JP2004027412A - 繊維製品、該繊維製品の製造セットおよび製造方法 - Google Patents
繊維製品、該繊維製品の製造セットおよび製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004027412A JP2004027412A JP2002184303A JP2002184303A JP2004027412A JP 2004027412 A JP2004027412 A JP 2004027412A JP 2002184303 A JP2002184303 A JP 2002184303A JP 2002184303 A JP2002184303 A JP 2002184303A JP 2004027412 A JP2004027412 A JP 2004027412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braille
- granular material
- textile
- textile product
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】既製の布地又は編地からなる繊維製品に後付けで好みの点字等を形成し、かつ、該点字等にデザイン性を持たせている。また、視覚障害者等が認識可能な点字地図を提供する。
【解決手段】所要の視覚障害者識別子や点字を設けたい布地又は編地からなる繊維製品の任意の表面に、粒形状の石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなると共に裏面に接着材が塗布されているアクセサリー材兼点字材となる粒状材を所要間隔をあけて載置し、ハンド型超音波溶着機の先端を上記粒状材に押し当て、或いはアイロンを上記粒状材に押し当てて、上記接着材を溶融させ、上記粒状材を布地又は編地からなる繊維製品の表面に固着している。
【選択図】 図4
【解決手段】所要の視覚障害者識別子や点字を設けたい布地又は編地からなる繊維製品の任意の表面に、粒形状の石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなると共に裏面に接着材が塗布されているアクセサリー材兼点字材となる粒状材を所要間隔をあけて載置し、ハンド型超音波溶着機の先端を上記粒状材に押し当て、或いはアイロンを上記粒状材に押し当てて、上記接着材を溶融させ、上記粒状材を布地又は編地からなる繊維製品の表面に固着している。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、布地又は編地からなる繊維製品、該繊維製品の製造セットおよび製造方法に関し、詳しくは、アクセサリー材料の粒状材を視覚障害者識別子や点字となるように繊維製品に後付けで固着するものおよび粒状材等により点字地図とするものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、視覚障害者が手で触れることにより認識できる点字や識別子を付した商品が数多く提供されている。その商品の多くが硬質の樹脂製品、金属製品あるいは紙製品であり、プレス成形により点字状に突起を形成する方法や点字状に突起を形成したシートを製品に貼付する方法が主である。
これに対し、衣類等の布地又は編地からなる繊維製品は軟質であるため、プレスにより突起を形成することができず、また、上記シートを貼付する場合、布地又は編地からなる繊維製品は形状が変化するのでシートが剥がれ易く、さらに、着心地が悪くなる等使用上の問題がある。
【0003】
そこで、特開2001−200404号において、図7に示す点字入りの衣類1が提供されている。これは、図7(B)に示すように、転写ラベル3を衣類1に載置し、該転写ラベル3の上からアイロンにより加熱した後、転写ラベル3を剥がして所要の短繊維4を衣類に固着して点字2を形成するものである。上記点字入りの衣類1であると、軟質の衣類等にも点字を形成することができ、視覚障害者に情報を提供することができると共に、シートを貼付していないので使用上邪魔になることもない。また、転写ラベル3さえあれば既製品の衣類等にも点字2を形成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記点字入りの衣類1であると、点字入りであることが外観上一目でわかり、点字がアクセサリー的なものとならない。視覚障害者にとっては、一目で点字と外観認識されるものよりも、点字であることが外観上一目でわからず、点状のアクセサリー的な外観を与えるものであることが好ましいという要望がある。
また、既製品の衣類等に点字を入れることもできるが、予め用意された転写ラベル3通りの点字しか入れることができず、利用者の好みに応じた点字を入れることができないと共に剥がれやすい問題もある。
さらに、 従来、 上記ラベルを熱転写する以外に繊維製品に点字を付する場合、 繊維を作成する段階で点字となる部分を繊維を突出させ、 或いは樹脂加工で突出させて点字を形成しており、 繊維を縫製して製品となった後段階で任意の位置に点字を付すことは出来ない構成となっている。 よって、 ユーザーの要望に応じて任意の位置に任意の点字を付すことができない問題がある。
【0005】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、既製の布地又は編地からなる繊維製品に後付けで好みの点字を形成することができると共に、該点字にデザイン性を持たせ、外観上はアクセサリーが取り付けられているようにすることを課題としている。
