JP2004023168A - 番組選択順位評価方法および、その装置ならびに、そのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】番組選択順位評価装置1は、複数の番組に付されている番組メタデータと、視聴者の個人情報である視聴者情報とに基づいて、前記複数の番組の中から前記嗜好番組を選択し、前記視聴者それぞれに提示する嗜好番組選択提示手段4と、この嗜好番組の選択順位に関する視聴者の主観評価を、収集する視聴者主観評価受信手段5と、この視聴者の主観評価を参照して、前記嗜好番組の選択順位付を調整する嗜好番組選択順位付調整手段6とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、視聴者が嗜好番組に選択順位をつけた主観評価に基づいて、その嗜好番組の選択順位について評価し、改善する選択順位評価方法、番組選択順位評価装置、番組選択順位評価プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、視聴者による複数の番組の中から視聴者が視聴すると予測される番組を選択し、この選択された優先順位を評価する番組選択順位評価方法として、心理測定法に基づいた尺度構成法が用いられている。この尺度構成法には、一対比較法と順序法の2つの方法がある。
【0003】
一対比較法とは、予め用意された一定の評価比較用の番組の中から番組を2つ1組で、あらゆる組み合わせを無作為に並べた状態で視聴者が1組づつどちらか一方の番組のみを選択し、これを1セットとして何セットか実施する番組選択順位評価方法である。この方法のメリットは、視聴者がメタデータまで読みとることができることや、「なぜこの番組を選んだのか?」という理由を、多肢選択的に問うことができるし、またはテキスト入力によって簡単な説明から引き出すことができるといったことが挙げられる。なお、メタデータとは、番組についての開始時間帯、出演者、脚本家、監督などを文字や符号などの情報のことである。
他方の順序法とは、予め用意された一定の評価比較用の番組を複数並べて、視聴者がこれに順序をつける。これを1セットとして何セットか実施する番組選択順位評価方法である。この方法のメリットは、番組を複数並べてこれに順序をつけるので、1回の試行で多くの番組間(項目間)の比較が可能であり、優先順位を評価するまでの時間を短縮することが挙げられる。
【0004】
一対比較法および順序法ともに、実施回数をn回とした場合において、番組選択順位の評価をn回行うことで、1人あたりの視聴者から1条件につきn個の視聴者の選択結果を取ることができる。nをいくつにするかは、視聴者の疲労度や実施時間に依存する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、視聴者による従来技術の番組選択順位評価方法では、両者ともに、まず一定の評価比較用番組を予め用意してから実施する番組選択順位評価方法なので、効率が良いとはいえず、視聴者による精度の高い主観評価の収集には時間と手間がかかった。
また、一対比較法は、原則的に二者択一による評価方法なので、中間的判断(例えば、どちらともいえないなど)の考慮も必要とする場合には的確な評価結果を入手することは難しいし、試行する(判断する)項目数が増加してしまうという問題がある。また、順序法においては、順序づけの際に、同じ評価が2つ以上生じた場合に、その正確な順序を判断するには困難を伴うし、順序づけした理由を視聴者に問いただすことが困難であるという問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するために創案されたものであり、複数の番組の中から視聴者の嗜好やニーズに応えた番組を提供するために、視聴者の主観評価に基づいて選択される番組を効率的に評価して改善するための番組選択順位評価方法、番組選択順位評価装置、番組選択順位評価プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る番組選択順位評価方法は、複数の番組の中から視聴者が嗜好するであろう嗜好番組を予め選択し、当該嗜好番組に視聴すべき選択順位をつけた選択結果を、評価し改善する番組選択順位評価方法であって、前記番組の各々に付されている当該番組に関する情報である番組メタデータと、視聴者の個人情報である視聴者情報とに基づいて、前記複数の番組の中から前記視聴者それぞれに対応する前記嗜好番組を選択し、前記視聴者それぞれに提示する嗜好番組選択提示ステップと、この嗜好番組選択提示ステップにおいて提示された嗜好番組の選択結果に関する視聴者の主観評価を、通信回線網を利用して収集する視聴者主観評価収集ステップと、この視聴者主観評価収集ステップにおいて収集した視聴者の主観評価を参照して、前記嗜好番組の選択順位付を調整する嗜好番組選択順位付調整ステップとを含むことを特徴とする。
