JP2004021700A - 情報管理システム - Google Patents

情報管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004021700A
JP2004021700A JP2002177144A JP2002177144A JP2004021700A JP 2004021700 A JP2004021700 A JP 2004021700A JP 2002177144 A JP2002177144 A JP 2002177144A JP 2002177144 A JP2002177144 A JP 2002177144A JP 2004021700 A JP2004021700 A JP 2004021700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
terminal device
address
side terminal
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002177144A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tanaka
田中 一義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2002177144A priority Critical patent/JP2004021700A/ja
Publication of JP2004021700A publication Critical patent/JP2004021700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

【課題】情報管理システムにおいて、不特定の電子メールアドレスからの不正アクセスを確実に阻止しながら、特定の新規な電子メールアドレスを簡易・迅速にユーザ側端末装置にアクセス可能にする。
【解決手段】管理者側端末装置と、管理者側端末装置にインターネットを介して接続されたユーザ側端末装置31と、を備え、特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置からアクセスがあった場合にのみユーザ側端末装置31が所定の情報をその管理者側端末装置に送信する情報管理システムにおいて、ユーザ側端末装置31は、特定の電子メールアドレスを記録する特定アドレス記録媒体31dと、特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置を介して紹介された新規な電子メールアドレスを特定アドレス記録媒体31dに記録する新規アドレス記録手段と、を有する。
【選択図】       図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報管理システムに関し、特に、インターネットを介して接続された管理者側端末装置及びユーザ側端末装置を備え、管理者端末装置が電子メールを利用してユーザ側端末装置に係る情報を遠隔管理する情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置などを遠隔地から保守・管理する手法が提案され、実用化されている。例えば、特開平9−325927号公報には、プリンタ等の端末装置上の情報の安全性を保障しながらネットワークを遠隔管理することのできるネットワーク遠隔管理システムが記載されている。
【0003】
この特開平9−325927号公報に記載されたネットワーク遠隔管理システムは、管理会社の遠隔管理装置と、ユーザ側装置と、ユーザ側のLAN(Local Area Network)と、を備えるものである。かかるネットワーク管理システムは、遠隔管理装置とユーザ側装置との間で電子メールの送受信が可能であり、遠隔管理装置はあらかじめ定められた命令を含む電子メールをユーザ側装置に送信する。ユーザ側装置は送信された電子メールをチェックする保護機能を有し、この保護機能で電子メールを厳重にチェックし、適切な命令のみをユーザ側のLANに存在するプリンタ等の周辺機器で実行し、その結果をユーザ側装置から遠隔管理装置に返信する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかるネットワーク遠隔管理システムにおいては、電子メールのアクセスを許可されている特定の電子メールアドレスによって電子メールの認証を行っているため、管理者が、管理会社内の自席のデスクトップPCとは異なる電子メールアドレスの携帯端末を持って外出しているとき、急遽その携帯端末でユーザのプリンタの保守管理情報を入手したいという要求に応えることができないという不都合があった。
【0005】
一方、特開2001−175551号公報には、保守管理側ネットワークと、この保守管理側ネットワークにインターネットを介して接続されたユーザ側ネットワークと、を備える保守管理システムが記載されている。かかる保守管理システムは、保守管理側ネットワークとユーザ側ネットワークとの間で電子メールの送受信が可能とされ、保守管理側ネットワークから送信された電子メールに記載されたパスワードが特定の権限を有するものである場合にのみ、ユーザ側ネットワークの周辺機器へのアクセスが可能となるものである。
