JP2004025976A - 車両用歩行者保護装置 - Google Patents

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【課題】自車前方の歩行者の衝突を検知する歩行者衝突検知手段と、この検知手段が歩行者の衝突を検知した時、歩行者を保護する歩行者保護手段とを設け、さらに上記歩行者衝突検知手段を脚払い部材に設けることで、脚払い部材の剛性の如何にかかわらず歩行者の衝突を早期かつ精度よく検知することができて、適切な歩行者保護手段の作動が可能となる車両用歩行者保護装置の提供を目的とする。
【解決手段】自車1前方の歩行者の衝突を予知する歩行者衝突予知手段2と、歩行者の衝突を予知した時に歩行者の脚部を払う脚払い部材3と、上記脚払い部材3をバンパ14後方の位置からバンパ14前方の位置まで駆動する駆動手段とを備えた車両用歩行者保護装置であって、自車1前方の歩行者の衝突を検知する第1の歩行者衝突検知手段4と、歩行者の衝突を検知した時に歩行者を保護する第1の歩行者保護手段6とを設け、上記第1の歩行者衝突検知手段4は脚払い部材3に設けられたことを特徴とする。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自車両と歩行者とが衝突した際、歩行者の膝よりも下側の脚部を払って、歩行者を自車両のボンネット上に傾倒させることにより歩行者の保護および安全を図るような車両用歩行者保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の車両用歩行者保護装置としては、例えば特開2000−255350号公報に記載の装置がある。
すなわち、自車両前方の歩行者の衝突を予知する歩行者衝突予知手段と、この歩行者衝突予知手段が歩行者の衝突を予知した時に歩行者の脚部を払う脚払い部材と、この脚払い部材をフロントバンパ後方の位置からフロントバンパ前方の位置まで駆動するアクチュエータのような駆動手段とを備えたものである。
【0003】
ここで、上述の衝突予知手段としての衝突予知センサは超音波センサ、レーダまたは画像認識カメラ(CCDカメラ)で構成され、例えば前方の物体(歩行者など)との距離を測定し、それと車両の速度およびブレーキをかけて止まる予測距離とで演算して衝突可能性を数値で算出して、衝突を予知する。
【0004】
また車体側には障害物(歩行者など)の衝突を検出可能なGセンサや感圧センサなどの衝突検知センサが設けられている。
そして、この従来装置によれば、衝突予知手段としての衝突予知センサにより自車両と歩行者との衝突が予知された時、駆動手段により脚払い部材を作動させることができ、さらに衝突検知センサで実際の衝突の発生を検知した時、フードエアバッグなどの歩行者保護手段を作動させることも可能となる。
【0005】
上述の脚払い部材の先端部分(実際に歩行者の脚部を払う部分)はパイプ部材から成る芯材で形成されており、この脚払い部材が作動した時に、歩行者の脚部に対して可及的衝撃を与えないようにするために上述のパイプ部材の外周側には、ある程度衝撃を緩和させる衝撃緩和部材を設けることが好ましい。
【0006】
このように脚払い部材のパイプ部材外周に衝撃緩和部材を設けた場合、実際の衝突の発生を検出するGセンサ等の衝突検知センサを車体側に設けていると、自車両が歩行者に衝突した際の衝撃が脚払い部材を介して間接的に入力される点、並びに脚払い部材の瀬端部分に衝撃を緩和させる部材が設けられている点の両者により衝突検出値が精度よく伝わらない問題点があった。
【0007】
つまり、衝突検出の対象が他車両であれば検出値は本来大きい値であるが、衝突検出の対象が歩行者の場合には、その検出値それ自体が他車両のそれと比較して極めて僅少な値となるので、上述のような問題点が発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、自車前方の歩行者の衝突を検知する歩行者衝突検知手段と、この検知手段が歩行者の衝突を検知した時、歩行者を保護する歩行者保護手段とを設け、さらに上記歩行者衝突検知手段を脚払い部材に設けることで、脚払い部材の剛性の如何にかかわらず歩行者の衝突を早期かつ精度よく検知することができて、適切な歩行者保護手段の作