JP2004021632A - Recording and reproducing method for specific information to storage unit having unused area in storage medium - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ等の情報記録再生装置で使用可能なリムーバブル記録媒体を用いて、各種情報の記録後にECBコード以後に未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ等の情報記録再生装置で使用可能なリムーバブル記録媒体としては、フレキシブルディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、ZIP(登録商標)ディスク、リムーバブルハードディスク、書き換え可能CD、書き換え可能DVD、フラッシュメモリ等がある。以下に、フレキシブルディスク(FD)の場合を例に挙げて、その領域構成を説明する。
【0003】
フレキシブルディスク(FD)は、図8に示すように、全領域の先頭(ディスク最外周)に配置される管理領域51と、管理領域51の終端部に隣接して配置される記録領域52とを具備して成る。上記管理領域51には、図8に示すように、媒体種別情報(例えば2HD)と、ボリュームID情報(例えばAX1247)と、ファイル名(例えばXXXX.XXX)、開始セクタ情報、リンクセクタ情報およびバイト数情報より成るファイル格納情報記録テーブル(以下、FATという)とを含む、各種管理情報が記録されるようになっている。一方、上記記録領域52は、複数個に分割された記録単位を有しており、少なくとも1つの記録単位を用いてデータやプログラム等の各種情報が記録されるようになっている。
【0004】
上記管理領域51および記録領域52では、記録単位としてセクタを使用するが、1セクタの記録容量は、フレキシブルディスク(FD)の場合、ZIP(登録商標)ディスクや一部の光磁気ディスク(MO)の場合と同様に、512バイトである。また、書き換え可能CD(CD−RW)や書き換え可能DVD(DVD−RAM等)の場合は、1セクタは2048バイトであり、リムーバブルハードディスクやフラッシュメモリの場合は、内蔵型ハードディスクの場合と同様に、1セクタの記録容量は、使用するファイルシステムに応じた記録容量(16KBの整数倍;例えば16KB〜4096KB)である。なお、オペレーションシステム(OS)としてWINDOWS(登録商標)XP等を用いるパーソナルコンピュータでフレキシブルディスク(FD)を使用する場合、「80トラック、1トラック=18セクタ、1セクタ=512バイト、両面記録」でフォーマットされることから、2HD形式のFDの記録容量は、
80×18×512×2/1024=1440KB(通称1.44MB)
である。
【0005】
上記記録単位は、図9(a)に示すように定義されており、その先頭には記録単位の開始を示すSTFコード(1バイト)が配置され、STFコードの後にはデータやプログラム等の各種情報の記録に使用する記録領域が配置され、記録領域の最後尾には記録単位の終了を示すEOFコード(1バイト)および記録単位のエラーチェックを示すECBコード(1バイト)が配置されている。そのため、フレキシブルディスク(FD)のような1セクタ=512バイトを記録単位とする記録媒体では、512バイト−3バイト=509バイトが1つの記録単位内に記録し得る最大記録容量となり、509バイトを越える大きさのデータやプログラム等の各種情報を記録する場合には複数の記録単位にまたがって記録されることになる。その場合、当該情報を509バイトずつに分割したときの509バイトの情報を記録した記録単位は、図9(b)に示すように全く未使用領域が無いものとなるが、509バイト未満(509バイト−Nバイト)の情報を記録した記録単位は、図9(c)に示すようにNバイトの未使用領域を有するものとなるため、記録領域外の未使用領域を有する記録単位が生じることになる。
【0006】
このような記録領域外の未使用領域は、STFコードおよびEOFコードに挟まれた領域の外部に位置するため、パーソナルコンピュータ等の情報記録再生装置のオペレーションシステム(OS)によって認識されず、記録領域として使用することができない。また、仮に何らかの手段を講じることにより情報を記録できたとしても、OS経由でその情報を読み出すことができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような記録領域外の未使用領域を有する記録単位は、当該記録媒体に情報の記録を繰り返すことにより増加し続けることになるが、現状では、パーソナルコンピュータ等の情報記録再生装置のオペレーションシステム(OS)が、このような記録領域外の未使用領域を有する記録単位の未使用領域を情報の記録に利用するような管理を行っていないため、上記記録領域外の未使用領域を有する記録単位の未使用領域は利用されないままになっている。この場合、上記記録領域外の未使用領域を有する記録単位の未使用領域は、「OS経由では情報を記録再生できない」という特徴を有しており、「通常のOS経由の記録再生時には見えない、特殊な記録領域」として利用し得る可能性を秘めている。そのため、特殊な記録領域として利用する際には、IDやパスワード等のセキュリティに関する情報を記録(格納)するのに適している。
【0008】
