JP2004021560A - パスワード表示制御方法およびその装置 - Google Patents

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Takeshi Ueki
植木 健
Tomoaki Mizutani
水谷 知章
Hitoshi Matsuda
松田 仁志
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Abstract

【課題】パスワードの入力が完了すると、所定のイベントをパスワード入力フィールドに表示させて、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止する。
【解決手段】表示部16の画面上に設けられたパスワード入力フィールド内への入力部11によるパスワード入力に応じて、パスワード入力処理部14が表示イベントであるアスタリスクを表示させ、このパスワード入力の終了がイベント判別部13によって検出されると、パスワード入力処理部14は、このパスワード入力フィールド内の全フィールドにこのアスタリスクを表示させて、パスワードの隠蔽を図る。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、表示画面上のパスワード入力フィールド内の表示を制御、特に表示する表示イベントの桁数を制御するパスワード表示制御方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパスワードの入力に際しては、第三者にパスワードが認識できないように入力文字を隠蔽する目的で、入力されるパスワードの桁数を別の表記、例えば記号であるアスタリスク“*”で、パスワード入力フィールドにエコーバック表示していた。このようなものには、例えば特開平4−167045号公報に記載されている発明のように、パスワード入力フィールド上の任意の位置にパスワード非表示開始位置を設定し、これ以降に入力されたパスワードを所定の文字に置き換えて表示するものがあった。
【0003】
しかし、この表示方法では、パスワード入力が完了した時点で、画面上に入力したパスワードと同数のアスタリスクが表示された状態になることや、パスワードの入力が完了した時点のカーソル位置が第三者に認識可能の状態となる。このため、パスワードが短い文字列の場合などは、入力したパスワードそのものを予測する材料に、パスワードの入力文字数が使われてしまい、最悪の場合には、悪意の第三者にパスワードが漏洩してしまう危険性があった。
【0004】
そこで、例えば特開平11−353279号公報に記載されている発明のように、パスワードの入力文字の文字色とパスワード入力部の背景色を同色に設定し、パスワードの入力文字を非表示するものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平11−353279号公報に記載のものでは、パスワードの表示が認識できないので、特に初心者などのユーザがパスワードの入力が必要なパソコンなどの情報機器を使用する場合、入力するパスワードの文字列が長くなると、どの文字を入力したか解らなくなることに加え、文字を何桁入力したか解らなくなることがあるという問題点があった。
【0006】
この発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、パスワードの入力が完了すると、所定のイベントをパスワード入力フィールドに表示させて、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止できるパスワード表示制御方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明では、入力手段による表示手段のパスワード入力フィールド内へのパスワードの入力を検出し、該検出されたパスワード入力に応じて表示イベントを前記パスワード入力フィールドに表示させるパスワード表示制御方法において、前記パスワード入力フィールド内へのパスワード入力の終了を検出する終了検出工程と、前記検出されたパスワード入力の終了に基づき、前記パスワード入力フィールドの一部または全てに所定の表示イベントを表示させる表示制御工程とを含むことを特徴とするパスワード表示制御方法が提供される。
【0008】
この発明によれば、表示手段の画面上に設けられたパスワード入力フィールド内へのパスワード入力に応じて表示イベントを表示させるとともに、パスワード入力フィールド内へのパスワード入力の終了が検出されると、このパスワード入力フィールドの一部または全部を特定の表示イベントで表示させることによって、入力パスワードの文字数を感知不能にし、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止する。
