JP2004025535A

JP2004025535A - Molding method of tire tread constituting member, and pneumatic tire

Info

Publication number: JP2004025535A
Application number: JP2002182944A
Authority: JP
Inventors: Yuji Sato; 佐藤　有二; Hidekazu Iida; 飯田　英一; Tatsuya Takaoka; 高岡　達也
Original assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Current assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date: 2002-06-24
Filing date: 2002-06-24
Publication date: 2004-01-29
Anticipated expiration: 2022-06-24
Also published as: JP4039895B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a molding method of a tire tread constituting member, which can enhance uniformity without decreasing the molding efficiency, and a pneumatic tire using the tire tread constituting member. <P>SOLUTION: In this molding method for the tire tread constituting member, a tread rubber part 19 is molded in such a manner that a plurality of unvulcanized rubber strip materials S1 and S2 each are wound in the state of spirally overlapping one another in the circumferential direction of the tire. In the winding of the materials S1 and S2, winding starting ends S1a and S2a are located outside the tire by 20 mm or more from a position which serves as a tire center line CL, and located inside the tire by 20 mm or more from a position which serves as a tire ground-contact end E. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤトレッド構成部材の成形方法及び空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、ユニフォミティを改善するようにしたタイヤトレッド構成部材の成形方法及びそのタイヤトレッド構成部材を用いた空気入りタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、空気入りタイヤの製造工程において、未加硫のゴムストリップ材を用いて、トレッドゴム部やサイドゴム部、リムクッション部などの各タイヤ構成部材を直接成形することが行われている。このような成形方法は、多品種少量生産を効率的に行うことができる利点がある。
【０００３】
上述したタイヤ構成部材の内、トレッドゴム部は、他の構成部材よるボリュームがあるため、通常、複数のゴムストリップ材を同時に巻き付けることにより、良好な成形効率を確保するようにしている。
【０００４】
しかしながら、ゴムストリップ材をタイヤ周方向に螺旋状に重ねて巻き付けて所望の断面形状に成形するのが難しく、その巻き付け精度の低下がユニフォミティを悪化させる一因になっていた。特に、トレッド部にタイヤ構成部材が少ない乗用車用の空気入りタイヤでは、ＲＦＶ（ラジアル・フォース・バリエーション）への悪影響が大きい。
【０００５】
