この等高線図はそのまま平面図としてディスプレイに表示し、あるいはこの等高線図を利用して対象となる路面の俯瞰図を作成してディスプレイに表示するようにしている。また必要に応じてプリントアウトすることもでき、種々の用途に利用することができる。
【0008】
また、求められた三次元形状に基づいて、対象となる路面の所定箇所における断面図を作成するようにしている。断面図の作成箇所を増やすことは容易であるから、対象区間の舗装材の必要量を正確に算出することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は発明を実施する要領の説明図であり、1は光波測距儀、2はコンピュータ、3は測量用ポール、4は計測の対象となる路面、Aは基準点となる定点、Bは方向基準点、Cは観測点である。コンピュータ2には以下に述べる各種の操作や演算に適合したソフトウェアがあらかじめインストールされており、このソフトウェアを利用して操作や演算が行われる。計測の際には、図1に示すようにまず光波測距儀1を定点Aに設置し、方向基準点Bを視準して内部の角度を0にセットする。
【0010】
計測はこの状態で行われるのであり、観測点Cを視準して水平角θ、高低角α、斜距離Lを測定してそのデータをコンピュータ2に入力する。なお、測量用ポール3の高さHは既知であり、そのデータはあらかじめコンピュータ2に入力しておく。次に、定点Aを基準点としてX=0、Y=0と置き、定点Aと方向基準点B間の線分を基準軸として、上記のデータθ、α、L及びHを用いて観測点Cの三次元位置X、Y、Zを計算するのであり、これにより定点Aを基準とする観測点Cの三次元位置のデータを得る。なお定点A、すなわち基準点の絶対的な三次元位置が既知であれば、上述のような定点Aに対する相対的な三次元位置ではなく、観測点の絶対的な三次元位置のデータが得られる。
【0011】
上記の手順を対象となる路面4上の複数個の観測点について繰り返すことにより、複数個の観測点の三次元位置のデータがそれぞれ得られるので、そのX値とY値を用いて各観測点の二次元位置をコンピュータ2のディスプレイ上に点表示する。この点表示により、観測点の分布状態や測定忘れ箇所を確認できるので、観測点の追加や念のため測定しておいた方が良い点などを即座に発見することができる。なお、点表示を平面図の形式で行う場合にはZ値の表示を省略してもよいが、場合によっては各点のZ値を例えば数値によって併記することもできる。また平面図ではなく、Z値を棒グラフで表した俯瞰図の形式を用いることもできる。
【0012】
観測点の密度や位置は、例えば舗装材の必要量の算出などの計測の目的や、凹凸の度合いなどに応じて適宜選定されればよい。また、実際の工事作業の際には例えば歩道や側溝、水路などの周辺のデータが必要となる場合があるので、計測の目的に直接関係する箇所だけでなく、周辺の事物にまで範囲を拡げて予備的な観測点を選定しておくことが望ましい。この場合には、目的のために直接必要となる観測点群と予備的な観測点群とを区分できるようにしておくのであり、例えば認識コードや観測点名を付与したり、あるいはディスプレイに表示する場合に色分けできるような機能を持たせておく。
【0013】
隣接する観測点間の三次元位置のデータは、図3に例示したように観測点間を直線5で結ぶ結線処理を行い、直線5上の任意の箇所のデータを直線両端の三次元位置から比例近似計算によって求めることにより補完できる。図3では結線処理により多数の三角形が構成されているが、隣接する観測点間のデータを補完することができればよいので、四角形などの他の多角形が構成されてもよい。
【0014】
こうして多数の観測点C、C……についてそれらの三次元位置のデータが得られるので、これらのデータから対象となる路面4の三次元形状が求められる。図4は同じ高さとなる点を結んだ等高線を演算し、等高線図の形式で路面4の三次元形状を表した例を示しており、これをコンピュータ2のディスプレイに必要に応じて表示し、あるいはプリントアウトするのである。また図示はしてないが、等高線図を利用して計測面の俯瞰図を作成してこれをディスプレイに表示し、あるいはプリントアウトすることも可能となる。
【0015】
例えば舗装材の必要量を算出する場合には、上記によって求められた路面4の三次元形状に基づいて、図5に示すような断面図が多数作成される。図4のa−a、b−b等の鎖線は断面図を作成する箇所を例示したものである。なお、図5は高さ(Z軸)を拡大して示してある。対象区間の舗装材の必要量は、各断面図と目標とする出来上がり形状との差異の平均値から求められるが、断面図の作成箇所を増やすことは容易であるから、対象区間の舗装材の必要量を正確に算出することができるのである。
【0016】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明の計測方法は、対象となる路面における複数個の観測点の三次元位置を光波測距儀により測定し、得られた各観測点の三次元位置のデータを用いて対象となる路面の三次元形状を演算するようにしている。光波測距儀を使用して観測点を視準すれば、光波測距儀を設置してある基準点に対する観測点の相対的な三次元位置を容易に測定できるから、多数の観測点について測定し、そのデータを用いて演算することが可能となり、対象となる路面の三次元形状を精度よく求めることができる。
【0017】
上述の演算に際しては、例えば隣接する観測点間を直線で結び、直線の両端の三次元位置から直線上の任意の箇所の三次元位置を求め、この三次元位置のデータを演算に利用する方法では、観測点以外の箇所の三次元位置を補完して正確な演算を行うことが可能となる。
【0018】
また、演算で求められた三次元形状に基づいて、対象となる路面の等高線図を作成する方法では、この等高線図はそのまま利用して表示したり、これを加工して表示したりするなど、種々の用途に利用することができる。
【0019】
また、求められた三次元形状に基づいて、対象となる路面の所定箇所における断面図を作成する方法では、対象区間の舗装材の必要量を正確に算出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する要領の説明図である。
【図2】同じくこの発明を実施する要領の説明図である。
【図3】データを補完するための結線処理を例示した図である。
【図4】この発明により得られた等高線図である。
【図5】この発明により得られた三次元形状に基づいて作成される断面図の例である。
【符号の説明】
1 光波測距儀
2 コンピュータ
3 測量用ポール
4 路面
A 定点
B 方向基準点
C 観測点

Claims (6)

  1. 対象となる路面における複数個の観測点の三次元位置を光波測距儀により測定し、得られた各観測点の三次元位置のデータを用いて対象となる路面の三次元形状を演算することを特徴とする路面形状の計測方法。
  2. 隣接する観測点間を直線で結び、直線の両端の三次元位置から直線上の任意の箇所の三次元位置を求め、この三次元位置のデータを演算に利用するようにした請求項1記載の路面形状の計測方法。
  3. 演算で求められた三次元形状に基づいて、対象となる路面の等高線図を作成するようにした請求項1又は2に記載の路面形状の計測方法。
  4. 得られた等高線図をディスプレイに表示するようにした請求項3記載の路面形状の計測方法。
  5. 得られた等高線図を利用して対象となる路面の俯瞰図をディスプレイに表示するようにした請求項3記載の路面形状の計測方法。
  6. 演算で求められた三次元形状に基づいて、対象となる路面の所定箇所における断面図を作成するようにした請求項1又は2に記載の路面形状の計測方法。
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