JP2004028593A - 地上局装置及び移動端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】地上局装置1が、GPS衛星3a〜3eから配信された測位情報を受信し、受信した測位情報の配信元のGPS衛星を特定し、特定したGPS衛星を移動体2の移動端末装置20で測位情報を受信できる受信可能GPS衛星と認定し、受信可能GPS衛星を示すGPS衛星情報を準天頂衛星4に送信し、準天頂衛星4が、地上局装置1より送信されたGPS衛星情報を受信し、受信したGPS衛星情報を配信し、移動体2の移動端末装置20では、コールドスタート時に準天頂衛星4から配信されたGPS衛星情報を受信し、受信したGPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星(5機)の中から測位情報を受信すべき少なくとも4機のGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星からの測位情報を用いて測位を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動端末装置がGPS(Global PositioningSystem)衛星からの測位情報を用いて測位を開始する際(コールドスタート時)に、測位情報を受信すべきGPS衛星を選択する処理を高速化、効率化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カーナビゲーションシステム等において移動端末装置がGPS衛星からの測位情報を用いて測位を行う場合には、測位に先立ち、複数のGPS衛星の中から測位情報が受信できるGPS衛星を検出し、検出したGPS衛星の中から測位に適した少なくとも4機のGPS衛星を測位情報を受信すべきGPS衛星として選択していた。
【0003】
現在、地球軌道上を航行しているGPS衛星は32機存在しており、各GPS衛星は、すべてのGPS衛星に共通する搬送波周波数F0=1575.42MHzを使用し、C/A(Coarse and Access)コードと呼ばれるGPS衛星ごとに固有の拡散符号でスペクトラム拡散変調を行って信号を配信している。各GPS衛星から発信された際の信号の周波数はF0=1575.42MHzであるが、GPS衛星は移動しているためドップラー効果が生じ、移動端末装置に到達する際には信号の周波数はF0=1575.42MHzから変化している場合が多い。
このため、GPS衛星の選択処理(コールドスタート時)では、移動端末装置は、F0±Δf×n(Δf=4kHz、n=0〜8)の範囲内で受信周波数を調整してGPS衛星から配信された信号を受信する。また、移動端末装置では、復調した信号がどのGPS衛星から配信されたものなのかが分からないため、復調した信号に対して32機のGPS衛星のそれぞれのC/Aコードを順次割当てて逆拡散を行い、逆拡散の結果より配信元のGPS衛星を特定する。
受信した信号についてこれらの処理を繰り返すことにより、移動端末装置は32機のGPS衛星の中から測位情報の受信が可能なGPS衛星を検出し、検出したGPS衛星の中から測位に適している少なくとも4機のGPS衛星を選択する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来では、移動端末装置は32個のC/Aコードのそれぞれについて逆拡散を行う必要があるため、32機のGPS衛星の中から測位情報が受信可能なGPS衛星を検出するのに長時間を要し、このため、測位に用いる4機のGPS衛星を選択するまでに長時間を要することになっていた。
そこで、本発明では、移動端末装置においてGPS衛星を選択する際の選択処理を高速化、効率化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る地上局装置は、
所定の領域を対象領域とし、
前記対象領域に向けて情報配信を行う情報配信衛星に対する送信が可能であり、
測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星のうち前記対象領域において測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として特定し、特定した受信可能GPS衛星を示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星に対して送信し、前記情報配信衛星に前記対象領域に向けて前記GPS衛星情報の配信を行わせることを特徴とする。
【0006】
本発明に係る地上局装置は、
所定の領域を対象領域とし、
前記対象領域に向けて情報配信を行う情報配信衛星に対する送信が可能であり、
測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星のうち前記対象領域において測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として特定するとともに、前記対象領域において受信可能GPS衛星から測位情報を受信する際の受信周波数を受信可能GPS衛星ごとに特定し、特定した受信可能GPS衛星及び受信周波数を示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星に対して送信し、前記情報配信衛星に前記対象領域に向けて前記GPS衛星情報の配信を行わせることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る地上局装置は、
所定の領域を対象領域とし、
前記対象領域に向けて情報配信を行う情報配信衛星に対する送信が可能であり、GPS(Global Positioning System)衛星から配信される測位情報に対する補正情報を生成し送信する少なくとも一つ以上の電子基準局装置から補正情報を受信可能であり、
複数のGPS衛星のうち前記対象領域において測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として特定し、受信可能GPS衛星についての補正情報を少なくとも一つ以上の電子基準局装置から受信し、受信可能GPS衛星を示すとともに受信可能GPS衛星についての補正情報を示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星に対して送信し、前記情報配信衛星に前記対象領域に向けて前記GPS衛星情報の配信を行わせることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る地上局装置は、
所定の領域を対象領域とし、