さらに、同様の方法により作製される視覚障害者が認識可能な点字地図を提供することも課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、第1に、アクセサリー材兼点字材となる石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなる粒状材が、所要の視覚障害者識別子や点字となるように、間隔をあけて布地又は編地の繊維製品の任意の表面に後付けで固着されていることを特徴とする繊維製品を提供している。
【0007】
上記構成とすると、好みに応じて既製の繊維製品の任意の箇所に粒状材を後付けでユーザー自身あるいは店頭で取り付けてもらって、独自の繊維製品とすることができる。
また、上記粒状材を衣服の所要箇所に固着することにより、視覚障害者が衣服を着るときに、衣服に固着した粒状材に触れるだけで衣服の裏表及び前後を認識することができ、裏表及び前後を間違えることなく衣服を容易に着ることができる。さらに、上記粒状材により点字を形成すれば、所要の情報を表示することができる。例えば、点字により自分の名前を入れておくことで、容易に繊維製品の持ち主を判別することができる。
【0008】
なお、上記粒状材により点字を形成する場合には、点字を認識しやすくするよう、字間を3mmとするのが好ましい。
【0009】
上記粒状材の裏面に予め接着剤が塗布されており、該接着剤が超音波振動あるいは加熱で溶融されて上記繊維製品に上記粒状材が固着されている。
上記構成とすると、超音波振動あるいは加熱により接着剤が繊維製品の繊維間に浸透して、粒状材を繊維製品に確実に固着することができる。よって、繊維製品を洗濯等しても粒状材が容易に取れることがない。
【0010】
上記粒状材の石は宝石からなると共にガラス、金属および耐熱性剛性樹脂は多面体として光沢性を付与していることが好ましい。
上記構成とすると、粒状材に光沢性を付与してファッション性を高めているため、粒状材を点字として繊維製品に固着しているにもかかわらず、他者からはアクセサリーであると認識されるものとすることができる。
なお、必ずしも光沢を与える必要はなく、無光沢、半光沢でもよい。
【0011】
また、上記粒状材の裏面に塗布される接着剤としては、接着強度を高めることが出来る点で、ポリアミド系接着剤が好ましい。
また、上記布地又は編地の繊維製品はハンカチ、ポシェット、スカーフ等の手回り繊維製品や衣類等からなる既製繊維製品からなり、該繊維製品の表面に上記粒状材が点字として固着された場合にもアクセサリー的外観が付与されている。
【0012】
本発明は、第2に、観光地や遊園地内の案内地図、売り場地図、路線地図等の点字地図からなる布地又は編地の繊維製品であって、布地又は編地の表面に、路線部として線状突起材あるいは粒状材を線状に固着している一方、該路線部に沿った所要位置に上記粒状材からなる点字を付していることを特徴とする繊維製品を提供している。
【0013】
上記点字を付した繊維製品であれば、路線部を線状突起材あるいは粒状材で形成し、所要箇所に粒状材により点字を形成して位置表示としているため、視覚障害者が手で触れることで地図を認識することができる。
【0014】
上記布地又は編地の色彩、路線部の色彩、粒状材の色彩を、色弱者や色盲者にとって区別して認識しえる色彩としている。
上記構成とすると、視覚障害者のみならず、特定の色を判別できない色弱者や色盲者も上記点字地図からなる繊維製品を利用することができる。
例えば、赤色またはこれに類する色の使用を避けるのが好ましく、白色の布地に黒色の路線部、粒状材、または、緑色の布地に白色の路線部、粒状材とするのが好ましい。
【0015】
本発明は、第3に、観光地や遊園地内の案内地図、売り場地図、路線地図等の点字地図からなる布地または編地の繊維製品であって、布表面に路線部を表示すると共に該路線部に沿った所要位置の表示を設け、
上記布地又は編地の色彩、路線部の色彩、位置表示の色彩を、色弱者や色盲者にとって区別して認識しえる色彩としている繊維製品を提供している。
【0016】
上記構成とすると、布地の色彩、路線部の色彩、位置表示の色彩を、色弱者や色盲者にとって区別して認識しえる色彩としているため、色弱者や色盲者が上記点字地図からなる繊維製品を地図として利用することができる。
【0017】
さらに、本発明は第4に、石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなると共に裏面に接着剤が塗布されているアクセサリー材兼点字材の粒状材と、
上記粒状材を繊維製品に固着するためのパーソナル用のハンド型超音波溶着機とを備えている粒状材を備えた点字表示用布地又は編地からなる繊維製品の製造セットを提供している。
【0018】
上記製造セットを用いると、ユーザーが家庭において、簡単に、既製品の繊維製品に好みに応じて容易に粒状材を固着することができる。
また、繊維製品を販売する店頭に上記製造セットを保持しておくと、購入時のサービスとして点字あるいは識別子を付することができる。
さらに、点字にかぎらず、ユーザーの好みのデザインの表示を粒状材で付すサービスを提供することができる。
【0019】
なお、上記粒状材はシートに並列に仮固着されていると共に、これら粒状材の高さは少なくとも0.35mm以上、径は1.2mm以上として点字材の規格に適合させていることが好ましい。
このように、粒状材の高さを少なくとも0.35mm以上、径を1.2mm以上として点字材の規格に適合させておくと、所要の模様を粒状材と付する時も点字として付す時も、粒状材を共用して用いることができる。