【0008】
この番組選択順位評価方法によれば、まず、番組メタデータと視聴者情報とに基づいて、複数の番組の中から選択した嗜好番組が視聴者に提示される。続いて、視聴者からこれら嗜好番組についての主観評価を収集し、この主観評価に基づいて番組選択のよしあし(番組選択手法)が評価される。そして、この主観評価を参照することによって嗜好番組の選択順位付が調整される。
【0009】
また、請求項2に係る番組選択順位評価装置は、複数の番組の中から視聴者が嗜好するであろう嗜好番組を選択し、当該嗜好番組に視聴すべき選択順位をつけた選択結果を、評価し改善する番組選択順位評価装置であって、前記複数の番組に付されている当該番組に関する情報である番組メタデータを蓄積する番組メタデータ蓄積手段と、視聴者の個人情報である視聴者情報を記憶する視聴者個人情報記憶手段と、前記番組メタデータと前記視聴者情報とに基づいて、前記複数の番組の中から対応する前記嗜好番組を選択し、前記視聴者それぞれに提示する嗜好番組選択提示手段と、この嗜好番組選択提示手段で提示された前記嗜好番組の前記選択結果に関する視聴者の主観評価を、通信回線網を介して受信する視聴者主観評価受信手段と、この視聴者主観評価受信手段で受信した視聴者の主観評価を参照して、前記嗜好番組の選択順位付を調整する嗜好番組選択順位付調整手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
この番組選択順位評価装置によれば、番組メタデータを蓄積する番組メタデータ蓄積手段と視聴者情報を記憶する視聴者個人情報記憶手段とを備えており、番組メタデータと視聴者情報とに基づいて、複数の番組の中から選択された嗜好番組が視聴者に提示される。そして、視聴者の嗜好番組についての主観評価が収集され、この主観評価を参照することによって嗜好番組の選択順位付が調整される。
【0011】
また、請求項3に係る番組選択順位評価装置は、前記嗜好番組選択提示手段には、前記複数の番組の中から前記嗜好番組を無作為に選択し、前記視聴者のそれぞれに提示する無作為選択提示手段を備えることを特徴とする。
【0012】
この番組選択順位評価装置によれば、嗜好番組選択提示手段が複数の番組の中から前記嗜好番組を無作為に選択して視聴者に提示することができるので、視聴者の主観評価を嗜好番組の選択履歴として、視聴者個人情報記憶手段に集積することができる。つまり、この選択履歴を集積していくことによって、視聴者に提示する嗜好番組の精度(より視聴者の嗜好に適合しているかということ)が向上する。すなわち、この選択履歴を集積していくことを「学習段階」ということができ、実際に視聴者の嗜好に適合した嗜好番組を提示していくことを「実施段階」ということができる。なお、この「実施段階」においても、視聴者の主観評価を収集して選択履歴を集積していくことを前提とする場合「実施段階」は「実験段階」ということができる。
【0013】
また、請求項4に係る番組選択順位評価プログラムは、複数の番組の中から視聴者が嗜好するであろう嗜好番組を選択し、当該嗜好番組に視聴すべき選択順位をつけた選択結果を、評価し改善する番組選択順位評価装置を、前記複数の番組に付されている当該番組に関する情報である番組メタデータを蓄積する番組メタデータ蓄積手段、視聴者の個人情報である視聴者情報を記憶する視聴者個人情報記憶手段、前記番組メタデータと前記視聴者個人情報とに基づいて、前記複数の番組の中から対応する前記嗜好番組を選択し、前記視聴者それぞれに提示する嗜好番組選択提示手段、この嗜好番組選択提示手段で提示された嗜好番組の選択結果に関する視聴者の主観評価を、通信回線網を介して受信する視聴者主観評価受信手段、この視聴者主観評価受信手段で受信した視聴者の主観評価を参照して、前記嗜好番組の選択順位付を調整する嗜好番組選択順位付調整手段として機能させることを特徴とする。