動が可能となる車両用歩行者保護装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両用歩行者保護装置は、自車前方の歩行者の衝突を予知する歩行者衝突予知手段と、歩行者の衝突を予知した時に歩行者の脚部を払う脚払い部材と、上記脚払い部材をバンパ後方の位置からバンパ前方の位置まで駆動する駆動手段とを備えた車両用歩行者保護装置であって、自車前方の歩行者の衝突を検知する第1の歩行者衝突検知手段と、歩行者の衝突を検知した時に歩行者を保護する第1の歩行者保護手段とを設け、上記第1の歩行者衝突検知手段は脚払い部材に設けられたものである。
【0010】
上記構成の歩行者衝突予知手段は、レーザレーダ、スキャンレーダ、CCDカメラ等で構成してもよく、第1の歩行者衝突検知手段はGセンサや感圧センサで構成してもよく、第1の歩行者保護手段はフードエアバックやボンネットのホップアップ機構(ボンネットを持上げる機構)などの歩行者上体保護システムまたはウインドエアバッグ等の歩行者頭部保護システムで構成してもよい。
【0011】
上記構成によれば、歩行者衝突予知手段が自車両と歩行者との衝突を予知した時、駆動手段は脚払い部材をバンパ後方位置からバンパ前方位置まで駆動して、歩行者の膝より下側の脚部を払って、歩行者をボンネット上に傾倒させる。
【0012】
また脚払い部材による歩行者の脚払い時に、該脚払い部材に設けられた第1の歩行者衝突検知手段が歩行者との実際の衝突を検知し、この第1の歩行者衝突検知手段の検知出力により第1の歩行者保護手段を作動させて、ボンネット上に傾倒する歩行者を保護する。
この結果、脚払い部材の剛性の如何にかかわらず歩行者の衝突を早期かつ精度よく検知することができて、適切な歩行者保護手段の作動が可能となる。
【0013】
この発明の一実施態様においては、上記脚払い部材の駆動中には第1の歩行者衝突検知手段の検出しきい値を上げるものである。
上記構成によれば、脚払い部材がバンパ後方からバンパ前方へ向けて作動している時には該部材が停止している時に対して相対速度が大となることを考慮して、検出しきい値を上げる(高い値に設定する)ことにより、脚払い部材の駆動時の衝突誤検知に基づく第1の歩行者保護手段の誤作動を防止することができる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、車体前部に第2の歩行者衝突検知手段を備え、上記第1の歩行者衝突検知手段および第2の歩行者衝突検知手段の衝突検知により作動する第2の歩行者保護手段を設けたものである。
上記構成の第2の歩行者衝突検知手段はGセンサ、感圧センサにより構成してもよく、第2の歩行者保護手段はウインドエアバッグに設定してもよい。
【0015】
上記構成は、第1および第2の歩行者衝突検知手段の双方が共に衝突検知を行なった時、第2の歩行者保護手段を作動させることを意味する。換言すれば第1の歩行者衝突検知手段のみが衝突を検知した時には第1の歩行者保護手段のみが作動して、第2の歩行者保護手段は作動しないことを意味する。
【0016】
これにより、歩行者の保護と運転者の安全性との両立を適正なレベルで両立することができる。特に第2の歩行者保護手段をウインドエアバッグに設定すると、このウインドエアバッグの展開時には前方視界が狭くなるので、上記構成が有効となる。
【0017】
この発明の一実施態様においては、上記脚払い部材は芯材と、該芯材の外部に設けられる衝撃緩和部材とを備え、上記第1の歩行者衝突検知手段は上記芯材と衝撃緩和部材との間に設けられたものである。
【0018】
上記構成によれば、芯材外部に設けられた衝撃緩和部材により歩行者の脚部に対する衝撃を緩和しつつ、歩行者の衝突を精度よく検知して、適切に歩行者保護手段を作動させることができる。
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用歩行者保護装置を示し、図1において、車両(自車両)1の前部には歩行者衝突予知手段を構成する衝突予知センサ2と、この衝突予知センサ2が歩行者の衝突を予知した時に歩行者の膝よりも下側の脚部を払う脚払い部材3(いわゆる下脚サポート)と、第1の歩行者衝突検知手段としての第1衝突検知センサ4と、第2の歩行者衝突検知手段としての第2衝突検知センサ5と、歩行者を保護する第1の歩行者保護手段としてのフードエアバッグ6(但し、図1では展開状態で示す)と、第2の歩行者保護手段としてのウインドエアバッグ7(但し図1では展開状態で示す)と、制御手段としてのCPU10とを備えている。