前記対象領域に向けて情報配信を行うとともに、測位情報を配信するGPS(Global Positioning System)衛星としても機能する情報配信衛星に対する送信が可能であり、
前記情報配信衛星及び複数のGPS衛星のうち前記対象領域において測位情報の受信が可能な所定数の衛星を受信可能GPS衛星として特定し、特定した受信可能GPS衛星を示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星に対して送信し、前記情報配信衛星に前記対象領域に向けて前記GPS衛星情報の配信を行わせることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る移動端末装置は、
測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星及びGPS衛星に関する情報を配信する情報配信衛星からの受信が可能であり、前記複数のGPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星から測位情報を受信する移動端末装置であって、
前記複数のGPS衛星のうち測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星より受信し、受信した前記GPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星より測位情報を受信することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る移動端末装置は、
測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星及びGPS衛星に関する情報を配信する情報配信衛星からの受信が可能であり、前記複数のGPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星から測位情報を受信する移動端末装置であって、
前記複数のGPS衛星のうち測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として示すとともに受信可能GPS衛星から測位情報を受信する際の受信周波数を受信可能GPS衛星ごとに示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星より受信し、受信した前記GPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、前記GPS衛星情報に示された受信周波数のうち選択したGPS衛星に対応する受信周波数で選択したGPS衛星からの測位情報を受信することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る移動端末装置は、
測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星及びGPS衛星に関する情報を配信する情報配信衛星からの受信が可能であり、前記複数のGPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星から測位情報を受信し、受信した測位情報と受信した測位情報に対する補正情報とを用いて測位を行う移動端末装置であって、
前記複数のGPS衛星のうち測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として示すとともに受信可能GPS衛星についての補正情報を示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星から受信し、受信した前記GPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星より測位情報を受信し、受信した測位情報と前記GPS情報に示された補正情報とを用いて測位を行うことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る移動端末装置は、
測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星及びGPS衛星に関する情報を配信するとともにGPS衛星としても機能する情報配信衛星からの受信が可能であり、前記複数のGPS衛星及び前記情報配信衛星の中から測位情報を受信すべき衛星を選択し、選択した衛星から測位情報を受信する移動端末装置であって、
前記複数のGPS衛星及び前記情報配信衛星のうち測位情報の受信が可能な所定数の衛星を受信可能GPS衛星として示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星より受信し、受信した前記GPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべき衛星を選択し、選択した衛星より測位情報を受信することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る測位システムの全体構成例を示す図である。
図において、1は所定の地点に配置され、GPS衛星からの測位情報を受信できる地上局装置である。地上局装置1は、自装置の周囲の所定の領域を対象領域とし、対象領域にて測位情報が受信できるGPS衛星を検出し、検出結果を示すGPS衛星情報を送信する。
2は、地上局装置1の対象領域内に存在する移動体であり、GPS衛星からの測位情報の受信及び準天頂衛星4からのGPS衛星情報の受信が可能な移動端末装置20を備えている。また、移動端末装置20は、コールドスタート時に32機のGPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星より測位情報を受信して測位を行う。
3a〜3eは、測位情報を配信するGPS衛星であり、図1では、32機のGPS衛星のうちNo.1、No.3、No.4、No.7、No.9の5機のGPS衛星が地上局装置1及び移動端末装置20で捕捉可能となっている。
4は、地上局装置1から送信されたGPS衛星情報を受信し、対象領域に向けてGPS衛星情報をブロードキャスト配信する準天頂衛星である。なお、準天頂衛星4は情報配信衛星の例に相当する。
【0014】
図1に従って、本実施の形態に係る測位システムの動作を概説する。
GPS衛星3a〜3eは、それぞれ測位情報を配信している。
GPS衛星3a〜3eから配信された測位情報が地上局装置1に到達すると、地上局装置1は到達した測位情報を受信し、受信した測位情報の配信元のGPS衛星を特定する(図1では5機のGPS衛星を特定する)。地上局装置1では、特定したGPS衛星からの測位情報は対象領域での受信が可能と判断し、特定したGPS衛星を対象領域で測位情報の受信が可能な受信可能GPS衛星と認定し、受信可能GPS衛星を示すGPS衛星情報を準天頂衛星4に送信する。