【0006】
しかし、かかる保守管理システムを採用した場合には、ユーザ側ネットワークの周辺機器へのアクセスを可能とする特定の権限を有するパスワードを、管理者が失念してしまう場合がある。また、特定の権限を有するパスワードが不特定の者に知られた場合には、この不特定の者がユーザ側ネットワークの周辺機器にアクセス可能となってしまうという不都合がある。
【0007】
本発明の課題は、不特定の電子メールアドレスからのユーザ側端末装置への不正アクセスを確実に阻止しながら、特定の新規な電子メールアドレスを簡易・迅速にユーザ側端末装置にアクセス可能にすることができ、高い安全性および利便性を備える情報管理システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
管理者側端末装置と、前記管理者側端末装置にインターネットを介して接続されたユーザ側端末装置と、を備え、前記ユーザ側端末装置へのアクセスが許可された特定の電子メールアドレスを有する前記管理者側端末装置から所定の依頼を記載した電子メールを前記ユーザ側端末装置へと送信した場合に、前記ユーザ側端末装置が前記所定の依頼に係る情報を前記管理者側端末装置に送信する情報管理システムにおいて、
前記ユーザ側端末装置は、
前記特定の電子メールアドレスを複数記録する特定アドレス記録媒体と、
前記特定の電子メールアドレスを有する前記管理者側端末装置を介して紹介された新規な電子メールアドレスを前記特定アドレス記録媒体に追加記録する新規アドレス記録手段と、
を有することを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、ユーザ側端末装置へのアクセスが許可された特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置から所定の依頼を記載した電子メールをユーザ側端末装置へと送信した場合に、ユーザ側端末装置が所定の依頼に係る情報を管理者側端末装置に送信するものであるとともに、ユーザ側端末装置は、特定の電子メールアドレスを複数記録する特定アドレス記録媒体と、特定の電子メールアドレスを有する管理者側記録媒体を介して紹介された新規な電子メールアドレスを特定アドレス記録媒体に記録する新規アドレス記録手段と、を有するので、アクセスが許可されていない不特定の電子メールアドレスからユーザ側端末装置にアクセスするのを阻止することができる一方、特定の新規な電子メールアドレスを簡易・迅速にユーザ側端末装置にアクセス可能にすることができる。従って、本発明に係る情報管理システムは、高い安全性および利便性を備える。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報管理システムにおいて、
前記ユーザ側端末装置は、
前記新規な電子メールアドレスの紹介元として認識された前記特定の電子メールアドレスを有する前記管理者側端末装置に対し、紹介の事実を確認するための確認メールを送信する紹介確認手段を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、ユーザ側端末装置は、新規な電子メールアドレスの紹介元として認識された特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置に対し、紹介の事実を確認するための確認メールを送信する紹介確認手段を備えるので、アクセスが許可されていない不特定の者が特定の電子メールアドレスを詐称してユーザ側端末装置にアクセスした場合においても、新規な電子メールアドレスの紹介元として認識された特定の管理者側端末装置に対して確認メールを送信することによって、紹介の事実を確認することができる。従って、アクセスが許可されていない詐称者の不正アクセスに伴う弊害を、未然に防ぐことができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報管理システムにおいて、
前記ユーザ側端末装置は、
前記紹介確認手段によって送信される確認メール毎に固有コードを付与する番号付与手段と、
前記確認メールの送信先である前記管理者側端末装置に対し、前記紹介に係る事実が正しい場合には前記確認メールを返信するように依頼する返信依頼手段と、
返信された前記確認メールの固有コードを認識して、前記番号付与手段によって付与された固有コードと一致するか否かを判定する番号判定手段と、を有するとともに、
前記新規アドレス記録手段は、
返信された前記確認メールの固有コードが前記番号付与手段によって付与された固有コードと一致した場合にのみ、前記新規な電子メールアドレスを前記特定アドレス記録媒体に追加記録する