【0009】
この発明にかかる請求項2では、上記発明において、パスワード表示制御方法は、複数種類の表示イベントの中から特定の表示イベントを選択する選択工程をさらに含み、前記表示制御工程では、前記選択された特定表示イベントを、前記検出されたパスワード入力に応じて前記パスワード入力フィールドに表示させるとともに、前記パスワード入力の終了が検出されると、前記入力パスワード数にかかわらず前記選択された特定表示イベントを、前記パスワード入力フィールド内の一部または全体に表示させることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、複数種類の表示イベントを設け、これら表示イベントの中から特定の表示イベントを選択し、この選択された特定表示イベントをパスワード入力に応じて表示手段のパスワード入力フィールド内に表示させ、かつ前記パスワード入力の終了検出によって、この特定表示イベントをパスワード入力フィールド内の一部または全体に表示させることで、入力パスワード数にかかわらず特定イベントをパスワード入力フィールド内に表示させて、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止する。
【0011】
この発明にかかる請求項3では、パスワード入力フィールドを表示する表示手段と、前記パスワード入力フィールド内へパスワードを入力する入力手段と、前記パスワードの入力を検出する入力検出手段とを有し、前記検出されたパスワード入力に応じて表示イベントを前記パスワード入力フィールドに表示させるパスワード表示制御装置において、前記パスワードの入力終了を検出する終了検出手段と、前記入力終了検出に基づき、前記パスワード入力フィールド内の一部または全体に所定の表示イベントを表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とするパスワード表示制御装置が提供される。
【0012】
この発明によれば、入力検出手段によって検出された表示手段のパスワード入力フィールド内へのパスワード入力に応じて、表示イベントをこのパスワード入力フィールドに表示させ、かつ終了検出手段によって検出されたこのパスワードに入力終了に基づいて、表示イベントをこのパスワード入力フィールド内の一部または全部に表示させることで、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止する。
【0013】
この発明にかかる請求項4では、上記発明において、前記表示される所定表示イベントは、任意またはアトランダムの配列の文字列、任意またはアトランダムな配列の記号のうちの少なくとも1つまたはこれらのうちの少なくとも2つの組み合わせよりなることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、表示される表示イベントは、文字列および記号の任意またはアトランダムな配列のうちの少なくとも1つまたはこれらのうちの少なくとも2つの組み合わせによって構成され、バリエーションのあるパスワード入力フィールドへの表示を可能にする。
【0015】
この発明にかかる請求項5では、上記発明において、パスワード表示制御装置は、前記パスワード入力フィールド内に表示される所定表示イベントを選択する選択手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記選択された表示イベントを、前記検出されたパスワード入力に応じて前記パスワード入力フィールドに表示させるとともに、前記入力終了検出に基づき、前記選択された表示イベントを前記パスワード入力フィールド内の一部または全体に表示させることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、予め選択手段によってパスワード入力フィールド内に表示する表示イベントを選択しておき、パスワード入力の際にこの入力に応じて選択した表示イベントを表示させ、さらにパスワード入力終了の際にこの表示イベントをパスワード入力フィールド内の一部または全部に表示させることで、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるパスワード表示制御方法およびその装置の好適な実施の形態を説明する。
【0018】
(実施例1)