【0014】
この番組選択順位評価プログラムによって、番組選択順位評価装置としての機能を生じさせて、その処理手順に従って実行させることができ、番組メタデータと視聴者情報とに基づいて、複数の番組の中から選択した嗜好番組が視聴者に提示され、視聴者からこれら嗜好番組についての主観評価が収集され、この主観評価が参照されることによって嗜好番組の選択順位付が調整される。
【0015】
なお、「番組メタデータ」とは、番組についての開始時間帯、出演者、脚本家、監督等を文字や符号等の情報で表したもので、例えば、電子番組ガイドといった形式で提供されるものである。「通信回線網」とは、いわゆる電気通信回路網をいい、インターネットなどである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る番組選択順位評価システムの全体構成は、図示しない通信回線網(以下、インターネットという)に接続され、視聴者に嗜好番組を提供して主観評価を収集する番組選択順位評価装置1と、この番組選択順位評価装置1から番組情報を受けて嗜好番組を視聴者に配信する番組配信装置9と、この番組配信装置9から嗜好番組を受信する番組受像機(以下、PCという)7とから構成されている。
【0017】
番組選択順位評価装置1は、番組メタデータを蓄積する番組メタデータ蓄積手段2と、視聴者の個人情報を記憶する視聴者個人情報記憶手段3と、嗜好番組を選択し、視聴者それぞれに提示する嗜好番組選択提示手段4と、視聴者の主観評価を、図示しないインターネットを介して受信する視聴者主観評価受信手段5と、この視聴者主観評価受信手段5で受信した視聴者の主観評価を参照して、嗜好番組の選択順位付を調整する嗜好番組選択順位付調整手段6とを備えている。
【0018】
番組メタデータ蓄積手段2は、電子番組ガイドなどの番組メタデータを蓄積している。番組メタデータは、番組放送センタが逐次新しい各番組プログラムに対応して追加更新されている。
【0019】
視聴者個人情報記憶手段3は、視聴者の個人情報および嗜好番組の主観評価を嗜好番組の選択履歴として随時更新されて記憶している。嗜好番組選択提示手段4が前記嗜好番組を選択する際に視聴者情報を提供する。
【0020】
嗜好番組選択提示手段4は、番組メタデータと視聴者情報である嗜好番組の選択履歴とに基づいて、複数の番組の中から嗜好番組を選択して視聴者に提示する選択提示手段(図示せず)および複数の番組の中から視聴者が嗜好するであろう嗜好番組を無作為に選択して視聴者に提示する無作為選択表示手段4aを備えている。選択提示手段における嗜好番組の選択については、嗜好番組選択順位付調整手段6によって、選択順位付について調整を受けて、常にその時点での視聴者の嗜好を反映できるようになっている。無作為選択表示手段4aにおける嗜好番組の選択については、複数の番組の中から無作為に前記嗜好番組を抽出することにより、番組メタデータと視聴者情報を一切参照しないアルゴリズムでの試行における視聴者の主観評価を入手することができる。
【0021】
視聴者主観評価受信手段5は、提示された嗜好番組の選択順位に関する視聴者の主観評価を図示しないインターネットを介してPC7の送信手段7aから受信する。
【0022】
嗜好番組選択順位付調整手段6は、視聴者主観評価受信手段5で受信した視聴者の主観評価を参照して、嗜好番組選択提示手段4における嗜好番組の選択順位付について更に視聴者の嗜好やニーズに合致するように調整する。また、視聴者の嗜好番組の主観評価を嗜好番組の選択履歴として記憶している視聴者個人情報記憶手段3を逐次更新して調整を行う。
【0023】
PC7は、嗜好番組選択順位付調整手段6へ視聴者の主観評価を提供するために、視聴者の主観評価を送信する送信手段7aと、番組配信装置9を経由して番組選択順位評価装置1から提示された嗜好番組と視聴者の主観評価の入力用の画面データを図示しないWebサーバを介して受信する受信手段7cと、前記嗜好番組と視聴者の主観評価の入力用の画面データとを表示するための表示手段7bとを備えている。
なお、PC7は、嗜好番組の受信・表示機能、Webドキュメントシステムを備えていればよい。例えば、テレビ受信機能(テレビチューナ)付のパーソナルコンピュータ、情報携帯端末などがある。
