JP2004021627A - 顧客連環ナビゲーション方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】営業担当者の経験やスキルに拘らず、一定レベルの営業活動を効率的に行うことができるようにすること。
【解決手段】顧客間の関連に関する情報に基づいて営業活動の支援情報を出力することができるようにするため、顧客・関連連携情報テーブルT3及び顧客属性情報テーブルT4とを含む顧客・関連属性情報ファイル3をメモリに格納しておき、指定された適用対象顧客に対して目的シナリオテーブルT9内の所要の目的シナリオを適用して適用対象顧客の関連顧客集合を顧客・関連属性情報ファイル3を参照して生成し、これにより得られた関連顧客集合の各顧客に対してさらに目的シナリオを適用して目的顧客集合を生成し、これにより目的シナリオに合致した営業支援情報を得る。
【選択図】 図1
【解決手段】顧客間の関連に関する情報に基づいて営業活動の支援情報を出力することができるようにするため、顧客・関連連携情報テーブルT3及び顧客属性情報テーブルT4とを含む顧客・関連属性情報ファイル3をメモリに格納しておき、指定された適用対象顧客に対して目的シナリオテーブルT9内の所要の目的シナリオを適用して適用対象顧客の関連顧客集合を顧客・関連属性情報ファイル3を参照して生成し、これにより得られた関連顧客集合の各顧客に対してさらに目的シナリオを適用して目的顧客集合を生成し、これにより目的シナリオに合致した営業支援情報を得る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客に関する様々な情報をコンピュータシステムを利用して営業活動の支援に役立てるようにした顧客連環ナビゲーション方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より様々な営業ノウハウを活用するようにした営業活動支援システムが提案されている。例えば、特開平10−124584号公報には、格納してある顧客情報と営業履歴に営業ノウハウを適用して営業活動のために役立つ適切な指示を出すようにした営業ナビゲーション装置が開示されている。この装置は、営業活動支援のため、現在までに蓄積された営業履歴のうち現在の営業活動に効果のあると考えられるいくつかの営業活動を評価の高い順に並べて提案するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、企業における営業の対象となる顧客の間には、例えば、取引関係や資本関係、企業の役員の関係やその役員の親子関係等、種々の関連が存在し、更にそれらの関連を有する顧客が集まって網目のようにつながった顧客間のつながりが形成されている。これをここでは連環と呼ぶことにする。この連環の中ではある顧客Aと顧客Cは関連ないが、顧客Aと顧客B、顧客Bと顧客Cはそれぞれ関連があるので、顧客Bを介することによって顧客Aから顧客Cを辿るというようなことが可能となる。実際の営業活動においては、そのような連環の中の個々の顧客間の関連をうまく見つけて、その関連を辿ることにより目的の顧客にコンタクトできるようなルートを見つけることが重要であり、そのもとになる顧客間の関連に関する情報が営業ノウハウとして重要な意味をもつことが多い。営業担当者のうち優秀な者は、上述の如き顧客間の関連情報を多種多様に把握しており、これらの顧客間の関連情報を駆使して営業活動を行い、これにより効率的な営業活動を行うことができ、優れた営業成績をあげている場合が多い。
【0004】
しかし、上述した従来の技術では、各営業マンが有している多種多様の顧客間の関連情報を収集、蓄積して総合的且つ効果的に利用し、各営業マンが効率的な営業活動を行うことができるように支援するしくみとなっていない。
【0005】
本発明の目的は、従来技術における上述の問題点をコンピュータシステムを利用して解決することができるようにした顧客連環ナビゲーション方法及び装置を提供することにある。
【0006】
本発明の目的は、また、顧客に関する様々な情報をコンピュータシステムを利用して関連づけて処理し、営業活動に有効に利用できる情報を得るようにした顧客連環ナビゲーション方法及び装置を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、顧客間の関連に着目しての営業ノウハウを共有し、各営業担当者が営業活動を効率的に行うことができるように営業支援を行うことができる顧客連環ナビゲーション方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、顧客の連環に関係する営業ノウハウ等を予めデータベース化してコンピュータの記憶手段に格納しておき、各営業担当者が自己の営業目的に従う条件(目的シナリオ)に従って自己の営業目的を達成するのに有用な顧客間の関連情報を入手できるようにし、このシステムを利用する営業担当者はその経験やスキルに拘らず、顧客間における有用な関連情報を容易に入手して一定レベルの営業活動を効率的に行うことができるようにしたものである。なお、本明細書において、顧客とは企業や団体だけではなく個人も含み、見込顧客も対象とした広い意味において使用される。
【0009】
請求項1の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを作成し、記憶手段内に格納しておくステップと、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、前記目的シナリオを適用対象目的シナリオとして前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、前記データ入力手段から指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成するステップと、該関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力するステップとを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0010】
請求項2の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを少なくとも1つ記憶手段内に格納されている目的シナリオテーブルに登録しておくステップと、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、前記データ入力手段から指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成するステップと、該関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力するステップとを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0011】
請求項3の発明によれば、請求項1または2の発明において、前記抽出条件式に時間に関する条件式が更に含まれている顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0012】
請求項4の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを少なくとも1つ記憶手段内に格納されている目的シナリオテーブルに登録しておくステップと、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、該適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性ファイルに基づいて生成するステップと、前記目的シナリオテーブルに登録されている各目的シナリオを読み出し、前記適用対象顧客の関連顧客集合に対して適用し、これにより得られた目的顧客集合を生成し、記憶手段内に格納するステップと、前記目的顧客集合の顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示するステップとを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0013】
請求項5の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを少なくとも1つ記憶手段内に格納されている目的シナリオテーブルに登録しておくステップと、前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、前記顧客・関連属性情報ファイルに登録されている顧客を読み出すステップと、読み出された各顧客を適用対象顧客とし、該適用対象顧客の関連顧客集合を生成するステップと、該関連顧客集合に対して前記適用対象目的シナリオを適用して目的顧客集合を生成し、記憶手段内に格納するステップと、前記目的顧客集合に含まれる顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示するステップとを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0014】
請求項6の発明によれば、請求項4または5の発明において、前記抽出条件式に時間に関する条件式を更に含む顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0015】
請求項7の発明によれば、請求項4、5又は6の発明において、前記目的シナリオが、同一の目的シナリオに異なる抽出段階を示すデータを付した複数の段階付目的シナリオから成り、抽出段階nの段階付目的シナリオによる抽出処理が、抽出段階n−1の段階付目的シナリオを適用して抽出された目的顧客集合を対象として適用されるようにして、各段階付目的シナリオによる抽出を順次実行することにより最終的な目的顧客集合を得、これにより所要の支援情報を得ることができるようにした顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0016】
請求項8の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを格納する手段と、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を指定すると共に前記目的シナリオを適用対象目的シナリオとして指定する手段と、指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成する手段と、該関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力する手段とを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置が提案される。
【0017】
請求項9の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを登録しておくための目的シナリオテーブルを格納する手段と、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を指定すると共に、前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして指定する手段と、指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成する手段と、前記関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力する手段とを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置が提案される。
【0018】
請求項10の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを登録しておくための目的シナリオテーブルを格納する手段と、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を指定する手段と、該適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性ファイルに基づいて生成する手段と、前記目的シナリオテーブルに登録されている各目的シナリオを読み出し、前記適用対象顧客の関連顧客集合に対して適用し、目的顧客集合を生成する手段と、前記目的顧客集合の顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示する手段とを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置が提案される。
【0019】