また、シートに仮固着しておくと、粒状材がバラバラとならず、使い勝手がよくなる。
【0020】
また、本発明は、第5に、所要の視覚障害者識別子や点字を設けたい布地又は編地の繊維製品の任意の表面に、粒形状の石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなると共に裏面に接着材が塗布されているアクセサリー材兼点字材となる粒状材を所要間隔をあけて載置し、
ハンド型超音波溶着機の先端を上記粒状材に押し当て、或いはアイロンを上記粒状材に押し当てて、上記接着材を溶融させ、上記繊維製品の表面に固着している粒状材を備えた繊維製品の製造方法を提供している。
【0021】
上記方法によれば、誰でも容易に粒状材を繊維製品の任意の箇所に固着することができる。よって、必要な点字を所要の布製品の任意の位置に簡単に設けることができ、視覚障害者にとって非常に有効なものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、本発明の第1実施形態を示し、布製の衣服10は既製品である。この衣服10の襟首10a付近の位置には、複数の粒状石20を任意の配列で後付けにより固着し、点字を形成している。図1の実施形態の点字は「ナガオ」の文字からなる。
【0023】
上記粒状石20は多面体としており、図2に示すように、正十二角形の表面20aと該表面20aから裏面20bに向けて傾斜する斜面20cからなり、光を当てると様々に光沢する構成としている。また、裏面20bにはポリアミド系の接着剤20dを塗布しており、この接着剤20dは超音波振動あるいは加熱により溶融し、布地または編地からなる衣服10に固着させている。
また、粒状石20は高さHを0.35mmとしており、点字材の規格(0.3mm以上)に適合させている。
【0024】
図3は、パーソナル用のハンド型超音波溶着機30を示し、手で保持する保持部30aの上端に設けたボタン30bを押すと、下端部30cが超音波振動を起こす構成としている。
【0025】
次に、上記粒状石20の衣服10への固着方法について説明する。
まず、粒状石20を衣服10の固着したい箇所に載置する。このとき、粒状石20の裏面20bに塗布した接着剤20dが衣服10の表面に当接するように載置している。
次に、図4(A)に示すように、衣服10上に載置した粒状石20の表面20aに上記ハンド型超音波溶着機30の先端部30cを押し当て、ボタン30bを押して超音波振動を起こす。この超音波振動により粒状石20の裏面20bに塗布した接着剤20dが溶融し、衣服10の繊維の隙間に浸透していく。接着剤20dが繊維の隙間に浸透した後、ハンド型超音波溶着機30を粒状石20から離し、溶融した接着剤20dを硬化させる。これにより、粒状石20を衣服10に固着することができる。
【0026】
上記構成とすると、好みに応じて既製品の衣服10の任意の箇所に粒状石20を固着することができる。
例えば、本実施形態においては、図1に示すように、衣服10の襟首10a付近に粒状石20を固着しており、視覚障害者が衣服10を着るときに、粒状石20に触れるだけで衣服10の裏表及び前後を認識することができ、裏表及び前後を間違えることなく衣服10を容易に着ることができる。さらに、粒状石20により点字を形成し、点字により自分の名前を入れておけば、容易に衣服10の持ち主を判別することができる。
【0027】
また、上記粒状石20は多面体とし、様々に光沢するようにしているため、視覚障害者識別子または点字として固着した粒状石20がアクセサリーとしての効果を有することになる。
【0028】
なお、点字材として使用した石の代わりにガラス、金属、耐熱性剛性樹脂等の粒状材を用いることもできる。
上記粒状材は光沢を有する多面体に限らず、つや消しを施した無光沢のものでもよく、また、表面が円弧形状のものでもよい。
また、上記石を固着する対象は衣服に限らず、布地又は編地からなる繊維製品であれば何でもよく、例えば、ハンカチ、ポシェット、スカーフ、タオル等の布地又は編地からなる手回り繊維製品に好適に用いることができる。
【0029】
図5は、本発明の第2実施形態を示し、点字地図40は白色の布地41に路線部42及び点字石43を固着したものである。
路線部42は黒色のシリコン樹脂を線上に設けたものであり、このシリコン樹脂を地図を作製する観光地の路線に模して、布地41に発泡プリントにより設けている。
【0030】
上記点字石43は、上記第1実施形態で使用した粒状石20と同様のものであり、本実施形態においては黒色のものを使用している。この点字石43を上記路線部42に沿った所要位置に配列して点字を形成し、駅や温泉等の位置表示としている。
また、点字石43の固着方法は、上記第1実施形態と同様、ハンド型超音波溶着機30を用いて行っている。
【0031】
上記構成とすると、路線部42をシリコン樹脂からなる線状突起材により形成すると共に、駅や温泉等の位置表示を点字石43により点字を形成して説明しているため、視覚障害者が手で触れることで観光地の場所を認識することができる。
また、例えば、布地41を白色とする一方、路線部42及び点字石43を黒色としているため、特定の色を判別できない色弱者や色盲者が路線部42に触れることなく路線部42及び点字石43を配列している位置を容易に認識することができる。
【0032】
なお、路線部42は線状のシリコン樹脂に限らず、上記点字石43を線状に配列して路線部としてもよいし、点字を形成する点字材は点字石43に限らず、ガラス、金属、あるいは耐熱性剛性樹脂でもよい。