ことを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、ユーザ側端末装置は、紹介確認手段によって送信される確認メール毎に固有コードを付与する番号付与手段と、確認メールの送信先である管理者側端末装置に対し、紹介の事実を確認した場合には確認メールを返信するように依頼する返信依頼手段と、返信された確認メールの固有コードを認識して、番号付与手段によって付与された固有コードと一致するか否かを判定する番号判定手段と、を有するとともに、新規アドレス記録手段は、返信された確認メールの固有コードが番号付与手段によって付与された固有コードと一致した場合にのみ、新規な電子メールアドレスを特定アドレス記録媒体に追加記録するものであるため、アクセスが許可されていない不特定の者が確認メールを詐称してユーザ側端末装置にアクセスした場合においても、確認メールが正規のものか否かを容易に判断することができる。
【0014】
すなわち、アクセスが許可されていない不特定の者は固有コードを知り得ないため、詐称確認メールに固有コードが付与されることはないので、固有コードが付与された正規の確認メールと、詐称確認メールとを明確に峻別することができる。従って、アクセスが許可されていない確認メール詐称者の不正アクセスに伴う弊害を、未然に防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報管理システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る情報管理システムは、図1に示すように、管理会社1、インターネット2及びユーザ会社3により構成されている。
【0017】
管理会社1は、管理者が電子メールを送信するためのパーソナルコンピュータからなる管理者側端末装置(以下、「PC」という)11と、管理会社1内の電子メールを送受信するためのメールサーバ12と、これらPC11及びメールサーバ12を接続するLAN13と、LAN13をインターネット2に接続するゲートウェイ14と、を備えている。PC11には、「old@abc.com」という電子メールアドレスが付与されている。
【0018】
ユーザ会社3は、ユーザ側端末装置であるプリンタ31と、このプリンタ31にデータを送信するホストシステム32と、ユーザ会社3内の電子メールを送受信するためのメールサーバ33と、これらプリンタ31、ホストシステム32及びメールサーバ33を接続するLAN34と、ユーザ会社3のLAN34をインターネット2と接続するためのゲートウェイ35と、を備えている。プリンタ31には、「prt31@xxx.co.jp」という電子メールアドレスが付与されている。
【0019】
プリンタ31は、通常の印刷装置としての機能を果たすことに加え、プリンタ31への電子メールによるアクセスが許可された特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置が、所定の依頼を記載した電子メールをプリンタ31に送信した場合にのみ、その管理者側端末装置に対して所定の依頼に係る情報を送信するように機能するものである。所定の依頼に係る情報としては、プリンタ31におけるプリント枚数に関する情報等を挙げることができる。
【0020】
図2は、プリンタ31の概略構成を示すブロック図である。プリンタ31は、図2に示すとおり、CPU31a、電子メール送受信部31b、印字部31c、フラッシュメモリ31d、ハードディスク31e、を備えている。
【0021】
CPU31aは、プリンタ31全体を統合制御するものであり、フラッシュメモリ31dやハードディスク31eに格納された各種プログラムの実行や電子メールの作成等を行う。
【0022】
電子メール送受信部31bは、メールサーバ33を介して電子メールの送受信を行うものである。電子メールの受信は、メールサーバ33に対して定期的に(例えば1分間隔で)アクセスして行う。なお、本実施の形態では、電子メール送受信部31bは一体のものとして説明しているが、送信部と受信部とを別体とすることも可能である。印字部31cは、基本的な印刷機構を備え、CPU31aの制御の下に所定の印刷動作を行うものである。
【0023】
フラッシュメモリ31dは、電気的に内容を変更できるEEPROMであって、プリンタ3へのアクセスが許可された特定の電子メールアドレスを記録する特定アドレス記録媒体として機能するものである。
【0024】
ハードディスク31eは、印字部31cを制御するための制御プログラム、フォントデータ、エラーログ及び受信した電子メール等を格納する記録媒体である。
【0025】
また、ハードディスク31eには、図3に示すように、特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置によって紹介された新規の電子メールアドレスを、フラッシュメモリ31dに書き込ませる新規アドレス書込プログラム40が格納されている。
【0026】
CPU31aが、新規アドレス書込プログラム40を起動することにより、特定アドレス記録媒体であるフラッシュメモリ31dに、新規な電子メールアドレスを記録することができる。すなわち、新規アドレス書込プログラム40およびCPU31aは、新規アドレス記録手段である。
【0027】
次に、本実施の形態に係る情報管理システムの動作手順について、図4及び図5を用いて説明する。ここでは、特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置(PC11)によって紹介された新規の電子メールアドレスを登録する際の手順を中心に説明する。なお、本発明において「紹介」とは、所定の管理者が、特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置を介して、特定の新規な電子メールアドレスを追加登録するよう要請することを意味する。