そこで、断面積の小さなゴムストリップ材を使用することにより、トレッドゴム部の断面形状を所望の断面形状に近づけ、ユニフォミティの改善を図ることができるが、そのような断面積の小さなゴムストリップ材の使用は、ダイスを介して押し出されるゴムストリップ材の押し出し速度を非常に小さくする必要があり、ゴムストリップ材の生産効率が低下し、しかもそのゴムストリップ材を用いて、所望の形状のトレッドゴム部を成形する、巻き付け工程においては、ゴムストリップ材のゴム切れの発生を回避するため、ゴムストリップ材の巻き付け速度が大幅に低下し、成形効率を大きく阻害する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、成形効率を悪化させることなくユニフォミティを向上することが可能なタイヤトレッド構成部材の成形方法及びそのタイヤトレッド構成部材を用いた空気入りタイヤを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のタイヤトレッド構成部材の成形方法は、複数の未加硫のゴムストリップ材をそれぞれタイヤ周方向に螺旋状に重ねて巻き付けることによりトレッドゴム部を成形するタイヤトレッド構成部材の成形方法において、前記ゴムストリップ材を巻き付ける際に、該ゴムストリップ材の巻き付け開始端を、タイヤセンターラインとなる位置から２０ｍｍ以上タイヤ外側に位置させると共に、タイヤ接地端となる位置から２０ｍｍ以上タイヤ内側に位置させることを特徴とする。
【０００８】
本発明の空気入りタイヤは、上記タイヤトレッド構成部材の成形方法により成形されたタイヤトレッド構成部材を用いることを特徴とする。
【０００９】
上述した本発明によれば、ゴムストリップ材の巻き付け開始端を上述した位置に規定することにより、重量変動が生じているゴムストリップ材の先端部をユニフォミティ、特にＲＦＶに大きく影響する領域を外して配置することができるので、断面積の小さなゴムストリップ材を使用することなく、ＲＦＶを改善することができ、従って、成形効率を低下させることなくユニフォミティの改善が可能になる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【００１１】
図１は本発明のタイヤトレッド構成部材の成形方法の一例を示し、１，　２は未加硫のゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２を連続して押し出すプランジャー式の射出装置、３はトロイダル状に成形したタイヤ本体４を保持する成形ドラム、５はタイヤ本体４に螺旋状に巻き付けられるゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２をガイドするガイドローラである。
【００１２】
図２に本発明の方法により成形されるタイヤトレッド構成部材を備えた空気入りタイヤの一例を示す。１１はトレッド部、１２はサイドウォール部、１３はビード部であり、左右のビード部１３間にカーカス層１４が装架され、その両端部１４ａがビード部１３に埋設されたビードコア１５の周りにビードフィラー１６を挟み込むようにしてタイヤ内側から外側に折り返されている。カーカス層１４のタイヤ内側にはインナーライナー層１７が配置してある。
【００１３】
トレッド部１１のカーカス層１４の外周側には、ベルト層１８が設けられており、その外周側にトレッドゴム部１９が配置されている。サイドウォール部１２のカーカス層１４のタイヤ外側には、サイドゴム部２０が配設されている。ビード部１３からサイドウォール部１２側にかけて、カーカス層１４のタイヤ外側にリムクッション部２１が設けられている。ビードコア１５の内周側にはガムフィニッシング部２２が配置されている。
【００１４】
上述した空気入りタイヤは、従来公知の工程で各タイヤ構成部材をアセンブルしてグリーンタイヤを成形し、それを加硫して得ることができるが、本発明のタイヤトレッド構成部材の成形方法は、上述したトレッドゴム部１９を成形する際に用いる。
【００１５】
加硫前のトレッドゴム部１９は、成形ドラム３を図１の矢印で示すように回転させると共に射出装置１、２をドラム幅方向に往復移動させながらながら、予め成形されたタイヤ本体４上に、射出装置１、２から押し出された未加硫のゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２をタイヤ周方向に螺旋状に重ねて巻き付け、ゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２を複数層重畳することにより成形する。なお、タイヤ本体４は、上記空気入りタイヤにおいて、トレッドゴム部１９以外の構成部材を加硫前の状態で備えた構造を有するものである。
【００１６】