準天頂衛星4では、地上局装置1より送信されたGPS衛星情報を受信し、受信したGPS衛星情報を対象領域に向けて配信する。
対象領域にいる移動体2の移動端末装置20では、コールドスタート時に準天頂衛星4から配信されたGPS衛星情報を受信し、受信したGPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星(5機)の中から測位情報を受信すべき少なくとも4機のGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星からの測位情報を用いて測位を行う。
【0015】
ここで、準天頂衛星について説明する。
図14は、準天頂衛星の軌跡を説明する図であり、図14において、200は、準天頂衛星である。
準天頂衛星200は、赤道面から約45度の傾斜角になるように地球の自転に合わせて1日に1周回している。なお、赤道面からの傾斜角は、設計により任意に設定してもよい。また、準天頂衛星200は、昇交点赤経(赤道面との交点)において120度ずつ離れるように3機が配置されている。
図15は、地表面上に投影される準天頂衛星軌道の軌跡を説明する図である。図15においては、地上を固定して考えた場合に、図14における準天頂衛星200の軌跡を示している。図15に示すように、準天頂衛星200は、赤道上を交点とする「8の字」を描くように周回している。3機の準天頂衛星200は、軌道面を異にするが8時間ずつ交代するように、切れ目なく日本上空に位置している。また、地域を日本で考えた場合、仰角が60度以上の準天頂衛星200が常に存在することになる。切れ目なく日本上空に位置しているため、仰角が60度以上の準天頂衛星200が常に存在し、受信者が地上で準天頂衛星200から電波を受ける際、ビルの谷間でも電波を遮られることが少ない。
【0016】
次に、図2を参照して地上局装置1の内部構成例を説明する。
図2において、11はGPS衛星より測位情報を受信するGPS衛星受信部である。
12はGPS衛星受信部11で受信された測位情報の配信元のGPS衛星を受信可能GPS衛星として特定する受信可能GPS衛星特定部である。
13は受信可能GPS衛星特定部12が受信可能GPS衛星を特定する際に用いるC/Aコードを記憶しているC/Aコード記憶部である。C/Aコードは、各GPS衛星に固有の拡散符号であり、特定のGPS衛星から配信された測位情報はそのGPS衛星固有のC/Aコードで逆拡散することにより抽出することができる。なお、本明細書では、便宜上、GPS衛星No.1のC/AコードはC1、GPS衛星No.2のC/AコードはC2…GPS衛星No.32のC/AコードはC32と表記する。
14は受信可能GPS衛星特定部12により特定された受信可能GPS衛星に関する情報(例えば、受信可能GPS衛星の衛星番号やC/Aコード等)を記憶するGPS衛星情報記憶部である。なお、GPS衛星情報記憶部14に記憶されている内容がGPS衛星情報となる。
15は、GPS衛星情報記憶部14に記憶されたGPS衛星情報を準天頂衛星4に対して送信する準天頂衛星送信部である。
【0017】
地上局装置1は、例えばマイクロプロセッサ等のCPU、半導体メモリ等や磁気ディスク等の記録手段、及び通信手段を有する計算機により実現することができる。記録手段には、地上局装置1に含まれる11〜14の構成要素の機能を実現するプログラムが記録されており、CPUがこれらのプログラムを読み込むことにより地上局装置1の動作を制御し、各構成要素の機能を実現することができる。
なお、これらのプログラムを計算機で読みとり可能な記録媒体に記録することも可能である。更には、これらのプログラムを通信網を介して地上局装置に送信し、送信したプログラムを地上局装置で受信してインストールするようにしてもよい。
【0018】
次に、図3を参照して移動端末装置20の内部構成例を説明する。
図3において、21はGPS衛星からの測位情報を受信するGPS衛星受信部である。
22は準天頂衛星から配信されるGPS衛星情報を受信する準天頂衛星受信部である。
23は準天頂衛星受信部22より受信されたGPS衛星情報に基づき受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星(例えば、4機)を選択するGPS衛星選択部である。
24はGPS衛星選択部23により選択されたGPS衛星の衛星番号、受信周波数等を記憶する選択結果記憶部である。
25はGPS衛星選択部23により選択されたGPS衛星からの測位情報を用いて測位を行う測位演算部である。
26はGPS衛星選択部23及び測位演算部25で使用されるC/Aコードを32機のGPS衛星のすべてについて記憶しているC/Aコード記憶部である。
【0019】
移動端末装置20は、例えばマイクロプロセッサ等のCPU、半導体メモリ等や磁気ディスク等の記録手段、及び通信手段を有する計算機により実現することができる。記録手段には、移動端末装置20に含まれる21〜26の構成要素の機能を実現するプログラムが記録されており、CPUがこれらのプログラムを読み込むことにより移動端末装置20の動作を制御し、各構成要素の機能を実現することができる。
なお、これらのプログラムを計算機で読みとり可能な記録媒体に記録することも可能である。更には、これらのプログラムを通信網を介して移動端末装置に送信し、送信したプログラムを移動端末装置で受信してインストールするようにしてもよい。
【0020】
次に、動作について説明する。
図4は、地上局装置1における動作を示すフローチャート図である。
まず、ステップS41において、GPS衛星受信部11が受信周波数Fを搬送波周波数F0(=1575.42MHz)にセットする。
そして、この受信周波数で復調できたか否かを判断し(ステップS42)、復調できた場合にはS43に進み、復調できなかった場合には、現在の受信周波数で受信できる測位情報が存在しないためステップS45に進む。
ステップS43では、受信可能GPS衛星特定部12が復調された信号に対してC/AコードC1〜C32を順に適用し、それぞれのC/Aコードにて逆拡散を行う。
次に、ステップS44で、受信可能GPS衛星特定部12はコード相関がとれたC/Aコードに対応するGPS衛星を受信可能GPS衛星とし、GPS衛星情報記憶部13に書き込みを行い、GPS衛星情報記憶部14に記憶させる。例えば、C/AコードC1でコード相関がとれた場合には、コードC1に対応する衛星番号No.1のGPS衛星を受信可能GPS衛星とする。