【0019】
上述の衝突予知センサ2はレーザレーダ、スキャンレーダまたはCCDカメラ等により構成され、この衝突予知センサ2は自車両1の前方の歩行者との距離を測定し、この測定距離と自車両1の速度およびブレーキをかけて止まる予測距離とで演算して、衝突の可能性を数値で算出して、衝突を予知するものである。
【0020】
上述の脚払い部材3は図2、図3に示すように構成している。
すなわち、図2は前部車体構造の一部を示す側面図であって、エンジンルーム11の上方を開閉可能に覆うボンネット12にはボンネットレインフォースメント13を接合する一方、フロントバンパ14(例えば樹脂バンパ)とボンネット12の前端部との間にはフロントグリル15を配設している。
【0021】
また、車両の前後方向に延びる車体剛性部材としての左右一対のフロントサイドフレーム16,16を設け、これら左右のフロントサイドフレーム16,16の前端部相互間には車幅方向に延びるバンパレインフォースメント17を設けている。
【0022】
図3に示すように、上述のフロントサイドフレーム16の前端部には各一対のブラケット18,18を取付け、これらブラケット18,18間には脚払い部材3の回動支点となる支軸19を設けている。
【0023】
左右の支軸19,19にはそれぞれアーム20,20を介して脚払い部材3の両端部を取付け、さらに、一方の支軸19を駆動する駆動手段としてのロータリアクチュエータ21を設けて、衝突予知時において該ロータリアクチュエータ21で脚払い部材3を図2に実線で示すフロントバンパ14の後方位置から同図に仮想線で示すフロントバンパ14の前方位置まで駆動すべく構成している。
【0024】
上述の脚払い部材3の断面構造は図4、図5に示すように構成されている。
つまり、この脚払い部材3はアルミニウムパイプ等の金属パイプ部材からなる芯材22と、この芯材22の外周部全体を覆うウレタン等の衝撃緩和部材23と、この衝撃緩和部材23を囲繞する表皮部材24とを備えており、上述の芯材22の車幅方向中間部の前側を部分的に切欠いて、この切欠部には剛性のベース部材25を介して上述の第1衝突検知センサ4を取付けている。
【0025】
要するに、上述の第1衝突検知センサ4は脚払い部材3における芯材22と衝撃緩和部材23との間に設けたものであって、そのコネクタ26にはハーネス27を接続している。
【0026】
上述のハーネス27は図4に示すように芯材22の内部空間に配設され、この芯材22内からアーム20を介して電源側に接続されている。
ここで、上述の第1衝突検知センサ4および車体前部に設けられた第2衝突検知センサ5はGセンサまたは感圧センサにより構成される。
【0027】
歩行者の衝突が検知された時に歩行者を保護する第1の歩行者保護手段としてのフードエアバッグ6は図6に示すように構成している。なお、図6では図示の便宜上、展開状態にて示している。
【0028】
図6に示すようにバンパレインフォースメント17にはブラケット28を介して車幅方向に長いエアバッグ収納部29を設け、この収納部29にはアウタエアバッグ30とインナエアバッグ31とを格納している。
【0029】
インナエアバッグ31はアウタウエアバッグ30に内包され、このインナエアバッグ31にはベントホール32を形成する一方、アウタエアバッグ30には布製の屈曲抵抗部材33を設けると共に、ベントホール34を形成している。
【0030】
そして、このフードエアバッグ6は脚払い部材3の作動によりボンネット12上に傾倒する歩行者との上体を図6の実線状態にて受け止めた後に、同図に仮想線で示すように、歩行者の傾倒にともなって、ボンネット12上面と歩行者との間に可動して、歩行者の上体を保護するものである。
なお、上述のインナエアバッグ31およびアウタエアバッグ30は車両前部において車幅方向の略全幅に展開されるように構成している。
【0031】