図３に上記２本のゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２により成形したトレッドゴム部１９の例を示す。図３（ａ）は、ゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２を左右対称の位置から同時に巻き付けてトレッドゴム部１９を成形したものである。図３（ｂ）は、一方のゴムストリップ材Ｓ１によりある一定の形状まで成形した後、他方のゴムストリップ材Ｓ２の巻き付けを開始し、時間的にずらしてゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２を同時に巻き付けてトレッドゴム部１９を成形したものである。
【００１７】
本発明は、上記のような成形方法において、ゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２を巻き付ける際に、その巻き付け開始端Ｓ１ａ，Ｓ２ａをタイヤセンターラインＣＬとなる位置から２０ｍｍ以上タイヤ外側に位置させると共に、タイヤ接地端Ｅとなる位置から２０ｍｍ以上タイヤ内側に位置させて巻き付けるのである。なお、ここで言うタイヤ接地端Ｅとは、ＪＡＳＯ　Ｃ６０３のタイヤユニフォミティの測定条件に規定される条件で測定した時のトレッド面１１Ａの接地端位置である。
【００１８】
上述したゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２は、巻き付け開始前にその先端部が射出装置１から外部に出た状態で待機している。そのため、先端部が外気に触れて冷却され収縮し、重量変動が生じている。また、接地時に大きな力が作用するタイヤ接地端Ｅ近傍、及びタイヤセンターラインＣＬ近傍で断面形状の変化が大きいと、ユニフォミティ、特にＲＦＶに大きく影響する。
【００１９】
そこで、本発明では、上記知見に基づき、ゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２の巻き付け開始端Ｓ１ａ，Ｓ２ａを上述した位置に特定したのである。これにより、断面積の小さなゴムストリップ材を使用することなく、ＲＦＶを改善することができるので、成形効率の悪化を招くことなくユニフォミティを向上することが可能になる。
【００２０】
本発明において、ゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２としては、図４に示す断面平行四辺形状、または図５に示す断面台形状のものを好ましく用いることができる。その幅ｗとしては、１０〜３０ｍｍにするのが好ましい。また、厚さｔとしては、０．５〜２．０ｍｍの範囲にするのがよい。図５の断面台形状のゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２の上底の長さＤは、幅（下底の長さ）ｗの１／３〜２／３の範囲とするのがよい。
【００２１】
幅ｗ及び厚さｔが上記下限値より小さいと、ゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２の断面積が小さくなりすぎて成形効率が悪化する。逆に上記上限値を超えると、断面積が大きくなりすぎて形状精度が悪化し、ユニフォミティの低下を招く。
【００２２】
上記実施形態では、２本のゴムストリップ材Ｓ１，Ｓ２を用いてトレッドゴム部を成形する例を示したが、２本以上の複数のゴムストリップ材を用いるようにしてもよい。
【００２３】
本発明は、特に乗用車用の空気入りタイヤのトレッドゴム部を成形するのに好ましく用いることができるが、それに限定されず、トラックやバスなどの重荷重用の空気入りタイヤなどにも好適に用いることができる。
【００２４】
【実施例】
タイヤサイズ２０５／６５Ｒ１５で共通にし、２本のゴムストリップ材をタイヤ接地端となる位置からタイヤ内側に３０ｍｍのところから巻き始めてトレッドゴム部を成形した試験タイヤ１（実施例）、タイヤ接地端となる位置から巻き始めてトレッドゴム部を成形した試験タイヤ２（比較例１）、及びタイヤセンターラインとなる位置から巻き始めてトレッドゴム部を成形した試験タイヤ３（比較例２）を作製した。各ゴムストリップ材は、いずれも幅が約２０ｍｍ、厚さが約１ｍｍである。
【００２５】
これら各試験タイヤを以下に示す測定条件により、ユニフォミティの評価試験を行ったところ、表１に示す結果を得た。
ユニフォミティ
各試験タイヤをリムサイズ１５×６　１／２ＪＪののリムに装着し、空気圧を２００ｋＰａ　、荷重４．９１ＫＮの条件下で、ＪＡＳＯ　Ｃ６０７「自動車用タイヤのユニフォミティ試験方法」に準拠して、試験機によりＲＦＶを測定した。この値が小さい程、ユニフォミティに優れている。
【００２６】
【表１】