また、布地又は編地、シリコン樹脂、粒状材の色の組み合わせは白色と黒色に限らず、色弱者や色盲者にとって判別しやすい白色と緑色の組み合わせでもよい。また、色弱者や色盲者にとって判別し難い緑色と赤色、ピンク色と灰色の組み合わせは避けることが好ましい。
また、上記点字地図は観光地の案内地図に限らず、遊園地内、ホテル、美術館等の案内地図、スーパー、百貨店等の売り場地図、地下鉄や市バスの路線地図とすることもできる。
【0033】
図6は、本発明の第3実施形態を示し、地図50は白色の布地51に線状の路線部51aを染色により設けると共に、駅や温泉等の位置表示51bを黒色の染色により文字で設けている。
【0034】
上記構成とすると、布地51を白色とし、路線部51a及び位置表示51bを黒色で表示しているため、色弱者や色盲者にとって非常に見やすく、容易に地図を読み取ることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、既製の布地又は編地からなる繊維製品に後付けで好みの視覚障害者識別子や点字を入れることができる。また、点字に使用する石、ガラス等の粒状材は多面体として光沢を持たせた場合には、他者に外観上アクセサリーであると認識させることができる。
【0036】
また、パーソナル用のハンド型超音波溶着機を上記粒状材に押し当てて固着するだけであるので、誰でも容易に粒状材を布地又は編地からなる繊維製品に固着することができる。
【0037】
さらに、上記粒状材及び突起材により作製した地図であると、視覚障害者が容易に地図を読み取ることができ、また、布地、路線部、粒状材の色彩を色弱者や色盲者にとって区別し易い色彩とすることにより、色弱者や色盲者が認識できる地図とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は粒状石を固着した衣服の正面図、(B)は粒状石を固着した箇所の要部拡大図である。
【図2】(A)は石の斜視図、(B)は正面図である。
【図3】パーソナル用のハンド型超音波溶着機を示す斜視図である。
【図4】(A)は粒状石の衣服への固着方法を示す図面、(B)は固着後の図面である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る点字地図の布地又は編地からなる繊維製品である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る地図の布地又は編地からなる繊維製品である。
【図7】従来例を示す図面であり、(A)は点字入りの衣類、(B)は点字の形成方法を示す断面図である。
【符号の説明】
10 衣服
20 粒状石
20a 表面
20b 裏面
20c 斜面
20d 接着剤
30 ハンド型超音波溶着機
30a 保持部
30b ボタン
30c 先端部
40 点字地図
41、51 布地
42、51a 路線部
43、51b 位置表示
50 地図
【発明が属する技術分野】
本発明は、布地又は編地からなる繊維製品、該繊維製品の製造セットおよび製造方法に関し、詳しくは、アクセサリー材料の粒状材を視覚障害者識別子や点字となるように繊維製品に後付けで固着するものおよび粒状材等により点字地図とするものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、視覚障害者が手で触れることにより認識できる点字や識別子を付した商品が数多く提供されている。その商品の多くが硬質の樹脂製品、金属製品あるいは紙製品であり、プレス成形により点字状に突起を形成する方法や点字状に突起を形成したシートを製品に貼付する方法が主である。
これに対し、衣類等の布地又は編地からなる繊維製品は軟質であるため、プレスにより突起を形成することができず、また、上記シートを貼付する場合、布地又は編地からなる繊維製品は形状が変化するのでシートが剥がれ易く、さらに、着心地が悪くなる等使用上の問題がある。
【0003】
そこで、特開2001−200404号において、図7に示す点字入りの衣類1が提供されている。これは、図7(B)に示すように、転写ラベル3を衣類1に載置し、該転写ラベル3の上からアイロンにより加熱した後、転写ラベル3を剥がして所要の短繊維4を衣類に固着して点字2を形成するものである。上記点字入りの衣類1であると、軟質の衣類等にも点字を形成することができ、視覚障害者に情報を提供することができると共に、シートを貼付していないので使用上邪魔になることもない。また、転写ラベル3さえあれば既製品の衣類等にも点字2を形成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記点字入りの衣類1であると、点字入りであることが外観上一目でわかり、点字がアクセサリー的なものとならない。視覚障害者にとっては、一目で点字と外観認識されるものよりも、点字であることが外観上一目でわからず、点状のアクセサリー的な外観を与えるものであることが好ましいという要望がある。
また、既製品の衣類等に点字を入れることもできるが、予め用意された転写ラベル3通りの点字しか入れることができず、利用者の好みに応じた点字を入れることができないと共に剥がれやすい問題もある。
さらに、 従来、 上記ラベルを熱転写する以外に繊維製品に点字を付する場合、 繊維を作成する段階で点字となる部分を繊維を突出させ、 或いは樹脂加工で突出させて点字を形成しており、 繊維を縫製して製品となった後段階で任意の位置に点字を付すことは出来ない構成となっている。 よって、 ユーザーの要望に応じて任意の位置に任意の点字を付すことができない問題がある。