第1衝突検知センサ4および第2衝突検知センサ5が共に衝突を検知した時に作動する第2の歩行者保護手段としてのウインドエアバッグ7は図7、図8、図9に示すように構成されているが、まず、該ウインドエアバッグ7が設けられる部分の車体構造について説明する。
【0032】
エンジンルーム11と車室35とを仕切るダッシュロアパネル36の上部には、カウルアッパパネル37とカウルロアパネル38とを備えて車幅方向に延びる閉断面構造のカウルボックス39が設けられ、このカウルボックス39のカウル閉断面40にはフロントウインドガラス41の傾斜下端部を支持させている。
【0033】
またボンネット12の後端下部にはボンネットレインフォースメント42を接合する一方、ボンネット12の後端部とフロントウインドガラス41の傾斜下端部との間には車幅方向に延びる隙間43が形成されている。
【0034】
上述のウインドエアバッグ7はカウルアッパパネル37に設けられた凹部37aに、インフレータ44を有するユニット45が配設され、上述のインフレータ44により展開されるバッグ本体46は上述の隙間43を通って膨張するように構成されている。
【0035】
つまり、上述のインフレータ44からガスが発生されると、ウインドエアバッグ7のバッグ本体46は図7に示す格納状態から図8、図9に示すように上記隙間43を通って膨張、展開され、最終的には図1に仮想線で示すように上記隙間43の部分と左右のフロントピラー47の部分とを覆う展開姿勢が確保されるように構成されている。
【0036】
ここで、図1に仮想線で示すように最終的な展開姿勢状態下においてはフロントウインドガラス41の中間主要部分は覆わないように展開され、可及的運転者の前方視界を確保するように構成されている。
そして、このウインドエアバッグ7はその展開時に、ボンネット12上に傾倒する歩行者の頭部を保護するものである。
【0037】
図10は車両用歩行者保護装置の制御回路を示し、制御手段としてのCPU10の入力側には衝突予知センサ2、第1および第2の衝突検知センサ4,5、車速センサ48を接続し、CPU10の出力側にはアクチュエータ21を介して脚払い部材3を、またインフレータドライバ49を介してフードエアバッグ6(第1の歩行者保護手段)を、さらにインフレータドライバ50を介してウインドエアバッグ7(第2の歩行者保護手段)をそれぞれ接続している。
【0038】
CPU10は、衝突予知センサ2、第1衝突検知センサ4、第2衝突検知センサ5および車速センサ48からの各種信号入力に基づいて、ROM51に格納されたプログラムに従って、アクチュエータ21、インフレータドライバ49,50を駆動制御し、アクチュエータ21は脚払い部材3を歩行者の脚部に向けて前動させ、各インフレータドライバ49,50はインフレータを介して対応するエアバッグ6,7のバッグ31,30またはバッグ本体46を展開させる。さらにRAM52は第1衝突検知センサ4の検出しきい値G1,G2(フードエアバッグ6を展開させるためのしきい値)に相当するデータを記憶する。
【0039】
ここで、上述の検出しきい値G1,G2は脚払い部材3の非駆動中においては、しきい値G1(但し、G1<G2)に設定され、脚払い部材3の駆動中においては、しきい値G2(但し、G1>G2)に設定される。つまり、脚払い部材3が前方に向けて作動している時は、停止している時に対して相対速度が増加するので、しきい値G2を若干高い値に設定して、脚払い部材3作動中の衝突の誤検知を防止するものである。
【0040】
このように構成した車両用歩行者保護装置の作用を図11に示すフローチャートを参照して、以下に詳述する。
ステップS1(読込み手段)で、CPU10は各センサ2,4,5,48からの信号を読込み、次のステップS2(判定手段)で、CPU10は現行の車速Vがしきい値V0(例えば約10Km/h)以上か否かを判定し、NO判定時にはステップS1にリターンする一方、V<V0のYES判定時には次のステップS3に移行する。
【0041】
このステップS3(衝突予知判定手段)で、CPU10は衝突予知センサ2からの信号入力に基づいて自車両1と自車両1前方の歩行者との衝突が予知されたか否かを判定し、NO判定時にはステップS1にリターンする一方、衝突が予知されたYES判定時には次のステップS4に移行する。
【0042】