請求項11の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを登録しておくための目的シナリオテーブルを格納する手段と、前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして指定する手段と、前記顧客・関連属性情報ファイルに登録されている顧客を適用対象顧客として読み出して関連顧客集合を生成する手段と、該関連顧客集合に対して前記適用対象目的シナリオを適用して目的顧客集合を生成する手段と、前記目的顧客集合に含まれる顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示する手段とを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置が提案される。
【0020】
請求項12の発明によれば、請求項10又は11の発明において、前記目的シナリオが、 同一の目的シナリオに異なる抽出段階を示すデータを付した複数の段階付目的シナリオから成り、抽出段階nの段階付目的シナリオによる抽出処理が、抽出段階n−1の段階付目的シナリオを適用して抽出された目的顧客集合を対象として適用されるようにして、各段階付目的シナリオによる抽出を順次実行することにより最終的な目的顧客集合を得、これにより所要の支援情報を得ることができるようにした顧客連環ナビゲーション装置が提案される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明による顧客連環ナビゲーション装置の実施の形態の一例を示す概略構成図である。顧客連環ナビゲーション装置1は、複数の顧客に関する様々な情報をコンピュータシステムに蓄積しておき、この蓄積された情報を所望の営業活動に見合うように関連づけて処理し、営業活動に有効に利用できる営業支援情報を出力、表示するようにした装置である。すなわち、顧客間の関連情報に関係する営業ノウハウ等を予めデータベース化してコンピュータの記憶手段に格納しておき、各営業担当者が自己の営業目的に従う条件(目的シナリオ)に従って自己の営業目的を達成するのに有用な顧客間の関連情報を入手できるようにし、このシステムを利用する営業担当者はその経験やスキルに拘らず、一定レベルの営業活動を効率的に行うことができるようにしたものである。
【0023】
図1に示した顧客連環ナビゲーション装置1は、コンピュータを用いて構成されたものであり、各機能をブロック化したシステム構成図として示されている。2は、登録機能を果たすための入力部2Aと外部情報取込部2Bとから成る登録部である。入力部2Aは例えば一般のパーソナルコンピュータとして構成することができ、また外部情報取込部2Bは顧客連環ナビゲーション装置1以外の他システムが保有する情報を適当な記録媒体や通信手段その他を用いて顧客連環ナビゲーション装置1に取り込むために使用するもので、磁気記録媒体読み取り装置や外部ネットワークに接続する端末等があるがこれらに限定されるものではない。
【0024】
3は、複数の顧客のそれぞれについての固有情報及びこれらの顧客間の関連性に関する関連情報を示す複数の情報テーブルを含む顧客・関連属性情報ファイルである。顧客・関連属性情報ファイル3内に設けられたこれらの情報テーブルは、本実施の形態では、顧客情報テーブルT1、関連情報テーブルT2、顧客・関連連携情報テーブルT3、顧客属性情報テーブルT4及び関連属性情報テーブルT5である。また、顧客・関連属性情報ファイル3内には顧客属性マスタM1及び関連属性マスタM2が設けられている。これらの各テーブル及びマスタの内容は図2〜図8に詳細に示されている。
【0025】
4は、複数の顧客の関連性についての検索条件となる少なくとも1つの目的シナリオを含む目的シナリオテーブルT9が格納されている顧客・関連検索条件ファイルである。本実施の形態では、顧客・関連検索条件ファイル4内には、目的シナリオテーブルT9の他に、さらに、顧客パターンテーブルT6、関連パターンテーブルT7、時間パターンテーブルT8、及び目的意図マスタM3が設けられている。これらの各テーブル及びマスタの内容は図9〜図13に詳細に示されている。登録部2の入力部2A及び外部情報取込部2Bを用いて、顧客・関連属性情報ファイル3、及び顧客・関連検索条件ファイル4内に設けられている各テーブルT1〜T9、マスタM1〜M3に、それぞれ必要な情報を入力して格納しておくことができるようになっている。
【0026】
5は検索入出力部であり、検索条件指定部5A及び検索結果表示部5Bを備えている。検索条件指定部5Aでは営業の対象とすべき顧客を指定するか又は営業活動の目的シナリオを指定することができる。
【0027】
6は、検索機能を果たすための検索処理部であり、顧客指定時処理部6A、目的シナリオ指定時処理部6B、目的顧客集合生成部6C、及び関連顧客集合生成部6Dを備えている。検索条件指定部5Aにより顧客を指定することにより、顧客指定時処理部6Aは顧客・関連属性情報ファイル3及び顧客・関連検索条件ファイル4を検索し、この検索結果を検索結果表示部5Bに出力して表示する。また、検索条件指定部5Aにより目的シナリオを指定することにより、目的シナリオ指定時処理部6Bは顧客・関連属性情報ファイル3及び顧客・関連検索条件ファイル4を検索し、この検索結果を検索結果表示部5Bに出力して表示する。これらの各部における処理内容の詳細は後述する。なお、7は、検索処理部6において実行される各種処理によって得られた結果を一時的に保管しておくために使用される一時保管ファイルである。
【0028】
図2は、顧客・関連属性情報ファイル3内に設けられている顧客情報テーブルT1内のデータ構造を示す図で、顧客を識別するための番号を示す顧客IDと、各顧客IDにそれぞれ対応する顧客名とから成っている。顧客IDの1にはB企業の顧客名が対応しており、顧客IDの2にはC企業、顧客IDの3にはD企業、顧客IDの4にはEさん、顧客IDの5にはF企業・・・の顧客名がそれぞれ対応するようテーブルが作成されている。
【0029】
図3は関連情報テーブルT2内のデータ構造を示す図で、顧客同士の関連形態を識別するための番号を示す関連IDと、各関連IDにそれぞれ対応する関連形態を示す関連名とから成っている。関連IDの1には、資本面で関連が有ることを示す資本という関連名を対応させており、関連IDの2には取引、関連IDの3には役員、関連IDの4には子供、関連IDの5には社員、関連IDの1000には自分自身との関連を扱うためのものである自分をそれぞれ対応させて成っている。
【0030】
図4は顧客・関連連携情報テーブルT3内のデータ構造を示す図である。顧客・関連連携情報テーブルT3は、ある2つの顧客同士においてどのような関連があるのかを示す情報を蓄積しておくためのテーブルである。ここでは、顧客同士の関係形態を示す顧客・関連IDと、関連のある2つの顧客同士の一方を示す関連元顧客IDと、他方を示す関連先顧客IDと、両顧客間の関連内容を示す関連ID(図3参照)とをそれぞれ1つずつ組み合わせた組として示されている。例えば顧客・関連IDのaには、関連元顧客IDが1、関連先顧客IDが3、関連IDが1と示されており、これにより、顧客・関連IDのaでは、B企業とD企業(図2参照)は資本面において関連が有る(図3参照)ことが示されている。以下、顧客・関連IDのb、cについても同じである。
【0031】
図5は顧客属性マスタM1内のデータ構造を示す図で、各顧客固有の属性情報の種類を識別するための顧客属性IDと、各顧客属性IDにそれぞれ対応する属性の内容を示す顧客属性名とがそれぞれ1対1に対応するように形成されている。ここでは、顧客属性IDの1には住所、顧客属性IDの2には電話番号、顧客属性IDの3には業種、顧客属性IDの4には融資額、顧客属性IDの5にはグループ、顧客属性IDの6には取引品目、顧客属性IDの7には帝国データバンク企業情報評点をそれぞれ対応させている。
【0032】
図6は顧客属性情報テーブルT4内のデータ構造を示す図で、ここでは、顧客IDに顧客属性IDとその顧客の属性内容とを対応させたテーブルとなっている。例えば一番上の行に示される、顧客IDの1は、顧客属性IDが1でその内容は住所となっており、B企業(図2参照)の住所(図5参照)が示されており、内容にはその具体的な住所である「神奈川県横浜市」が示されている。以下の行も同様である。
【0033】
図7は関連属性マスタM2内のデータ構造を示す図で、2つの間の関連形態の属性を識別するための関連属性IDと、各関連属性IDの具体的な関連形態の種類を示す関連属性名とを対応させたものである。ここでは、関連属性IDの1には出資比率、関連属性IDの2には出資額、関連属性IDの3には常勤・非常勤が対応している。
【0034】
図8は関連属性情報テーブルT5内のデータ構造を示す図で、ここでは、顧客・関連IDに関連属性IDとその内容とを対応させたテーブルとなっている。例えば図8の表の一番上の行に示される、顧客・関連IDのaは、関連属性IDの1と、内容が15の場合として対応しており、これはB企業とD企業とは資本面において関連が有り(図2、図3、図4参照)、その関連形態である出資比率(図7参照)は具体的な内容が15%であることが示されている。以下の行にも同様にして関連属性の内容が示されている。
【0035】
図9は顧客・関連検索条件ファイル4内に設けられている顧客パターンテーブルT6内のデータ構造を示す図である。顧客パターンテーブルT6は、図5に示した顧客属性項目と顧客属性項目内容の組み合わせによって構成される条件式によって顧客をパターン化し、パターン化されたものについてそれぞれ顧客パターンIDを対応させたテーブルである。ここでは、顧客属性項目において指定される顧客属性IDに対応する顧客属性とその具体的な内容が示される顧客属性項目内容との組み合わせが1つ又は複数組設けられ、複数組の場合には、それぞれの組の関係を接続詞and又はorで示すと共に、各接続の優先順位を示す接続詞優先順位が示されている。
【0036】
例えば図9で上から3行目に示されている顧客パターンIDが3の場合には、1組目の顧客属性項目を示す顧客属性項目1は3でこれは業種を示しており(図5参照)、その顧客属性項目内容1は鮮魚である。顧客属性項目2は6でこれは取扱品目を示しており(図5参照)、その顧客属性項目内容2はクジラである。そしてこれらの各顧客属性項目と顧客属性項目内容との組において、それぞれの組はandの関係となっており、このandの関係の優先順位は、接続詞優先順位の項の数字で示している。顧客属性項目1と顧客属性項目内容1との組と顧客属性項目2と顧客属性項目内容2との組の間において「1」とあるのは、顧客パターンIDが3の場合においてこの接続1(and)が一番優先順位が高いことを示している。なお、顧客パターンIDの3の場合では、顧客属性項目と顧客属性項目内容との組が2つしか示されていないため、接続詞が1つしかないので接続詞優先順位は「1」しか示されない。また、図9では示されていないが、顧客属性項目と顧客属性項目内容との組が3つ以上示される場合には、接続詞優先順位として、さらに、2、3、・・・が示される。他の行についても同様である。なお、顧客属性項目と顧客属性項目内容との組はいくつあっても良く、また、顧客パターンIDもいくつ設定してもよい。
【0037】
図10は関連パターンテーブルT7内のデータ構造を示す図である。関連パターンテーブルT7は、図3に示した関連IDと図7に示した関連属性IDとの組み合わせによって顧客間の関連を条件式によってパターン化し、パターン化されたものについてそれぞれ関連パターンIDを対応させたテーブルでる。ここでは、1つの関連IDに対して関連属性項目とその具体的な内容を示す関連属性項目内容との組み合わせを1つ又は複数組設け、複数組の場合には、それぞれの組の関係を接続詞and又はorで示すと共に、各接続の優先順位を示す接続詞優先順位が示されている。
【0038】
例えば図10で上から2行目に示されている関連パターンIDが2の場合には、関連IDは3でこれは役員を示しており(図3参照)、1組目の関連属性項目を示す関連属性項目1は3でこれは常勤・非常勤を示しており(図7参照)、その具体的な内容として関連属性項目内容1には常勤が示されている。ここでは関連属性項目と関連属性項目内容との組が1組の場合のみ示されているが、関連属性項目と関連属性項目内容との組は何組あってもよく、また、関連パターンIDもいくつ設定してもよい。なお、図10において関連パターンIDが3のところで、関連IDに1000が示されているのは、自分自身を関連づけることを意味している。
【0039】
図11は時間パターンテーブルT8内のデータ構造を示す図で、時間パターンを示す時間パターンIDに、それぞれの内容(1月、2月、・・・)を対応させたテーブルである。この時間パターンIDは検索対象の日時と検索を行っている現在の日時との比較を行うために設定されるものである。例えば目的シナリオの中に時間パターンIDが1と指定されている場合、1月にその検索が実行されるとYesであり、それ以外の月ではNoとなる。