【0005】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、既製の布地又は編地からなる繊維製品に後付けで好みの点字を形成することができると共に、該点字にデザイン性を持たせ、外観上はアクセサリーが取り付けられているようにすることを課題としている。
さらに、同様の方法により作製される視覚障害者が認識可能な点字地図を提供することも課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、第1に、アクセサリー材兼点字材となる石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなる粒状材が、所要の視覚障害者識別子や点字となるように、間隔をあけて布地又は編地の繊維製品の任意の表面に後付けで固着されていることを特徴とする繊維製品を提供している。
【0007】
上記構成とすると、好みに応じて既製の繊維製品の任意の箇所に粒状材を後付けでユーザー自身あるいは店頭で取り付けてもらって、独自の繊維製品とすることができる。
また、上記粒状材を衣服の所要箇所に固着することにより、視覚障害者が衣服を着るときに、衣服に固着した粒状材に触れるだけで衣服の裏表及び前後を認識することができ、裏表及び前後を間違えることなく衣服を容易に着ることができる。さらに、上記粒状材により点字を形成すれば、所要の情報を表示することができる。例えば、点字により自分の名前を入れておくことで、容易に繊維製品の持ち主を判別することができる。
【0008】
なお、上記粒状材により点字を形成する場合には、点字を認識しやすくするよう、字間を3mmとするのが好ましい。
【0009】
上記粒状材の裏面に予め接着剤が塗布されており、該接着剤が超音波振動あるいは加熱で溶融されて上記繊維製品に上記粒状材が固着されている。
上記構成とすると、超音波振動あるいは加熱により接着剤が繊維製品の繊維間に浸透して、粒状材を繊維製品に確実に固着することができる。よって、繊維製品を洗濯等しても粒状材が容易に取れることがない。
【0010】
上記粒状材の石は宝石からなると共にガラス、金属および耐熱性剛性樹脂は多面体として光沢性を付与していることが好ましい。
上記構成とすると、粒状材に光沢性を付与してファッション性を高めているため、粒状材を点字として繊維製品に固着しているにもかかわらず、他者からはアクセサリーであると認識されるものとすることができる。
なお、必ずしも光沢を与える必要はなく、無光沢、半光沢でもよい。
【0011】
また、上記粒状材の裏面に塗布される接着剤としては、接着強度を高めることが出来る点で、ポリアミド系接着剤が好ましい。
また、上記布地又は編地の繊維製品はハンカチ、ポシェット、スカーフ等の手回り繊維製品や衣類等からなる既製繊維製品からなり、該繊維製品の表面に上記粒状材が点字として固着された場合にもアクセサリー的外観が付与されている。
【0012】
本発明は、第2に、観光地や遊園地内の案内地図、売り場地図、路線地図等の点字地図からなる布地又は編地の繊維製品であって、布地又は編地の表面に、路線部として線状突起材あるいは粒状材を線状に固着している一方、該路線部に沿った所要位置に上記粒状材からなる点字を付していることを特徴とする繊維製品を提供している。
【0013】
上記点字を付した繊維製品であれば、路線部を線状突起材あるいは粒状材で形成し、所要箇所に粒状材により点字を形成して位置表示としているため、視覚障害者が手で触れることで地図を認識することができる。
【0014】
上記布地又は編地の色彩、路線部の色彩、粒状材の色彩を、色弱者や色盲者にとって区別して認識しえる色彩としている。
上記構成とすると、視覚障害者のみならず、特定の色を判別できない色弱者や色盲者も上記点字地図からなる繊維製品を利用することができる。
例えば、赤色またはこれに類する色の使用を避けるのが好ましく、白色の布地に黒色の路線部、粒状材、または、緑色の布地に白色の路線部、粒状材とするのが好ましい。
【0015】
本発明は、第3に、観光地や遊園地内の案内地図、売り場地図、路線地図等の点字地図からなる布地または編地の繊維製品であって、布表面に路線部を表示すると共に該路線部に沿った所要位置の表示を設け、
上記布地又は編地の色彩、路線部の色彩、位置表示の色彩を、色弱者や色盲者にとって区別して認識しえる色彩としている繊維製品を提供している。
【0016】
上記構成とすると、布地の色彩、路線部の色彩、位置表示の色彩を、色弱者や色盲者にとって区別して認識しえる色彩としているため、色弱者や色盲者が上記点字地図からなる繊維製品を地図として利用することができる。
【0017】
さらに、本発明は第4に、石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなると共に裏面に接着剤が塗布されているアクセサリー材兼点字材の粒状材と、
上記粒状材を繊維製品に固着するためのパーソナル用のハンド型超音波溶着機とを備えている粒状材を備えた点字表示用布地又は編地からなる繊維製品の製造セットを提供している。
【0018】
上記製造セットを用いると、ユーザーが家庭において、簡単に、既製品の繊維製品に好みに応じて容易に粒状材を固着することができる。
また、繊維製品を販売する店頭に上記製造セットを保持しておくと、購入時のサービスとして点字あるいは識別子を付することができる。
さらに、点字にかぎらず、ユーザーの好みのデザインの表示を粒状材で付すサービスを提供することができる。
【0019】
なお、上記粒状材はシートに並列に仮固着されていると共に、これら粒状材の高さは少なくとも0.35mm以上、径は1.2mm以上として点字材の規格に適合させていることが好ましい。