【0028】
図4は、本実施の形態に係る情報管理システムの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【0029】
まず、管理会社1のPC11から所定の電子メールを発信すると、電子メールはLAN13に接続されたメールサーバ12を経由して管理会社1外に送信される。送信された電子メールは、ゲートウェイ15及びインターネット2を経由し、ユーザ会社2のゲートウェイ35を経て、メールサーバ33へと配信される。
【0030】
LAN34に接続されたプリンタ31の電子メール送受信部31bは、前記したように、定期的にメールサーバ33に対して、自己(すなわちプリンタ31)宛の電子メールが配信されていないかどうかをチェックしており、自己宛の電子メールが到着していた場合には、電子メール送受信部31bは、到着していた電子メールをハードディスク31e内に保存する。
【0031】
プリンタ31のCPU31aは、ハードディスク31eに保存された電子メールの内容を確認し、特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置から送信された電子メールか否かを判定する(特定アドレス判定工程:S1)。この判定は、受信した電子メールのFromに記載された電子メールアドレスが、フラッシュメモリ31dに記録されている特定の電子メールアドレスと一致するか否かを確認することにより行われる。
【0032】
なお、本実施の形態におけるPC11の電子メールアドレス「old@abc.com」は、プリンタ31のフラッシュメモリ31dに記録されている特定の電子メールアドレスのひとつである。
【0033】
特定アドレス判定工程S1において、特定の電子メールアドレスでないと判定された場合には、その後の処理を行うことなく動作を終了する。一方、特定アドレス判定工程S1において、特定の電子メールアドレスであると判定された場合には、CPU31aは、その電子メールのSubjectに、新規な電子メールアドレスを紹介する旨の紹介コマンドが記載されているか否かを判定する(紹介判定工程:S2)。
【0034】
紹介判定工程S2において、電子メールのSubjectに紹介コマンドが記載されていた場合には、CPU31aは、その電子メールが紹介メールであると認識する。
【0035】
図5は、特定の電子メールアドレス「old@abc.com」を有する管理会社1のPC11が、新規な電子メールアドレスを紹介するための電子メール(紹介メール)を示している。図5において、「introduce」は前記した紹介コマンドであり、「new@abc.com」は、特定の電子メールアドレスを有するPC11によって紹介される新規な電子メールアドレスである。
【0036】
紹介判定工程S2において、紹介メールを認識したCPU31aは、新規アドレス書込プログラム40を起動して、フラッシュメモリ31dに、新規な電子メールアドレス「new@abc.com」を書き込む(新規アドレス登録工程:S3)。一方、紹介判定工程S2において、電子メールのSubjectに紹介コマンドが記載されていない場合には、CPU31aは、他の処理を実行して(他処理実行工程:S4)、動作を終了する。ここでいう「他の処理」には、所定の依頼に係る情報の送信をPC11に送信する処理が含まれる。
【0037】
本実施の形態に係る情報管理システムにおいては、特定の電子メールアドレスを有する管理会社1のPC11から所定の依頼を記載した電子メールをユーザ会社3のプリンタ31へと送信した場合に、プリンタ31が、所定の依頼に係る情報をPC11に送信するものであるとともに、プリンタ31は、特定の電子メールアドレスを記録する特定アドレス記録媒体であるフラッシュメモリ31dと、特定の電子メールアドレスを有するPC11によって紹介された新規な電子メールアドレスをフラッシュメモリ31dに記録する新規アドレス記録手段(新規アドレス書込プログラム40およびCPU31a)と、を有するので、アクセスが許可されていない不特定の電子メールアドレスからプリンタ31にアクセスするのを阻止することができる一方、特定の新規な電子メールアドレスを簡易・迅速にプリンタ31にアクセス可能にすることができる。従って、本発明に係る情報管理システムは、高い安全性および利便性を備える。
【0038】
[第2の実施の形態]
本実施の形態に係る情報管理システムについて、図6〜図8を用いて説明する。本実施の形態に係る情報管理システムは、第1の実施の形態に係る情報管理システムにおいて、ユーザ会社3のプリンタ31のハードディスク31eに記録したプログラムの種類を変更したものであり、その他の構成については実質的に同一であるので、重複する構成については説明を省略する。
【0039】
図6は、本実施の形態に係る情報管理システムのユーザ会社3のプリンタ31のハードディスク31eに記録されたプログラムを説明するための説明図である。プリンタ31のハードディスク31eには、図6に示すように、確認メール作成プログラム50と、番号付与プログラム60と、番号判定プログラム70と、が記録されている。