【００２７】
表１から、本発明の方法を用いて製造した試験タイヤ１（実施例）は、ユニフォミティを改善できることがわかる。
【００２８】
【発明の効果】
上述したように本発明は、複数の未加硫のゴムストリップ材をそれぞれタイヤ周方向に螺旋状に重ねて巻き付けることによりトレッドゴム部を成形するタイヤトレッド構成部材の成形方法において、ゴムストリップ材の巻き付け開始端を上記のように特定することにより、成形効率を悪化させることなくユニフォミティを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のタイヤトレッド構成部材の成形方法の一例を模式的に示す概略説明図である。
【図２】本発明の方法により成形されるタイヤトレッド構成部材を備えた空気入りタイヤの一例を示すタイヤ子午線半断面図である。
【図３】（ａ），（ｂ）は、それぞれ２本のゴムストリップ材により成形したトレッドゴム部の一例を示す断面説明図である。
【図４】本発明の成形方法に使用されるゴムストリップ材の一例を示す拡大断面図である。
【図５】本発明の成形方法に使用されるゴムストリップ材の他の例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
１，２　射出装置　　　　　　　　３　成形ドラム
４　タイヤ本体　　　　　　　　　５　ガイドローラ
１１　トレッド部　　　　　　　　１２　サイドウォール部
１３　ビード部　　　　　　　　　１９　トレッドゴム部
ＣＬ　タイヤセンターライン　　　Ｅ　タイヤ接地端
Ｓ１，Ｓ２　ゴムストリップ材　　Ｓ１ａ，　Ｓ２ａ　巻き付け開始端
ｔ　厚さ　　　　　　　　　　　　ｗ　幅[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for forming a tire tread constituent member and a pneumatic tire, and more particularly, to a method for forming a tire tread constituent member for improving uniformity and a pneumatic tire using the tire tread constituent member.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in the manufacturing process of pneumatic tires, tire component members such as a tread rubber portion, a side rubber portion, and a rim cushion portion are directly molded using an unvulcanized rubber strip material. Such a molding method has an advantage of being able to efficiently carry out a variety of small-quantity production.
[0003]
Of the above-described tire constituent members, the tread rubber portion has a volume due to other constituent members. Therefore, usually, a plurality of rubber strip materials are wound simultaneously to ensure good molding efficiency.
[0004]
However, it is difficult to form a desired cross-sectional shape by winding the rubber strip material in a spiral shape in the tire circumferential direction, and a decrease in the winding accuracy has contributed to the deterioration of uniformity. In particular, a pneumatic tire for a passenger car having a small number of tire constituent members in the tread portion has a large adverse effect on RFV (radial force variation).
[0005]
Therefore, by using a rubber strip material having a small cross-sectional area, the cross-sectional shape of the tread rubber portion can be brought close to a desired cross-sectional shape, and the uniformity can be improved. The use needs to make the extrusion speed of the rubber strip material extruded through the die very low, the production efficiency of the rubber strip material is reduced, and the rubber strip material is used to make a tread rubber part of a desired shape. In the winding step of molding the rubber strip material, in order to avoid the occurrence of rubber breakage, the winding speed of the rubber strip material is greatly reduced, and the molding efficiency is greatly hindered.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a method for forming a tire tread constituent member capable of improving uniformity without deteriorating the forming efficiency, and a pneumatic tire using the tire tread constituent member.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The tire tread constituent member of the present invention that achieves the above object is a tire tread constituent member that forms a tread rubber part by winding a plurality of unvulcanized rubber strip members in a spiral fashion in the tire circumferential direction. In the molding method, when winding the rubber strip material, the winding start end of the rubber strip material is positioned 20 mm or more outside the tire from the position that becomes the tire center line, and 20 mm or more from the position that becomes the tire ground contact end. It is located inside.
[0008]
The pneumatic tire of the present invention is characterized by using a tire tread constituent member formed by the method for forming a tire tread constituent member.
[0009]
According to the present invention described above, by defining the winding start end of the rubber strip material at the above-described position, the front end portion of the rubber strip material in which the weight fluctuation has occurred is removed from the region that greatly affects uniformity, particularly RFV. Since it can be arranged, RFV can be improved without using a rubber strip material having a small cross-sectional area, and therefore uniformity can be improved without reducing molding efficiency.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0011]
FIG. 1 shows an example of a method for forming a tire tread component according to the present invention, 1 and 2 are plunger-type injection devices for continuously extruding unvulcanized rubber strip materials S1 and S2, and 3 is formed in a toroidal shape. The forming drum 5 for holding the tire body 4 is a guide roller for guiding the rubber strip materials S1 and S2 wound around the tire body 4 in a spiral shape.
[0012]
FIG. 2 shows an example of a pneumatic tire provided with a tire tread component formed by the method of the present invention. 11 is a tread portion, 12 is a sidewall portion, and 13 is a bead portion. A carcass layer 14 is mounted between the left and right bead portions 13, and both end portions 14 a are surrounded by a bead core 15 embedded in the bead portion 13. The bead filler 16 is folded back from the inside to the outside so as to sandwich the bead filler 16. An inner liner layer 17 is disposed inside the tire of the carcass layer 14.
[0013]
A belt layer 18 is provided on the outer peripheral side of the carcass layer 14 of the tread portion 11, and a tread rubber portion 19 is disposed on the outer peripheral side thereof. Side rubber portions 20 are disposed outside the tire of the carcass layer 14 of the sidewall portion 12. A rim cushion portion 21 is provided on the outer side of the tire of the carcass layer 14 from the bead portion 13 to the sidewall portion 12 side. A gum finishing portion 22 is disposed on the inner peripheral side of the bead core 15.
[0014]
The pneumatic tire described above can be obtained by assembling each tire constituent member in a conventionally known process to form a green tire and vulcanizing it, but the method for forming the tire tread constituent member of the present invention is as follows. This is used when the above-described tread rubber portion 19 is molded.
[0015]
The tread rubber part 19 before vulcanization rotates on the pre-molded tire body 4 while rotating the molding drum 3 as shown by the arrow in FIG. 1 and reciprocating the

