JP2004024617A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たな構成部品を追加することなく米飯の黄変や結露による白化を防止でき、おいしく保温できる炊飯器を提供する。
【解決手段】米と水を入れる内鍋3と、該内鍋を閉塞する蓋4と、内鍋を加熱する炊飯用ヒータ6と、蓋を加熱する蓋ヒータ10と、米飯容量を判別する容量判別工程を有する炊飯工程、むらし工程及び保温工程を有する第1の制御手段15と、容量判別工程における容量判別結果に基づいて前記むらし工程から保温工程に至る間の前記蓋ヒータの制御を行う第2の制御手段16を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保温機能を有する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、保温機能を有する炊飯器では、内鍋内に収容された米と水を所定の加熱制御によって炊飯し、その後保温用ヒータで加熱することにより米飯を所定温度で保温するようにしている。このときの保温ヒータの発熱量は米飯の量にかかわらず一定であるのが普通であるが、その場合米飯量の多少によって、保温時の米飯表面が黄変したり、蓋内面に結露したりする場合がある。
【0003】
上記問題を解決するための手段として、容器本体の全体重量を検出する重量検出手段を設け、その全体重量から内鍋内に収容された米飯重量を算出し、その米飯重量に基づいて保温ヒータの発熱量を制御するという手段が公知である(特開平5−7526号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記手段では、米飯重量を検出するための重量検出機構が必要であり、製品全体のコスト、コンパクト性を多少犠牲にする必要がある。
【0005】
そこで本発明は、新たに重量検出機構を要することなく、炊飯中に検出する米飯容量判別データを利用して保温用ヒータの発熱量を制御することにより、理想的な米飯の保温を行うことができる炊飯器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の炊飯器は、
米と水を入れる内鍋と、
該内鍋を閉塞する蓋と、
前記内鍋を加熱する炊飯用ヒータと、
前記蓋を加熱する蓋ヒータと、
米飯容量を判別する容量判別工程を有する炊飯工程、むらし工程及び保温工程を実行する第1の制御手段と、
前記容量判別工程における容量判別結果に基づいて前記むらし工程から保温工程に至るまでの前記蓋ヒータの制御を行う第2の制御手段を設けた構成を採用した。
【0007】
前記炊飯器では、炊飯中の容量判別結果を利用して蓋ヒータを制御するため、従来の炊飯器に別途部品を追加することなく、なおかつ米飯容量の多少にかかわらず理想的な保温を行うことができる。
【0008】
前記蓋ヒータの制御を、蓋ヒータの通電率を前記容量判別結果で得られた容量毎に設定することによって行なう構成や、さらに蓋内に蓋温度検出手段を設け、前記蓋ヒータの制御を前記容量判別結果で得られた容量毎に蓋の温調温度を設定し、該温調温度と前記蓋温度検出手段で検出された蓋温度とを比較することによって行なう構成にすることは、炊飯容量が変わっても米飯の黄変や露の落下による白化を確実に抑えることができる点で好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0010】
図1は、第1実施形態に係る炊飯器1を示す。この炊飯器1は、大略本体2、内鍋3、蓋体4、及び制御制御部12からなっている。本体2には内鍋3を上方から取出し可能に収容する内鍋収容凹部5が形成されている。内鍋収容凹部5の底には内鍋3を加熱する誘導加熱装置等の加熱装置6が配設されている。内鍋収容凹部5の内側面には、内鍋3の外周面に圧接して内鍋3の温度を検出する温度センサ7が取り付けられている。本体2の肩部正面には操作表示パネル8が配設され、使用者が炊飯器1を外部から操作することが出来るようになっているとともに、当該操作表示パネル8の裏側にそれに対応する操作基板13を本体内に設けている。
【0011】
前記蓋体4は、前記内鍋3および本体2の開口部を開放可能に閉塞するもので、内鍋3側に放熱板9,蓋ヒータ10および内蓋11が配設されている。
【0012】