【0024】
番組配信装置9は、嗜好番組選択提示手段4から受けた番組情報に基づいて複数の番組の中から嗜好番組を抽出し、この嗜好番組を配信手段11によって、PC7の受信手段7cへ配信する。
【0025】
番組蓄積手段10は、大容量のハードディスク等で構成され、過去に放送した番組や、現在放送している番組を蓄積するものである。配信手段11は、番組蓄積手段10に蓄積されている番組をPC7に配信するものである。
【0026】
(番組選択順位評価装置の動作1)
次に、番組選択順位評価装置1による評価に係る動作について、図1を参照しながら説明する。
番組選択順位評価装置1による評価の動作は、
(1)視聴者の主観評価を嗜好番組の選択履歴として、視聴者個人情報記憶手段3へ集積する段階(学習段階)。
(2)前記集積された視聴者の主観評価に係る嗜好番組の選択履歴を活用した番組評価を行う段階(実験段階)。
の2つの段階を経る。
【0027】
まず(1)の学習段階では、嗜好番組選択提示手段4により無作為に2つの番組情報Aおよび番組情報Bを選択して、無作為に複数の番組を蓄積している番組蓄積手段10へ提供し、この嗜好番組選択提示手段4は、これら2つの番組情報Aおよび番組情報Bに基づいた嗜好番組Aおよび嗜好番組Bを抽出する。そして、配信手段11によって、PC7の受信手段7cへ配信する。その際、視聴者の主観評価の情報入力のための画面情報もPC7の受信手段7cへ図示しないインターネットワーク上のサーバ(以下、Webサーバという)を介して、PC7へ送信する。視聴者は受信手段7cによって受信した2つの嗜好番組Aおよび嗜好番組Bを表示手段7bによって視聴し、その主観評価を図2に示すようなWebブラウザ上の入力画面から番組選択順位評価のための評価情報を入力する。図2においては、評価順位は番組Bが1番目で、番組Aが2番目であることを示している。そしてこの視聴者の主観評価を図1に示す視聴者主観評価受信手段5へ送信するために、送信ボタン12にマウス等のポインタを合わせてクリックすることにより送信する。これを受けた視聴者主観評価受信手段5は該視聴者の主観評価を嗜好番組選択順位付調整手段6に提供する。嗜好番組選択順位付調整手段6は、嗜好番組選択提示手段4および視聴者個人情報記憶手段3を更新・調整していく。
【0028】
そして(2)の実験段階では、嗜好番組選択順位付調整手段6による嗜好番組の選択順位付の調整を受けた嗜好番組選択提示手段4が、嗜好番組選択順位付調整手段6によって視聴者情報の記憶を更新して調整されている視聴者個人情報記憶手段3に集積された主観評価の履歴に基づいて、2つの番組情報Aおよび番組情報Bを番組蓄積手段10へ提供し番組蓄積手段10は複数の番組の中から、これら2つの番組情報Aおよび番組情報Bに基づいた嗜好番組Aおよび嗜好番組Bを抽出して、配信手段11によって、PC7へ配信する。その際、嗜好番組について視聴者の主観評価の情報入力のための画面情報もPC7へ図示しないWebサーバを介して、PC7の7cへ送信する。視聴者は、受信手段7cによって受信した2つの嗜好番組Aおよび嗜好番組Bを表示手段7bによって視聴し、その主観評価を図2に示すようなWebブラウザ上の入力画面から番組選択順位評価のための主観評価を入力する。図2においては、評価順位は嗜好番組Bが1番目で、嗜好番組Aが2番目であることを示している。
【0029】
そしてこの視聴者の主観評価を視聴者主観評価受信手段5へ送信するために、送信ボタン12にマウス等のポインタを合わせてクリックすることにより送信する。視聴者主観評価受信手段5によって受信した視聴者の主観評価は、嗜好番組選択順位付調整手段6に提供される。
【0030】
より多くの視聴者の主観評価を集積して番組選択順位評価の精度を上げていくため、前記(1)の学習段階および(2)の実験段階を継続的に行い、有効性を高めていく。
【0031】
なお、前記図2に示す視聴者の主観評価の入力画面例のように多肢選択形式による入力方法の他に、図3に示すようなダイアログ形式の入力画面を設けて、自由に感想や意見、批評などを自由にテキスト入力できるテキスト形式とすることもできる。
【0032】