【0040】
図12は目的意図マスタM3内のデータ構造を示す図で、目的シナリオを識別するための目的シナリオIDと、各目的シナリオIDに対応する目的シナリオの設定意図を示す目的意図とを対応付けたテーブルとなっている。ここでは、目的シナリオIDの1には「新規融資について指定顧客からの紹介が有効な顧客」、目的シナリオIDの2には「取扱品目がクジラの場合、仕入れが2月なのでその1ヶ月前の提案が効果的」、目的シナリオIDの3には「役員関係は有用な関連」がそれぞれ目的意図として対応付けられている。
【0041】
図13は目的シナリオテーブルT9内のデータ構造を示す図で、ここでは、目的シナリオID(図12参照)が複数用意されている。各目的シナリオID毎に、この目的シナリオが適用される抽出段階、顧客パターン、関連パターン、時間パターン等を指定するパターンの項目が示されており、パターンの項目はパターン1、パターン2、パターン3、・・・と複数設けられている。そして、さらにそれぞれのパターンの接続を示す接続詞と、各接続詞の優先順位を示す接続詞優先順位とが示されている。これは、先の顧客パターンテーブルT6の場合と同様である。
【0042】
例えば図13で、目的シナリオIDが1の場合には、抽出段階は1で、パターン1には顧客パターン1、パターン2には関連パターン1、パターン3には顧客パターン2が示され、パターン1とパターン2との接続1は「and」でその優先順位が2、パターン2とパターン3との接続2は「or」でその優先順位は1と示されている。これにより、「新規融資について指定顧客からの紹介が有効な顧客」を導き出すための抽出条件式が、{「グループ」がA鮮魚市場and(「資本」の関係有りor「帝国データバンク企業情報評点」が55点以上)}であることが示されている。以下の行に対応する式についても同じである。ここで、パターンとして時間パターンを設定する場合は現在日時との比較を行うものである。なお、パターンはいくつ設定してもよい。
【0043】
抽出段階とは、ある目的シナリオを用いて対象となる顧客についての目的顧客集合を生成するという処理を同一目的シナリオIDの目的シナリオを繰り返し用いて多段階にて行う場合に、この多段階処理のうちのどの段階かを意味するものである。このようにして多段階処理を行う場合には、同一の目的シナリオIDを有する目的シナリオに対して1、2、・・・等の抽出段階を示す数字を付し、その目的シナリオの何回目の適用段階であるのかを容易に判別できるように構成されている。抽出段階は1段階とすることもできるし、2段階以上の任意の段階数とすることもできる。
【0044】
したがって、抽出段階が複数の場合には、目的シナリオは、同一目的シナリオIDの目的シナリオに異なる抽出段階を示すデータを付した複数の段階付目的シナリオから成り、抽出段階nの段階付目的シナリオによる抽出処理は、抽出段階n−1の段階付目的シナリオを適用して抽出された目的顧客集合を対象として適用するようにして、各段階付目的シナリオによる抽出を順次実行することにより最終的な目的顧客集合を得、これにより所要の支援情報を得ることができる。本実施の形態では、同一の目的シナリオIDで抽出段階が異なるものがある場合は、抽出段階の数字の昇順に連続して目的シナリオテーブルT9に格納するように構成されている。
【0045】
次に、検索処理部6について図14〜16に示す検索処理フローチャートに基づいて説明する。
【0046】
検索処理部6では、検索条件指定部5Aで顧客が指定された場合には、その指定結果が顧客指定時処理部6Aに送られる。一方、検索条件指定部5Aで目的シナリオが指定された場合には、その指定結果が目的シナリオ指定時処理部6Bに送られる。顧客指定時処理部6Aでは指定された顧客が適用対象顧客として設定され、関連顧客集合生成部6Dを用いて関連顧客集合の生成を行う。この関連顧客集合の生成は、顧客・関連連携情報テーブルT3を参照して行う。そして、生成された関連顧客集合に含まれる各顧客に対し、目的顧客集合生成部6Cが適用対象目的シナリオ内の顧客パターン、関連パターンや時間パターン、又はand、or、優先順位等、顧客を抽出するための抽出条件式を当てはめ、この条件式を満たす顧客集合である目的顧客集合を作成する。同様に、目的シナリオ指定時処理部6Bが設定した適用対象顧客に対し、関連顧客集合生成部6Dが顧客情報テーブルT1の顧客を順次読み出す。読み出された各々の顧客に対し、関連顧客集合生成部6Dが顧客・関連連携情報テーブルT3を参照して関連顧客集合を生成し、そして、生成された関連顧客集合に含まれる各顧客に対し、目的顧客集合生成部6Cが適用対象目的シナリオ内の抽出条件式を当てはめ、この条件式を満たす顧客集合である目的顧客集合を作成する。
【0047】
検索処理が開始されると、ステップS1でユーザーにより検索入出力部5の検索条件指定部5Aから検索条件が指定される。この検索条件の指定は、顧客の指定、又は目的シナリオの指定の2種類のいずれかである。図17には、このときコンピュータの画面に表示される検索条件指定画面である顧客・目的シナリオ指定画面が示されている。
【0048】
図17に示される画面において顧客指定のチェックボックスをチェックし、顧客検索ボタンを押すと顧客情報テーブルT1の顧客の一覧が別途表示され(図省略)その中から所望の顧客を選ぶと図17の画面に戻り、選んだ顧客の顧客名が設定される。図17には、B企業を選択した場合が示されている。目的シナリオ指定の場合には、同様に図17に示される画面において目的シナリオ指定のチェックボックスをチェックし、目的シナリオ検索ボタンを押すと目的シナリオテーブルT9の目的シナリオの一覧が別途表示され(図省略)その中から所望の目的シナリオを選ぶと図17の画面に戻り、選んだ目的シナリオの目的シナリオIDが設定される。図17では、説明のため、顧客と目的シナリオとを両方指定した如く表示して示している。
【0049】
まず、ステップS1において検索条件として顧客を指定した場合について説明する。ステップS2では、検索処理部6において、ステップS1で指定された検索条件に基づき、顧客指定での検索であるのか、目的シナリオ指定での検索であるのかが判別される。ここでは顧客指定での検索であるのでステップS3に入り、顧客指定時処理部6Aにおいて、ステップS1で指定された顧客名の顧客を指定顧客として記憶する処理が行われる。
【0050】
以下、目的シナリオテーブルT9内のすべての目的シナリオを順次読み込み、各目的シナリオごとにS4からS7の処理を行う。ステップS4では、顧客指定時処理部6Aにて、目的シナリオテーブルT9内に未処理の目的シナリオがあるか否かの判別が行われる。未処理の目的シナリオがある場合には、ステップS4の判別結果はYESとなり、ステップS5に入る。ステップS5では、顧客指定時処理部6Aにおいて、目的シナリオテーブルT9内の未処理の目的シナリオのうちの1つを読み込み、読み込んだ目的シナリオを適用対象目的シナリオとする処理が行われ、ステップS6に入る。
【0051】
ステップS6では、顧客指定時処理部6Aにて、適用対象目的シナリオの抽出段階の確認が行われる。抽出段階が1であればステップS3で設定した指定顧客を適用対象顧客とする処理が行われる。抽出段階が2以上であれば、既にその1つ前の段階での抽出処理が行われているはずであり、この前段階において得られ一時保管されている目的顧客集合をこの抽出段階の適用対象顧客とする処理が行われる。
【0052】
次に、ステップS7では、ステップS5において設定された適用対象目的シナリオを用いた抽出処理が行われる。図15にはステップS7の詳細フローチャートが示されており、図15を参照してステップS7での処理について詳しく説明する。
【0053】
ステップS71では、関連顧客集合生成部6Dにおいて、顧客・関連連携情報テーブルT3を参照して、適用対象顧客についての関連顧客集合の生成が行われる。ここで、適用対象顧客に対する関連顧客集合とは、例えば適用対象顧客をB企業とした場合、顧客・関連連携情報テーブルT3に登録されている「行」のうち、関連元顧客ないし関連先顧客がB企業であるところの関連先顧客及び関連元顧客の集合、すなわちB企業と何らかの直接的な関連のある顧客の集合をいう。また抽出段階が2以降の場合は、適用対象顧客は前抽出段階の目的顧客集合であり、この目的顧客集合内の各顧客の関連顧客集合の和集合がその抽出段階での関連顧客集合となる。
【0054】
次に適用対象目的シナリオの処理に移る。例えば、図13において目的シナリオIDが1の目的シナリオでは、顧客パターン1と関連パターン1と顧客パターン2の3つのパターンが格納されており、この3つのパターンについてステップS72、S73の処理がなされることになり、また目的シナリオIDが2の目的シナリオでは、顧客パターン3と時間パターン1の2つのパターンが格納されており、この2つのパターンについてステップS72、S73の処理がなされることになる。以下、ステップS72、S73について詳しく説明する。
【0055】
ステップS72では、現在対象としている適用対象目的シナリオ内に、まだ処理を行っていない顧客パターンや関連パターン等のパターンが有るか否かの判別が行われる。現在対象としている適用対象目的シナリオ内に、まだ処理を行っていない顧客パターン又は関連パターン等が有る場合には、ステップS72の判別結果はYESとなり、ステップS73に入る。
【0056】
ステップS73では、ステップS71において生成された関連顧客集合に属する顧客のそれぞれに対し、目的顧客集合生成部6Cにより顧客パターン、関連パターン、又は時間パターンの条件式の照合を行い、その条件に当てはまる顧客から成る部分集合を各パターン毎に生成する処理が行われる。情報不足でパターンの内容に当てはまるか否かが判定できない顧客がある場合には、該当の顧客・関連連携情報と目的シナリオと不足の属性項目とを一時保管ファイル7に一時保管する処理が行われる。また上記パターンの内容に当てはまる顧客が1つもない場合には、そのパターンに対する生成結果は空集合となる。
【0057】
各パターンの条件に当てはまる顧客の部分集合の生成処理がそれぞれ終了した後、ステップS72に戻り、適用対象目的シナリオ内にまだ処理していない顧客パターン又は関連パターン等のパターンが有るか否かの判別処理が再度行われる。まだ処理していない顧客パターン又は関連パターン等が有る場合には、ステップS72の判別結果はYESとなり、ステップS73に進み、まだ処理していない顧客パターン又は関連パターン等が無くなるまでステップS72、S73が繰り返される。まだ処理していない顧客パターン又は関連パターン等が無い場合には、ステップS72の判別結果はNOとなり、ステップS74に入る。ステップS74では、目的顧客集合生成部6Cにおいて、ステップS73で生成された各顧客パターン又は関連パターン等ごとに得られた各部分集合に対して、適用対象目的シナリオ内に指定されている「and」や「or」をその接続詞優先順位に従って適用して集合演算を行い目的顧客集合を生成する処理が行われる。
【0058】
次にステップS75に入り、ステップS74で得られた目的顧客集合と、その目的顧客集合に含まれる各顧客の顧客名、顧客・関連連携情報と、現在の適用対象目的シナリオと適用対象顧客名、抽出段階とを組として目的顧客集合生成部6Cにより一時保管ファイル7内に一時保管する処理が行われる。
【0059】
ステップS75が終了すると、ステップS7も終了する。図14に戻ると、ステップS7の終了後、ステップS4に戻り、未処理の目的シナリオが残っているか否かの判別が行われる。未処理の目的シナリオがまだ残っている場合には、ステップS4の判別結果はYESとなり、ステップS5に入る。このようにして登録されている目的シナリオの数だけステップS4〜S7の処理が繰り返される。未処理の目的シナリオが無い場合には、ステップS4の判別結果はNOとなり、ステップS8に入る。
【0060】
ステップS8では、上記で実施された検索条件を顧客指定とした場合の検索結果を検索結果表示部5Bに表示する処理が行われる。表示内容は、一時保管ファイル7内に一時保管されていた目的顧客集合に含まれる顧客の顧客名、顧客・関連連携情報、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名、抽出段階と顧客・属性情報ファイル3及び顧客・関連検索条件ファイル4の内容を元に作成される。図18、図19には、この場合の検索結果表示画面の例が示されている。
【0061】