図1は、この発明にかかるイベントの表示制御を行うパスワード表示制御装置のブロック構成を示すブロック図である。図において、パスワード表示制御装置10は、この発明にかかる入力手段を構成する入力部11と、入力されたイベント情報を受信するイベント受信部12と、この発明にかかる入力検出手段および終了検出手段を構成するイベント判別部13と、この発明にかかる表示制御手段を構成するパスワード入力処理部14と、パスワード記憶部15と、この発明にかかる表示手段を構成する表示装置の表示部16と、入力完了処理部17と、ユーザ認証処理部18と、ユーザ名処理部19と、ユーザ名記憶部20とから構成されている。
【0019】
入力部11は、イベント情報の入力を行っている。この入力部11には、図示しないキーボードやマウスなどが接続されており、これらキーボードやマウスから入力されるイベント情報をイベント受信部に出力している。なお、この発明において、入力部11から入力されるイベント情報としては、パスワード、例えば文字(数字を含む)および記号(ブランクを含む)などの情報やユーザ名の情報やマウスのクリックによる位置情報などを含んでいる。
【0020】
イベント判別部13は、入力されるイベント情報がどのオブジェクトに対するイベントか判断している。すなわち、イベント判別部13は、イベント受信部12から入力されるイベント情報がどの種類のイベントか判別しており、例えばそのイベントが上述したパスワードの情報、ユーザ名の情報またはマウスクリックによる位置情報なのかを判別している。イベント判別部13は、この判別結果をパスワード入力処理部14、入力完了処理部17およびユーザ名処理部19のうちの関係する各処理部に出力している。
【0021】
そして、イベント判別部13は、その判断結果に応じて、例えばパスワードの情報であれば、パスワード入力処理部14にこの情報を出力し、ユーザ名の情報であれば、ユーザ名処理部19にこの情報を出力し、また位置情報であれば、その入力位置に応じてパスワード入力処理部14、ユーザ名処理部19および入力完了処理部17の1つまたは複数に、この情報に対応したイベント情報を出力している。
【0022】
また、この発明にかかるイベント判別部13の機能としては、パスワードの入力検出機能と終了検出機能がある。すなわち、イベント判別部13は、表示部16に表示されているパスワード入力フィールド内へのマウスクリックによるイベント情報が発生すると、このイベント情報によってパスワードの入力を検出し、パスワード入力が発生した旨のイベント情報をパスワード入力処理部14に出力する。そして、このイベント情報に続いてパスワード入力フィールドへのパスワード入力が行われると、イベント判別部13は、このパスワードの情報をパスワード入力処理部14に出力する。
【0023】
次に、イベント判別部13は、パスワード入力フィールド以外、例えば表示部16に表示されているエンターやユーザ名入力フィールドへのマウスクリックによるイベント情報が発生すると、このイベント情報によってパスワードの入力終了を検出する。イベント判別部13は、この検出に基づき、パスワード入力が終了した旨のイベント情報をパスワード入力処理部14および入力完了処理部17に出力する。
【0024】
パスワード入力処理部14は、イベント判別部13から入力するイベント情報の入力処理やパスワードの表示制御を行っている。すなわち、イベント判別部13からパスワード入力処理部14へは、パスワードの入力を示すイベント情報やパスワードの文字のイベント情報やパスワード入力の終了を示すイベント情報などが入力している。これらイベント情報の入力に対して、パスワード入力処理部14は、それぞれ対応する処理を実行している。
【0025】
すなわち、パスワード入力処理部14は、カーソルのパスワード入力フィールド16bへの移動に伴う位置情報によってパスワードの入力を検出し、またその状態で文字情報が入力されると、パスワードの文字入力を検出し、さらにカーソルのパスワード入力フィールド16bからその他のフィールドへの移動に伴う位置情報が入力されると、パスワード入力の終了を検出している。
【0026】
パスワード記憶部15は、パスワード入力処理部14から入力されるパスワードの情報を記憶するとともに、入力完了処理部17からのパスワード検索を可能にし、検索されたパスワードをこの入力完了処理部17に出力している。
【0027】
表示装置の表示部16は、例えば図2に示すように、ユーザ名やパスワードやENTERなどのフィールド16a〜16cを含むウィンドウ16dを表示している。表示部16は、パスワード入力処理部14やユーザ名処理部19から入力された表示イベントをこのパスワード入力フィールド16bやユーザ名入力フィールド16aに表示させている。
【0028】
なお、このパスワードの入力によって表示部16に表示される表示イベントとしては、文字列および記号の任意またはアトランダムな配列のうちの少なくとも1つまたはこれらのうちの少なくとも1つずつの組み合わせによって構成されるものを含んでおり、この実施例では、例えば記号の中のアスタリスク“*”を表示する場合を示す。