そして、視聴者に対して、定期的に現在行われている番組選択順位評価の回答方法に関する反響を確認する。例えば、前記(1)の学習段階および(2)の実験段階または(2)の実験段階における試行回数が指定回数(例えば10回)を越えるごとに図4に示すようなダイアログ形式で、「あなたが選んだ番組コンテンツに満足していますか?」という質問を出し、回答方法として、「満足」、「まあまあ」、「不満」などの感想の度合いをインジケータの様に表示して、その度合いを選択できるようにする。図4の視聴者の回答の場合は、満足している傾向が強いことを示している。
なお、この回答方法として、「満足」、「まあまあ」、「不満」などの感想の度合いを多肢選択式によって選択する方法であっても構わない。
視聴者の反響をこのように定期的に確認することで、本発明に係る番組選択順位評価装置1による評価の信憑性を得ることができる。
【0033】
(番組選択順位評価装置の動作2)
次に、番組選択順位評価装置1による視聴者の嗜好番組の選択順位の評価に関する別の動作について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
番組選択順位評価装置1による評価の動作2は、前記した動作1に係る番組選択順位評価装置1による評価に関する動作の一部を変更したものなので、前記した動作1と同様の動作(ステップ)についてはステップ番号を付し、その説明を省略する。
番組選択順位評価装置1の動作2は、前記した動作1のように(1)の学習段階と(2)の実験段階とに番組選択順位評価の動作を2つの段階に分けて試行するのではなく、常にその時点において視聴者の主観評価の反映された番組情報に基づいた嗜好番組を本番組選択順位評価に用いたものである。
【0034】
具体的な行程は次の通りである。
まず、嗜好番組選択提示手段4によって、複数の番組の中から視聴者が嗜好するであろう嗜好番組を最初のみ無作為に選択して視聴者に提示して、この2つの番組情報、すなわち番組情報Aおよび番組情報Bに基づいた嗜好番組Aおよび嗜好番組Bを番組配信装置9を介してPC7へ配信する。(S1)
次に、視聴者によるこれら2つの嗜好番組についての主観評価をPC7の送信手段7aを通じて視聴者主観評価受信手段5が受信し、嗜好番組選択順位付調整手段6へ提供する。(S2)
【0035】
その後は、図1に示すように嗜好番組選択提示手段4が、番組メタデータ蓄積手段2から提供される番組メタデータと視聴者個人情報記憶手段3にアクセスして参照した視聴者情報とに基づいて、3つの嗜好番組情報A、B、Cを選択して、番組蓄積手段10へ提供する。
(S3)
【0036】
そして、これら3つの嗜好番組情報に基づいた嗜好番組A、嗜好番組B、嗜好番組Cを配信手段11によって、視聴者の主観評価の情報入力の画面情報と共にPC7へ配信する。
(S4)
【0037】
視聴者は、受信手段7cによって受信した3つの嗜好番組A、嗜好番組B、嗜好番組Cを表示手段7bによって視聴し、主観的に評価して図2に示すようなWebブラウザ上の入力画面から番組選択順位評価のための主観評価を入力する。図2においては、選択結果は番組コンテンツBが「1番目」で、番組コンテンツAが「2番目」、番組Cは「不要」であることを示している。
【0038】
次に、これら3つの嗜好番組についての視聴者の主観評価をPC7の送信手段7aを通じて(図2の送信ボタン12にマウス等のポインタを合わせてクリックすることにより送信する)視聴者主観評価受信手段5が受信して、嗜好番組選択順位付調整手段6に提供する。(S5)
【0039】
そして、嗜好番組選択順位付調整手段6が、視聴者主観評価受信手段5によって受信した視聴者の主観評価に基づいて、嗜好番組選択提示手段4による嗜好番組の選択順位付を調整する。そして視聴者個人情報記憶手段3もこの視聴者の主観評価に応じて随時更新されていく。この嗜好番組選択順位付調整手段6による嗜好番組の選択順位付の調整を繰り返し行うことにより、視聴者の嗜好とニーズにあう嗜好番組の選択に係る推論の有効性を高めていくことができる。
(S6)
【0040】
また、前記した番組選択評価装置の動作1で説明したように、番組選択順位評価装置1による評価に係る回答方法の信憑性を視聴者に確認するために、例えば試行回数が指定回数(例えば10回)を越えるごとに図4に示すようなダイアログ形式で、「あなたが選んだ番組コンテンツに満足していますか?」という質問を出し、回答方法として、「満足」、「まあまあ」、「不満」などの感想の度合いをインジケータの様に表示し、その度合いを選択できるようにする(S7、S8)。選択方法につき多肢選択方式でも構わないのは前記した番組選択評価装置の動作1の場合と同様である。