injection devices

1 and 2 in the drum width direction. The unvulcanized rubber strip materials S1 and S2 extruded from the

injection devices

1 and 2 are spirally overlapped in the tire circumferential direction and wound, and a plurality of layers of the rubber strip materials S1 and S2 are overlapped. The tire body 4 has a structure in which the constituent members other than the tread rubber portion 19 are provided in a state before vulcanization in the pneumatic tire.
[0016]
FIG. 3 shows an example of the tread rubber portion 19 formed by the two rubber strip materials S1 and S2. FIG. 3A shows the tread rubber portion 19 formed by winding the rubber strip materials S1 and S2 simultaneously from symmetrical positions. FIG. 3 (b) shows that after forming one rubber strip material S1 to a certain shape, winding of the other rubber strip material S2 is started, and the rubber strip materials S1 and S2 are simultaneously wound at different times. The tread rubber portion 19 is molded.
[0017]
According to the present invention, when the rubber strip materials S1 and S2 are wound in the molding method as described above, the winding start ends S1a and S2a are positioned 20 mm or more outside the tire from the position where the tire center line CL is formed, It winds by positioning 20 mm or more from the position which becomes the end E inside the tire. The tire contact point E referred to here is the position of the contact point of the tread surface 11A when measured under the conditions specified in the tire uniformity measurement condition of JASO C603.
[0018]
The rubber strip materials S1 and S2 described above are on standby in a state in which their leading ends are exposed to the outside from the injection device 1 before the start of winding. For this reason, the tip part is cooled by being exposed to the outside air and contracts, resulting in a variation in weight. Further, if the change in the cross-sectional shape is large near the tire ground contact end E where a large force acts upon contact and near the tire center line CL, the uniformity, particularly RFV, is greatly affected.
[0019]
Therefore, in the present invention, the winding start ends S1a and S2a of the rubber strip materials S1 and S2 are specified at the positions described above based on the above knowledge. Thereby, since RFV can be improved without using a rubber strip material with a small cross-sectional area, it becomes possible to improve uniformity without causing deterioration of molding efficiency.
[0020]
In the present invention, as the rubber strip materials S1 and S2, those having a parallelogram shape shown in FIG. 4 or a trapezoidal shape shown in FIG. 5 can be preferably used. The width w is preferably 10 to 30 mm. Moreover, as thickness t, it is good to set it as the range of 0.5-2.0 mm. The length D of the upper base of the rubber strip materials S1 and S2 having a trapezoidal cross section in FIG. 5 is preferably in the range of 1/3 to 2/3 of the width (length of the lower base) w.
[0021]
If the width w and the thickness t are smaller than the lower limit values, the cross-sectional areas of the rubber strip materials S1 and S2 become too small and the molding efficiency deteriorates. On the other hand, when the above upper limit is exceeded, the cross-sectional area becomes too large, the shape accuracy deteriorates, and the uniformity is lowered.
[0022]
In the above-described embodiment, an example in which the tread rubber portion is formed using the two rubber strip materials S1 and S2 has been described, but two or more rubber strip materials may be used.
[0023]
The present invention can be preferably used for molding a tread rubber portion of a pneumatic tire for passenger cars in particular, but is not limited thereto, and is preferably used for a heavy duty pneumatic tire such as a truck or a bus. Can do.
[0024]
【Example】
Test tire 1 (Example), which is common to tire sizes 205 / 65R15, starts to wind two rubber strip materials from the position of the tire grounding end to the inside of the tire at a position of 30 mm, and forms a tread rubber portion. A test tire 2 (Comparative Example 1) in which a tread rubber portion was molded by starting winding from a position and a test tire 3 (Comparative Example 2) in which a tread rubber portion was molded by starting from a position to become a tire center line were produced. Each rubber strip material has a width of about 20 mm and a thickness of about 1 mm.
[0025]
When each of these test tires was subjected to a uniformity evaluation test under the measurement conditions shown below, the results shown in Table 1 were obtained.
Uniformity Each test tire is mounted on a rim having a rim size of 15 × 6 1/2 JJ, and under the conditions of air pressure of 200 kPa and load of 4.91 KN, in accordance with JASO C607 “Testing method for uniformity of automobile tires” Was used to measure RFV. The smaller this value, the better the uniformity.
[0026]
[Table 1]