【0029】
入力完了処理部17は、パスワードやユーザ名の入力完了後の処理を行っている。例えば、パスワードやユーザ名の入力の終了に対しては、入力完了処理部17は、パスワード記憶部15やユーザ名記憶部20から該当するデータを読み出して、次のユーザ認証処理部18にこのデータを出力している。
【0030】
ユーザ認証処理部18は、入力完了処理部17からパスワードやユーザ名の情報を取り込んでおり、このパスワードやユーザ名の情報に基づいて、ユーザの認証を行っている。
【0031】
ユーザ名処理部19は、イベント判別部13から入力するイベント情報の入力処理やユーザ名の情報を判別して表示部16に表示させる表示制御を行うとともに、入力されたユーザ名の情報をユーザ名記憶部20に書き込む書き込み制御を行っている。
【0032】
ユーザ名記憶部20は、ユーザ名処理部19から入力されるユーザ名の情報を記憶するとともに、入力完了処理部17からのユーザ検索を可能にし、検索されたパスワードをこの入力完了処理部17に出力している。
【0033】
次に、図3のフローチャートを用いてパスワード表示制御の動作を説明する。なお、ここでは、予めユーザ名の情報が入力され、その情報をイベント判別部13が検出し、ユーザ名処理部19によって、ユーザ名入力フィールド16aにこのユーザ名、例えば「administrator」が表示され、かつユーザ名記憶部20にこのユーザ名の情報が記憶されているものとする。
【0034】
図において、まず、入力部11は、キーボードやマウスからイベント情報が入力すると、このイベント情報をイベント受信部12に出力しており、イベント受信部12は、受信したこのイベント情報をイベント判別部13に送出している(ステップ101)。
【0035】
イベント判別部13は、イベント情報が入力されると、このイベント情報がパスワードの入力完了を示す情報かどうか判断する(ステップ102)。ここで、このイベント情報が入力完了を示す情報ではない場合には、このイベント情報がパスワードの入力かどうか判断する(ステップ103)。
【0036】
ここでは、例えば図4(a)に示すように、パスワード入力フィールド16bにカーソル16eが表示され、パスワードの例えば文字入力がなされるので、イベント判別部13は、パスワード入力と判断し、入力されるパスワードの文字情報をパスワード入力処理部14に出力する。パスワード入力処理部14は、この文字情報が入力すると、その桁数分のアスタリスク“*”をパスワード入力フィールド16bにエコーバック表示させる(ステップ104)。なお、この実施例では、5桁のパスワードの文字情報が入力されるので、図4(b)〜図4(d)および図5(a),(b)に示すように、パスワード入力処理部14によって文字の置き換えが行われて、アスタリスク“*”がその5桁分だけエコーバック表示される。
【0037】
また、ステップ103において、入力されるイベント情報がパスワード入力でない場合には、イベント判別部13は、ステップ101に戻って次のイベント入力を待つ。
【0038】
次に、ステップ102において、例えばカーソルがパスワード入力フィールド16bからENTERの表示フィールド16cに移動して、マウスによってこの表示フィールド16cがクリックされると、イベント判別部13は、パスワードの入力完了を検出し、入力完了を示すイベント情報をパスワード入力処理部14に出力する。
【0039】
パスワード入力処理部14は、この入力完了を示すイベント情報が入力されると、パスワードの入力開始から完了までの間に入力されたパスワードをパスワード記憶部15に記憶させる。それと同時に、パスワード入力処理部14は、パスワード入力フィールド16bにフィールド文字数分のアスタリスク“*”表示されたかどうか判断する(ステップ105)。
【0040】
ここで、パスワード入力フィールド16bにフィールド文字数分のアスタリスク“*”表示されていない場合には、表示部16を表示制御して、図5(c)に示すように、フィールド文字数分のアスタリスク“*”をパスワード入力フィールド16bに表示させる(ステップ106)。
【0041】
また、イベント判別部13は、パスワードの入力完了を検出した後に、入力完了処理部17にパスワードの入力完了を示すイベント情報を出力し、この入力完了を知らせる。入力完了処理部17は、この入力完了のイベント情報が入力されると、パスワード記憶部15から記憶されたパスワードの情報を読み出し、このパスワードの情報をユーザ認証処理部18に出力する。
【0042】