【0041】
そして、番組選択順位評価装置1による評価に係る回答方法の信憑性を確認の結果を評価し、例えば、信憑性を有する場合は実験を終了し、信憑性を有するに至らないと判断した場合にはS3への行程へ戻り、再度実験を繰り返す(S9)。
【0042】
以上、番組選択評価装置の動作1および番組選択評価装置の動作2について、動作の一例を説明したが、これら動作1または動作2による番組選択順位評価装置によって、視聴者の主観評価を効率よく収集し、この主観評価に基づいて嗜好番組ついて選択順位付の調整を行うことによって、嗜好番組選択提示手段4から従来よりも視聴者の嗜好やニーズを反映した嗜好番組の選択の有効性を高めつつ効率よく嗜好番組を提供することができる。そのため、視聴者による主観評価を有効性の高い番組選択順位評価を行うことができる。
【0043】
なお、図2に示す視聴者の主観評価の情報入力画面例のような多肢選択形式による入力方法の他に、図3に示すようなダイアログ形式の入力画面を設けて、自由に感想や意見、批評などを自由にテキスト入力できるテキスト形式とすることもできる。
【0044】
また、図1に示すように、視聴者の主観評価の入力をするための画面情報は、嗜好番組選択提示手段4から直接的にPC7の受信手段7cへ送信するようにすることもできるし、嗜好番組選択提示手段4から番組配信装置9の配信手段11を経由してPC7の受信手段7cへ送信するようにすることもできる。
【0045】
なお、番組選択順位評価結果の比較用として、複数の番組の中から無作為に選択して、視聴者が嗜好するであろう嗜好番組として視聴者に提示し、その嗜好番組の選択順位に関する視聴者の主観評価の集積(繰り返し試行による集積)も必要に応じて行っても良い。
【0046】
また、嗜好番組選択順位調整手段6は、論理的に分離可能なハードウェアまたはソフトウェアの部品としてモジュール化することができる。
【0047】
また、Webドキュメントシステムのセキュリティを考慮し、認証するためのIDとパスワードを視聴者に渡しておくことが望ましい。
また、視聴者のあいまいな主観評価を防止するために、ライ・スケールを視聴者の主観評価の情報入力画面に提示させることもできる。
「ライ・スケール」とは、一般に性格検査で用いられ、絶対に「はい」とは答えられない項目を質問事項に入れておいて、そこを「はい」と答えたら「うそをついている」と判断する項目のことをいう。つまり、あいまいな主観評価とは、嗜好番組の選択順位のよしあしが具体的に判断できない評価のことである。
【0048】
なお、本発明の番組コンテンツ提供優先順位評価装置について、一実施の形態例を説明したが、本発明は前記した実施の形態に限定されることなく、広く変形して実施可能である。
また、番組選択順位評価装置1で用いられる番組選択順位評価方法と、このような番組選択順位評価方法を番組選択順位評価装置1に実現させる番組選択順位評価プログラムも本発明の対象とするものである。
【0049】
【発明の効果】
請求項1、2、4記載の発明によれば、番組メタデータと視聴者情報に基づいて、複数の番組の中から選択した嗜好番組を視聴者に提示し、視聴者からの主観評価を収集しながら、嗜好番組の選択順位付けを調整することで、複数の番組の中から視聴者の嗜好やニーズに応えた番組を提供できる番組選択手法を即時に評価することができ、視聴者の嗜好に適合していなければ、即時に改善することができる。
請求項3記載の発明によれば、嗜好番組を無作為に選択して視聴者に提示して、視聴者の主観評価を嗜好番組の選択履歴として、視聴者個人情報記憶手段に集積される。つまり、この選択履歴が集積していくことによって、視聴者に提示する嗜好番組の精度(より視聴者の嗜好に適合しているかということ)を向上させることができる。また、当該装置の学習段階として、選択履歴を集積しながら、実施段階として、提示する嗜好番組の順位付けを変更していくことができるので、効率よく番組選択手法を評価改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る番組選択順位評価の全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る視聴者の主観評価の情報入力のためのWebブラウザ上の入力画面例を示した模式図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る視聴者の主観評価の情報入力のためのWebブラウザ上のその他の入力画面例を示した模式図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る番組選択順位評価の信憑性を視聴者に対して確認するためのWebブラウザ上の入力画面例を示した模式図である。