[0027]
From Table 1, it can be seen that the test tire 1 (Example) manufactured using the method of the present invention can improve uniformity.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, the present invention provides a tire tread component forming method for forming a tread rubber portion by winding a plurality of unvulcanized rubber strip materials in a spiral manner in the tire circumferential direction. By specifying the winding start end as described above, the uniformity can be improved without deteriorating the molding efficiency.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic explanatory view schematically showing an example of a method for forming a tire tread constituent member of the present invention.
FIG. 2 is a half sectional view of a tire meridian showing an example of a pneumatic tire provided with a tire tread component formed by the method of the present invention.
FIGS. 3A and 3B are cross-sectional explanatory views showing an example of a tread rubber portion formed of two rubber strip materials, respectively.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view showing an example of a rubber strip material used in the molding method of the present invention.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view showing another example of a rubber strip material used in the molding method of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF

SYMBOLS

1, 2 Injection device 3 Molding drum 4 Tire main body 5 Guide roller 11 Tread part 12 Side wall part 13 Bead part 19 Tread rubber part CL Tire center line E Tire grounding edge S1, S2 Rubber strip material S1a, S2a Winding start end t Thickness W width

Claims

In the molding method of the tire tread component member that molds the tread rubber portion by winding a plurality of unvulcanized rubber strip materials in a spiral manner in the tire circumferential direction, respectively,
When the rubber strip material is wound, the winding start end of the rubber strip material is positioned 20 mm or more outside the tire from the position serving as the tire center line, and the tire is positioned 20 mm or more inside the tire from the position serving as the tire ground contact end. A method for forming a tread component.

The method for molding a tire tread component according to claim 1, wherein the rubber strip material has a width of 10 to 30 mm and a thickness of 0.5 to 2.0 mm.

The method for forming a tire tread constituent member according to claim 1 or 2, wherein the rubber strip material is wound while being pushed out from a plunger type injection device.

A pneumatic tire using a tire tread constituent member formed by the method for forming a tire tread constituent member according to claim 1.