【0040】
確認メール作成プログラム50は、新規な電子メールアドレスの紹介元として認識された特定の電子メールアドレス(すなわち、紹介メールのFromに記載された電子メールアドレス)を有するPC11に対し、紹介の事実を確認するための確認メールを作成するためのものである。
【0041】
CPU31aは、確認メール作成プログラム50を起動させることによって、新規な電子メールアドレスの紹介元として認識された特定の電子メールアドレスを有するPC11に対し、紹介の事実を確認するための確認メールを作成し、その後、電子メール送受信部31bを介して、PC11に対して確認メールを送信する。すなわち、確認メール作成プログラム50及びCPU31aは、本発明における紹介確認手段である。
【0042】
図7は、確認メール作成プログラム50を起動させることによって作成された確認メールの一例を示したものである。なお、図7における「新規アドレスnew@abc.comを登録してもよいですか?」が、本発明における「確認メール」に該当する。
【0043】
また、本実施の形態における確認メール作成プログラム50には、確認メールの送信先であるPC11に対し、紹介の事実を確認した場合には確認メールを返信するように依頼する旨(返信依頼)を、確認メールに記載する返信依頼作成プログラム51が含まれている。
【0044】
CPU31aは、返信依頼作成プログラム51を起動させることによって、確認メールの送信先であるPC11に対し、紹介の事実が正しい場合には確認メールを返信するように依頼する旨(返信依頼)を、確認メールに記載する。すなわち、返信依頼作成プログラム51およびCPU31aは、本発明における返信依頼手段である。なお、図7における「よければこのまま返信して下さい。add.new@abc.com」が、「返信依頼」に該当する。
【0045】
番号付与プログラム60は、CPU31aによって起動されることにより、確認メール毎に、固有コードを付与するという機能を果たす。すなわち、番号付与プログラム60及びCPU31aは、本発明における番号付与手段である。本実施の形態においては、返信依頼作成プログラム51によって確認メールに記載された「返信依頼」の末尾に、固有コードとしてのシリアル番号「12345」を付与している(図7参照)。なお、固有コードは、前記したようなシリアル番号のほか、アルファベットを複数並べた形式(例えば、「ABCYZZK」)を採用することもできる。
【0046】
また、番号判定プログラム70は、CPU31aによって起動されることにより、返信された確認メールの固有コードを認識し、認識した固有コードが、番号付与プログラム60によって付与された固有コードと一致するか否かを判定するように機能する。すなわち、番号判定プログラム70及びCPU31aは、本発明における番号判定手段である。
【0047】
次に、本実施の形態に係る情報管理システムの動作手順について、図8のフローチャートを用いて説明する。図8は、本実施の形態に係る情報管理システムの動作手順を説明するためのフローチャートである。なお、第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明する。
【0048】
まず、管理会社1のPC11から所定の電子メールを発信すると、電子メールはLAN13に接続されたメールサーバ12を経由して管理会社1外に送信される。送信された電子メールは、第1の実施の形態で説明したように、ユーザ会社3のメールサーバ33へと配信される。ユーザ会社3のプリンタ31の電子メール送受信部31bは、定期的にメールサーバ33に対して、自己宛の電子メールが配信されていないかどうかをチェックする。
【0049】
自己宛の電子メールが到着していた場合には、電子メール送受信部31bは、到着していた電子メールをハードディスク31e内に保存する。プリンタ31のCPU31aは、ハードディスク31eに保存された電子メールの内容を確認し、特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置か否かを判定する(特定アドレス判定工程:S11)。この判定の方法は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0050】
特定アドレス判定工程S11において、特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置からの電子メールでないと判定された場合には、その後の処理を行うことなく動作を終了する。一方、特定アドレス判定工程S11において、特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置であると判定された場合には、CPU31aは、その電子メールのSubjectに、新規な電子メールアドレス紹介する旨の紹介コマンドが記載されているか否かを判定する(紹介判定工程:S12)。
【0051】
紹介判定工程S12において、電子メールのSubjectに紹介コマンドが記載されていない場合には、CPU31aは、電子メールに記載された他の処理を実行して(他処理実行工程:S13)、動作を終了する。