本発明は、記録媒体の未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の第1発明は、パーソナルコンピュータ等の情報記録再生装置で使用可能な記録媒体であって、全領域の先頭部に配置され、ファイル格納情報記録テーブルを含む管理情報が記録される管理領域と、前記管理領域の終端部に隣接して配置され、複数個に分割された記録単位の少なくとも1つを用いてデータやプログラム等の各種情報が記録される記録領域とを備える記録媒体を用いて、前記各種情報の記録後にECBコード以後に未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生するに際し、前記情報記録再生装置のオペレーションシステムの起動後の前記記録媒体の認識時に起動され、前記各種情報の記録後にECBコード以後に未使用領域を有する記録単位を検索する第1工程と、未使用領域を有する記録単位の全てに関する索引を作成して前記記録領域の所定位置に記録する第2工程とから成る管理工程と、前記特定の情報の記録指令時に起動され、当該特定の情報を記録可能な大きさの未使用領域を有する記録単位を検索する第3工程と、検索条件を満足する記録単位のECBコード以後の未使用領域に当該特定の情報を記録する第4工程と、前記記録に使用した記録単位に関する情報を前記索引に記録する第5工程とから成る特定情報記録工程と、前記特定の情報の再生指令時に起動され、前記索引を参照して当該特定の情報を記録した記録単位に関する情報を取得する第6工程と、取得した情報に対応する記録単位のECBコード以後の領域から前記特定の情報を読み出す第7工程とから成る特定情報再生工程と、を前記情報記録再生装置が実行することを特徴とする。
【0010】
第1発明によれば、パーソナルコンピュータ等の情報記録再生装置で使用可能な記録媒体を用いて、各種情報の記録後にECBコード以後に未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する際には、前記情報記録再生装置が、前記情報記録再生装置のオペレーションシステムの起動後の前記記録媒体の認識時に起動され、前記各種情報の記録後にECBコード以後に未使用領域を有する記録単位を検索する第1工程と、未使用領域を有する記録単位の全てに関する索引を作成して前記記録領域の所定位置に記録する第2工程とから成る管理工程を実行し、前記特定の情報の記録指令時に起動され、当該特定の情報を記録可能な大きさの未使用領域を有する記録単位を検索する第3工程と、検索条件を満足する記録単位のECBコード以後の未使用領域に当該特定の情報を記録する第4工程と、前記記録に使用した記録単位に関する情報を前記索引に記録する第5工程とから成る特定情報記録工程を実行するとともに、前記特定の情報の再生指令時に起動され、前記索引を参照して当該特定の情報を記録した記録単位に関する情報を取得する第6工程と、取得した情報に対応する記録単位のECBコード以後の領域から前記特定の情報を読み出す第7工程とから成る特定情報再生工程を実行するから、記録媒体の未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する方法を提供することができる。
【0011】
前記記録媒体の認識後に前記情報記録再生装置のオペレーションシステムに常駐して前記特定の情報を記録した記録単位に対する前記オペレーションシステムを経由した記録指令の有無を検出する第8工程と、前記記録指令の検出時に前記特定の情報を記録可能な大きさの未使用領域を有する代替記録単位を検索する第9工程と、検索条件を満足する代替記録単位のECBコード以後の未使用領域に前記特定の情報を移動させて記録する第10工程と、前記記録に使用した代替記録単位に関する情報を前記索引に記録するとともに前記索引から前記第5工程で記録に使用した記録単位に関する情報を削除する第11工程とから成る特定情報移動記録工程を前記情報記録再生装置が実行するのが、前記特定の情報の記録に使用した記録単位に対するオペレーションシステムを経由した情報の記録に応じて前記特定の情報を記録する記録単位の位置が変化するため、セキュリティ性を高める上で好ましい。
【0012】
前記管理工程、特定情報記録工程および特定情報再生工程は、当該記録媒体に予め組み込まれたプログラムにより実行するのが、所望の記録媒体のみに「記録媒体の未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する機能」を付加する上で好ましい。
【0013】
前記管理工程、特定情報記録工程、特定情報再生工程および特定情報移動記録工程は、当該記録媒体に予め組み込まれたプログラムにより実行するのが、所望の記録媒体のみに「記録媒体の未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する機能」を付加する上で好ましい。
【0014】
前記特定の情報は、ID情報、パスワード情報等のセキュリティに関する情報であるのが、当該記録媒体を「ID等を記録したキー媒体」として使用する上で好ましい。
【0015】
前記特定の情報は、ID情報、パスワード情報等のセキュリティに関する情報およびそれを利用するセキュリティ管理プログラムであるのが、当該記録媒体を「ID等を記録したキー媒体」として使用するとともに記録されたID等を用いてセキュリティ管理プログラムを実行する上で好ましい。
【0016】
前記特定の情報は、当該情報自体を管理するための管理情報を備えるのが、記録領域外の未使用領域を有する記録単位の未使用領域に対する前記特定の情報の記録再生を容易にする上で好ましい。
【0017】
前記記録媒体は、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ZIP(登録商標)ディスク、リムーバブルハードディスク、書き換え可能CD、書き換え可能DVD、フラッシュメモリ等のリムーバブル記録媒体であるのが、限りある記録領域を有効に利用して当該記録媒体を「ID等を記録したキー媒体」として使用する上で好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態の記録媒体の未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する方法の実施に用いる記録媒体の領域構成を例示する図である。本実施形態においては、記録媒体として、フレキシブルディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、ZIP(登録商標)ディスク、リムーバブルハードディスク、書き換え可能CD(CD−RW)、書き換え可能DVD(DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、フラッシュメモリ(スマートメディア(商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック(商標)、SDメモリーカード(商標)、マルチメディアカード(商標))等のリムーバブル記録媒体を使用することができる。以下においては、リムーバブル記録媒体の一種であるフレキシブルディスク(FD)を用いるとともに、その中にIDやパスワード等のセキュリティに関する情報およびその情報を利用するセキュリティ管理プログラムを格納したFD(IDキーFD)の場合を例に挙げて説明する。
