JP2004024701A - 携帯用歩行補助杖 - Google Patents

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Mitsuomi Yanagisawa
柳澤 光臣
Takeshi Koyama
小山 剛
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SHINANO KK
Shinano KK
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Abstract

【課題】複数段のシャフト11bと11cを連結して構成され、この各段のシャフト11bと11cの連結は、テーパー状の凸部14とこれを受ける凹部15との嵌合によって行われる構造の携帯用歩行補助杖11において、シャフトの連結部にガタが生じることのない高品質の携帯用歩行補助杖を提供する。
【解決手段】シャフト連結時に凸部14と凹部15が嵌合した状態で、シャフト11bと11cの間に所要の隙間aを有する構造とし、凸部14と凹部15が常に確実に嵌合されるようにする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩行補助等に使用される携帯用歩行補助杖に関する。
【0002】
【従来の技術】
先ず、図3に従来の携帯用歩行補助杖の一例を示す。
この携帯用歩行補助杖1は、複数段即ちこの例では5段のシャフト1a,1b,1c,1d,1eを連結して1本の杖として使用するもので、1段目(最上段)のシャフト1aの上端には、手で握るためのグリップ2が取り付けられ、また5段目(最下段)のシャフト1eの下端部には、例えばゴム製の石突部材3が取り付けられている。
【0003】
この携帯用歩行補助杖1は、不使用時には各段のシャフト1a,1b,1c,1d,1eを分割してコンパクトに折り畳み、これをハンドバッグ等に入れて手軽に持ち運べるようになっている。そして使用時には、再びシャフト1a,1b,1c,1d,1eを連結することにより、これを1本の杖として使用することができるものである。
この携帯用歩行補助杖1の内部には、各段のシャフトの内空部を貫通して弾性紐材が内挿されており、これによって各段のシャフトが連結される構造となっている。
【0004】
この携帯用歩行補助杖におけるシャフトの連結部の構造を図4に示す。
尚、ここでは連結部の一例として、2段目のシャフト1bと3段目のシャフト1cの連結部を図示してあるが、他の連結部もこれと同様に構成されるものである。
【0005】
この構造では、テーパー状の連結凸部4とこれを受ける連結凹部5との嵌合によってシャフトの連結が行なわれる。即ちこの例では、3段目のシャフト1cの端部から突出されたテーパー状の連結凸部4を、2段目のシャフト1bの端部に設けられた逆テーパー形状の連結凹部5に挿入嵌合して連結する。
【0006】
ここで連結凸部4と連結凹部5の嵌合状態の保持は、杖内部に配される弾性紐材6の力によって行なわれる。即ちこの携帯用歩行補助杖1では、各段のシャフトの内空部を貫通して弾性紐材6が内挿されており、この弾性紐材6の一端は1段目のシャフトの1a内部に係止され、他端は5段目のシャフト1eの内部に係止されている。
そしてシャフトの連結時には、この弾性紐材6の引張力によって連結凸部4と連結凹部5が互いに密着するように嵌合し、その嵌合状態が確実に維持されるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如き連結構造を有する従来の携帯用歩行補助杖では、連結凸部と連結凹部の加工精度の誤差等により、シャフトの連結部にガタが生じやすい問題がある。
このようにシャフトの連結部にガタがあると携帯用歩行補助杖は非常に使いにくく品質が低下し、ガタの程度によっては不良品となってしまう。
【0008】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、シャフトの連結部にガタが生じることのない高品質の携帯用歩行補助杖を提供し、上記の課題を解決しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明は、複数段のシャフトを連結して構成され、この各段のシャフトの連結は、テーパー状の凸部とこれを受ける凹部との嵌合によって行われる構造の携帯用歩行補助杖において、凸部と凹部が嵌合した状態で、各段のシャフト間に所要の隙間を有する構造としたものである。