【0052】
紹介判定工程S12において、電子メールのSubjectに紹介コマンドが記載されていた場合には、CPU31aは、ハードディスク31e内の確認メール作成プログラム50(返信依頼作成プログラム51を含む)を起動させて、図7に示した確認メールを作成し、電子メールのFromに記載された特定の電子メールアドレスを有する管理者側端末装置宛に送信する(確認メール作成送信工程:S14)。なお、確認メールを作成する際に、CPU31aは、ハードディスク31e内の番号付与プログラム60をも起動させて、確認メールに所定のシリアル番号「12345」を付与する(図7参照)。
【0053】
ここで、本実施の形態におけるPC11の電子メールアドレス「old@abc.com」は、プリンタ31のフラッシュメモリ31dに記録されている特定の電子メールアドレスのひとつであるので、この確認メール作成送信工程S14により、PC11に確認メールが送信される。
【0054】
次いで、確認メールの送信先であるPC11から確認メールが返信されてきた場合には、CPU31aは、番号認識プログラム70を起動させて、返信された確認メールのシリアル番号を認識し(番号認識工程:S15)、返信された確認メールのシリアル番号が、付与されたシリアル番号と一致するか否かを判定する(番号判定工程:S16)。
【0055】
番号判定工程S16において、返信された確認メールのシリアル番号が、付与されたシリアル番号に一致すると判定された場合には、CPU31aは、新規アドレス書込プログラム40を起動して、フラッシュメモリ31dに、新規な電子メールアドレスを書き込む(新規アドレス登録工程:S17)。
【0056】
一方、番号判定工程S16において、返信された確認メールのシリアル番号が、付与されたシリアル番号と一致しないと判定された場合には、CPU31aは、その確認メールを詐称されたものとみなして、その後の処理を行わずに動作を終了する。
【0057】
本実施の形態に係る情報管理システムにおいては、ユーザ会社3のプリンタ31は、新規な電子メールアドレスの紹介元として認識された特定の電子メールアドレスを有するPC11に対し、紹介の事実を確認するための確認メールを送信する紹介確認手段(確認メール作成プログラム50及びCPU31a)を備えるので、アクセスが許可されていない不特定の者が特定の電子メールアドレスを詐称してユーザ会社3のプリンタ31にアクセスした場合においても、新規な電子メールアドレスの紹介元として認識されたPC11に対して確認メールを送信することによって、紹介の事実を確認することができる。従って、アクセスが許可されていない詐称者の不正アクセスに伴う弊害を、未然に防ぐことができる。
【0058】
また、本実施の形態に係る情報管理システムにおいては、ユーザ会社3のプリンタ31は、紹介確認手段によって送信される確認メールに所定のシリアル番号を付与する番号付与プログラム60と、確認メールの送信先であるPC11に対し、紹介の事実を確認した場合には確認メールを返信するように依頼する返信依頼手段(返信依頼作成プログラム51およびCPU31a)と、返信された確認メールのシリアル番号を認識して所定のシリアル番号と一致するか否かを判定する番号判定プログラム70と、を有するとともに、新規アドレス記録手段(新規アドレス書込プログラム40およびCPU31a)は、返信された確認メールのシリアル番号が番号付与手段によって付与されたシリアル番号と一致した場合にのみ、新規な電子メールアドレスを特定アドレス記録媒体に追加記録するものであるため、アクセスが許可されていない不特定の者が確認メールを詐称してユーザ側端末装置にアクセスした場合においても、確認メールが正規のものか否かを容易に判断することができる。
【0059】
すなわち、アクセスが許可されていない不特定の者はシリアル番号を知り得ないため、詐称確認メールにシリアル番号が付与されることはないので、シリアル番号が付与された正規の確認メールと、詐称確認メールとを明確に峻別することができる。従って、アクセスが許可されていない確認メール詐称者の不正アクセスに伴う弊害を、未然に防ぐことができる。
【0060】
なお、以上の実施の形態においては、プリンタ31(ユーザ側端末装置)を、特定の電子メールアドレスを有する単一のPC11(管理者側端末装置)に接続した例を示したが、これに限られるものではなく、プリンタ31を、特定の電子メールアドレスを有する複数の管理者側端末装置に接続することもできる。かかる場合には、特定の電子メールアドレスを有する複数の管理者側端末装置の各々から、プリンタ31に対して、新規な電子メールアドレスを紹介することができる。
【0061】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、アクセスが許可されていない不特定の電子メールアドレスからユーザ側端末装置にアクセスするのを阻止することができる一方、特定の新規な電子メールアドレスを簡易・迅速にユーザ側端末装置にアクセス可能にすることができる。従って、本発明に係る情報管理システムは、高い安全性および利便性を備える。
【0062】