次に、ステップS45で、GPS衛星受信部11が受信周波数FとしてF0±Δf×n(Δf=4kHz、n=0〜8)の17通りのすべての周波数を試したか否かを判断し、すべての周波数を試していれば処理を終了し、すべての周波数を試していなければ受信周波数Fを次の周波数にセットし(ステップS46)、F0±Δf×nの17通りのすべての周波数を試すまでステップS42以降の処理を繰り返す。
【0021】
このようにして、地上局装置1では、受信周波数を調整しながら地上局装置1で測位情報が受信できるGPS衛星すべてを特定し、特定したGPS衛星を受信可能GPS衛星としてGPS衛星情報記憶部14に記憶する。
図5は、図1に示した例において、GPS衛星情報記憶部14に記憶されたGPS衛星情報の例を示す。図1の例では、No.1、No.3、No.4、No.7、No.9の5機のGPS衛星からの測位情報が受信可能となっており、図5のGPS衛星情報においてもこれら5機のGPS衛星が受信可能GPS衛星として把握されている。
そして、準天頂衛星送信部15が、図5に示すようなGPS衛星情報を準天頂衛星4に向けて送信する。
なお、図5では、GPS衛星情報の項目内容として、衛星番号i、C/Aコード、捕捉結果が含まれているが、C/Aコードを省略したものであってもよい。また、図5では、衛星番号iのそれぞれに対して捕捉結果を表示しているが、受信可能GPS衛星の衛星番号(1、3、4、7、9)のみを表示するものであってもよいし、また、受信可能GPS衛星のC/Aコード(C1、C3、C4、C7、C9)のみを表示するものであってもよい。
【0022】
次に、準天頂衛星4の動作を図6を参照して説明する。
まず、ステップS61で、地上局装置1より送信されたGPS衛星情報を受信し、ステップS62で、受信したGPS衛星情報をメモリに記憶する。
そして、ステップS63において、メモリに記憶したGPS衛星情報を対象領域に向けてブロードキャスト配信する。
準天頂衛星からのブロードキャスト配信時のフォーマット、プロトコルについては既存システムのものとの共用性を考えつつ、最適なものを選択する。
【0023】
前述の通り、準天頂衛星4は仰角が60度以上の位置に常に存在し、対象領域内の移動体2の移動端末装置20が準天頂衛星4からの電波を受ける際、ビルの谷間でも電波を遮られることが少なく、常にGPS衛星情報を受信することができる。
【0024】
次に、移動端末装置20のコールドスタート時の動作を図7に沿って説明する。
まず、ステップS71において、準天頂衛星受信部22が準天頂衛星4より配信されたGPS衛星情報を受信する。
次に、ステップS72において、GPS衛星受信部21が受信周波数Fを搬送波周波数F0(=1575.42MHz)にセットする。
そして、この受信周波数で復調できたか否かを判断し(ステップS73)、復調できた場合にはS74に進み、復調できなかった場合には、現在の受信周波数で受信できる測位情報が存在しないためステップS76に進む。
ステップS74では、GPS衛星選択部23が、復調された信号に対してGPS衛星情報で通知されている受信可能GPS衛星のC/Aコードを順に適用し、それぞれのC/Aコードにて逆拡散を行う。例えば、図5に示すGPS衛星情報では、No.1、No.3、No.4、No.7、No.9の5機のGPS衛星が受信可能GPS衛星として示されているので、これら5機のGPS衛星のC/AコードであるC1、C3、C4、C7、C9の5つのC/Aコードで逆拡散すれば足り、32機のGPS衛星のC/Aコードすべてについて試す必要がない。次に、ステップS75で、GPS衛星選択部23は、GPS衛星選択部23内の所定の記憶領域にコード相関がとれたC/Aコードに対応するGPS衛星について現在の受信周波数Fを記憶する。例えば、受信周波数F=F0(1575.42MHz)のときにコードC1でコード相関がとれた場合には、コードC1に対応する衛星番号No.1のGPS衛星について現在の受信周波数F0を記憶する。
次に、ステップS46で、GPS衛星受信部21が受信周波数FとしてF0±Δf×n(Δf=4kHz、n=0〜8)の17通りのすべての周波数を試したか否かを判断し、すべての周波数を試していれば、受信可能GPS衛星のすべてについて捕捉が完了した状態なのでステップS78に進み、すべての周波数を試していなければ受信周波数Fを次の周波数にセットし(ステップS77)、F0±Δf×nの17通りのすべての周波数を試すまでステップS73以降の処理を繰り返す。なお、以上の説明では、GPS衛星受信部21は、地上局装置1と同じきざみ(ここでは、Δf=4kHz)で受信周波数を調整して測位情報を受信することとしているが、より細かいきざみ(例えば、Δf=1kHz)で受信周波数を調整してもよい。
次に、ステップS76でYesの場合は、受信可能GPS衛星のすべてについて捕捉が完了した状態なので、GPS衛星選択部23は受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を例えば4機選択する(ステップS78)。例えば、受信可能GPS衛星より受信した測位情報についてDOP(Dilution of Precision)に基く分析を行い、分析結果に応じてGPS衛星を選択する。そして、GPS衛星選択部23は、記憶領域に記憶した内容のうち選択したGPS衛星に関する情報を選択結果記憶部24に書き出し(ステップS79)、処理を終了する。
【0025】
図8は、GPS衛星選択部23が選択結果記憶部24に対して書き出した情報の例であり、図8では、選択されたGPS衛星としてNo.1、No.3、No.4、No.7の衛星番号が示され、また、それぞれのGPS衛星についての受信周波数Fが示されている。
【0026】
以上のようにして測位情報を受信すべきGPS衛星が選択された後、GPS衛星受信部21は選択結果記憶部24に記憶された受信周波数にて測位情報を受信し、また測位演算部25は選択結果記憶部24に記憶された衛星番号に対応するC/Aコードにて逆拡散を行い、測位を行う。
【0027】
このように、本実施の形態に係る測位システムでは、地上局装置が対象領域で測位情報が受信できるGPS衛星を受信可能GPS衛星として特定し、特定した受信可能GPS衛星を示すGPS衛星情報を準天頂衛星を介して対象領域内の移動端末装置に通知するため、移動端末装置では、従来32機のすべてのGPS衛星について行っていたGPS衛星の捕捉処理を受信可能GPS衛星についてのみ行えばよく、既存のシステムに比べ受信可能GPS衛星の捕捉にかかる時間を大幅に短くすることができ、コールドスタート時の処理を高速化、効率化することができる。
また、本実施の形態に係る測位システムでは、準天頂衛星よりGPS衛星情報を配信することとしているので、対象領域内の移動端末装置は周囲の建物等の影響を受けることなく確実にGPS衛星情報を受信することができ、移動端末装置におけるコールドスタート時の処理の高速化、効率化を確実にすることができる。
【0028】
実施の形態2.