上述のステップ4で、CPU10はアクチュエータ21を介して脚払い部材3を作動させ、次のステップS5(判定手段)で、CPU10は脚払い部材3が作動中か否かを判定する。
上述のステップS5でNO判定されると次のステップS6に移行し、YES判定されると別のステップS7(しきい値変更手段)に移行する。
【0043】
上述のステップS6で、CPU10は脚払い部材3の作動中でないことに対応して第1衝突検知センサ4の検知しきい値をG1(但し、G1<G2)に設定する一方、上述のステップS7(しきい値変更手段)では、CPU10は脚払い部材3の作動中に対応して第1衝突検知センサ4の検出しきい値をG2(但し、G2>G1)に設定する。
【0044】
次のステップS8(衝突判定手段)またはステップS9(衝突判定手段)で、CPU10は第1衝突検知センサ4が実際に検知した衝突荷重GがG>G1またはG>G2であるか否かを判定し、NO判定時にはそれぞれステップS12にスキップする一方、YES判定時にはそれぞれ次のステップS10に移行する。
【0045】
上述のステップS10で、CPU10はG>G1またはG>G2に対応して、インフレータドライバ49を介してフードエアバッグ6を作動させる。
次のステップS11で、CPU10は車体前部に設けた第2衝突検知センサ5が衝突を検知したか否かを判定し、NO判定時にはステップS12に移行し、YES判定時には別のステップS13に移行する。
【0046】
このステップS13で、CPU10は第1および第2の各衝突検知センサ4,5が共に衝突を検知したことに対応して、インフレータドライバ50を介してウインドエアバッグ7を作動させる。
【0047】
一方、上述のステップS12では、CPU10は予め設定された所定時間が経過したか否かを判定し、NO判定時にはステップS5にリターンして、フローチャートを繰返す一方、YES判定時には次のステップS14に移行する。
【0048】
このステップS14で、CPU10はアクチュエータ21を介して脚払い部材3を格納した後に、一連の処理を終了またはステップS1にリターンする。なお、図11に示すフローチャートの各ステップは処理内容に応じた手段を構成するものである。
【0049】
このように図1〜図11で示した実施例の車両用歩行者保護装置は、自車前方の歩行者の衝突を予知する歩行者衝突予知手段(衝突予知センサ2参照)と、歩行者の衝突を予知した時に歩行者の脚部を払う脚払い部材3と、上記脚払い部材3をフロントバンパ14後方の位置からフロントバンパ14前方の位置まで駆動する駆動手段(アクチュエータ21参照)とを備えた車両用歩行者保護装置であって、自車前方の歩行者の衝突を検知する第1の歩行者衝突検知手段(第1衝突検知センサ4参照)と、歩行者の衝突を検知した時に歩行者を保護する第1の歩行者保護手段(フードエアバッグ6参照)とを設け、上記第1の歩行者衝突検知手段(第1衝突検知センサ4参照)は脚払い部材3に設けられたものである。
【0050】
この構成によれば、歩行者衝突予知手段(衝突予知センサ2参照)が自車両1と歩行者との衝突を予知した時、駆動手段(アクチュエータ21参照)は脚払い部材3をフロントバンパ14後方位置からフロントバンパ14前方位置まで駆動して、歩行者の膝より下側の脚部を払って、歩行者をボンネット12上に傾倒させる。
【0051】
また脚払い部材3による歩行者の脚払い時に、該脚払い部材3に設けられた第1の歩行者衝突検知手段(第1衝突検知センサ4参照)が歩行者との実際の衝突を検知し、この第1の歩行者衝突検知手段(第1衝突検知センサ4参照)の検知出力により第1の歩行者保護手段(フードエアバッグ6参照)を作動させて、ボンネット12上に傾倒する歩行者を保護する。
この結果、脚払い部材3の剛性の如何にかかわらず歩行者の衝突を早期かつ精度よく検知することができて、適切な歩行者保護手段(この実施例ではフードエアバッグ6)の作動が可能となる。
【0052】
また、上記脚払い部材3の駆動中には第1の歩行者衝突検知手段(第1衝突検知センサ4参照)の検出しきい値をG1からG2に上げるものである。
この構成によれば、脚払い部材3がフロントバンパ14後方からフロントバンパ14前方へ向けて作動している時には該部材3が停止している時に対して相対速度が大となることを考慮して、検出しきい値をG2に上げる(高い値に設定する)ことにより、脚払い部材3の駆動時の衝突誤検知に基づく第1の歩行者保護手段(フードエアバッグ6参照)の誤作動を防止することができる。