図18、図19は、いずれも指定顧客としてB企業を指定した場合の検索結果の表示画面を示しており、図18には目的意図と関連顧客、関連、目的シナリオの各項目が表示されている。そして、例えば目的シナリオの項目の「目的シナリオID1」上をクリックすれば、目的シナリオID1に関する詳細内容や属性の表示が行われる。また、図19にはB企業に何らかの関係のある関連顧客が線で連結されて表示されており、この場合にも表示されている企業や個人名上をクリックすれば、クリックされた企業又は個人名に関する関連情報、目的シナリオ情報、不足情報等の詳細情報の表示が行われる。例えば、「H株式会社」上をクリックすると、H株式会社に関する関連情報等が表示される他、不足情報として「H株式会社が4月キャンペーン対象での訪問先か知るために、取引額が必要です。」というメッセージが表示される。
【0062】
ステップS8の終了後、検索処理フローが終了する。
【0063】
次に検索条件として目的シナリオを指定した場合の処理フローについて説明する。ステップS1において検索条件として目的シナリオを指定し、所要の目的シナリオIDを指定した場合には、ステップS2での判別処理において、目的シナリオ指定での検索であると判別されてステップS20に入り、ここでは目的シナリオ指定時処理部6Bにより目的シナリオ指定検索処理が行われる。
【0064】
図16にはステップS20の詳細フローが示されており、図16を参照してステップS20について詳しく説明する。ステップS20では顧客情報テーブルT1内のすべての顧客情報に対して順次、各顧客情報ごとにステップS21からステップS26の処理を行う。ステップS20が開始されると、ステップS21では、顧客情報テーブルT1内に未処理の顧客情報があるか否かの判別が行われる。未処理の顧客情報がある場合には、ステップS21の判別結果はYESとなり、ステップS22に入る。ステップS22では、未処理の顧客情報を1件読み込む処理が行われる。
【0065】
次に、ステップS23では、ステップS1で指定された目的シナリオIDの目的シナリオを読み込むのであるが、抽出段階が複数のときは、抽出段階の数だけ同一目的シナリオIDの目的シナリオが存在するので、抽出段階が1のものから順に1件ずつ読み込んで、各抽出段階ごとにステップS24からステップS26の処理が行われることになる。読み込んだ目的シナリオは適用対象目的シナリオとする処理が行われ、ステップS24に入る。
【0066】
ステップS24では、適用対象目的シナリオの抽出段階を確認する。抽出段階が1であればステップS22で読み込んだ顧客を適用対象顧客とする。抽出段階が2以上であれば、既にその1つ前の段階の抽出処理が行われているはずであり、そこで得られ一時保管されている目的顧客集合をこの抽出段階の適用対象顧客とする。
【0067】
次に、ステップS25では、上述したステップS7(図15参照)での処理と同じ処理が行われるので、ここでの詳しい説明は省略する。目的顧客集合と、その目的顧客集合に含まれる各顧客の顧客名、顧客・関連連携情報と、現在読み込まれている適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名、抽出段階とを組として一時保管ファイル7内に一時保管する処理が行われ、ステップS25の処理が終了した後、ステップS26に入る。
【0068】
ステップS26では、次の抽出段階の目的シナリオが存在するか否かの判別が行われる。次の抽出段階の目的シナリオが存在する場合には、ステップS26の判別結果はYESとなり、ステップS23に戻り、次の抽出段階の目的シナリオの処理を行うことになる。ステップS1で指定された目的シナリオIDの全ての抽出段階の目的シナリオの処理が済んでいる場合には、ステップS26の判別結果はNOとなり、ステップS21に戻る。
【0069】
ステップS21で処理すべき顧客情報がまだある場合には、ステップS21の判別結果はYESとなり、ステップS22に入る。処理すべき顧客情報がない場合には、ステップS21の判別結果はNOとなり、ステップS20の処理は終了し、ステップS8(図14参照)に入る。
【0070】
ステップS8では、上記で実施された検索条件を目的シナリオとした場合の検索結果を検索結果表示部5Bに表示する処理が行われる。表示内容は、一時保管ファイル7内に一時保管されていた目的顧客集合の顧客・属性情報ファイル3及び顧客・関連検索条件ファイル4を元に作成される。図20、図21には、この場合の検索結果表示画面の例が示されている。
【0071】
図20、図21は、いずれも検索条件として目的シナリオを指定し、目的シナリオID1を指定した場合の検索結果の表示画面を示している。図20には関連元顧客、関連、関連先顧客の各項目が表示されており、例えば関連先顧客の項目のうちの「D企業」上をクリックすれば、D企業に関する詳細内容や属性の表示が行われる。また、図21には目的シナリオID1により関係が見い出された関連顧客同士が線で連結されて表示されている。この場合にも表示されている企業名等の上をクリックすれば、その企業に関する関連情報、目的シナリオ情報、不足情報等の詳細情報の表示が行われる。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、上述の如く、顧客の関連に関係する営業ノウハウ等を予めデータベース化してコンピュータの記憶手段に格納しておき、各営業担当者が自己の営業目的に従う目的シナリオに従って自己の営業目的を達成するのに有用な顧客間の関連情報を入手できるように構成したので、営業支援を極めて有効且つ適切に行うことができ、営業担当者はその経験やスキルに拘らず、顧客間における有用な関連情報を容易に入手して一定レベルの営業活動を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による営業支援装置の実施の形態の一例を示す概略構成図。
【図2】図1に示した顧客情報テーブル内のデータ構造を示す図。
【図3】図1に示した関連情報テーブル内のデータ構造を示す図。
【図4】図1に示した顧客・関連連携情報テーブル内のデータ構造を示す図。
【図5】図1に示した顧客属性マスタ内のデータ構造を示す図。
【図6】図1に示した顧客属性情報テーブル内のデータ構造を示す図。
【図7】図1に示した関連属性マスタ内のデータ構造を示す図。
【図8】図1に示した関連属性情報テーブル内のデータ構造を示す図。
【図9】図1に示した顧客パターンテーブル内のデータ構造を示す図。
【図10】図1に示した関連パターンテーブル内のデータ構造を示す図。
【図11】図1に示した時間パターンテーブル内のデータ構造を示す図。
【図12】図1に示した目的意図マスタ内のデータ構造を示す図。
【図13】図1に示した目的シナリオテーブル内のデータ構造を示す図。
【図14】検索処理部6で実行される検索処理の流れを説明するためのフロー図。
【図15】検索処理部6で実行される検索処理の流れを説明するためのフロー図。
【図16】検索処理部6で実行される検索処理の流れを説明するためのフロー図。
【図17】検索条件指定画面である顧客・目的シナリオ指定画面を示す図。
【図18】B企業を指定した場合の検索結果表示部に表示される検索結果の表示画面を示す図。
【図19】B企業を指定した場合に検索結果表示部に表示される検索結果の表示画面を示す図。
【図20】目的シナリオを指定する場合で、目的シナリオID1を指定した場合に検索結果表示部に表示される検索結果の表示画面を示す図。
【図21】目的シナリオを指定する場合で、目的シナリオID1を指定した場合に検索結果表示部に表示される検索結果の表示画面を示す図。
【符号の説明】
1 顧客連環ナビゲーション装置
2 登録部
2A 入力部
2B 外部情報取込部
3 顧客・関連属性情報ファイル
4 顧客・関連検索条件ファイル
5 検索入出力部
5A 検索条件指定部
5B 検索結果表示部
6 検索処理部
6A 顧客指定時処理部
6B 目的シナリオ指定時処理部
6C 目的顧客集合生成部
6D 関連顧客集合生成部
7 一時保管ファイル
T1 顧客情報テーブル
T2 関連情報テーブル
T3 顧客・関連連携情報テーブル
T4 顧客属性情報テーブル
T5 関連属性情報テーブル
T6 顧客パターンテーブル
T7 関連パターンテーブル
T8 時間パターンテーブル
T9 目的シナリオテーブル
M1 顧客属性マスタ
M2 関連属性マスタ
M3 目的意図マスタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客に関する様々な情報をコンピュータシステムを利用して営業活動の支援に役立てるようにした顧客連環ナビゲーション方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より様々な営業ノウハウを活用するようにした営業活動支援システムが提案されている。例えば、特開平10−124584号公報には、格納してある顧客情報と営業履歴に営業ノウハウを適用して営業活動のために役立つ適切な指示を出すようにした営業ナビゲーション装置が開示されている。この装置は、営業活動支援のため、現在までに蓄積された営業履歴のうち現在の営業活動に効果のあると考えられるいくつかの営業活動を評価の高い順に並べて提案するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、企業における営業の対象となる顧客の間には、例えば、取引関係や資本関係、企業の役員の関係やその役員の親子関係等、種々の関連が存在し、更にそれらの関連を有する顧客が集まって網目のようにつながった顧客間のつながりが形成されている。これをここでは連環と呼ぶことにする。この連環の中ではある顧客Aと顧客Cは関連ないが、顧客Aと顧客B、顧客Bと顧客Cはそれぞれ関連があるので、顧客Bを介することによって顧客Aから顧客Cを辿るというようなことが可能となる。実際の営業活動においては、そのような連環の中の個々の顧客間の関連をうまく見つけて、その関連を辿ることにより目的の顧客にコンタクトできるようなルートを見つけることが重要であり、そのもとになる顧客間の関連に関する情報が営業ノウハウとして重要な意味をもつことが多い。営業担当者のうち優秀な者は、上述の如き顧客間の関連情報を多種多様に把握しており、これらの顧客間の関連情報を駆使して営業活動を行い、これにより効率的な営業活動を行うことができ、優れた営業成績をあげている場合が多い。
【0004】
しかし、上述した従来の技術では、各営業マンが有している多種多様の顧客間の関連情報を収集、蓄積して総合的且つ効果的に利用し、各営業マンが効率的な営業活動を行うことができるように支援するしくみとなっていない。
【0005】
本発明の目的は、従来技術における上述の問題点をコンピュータシステムを利用して解決することができるようにした顧客連環ナビゲーション方法及び装置を提供することにある。
【0006】
本発明の目的は、また、顧客に関する様々な情報をコンピュータシステムを利用して関連づけて処理し、営業活動に有効に利用できる情報を得るようにした顧客連環ナビゲーション方法及び装置を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、顧客間の関連に着目しての営業ノウハウを共有し、各営業担当者が営業活動を効率的に行うことができるように営業支援を行うことができる顧客連環ナビゲーション方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、顧客の連環に関係する営業ノウハウ等を予めデータベース化してコンピュータの記憶手段に格納しておき、各営業担当者が自己の営業目的に従う条件(目的シナリオ)に従って自己の営業目的を達成するのに有用な顧客間の関連情報を入手できるようにし、このシステムを利用する営業担当者はその経験やスキルに拘らず、顧客間における有用な関連情報を容易に入手して一定レベルの営業活動を効率的に行うことができるようにしたものである。なお、本明細書において、顧客とは企業や団体だけではなく個人も含み、見込顧客も対象とした広い意味において使用される。
【0009】
請求項1の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを作成し、記憶手段内に格納しておくステップと、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、前記目的シナリオを適用対象目的シナリオとして前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、前記データ入力手段から指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成するステップと、該関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力するステップとを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0010】