【0019】
図1に示す本実施形態のFD(IDキーFD)は、図8に示す通常のFDと同様に、全領域の先頭(ディスク最外周)に配置される管理領域1と、管理領域1の終端部に隣接して配置される記録領域2とを具備して成る。上記管理領域1には、図1に示すように、媒体種別情報(例えば2HD)3と、ボリュームID情報(例えばAX1247)4と、ファイル名(例えばTEST.DAT)、開始セクタ情報、リンクセクタ情報およびバイト数情報より成るファイル格納情報記録テーブル(FAT)5とを含む、各種管理情報が記録されるようになっている。一方、上記記録領域2は、複数個に分割された記録単位(セクタ;1セクタ=512バイト)を有しており、少なくとも1つの記録単位を用いてデータやプログラム等の各種情報が記録されるようになっている。
【0020】
上記本実施形態のFDは、第1に、以下のような媒体管理のための情報が記録されている点で、通常のFDと相違している。すなわち、図1に示すように、記録領域2の所定領域(図示例では後部領域)には、索引(第2FAT)6が記録されており、第2FAT6の直前の領域には、管理プログラム(P1)7、特定情報記録プログラム(P2)8および特定情報再生プログラム(P3)9が図示の順序で記録されている。なお、管理プログラム7、特定情報記録プログラム8および特定情報再生プログラム9の記録位置は上記に限定されるものではなく、管理領域1の所定領域(例えば後部領域)に記録するようにしてもよい。
【0021】
上記本実施形態のFDは、第2に、上記管理プログラム(P1)7等の動作に応じて、ECBコード以後に未使用領域を有する記録単位内に以下のようなセキュリティ管理のための情報およびその情報を利用するセキュリティ管理プログラムが記録される点で、通常のFDと相違している。すなわち、図1に示すように、記録領域2の複数の記録単位の内、データやプログラム等の各種情報の記録後にECBコード以後に未使用領域を有する記録単位10−1,10−2,10−3,の未使用領域にはそれぞれ、ID11、パスワード(PW)12およびセキュリティ管理プログラム(SP)13が記録されている。なお、上記ID11、パスワード(PW)12およびセキュリティ管理プログラム(SP)13は、当該情報自体を管理するための管理情報(STF、EOFおよびECBに相当する情報)を備えているものとする。
【0022】
次に、本実施形態のIDキーFDの作成方法を説明する。
まず、所定記録容量(例えば1440KB)にフォーマットしたFDを用意する。次に、記録領域2の最後尾に空の第2FAT6を記録し、次に、第2FAT6の直前の領域に、管理プログラム(P1)7、特定情報記録プログラム(P2)8および特定情報再生プログラム(P3)9を図1に示す順序で記録し、その後、第2FAT6に上記管理プログラム(P1)7、特定情報記録プログラム(P2)8および特定情報再生プログラム(P3)9に関する情報を記録する。以上によって記録された管理プログラム(P1)7等は、OSを経由した通常の記録であるので、OSを経由した通常の再生指令によって再生(読み出し)可能である。
【0023】
次に、記録領域2の先頭に、例えば「TEST.DAT」というファイル名を有する「ABCD」という4バイトのダミー情報を記録する。これにより、管理領域1のFAT5には図示のようなファイル名等の情報が記録される。次に、文書ファイル等の情報を多数用意して、記録領域2に順次記録する。以上により、記録領域2内に、ECBコード以後に未使用領域を有する記録単位10−1,10−2,10−3,・・が生じるとともに、FAT5に上記記録に対応する情報が記録されることになる。なお、以上説明した情報の記録は、「IDキーFDの発行者」が行うものとする。
【0024】
次に、上記のようにして作成した「IDキーFD」に、実際に、セキュリティ管理のための情報およびその情報を利用するセキュリティ管理プログラムを記録して再生する方法を図2〜図4に基づいて説明する。
まず、オペレーションシステム(OS)としてWINDOWS(登録商標)XP等を用いるパーソナルコンピュータ(以下、PCという)を情報記録再生装置として使用して、PCのオペレーションシステムの起動後に、「IDキーFDの挿入を検出したときに管理プログラム(P1)7を起動するプログラム」を常駐させておく。この状態で、図1に示すIDキーFDをFDドライブに挿入すると、IDキーFDの認識に伴い、図2に示す管理プログラム(P1)7が起動することになる。
【0025】
図2において、まず、ステップS1では、記録領域2に存在する「ECBコード以後に未使用領域を有する記録単位」を検索する。これにより、検索条件を満たす記録単位10−1,10−2,10−3,・・が検索される。次のステップS2では、未使用領域を有する記録単位の全てに関する情報(この場合開始セクタ情報)を第2FAT6に記録する。以上により、ECBコード以後に未使用領域を有する記録単位10−1,10−2,10−3,・・が、情報の記録再生に利用できるようになる。
【0026】
次のステップS3では、初回(すなわち、IDキーFDの発行者による特定情報記録時)か否かを判定し、初回である場合には処理をステップS4に進め、2回目以降(すなわち、ユーザの使用時)である場合にはステップS4をスキップして処理をステップS5に進める。ステップS4では、上記セキュリティ管理のための情報およびその情報を利用するセキュリティ管理プログラムを記録するために、図3に示す特定情報記録プログラム(P2)8を起動して実行し、ステップS5では、上記セキュリティ管理のための情報を利用してセキュリティ管理を行うために、図4に示す特定情報再生プログラム(P3)9を起動して実行する。