本実施の形態における測位システムでは、地上局装置から準天頂衛星に向かって送信されるGPS衛星情報に受信可能GPS衛星ごとに受信周波数を含め、準天頂衛星から受信可能GPS衛星ごとの受信周波数が示されたGPS衛星情報を配信することによって、移動端末装置のコールドスタート時の処理をより高速、効率的に行う。
【0029】
本実施の形態において、測位システムの全体構成は図1に示したものと同様である。また、地上局装置1の構成は図2に示したものと同様であり、移動端末装置20の構成は図3に示したものと同様である。
【0030】
次に、地上局装置1の動作を図9を参照して説明する。
図9において、ステップS91〜ステップS93までは図4のステップS41〜ステップS43と同じであり、説明を省略する。
次に、ステップS94において、コード相関がとれたC/Aコードに対応するGPS衛星を受信可能GPS衛星として記憶するとともに、現在の受信周波数Fを併せて記憶する。
その後のステップS95、ステップS96は図4のステップS45、ステップS46と同じであり、受信周波数FとしてF0±Δf×n(Δf=4kHz、n=0〜8)の17通りのすべての周波数を試したか否かを判断し、すべての周波数を試していれば処理を終了し、すべての周波数を試していなければ受信周波数Fを次の周波数にセットし(ステップS46)、F0±Δf×nの17通りのすべての周波数を試すまでステップS92以降の処理を繰り返す。
【0031】
このようにして、地上局装置1では、受信周波数を調整しながら地上局装置1で測位情報が受信できるGPS衛星すべてを特定し、特定したGPS衛星を受信可能GPS衛星としてGPS衛星情報記憶部14に記憶し、更に受信可能GPS衛星から測位情報を受信する際の受信周波数も記憶する。
図10は、図1に示した例において、GPS衛星情報記憶部14に記憶されたGPS衛星情報の例を示す。図10では、No.1、No.3、No.4、No.7、No.9の5機のGPS衛星を受信可能GPS衛星とするとともに、それぞれの受信可能GPS衛星についての受信周波数が示されている。
そして、準天頂衛星送信部15が、図10に示すようなGPS衛星情報を準天頂衛星に向けて送信する。
なお、図10では、GPS衛星情報の項目内容として、衛星番号i、C/Aコード、捕捉結果及び受信周波数Fが含まれているが、C/Aコードを省略したものであってもよい。また、受信可能GPS衛星の衛星番号(1、3、4、7、9)と受信周波数のみを表示するものであってもよいし、また、受信可能GPS衛星のC/Aコード(C1、C3、C4、C7、C9)と受信周波数のみを表示するものであってもよい。
【0032】
次に、準天頂衛星4では、図6に示したフローチャートに従って、地上局装置1より送信されたGPS衛星情報を受信し、受信したGPS衛星情報を対象領域に向けてブロードキャスト配信する。
【0033】
次に、移動端末装置20の動作を図11を参照して説明する。
まず、ステップS1101で、準天頂衛星受信部22が準天頂衛星4より配信されたGPS衛星情報を受信する。
次に、ステップS1102において、GPS衛星受信部21がGPS衛星情報に示された受信周波数で測位情報を受信するとともに、GPS衛星選択部23がGPS衛星情報に示されたC/Aコードで逆拡散を行う。例えば、図10の例では、F0、F0+(Δf×5)、F0+(Δf×8)、F0−(Δf×4)の5つの周波数をセットすれば足り、また、C1、C3、C4、C7の5つのC/Aコードにて逆拡散すれば足りる。このため、17通りの周波数、32個のC/Aコードを試さなければならない従来技術に比べて処理を高速化できる。
次に、ステップS1103で、GPS衛星選択部23は受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を例えば4機選択し、GPS衛星情報のうち選択したGPS衛星に関する情報(衛星番号、受信周波数)を選択結果記憶部24に書き出し(ステップS1104)、処理を終了する。
【0034】
以上のようにして測位情報を受信すべきGPS衛星が選択された後、GPS衛星受信部21は選択結果記憶部24に記憶された受信周波数にて測位情報を受信し、また測位演算部25は選択結果記憶部24に記憶された衛星番号に対応するC/Aコードにて逆拡散を行い、測位を行う。
【0035】
このように、本実施の形態に係る測位システムでは、地上局装置が対象領域で測位情報が受信できるGPS衛星を受信可能GPS衛星として特定するとともに、それぞれの受信可能GPS衛星についての受信周波数を特定し、特定した受信可能GPS衛星及び受信周波数を示すGPS衛星情報を準天頂衛星を介して対象領域内の移動端末装置に通知するため、移動端末装置では、受信周波数の調節を行わずに適切な受信周波数で測位情報を受信することができ、コールドスタート時の処理を高速化、効率化することができる。
【0036】
実施の形態3.
本実施の形態では、DGPS(Differential GPS)技術を応用した測位システムについて説明する。
まず、DGPSについて説明する。
DGPSは、予め位置が分かった定点にある基準局でのGPS測位の結果と実際の位置との差についての情報をGPS測位を実施する場所に伝送することにより、GPS測位の誤差要因のうち「衛星」、「測位信号伝搬路」に起因するものを除去するものであり、基準局からの測定場所との距離のppmオーダが得られる。例えば、カーナビゲーションシステムでは、日本全国7ヶ所に基準局を配置し、基準局からの差分情報を地上波FM放送で基準局から300kmの地域に同時送信することにより、最低5m程度の測位精度で運用されている。
【0037】
次に、本実施の形態に係る測位システムについて説明する。
図12は、本実施の形態に係る測位システムの全体構成を示す図である。
図12において、1〜4及び20は図1と同様であり、5a〜5cはGPS衛星からの測位情報に対する補正情報を生成し、地上局装置1に送信する電子基準局装置である。
各電子基準局装置5a〜5cは、自身の絶対位置が予め分かっており、それぞれの電子基準局装置で受信可能なGPS衛星から受信した測位情報による測位結果と自身の絶対位置との誤差を求め、この誤差を表示する補正情報を生成し、地上局装置1に送信する。