前記制御部12は、使用者が前記操作表示パネル8を適宜操作することにより、記憶されたプログラムに従って、予熱、炊飯、むらし、及び保温の各工程を順次実行して炊飯動作を行うとともに、前記温度センサ7からの入力に応じて、前記加熱装置6と蓋ヒータ10を制御するものである。
【0013】
前記制御部12内部に記憶されたプログラムは、予熱工程にて前記内鍋3内にセットされた米の容量(すなわち炊飯容量)を判別し、その結果に応じて前記加熱装置を制御して炊飯を行う本発明の第1の制御手段15と、前記炊飯容量判別結果に応じて、炊飯工程から保温工程への移行時に前記蓋ヒータ10を制御する本発明の第2の制御手段16を有している。
【0014】
次に、前記炊飯器1の制御部12による制御について説明する。まず、使用者は、希望するカップ数の米と、その米を炊飯するのに要する分量の水を内鍋3内に収容し、この内鍋3を本体2にセットした後、希望するご飯の硬さや炊き上がり時間を表示パネル8の各スイッチを操作して設定し、図示しない炊飯スイッチを押す。
【0015】
そうすると、制御部12は炊飯フローを開始し、図2に示すように、まずステップS1の予熱工程で、内鍋内の温度を約60℃で所定時間保持して米に充分吸水させた後、ステップS2で、加熱装置6に対して100%(フルパワー)の電力で通電する。その後ステップS3で、炊飯容量を判別する。ここで、この炊飯容量の判別は、温度センサ7を介して検出した温度の上昇勾配によって判断する。そして、この判別した炊飯容量に応じ、その後の炊飯工程、むらし工程及び保温工程での加熱装置6及び蓋ヒータ10の制御を行う。炊飯工程(ステップS4)、むらし工程(ステップS5)における制御の詳細は従来と同様であるのでここでは省略する。ここまでが前記第1の制御手段15による制御に対応する。
【0016】
次にむらし工程が終了すると、ステップS6で制御部12内のタイマーをスタートさせ、ステップS7で前記容量判別結果に基づいて蓋ヒータ10への通電率を設定する。この通電率の設定は表1に示した容量判別ランクに対し、表2に示した通電率で設定されている。これは各炊飯容量に対し、米飯の黄変が起きず、かつ内蓋11への結露も発生しない通電率として設定されたものである。なお、表1における「異常ランク」とは、何らかの異常(異物混入等)により炊飯容量が正確に検出できなかった場合を示す。
【0017】
【表1】
Figure 2004024617
【0018】
次にステップS8で、温度センサ7による検知温度TsがTwより高いかどうかを判別する。ここでTwとは保温設定温度であり、通常は70℃に設定されている。そしてTwに達している場合は、ステップS9で蓋ヒータ10の通電率を炊飯容量にかかわらず15/30にし(表2参照)、ステップS10で保温工程に移行して米飯温度をTwに保つ。またTwより高い場合は、ステップS11に進み、タイマーが所定の時間経過したかどうかを判断する。そして所定時間経過した場合はステップS9に進み、経過していない場合はステップS8に戻る。ここまでが前記第2の制御手段16による制御に対応する。
【0019】
【表2】
Figure 2004024617
【0020】
上記のような制御を行うことにより、むらし工程終了後から保温工程に至る間での米飯の黄変や内蓋11への結露を炊飯容量毎に防止することができ、よりおいしく保温することができる。
【0021】
次に、第2の実施形態について図3及び図4を用いて説明する。第2の実施形態において第1の実施形態と異なるところは、蓋体4内に、放熱板9の温度を検出する蓋体温度センサ14を設け、蓋体温度センサ14で検出した温度を調節して蓋ヒータ10を制御する点にある。
【0022】
すなわち、図4に示すように、まずステップS101の予熱工程で、内鍋内の温度を約60℃で所定時間保持して米に充分吸水させた後、ステップS102で、加熱装置6に対して100%(フルパワー)の電力で通電する。その後ステップS103で、炊飯容量を判別する。ここで、この炊飯容量の判別は、温度センサ7を介して検出した温度の上昇勾配によって判断する。そして、この判別した炊飯容量に応じ、その後の炊飯工程、むらし工程及び保温工程での加熱装置6及び蓋ヒータ10の制御を行う。炊飯工程(ステップS104)、むらし工程(ステップS105)における制御の詳細は従来と同様であるのでここでは省略する。ここまでが前記第1の制御手段15による制御に対応する。