ユーザ認証処理部18は、このパスワードの情報が入力されると、この情報および予め入力しているユーザ名の情報に基づいて、ユーザの認証処理を実行する(ステップ107)。
【0043】
このように、この実施例では、表示部に表示されたウィンドウのパスワード入力フィールドへのパスワード入力を検出し、この入力に応じて所定の表示イベントであるアスタリスクをエコーバック表示させるとともに、パスワード入力フィールドへのパスワード入力の終了を検出すると、このパスワード入力フィールドに全フィールド文字数分のアスタリスクをエコーバック表示させるので、利用者は、パスワードを1文字ずつ入力する毎に、1文字ずつのエコーバックがあるため、確実に1文字ずつパスワードが入力されていることを認識でき、またパスワード入力が完了した時点では、パスワードの入力文字数を隠蔽することが可能となるため、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止することができる。
【0044】
(実施例2)
実施例1では、アスタリスクでパスワードの入力フィールドを表示するようにしたが、この発明はこれに限らず、例えば図6、図7に示すように、表示イベントとしてアスタリスクの代わりにアルファベットの文字列を用いて表示することも可能である。
【0045】
この場合には、パスワード入力処理部14は、1文字ずつのパスワードの入力に対しては、図6(a)〜(d)および図7(a),(b)に示すように、“A”から順番に“E”までのアルファベットを割り当ててパスワード入力フィールドに表示させ、パスワードの入力が完了した時点で、パスワード入力フィールドに全フィールド文字数分のアルファベット文字列を表示させる。
【0046】
この実施例の場合でも、表示部に表示されたウィンドウのパスワード入力フィールドへのパスワード入力を検出し、この入力に応じて所定の表示イベントであるアルファベットをエコーバック表示させるとともに、パスワード入力フィールドへのパスワード入力の終了を検出すると、このパスワード入力フィールドに全フィールド文字数分のアルファベットの文字列をエコーバック表示させるので、実施例1と同様の効果があり、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止することができる。
【0047】
(実施例3)
また、この発明では、表示イベントとしては上述したアスタリスクやアルファベットに限らず、例えば図8、図9に示すように、パスワードの入力フィールドをランダムな文字列で表示することも可能である。
【0048】
この場合には、パスワード入力処理部14は、1文字ずつのパスワードの入力に対しては、図8(a)〜(d)および図9(a),(b)に示すように、“q”、“4”、“A”、“z”、“k”をランダムに割り当ててパスワード入力フィールドに表示させ、パスワードの入力が完了した時点で、パスワード入力フィールドに全フィールド文字数分のランダムな文字列、例えば“q4AzkPU73YR4GK8EQ0BqqwWe”を表示させる。
【0049】
この実施例の場合でも、表示部に表示されたウィンドウのパスワード入力フィールドへのパスワード入力を検出し、この入力に応じてランダムな文字をエコーバック表示させるとともに、パスワード入力フィールドへのパスワード入力の終了を検出すると、このパスワード入力フィールドに全フィールド文字数分のランダムな文字列をエコーバック表示させるので、実施例1と同様の効果があり、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止することができる。
【0050】
(実施例4)
また、この発明にかかる実施例4としては、図1に示したパスワード入力処理部14内に、パスワード入力フィールドに表示される表示イベントの情報を複数種類記憶する図示しないメモリを設ける。そして、パスワードの入力操作を行う前に、予めこれら表示イベントの情報を表示部16に表示させ、入力部11の選択動作によってこれら表示イベント情報の中から所望の表示イベントを選択できるように設定することも可能である。
【0051】
この場合には、まず入力部11で表示イベントの選択動作を行うイベント情報を入力し、イベント判別部13は、このイベント情報を取り込み、イベント判別後に表示イベントを選択する旨のイベント情報をパスワード入力処理部14に出力する。パスワード入力処理部14では、このイベント情報が入力されると、処理部内のメモリから表示イベントの情報を読み出して、表示部16の画面上に表示させて入力部11による選択を可能にする。
【0052】