請求項2に記載の発明によれば、アクセスが許可されていない不特定の者が特定の電子メールアドレスを詐称してユーザ側端末装置にアクセスした場合においても、新規な電子メールアドレスの紹介元として認識された特定の管理者側端末装置に対して確認メールを送信することによって、紹介の事実を確認することができる。従って、アクセスが許可されていない詐称者の不正アクセスに伴う弊害を、未然に防ぐことができる。
【0063】
請求項3に記載の発明によれば、アクセスが許可されていない不特定の者が確認メールを詐称してユーザ側端末装置にアクセスした場合においても、確認メールが正規のものか否かを容易に判断することができる。従って、アクセスが許可されていない確認メール詐称者の不正アクセスに伴う弊害を、未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した情報管理システムのユーザ会社のプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示した情報管理システムのユーザ会社のプリンタのハードディスクに記録されたプログラムを説明するための説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る情報管理システムの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示した情報管理システムの管理会社のPCから新規な電子メールアドレスを紹介するために作成した電子メール(紹介メール)の一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る情報管理システムのユーザ会社のプリンタのハードディスクに記録されたプログラムを説明するための説明図である。
【図7】図6に示した確認メール作成プログラムを起動させることによって作成された確認メールの一例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る情報管理システムの動作手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1     管理会社
11    PC
12    メールサーバ
13    LAN
14    ゲートウェイ
2     インターネット
3     ユーザ会社
31    プリンタ
31a  CPU
31b  電子メール送受信部
31c  印字部
31d  フラッシュメモリ
31e  ハードディスク
32    ホストシステム
33    メールサーバ
34    LAN
35    ゲートウェイ
40    新規アドレス書込プログラム
50    確認メール作成プログラム
51   返信依頼作成プログラム
60    番号付与プログラム
70    番号判定プログラム
S1    特定アドレス判定工程
S2    紹介判定工程
S3    新規アドレス登録工程
S4    他処理実行工程
S11   特定アドレス判定工程
S12   紹介判定工程
S13   他処理実行工程
S14   確認メール作成送信工程
S15   番号認識工程
S16   番号判定工程
S17   新規アドレス登録工程

Claims (3)

  1. 管理者側端末装置と、前記管理者側端末装置にインターネットを介して接続されたユーザ側端末装置と、を備え、前記ユーザ側端末装置へのアクセスが許可された特定の電子メールアドレスを有する前記管理者側端末装置から所定の依頼を記載した電子メールを前記ユーザ側端末装置へと送信した場合に、前記ユーザ側端末装置が前記所定の依頼に係る情報を前記管理者側端末装置に送信する情報管理システムにおいて、
    前記ユーザ側端末装置は、
    前記特定の電子メールアドレスを複数記録する特定アドレス記録媒体と、
    前記特定の電子メールアドレスを有する前記管理者側端末装置を介して紹介された新規な電子メールアドレスを前記特定アドレス記録媒体に追加記録する新規アドレス記録手段と、
    を有することを特徴とする情報管理システム。
  2. 前記ユーザ側端末装置は、
    前記新規な電子メールアドレスの紹介元として認識された前記特定の電子メールアドレスを有する前記管理者側端末装置に対し、紹介に係る事実を確認するための確認メールを送信する紹介確認手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報管理システム。
  3. 前記ユーザ側端末装置は、
    前記紹介確認手段によって送信される確認メール毎に固有コードを付与する番号付与手段と、
    前記確認メールの送信先である前記管理者側端末装置に対し、前記紹介に係る事実が正しい場合には前記確認メールを返信するように依頼する返信依頼手段と、
    返信された前記確認メールの固有コードを認識して、前記番号付与手段によって付与された固有コードと一致するか否かを判定する番号判定手段と、を有するとともに、
    前記新規アドレス記録手段は、
    返信された前記確認メールの固有コードが前記番号付与手段によって付与された固有コードと一致した場合にのみ、前記新規な電子メールアドレスを前記特定アドレス記録媒体に追加記録する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