このように、粒状材の高さを少なくとも0.35mm以上、径を1.2mm以上として点字材の規格に適合させておくと、所要の模様を粒状材と付する時も点字として付す時も、粒状材を共用して用いることができる。
また、シートに仮固着しておくと、粒状材がバラバラとならず、使い勝手がよくなる。
【0020】
また、本発明は、第5に、所要の視覚障害者識別子や点字を設けたい布地又は編地の繊維製品の任意の表面に、粒形状の石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなると共に裏面に接着材が塗布されているアクセサリー材兼点字材となる粒状材を所要間隔をあけて載置し、
ハンド型超音波溶着機の先端を上記粒状材に押し当て、或いはアイロンを上記粒状材に押し当てて、上記接着材を溶融させ、上記繊維製品の表面に固着している粒状材を備えた繊維製品の製造方法を提供している。
【0021】
上記方法によれば、誰でも容易に粒状材を繊維製品の任意の箇所に固着することができる。よって、必要な点字を所要の布製品の任意の位置に簡単に設けることができ、視覚障害者にとって非常に有効なものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、本発明の第1実施形態を示し、布製の衣服10は既製品である。この衣服10の襟首10a付近の位置には、複数の粒状石20を任意の配列で後付けにより固着し、点字を形成している。図1の実施形態の点字は「ナガオ」の文字からなる。
【0023】
上記粒状石20は多面体としており、図2に示すように、正十二角形の表面20aと該表面20aから裏面20bに向けて傾斜する斜面20cからなり、光を当てると様々に光沢する構成としている。また、裏面20bにはポリアミド系の接着剤20dを塗布しており、この接着剤20dは超音波振動あるいは加熱により溶融し、布地または編地からなる衣服10に固着させている。
また、粒状石20は高さHを0.35mmとしており、点字材の規格(0.3mm以上)に適合させている。
【0024】
図3は、パーソナル用のハンド型超音波溶着機30を示し、手で保持する保持部30aの上端に設けたボタン30bを押すと、下端部30cが超音波振動を起こす構成としている。
【0025】
次に、上記粒状石20の衣服10への固着方法について説明する。
まず、粒状石20を衣服10の固着したい箇所に載置する。このとき、粒状石20の裏面20bに塗布した接着剤20dが衣服10の表面に当接するように載置している。
次に、図4(A)に示すように、衣服10上に載置した粒状石20の表面20aに上記ハンド型超音波溶着機30の先端部30cを押し当て、ボタン30bを押して超音波振動を起こす。この超音波振動により粒状石20の裏面20bに塗布した接着剤20dが溶融し、衣服10の繊維の隙間に浸透していく。接着剤20dが繊維の隙間に浸透した後、ハンド型超音波溶着機30を粒状石20から離し、溶融した接着剤20dを硬化させる。これにより、粒状石20を衣服10に固着することができる。
【0026】
上記構成とすると、好みに応じて既製品の衣服10の任意の箇所に粒状石20を固着することができる。
例えば、本実施形態においては、図1に示すように、衣服10の襟首10a付近に粒状石20を固着しており、視覚障害者が衣服10を着るときに、粒状石20に触れるだけで衣服10の裏表及び前後を認識することができ、裏表及び前後を間違えることなく衣服10を容易に着ることができる。さらに、粒状石20により点字を形成し、点字により自分の名前を入れておけば、容易に衣服10の持ち主を判別することができる。
【0027】
また、上記粒状石20は多面体とし、様々に光沢するようにしているため、視覚障害者識別子または点字として固着した粒状石20がアクセサリーとしての効果を有することになる。
【0028】
なお、点字材として使用した石の代わりにガラス、金属、耐熱性剛性樹脂等の粒状材を用いることもできる。
上記粒状材は光沢を有する多面体に限らず、つや消しを施した無光沢のものでもよく、また、表面が円弧形状のものでもよい。
また、上記石を固着する対象は衣服に限らず、布地又は編地からなる繊維製品であれば何でもよく、例えば、ハンカチ、ポシェット、スカーフ、タオル等の布地又は編地からなる手回り繊維製品に好適に用いることができる。
【0029】
図5は、本発明の第2実施形態を示し、点字地図40は白色の布地41に路線部42及び点字石43を固着したものである。
路線部42は黒色のシリコン樹脂を線上に設けたものであり、このシリコン樹脂を地図を作製する観光地の路線に模して、布地41に発泡プリントにより設けている。
【0030】
上記点字石43は、上記第1実施形態で使用した粒状石20と同様のものであり、本実施形態においては黒色のものを使用している。この点字石43を上記路線部42に沿った所要位置に配列して点字を形成し、駅や温泉等の位置表示としている。
また、点字石43の固着方法は、上記第1実施形態と同様、ハンド型超音波溶着機30を用いて行っている。
【0031】
上記構成とすると、路線部42をシリコン樹脂からなる線状突起材により形成すると共に、駅や温泉等の位置表示を点字石43により点字を形成して説明しているため、視覚障害者が手で触れることで観光地の場所を認識することができる。
また、例えば、布地41を白色とする一方、路線部42及び点字石43を黒色としているため、特定の色を判別できない色弱者や色盲者が路線部42に触れることなく路線部42及び点字石43を配列している位置を容易に認識することができる。
【0032】