【0023】
ステップS105でむらし工程が終了した後、ステップS106で制御部12内のタイマーをスタートさせ、ステップS107で前記容量判別結果に基づいて前記蓋体温度センサ14での温調温度を各容量毎に設定する。この温調温度は表3に示すように、温度センサ7での検知温度Tsに対して何℃プラスするかという形で制御部12内に記憶されている。
【0024】
【表3】
Figure 2004024617
【0025】
次にステップS108で、温度センサ7による検知温度TsがTwより高いかどうかを判別する。ここでTwとは保温温度であり、通常は70℃に設定されている。そしてTwに達している場合(すなわちTs=Tw)は、ステップS109で蓋体温度センサ14による温調温度を炊飯容量にかかわらずTs+12(℃)にし(表3参照)、ステップS110で保温工程に移行して米飯温度をTwに保つ。またTsがTwより高い場合は、ステップS111に進み、タイマーが所定の時間経過したかどうかを判断する。そして所定時間経過した場合はステップS112に進み、経過していない場合はステップS108に戻る。
【0026】
上記のような制御を行うことにより、実際の蓋体の温度を制御しながら米飯温度を制御できるため、より確実にむらし工程終了後から保温工程に至る間での米飯の黄変や内蓋11への結露を炊飯容量毎に防止することができる。
【0027】
なお、本発明の炊飯器は上記実施形態に限定されるものではなく、例えばむらし工程から保温工程へ至る間の制御として、蓋ヒータ10の通電率と蓋体温度センサ14の温調温度の両方を、表2及び表3に示すように設定して制御してもよい。また、保温設定温度Twを低温保温温度である60℃に設定し、低温保温工程に移行するまでの間上記制御を行ってもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の炊飯器では、米飯容量を判別する容量判別工程を有する炊飯工程、むらし工程及び保温工程を実行する第1の制御手段と、前記容量判別工程における容量判別結果に基づいて前記むらし工程から保温工程に至るまでの前記蓋ヒータの制御を行う第2の制御手段を設けたことによって、炊飯容量毎に米飯の黄変や蓋体への結露による白化を防止でき、おいしく保温することができる炊飯器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る炊飯器の概略図である。
【図2】図1の炊飯器の制御を示すフローチャートである。
【図3】第2実施形態に係る炊飯器の該略図である。
【図4】図3の炊飯器の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 炊飯器
2 本体
3 内鍋
4 蓋体
5 内鍋収容凹部
6 加熱装置
7 温度センサ
8 操作表示パネル
9 放熱板
10 蓋ヒータ
11 内蓋
12 制御部
13 操作基板
14 蓋体温度センサ
15 第1の制御手段
16 第2の制御手段

Claims (3)

  1. 米と水を入れる内鍋と、
    該内鍋を閉塞する蓋と、
    前記内鍋を加熱する炊飯用ヒータと、
    前記蓋を加熱する蓋ヒータと、
    米飯容量を判別する容量判別工程を有する炊飯工程、むらし工程及び保温工程を実行する第1の制御手段と、
    前記容量判別工程における容量判別結果に基づいて前記むらし工程から保温工程に至るまでの前記蓋ヒータの制御を行う第2の制御手段を設けたことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記蓋ヒータの制御は、蓋ヒータの通電率を前記容量判別結果で得られた容量毎に設定することによって行なうことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. さらに蓋内に蓋温度検出手段を設け、前記蓋ヒータの制御は、前記容量判別結果で得られた容量毎に蓋の温調温度を設定し、該温調温度と前記蓋温度検出手段で検出された蓋温度とを比較することによって行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯器。
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