次に、入力部11において、例えばマウスのダブルクリックなどによって所望の表示イベントが選択されると、イベント判別部13は、この表示イベントの選択を示すイベント情報を取り込み、イベントの判別を行った後に、このイベント情報をパスワード入力処理部14に出力する。パスワード入力処理部14は、このイベント情報が入力されると、例えばメモリ内に記憶されているこの表示イベントと対応付けてタグを立て、この選択された表示イベントと他の表示イベントとの差別化を図る。
【0053】
そして、入力部11から上述のごとくパスワードが入力されると、パスワード入力処理部14は、メモリを検索してこのタグの立っている表示イベントを表示部16に出力して、パスワード入力フィールド16b(図2参照)に表示させる表示制御を行う。
【0054】
この実施例の場合には、上述した各実施例と同様の効果を得ることができるとともに、パスワード入力フィールドに表示される表示イベントのバリエーションを増やし、所望の表示イベントをパスワード入力フィールド上にエコーバック表示することも可能となる。
【0055】
この発明は、これら実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0056】
例えばこの発明では、図1に示すように、イベント判別部13に所定時間のカウントを行うタイマ部21を接続させ、このタイマ部21によって、パスワード入力フィールドにフォーカスが移動して一定時間経過後またはパスワード入力動作が一定時間以上中断したタイミングをカウントし、そのタイミングでイベント判別部13がパスワード入力処理部14に時間経過のイベント情報を出力し、パスワード入力処理部14によって隠蔽操作を行わせることも可能である。
【0057】
この場合には、パスワードの入力完了のイベント情報が入力されなくても、パスワード入力処理部14によって隠蔽操作を行わせることができるので、上述した各実施例と同様の効果を得ることができるとともに、パスワードの入力文字数の隠蔽の度合いを高めることができる。
【0058】
例えば、この実施例では、パスワードの入力完了時に全フィールド文字数分の任意の表示イベントをエコーバック表示させたが、この発明はこれに限らず、パスワード入力フィールドの予め設定した一部の領域に任意の表示イベントを、所定数またはランダムにエコーバック表示させるようにすることも可能である。
【0059】
この場合には、0文字(例えばブランク)以上の任意の文字数で隠蔽することができ、さらに表示する文字数を乱数などによって調整することもできるので、さらに複雑な表示が可能となり、パスワード入力フィールドに表示される表示イベントのバリエーションを増やし、さらにパスワードの入力文字数の隠蔽の度合いを高めることができる。
【0060】
また、この発明では、パスワード入力時や隠蔽時に表示される表示イベントは、文字や記号に限られず、例えば画像やアニメーション画像など入力文字を隠蔽し、かつ文字数も隠蔽することが可能であれば、どのようなイベントであっても構わない。さらには、これら文字、記号、画像やアニメーション画像などを組み合わせてパスワード入力フィールドに表示させることも可能なので、パスワード入力フィールドに表示される表示イベントのバリエーションを増やし、さらにパスワードの入力文字数の隠蔽の度合いを高めることができる。
【0061】
また、上述した文字、記号、画像やアニメーション画像などの複数の組み合わせを、実施例4に示した選択機能によって、選択できるようにすることも可能であり、この場合もパスワード入力フィールドに表示される表示イベントのバリエーションを増やし、さらにパスワードの入力文字数の隠蔽の度合いを高めることができる。
【0062】
また、上述した実施例では、隠蔽処理を行うタイミングは、パスワード入力完了時の場合を説明したが、この発明はこれに限らず、例えばフォーカスがパスワード入力フィールドから外れたタイミングで行っても良い。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、パスワードの入力を検出し、検出されたパスワード入力に応じて所定の表示イベントをパスワード入力フィールドに表示させるとともに、パスワード入力の終了を検出し、この終了検出に基づいてパスワード入力フィールドの一部または全部にこの所定表示イベントを表示させるので、パスワードの入力が完了すると、所定のイベントをパスワード入力フィールドに表示させることができ、パスワードの文字数を感知不能にすることで、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止できる。
【0064】