請求項2の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを少なくとも1つ記憶手段内に格納されている目的シナリオテーブルに登録しておくステップと、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、前記データ入力手段から指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成するステップと、該関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力するステップとを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0011】
請求項3の発明によれば、請求項1または2の発明において、前記抽出条件式に時間に関する条件式が更に含まれている顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0012】
請求項4の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを少なくとも1つ記憶手段内に格納されている目的シナリオテーブルに登録しておくステップと、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、該適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性ファイルに基づいて生成するステップと、前記目的シナリオテーブルに登録されている各目的シナリオを読み出し、前記適用対象顧客の関連顧客集合に対して適用し、これにより得られた目的顧客集合を生成し、記憶手段内に格納するステップと、前記目的顧客集合の顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示するステップとを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0013】
請求項5の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを少なくとも1つ記憶手段内に格納されている目的シナリオテーブルに登録しておくステップと、前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、前記顧客・関連属性情報ファイルに登録されている顧客を読み出すステップと、読み出された各顧客を適用対象顧客とし、該適用対象顧客の関連顧客集合を生成するステップと、該関連顧客集合に対して前記適用対象目的シナリオを適用して目的顧客集合を生成し、記憶手段内に格納するステップと、前記目的顧客集合に含まれる顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示するステップとを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0014】
請求項6の発明によれば、請求項4または5の発明において、前記抽出条件式に時間に関する条件式を更に含む顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0015】
請求項7の発明によれば、請求項4、5又は6の発明において、前記目的シナリオが、同一の目的シナリオに異なる抽出段階を示すデータを付した複数の段階付目的シナリオから成り、抽出段階nの段階付目的シナリオによる抽出処理が、抽出段階n−1の段階付目的シナリオを適用して抽出された目的顧客集合を対象として適用されるようにして、各段階付目的シナリオによる抽出を順次実行することにより最終的な目的顧客集合を得、これにより所要の支援情報を得ることができるようにした顧客連環ナビゲーション方法が提案される。
【0016】
請求項8の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを格納する手段と、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を指定すると共に前記目的シナリオを適用対象目的シナリオとして指定する手段と、指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成する手段と、該関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力する手段とを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置が提案される。
【0017】
請求項9の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを登録しておくための目的シナリオテーブルを格納する手段と、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を指定すると共に、前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして指定する手段と、指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成する手段と、前記関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力する手段とを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置が提案される。
【0018】
請求項10の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを登録しておくための目的シナリオテーブルを格納する手段と、前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を指定する手段と、該適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性ファイルに基づいて生成する手段と、前記目的シナリオテーブルに登録されている各目的シナリオを読み出し、前記適用対象顧客の関連顧客集合に対して適用し、目的顧客集合を生成する手段と、前記目的顧客集合の顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示する手段とを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置が提案される。
【0019】
請求項11の発明によれば、顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを登録しておくための目的シナリオテーブルを格納する手段と、前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして指定する手段と、前記顧客・関連属性情報ファイルに登録されている顧客を適用対象顧客として読み出して関連顧客集合を生成する手段と、該関連顧客集合に対して前記適用対象目的シナリオを適用して目的顧客集合を生成する手段と、前記目的顧客集合に含まれる顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示する手段とを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置が提案される。
【0020】
請求項12の発明によれば、請求項10又は11の発明において、前記目的シナリオが、 同一の目的シナリオに異なる抽出段階を示すデータを付した複数の段階付目的シナリオから成り、抽出段階nの段階付目的シナリオによる抽出処理が、抽出段階n−1の段階付目的シナリオを適用して抽出された目的顧客集合を対象として適用されるようにして、各段階付目的シナリオによる抽出を順次実行することにより最終的な目的顧客集合を得、これにより所要の支援情報を得ることができるようにした顧客連環ナビゲーション装置が提案される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明による顧客連環ナビゲーション装置の実施の形態の一例を示す概略構成図である。顧客連環ナビゲーション装置1は、複数の顧客に関する様々な情報をコンピュータシステムに蓄積しておき、この蓄積された情報を所望の営業活動に見合うように関連づけて処理し、営業活動に有効に利用できる営業支援情報を出力、表示するようにした装置である。すなわち、顧客間の関連情報に関係する営業ノウハウ等を予めデータベース化してコンピュータの記憶手段に格納しておき、各営業担当者が自己の営業目的に従う条件(目的シナリオ)に従って自己の営業目的を達成するのに有用な顧客間の関連情報を入手できるようにし、このシステムを利用する営業担当者はその経験やスキルに拘らず、一定レベルの営業活動を効率的に行うことができるようにしたものである。
【0023】
図1に示した顧客連環ナビゲーション装置1は、コンピュータを用いて構成されたものであり、各機能をブロック化したシステム構成図として示されている。2は、登録機能を果たすための入力部2Aと外部情報取込部2Bとから成る登録部である。入力部2Aは例えば一般のパーソナルコンピュータとして構成することができ、また外部情報取込部2Bは顧客連環ナビゲーション装置1以外の他システムが保有する情報を適当な記録媒体や通信手段その他を用いて顧客連環ナビゲーション装置1に取り込むために使用するもので、磁気記録媒体読み取り装置や外部ネットワークに接続する端末等があるがこれらに限定されるものではない。
【0024】
3は、複数の顧客のそれぞれについての固有情報及びこれらの顧客間の関連性に関する関連情報を示す複数の情報テーブルを含む顧客・関連属性情報ファイルである。顧客・関連属性情報ファイル3内に設けられたこれらの情報テーブルは、本実施の形態では、顧客情報テーブルT1、関連情報テーブルT2、顧客・関連連携情報テーブルT3、顧客属性情報テーブルT4及び関連属性情報テーブルT5である。また、顧客・関連属性情報ファイル3内には顧客属性マスタM1及び関連属性マスタM2が設けられている。これらの各テーブル及びマスタの内容は図2〜図8に詳細に示されている。
【0025】
4は、複数の顧客の関連性についての検索条件となる少なくとも1つの目的シナリオを含む目的シナリオテーブルT9が格納されている顧客・関連検索条件ファイルである。本実施の形態では、顧客・関連検索条件ファイル4内には、目的シナリオテーブルT9の他に、さらに、顧客パターンテーブルT6、関連パターンテーブルT7、時間パターンテーブルT8、及び目的意図マスタM3が設けられている。これらの各テーブル及びマスタの内容は図9〜図13に詳細に示されている。登録部2の入力部2A及び外部情報取込部2Bを用いて、顧客・関連属性情報ファイル3、及び顧客・関連検索条件ファイル4内に設けられている各テーブルT1〜T9、マスタM1〜M3に、それぞれ必要な情報を入力して格納しておくことができるようになっている。
【0026】
5は検索入出力部であり、検索条件指定部5A及び検索結果表示部5Bを備えている。検索条件指定部5Aでは営業の対象とすべき顧客を指定するか又は営業活動の目的シナリオを指定することができる。
【0027】
6は、検索機能を果たすための検索処理部であり、顧客指定時処理部6A、目的シナリオ指定時処理部6B、目的顧客集合生成部6C、及び関連顧客集合生成部6Dを備えている。検索条件指定部5Aにより顧客を指定することにより、顧客指定時処理部6Aは顧客・関連属性情報ファイル3及び顧客・関連検索条件ファイル4を検索し、この検索結果を検索結果表示部5Bに出力して表示する。また、検索条件指定部5Aにより目的シナリオを指定することにより、目的シナリオ指定時処理部6Bは顧客・関連属性情報ファイル3及び顧客・関連検索条件ファイル4を検索し、この検索結果を検索結果表示部5Bに出力して表示する。これらの各部における処理内容の詳細は後述する。なお、7は、検索処理部6において実行される各種処理によって得られた結果を一時的に保管しておくために使用される一時保管ファイルである。
【0028】
図2は、顧客・関連属性情報ファイル3内に設けられている顧客情報テーブルT1内のデータ構造を示す図で、顧客を識別するための番号を示す顧客IDと、各顧客IDにそれぞれ対応する顧客名とから成っている。顧客IDの1にはB企業の顧客名が対応しており、顧客IDの2にはC企業、顧客IDの3にはD企業、顧客IDの4にはEさん、顧客IDの5にはF企業・・・の顧客名がそれぞれ対応するようテーブルが作成されている。
【0029】
図3は関連情報テーブルT2内のデータ構造を示す図で、顧客同士の関連形態を識別するための番号を示す関連IDと、各関連IDにそれぞれ対応する関連形態を示す関連名とから成っている。関連IDの1には、資本面で関連が有ることを示す資本という関連名を対応させており、関連IDの2には取引、関連IDの3には役員、関連IDの4には子供、関連IDの5には社員、関連IDの1000には自分自身との関連を扱うためのものである自分をそれぞれ対応させて成っている。