電子基準局装置の例として、国土地理院が所有する「電子基準点」が考えられる。この電子基準点は全国に947ヶ所(2000年4月現在)あり、全国に配置される電子基準点は、例えば、隣接する複数の電子基準点で取り囲む範囲を1つのメッシュとして全国を電子基準点で網羅する。全国に配置される電子基準点のうちの約100ヶ所を使用することにより60km2(=√(36万km2)/100)の基準点網を構成することが考えられる。電子基準点測位情報は民間開放により利用可能である。
なお、電子基準局装置5a〜5cと地上局装置1との間の集信回線は、電子基準局装置の設置場所の条件により、公衆回線、専用回線(有線)、地上波無線、インターネット及び衛星回線など可能な通信手段を使用する。図12では、一例として、地上波無線としている。
【0038】
本実施の形態に係る測位システムの動作を図12に従って説明する。
GPS衛星3a〜3eは、それぞれ測位情報を配信している。
GPS衛星3a〜3eから配信された測位情報が地上局装置1に到達すると、地上局装置1は到達した測位情報を受信し、受信した測位情報の配信元のGPS衛星を特定する(図12では5機のGPS衛星を特定する)。地上局装置1では、特定したGPS衛星については対象領域にて測位情報の受信が可能と判断し、特定したGPS衛星を対象領域で測位情報の受信が可能な受信可能GPS衛星と認定する。
また、GPS衛星3a〜3eから配信された測位情報が電子基準局装置5a〜5cに到達すると、各電子基準局装置5a〜5cは到達した測位情報を受信し、受信した測位情報により測位を行う。そして、測位結果と自身の絶対位置との誤差を測定する。この誤差は、電離層、大気の揺らぎの影響で生じる誤差であり、各電子基準局装置5a〜5cは、それぞれの電子基準局装置における誤差を表示する補正情報を生成し、地上局装置1に補正情報を送信する。
地上局装置1では、電子基準局装置5a〜5cより送信された補正情報を受信し、各電子基準局装置からの補正情報をGPS衛星情報に含ませ、GPS衛星情報を準天頂衛星4に送信する。これは、地上局装置1が、電子基準局装置ごとの「点」の補正情報を集め、これら「点」の補正情報を統合して空間的な広がりをもつ補正情報に展開していることを意味する。そして、準天頂衛星4を経由して配信することで、空間的広がりを持つ補正情報を対象領域に配信することができる。
また、地上局装置1では、補正情報が特定のユーザのみが受信できるようにユーザ識別(限定受信)コードを補正情報に付与するようにしてもよい。
【0039】
このようにして生成されたGPS衛星情報は地上局装置1から準天頂衛星4に送信され、準天頂衛星4では、GPS衛星情報を受信し、受信したGPS衛星情報を対象領域に向けて配信する。
準天頂衛星からのブロードキャスト配信時のフォーマット、プロトコルについては既存システムのものとの共用性を考えつつ、最適なものを選択する。
【0040】
対象領域にいる移動体2の移動端末装置20では、コールドスタート時に準天頂衛星4から配信されたGPS衛星情報を受信し、実施の形態1で示したのと同様の処理を行い、受信したGPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星(5機)の中から測位情報を受信すべき少なくとも4機のGPS衛星を選択する。そして、実際に測位を行うときは、選択したGPS衛星から受信した測位情報とGPS衛星情報に示された補正情報を用いて測位を行う。
【0041】
また、地上局装置1から準天頂衛星4に送信されるGPS衛星情報に、実施の形態2と同様に、受信可能GPS衛星ごとの受信周波数を含ませてもよい。
【0042】
このように、本実施の形態に係る測位システムでは、地上局装置が対象領域で測位情報が受信できるGPS衛星を受信可能GPS衛星として特定するとともに、補正情報を電子基準局装置より受信し、特定した受信可能GPS衛星及び補正情報を示すGPS衛星情報を準天頂衛星を介して対象領域内の移動端末装置に通知するため、移動端末装置では、コールドスタート時の処理の高速化、効率化が可能となるとともに、GPS衛星情報に示された補正情報を用いることにより、高精度の測位が可能となる。
【0043】
また、準天頂衛星にGPS測位補完(ディファレンシャル測位)のための放送機能を持たせることにより、空間的な広がりを持つ補正情報を全国に配信することができるため、全国均一でのサービスを提供することが可能となり、従来の全国各地での放送に比べ、経済性の高い測位サービスが可能となる。
【0044】
実施の形態4.
本実施の形態では、準天頂衛星をGPS衛星として用いることにより高精度な測位を可能とする測位システムについて説明する。
【0045】
GPS測位の基本は最低4機のGPS衛星から測位情報を受信し、時刻と3次元的な位置を計測するものであるが、現状のGPS衛星の軌道条件からでは、都市部ではビルや街路樹など、また山間部では山陰により、衛星見通しの仰角に制限を受け、高い仰角にGPS衛星がないと測位ができない。例えば、東京(北緯35度)付近では4機のGPS衛星が連続して見える時間率は、仰角30度で75%、仰角40度で20%に低下する。言い換えれば、建物や樹木に囲まれた場所では、GPSによる測位ができないことを意味する。
【0046】
このため、本実施の形態では、準天頂衛星4より測位情報を配信させて、準天頂衛星4をGPS衛星として機能させる。地上局装置1では、準天頂衛星からの測位情報を受信し、準天頂衛星を受信可能GPS衛星の一つとし、受信可能GPS衛星として準天頂衛星4が含まれたGPS衛星情報を準天頂衛星4に送信する。
移動端末装置20では、準天頂衛星4よりこのGPS衛星情報を受信し、準天頂衛星を4機のGPS衛星のうちの1機として選択し、準天頂衛星からの測位情報を受信するようにする。
【0047】
準天頂衛星は,その軌道位置から地上からの仰角が高く、GPS衛星の代替として4機に補うことが可能で、前述の東京の場合でも、仰角40度でも4機の衛星が連続して見える時間率を改善することが可能で、準天頂衛星による「GPS測位」の時間率、場所率を向上させることができる。
【0048】
実施の形態5.