【0027】
図3において、まず、ステップS11では、ID11を記録可能な大きさの未使用領域を有する記録単位を検索する。その結果、検索条件を満たす記録単位10−1,10−2,10−3,・・が検索される。次のステップS12では、検索条件を満足する記録単位の中の予め設定した選択条件(複数の記録単位が検索された場合、最上位アドレスの記録単位を選択するものとする)に該当する記録単位である、記録単位10−1のECBコード以後の未使用領域にID11を記録する。次のステップS13では、記録に使用した記録単位10−1に関する情報(ファイル名、開始セクタ情報、バイト数情報およびリンクがある場合のリンクセクタ情報)を第2FAT6に記録する。次のステップS14では、PW12およびSP13に関するステップS11〜ステップS13と同様の処理を行い、記録単位10−2のECBコード以後の未使用領域にPW12を記録するとともに、記録単位10−3のECBコード以後の未使用領域にSP13を記録する。なお、上記ID11,PW12,SP13の記録は、上記ステップS11−S12間に「ID11等のデータ入力を要求するコメント」を表示して、IDキーFDの発行者にID11等のデータを手動で入力させる方法を用いるものとするが、代わりに、予め上記PCの記憶装置にID11,PW12,SP13を記憶させておき、それらを自動的に読み出して記録する方法を用いてもよい。以上により、図1に示す状態のIDキーFDが作成される。
【0028】
なお、本実施形態では、ID11、パスワード(PW)12およびセキュリティ管理プログラム(SP)13の全てをIDキーFDに記録するようにしているが、IDキーFDにID11のみまたはパスワード(PW)12のみを記録する構成や、ID11およびパスワード(PW)12はIDキーFDに記録するがセキュリティ管理プログラムは(SP)はPCのハードディスクに記録する構成とすることもでき、それらの場合には、上記図3の特定情報記録プログラムにおいて、必要としない情報の記録を省略するものとする。
【0029】
図2のステップS3で2回目以降であると判定された場合に起動される図4の特定情報再生プログラム(P3)9において、まず、ステップS21では、セキュリティ管理プログラム(SP)13を起動する。次のステップS22では、セキュリティ管理プログラム(SP)13が要求するID11を読み出すため、第2FAT6を参照してID11を記録した記録単位の開始セクタ情報を取得する。次のステップS23では、前記開始セクタ情報に対応する記録単位のECBコード以後の領域からID11を読み出す。次のステップS24では、セキュリティ管理プログラム(SP)13が要求するPW12を読み出すため、第2FAT6を参照してPW12を記録した記録単位のアドレス情報を取得する。次のステップS25では、前記アドレス情報に対応する記録単位のECBコード以後の領域からPW12を読み出す。
【0030】
次のステップS26では、IDおよびPWのデータ入力を要求する。この場合、このデータ入力の要求に応じて、ユーザがIDおよびPWのデータを手動で入力するものとする。次のステップS27,S28では、入力されたID,PWと読み出したID11,PW12とが一致するが否かを判定する。これらステップS27,S28の判定において、両方共一致した場合には、処理をステップS29に進めて、「正規媒体(または正規ユーザ)であるため、所定プログラムの実行を許可する」等の正当判定処理を行い、少なくとも一方が不一致の場合は、「正規媒体(または正規ユーザ)ではないため、所定プログラムの実行を許可せず、そのまま終了する」等の異常判定処理を行う。
【0031】
本実施形態によれば、図1のように記録媒体を構成することにより、記録媒体の未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する方法を提供することができる。
また、本実施形態によれば、記録媒体としてFDを使用してIDキーFDとして構成して使用する際には、記録領域2のECBコード以後に未使用領域を有する記録単位10−1,10−2,10−3にそれぞれ記録した、ID11,パスワード(PW)12,セキュリティ管理プログラム(SP)13は、FAT5の管理下では見えず、PCにおける通常のディスクのコピー操作では図1と同一内容のFDを作成することができないため、極めて高いセキュリティ性能が得られることになる。
【0032】
図5は本発明の第2実施形態の記録媒体の未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する方法の実施に用いる記録媒体の領域構成を例示する図である。本実施形態では、上記第1実施形態と同様に記録媒体として用いたFDをIDキーFDとして構成しているが、記録領域2の第2FAT6の直前の領域の特定情報再生プログラム(P3)9に続けて特定情報移動記録プログラム(P4)14を追加する変更を加えるとともに、その変更に対応させて管理プログラム(P1)7を図6のように変更している。
【0033】
すなわち、図6の管理プログラム(P1)7では、ステップS4の後にステップS6を追加しているため、ステップS4の実行後には処理がステップS6に進み、図7に示す特定情報移動記録プログラム(P4)8を起動して実行することになる。
【0034】
図7において、まず、ステップS31では、ID11、PW12,SP13を記録した記録単位に対するOS経由の記録指令の有無を判別する。この判別において、記録指令が無い場合は自己ループを繰り返すため、PCのOSに常駐することになる。一方、記録指令があった場合は、次のステップS32で、ID11を記録可能な大きさの未使用領域を有する代替記録単位を検索する。次のステップS33では、検索条件を満足する代替記録単位のECBコード以後の未使用領域にID11を移動させて記録する。なお、検索条件を満足する複数の代替記録単位が検索された場合、最上位アドレスの記録単位を選択するものとする。