【0030】
図4は顧客・関連連携情報テーブルT3内のデータ構造を示す図である。顧客・関連連携情報テーブルT3は、ある2つの顧客同士においてどのような関連があるのかを示す情報を蓄積しておくためのテーブルである。ここでは、顧客同士の関係形態を示す顧客・関連IDと、関連のある2つの顧客同士の一方を示す関連元顧客IDと、他方を示す関連先顧客IDと、両顧客間の関連内容を示す関連ID(図3参照)とをそれぞれ1つずつ組み合わせた組として示されている。例えば顧客・関連IDのaには、関連元顧客IDが1、関連先顧客IDが3、関連IDが1と示されており、これにより、顧客・関連IDのaでは、B企業とD企業(図2参照)は資本面において関連が有る(図3参照)ことが示されている。以下、顧客・関連IDのb、cについても同じである。
【0031】
図5は顧客属性マスタM1内のデータ構造を示す図で、各顧客固有の属性情報の種類を識別するための顧客属性IDと、各顧客属性IDにそれぞれ対応する属性の内容を示す顧客属性名とがそれぞれ1対1に対応するように形成されている。ここでは、顧客属性IDの1には住所、顧客属性IDの2には電話番号、顧客属性IDの3には業種、顧客属性IDの4には融資額、顧客属性IDの5にはグループ、顧客属性IDの6には取引品目、顧客属性IDの7には帝国データバンク企業情報評点をそれぞれ対応させている。
【0032】
図6は顧客属性情報テーブルT4内のデータ構造を示す図で、ここでは、顧客IDに顧客属性IDとその顧客の属性内容とを対応させたテーブルとなっている。例えば一番上の行に示される、顧客IDの1は、顧客属性IDが1でその内容は住所となっており、B企業(図2参照)の住所(図5参照)が示されており、内容にはその具体的な住所である「神奈川県横浜市」が示されている。以下の行も同様である。
【0033】
図7は関連属性マスタM2内のデータ構造を示す図で、2つの間の関連形態の属性を識別するための関連属性IDと、各関連属性IDの具体的な関連形態の種類を示す関連属性名とを対応させたものである。ここでは、関連属性IDの1には出資比率、関連属性IDの2には出資額、関連属性IDの3には常勤・非常勤が対応している。
【0034】
図8は関連属性情報テーブルT5内のデータ構造を示す図で、ここでは、顧客・関連IDに関連属性IDとその内容とを対応させたテーブルとなっている。例えば図8の表の一番上の行に示される、顧客・関連IDのaは、関連属性IDの1と、内容が15の場合として対応しており、これはB企業とD企業とは資本面において関連が有り(図2、図3、図4参照)、その関連形態である出資比率(図7参照)は具体的な内容が15%であることが示されている。以下の行にも同様にして関連属性の内容が示されている。
【0035】
図9は顧客・関連検索条件ファイル4内に設けられている顧客パターンテーブルT6内のデータ構造を示す図である。顧客パターンテーブルT6は、図5に示した顧客属性項目と顧客属性項目内容の組み合わせによって構成される条件式によって顧客をパターン化し、パターン化されたものについてそれぞれ顧客パターンIDを対応させたテーブルである。ここでは、顧客属性項目において指定される顧客属性IDに対応する顧客属性とその具体的な内容が示される顧客属性項目内容との組み合わせが1つ又は複数組設けられ、複数組の場合には、それぞれの組の関係を接続詞and又はorで示すと共に、各接続の優先順位を示す接続詞優先順位が示されている。
【0036】
例えば図9で上から3行目に示されている顧客パターンIDが3の場合には、1組目の顧客属性項目を示す顧客属性項目1は3でこれは業種を示しており(図5参照)、その顧客属性項目内容1は鮮魚である。顧客属性項目2は6でこれは取扱品目を示しており(図5参照)、その顧客属性項目内容2はクジラである。そしてこれらの各顧客属性項目と顧客属性項目内容との組において、それぞれの組はandの関係となっており、このandの関係の優先順位は、接続詞優先順位の項の数字で示している。顧客属性項目1と顧客属性項目内容1との組と顧客属性項目2と顧客属性項目内容2との組の間において「1」とあるのは、顧客パターンIDが3の場合においてこの接続1(and)が一番優先順位が高いことを示している。なお、顧客パターンIDの3の場合では、顧客属性項目と顧客属性項目内容との組が2つしか示されていないため、接続詞が1つしかないので接続詞優先順位は「1」しか示されない。また、図9では示されていないが、顧客属性項目と顧客属性項目内容との組が3つ以上示される場合には、接続詞優先順位として、さらに、2、3、・・・が示される。他の行についても同様である。なお、顧客属性項目と顧客属性項目内容との組はいくつあっても良く、また、顧客パターンIDもいくつ設定してもよい。
【0037】
図10は関連パターンテーブルT7内のデータ構造を示す図である。関連パターンテーブルT7は、図3に示した関連IDと図7に示した関連属性IDとの組み合わせによって顧客間の関連を条件式によってパターン化し、パターン化されたものについてそれぞれ関連パターンIDを対応させたテーブルでる。ここでは、1つの関連IDに対して関連属性項目とその具体的な内容を示す関連属性項目内容との組み合わせを1つ又は複数組設け、複数組の場合には、それぞれの組の関係を接続詞and又はorで示すと共に、各接続の優先順位を示す接続詞優先順位が示されている。
【0038】
例えば図10で上から2行目に示されている関連パターンIDが2の場合には、関連IDは3でこれは役員を示しており(図3参照)、1組目の関連属性項目を示す関連属性項目1は3でこれは常勤・非常勤を示しており(図7参照)、その具体的な内容として関連属性項目内容1には常勤が示されている。ここでは関連属性項目と関連属性項目内容との組が1組の場合のみ示されているが、関連属性項目と関連属性項目内容との組は何組あってもよく、また、関連パターンIDもいくつ設定してもよい。なお、図10において関連パターンIDが3のところで、関連IDに1000が示されているのは、自分自身を関連づけることを意味している。
【0039】
図11は時間パターンテーブルT8内のデータ構造を示す図で、時間パターンを示す時間パターンIDに、それぞれの内容(1月、2月、・・・)を対応させたテーブルである。この時間パターンIDは検索対象の日時と検索を行っている現在の日時との比較を行うために設定されるものである。例えば目的シナリオの中に時間パターンIDが1と指定されている場合、1月にその検索が実行されるとYesであり、それ以外の月ではNoとなる。
【0040】
図12は目的意図マスタM3内のデータ構造を示す図で、目的シナリオを識別するための目的シナリオIDと、各目的シナリオIDに対応する目的シナリオの設定意図を示す目的意図とを対応付けたテーブルとなっている。ここでは、目的シナリオIDの1には「新規融資について指定顧客からの紹介が有効な顧客」、目的シナリオIDの2には「取扱品目がクジラの場合、仕入れが2月なのでその1ヶ月前の提案が効果的」、目的シナリオIDの3には「役員関係は有用な関連」がそれぞれ目的意図として対応付けられている。
【0041】
図13は目的シナリオテーブルT9内のデータ構造を示す図で、ここでは、目的シナリオID(図12参照)が複数用意されている。各目的シナリオID毎に、この目的シナリオが適用される抽出段階、顧客パターン、関連パターン、時間パターン等を指定するパターンの項目が示されており、パターンの項目はパターン1、パターン2、パターン3、・・・と複数設けられている。そして、さらにそれぞれのパターンの接続を示す接続詞と、各接続詞の優先順位を示す接続詞優先順位とが示されている。これは、先の顧客パターンテーブルT6の場合と同様である。
【0042】
例えば図13で、目的シナリオIDが1の場合には、抽出段階は1で、パターン1には顧客パターン1、パターン2には関連パターン1、パターン3には顧客パターン2が示され、パターン1とパターン2との接続1は「and」でその優先順位が2、パターン2とパターン3との接続2は「or」でその優先順位は1と示されている。これにより、「新規融資について指定顧客からの紹介が有効な顧客」を導き出すための抽出条件式が、{「グループ」がA鮮魚市場and(「資本」の関係有りor「帝国データバンク企業情報評点」が55点以上)}であることが示されている。以下の行に対応する式についても同じである。ここで、パターンとして時間パターンを設定する場合は現在日時との比較を行うものである。なお、パターンはいくつ設定してもよい。
【0043】
抽出段階とは、ある目的シナリオを用いて対象となる顧客についての目的顧客集合を生成するという処理を同一目的シナリオIDの目的シナリオを繰り返し用いて多段階にて行う場合に、この多段階処理のうちのどの段階かを意味するものである。このようにして多段階処理を行う場合には、同一の目的シナリオIDを有する目的シナリオに対して1、2、・・・等の抽出段階を示す数字を付し、その目的シナリオの何回目の適用段階であるのかを容易に判別できるように構成されている。抽出段階は1段階とすることもできるし、2段階以上の任意の段階数とすることもできる。
【0044】
したがって、抽出段階が複数の場合には、目的シナリオは、同一目的シナリオIDの目的シナリオに異なる抽出段階を示すデータを付した複数の段階付目的シナリオから成り、抽出段階nの段階付目的シナリオによる抽出処理は、抽出段階n−1の段階付目的シナリオを適用して抽出された目的顧客集合を対象として適用するようにして、各段階付目的シナリオによる抽出を順次実行することにより最終的な目的顧客集合を得、これにより所要の支援情報を得ることができる。本実施の形態では、同一の目的シナリオIDで抽出段階が異なるものがある場合は、抽出段階の数字の昇順に連続して目的シナリオテーブルT9に格納するように構成されている。
【0045】
次に、検索処理部6について図14〜16に示す検索処理フローチャートに基づいて説明する。
【0046】
検索処理部6では、検索条件指定部5Aで顧客が指定された場合には、その指定結果が顧客指定時処理部6Aに送られる。一方、検索条件指定部5Aで目的シナリオが指定された場合には、その指定結果が目的シナリオ指定時処理部6Bに送られる。顧客指定時処理部6Aでは指定された顧客が適用対象顧客として設定され、関連顧客集合生成部6Dを用いて関連顧客集合の生成を行う。この関連顧客集合の生成は、顧客・関連連携情報テーブルT3を参照して行う。そして、生成された関連顧客集合に含まれる各顧客に対し、目的顧客集合生成部6Cが適用対象目的シナリオ内の顧客パターン、関連パターンや時間パターン、又はand、or、優先順位等、顧客を抽出するための抽出条件式を当てはめ、この条件式を満たす顧客集合である目的顧客集合を作成する。同様に、目的シナリオ指定時処理部6Bが設定した適用対象顧客に対し、関連顧客集合生成部6Dが顧客情報テーブルT1の顧客を順次読み出す。読み出された各々の顧客に対し、関連顧客集合生成部6Dが顧客・関連連携情報テーブルT3を参照して関連顧客集合を生成し、そして、生成された関連顧客集合に含まれる各顧客に対し、目的顧客集合生成部6Cが適用対象目的シナリオ内の抽出条件式を当てはめ、この条件式を満たす顧客集合である目的顧客集合を作成する。
【0047】
検索処理が開始されると、ステップS1でユーザーにより検索入出力部5の検索条件指定部5Aから検索条件が指定される。この検索条件の指定は、顧客の指定、又は目的シナリオの指定の2種類のいずれかである。図17には、このときコンピュータの画面に表示される検索条件指定画面である顧客・目的シナリオ指定画面が示されている。
【0048】
図17に示される画面において顧客指定のチェックボックスをチェックし、顧客検索ボタンを押すと顧客情報テーブルT1の顧客の一覧が別途表示され(図省略)その中から所望の顧客を選ぶと図17の画面に戻り、選んだ顧客の顧客名が設定される。図17には、B企業を選択した場合が示されている。目的シナリオ指定の場合には、同様に図17に示される画面において目的シナリオ指定のチェックボックスをチェックし、目的シナリオ検索ボタンを押すと目的シナリオテーブルT9の目的シナリオの一覧が別途表示され(図省略)その中から所望の目的シナリオを選ぶと図17の画面に戻り、選んだ目的シナリオの目的シナリオIDが設定される。図17では、説明のため、顧客と目的シナリオとを両方指定した如く表示して示している。
【0049】
まず、ステップS1において検索条件として顧客を指定した場合について説明する。ステップS2では、検索処理部6において、ステップS1で指定された検索条件に基づき、顧客指定での検索であるのか、目的シナリオ指定での検索であるのかが判別される。ここでは顧客指定での検索であるのでステップS3に入り、顧客指定時処理部6Aにおいて、ステップS1で指定された顧客名の顧客を指定顧客として記憶する処理が行われる。
【0050】