このような構造としたことにより本発明の携帯用歩行補助杖では、凸部と凹部が常に確実に嵌合するため、シャフトの連結部にはガタが生じることはない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明による携帯用歩行補助杖の全体を示すものである。
この携帯用歩行補助杖11は、前述した従来例と同様に、5段のシャフト11a,11b,11c,11d,11eを連結して1本の杖として使用するもので、1段目(最上段)のシャフト11aの上端には、手で握るためのグリップ12が取り付けられ、また5段目(最下段)のシャフト11eの下端部には、例えばゴム製の石突部材13が取り付けられている。
【0011】
ここで各段のシャフトは、例えば高力7001のアルミニウムを材料とした厚さ0.8mm、外径16mm程度のパイプ状体により形成される。各段のシャフトの長さは160〜200mm程度で、ステッキ全体としては800mm前後の長さになる。この携帯用歩行補助杖11では、シャフトの材料に高力7001のアルミニウムを使用したことにより、特に軽量で丈夫な耐久性に優れたステッキを提供できる。
【0012】
またこの携帯用歩行補助杖11では、1段目のシャフトと2段目のシャフトとの間に伸縮調節機構が設けられており、これによって杖の長さを調節できるようになっている。即ちこの携帯用歩行補助杖11では、1段目のシャフト11aに対し2段目のシャフト11bが入れ子状に摺動可能に嵌挿され、1段目のシャフト11aに設けられた調節穴17に2段目のシャフト11b側に設けられたストッパー18が弾性的に係合されるようになっている。調節穴17は、シャフト11aの長手方向に沿って所定間隔で複数個(この例では6個)が設けられており、この調節穴17の何れかにストッパー18を選択的に係合させることによって杖全体の長さを伸縮調節するものである。
さらに1段目のシャフト11aの下端部には締めプラグ20が取り付けられており、この締めプラグ20を回して2段目のシャフト11bを締め付けることにより両シャフト11aと11b間のガタを抑えるようにしている。
【0013】
またこの携帯用歩行補助杖11においては、グリップ12が取り付けられる1段目のシャフト11aの上端部21が細径に絞って形成されており、これによってグリップ12を握り易い構造としてある。即ち、グリップ12を握るときには、例えば人差し指と中指でシャフト11aの上端部21を挟む状態でグリップ12を握るので、シャフト11aの上端部21が細径に形成されていると違和感なく握ることができる。
またこのシャフト11aの細径の上端部21には、リング部材22を介してストラップ23が取り付けられている。
【0014】
さらにこの携帯用歩行補助杖11の最下段の5段目のシャフト11eは、石突部材13が取り付けられる下端部に向かって緩やかに径が細くなるスエージング形状に形成されており、デザイン的に美しい外観性を持たせてある。
【0015】
そしてこの携帯用歩行補助杖11は、不使用時には1段目と2段目のシャフト11aと11bを短縮すると共に、2段目以降のシャフト11b,11c,11d,11eを分割してコンパクトに折り畳み、これをハンドバッグ等に入れて手軽に持ち運べるようになっている。そして使用時には、再びシャフト11b,11c,11d,11eを連結することにより、これを1本の杖として使用することができるものである。
この携帯用歩行補助杖11の内部には、各段のシャフトの内空部を貫通して弾性紐材が内挿されており、これによって2段目以降のシャフトが連結される構造となっている。
【0016】
この携帯用歩行補助杖におけるシャフトの連結部の構造を図2に示す。
尚、ここでは連結部の一例として、2段目のシャフト11bと3段目のシャフト11cの連結部を図示してあるが、3段目のシャフト11cと4段目のシャフト11dの連結部及び4段目のシャフト11dと5段目のシャフト11eの連結部もこれと同様に構成されるものである。
【0017】
この構造では、テーパー状の連結凸部14とこれを受ける連結凹部15との嵌合によってシャフトの連結が行なわれる。即ちこの例では、3段目のシャフト11cの端部から突出されたテーパー状の連結凸部14を、2段目のシャフト11bの端部に設けられた逆テーパー形状の連結凹部15に挿入嵌合して連結する。
【0018】
ここで連結凸部14と連結凹部15の嵌合状態の保持は、杖内部に配される弾性紐材16の力によって行なわれる。即ちこの携帯用歩行補助杖11では、各段のシャフトの内空部を貫通して弾性紐材16が内挿されており、この弾性紐材16の一端は2段目のシャフトの11bの内部に係止され、他端は5段目のシャフト11eの内部に係止されている。
そしてシャフトの連結時には、この弾性紐材16の引張力によって連結凸部14と連結凹部15が互いに密着するように嵌合し、その嵌合状態が確実に維持されるものである。