【0035】
次のステップS34では、PW12およびSP13に関するステップS32−S33と同様の処理を行い、検索条件を満足する代替記録単位のECBコード以後の未使用領域にPW12を移動させて記録するとともに、検索条件を満足する代替記録単位のECBコード以後の未使用領域にSP13を移動させて記録する。次のステップS35では、ID11、PW12,SP13の記録に使用した代替記録単位に関する情報ファイル名、開始セクタ情報、バイト数情報およびリンクがある場合のリンクセクタ情報)を第2FAT6に記録するとともに第2FAT6から移動前に記録に使用した記録単位に関する情報を削除する。
【0036】
ところで、本実施形態のFDは「IDキーFD」として使用することを前提としているため、文書ファイル等の記録によって記録領域2の空き領域が減少し続けて零になるような使い方は原則的に起こり得ないため、ステップS32において代替記録単位無しと判別される可能性は極めて低いが、代替記録単位無しと判別された場合には、処理をステップS36に進めて、「記録不可能の警告」を発するとともに当該記録単位に対するOS経由の記録を中止させる(言い換えれば、他の記録単位に対して当該記録を行うような指令をOSに返す)ようにするものとする。なお、この特定情報移動記録プログラム(P4)8が有効を機能させるため、例えば、一定周期毎に、記録領域2内に記録した文書ファイル等を上書き記録することにより、「各種情報の記録後にECBコード以後に未使用領域を有する記録単位および代替記録単位」の位置を度々変化させるようにするのが好ましく、本実施形態ではそのようにするものとする。
【0037】
本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる上に、ID11、PW12,SP13の記録に使用する記録単位(または代替記録単位)に対するオペレーションシステムを経由した情報の記録(上書記録)に応じてID11、PW12,SP13を記録する記録単位の位置が度々変化するため、セキュリティ性を高める効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の記録媒体の未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する方法の実施に用いる記録媒体の領域構成を例示する図である。
【図2】第1実施形態の記録媒体をIDキーFDとした場合にその記録領域に記録する管理プログラムを例示する図である。
【図3】第1実施形態の記録媒体をIDキーFDとした場合にその記録領域に記録する特定情報記録プログラムを例示する図である。
【図4】第1実施形態の記録媒体をIDキーFDとした場合にその記録領域に記録する特定情報再生プログラムを例示する図である。
【図5】本発明の第2実施形態の記録媒体の未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する方法の実施に用いる記録媒体の領域構成を例示する図である。
【図6】第2実施形態の記録媒体をIDキーFDとした場合にその記録領域に記録する管理プログラムを例示する図である。
【図7】第2実施形態の記録媒体をIDキーFDとした場合にその記録領域に記録する特定情報移動記録プログラムを例示する図である。
【図8】従来のフレキシブルディスク(FD)の領域構成を説明するための図である。
【図9】(a)は従来のフレキシブルディスク(FD)の記録単位の構成を示す図であり、(b)は記録単位の記録領域の全域に情報を記録した状態を示す図であり、(C)は記録単位の記録領域に情報を記録した結果、未使用領域が生じた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 管理領域
2 記録領域
3 媒体種別情報
4 ボリュームID情報
5 ファイル格納情報記録テーブル(FAT)
6 索引(第2FAT)
7 管理プログラム(P1)
8 特定情報記録プログラム(P2)
9 特定情報再生プログラム(P3)
10−1,10−2,10−3,・・ ECBコード以後に未使用領域を有する記録単位
11 ID
12 パスワード(PW)
13 セキュリティ管理プログラム(SP)
14 特定情報移動記録プログラム(P4)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for recording and reproducing specific information on a recording unit having an unused area after an ECB code after recording various information by using a removable recording medium usable in an information recording and reproducing apparatus such as a personal computer. It is about.
[0002]
[Prior art]
Removable recording media usable in information recording / reproducing devices such as personal computers include a flexible disk (FD), a magneto-optical disk (MO), a ZIP (registered trademark) disk, a removable hard disk, a rewritable CD, a rewritable DVD, and a flash. There is a memory etc. Hereinafter, the area configuration of the flexible disk (FD) will be described as an example.