なお、路線部42は線状のシリコン樹脂に限らず、上記点字石43を線状に配列して路線部としてもよいし、点字を形成する点字材は点字石43に限らず、ガラス、金属、あるいは耐熱性剛性樹脂でもよい。
また、布地又は編地、シリコン樹脂、粒状材の色の組み合わせは白色と黒色に限らず、色弱者や色盲者にとって判別しやすい白色と緑色の組み合わせでもよい。また、色弱者や色盲者にとって判別し難い緑色と赤色、ピンク色と灰色の組み合わせは避けることが好ましい。
また、上記点字地図は観光地の案内地図に限らず、遊園地内、ホテル、美術館等の案内地図、スーパー、百貨店等の売り場地図、地下鉄や市バスの路線地図とすることもできる。
【0033】
図6は、本発明の第3実施形態を示し、地図50は白色の布地51に線状の路線部51aを染色により設けると共に、駅や温泉等の位置表示51bを黒色の染色により文字で設けている。
【0034】
上記構成とすると、布地51を白色とし、路線部51a及び位置表示51bを黒色で表示しているため、色弱者や色盲者にとって非常に見やすく、容易に地図を読み取ることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、既製の布地又は編地からなる繊維製品に後付けで好みの視覚障害者識別子や点字を入れることができる。また、点字に使用する石、ガラス等の粒状材は多面体として光沢を持たせた場合には、他者に外観上アクセサリーであると認識させることができる。
【0036】
また、パーソナル用のハンド型超音波溶着機を上記粒状材に押し当てて固着するだけであるので、誰でも容易に粒状材を布地又は編地からなる繊維製品に固着することができる。
【0037】
さらに、上記粒状材及び突起材により作製した地図であると、視覚障害者が容易に地図を読み取ることができ、また、布地、路線部、粒状材の色彩を色弱者や色盲者にとって区別し易い色彩とすることにより、色弱者や色盲者が認識できる地図とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は粒状石を固着した衣服の正面図、(B)は粒状石を固着した箇所の要部拡大図である。
【図2】(A)は石の斜視図、(B)は正面図である。
【図3】パーソナル用のハンド型超音波溶着機を示す斜視図である。
【図4】(A)は粒状石の衣服への固着方法を示す図面、(B)は固着後の図面である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る点字地図の布地又は編地からなる繊維製品である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る地図の布地又は編地からなる繊維製品である。
【図7】従来例を示す図面であり、(A)は点字入りの衣類、(B)は点字の形成方法を示す断面図である。
【符号の説明】
10 衣服
20 粒状石
20a 表面
20b 裏面
20c 斜面
20d 接着剤
30 ハンド型超音波溶着機
30a 保持部
30b ボタン
30c 先端部
40 点字地図
41、51 布地
42、51a 路線部
43、51b 位置表示
50 地図
Claims (8)
- アクセサリー材兼点字材となる石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなる粒状材が、所要の視覚障害者識別子や点字となるように、間隔をあけて、布地又は編地の繊維製品の任意の表面に後付けで固着されていることを特徴とする繊維製品。
- 上記粒状材の裏面に予め接着剤が塗布されており、該接着剤が超音波振動あるいは加熱で溶融されて上記繊維製品に上記粒状材が固着されている請求項1に記載の繊維製品。
- 上記粒状材の石は宝石からなると共にガラス、金属および耐熱性剛性樹脂は多面体として光沢性を付与しており、
上記粒状材に裏面に塗布される接着剤はポリアミド系接着剤からなり、また、上記布地又は編地からなる繊維製品はハンカチ、ポシェット、スカーフ等の手回り繊維製品や衣類等からなる既製繊維製品からなり、該繊維製品の表面に上記粒状材が点字として固着された場合にもアクセサリー的外観が付与されている請求項1または請求項2に記載の繊維製品。 - 観光地や遊園地内の案内地図、売り場地図、路線地図等の点字地図からなる布地又は編地の繊維製品であって、布地又は編地の表面に、路線部として線状突起材あるいは粒状材を線状に固着している一方、該路線部に沿った所要位置に上記粒状材からなる点字を付していることを特徴とする繊維製品。
- 上記布地又は編地の色彩、路線部の色彩、粒状材の色彩を、色弱者や色盲者にとって区別して認識しえる色彩としている請求項4に記載の繊維製品。
- 観光地や遊園地内の案内地図、売り場地図、路線地図等の点字地図からなる布地又は編地の繊維製品であって、布地又は編地の表面に路線部を表示すると共に該路線部に沿った所要位置の表示を設け、
上記布地又は編地の色彩、路線部の色彩、位置表示の色彩を、色弱者や色盲者にとって区別して認識しえる色彩としていることを特徴とする繊維製品。 - 石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなると共に裏面に接着剤が塗布されているアクセサリー材兼点字材の粒状材と、
上記粒状材を布地又は編地からなる繊維製品に固着するためのパーソナル用のハンド型超音波溶着機とを備えている粒状材を備えた点字表示用の繊維製品の製造セット。 - 所要の視覚障害者識別子や点字を設けたい布地又は編地の繊維製品の任意の表面に、粒形状の石、ガラス、金属或いは耐熱性剛性樹脂からなると共に裏面に接着材が塗布されているアクセサリー材兼点字材となる粒状材を所要間隔をあけて載置し、