【図5】本発明の番組選択順位評価装置の動作2を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 番組選択順位評価装置
2 番組メタデータ蓄積手段
3 視聴者個人情報記憶手段
4 嗜好番組選択提示手段
4a 無作為選択提示手段
5 視聴者主観評価受信手段
6 嗜好番組選択順位付調整手段
7 PC(番組受像機)
7a 送信手段
7b 表示手段
7c 受信手段
9 番組配信装置
10 番組蓄積手段
11 配信手段
Claims (4)
- 複数の番組の中から視聴者が嗜好するであろう嗜好番組を予め選択し、当該嗜好番組に視聴すべき選択順位をつけた選択結果を、評価し改善する番組選択順位評価方法であって、
前記番組の各々に付されている当該番組に関する情報である番組メタデータと、前記視聴者の個人情報である視聴者情報とに基づいて、前記複数の番組の中から前記視聴者のそれぞれに対応する前記嗜好番組を選択し、前記視聴者それぞれに提示する嗜好番組選択提示ステップと、
この嗜好番組選択提示ステップにおいて提示された嗜好番組の前記選択結果に関する視聴者の主観評価を、通信回線網を利用して収集する視聴者主観評価収集ステップと、
この視聴者主観評価収集ステップにおいて収集した前記視聴者の主観評価を参照して、前記嗜好番組の選択順位付を調整する嗜好番組選択順位付調整ステップと、
を含むことを特徴とする番組選択順位評価方法。 - 複数の番組の中から視聴者が嗜好するであろう嗜好番組を予め選択し、当該嗜好番組に視聴すべき選択順位をつけた選択結果を、評価し改善する番組選択順位評価装置であって、
前記番組の各々に付されている当該番組に関する情報である番組メタデータを蓄積する番組メタデータ蓄積手段と、
視聴者の個人情報である視聴者情報を記憶する視聴者個人情報記憶手段と、
前記番組メタデータと前記視聴者情報とに基づいて、前記複数の番組の中から対応する前記嗜好番組を選択し、前記視聴者それぞれに提示する嗜好番組選択提示手段と、
この嗜好番組選択提示手段で提示された前記嗜好番組の前記選択結果に関する視聴者の主観評価を、通信回線網を介して受信する視聴者主観評価受信手段と、
この視聴者主観評価受信手段で受信した視聴者の主観評価を参照して、前記嗜好番組の選択順位付を調整する嗜好番組選択順位付調整手段と、
を備えることを特徴とする番組選択順位評価装置。 - 前記嗜好番組選択提示手段には、前記複数の番組の中から前記嗜好番組を無作為に選択し、前記視聴者のそれぞれに提示する無作為選択提示手段、を備えることを特徴とする請求項2に記載の番組選択順位評価装置。
- 複数の番組の中から視聴者が嗜好するであろう嗜好番組を予め選択し、当該嗜好番組に視聴すべき選択順位をつけた選択結果を、評価し改善する装置を、
前記番組の各々に付されている当該番組に関する情報である番組メタデータを蓄積する番組メタデータ蓄積手段、
視聴者の個人情報である視聴者情報を記憶する視聴者個人情報記憶手段、
前記番組メタデータと前記視聴者情報とに基づいて、前記複数の番組の中から対応する前記嗜好番組を選択し、前記視聴者それぞれに提示する嗜好番組選択提示手段、
この嗜好番組選択提示手段で提示された前記嗜好番組の前記選択結果に関する視聴者の主観評価を、通信回線網を介して受信する視聴者主観評価受信手段、
この視聴者主観評価受信手段で受信した視聴者の主観評価を参照して、前記嗜好番組の選択順位付を調整する嗜好番組選択順位付調整手段、
として機能させることを特徴とする番組選択順位評価プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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