[0003]
As shown in FIG. 8, the flexible disk (FD) includes a
[0004]
In the
80 × 18 × 512 × 2/1024 = 1440 KB (commonly known as 1.44 MB)
It is.
[0005]
The recording unit is defined as shown in FIG. 9A. An STF code (1 byte) indicating the start of the recording unit is arranged at the head of the recording unit. A recording area used for recording information is arranged. At the end of the recording area, an EOF code (1 byte) indicating the end of the recording unit and an ECB code (1 byte) indicating an error check of the recording unit are arranged. . Therefore, in a recording medium such as a flexible disk (FD) in which 1 sector = 512 bytes is a recording unit, 512 bytes−3 bytes = 509 bytes is the maximum recording capacity that can be recorded in one recording unit, and 509 bytes is a maximum. When various types of information such as data and programs exceeding the size are recorded, they are recorded over a plurality of recording units. In this case, when the information is divided into 509 bytes, the recording unit in which the 509-byte information is recorded has no unused area as shown in FIG. 9B, but is less than 509 bytes (509 Since a recording unit in which (byte-N bytes) information is recorded has an N-byte unused area as shown in FIG. 9C, a recording unit having an unused area outside the recording area may occur. become.
[0006]
Such an unused area outside the recording area is located outside the area sandwiched between the STF code and the EOF code, and therefore is not recognized by the operation system (OS) of the information recording / reproducing apparatus such as a personal computer. Can not be used as Further, even if information can be recorded by taking some measure, the information cannot be read via the OS.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The recording unit having an unused area outside the recording area as described above continues to increase by repeatedly recording information on the recording medium, but at present, the operation system of an information recording / reproducing apparatus such as a personal computer. Since the (OS) does not manage such that the unused area of the recording unit having the unused area outside the recording area is used for recording the information, the recording having the unused area outside the recording area is not performed. The unused space of the unit remains unused. In this case, the unused area of the recording unit having an unused area outside the recording area has a feature that “information cannot be recorded / reproduced via the OS”, and is “invisible during recording / reproduction via a normal OS”. , A special recording area ". Therefore, when used as a special recording area, it is suitable for recording (storing) information relating to security such as an ID and a password.
[0008]
An object of the present invention is to provide a method of recording and reproducing specific information on a recording unit having an unused area of a recording medium.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first invention according to
[0010]
According to the first invention, after recording various information, specific information is recorded / reproduced for a recording unit having an unused area after the ECB code using a recording medium usable in an information recording / reproducing apparatus such as a personal computer. At the time of recording, the information recording / reproducing apparatus is started up at the time of recognizing the recording medium after the operation system of the information recording / reproducing apparatus is started up, and a recording unit having an unused area after an ECB code after recording the various information. And a second step of creating an index for all recording units having an unused area and recording the index at a predetermined position in the recording area, and recording the specific information. A third step of searching for a recording unit having an unused area large enough to record the specific information and being activated at the time of the command, and an ECB of the recording unit satisfying the search condition Performing a specific information recording step including a fourth step of recording the specific information in an unused area after the recording and a fifth step of recording information on a recording unit used for the recording in the index, A sixth step of starting the reproduction of the specific information and acquiring information on a recording unit in which the specific information is recorded by referring to the index; and an area after the ECB code of the recording unit corresponding to the acquired information. Since the specific information reproducing step including the seventh step of reading the specific information from the storage medium is executed, it is possible to provide a method of recording and reproducing the specific information with respect to a recording unit having an unused area of the recording medium.
[0011]
An eighth step of detecting presence / absence of a recording command via the operation system for a recording unit in which the specific information is recorded, resident in an operation system of the information recording / reproducing apparatus after recognition of the recording medium; A ninth step of searching for an alternative recording unit having an unused area large enough to record the specific information upon detection, and setting the specific information in an unused area after the ECB code of the alternative recording unit satisfying the search condition. A tenth step of moving and recording, and an eleventh step of recording information on the alternative recording unit used for the recording in the index and deleting information on the recording unit used in the recording in the fifth step from the index. The information recording / reproducing apparatus executes the specific information transfer / recording step consisting of: That the position of the recording unit to record the specific information according to the recording operation information via the system changes, preferred for higher security.
[0012]
The management step, the specific information recording step, and the specific information reproducing step are executed by a program pre-installed in the recording medium, but only for a desired recording medium, "for a recording unit having an unused area of the recording medium. It is preferable to add a function of recording and reproducing specific information.
[0013]
The management step, the specific information recording step, the specific information reproducing step, and the specific information transfer recording step are executed by a program pre-installed in the recording medium. And a function of recording / reproducing specific information with respect to the recording unit.
[0014]
It is preferable that the specific information is information on security such as ID information and password information in order to use the recording medium as a “key medium recording an ID or the like”.
[0015]
The specific information is information related to security such as ID information and password information and a security management program using the information. The recording medium is used as a “key medium recording an ID or the like” and the recorded ID. It is preferable to execute the security management program by using the security management program.