JP2002177144A 2002-06-18 2002-06-18 情報管理システム Pending JP2004021700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002177144A JP2004021700A (ja) 2002-06-18 2002-06-18 情報管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002177144A JP2004021700A (ja) 2002-06-18 2002-06-18 情報管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004021700A true JP2004021700A (ja) 2004-01-22

Family

ID=31175248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002177144A Pending JP2004021700A (ja) 2002-06-18 2002-06-18 情報管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004021700A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014050057A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Nec Biglobe Ltd 電子メール監視装置、送信メールサーバ、電子メール監視方法およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014050057A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Nec Biglobe Ltd 電子メール監視装置、送信メールサーバ、電子メール監視方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5704518B2 (ja) 機密情報漏洩防止システム、機密情報漏洩防止方法及び機密情報漏洩防止プログラム
JP4616352B2 (ja) ユーザ確認装置、方法及びプログラム
US20050120244A1 (en) Printing device capable of authorizing printing limitedly according to user level, printing system using the same and printing method thereof
JP4656161B2 (ja) 認証装置、印刷装置、認証印刷システム、認証データ入力装置およびそれらの方法
KR100693348B1 (ko) 전자메일송수신 기능을 지원하는 화상형성장치 및 그 방법
JP4973300B2 (ja) 印刷プログラムおよび印刷装置
JP4753953B2 (ja) ソフトウェア実行管理装置、その方法及びプログラム
JP6376154B2 (ja) 画像処理システム、情報処理装置、画像処理装置及びプログラム
JP4115285B2 (ja) ネットワークスキャナ装置
JP2011100489A (ja) ユーザ確認装置、方法及びプログラム
JP2003167606A (ja) プログラマブルコントローラまたはプログラマブル表示器およびそのユーザ認証方法
JP4738183B2 (ja) アクセス制御装置及びアクセス制御方法及びプログラム
CN115118444A (zh) 信息处理装置以及存储介质
JP5822078B2 (ja) 機密情報漏洩防止システム、機密情報漏洩防止方法及び機密情報漏洩防止プログラム
JP4927583B2 (ja) ファイル共有システム、ファイル共有方法、サーバ及びコンピュータプログラム
JP2009205659A (ja) 認証印刷装置、認証印刷システムおよびその方法
JP2004021700A (ja) 情報管理システム
JP2006164174A (ja) 情報処理装置、ユーザ認証処理及びアクセス制御方法
JP2003345789A (ja) 文書管理システム、文書管理装置、認証方法、コンピュータ読み取り可能なプログラム、及び記憶媒体
JP5046181B2 (ja) セッション制御システム及びセッション制御方法
JP2008271069A (ja) 情報処理装置及び情報処理システム端末判定方法端末判定プログラム端末用プログラム
JP2008278134A (ja) ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法及びコンピュータプログラム
JP4152391B2 (ja) アクセス制御システム、これに用いる端末及びゲートウェイ装置
JP5216904B2 (ja) ユーザ確認装置、方法及びプログラム
JP4717356B2 (ja) 情報処理デバイス及びそれを用いた情報処理方法並びに情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071106