尚、この弾性紐材16は交換できるアンカー方式となっている。
【0019】
このシャフト連結部において特に本発明では、連結凸部14と連結凹部15が嵌合した状態で、シャフト11bと11cの間に所要の隙間aを有する構造としてある。この隙間aの寸法は、例えば0.5〜1mm程度とする。
このようにシャフト間に隙間aを設けたことにより本発明の携帯用歩行補助杖11では、連結凸部14と連結凹部15の間に加工精度の誤差等があっても連結凸部14と連結凹部15は常に確実に嵌合し、その結果、シャフト連結部にはガタが生じることはない。
【0020】
またこのシャフト連結部において連結凸部14は、その先端部14aと根元部14bの間の中間部分が一段引込んだ凹段部14cとなされている。このような形状としたことにより連結凸部14は、その先端部14aと根元部14bのみにおいて連結凹部15と接して嵌合し、即ち連結凸部14と連結凹部15は少ない接触面積で確実に嵌合されるので、ガタの発生をより確実に抑えることができる。
【0021】
さらにこの携帯用歩行補助杖11では、シャフト11bと11cの連結部の互いに向き合う端縁24に、Rを付した構造としてある。このようなRを付したことにより、シャフト11bと11cを連結するときにシャフト間に指先が挟まるおそれを回避できる。即ち、シャフトを連結するときにシャフト間に指先が挟まる状態となっても、シャフトの端縁24にRが付されていることにより、このRに沿って指先がはじき出される状態となるので、結果的に指先を挟むことはない。
またこのRに代えて面取りを施した形状としても、同様の効果を得ることができる。
【0022】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこの実施例の構成に限ることなく他にも種々の実施形態を採り得るものであることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明で明らかな如く本発明は、複数段のシャフトを連結して構成され、この各段のシャフトの連結は、テーパー状の凸部とこれを受ける凹部との嵌合によって行われる構造の携帯用歩行補助杖において、凸部と凹部を嵌合した状態で、各段のシャフト間に所要の隙間を有する構造としたことにより、凸部と凹部は常に確実に嵌合し、シャフト連結部にはガタが生じることはないので、使い心地のよい高品質の携帯用歩行補助杖を提供することができる。
さらに本発明の携帯用歩行補助杖では、各段のシャフトの連結部の向き合う端縁にRまたは面取りを付したことにより、シャフトを連結するときにシャフト間に指先を挟むおそれがなくなるので、安全性の高い携帯用歩行補助杖を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯用歩行補助杖の全体を示す側面図である。
【図2】本発明による携帯用歩行補助杖におけるシャフトの連結部を示す拡大断面図で、Aは連結前の状態、Bは連結後の状態である。
【図3】従来例の携帯用歩行補助杖の全体を示す側面図である。
【図4】従来例の携帯用歩行補助杖におけるシャフトの連結部を示す拡大断面図で、Aは連結前の状態、Bは連結後の状態である。
【符号の説明】
11・・・・携帯用歩行補助杖
11a,11b,11c,11d,11e・・・・シャフト
14・・・・連結凸部
15・・・・連結凹部
16・・・・弾性紐材
a・・・・隙間

Claims (2)

  1. 複数段のシャフトを連結して構成され、上記各段のシャフトの連結は、テーパー状の凸部とこれを受ける凹部との嵌合によって行われる構造の携帯用歩行補助杖において、上記凸部と上記凹部が嵌合した状態で、上記各段のシャフト間に所要の隙間を有する構造としたことを特徴とする携帯用歩行補助杖。
  2. 上記各段のシャフトの連結部の向き合う端縁に、Rまたは面取りを付したことを特徴とする請求項1に記載の携帯用歩行補助杖。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006137410A (ja) * 2004-10-18 2006-06-01 Radio Flyer Inc 変換式乗用玩具
KR101094973B1 (ko) 2009-06-17 2011-12-19 박원문 시각장애인용 지팡이 및 그 제조방법
KR101176762B1 (ko) 2010-05-17 2012-08-23 라제건 조립식 지팡이

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