[0016]
The specific information is provided with management information for managing the information itself, in order to facilitate recording and reproduction of the specific information on an unused area of a recording unit having an unused area outside a recording area. preferable.
[0017]
The recording medium is a removable recording medium such as a flexible disk, a magneto-optical disk, a ZIP (registered trademark) disk, a removable hard disk, a rewritable CD, a rewritable DVD, and a flash memory. It is preferable to use the recording medium as a “key medium recording an ID or the like”.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram exemplifying an area configuration of a recording medium used for executing a method of recording and reproducing specific information on a recording unit having an unused area of the recording medium according to the first embodiment of the present invention. In the present embodiment, a flexible disk (FD), a magneto-optical disk (MO), a ZIP (registered trademark) disk, a removable hard disk, a rewritable CD (CD-RW), a rewritable DVD (DVD-RAM, Use removable recording media such as DVD-RW, DVD + RW, flash memory (SmartMedia (registered trademark), CompactFlash (registered trademark), Memory Stick (registered trademark), SD memory card (registered trademark), multimedia card (registered trademark)). be able to. In the following, a flexible disk (FD) which is a kind of a removable recording medium is used, and information on security such as ID and password and a security management program using the information are stored in the FD (ID key FD). The case will be described as an example.
[0019]
The FD (ID key FD) of the present embodiment shown in FIG. 1 has a
[0020]
First, the FD of the present embodiment is different from a normal FD in that information for medium management as described below is recorded. That is, as shown in FIG. 1, an index (second FAT) 6 is recorded in a predetermined area (a rear area in the illustrated example) of the
[0021]
Secondly, the FD of the present embodiment, in accordance with the operation of the management program (P1) 7 or the like, stores information for security management as follows in a recording unit having an unused area after the ECB code. This is different from a normal FD in that a security management program using the information is recorded. That is, as shown in FIG. 1, among the plurality of recording units in the
[0022]
Next, a method for creating the ID key FD of the present embodiment will be described.
First, an FD formatted to a predetermined recording capacity (for example, 1440 KB) is prepared. Next, an empty
[0023]
Next, for example, 4-byte dummy information “ABCD” having a file name “TEST.DAT” is recorded at the head of the
[0024]
Next, a method for actually recording and reproducing information for security management and a security management program using the information in the “ID key FD” created as described above will be described with reference to FIGS. Will be explained.
First, a personal computer (hereinafter, referred to as a PC) using WINDOWS (registered trademark) XP or the like as an operation system (OS) is used as an information recording / reproducing device. "A program for activating the management program (P1) 7 upon detection" is resident. In this state, when the ID key FD shown in FIG. 1 is inserted into the FD drive, the management program (P1) 7 shown in FIG. 2 is started with recognition of the ID key FD.
[0025]
In FIG. 2, first, in step S1, a "recording unit having an unused area after the ECB code" existing in the
[0026]
In the next step S3, it is determined whether it is the first time (that is, at the time of recording of specific information by the issuer of the ID key FD), and if it is the first time, the process proceeds to step S4, and the second and subsequent times (that is, the user If “use”, the process skips step S4 and proceeds to step S5. In step S4, the specific information recording program (P2) 8 shown in FIG. 3 is started and executed in order to record the information for security management and the security management program using the information, and in step S5, In order to perform security management using the information for security management, the specific information reproduction program (P3) 9 shown in FIG. 4 is activated and executed.
[0027]
In FIG. 3, first, in step S11, a recording unit having an unused area large enough to record the
[0028]
In this embodiment, the
[0029]
In the specific information reproduction program (P3) 9 of FIG. 4 which is started when it is determined that the current time is the second time or later in step S3 of FIG. 2, first, in step S21, the security management program (SP) 13 is started. In the next step S22, in order to read out the ID11 requested by the security management program (SP) 13, the start sector information of the recording unit in which the ID11 is recorded is acquired by referring to the second FAT6. In the next step S23, the
[0030]
In the next step S26, data input of ID and PW is requested. In this case, it is assumed that the user manually inputs the ID and PW data in response to the data input request. In the next steps S27 and S28, it is determined whether or not the input ID and PW match the read ID and PW12. In the determinations in steps S27 and S28, if both match, the process proceeds to step S29, and a validity determination process such as "permit execution of predetermined program because it is a legitimate medium (or legitimate user)" If at least one of them does not match, an abnormality determination process such as "it is not a legitimate medium (or a legitimate user), and therefore the execution of the predetermined program is not permitted and the process is terminated as it is" is performed.
[0031]
According to the present embodiment, by configuring the recording medium as shown in FIG. 1, it is possible to provide a method of recording and reproducing specific information on a recording unit having an unused area of the recording medium.
Further, according to the present embodiment, when the FD is used as a recording medium and the ID key FD is configured and used, the recording units 10-1, 10-10 having an unused area after the ECB code of the
[0032]
FIG. 5 is a diagram exemplifying an area configuration of a recording medium used for executing a method of recording and reproducing specific information for a recording unit having an unused area of the recording medium according to the second embodiment of the present invention. In the present embodiment, the FD used as the recording medium is configured as the ID key FD as in the first embodiment, but the specific information reproduction program (P3) 9 in the area immediately before the
[0033]
That is, in the management program (P1) 7 of FIG. 6, since step S6 is added after step S4, the process proceeds to step S6 after execution of step S4, and the specific information movement recording program (P4) shown in FIG. ) 8 is started and executed.