ハンド型超音波溶着機の先端を上記粒状材に押し当て、或いはアイロンを上記粒状材に押し当てて、上記接着材を溶融させ、上記粒状材を上記繊維製品の表面に固着している粒状材を備えた繊維製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002184303A JP2004027412A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 繊維製品、該繊維製品の製造セットおよび製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002184303A JP2004027412A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 繊維製品、該繊維製品の製造セットおよび製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004027412A true JP2004027412A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31180253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002184303A Pending JP2004027412A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 繊維製品、該繊維製品の製造セットおよび製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004027412A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101140550B1 (ko) | 2009-09-01 | 2012-05-07 | 유재섭 | 피혁재에 보석류를 부착시키는 방법 |
JP2021507140A (ja) * | 2017-12-18 | 2021-02-22 | レボリューション サイクル ワークス カンパニー | 多数のパターンを含む携帯用品 |
-
2002
- 2002-06-25 JP JP2002184303A patent/JP2004027412A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101140550B1 (ko) | 2009-09-01 | 2012-05-07 | 유재섭 | 피혁재에 보석류를 부착시키는 방법 |
JP2021507140A (ja) * | 2017-12-18 | 2021-02-22 | レボリューション サイクル ワークス カンパニー | 多数のパターンを含む携帯用品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6367088B1 (en) | Decorative embellishment for clothing | |
EP1832193B1 (en) | Device for joining garments and textile article comprising said device | |
US7765618B2 (en) | Clothing with detachable symbols | |
CN101298742A (zh) | 形成有凹凸花纹的纤维类制品的制造方法 | |
JP2004027412A (ja) | 繊維製品、該繊維製品の製造セットおよび製造方法 | |
US20060070166A1 (en) | Garment with apparel information tape | |
US6910222B1 (en) | Textile garment having replaceable elements of individual material | |
KR20010102065A (ko) | 섬유제품 | |
JP6242531B1 (ja) | 力布、およびそれを有するシャツ | |
KR101053326B1 (ko) | 의류용 라벨 | |
JP3145604U (ja) | 衣料及び袋物類 | |
CN2286381Y (zh) | 多领衬衫 | |
KR102401789B1 (ko) | 고정핀 기능을 갖는 장식 소품 | |
KR101132915B1 (ko) | 와이셔츠 카라 보호 및 장식용 방향 캡 | |
JPH07298908A (ja) | 安全ピン | |
KR101686449B1 (ko) | 기능성 한복 | |
EP1000771A2 (en) | Ceramic tiling | |
KR200323438Y1 (ko) | 개량한복 | |
KR19980086537A (ko) | 의류용 장식물의 부착방법 | |
JP3154257U (ja) | フード付き和服 | |
KR20000049386A (ko) | 자수액세서리와 이를 제작하는 자수제작 시스템 | |
KR200246425Y1 (ko) | 의류용 단추 | |
JP3030485U (ja) | ワッペン | |
KR100617263B1 (ko) | 인체 착용품의 리본 결합 구조 | |
KR200177608Y1 (ko) | 단추 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070612 |