また、この発明では、複数種類の表示イベントを設け、これら表示イベントの中からパスワード入力の際にパスワード入力フィールドに表示させる表示イベントを選択して表示し、入力終了の際には、この表示イベントをパスワード入力フィールド内の一部または全部に表示させるので、パスワードの入力が完了すると、所定のイベントをパスワード入力フィールドに表示させることができ、パスワードの文字数を感知不能にすることで、入力されたパスワードと、その桁数の漏洩が生じることを防止できるとともに、表示イベントのバリエーションを増やし、さらにパスワードの入力文字数の隠蔽の度合いを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるパスワード表示制御装置のブロック構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した表示部によって表示されるウィンドウの一例を示す図である。
【図3】図1に示したパスワード表示制御装置のパスワード表示制御の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】パスワード表示制御によって表示されるウィンドウの表示状態の第1例を示す図である。
【図5】
同じく、ウィンドウの表示状態の第1例を示す図である。
【図6】
パスワード表示制御によって表示されるウィンドウの表示状態の第2例を示す
図である。
【図7】
同じく、ウィンドウの表示状態の第2例を示す図である。
【図8】
パスワード表示制御によって表示されるウィンドウの表示状態の第3例を示す
図である。
【図9】
同じく、ウィンドウの表示状態の第3例を示す図である。
【符号の説明】
10 パスワード表示制御装置
11 入力部
12 イベント受信部
13 イベント判別部
14 パスワード入力処理部
15 パスワード記憶部
16d ウィンドウ
16e カーソル
16b パスワード入力フィールド
16a ユーザ名入力フィールド
16c 表示フィールド
16 表示部
17 入力完了処理部
18 ユーザ認証処理部
19 ユーザ名処理部
20 ユーザ名記憶部
21 タイマ部

Claims (5)

  1. 入力手段によるパスワード入力フィールド内へのパスワードの入力を検出し、該検出されたパスワード入力に応じて表示イベントを前記パスワード入力フィールドに表示させるパスワード表示制御方法において、
    前記パスワード入力フィールド内へのパスワード入力の終了を検出する終了検出工程と、
    前記検出されたパスワード入力の終了に基づき、前記パスワード入力フィールドの一部または全てに所定の表示イベントを表示させる表示制御工程とを含むことを特徴とするパスワード表示制御方法。
  2. パスワード表示制御方法は、複数種類の表示イベントの中から特定の表示イベントを選択する選択工程をさらに含み、
    前記表示制御工程では、前記選択された特定表示イベントを、前記検出されたパスワード入力に応じて前記パスワード入力フィールドに表示させるとともに、前記パスワード入力の終了が検出されると、前記入力パスワード数にかかわらず前記選択された特定表示イベントを、前記パスワード入力フィールド内の一部または全体に表示させることを特徴とする請求項1に記載のパスワード表示制御方法。
  3. パスワード入力フィールドを表示する表示手段と、前記パスワード入力フィールド内へパスワードを入力する入力手段と、前記パスワードの入力を検出する入力検出手段とを有し、前記検出されたパスワード入力に応じて表示イベントを前記パスワード入力フィールドに表示させるパスワード表示制御装置において、
    前記パスワードの入力終了を検出する終了検出手段と、前記入力終了検出に基づき、前記パスワード入力フィールド内の一部または全体に所定の表示イベントを表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とするパスワード表示制御装置。
  4. 前記表示される所定の表示イベントは、任意またはアトランダムの配列の文字列、任意またはアトランダムな配列の記号のうちの少なくとも1つまたはこれらのうちの少なくとも2つの組み合わせよりなることを特徴とする請求項3に記載のパスワード表示制御装置。
  5. パスワード表示制御装置は、前記パスワード入力フィールド内に表示される所定表示イベントを選択する選択手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記選択された表示イベントを、前記検出されたパスワード入力に応じて前記パスワード入力フィールドに表示させるとともに、前記入力終了検出に基づき、前記選択された表示イベントを前記パスワード入力フィールド内の一部または全体に表示させることを特徴とする請求項3または4に記載のパスワード表示制御装置。
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