本実施の形態では、実施の形態1〜4を拡張した測位システムについて説明する。
図13は、本実施の形態に係る測位システムの構成例を示す図である。
図13において、3はGPS衛星、4は準天頂衛星、6は、例えば、MTSAT(Multi−functional Transport Statellite:運輸多目的衛星)である。
GPS衛星3は、測位情報を配信する。準天頂衛星4と静止衛星の一例であるMTSAT6は、GPS補完衛星でもあり、準天頂衛星4とMTSAT6はそれぞれ測位情報を配信することができる。ここでは、MTSAT6を用いているが静止衛星の一例として用いたものであり、他の静止衛星であっても構わない。
また、図13では、、陸上移動体(例えば、自動車)、海上移動体(例えば、船舶)、飛行体(例えば、飛行機)を示しており、これらの移動体のそれぞれに対してGPS衛星情報の配信が可能である。
【0049】
本実施の形態では、準天頂衛星4及びMTSAT6も測位情報を配信し、GPS衛星として機能するため、GPS衛星3のほかに準天頂衛星4及びMTSAT6も受信可能GPS衛星とすることができる。そして、GPS衛星3のほかに準天頂衛星4及びMTSAT6を受信可能GPS衛星として表示するGPS衛星情報を準天頂衛星4又はMTSAT6から配信させることも可能である。実施の形態1〜4では、情報配信衛星として準天頂衛星4を利用する場合について説明したが、例えばMTSAT6も地上に対してGPS衛星情報を配信可能であるため、本実施の形態では、MTSAT6も情報配信衛星として活用する。
【0050】
移動体端末では、準天頂衛星4又はMTSAT6より配信されたGPS衛星情報に基づき、例えば、1機の準天頂衛星4と3機のGPS衛星3との組み合わせ、1機の準天頂衛星4と3機の静止衛星との組み合わせ、或いは、1機の準天頂衛星4と、GPS衛星3とMTSAT6とによる3機の衛星との組み合わせ、すなわち、少なくとも準天頂衛星4を含む4機の衛星群を選択し、これらの衛星から測位に必要な測位情報を得ることができる。また、4機に限らず4機より多くの衛星群により測位に必要な位置情報を得ても構わない。
【0051】
また、実施の形態1〜4では、地上局装置1が受信可能GPS衛星の特定及びGPS衛星情報の準天頂衛星への送信の両方を行っていたが、本実施の形態では、測位情報配信センター局を設け、この測位情報配信センター局が準天頂衛星への送信を行う。全国を複数のエリアに分け、それぞれのエリアを対象領域とする地上局装置(図示せず)を複数配置し、各地上局装置はそれぞれの対象領域での受信可能GPS衛星を示すGPS衛星情報を測位情報配信センター局に出力し、測位情報配信センター局では各地上局装置からのGPS衛星情報を準天頂衛星4又はMTSAT6に送信する。移動端末装置は、準天頂衛星4又はMTSAT6より配信されるGPS衛星情報のうち自装置のいるエリアに関するGPS衛星情報を受信する。このように、各地上局装置は測位情報配信センター局へGPS衛星情報を送信し、測位情報配信センター局が一括してGPS衛星情報を準天頂衛星へ送信するため、本実施の形態における地上局装置は、図2の準天頂衛星送信部15の代わりに、測位情報配信センター局へGPS衛星情報を送信するセンター局送信部を備える構成となる(図示は省略)。
また、地上では、全国に電子基準点(電子基準局装置)を配置する。全国に配置される電子基準点は、例えば、隣接する複数の電子基準点で取り囲む範囲を1つのメッシュとして全国を電子基準点網で網羅する。全国を電子基準点網で網羅するため、メッシュ内のある位置においても補正精度を向上させることができる。電子基準点のそれぞれは、上記4機以上の衛星群より測位に必要な測位情報を得る。そして、自己の有する基準位置と上記4機以上の衛星群より得た測位情報による位置との誤差等の補正情報(例えば、ディファレンス測位補正情報)をそのエリアの地上局装置に出力する。地上局装置1では、実施の形態4で示したように、電子基準点より補正情報を入力し、入力した補正情報を収集、統合してGPS衛星情報に反映させ、補正情報が含まれたGPS衛星情報を測位情報配信センター局に出力し、測位情報配信センターでは各地上局装置からのGPS衛星情報を準天頂衛星4又はMTSAT6に送信する。
また、電子基準点のそれぞれは、補正情報(例えば、ディファレンス測位補正情報)を測位情報配信センター局に直接出力してもよい。この場合は、測位情報配信センター局は補正情報を入力し、入力した補正情報を収集、統合して収集統合情報を作成し、所定のアンテナを介して準天頂衛星4又はMTSAT6に収集統合情報を送信する。準天頂衛星4又はMTSAT6は、測位情報配信センター局より送信された収集統合情報に基づき、高精度測位情報を放送するようにしてもよい。高精度測位情報とは、ディファレンス測位補正情報、インテグリティデータ等を有する測位情報である。
【0052】
ユーザは、遮蔽が少ない高仰角である準天頂衛星4を少なくとも用いることで、山影等に位置することによる遮蔽や建物等の障害物による遮蔽を極力回避し、遮蔽を回避することにより測位可能時間を改善することができる。また、ユーザは、少なくとも準天頂衛星4を含む4機以上の衛星群と地上に配置された測位情報配信センター局及び全国に配置される電子基準点とを有するシステムにより補正された高精度測位情報を得ることにより、高精度の位置情報を得ることができる。このように、ユーザは、準天頂衛星4を用いることにより、高精度の位置情報、例えば、地上において、25cmの誤差範囲の精度で位置情報を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、移動端末装置は、従来すべてのGPS衛星について行っていたコールドスタート時のGPS衛星の捕捉処理を受信可能GPS衛星についてのみ行えばよく、移動端末装置のコールドスタート時の処理を高速化、効率化することができる。
【0054】
また、本発明によれば、情報配信衛星として準天頂衛星を用いた場合には、移動端末装置はGPS衛星情報を確実に受信することができ、移動端末装置におけるコールドスタート時の処理の高速化、効率化を確実にすることができる。
【0055】
また、本発明によれば、GPS衛星情報に受信可能GPS衛星ごとの受信周波数を含めることにより、移動端末装置では、受信周波数の調節を行わずに適切な受信周波数で測位情報を受信することができ、これにより、コールドスタート時の処理を高速化、効率化することができる。
【0056】
また、本発明によれば、GPS衛星情報に補正情報を含めることにより、移動端末装置では、コールドスタート時の処理の高速化、効率化が図れるとともに、GPS衛星情報に示された補正情報を用いて高精度の測位を行うことができる。
【0057】
また、本発明によれば、GPS衛星として機能する準天頂衛星を情報配信衛星として用いた場合には、移動端末装置は建物等の影響を受けることなく高精度の測位を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1〜3に係る測位システムの全体構成例を示す図。
【図2】地上局装置の構成例を示す図。
【図3】移動端末装置の構成例を示す図。
【図4】地上局装置の処理の例を示すフローチャート図。
【図5】GPS衛星情報の例を示す図。
【図6】準天頂衛星の処理の例を示すフローチャート図。
【図7】移動端末装置の処理の例を示すフローチャート図。
【図8】GPS衛星の選択結果の例を示す図。
【図9】地上局装置の処理の例を示すフローチャート図。
【図10】GPS衛星情報の例を示す図。
【図11】移動端末装置の処理の例を示すフローチャート図。
【図12】実施の形態4に係る測位システムの全体構成例を示す図。
【図13】実施の形態5に係る測位システムの全体構成例を示す図。