【0053】
さらに、車体前部に第2の歩行者衝突検知手段(第2衝突検知センサ5参照)を備え、上記第1の歩行者衝突検知手段(第1衝突検知センサ4参照)および第2の歩行者衝突検知手段(第2衝突検知センサ5参照)の衝突検知により作動する第2の歩行者保護手段(ウインドエアバッグ7参照)を設けたものである。
この構成は、第1および第2の歩行者衝突検知手段(衝突検知センサ4,5参照)の双方が共に衝突検知を行なった時、第2の歩行者保護手段(ウインドエアバッグ7参照)を作動させることを意味する。換言すれば第1の歩行者衝突検知手段(第1衝突検知センサ4参照)のみが衝突を検知した時には第1の歩行者保護手段(フードエアバッグ6参照)のみが作動して、第2の歩行者保護手段(ウインドエアバッグ7参照)は作動しないことを意味する。
【0054】
これにより、歩行者の保護と運転者の安全性との両立を適正なレベルで両立することができる。特に第2の歩行者保護手段としてウインドエアバッグ7を用いると、このウインドエアバッグ7の展開時には前方視界が狭くなるので、上記構成が有効となる。
【0055】
加えて、上記脚払い部材3は芯材22と、該芯材22の外部に設けられる衝撃緩和部材23とを備え、上記第1の歩行者衝突検知手段(第1衝突検知センサ4参照)は上記芯材22と衝撃緩和部材23との間に設けられたものである。
【0056】
この構成によれば、芯材22の外部に設けられた衝撃緩和部材23により歩行者の脚部に対する衝撃を緩和しつつ、歩行者の衝突を精度よく検知して、適切に歩行者保護手段(フードエアバッグ6参照)を作動させることができる。
【0057】
図12は車両用歩行者保護装置の他の実施例を示し、脚払い部材3における芯材22と衝撃緩和部材23との間に設けられる第1衝突検知センサ4を、脚払い部材3の長手方向つまり車幅方向に所定間隔を隔てて複数設け、これらの各第1衝突検知センサ4…を電気的に並列接続したものである。
【0058】
このように構成すると、脚払い部材3による歩行者の脚払い位置が車幅方向にずれても何れかの第1衝突検知センサ4により、衝突を適確に検知することができる。
【0059】
この図12に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図12において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0060】
図13は車両用歩行者保護装置のさらに他の実施例を示し、先の実施例においては脚払い部材3をロータリアクチュエータ21により回動させてフロントバンパ後方位置からフロントバンパ前方位置まで駆動すべく構成したが、図13に示すこの実施例においては、フロントサイドフレーム16の下部に油圧シリンダのような往復動アクチュエータ53を設け、このアクチュエータ53のピストンロッドと脚払い部材3とを連結部材54にて連結して、上述の往復動型のアクチュエータ53で脚払い部材3を図13に実線で示すフロントバンパ14の後方位置から同図に仮想線で示すフロントバンパ14の前方位置まで直線的に駆動すべく構成したものである。
このように構成ても、先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図13において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0061】
図14は車両用歩行者保護装置のさらに他の実施例を示し、前述の支軸19を支点として回動可能なリンク55を設けて、このリンク55の遊端つまり下端部に脚払い部材3を取付け、またリンク55の中間部とフロントサイドフレーム16に設けられた支軸56との間にはアクチュエータ(駆動手段)としての油圧シリンダ57を張架し、この油圧シリンダ57の駆動により上記リンク55を介して脚払い部材3を図14に実線で示すフロントバンパ14の後方位置から同図に仮想線で示すフロントバンパ14の前方位置まで移動させるように構成したものである。
【0062】
このように構成すると図13のアクチュエータ53に対して小型の油圧シリンダ57を用いることができる。