[0034]
In FIG. 7, first, in step S31, it is determined whether or not there is a recording command via the OS for a recording unit in which
[0035]
In the next step S34, the same processing as in steps S32 to S33 relating to the PW12 and the SP13 is performed, the PW12 is moved to an unused area after the ECB code of the alternative recording unit that satisfies the search condition, and is recorded. The
[0036]
By the way, since the FD of the present embodiment is assumed to be used as an “ID key FD”, it is basically used in such a manner that the free area of the
[0037]
According to this embodiment, the same operation and effect as those of the first embodiment can be obtained, and information recording via the operation system for a recording unit (or an alternative recording unit) used for recording the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram exemplifying an area configuration of a recording medium used for executing a method of recording and reproducing specific information with respect to a recording unit having an unused area of a recording medium according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram exemplifying a management program to be recorded in a recording area when the recording medium of the first embodiment is an ID key FD.
FIG. 3 is a diagram exemplifying a specific information recording program to be recorded in a recording area when the recording medium of the first embodiment is an ID key FD.
FIG. 4 is a diagram exemplifying a specific information reproduction program to be recorded in a recording area when the recording medium of the first embodiment is an ID key FD.
FIG. 5 is a diagram exemplifying an area configuration of a recording medium used for executing a method of recording and reproducing specific information for a recording unit having an unused area of a recording medium according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram exemplifying a management program to be recorded in a recording area when an ID key FD is used as a recording medium according to the second embodiment.
FIG. 7 is a diagram exemplifying a specific information movement recording program to be recorded in a recording area when the recording medium of the second embodiment is an ID key FD.
FIG. 8 is a diagram for explaining an area configuration of a conventional flexible disk (FD).
9A is a diagram showing a configuration of a recording unit of a conventional flexible disk (FD), FIG. 9B is a diagram showing a state where information is recorded in the entire recording area of the recording unit, and FIG. FIG. 4C is a diagram illustrating a state in which an unused area is generated as a result of recording information in a recording area of a recording unit.
[Explanation of symbols]
1 management area
2 Recording area
3 medium type information
4 Volume ID information
5 File storage information record table (FAT)
6 Index (2nd FAT)
7 Management program (P1)
8 Specific information recording program (P2)
9 Specific information reproduction program (P3)
10-1, 10-2, 10-3,... Recording unit having unused area after ECB code
11 ID
12 Password (PW)
13 Security Management Program (SP)
14. Specific information transfer recording program (P4)
Claims (8)
前記情報記録再生装置のオペレーションシステムの起動後の前記記録媒体の認識時に起動され、前記各種情報の記録後にECBコード以後に未使用領域を有する記録単位を検索する第1工程と、未使用領域を有する記録単位の全てに関する索引を作成して前記記録領域の所定位置に記録する第2工程とから成る管理工程と、
前記特定の情報の記録指令時に起動され、当該特定の情報を記録可能な大きさの未使用領域を有する記録単位を検索する第3工程と、検索条件を満足する記録単位のECBコード以後の未使用領域に当該特定の情報を記録する第4工程と、前記記録に使用した記録単位に関する情報を前記索引に記録する第5工程とから成る特定情報記録工程と、
前記特定の情報の再生指令時に起動され、前記索引を参照して当該特定の情報を記録した記録単位に関する情報を取得する第6工程と、取得した情報に対応する記録単位のECBコード以後の領域から前記特定の情報を読み出す第7工程とから成る特定情報再生工程と、
を前記情報記録再生装置が実行することを特徴とする、記録媒体の未使用領域を有する記録単位に対して特定の情報を記録再生する方法。A recording medium that can be used in an information recording / reproducing device such as a personal computer, which is disposed at the head of the entire area and in which management information including a file storage information recording table is recorded, and a terminal part of the management area. And a recording area provided with a recording area in which various information such as data and programs are recorded using at least one of a plurality of divided recording units. When recording and reproducing specific information for a recording unit having an unused area after the ECB code,
A first step of retrieving a recording unit having an unused area after an ECB code after the recording of the various information, which is started upon recognition of the recording medium after the operation system of the information recording / reproducing apparatus is started; A management step comprising: creating an index for all of the recording units having the information and recording the index at a predetermined position in the recording area;
A third step of searching for a recording unit having an unused area large enough to record the specific information, which is started when the recording instruction of the specific information is issued, and searching for a recording unit after the ECB code of the recording unit satisfying the search condition. A specific information recording step including: a fourth step of recording the specific information in a use area; and a fifth step of recording information related to a recording unit used for the recording in the index.
A sixth step of starting when the reproduction instruction of the specific information is issued and obtaining information relating to a recording unit in which the specific information is recorded with reference to the index, and an area after the ECB code of the recording unit corresponding to the obtained information; A specific information reproducing step comprising: a seventh step of reading the specific information from
Wherein the information recording / reproducing apparatus executes the method.
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