【図14】準天頂衛星の軌跡を説明する図。
【図15】準天頂衛星の軌跡を説明する図。
【符号の説明】
1 地上局装置、2 移動体、3 GPS衛星、4 準天頂衛星、5 電子基準局装置、6 MTSAT、11 GPS衛星受信部、12 受信可能GPS衛星特定部、13 C/Aコード記憶部、14 GPS衛星情報記憶部、15 準天頂衛星送信部、20 移動端末装置、21 GPS衛星受信部、22 準天頂衛星受信部、23 GPS衛星選択部、24 選択結果記憶部、25 測位演算部、26 C/Aコード記憶部、200 準天頂衛星。
Claims (8)
- 所定の領域を対象領域とし、
前記対象領域に向けて情報配信を行う情報配信衛星に対する送信が可能であり、
測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星のうち前記対象領域において測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として特定し、特定した受信可能GPS衛星を示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星に対して送信し、前記情報配信衛星に前記対象領域に向けて前記GPS衛星情報の配信を行わせることを特徴とする地上局装置。 - 所定の領域を対象領域とし、
前記対象領域に向けて情報配信を行う情報配信衛星に対する送信が可能であり、
測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星のうち前記対象領域において測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として特定するとともに、前記対象領域において受信可能GPS衛星から測位情報を受信する際の受信周波数を受信可能GPS衛星ごとに特定し、特定した受信可能GPS衛星及び受信周波数を示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星に対して送信し、前記情報配信衛星に前記対象領域に向けて前記GPS衛星情報の配信を行わせることを特徴とする地上局装置。 - 所定の領域を対象領域とし、
前記対象領域に向けて情報配信を行う情報配信衛星に対する送信が可能であり、GPS(Global Positioning System)衛星から配信される測位情報に対する補正情報を生成し送信する少なくとも一つ以上の電子基準局装置から補正情報を受信可能であり、
複数のGPS衛星のうち前記対象領域において測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として特定し、受信可能GPS衛星についての補正情報を少なくとも一つ以上の電子基準局装置から受信し、受信可能GPS衛星を示すとともに受信可能GPS衛星についての補正情報を示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星に対して送信し、前記情報配信衛星に前記対象領域に向けて前記GPS衛星情報の配信を行わせることを特徴とする地上局装置。 - 所定の領域を対象領域とし、
前記対象領域に向けて情報配信を行うとともに、測位情報を配信するGPS(Global Positioning System)衛星としても機能する情報配信衛星に対する送信が可能であり、
前記情報配信衛星及び複数のGPS衛星のうち前記対象領域において測位情報の受信が可能な所定数の衛星を受信可能GPS衛星として特定し、特定した受信可能GPS衛星を示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星に対して送信し、前記情報配信衛星に前記対象領域に向けて前記GPS衛星情報の配信を行わせることを特徴とする地上局装置。 - 測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星及びGPS衛星に関する情報を配信する情報配信衛星からの受信が可能であり、前記複数のGPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星から測位情報を受信する移動端末装置であって、
前記複数のGPS衛星のうち測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星より受信し、受信した前記GPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星より測位情報を受信することを特徴とする移動端末装置。 - 測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星及びGPS衛星に関する情報を配信する情報配信衛星からの受信が可能であり、前記複数のGPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星から測位情報を受信する移動端末装置であって、
前記複数のGPS衛星のうち測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として示すとともに受信可能GPS衛星から測位情報を受信する際の受信周波数を受信可能GPS衛星ごとに示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星より受信し、受信した前記GPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、前記GPS衛星情報に示された受信周波数のうち選択したGPS衛星に対応する受信周波数で選択したGPS衛星からの測位情報を受信することを特徴とする移動端末装置。 - 測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星及びGPS衛星に関する情報を配信する情報配信衛星からの受信が可能であり、前記複数のGPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星から測位情報を受信し、受信した測位情報と受信した測位情報に対する補正情報とを用いて測位を行う移動端末装置であって、
前記複数のGPS衛星のうち測位情報の受信が可能な所定数のGPS衛星を受信可能GPS衛星として示すとともに受信可能GPS衛星についての補正情報を示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星から受信し、受信した前記GPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべきGPS衛星を選択し、選択したGPS衛星より測位情報を受信し、受信した測位情報と前記GPS情報に示された補正情報とを用いて測位を行うことを特徴とする移動端末装置。 - 測位情報を配信する複数のGPS(Global Positioning System)衛星及びGPS衛星に関する情報を配信するとともにGPS衛星としても機能する情報配信衛星からの受信が可能であり、前記複数のGPS衛星及び前記情報配信衛星の中から測位情報を受信すべき衛星を選択し、選択した衛星から測位情報を受信する移動端末装置であって、
前記複数のGPS衛星及び前記情報配信衛星のうち測位情報の受信が可能な所定数の衛星を受信可能GPS衛星として示すGPS衛星情報を前記情報配信衛星より受信し、受信した前記GPS衛星情報に示された受信可能GPS衛星の中から測位情報を受信すべき衛星を選択し、選択した衛星より測位情報を受信することを特徴とする移動端末装置。
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