この図14に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図14において前図と同一の部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0063】
なお、図6で示したフードエアバッグ6に代えて特開2000−211553号で開示されたボンネット持上げ機構を、歩行者保護手段に採用することもできる。
【0064】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の歩行者衝突予知手段は、実施例の衝突予知センサ2に対応し、
以下同様に、
駆動手段は、アクチュエータ21,53または油圧シリンダ57に対応し、
第1の歩行者衝突検知手段は、第1衝突検知センサ4に対応し、
第2の歩行者衝突検知手段は、第2衝突検知センサ5に対応し、
第1の歩行者保護手段は、フードエアバッグ6に対応し、
第2の歩行者保護手段は、ウインドエアバッグ7に対応し、
バンパは、フロントバンパ14に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0065】
【発明の効果】
この発明によれば、自車前方の歩行者の衝突を検知する歩行者衝突検知手段と、この検知手段が歩行者の衝突を検知した時、歩行者を保護する歩行者保護手段とを設け、さらに上記歩行者衝突検知手段を脚払い部材に設けたので、脚払い部材の剛性の如何にかかわらず歩行者の衝突を早期かつ精度よく検知することができて、適切な歩行者保護手段の作動が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用歩行者保護装置を示す概略斜視図。
【図2】脚払い部材の配設構造を示す側面図。
【図3】図2の要部の斜視図。
【図4】脚払い部材を断面して示す正面図。
【図5】図4のA−A線矢視断面図。
【図6】フードエアバッグの説明図。
【図7】ウインドエアバッグの配設構造を示す側面図。
【図8】ウインドエアバッグの展開初期状態を示す側面図。
【図9】ウインドエアバッグの展開中途状態を示す側面図。
【図10】制御回路ブロック図。
【図11】歩行者保護手段の制御を示すフローチャート。
【図12】車両用歩行者保護装置の他の実施例を示す斜視図。
【図13】車両用歩行者保護装置のさらに他の実施例を示す側面図。
【図14】車両用歩行者保護装置のさらに他の実施例を示す側面図。
【符号の説明】
2…衝突予知センサ(歩行者衝突予知手段)
3…脚払い部材
4…第1衝突検知センサ(第1の歩行者衝突検知手段)
5…第2衝突検知センサ(第2の歩行者衝突検知手段)
6…フードエアバッグ(第1の歩行者保護手段)
7…ウインドエアバッグ(第2の歩行者保護手段)
14…フロントバンパ(バンパ)
21,53…アクチュエータ(駆動手段)
22…芯材
23…衝撃緩和部材
57…油圧シリンダ(駆動手段)

Claims (4)

  1. 自車前方の歩行者の衝突を予知する歩行者衝突予知手段と、
    歩行者の衝突を予知した時に歩行者の脚部を払う脚払い部材と、
    上記脚払い部材をバンパ後方の位置からバンパ前方の位置まで駆動する駆動手段とを備えた車両用歩行者保護装置であって、
    自車前方の歩行者の衝突を検知する第1の歩行者衝突検知手段と、
    歩行者の衝突を検知した時に歩行者を保護する第1の歩行者保護手段とを設け、上記第1の歩行者衝突検知手段は脚払い部材に設けられた
    車両用歩行者保護装置。
  2. 上記脚払い部材の駆動中には第1の歩行者衝突検知手段の検出しきい値を上げる
    請求項1記載の車両用歩行者保護装置。
  3. 車体前部に第2の歩行者衝突検知手段を備え、
    上記第1の歩行者衝突検知手段および第2の歩行者衝突検知手段の衝突検知により作動する第2の歩行者保護手段を設けた
    請求項1または2記載の車両用歩行者保護装置。
  4. 上記脚払い部材は芯材と、該芯材の外部に設けられる衝撃緩和部材とを備え、上記第1の歩行者衝突検知手段は上記芯材と衝撃緩和部材との間に設けられた
    請求項1,2または3記載の車両用歩行者保護装置。
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