以下、目的シナリオテーブルT9内のすべての目的シナリオを順次読み込み、各目的シナリオごとにS4からS7の処理を行う。ステップS4では、顧客指定時処理部6Aにて、目的シナリオテーブルT9内に未処理の目的シナリオがあるか否かの判別が行われる。未処理の目的シナリオがある場合には、ステップS4の判別結果はYESとなり、ステップS5に入る。ステップS5では、顧客指定時処理部6Aにおいて、目的シナリオテーブルT9内の未処理の目的シナリオのうちの1つを読み込み、読み込んだ目的シナリオを適用対象目的シナリオとする処理が行われ、ステップS6に入る。
【0051】
ステップS6では、顧客指定時処理部6Aにて、適用対象目的シナリオの抽出段階の確認が行われる。抽出段階が1であればステップS3で設定した指定顧客を適用対象顧客とする処理が行われる。抽出段階が2以上であれば、既にその1つ前の段階での抽出処理が行われているはずであり、この前段階において得られ一時保管されている目的顧客集合をこの抽出段階の適用対象顧客とする処理が行われる。
【0052】
次に、ステップS7では、ステップS5において設定された適用対象目的シナリオを用いた抽出処理が行われる。図15にはステップS7の詳細フローチャートが示されており、図15を参照してステップS7での処理について詳しく説明する。
【0053】
ステップS71では、関連顧客集合生成部6Dにおいて、顧客・関連連携情報テーブルT3を参照して、適用対象顧客についての関連顧客集合の生成が行われる。ここで、適用対象顧客に対する関連顧客集合とは、例えば適用対象顧客をB企業とした場合、顧客・関連連携情報テーブルT3に登録されている「行」のうち、関連元顧客ないし関連先顧客がB企業であるところの関連先顧客及び関連元顧客の集合、すなわちB企業と何らかの直接的な関連のある顧客の集合をいう。また抽出段階が2以降の場合は、適用対象顧客は前抽出段階の目的顧客集合であり、この目的顧客集合内の各顧客の関連顧客集合の和集合がその抽出段階での関連顧客集合となる。
【0054】
次に適用対象目的シナリオの処理に移る。例えば、図13において目的シナリオIDが1の目的シナリオでは、顧客パターン1と関連パターン1と顧客パターン2の3つのパターンが格納されており、この3つのパターンについてステップS72、S73の処理がなされることになり、また目的シナリオIDが2の目的シナリオでは、顧客パターン3と時間パターン1の2つのパターンが格納されており、この2つのパターンについてステップS72、S73の処理がなされることになる。以下、ステップS72、S73について詳しく説明する。
【0055】
ステップS72では、現在対象としている適用対象目的シナリオ内に、まだ処理を行っていない顧客パターンや関連パターン等のパターンが有るか否かの判別が行われる。現在対象としている適用対象目的シナリオ内に、まだ処理を行っていない顧客パターン又は関連パターン等が有る場合には、ステップS72の判別結果はYESとなり、ステップS73に入る。
【0056】
ステップS73では、ステップS71において生成された関連顧客集合に属する顧客のそれぞれに対し、目的顧客集合生成部6Cにより顧客パターン、関連パターン、又は時間パターンの条件式の照合を行い、その条件に当てはまる顧客から成る部分集合を各パターン毎に生成する処理が行われる。情報不足でパターンの内容に当てはまるか否かが判定できない顧客がある場合には、該当の顧客・関連連携情報と目的シナリオと不足の属性項目とを一時保管ファイル7に一時保管する処理が行われる。また上記パターンの内容に当てはまる顧客が1つもない場合には、そのパターンに対する生成結果は空集合となる。
【0057】
各パターンの条件に当てはまる顧客の部分集合の生成処理がそれぞれ終了した後、ステップS72に戻り、適用対象目的シナリオ内にまだ処理していない顧客パターン又は関連パターン等のパターンが有るか否かの判別処理が再度行われる。まだ処理していない顧客パターン又は関連パターン等が有る場合には、ステップS72の判別結果はYESとなり、ステップS73に進み、まだ処理していない顧客パターン又は関連パターン等が無くなるまでステップS72、S73が繰り返される。まだ処理していない顧客パターン又は関連パターン等が無い場合には、ステップS72の判別結果はNOとなり、ステップS74に入る。ステップS74では、目的顧客集合生成部6Cにおいて、ステップS73で生成された各顧客パターン又は関連パターン等ごとに得られた各部分集合に対して、適用対象目的シナリオ内に指定されている「and」や「or」をその接続詞優先順位に従って適用して集合演算を行い目的顧客集合を生成する処理が行われる。
【0058】
次にステップS75に入り、ステップS74で得られた目的顧客集合と、その目的顧客集合に含まれる各顧客の顧客名、顧客・関連連携情報と、現在の適用対象目的シナリオと適用対象顧客名、抽出段階とを組として目的顧客集合生成部6Cにより一時保管ファイル7内に一時保管する処理が行われる。
【0059】
ステップS75が終了すると、ステップS7も終了する。図14に戻ると、ステップS7の終了後、ステップS4に戻り、未処理の目的シナリオが残っているか否かの判別が行われる。未処理の目的シナリオがまだ残っている場合には、ステップS4の判別結果はYESとなり、ステップS5に入る。このようにして登録されている目的シナリオの数だけステップS4〜S7の処理が繰り返される。未処理の目的シナリオが無い場合には、ステップS4の判別結果はNOとなり、ステップS8に入る。
【0060】
ステップS8では、上記で実施された検索条件を顧客指定とした場合の検索結果を検索結果表示部5Bに表示する処理が行われる。表示内容は、一時保管ファイル7内に一時保管されていた目的顧客集合に含まれる顧客の顧客名、顧客・関連連携情報、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名、抽出段階と顧客・属性情報ファイル3及び顧客・関連検索条件ファイル4の内容を元に作成される。図18、図19には、この場合の検索結果表示画面の例が示されている。
【0061】
図18、図19は、いずれも指定顧客としてB企業を指定した場合の検索結果の表示画面を示しており、図18には目的意図と関連顧客、関連、目的シナリオの各項目が表示されている。そして、例えば目的シナリオの項目の「目的シナリオID1」上をクリックすれば、目的シナリオID1に関する詳細内容や属性の表示が行われる。また、図19にはB企業に何らかの関係のある関連顧客が線で連結されて表示されており、この場合にも表示されている企業や個人名上をクリックすれば、クリックされた企業又は個人名に関する関連情報、目的シナリオ情報、不足情報等の詳細情報の表示が行われる。例えば、「H株式会社」上をクリックすると、H株式会社に関する関連情報等が表示される他、不足情報として「H株式会社が4月キャンペーン対象での訪問先か知るために、取引額が必要です。」というメッセージが表示される。
【0062】
ステップS8の終了後、検索処理フローが終了する。
【0063】
次に検索条件として目的シナリオを指定した場合の処理フローについて説明する。ステップS1において検索条件として目的シナリオを指定し、所要の目的シナリオIDを指定した場合には、ステップS2での判別処理において、目的シナリオ指定での検索であると判別されてステップS20に入り、ここでは目的シナリオ指定時処理部6Bにより目的シナリオ指定検索処理が行われる。
【0064】
図16にはステップS20の詳細フローが示されており、図16を参照してステップS20について詳しく説明する。ステップS20では顧客情報テーブルT1内のすべての顧客情報に対して順次、各顧客情報ごとにステップS21からステップS26の処理を行う。ステップS20が開始されると、ステップS21では、顧客情報テーブルT1内に未処理の顧客情報があるか否かの判別が行われる。未処理の顧客情報がある場合には、ステップS21の判別結果はYESとなり、ステップS22に入る。ステップS22では、未処理の顧客情報を1件読み込む処理が行われる。
【0065】
次に、ステップS23では、ステップS1で指定された目的シナリオIDの目的シナリオを読み込むのであるが、抽出段階が複数のときは、抽出段階の数だけ同一目的シナリオIDの目的シナリオが存在するので、抽出段階が1のものから順に1件ずつ読み込んで、各抽出段階ごとにステップS24からステップS26の処理が行われることになる。読み込んだ目的シナリオは適用対象目的シナリオとする処理が行われ、ステップS24に入る。
【0066】
ステップS24では、適用対象目的シナリオの抽出段階を確認する。抽出段階が1であればステップS22で読み込んだ顧客を適用対象顧客とする。抽出段階が2以上であれば、既にその1つ前の段階の抽出処理が行われているはずであり、そこで得られ一時保管されている目的顧客集合をこの抽出段階の適用対象顧客とする。
【0067】
次に、ステップS25では、上述したステップS7(図15参照)での処理と同じ処理が行われるので、ここでの詳しい説明は省略する。目的顧客集合と、その目的顧客集合に含まれる各顧客の顧客名、顧客・関連連携情報と、現在読み込まれている適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名、抽出段階とを組として一時保管ファイル7内に一時保管する処理が行われ、ステップS25の処理が終了した後、ステップS26に入る。
【0068】
ステップS26では、次の抽出段階の目的シナリオが存在するか否かの判別が行われる。次の抽出段階の目的シナリオが存在する場合には、ステップS26の判別結果はYESとなり、ステップS23に戻り、次の抽出段階の目的シナリオの処理を行うことになる。ステップS1で指定された目的シナリオIDの全ての抽出段階の目的シナリオの処理が済んでいる場合には、ステップS26の判別結果はNOとなり、ステップS21に戻る。
【0069】
ステップS21で処理すべき顧客情報がまだある場合には、ステップS21の判別結果はYESとなり、ステップS22に入る。処理すべき顧客情報がない場合には、ステップS21の判別結果はNOとなり、ステップS20の処理は終了し、ステップS8(図14参照)に入る。
【0070】
ステップS8では、上記で実施された検索条件を目的シナリオとした場合の検索結果を検索結果表示部5Bに表示する処理が行われる。表示内容は、一時保管ファイル7内に一時保管されていた目的顧客集合の顧客・属性情報ファイル3及び顧客・関連検索条件ファイル4を元に作成される。図20、図21には、この場合の検索結果表示画面の例が示されている。
【0071】
図20、図21は、いずれも検索条件として目的シナリオを指定し、目的シナリオID1を指定した場合の検索結果の表示画面を示している。図20には関連元顧客、関連、関連先顧客の各項目が表示されており、例えば関連先顧客の項目のうちの「D企業」上をクリックすれば、D企業に関する詳細内容や属性の表示が行われる。また、図21には目的シナリオID1により関係が見い出された関連顧客同士が線で連結されて表示されている。この場合にも表示されている企業名等の上をクリックすれば、その企業に関する関連情報、目的シナリオ情報、不足情報等の詳細情報の表示が行われる。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、上述の如く、顧客の関連に関係する営業ノウハウ等を予めデータベース化してコンピュータの記憶手段に格納しておき、各営業担当者が自己の営業目的に従う目的シナリオに従って自己の営業目的を達成するのに有用な顧客間の関連情報を入手できるように構成したので、営業支援を極めて有効且つ適切に行うことができ、営業担当者はその経験やスキルに拘らず、顧客間における有用な関連情報を容易に入手して一定レベルの営業活動を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による営業支援装置の実施の形態の一例を示す概略構成図。
【図2】図1に示した顧客情報テーブル内のデータ構造を示す図。
【図3】図1に示した関連情報テーブル内のデータ構造を示す図。
【図4】図1に示した顧客・関連連携情報テーブル内のデータ構造を示す図。
【図5】図1に示した顧客属性マスタ内のデータ構造を示す図。
【図6】図1に示した顧客属性情報テーブル内のデータ構造を示す図。
【図7】図1に示した関連属性マスタ内のデータ構造を示す図。
【図8】図1に示した関連属性情報テーブル内のデータ構造を示す図。
【図9】図1に示した顧客パターンテーブル内のデータ構造を示す図。
【図10】図1に示した関連パターンテーブル内のデータ構造を示す図。
【図11】図1に示した時間パターンテーブル内のデータ構造を示す図。
【図12】図1に示した目的意図マスタ内のデータ構造を示す図。
【図13】図1に示した目的シナリオテーブル内のデータ構造を示す図。
【図14】検索処理部6で実行される検索処理の流れを説明するためのフロー図。
【図15】検索処理部6で実行される検索処理の流れを説明するためのフロー図。
【図16】検索処理部6で実行される検索処理の流れを説明するためのフロー図。
【図17】検索条件指定画面である顧客・目的シナリオ指定画面を示す図。
【図18】B企業を指定した場合の検索結果表示部に表示される検索結果の表示画面を示す図。
【図19】B企業を指定した場合に検索結果表示部に表示される検索結果の表示画面を示す図。
【図20】目的シナリオを指定する場合で、目的シナリオID1を指定した場合に検索結果表示部に表示される検索結果の表示画面を示す図。
【図21】目的シナリオを指定する場合で、目的シナリオID1を指定した場合に検索結果表示部に表示される検索結果の表示画面を示す図。
【符号の説明】
1 顧客連環ナビゲーション装置
2 登録部
2A 入力部
2B 外部情報取込部
3 顧客・関連属性情報ファイル
4 顧客・関連検索条件ファイル
5 検索入出力部
5A 検索条件指定部
5B 検索結果表示部
6 検索処理部
6A 顧客指定時処理部
6B 目的シナリオ指定時処理部
6C 目的顧客集合生成部
6D 関連顧客集合生成部
7 一時保管ファイル
T1 顧客情報テーブル
T2 関連情報テーブル
T3 顧客・関連連携情報テーブル
T4 顧客属性情報テーブル
T5 関連属性情報テーブル
T6 顧客パターンテーブル
T7 関連パターンテーブル
T8 時間パターンテーブル
T9 目的シナリオテーブル
M1 顧客属性マスタ
M2 関連属性マスタ
M3 目的意図マスタ
Claims (12)
- 顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、
複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、
前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを作成し、記憶手段内に格納しておくステップと、
前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、
前記目的シナリオを適用対象目的シナリオとして前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、
前記データ入力手段から指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成するステップと、
該関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力するステップと
を備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法。 - 顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、
複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、
前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを少なくとも1つ記憶手段内に格納されている目的シナリオテーブルに登録しておくステップと、
前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、
前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、
前記データ入力手段から指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成するステップと、
該関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力するステップと
を備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法。 - 前記抽出条件式に時間に関する条件式が更に含まれている請求項1または2記載の顧客連環ナビゲーション方法。
- 顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、
複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、
前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを少なくとも1つ記憶手段内に格納されている目的シナリオテーブルに登録しておくステップと、
前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、
該適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性ファイルに基づいて生成するステップと、
前記目的シナリオテーブルに登録されている各目的シナリオを読み出し、前記適用対象顧客の関連顧客集合に対して適用し、これにより得られた目的顧客集合を生成し、記憶手段内に格納するステップと、
前記目的顧客集合の顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示するステップと
を備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法。 - 顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション方法であって、
複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを記憶手段内に格納しておくステップと、
前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを少なくとも1つ記憶手段内に格納されている目的シナリオテーブルに登録しておくステップと、
前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして前記コンピュータのデータ入力手段から指定するステップと、
前記顧客・関連属性情報ファイルに登録されている顧客を読み出すステップと、
読み出された各顧客を適用対象顧客とし、該適用対象顧客の関連顧客集合を生成するステップと、
該関連顧客集合に対して前記適用対象目的シナリオを適用して目的顧客集合を生成し、記憶手段内に格納するステップと、
前記目的顧客集合に含まれる顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示するステップと
を備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション方法。 - 前記抽出条件式に時間に関する条件式を更に含む請求項4または5記載の顧客連環ナビゲーション方法。
- 前記目的シナリオが、同一の目的シナリオに異なる抽出段階を示すデータを付した複数の段階付目的シナリオから成り、抽出段階nの段階付目的シナリオによる抽出処理が、抽出段階n−1の段階付目的シナリオを適用して抽出された目的顧客集合を対象として適用されるようにして、各段階付目的シナリオによる抽出を順次実行することにより最終的な目的顧客集合を得、これにより所要の支援情報を得ることができるようにした請求項4、5又は6記載の顧客連環ナビゲーション方法。
- 顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、
複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、
前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを格納する手段と、
前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を指定すると共に前記目的シナリオを適用対象目的シナリオとして指定する手段と、
指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成する手段と、
該関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力する手段と
を備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置。 - 顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、
複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、
前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを登録しておくための目的シナリオテーブルを格納する手段と、
前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を指定すると共に、前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして指定する手段と、
指定された適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性情報ファイルに基づいて生成する手段と、
前記関連顧客集合の各顧客に対して前記適用対象目的シナリオの抽出条件式を適用し、該抽出条件式を満たす顧客のみを抽出して得られる目的顧客集合を生成、出力する手段と
を備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置。 - 顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、
複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、
前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを登録しておくための目的シナリオテーブルを格納する手段と、
前記複数の顧客の中から1つの適用対象顧客を指定する手段と、
該適用対象顧客の関連顧客集合を前記顧客・関連属性ファイルに基づいて生成する手段と、
前記目的シナリオテーブルに登録されている各目的シナリオを読み出し、前記適用対象顧客の関連顧客集合に対して適用し、目的顧客集合を生成する手段と、
前記目的顧客集合の顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示する手段と
を備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置。 - 顧客間の関連に関する情報をコンピュータを用いて処理し営業活動を顧客間の関連に基づいて支援するための支援情報を出力する顧客連環ナビゲーション装置であって、
複数の顧客の属性に関する情報テーブルと顧客間の関連に関する情報テーブルとが含まれている顧客・関連属性情報ファイルを格納する手段と、
前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式からなる抽出条件式を含むか、または前記複数の顧客間の関連についての少なくとも1つの条件式と前記顧客の属性についての少なくとも1つの条件式とを組み合わせてなる抽出条件式を含む目的シナリオを登録しておくための目的シナリオテーブルを格納する手段と、
前記目的シナリオテーブルのうちの1つの目的シナリオを適用対象目的シナリオとして指定する手段と、
前記顧客・関連属性情報ファイルに登録されている顧客を適用対象顧客として読み出して関連顧客集合を生成する手段と、
該関連顧客集合に対して前記適用対象目的シナリオを適用して目的顧客集合を生成する手段と、
前記目的顧客集合に含まれる顧客の顧客名、該顧客と前記適用対象顧客との関連、適用対象目的シナリオ、適用対象顧客名のうちのいずれかを表示する手段とを備えて成ることを特徴とする顧客連環ナビゲーション装置。 - 前記目的シナリオが、同一の目的シナリオに異なる抽出段階を示すデータを付した複数の段階付目的シナリオから成り、抽出段階nの段階付目的シナリオによる抽出処理が、抽出段階n−1の段階付目的シナリオを適用して抽出された目的顧客集合を対象として適用されるようにして、各段階付目的シナリオによる抽出を順次実行することにより最終的な目的顧客集合を得、これにより所要の支援情報を得ることができるようにした請求項10又は11記載の顧客連環ナビゲーション装置。
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JP2002175958A JP2004021627A (ja) | 2002-06-17 | 2002-06-17 | 顧客連環ナビゲーション方法及び装置 |
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